JPH11123712A - 高流動コンクリートの気泡除去具 - Google Patents

高流動コンクリートの気泡除去具

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JPH11123712A
JPH11123712A JP30934797A JP30934797A JPH11123712A JP H11123712 A JPH11123712 A JP H11123712A JP 30934797 A JP30934797 A JP 30934797A JP 30934797 A JP30934797 A JP 30934797A JP H11123712 A JPH11123712 A JP H11123712A
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fluidity concrete
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JP30934797A
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Katsumi Harada
克己 原田
Noriyuki Koyama
宣幸 小山
Hisanori Hirata
久則 平田
Atsumoto Ueda
厚元 植田
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面気泡孔が少ないコンクリート構造物を製
造可能な高流動コンクリートの気泡除去具を提供する。 【解決手段】 型枠11の内側面11a付近に高流動コ
ンクリートの気泡除去具10を自重で垂らし、または、
型枠組立時に直接型枠内に配置し、それから型枠11内
に高流動コンクリート12を流し込む。すると、型枠1
1の内側面11aに、気泡除去具10のヒンジ14によ
って連結された気泡除去板13が押し付けられる。その
後、コンクリート12が硬化する前に、この気泡除去具
10を型枠11の内側面11aに沿って徐々に引き上げ
と、この高流動コンクリート12の表面に付着した表面
気泡aが、ヒンジ連結された気泡除去板13によって掻
き取られる。したがって、脱型後、表面気泡孔が少ない
コンクリート構造物を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は高流動コンクリー
トの気泡除去具、詳しくは表面気泡孔が少ないコンクリ
ート構造物を製造するための高流動コンクリートの気泡
除去具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、各種のコンクリート構造物を
製造する際には、あらかじめ所定形状の型枠を作製し、
次いでこの型枠内にコンクリートを流し込んだ後、バイ
ブレータによって型枠に振動を加えることで、コンクリ
ートを型枠内に隙間なく充填する。しかも、この振動に
よってコンクリート中に存在する気泡を、外部へ露呈し
たその表面より大気へ逃がしている。この結果、内部欠
損がほとんどなく、しかも表面気泡孔の少ないコンクリ
ート構造物が得られる。ところで、このようにバイブレ
ータにより型枠を振動させた場合には、工場周辺にバイ
ブレータの大きな振動音をまき散らしたり、作業員に比
較的つらい作業を強制することとなる。この結果、バイ
ブレータを使って作業することで、作業者が難聴や関節
炎などを起こしたり、工場周辺に騒音問題が生じるおそ
れがあった。しかも、一方では、この振動によって、コ
ンクリート中の骨材とモルタルとが分離し、製造された
コンクリート構造物の全体の強度が均一とならないとい
う、コンクリート品質上の問題もあった。
【0003】そこで、従来、コンクリートの流動性が高
められた、良好な自己充填性を有する高流動コンクリー
トが開発されている。この高流動コンクリートは、比較
的多量の高性能AE減水剤が添加されており、そのまま
無振動で型枠内に流し込めば、型枠の隅々までコンクリ
ートが流れていく。この結果、工場周辺での騒音問題が
解消し、しかも作業者にバイブレータを使った過酷な労
働を強いることもなく、その上、簡単に前述したコンク
リート構造物の内部欠損を解消することができる。しか
しながら、このように自己充填性を有する高流動コンク
リートであっても、流し込まれたコンクリート表面に付
着した気泡を除去するのはむずかしい。したがって、依
然としてコンクリート構造物の表面には、多数の表面気
泡孔が現出されたままになっていた。
【0004】そこで、これを解消する従来技術として、
特開平7−178711号公報の明細書中に記載された
高流動コンクリートの気泡除去具が知られている。この
従来の気泡除去具とは、型枠の内側面近傍に引き上げ可
能に配置されるシート状、棒状あるいは板状の物体のこ
とである。この従来公報によれば、このシート状、棒状
あるいは板状の物体を型枠の内側面近傍に配置し、次い
で型枠内に高流動コンクリートを流し込んだ後、この高
流動コンクリートが硬化する前にこの物体を引き上げ
る。これにより、コンクリート表面近傍のコンクリート
を再流動させて、コンクリート表面に付着した表面気泡
を除去するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の高流動コンクリートの気泡除去具では、例え
ばシート状の物体の場合、気泡除去具が薄いために、高
流動コンクリートの高い充填圧に耐えきれず、高流動コ
ンクリートから引き抜いている間に破れたりするおそれ
があった。また、棒状の物体の場合、例えば型枠とし
て、側板が上方へ向かって徐々に内傾斜したものが使用
されていれば、自重により棒状の物体が鉛直に垂れてし
まい、このコンクリート表面に付着した表面気泡を、良
好に除去することができないという問題があった。さら
に、板状物の物体の場合には、例えば上記特開平7−1
78711号公報に添付された図10,図12〜図14
に示すように、紐1本に吊り下げられた物体が1個であ
ったので、コンクリートの充填圧が物体の内面にかかっ
ても、この物体が型枠の内側面へ充分に密着することが
できず、同様に型枠の側板が内側へ傾いた型枠の場合、
物体が鉛直に垂れてしまうという問題があった。
【0006】
【発明の目的】そこで、この発明は、表面気泡孔が少な
いコンクリート構造物を製造することができる高流動コ
ンクリートの気泡除去具を提供することを、その目的と
している。また、この発明は、型枠の内側面の形状に倣
って、かつ広範囲にわたって表面気泡を除去することが
できる高流動コンクリートの気泡除去具を提供すること
を、その目的としている。さらに、この発明は、比較的
取り残しなく広範囲にわたって表面気泡を除去すること
ができる高流動コンクリートの気泡除去具を提供するこ
とを、その目的としている。そして、この発明は、型枠
内から引き抜きやすい高流動コンクリートの気泡除去具
を提供することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、型枠内に流し込まれた高流動コンクリートが硬化す
る前に、上記型枠の内側面に沿って引き上げられること
で、この高流動コンクリートの表面に付着した表面気泡
を除去する高流動コンクリートの気泡除去具において、
複数枚の気泡除去板と、隣接するこの気泡除去板同士を
垂直面内で回動可能に連結するヒンジとを備えた高流動
コンクリートの気泡除去具である。ここでいう高流動コ
ンクリートとは、ポルトランドセメントに比較的多量の
高性能AE減水剤が添加された流動性の高い自己充填性
を有するコンクリートである。具体的なコンクリート組
成の一例を挙げると、普通ポルトランドセメント371
kg/m3,水175kg/m3,細骨材681kg/m
3,粗骨材1060kg/m3,増粘剤3kg/m3,高
性能AE減水剤6.3kg/m3である。
【0008】型枠の形状は、もちろん限定されない。例
えば、上方へ向かうにつれて徐々に内側へ傾斜したテー
パ状の側板を有する型枠や、平面視して円形または楕円
形の型枠などでもよい。気泡除去板の素材としては、例
えばステンレス,硬質アルミニウムなどの各種金属、ま
たポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレンなどの
各種合成樹脂、さらにラワン,松,檜,杉などの各種木
材、もしくはアルミナ,ジルコニア,ジルコン,クロミ
アなどの各種セラミックなどが挙げられる。また、気泡
除去板の厚さや大きさも限定されない。ただし、この厚
さの場合1〜5mm程度のものが、打設されたコンクリ
ート中から引き上げる際に、さほど重くなく、かつ引き
上げ時の荷重により破損することもなく、良好に引き上
げることができる。
【0009】そして、ヒンジの品種も限定されない。例
えば沈めヒンジ,乗せヒンジ,隠しヒンジ,合わせヒン
ジ,ばねヒンジなどでもよい。また、ヒンジの素材も限
定されない。例えば、ステンレス,真鍮などの金属、各
種プラスチック,各種木材,各種セラミックなどでもよ
い。高流動コンクリートの気泡除去具は、例えばロープ
などの吊下部材を用いて引き上げてもよいし、またコン
クリートの表面上から露呈した最上段の気泡除去板を直
接掴んで引き上げてもよい。この引き上げは、人手によ
り行っても、例えばウインチやリフティングクレーンな
どを用いて行ってもよい。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記各気泡除去
板は、水平方向および垂直方向にマトリクス状にヒンジ
によって連結された請求項1に記載の高流動コンクリー
トの気泡除去具である。マトリクス状に連結された気泡
除去板の大きさは、例えば型枠の一側板全域またはその
一部,複数枚の側板全域またはその一部,さらには型枠
の全ての側板の大きさでもよい。
【0011】請求項3に記載の発明は、上記マトリクス
状に連結された各気泡除去板は、垂直方向へ向かって千
鳥足状に配置されている請求項2に記載の高流動コンク
リートの気泡除去具である。
【0012】請求項4に記載の発明は、上記気泡除去板
の少なくともコンクリート側の表面には、離型剤がコー
ティングされた請求項1〜請求項3のうちのいずれか1
項に記載の高流動コンクリートの気泡除去具である。離
型剤としては、例えばフッ素樹脂,鉱物油などが挙げら
れる。
【0013】
【作用】この発明によれば、型枠の内側面付近に高流動
コンクリートの気泡除去具を自重で垂らした状態に配置
し、または、型枠組立時に直接型枠内に配置し、次いで
型枠内に高流動コンクリートを流し込む。これにより、
この型枠の内側面に、高流動コンクリートの気泡除去具
のヒンジにより連結された各気泡除去板が押し付けられ
る。その後、コンクリートが硬化する前に、この高流動
コンクリートの気泡除去具を型枠の内側面に沿って徐々
に引き上げると、型枠にほぼ接した状態でコンクリート
表面に存在する表面気泡が掻き取られるので、脱型後、
表面気泡孔が少ないコンクリート構造物を製造すること
ができる。
【0014】特に、請求項2に記載の発明によれば、各
気泡除去板を、ヒンジによって水平方向および垂直方向
にマトリクス状に連結しているので、縦横に連結された
気泡除去板をゆっくりと一度に引き上げることにより、
型枠の内側面の形状に倣って、かつ広範囲にわたってコ
ンクリート表面に付着した表面気泡を取り除くことがで
きる。
【0015】また、請求項3に記載の発明によれば、型
枠内へのコンクリートの流し込み後、千鳥足状に配置さ
れたマトリクス状の気泡除去板を、型枠の内側面に沿っ
て引き上げると、このコンクリート表面に付着した表面
気泡のうち、ヒンジで連結される各段に配置された気泡
除去板と接触する部分だけでなく、各段に配置された気
泡除去板間に残る表面気泡も、それより下方に千鳥足状
に配置された気泡除去板によって掻き取れられる。これ
により、比較的広範囲で、かつ取り残しなく表面気泡を
除去することができる。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
気泡除去板の少なくともコンクリート側の表面に、離型
剤をコーティングしているので、高流動コンクリートの
気泡除去具の型枠内からの引き上げ時において、高流動
コンクリート内からの引き上げ時の抵抗が比較的小さく
なり、これによりわりと小さな力で高流動コンクリート
の気泡除去具を引き上げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、まず図1〜図5に基づい
て、この発明に係る第1実施例の高流動コンクリートの
気泡除去具を説明する。図1は、この発明の第1実施例
に係る高流動コンクリートの気泡除去具の使用状態の斜
視図である。図2は、同使用状態の断面図である。図3
は、同高流動コンクリートの気泡除去具の一部拡大正面
図である。図4は、型枠と接するコンクリート表面に付
着した表面気泡を除去中の説明図である。図5は、他の
型枠に用いられた高流動コンクリートの気泡除去具の使
用状態の断面図である。
【0018】図1、図2において、10は高流動コンク
リートの気泡除去具であり、この高流動コンクリートの
気泡除去具10は、型枠内11に流し込まれた高流動コ
ンクリート12が硬化する前に、型枠11の内側面11
aに沿って引き上げられることで、高流動コンクリート
12の表面に付着した気泡を除去するものである。ここ
では、矩形箱状の型枠11の内側面の各1面につき、そ
れぞれ3個ずつ並列に配置されている。型枠11は、上
面が開口された内部空間の寸法が縦横高さ1,000×
2,000×1,000mmの型枠である。この型枠1
1は鋼製の板材である。高流動コンクリート12として
は、普通ポルトランドセメント400kg/m3,高炉
スラグ粉末160kg/m3,水168kg/m3,細骨
材804kg/m3,粗骨材904kg/m3,高性能A
E減水剤8.96kg/m3の組成のものが採用されて
いる。
【0019】また、図3、図4に示すように、高流動コ
ンクリートの気泡除去具10は、上下3枚の気泡除去板
13と、隣接する気泡除去板13同士を垂直面内で回動
可能に連結するヒンジ14とを備えている。各気泡除去
板13は、縦100mm,横200mm,厚さ3mmの
寸法を有する金属製の板である。また、それぞれ最上段
の気泡除去板13の上面の中央部には、ワイヤ15を掛
けるリング部13bが固着されている。各気泡除去板1
3のコンクリート側面13aには、それぞれ離型剤の一
例である鉱物油が塗布されている。また、各ヒンジ14
は、それぞれ上下に隣接する気泡除去板13の突き合わ
せ側の端部の内面に、羽根のような一対のばて14aを
ビス止めしている。
【0020】次に、この高流動コンクリートの気泡除去
具10の使用方法を説明する。まず、図1および図2に
示すように、型枠11の内側面11a付近に高流動コン
クリートの気泡除去具10を、それぞれの内側面11a
に対して3個ずつ並列状態で配置する(自重で垂らす、
または、型枠組立時に直接型枠内に配置する)。この
際、各高流動コンクリートの気泡除去具10は、リング
部13bおよびワイヤ15を介して、天井から吊り下げ
られる。次いで、型枠11内に高流動コンクリート12
を流し込む。このように、高流動コンクリート12が流
し込まれると、その充填圧によって、型枠11の各内側
面11a付近にあった各高流動コンクリートの気泡除去
具10の上下3段の各気泡除去板13が、型枠11の対
応する内側面11aに押接される。このとき、高流動コ
ンクリート12の表面には、小さな表面気泡aが多数存
在している。このまましばらく放置しておくと、高流動
コンクリート12が硬化を始める。
【0021】その後、高流動コンクリート12が硬化す
る前に、図外の天井クレーンを用いて徐々に各ワイヤ1
5を引き上げると、各高流動コンクリートの気泡除去具
10が、この内側面11aに押接された状態のままで、
ゆっくりと引き上げられる。これにより、高流動コンク
リート12の表面に付着した表面気泡aが、一連に上方
へ移動する3枚の気泡除去板13により掻き取られる。
しかも、この表面気泡aは、互いに若干幅だけ離間して
いる上下の気泡除去板13間において、順次、上段側の
気泡除去板13が充分に掻き取れずに残した表面気泡a
を、下段側の気泡除去板13の上部エッジが掻き取って
いくので、この高流動コンクリート12の表面に付着し
た表面気泡aを良好に掻き取ることができる。この結
果、脱型後、表面気泡孔が少ないコンクリート構造物を
製造することができる。
【0022】しかも、気泡除去板13のコンクリート側
面13aには離型剤の鉱物油がコーティングされている
ので、高流動コンクリートの気泡除去具10の型枠11
内からの引き上げ時に、比較的小さな引き上げ抵抗で、
この気泡除去具10を引き上げることができる。また、
この高流動コンクリートの気泡除去具10は、隣接する
上下の気泡除去板13同士を、それぞれヒンジ14を介
して垂直面内で回動可能に設けたので、例えば図5に示
すように、一側壁11bが上方へ徐々に内傾斜した型枠
11Aでも、型枠11内に流し込まれた高流動コンクリ
ート12によって、充分に高流動コンクリートの気泡除
去具10の各気泡除去板13を、型枠11Aの内側面1
1aに押接することできる。この結果、このようなテー
パ状の内側面11aを有する型枠11Aであっても、そ
の内側面11aに付着した表面気泡aを良好に掻き取る
ことができる。
【0023】次に、図6〜図8に基づいて、この発明の
第2実施例に係る高流動コンクリートの気泡除去具を説
明する。図6は、この発明の第2実施例に係る高流動コ
ンクリートの気泡除去具の拡大正面図である。図7は、
平面視して円形の型枠に用いられた高流動コンクリート
の気泡除去具の使用状態の平面図である。図8は、気泡
除去板が千鳥足状に配置された高流動コンクリートの気
泡除去具の拡大正面図である。図6に示すように、この
第2実施例の高流動コンクリートの気泡除去具20は、
各気泡除去板13を水平方向および垂直方向にマトリク
ス状にヒンジ14,14Aによって連結したものであ
る。
【0024】このように気泡除去板13をマトリクス状
に配置することで、縦横に連結された気泡除去板13を
ゆっくりと引き上げることにより、高流動コンクリート
12の表面に付着した表面気泡aを、一度に広範囲にわ
たって除去することができる。しかも、隣接する縦列の
気泡除去板13同士がヒンジ14Aにより屈曲可能に連
結されているので、このような図1,図5に示す平面視
して矩形の型枠11,11Aだけでなく、例えば図7に
示すような平面視して円形の型枠11Bにも適用するこ
とができる。すなわち、これは、型枠11Bの湾曲する
内周面11cに倣って、各縦列に配置された気泡除去板
13が屈曲することができるからである。
【0025】また、図8に示すように、このマトリクス
状に連結された気泡除去板13を、垂直方向へ向かって
千鳥足状に配置してもよい。このように構成された高流
動コンクリートの気泡除去具30を、例えば型枠11の
内側面11aに沿って引き上げると、ヒンジ14Aによ
り連結された気泡除去板13間に残る表面気泡aが、順
次、その下方に配置された気泡除去板13によって掻き
取れられていく。したがって、比較的広範囲で、かつ取
り残しなく高流動コンクリート12の表面気泡aを除去
することができる。なお、上下段の各気泡除去板13同
士は、比較的小型のヒンジ14Bにより連結されてい
る。その他の構成、作用および効果は、第1実施例と同
様であるので、説明を省略する。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、隣接する気泡除去板
同士を垂直面内で回動可能にヒンジにより連結して高流
動コンクリートの気泡除去具を設けたので、コンクリー
トが硬化する前に、この気泡除去具を型枠の内側面に沿
って引き上げることで、コンクリート表面に付着した気
泡を良好に掻き取ることができる。この結果、表面気泡
孔が少ないコンクリート構造物を製造することができ
る。
【0027】特に、請求項2に記載の発明によれば、各
気泡除去板を、ヒンジによって水平方向および垂直方向
にマトリクス状に連結したので、縦横に連結された気泡
除去板を引き上げた際に、型枠の内側面の形状に倣いな
がら、広範囲にわたって表面気泡を除去することができ
る。
【0028】また、請求項3に記載の発明によれば、マ
トリクス状に連結された各気泡除去板を垂直方向へ向か
って千鳥足状に配置したので、型枠内へのコンクリート
の流し込み後、高流動コンクリートの気泡除去具の引き
上げ時において、隣接する縦列の気泡除去板と別縦列の
気泡除去板との隙間に残ったコンクリートの表面気泡
を、互い違いに配置されたその下方の気泡除去板によっ
て掻き取ることができる。これにより、比較的広範囲
で、かつ取り残しなく表面気泡を除去することができ
る。
【0029】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
気泡除去板の少なくともコンクリート側面に、離型剤を
コーティングするようにしたので、高流動コンクリート
の気泡除去具の型枠内からの引き上げ時において、コン
クリートとの引き上げ抵抗が比較的小さくなって、比較
的小さな力で高流動コンクリートの気泡除去具を引き抜
くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る高流動コンクリー
トの気泡除去具の使用状態の斜視図である。
【図2】この発明の第1実施例に係る高流動コンクリー
トの気泡除去具の使用状態の断面図である。
【図3】この発明の第1実施例に係る高流動コンクリー
トの気泡除去具の一部拡大正面図である。
【図4】この発明の第1実施例に係る高流動コンクリー
トの気泡除去具による型枠と接するコンクリート表面に
付着した表面気泡を除去中の説明図である。
【図5】この発明の第1実施例に係る他の型枠に用いら
れた高流動コンクリートの気泡除去具の使用状態の断面
図である。
【図6】この発明の第2実施例に係る高流動コンクリー
トの気泡除去具の拡大正面図である。
【図7】この発明の第2実施例に係る平面視して円形の
型枠に用いられた高流動コンクリートの気泡除去具の使
用状態の平面図である。
【図8】この発明の第2実施例に係る気泡除去板が千鳥
足状に配置された高流動コンクリートの気泡除去具の拡
大正面図である。
【符号の説明】
10,20,30 高流動コンクリートの気泡除去具、 11 型枠、 11a 内側面、 12 高流動コンクリート、 13 気泡除去板、 13a コンクリート側面、 14,14A,14B ヒンジ、 a 表面気泡。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 久則 福岡県北九州市八幡西区洞南町1番1号 三菱マテリアル株式会社セメント開発セン タ−内 (72)発明者 植田 厚元 福岡県北九州市八幡西区洞南町1番1号 三菱マテリアル株式会社セメント開発セン タ−内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠内に流し込まれた高流動コンクリー
    トが硬化する前に、上記型枠の内側面に沿って引き上げ
    られることで、この高流動コンクリートの表面に付着し
    た表面気泡を除去する高流動コンクリートの気泡除去具
    において、 複数枚の気泡除去板と、 隣接するこの気泡除去板同士を垂直面内で回動可能に連
    結するヒンジとを備えた高流動コンクリートの気泡除去
    具。
  2. 【請求項2】 上記各気泡除去板は、水平方向および垂
    直方向にマトリクス状にヒンジによって連結された請求
    項1に記載の高流動コンクリートの気泡除去具。
  3. 【請求項3】 上記マトリクス状に連結された各気泡除
    去板は、垂直方向へ向かって千鳥足状に配置されている
    請求項2に記載の高流動コンクリートの気泡除去具。
  4. 【請求項4】 上記気泡除去板の少なくともコンクリー
    ト側の表面には、離型剤がコーティングされた請求項1
    〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の高流動コンク
    リートの気泡除去具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138597A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Fukuda Corp コンクリートの気泡除去方法と気泡除去装置
CN114592694A (zh) * 2022-02-28 2022-06-07 中冶南方城市建设工程技术有限公司 一种混凝土墙体收光杆件及施工方法
CN116810977A (zh) * 2023-08-10 2023-09-29 淮安鑫塬铭新材料有限公司 一种树脂混凝土排水沟生产模具

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