JPH1112231A - ジアミンの製造方法 - Google Patents
ジアミンの製造方法Info
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- JPH1112231A JPH1112231A JP9171629A JP17162997A JPH1112231A JP H1112231 A JPH1112231 A JP H1112231A JP 9171629 A JP9171629 A JP 9171629A JP 17162997 A JP17162997 A JP 17162997A JP H1112231 A JPH1112231 A JP H1112231A
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- distillation
- methyl
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジアルデヒドを原料として還元アミノ化反応
を行うことにより得られたジアミンを含有する粗反応液
を蒸留してジアミンを得る際に、蒸留塔下部液の固化お
よびそれに伴うジアミン回収率の低下といった低収率に
つながる問題点を解決する。 【解決手段】 還元アミノ化反応を行うことにより得ら
れたジアミンを含有する粗反応液に、該ジアミンと蒸留
分離可能な一級モノアミンおよび/またはヒドロキシル
アミンを添加して蒸留する。
を行うことにより得られたジアミンを含有する粗反応液
を蒸留してジアミンを得る際に、蒸留塔下部液の固化お
よびそれに伴うジアミン回収率の低下といった低収率に
つながる問題点を解決する。 【解決手段】 還元アミノ化反応を行うことにより得ら
れたジアミンを含有する粗反応液に、該ジアミンと蒸留
分離可能な一級モノアミンおよび/またはヒドロキシル
アミンを添加して蒸留する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種ポリアミド、
ポリウレタンの原料物質として、工業的に有用なジアミ
ンを製造する方法に関する。
ポリウレタンの原料物質として、工業的に有用なジアミ
ンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアルデヒドを出発原料として、水素化
触媒と水素とアンモニアの存在下に還元アミノ化してジ
アミンを製造する方法は、例えば特開平5−17413
号公報によって公知である。この公報には、反応により
得られたジアミンを含む粗反応液を、一般的な単離・精
製法、例えば反応液からろ過により触媒を除去後、蒸留
精製することにより、容易に高純度の目的物ジアミンを
得ることができると記載されている。
触媒と水素とアンモニアの存在下に還元アミノ化してジ
アミンを製造する方法は、例えば特開平5−17413
号公報によって公知である。この公報には、反応により
得られたジアミンを含む粗反応液を、一般的な単離・精
製法、例えば反応液からろ過により触媒を除去後、蒸留
精製することにより、容易に高純度の目的物ジアミンを
得ることができると記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らは上記公報に開示されたジアミンの製造方法を追試
してみたところ、上記製造法に従って得られたジアミン
を粗反応液から蒸留精製する工程に大きな問題点がある
ことを見出した。即ち、蒸留中に蒸留装置下部でゲル状
の固化物が生じ、蒸留の継続ができなくなる現象を認め
た。このような固化物形成は、還元アミノ化反応におい
てジアミン収率が低い粗反応液を蒸留する際に特に著し
い。このゲル状の固化物が生成すると、蒸留の継続がで
きなくなるとともに、固化物中に目的とするジアミンが
取り込まれてしまうため粗反応液からのジアミン回収率
が低下するという問題点もある。
者らは上記公報に開示されたジアミンの製造方法を追試
してみたところ、上記製造法に従って得られたジアミン
を粗反応液から蒸留精製する工程に大きな問題点がある
ことを見出した。即ち、蒸留中に蒸留装置下部でゲル状
の固化物が生じ、蒸留の継続ができなくなる現象を認め
た。このような固化物形成は、還元アミノ化反応におい
てジアミン収率が低い粗反応液を蒸留する際に特に著し
い。このゲル状の固化物が生成すると、蒸留の継続がで
きなくなるとともに、固化物中に目的とするジアミンが
取り込まれてしまうため粗反応液からのジアミン回収率
が低下するという問題点もある。
【0004】したがって、本発明の目的は、ジアルデヒ
ドを出発原料として還元アミノ化反応することにより得
られたジアミン粗反応液を蒸留する際に、蒸留装置下部
でゲル状の固化物が生じ、蒸留の継続ができなくなるこ
とを回避し、また固化物中に目的とするジアミンが取り
込まれジアミンの回収率が低下してしまうことを防ぐ、
工業的に有利なジアミンの製造方法を提供することにあ
る。
ドを出発原料として還元アミノ化反応することにより得
られたジアミン粗反応液を蒸留する際に、蒸留装置下部
でゲル状の固化物が生じ、蒸留の継続ができなくなるこ
とを回避し、また固化物中に目的とするジアミンが取り
込まれジアミンの回収率が低下してしまうことを防ぐ、
工業的に有利なジアミンの製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、ジアルデヒドを出発原料として、水素化触媒と
水素とアンモニアの存在下に還元アミノ化反応を行うこ
とにより得られたジアミンを含有する粗反応液に、該ジ
アミンと蒸留分離が可能な一級モノアミンおよび/また
はヒドロキシルアミンを添加して蒸留することを特徴と
するジアミンの精製方法を提供することによって達成さ
れる。
目的は、ジアルデヒドを出発原料として、水素化触媒と
水素とアンモニアの存在下に還元アミノ化反応を行うこ
とにより得られたジアミンを含有する粗反応液に、該ジ
アミンと蒸留分離が可能な一級モノアミンおよび/また
はヒドロキシルアミンを添加して蒸留することを特徴と
するジアミンの精製方法を提供することによって達成さ
れる。
【0006】本発明者は種々の分析方法を用いて、還元
アミノ化後の粗反応液にはアミノ基とアルデヒド基の反
応で生成したシッフ塩基結合を有するアミンとアルデヒ
ドとの複合体が存在していることを認めた。この粗反応
液を蒸留工程で加熱することにより、シッフ塩基結合部
がアルドール縮合を起こし高沸点不純物が生成してしま
うことをつきとめた。そこで、さらに鋭意検討を進めた
結果、本発明に従ったジアミンの製造方法を提供するこ
とにより、この高沸点不純物の生成を抑制し、上記の目
的を達成することができた。
アミノ化後の粗反応液にはアミノ基とアルデヒド基の反
応で生成したシッフ塩基結合を有するアミンとアルデヒ
ドとの複合体が存在していることを認めた。この粗反応
液を蒸留工程で加熱することにより、シッフ塩基結合部
がアルドール縮合を起こし高沸点不純物が生成してしま
うことをつきとめた。そこで、さらに鋭意検討を進めた
結果、本発明に従ったジアミンの製造方法を提供するこ
とにより、この高沸点不純物の生成を抑制し、上記の目
的を達成することができた。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においてジアミン合成の出
発原料となるジアルデヒドとしては、炭素数4〜20、
より好ましくは炭素数8〜12の直鎖脂肪族、分岐鎖脂
肪族、脂環式または芳香族骨格を有するジアルデヒドが
挙げられる。具体的には、ブタンジアール、ヘキサンジ
アール、オクタンジアール、ノナンジアール、デカンジ
アール、ドデカンジアール、ヘキサデカンジアール、オ
クタデカンジアール、エイコサンジアール、などの直鎖
脂肪族ジアルデヒド;2−メチルオクタンジアール、2
−メチル−ノナンジアール、2,7−ジメチルオクタン
ジアールなどの分岐鎖脂肪族ジアルデヒド;1,3−も
しくは1,4−シクロヘキサンジカルバルデヒド、3
(4),8(9)−トリシクロ[5.2.1.0]デカ
ンジカルバルデヒド、2(3),5(6)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプタンジカルバルデヒドなどの脂環式
ジアルデヒド;またはテレフタルアルデヒド、イソフタ
ルアルデヒドなどの芳香族ジアルデヒドが例示される。
発原料となるジアルデヒドとしては、炭素数4〜20、
より好ましくは炭素数8〜12の直鎖脂肪族、分岐鎖脂
肪族、脂環式または芳香族骨格を有するジアルデヒドが
挙げられる。具体的には、ブタンジアール、ヘキサンジ
アール、オクタンジアール、ノナンジアール、デカンジ
アール、ドデカンジアール、ヘキサデカンジアール、オ
クタデカンジアール、エイコサンジアール、などの直鎖
脂肪族ジアルデヒド;2−メチルオクタンジアール、2
−メチル−ノナンジアール、2,7−ジメチルオクタン
ジアールなどの分岐鎖脂肪族ジアルデヒド;1,3−も
しくは1,4−シクロヘキサンジカルバルデヒド、3
(4),8(9)−トリシクロ[5.2.1.0]デカ
ンジカルバルデヒド、2(3),5(6)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプタンジカルバルデヒドなどの脂環式
ジアルデヒド;またはテレフタルアルデヒド、イソフタ
ルアルデヒドなどの芳香族ジアルデヒドが例示される。
【0008】上記のジアルデヒドを原料に、それぞれ対
応するブタンジアミン、ヘキサンジアミン、オクタンジ
アミン、ノナンジアミン、デカンジアミン、ドデカンジ
アミン、ヘキサデカンジアミン、オクタデカンジアミ
ン、エイコサンジアミンなどの直鎖脂肪族ジアミン;2
−メチルオクタンジアミン、2−メチル−ノナンジアミ
ン、2,7−ジメチルオクタンジアミンなどの分岐鎖脂
肪族ジアミン;1,3−もしくは1,4−シクロヘキサ
ンジメタナミン、3(4),8(9)−トリシクロ
[5.2.1.0]デカンジメタナミン、2(3),5
(6)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタンジメタナミン
などの脂環式ジアミン;またはp−キシレンジアミン、
m−キシレンジアミンなどの芳香族ジアミンが製造され
る。
応するブタンジアミン、ヘキサンジアミン、オクタンジ
アミン、ノナンジアミン、デカンジアミン、ドデカンジ
アミン、ヘキサデカンジアミン、オクタデカンジアミ
ン、エイコサンジアミンなどの直鎖脂肪族ジアミン;2
−メチルオクタンジアミン、2−メチル−ノナンジアミ
ン、2,7−ジメチルオクタンジアミンなどの分岐鎖脂
肪族ジアミン;1,3−もしくは1,4−シクロヘキサ
ンジメタナミン、3(4),8(9)−トリシクロ
[5.2.1.0]デカンジメタナミン、2(3),5
(6)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタンジメタナミン
などの脂環式ジアミン;またはp−キシレンジアミン、
m−キシレンジアミンなどの芳香族ジアミンが製造され
る。
【0009】本発明でジアミン合成の還元アミノ化に使
用する水素化触媒としては、ラネーニッケル、ラネーコ
バルト、ラネー銅などのラネー触媒、あるいはニッケ
ル、コバルト、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウ
ム、銅などの水素化活性のある金属を珪藻土、シリカ、
アルミナ、シリカアルミナ、粘土、チタニア、ジルコニ
ア、マグネシア、カルシア、酸化ランタン、酸化ニオ
ブ、炭素などの担体に担持した担持触媒、あるいはニッ
ケル、コバルト、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニ
ウム、銅などの金属と有機または無機の配位子からなる
金属錯体触媒を用いることができる。
用する水素化触媒としては、ラネーニッケル、ラネーコ
バルト、ラネー銅などのラネー触媒、あるいはニッケ
ル、コバルト、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウ
ム、銅などの水素化活性のある金属を珪藻土、シリカ、
アルミナ、シリカアルミナ、粘土、チタニア、ジルコニ
ア、マグネシア、カルシア、酸化ランタン、酸化ニオ
ブ、炭素などの担体に担持した担持触媒、あるいはニッ
ケル、コバルト、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニ
ウム、銅などの金属と有機または無機の配位子からなる
金属錯体触媒を用いることができる。
【0010】また、ジアミンを合成する還元アミノ化反
応における、温度、水素圧力、アンモニア使用量、溶
媒、反応方式、反応装置などの条件については特に制限
はなく、公知の方法で実施される。
応における、温度、水素圧力、アンモニア使用量、溶
媒、反応方式、反応装置などの条件については特に制限
はなく、公知の方法で実施される。
【0011】本発明で用いられる一級モノアミンとして
は、目的のジアミンよりも高沸点であり、蒸留時に目的
のジアミンが低沸点側で先に蒸留されるため該ジアミン
との分離が容易な脂肪族または芳香族骨格を有する一級
モノアミンが好ましい。具体的には、オクチルアミン、
デシルアミン、ドデシルアミン、ヘキサデシルアミン、
オクタデシルアミン、2−メチルオクチルアミン、2−
メチルドデシルアミン、2,2−ジメチルオクチルアミ
ンなどの脂肪族アミン;2−アミノメチルナフタレン、
2−アミノメチルアントラセン、2−アミノメチルフェ
ナントレンなどの芳香族アミンなどが挙げられ、これら
のうち目的のジアミンより高沸点を有するものを選んで
使用する。例えば、目的物ジアミンが1,9−ノナンジ
アミンまたは2−メチル−1,8−オクタンジアミンの
時は、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミンなどを
用いるのが適当である。ヒドロキシルアミンとしては市
販のヒドロキシルアミンまたはヒドロキシルアミン水溶
液を使用する。
は、目的のジアミンよりも高沸点であり、蒸留時に目的
のジアミンが低沸点側で先に蒸留されるため該ジアミン
との分離が容易な脂肪族または芳香族骨格を有する一級
モノアミンが好ましい。具体的には、オクチルアミン、
デシルアミン、ドデシルアミン、ヘキサデシルアミン、
オクタデシルアミン、2−メチルオクチルアミン、2−
メチルドデシルアミン、2,2−ジメチルオクチルアミ
ンなどの脂肪族アミン;2−アミノメチルナフタレン、
2−アミノメチルアントラセン、2−アミノメチルフェ
ナントレンなどの芳香族アミンなどが挙げられ、これら
のうち目的のジアミンより高沸点を有するものを選んで
使用する。例えば、目的物ジアミンが1,9−ノナンジ
アミンまたは2−メチル−1,8−オクタンジアミンの
時は、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミンなどを
用いるのが適当である。ヒドロキシルアミンとしては市
販のヒドロキシルアミンまたはヒドロキシルアミン水溶
液を使用する。
【0012】一級モノアミンおよび/またはヒドロキシ
ルアミンの使用量は、対象アミノ化粗反応液中に存在す
るシッフ塩基の量を定量分析し、その分析値に応じて決
めることができる。使用範囲としてはシッフ塩基結合の
モル数に対して0.5〜10倍モル量が好ましく、1〜
5倍モル量がより好ましい。
ルアミンの使用量は、対象アミノ化粗反応液中に存在す
るシッフ塩基の量を定量分析し、その分析値に応じて決
めることができる。使用範囲としてはシッフ塩基結合の
モル数に対して0.5〜10倍モル量が好ましく、1〜
5倍モル量がより好ましい。
【0013】ここで添加された一級モノアミンまたはヒ
ドロキシルアミンは、シッフ塩基結合を有するアミンと
アルデヒドとの複合体の形成に関与している該ジアミン
のアミノ基と交換を起こし、複合体は両端にアミノ基を
持たない構造へと変化する。従って、加熱によりシッフ
塩基部分がアルドール縮合を起こしても、蒸留時に問題
となる高沸固化物の生成が抑制される。
ドロキシルアミンは、シッフ塩基結合を有するアミンと
アルデヒドとの複合体の形成に関与している該ジアミン
のアミノ基と交換を起こし、複合体は両端にアミノ基を
持たない構造へと変化する。従って、加熱によりシッフ
塩基部分がアルドール縮合を起こしても、蒸留時に問題
となる高沸固化物の生成が抑制される。
【0014】一級モノアミンを添加する時期としては、
ジアミンの蒸留工程において粗反応液が加熱されシッフ
塩基のアルドール縮合により高沸物が生成するより前の
段階であれば、溶剤回収蒸留の前でも、あるいは脱溶剤
後の粗ジアミン液の精留前でも良い。また、還元アミノ
化反応の仕込時あるいは反応途中に添加しても良い。
ジアミンの蒸留工程において粗反応液が加熱されシッフ
塩基のアルドール縮合により高沸物が生成するより前の
段階であれば、溶剤回収蒸留の前でも、あるいは脱溶剤
後の粗ジアミン液の精留前でも良い。また、還元アミノ
化反応の仕込時あるいは反応途中に添加しても良い。
【0015】ヒドロキシルアミンを添加する時期として
は、同様に、ジアミンの蒸留工程において粗反応液が加
熱されシッフ塩基のアルドール縮合により高沸物が生成
するより前の段階であれば、溶剤回収蒸留の前でも、あ
るいは脱溶剤後の粗ジアミン液の精留前でも良い。ま
た、ヒドロキシルアミンを添加した場合は、例えば蒸留
前にヒドロキシルアミンを添加した粗反応液を室温で数
分〜数時間程度撹拌し、シッフ塩基結合を持つ多量体を
形成しているジアミンのアミノ基とヒドロキシルアミン
のアミノ基との交換反応をあらかじめ実施しておくこと
が好ましい。
は、同様に、ジアミンの蒸留工程において粗反応液が加
熱されシッフ塩基のアルドール縮合により高沸物が生成
するより前の段階であれば、溶剤回収蒸留の前でも、あ
るいは脱溶剤後の粗ジアミン液の精留前でも良い。ま
た、ヒドロキシルアミンを添加した場合は、例えば蒸留
前にヒドロキシルアミンを添加した粗反応液を室温で数
分〜数時間程度撹拌し、シッフ塩基結合を持つ多量体を
形成しているジアミンのアミノ基とヒドロキシルアミン
のアミノ基との交換反応をあらかじめ実施しておくこと
が好ましい。
【0016】蒸留工程における一連の操作は、温度、圧
力等には特別な配慮をする必要はなく、公知の方法にし
たがって実施される。添加した一級モノアミンは目的ジ
アミンより高沸点であるため、高沸留分として容易に蒸
留分離することができる。また、添加したヒドロキシル
アミンのうち、シッフ塩基部分と反応したものは高沸留
分として、未反応のものは低沸留分として、目的物であ
るジアミンと容易に蒸留分離することができる。
力等には特別な配慮をする必要はなく、公知の方法にし
たがって実施される。添加した一級モノアミンは目的ジ
アミンより高沸点であるため、高沸留分として容易に蒸
留分離することができる。また、添加したヒドロキシル
アミンのうち、シッフ塩基部分と反応したものは高沸留
分として、未反応のものは低沸留分として、目的物であ
るジアミンと容易に蒸留分離することができる。
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれらの実施例により限定されるものではない。
明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0017】実施例1 先ず既知の方法(特開平5−17413号公報)に従っ
て、水素化触媒としてラネーニッケル触媒15g、メタ
ノール溶媒150g、アンモニア111gを仕込んだ撹
拌式オートクレーブを120℃、水素圧力40kg/c
m2とした後、1,9−ノナンジアールおよび2−メチ
ル−1,8−オクタンジアールの混合物78.4gをメ
タノール溶媒160gに溶解させた原料溶液を3時間か
けてオートクレーブ内に供給し、1,9−ノナンジアミ
ンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミンを含む
粗反応液390gを得た。このとき、1,9−ノナンジ
アールおよび2−メチル−1,8−オクタンジアールを
基準としたときの1,9−ノナンジアミンおよび2−メ
チル−1,8−オクタンジアミンの収率は36.9%
で、粗反応液中の1,9−ノナンジアミンおよび2−メ
チル−1,8−オクタンジアミンの含量は29.3g
(7.5wt%)、シッフ塩基結合の量は粗反応液1g
あたり0.54ミリモルであった。次に、この粗反応液
を単蒸留装置に仕込み、シッフ塩基結合と等モル量のヘ
キサデシルアミン50.8gを添加した。蒸留装置下部
(以下、これをボトムと称することもある。)の温度と
減圧度を徐々に変化させ、メタノール溶媒と少量の低沸
点副生物を留去した後、ボトム温度180℃、減圧度1
0torrで1時間蒸留を行い、1,9−ノナンジアミ
ンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミンを留出
させた。この時、留分として回収できた1,9−ノナン
ジアミンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミン
は30.5g(蒸留回収率104.1%)であった。ま
た、このときボトム液の固化は見られず、順調な蒸留操
作を継続することができた。蒸留により留分として回収
できた1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,
8−オクタンジアミンの量が、仕込み粗反応液中に含ま
れていた1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−
1,8−オクタンジアミンの量を上回っているのは、添
加したヘキサデシルアミンがシッフ塩基結合を形成して
いたジアミンのアミノ基と交換し、ジアミンが再生した
ためと推察される。
て、水素化触媒としてラネーニッケル触媒15g、メタ
ノール溶媒150g、アンモニア111gを仕込んだ撹
拌式オートクレーブを120℃、水素圧力40kg/c
m2とした後、1,9−ノナンジアールおよび2−メチ
ル−1,8−オクタンジアールの混合物78.4gをメ
タノール溶媒160gに溶解させた原料溶液を3時間か
けてオートクレーブ内に供給し、1,9−ノナンジアミ
ンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミンを含む
粗反応液390gを得た。このとき、1,9−ノナンジ
アールおよび2−メチル−1,8−オクタンジアールを
基準としたときの1,9−ノナンジアミンおよび2−メ
チル−1,8−オクタンジアミンの収率は36.9%
で、粗反応液中の1,9−ノナンジアミンおよび2−メ
チル−1,8−オクタンジアミンの含量は29.3g
(7.5wt%)、シッフ塩基結合の量は粗反応液1g
あたり0.54ミリモルであった。次に、この粗反応液
を単蒸留装置に仕込み、シッフ塩基結合と等モル量のヘ
キサデシルアミン50.8gを添加した。蒸留装置下部
(以下、これをボトムと称することもある。)の温度と
減圧度を徐々に変化させ、メタノール溶媒と少量の低沸
点副生物を留去した後、ボトム温度180℃、減圧度1
0torrで1時間蒸留を行い、1,9−ノナンジアミ
ンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミンを留出
させた。この時、留分として回収できた1,9−ノナン
ジアミンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミン
は30.5g(蒸留回収率104.1%)であった。ま
た、このときボトム液の固化は見られず、順調な蒸留操
作を継続することができた。蒸留により留分として回収
できた1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,
8−オクタンジアミンの量が、仕込み粗反応液中に含ま
れていた1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−
1,8−オクタンジアミンの量を上回っているのは、添
加したヘキサデシルアミンがシッフ塩基結合を形成して
いたジアミンのアミノ基と交換し、ジアミンが再生した
ためと推察される。
【0018】実施例2 先ず、実施例1と同様にして得られた1,9−ノナンジ
アミンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミンを
含む粗反応液390gを単蒸留装置に仕込み、シッフ塩
基結合に対して2.5モル倍量となる50%ヒドロキシ
ルアミン水溶液35gを添加し、その後、室温で30分
間撹拌した。次に、ボトム温度と減圧度を徐々に変化さ
せ、メタノール溶媒、少量の低沸点副生物、未反応のヒ
ドロキシルアミンを留去した後、ボトム温度180℃、
減圧度10torrで1時間蒸留を行い、1,9−ノナ
ンジアミンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミ
ンを留出させた。この時、留分として回収できた1,9
−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−オクタン
ジアミンは29.8g(蒸留回収率101.7%)であ
った。また、蒸留によるボトム液の固化は見られず、順
調な蒸留操作を継続することができた。
アミンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミンを
含む粗反応液390gを単蒸留装置に仕込み、シッフ塩
基結合に対して2.5モル倍量となる50%ヒドロキシ
ルアミン水溶液35gを添加し、その後、室温で30分
間撹拌した。次に、ボトム温度と減圧度を徐々に変化さ
せ、メタノール溶媒、少量の低沸点副生物、未反応のヒ
ドロキシルアミンを留去した後、ボトム温度180℃、
減圧度10torrで1時間蒸留を行い、1,9−ノナ
ンジアミンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミ
ンを留出させた。この時、留分として回収できた1,9
−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−オクタン
ジアミンは29.8g(蒸留回収率101.7%)であ
った。また、蒸留によるボトム液の固化は見られず、順
調な蒸留操作を継続することができた。
【0019】実施例3 実施例1の還元アミノ化反応において、原料供給終了後
にさらに3時間の反応追い込みを行う以外は実施例1と
同一条件で、1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル
−1,8−オクタンジアミンを含む粗反応液390gを
得た。このとき、1,9−ノナンジアールおよび2−メ
チル−1,8−オクタンジアールを基準としたときの
1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−オ
クタンジアミンの収率は80.0%で、粗反応液中の
1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−オ
クタンジアミン含量は62.7g(16.1wt%)、
シッフ塩基結合の量は粗反応液1gあたり0.12ミリ
モルであった。次に、この粗反応液を単蒸留装置に仕込
み、シッフ塩基結合と等モル量のオクタデシルアミン1
2.5gを添加した。ボトム温度と減圧度を徐々に変化
させ、メタノール溶媒と少量の低沸点副生物を留去した
後、ボトム温度190℃、減圧度10torrで1時間
蒸留を行い、1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル
−1,8−オクタンジアミンを留出させた。この時、留
分として回収できた1,9−ノナンジアミンおよび2−
メチル−1,8−オクタンジアミンは58.8g(蒸留
回収率93.9%)であった。また、蒸留によるボトム
液の固化は見られず、順調な蒸留操作を継続することが
できた。
にさらに3時間の反応追い込みを行う以外は実施例1と
同一条件で、1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル
−1,8−オクタンジアミンを含む粗反応液390gを
得た。このとき、1,9−ノナンジアールおよび2−メ
チル−1,8−オクタンジアールを基準としたときの
1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−オ
クタンジアミンの収率は80.0%で、粗反応液中の
1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−オ
クタンジアミン含量は62.7g(16.1wt%)、
シッフ塩基結合の量は粗反応液1gあたり0.12ミリ
モルであった。次に、この粗反応液を単蒸留装置に仕込
み、シッフ塩基結合と等モル量のオクタデシルアミン1
2.5gを添加した。ボトム温度と減圧度を徐々に変化
させ、メタノール溶媒と少量の低沸点副生物を留去した
後、ボトム温度190℃、減圧度10torrで1時間
蒸留を行い、1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル
−1,8−オクタンジアミンを留出させた。この時、留
分として回収できた1,9−ノナンジアミンおよび2−
メチル−1,8−オクタンジアミンは58.8g(蒸留
回収率93.9%)であった。また、蒸留によるボトム
液の固化は見られず、順調な蒸留操作を継続することが
できた。
【0020】比較例1 実施例1と同様にして得られた1,9−ノナンジアミン
および2−メチル−1,8−オクタンジアミン29.3
gを含む粗反応液390gを用いて、ヘキサデシルアミ
ンは添加せず、蒸留ボトム温度は最高140℃、減圧度
1torrとし、それ以外は実施例1と同様の操作によ
りジアミンの回収蒸留を実施した。この時、ボトム温度
140℃で30分間蒸留を行った時点で、ボトム液が固
化し蒸留操作が不能となった。この時までに留分として
回収できた1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−
1,8−オクタンジアミンは21.7g(蒸留回収率7
4.1%)であった。
および2−メチル−1,8−オクタンジアミン29.3
gを含む粗反応液390gを用いて、ヘキサデシルアミ
ンは添加せず、蒸留ボトム温度は最高140℃、減圧度
1torrとし、それ以外は実施例1と同様の操作によ
りジアミンの回収蒸留を実施した。この時、ボトム温度
140℃で30分間蒸留を行った時点で、ボトム液が固
化し蒸留操作が不能となった。この時までに留分として
回収できた1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−
1,8−オクタンジアミンは21.7g(蒸留回収率7
4.1%)であった。
【0021】比較例2 実施例3と同様にして得られた1,9−ノナンジアミン
および2−メチル−1,8−オクタンジアミン62.7
gを含む粗反応液390gを用いて、オクタデシルアミ
ンを添加しない以外は実施例1と同様の操作によりジア
ミンの回収蒸留を実施した。この時、ボトム温度190
℃で1時間蒸留を行った時点で、ボトム液が固化し蒸留
操作が不能となった。この時までに留分として回収でき
た1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−
オクタンジアミンは55.8g(蒸留回収率89.0
%)であった。
および2−メチル−1,8−オクタンジアミン62.7
gを含む粗反応液390gを用いて、オクタデシルアミ
ンを添加しない以外は実施例1と同様の操作によりジア
ミンの回収蒸留を実施した。この時、ボトム温度190
℃で1時間蒸留を行った時点で、ボトム液が固化し蒸留
操作が不能となった。この時までに留分として回収でき
た1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−
オクタンジアミンは55.8g(蒸留回収率89.0
%)であった。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ジアルデヒドを原料と
して還元アミノ化反応を行うことにより得られたジアミ
ンを含有する粗反応液を蒸留してジアミンを得る際に、
蒸留塔下部液の固化とそれに伴うジアミン回収率の低下
といった問題点を克服することができる。
して還元アミノ化反応を行うことにより得られたジアミ
ンを含有する粗反応液を蒸留してジアミンを得る際に、
蒸留塔下部液の固化とそれに伴うジアミン回収率の低下
といった問題点を克服することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ジアルデヒドを出発原料として、水素化
触媒と水素とアンモニアの存在下に還元アミノ化反応を
行うことにより得られたジアミンを含有する粗反応液
に、該ジアミンと蒸留分離可能な一級モノアミンおよび
/またはヒドロキシルアミンを添加して蒸留することを
特徴とするジアミンの製造方法。 - 【請求項2】 ジアミンが、1,9−ノナンジアミン、
2−メチル−1,8−オクタンジアミンまたはこれらの
混合物である請求項1記載のジアミンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171629A JPH1112231A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | ジアミンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171629A JPH1112231A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | ジアミンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1112231A true JPH1112231A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15926738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9171629A Pending JPH1112231A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | ジアミンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1112231A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG99415A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-27 | Kuraray Co | Process for producing diamines |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9171629A patent/JPH1112231A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG99415A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-27 | Kuraray Co | Process for producing diamines |
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