JPH11129372A - 合成樹脂製緩衝用シート状製品及びその製造方法 - Google Patents
合成樹脂製緩衝用シート状製品及びその製造方法Info
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- JPH11129372A JPH11129372A JP29982097A JP29982097A JPH11129372A JP H11129372 A JPH11129372 A JP H11129372A JP 29982097 A JP29982097 A JP 29982097A JP 29982097 A JP29982097 A JP 29982097A JP H11129372 A JPH11129372 A JP H11129372A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強固なスキン層を簡易かつ確実に形成するこ
とができ、また最終製品に優れた緩衝特性を期待するこ
とのできる合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法及
び該製造方法によって製造される合成樹脂製緩衝用シー
ト状製品を提供する。 【解決手段】 スキン層を構成するための低発泡倍率の
合成樹脂製発泡体シート2、3と、弾性層を形成するた
めの高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート4、5とを接
着し、得られた複合シート1を金型によって加熱加圧成
形し、これによって上記低発泡倍率の合成樹脂製発泡体
シート2、3から得られるスキン層が強固な薄肉のスキ
ン層を形成し、上記金型の凹部形状によって弾性凸部を
形成し、上記高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート4、
5から得られる弾性層が上記弾性凸部内に内蔵されて所
望の緩衝性能を発揮するようにした。
とができ、また最終製品に優れた緩衝特性を期待するこ
とのできる合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法及
び該製造方法によって製造される合成樹脂製緩衝用シー
ト状製品を提供する。 【解決手段】 スキン層を構成するための低発泡倍率の
合成樹脂製発泡体シート2、3と、弾性層を形成するた
めの高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート4、5とを接
着し、得られた複合シート1を金型によって加熱加圧成
形し、これによって上記低発泡倍率の合成樹脂製発泡体
シート2、3から得られるスキン層が強固な薄肉のスキ
ン層を形成し、上記金型の凹部形状によって弾性凸部を
形成し、上記高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート4、
5から得られる弾性層が上記弾性凸部内に内蔵されて所
望の緩衝性能を発揮するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製緩衝用
シート状製品の製造方法及び該製造方法によって製造さ
れる合成樹脂製緩衝用シート状製品に関する。
シート状製品の製造方法及び該製造方法によって製造さ
れる合成樹脂製緩衝用シート状製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂素材の発泡体は、その緩
衝作用を利用して、これを緩衝部材として利用すること
が行われている。ここで、合成樹脂素材の発泡体シート
を、使用目的に併せて所定の凹凸を設ける場合がある。
一般的には、これを金型によって行うことが多い。しか
し、シート状の発泡体に凹凸を付けようとした場合、表
面のスキン層が凹凸の付与にあたって、引張力を受け、
亀裂を生じたり、使用中にこのような亀裂から製品全体
が破断してしまうことがあった。
衝作用を利用して、これを緩衝部材として利用すること
が行われている。ここで、合成樹脂素材の発泡体シート
を、使用目的に併せて所定の凹凸を設ける場合がある。
一般的には、これを金型によって行うことが多い。しか
し、シート状の発泡体に凹凸を付けようとした場合、表
面のスキン層が凹凸の付与にあたって、引張力を受け、
亀裂を生じたり、使用中にこのような亀裂から製品全体
が破断してしまうことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、強固なスキン層を簡易かつ確実に形成することがで
き、また最終製品に優れた緩衝特性を期待することので
きる合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法及び該製
造方法によって製造される合成樹脂製緩衝用シート状製
品を提供することを目的とする。
は、強固なスキン層を簡易かつ確実に形成することがで
き、また最終製品に優れた緩衝特性を期待することので
きる合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法及び該製
造方法によって製造される合成樹脂製緩衝用シート状製
品を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、合成樹脂製緩衝用シ
ート状製品の製造方法であって、スキン層を構成するた
めの低発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートと、弾性層を
形成するための高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートと
を接着し、得られた複合シートを金型によって加熱加圧
成形し、これによって上記低発泡倍率の合成樹脂製発泡
体シートから得られるスキン層が強固な薄肉のスキン層
を形成し、上記金型の凹部形状によって弾性凸部を形成
し、上記高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートから得ら
れる弾性層が上記弾性凸部内に内蔵されて所望の緩衝性
能を発揮するようにしたことを特徴とする。 請求項2
に記載された発明は、請求項1の合成樹脂製緩衝用シー
ト状製品の製造方法において、上記金型の上下部が近接
する平坦部において複合シート全体が密着して形成され
る密着薄肉部が製品の形状保持部を構成するようにした
ことを特徴とする。
め、請求項1に記載された発明は、合成樹脂製緩衝用シ
ート状製品の製造方法であって、スキン層を構成するた
めの低発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートと、弾性層を
形成するための高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートと
を接着し、得られた複合シートを金型によって加熱加圧
成形し、これによって上記低発泡倍率の合成樹脂製発泡
体シートから得られるスキン層が強固な薄肉のスキン層
を形成し、上記金型の凹部形状によって弾性凸部を形成
し、上記高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートから得ら
れる弾性層が上記弾性凸部内に内蔵されて所望の緩衝性
能を発揮するようにしたことを特徴とする。 請求項2
に記載された発明は、請求項1の合成樹脂製緩衝用シー
ト状製品の製造方法において、上記金型の上下部が近接
する平坦部において複合シート全体が密着して形成され
る密着薄肉部が製品の形状保持部を構成するようにした
ことを特徴とする。
【0005】請求項3の発明は、請求項1又は2の合成
樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法において、上記弾
性層を形成するための高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シ
ートを複数積層して上記複合シートを形成し、該複合シ
ートを上記金型によって加熱加圧成形するようにしたこ
とを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3の合成樹
脂製緩衝用シート状製品の製造方法において、上記スキ
ン層を形成する合成樹脂製発泡体シートと上記弾性層を
構成する合成樹脂製発泡体シートとの間の接着力に比較
し、弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート同士の接
着力を弱く設定し、最終製品の弾性層同士の間に空気層
を形成するようにしたことを特徴とする。
樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法において、上記弾
性層を形成するための高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シ
ートを複数積層して上記複合シートを形成し、該複合シ
ートを上記金型によって加熱加圧成形するようにしたこ
とを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3の合成樹
脂製緩衝用シート状製品の製造方法において、上記スキ
ン層を形成する合成樹脂製発泡体シートと上記弾性層を
構成する合成樹脂製発泡体シートとの間の接着力に比較
し、弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート同士の接
着力を弱く設定し、最終製品の弾性層同士の間に空気層
を形成するようにしたことを特徴とする。
【0006】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかの合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法にお
いて、表側となるスキン層を形成する合成樹脂製発泡体
シートと、裏側となるスキン層を形成する合成樹脂製発
泡体シートとによって、上記弾性層を形成する合成樹脂
製発泡体シート又はその積層シートを挾むようにして上
記複合シートを形成し、表側スキン層と裏側スキン層と
を形成するようにしたことを特徴とする。請求項6の発
明は、合成樹脂製緩衝用シート状製品であって、請求項
1ないし5のいずれかの合成樹脂製緩衝用シート状製品
の製造方法によって製造したことを特徴とする。
ずれかの合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法にお
いて、表側となるスキン層を形成する合成樹脂製発泡体
シートと、裏側となるスキン層を形成する合成樹脂製発
泡体シートとによって、上記弾性層を形成する合成樹脂
製発泡体シート又はその積層シートを挾むようにして上
記複合シートを形成し、表側スキン層と裏側スキン層と
を形成するようにしたことを特徴とする。請求項6の発
明は、合成樹脂製緩衝用シート状製品であって、請求項
1ないし5のいずれかの合成樹脂製緩衝用シート状製品
の製造方法によって製造したことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、強固なスキン層
を簡易かつ確実に形成することができ、また最終製品に
優れた緩衝特性を期待することのできる合成樹脂製緩衝
用シート状製品を得ることができる。請求項2の発明に
よれば、優れた形状保持部を持った合成樹脂製緩衝用シ
ート状製品を得ることができる。請求項3の発明では、
高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートを複数積層してい
るので、倍率の異なる発泡度のシートを複数重ねて弾性
にバリエーションを持たせ、衝撃吸収能の向上を図るこ
とができる。請求項4の発明では、上記スキン層を形成
する合成樹脂製発泡体シートと上記弾性層を構成する合
成樹脂製発泡体シートとの間の接着力に比較し、弾性層
を構成する合成樹脂製発泡体シート同士の接着力を弱く
設定した。これによって、弾性凸部内に形成される弾性
層の中に生じるせん断力を、お互い同士の接着剤の層の
剥離として吸収できる。また、これによって最終製品の
弾性層同士の間に空気層を形成することができ、空気層
自体による弾性を期待することもできる。請求項5の発
明では、表側スキン層と裏側スキン層とが確実に形成さ
れ、製品の形状が確実に維持され、裏側での亀裂発生も
防止することができる。
を簡易かつ確実に形成することができ、また最終製品に
優れた緩衝特性を期待することのできる合成樹脂製緩衝
用シート状製品を得ることができる。請求項2の発明に
よれば、優れた形状保持部を持った合成樹脂製緩衝用シ
ート状製品を得ることができる。請求項3の発明では、
高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートを複数積層してい
るので、倍率の異なる発泡度のシートを複数重ねて弾性
にバリエーションを持たせ、衝撃吸収能の向上を図るこ
とができる。請求項4の発明では、上記スキン層を形成
する合成樹脂製発泡体シートと上記弾性層を構成する合
成樹脂製発泡体シートとの間の接着力に比較し、弾性層
を構成する合成樹脂製発泡体シート同士の接着力を弱く
設定した。これによって、弾性凸部内に形成される弾性
層の中に生じるせん断力を、お互い同士の接着剤の層の
剥離として吸収できる。また、これによって最終製品の
弾性層同士の間に空気層を形成することができ、空気層
自体による弾性を期待することもできる。請求項5の発
明では、表側スキン層と裏側スキン層とが確実に形成さ
れ、製品の形状が確実に維持され、裏側での亀裂発生も
防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明にかか
る合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法で、成形用
材料として製造される複合シートの一実施の形態につい
て断面を示す。この複合シート1は、スキン層を構成す
るための低発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート2、3
と、弾性層を形成するための高発泡倍率の合成樹脂製発
泡体シート4、5とを張り合わせてなるものである。素
材として用いられる合成樹脂発泡体としては、ポリエチ
レンフォーム、架橋ポリエチレンフォーム、ポリウレタ
ンフォーム、架橋ポリウレタンフォーム等を挙げること
ができる。本実施の形態も含めて、低発泡倍率のシート
と高発泡倍率のシートとは、発泡体を構成する樹脂自体
は、発泡倍率のみ相違する同一のものとすることが好ま
しい。発泡倍率としては、低発泡倍率のシートについ
て、5〜20倍、高発泡倍率のシートについて、3〜6
0倍とすることが好適である。また、実施にあたって
は、低発泡倍率のシートの発泡倍率に対し、高発泡倍率
のシートの発泡倍率を相対的に高くする。
本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明にかか
る合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法で、成形用
材料として製造される複合シートの一実施の形態につい
て断面を示す。この複合シート1は、スキン層を構成す
るための低発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート2、3
と、弾性層を形成するための高発泡倍率の合成樹脂製発
泡体シート4、5とを張り合わせてなるものである。素
材として用いられる合成樹脂発泡体としては、ポリエチ
レンフォーム、架橋ポリエチレンフォーム、ポリウレタ
ンフォーム、架橋ポリウレタンフォーム等を挙げること
ができる。本実施の形態も含めて、低発泡倍率のシート
と高発泡倍率のシートとは、発泡体を構成する樹脂自体
は、発泡倍率のみ相違する同一のものとすることが好ま
しい。発泡倍率としては、低発泡倍率のシートについ
て、5〜20倍、高発泡倍率のシートについて、3〜6
0倍とすることが好適である。また、実施にあたって
は、低発泡倍率のシートの発泡倍率に対し、高発泡倍率
のシートの発泡倍率を相対的に高くする。
【0009】本発明では、スキン層を形成する合成樹脂
製発泡体シート2、3と弾性層を構成する合成樹脂製発
泡体シート4、5との間の接着力に比較し、弾性層を構
成する合成樹脂製発泡体シート4、5同士の間の接着力
を弱く設定している。シート相互を貼り合わせるために
は、シート同士を熱融着するのが良い。熱融着は、一般
に、融着するシート面をバーナー等の加熱手段によって
素材の融点以下に加熱し、融けた面同士を貼り合わせる
ことによって行なう。
製発泡体シート2、3と弾性層を構成する合成樹脂製発
泡体シート4、5との間の接着力に比較し、弾性層を構
成する合成樹脂製発泡体シート4、5同士の間の接着力
を弱く設定している。シート相互を貼り合わせるために
は、シート同士を熱融着するのが良い。熱融着は、一般
に、融着するシート面をバーナー等の加熱手段によって
素材の融点以下に加熱し、融けた面同士を貼り合わせる
ことによって行なう。
【0010】表側となるスキン層を形成する合成樹脂製
発泡体シート2と、裏側となるスキン層を形成する合成
樹脂製発泡体シート3とによって、上記弾性層を形成す
る合成樹脂製発泡体シート4、5を二層積層したシート
を挾むようにして複合シート1を形成している。
発泡体シート2と、裏側となるスキン層を形成する合成
樹脂製発泡体シート3とによって、上記弾性層を形成す
る合成樹脂製発泡体シート4、5を二層積層したシート
を挾むようにして複合シート1を形成している。
【0011】複合シート1は、適当な金型によって加熱
加圧成形されて、緩衝用シート状製品に成形される。図
2は、複合シート1を成形して得られたこのような緩衝
用シート状製品の一実施の形態を示す。この緩衝用シー
ト状製品11は、図3に示すように、低発泡倍率の合成
樹脂製発泡体シート2、3から得られるスキン層21、
22が強固な薄肉のスキン層を形成し、製品表面の亀裂
等を発生させない。発泡体シート2、3は、成形される
際に金型の押圧力によって引き延ばされるが、発泡倍率
が低いので、その際亀裂を生じることがない。また、加
熱によって金型と接触する面が溶融して滑らかな外観を
呈するに至る。
加圧成形されて、緩衝用シート状製品に成形される。図
2は、複合シート1を成形して得られたこのような緩衝
用シート状製品の一実施の形態を示す。この緩衝用シー
ト状製品11は、図3に示すように、低発泡倍率の合成
樹脂製発泡体シート2、3から得られるスキン層21、
22が強固な薄肉のスキン層を形成し、製品表面の亀裂
等を発生させない。発泡体シート2、3は、成形される
際に金型の押圧力によって引き延ばされるが、発泡倍率
が低いので、その際亀裂を生じることがない。また、加
熱によって金型と接触する面が溶融して滑らかな外観を
呈するに至る。
【0012】一方、金型の凹部形状によって弾性凸部1
2を形成し、上記高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート
4、5から得られる弾性層23、24(図3)が上記弾
性凸部12内に内蔵されて所望の緩衝性能を発揮する。
さらに、金型の上下部が近接する平坦部において複合シ
ート1全体が密着して密着薄肉部13が形成され、製品
11の形状保持部を構成する。なお、近接する度合いが
幾分少ない部分では、薄肉部14を形成する。複数の弾
性凸部12を持った緩衝用シート状製品11は、一度の
成形で生産することができ、工程上の負担も少ない。前
述したごとくなめらかな表面を持つスキン層21によっ
て外観も良い。さらに、複数の弾性凸部12が、密着薄
肉部13によって分割されているので、保護される対象
の外形に合わせて変形するのも容易である。加えて、本
実施の形態では、底面にもスキン層22が形成され、製
品11の形状が確実に維持され、裏側での亀裂発生も防
止することができる。
2を形成し、上記高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シート
4、5から得られる弾性層23、24(図3)が上記弾
性凸部12内に内蔵されて所望の緩衝性能を発揮する。
さらに、金型の上下部が近接する平坦部において複合シ
ート1全体が密着して密着薄肉部13が形成され、製品
11の形状保持部を構成する。なお、近接する度合いが
幾分少ない部分では、薄肉部14を形成する。複数の弾
性凸部12を持った緩衝用シート状製品11は、一度の
成形で生産することができ、工程上の負担も少ない。前
述したごとくなめらかな表面を持つスキン層21によっ
て外観も良い。さらに、複数の弾性凸部12が、密着薄
肉部13によって分割されているので、保護される対象
の外形に合わせて変形するのも容易である。加えて、本
実施の形態では、底面にもスキン層22が形成され、製
品11の形状が確実に維持され、裏側での亀裂発生も防
止することができる。
【0013】さらに、本実施の形態では、スキン層を形
成する合成樹脂製発泡体シート2、3と弾性層を構成す
る合成樹脂製発泡体シート4、5との間の接着力に比較
し、弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート4、5同
士の接着力を弱く設定し、最終製品11の弾性層23、
24同士の間に空気層25を形成するようにしている。
これはすなわち、弾性凸部内に形成される弾性層23、
24の中に生じるせん断力を、お互い同士の剥離エネル
ギーとして吸収したことを示している。また、本実施の
形態では、この空気層25自体による弾性を期待するこ
ともできる。なお、透孔15は、装着紐等を挿通するた
めのものであるが、複合シート1を成形後、このような
孔15を設けることができる。さらに、金属リング等で
周囲を補強することもできる。
成する合成樹脂製発泡体シート2、3と弾性層を構成す
る合成樹脂製発泡体シート4、5との間の接着力に比較
し、弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート4、5同
士の接着力を弱く設定し、最終製品11の弾性層23、
24同士の間に空気層25を形成するようにしている。
これはすなわち、弾性凸部内に形成される弾性層23、
24の中に生じるせん断力を、お互い同士の剥離エネル
ギーとして吸収したことを示している。また、本実施の
形態では、この空気層25自体による弾性を期待するこ
ともできる。なお、透孔15は、装着紐等を挿通するた
めのものであるが、複合シート1を成形後、このような
孔15を設けることができる。さらに、金属リング等で
周囲を補強することもできる。
【0014】他の実施の形態 上記実施の形態の他にも、本発明によれば各種の他の実
施の形態が可能である。上記実施の形態では、スキン層
を形成する合成樹脂製発泡体シート2、3のように表裏
に二枚設けたが、場合によって表面のスキン層用のシー
ト2のみとすることもできる。また、弾性層を構成する
合成樹脂製発泡体シート4、5は、単一としても良く、
さらに三枚以上とすることもできる。さらに、本実施の
形態では、スキン層を形成する合成樹脂製発泡体シート
2、3と弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート4、
5との間の接着力に比較し、弾性層を構成する合成樹脂
製発泡体シート4、5同士の接着力を弱く設定したが、
このような構成としないこともできる。その他、当業者
にとって自明な変更・修飾・付加は、全て本発明の技術
的範囲に含まれる。
施の形態が可能である。上記実施の形態では、スキン層
を形成する合成樹脂製発泡体シート2、3のように表裏
に二枚設けたが、場合によって表面のスキン層用のシー
ト2のみとすることもできる。また、弾性層を構成する
合成樹脂製発泡体シート4、5は、単一としても良く、
さらに三枚以上とすることもできる。さらに、本実施の
形態では、スキン層を形成する合成樹脂製発泡体シート
2、3と弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート4、
5との間の接着力に比較し、弾性層を構成する合成樹脂
製発泡体シート4、5同士の接着力を弱く設定したが、
このような構成としないこともできる。その他、当業者
にとって自明な変更・修飾・付加は、全て本発明の技術
的範囲に含まれる。
【0015】
【実施例】実施例1 図1のような複合シート1を架橋ポリエチレンフォーム
によって作製した。シート2、3を発泡倍率10倍のフ
ォームエース(登録商標、古河電工製)、グレードSN
1000で、厚み5mmとして作製し、シート4、5を
発泡倍率20倍のフォームエース(登録商標、古河電工
製)、グレードSN2000で、厚み10mmとして作
製した。スキン層を形成する合成樹脂製発泡体シート
2、3と弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート4、
5との間の接着力に比較し、弾性層を構成する合成樹脂
製発泡体シート4、5同士の間の接着力を弱く設定し
た。シート同士は熱融着した。この複合シート1を加熱
加圧成形して、図2のような緩衝用シート状製品11を
得た。シート2、3から得られるスキン層21、22が
強固な薄肉のスキン層を形成し、製品表面の亀裂等を発
生させなかった。滑らかな外観を呈した。
によって作製した。シート2、3を発泡倍率10倍のフ
ォームエース(登録商標、古河電工製)、グレードSN
1000で、厚み5mmとして作製し、シート4、5を
発泡倍率20倍のフォームエース(登録商標、古河電工
製)、グレードSN2000で、厚み10mmとして作
製した。スキン層を形成する合成樹脂製発泡体シート
2、3と弾性層を構成する合成樹脂製発泡体シート4、
5との間の接着力に比較し、弾性層を構成する合成樹脂
製発泡体シート4、5同士の間の接着力を弱く設定し
た。シート同士は熱融着した。この複合シート1を加熱
加圧成形して、図2のような緩衝用シート状製品11を
得た。シート2、3から得られるスキン層21、22が
強固な薄肉のスキン層を形成し、製品表面の亀裂等を発
生させなかった。滑らかな外観を呈した。
【0016】一方、シート4、5から得られた弾性層2
3、24(図3)が弾性凸部12内に内蔵されて優れた
緩衝性能を発揮した。さらに、金型の上下部が近接する
平坦部において複合シート1全体が密着して密着薄肉部
13が形成され、製品11の形状を良好に保持した。製
品11は、保護される対象の外形に合わせて変形するの
が容易であった。加えて、底面にもスキン層22が形成
され、裏側での亀裂発生も防止することができた。加え
て、弾性層23、24同士の間に空気層25が形成され
た。
3、24(図3)が弾性凸部12内に内蔵されて優れた
緩衝性能を発揮した。さらに、金型の上下部が近接する
平坦部において複合シート1全体が密着して密着薄肉部
13が形成され、製品11の形状を良好に保持した。製
品11は、保護される対象の外形に合わせて変形するの
が容易であった。加えて、底面にもスキン層22が形成
され、裏側での亀裂発生も防止することができた。加え
て、弾性層23、24同士の間に空気層25が形成され
た。
【0017】
【発明の効果】上記したところから明かなように、本発
明によれば、強固なスキン層を簡易かつ確実に形成する
ことができ、また最終製品に優れた緩衝特性を期待する
ことのできる合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法
及び該製造方法によって製造される合成樹脂製緩衝用シ
ート状製品が提供される。
明によれば、強固なスキン層を簡易かつ確実に形成する
ことができ、また最終製品に優れた緩衝特性を期待する
ことのできる合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法
及び該製造方法によって製造される合成樹脂製緩衝用シ
ート状製品が提供される。
【図1】本発明にかかる合成樹脂製緩衝用シート状製品
の製造方法に使用される複合シートの一実施の形態を説
明する断面図である。
の製造方法に使用される複合シートの一実施の形態を説
明する断面図である。
【図2】本発明にかかる合成樹脂製緩衝用シート状製品
の製造方法によって製造された製品の一実施の形態を説
明する斜視図である。
の製造方法によって製造された製品の一実施の形態を説
明する斜視図である。
【図3】図2のA―A線による断面図である。
1 複合シート 2、3 合成樹脂製発泡体シート 11 シート状製品 12 弾性凸部 13 密着薄肉部 21、22 スキン層 23、24 弾性層 25 空気層
Claims (6)
- 【請求項1】 スキン層を構成するための低発泡倍率の
合成樹脂製発泡体シートと、弾性層を形成するための高
発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートとを接着し、得られ
た複合シートを金型によって加熱加圧成形し、これによ
って上記低発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートから得ら
れるスキン層が強固な薄肉のスキン層を形成し、上記金
型の凹部形状によって弾性凸部を形成し、上記高発泡倍
率の合成樹脂製発泡体シートから得られる弾性層が上記
弾性凸部内に内蔵されて所望の緩衝性能を発揮するよう
にしたことを特徴とする合成樹脂製緩衝用シート状製品
の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の合成樹脂製緩衝用シート状製
品の製造方法において、上記金型の上下部が近接する平
坦部において複合シート全体が密着して形成される密着
薄肉部が製品の形状保持部を構成するようにしたことを
特徴とする合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2の合成樹脂製緩衝用シー
ト状製品の製造方法において、上記弾性層を形成するた
めの高発泡倍率の合成樹脂製発泡体シートを複数積層し
て上記複合シートを形成し、該複合シートを上記金型に
よって加熱加圧成形するようにしたことを特徴とする合
成樹脂製緩衝用シート状製品の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3の合成樹脂製緩衝用シート状製
品の製造方法において、上記スキン層を形成する合成樹
脂製発泡体シートと上記弾性層を構成する合成樹脂製発
泡体シートとの間の接着力に比較し、弾性層を構成する
合成樹脂製発泡体シート同士の接着力を弱く設定し、最
終製品の弾性層同士の間に空気層を形成するようにした
ことを特徴とする合成樹脂製緩衝用シート状製品の製造
方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかの合成樹脂
製緩衝用シート状製品の製造方法において、表側となる
スキン層を形成する合成樹脂製発泡体シートと、裏側と
なるスキン層を形成する合成樹脂製発泡体シートとによ
って、上記弾性層を形成する合成樹脂製発泡体シート又
はその積層シートを挾むようにして上記複合シートを形
成し、表側スキン層と裏側スキン層とを形成するように
したことを特徴とする合成樹脂製緩衝用シート状製品の
製造方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかの合成樹脂
製緩衝用シート状製品の製造方法によって製造したこと
を特徴とする合成樹脂製緩衝用シート状製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29982097A JPH11129372A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 合成樹脂製緩衝用シート状製品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29982097A JPH11129372A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 合成樹脂製緩衝用シート状製品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129372A true JPH11129372A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17877324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29982097A Pending JPH11129372A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 合成樹脂製緩衝用シート状製品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129372A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018118050A (ja) * | 2011-10-20 | 2018-08-02 | ジー−フォーム, エルエルシーG−Form, LLC | エッジ保護用インサート部材、該インサート部材を含むケース、並びに、その製造及び使用方法 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP29982097A patent/JPH11129372A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018118050A (ja) * | 2011-10-20 | 2018-08-02 | ジー−フォーム, エルエルシーG−Form, LLC | エッジ保護用インサート部材、該インサート部材を含むケース、並びに、その製造及び使用方法 |
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