JPH11121861A - 分布帰還型半導体レーザ - Google Patents
分布帰還型半導体レーザInfo
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- JPH11121861A JPH11121861A JP28809497A JP28809497A JPH11121861A JP H11121861 A JPH11121861 A JP H11121861A JP 28809497 A JP28809497 A JP 28809497A JP 28809497 A JP28809497 A JP 28809497A JP H11121861 A JPH11121861 A JP H11121861A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分布帰還型半導体レーザに関し、単一構造の
電極のままで高い周波数変調効率を実現する。 【解決手段】 半導体基板1側に設ける電極5及び成長
層4側に設ける電極6の内の一方の電極5(6)をレー
ザ共振器の両端面間に渡って延在する電極とし、他方の
電極6(5)を一方の端面側で欠落した電極とし、他方
の電極6(5)の欠落部を低注入領域8とし、その他の
領域を均一電流注入領域7とする。
電極のままで高い周波数変調効率を実現する。 【解決手段】 半導体基板1側に設ける電極5及び成長
層4側に設ける電極6の内の一方の電極5(6)をレー
ザ共振器の両端面間に渡って延在する電極とし、他方の
電極6(5)を一方の端面側で欠落した電極とし、他方
の電極6(5)の欠落部を低注入領域8とし、その他の
領域を均一電流注入領域7とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分布帰還型半導体レ
ーザに関するものであり、特に、単一電極構造のままで
高い周波数変調効率の得られる分布帰還型半導体レーザ
に関するものである。
ーザに関するものであり、特に、単一電極構造のままで
高い周波数変調効率の得られる分布帰還型半導体レーザ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、分布帰還型半導体レーザ(DFB
半導体レーザ)に代表される単一波長半導体レーザは、
安定な単一波長発振が得られることから、光ファイバを
使用した超高速伝送システムのみならず、光ファイバジ
ャイロ、光距離計、或いは、光パルスのファイバ伝送時
の間遅れを検出するOTDR(Optical Tim
e Domain Reflectometory)等
の各種の光ファイバセンサの光源としても使用されてい
る。
半導体レーザ)に代表される単一波長半導体レーザは、
安定な単一波長発振が得られることから、光ファイバを
使用した超高速伝送システムのみならず、光ファイバジ
ャイロ、光距離計、或いは、光パルスのファイバ伝送時
の間遅れを検出するOTDR(Optical Tim
e Domain Reflectometory)等
の各種の光ファイバセンサの光源としても使用されてい
る。
【0003】この様な光ファイバセンサにおいては、光
ファイバとの接続部分等において発生する反射光が干渉
して、検出信号の揺らぎを引き起こすので、レーザの可
干渉性を低くするために、測定に関係のない周波数にお
いてレーザに周波数変調をかける方法が良く用いられて
いる。
ファイバとの接続部分等において発生する反射光が干渉
して、検出信号の揺らぎを引き起こすので、レーザの可
干渉性を低くするために、測定に関係のない周波数にお
いてレーザに周波数変調をかける方法が良く用いられて
いる。
【0004】しかし、従来の通常のDFB半導体レーザ
では、変調電気信号に対する光の周波数変調効率が低
く、そのため比較的大きな電気信号での変調が必要とな
るため、光ファイバセンサの測定信号であるレーザ光の
強度も大きく揺らいでしまう問題があり、そのため、周
波数変調効率の高いDFB半導体レーザの開発が要請さ
れている。
では、変調電気信号に対する光の周波数変調効率が低
く、そのため比較的大きな電気信号での変調が必要とな
るため、光ファイバセンサの測定信号であるレーザ光の
強度も大きく揺らいでしまう問題があり、そのため、周
波数変調効率の高いDFB半導体レーザの開発が要請さ
れている。
【0005】従来、半導体レーザの周波数変調効率を大
幅に増大する方法としては、DFB半導体レーザに設け
るp側電極及びn側電極の一方を分割電極とすることが
提案されている(必要ならば、伊賀健一編著,「半導体
レーザ」,p171,1994年10月25日,オーム
社刊,参照)。
幅に増大する方法としては、DFB半導体レーザに設け
るp側電極及びn側電極の一方を分割電極とすることが
提案されている(必要ならば、伊賀健一編著,「半導体
レーザ」,p171,1994年10月25日,オーム
社刊,参照)。
【0006】この電極分割型DFB半導体レーザにおい
ては、分割された各々の電極に注入する電流の量を変化
させることによって、レーザ共振器内に屈折率の微妙な
変化を与えて、レーザ共振器内を伝搬するレーザ光の位
相、即ち、周波数を変化させるものである。
ては、分割された各々の電極に注入する電流の量を変化
させることによって、レーザ共振器内に屈折率の微妙な
変化を与えて、レーザ共振器内を伝搬するレーザ光の位
相、即ち、周波数を変化させるものである。
【0007】即ち、DFB半導体レーザの発振波長は、
レーザ共振器内の屈折率及び回折格子の周期で決まって
しまうので、上記の様にレーザ共振器内の屈折率を変化
させることによって周波数を変えることが可能になるも
のである。
レーザ共振器内の屈折率及び回折格子の周期で決まって
しまうので、上記の様にレーザ共振器内の屈折率を変化
させることによって周波数を変えることが可能になるも
のである。
【0008】この様な電極分割型DFB半導体レーザを
用いることによって、強度変調を完全に抑制しつつ、高
い周波数変調が得られるという、非常に理想的な結果が
得られるものである。
用いることによって、強度変調を完全に抑制しつつ、高
い周波数変調が得られるという、非常に理想的な結果が
得られるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電極分割型D
FB半導体レーザの駆動に際しては、分割した複数の電
極に注入する電流を独立して制御する必要があり、駆動
用の電子回路が極めて複雑になるという問題がある。
FB半導体レーザの駆動に際しては、分割した複数の電
極に注入する電流を独立して制御する必要があり、駆動
用の電子回路が極めて複雑になるという問題がある。
【0010】また、光ファイバセンサのように、汎用と
なるためには低コスト化が必須となる分野においては、
駆動用電子回路の複雑化は非常に大きな問題であり、従
来と同様に、単一の電極で高い周波数変調効率の得られ
る半導体レーザの開発が必須となっている。
なるためには低コスト化が必須となる分野においては、
駆動用電子回路の複雑化は非常に大きな問題であり、従
来と同様に、単一の電極で高い周波数変調効率の得られ
る半導体レーザの開発が必須となっている。
【0011】なお、p側電極の一方の端面側に欠落部を
設けた単一電極構造のDFB半導体レーザ自体は良く知
られているが(必要ならば、M.Nakamura,e
tal.,Applied Physics Lett
ers,Vol.27,pp.403〜405,197
5参照)、従来の単一電極構造のDFB半導体レーザに
おいては、高い周波数変調効率を得るための条件が何ら
明らかにされていない。
設けた単一電極構造のDFB半導体レーザ自体は良く知
られているが(必要ならば、M.Nakamura,e
tal.,Applied Physics Lett
ers,Vol.27,pp.403〜405,197
5参照)、従来の単一電極構造のDFB半導体レーザに
おいては、高い周波数変調効率を得るための条件が何ら
明らかにされていない。
【0012】したがって、本発明は、単一構造の電極の
ままで高い周波数変調効率を実現することを目的とす
る。
ままで高い周波数変調効率を実現することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、分布帰還型半導体レーザにおいて、半
導体基板1側に設ける電極5及び成長層4側に設ける電
極6の内の一方の電極5(6)をレーザ共振器の両端面
間に渡って延在する電極とし、他方の電極6(5)を一
方の端面側で欠落した電極とし、他方の電極6(5)の
欠落部を低注入領域8とし、その他の領域を均一電流注
入領域7としたことを特徴とする。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、分布帰還型半導体レーザにおいて、半
導体基板1側に設ける電極5及び成長層4側に設ける電
極6の内の一方の電極5(6)をレーザ共振器の両端面
間に渡って延在する電極とし、他方の電極6(5)を一
方の端面側で欠落した電極とし、他方の電極6(5)の
欠落部を低注入領域8とし、その他の領域を均一電流注
入領域7としたことを特徴とする。
【0013】この様に、他方の電極6(5)に欠落部を
設けた場合、この電極6(5)の欠落部には隣接する電
極6(5)の存在する部分からの電流が拡散によって注
入されることによって低注入領域8となり、この低注入
領域8においてはキャリア密度が低くなるために、その
屈折率が均一電流注入領域7に比べて高くなる。
設けた場合、この電極6(5)の欠落部には隣接する電
極6(5)の存在する部分からの電流が拡散によって注
入されることによって低注入領域8となり、この低注入
領域8においてはキャリア密度が低くなるために、その
屈折率が均一電流注入領域7に比べて高くなる。
【0014】その結果、低注入領域8と均一電流注入領
域7とにおいて、回折格子2によって決まる発振可能な
波長、即ち、ブラッグ波長が互いに僅かに異なることに
なり、低注入領域8は発振波長に対して僅かな位相変化
を与えることになるので、単一電極構造のままでの周波
数変調が可能になる。
域7とにおいて、回折格子2によって決まる発振可能な
波長、即ち、ブラッグ波長が互いに僅かに異なることに
なり、低注入領域8は発振波長に対して僅かな位相変化
を与えることになるので、単一電極構造のままでの周波
数変調が可能になる。
【0015】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、低注入領域8の長さが、レーザ共振器の全長の15
〜40%であることを特徴とする。
て、低注入領域8の長さが、レーザ共振器の全長の15
〜40%であることを特徴とする。
【0016】この様な低注入領域8の長さは、レーザ共
振器の全長の15〜40%であることが望ましく、15
%以下の場合には電流注入量が多くなりすぎて、位相変
化量が少なくなり、周波数変調効率が低下し、40%以
上の場合には低注入領域8が大きな損失となり、光双安
定性等の不安定性が発生しやすくなる。
振器の全長の15〜40%であることが望ましく、15
%以下の場合には電流注入量が多くなりすぎて、位相変
化量が少なくなり、周波数変調効率が低下し、40%以
上の場合には低注入領域8が大きな損失となり、光双安
定性等の不安定性が発生しやすくなる。
【0017】(3)また、本発明は、上記(2)におい
て、低注入領域8における電流密度が、均一電流注入領
域7の電流密度の10%以上であることを特徴とする。
て、低注入領域8における電流密度が、均一電流注入領
域7の電流密度の10%以上であることを特徴とする。
【0018】この様に、低注入領域8における電流密度
が、均一電流注入領域7の電流密度の10%以下である
と、低注入領域8が大きな損失となり、光双安定性等の
不安定性が発生しやすくなる。
が、均一電流注入領域7の電流密度の10%以下である
と、低注入領域8が大きな損失となり、光双安定性等の
不安定性が発生しやすくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】ここで、図2を参照して、本発明
の実施の形態を説明する。 図2(a)参照 図2(a)は、本発明の第1の実施の形態のDFB半導
体レーザの光軸に沿った概略的断面図であり、n型In
P基板11の表面に深さが30nmの周期的凹凸による
回折格子12を形成する。なお、この場合の周期は、
1.3〜1.55μm帯の発振波長が得られるように、
200〜240nmとする。
の実施の形態を説明する。 図2(a)参照 図2(a)は、本発明の第1の実施の形態のDFB半導
体レーザの光軸に沿った概略的断面図であり、n型In
P基板11の表面に深さが30nmの周期的凹凸による
回折格子12を形成する。なお、この場合の周期は、
1.3〜1.55μm帯の発振波長が得られるように、
200〜240nmとする。
【0020】次いで、有機金属気相成長法(MOVPE
法)を用いて、厚さ0.1〜0.2μm、例えば、0.
15μmで、不純物濃度が5×1017〜1×1018cm
-3、例えば、5.0×1017cm-3の1.1μm組成の
n型InGaAsP光導波層13、厚さ0.1〜0.2
μm、例えば、0.12μmのアンドープのInGaA
sP活性層14、厚さ1.5〜2μm、例えば、2.0
μmで、不純物濃度が5×1017〜4×1018cm-3、
例えば、2×1018cm-3のp型InPクラッド層1
5、及び、厚さが0.3〜0.6μm、例えば、0.5
μmで、不純物濃度が5×1018〜2×1019cm-3、
例えば、1×1019cm-3のp型InGaAsPコンタ
クト層16を順次堆積させる。なお、InGaAsP活
性層14の組成は、回折格子12の凹凸の周期により設
定した発振波長の近傍の波長が得られる組成にする必要
がある。
法)を用いて、厚さ0.1〜0.2μm、例えば、0.
15μmで、不純物濃度が5×1017〜1×1018cm
-3、例えば、5.0×1017cm-3の1.1μm組成の
n型InGaAsP光導波層13、厚さ0.1〜0.2
μm、例えば、0.12μmのアンドープのInGaA
sP活性層14、厚さ1.5〜2μm、例えば、2.0
μmで、不純物濃度が5×1017〜4×1018cm-3、
例えば、2×1018cm-3のp型InPクラッド層1
5、及び、厚さが0.3〜0.6μm、例えば、0.5
μmで、不純物濃度が5×1018〜2×1019cm-3、
例えば、1×1019cm-3のp型InGaAsPコンタ
クト層16を順次堆積させる。なお、InGaAsP活
性層14の組成は、回折格子12の凹凸の周期により設
定した発振波長の近傍の波長が得られる組成にする必要
がある。
【0021】次いで、n型InP基板11の裏面に厚さ
0.1μmのAu・Ge膜及び厚さ3μmのAu膜を堆
積させて全面電極からなるn側電極17を形成し、一
方、p型InGaAsPコンタクト層16上には、厚さ
0.1μmのTi膜、厚さ0.3μmのPt膜、及び、
厚さ3μmのAu膜を順次堆積させ、その一部に欠落部
を設けてp側電極18とする。
0.1μmのAu・Ge膜及び厚さ3μmのAu膜を堆
積させて全面電極からなるn側電極17を形成し、一
方、p型InGaAsPコンタクト層16上には、厚さ
0.1μmのTi膜、厚さ0.3μmのPt膜、及び、
厚さ3μmのAu膜を順次堆積させ、その一部に欠落部
を設けてp側電極18とする。
【0022】次いで、劈開することによってレーザ共振
器端面を形成するが、p側電極18の欠落部の長さがレ
ーザ共振器の全長の15〜40%、より好適には15〜
20%となるように劈開する。例えば、共振器長が30
0μmであれば、欠落部の長さが45〜120μm、例
えば、50μmになるように劈開する。
器端面を形成するが、p側電極18の欠落部の長さがレ
ーザ共振器の全長の15〜40%、より好適には15〜
20%となるように劈開する。例えば、共振器長が30
0μmであれば、欠落部の長さが45〜120μm、例
えば、50μmになるように劈開する。
【0023】次いで、欠落部を設けた側の端面に、Si
O2 膜とアモルファスシリコン膜からなる誘電体多層膜
による高反射膜20を設け、他方の端面にはSiN膜か
らなる反射防止膜19を設けて光出射端面とする。
O2 膜とアモルファスシリコン膜からなる誘電体多層膜
による高反射膜20を設け、他方の端面にはSiN膜か
らなる反射防止膜19を設けて光出射端面とする。
【0024】この様な構成によって、p側電極18の存
在する部分が均一電流注入領域21となり、欠落部が低
注入領域22となり、低注入領域22における屈折率が
均一電流注入領域21における屈折率より高くなるの
で、レーザ光の位相に変化を与えることができる。
在する部分が均一電流注入領域21となり、欠落部が低
注入領域22となり、低注入領域22における屈折率が
均一電流注入領域21における屈折率より高くなるの
で、レーザ光の位相に変化を与えることができる。
【0025】図2(b)参照 図2(b)は、全体の共振器長を300μmとし、欠落
部の長さ、即ち、低注入領域22の長さを50μmと
し、且つ、低注入領域22における電流密度を均一電流
注入領域21の電流密度の40%とした場合の本発明の
DFB半導体レーザにおける周波数変調効率のシミュレ
ーションの結果であり、図から明らかなように数100
MHz程度の周波数までにおける周波数変調効率は3〜
5dB以上改善されることが分かる。
部の長さ、即ち、低注入領域22の長さを50μmと
し、且つ、低注入領域22における電流密度を均一電流
注入領域21の電流密度の40%とした場合の本発明の
DFB半導体レーザにおける周波数変調効率のシミュレ
ーションの結果であり、図から明らかなように数100
MHz程度の周波数までにおける周波数変調効率は3〜
5dB以上改善されることが分かる。
【0026】即ち、従来の通常のDFB半導体レーザに
おいては、レーザ共振器内のレーザ利得が光損失と釣り
合った状態においてキャリア密度がほぼ固定され、即
ち、発振しきい値におけるキャリア密度に固定され、そ
の結果、外部からの電流を大きく変化させてもキャリア
密度の変化が比較的小さく、したがって屈折率変化も小
さくなるため、周波数変調効率を大きくすることができ
ない。
おいては、レーザ共振器内のレーザ利得が光損失と釣り
合った状態においてキャリア密度がほぼ固定され、即
ち、発振しきい値におけるキャリア密度に固定され、そ
の結果、外部からの電流を大きく変化させてもキャリア
密度の変化が比較的小さく、したがって屈折率変化も小
さくなるため、周波数変調効率を大きくすることができ
ない。
【0027】しかし、本発明のDFB半導体レーザにお
いては、従来の分割電極構造のDFB半導体レーザと等
価の構成となるように、低注入領域22を設けており、
この低注入領域22におけるキャリア密度は発振しきい
値におけるキャリア密度に達していないので、外部から
の電流変化に追従して大きな屈折率変化が発生し、その
結果、高い位相変化、即ち、高い周波数変調を実現する
ことができる。
いては、従来の分割電極構造のDFB半導体レーザと等
価の構成となるように、低注入領域22を設けており、
この低注入領域22におけるキャリア密度は発振しきい
値におけるキャリア密度に達していないので、外部から
の電流変化に追従して大きな屈折率変化が発生し、その
結果、高い位相変化、即ち、高い周波数変調を実現する
ことができる。
【0028】なお、低注入領域22の電流密度が、均一
電流注入領域21の電流密度の10%以下になる場合に
は、低注入領域22における損失が大きくなり、光双安
定性等の不安定性が発生しやすくなるので、低注入領域
22の電流密度は、均一電流注入領域21の電流密度の
10%以上の設定することが望ましい。また、低注入領
域22の電流密度の上限は、所定の周波数変調効率を得
るために、50%以下とすることが望ましい。
電流注入領域21の電流密度の10%以下になる場合に
は、低注入領域22における損失が大きくなり、光双安
定性等の不安定性が発生しやすくなるので、低注入領域
22の電流密度は、均一電流注入領域21の電流密度の
10%以上の設定することが望ましい。また、低注入領
域22の電流密度の上限は、所定の周波数変調効率を得
るために、50%以下とすることが望ましい。
【0029】以上の様な10〜50%の電流密度を得る
ためには、p型InGaAsPコンタクト層16、p型
InPクラッド層15、及び、InGaAsP活性層1
4の層厚及び不純物濃度に依存するが、上記のように低
注入領域22の長さをレーザ共振器の全長の15〜40
%、より、好適には、15〜20%とすれば良い。
ためには、p型InGaAsPコンタクト層16、p型
InPクラッド層15、及び、InGaAsP活性層1
4の層厚及び不純物濃度に依存するが、上記のように低
注入領域22の長さをレーザ共振器の全長の15〜40
%、より、好適には、15〜20%とすれば良い。
【0030】また、この第1の実施の形態においては、
低注入領域22の端面に高反射膜20を設けることによ
って、低注入領域22における回折格子部分の位相と同
時に反射光の位相も変化するために、位相変化の効果が
より強く現れることになり周波数変調効率を高めること
ができる。
低注入領域22の端面に高反射膜20を設けることによ
って、低注入領域22における回折格子部分の位相と同
時に反射光の位相も変化するために、位相変化の効果が
より強く現れることになり周波数変調効率を高めること
ができる。
【0031】次に、図3(a)を参照して、本発明の第
2の実施の形態を説明する。 図3(a)参照 図3(a)は、本発明の第2の実施の形態のDFB半導
体レーザの光軸に沿った概略的断面図であり、p側電極
18の欠落部を反射防止膜19側に設けて低注入領域2
2を光出射端面側に設けたものであり、その他の構成は
上記の第1の実施の形態と全く同様である。
2の実施の形態を説明する。 図3(a)参照 図3(a)は、本発明の第2の実施の形態のDFB半導
体レーザの光軸に沿った概略的断面図であり、p側電極
18の欠落部を反射防止膜19側に設けて低注入領域2
2を光出射端面側に設けたものであり、その他の構成は
上記の第1の実施の形態と全く同様である。
【0032】この場合においても、周波数変調に関する
原理は上記の第1の実施の形態と同じであるが、反射光
の位相変化分が加わらないので上記の第1の実施の形態
と比べて若干周波数変調効率が劣ることになるが、特段
の問題はない。
原理は上記の第1の実施の形態と同じであるが、反射光
の位相変化分が加わらないので上記の第1の実施の形態
と比べて若干周波数変調効率が劣ることになるが、特段
の問題はない。
【0033】次に、図3(b)を参照して、本発明の第
3の実施の形態を説明する。 図3(b)参照 図3(b)は、本発明の第3の実施の形態のDFB半導
体レーザの光軸に沿った概略的断面図であり、回折格子
12の一部に位相シフト領域23を設けたものであり、
その他の構成は上記の第1の実施の形態と全く同様であ
る。
3の実施の形態を説明する。 図3(b)参照 図3(b)は、本発明の第3の実施の形態のDFB半導
体レーザの光軸に沿った概略的断面図であり、回折格子
12の一部に位相シフト領域23を設けたものであり、
その他の構成は上記の第1の実施の形態と全く同様であ
る。
【0034】この場合においても、周波数変調に関する
原理は上記の第1の実施の形態と同じであるが、位相シ
フト領域23を設けたことにより、より安定した単一波
長発振が可能になる。
原理は上記の第1の実施の形態と同じであるが、位相シ
フト領域23を設けたことにより、より安定した単一波
長発振が可能になる。
【0035】なお、この場合の位相シフト領域23は複
数箇所に設けても良く、また、この様な位相シフト領域
23を設けた回折格子12は上記の本発明の第2の実施
の形態に適用しても良いものである。
数箇所に設けても良く、また、この様な位相シフト領域
23を設けた回折格子12は上記の本発明の第2の実施
の形態に適用しても良いものである。
【0036】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、上記の説明においては説明を簡単にするためにス
トライプ構造については説明していないものの、BH
(埋込ヘテロ接合)構造等の各種のストライプ構造を用
いても良いことは言うまでもないことである。
たが、上記の説明においては説明を簡単にするためにス
トライプ構造については説明していないものの、BH
(埋込ヘテロ接合)構造等の各種のストライプ構造を用
いても良いことは言うまでもないことである。
【0037】また、本発明の各実施の形態においては、
活性層として単一層のInGaAsP層を用いている
が、SQW構造或いはMQW構造の量子井戸活性層を用
いてもよいものであり、特に、量子井戸構造を構成する
ウエル層及びバリア層の格子定数の少なくとも一方をn
型InP基板11の格子定数と異なるように組成を選択
して歪量子井戸構造とすることによって、しきい値電流
密度Jthを低減することができる。
活性層として単一層のInGaAsP層を用いている
が、SQW構造或いはMQW構造の量子井戸活性層を用
いてもよいものであり、特に、量子井戸構造を構成する
ウエル層及びバリア層の格子定数の少なくとも一方をn
型InP基板11の格子定数と異なるように組成を選択
して歪量子井戸構造とすることによって、しきい値電流
密度Jthを低減することができる。
【0038】また、上記の各実施の形態においては、電
極の欠落部をp側電極18に設けているが、欠落部はn
型InP基板11側に設けても良いものであり、その場
合には、n側電極17を形成する前に、n型InP基板
11の裏面を研磨等によって薄層化する必要がある。
極の欠落部をp側電極18に設けているが、欠落部はn
型InP基板11側に設けても良いものであり、その場
合には、n側電極17を形成する前に、n型InP基板
11の裏面を研磨等によって薄層化する必要がある。
【0039】また、上記の各実施の形態においては、n
型InP基板11を用いたInGaAsP/InP系半
導体レーザとして説明しているが、p型InP基板を用
いても良いものであり、その場合には、各層の導電型を
反転させれば良い。
型InP基板11を用いたInGaAsP/InP系半
導体レーザとして説明しているが、p型InP基板を用
いても良いものであり、その場合には、各層の導電型を
反転させれば良い。
【0040】また、基板はInPに限られるものではな
く、GaAs基板或いはInGaAs基板を用いても良
いのであり、さらに、InGaAsP/InP系ではな
く、AlGaAs系で半導体レーザを構成しても良いも
のである。
く、GaAs基板或いはInGaAs基板を用いても良
いのであり、さらに、InGaAsP/InP系ではな
く、AlGaAs系で半導体レーザを構成しても良いも
のである。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、単一電極構造のまま
で、数100MHz程度までの周波数領域において、高
い周波数変換効率を実現することができるので光ファイ
バセンサの構成を簡素化することができ、それによっ
て、光ファイバセンサの小型化及び低コスト化に寄与す
るところが大きい。
で、数100MHz程度までの周波数領域において、高
い周波数変換効率を実現することができるので光ファイ
バセンサの構成を簡素化することができ、それによっ
て、光ファイバセンサの小型化及び低コスト化に寄与す
るところが大きい。
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第2及び第3の実施の形態の説明図で
ある。
ある。
1 半導体基板 2 回折格子 3 活性層 4 成長層 5 電極 6 電極 7 均一電流注入領域 8 低注入領域 9 反射防止膜 10 高反射膜 11 n型InP基板 12 回折格子 13 n型InGaAsP光導波層 14 InGaAsP活性層 15 p型InPクラッド層 16 p型InGaAsPコンタクト層 17 n側電極 18 p側電極 19 反射防止膜 20 高反射膜 21 均一電流注入領域 22 低注入領域 23 位相シフト領域
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板側に設ける電極及び成長層側
に設ける電極の内の一方の電極を、レーザ共振器の両端
面間に渡って延在する電極とし、他方の電極を一方の端
面側で欠落した電極とし、前記他方の電極の欠落部を低
注入領域とし、その他の領域を均一電流注入領域とした
ことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。 - 【請求項2】 上記低注入領域の長さが、上記レーザ共
振器の全長の15〜40%であることを特徴とする請求
項1に記載の分布帰還型半導体レーザ。 - 【請求項3】 上記低注入領域における電流密度が、上
記均一電流注入領域の電流密度の10%以上であること
を特徴とする請求項2に記載の分布帰還型半導体レー
ザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28809497A JPH11121861A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 分布帰還型半導体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28809497A JPH11121861A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 分布帰還型半導体レーザ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11121861A true JPH11121861A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17725722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28809497A Withdrawn JPH11121861A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 分布帰還型半導体レーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11121861A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001308446A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-11-02 | Sony Corp | 半導体発光素子および半導体発光装置 |
| WO2013047086A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 国立大学法人京都大学 | 端面発光型フォトニック結晶レーザ素子 |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP28809497A patent/JPH11121861A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001308446A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-11-02 | Sony Corp | 半導体発光素子および半導体発光装置 |
| WO2013047086A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 国立大学法人京都大学 | 端面発光型フォトニック結晶レーザ素子 |
| US9130339B2 (en) | 2011-09-30 | 2015-09-08 | Kyoto University | End-face-emitting photonic crystal laser element |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |