JPH11129418A - ポリ4−メチル−1−ペンテン系樹脂積層体およびその用途 - Google Patents

ポリ4−メチル−1−ペンテン系樹脂積層体およびその用途

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JPH11129418A
JPH11129418A JP23555598A JP23555598A JPH11129418A JP H11129418 A JPH11129418 A JP H11129418A JP 23555598 A JP23555598 A JP 23555598A JP 23555598 A JP23555598 A JP 23555598A JP H11129418 A JPH11129418 A JP H11129418A
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polymer
methyl
pentene
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butene
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JP23555598A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Tanizaki
崎 達 也 谷
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素ガス透過度を高い範囲から低い範囲まで
調節することができる樹脂積層体を提供すること。 【解決手段】 ポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体
は、4-メチル-1-ペンテン系重合体からなる層と、接着
性樹脂からなる中間層と、オレフィン系重合体からなる
層とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4-メチル-1-ペン
テン系重合体層を含む樹脂積層体およびその用途に関
し、さらに詳しくは、4-メチル-1-ペンテン系重合体層
を含むガス透過度の調節が容易な樹脂積層体および該積
層体からなる包装材に関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】従来から野菜や果実などの青果物
の腐敗や劣化などを防ぎ鮮度を保持するために、青果物
を包装材で被包することが知られている。たとえば、レ
タス、ピーマン、ブロッコリー、アスパラガス、ほうれ
ん草、椎茸などの野菜、桃などの果実などは、ポリプロ
ピレン、低密度ポリエチレン、ポリブタジエンなどから
なる包装材で被包して鮮度を保持することが行われてい
る。しかしながら、ブロッコリーやアスパラガスなどの
呼吸量の多い青果物は、特に鮮度保持が難しく、長期間
鮮度を保持することができる包装材の開発が望まれてい
た。
【0003】呼吸量の多い青果物の鮮度を保持するため
には、一般にガス透過性に優れた包装材を使用すること
が望ましいといわれている。包装材のガス透過度を高め
る方法としては、包装材の厚みを薄くする方法が考えら
れるが、包装材としての適度な強度を維持できるかとい
う問題や、製造技術上の問題から薄膜化には限界があ
る。また樹脂にフィラーを練り込んで包装材のガス透過
度を高める方法も考えられるが、ピンホールが生じるな
どの問題が発生する。さらに特開平5−168398号
公報、特開平5−260892号公報、特開平6−22
686号公報および特開平7−264975号公報に
は、包装材に微細な孔を開けてガス透過性を高める方法
が記載されているが、孔から細菌が進入する可能性があ
り、衛生上好ましくない。
【0004】一方、呼吸量の少ない青果物の鮮度を保持
するためには、ガス透過性の低い包装材で青果物を包装
することが望ましいといわれている。このように青果物
の鮮度を保持するための包装材には、包装する青果物の
呼吸量に応じたガス透過度を有する素材を使用する必要
がある。しかしながら包装材のガス透過度を高い範囲か
ら低い範囲まで調節することは従来の技術では困難であ
った。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであって、ガス透過度の調節が容易な樹
脂積層体および該積層体からなる包装材を提供すること
を目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテン
系樹脂積層体は、(I)4-メチル-1-ペンテン系重合体
(A)からなる層と、(II)接着性樹脂組成物(B)か
らなる中間層と、(III)オレフィン系重合体(C)か
らなる層とから構成されることを特徴としている。
【0007】このようなポリ4-メチル-1-ペンテン系樹
脂積層体としては、 (1)前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル-1-ペ
ンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)との組
成物である積層体 (2)前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル-1-ペ
ンテン系重合体(b-1)を40〜97.5重量部の量で含
有し、1-ブテン系重合体(b-2)を2.5〜60重量部の
量で含有する(但し、(b-1)と(b-2)との合計量は10
0重量である。)組成物である積層体 (3)前記オレフィン系重合体(C)がプロピレン系重
合体(c-1)であり、前記接着性樹脂組成物(B)が、4-
メチル-1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体
(b-2)とからなり、4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-
1)を40〜97.5重量部の量で含有し、1-ブテン系
重合体(b-2)を2.5〜60重量部の量で含有する(但
し、(b-1)と(b-2)との合計量は100重量である。)
組成物である積層体 (4)前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル-1-ペ
ンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)とプロ
ピレン系重合体(b-3)との組成物である積層体 (5)前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル-1-ペ
ンテン系重合体(b-1)を40〜97.5重量部の量で含
有し、1-ブテン系重合体(b-2)を2.5〜60重量部の
量で含有し(但し、(b-1)と(b-2)との合計量は100
重量である。)、プロピレン系重合体(b-3)を前記4-メ
チル-1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-
2)との合計量100重量部に対して1〜100重量部
の量で含有するに組成物である積層体 (6)前記オレフィン系重合体(C)がプロピレン系重
合体(c-1)であり、前記接着性樹脂組成物(B)が、4-
メチル-1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体
(b-2)とプロピレン系重合体(b-3)とからなり、4-メチ
ル-1-ペンテン系重合体(b-1)を40〜97.5重量部
の量で含有し、1-ブテン系重合体(b-2)を2.5〜60
重量部の量で含有し(但し、(b-1)と(b-2)との合計量
は100重量である。)、プロピレン系重合体(b-3)を
前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系
重合体(b-2)との合計量100重量部に対して1〜10
0重量部の量で含有する組成物である積層体 (7)前記オレフィン系重合体(C)がエチレン系重合
体(c-2)であり、前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メ
チル-1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-
2)とエチレン・ブテン共重合体(b-4)と、必要に応じ
てプロピレン・ブテン共重合体(b-5)とからなり、4-メ
チル-1-ペンテン系重合体(b-1)を20〜60重量部の
量で含有し、1-ブテン系重合体(b-2)を5〜40重量部
の量で含有し、エチレン・ブテン共重合体(b-4)を30
〜60重量部の量で含有し、プロピレン・ブテン共重合
体(b-5)を0〜30重量部の量で含有する(但し、(b-
1)と(b-2)と(b-4)と(b-5)との合計量は100重量
である。)組成物である積層体などがある。
【0008】このようなポリ4-メチル-1-ペンテン系樹
脂積層体は、酸素透過度などのガス透過度を高い範囲か
ら低い範囲まで調節することが可能であり例えば青果物
の鮮度保持用包装材として使用することができる。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るポリ4-メチル
-1-ペンテン系樹脂積層体およびその用途について具体
的に説明する。
【0010】本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテン系
樹脂積層体は、(I)4-メチル-1-ペンテン系重合体
(A)からなる層と、(II)接着性樹脂組成物(B)か
らなる中間層と、(III)オレフィン系重合体(C)か
らなる層とから構成されている。
【0011】まず本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテ
ン系樹脂積層体に用いられる各樹脂について説明する。4-メチル-1-ペンテン系重合体(A) 4-メチル-1-ペンテン系重合体としては、4-メチル-1-ペ
ンテンの単独重合体および4-メチル-1-ペンテンと炭素
原子数が2〜24の4-メチル-1-ペンテン以外の他のα
−オレフィンとの共重合体が挙げられる。
【0012】炭素原子数が2〜24の4-メチル-1-ペン
テン以外の他のα−オレフィンとしては、たとえばエチ
レン、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテ
ン、1-デセン、1-テトラデセン、1-オクタデセン、1-ヘ
キサデセン、1-ドデセン、1-テトラドデセンなどが挙げ
られる。これらのα−オレフィンは、1種単独でまたは
2種以上組合わせて用いることができる。これらのなか
では、共重合性の点で1-ヘキセンが好ましい。
【0013】4-メチル-1-ペンテン系重合体では、4-メ
チル-1-ペンテンから誘導される単位は100〜80モ
ル%、好ましくは98〜85モル%の割合で存在し、他
のα−オレフィンから誘導される単位は0〜20モル
%、好ましくは2〜15モル%の割合で存在することが
望ましい。4-メチル-1-ペンテンから誘導される単位お
よびα−オレフィンから誘導される単位の含有割合が上
記範囲にあると、4-メチル-1-ペンテン系重合体は、ガ
ス透過性および機械的強度に優れる。
【0014】この4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)
は、ASTM D1238に準じ、荷重5.0kg、温
度260℃の条件で測定したメルトフローレート(MF
R)が、0.1〜200g/10分、好ましくは1.0〜
150g/10分の範囲にあることが好ましい。
【0015】4-メチル-1-ペンテン系重合体の製造方法
は特に限定されず、従来公知の方法、たとえばチーグラ
ー・ナッタ触媒を用いる方法、カチオン重合による方法
などで製造することができる。
【0016】上記のような4-メチル-1-ペンテン系重合
体(A)は、変性単量体でグラフト変性されていてもよ
い。変性された4-メチル-1-ペンテン系重合体からは、
接着性およびシート性に優れたフィルムが得られるので
好ましい。
【0017】変性単量体として具体的には、(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロフマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、イソクロ
トン酸、エンド-シス-ビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン
-2,3-ジカルボン酸(ナジック酸TM)などの不飽和カル
ボン酸、またはこれらの酸ハライド、酸アミド、酸イミ
ド、酸無水物、エステルなどの誘導体などが挙げられ
る。この誘導体の具体的な化合物の例としては、塩化マ
レニル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン
酸、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエート、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチルなど
の(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどが挙げられ
る。これらの変性単量体は、1種単独でまたは2種以上
組合わせて用いることができる。これらのなかでは、不
飽和ジカルボン酸またはその酸無水物が好ましく、特に
マレイン酸、ナジック酸TMまたはこれらの酸無水物が好
ましい。
【0018】変性された4-メチル-1-ペンテン系重合体
中の、変性単量体の含有量(グラフト量)は、通常0.
1〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
4-メチル-1-ペンテン系重合体を変性する方法として
は、たとえば重合開始剤の存在下に溶媒中で、4-メチル
-1-ペンテン系重合体と変性単量体とを100〜300
℃、好ましくは125〜250℃の温度に加熱する方
法、押出機を用い重合開始剤の存在下で溶媒を使用せず
に、メチル-1-ペンテン系重合体と変性単量体とを23
5〜250℃の温度で混練する方法などがある。
【0019】重合開始剤としては、たとえばジ-t-ブチ
ルパーオキシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ-t-ブチルパーオ
キシ-ヘキシン-3、ジイソプロピルパーオキシドなどの
アルキルパーオキシド類;ジクミルパーオキシドなどの
アリールパーオキシド類;ラウロイルパーオキシドなど
のアシルパーオキシド類;ジベンゾイルパーオキシドな
どのアロイルパーオキシド類;メチルエチルケトンヒド
ロパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシドなどの
ケトンパーオキシド類;t-ブチルパーオキシド、クメン
ヒドロパーオキシドなどのヒドロパーオキシド類;パー
オキシカーボン類;パーオキシカルボキシレート類など
の有機過酸化物が挙げられる。これらは1種単独でまた
は2種以上組合わせて用いることができる。重合開始剤
の使用量は、4-メチル-1-ペンテン系重合体100重量
部に対し、通常0.01〜1重量部程度である。
【0020】溶媒としては、たとえばヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、デカン、ドデカン、テトラデカンなどの
脂肪族炭化水素;メチルシクロペンタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、シクロオクタン、シクロデ
カンなどの脂環式炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼン、クメン、エチルトルエン、トリ
メチルベンゼン、シメン、ジイソプロピルベンゼンなど
の芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ブロモベンゼン、
o-ジクロロベンゼン、四塩化炭素、トリクロロエタン、
トリクロロエチレン、テトラクロロエタン、テトラクロ
ロエチレンなどのハロゲン化炭化水素;脂肪族炭化水素
の混合物である灯油などが挙げられる。これらは1種単
独でまたは2種以上組合わせて用いることができる。溶
媒の使用量は、4-メチル-1-ペンテン系重合体100重
量部に対し、通常100〜5000重量部程度である。
【0021】接着性樹脂組成物(B) 本発明で用いられる接着性樹脂組成物は、少なくとも2
種の樹脂からなる組成物であり、このような接着性樹脂
組成物としては、前記4-メチル-1-ペンテン系重合体
(A)からなる層と後述するオレフィン系重合体(C)
からなる層とを接着しうる樹脂であれば特に限定されな
いが、下記(I)ないし(III)の樹脂組成物であるこ
とが好ましい。
【0022】(I)4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-
1)と、1-ブテン系重合体(b-2)とからなる樹脂組成
物。この樹脂組成物(I)は、4-メチル-1-ペンテン系
重合体(b-1)が40〜97.5重量部の量で含有され、
1-ブテン系重合体(b-2)が2.5〜60重量部の量で含
有される(但し、(b-1)と(b-2)との合計量は100重
量部である。)ことが好ましい。
【0023】(II)4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-
1)と、1-ブテン系重合体(b-2)と、プロピレン系重合
体(b-3)とからなる樹脂組成物。この樹脂組成物(II)
は、4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-1)が40〜9
7.5重量部の量で含有され、1-ブテン系重合体(b-2)
が2.5〜60重量部の量で含有され(但し、(b-1)と
(b-2)との合計量は100重量部である。)、プロピレ
ン系重合体(b-3)が(b-1)と(b-2)との合計量100重
量部に対して、1〜100重量部の量で含有されること
が好ましい。
【0024】接着性樹脂組成物(B)が樹脂組成物
(I)または(II)である場合は、オレフィン系重合体
(C)からなる層は、プロピレン系重合体(c-1)からな
ることが好ましい。
【0025】(III)4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-
1)と、1-ブテン系重合体(b-2)と、エチレン・ブテン
共重合体(b-4)と、必要に応じてプロピレン・ブテン共
重合体(b-5)とからなる樹脂組成物(III)。
【0026】この樹脂組成物(III)は、4-メチル-1-ペ
ンテン系重合体(b-1)が20〜60重量部の量で含有さ
れ、1-ブテン系重合体(b-2)が5〜40重量部が量で含
有され、エチレン・ブテン共重合体(b-4)が30〜60
重量部の量で含有され、プロピレン・ブテン共重合体(b
-5)が0〜30重量部の量で含有される(但し、(b-1)
と(b-2)と(b-4)と(b-5)との合計量は100重量部で
ある。)ことが好ましい。
【0027】接着性樹脂組成物(B)が樹脂組成物(II
I)である場合は、オレフィン系重合体(C)からなる
層がエチレン系重合体(c-2)からなることが好ましい。
樹脂組成物(I)〜(III)を形成する4-メチル-1-ペン
テン系重合体(b-1)は、4-メチル-1-ペンテンの単独重
合体または4-メチル-1-ペンテンと炭素原子数が2〜2
0のα−オレフィンとの共重合体であることが好まし
い。そして4-メチル-1-ペンテンから誘導される単位は
100〜80モル%、他のα−オレフィンから誘導され
る単位は0〜20モル%の範囲にあることが好ましい。
特に接着性樹脂組成物の接着性の観点からは共重合体で
あることが好ましく、4-メチル-1-ペンテンから誘導さ
れる単位は99.9〜80モル%、他のα−オレフィン
から誘導される単位は0.1〜20モル%の範囲にある
共重合体が好ましい。
【0028】樹脂組成物(I)、(II)を形成する1-ブ
テン系重合体(b-2)は、1-ブテンの単独重合体または1-
ブテンと1-ブテン以外のα−オレフィンとの共重合体で
あって、1-ブテンから誘導される構成単位を60重量%
以上含有する共重合体である。特に1-ブテンから誘導さ
れる構成単位を80重量%以上含有すると、(b-2)1-ブ
テン系重合体は、(b-1)4-メチル-1-ペンテン系重合体
との相溶性に優れる。
【0029】ここで1-ブテン以外のα−オレフィンとし
ては、エチレン、プロピレン、1-ヘキセン、1-オクテ
ン、1-デセン、1-テトラデセン、1-オクタデセンなどの
ブテン以外の炭素原子数が2〜20のα−オレフィンが
挙げられる。これらのα−オレフィンは、1種単独でま
たは2種以上組合わせて用いることができる。これらの
なかでは、エチレン、プロピレンが好ましい。
【0030】この1-ブテン系重合体(b-2)は、ASTM
D1238に準じ、荷重2.16kg、温度190℃
の条件で測定したMFRが、0.01〜100g/10
分、好ましくは0.1〜50g/10分の範囲にあること
が望ましい。1-ブテン系重合体(b-2)のMFRが上記範
囲内にあると、4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-1)と
の混合性がよくなり、接着性樹脂組成物(B)は高い接
着性能を発揮する。
【0031】樹脂組成物(II)を形成するプロピレン系
重合体(b-3)は、プロピレンの単独重合体、プロピレン
から導かれる構成単位の割合が90モル%以上、好まし
くは95モル%以上であるプロピレン・エチレンランダ
ム共重合体、プロピレン・エチレン・1-ブテンランダム
共重合体、プロピレン・1-ブテンランダム共重合体など
のプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、エチ
レンから導かれる構成単位の割合が5〜30モル%のプ
ロピレン・エチレンブロック共重合体などである。
【0032】このプロピレン系重合体(b-3)は、AST
M D1238に準じ、荷重2.16kg、温度230
℃の条件で測定したMFRが、0.01〜100g/10
分、好ましくは0.1〜50g/10分の範囲にあること
が好ましい。プロピレン系重合体(b-3)のMFRが上記
範囲内にあると、樹脂組成物を構成する他の樹脂との混
合性がよくなる。
【0033】樹脂組成物(III)を形成するエチレン・
ブテン共重合体(b-4)は、エチレンから誘導される構成
単位を60重量%以上、好ましくは80重量%以上含有
する共重合体である。
【0034】このエチレン・ブテン共重合体(b-4)は、
ASTM D1238に準じ、荷重2.16kg、温度
190℃の条件で測定したMFRが、0.01〜100
g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分の範囲にあ
ることが望ましい。エチレン・ブテン系重合体(b-4)の
MFRが上記範囲内にあると、樹脂組成物を構成する他
の樹脂との混合性がよくなり、接着性樹脂組成物(B)
は高い接着性能を発揮する。
【0035】樹脂組成物(III)を形成するプロピレン
・ブテン共重合体(b-5)は、プロピレンから誘導される
構成単位を60重量%以上、好ましくは80重量%以上
含有する共重合体である。
【0036】このプロピレン・ブテン共重合体(b-5)
は、ASTM D1238に準じ、荷重2.16kg、
温度190℃の条件で測定したMFRが、0.01〜1
00g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分の範囲
にあることが望ましい。プロピレン・ブテン系重合体(b
-5)のMFRが上記範囲内にあると、樹脂組成物を構成
する他の樹脂との混合性がよくなり、接着性樹脂組成物
(B)は高い接着性能を発揮する。
【0037】前記樹脂組成物(I)〜(III)は、たと
えば前記4-メチル-1-ペンテン系重合体と他の樹脂とを
従来公知の方法により溶融混練することにより製造する
ことができる。たとえば、4-メチル-1-ペンテン系重合
体と他の樹脂の所定量を、Vブレンダー、リボンブレン
ダー、ヘンシェルミキサー、タンブラーブレンダーなど
で混合した後、単軸押出機、複軸押出機などで溶融混練
し、造粒するか、またはニーダー、バンバリーミキサー
などで溶融混練し、粉砕することにより製造することが
できる。
【0038】中間層が上記のような組成の樹脂組成物か
らなると、表層を強固に接着することができる。オレフィン系重合体(C) オレフィン系重合体としてはポリエチレン、エチレン・
α−オレフィン共重合体、エチレン・α−オレフィン・
非共役ポリエン共重合体などのエチレン系重合体(c-
2);ポリプロピレン、プロピレン・α−オレフィン共
重合体、ブロックポリプロピレン、ランダムポリプロピ
レンなどのプロピレン系重合体(c-1);ポリ-1-ブテ
ン、1-ブテン系共重合体などのブテン系重合体などが挙
げられる。
【0039】プロピレン系重合体(c-1)としては、特に
ポリプロピレン、またはプロピレンと30モル%以下の
エチレンとの共重合体、またはプロピレンと30モル%
以下の炭素原子数が4〜12のα−オレフィンとの共重
合体であることが好ましい。この共重合体は、ブロック
共重合体でも、ランダム共重合体でもよい。また、X線
回折法により測定した結晶化度が30%以上であること
が好ましい。
【0040】エチレン系重合体(c-2)としては、特にポ
リエチレン、またはエチレンと30モル%以下の炭素原
子数が3以上のα−オレフィンとの共重合体であること
が好ましい。このエチレン系重合体には、直鎖状低密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリ
エチレンが含まれる。また、X線回折法により測定した
結晶化度が30%以上であることが好ましい。
【0041】配合剤 本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体を
形成する樹脂は無機充填材を含有していてもよい。無機
充填材として具体的には、微粉末タルク、カオリナイ
ト、焼成クレー、パイロフィライト、セリサイト、ウォ
ラスナイトなどの天然珪酸または珪酸塩、沈降性炭酸カ
ルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなど
の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムな
どの水酸化物、酸化亜鉛、亜鉛華、酸化マグネシウムな
どの酸化物、含水珪酸カルシウム、含水珪酸アルミニウ
ム、含水珪酸、無水珪酸などの合成珪酸または珪酸塩な
どの粉末状充填材;マイカなどのフレーク状充填材;塩
基性硫酸マグネシウムウィスカー、チタン酸カルシウム
ウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、セピオラ
イト、PMF(Processed Mineral Fiber)、ゾノトラ
イト、チタン酸カリ、エレスタダイトなどの繊維状充填
材;ガラスバルン、フライアッシュバルンなどのバルン
状充填材などが挙げられる。
【0042】またこのような無機充填材とともに、ハイ
スチレン類、リグニン類、再ゴムなどの有機充填材を用
いてもよい。上記のような無機充填材としては、特に微
粉末タルクが好ましく、平均粒径が0.2〜3μm、特
に0.2〜2.5μmのものが好ましく用いられる。ま
た微粉末タルクは、粒径が5μm以上の粒子の含有割合
が、10重量%以下、好ましくは8重量%以下であるこ
とが望ましい。なお微粉末タルクの粒径は、液相沈降法
でよって測定することができる。
【0043】また、このような微粉末タルクのうちで
も、アスペクト比(縦または横のいずれかの長さと、厚
みとの比を示す)の平均値が3以上、特に4以上である
タルクが好ましく用いられる。
【0044】上記無機充填材、特に微粉末タルクは、無
処理であっても、予め表面処理がされていてもよい。こ
の表面処理の例として具体的には、シランカップリング
剤、高級脂肪酸、脂肪酸金属塩、不飽和有機酸、有機チ
タネート、樹脂酸、ポリエチレングリコールなどの処理
剤を用いる化学的または物理的処理が挙げられる。
【0045】また本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテ
ン系樹脂積層体を形成する樹脂は、さらに本発明の目的
を損なわない範囲で、フェノール系酸化防止剤、硫黄系
酸化防止剤、リン系酸化防止剤などの酸化防止剤;芳香
族カルボン酸アルミニウム塩、芳香族リン酸エステル
塩、ジベンジリデンソルビトールなどの核剤;耐熱安定
剤、紫外線吸収剤、滑剤、アンチブロッキング剤、帯電
防止剤、難燃剤、顔料、染料、分散剤、銅害防止剤、中
和剤、発泡剤、可塑剤、気泡防止剤、架橋剤、過酸化物
などの流れ性改良剤、光安定剤、ウエルド強度改良剤な
どの添加剤、防曇剤などの各種配合剤を含有していても
よい。
【0046】フェノール系酸化防止剤としては、たとえ
ば2,6-ジ-tert-ブチル-p-クレゾール、ステアリル(3,3
-ジメチル-4-ヒドロキシベンジル)チオグリコレートな
どのフェノール類および4,4'-ブチリデンビス(2-tert-
ブチル-5-メチルフェノール)の炭酸オリゴエステル
(たとえば重合度2、3、4、5、6、7、8、9、1
0など)などの多価フェノール炭酸オリゴエステル類が
挙げられる。
【0047】硫黄系酸化防止剤としては、たとえばジア
ルキルチオジプロピオネートなどが挙げられる。リン系
酸化防止剤としては、たとえばトリフェニルホスファイ
トなどが挙げられる。
【0048】また一般式 Mx Aly (OH)2x+3y-2z(A)z・aH2O (式中、MはMg、CaまたはZnを示し、Aは水酸基
以外のアニオンを示し、x、yおよびzは正数であり、
aは0または正数である。)で示される複化合物をたと
えば塩酸吸収剤として添加することができる。
【0049】光安定剤としては、たとえば2-ヒドロキシ
-4-メトキシベンゾフェノンなどが挙げられる。滑剤と
しては、たとえばパラフィンワックス、ポリエチレンワ
ックス、ステアリン酸カルシウムなどが挙げられる。
【0050】このような添加剤は、ポリ4-メチル-1-ペ
ンテン系樹脂積層体を構成する樹脂100重量部に対し
て、0.0001〜10重量部の量で用いることができ
る。ポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体を構成する
樹脂に上記のような添加剤などを含有すると、物性バラ
ンス、耐久性、塗装性、印刷性、耐傷付き性および成形
加工性などが一層向上された積層体となる。
【0051】上記のような各種配合剤は、上記各成分を
同時にまたは逐次的に、たとえばヘンシェルミキサー、
V型ブレンダー、タンブラーブレンダー、リボンブレン
ダーなどに装入して、混練した後、単軸押出機、多軸押
出機、ニーダー、バンバリーミキサーなどで溶融混練す
ることによって、ポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層
体を形成する樹脂に配合することができる。
【0052】これらのうちでも、多軸押出機、ニーダ
ー、バンバリーミキサーなどの混練性能に優れた装置を
使用すると、各成分をより均一に分散させることができ
るため好ましい。
【0053】積層体 本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体
は、4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)からなる層
と、接着性樹脂組成物(B)からなる中間層と、オレフ
ィン系重合体(C)からなる層とから構成される。
【0054】積層体を構成する各層の厚みは特に限定さ
れず、所望の酸素透過度、二酸化炭素透過度、水蒸気透
過度により適宜設定される。本発明の積層体を構成する
各層の厚み比は、例えば4-メチル-1-ペンテン系重合体
(A)からなる層と、接着性樹脂組成物(B)からなる
中間層と、オレフィン系重合体(C)からなる層との比
が、通常1〜100:1〜100:1〜100、好まし
くは50〜100:1〜50:1〜50である。
【0055】積層体の厚みも特に限定されず、その形
状、大きさ、用途に応じて適宜選択することができ、通
常0.01〜3mm程度、好ましくは0.02〜0.5
mm程度である。
【0056】本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテン系
樹脂積層体を製造する方法としては、たとえば4-メチル
-1-ペンテン系重合体(A)と、接着性樹脂組成物
(B)と、オレフィン系重合体(C)とを、多層ダイス
を用いたT−ダイキャスト法、水冷インフレ法などの共
押出加工法で共押出成形する方法、予め各樹脂からプレ
ス成形、押出成形などによって作製したシート、フィル
ムなどをプレス成形によって積層体を製造する方法など
がある。
【0057】4-メチル-1-ペンテン系重合体は、ガス透
過度の極めて高い樹脂であるため、ガス透過度が低いオ
レフィン系重合体と積層し、各層の厚みを調整すること
により従来にない広い範囲で、酸素透過度、二酸化炭素
透過度、水蒸気透過度ガス透過度などの調節が可能であ
る。また低融点のオレフィン系重合体を表層として使用
することによりヒートシール性を付与することもでき
る。
【0058】包装材 本発明に係る包装材は上記ポリ4-メチル-1-ペンテン系
樹脂積層体からなり、その形状には、フィルム、シー
ト、袋、ボトル、缶、箱、チューブ状容器などがある。
また包装材の厚さは、フィルム、袋などである場合に
は、通常20〜100μm、好ましくは30〜50μm
の範囲であり、ボトル、缶、箱、チューブ状容器などで
ある場合には、通常0.2〜3mm、好ましくは0.5
〜2mmの範囲である。なお、ガス透過度を調節するた
めに、包装材の厚さを部分的に変えることもできる。
【0059】また、容器の一部のみをポリ4-メチル-1-
ペンテン系樹脂積層体からなるフィルムとしてもよい。
本発明で用いられる包装材の製造は、常法にしたがって
行うことができ特に限定されない。
【0060】本発明に係る青果物の鮮度保持方法では、
上記のような包装材で青果物を包装するが、下記に本発
明の方法により鮮度が保持できる青果物の例を示す。ア
ンズ、アボカド、いちじく、いちご、ブラックベリー、
ブルーベリー、クランベリー、ディュベリー、グウズベ
リー、ローガンブラックベリー、ラズベリー(黒)、ラ
スベリー(赤)、かき、くり、ココナッツ、さくらん
ぼ、すいか、なし、パイナップル(緑色)、パイナップ
ル(完熟)、バナナ、パパイヤ、プラム、マルメロ、マ
ンゴー、メロン(カンタループ)、メロン(ハネデュ
ー)、桃、リンゴなどの果実類;アスパラガス、いんげ
ん、ライマビーン、おくら、かぶ、西洋かぼちゃ、カリ
フラワー、キャベツ、芽キャベツ、きゅうり、グリンピ
ース、ケール、さつまいも、じゃがいも、スイートコー
ン、ポップコーン、セロリ、大根、たまねぎ、とうがら
し(シシ系)、とうがらし(タカノツメ系、乾燥)、ト
マト、なす、にんにく、にんじん(葉付)、にんじん
(根部)、ほうれん草、ブロッコリー、マッシュルー
ム、ルバーブ、レタス、野菜種子などの野菜類などが挙
げられる。
【0061】本発明の方法によればカット野菜の鮮度保
持も可能であり、カット野菜としては、にんじん(ダイ
ス、乱切り、いちょう切り、スティック、コインカッ
ト、つま)、じゃがいも(ダイス、乱切り、千切り、ス
ティック)、キャベツ(角切り、千切り)、大根(いち
ょう切り、スティック、つま)、たまねぎ(ダイス、乱
切り、輪切り、スライス)、きゅうり(スティック、ス
ライス)、セロリ(スティック)、ピーマン(ハーフ、
1/4カット、輪切り、千切り)、レタス(角切り、1
/4カット、スライス)、ほうれん草(ボイル、生)、
アスパラガス(ボイル、生)、そらまめ(むき)、グリ
ンピース(むき)、えだまめ(ボイル)、長ねぎ(スラ
イス薬味用、斜切り、千切り)、万能ねぎ(薬味用)、
サニーレタス(葉のみ)、パセリ(葉のみ)、なす(1
/2カット、1/4カット)、さつまいも(スライ
ス)、かぼちゃ(スライス、乱切り)、レッドニンジン
(輪切り)、レッドキャベツ(千切り)、ししとう、い
んげん、はす、ごぼう(輪切り、千切り)など、および
これらの2種以上を混合したものが挙げられる。
【0062】
【発明の効果】本発明のポリ4-メチル-1-ペンテン系樹
脂積層体は、ガス透過度を高い範囲から低い範囲まで調
節することができる。
【0063】本発明に係るポリ4-メチル-1-ペンテン系
樹脂積層体からなる包装材を用いると青果物の鮮度を長
期間にわたって保持することができる。
【0064】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0065】なお、下記実施例において、物性の測定は
以下のようにして行った。酸素透過度 酸素透過度は、OX−TRAN(Modern Control社製)
の測定器を用いて、温度23℃、湿度0%の条件で測定
した。(3層)フィルムの酸素透過量V(cc/m2
24hr・atm)を求め、これから(3層)フィルム
厚さ1mm当りに換算したときの酸素透過量である酸素
透過係数k(cc・mm/m2 ・24hr・atm)を
算出した。
【0066】なおVとkとの間には、フィルムの厚さを
d(μm)とするとk=d・V/1000の関係があ
る。接着強度の測定 試験速度300mm/分、剥離幅15mm、温度23℃
の条件で3層フィルムのT−ピール剥離試験を行った。
【0067】鮮度保持試験 青果物の鮮度については、1日毎に25℃の条件で外観
および色の変化を目視で観察し以下の基準により評価し
た。
【0068】 ○:鮮度良好 △:やや不良 ×:不良 また樹脂積層体またはフィルムを形成する樹脂として
は、以下の樹脂を用いた。
【0069】TPX(1):4-メチル-1-ペンテンと1-
テトラデセンと1-ドデセンとの共重合体、三井化学
(株)製、商品名 MX021、密度=0.83g/c
3 、MFR=4g/10分、酸素透過係数=1500c
c・mm/m2 ・24hr・atm TPX(2):4-メチル-1-ペンテンと1-デセンとの共
重合体、三井化学(株)製、商品名 DX810、密度
=0.83g/cm3 、MFR=4g/10分、酸素透過
係数=1500cc・mm/m2 ・24hr・atm PB:1-ブテン系重合体、三井化学(株)製、商品名
BL3080、密度=0.89g/cm3 、MFR=
0.2g/10分、酸素透過係数=500 r−PP:プロピレン系重合体、三井化学(株)製、商
品名 F327、密度=0.91g/cm3 、MFR=
7g/10分、酸素透過係数=100 PER:プロピレン・エチレン共重合体、三井化学
(株)製、商品名 S4030、密度=0.89g/c
3 、MFR=0.2g/10分、酸素透過係数=240
cc・mm/m2 ・24hr・atm TF−A:エチレン系重合体、三井化学(株)製、商品
名 A4085、密度=0.88g/cm3 、MFR=
3.6g/10分、酸素透過係数=510 TF−XR:プロピレン系重合体、三井化学(株)製、
商品名 XR110T、密度=0.89g/cm3 、M
FR=3.2g/10分、酸素透過係数=240cc・m
m/m2 ・24hr・atm 変性PE(1):マレイン酸変性ポリエチレン、三井化
学(株)製、商品名NE070、密度=0.93g/c
3 、MFR=1.0g/10分、酸素透過係数=250
cc・mm/m2 ・24hr・atm 変性PE(2):マレイン酸変性ポリエチレン、三井化
学(株)製、商品名HE040、密度=0.95g/c
3 、MFR=2.0g/10分、酸素透過係数=200
cc・mm/m2 ・24hr・atm LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン、三井化学
(株)製、商品名 UZ0521L、密度=0.91g
/cm3 、MFR=2.0g/10分、酸素透過係数=2
00cc・mm/m2 ・24hr・atm
【0070】
【実施例1】樹脂積層体の製法 4-メチル-1-ペンテン系重合体、接着性樹脂組成物およ
びオレフィン系重合体として表1に記載した樹脂を用い
て、フィルム成形機により厚さ30μmの3層の樹脂積
層体(TPX(1)/接着性樹脂組成物/r−PP=1
0/10/10μm)を成形した。ダイス温度は280
℃であり、ダイスのクリアランスは0.5mmに設定し
た。また4-メチル-1-ペンテン系重合体の押出し温度は
280℃とし、接着性樹脂組成物の押出し温度は250
℃とし、オレフィン系重合体の押出し温度は220℃と
した。得られた樹脂積層体について、酸素透過量を測定
して該積層体の酸素透過係数を求めた。また積層体の剥
離強度を測定した。結果を表1に示す。
【0071】接着性樹脂組成物は、TPX(1)を90
重量部、PBを10重量部、および安定剤として3,9-ビ
ス[2-{3-(3-tert- ブチル-4- ヒドロキシ-5- メチル
フェニル)プロピオニルオキシ}-1,1- ジメチルエチ
ル]2,4,8,10- テトラキスピロ[5,5 ]ウンデカン(住
友化学工業(株)製、商品名:スミライザーGA80)
を0. 10重量部、ペンタ(エリスリチル- テトラ- β
- メルカプトニル)プロピオネート(シプロ化成(株)
製、商品名:シーノックス412S)を0. 20重量
部、ステアリン酸カルシウム(三共有機合成(株)製)
を0. 03重量部の比率で配合し、ヘンシェルミキサー
にて3分間低速回転にて混合し、この混合物を二軸押出
機にて280℃の温度で押出して調製した。
【0072】
【実施例2〜4】4-メチル-1-ペンテン系重合体、接着
性樹脂組成物およびオレフィン系重合体として表1に示
す樹脂を使用したこと以外は実施例1と同様にして樹脂
積層体を作製し、酸素透過量を測定して該積層体の酸素
透過係数を求めた。結果を表1に示す。なお接着性樹脂
組成物は、表1に示す各成分を表1に示す量比で使用し
たこと以外は実施例1と同様にして調製した。
【0073】
【比較例1、2】4-メチル-1-ペンテン系重合体、接着
性樹脂組成物およびオレフィン系重合体として表1に示
す樹脂を使用したこと以外は実施例1と同様にして樹脂
積層体を作製し、酸素透過量を測定して該積層体の酸素
透過係数を求めた。結果を表1に示す。
【0074】
【表1】
【0075】
【参考例1】4-メチル-1-ペンテンと1-テトラデセンと
の共重合体(4-MP・TD共重合体、4-メチル-1-ペンテン
/1-テトラデセンの含有重量比=95/5)を押出機に
供給して、260℃で加熱溶融し、混練して、Tダイか
ら押出成形し、厚さ50μmのフィルムを得た。このフ
ィルムについて酸素透過量を測定し、酸素透過係数を求
めた。結果を表2に示す。
【0076】得られたフィルムをサイドシール機を用い
て約12×12cmの袋に成形した。この袋にアスパラ
ガス1本を半分にカットして入れ密封し、鮮度保持試験
を実施した。評価結果を表2に示す。
【0077】
【参考例2】4-MP・TD共重合体90重量部とポリ-1-ブ
テン(M3080、三井石油化学工業(株)製)10重
量部とからなる樹脂組成物を押出機に供給して、260
℃で加熱溶融し、混練して、Tダイから押出成形し、厚
さ50μmのフィルムを得た。このフィルムについて酸
素透過度を測定した結果を表2に示す。
【0078】得られたフィルムを参考例1と同様にして
袋に成形し、この袋の半分程度にカットキャベツを入れ
密封し、鮮度保持試験を実施した。評価結果を表2に示
す。
【0079】
【参考例3】ポリエチレン袋(厚さ30μm)に、アス
パラガス1本を半分にカットして入れ密封し、鮮度保持
試験を実施した。評価結果を表2に示す。
【0080】
【参考例4】ポリエチレン袋(厚さ30μm)の半分程
度にカットキャベツを入れ密封し、鮮度保持試験を実施
した。評価結果を表2に示す。
【0081】
【表2】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I)4-メチル-1-ペンテン系重合体
    (A)からなる層と、(II)接着性樹脂組成物(B)か
    らなる中間層と、(III)オレフィン系重合体(C)か
    らなる層とから構成されることを特徴とするポリ4-メチ
    ル-1-ペンテン系樹脂積層体。
  2. 【請求項2】前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル
    -1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)
    との組成物である請求項1に記載のポリ4-メチル-1-ペ
    ンテン系樹脂積層体。
  3. 【請求項3】前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル
    -1-ペンテン系重合体(b-1)を40〜97.5重量部の
    量で含有し、1-ブテン系重合体(b-2)を2.5〜60重
    量部の量で含有する(但し、(b-1)と(b-2)との合計量
    は100重量である。)組成物である請求項2に記載の
    ポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体。
  4. 【請求項4】前記オレフィン系重合体(C)がプロピレ
    ン系重合体(c-1)であり、 前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル-1-ペンテン
    系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)とからなり、
    4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-1)を40〜97.5
    重量部の量で含有し、1-ブテン系重合体(b-2)を2.5
    〜60重量部の量で含有する(但し、(b-1)と(b-2)と
    の合計量は100重量である。)組成物である請求項1
    に記載のポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体。
  5. 【請求項5】前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル
    -1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)
    とプロピレン系重合体(b-3)との組成物である請求項1
    に記載のポリ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体。
  6. 【請求項6】前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル
    -1-ペンテン系重合体(b-1)を40〜97.5重量部の
    量で含有し、1-ブテン系重合体(b-2)を2.5〜60重
    量部の量で含有し(但し、(b-1)と(b-2)との合計量は
    100重量である。)、プロピレン系重合体(b-3)を前
    記4-メチル-1-ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重
    合体(b-2)との合計量100重量部に対して1〜100
    重量部の量で含有する組成物である請求項5に記載のポ
    リ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体。
  7. 【請求項7】前記オレフィン系重合体(C)がプロピレ
    ン系重合体(c-1)であり、 前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル-1-ペンテン
    系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)とプロピレン
    系重合体(b-3)とからなり、4-メチル-1-ペンテン系重
    合体(b-1)を40〜97.5重量部の量で含有し、1-ブ
    テン系重合体(b-2)を2.5〜60重量部の量で含有し
    (但し、(b-1)と(b-2)との合計量は100重量であ
    る。)、プロピレン系重合体(b-3)を前記4-メチル-1-
    ペンテン系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)との
    合計量100重量部に対して1〜100重量部の量で含
    有する組成物である請求項1に記載のポリ4-メチル-1-
    ペンテン系樹脂積層体。
  8. 【請求項8】前記オレフィン系重合体(C)がエチレン
    系重合体(c-2)であり、 前記接着性樹脂組成物(B)が、4-メチル-1-ペンテン
    系重合体(b-1)と1-ブテン系重合体(b-2)とエチレン・
    ブテン共重合体(b-4)と、必要に応じてプロピレン・ブ
    テン共重合体(b-5)とからなり、4-メチル-1-ペンテン
    系重合体(b-1)を20〜60重量部の量で含有し、1-ブ
    テン系重合体(b-2)を5〜40重量部の量で含有し、エ
    チレン・ブテン共重合体(b-4)を30〜60重量部の量
    で含有し、プロピレン・ブテン共重合体(b-5)を0〜3
    0重量部の量で含有する(但し、(b-1)と(b-2)と(b-
    4)と(b-5)との合計量は100重量である。)組成物
    である請求項1に記載のポリ4-メチル-1-ペンテン系樹
    脂積層体。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかに記載のポリ
    4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体からなることを特徴
    とする酸素透過性に優れた包装材。
  10. 【請求項10】請求項1ないし8のいずれかに記載のポ
    リ4-メチル-1-ペンテン系樹脂積層体からなることを特
    徴とする青果物の鮮度保持用包装材。
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JP2020189696A (ja) * 2020-07-29 2020-11-26 三井化学株式会社 チューブ型容器

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