JPH11128540A - 可逆熱変色性ぬいぐるみセット - Google Patents

可逆熱変色性ぬいぐるみセット

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JPH11128540A
JPH11128540A JP31621197A JP31621197A JPH11128540A JP H11128540 A JPH11128540 A JP H11128540A JP 31621197 A JP31621197 A JP 31621197A JP 31621197 A JP31621197 A JP 31621197A JP H11128540 A JPH11128540 A JP H11128540A
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JP
Japan
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reversible thermochromic
thermochromic
color
fabric
stuffed
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JP31621197A
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Nobuaki Matsunami
伸明 松波
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Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度な抱き心地を有し、且つ、先端部が硬質
部材により形成された加熱又は冷熱変色具を適用して
も、充分な色変化を視認することのできる遊戯性に富む
可逆熱変色性ぬいぐるみセットを提供する。 【解決手段】 特定の目付量の布帛に可逆熱変色性材料
を固着した特定の厚みの可逆熱変色性布帛を表皮材とし
て用いてなる可逆熱変色性ぬいぐるみ2と、加熱又は冷
熱変色具3とからなる可逆熱変色性ぬいぐるみセット
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可逆熱変色性ぬいぐ
るみセットに関する。更に詳細には、加熱又は冷熱手段
の適用により、熱変色像が現出する可逆熱変色性ぬいぐ
るみセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ぬいぐるみの表面に可逆熱変色層
を設けた可逆熱変色性ぬいぐるみが開示されている(特
開平8−19669号公報)。前記した従来の可逆熱変
色性ぬいぐるみは、加熱又は冷熱手段の適用により、可
逆熱変色層を変色させて所望の図柄を形成することが開
示されている。しかしながら、前記加熱又は冷熱手段と
して汎用性を有する先端部が金属等の硬質部材により形
成された加熱又は冷熱変色具を適用する場合、先端部が
硬質であるため、ぬいぐるみ表面に接触する面積が比較
的小さく、よって、接触時間が少ないと充分な可逆熱変
色像を形成させ難い。又、ぬいぐるみに柔軟性を付与し
て、変色具に接触する面積を増大させることが考えられ
るが、この方法により形成したぬいぐるみは、柔軟性が
過剰であり、ぬいぐるみに要求される適度な抱き心地を
損なうといった欠点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ぬいぐるみ
に不可欠である適度な抱き心地を有すると共に、先端部
が硬質部材により形成された加熱又は冷熱具を適用して
も、充分な色変化を視認することのできる可逆熱変色性
ぬいぐるみセットを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ぬいぐるみ
の表皮材に用いられる布帛の目付量と、前記布帛に可逆
熱変色性材料を固着して得た可逆熱変色性布帛の厚みを
特定することによって、ぬいぐるみの適度な柔軟性を損
なうことなく、且つ、筆記先端部が硬質部材により形成
された加熱又は冷熱変色具の適用によって好適な変色像
を現出させることができることを見出した。即ち、本発
明は、目付量が30乃至200g/m2 の布帛に可逆熱
変色性材料を固着してなる厚みが5乃至200μmの可
逆熱変色性布帛を表皮材として用いてなる可逆熱変色性
ぬいぐるみと、先端部が硬質材により形成されてなる加
熱又は冷熱変色具とからなる可逆熱変色性ぬいぐるみセ
ットを要件とする。更には、前記布帛の目付量が40乃
至160g/m2 であること、前記加熱又は冷熱変色具
の熱源が、温水、冷水、或いは、氷片であること、PT
C素子、或いは、ペルチエ素子であること、前記可逆熱
変色性材料は、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、
(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成
分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生
起させる反応媒体からなる可逆熱変色性組成物を含んで
なり、且つ、前記組成物の温度−色濃度曲線におけるヒ
ステリシス幅が5乃至50℃であること等を要件とす
る。
【0005】又、前記ぬいぐるみの表皮材に用いられる
布帛は、天然繊維、合成繊維等により形成される編布、
織布、組布等、起毛布等の布帛が好適に用いられる。前
記布帛は、目付量が30乃至200g/m2 、好ましく
は40乃至160g/m2 のものが用いられる。前記布
帛の目付量が30g/m2 未満であると、熱変色性材料
を均一且つ充分に固着させ難く、よって所望の色濃度の
可逆熱変色像を現出させることができず、又、色調にむ
らを生じて均一な像を現出させ難い。又、ぬいぐるみを
形成した際、内部の充填物が視覚されたり、場合によっ
ては充填物が洩れだす恐れがある。又、布帛の目付量が
200g/m2 を越えると、ぬいぐるみの表皮材として
の柔軟な風合いを損なうと共に、所望の厚みの可逆熱変
色性布帛を形成し難い。
【0006】前記布帛に固着する可逆熱変色性材料中に
含まれる可逆熱変色性組成物としては、電子供与性呈色
性有機化合物、前記化合物の顕色剤及び前記両者の呈色
反応を生起させる媒体となる化合物の3成分を含む熱変
色性組成物(例えば、特公昭51−35414号公報、
特公昭51−44706号公報、特公昭52−7764
号公報、特公平1−29398号公報等)を挙げること
ができる。前記は所定の温度(変色点)を境としてその
前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定
の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態
は、その状態が発現するのに要する熱又は冷熱が適用さ
れている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がな
くなれば常温域で呈する状態に戻る、所謂、温度変化に
よる温度−色濃度曲線について小さいヒステリシス幅を
示して変色するタイプである。
【0007】又、本出願人が提案した特公平4−171
54号公報、特開平7−179777号公報、特開平7
−33997号公報等に記載されている大きなヒステリ
シス特性を示して変色する感温変色性色彩記憶性組成
物、即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットし
た曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度
を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側から下
降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色す
るタイプの組成物であり、低温側変色点と高温側変色点
の間の常温域において、前記低温側変色点以下又は高温
側変色点以上の温度で変化させた状態を記憶保持できる
特徴を有する可逆熱変色性組成物も有効である。前記感
温変色性色彩記憶性組成物は、ヒステリシス幅が5乃至
50℃の組成物が好適に用いられ、前記組成物の発色状
態或いは消色状態を環境温度で保持し易いことから、所
望の文字や図柄等をぬいぐるみに記憶保持させることが
できる。
【0008】前記した可逆熱変色性組成物はマイクロカ
プセルに内包して使用することが好ましい。即ち、種々
の使用条件において可逆熱変色性材料は同一の組成に保
たれ、同一の作用効果を奏することができるからであ
る。前記マイクロカプセルに内包させることにより、化
学的、物理的に安定な顔料を構成でき、粒子径0.1〜
100μm、好ましくは1〜50μm、より好ましくは
2〜30μmの範囲が実用性を満たす。尚、マイクロカ
プセル化は、従来より公知の界面重合法、in Sit
u重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有
機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆
法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜
選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に
応じて更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させ
たり、表面特性を改質させて実用に供することもでき
る。
【0009】前記可逆熱変色性組成物又はそれを内包し
たマイクロカプセル顔料は、樹脂を含むバインダー中に
分散されて、インキ、塗料などの可逆熱変色性材料とし
て適用される。前記樹脂は水性或いは油性のいずれでも
よく、接着性、作業性、経済性を考慮して決められる。
具体的に例示すると、アクリル酸エステル樹脂、ウレタ
ン樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、
スチレン樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、尿
素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、エポキシアクリレート樹脂、アミド樹脂、酢酸セル
ロース、硝酸セルロース、エチルセルロース等が挙げら
れる。又、前記樹脂は、1種又は2種以上を併用するこ
ともでき、可逆熱変色性組成物100重量部(固形分)
に対して樹脂固形分25〜400重量部を用いることが
できる。25重量部未満では皮膜の耐久性に劣り、又、
400重量部を越えると、布帛としての風合いを損ねた
り、熱変色性能に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0010】又、前記可逆熱変色性組成物を塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合樹脂や、ピペリジン誘導体から選ば
れるヒンダードアミン系化合物、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体等がブレンドされた塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合樹脂母体中に分散状態に固着した可逆熱変色
材料を形成したり、前記可逆熱変色性組成物を飽和共重
合ポリエステル樹脂母体中に、微粒子化して分散した可
逆熱変色性材料を用いることもできる。又、前記可逆熱
変色性材料中に、一般染料又は顔料、蛍光染料又は顔料
等の着色剤を添加して色変化を多様にすることもでき
る。
【0011】前記した可逆熱変色性材料を、布帛上に公
知の方法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、
グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手
段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流
し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等の手段により連続状
或いは不連続状に形成して可逆熱変色層を形成し、可逆
熱変色性布帛が得られる。前記不連続状とは、ドット
状、格子模様、網目状、文字や図形等の適宜図柄であ
る。
【0012】前記可逆熱変色性材料を固着した可逆熱変
色性布帛は、厚みを5乃至200μm、好ましくは、1
0乃至100μmにする。前記可逆熱変色性布帛の厚み
が5μm未満であると、可逆熱変色性組成物の含有量が
少なくなるため、前記組成物が発色状態で十分な色濃度
が得られ難く、又、前記可逆熱変色性布帛の厚みが20
0μmを越えると、熱伝導性に劣るため、変色具の適用
条件によっては、明確な可逆熱変色像を現出できなくな
ると共に、布帛の柔軟性を損なうこととなる。
【0013】更に、前記した厚みを満たせば、布帛の柔
軟性を損なわない範囲で可逆熱変色層の下層及び又は上
層に非変色層を設けたり、金属光沢層、保護層、光安定
剤層を適宜設けることもできる。具体的には、前記非変
色層に含まれる着色剤としては、従来より汎用の一般有
色染料又は顔料、蛍光染料又は顔料が用いられ、所望に
よりパール顔料、金属粉顔料、蓄光性顔料、二酸化チタ
ン等の白色顔料等を用いることもできる。前記着色剤
は、樹脂等を含むバインダー中に分散されて、インキ、
塗料などの色材として適用され、非変色層を形成でき
る。前記非変色層の形状としては、全面に設ける他、ド
ット状、格子模様、網目状、文字、図形等の適宜図柄で
あってもよい。前記金属光沢層は、二酸化チタン被覆雲
母、酸化鉄−二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、
グアニン、絹雲母、塩基性炭酸鉛、酸性砒酸鉛、オキシ
塩化ビスマス等の金属光沢顔料を含む層であり金属光沢
性を付与できる。又、可逆熱変色層の上層に設けると可
逆熱変色性組成物の耐光性を向上させる効果も有する。
前記保護層は、防水、表面保護、光沢性付与等の目的で
形成される。前記光安定剤層は紫外線吸収剤、酸化防止
剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スーパーオキシド
アニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線吸収剤、赤外
線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態に固着した層
である。尚、帯電防止剤、極性付与剤、揺変性付与剤、
消泡剤等を必要に応じて添加して機能を向上させること
もできる。
【0014】更に、特開昭60−179371号公報、
特開昭60−225369号公報に記載の、熱変色性繊
維を製織した前記目付量及び厚みの可逆熱変色性布帛を
用いてもよい。
【0015】前記のようにして得た可逆熱変色性布帛を
適宜形状に裁断、縫製して、内部に詰物を充填して可逆
熱変色性ぬいぐるみが得られる。前記可逆熱変色性ぬい
ぐるみに充填される詰物は、綿、布、羽毛、スポンジ
等、弾性を有し、且つ、柔らかな手触りと柔軟な風合い
を有する詰め物が好適に用いられる。又、粒状の樹脂成
形体や発泡スチロール等を充填することもできる。
【0016】前記の如くして得た可逆熱変色性ぬいぐる
みと加熱、冷却変色具により本発明の可逆熱変色性ぬい
ぐるみセットが得られる。
【0017】前記加熱、冷却変色具について例示する。
加熱又は冷却変色具は、先端部が先細形状で筆記形態を
有するもの、又は先端部に文字、図柄、模様等の像が形
成されたスタンプ形態を有するものが挙げられ、抵抗発
熱体を装備した通電加熱変色具(実開昭62−1395
73号公報、実開平4−50100号公報)や、PTC
素子を用いた加熱変色具、温水等を充填した加熱ペン
(実開平2−106299号公報等に開示)、冷却変色
具としてはペルチエ素子を利用した冷却変色具(特開平
5−318915号公報)、冷水、氷片等の冷媒を充填
した冷却ペン等を適用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】前記可逆熱変色性布帛を裁断、縫
製した後、詰物を充填して人形、動植物、果物、乗物、
建造物、飲食品、屋内装置品、遊戯具、月、星、太陽等
の天体、スポーツ用品等の形態を模したぬいぐるみと、
加熱又は冷熱変色具とにより可逆熱変色性ぬいぐるみセ
ットとすることができる。
【0019】
【実施例】
実施例1(図1、2参照) 布帛22としてテトロン/コットン混紡ブロード生地
(目付量120g/m2)に、感温変色性色彩記憶性組
成物(18℃以上で黒色、24℃以下で無色)を内包し
たマイクロカプセル顔料30部、アクリルエマルジョン
70部からなる可逆熱変色性インキを80g/m2 にな
るよう、ロータリースクリーン印刷して可逆熱変色層2
3を形成し、次いで、アクリル樹脂1.9部、ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤1部、トルエン80部からな
る油性トップコートインキをグラビア印刷にて20g/
2 になるように塗工してトップコート層24を形成し
て、厚み80μmの可逆熱変色性布帛21を得た。前記
可逆熱変色性布帛21を裁断してクマ形態の表皮部分片
に裁断した。前記表皮部分片を縫製し、内部に詰物25
としてポリエステル製短繊維の綿を充填し、クマの形態
の可逆熱変色性ぬいぐるみ2を得た。前記ぬいぐるみ
と、加熱又は冷熱変色具3として先端部が金属性の内部
に媒体を収容する変色具により可逆熱変色性ぬいぐるみ
セット1を得た。前記ぬいぐるみは25℃の室温下で
は、全面が白色のクマのぬいぐるみであった。前記ぬい
ぐるみ表面に、10℃の冷水を収容した前記変色具を用
いて目の周り、耳、及び胴体部分をなぞると、感温変色
性色彩記憶性組成物が発色して黒色になり、パンダの柄
のぬいぐるみに変化した。前記パンダの柄のぬいぐるみ
を室温下で放置しておくと徐々に黒色に発色した部分が
白色に戻り、暫くすると元の白色のクマのぬいぐるみに
戻った。尚、前記冷熱変色具にてぬいぐるみをなぞる
際、接触性は良好で、しかも接触部分の可逆熱変色層は
充分に発色する。前記ぬいぐるみは柔軟な風合いも備え
ており、ぬいぐるみとしての抱き心地も満足のいくもの
であった。前記様相変化は繰り返し行なうことができ
た。
【0020】実施例2 布帛として黄色ポリエステルタフタ(目付量40g/m
2 )に、感温変色性色彩記憶性組成物(30℃以上で赤
色、18℃以下で無色)を内包したマイクロカプセル顔
料30部、ウレタンエマルジョン70部からなる可逆熱
変色性インキを15g/m2 になるよう、ドクターコー
トにて印刷し、次いで、ウレタンエマルジョン50部、
水50部からなる水性トップコートインキをスプレー塗
装にて5g/m2 になるように塗工し、厚み10μmの
可逆熱変色性布帛を得た。前記可逆熱変色性布帛を裁断
して星の形態の表皮部分片に裁断した。前記表皮部分片
を縫製し、内部に詰物としてポリエステル製短繊維の
綿、及び、ペルチエ素子を利用した冷熱変色具の電源を
内蔵し、星の形態の可逆熱変色性ぬいぐるみを得た。前
記ぬいぐるみと、前記ぬいぐるみ内部の電源とコードを
介して接続する冷熱変色具により可逆熱変色性ぬいぐる
みセットを得た。前記ぬいぐるみを30℃以上に加温す
ると、全面が黄色の星形のぬいぐるみとなり、この様相
は18℃を越える温度域で保持された。前記ぬいぐるみ
表面に、前記ペルチエ素子を利用した冷熱変色具を用い
て文字を書くと感温変色性色彩記憶性組成物が発色して
赤色になり、メッセージを残すことができ、この様相は
30℃未満の温度域で保持された。尚、前記冷熱変色具
にてぬいぐるみに文字を書くと、接触性は良好で、しか
も接触部分の可逆熱変色層は充分に発色する。前記ぬい
ぐるみは柔軟な風合いも備えており、ぬいぐるみとして
の抱き心地も満足のいくものであった。再び30℃以上
の温度に加温すると全面が黄色の星形のぬいぐるみとな
り、この様相変化は繰り返し行なうことができた。又、
前記ぬいぐるみを18℃以下に冷却すると、全面が赤色
の星形のぬいぐるみとなり、この様相は30℃を未満の
温度域で保持された。前記ぬいぐるみ内部の電源に、P
TC素子を利用した加熱変色具を用いて文字を書くと感
温変色性色彩記憶性組成物が消色して黄色になり、メッ
セージを残すことができ、この様相は18℃を越える温
度域で保持された。
【0021】実施例3 布帛としてナイロントリコット(目付量190g/
2 )に、可逆熱変色性組成物(15℃以上で青色、1
5℃未満で無色)を内包したマイクロカプセル顔料30
部、蛍光ピンク色顔料2部、ウレタン油脂68部(固形
分30%)からなる可逆熱変色性インキを100g/m
2 になるよう、シルクスクリーン印刷して厚み40μm
の可逆熱変色性布帛を得た。前記可逆熱変色性布帛を裁
断してクルマの形態の表皮部分片に裁断した。前記表皮
部分片を縫製し、内部に詰物としてポリエステル製短繊
維の綿を充填し、クルマの形態の可逆熱変色性ぬいぐる
みを得た。前記ぬいぐるみと、先端部が金属性の内部に
媒体を収容する変色具により可逆熱変色性ぬいぐるみセ
ットを得た。前記ぬいぐるみは、25℃の室温下ではピ
ンク色のクルマの形態であり、10℃の冷水を収容した
前記変色具を用いて表面をなぞると、可逆熱変色性組成
物が発色して紫色になり、紫色の図柄を設けたクルマに
変化した。前記した様相は、紫色の図柄部分が再び15
℃以上の温度になると元の状態に戻った。尚、前記冷熱
変色具にてぬいぐるみをなぞる際、接触性は良好で、し
かも接触部分の可逆熱変色層は充分に発色する。前記ぬ
いぐるみは柔軟な風合いも備えており、ぬいぐるみとし
ての抱き心地も満足のいくものであった。又、前記可逆
熱変色性ぬいぐるみセットは、構造が簡易であるため、
風呂用玩具として適用することもでき、前記変色具に加
えて、加熱又は冷熱手段として、温水や冷水を含ませる
筆を併用することもできる。
【0022】比較例1 布帛としてテトロン/コットン混紡ギャザー生地(目付
量220g/m2 )を用いた以外は実施例1と同様にし
て可逆熱変色性布帛を得た。前記布帛の厚みは240μ
mであり、同様にクマのぬいぐるみを作製して可逆熱変
色性ぬいぐるみを得た。前記ぬいぐるみは柔軟性に乏し
く、抱き心地の悪いものであると共に、同様の冷水を収
容した前記変色具を用いてなぞっても、接触部分の可逆
熱変色層は充分に発色しなかった。
【0023】比較例2 布帛としてポリエステルオーガンジー(目付量20g/
2 )を用いた以外は実施例1と同様にして可逆熱変色
性布帛を得た。前記布帛の厚みは3μmであり、同様に
クマのぬいぐるみを作製して可逆熱変色性ぬいぐるみを
得た。前記ぬいぐるみに同様の冷水を収容した前記変色
具を用いてなぞると、接触部分の可逆熱変色層は発色す
るものの、その色調にはムラがあり、且つ、色濃度の低
いものであった。又、前記ぬいぐるみは、使用するにつ
れて布帛の間隙から詰物が出てくるため、耐久性に乏し
いものであった。
【0024】比較例3 布帛として綿/麻混紡防水帆布(目付量300g/
2 )を用いた以外は実施例1と同様にして可逆熱変色
性布帛を得た。前記布帛の厚みは100μmであり、同
様にクマのぬいぐるみを作製して可逆熱変色性ぬいぐる
みを得た。前記ぬいぐるみは、冷熱変色具にてぬいぐる
みをなぞっても接触性が悪く、可逆熱変色層は充分に発
色しなかった。又、柔軟性に乏しく、抱き心地の悪いも
のであった。
【0025】比較例4 布帛としてナイロンタフタ(目付量45g/m2 )を用
いた以外は実施例1と同様にして可逆熱変色性布帛を得
た。前記布帛の厚みは300μmであり、同様にクマの
ぬいぐるみを作製して可逆熱変色性ぬいぐるみを得た。
前記ぬいぐるみは柔軟性に乏しく、且つ、前記変色具を
用いてなぞっても、接触部分の可逆熱変色層は発色がス
ムーズではなく、実用性に乏しいものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明は、適度な抱き心地を有し、且
つ、先端部が硬質部材により形成された加熱又は冷熱変
色具を適用しても、充分な色変化を視認することのでき
る遊戯性に富む可逆熱変色性ぬいぐるみセットを提供で
きる。又、加熱又は冷熱変色具の熱源が、温水、冷水、
或いは、氷片であることにより、簡易にぬいぐるみを変
色させることができ、しかも風呂場等で使用することも
できる利便性を有する可逆熱変色性ぬいぐるみセットを
提供できる。更に、加熱又は冷熱変色具の熱源が、PT
C素子、或いは、ペルチエ素子であることにより、必要
時に加熱又は冷熱機能を瞬時に発生させることができ、
使用場所を選ぶことなく遊戯できる可逆熱変色性ぬいぐ
るみセットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明可逆熱変色性ぬいぐるみセットの使用状
態を示す斜視図である。
【図2】図1の可逆熱変色性ぬいぐるみの要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 可逆熱変色性ぬいぐるみセット 2 可逆熱変色性ぬいぐるみ 21 可逆熱変色性布帛 22 布帛 23 可逆熱変色層 24 トップコート層 25 詰物 3 加熱又は冷熱変色具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目付量が30乃至200g/m2 の布帛
    に可逆熱変色性材料を固着してなる厚みが5乃至200
    μmの可逆熱変色性布帛を表皮材として用いてなる可逆
    熱変色性ぬいぐるみと、先端部が硬質材により形成され
    てなる加熱又は冷熱変色具とからなる可逆熱変色性ぬい
    ぐるみセット。
  2. 【請求項2】 前記布帛の目付量が40乃至160g/
    2 である請求項1記載の熱変色性ぬいぐるみセット。
  3. 【請求項3】 前記加熱又は冷熱変色具の熱源が、温
    水、冷水、或いは、氷片である請求項1記載の可逆熱変
    色性ぬいぐるみセット。
  4. 【請求項4】 前記加熱又は冷熱変色具の熱源が、PT
    C素子、或いは、ペルチエ素子である請求項1記載の可
    逆熱変色性ぬいぐるみセット。
  5. 【請求項5】 前記可逆熱変色性材料は、(イ)電子供
    与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、
    (ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特
    定温度域において可逆的に生起させる反応媒体からなる
    感温変色性色彩記憶性組成物を含んでなり、且つ、前記
    組成物の温度−色濃度曲線におけるヒステリシス幅が5
    乃至50℃である請求項1又は2記載の可逆熱変色性ぬ
    いぐるみセット。
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