JPH11125527A - 角速度センサおよびその製造方法 - Google Patents

角速度センサおよびその製造方法

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JPH11125527A
JPH11125527A JP10036319A JP3631998A JPH11125527A JP H11125527 A JPH11125527 A JP H11125527A JP 10036319 A JP10036319 A JP 10036319A JP 3631998 A JP3631998 A JP 3631998A JP H11125527 A JPH11125527 A JP H11125527A
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angular velocity
vibrator
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vibration
velocity sensor
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JP10036319A
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Takehiro Watarai
武宏 度會
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角柱状の振動部を有する振動子を備えた角速
度センサにおいて、駆動振動の共振周波数FDと検知振
動の共振周波数FSとの周波数差ΔF(=FS−FD)
を安定して所望の値とするセンサ構成およびその製造方
法を提供する。 【解決手段】 振動子1は、振動部としての一対の角柱
状のアーム部4、5と、各アーム部4、5の一端を連結
する連結部6とを有する音叉形状に圧電体により形成さ
れており、くびれ部3aを有する支持部3を介して基板
2に固定支持されている。支持部3のくびれ部3aは、
振動子1のy軸方向への駆動振動の共振周波数FDと、
z軸回りの角速度Ωzが入力されたときに発生する検知
振動の共振周波数FSとの周波数差ΔFが所望の範囲内
に入るように削られて調整されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角柱状の振動部を
有する振動子を備えた角速度センサおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、角柱状の振動部を有する振動子を
備えた角速度センサとしては、例えば、特開平8−21
0860号公報に記載の角速度センサが提案されてい
る。その構成を図11および図12に示す。この角速度
センサは、振動子1と、振動子1を支持するための支持
部3と、振動子1および支持部3が取り付けられる基板
2とから構成されている。
【0003】振動子1は、一対の四角柱状のアーム部
(振動部)4、5と、各アーム部4、5の一端を連結す
る連結部6とを有する音叉形状に形成された圧電体(い
わゆる角柱音叉型振動子)から形成されている。また、
この振動子1は、その表面に複数の電極を備えている。
そして、振動子1は、くびれ部3aを有する支持部3を
介して、基板2に連結固定されている。ここで、支持部
3において、細いくびれ部3aを設けているのは、振動
子1からの振動が基板2へ漏れにくくするためである。
【0004】振動子1において、略コの字形状を呈し対
向する側面X1、X2面のうちX1面に、駆動電極1
0、11、参照電極12等が配置され、X1、X2面と
直交する側面であるY1面およびY2面に、角速度検出
用の検出電極18、19が配置され、X1面と対向する
X2面の全面に、X1面の各電極および検出電極18、
19の基準電位用電極となる共通電極20が全面に配置
されている。
【0005】また、このような角速度センサは、一般
に、次のような製造工程にて製造される。すなわち、圧
電体を切削加工して音叉形状とした後、音叉圧電体上に
電極を印刷、焼付け等により形成し、圧電体を分極処理
して振動子を形成する。この振動子を支持部に接着した
後、支持部と基板を溶接等により接合して角速度センサ
を完成させる。
【0006】さらに、この角速度センサの作動原理は、
次のようである。すなわち、駆動電極10、11を介し
てアーム部4、5を、その長手方向に平行なz軸と直交
するy軸方向に、駆動振動させる。そして、振動してい
るアーム部4、5にz軸回りの角速度が入力された時に
生じるコリオリ力により、上記のz軸およびy軸と直交
するx軸方向に発生するアーム部4、5の振動を検知振
動として検出し、z軸回りの角速度の大きさを求める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記の角速度
センサにおいては、検出精度を高めるために、駆動振動
の共振周波数FDと検知振動の共振周波数FSとの周波
数差ΔF(=FS−FD)をある所定の値にする必要が
ある。これら共振周波数FD、FSは振動子1の寸法に
より決定され、例えば、近似的にはFDはアーム部4、
5の幅、FSは振動子1の板厚により決定される。
【0008】従って、上記の角柱音叉型振動子において
は、共振周波数FD、FSは近接したものとなってお
り、周波数差ΔFは小さい値(例えば、数10Hz)と
なっている。本発明者は、上記の角柱音叉振動子を備え
る角速度センサに基づき、周波数差ΔFの所望の値を安
定して実現すべく検討を行ったが、振動子1の加工工程
における加工寸法誤差等のため、周波数差ΔFを安定し
て所望の値とすることは困難であった。
【0009】本発明は上記点に鑑みて、角柱状の振動部
を有する振動子を備えた角速度センサにおいて、駆動振
動の共振周波数FDと検知振動の共振周波数FSとの周
波数差ΔF(=FS−FD)を安定して所望の値とする
センサ構成およびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の角速
度センサにおいて、振動子によって周波数差ΔFを安定
して所望の値とすることは上記の加工寸法誤差等のため
困難であると考え、振動子以外の部分でΔF調整を行う
ことで、上記問題の解決を図った。すなわち、請求項1
記載の発明においては、支持部(3)のくびれ部(3
a)が、駆動振動の共振周波数(FD)と検知振動の共
振周波数(FS)との周波数差ΔFが、所望の範囲内に
入るように調整された形状を有することを特徴とする。
【0011】ここで、上記の調整された形状とは、具体
的には、支持部(3)のくびれ部(3a)のねじれ剛性
を実質的に変化させるべく、くびれ部(3a)が削られ
た構成、あるいは、くびれ部(3a)に別部材が接着、
溶接等により付加された構成となっているものをいう。
それによって、振動子(1、101、201)の加工寸
法誤差等が存在しても、周波数差ΔFを安定して所望の
範囲内とした角速度センサを提供することができる。
【0012】また、請求項2記載の発明においては、支
持部(3)が焼結金属からなることを特徴とする。それ
によって、例えば、支持部(3)のくびれ部(3a)を
削ることによりΔFを調整する場合、焼結金属は削り性
に優れているので、より精度良く迅速にΔFが調整され
た角速度センサを提供することができる。次に、請求項
3〜請求項5記載の発明は角速度センサの製造方法に関
するものである。
【0013】請求項3記載の発明においては、基板
(2、110)に支持部(3)を介して振動子(1、1
01、201)を取り付けた後、基板(2、110)に
取り付けられた振動子(1、101、201)の振動特
性をモニターして、駆動振動の共振周波数(FD)と検
知振動の共振周波数(FS)との周波数差ΔFが所望の
範囲内に入るように支持部(3)のくびれ部(3a)の
ねじれ剛性を変化させることを特徴とする。
【0014】それによって、基板(2、110)に支持
部(3)を介して振動子(1、101、201)を取り
付けた後、すなわち、角速度センサの組付け終了後に、
支持部(3)のくびれ部(3a)でΔFを調整するの
で、振動子(1、101、201)の加工工程における
加工寸法誤差等が存在しても、ΔFを安定して所望の値
とすることができる。
【0015】ここで、請求項3において支持部(3)の
くびれ部(3a)のねじれ剛性を変化させることは、請
求項4記載の製造方法のように、支持部(3)のくびれ
部(3a)の形状を変えることで達成できる。さらに、
支持部(3)のくびれ部(3a)の形状を変えること
は、請求項5記載の製造方法のように、くびれ部(3
a)を削るかもしくはくびれ部(3a)に別部材を設け
ることで達成できる。
【0016】また、請求項6および請求項7記載の発明
は角速度センサの調整方法に関するものである。すなわ
ち、請求項6記載の発明においては、支持部(3)のく
びれ部(3a)のねじれ剛性を変化させて、駆動振動の
共振周波数(FD)と検知振動の共振周波数(FS)と
の周波数差ΔFが所望の範囲内に入るようすることを特
徴とする。それによって、上記請求項1記載の発明と同
等の効果を有する角速度センサを提供することができ
る。
【0017】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1は、本実施形態の角速度センサを
示す斜視図である。本実施形態は、例えば、自動車の姿
勢制御やカーナビゲーションシステム等に利用される角
速度センサとして使用される。本実施形態は、振動子1
と、振動子1を支持するための支持部3と、振動子1お
よび支持部3が取り付けられる基板2とから構成されて
いる。
【0019】振動子1は、一対の四角柱状のアーム部
(振動部)4、5と、各アーム部4、5の一端を連結す
る連結部6とを有する音叉形状に形成された圧電体(例
えば、PZT(チタン酸ジルコン鉛)等)から形成され
ている。そして、振動子1は、連結部6にて例えばエポ
キシ系の接着材で支持部3に接合されており、この支持
部3によって支持されている。支持部3は、例えば42
N(42アロイ)の様な金属粉を焼結させたもの(焼結
金属)から成り、くびれ部3aを有して略エ字型を呈し
ている。支持部3は、基板2に溶接等で接合されてお
り、基板2の面K1に形成された凹部2bによって、振
動子1は基板2に対して平行に浮遊した形となってい
る。
【0020】また、このくびれ部3aは、後述するよう
に、角速度センサにおける駆動共振周波数FD(例え
ば、約3.30kHz)と検知共振周波数FS(例え
ば、約3.36kHz)との周波数差ΔF(=FS−F
D)が所望の範囲(例えば、60Hz±5Hz)内とな
るように削られて調整された形状を有している。ここ
で、振動子1において、両アーム部4、5の長手方向と
平行且つ両アーム部4、5の中央に位置するz軸方向に
延びる各振動子面を、以下のように定義する。
【0021】両アーム部4、5と連結部6とが同一平面
を形成し対向する略コ字形状の一対の面であるX1、X
2面のうち、基板2とは反対側の面をX1面、X1面と
対向する他方の面をX2面とする。また、振動子1の外
周に位置し且つアーム部4、5の配列方向であるy軸と
直交する面であるY1、Y2面のうち、アーム部4側を
Y1面、アーム部5側をY2面とする。
【0022】また、X1面およびX2面と直交する方向
をx軸として、上記y軸およびz軸とともに、図1に示
すxyz直交座標系が構成される。以下、本実施形態に
おいて、このxyz直交座標を用いて説明する。また、
以下、x軸方向というのは、x軸と平行な方向であるこ
とを意味する。y軸、z軸方向についても同様である。
【0023】振動子1には、駆動および角速度検出のた
めの複数の電極が形成されているが、次に、その電極構
成について説明する。図2は、振動子1の外周面上に形
成された各電極10〜24の構成を、振動子1の前後、
左右から見た展開図である。(a)はX1面、(b)は
X2面、(c)はY1面、(d)はY2面上の電極構成
を示すものである。
【0024】X1面には、振動子1を駆動するための駆
動電極10、11と、駆動状態をモニタし自励発振させ
るため帰還用の参照電極12、13と、取出し用パット
電極(取出し電極)14、15と、検出用パット電極
(ポスト電極)16、17とが形成されている。一方、
Y1、Y2面には、コリオリ力によって発生する電荷を
取出し角速度を検出するための角速度検出電極18、1
9が形成されている。また、X2面には、上記駆動およ
び参照電極10〜13および角速度検出電極18、19
の基準電位用電極である共通電極20がほぼ全面に形成
されている。
【0025】ここで、角速度検出電極18、19は、そ
れぞれ、Y1、Y2面上の引出し電極21、22を介し
て検出用パット電極16、17と電気的に導通してい
る。また、共通電極20は、それぞれ、Y1、Y2面上
の引出し電極23、24を介して取出し用パット電極1
4、15と電気的に導通している。なお、角速度検出電
極18は、アーム部4においてY1面と対向する面、角
速度検出電極19は、アーム部5においてY2面と対向
する面にあってもよい。また、角速度検出電極は、Y1
面またはY2面のどちらか一方のみにあってもよい。一
方のみの場合、角速度検出電極がある側のアーム部の検
知振動から角速度検出がなされる。
【0026】また、振動子1は、図1の白抜き矢印に示
すように、X1、X2面に直交するx軸方向に分極処理
されている。なお、上記の取出し用パット電極14、1
5は、振動子1を分極処理するための、分極用電極とし
ても用いられる。以上のように、本実施形態の角速度セ
ンサは構成されているが、次に、角速度センサの製造方
法について説明する。板状の圧電体(例えば、PZT)
を所定形状に切断し、振動子形状とした(圧電体加工工
程)後、X1、X2面に各電極10〜17および20を
印刷、焼付け等により形成する(第1の電極形成工
程)。
【0027】続いて、X1、X2面に電圧を印加して分
極処理を行った(分極処理工程)後、Y1、Y2面に電
極18、19および21〜24を印刷、硬化等により形
成し(第2の電極形成工程)、振動子1が完成する。そ
して、振動子1を支持部3に接着した(支持部取付工
程)後、基板2に支持部3を介して振動子1を取り付け
る、すなわち支持部3を基板2に溶接する(基板取付工
程)。
【0028】そして、最後に、振動子1の振動特性をモ
ニターして、駆動共振周波数FDと検知共振周波数FS
との周波数差ΔFが所望の範囲内に入るように支持部3
のくびれ部3aのねじれ剛性を変化させるべく、くびれ
部3aを削る等する(ΔF調整工程)ことにより角速度
センサが完成する。なお、ΔF調整工程の詳細は後述す
る。
【0029】さらに、この角速度センサと外部との信号
の入出力は、例えば、図1に示すように、基板2上に絶
縁、構成された配線部材であるターミナルT1〜T8と
振動子1上の各電極とを、ワイヤボンディング等にてワ
イヤ(リード線)W1〜W8で結線することにより行
う。これらターミナルT1〜T8は、基板2を貫通して
設けられ、基板2の振動子1とは反対の面に突出してい
る。各ターミナルT1〜T8の外周には、絶縁ガラス2
aが配置され、ターミナルT1〜T8と基板2との電気
絶縁、及び気密を保つ役割を果している。
【0030】また、ターミナルT1〜T8は、基板2の
振動子1とは反対の面側にて、角速度センサと外部との
信号の入出力するための図示しない駆動・検出回路(外
部回路)に、電気的に接続されている。なお、基板2に
は、図示しない取付部が形成されており、本実施形態の
角速度センサは、この取付部によって被測定物(車両
等)の適所に、例えば、図1に示すz軸方向を上下方向
として取り付けられる。
【0031】以上の構成に基づき、本実施形態の角速度
センサの作動について説明する。上記の駆動・検出回路
によって、取出し用パット電極14、15を介して、共
通電極20と駆動電極10および駆動電極11との間
に、それぞれ位相の180度異なる交流電圧(駆動電
圧)をx軸方向に印加することにより、各アーム部4、
5をy軸方向に励振(駆動振動)させる。この時、参照
電極12、13と共通電極20との間を流れる出力(電
流)を検知し、振動状態をモニターしながらフィードバ
ックを行う。その結果、周囲温度が変化してもアーム部
4、5のy軸方向の振幅(駆動振幅)が一定となるよう
に自励発振制御を行うことができる。
【0032】上記の駆動振動時に、振動子1に対して、
z軸(検出軸)回りに角速度Ωzが入力された時、コリ
オリ力によりアーム部4、5は、x軸方向に角速度Ωz
に比例した変位(検知振動)を発生し、そのとき角速度
検出電極18、19により角速度に比例した出力(電
流)が発生し、この出力を引出し電極21、22および
検出用パット電極16、17を介して検出して角速度Ω
zを検出する。
【0033】ここで、単位角速度(1deg/sec)
当たりの出力を感度Sと定義し、角速度無しでの角速度
検出電極からの出力をオフセットノイズNと呼び、感度
SとオフセットノイズNとの比をS/Nとする。次に、
上述したように、支持部3のくびれ部3aにおいて、周
波数差ΔF(=FS−FD)が所望の値となるように削
られて調整されていることの根拠を述べる。
【0034】まず、センサ特性に関係する振動子の2つ
の振動モード(駆動振動、検知振動)について説明す
る。振動子1の左右のアーム部4、5がそれぞれy軸方
向に対称に曲がるモードを駆動モード(駆動振動)とい
い、その共振周波数を駆動共振周波数FDという。ま
た、左右のアーム部4、5がそれぞれX軸方向に曲がる
モードを検知モード(検知振動、つまりコリオリ力が入
力されたときに発生するモード)といいその共振周波数
を検知共振周波数FSという。ここで、駆動共振周波数
FDと検知共振周波数FSとの周波数差をΔF(=FS
−FD)とする。
【0035】次に、FD、FSの決定因子について説明
する。FD、FSは振動子1の寸法により決定され、例
えば、近似的にはFDはアーム部4、5の幅、FSは振
動子1の板厚により決定される。また、上記の感度Sお
よびオフセットノイズN、すなわちS/Nも振動子1の
寸法(寸法誤差等)と密接な関係にある。従って、振動
子1の寸法を精度よく加工できれば、この2つの共振周
波数FD、FSを適切に近付けることができるととも
に、高感度かつ高S/Nなセンサを得ることが出来る。
逆にいえば、FD、FSの両者の適切な関係がずれてし
まうと、感度、S/Nが大きくバラツクこととなる。
【0036】本実施形態のような角柱音叉型振動子を備
えた角速度センサにおいては、アーム部4、5の幅およ
び振動子1の板厚は近接した値であり、その結果、共振
周波数FD、FSも近接(例えば、各々約3.30kH
z、約3.36kHz)しており、結果として、周波数
差ΔFは小さい値(例えば、数10Hz)を要求され
る。
【0037】しかし、感度、S/Nを良好に維持しつつ
ΔFを所望の値に調整するためには、振動子1の寸法面
からは、1、2μm程度の高い寸法精度が要求されるた
め、安定して大量生産することは困難である。本発明者
は、ΔFの調整について鋭意検討した結果、上述したよ
うに、支持部3のくびれ部3aを削ることにより,S/
Nを悪化させることなく、周波数差ΔF(=FS−F
D)が所望の範囲内となるように、調整可能なことを見
出した。
【0038】具体的には、上述したΔF調整工程におい
て、図3に示すように研削機(リュータ)Rにて、支持
部3のくびれ部3aを削っていく。なお、くびれ部3a
を削るとは、実質的にくびれ部3aのねじれ剛性を変化
させるべく、くびれ部3aの形状(つまり、幅、厚さ、
および長さ)を変化させるように削ることをいう。そし
て、このねじれ剛性の変化によって、y軸方向の駆動振
動およびx軸方向の検知振動に変化を与える。ここで、
削る際に、同時に以下に示す要領にてΔFを確認し調整
を行う。
【0039】まず、発振器にて駆動電極10、11に駆
動電圧(例えば400mVrms )を印加し、角速度検出
電極18、19からの出力をモニターする。駆動電圧を
FD、FS近傍(例えば、3.2kHz〜3.4kH
z)でスウィープさせ、各振動モードの伝達特性(周波
数特性)を測定し、2つのピークの周波数差ΔFを確認
し調整を行う。これにより高精度なΔF調整が可能とな
る。
【0040】このくびれ部3aを削る方法(以下、支持
部による調整という)と、比較例としてアーム部4、5
の幅を削る方法(以下、アーム部による調整という)と
を比較してみると、S/Nの差は歴然としている。図4
は、室温での支持部による調整およびアーム部による調
整において、横軸にΔFの所望値(例えば、60Hz)
からのずれ(Hz)、縦軸にS/N比をとっている。調
整前のS/Nを1とした。図4中、○マークは支持部に
よる調整の前、●マークは後を示し、□マークはアーム
部による調整の前、■マークは後を示す。
【0041】図4より、本実施形態の支持部による調整
は、アーム部による調整に比べて、S/Nを維持しつ
つ、ΔFの所望値からのずれを所望の範囲内(例えば±
5Hz程度)に調整できており、また、ばらつきも小さ
く安定した調整であることが分かる。一方、アーム部に
よる調整では、ΔFに関しては支持部による調整と同程
度の効果を得ているが、S/Nが小さくなってしまう。
また、ばらつきも大きい。
【0042】また、支持部による調整によるΔF調整前
後の感度改善効果として、図5に感度ばらつき改善効果
(室温)を示し、図6に感度温度特性(−30℃〜85
℃におけるばらつきの最大と最小の比)のばらつき改善
効果を示す。これらからわかるように、感度及び感度の
温度特性のばらつきも殆ど無くなり、センサとして温度
が変化しても安定した感度が得られ、回路での調整もな
く安価でかつ高精度な角速度センサが提供可能となる。
【0043】このように、本実施形態は、ΔFおよびS
/Nの調整に対して共に敏感な振動子にて調整すること
を避け、ΔFとS/Nとで調整感度に差がある支持部に
て調整することで、ΔFの最適化を容易に実現できる。
また、角速度センサの最終製造工程で、ΔF調整を行う
ため、振動子1の加工寸法誤差、振動子の支持部への接
着、さらには、基板への取付(溶接)等に影響されるΔ
Fの変化を包括的に調整できるので、良好なΔF調整が
できる。
【0044】また、本実施形態によれば、支持部3の材
質を溶融させた金属ではなく、金属粉を成形し焼結させ
た焼結金属を使用しているので、溶融金属に比べて削り
性がよく、同じだけΔFを調整するのに調整時間が半分
以下となるとともに、リュータRの刃の消耗も少なく量
産性に長けていることが分かった。 (第2実施形態)本発明の第2実施形態を図7及び図8
に示す。本実施形態の角速度センサは、振動子101
と、振動子101を支持するための支持部3と、振動子
101および支持部3が取り付けられる基板110とか
ら構成されている。そして本実施形態では、図に示すよ
うな4脚音叉形状の圧電体からなる振動子101を用い
ていることが上記第1実施形態と異なる。図7は本実施
形態の角速度センサの斜視図である。
【0045】振動子101は、例えばPZT等の圧電体
からなり、略平行に配列された4本の四角柱状のアーム
部(振動部)102、103、104、105と、各ア
ーム部102〜105の片端部を共通に固定支持する共
通の連結部106とを有し、櫛形音叉形状を成してい
る。そして、内側一対のアーム部103、104が駆動
用アーム部、外側一対のアーム部102、105が検出
用アーム部として構成されている。
【0046】ここで、図7に示す様に、アーム部102
〜105の配列方向をy軸、アーム部102〜105の
長手方向をz軸、アーム部102〜105及び連結部1
06の厚み方向をx軸としてxyz直交座標系が構成さ
れる。ここで、z軸は内側一対のアーム部103、10
4の間の中央部に位置する。以下、このxyz直交座標
系に基づいて本実施形態を説明する。なお、x軸方向と
いうのはx軸と平行な方向をいうものとし、y軸、z軸
についても同様である。
【0047】また、振動子101においてx軸と直交す
る面のうち基板110と対向する面をX2面とし、この
X2面とは反対側の面をX1面とする。また振動子10
1においてy軸と直交する外側一対のアーム部102、
105の外周面のうちアーム部102側の面をY2面と
し、アーム部105側の面をY1面とする。そして、各
アーム部102〜105および連結部106は、図7の
白抜き矢印で示すように、X1面からX2面に向かって
x軸方向に一様に分極処理されている。
【0048】支持部3は、上記第1実施形態と同様に、
くびれ部3aを有する略エの字型形状の焼結金属からな
る。なお、くびれ部3aは、連結部106の略中央部位
(すなわち内側の1対のアーム部103、104の支持
部位の間の略中央部位)から、z軸方向においてアーム
部102〜105とは反対側に延びるように位置する。
【0049】また、本実施形態のくびれ部3aも、上記
第1実施形態と同様に、角速度センサにおける駆動共振
周波数FDと検知共振周波数FSとの周波数差ΔF(=
FS−FD)が所望の範囲内となるように削られて調整
された形状を有している。そして、支持部3は、図7に
示す様に、一方側で連結部106と接着等により固定さ
れ、他方側で上記スペーサ107を介して基板(ベー
ス)110と溶接等により接合固定されている。
【0050】従って、振動子101は支持部3及びスペ
ーサ107を介し、基板110に対して浮遊した状態で
支持される。また、くびれ部3aの中心軸はz軸とほぼ
一致する。つまり、くびれ部3aは、実質的に振動子1
01の中心線上に位置し、z軸回りに捩じれ可能なトー
ションビームとしての機能を有する。次に、振動子10
1上のX1、X2、Y1、Y2面上に形成された電極構
成について、図8の展開図を参照して説明する。図8に
おいて(a)はX1面、(b)はX2面、(c)はY1
面、(d)はY2面の電極構成を示す。
【0051】120は駆動電極であり、X1面において
アーム部103の外周側から連結部106を通ってアー
ム部104の外周側に渡って連続して形成されている。
121は参照電極であり、X1面においてアーム部10
3の内周側から連結部106を通ってアーム部104の
内周側に渡って連続して形成されている。122、12
3及び124は角速度検出用の角速度検出電極である。
角速度検出電極122は、Y1面においてアーム部10
5の略全域に渡って形成されている。一方、角速度検出
電極123は、X1面においてアーム部102の略全域
に渡り、角速度検出電極124は、X2面においてアー
ム部102の略全域に渡って形成されている。
【0052】そして、全ての角速度検出電極122〜1
24は、図8に示す様に、各面上に形成された引出し電
極125、126及び127によって接続され導通して
いる。角速度検出電極122と123とは、引出し電極
125(Y1面上)及び引出し電極126(X1面上)
を介して接続され、角速度検出電極123と124と
は、引出し電極127(Y2面上)を介して接続されて
いる。
【0053】128、129、130及び131は、上
記駆動、参照、及び角速度検出電極120〜124の基
準電位となる共通電極である。共通電極128はX1面
においてアーム部105の略全域、共通電極129はX
2面においてアーム部105の略全域に渡り形成されて
いる。また、共通電極130はX2面においてアーム部
103の略全域から連結部106を通ってアーム部10
4の略全域に渡って連続して形成されており、共通電極
131はY2面においてアーム部102の略全域に渡り
形成されている。
【0054】そして、全ての各共通電極128〜131
は、図8に示す様に、各面上に形成された引出し電極1
32、133、134及び135によって接続され導通
している。共通電極128と129とは、引出し電極1
32(Y1面)を介して接続され、共通電極129及び
130と共通電極131とは、引出し電極133、13
4(共にX2面)及び引出し電極135(Y2面)を介
して接続されている。
【0055】また、X1面において、連結部106に
は、後述のワイヤボンディング用の検出用パット電極1
36及び取出し用パット電極137が形成されている。
検出用パット電極136は、角速度検出電極122〜1
24と導通する引出し電極126の途中部に、取出し用
パット電極137は、共通電極128から延びる引出し
電極138の終端部に位置し、それぞれ引出し電極12
6、138よりも幅広に形成されている。
【0056】従って、検出用パット電極136は角速度
検出電極122〜124と導通し、取出し用パット電極
137は共通電極128〜131と導通する形となる。
ところで、本実施形態の角速度センサも、上記第1実施
形態と同様の工程を適用することにより製造可能であ
る。すなわち、まず、圧電体加工工程にて振動子形状を
形成した後、第1の電極形成工程にてX1、X2面に各
電極を形成する。続いて、分極処理工程後、第2の電極
形成工程にてY1、Y2面に各電極形成し、振動子10
1が完成する。
【0057】そして、支持部取付工程にて振動子101
を支持部3に接着した後、基板取付工程にて、基板11
0に支持部3及びスペーサ107を介して振動子101
を取り付ける。最後に、ΔF調整工程にて、振動子10
1の振動特性をモニターしながら、研削機(リュータ)
Rにてくびれ部3aを削る等することにより角速度セン
サが完成する。
【0058】さらに、この角速度センサと外部との信号
の入出力は、例えば、図7に示すように、基板110上
に絶縁、構成された配線部材であるターミナルT9〜T
12と振動子101のX1面上の各電極120、12
1、136、137とをワイヤボンディング等にてワイ
ヤW9〜W12で結線することにより行う。また、本実
施形態においても、ターミナルT9〜T12は図示しな
い駆動・検出回路(外部回路)に電気的に接続されてお
り、この駆動・検出回路によって、振動子101に信号
が入出力されるようになっている。
【0059】そして、本実施形態の角速度センサは、上
記駆動・検出回路によって次のように作動する。まず、
駆動電極120と共通電極130間に交流電圧(駆動電
圧)を印加することにより、内側一対のアーム部10
3、104を互いにz軸(つまり振動子101の中心
線)に対し対称なy軸方向への屈曲振動をするモードに
て共振(駆動振動)させる。そのときの振幅として参照
電極121からの出力をモニターし、参照電極121か
らの出力(電流)が一定となるように上記駆動・検出回
路を用いて自励発振(自励振動)させる。
【0060】次に、z軸(検出軸)回りに角速度が入力
された場合、振動している内側一対のアーム部103、
104にはコリオリ力が発生し、これらアーム部10
3、104は、x軸方向において互いに逆方向に力を受
ける。そのとき外側一対のアーム部102、105も連
成して、角速度に比例してx軸方向に振動(検知振動)
するが、この検知振動の振動振幅を角速度検出電極12
2〜124からの出力(電流)として、検出用パット電
極136を介して検出し、角速度を検出する。
【0061】ところで、本実施形態においても、上記第
1実施形態と同様に、ΔFとS/Nとで調整感度に差が
ある支持部にて調整することで、ΔFの最適化を容易に
実現できる。そして、センサとして温度が変化しても安
定した感度が得られ、回路での調整もなく安価でかつ高
精度な角速度センサが提供可能となる。また、その他、
上記第1実施形態と同様の効果も有する。
【0062】(第3実施形態)本発明の第3実施形態を
図9及び図10に示す。本実施形態の角速度センサは、
振動子201と、振動子201を支持するための支持部
3(本例では2つ)と、振動子201および支持部3が
取り付けられる基板110とから構成されている。本実
施形態は、図に示すような4脚のH型音叉形状の圧電体
からなる振動子201を用いていることが、上記各実施
形態とは異なる。
【0063】図9は、本実施形態の角速度センサの斜視
図である。なお、図9では、後述の振動子201上の各
電極、及びターミナル、ワイヤは省略してある。振動子
201は、例えばPZT等の圧電体からなり、4本の平
行な四角柱状のアーム部202、203、204、20
5と連結部206とから構成される。ここで、片側一対
のアーム部202、203が駆動用アーム部、他側一対
のアーム部204、205が検出用アーム部として構成
されている。
【0064】本実施形態では図9に示す様に、アーム部
202〜205の配列方向をy軸、アーム部202〜2
05の長手方向をz軸、アーム部202〜205及び連
結部206の厚み方向をx軸としてxyz直交座標系が
構成される。また、振動子201においてx軸と直交す
る面のうち一側の面をX1面とし、他側の面をX2面と
する。また振動子201においてy軸と直交する面であ
って各一対のアーム部202と203、及び204と2
05が対向しない面のうち一側面をY1面とし、他側面
をY2面とする。なお、振動子201は、X1面からX
2面に向かってx軸方向に一様に分極処理されている。
【0065】ここで、支持部3は、各々、上記第各実施
形態と同様に、くびれ部3aを有する略エの字型形状の
焼結金属からなる。本実施形態においては、図9に示す
様に、2つの支持部3が、それぞれ、くびれ部3a以外
の部分の片方にて連結部206のY1、Y2面に固定さ
れて、他方にてスペーサ107を介して基板110に固
定される。支持部3は略y軸方向に延びるように位置す
る。従って、振動子201は両支持部3及びスペーサ1
07を介して、基板110に対して浮遊支持される。
【0066】なお、図9のように、連結部206のY
1、Y2面を両支持部3で挟む形以外にも、振動子20
1の一対のアーム部202〜205の間の部位201a
を、両支持部3で挟むことにより、振動子201を支持
してもよい。また、本実施形態のくびれ部3aも、上記
第1実施形態と同様に、角速度センサにおける駆動共振
周波数FDと検知共振周波数FSとの周波数差ΔF(=
FS−FD)が所望の範囲内となるように削られて調整
された形状を有している。
【0067】次に、振動子201上のX1、X2、Y
1、Y2面上に形成された電極構成について図10を参
照して説明する。図10は振動子201を前後左右から
みた展開図である。図10において(a)はX1面、
(b)はX2面、(c)はY1面、(d)はY2面の電
極構成を示す。なお、図10の座標は(a)に対応した
ものである。
【0068】207は片側一対のアーム部202、20
3を駆動するための駆動電極であり、X1面においてア
ーム部202から連結部206、アーム部203に渡っ
て連続的に形成されている。208は振動状態をモニタ
するための参照電極であり、X1面においてアーム部2
02から連結部206、アーム部203に渡って、駆動
電極207の外周側に連続的に形成されている。
【0069】209及び210は角速度検出用の角速度
検出電極であり、それぞれアーム部204のY2面、ア
ーム部205のY1面に形成されている。角速度検出電
極209は、Y2面上の引出し電極211を介してX1
面上のパット電極212に導通し、一方、角速度検出電
極210は、Y1面上の引出し電極213を介してX1
面上のパット電極214に導通している。
【0070】215、216及び217は上記駆動、参
照、角速度検出電極207〜210の基準電位となる共
通電極である。共通電極215はX2面の略全域に形成
され、共通電極216及び217は、それぞれアーム部
204のX1面、アーム部205のX1面に形成されて
いる。そして、各共通電極215〜217は、Y2面及
びY1面に形成された引出し電極218、219によっ
て導通されている。
【0071】ところで、本実施形態の角速度センサも、
上記第各実施形態と同様の工程を適用することにより製
造可能である。また、本実施形態においても、各電極と
図示しない駆動・検出回路(制御回路)との接続は、上
記各実施形態と同様に、ターミナルとWBのワイヤ等に
よるリード線との結線にて行われる。本実施形態の作動
について述べる。
【0072】まず、駆動電極207と共通電極215間
に交流電圧を印加することにより、片側一対のアーム部
202、203を互いに振動子201の中心線に対し対
称なy軸方向への屈曲振動をするモードにて共振させ
る。そのときの振幅として参照電極208からの出力を
モニターし、参照電極208からの出力が一定となるよ
うに上記駆動・検出回路を用いて自励発振(自励振動)
させる。
【0073】次に、z軸回りに角速度が入力された場
合、振動している片側一対のアーム部202、203に
はコリオリ力が発生し、これらアーム部202、203
は、x軸方向において互いに逆方向に力を受ける。その
とき他側一対のアーム部204、205も連成してx軸
方向に振動するため、角速度に比例したx軸方向の振動
振幅を角速度検出電極209、210からの出力として
検出し、角速度を検出する。
【0074】そして、本実施形態においても、上記第各
実施形態と同様の効果を有し、センサとして温度が変化
しても安定した感度が得られ、回路での調整もなく安価
でかつ高精度な角速度センサが提供可能となる。 (他の実施形態)なお、支持部3のくびれ部3aにおけ
るねじれ剛性を変化させるためには、くびれ部3aに、
剛性の別部材(例えば、金属等)を溶接、接着等により
接合することでも実現できる。さらに、くびれ部3a形
状に対応した形状を有する剛性の部材を用い、くびれ部
3aに挟み付けることで取り付けるようにしてもよい。
【0075】また、振動子1と支持部3との接合、およ
び、支持部3と基板2との接合は、各々、接着、および
溶接に限定されるものではないことは勿論である。ま
た、上記実施形態では、振動子1は圧電体からなるもの
であるが、振動子は角柱の振動部を有する音叉型振動子
であれば、例えば駆動、検出用等の圧電素子が貼付けら
れた金属製のものであってもよい。この場合にも、上記
実施形態と同じく、この金属製振動子が支持部を介して
基板に取り付けられた後、ΔF調整工程を行うことで、
上記と同様のΔF調整効果が得られる。
【0076】従って、上記のΔF調整工程は、角柱音叉
型振動子の調整方法として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る角速度センサの全
体構成を示す斜視図である。
【図2】図1における振動子に形成された各電極の構成
を示す展開図であり、(a)はX1面、(b)はX2
面、(c)はY1面、(d)はY2面上の電極構成を示
すものである。
【図3】上記第1実施形態におけるΔF調整工程の説明
図である。
【図4】上記第1実施形態における支持部による調整の
ΔFとS/Nに与える効果を示すグラフである。
【図5】上記第1実施形態における支持部による調整の
感度ばらつき改善効果を示すグラフである。
【図6】上記第1実施形態における支持部による調整の
感度温度特性のばらつき改善効果を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施形態に係る角速度センサの全
体構成を示す斜視図である。
【図8】図7の振動子上に形成された電極の構成を示す
展開図であり、(a)はX1面、(b)はX2面、
(c)はY1面、(d)はY2面を表す。
【図9】本発明の第3実施形態に係る角速度センサの全
体構成を示す斜視図である。
【図10】図9の振動子上に形成された電極の構成を示
す展開図であり、(a)はX1面、(b)はX2面、
(c)はY1面、(d)はY2面を表す。
【図11】従来の角速度センサの全体構成を示す斜視図
である。
【図12】図11の振動子の各面上に形成された電極構
成を示す展開図である。
【符号の説明】
1、101、201…振動子、2、110…基板、3…
支持部、3a…くびれ部、4、5、102〜105、2
02〜205…アーム部、6、106、206…連結
部、FD…駆動共振周波数、FS…検知共振周波数。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角柱状に形成された少なくとも一対のア
    ーム部(4、5、102〜105、202〜205)
    と、各アーム部(4、5、102〜105、202〜2
    05)の一端を連結する連結部(6、106、206)
    とにより形成された振動子(1、101、201)と、 前記振動子(1、101、201)を支持するためのく
    びれ部(3a)を有する支持部(3)とを備え、 前記振動子(1、101、201)を前記アーム部
    (4、5、102〜105、202〜205)の配列方
    向であるy軸方向に駆動振動させるとともに、少なくと
    も1つの前記アーム部(4、5、102、105、20
    4、205)の前記y軸に直交する所定方向の振動状態
    を検知振動として検出し、該検知振動の状態から所定軸
    回りの角速度を検出するようにした角速度センサにおい
    て、 前記支持部(3)のくびれ部(3a)は、前記駆動振動
    の共振周波数(FD)と前記検知振動の共振周波数(F
    S)との周波数差ΔFが所望の範囲内に入るように調整
    された形状を有することを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記支持部(3)が焼結金属からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 角柱状に形成された少なくとも一対のア
    ーム部(4、5、102〜105、202〜205)
    と、各アーム部(4、5、102〜105、202〜2
    05)の一端を連結する連結部(6、106、206)
    とにより形成された振動子(1、101、201)と、 前記振動子(1、101、201)を支持するためのく
    びれ部(3a)を有する支持部(3)と、 前記支持部(3)を介して前記振動子(1、101、2
    01)が取り付けられる基板(2、110)とを備え、 前記振動子(1、101、201)を前記アーム部
    (4、5、102〜105、202〜205)の配列方
    向であるy軸方向に駆動振動させるとともに、少なくと
    も1つの前記アーム部(4、5、102、105、20
    4、205)の前記y軸に直交する所定方向の振動状態
    を検知振動として検出し、該検知振動の状態から所定軸
    回りの角速度を検出するようにした角速度センサの製造
    方法において、 前記基板(2、110)に前記支持部(3)を介して前
    記振動子(1、101、201)を取り付ける工程と、 前記振動子(1、101、201)の振動特性をモニタ
    ーして、前記駆動振動の共振周波数(FD)と前記検知
    振動の共振周波数(FS)との周波数差ΔFが所望の範
    囲内に入るように前記支持部(3)のくびれ部(3a)
    のねじれ剛性を変化させる工程とを有することを特徴と
    する角速度センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記支持部(3)のくびれ部(3a)の
    形状を変えて、前記支持部(3)のくびれ部(3a)の
    ねじれ剛性を変化させることを特徴とする請求項3に記
    載の角速度センサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記くびれ部(3a)を削るかもしくは
    前記くびれ部(3a)に別部材を設けて、前記支持部
    (3)のくびれ部(3a)の形状を変えることを特徴と
    する請求項4に記載の角速度センサの製造方法。
  6. 【請求項6】 角柱状に形成された少なくとも一対のア
    ーム部(4、5、102〜105、202〜205)
    と、各アーム部(4、5、102〜105、202〜2
    05)の一端を連結する連結部(6、106、206)
    とにより形成された振動子(1、101、201)と、 前記振動子(1、101、201)を支持するためのく
    びれ部(3a)を有する支持部(3)とを備え、 前記振動子(1、101、201)を前記アーム部
    (4、5、102〜105、202〜205)の配列方
    向であるy軸方向に駆動振動させるとともに、少なくと
    も1つの前記アーム部(4、5、102、105、20
    4、205)の前記y軸に直交する所定方向の振動状態
    を検知振動として検出し、該検知振動の状態から所定軸
    回りの角速度を検出するようにした角速度センサの調整
    方法において、 前記支持部(3)のくびれ部(3a)のねじれ剛性を変
    化させて、前記駆動振動の共振周波数(FD)と前記検
    知振動の共振周波数(FS)との周波数差ΔFが所望の
    範囲内に入るようすることを特徴とする角速度センサの
    調整方法。
  7. 【請求項7】 前記支持部(3)のくびれ部(3a)の
    形状を変えて、前記支持部(3)のくびれ部(3a)の
    ねじれ剛性を変化させることを特徴とする請求項6に記
    載の角速度センサの調整方法。
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