JP2000221885A - 可逆性感温変色性表示体 - Google Patents

可逆性感温変色性表示体

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JP2000221885A
JP2000221885A JP11027511A JP2751199A JP2000221885A JP 2000221885 A JP2000221885 A JP 2000221885A JP 11027511 A JP11027511 A JP 11027511A JP 2751199 A JP2751199 A JP 2751199A JP 2000221885 A JP2000221885 A JP 2000221885A
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Japan
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reversible thermochromic
layer
color
parts
temperature
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Michiyuki Yasuda
満行 安田
Masaki Shibazaki
正樹 芝崎
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Pilot Ink Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常温域の任意の温度で呈する様相(1)が、
熱又は冷熱の適用により様相(2)又は様相(3)に同
一部位で互変的に変化でき、元の様相(1)に緩徐に自
然復帰できるよう構成し、様相変化の妙味、視覚効果を
満足させる玩具等の形態として具現化される可逆性感温
変色性表示体の提供。 【解決手段】 熱伝導度或いは熱容量を特定した支持体
2表面の同一部位に、発色時の視覚濃度が相互に異な
る、第1の可逆熱変色層3と第2の可逆熱変色層4を重
ね刷り形成してなり、生活環境温度域にある熱又は冷熱
の適用により、様相(1)から様相(2)又は様相
(3)に互変的に変化させ、前記熱又は冷熱を取り去っ
た後にあって、緩徐に元の様相(1)に自然復帰させる
よう構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆性感温変色性
表示体に関する。更に詳細には、常温域で呈する様相
(1)が、常温域近傍の生活温度域にある熱又は冷熱手
段の適用により様相(2)又は様相(3)に同一部位で
互変的に変化させることができ、変化に要した熱又は冷
熱を取り去った後には、変化させた様相(2)又は
(3)から元の様相(1)に緩徐に自然復帰させて、様
相変化の状態を適宜時間、視認可能に構成した可逆性感
温変色性表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、温度変化による可逆熱変色層
の発、消色により、常温では不可視の像を隠顕させる可
逆性熱変色性表示体は、人形や各種の形象玩具、絵本や
ラベル等のシート状印刷物、飲料容器、衣料等の形態と
して多様な分野に実用化されており、多数の提案が開示
されている。前記提案としては、非熱変色像上に一層ま
たは複数層の可逆熱変色像の重ね刷り(実公平4−14
787号公報、実公平3−3429号公報)や、非熱変
色像に準可逆熱変色像(温度−色濃度に関し、大きなヒ
ステリシス幅を示して変色し、変化に要した熱又は冷熱
を取り去った後にあっても、特定温度域で変化前後の色
彩を記憶する機能を備えた色彩記憶性熱変色材料により
形成された像)の重ね刷り(実公平5−16597号公
報)が例示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この種
の熱変色性表示体の変色効果に関し更に追求し、常温域
で呈する様相(1)が、常温域近傍の生活温度域にある
熱又は冷熱手段の適用により、同一部位において様相
(2)又は様相(3)に互変的且つ可逆的に簡易に変化
でき、前記変色に要した熱又は冷熱を取り去った後にあ
って、元の様相(1)に緩徐に自然復帰させる構成とな
して、前記様相変化の推移状態を視認させて変色効果を
高め、更にはパステル調等の特有の色彩効果を現出させ
る構成となして、玩具性、装飾性、意外性や意匠的効果
を高め、形象玩具類、飲料容器、カード類、衣料類、そ
の他装飾乃至意匠的効果が要求される各種小物、雑貨品
等の形態として具現化される可逆性感温変色性表示体を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を図面(図1〜図
4)について説明する。本発明は、常温域で呈する様相
(1)が、熱又は冷熱の適用により様相(2)又は様相
(3)に同一部位で互変的に変化し、元の様相(1)に
自然復帰する感温変色性表示体であって、熱伝導度が
0.02〜160Kcal/m・hr・℃の範囲及び/
又は熱容量が0.2〜0.8cal/g・℃の範囲にあ
る支持体の同一部位に、少なくとも二層の可逆熱変色層
が積層されており、前記各層は、互いに変色温度及び発
色時の色彩又は色濃度を異にし、変色温度未満の低温側
で発色し、変色温度以上の高温側で消色するタイプの可
逆熱変色性顔料がバインダー樹脂中に分散状態に固着さ
れてなり、第2の可逆熱変色層は、発色時の視覚濃度が
第1の可逆熱変色層より大であり、第1の可逆熱変色層
及び/又は該層の下層には非熱変色性着色剤がブレンド
されており、前記様相(1)は、常温域(15℃〜30
℃)の任意の温度において、第1の可逆熱変色層が発色
状態且つ第2の可逆熱変色層が消色状態にあるとき、視
認される様相であり、前記様相(2)は、常温域より高
温側において前記第1の可逆熱変色層が消色状態とな
り、該層中の非熱変色性着色剤によりもたらされる色彩
及び/又は下層の非熱変色性着色層が視認される様相で
あり、前記様相(3)は、常温域より低温側において、
第2の可逆熱変色層が発色状態となり、第1の可逆熱変
色層の視覚を超えて視認される様相であり、前記様相
(2)又は様相(3)は、変化に要した熱又は冷熱が取
り去られた後にあって、様相変化の状態が常温域で視認
できるよう、元の様相(1)に緩徐に自然復帰できるよ
う構成した可逆性感温変色性表示体を要件とする。更に
は、可逆熱変色性顔料は、温度−色濃度曲線に関し、い
ずれもヒステリシス幅(ΔH)が3〜10℃の範囲にあ
ること、更には、温度−色濃度曲線において、第1の可
逆熱変色層における可逆熱変色性顔料の完全発色温度
(t1 )と第2の可逆熱変色層における可逆熱変色性顔
料の完全消色温度(T4 )との差が、少なくとも1℃以
上であること、更には、視覚濃度は、明度値を目安とし
て特定され、発色時の明度値において、第1の可逆熱変
色層が第2の可逆熱変色層より低い関係にあること、更
には、第1の可逆熱変色層中における非熱変色性着色剤
は、白色顔料であり、該層中に分散状態にブレンドされ
てなること、更には、第1の可逆熱変色層中には、チタ
ン白を含む複数の有色顔料がブレンドされてなること、
更には、熱の適用は30℃〜60℃の範囲の任意の温度
であり、冷熱の適用は0℃〜18℃の範囲の任意の温度
であること、更には、玩具要素又は装飾要素であるこ
と、更には、玩具要素は人形玩具であること、等を要件
とする。
【0005】前記特定範囲の物性値を満たす支持体2、
及びヒステリシス幅(ΔH)が適正範囲にある可逆熱変
色性顔料を適用することにより、熱又は冷熱の適用によ
る感応時間を適正に遅延させて、所期の様相を現出させ
ることができると共に、変化させた様相を常温域で呈す
る元の様相(1)に緩徐に復帰させ、視覚効果を高める
ことができる。前記要件を満たす支持体2としては、紙
類、合成紙、プラスチック類、木材、ゴム類、人工皮
革、布帛、ガラス、アルミニウム等、及びこれらの加工
品を例示できる。熱伝導度が160Kcal/m・hr
・℃を超える系(例えば、銅、銀等)、又は熱容量が
0.2cal/g・℃未満の系(例えば、鋼、真鍮等)
にあっては、熱又は冷熱に鋭敏に感応して速やかに様相
(2)又は様相(3)を発現させ、変化に要した熱又は
冷熱を取り去ると速やかに元の様相に戻るので、玩具や
装飾分野、或いは意匠的効果を意図する要素にあって
は、様相の変化が瞬間的であり、変色効果の視認性に乏
しい。一方、熱伝導度が0.02Kcal/m・hr・
℃未満の系(例えば、メッシュ状布帛等)、或いは熱容
量が0.8cal/g・℃を超える系(多孔質の木材
等)にあっては、様相変化が遅速に過ぎて変色の妙味に
欠ける。
【0006】前記可逆熱変色性顔料としては、公知の熱
変色性材料、即ち、電子供与性呈色性有機化合物、電子
受容性化合物及び呈色反応を可逆的に生起させる有機化
合物媒体の必須三成分を含む熱変色性材料をマイクロカ
プセルに内包させた公知の顔料形態のものが有効である
(本出願人の提案による特公昭51−44706号公
報、特公昭51−44708号公報、特公平1−293
98号公報、特開平7−186540号公報、特公平4
−17154号公報、等)。前記熱変色性顔料の粒子径
は、0.2〜30μmの範囲、好ましくは、1〜30μ
m、更に好ましくは2〜15μmの範囲のものが、変色
感度の鋭敏性、持久性、加工適性等の面で効果的であ
る。前記可逆熱変色性顔料は、温度−色濃度曲線(図4
参照)におけるヒステリシス幅(ΔH)が概ね3〜10
℃の範囲にあるものが効果的である。3℃未満の系で
は、冷熱又は熱の適用により発色又は消色状態を速やか
に発現させるが、前記変色に要した冷熱又は熱を取り去
ると瞬時に元の状態に復し、様相変化の視認効果に欠け
る。一方、ΔHが10℃を超える熱変色性顔料にあって
は、前記変色に要した冷熱又は熱を取り去った後にあっ
ても、常温域で変色状態を記憶保持しており、新たに熱
又は冷熱を適用しなければ、常温域で呈する元の様相
(1)へ自然復帰させることができない。
【0007】本発明は、支持体2の同一部位に加熱消色
型の、第1の可逆熱変色層3と第2の可逆熱変色層4を
積層状態となし、前記同一部位において常温域における
様相(1)、様相(2)、及び様相(3)を互変的に現
出させるものであるから、第2の可逆熱変色層4は、第
1の可逆熱変色層3の発色時の視覚濃度より大に設定さ
れていなければならない。ここで、様相(3)について
は、0℃以上で二つの温度域(例えば、冷水、或いは氷
水)で着色状態を形成できるよう設定してもよい。これ
により室温状態〔様相(1)〕、加温状態〔様相
(2)〕、冷却状態〔様相(3)〕、更なる冷却状態
〔様相(31)〕を現出させ、4つの様相変化を視覚さ
せることができる。尚、前記視覚濃度とは、見た目に感
じる感覚的な濃淡であり、一つの目安として、明度値を
尺度として挙げることができ、明度値が相対的に低けれ
ば、視覚濃度が相対的に大であるとする。
【0008】前記構成において、第1の可逆熱変色層3
中には、非熱変色性着色剤をブレンドすることにより、
該層の可逆熱変色性顔料が発色状態、即ち常温域にあっ
ては、両者の混合色が視認され、一方、消色状態、即ち
高温域にあっては、該層中の非熱変色性着色剤による色
彩が視認される。前記非熱変色性着色剤としては、従来
より公知の染料、紫外線発光型色素、一般顔料、蛍光顔
料、蓄光顔料、夜光顔料、金属粉、パール顔料、体質顔
料、フォトクロミック着色剤、蛍光増白剤、等が適宜、
使用できる。チタン白を適用した系では、同層中にブレ
ンドされた他の非熱変色性着色剤との混色により、或い
は同層の熱変色性顔料の発色時の色彩との混色によるパ
ステル調の特有の色彩を現出させることができ、玩具、
装飾、意匠分野等に対し特有の色彩効果を奏することが
できる。チタン白、その他の前記有色顔料をブレンドし
た系にあっては、支持体2自体の色彩の隠蔽が可能であ
り、支持体の色彩に無関係に前記ブレンドした顔料の色
彩を視覚させることができる。第1の可逆熱変色層3に
非熱変色性着色剤をブレンドせず、支持体2との間に非
熱変色性着色層を介在させる系にあっては、第1の可逆
熱変色層3が消色状態となったとき、非熱変色性着色層
を視覚させ、前記と同様の視覚効果を与えることができ
る。尚、前記可逆熱変色層3、4は文字、記号、図柄等
の像を含む。
【0009】第1の可逆熱変色層3における熱変色性顔
料の完全発色温度(t1 )と第2の可逆熱変色層4の完
全消色温度(T4 )との差が、少なくとも1℃以上(好
ましくは3℃以上)であることが、様相(1)と様相
(2)、或いは、様相(1)と様相(3)、の各相互間
の様相を明確に区別させるのに有効に機能する。1℃未
満では、各様相相互の視覚上の差別性に欠ける。一方、
15℃(好ましくは12℃以下)を超える系では、変色
に要する熱又は冷熱温度が常温域との温度差が大とな
り、変色操作の簡易性が損なわれがちであり、好ましく
ない。
【0010】支持体2上に熱変色層3及び4を形成する
には、従来より公知の塗布方法、例えば、スクリーン印
刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ
印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装等の
手段が挙げられる。ここで、支持体自体が第1の可逆熱
変色層3を兼ねる構成であってもよい。又、支持体が布
帛、紙等の浸透性の材料にあっては、予め、樹脂薄膜等
によるアンダーコート層を下地に設けることにより、前
記熱変色層の形成時における熱変色性インキの浸透を抑
止し、所期の変色効果をあげることができる。
【0011】前記可逆熱変色層3及び4における熱変色
性顔料の含有率が5〜80重量%(好ましくは10〜6
0重量%)の範囲が熱変色効果からみて有効である。即
ち、5重量%未満では発色濃度が低く、色変化が明瞭に
視覚できず、一方、80重量%を越えると残色が視覚さ
れ、明瞭な消色状態を視覚させ難い。前記可逆熱変色層
3及び4の厚みは、少なくとも0.5μm以上、好まし
くは1〜400μm、より好ましくは10〜200μm
であり、0.5μm未満では色変化の鮮明性に欠け、一
方、400μmを越える系では外観上の美観が損なわれ
がちであり、好ましくない。
【0012】バインダー樹脂は、透明状の膜形成樹脂が
好適であり、以下に例示する。 アイオノマー樹脂、イ
ソプレン−無水マレイン酸共重合樹脂、アクリロニトリ
ル−アクリリックスチレン共重合樹脂、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル塩素化ポリ
エチレン−スチレン共重合樹脂、エチレン−塩化ビニル
共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合樹脂、塩化
ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹
脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂、塩素化ポ
リエチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン
樹脂、リニヤ低密度ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ハイインパ
クトポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチ
ルスチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメ
チルメタクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、
アルキルフェノール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、
ロジン変性アルキド樹脂、フェノール変性アルキド樹
脂、エポキシ変性アルキド樹脂、スチレン変性アルキド
樹脂、アクリル変性アルキド樹脂、アミノアルキド樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、スチレン−ブタジエ
ン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、酢酸ビニル系エマルジョン樹脂、スチレ
ン−ブタジエン系エマルジョン樹脂、アクリル酸エステ
ル系エマルジョン樹脂、水溶性フェノール樹脂、水溶性
エポキシ樹脂、水溶性ブタジエン樹脂、酢酸セルロー
ズ、硝酸セルローズ、エチルセルローズ等を挙げること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の可逆性感温変色性表示体
は、前記した構成要件を満たすものであれば、如何なる
形態であってもよい。
【0014】
【実施例】以下に実施例を記載するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。尚、実施例中の部は重量部
である。
【0015】実施例1 3−シクロヘキシルアミノ−7−メチルフルオラン3
部、ビスフェノールA5部、ステアリン酸ノルマルヘプ
チル48部、ジヘプタデシルケトン2部からなる可逆熱
変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性
顔料(t1 :約24℃、t4 :約32℃、ΔH:約6
℃、色変化:橙色←→無色)1.3部と、3−ジブチル
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン3部、ビ
スフェノールA6部、ステアリン酸ノルマルヘプチル4
8部、ジヘプタデシルケトン2部からなる可逆熱変色性
材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔料
(t1 :約24℃、t4 :約32℃、ΔH:約6℃、色
変化:黒色←→無色)0.3部とを、チタン白1.4
部、アクリル樹脂キシレン溶液(固形分50%)50
部、キシレン30部及びメチルイソブチルケトン30部
とからなるビヒクル20部に攪拌、混合した塗装液を、
肌色の軟質塩化ビニル樹脂成形体(支持体2)の全面に
スプレーガンにてスプレー塗装し、第1の可逆熱変色層
3(着色時の明度値:8.0)を形成した。次いで、
1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン1.5
部、3−シクロヘキシルアミノ−7−メチルフルオラン
1.5部、4,4’−(2−エチルヘキシリデン)ビス
フェノール5部、ミリスチン酸デシル50部とからなる
可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱
変色性顔料(T1 :約10℃、T 4 :約22℃、ΔH:
約7℃、色変化:赤色←→無色)5部、アクリル樹脂キ
シレン溶液(固形分50%)50部、キシレン30部及
びメチルイソブチルケトン30部を攪拌、混合した塗装
液をスプレーガンにより、前記可逆熱変色層3上に点状
にスプレー塗装し、第2の可逆熱変色層4(着色時の明
度値:6.0)を形成し、可逆性感温変色性表示体1を
構成した。前記可逆性感温変色性表示体1は、室温(約
25℃)では肌色〔様相(1)〕を呈しており、冷水
(約14℃)で冷やすと肌色表面上に赤い点状模様〔様
相(3)〕が現れ、室温(約25℃)に放置すると赤い
点状模様〔様相(3)〕が消え、元の肌色〔様相
(1)〕に緩徐に復した。一方、湯(約32℃)で加温
すると、肌色状態〔様相(1)〕から白色状態〔様相
(2)〕に変化し、室温下に放置すると元の様相(1)
に緩徐に復した。前記様相変化は可逆的に繰り返し再現
された。
【0016】実施例2 1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン3部、
4,4’−デシリデンビスフェノール5部、カプリン酸
ステアリル50部からなる可逆熱変色性材料をエポキシ
樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔料(t1 :約27
℃、t4 :約38℃、ΔH:約7℃、色変化:ピンク色
←→無色)20部、チタン白10部、ピンク色水系加工
顔料0.05部、アクリル酸エステル系エマルジョン7
0部、架橋剤1部、及び消泡剤0.5部を分散状態とな
したスクリーン印刷インキを用いて、濃ピンク色のポリ
エステルトリコット生地(支持体2)上にハート模様
〔第1の可逆熱変色層3(着色時の明度値:6.6)〕
を形成した。更に、前記スクリーン印刷インキのピンク
色水系加工顔料に替えて、黄色水系加工顔料を配合した
別のスクリーン印刷インキにより、前記ハート模様の近
傍に別のハート模様〔第1の可逆熱変色層3(着色時の
明度値:6.6)〕を形成した。次いで、3−(2−エ
トキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エ
チルインドール−3−イル)−4−アザフタリド1部、
ビスフェノールA4部、ミリスチルアルコール25部、
ミリスチン酸デシル25部からなる可逆熱変色性材料を
エポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔料(T1
約13℃、T4 :約22℃、ΔH:約4℃、色変化:青
色←→無色)30部、アクリル酸エステル樹脂エマルジ
ョン70部、架橋剤1部、消泡剤0.5部を分散させた
スクリーン印刷インキにより、前記ハート模様上に雪の
結晶柄〔第2の可逆熱変色層4(着色時の明度値:4.
1)〕を形成し、可逆性感温変色性表示体1を構成し
た。前記可逆性感温変色性表示体1は、室温(約25
℃)ではピンク地〔様相(1)〕を呈しており、約18
℃以下に冷やすとピンク地の上から紫色の雪の結晶柄
〔様相(3)〕が現れ、室温(約25℃)に放置する
と、前記結晶柄は緩徐に消失し、元の〔様相(1)〕に
復した。一方、約38℃以上に加温すると、ピンク地
〔様相(1)〕からパステルピンクと淡黄色のハート柄
〔様相(3)〕の生地となり、室温(約25℃)に放置
すると、前記様相(3)は元の様相(1)に緩徐に復し
た。前記様相変化は可逆的に繰り返し再現された。
【0017】実施例3 3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド1部、4,4’−(2−エチルヘキ
シリデン)ビスフェノール5部、ミリスチン酸ミリスチ
ル50部からなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜
で内包した可逆熱変色性顔料(t1 :約31℃、t4
約41℃、ΔH:約7℃、色変化:青色←→無色)10
部、チタン白5部、フタロシアニン系青色顔料0.01
部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂20部、ケトン
系中沸点溶剤40部、芳香族系中沸点溶剤30部、シリ
コーン系消泡剤0.5部を均一な分散状態となした印刷
インキにより、青色合成紙(支持体2)上にスクリーン
印刷により、文字「A」〔第1の可逆熱変色層3(着色
時の明度値:6.4)〕を形成した。次いで、3−ジブ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン3
部、ビスフェノールA6部、ミリスチン酸デシル50部
からなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包し
た可逆熱変色性顔料(T1 :約10℃、T4 :約22
℃、ΔH:約7℃、色変化:黒色←→無色)15部、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂20部、ケトン系中沸
点溶剤40部、芳香族中沸点溶剤30部、シリコーン系
消泡剤0.5部を均一に分散したスクリーン印刷インキ
により、前記文字「A」上に数字「1」〔第2の可逆熱
変色層4(着色時の明度値:4.0)〕を重ね刷りし
た。次に、アクリル系樹脂トルエン・酢酸エチル溶液
(固形分40%)を16μm厚ポリエステルフィルム上
に塗布し、溶剤を蒸発させたフィルムの粘着面を前記印
刷物の印刷面に接着させた後、ロールで圧着してラミネ
ートし、感温変色性カード(可逆性感温変色性表示体
1)を得た。前記可逆性感温変色性表示体1は、室温
(約25℃)では青色〔様相(1)〕を呈しており、約
14℃以下に冷やすと青色表面上に黒色の数字「1」
〔様相(3)〕が現れ、室温(約25℃)に放置すると
前記数字は緩徐に不可視状態となり、元の青地〔様相
(1)〕に復した。一方、約41℃に加温すると、青地
の上から淡青色の文字「A」〔様相(2)〕が現出し、
室温(約25℃)に放置すると、元の様相(1)に緩徐
に復した。前記様相変化は可逆的に繰り返し再現され
た。
【0018】実施例4 3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド1部、4,4’−(2−エチルヘキ
シリデン)ビスフェノール5部、カプリン酸ステアリル
50部からなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で
内包した可逆熱変色性顔料(t1 :約27℃、t4 :約
38℃、ΔH:約7℃、色変化:青色←→無色)5部、
蛍光イエロー顔料5部、アクリル樹脂トルエン溶液(固
形分43%)30部、キシレン25部、メチルイソブチ
ルケトン25部を攪拌、分散した塗装液をスプレーガン
にて白色のABS成形物(支持体2)に塗装し、第1の
可逆熱変色層3(着色時の明度値:5.0)を得た。次
に、フタロシアニン系青色顔料0.1部、黄色顔料1
部、アルキッド系樹脂(固形分100%)2部、アルキ
ッド系樹脂キシレン溶液(固形分50%)20部、ナフ
テン酸コバルト0.1部、消泡剤0.1部を攪拌、混合
し、タンポ印刷にて前記塗装物上に緑色の星型を印刷し
た。次に、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン3部、4,4’−(2−エチルヘキシリ
デン)ビスフェノール6部、ミリスチン酸デシル45
部、ステアリン酸ブチル5部からなる可逆熱変色性材料
をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔料(T
1 :約11℃、T4 :約22℃、ΔH:約10℃、色変
化:黒色←→無色)5部、アクリル樹脂トルエン溶液
(固形分43%)30部、キシレン25部、メチルイソ
ブチルケトン25部を攪拌、分散し、スプレーガンにて
前記緑色の星型印刷物上に星型印刷物を隠蔽できるよう
に楕円形状にスプレー塗装して第2の可逆熱変色層4を
形成した。次いで、アクリル樹脂トルエン溶液(固形分
43%)30部、紫外線吸収剤1部、キシレン25部、
メチルイソブチルケトン25部を攪拌、混合し、前記塗
装物全面にスプレーガンにてスプレー塗装し、感温変色
性ABS塗装物(可逆性感温変色性表示体1)を得た。
前記可逆性感温変色性表示体1は、室温では緑色〔様相
(1)〕を呈しているが、14℃以下に冷却すると部分
的に楕円形状の黒色の模様〔様相(3)〕が現れ、室温
に戻すと黒色は消え、元の緑色〔様相(1)〕に緩徐に
自然復帰した。又、38℃以上に加温すると黄色の地に
緑色の星型〔様相(2)〕が視覚され、室温に戻すと前
記黄色地が元の緑色〔様相(1)〕に緩徐に復帰し、緑
色の星型が見えにくくなった。
【0019】実施例5 3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド1部、4,4’−デシリデンビスフ
ェノール6部、カプリン酸ステアリル50部からなる可
逆熱変色性材料をイソシアネート系樹脂皮膜で内包した
可逆熱変色性顔料(t1 :約27℃、t4:約38℃、
ΔH:約7℃、色変化:青色←→無色)40部、蛍光ピ
ンク顔料5部、GPポリスチレン樹脂1000部を混合
し、175℃のシリンダー温度、170℃のノズル温度
で押し出し成形し、厚さ2mmの平板を得た。前記平板
は第1の可逆熱変色層3が一体形成された支持体2とし
て機能する。次に、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミ
ノフルオラン2部、ビスフェノールA6部、ミリスチン
酸デシル50部からなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹
脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔料(T1 :約10℃、
4 :約22℃、ΔH:約7℃、色変化:ピンク色←→
無色)5部、アクリル樹脂トルエン溶液(固形分43
%)30部、キシレン25部、メチルイソブチルケトン
25部を攪拌、分散し、スプレーガンにてハート形で前
記支持体2表面にスプレー塗装し、感温変色性成形物
(可逆性感温変色性表示体1)を得た。前記可逆性感温
変色性表示体1は、室温では紫色〔様相(1)〕の成形
物であるが、14℃以下に冷却するとピンク色のハート
柄〔様相(3)〕が現れ、自然放置するとピンク色のハ
ート柄は消え、元の紫色〔様相(1)〕に緩徐に戻っ
た。また、38℃以上に加温すると紫色の成形物がピン
ク色〔様相(3)〕の成形物に変化し、自然放置すると
元の紫色〔様相(1)〕に緩徐に戻った。
【0020】実施例6 3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−アザフタリド1部、4,4’−(2−エチルヘキ
シリデン)ビスフェノール5部、ステアリン酸ノルマル
ヘプチル48部、ジヘプタデシルケトン2部からなる可
逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変
色性顔料(t1 :約24℃、t4 :約32℃、ΔH:約
6℃、色変化:青色←→無色)4部、黄色顔料0.1
部、チタン白1部、アクリル樹脂トルエン溶液(固形分
43%)30部、キシレン25部、メチルイソブチルケ
トン25部を攪拌、分散し、スプレーガンにて白色AB
S樹脂成形物(支持体2)上にスプレー塗装した。次
に、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン3部、ビスフェノールA6部、ミリスチルアル
コール25部、ミリスチン酸デシル25部からなる可逆
熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色
性顔料(T1 :約13℃、T4 :約22℃、ΔH:約4
℃、色変化:黒色←→無色)5部、アクリル樹脂トルエ
ン溶液(固形分43%)30部、キシレン25部、メチ
ルイソブチルケトン25部を攪拌、分散し、スプレーガ
ンにて前記塗装物上にスプレー塗装した。次いで、パー
ル顔料1部、アクリル樹脂トルエン溶液(固形分43
%)30部、キシレン25%、メチルイソブチルケトン
25部を攪拌、分散し、スプレーガンにて前記塗装物上
に星型にスプレー塗装し、感温変色性塗装物(可逆性感
温変色性表示体1)を得た。前記可逆性感温変色性表示
体1は、室温では緑色〔様相(1)〕の成形物である
が、18℃以下に冷却すると黒地に銀色の星柄〔様相
(3)〕が現れ、室温に戻すと元の緑色〔様相(1)〕
に緩徐に自然復帰した。また、32℃以上に加温すると
緑色からパステル黄色〔様相(2)〕の成形物に変化
し、室温に戻すと元の緑色の様相(1)に緩徐に自然復
帰した。
【0021】実施例7 3−シクロヘキシルアミノ−7−メチルフルオラン3
部、ビスフェノールA5部、ステアリン酸ノルマルヘプ
チル48部、ジヘプタデシルケトン2部からなる可逆熱
変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性
顔料(t1 :約24℃、t4 :約32℃、ΔH:約6
℃、色変化:橙色←→無色)3.4部、フタロシアニン
系青色顔料0.1部、チタン白1.5部、アクリル樹脂
キシレン溶液(固形分50%)50部、キシレン30部
及びメチルイソブチルケトン30部を攪拌、混合した塗
装液を、肌色の軟質塩化ビニル樹脂により造形された人
形の顔(支持体2)の目の上部に塗装し、アイシャドー
(第1の可逆熱変色層3)を形成した。次に、1,2−
ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン1.5部、3−
(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4
−アザフタリド0.8部、4,4’−デシリデンビスフ
ェノール5部、ミリスチン酸デシル50部からなる可逆
熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色
性顔料(T1 :約10℃、T4 :約22℃、ΔH:約7
℃、色変化:紫色←→無色)5部、アクリル樹脂キシレ
ン溶液(固形分50%)50部、キシレン30部及びメ
チルイソブチルケトン30部を攪拌、混合して得た塗装
液を、前記塗装部分の上から同じパターンでスプレー塗
装し、感温変色性化粧人形(可逆性感温変色性表示体
1)を得た。前記感温変色性人形1は、室温ではアイシ
ャドーをつけていない状態〔様相(1)〕であるが、1
4℃以下の冷水をつけると紫色のアイシャドーをつけた
状態〔様相(3)〕となり、室温に放置すると紫色のア
イシャドーは消え、元のアイシャドーをつけていない状
態〔様相(1)〕に緩徐に自然復帰した。また、30℃
以上の温水をつけるとパステル青色のアイシャドーをつ
けた状態〔様相(3)〕に変化し、室温に放置すると元
の様相(1)に緩徐に自然復帰した。
【0022】実施例8 3−シクロヘキシルアミノ−7−メチルフルオラン2
部、4,4’−(2−エチルヘキシリデン)ビスフェノ
ール5部、カプリン酸ステアリル50部からなる可逆熱
変色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性
顔料(t1:約27℃、t4 :約38℃、ΔH:約7℃、
色変化:橙色←→無色)3.5部、チタン白1.5部、
アクリル樹脂キシレン溶液(固形分50%)50部、キ
シレン30部及びメチルイソブチルケトン30部を攪
拌、混合し、肌色の軟質塩化ビニル樹脂により成形され
た人形の臀部(支持体2)全面にスプレー塗装し、第1
の可逆熱変色層3を形成した。次に、1,2−ベンツ−
6−ジエチルアミノフルオラン2部、ビスフェノールA
5部、ミリスチルアルコール25部、ミリスチン酸デシ
ル25部からなる可逆熱変色性材料をエポキシ樹脂皮膜
で内包した可逆熱変色性顔料(T1 :約13℃、T4
約22℃、ΔH:約4℃、色変化:ピンク色←→無色)
5部、アクリル樹脂キシレン溶液(固形分50%)50
部、キシレン30部及びメチルイソブチルケトン30部
を攪拌、混合し、前記塗装箇所に斑点状にスプレー塗装
し、第2の可逆熱変色層4を備えた感温変色性治療玩具
(可逆性感温変色性表示体1)を得た。前記感温変色性
治療玩具1は、室温では人形の臀部に異常はないが、1
8℃以下に冷やすと赤い斑点〔様相(2)〕が現れ、室
温に放置すると赤い斑点は緩徐に消えた。また、38℃
以上の湯を付着させると、その部分が白くなり恰もクリ
ームをつけた状態〔様相(2)〕に視覚され、室温に放
置すると白色から肌色〔様相(1)〕に緩徐に自然復帰
した。
【0023】実施例9 肌色の軟質塩化ビニル樹脂成形体(支持体2)上に、実
施例1と同様にして第1の可逆熱変色層3を形成した
後、前記可逆熱変色層3上に、3−シクロヘキシルアミ
ノ−7−メチルフルオラン3部、ビスフェノールA5
部、ミリスチルアルコール25部、ミリスチン酸デシル
10部、カプリン酸カプリル15部からなる可逆熱変色
性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔料
(T1 :約14℃、T4 :約21℃、ΔH:約4℃、色
変化:橙色←→無色)4部を、アクリル樹脂キシレン溶
液(固形分50%)50部、キシレン30部及びメチル
イソブチルケトン30部からなるビヒクルに攪拌、混合
した塗装液を、スプレーガンによりスプレー塗装し、第
2の可逆熱変色層4(着色時の明度値:7.0)を形成
した。更に、3−シクロヘキシルアミノ−7−メチルフ
ルオラン3部、4,4’−(2−エチルヘキシリデン)
ビスフェノール6部、ミリスチン酸デシル43部、ステ
アリン酸ブチル7部からなる可逆熱変色性材料をエポキ
シ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔料(T1 :約8
℃、T4 :約21℃、ΔH:約10℃、色変化:橙色←
→無色)1.0部と、3−ジブチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン3部、4、4, −(2−エチ
ルヘキシリデン)ビスフェノール6部、ミリスチン酸デ
シル43部、ステアリン酸ブチル7部からなる可逆熱変
色性材料をエポキシ樹脂皮膜で内包した可逆熱変色性顔
料(T1 :約8℃、T4 :約21℃、ΔH:約10℃、
色変化:黒色←→無色)2部、アクリル樹脂キシレン溶
液(固形分50%)30部、キシレン30部及びメチル
イソブチルケトン30部を攪拌混合した塗装液をスプレ
ーガンにより前記熱変色層4上に同様にスプレー塗装
し、別の可逆熱変色層4, (着色時の明度値:3.8)
を形成し、可逆性感温変色性表示体1を構成した。前記
可逆性感温変色性表示体1は、室温(約25℃)では、
肌色〔様相(1)〕を呈しており、冷水(約14〜17
℃)で冷やすと、肌色表面上に橙色〔様相(3)〕が現
れ、室温(約25℃)に放置すると橙色〔様相(3)〕
から元の肌色〔様相(1)〕に緩徐に自然復帰した。更
に、氷水(約11℃以下)で冷やすと、肌色表面上に茶
色〔様相(3, ) :可逆熱変色層4及び4, が共に着色
し、混合された色〕が現れ、室温(約25℃)に放置す
ると、茶色〔様相(3, ) 〕が消え、橙色〔様相
(3)〕を経由せずに元の肌色〔様相(1)〕に緩徐に
自然復帰した。一方、湯(約32℃)で加温すると肌色
状態〔様相(1)〕から白色状態〔様相(2)〕に変化
し、室温下(約25℃)に放置すると元の様相(1)に
緩徐に復した。前記様相変化は可逆的に繰り返し、再現
された。
【0024】
【発明の効果】本発明の可逆性感温変色性表示体は、常
温域の任意の温度で呈する様相(1)をベースとし、熱
の適用により様相(2)に、冷熱の適用により様相
(3)に、それぞれ差別的に変化させることができる。
この際、前記熱又は冷熱は、例えば、ヒトの体熱、温
水、冷水、氷片、冷暖器具、環境温度変化等による、常
温近傍の生活温度域にある熱的手段によって達成できる
ので簡便であり、幼児等の変色遊びに際しても、熱的危
険性もなく安全である。更には、前記様相(2)又は様
相(3)は、変化に要した熱又は冷熱が取り去られた後
にあって、前記現出した様相は緩徐に元の様相(1)に
自然復帰するので、様相変化の推移状態を見失うことな
く確実に視認でき、変色の妙味、視覚効果を満足させる
ことができる。又、第1の可逆熱変色層に白色顔料を分
散状態に混在させた系では、様相変化によりパステル調
の色彩を効果的に視覚させることができ、特異な色彩効
果を与える。本発明の可逆性感温変色性表示体は、前記
した如き特性を備えているので、化粧人形、ぬいぐる
み、その他の形象玩具類、絵本、カード、造花、飲料容
器、布帛等、として応用展開が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可逆性感温変色性表示体の一例を示す
縦断面説明図である。
【図2】本発明の可逆性感温変色性表示体の他の例の縦
断面説明図である。
【図3】本発明の可逆性感温変色性表示体の他の例の縦
断面説明図である。
【図4】本発明の一実施形態における熱変色性顔料相互
の温度−色濃度曲線の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 可逆性感温変色性表示体 2 支持体 3 第1の可逆熱変色層 4 第2の可逆熱変色層 t1 第1の可逆熱変色層における熱変色性顔料の完全
発色温度 t2 第1の可逆熱変色層における熱変色性顔料の発色
開始温度 t3 第1の可逆熱変色層における熱変色性顔料の消色
開始温度 t4 第1の可逆熱変色層における熱変色性顔料の完全
消色温度 T1 第2の可逆熱変色層における熱変色性顔料の完全
発色温度 T2 第2の可逆熱変色層における熱変色性顔料の発色
開始温度 T3 第2の可逆熱変色層における熱変色性顔料の消色
開始温度 T4 第2の可逆熱変色層における熱変色性顔料の完全
消色温度 ΔH1 第1の可逆熱変色層における熱変色性顔料のヒ
ステリシス幅 ΔH2 第2の可逆熱変色層における熱変色性顔料のヒ
ステリシス幅

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温域で呈する様相(1)が、熱又は冷
    熱の適用により様相(2)又は様相(3)に同一部位で
    互変的に変化し、元の様相(1)に自然復帰する可逆性
    感温変色性表示体であって、熱伝導度が0.02〜16
    0Kcal/m・hr・℃の範囲及び/又は熱容量が
    0.2〜0.8cal/g・℃の範囲にある支持体の同
    一部位に、少なくとも二層の可逆熱変色層が積層されて
    おり、前記各層は、互いに変色温度及び発色時の色彩又
    は色濃度を異にし、変色温度未満の低温側で発色し、変
    色温度以上の高温側で消色するタイプの可逆熱変色性顔
    料がバインダー樹脂中に分散状態に固着されてなり、第
    2の可逆熱変色層は、発色時の視覚濃度が第1の可逆熱
    変色層より大であり、第1の可逆熱変色層及び/又は該
    層の下層には非熱変色性着色剤がブレンドされており、
    前記様相(1)は、常温域(15℃〜30℃)の任意の
    温度において、第1の可逆熱変色層が発色状態且つ第2
    の可逆熱変色層が消色状態にあるとき、視認される様相
    であり、前記様相(2)は、常温域より高温側において
    前記第1の可逆熱変色層が消色状態となり、該層中の非
    熱変色性着色剤によりもたらされる色彩及び/又は下層
    の非熱変色性着色層が視認される様相であり、前記様相
    (3)は、常温域より低温側において、第2の可逆熱変
    色層が発色状態となり、第1の可逆熱変色層の視覚を超
    えて視認される様相であり、前記様相(2)又は様相
    (3)は、変化に要した熱又は冷熱が取り去られた後に
    あって、様相変化の状態が常温域で視認できるよう元の
    様相(1)に緩徐に自然復帰できるよう構成した可逆性
    感温変色性表示体。
  2. 【請求項2】 可逆熱変色性顔料は、温度−色濃度曲線
    に関し、いずれもヒステリシス幅(ΔH)が3〜10℃
    の範囲にある請求項1記載の可逆性感温変色性表示体。
  3. 【請求項3】 温度−色濃度曲線において、第1の可逆
    熱変色層における可逆熱変色性顔料の完全発色温度(t
    1 )と第2の可逆熱変色層における可逆熱変色性顔料の
    完全消色温度(T4 )との差が、少なくとも1℃以上で
    ある請求項1記載の可逆性感温変色性表示体。
  4. 【請求項4】 視覚濃度は、明度値を目安として特定さ
    れ、発色時の明度値において、第1の可逆熱変色層が第
    2の可逆熱変色層より低い関係にある請求項1乃至3記
    載の何れかの可逆性感温変色性表示体。
  5. 【請求項5】 第1の可逆熱変色層中に含まれる非熱変
    色性着色剤が、白色顔料であり、該層中に分散状態にブ
    レンドされてなる請求項1乃至4記載の何れかの可逆性
    感温変色性表示体。
  6. 【請求項6】 第1の可逆熱変色層中には、チタン白を
    含む複数の有色顔料がブレンドされてなる請求項1乃至
    4記載の何れかの可逆性感温変色性表示体。
  7. 【請求項7】 熱の適用は30℃〜60℃の範囲の任意
    の温度であり、冷熱の適用は0℃〜18℃の範囲の任意
    の温度である請求項1乃至6記載の何れかの可逆性感温
    変色性表示体。
  8. 【請求項8】 玩具要素又は装飾要素である請求項1乃
    至7記載の何れかの可逆性感温変色性表示体。
  9. 【請求項9】 玩具要素は人形玩具である請求項8記載
    の可逆性感温変色性表示体。
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