JPH11126971A - ガラスセラミックス配線基板の製造方法 - Google Patents
ガラスセラミックス配線基板の製造方法Info
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Abstract
不可能な微細パターンを持ち、基板との密着強度の高い
表層配線を有するガラスセラミックス多層配線基板を製
造する。 【解決手段】 内部配線12を有するガラスセラミックス
多層配線基板10にガラス粉末を含む金属ペーストを印刷
し、600 ℃以上の温度での予備焼成して基板上に金属層
14を形成し、この金属層の上にフォトレジスト層16を形
成し、このフォトレジスト層をフォトマスクを介して露
光および現像して、フォトレジスト層に凹部18を形成
し、次いで凹部18に露出した部分の金属層をエッチング
により除去して金属層に凹部20を形成し、金属層上に残
存するフォトレジスト層を除去して基板上に表層配線パ
ターン22を形成し、最後に600 ℃以上の温度で本焼成し
て、配線/基板間のガラス成分の相互拡散により配線の
密着強度を高める。
Description
ス配線基板の製造方法に関し、より詳細には、微細な配
線パターンを有し、かつ密着強度の高い表層配線の形成
が可能なガラスセラミックス配線基板の製造方法に関す
る。
形成法は、金属ペースト(導体ペースト)を用いたスク
リーン印刷法である。スクリーン印刷法により形成され
る配線パターンの配線幅および配線間隔は60μm程度が
限界であり、この方法での配線パターンのさらなる微細
化は実質的には不可能である。
よびスパッタ法が知られているが、これらの方法はプロ
セスが複雑で、かつ設備費用もかかるため、コスト面の
問題があった。このような背景から、スクリーン印刷法
では形成不可能な微細配線パターンをフォトリソグラフ
ィ技術を用いて形成する技術が注目されている。
体を有する低温焼成セラミック多層配線基板 (例、ガラ
スセラミックス多層配線基板) の表面にCuペーストスク
リーン印刷し、 600〜750 ℃でCuペーストを焼成した
後、得られたCu層をフォトリソグラフィ技術を用いてパ
ターン化することにより表層Cu配線を形成する方法が開
示されている。この方法によると、セラミックス基板上
に配線間隔30μm程度までの表層配線を形成することが
可能となるとの記載がある。
ソグラフィ技術によるCu配線の形成に必要な導体層(Cu
層)のエッチングやレジスト除去にアルカリ性または酸
性といった腐食性の水溶液を用いるため、表層配線と基
板との接合部が周囲から侵食され、表層配線の密着強度
が低下するという問題があった。また、この方法では、
内部配線にAg、表層配線にCuを使用するため、焼成中に
Ag−Cu金属間化合物が生成し、配線接合部の内部におい
ても密着強度が低下する。
印刷法では形成不可能な微細な配線パターン、密着強度
の高い表層配線を形成することができる、ガラスセラミ
ックス配線基板の製造方法を提供することを課題とする
ものである。
−315754号公報に記載のようなスクリーン印刷とフォト
リソグラフィー技術とを組合わせた方法によりガラスセ
ラミックス配線基板上に微細な表層配線を形成する方法
において、スクリーン印刷時にガラス粉末を含有する金
属ペーストを使用し、焼成により生成した金属層をフォ
トリソグラフィー技術などを利用してパターン化し、表
層配線を形成した後、再び焼成を行って、表層配線中と
基板中のガラス成分を互いに拡散させることにより、上
記の密着強度の低下が防止され、上記課題を解決できる
ことを見出した。
スセラミックス配線基板の製造方法であって、(1) ガラ
スセラミックス基板上に、ガラス粉末を含む金属ペース
トを塗布または印刷し、(2) 600 ℃以上の温度での予備
焼成により基板上に金属層を形成し、(3) この金属層を
パターン化し、(4) 600 ℃以上の温度で本焼成を行っ
て、基板上に表層配線が形成されたガラスセラミックス
多層配線基板を得る、という工程からなる方法である。
化は、フォトリソグラフィー技術を利用した方法、また
はレーザー加工法により行うことができる。フォトリソ
グラフィー技術によるパターンは一般に下記工程からな
る。
し、(b) フォトレジスト層を、表層配線に対応するパタ
ーン形状を有するフォトマスクを介して露光し、(c) フ
ォトレジスト層を現像し、(d) 現像によりフォトレジス
ト層が除去された部分に露出した金属層をエッチングに
より除去し、(e) 金属層上に残存するフォトレジスト層
を除去する。
基板が、内部配線を有する多層配線基板であり、その内
部配線の金属と金属ペースト中の金属がいずれもCuであ
り、予備焼成と本焼成を 600〜1000℃の温度で行う。こ
の場合の本焼成温度はより好ましくは 850〜1000℃であ
る。
参照しながら詳しく説明する。図1は、本発明方法にお
いて、金属層のパターン化をフォトリソグラフィー技術
を利用して行う場合の工程図である。
にはビアも含む) を有するガラスセラミックス多層配線
基板10に、まずガラス粉末を含む金属ペーストを塗布ま
たは印刷した後、予備焼成して、基板10上に、ガラス粉
末を含有する金属層14を形成する [図1(a) 、工程(1),
(2)] 。
基板は、内部配線を持たない単層のガラスセラミックス
基板であってもよく、その場合には基板はスルーホール
だけを有し、このスルーホールには導体金属が充填ない
し被覆されている。本発明で用いる内部配線を有するガ
ラスセラミックス多層配線基板の構造、材質等は特に制
限されない。
ては、SiO2とB2O3とを主成分し、焼成中にほとんど結晶
化しないホウケイ酸ガラスのような非晶質ガラスに加え
て、コーディエライトガラス、アノーサイトガラス等の
ような焼成中に部分的に結晶化するガラスも使用でき
る。ガラスセラミックス材料のセラミックス成分は、通
常はアルミナであることが多いが、これに制限されるも
のではなく、ムライト、窒化アルミニウム、炭化珪素、
石英その他の酸化ケイ素結晶等の、他のセラミックス材
料もアルミナに加えて、または代えて使用することがで
きる。
が、ガラスセラミックスのような低温焼成基板に一般に
使用されている金属種、例えば、Cu、またはPd、Ag、A
u、Pt等の貴金属およびそれらの合金 (例、Ag/Pd、Ag
/Pt) が好ましく、後述するように、表層配線と同じ
か、これと金属間化合物を形成しない金属であることが
特に好ましい。
配線基板の製造方法についても特に制限はないが、通常
はグリーンシート多層積層法により製造される。但し、
厚膜多層印刷法といった他の方法でガラスセラミックス
多層配線基板を製造することもできる。いずれの場合
も、本発明の方法に従って表層配線を形成する前に、基
板と内部配線の焼成を済ませておく。前述したように、
基板はスルーホールを有する単層のガラスセラミックス
基板でもよく、その場合も焼成とスルーホールの金属被
覆 (例、めっき)または充填は済ませておく。
スクリーン印刷された表層配線の焼成も基板のグリーン
シートと同時に焼成することができるが、本発明の方法
では、表層配線の形成時にフォトリソグラフィ技術を利
用して、エッチング等の比較的苛酷な化学処理を基板に
適用するので、このような処理に耐えられるように、表
層配線の形成前に、積層したグリーンシートと内部配線
とを予め焼成し、焼成基板(即ち、ガラスセラミックス
多層配線基板)の状態にしておく。焼成温度は、ガラス
セラミックス基板や内部配線のの材質に応じて選択すれ
ばよいが、通常は 850〜1000℃の範囲内であろう。焼成
雰囲気は、内部配線がCuである場合には、配線の酸化を
防止するために非酸化性雰囲気 (例、真空または不活性
ガス雰囲気) とする必要があるが、貴金属の場合には空
気中で焼成できる。
または両面) に、本発明の方法に従って表層配線を形成
する。まず、基板上に、スクリーン印刷の手法に準じて
金属ペーストを塗布または印刷する。
属粉末に加えてガラス粉末を含有させる。このガラス粉
末の含有により、後述するように、最後の本焼成におい
て表層配線の高い密着性が確保される。金属ペーストに
含有させるガラス粉末の種類は特に制限されないが、フ
ォトリソグラフィによる配線形成時に使用するエッチン
グやレジスト除去用の薬液により侵食されにくいももの
が好ましい。ガラス粉末を含有する金属ペーストが市販
されており、それを使用してもよい。
用した金属と焼成中に金属間化合物を作らないものが好
ましい。焼成中に上記の金属間化合物の生成が起こる
と、金属間化合物は一般に脆いので、表層配線の接合部
の強度が著しく低下し、表層配線の密着性が低下すると
ともに、前記接合部に亀裂が入り、導通抵抗が高くなる
という問題も生ずる。金属間化合物の生成を確実に防ぐ
には、内部配線と表層配線の金属種を同じものにすれば
よい。例えば、表層配線をCuにしたい場合には、内部配
線もCuとする。但し、表層配線がAg、Ag/Pt、Ag/Pdの
ように貴金属系のものである場合には、内部配線は貴金
属系であれば別の貴金属種であってもよい。好ましい金
属種はコスト面、および後工程でのエッチングによる除
去が容易なことからCuであり、従って、内部配線と表層
配線の形成にはいずれもCuペーストを使用することが好
ましい。
合は、金属:ガラスの重量比が一般に99.5:0.5 〜90:
10の範囲内となる割合が好ましい。金属ペーストは、金
属粉末とガラス粉末の他に、通常は結着剤となる有機樹
脂および有機溶剤を含有している。
ラフィ技術またはレーザー加工により形成するので、ガ
ラスセラミックス基板上への金属ペーストの印刷は、全
面のベタ印刷 (即ち、塗布) でもよく、或いは導体ペー
ストの使用量を節約するために、目的とする配線パター
ンに対応させた粗い配線パターンをスクリーン印刷して
もよい。即ち、金属ペーストは必ずしもスクリーン印刷
する必要はなく、ドクターブレード法といった簡易な方
法で塗布するだけでもよい。
または印刷後に予備焼成を行って、ガラスセラミックス
基板10上に、ガラス粉末を含有する金属層14を形成す
る。この金属層の厚みは、ほぼ表層配線の厚みに一致す
る。好ましい厚みは5〜30μm程度である。
後に本焼成して必要な密着強度を得るので、予備焼成
は、金属層−基板間の密着強度が、その後の金属層のパ
ターン化工程 (フォトリソグラフィー処理またはレーザ
ー加工) に耐えうる程度になるように行えばよい。この
ような密着強度の尺度は、例えば、ピール強度法で測定
した金属層−基板間の密着強度が1.0 kgf/2mm平方以上
となる程度である。予備焼成温度は、基板に金属ペース
トによるだれや基板変形・セッターへの固着等が生ずる
ほど高くしないことは当然である。予備焼成の温度が高
くなると、密着強度が高くなりすぎ、かつ金属が基板表
面に拡散するため、フォトリソグラフィー処理において
エッチングによる不要部の金属層の除去が困難になるこ
とがある。その意味では、上記の最低限必要な密着強度
が確保される限り、予備焼成温度は低目の方が好まし
い。
の金属種によっても異なるが、いずれも場合も、本焼成
温度より高くしない、即ち、本焼成温度と同じである
か、それより低くすることが好ましい。金属ペーストが
Cuペーストの場合、好ましい予備焼成温度は 600〜1000
℃であり、より好ましくは 600〜900 ℃、特に好ましく
は 650〜750 ℃である。
系ペーストの場合には、好ましい予備焼成温度は 600〜
950 ℃であり、より好ましくは 600〜750 ℃である。予
備焼成温度が600 ℃を下回ると、ガラスの屈伏点に達し
ないため、表層配線−基板間に上記の最低限の密着強度
を確保することが困難となる。予備焼成温度が1000℃を
超えると、基板変形等が起こりうる。
トの場合には非酸化性雰囲気とし、貴金属系ペーストの
場合には大気雰囲気で十分である。表層の金属ペースト
だけを予備焼成するので、焼成時間は5分〜30分程度の
短時間で十分である。
手段でパターン化する。このパターン化は、フォトリソ
グラフィー技術を利用するか、レーザー加工により実施
することができるが、金属層のパターン化が可能な他の
方法を採用してもよい。フォトリソグラフィー技術によ
るパターン化は従来と同様に実施すればよいが、以下に
図1を参照しながら簡単に説明する。
ジスト層16を形成する [図1(b) 、工程(3)]。このフォ
トレジスト層16の形成は、金属層14に密着したフォトレ
ジスト層16が形成できる方法であれば特に制限されな
い。例えば、液状のフォトレジスト (レジストインキ)
を金属層の上に塗布し、塗膜を乾燥することにより形成
してもよく、或いは固体のフォトレジストフィルムを金
属層に熱圧着させてもよい。フォトレジスト層は、ポジ
型でもネガ型でもよい。
配線に対応するパターン形状を有するフォトマスクを介
して露光した後、現像することにより、フォトレジスト
層に表層配線と同じ微細配線パターンの凹部18を形成す
る [図1(c) 、工程(4), (5)] 。露光は通常は紫外線で
行う。
かネガ型かに応じて作製し、現像液もフォトレジストに
応じたものを使用する。現像液は一般には酸性またはア
ルカリ性水溶液である。現像により、ポジ型では露光
部、ネガ型では非露光部のフォトレジストが除去され、
フォトレジストが除去されて形成されたフォトレジスト
層の凹部18では、下層の金属層14が露出する。
エッチングにより除去して、金属層に表層配線と同じ微
細配線パターンが残るように金属層の凹部20を形成する
[図1(d) 、工程(6)]。このエッチングは、金属層を構
成する金属と化学反応して、この金属を可溶化すること
ができる成分を含有するエッチング液を使用して行うこ
とができる。例えば、Cuの除去に適したエッチング液
は、塩化第二鉄の濃厚水溶液 (30〜50%濃度) や、過硫
酸アンモニウム水溶液、塩化第二銅水溶液、クロム酸−
硫酸混液などである。エッチングは、露出部の金属層が
完全に除去されるように、エッチング液の濃度、温度、
エッチング時間等を設定して行う。
った金属層の上に残留するフォトレジスト層を適当な方
法で除去して、表層配線22を有するガラスセラミックス
基板10を得る [図1(e) 、工程(7)]。
留しているフォトレジスト層は未露光部であるので、全
面露光を施してフォトレジスト層を現像液に可溶性に
し、次いで現像液で処理することにより残留するフォト
レジスト層を簡単に除去することができる。この全面露
光は、エッチング前に行ってもよい。
留するフォトレジスト層は露光部であって現像液には不
溶性になっているので、より強力な溶解液を使用する
か、或いはプラズマ、熱分解といったより苛酷な除去手
段が一般に必要となる。熱分解の場合には、ガラスセラ
ミックス基板や配線層が変形あるいは酸化等の劣化を受
けないように条件を設定する必要がある。好ましいフォ
トレジスト層の除去方法は、プラズマ照射である。プラ
ズマとしては酸素などのプラズマが使用できる。プラズ
マが非常に高温であるため、照射時間が非常に短くてす
むので、ガラスセラミックス基板や表層配線に及ぼす影
響が少なくてすむ。
術により金属層14をパターン化して表層配線22を形成す
ると、不要な金属層のエッチングによる除去と、場合に
よってはさらにフォトレジスト層の除去において、腐食
性の水溶液を用いるため、表層配線−基板間の密着強度
は、予備焼成直後の同じ密着強度に比べて低下すること
は免れない。
板間の密着強度を上げるため、ガラスセラミックス基板
の本焼成を行う [工程(8)]。この本焼成により、図2に
示すように、表層配線 (金属層) 中に残留する、エッチ
ング時に溶出しなかったガラス成分と、ガラスセラミッ
クス基板中に含まれているガラス成分とが相互に拡散し
あうため、表層配線−基板間の密着強度が著しく高ま
る。即ち、表層配線の形成に使用する金属ペーストがガ
ラス粉末を含有することが、この密着強度の向上に効果
的に作用する。
た場合には、パターン化による表層配線−基板間の密着
強度の低下はほとんど生じないが、この場合も予備焼成
だけでは密着強度が不十分であるので、本焼成によりガ
ラス成分どうしの相互拡散によって密着強度を向上させ
る。
よいが、好ましくは予備焼成と同じ温度またはそれより
高温で行い、特に好ましくは、予備焼成温度より本焼成
温度を高くする。配線金属の溶融による「だれ」や基板
変形・セッターへの固着等が生ずるほど高くない限り、
本焼成温度は高い方が好ましい。表層配線がCuの場合に
は本焼成温度を 850〜1000℃とすることが特に好まし
い。本焼成の焼成雰囲気も表層配線の金属種により選択
する。焼成時間は上記の拡散が十分に起こるようにする
ため、例えば10〜120 分程度とすることが好ましい。
記載のガラスセラミックス多層配線基板と同様に、内部
配線が貴金属系 (例、AgまたはAg/Pd) で表層配線がCu
と異なる場合には、予備焼成と本焼成のいずれも、接合
部での金属間化合物の生成が抑制されるような比較的低
温 (例、750 ℃以下) とすることが好ましい。このよう
に焼成温度が低くても、本焼成を行うことにより、エッ
チング等により低下した表層配線−基板間の密着強度は
ある程度は回復するので、上記公報に記載の方法に比べ
て密着強度は改善される。
-MgO-SiO2)の重量比50:50の混合粉末を主成分とするガ
ラスセラミックス材料からグリーンシート法により形成
した、内部配線とビアがいずれもCuペーストから形成さ
れたガラスセラミックス多層配線基板 (窒素雰囲気中で
950℃×30分間焼成したもの) に、本発明の方法に従っ
て表層配線を形成した。
の全面に、ガラス粉末を含有する市販のCuペースト (デ
ュポン製:QP-153) をスクリーン印刷法により塗布し、
窒素雰囲気中 700〜900 ℃で10分間の予備焼成を行っ
て、厚さ10μmのガラス粉末含有金属層を形成した。
ォトレジスト [東京応化工業社製:OMR-83) をスピンコ
ーターにより塗布し、熱風乾燥炉にて85℃で30分間の皮
膜の乾燥を行ってフォトレジスト層を形成した。その
後、配線幅30μm、線間隔30μmの表層配線ネガパター
ンを有するフォトマスクを介してフォトレジスト層に紫
外線を照射した (照射量:1000 mJ/cm2)。次いで、上記
のフォトレジスト用の現像液 (東京応化工業社製:OMR-
現像液SG) により現像して、フォトレジスト層に表層配
線パターンに対応した凹部を形成した。
間乾燥させた後、40wt%の塩化第二銅水溶液で、フォト
レジスト層の凹部に露出している部分の金属層をエッチ
ングにより除去した。このエッチングは、この部分の金
属層が実質的に完全に除去されるまで温度25℃で約 0.5
〜10分間行った。その後、残った金属層上に残留するフ
ォトレジスト層を、酸素プラズマを2〜3分間照射する
ことにより除去して、基板上に表層配線パターンを形成
した。最後に、窒素雰囲気中 750〜900 ℃で30分間の本
焼成を行って、表層配線を有するガラスセラミックス多
層配線基板を得た。
度が500 ℃と低い例 (焼成時間は同じ)、本焼成を行わ
なかった例、表層配線の形成に用いたCuペーストがガラ
ス粉末を含まないペースト (平均粒径1.2 μmの銅粉末
100 重量部に、エチルセルロース25重量部と溶媒のテル
ピネオールを適量混合して調製したもの) を使用した例
についても、これら以外の条件は上と同様にして、ガラ
スセラミックス多層配線基板上に表層配線を形成した。
ックス多層配線基板上の表層配線を光学顕微鏡で観察
し、断線の有無により表層配線の形状を評価した。断線
が1個所でもある場合には×とし、断線が全くない場合
を○とした。
(但し、内部配線のない単層基板) の片面に、同じCuペ
ーストを使用して、上記と同様の一連の操作により、ピ
ール強度測定用の2mm平方のCuパッドを形成した。この
Cuパッドの表面に平行に (つまり、基板面に平行に) 、
コテ先温度300 ℃の半田ゴテを用いて、Pb−63Sn半田に
より直径0.6 mmのSnメッキ銅線 (住友電工製、TA線) を
接合した。この銅線をCuパッド端部で基板に垂直に折り
曲げ、端部を上方に引っ張ることで、Cuパッドのピール
強度を測定し、基板−表層配線の密着強度を測定した。
密着強度も、上と同じ方法で測定した。以上の試験結果
を表1にまとめて示す。
粉末を含有する金属ペーストを使用し、スクリーン印刷
後に予備焼成して金属層を形成し、この金属層にフォト
リソグラフィ法により表層配線パターンを形成し、最後
に本焼成を行うと、配線幅が30μmと微細であっても形
状不良 (断線) がなく、かつ基板−表層配線の密着強度
が少なくとも2kgf/2mm平方以上と高い表層配線が形成
できることがわかる。特に、本焼成温度が 900℃と高い
と、750 ℃の時に比べて密着強度が約2倍と著しく向上
した。
ると、予備焼成でフォトリソグラフィ処理に耐えるだけ
の基板−金属層の密着強度が得られないため、配線形状
が崩れ、密着強度も測定も不可能であった。一方、予備
焼成を600 ℃以上で行っても、本焼成を行わないか、本
焼成温度が600 ℃を下回ると、配線形状は良好であった
ものの、基板−表層配線の密着強度は、予備焼成時の密
着強度より低くなり、1.5 kgf/2mm平方にも達しなかっ
た。このように密着強度が低いと、表層配線の信頼性は
大きく低下することは明らかである。導体ペーストがガ
ラス粉末を含有しない場合、予備焼成後の密着強度が低
く、本焼成後は密着強度がさらに低下して、測定不能と
なった。
より、配線幅や線間隔が30μm程度と微細パターンを持
ち、基板との密着強度が高い表層配線を有するガラスセ
ラミックス多層配線基板を製造することが可能となる。
従って、本発明の方法は、ガラスセラミックス多層配線
基板の小型化と信頼性向上に寄与するものである。
す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 表層配線を有するガラスセラミックス配
線基板の製造方法であって、(1) ガラスセラミックス基
板上に、ガラス粉末を含む金属ペーストを塗布または印
刷し、(2) 600 ℃以上の温度での予備焼成により基板上
に金属層を形成し、(3) この金属層をパターン化し、
(4) 600 ℃以上の温度で本焼成を行って、基板上に表層
配線が形成されたガラスセラミックス多層配線基板を得
る、という工程からなる方法。 - 【請求項2】 ガラスセラミックス基板が内部配線を有
する多層配線基板であり、該内部配線の金属と金属ペー
スト中の金属がいずれもCuであって、予備焼成と本焼成
を 600〜1000℃の温度で行う、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 本焼成温度が 850〜1000℃である請求項
2記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29276297A JP3287285B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | ガラスセラミックス配線基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29276297A JP3287285B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | ガラスセラミックス配線基板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11126971A true JPH11126971A (ja) | 1999-05-11 |
| JP3287285B2 JP3287285B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=17786017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29276297A Expired - Lifetime JP3287285B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | ガラスセラミックス配線基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3287285B2 (ja) |
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| JP2009295661A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Sumitomo Metal Electronics Devices Inc | セラミック配線基板およびその製造方法 |
| JP2011044683A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | セラミック基板及びその製造方法 |
| WO2014024627A1 (ja) | 2012-08-06 | 2014-02-13 | シャープ株式会社 | 発光装置および発光装置の製造方法 |
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- 1997-10-24 JP JP29276297A patent/JP3287285B2/ja not_active Expired - Lifetime
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