JPH11119547A - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JPH11119547A
JPH11119547A JP29330597A JP29330597A JPH11119547A JP H11119547 A JPH11119547 A JP H11119547A JP 29330597 A JP29330597 A JP 29330597A JP 29330597 A JP29330597 A JP 29330597A JP H11119547 A JPH11119547 A JP H11119547A
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保之 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像スリーブの長手方向において、トナーの
帯電電荷量を均一かつ高く維持し環境変動に影響されな
い現像装置を提供する。 【解決手段】 感光ドラム1に対向した開口部に現像ス
リーブ5を横設し、その両端部に端部シール部材19を
設ける。現像部上流側の現像スリーブ5上にトナー帯電
ローラ20、その上流側にカウンター方向に弾性ブレー
ド7、さらにその上流側に弾性ローラ6を配設する。ト
ナー帯電ローラ20によって現像スリーブ上の非磁性ト
ナーに対し放電開始電圧以上でかつトナーと同極性のバ
イアスを現像スリーブ5と共用する電源18から印加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンター等の画像形成装置、該画像形
成装置に具備される現像装置および前記画像形成装置に
着脱自在な少なくとも前記現像装置を含むプロセスカー
トリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置により
トナー像として可視化することを行っている。
【0003】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案されまた実用化されている。し
かし、いずれの現像装置でも現像剤担持体上に一成分現
像剤であるトナーの薄層を形成するのは困難である。
【0004】しかるに、画像の解像力、鮮明度等の向上
が求められている現在、トナーの薄層形成方法およびそ
の装置に関する開発は必須となっておりまたこれに対し
ていくつかの方策が提案されている。
【0005】例えば、特開昭54−43038号公報に
て開示されているように、現像剤担持体である現像スリ
ーブに金属、ゴム等の材料からなる規制部材としての弾
性ブレードを当接させ、この弾性ブレードと現像スリー
ブとの当接部の間にトナーを通過させて規制することに
より、現像スリーブ上にトナーの薄層を形成し、かつ当
接部での摩擦でトナーに十分なトリボを付与させるもの
である。
【0006】この場合、上記弾性ブレードにより非磁性
トナーを規制するときには、現像スリーブ上にトナーを
供給するトナー供給部材が別途必要になる。これは、磁
性トナーの場合には現像スリーブ内の磁石の磁力により
現像スリーブ上にトナーを供給できるが、非磁性トナー
の場合にはトナーの供給が行えないためである。
【0007】そこで、図15に示すような現像装置50
が提案された。この従来の現像装置50では、一成分現
像剤として非磁性トナー53を収容した現像容器54内
に弾性ブレード51よりも現像スリーブ52の回転方向
上流側の位置で現像スリーブ52に当接するポリウレタ
ンフォーム、スポンジ等からなる発泡体、あるいはファ
ーブラシを用いた弾性ローラ55を設け、矢印D方向に
回転させることにより現像スリーブ52上にトナー53
を供給している。
【0008】この現像スリーブ52上に供給されたトナ
ー53は、現像スリーブ52の回転に伴い弾性ブレード
51と現像スリーブ52の当接部に送られて薄層化さ
れ、像担持体である感光体1上の静電潜像の現像に供さ
れる。そして、現像スリーブ52上の現像に消費されず
に残存したトナー53は弾性ローラ55により剥ぎ取ら
れ、かつ上述したように弾性ローラ55により新たなト
ナー53が現像スリーブ52に供給され上述作用を繰り
返す。またこの際、現像スリーブ52として金属材料の
ものを用いた場合には、弾性ブレード51として金属薄
板製のものは現像スリーブの磨耗の点で好ましくなく、
良好なトナー薄層を得るためにはウレタン、シリコン等
のゴム材料を用いる必要がある。
【0009】このような構成をとることによって、非磁
性トナーの現像スリーブ上への薄層形成を良好に行える
ようになった。図16は図15の現像装置50を感光体
1の方向から見た図であり、説明の都合上現像スリーブ
52を不図示とし、弾性ブレード51の現像スリーブ5
2に対する当接ニップを斜線で示してある。
【0010】図16に示したように、現像スリーブ52
の両端部と現像容器54開口部の間隙に羊毛フェルト、
テフロンパイル等繊維材料やポリウレタンフォーム、ス
ポンジゴム等の材料からなる端部シール部材57を設
け、現像容器54と現像スリーブ52の長手方向両端部
間からのトナーの漏れ出しを防止し、さらに図16に示
したように弾性ブレード51両端部を現像スリーブ52
と端部シール部材57間に挾持させることによって(す
なわち端部シール部材57によって弾性ブレード51の
現像スリーブ52当接部の裏面側から方向に押さえ付け
ることによって)現像ブレード51の両端部からのトナ
ーの漏れを防止している。
【0011】しかし、この従来の構成では、シール性を
確保するために所定値以上の圧力で端部シール部材57
を現像スリーブ52に圧接する必要があり、現像スリー
ブ52と端部シール部材57間に挾持された弾性ブレー
ド51がその両端部の現像スリーブ52とのニップ部か
ら先端部にわたって現像スリーブ52周面に沿うがごと
く変形してしまう。
【0012】その結果、弾性ブレード51両端部の長手
方向内側が浮き上がり気味になり、この部分の現像スリ
ーブ52上に形成される現像剤層が他の部分に比べて過
大になり、それ故トナー53の帯電が低下し結果的に現
像スリーブ52長手方向で帯電が不均一になり、現像動
作時に現像スリーブ52に現像バイアスとして電圧を印
加した際に現像スリーブ52両端部から感光体1へトナ
ー53がカブリとして転移したり、現像スリーブ52上
のトナーの帯電電荷量の不均一による画像濃度ムラが発
生する問題が生じた。
【0013】そこで上記問題に対処するため、弾性ブレ
ードの両端部に斜めカットを設けることがなされてい
る。図17に示すように弾性ブレード58の現像スリー
ブ52との当接ニップ部の現像スリーブ回転方向最下流
点から弾性ブレード58の先端までの距離を、弾性ブレ
ード58長手方向両端近傍部で側端部に向かって連続的
に短くし、かつ少なくても弾性ブレード58側端部にお
ける先端部は当接ニップ内にあるように形成している。
このため、弾性ブレード58両端部の長手方向内側が浮
き上がり気味になり、またこの部分の現像スリーブ52
上に形成される現像剤層が他の部分に比べて過大になっ
たとしても、当接ニップが小さく、かつエッジ当接ぎみ
になるため、現像スリーブ52および弾性ブレード58
両端部におけるトナー漏れを防止しつつ、現像スリーブ
52上に非磁性トナーの薄層を良好に形成することがで
き、像担持体としての感光体1上の静電潜像を良好に現
像することが可能となった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像装置を用いて現像動作を多数回繰り返すと、動
作環境の変動に伴いトナーの帯電電荷量が変動する。特
に高温高湿環境下における現像動作の繰り返しはトナー
の帯電電荷量を大きく低下させ、現像時に感光体へトナ
ーがカブリとして転移したり、トナーの飛散等が発生す
る。
【0015】従って、本発明の目的は、現像剤担持体の
長手方向において、現像剤の帯電電荷量を均一かつ高く
維持し環境変動に影響されない現像装置、該現像装置を
備えた画像形成装置、および少なくとも前記現像装置を
有し前記画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッ
ジを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に
て達成される。要約すれば、本発明は、現像剤を収容す
る現像容器と、前記現像容器の開口部に延在し回動する
現像剤担持体とを有する現像装置において、現像部上流
側の前記現像剤担持体上に圧接弾性部材を設け、前記圧
接弾性部材によって前記現像剤担持体上の現像剤に対し
放電開始電圧以上でかつ前記現像剤と同極性のバイアス
を印加することを特徴とする現像装置である。
【0017】本発明による他の態様によれば、現像剤を
収容する現像容器と、前記現像容器の開口部に延在し回
動する現像剤担持体とを有する少なくとも現像装置を一
体として画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロ
セスカートリッジにおいて、前記現像装置は、現像部上
流側の前記現像剤担持体上に圧接弾性部材を設け、前記
圧接弾性部材によって前記現像剤担持体上の現像剤に対
し放電開始電圧以上でかつ前記現像剤と同極性のバイア
スを印加することを特徴とするプロセスカートリッジが
提供される。
【0018】さらに本発明による他の態様によれば、潜
像が形成される像担持体と、少なくとも現像剤を収容す
る現像容器および前記現像容器の開口部に延在し回動す
る現像剤担持体を有する現像装置とを有する画像形成装
置において、前記現像装置は、現像部上流側の前記現像
剤担持体上に圧接弾性部材を設け、前記圧接弾性部材に
よって前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧
以上でかつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するこ
とを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0019】上記各本発明において、前記現像剤担持体
に対し現像剤を介して近接または当接した規制部材を有
することが好ましい。前記規制部材は前記圧接弾性部材
の前記現像剤担持体の回転方向上流側にあることが好ま
しい。前記規制部材の前記現像剤担持体との当接部に対
し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けら
れた回転可能な弾性ローラを有することが好ましい。前
記圧接弾性部材はローラ形状であることが好ましい。前
記圧接弾性部材は前記現像剤担持体に対し従動または同
周速であることが好ましい。前記圧接弾性部材は前記現
像剤担持体上の現像剤担持部と現像剤非担持部の双方に
配置されていることが好ましい。
【0020】前記現像剤は非磁性一成分現像剤であるこ
とが好ましい。別の態様によれば、前記現像剤は負帯電
性磁性一成分現像剤であり、前記現像剤担持体はスリー
ブとその内部に固定された磁界発生手段とを有すること
が好ましい。前記現像剤はその形状係数SF−1が10
0〜180であり、形状係数SF−2が100〜140
であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置、プ
ロセスカートリッジおよび画像形成装置を図面に則して
更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 以下に本発明の実施例1を図1から図10に基づいて説
明する。
【0023】図1に示す本実施例の画像形成装置におい
て、像担持体としての感光ドラム1は、矢印A方向に回
転し、感光ドラム1を帯電処理するための帯電装置2に
よって一様に帯電され、感光ドラム1に静電潜像を書き
込む露光手段であるレーザ光3により、その表面に静電
潜像が形成される。
【0024】この静電潜像を感光ドラム1に対して近接
配置され、プロセスカートリッジとして、画像形成装置
本体に対し着脱可能である現像装置4によって現像し、
トナー像として可視化する。なお、本実施例では露光部
にトナー像を形成するいわゆる反転現像を行っている。
【0025】可視化された感光ドラム1上のトナー像
は、転写ローラ9によって記録媒体である紙13に転写
され、転写されずに感光ドラム1上に残存した転写残ト
ナーはクリーニングブレード10により掻き取られ廃ト
ナー容器11に収納され、クリーニングされた感光ドラ
ム1は上述作用を繰り返し画像形成を行う。
【0026】一方トナー像を転写された紙13は定着装
置12により定着処理され、装置外に排紙されプリント
動作を終了する。
【0027】本実施例の現像装置4について図2に基づ
いてさらに説明する。
【0028】図2において、現像装置4は、一成分現像
剤として非磁性トナー8を収容した現像容器14と、現
像容器14内の長手方向に延在する開口部に位置し感光
ドラム1と対向設置された現像剤担持体としての現像ス
リーブ5とを備え、感光ドラム1上の静電潜像を現像し
て可視化するようになっている。
【0029】現像スリーブ5は、上記開口部にて図に示
す右略半周面を現像容器14内に突入し、左略半周面を
現像容器14外に露出して横設されている。この現像容
器14外へ露出した面は、現像装置4の図中左方に位置
する感光ドラム1にわずかな微小間隔を有して対向して
いる。
【0030】現像スリーブ5は矢印B方向に回転駆動さ
れ、またその表面は、トナー8との摺擦確率を高くし、
かつ、トナー8の搬送を良好に行うための適度な凹凸を
有している。本実施例の現像スリーブ5は、直径16m
mのアルミニウム製スリーブ表面にガラスビーズ(#6
00)による定形ブラスト処理を施し、表面粗さRzが
約3μmとしたものを用い、感光ドラム1との間隙が3
00μmになるように対向し、感光ドラム1の周速50
mm/sに対して若干早めた周速80mm/sで回転さ
せている。
【0031】この現像スリーブ5両端部からのトナー漏
れを防止するために、端部シール部材19が現像容器開
口部に設けられ、現像スリーブ5の両端部をシールして
いる。
【0032】現像スリーブ5の上方位置には、ウレタ
ン、シリコン等のゴム材料か、バネ弾性を有するSUS
またはリン青銅の金属薄板を基体とし、現像スリーブ5
への当接面側にゴム材料を接着したもの等からなる規制
部材としての弾性ブレード7が、ブレード支持板金15
に支持され、自由端側の先端近傍を現像スリーブ5の外
周面に面接触にて当接するように設けられており、その
当接方向としては、当接部に対して先端側が現像スリー
ブ5の回転方向上流側に位置するいわゆるカウンター方
向になっている。
【0033】本実施例の弾性ブレード7は、厚さ1.0
mmの板状のウレタンゴムをブレード支持板金15に接
着した構成になっており、現像スリーブ5に対する当接
圧は、23〜35g/cm(線圧の測定は、摩擦係数が
既知の金属薄板を3枚当接部に挿入し、中央の1枚をば
ねばかりで引き抜いた値から換算した。)に設定した。
【0034】弾性ローラ6は、弾性ブレード7の現像ス
リーブ5表面との当接部に対し現像スリーブ5の回転方
向上流側に当接され、かつ回転可能に支持されている。
この構造としては、発泡骨格状スポンジ構造や芯金上に
レーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファーブラシ構
造のものが、現像スリーブ5へのトナー8の供給および
未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましく、本実施例に
おいては、芯金6a上にポリウレタンフォームを設けた
直径12mmの弾性ローラ6を用いた。この弾性ローラ
6の現像スリーブ5に対する当接幅としては、1〜8m
mが有効で、また現像スリーブ5に対してその当接部に
おいて相対速度を持たせることが好ましく、本実施例に
おいては、当接幅を3mmに設定し、弾性ローラ6の周
速として現像動作時に50mm/s(現像スリーブ5と
の相対速度は130mm/s)となるように不図示の駆
動手段により所定タイミングで回転駆動させた。
【0035】図3は図2の現像装置4を感光体1方向か
ら見た図であり、説明の都合上現像スリーブ5を不図示
としている。
【0036】弾性ブレード7は、図3に示したように、
図中斜線部で示した現像スリーブ5との当接ニップから
弾性ブレード7先端までの距離が通常の現像領域から弾
性ブレード7両端部に向かうにしたがって連続的に短く
なるように構成され、さらにその両端部での弾性ブレー
ド7の先端位置は上記当接ニップ内にあるように構成さ
れている。つまり、現像スリーブ5上に形成されるトナ
ー層厚は、当接ニップの現像スリーブ5回転方向上流側
の点から先端までの距離に影響され、この距離が長いほ
ど現像スリーブ5上に形成されるトナー層が厚く、短く
なるとトナー層が薄くなるのは従来から知られており、
本実施例においては通常の現像領域におけるこの距離に
比べ弾性ローラ6の長手方向における未当接部分に対応
する現像スリーブ周面に当接する領域によりこの距離を
短くすることで当前記領域のトナーへの規制力を高めて
いる。
【0037】トナー8は、非磁性一成分現像剤であり、
前述したように転写性にすぐれ、かつ転写されずに感光
ドラム1上に残存した転写残トナーをブレード、ファー
ブラシ等のクリーニング手段にクリーニングする際に潤
滑性が高いことから感光ドラム1の磨耗の少ないなどの
利点を有するトナー、すなわちトナーとして球形であり
かつ表面が平滑であるものを用いている。具体的にはト
ナー体積抵抗値としては1014Ωであり、測定条件は測
定電極板面積0.238cm2 、直径6mm、圧力:1
500gの錘を用い、980/cm2 の圧力(96.1
kPa)、測定時粉体層厚:0.5〜1.0mm、40
0Vの直流電圧を印加微小電流計(YHP4140pA
METER/DC VOLTAGE SOUCE)で
電流量を測定し、抵抗値より体積抵抗値(比抵抗)を算
出する。
【0038】形状係数として、SF−1が100〜18
0であり、SF−2が100〜140であるものを用い
ている。このSF−1、SF−2は、日立製作所FE−
SEM(S−800)を用いトナー像を無作為に100
個サンプリングし、その画像上方をインターフェースを
介してニコレ社製画像解析装置(Luzex3)に導入
し解析を行い下式より算出し得られた値を定義してい
る。
【0039】 SF−1=(MXLNG)2 /AREA×π/4×10
0 SF−2=(PERI)2 /AREA×π/4×100 (AREA:トナー投影面積、MXLNG:絶対最大
長、PERI:周長) このトナーの形状係数SF−1は球形度合を示し、10
0から大きくなるにつれて球形から除々に不定形とな
る。SF−2は凹凸度合を示し、100から大きくなる
につれてトナー表面の凹凸が顕著になる。
【0040】トナーの製造方法としては、上記形状係数
の範囲内になればいわゆる粉砕方法による製造方法の他
に、特開昭36−102231号公報、特開昭59−5
3856号公報に述べられている懸濁重合方法を用いて
直接トナーを生成する方法や、単量体には可溶で得られ
る重合体が不溶な水系有機溶剤を用い直接トナーを生成
する分散重合方法または水溶性極性重合開始剤存在下で
直接重合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代
表される乳化重合方法等を用いて製造することが可能で
ある。
【0041】本実施例においては、トナーの形状係数S
F−1を100〜180に、SF−2を100〜140
に容易にコントロールでき、比較的容易に流度分布がシ
ャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常圧
下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノマ
ーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制御
剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽和
ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径7μ
mの着色懸濁粒子を製造した。
【0042】そして、これに疎水性シリカを1.5wt
%外添することによって、前述したような転写性に優
れ、感光ドラム1のクリーニング時における磨耗の少な
い負極性のトナー8を製造した。
【0043】以上のような現像装置4において、現像動
作時に、再度図2に示すように、現像容器14内のトナ
ー8は、攪拌部材16の矢印C方向の回転に伴い弾性ロ
ーラ6方向に送られる。
【0044】つぎにこのトナー8は弾性ローラ6が矢印
D方向に回転することにより、現像スリーブ5近傍に運
ばれる。弾性ローラ6上に担持されているトナー8は、
現像スリーブ5と弾性ローラ6との当接部において、現
像スリーブ5と摺擦されることによって、摩擦帯電を受
け、現像スリーブ5上に付着する。
【0045】その後、トナー8は、現像スリーブ5の矢
印B方向の回転に伴い、弾性ブレード7の圧接下に送ら
れ、ここで適正なトリボ(摩擦帯電量)を受けるととも
に現像スリーブ5上に薄層形成される。本実施例におい
て良好な帯電電荷量として−60〜−20μC/g、良
好なトナーコート量として0.4〜1.0mg/cm
2 、トナー層厚で10〜20μmが得られるように設定
している。
【0046】しかしながら、トナー8は高温高湿環境下
において繰り返し現像を行うと帯電電荷量が低下してし
まう。
【0047】そこで本実施例では、上述したトナー8の
帯電電荷量低下を防ぐために現像スリーブ5上に形成さ
れる現像剤層全域に圧接弾性部材であるトナー帯電ロー
ラ20を圧接し、かつ放電により帯電することとした。
トナー帯電ローラ20はNBR製のゴムローラであり、
押圧部材21に取り付けられている。そしてこの押圧部
材21によるトナー帯電ローラ20の現像スリーブ5へ
の当接荷重は100〜200gFに設定した。トナー帯
電ローラ20の当接により、現像スリーブ5上の現像剤
層は細密充填され均一コートされる。弾性ブレード7と
トナー帯電ローラ20の長手位置関係は、図3に示すよ
うにトナー帯電ローラ20が現像スリーブ5上の弾性ブ
レード7当接全域を確実に覆うことができるように配置
されるのが好ましい。
【0048】なお、本実施例では、弾性ブレード7でト
ナー8を規制した後、トナー帯電ローラ20でトナー8
を帯電しているが、トナー帯電ローラ20が弾性ブレー
ド7の役割を兼ねてもよい。
【0049】また、トナー帯電ローラ20の現像スリー
ブ5上の長手位置関係は、図4に示すように現像スリー
ブ5上で非トナーコート部、トナーコート部双方に当接
されている。これは、トナー帯電ローラ20は、トナー
コート部のみの当接ではトナーの流動性が高いため、ス
リップし、安定した従動回転が得られず、そのため非ト
ナーコート部への当接が必須なためである。
【0050】またトナー帯電ローラ20の駆動について
は、現像スリーブ5との間は従動または同周速が必須で
あり、トナー帯電ローラ20、現像スリーブ5間に周速
差が生じるとトナーコートが不均一になり、現像時に感
光体1へトナーがカブリとして転移したり、トナーの飛
散や漏れの原因になる。
【0051】トナー帯電ローラ20のバイアスは、電源
18(図2参照)によって現像スリーブ5と感光ドラム
1の両者間に印加された直流を重畳した交流電圧(現像
AC電圧)を分岐し、図5に示すような等価回路により
印加している。
【0052】また現像スリーブ5とトナー帯電ローラ2
0のバイアスの波形は図6に示す通りであり、トナー引
き戻しバイアス印加時に現像スリーブ5とトナー帯電ロ
ーラ20の電位差が生じるように図5中のコンデンサC
1、C2の容量を調整している。以上により、現像スリ
ーブ5上のトナー8はトナー帯電ローラ20より電荷付
与を受ける。電荷付与の方法としては、放電を用いてい
る。
【0053】本実施例において、現像スリーブ5に印加
されるバイアスは直流電圧:Vdc=−300VにA
C:矩形波Vpp=2200V、f=2200Hzを重
畳したものである。トナー帯電ローラ20に印加される
バイアスはVdc=−900VにAC:矩形波Vpp=
1000V、f=2200Hzを重畳したものである。
なお、現像スリーブ5に印加されるバイアスとトナー帯
電ローラ20に印加されるバイアスの位相差はない。
【0054】ここでトナー帯電ローラ20による電荷付
与方法について以下に述べる。
【0055】図7に示すとおり、トナー帯電ローラ20
の抵抗が106 Ωである場合、トナー表面電位は実線に
示すような挙動を示す。トナー表面電位は印加電圧0V
においても−20V表面電位をもつ。これは弾性ブレー
ド7で摩擦帯電を受けたためである。この摩擦帯電によ
る表面電位を除外すると図7中点線に示すようにトナー
との放電開始電圧は−600Vから傾き1で立ち上がっ
て、感光体に対するDC放電帯電と同様な挙動を示す。
【0056】トナー帯電ローラ20とトナー8の放電開
始電圧は、下記の式(1)、(2)の交点で決まる。す
なわち、 Vb=312+6.2g ・・・ (1) Vg=g(Va−Vc)/{(Lt/Kt)+g} ・・・ (2) 上式にて、 g:空隙距離 Vb:g>8μmの時のパッシェンの法則の近似式 Vg:トナー帯電ローラ、トナー層表面の空隙間電圧 Va:トナー帯電ローラ印加電圧 Vb:トナー層表面電位 Lt:トナー層厚み Kt:トナー層比誘電率 である。
【0057】本実施例で使用しているトナー8は粒度分
布に優れ、形状が球形であるため、トナー層中のトナー
と空気の割合が一定であり式(2)中Kt(トナー層比
誘電率)が安定し、安定な放電による電荷付与が行われ
る。
【0058】トナーの電荷付与には他の方法として注入
帯電がある。この場合、トナー帯電ローラ印加電圧とト
ナー表面電位は図8に示したような挙動になる。図8
中、実線(太)は最も理想的な注入帯電の挙動であり、
印加電圧0Vより1の傾きで立ち上がっている。注入帯
電において傾きが1を越えることはない。実線(細)お
よび点線は、注入帯電性が落ちた場合の挙動である。
【0059】以上の結果から、本実施例における電荷付
与の方法は放電を用いていると考えられる。
【0060】なお上記実験結果は、トナー帯電ローラ2
0の長手全域がトナーコート部に当接した場合であり、
実際はトナーコート部、非トナーコート部の両方に当接
するため、トナー帯電ローラ20の抵抗が106 Ωであ
る場合、非トナーコート部からの電流が流れ込み、トナ
ー帯電ローラ20とトナーコート部間の電圧は放電開始
電圧を満たさない。そこでトナー放電可能な抵抗範囲を
調べた。その結果、下記の表1に示すように、107 Ω
以下の場合、トナー放電可能なトナー帯電ローラ20と
トナーコート部間の電圧が得られず、1012Ω以上の場
合は現像バイアスからトナー帯電ローラ20のバイアス
を得る本実施例のような構成では放電開始電圧が大きす
ぎ適当ではない。したがって、トナー帯電ローラ20の
抵抗の範囲は108 〜1011Ωである。但し、非トナー
コート部上でトナー帯電ローラ20が当接する部分に誘
電層を有する場合、または現像スリーブ全体の抵抗が高
い場合には、トナー帯電ローラ20の抵抗の適正範囲の
下限値が広がることは言うまでもない。
【0061】
【表1】
【0062】上記抵抗の測定法はつぎの通りである。す
なわち、図9に示すように、直径16mmのアルミロー
ラ22とトナー帯電ローラ20を当接荷重170gFで
当接させ、直径16mmのアルミローラ22を2rps
で回転させる。つぎにトナー帯電ローラ20にV1=4
00Vの直流電圧を印加する。アース側に10MΩの抵
抗を配置し、その両端の電圧V2を測定し、電流を算出
し、トナー帯電ローラ20の抵抗を算出する。
【0063】トナー帯電ローラ20と現像スリーブ5上
のトナー8中の帯電電荷量の低下したトナーとの放電開
始電圧は1200V以上である。したがって、トナー引
き戻しバイアス印加時の現像スリーブ5とトナー帯電ロ
ーラ20の電位差は1200V以上、かつ放電後のトナ
ー8の帯電電荷量が低温低湿環境下(トナーの帯電電荷
量が最も高くなる環境)と同じ帯電電荷量になるように
図5中のコンデンサC1、C2の容量を調整している。
そこで本実施例では、図10に示すように、環境、耐久
におけるトナー帯電電荷量の差がなくなる1500Vに
トナー帯電ローラ印加電圧を設定している。なお、上記
条件下において低温低湿環境下でトナー帯電ローラ20
に電圧を印加してもトナー層の表面電位が高いため、放
電開始電圧を満たさず放電は行われない。したがって、
高温高湿、低温低湿の両環境下でのトナー8の帯電電荷
量はほぼ等しくなる。
【0064】トナー帯電ローラ20による帯電付与を受
けた後、現像スリーブ5上に薄層形成されたトナー層
は、一様に感光ドラム1との対向部である現像部へ搬送
される。
【0065】この現像部において、現像スリーブ5上に
薄層形成されたトナー層は、図2に示すように、電源1
8によって現像スリーブ5と感光ドラム1の両者間に印
加された直流を重畳した交流電圧(現像ACバイアス)
によって、感光ドラム1上の静電潜像にトナー像として
現像される。
【0066】現像部において消費されなかった未現像ト
ナーは、現像スリーブ5の回転とともに現像スリーブ5
の下部より回収される。この回収部分には可撓性のシー
トからなるシール部材17が設けられ、未現像トナーの
現像容器14内への通過を許容するともに、現像容器1
4内のトナー8が現像スリーブ5の下部から漏出するの
を防止する。
【0067】この回収された現像スリーブ5上の未現像
トナーは、弾性ローラ6と現像スリーブ5との当接部に
おいて、現像スリーブ5表面から剥ぎとられる。この剥
ぎとられたトナーの大部分は、弾性ローラ6の回転に伴
い搬送されて現像容器14内のトナー8と混じりあい、
トナー8の帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ6
の回転により現像スリーブ5上に新たなトナーが供給さ
れ前述の作用を繰り返す。
【0068】上述したようにトナー帯電ローラ20を設
ける構成にすることにより、トナー8が弾性ブレード7
通過後、トナー帯電ローラ20による電荷付与が行われ
トナー8の帯電電荷量を高く維持できる。よって、現像
スリーブ長手方向において、トナーの帯電電荷量を均一
かつ高く維持し環境変動に影響されない現像装置を提供
できるとともに、現像スリーブ上のトナー薄層形成を安
定して良好に形成することが可能となる。
【0069】なお、本実施例においては本発明を画像形
成装置本体に着脱可能な現像装置からなるプロセスカー
トリッジに適用した場合について説明したが、画像形成
装置本体内に固定され、トナーのみを補給するような構
成の現像装置に適用してもよい。また、少なくとも上記
現像装置を備え、必要に応じ感光ドラム、クリーニング
ブレード、廃トナー収容容器、帯電装置の全てを、ある
いはいくつかを一体で形成し画像形成装置本体に対し着
脱可能なプロセスカートリッジに適用してもよい。
【0070】実施例2 以下に本発明の実施例2について図11及び図12に基
づいて説明する。図11に示すように、本実施例の現像
装置24は実施例1における規制部材としての弾性ブレ
ード7を省略し、一方、実施例1と同様に、図1に示し
た画像形成装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ
としたものである。
【0071】現像装置24において、現像動作時に、現
像容器214内のトナー28は、攪拌部材216の矢印
C方向の回転に伴い弾性ローラ26方向に送られる。
【0072】つぎにこのトナー28は弾性ローラ26が
矢印D方向に回転することにより、現像スリーブ25近
傍に運ばれる。弾性ローラ26上に担持されているトナ
ー28は、現像スリーブ25と弾性ローラ26との当接
部において、現像スリーブ25と摺擦されることによっ
て若干の摩擦帯電を受け、現像スリーブ25上に薄層形
成される。本実施例において、良好なトナーコート量と
して0.4〜1.0mg/cm2 、トナー層厚で10〜
20μm、帯電電荷量として−20〜−10μC/gが
得られるように設定している。
【0073】その後、現像スリーブ25の矢印B方向の
回転に伴い、トナー帯電ローラ220と現像スリーブ2
6の当接部に搬送される。
【0074】上述したトナー28の帯電電荷量を均一か
つ高く維持するため、現像スリーブ25上に形成される
現像剤層全域にトナー帯電ローラ220を当接し、放電
により帯電する。
【0075】トナー帯電ローラ220と現像スリーブ2
5上のトナー28間の電圧は、図12に示すように15
00Vに設定すると環境、耐久におけるトナー帯電電荷
量の差がなくなる。したがって、トナー引き戻しバイア
ス印加時の現像スリーブ25とトナー帯電ローラ220
の電位差は1500Vになるように前出の図5中のコン
デンサC1、C2の容量を調整している。その後、現像
スリーブ25上に薄層形成されたトナー層は、一様に感
光ドラム1との対向部である現像部へ搬送される。
【0076】上述したようにトナー帯電ローラ220を
設けることにより、トナー28が弾性ローラ2通過後、
トナー帯電ローラ220による電荷付与が行われトナー
28の帯電電荷量を高く維持できる。よって、現像スリ
ーブ長手方向において、トナーの帯電電荷量を均一かつ
高く維持し環境変動に影響されない現像装置を提供でき
るとともに、現像スリーブ上のトナー薄層形成を安定し
て良好に形成しうることが可能となる。
【0077】なお、本実施例においても、本発明を画像
形成装置本体に着脱可能な現像装置からなるプロセスカ
ートリッジに適用した場合について説明したが、本発明
を画像形成装置本体内に固定され、トナーのみを補給す
るような構成の現像装置に適用してもよい。また、少な
くとも上記現像装置を備え、必要に応じ感光ドラム、ク
リーニングブレード、廃トナー収容容器、帯電装置の全
てを、あるいはいくつかを一体で形成し画像形成装置本
体に対し着脱可能なプロセスカートリッジに適用しても
よい。
【0078】実施例3 以下に本発明の実施例3を図13および図14により説
明する。本実施例は実施例1において磁性一成分現像剤
を使用したものであり、現像装置34について図13に
基づいて説明する。
【0079】本実施例の現像装置34は、一成分現像剤
として磁性トナー38を収容した現像容器314と、現
像容器314内の長手方向に延在する開口部に位置し感
光ドラム1と対向設置された現像スリーブ35とを備
え、感光ドラム1上の静電潜像を現像して可視化するよ
うになっている。
【0080】現像スリーブ35は、上記実施例と同様
に、開口部にて図に示す右略半周面を現像容器314内
に突入し、左略半周面を現像容器314外に露出して横
設されている。この現像容器314外へ露出した面は、
現像装置34の図中左方に位置する感光ドラム1に微小
間隔を有して対向している。
【0081】現像スリーブ35は矢印B方向に回転駆動
され、その内部には4つの磁極N1、N2、S1、S2
を備えたマグネットロール322が取り付けられてい
る。また、現像スリーブ35の周面には弾性ブレード3
7およびトナー帯電ローラ320が実施例1と同様に当
接され、さらに、現像スリーブ35の長手方向両端部に
も実施例1と同様に端部シール部材319が配設されて
いる。
【0082】前出の図1において、感光ドラム1は帯電
装置2により帯電電位Vd=−600Vに均一帯電され
る。次いで、画像信号に従いレーザー3で露光されて、
露光部の電位が画像部電位V1=−100Vになり、露
光部をトナーが付着する画像部とした静電潜像が形成さ
れる。この感光ドラム1に形成された静電潜像は、図1
3に示した現像装置34によって現像される。
【0083】本実施例のトナー38は、実施例1、2の
非磁性一成分トナーと異なり、負帯電磁性一成分トナー
を用いる。結着樹脂としてスチレン系共重合体100重
量部に、磁性体粒子100重量部、負荷電制御剤2部、
ワックス3部を加熱された2軸エクストルーダで溶融混
練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕し、分級
した後、ハイブリタイゼーション法により球形化する。
平均粒径として5.0μmの分級粉を得る。次いで平均
粒径5.0μmの分級品に疎水性シリカ微粉体1.0重
量部を添加し、現像剤を得た。本実施例のトナー38
は、重量平均粒径が3.5〜7.0μmの範囲で、抵抗
と形状は実施例1と同様のものを用いる。
【0084】現像容器314内のトナー38は、攪拌部
材316で現像スリーブ35付近に送られた後、マグネ
ットロール322の形成する磁界作用で現像スリーブ3
5に供給されて、現像スリーブ35の回転とともに搬送
される。その後、弾性ブレード37との当接部でトリボ
付与と層厚規制を受けて現像領域へ搬送される。スリー
ブ上のトナーコート量は0.8〜2.0mg/cm2
トナー層厚で10〜20μm、トナーの帯電電荷量は−
5〜−10μC/gが付与される。
【0085】現像スリーブ35は、直径16.0mmの
非磁性のアルミスリーブであり、その表面を導電性粒子
を含有する樹脂層でコートした表面粗さRa=1.0μ
mのスリーブである。現像スリーブ35を対ドラムの1
00〜140%の周速で回転する。
【0086】現像スリーブ35内にはマグネットロール
322を固定配置する。マグネットロール322の一つ
の磁極S1を感光体1と対向して配置して、その磁極S
1のスリーブ表面上での径方向磁束密度のピーク値を7
50〜950Gにする。現像領域でトナーの穂を形成す
るとともにカブリトナーをスリーブ方向に引き戻す。
【0087】現像スリーブ35には直流に交流を重畳し
た交互電圧を電源318から印加して感光体1との間に
現像電界を形成し、その電界に従って静電潜像の現像を
行う。現像スリーブ35には、直流電圧:Vdc=−5
00VにAC:矩形波Vpp=1600V、f=180
0Hzを重畳した現像バイアス318を印加する。現像
スリーブ35と感光体1は最近接位置で300μmのギ
ャップを保って対向され、反転現像が行われる。
【0088】しかしながら、トナー38は高温高湿環境
下において繰り返し現像を行うとの帯電電荷量が低下し
てしまう。
【0089】そこで上述したトナー38の帯電電荷量低
下を防ぐために、現像スリーブ35上に形成される現像
剤層全域にトナー帯電ローラ320は当接し、放電によ
り帯電する。
【0090】トナー帯電ローラ320と現像スリーブ3
5上のトナー38間の電圧は、図14に示すように、1
500Vに設定すると環境、耐久におけるトナー帯電電
荷量の差がなくなる。したがって、トナー引き戻しバイ
アス印加時の現像スリーブ35とトナー帯電ローラ32
0の電位差は1500Vになるように前出図5中のコン
デンサC1、C2の容量を調整している。
【0091】その後、現像スリーブ35上に薄層形成さ
れたトナー層は、一様に感光ドラム1との対向部である
現像部へ搬送される。
【0092】上述したようにトナー帯電ローラ320を
設ける構成にすることにより、トナー38が弾性ブレー
ド37通過後、トナー帯電ローラ320による電荷付与
が行われトナー38の帯電電荷量を高く維持できる。よ
って、現像スリーブ長手方向において、トナーの帯電電
荷量を均一かつ高く維持し環境変動に影響されない現像
装置を提供できるとともに、現像スリーブ上のトナー薄
層形成を安定して良好に形成しうることが可能となる。
【0093】なお、本実施例においては、本発明を画像
形成装置本体に着脱可能な現像装置からなるプロセスカ
ートリッジに適用した場合について説明したが、画像形
成装置本体内に固定され、トナーのみを補給するような
構成の現像装置に適用することもでき、また、上記現像
装置と感光ドラム、クリーニングブレード、廃トナー収
容容器、帯電装置を一体で形成し画像形成装置本体に対
し着脱可能なプロセスカートリッジに適用してもよい。
【0094】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、圧接弾性部材によって現像剤担持体上の現像
剤に対し放電開始電圧以上でかつ前記現像剤と同極性の
バイアスを印加することにより、前記現像剤担持体の長
手方向において、トナーの帯電電荷量を均一かつ高く維
持し環境変動に影響されない現像装置、該現像装置を備
え、良好な画像を得ることのできる画像形成装置、およ
び少なくとも前記現像装置を有し前記画像形成装置に着
脱自在とし、取り扱いに優れたプロセスカートリッジを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の現像装置を用いた画像形成装置の概
略構成図である。
【図2】実施例1の現像装置の概略構成図である。
【図3】実施例1の現像装置を感光体方向から見た、現
像スリーブを不図示とした図である。
【図4】実施例1の現像装置を感光体方向から見た、現
像スリーブを図示した図である。
【図5】実施例1の現像装置内の等価回路である。
【図6】実施例1のバイアス波形図である。
【図7】106 Ωローラにおけるトナー放電特性を示す
グラフである。
【図8】注入帯電の場合のトナー帯電特性を示すグラフ
である。
【図9】ローラ抵抗測定法を説明するための概略図であ
る。
【図10】実施例1のトナー帯電ローラと現像スリーブ
上トナー帯電電荷量の関係を示すグラフである。
【図11】実施例2の現像装置を示す概略構成図であ
る。
【図12】実施例2のトナー帯電ローラと現像スリーブ
上トナー帯電電荷量の関係を示すグラフである。
【図13】実施例3の現像装置を示す概略構成図であ
る。
【図14】実施例3のトナー帯電ローラと現像スリーブ
上トナー帯電電荷量の関係を示すグラフである。
【図15】従来の非磁性一成分現像装置を示す概略構成
図である。
【図16】図15の現像装置を感光体方向から見た図で
ある。
【図17】従来の現像装置の他の例を示す感光体方向か
ら見た図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電装置 4、24、34 現像装置 5、25、35 現像スリーブ(現像剤担持体) 6、26 弾性ローラ 7、37 弾性ブレード(規制部材) 8、28、38 トナー(現像剤) 14、214、314 現像容器 20 トナー帯電ローラ(圧接弾性部
材)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像容器と、前記現像
    容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体とを有する
    現像装置において、現像部上流側の前記現像剤担持体上
    に圧接弾性部材を設け、前記圧接弾性部材によって前記
    現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上でかつ
    前記現像剤と同極性のバイアスを印加することを特徴と
    する現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体に対し現像剤を介して
    近接または当接した規制部材を有することを特徴とする
    請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記規制部材は前記圧接弾性部材の前記
    現像剤担持体回転方向上流側にあることを特徴とする請
    求項2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記規制部材の前記現像剤担持体との当
    接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接し
    て設けられた回転可能な弾性ローラを有することを特徴
    とする請求項2または3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記圧接弾性部材はローラ形状であるこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の
    現像装置。
  6. 【請求項6】 前記圧接弾性部材は前記現像剤担持体に
    対し従動または同周速であることを特徴とする請求項1
    から5のいずれかの項に記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記圧接弾性部材は前記現像剤担持体上
    の現像剤担持部と現像剤非担持部の双方に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかの項に記
    載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤は非磁性一成分現像剤である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかの項に記載
    の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記現像剤は負帯電性磁性一成分現像剤
    であり、前記現像剤担持体はスリーブとその内部に固定
    された磁界発生手段とを有することを特徴とする請求項
    1から7のいずれかの項に記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤はその形状係数SF−1が
    100〜180であり、形状係数SF−2が100〜1
    40であることを特徴とする請求項8または9の現像装
    置。
  11. 【請求項11】 現像剤を収容する現像容器と、前記現
    像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体とを有す
    る少なくとも現像装置を一体として画像形成装置本体に
    着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、 前記現像装置は、現像部上流側の前記現像剤担持体上に
    圧接弾性部材を設け、前記圧接弾性部材によって前記現
    像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上でかつ前
    記現像剤と同極性のバイアスを印加することを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記現像剤担持体に対し現像剤を介し
    て近接または当接した規制部材を有することを特徴とす
    る請求項11のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記規制部材は前記圧接弾性部材の前
    記現像剤担持体回転方向上流側にあることを特徴とする
    請求項12のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記規制部材の前記現像剤担持体との
    当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接
    して設けられた回転可能な弾性ローラを有することを特
    徴とする請求項12または13のプロセスカートリッ
    ジ。
  15. 【請求項15】 前記圧接弾性部材はローラ形状である
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれかの項に
    記載のプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記圧接弾性部材は前記現像剤担持体
    に対し従動または同周速であることを特徴とする請求項
    11から15のいずれかの項に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  17. 【請求項17】 前記圧接弾性部材は前記現像剤担持体
    上の現像剤担持部と現像剤非担持部の双方に配置されて
    いることを特徴とする請求項11から16のいずれかの
    項に記載のプロセスカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記現像剤は非磁性一成分現像剤であ
    ることを特徴とする請求項11から17のいずれかの項
    に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記現像剤は負帯電性磁性一成分現像
    剤であり、前記現像剤担持体はスリーブとその内部に固
    定された磁界発生手段とを有することを特徴とする請求
    項11から17のいずれかの項に記載のプロセスカート
    リッジ。
  20. 【請求項20】 前記現像剤はその形状係数SF−1が
    100〜180であり、形状係数SF−2が100〜1
    40であることを特徴とする請求項18または19のプ
    ロセスカートリッジ。
  21. 【請求項21】 潜像が形成される像担持体と、少なく
    とも現像剤を収容する現像容器および前記現像容器の開
    口部に延在し回動する現像剤担持体を有する現像装置と
    を有する画像形成装置において、 前記現像装置は、現像部上流側の前記現像剤担持体上に
    圧接弾性部材を設け、前記圧接弾性部材によって前記現
    像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上でかつ前
    記現像剤と同極性のバイアスを印加することを特徴とす
    る画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記現像剤担持体に対し現像剤を介し
    て近接または当接した規制部材を有することを特徴とす
    る請求項21の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記規制部材は前記圧接弾性自在の前
    記現像剤担持体の回転方向上流側にあることを特徴とす
    る請求項22の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記規制部材の前記現像剤担持体との
    当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接
    して設けられた回転可能な弾性ローラを有することを特
    徴とする請求項22または23の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記圧接弾性部材はローラ形状である
    ことを特徴とする請求項21から24のいずれかの項に
    記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記圧接弾性部材は前記現像剤担持体
    に対し従動または同周速であることを特徴とする請求項
    21から25のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記圧接弾性部材は前記現像剤担持体
    上の現像剤担持部と現像剤非担持部の双方に配置されて
    いることを特徴とする請求項21から26のいずれかの
    項に記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記現像剤は非磁性一成分現像剤であ
    ることを特徴とする請求項21から27のいずれかの項
    に記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記現像剤は負帯電性磁性一成分現像
    剤であり、前記現像剤担持体はスリーブとその内部に固
    定された磁界発生手段とを有することを特徴とする請求
    項21から27のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記現像剤はその形状係数SF−1が
    100〜180であり、形状係数SF−2が100〜1
    40であることを特徴とする請求項28または29の画
    像形成装置。
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