JPH11129950A - クローラにおけるフレームの製造方法、クローラ及び車両 - Google Patents
クローラにおけるフレームの製造方法、クローラ及び車両Info
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- JPH11129950A JPH11129950A JP30072197A JP30072197A JPH11129950A JP H11129950 A JPH11129950 A JP H11129950A JP 30072197 A JP30072197 A JP 30072197A JP 30072197 A JP30072197 A JP 30072197A JP H11129950 A JPH11129950 A JP H11129950A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転輪の回転軸を支持するボスの溶接時の熱変
形を抑えてフレームを製造し、転輪の回転軸を設計通り
の平行度に保ち、乗り心地や操安性の悪化を防ぐ。 【解決手段】 三角クローラを構成するフレーム17
は、その下部に複数の転輪を支持するためのサブフレー
ム部17aを備える。サブフレーム部17aは正面視が
略U字型の支持材42を備える。転輪の回転軸を支持す
る軸受が嵌着されるボス17fは、支持材42に溶接さ
れたボス部材40の筒部40aにて形成される。ボス部
材40は、孔を中央に有する2枚の板材を円柱部材に外
嵌させて溶接することで鍔部40bを形成し、その後、
円柱部材に孔開けをして筒部40aを形成して製造され
ている。支持材42に対するボス部材40の溶接は、2
枚の鍔部40bの幅方向(支持材42の長手方向)両側
端部に施されている。このため、溶接時に筒部40aに
伝導する熱が低く抑えられる。
形を抑えてフレームを製造し、転輪の回転軸を設計通り
の平行度に保ち、乗り心地や操安性の悪化を防ぐ。 【解決手段】 三角クローラを構成するフレーム17
は、その下部に複数の転輪を支持するためのサブフレー
ム部17aを備える。サブフレーム部17aは正面視が
略U字型の支持材42を備える。転輪の回転軸を支持す
る軸受が嵌着されるボス17fは、支持材42に溶接さ
れたボス部材40の筒部40aにて形成される。ボス部
材40は、孔を中央に有する2枚の板材を円柱部材に外
嵌させて溶接することで鍔部40bを形成し、その後、
円柱部材に孔開けをして筒部40aを形成して製造され
ている。支持材42に対するボス部材40の溶接は、2
枚の鍔部40bの幅方向(支持材42の長手方向)両側
端部に施されている。このため、溶接時に筒部40aに
伝導する熱が低く抑えられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不整地等での走破
性の向上を図るため車両に装着されるクローラにおい
て、転輪の回転軸を支持するボスを溶接してフレームを
製造するクローラにおけるフレームの製造方法、クロー
ラ及び車両に関するものである。
性の向上を図るため車両に装着されるクローラにおい
て、転輪の回転軸を支持するボスを溶接してフレームを
製造するクローラにおけるフレームの製造方法、クロー
ラ及び車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両の駆動軸にタイヤの替
わりにクローラを装着し、雪道やオフロードでの走破性
の向上を図る技術が従来より知られている。特に、自動
車用のクローラとして、履帯に駆動力を伝達する駆動輪
(スプロケット)と、主に荷重を受ける複数の転輪とに
略三角形状に履帯が巻き掛けられた構造が知られている
(例えば特開昭49−19535号公報、特開平4−8
682号公報、特開平6−305456号公報等)。
わりにクローラを装着し、雪道やオフロードでの走破性
の向上を図る技術が従来より知られている。特に、自動
車用のクローラとして、履帯に駆動力を伝達する駆動輪
(スプロケット)と、主に荷重を受ける複数の転輪とに
略三角形状に履帯が巻き掛けられた構造が知られている
(例えば特開昭49−19535号公報、特開平4−8
682号公報、特開平6−305456号公報等)。
【0003】このようなクローラには例えば図11に示
す構造のものがある。三角クローラ71には、駆動輪7
2と、駆動輪72の下方に前後方向に複数(この例では
4対)配置された転輪73がフレーム74に回転可能に
支持されて設けられ、駆動輪72及び各転輪73に外接
するように履帯75が巻き掛けられている。
す構造のものがある。三角クローラ71には、駆動輪7
2と、駆動輪72の下方に前後方向に複数(この例では
4対)配置された転輪73がフレーム74に回転可能に
支持されて設けられ、駆動輪72及び各転輪73に外接
するように履帯75が巻き掛けられている。
【0004】図12はフレーム74を示す。フレーム7
4の下部を構成するサブフレーム部74aには、前側3
対の転輪73を支持するの3本の回転軸を回転可能に支
持する軸受(いずれも図示せず)が嵌着されるボス76
が形成されている。ボス76は、円筒材(円筒パイプ)
77をサブフレーム部74aに形成された孔に嵌合し、
その嵌合された外周部分(同図に示すA矢印部分)を溶
接することで、サブフレーム部74aに固着されてい
た。
4の下部を構成するサブフレーム部74aには、前側3
対の転輪73を支持するの3本の回転軸を回転可能に支
持する軸受(いずれも図示せず)が嵌着されるボス76
が形成されている。ボス76は、円筒材(円筒パイプ)
77をサブフレーム部74aに形成された孔に嵌合し、
その嵌合された外周部分(同図に示すA矢印部分)を溶
接することで、サブフレーム部74aに固着されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接時
には高い熱が円筒材77に加わるため、その高熱によっ
て円筒材77が熱歪みによって変形し、ボス76の内周
面が真円ではなく、熱変形のためにゆがんだ面になって
いた。このため、ボス76に嵌着した軸受に転輪73の
回転軸を支持させたとき、ボス76の内周面のゆがみに
よって軸受の軸心方向にばらつきができ、互いに平行に
配置されるべき3本の回転軸に必要な平行度が確保され
ないことがあった。そして、これが原因で転輪73間の
位置や姿勢にばらつきができていた。
には高い熱が円筒材77に加わるため、その高熱によっ
て円筒材77が熱歪みによって変形し、ボス76の内周
面が真円ではなく、熱変形のためにゆがんだ面になって
いた。このため、ボス76に嵌着した軸受に転輪73の
回転軸を支持させたとき、ボス76の内周面のゆがみに
よって軸受の軸心方向にばらつきができ、互いに平行に
配置されるべき3本の回転軸に必要な平行度が確保され
ないことがあった。そして、これが原因で転輪73間の
位置や姿勢にばらつきができていた。
【0006】例えば、中央2対の転輪73が、進行方向
を軸とした相互の傾きを有することで、水平な地面上に
おいても、転輪73が3点でしか接地されない状態とな
ったり、また、転輪73を支持する3対の回転軸の軸心
全体が、駆動輪72の回転軸心に対して僅かながら傾い
て、回転中の転輪73に無理な力が加わるようなことも
起きていた。この結果、転輪73の回転軸の相互の傾き
が、走行中のがたつきを引き起こして乗り心地を悪くし
たり、駆動輪72の回転軸に対する姿勢の傾きが操安性
(操縦安定性)の悪化をもたらす恐れがあった。
を軸とした相互の傾きを有することで、水平な地面上に
おいても、転輪73が3点でしか接地されない状態とな
ったり、また、転輪73を支持する3対の回転軸の軸心
全体が、駆動輪72の回転軸心に対して僅かながら傾い
て、回転中の転輪73に無理な力が加わるようなことも
起きていた。この結果、転輪73の回転軸の相互の傾き
が、走行中のがたつきを引き起こして乗り心地を悪くし
たり、駆動輪72の回転軸に対する姿勢の傾きが操安性
(操縦安定性)の悪化をもたらす恐れがあった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、その目的は、転輪の回転軸を支持する
ボスを熱変形なくフレームに溶接でき、転輪の回転軸を
設計通りの平行度に保ち、乗り心地や操安性の悪化を防
ぐことができるクローラにおけるフレームの製造方法、
クローラ及び車両を提供することにある。
たものであって、その目的は、転輪の回転軸を支持する
ボスを熱変形なくフレームに溶接でき、転輪の回転軸を
設計通りの平行度に保ち、乗り心地や操安性の悪化を防
ぐことができるクローラにおけるフレームの製造方法、
クローラ及び車両を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明では、車両に回転可能に取付けら
れる駆動輪と、該駆動輪の下方に前後方向に配置された
複数の転輪とに履帯が巻き掛けられたクローラにおい
て、前記転輪の回転軸を支持するための少なくとも一つ
のボスが固着されているフレームの製造方法であって、
前記ボスの外形を有する中実部材に支持部を延出するよ
うに溶接してボス部材を形成する第1溶接工程と、前記
ボス部材を形成した後の前記中実部材に孔を開けて筒部
とする孔形成工程と、前記筒部が前記ボスとなるように
前記ボス部材をフレーム基材に対して前記支持部にて溶
接する第2溶接工程とを備える。
請求項1に記載の発明では、車両に回転可能に取付けら
れる駆動輪と、該駆動輪の下方に前後方向に配置された
複数の転輪とに履帯が巻き掛けられたクローラにおい
て、前記転輪の回転軸を支持するための少なくとも一つ
のボスが固着されているフレームの製造方法であって、
前記ボスの外形を有する中実部材に支持部を延出するよ
うに溶接してボス部材を形成する第1溶接工程と、前記
ボス部材を形成した後の前記中実部材に孔を開けて筒部
とする孔形成工程と、前記筒部が前記ボスとなるように
前記ボス部材をフレーム基材に対して前記支持部にて溶
接する第2溶接工程とを備える。
【0009】請求項2に記載の発明では、車両に回転可
能に設けられる駆動輪と、該駆動輪の下方に前後方向に
配置された複数の転輪とに履帯が巻き掛けられて構成さ
れ、前記転輪の回転軸を支持するための少なくとも一つ
のボスがフレームに固着されているクローラにおいて、
前記回転軸が挿通される筒部と、該筒部からその筒内の
孔を遮らないように延出する支持部とを有するボス部材
が、前記支持部にてフレーム基材に溶接されることで、
該筒部により前記ボスが形成されている。
能に設けられる駆動輪と、該駆動輪の下方に前後方向に
配置された複数の転輪とに履帯が巻き掛けられて構成さ
れ、前記転輪の回転軸を支持するための少なくとも一つ
のボスがフレームに固着されているクローラにおいて、
前記回転軸が挿通される筒部と、該筒部からその筒内の
孔を遮らないように延出する支持部とを有するボス部材
が、前記支持部にてフレーム基材に溶接されることで、
該筒部により前記ボスが形成されている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記支持部の前記筒部
からの延出長は、前記支持部における溶接時の熱が前記
筒部に熱変形を起こさせない程度の伝熱に抑えられる長
さである。
請求項2に記載の発明において、前記支持部の前記筒部
からの延出長は、前記支持部における溶接時の熱が前記
筒部に熱変形を起こさせない程度の伝熱に抑えられる長
さである。
【0011】請求項4に記載の発明では、車両には、請
求項2又は請求項3に記載の前記クローラが装着されて
いる。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、転輪
の回転軸が支持されるボスは、以下のようにフレーム基
材に対して溶接より固着される。まず第1溶接工程にお
いて、中実部材に支持部が延出するように溶接されてボ
ス部材が形成される。次に孔形成工程において、ボス部
材の中実部材に孔を開けて筒部を形成する。筒部の孔
は、第1溶接工程の後に形成されるのでほぼ真円とな
る。次の第2溶接工程において、筒部がボスの位置に配
置されるように、ボス部材をフレーム基材に対して支持
部にて溶接する。筒部から延出する支持部にて溶接が施
されるので、筒部には熱歪みよって変形させるほどの熱
が伝わらない。この結果、筒部の孔はほぼ真円のまま保
持され、筒部からなるボスに支持される回転軸は、軸心
が傾きなく設計通りに配置される。このため、設計通り
に配置された他の回転軸との平行度が保たれる。また、
複数のボスが形成されたフレーム構造の場合、各ボスに
支持される回転軸間の平行度が保たれることになる。従
って、転輪の位置のばらつきが発生し難くなる。
求項2又は請求項3に記載の前記クローラが装着されて
いる。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、転輪
の回転軸が支持されるボスは、以下のようにフレーム基
材に対して溶接より固着される。まず第1溶接工程にお
いて、中実部材に支持部が延出するように溶接されてボ
ス部材が形成される。次に孔形成工程において、ボス部
材の中実部材に孔を開けて筒部を形成する。筒部の孔
は、第1溶接工程の後に形成されるのでほぼ真円とな
る。次の第2溶接工程において、筒部がボスの位置に配
置されるように、ボス部材をフレーム基材に対して支持
部にて溶接する。筒部から延出する支持部にて溶接が施
されるので、筒部には熱歪みよって変形させるほどの熱
が伝わらない。この結果、筒部の孔はほぼ真円のまま保
持され、筒部からなるボスに支持される回転軸は、軸心
が傾きなく設計通りに配置される。このため、設計通り
に配置された他の回転軸との平行度が保たれる。また、
複数のボスが形成されたフレーム構造の場合、各ボスに
支持される回転軸間の平行度が保たれることになる。従
って、転輪の位置のばらつきが発生し難くなる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、ボス部材
が、筒部からその筒内の孔を遮らないように延出する支
持部にてフレーム基材に溶接されることで、筒部により
ボスが形成される。この溶接は筒部から延出する支持部
に対して施されるので、溶接時の高熱が筒部に直接加わ
ることが回避される。このため、筒部の熱歪みによる変
形が抑えられ、筒部(ボス)の孔がほぼ真円に保たれ
る。
が、筒部からその筒内の孔を遮らないように延出する支
持部にてフレーム基材に溶接されることで、筒部により
ボスが形成される。この溶接は筒部から延出する支持部
に対して施されるので、溶接時の高熱が筒部に直接加わ
ることが回避される。このため、筒部の熱歪みによる変
形が抑えられ、筒部(ボス)の孔がほぼ真円に保たれ
る。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加え、支持部の筒部
からの延出長が、支持部における溶接時に筒部への伝熱
が筒部を熱変形させない程度に抑えられる長さであるた
め、その溶接時に筒部が熱変形することがない。
又は請求項2に記載の発明の作用に加え、支持部の筒部
からの延出長が、支持部における溶接時に筒部への伝熱
が筒部を熱変形させない程度に抑えられる長さであるた
め、その溶接時に筒部が熱変形することがない。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、車両に
は、その回転軸に請求項2又は請求項3に記載のクロー
ラが装着されているので、請求項2又は請求項3に記載
の発明と同様の作用が得られる。
は、その回転軸に請求項2又は請求項3に記載のクロー
ラが装着されているので、請求項2又は請求項3に記載
の発明と同様の作用が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図8に基づいて説明する。図8に示すよう
に、車両としての自動車1には、4本のタイヤの替わり
にクローラとしての三角クローラ2が装着されている。
自動車1は四輪駆動車である。4つの三角クローラ2の
構造は、車両の左右両側で対称をなしているが、それを
除けば同じ構造を有している。
形態を図1〜図8に基づいて説明する。図8に示すよう
に、車両としての自動車1には、4本のタイヤの替わり
にクローラとしての三角クローラ2が装着されている。
自動車1は四輪駆動車である。4つの三角クローラ2の
構造は、車両の左右両側で対称をなしているが、それを
除けば同じ構造を有している。
【0016】図1に示すように、三角クローラ2は、駆
動輪(スプロケット)3と、前方転輪4と、後方転輪5
と、前後の転輪4,5間に配置された2つの中間転輪
6,7と、駆動輪3及び各転輪4〜7に外接して略三角
形状をなすように巻き掛けられたゴム製の履帯8とを備
える。図1〜図3に示すように、各転輪4〜7は、履帯
8の内周面上に一定ピッチで形成された突部8aを案内
できるように、幅方向(図3における上下方向)に所定
間隔を隔して左右一対ずつ設けられている。前後の転輪
4,5は中間転輪6,7よりも若干高く位置しており、
水平路面を走行するときには中間転輪6,7が主に荷重
を支えることになる。
動輪(スプロケット)3と、前方転輪4と、後方転輪5
と、前後の転輪4,5間に配置された2つの中間転輪
6,7と、駆動輪3及び各転輪4〜7に外接して略三角
形状をなすように巻き掛けられたゴム製の履帯8とを備
える。図1〜図3に示すように、各転輪4〜7は、履帯
8の内周面上に一定ピッチで形成された突部8aを案内
できるように、幅方向(図3における上下方向)に所定
間隔を隔して左右一対ずつ設けられている。前後の転輪
4,5は中間転輪6,7よりも若干高く位置しており、
水平路面を走行するときには中間転輪6,7が主に荷重
を支えることになる。
【0017】前方転輪4と中間転輪6,7には、同径の
中空(空気入り)のゴムタイヤ9がそれぞれ装着されて
いる。また、後方転輪5は他の転輪4,6,7より少し
小径である金属製(スチール製またはアルミ製)のガイ
ドローラ10からなる。なお、図1は、後側の2つの転
輪5,7については一対のうち外側に配置されるものを
取り外した状態を示している。
中空(空気入り)のゴムタイヤ9がそれぞれ装着されて
いる。また、後方転輪5は他の転輪4,6,7より少し
小径である金属製(スチール製またはアルミ製)のガイ
ドローラ10からなる。なお、図1は、後側の2つの転
輪5,7については一対のうち外側に配置されるものを
取り外した状態を示している。
【0018】図1に示すように、駆動輪3には多数の歯
部3aが突部8aと噛合可能な一定ピッチで全周に亘っ
て形成されている。図2に示すように駆動輪3には、自
動車1に設けられたハブ11に一体回転可能に固定され
るアダプタ12が、複数個(この実施形態では6個)の
ボルト13及びナット14を介して固定可能となってい
る。
部3aが突部8aと噛合可能な一定ピッチで全周に亘っ
て形成されている。図2に示すように駆動輪3には、自
動車1に設けられたハブ11に一体回転可能に固定され
るアダプタ12が、複数個(この実施形態では6個)の
ボルト13及びナット14を介して固定可能となってい
る。
【0019】図1,図2に示すように、駆動輪3の中心
部には円筒状の支持部15が外方(図2では右方)に突
出するように形成されている。駆動輪3は支持部15に
外嵌された軸受16を介してフレーム17に対して相対
回転可能に支持されている。フレーム17は、前後方向
に所定長さを有するように長く延びて各転輪4〜7を支
持している断面四角筒状のサブフレーム部17aと、サ
ブフレーム部17aの上面前後に溶接された一対の支持
部17b,17cと、駆動輪3の中心部付近から前後に
延びて支持部17b,17cに固定された一対の腕部1
7dとを備え、これら各部17a〜17dが一体に固定
されて構成される。なお、駆動輪3の支持部15はフレ
ーム17のセンタボス部17eに支持されている。
部には円筒状の支持部15が外方(図2では右方)に突
出するように形成されている。駆動輪3は支持部15に
外嵌された軸受16を介してフレーム17に対して相対
回転可能に支持されている。フレーム17は、前後方向
に所定長さを有するように長く延びて各転輪4〜7を支
持している断面四角筒状のサブフレーム部17aと、サ
ブフレーム部17aの上面前後に溶接された一対の支持
部17b,17cと、駆動輪3の中心部付近から前後に
延びて支持部17b,17cに固定された一対の腕部1
7dとを備え、これら各部17a〜17dが一体に固定
されて構成される。なお、駆動輪3の支持部15はフレ
ーム17のセンタボス部17eに支持されている。
【0020】図1,図2に示すように、2本のガイド軸
18は、駆動輪3の幅方向両側上方において、駆動輪3
の上縁部に沿うような円弧状に延びるように配置され、
その両端部は各支持部17b,17cの上面に固定され
た支持板19に取付けられている。2本のガイド軸18
は、駆動輪3の歯部3aの両側に均等な距離を隔てて位
置し、突部8aを当接させることにより履帯8の幅方向
のずれを規制して、履帯8の外れを防止する。
18は、駆動輪3の幅方向両側上方において、駆動輪3
の上縁部に沿うような円弧状に延びるように配置され、
その両端部は各支持部17b,17cの上面に固定され
た支持板19に取付けられている。2本のガイド軸18
は、駆動輪3の歯部3aの両側に均等な距離を隔てて位
置し、突部8aを当接させることにより履帯8の幅方向
のずれを規制して、履帯8の外れを防止する。
【0021】左右一対ずつ設けられた4つ(計8個)の
転輪4〜7は、サブフレーム部17aに支持されてい
る。すなわち、図1,図3に示すように、サブフレーム
部17aには、3個のボス部17fが長手方向に所定間
隔をおいた3箇所に幅方向を貫通する状態に固着されて
いる。各ボス部17fには軸受20,21,22が嵌着
されており、各軸受20,21,22によって回転軸2
3,24,25がそれぞれ回転可能に支持されている。
各回転軸23,24,25の両端部には金属製のリム2
6が左右一対ずつ取付けられている。前記ゴムタイヤ9
は各リム26に装着されている。
転輪4〜7は、サブフレーム部17aに支持されてい
る。すなわち、図1,図3に示すように、サブフレーム
部17aには、3個のボス部17fが長手方向に所定間
隔をおいた3箇所に幅方向を貫通する状態に固着されて
いる。各ボス部17fには軸受20,21,22が嵌着
されており、各軸受20,21,22によって回転軸2
3,24,25がそれぞれ回転可能に支持されている。
各回転軸23,24,25の両端部には金属製のリム2
6が左右一対ずつ取付けられている。前記ゴムタイヤ9
は各リム26に装着されている。
【0022】図2,図3に示すように、リム26には、
前方転輪4と中間転輪6,7との違いに応じて異なる外
径の円盤状のガイド27,28が、ゴムタイヤ9の内側
面を覆うように延出して形成されている。ガイド27,
28はゴムタイヤ9と突部8aとのゴム同士の接触を避
けるために設けられたものであり、三対のガイド27,
28によって突部8aは案内される。ガイド27,28
の外径は共にゴムタイヤ9の外径よりも小さく、前方転
輪4のガイド27の外径は、中間転輪6,7のガイド2
8の外径よりも大径に形成されている。
前方転輪4と中間転輪6,7との違いに応じて異なる外
径の円盤状のガイド27,28が、ゴムタイヤ9の内側
面を覆うように延出して形成されている。ガイド27,
28はゴムタイヤ9と突部8aとのゴム同士の接触を避
けるために設けられたものであり、三対のガイド27,
28によって突部8aは案内される。ガイド27,28
の外径は共にゴムタイヤ9の外径よりも小さく、前方転
輪4のガイド27の外径は、中間転輪6,7のガイド2
8の外径よりも大径に形成されている。
【0023】前方転輪4のガイド27を大径にしたの
は、ガイド27の外周面により履帯8の弛み方向の変位
を規制して、前方転輪4のゴムタイヤ9の撓みしろを少
なくすることで、履帯8の張力の安定を図るためであ
る。ガイド27、28は履帯8の内周面を傷つけないよ
うにその外周面が曲面に形成されている。
は、ガイド27の外周面により履帯8の弛み方向の変位
を規制して、前方転輪4のゴムタイヤ9の撓みしろを少
なくすることで、履帯8の張力の安定を図るためであ
る。ガイド27、28は履帯8の内周面を傷つけないよ
うにその外周面が曲面に形成されている。
【0024】一方、後方転輪5は次のように支持されて
いる。サブフレーム部17aの後端部には、アーム29
が支軸30を中心に揺動可能に取付けられている。すな
わち、アーム29の基端部はサブフレーム部17aの後
端部に固定された支軸(本実施形態ではボルト)30に
遊貫されたカラ31に固着されている。アーム29の先
端部にはボス部29aが、その軸心をアーム29の揺動
角によらず水平に保持可能な姿勢で固着されている。ボ
ス部29aには軸受32が嵌着されており、軸受32に
よって回転軸33が回転可能に支持されている。前記ガ
イドローラ10は回転軸33の両端部に一対取付けられ
ている。
いる。サブフレーム部17aの後端部には、アーム29
が支軸30を中心に揺動可能に取付けられている。すな
わち、アーム29の基端部はサブフレーム部17aの後
端部に固定された支軸(本実施形態ではボルト)30に
遊貫されたカラ31に固着されている。アーム29の先
端部にはボス部29aが、その軸心をアーム29の揺動
角によらず水平に保持可能な姿勢で固着されている。ボ
ス部29aには軸受32が嵌着されており、軸受32に
よって回転軸33が回転可能に支持されている。前記ガ
イドローラ10は回転軸33の両端部に一対取付けられ
ている。
【0025】ボス部29aから斜め上方に延びた腕部3
4の先端部には、支持部材35が当接されている。支持
部材35のネジ穴部分にはロッド36の一端が螺入され
ており、ロッド36の他端は、丸棒状をなし、支持部1
7cの後面に設けられた丸穴に回転可能に挿入されてい
る。ロッド36の六角部にスパナを係合させて回転させ
ることで、支持部材35およびガイドローラ10を前後
方向に位置調整できるようになっている。ガイドローラ
10の位置調整によって、履帯8の張力調整が行われ
る。
4の先端部には、支持部材35が当接されている。支持
部材35のネジ穴部分にはロッド36の一端が螺入され
ており、ロッド36の他端は、丸棒状をなし、支持部1
7cの後面に設けられた丸穴に回転可能に挿入されてい
る。ロッド36の六角部にスパナを係合させて回転させ
ることで、支持部材35およびガイドローラ10を前後
方向に位置調整できるようになっている。ガイドローラ
10の位置調整によって、履帯8の張力調整が行われ
る。
【0026】ガイドローラ10は、所定形状に折り曲げ
成形された2枚の金属製のディスク37を、それぞれの
中心部付近を溶接して接合することで輪形状になるよう
に形成されている。各ディスク37の周縁部を内側に折
り曲げて形成された一対の延出部10aによって、ガイ
ドローラ10の外周面が形成されている。一対の延出部
10aは所定の距離を隔てて互いに対峙しており、その
間には周方向に亘って延びる隙間G(図3を参照)が形
成されている。ガイドローラ10の内周面(2枚のディ
スク37が接合部から離れるテーパ面)上には、複数の
孔10bが周方向に沿って一定間隔おきに形成され、2
枚のディスク37は各孔10bが千鳥配列されるように
接合されている。
成形された2枚の金属製のディスク37を、それぞれの
中心部付近を溶接して接合することで輪形状になるよう
に形成されている。各ディスク37の周縁部を内側に折
り曲げて形成された一対の延出部10aによって、ガイ
ドローラ10の外周面が形成されている。一対の延出部
10aは所定の距離を隔てて互いに対峙しており、その
間には周方向に亘って延びる隙間G(図3を参照)が形
成されている。ガイドローラ10の内周面(2枚のディ
スク37が接合部から離れるテーパ面)上には、複数の
孔10bが周方向に沿って一定間隔おきに形成され、2
枚のディスク37は各孔10bが千鳥配列されるように
接合されている。
【0027】一対の延出部10aを内側に折り曲げてい
るのは、ガイドローラ10に高い荷重がかかったときに
ディスク37を内側に逃げるように変形させて、ガイド
ローラ10の幅が膨らむことを回避するためである。ガ
イドローラ10が幅方向に膨らまないので、突部8aに
擦り付けるように当たって突部8aを傷めることが回避
される。また、ガイドローラ10と履帯8との間に挟み
込まれた砂や泥が、隙間Gからガイドローラ10の内側
に流入するため、砂や泥の噛み込みが発生し難い。ガイ
ドローラ10の内側に入り込んだ砂や泥は千鳥に配列さ
れた複数の孔10bから排出される。なお、図1,図2
に示すように、三角クローラ2は、駆動輪3の下縁部が
中間転輪6,7の幅方向間隙に一部挿入し、駆動輪3と
中間転輪6,7とが側面視で一部重なり合うラップ構造
となっている。このラップ構造により、三角クローラ2
の偏平化が実現されている。
るのは、ガイドローラ10に高い荷重がかかったときに
ディスク37を内側に逃げるように変形させて、ガイド
ローラ10の幅が膨らむことを回避するためである。ガ
イドローラ10が幅方向に膨らまないので、突部8aに
擦り付けるように当たって突部8aを傷めることが回避
される。また、ガイドローラ10と履帯8との間に挟み
込まれた砂や泥が、隙間Gからガイドローラ10の内側
に流入するため、砂や泥の噛み込みが発生し難い。ガイ
ドローラ10の内側に入り込んだ砂や泥は千鳥に配列さ
れた複数の孔10bから排出される。なお、図1,図2
に示すように、三角クローラ2は、駆動輪3の下縁部が
中間転輪6,7の幅方向間隙に一部挿入し、駆動輪3と
中間転輪6,7とが側面視で一部重なり合うラップ構造
となっている。このラップ構造により、三角クローラ2
の偏平化が実現されている。
【0028】図4はフレーム17を示したものである。
同図に示すように、ボス17fは、ボス部材40がサブ
フレーム部17aに溶接されることで形成されている。
サブフレーム部17aは、正面視がU字型であって両側
部に孔41(図6を参照)が形成された支持材42と、
支持材42の上方にできた開口を塞ぐように溶接された
天板(蓋)43とからなる。孔41は、支持材42の長
手方向においてボス17fが形成される3箇所に、両側
部で組をなすもの同士が相対向するように3組設けられ
ている。なお、支持材42、天板43などフレーム17
の構成部品のうちボス部材40以外の部品によりフレー
ム基材が構成される。
同図に示すように、ボス17fは、ボス部材40がサブ
フレーム部17aに溶接されることで形成されている。
サブフレーム部17aは、正面視がU字型であって両側
部に孔41(図6を参照)が形成された支持材42と、
支持材42の上方にできた開口を塞ぐように溶接された
天板(蓋)43とからなる。孔41は、支持材42の長
手方向においてボス17fが形成される3箇所に、両側
部で組をなすもの同士が相対向するように3組設けられ
ている。なお、支持材42、天板43などフレーム17
の構成部品のうちボス部材40以外の部品によりフレー
ム基材が構成される。
【0029】ボス部材40は、3組の孔41に嵌入可能
な外径を有する円筒状の筒部40aと、筒部40aの外
周面から径方向外側に延出する支持部としての2枚の鍔
部40bとを有する。ボス部材40が支持材42に溶接
された状態において、筒部40aがボス17fとなる。
ボス部材40は、支持材42の一組の孔41にて筒部4
0aの両端部を嵌合し、この状態で支持材42の両側部
の内面に当接する2枚の鍔部40bに対し、その幅方向
(支持材42の長手方向)両側周縁部分にて溶接を施す
ことで、支持材42に固着されている。
な外径を有する円筒状の筒部40aと、筒部40aの外
周面から径方向外側に延出する支持部としての2枚の鍔
部40bとを有する。ボス部材40が支持材42に溶接
された状態において、筒部40aがボス17fとなる。
ボス部材40は、支持材42の一組の孔41にて筒部4
0aの両端部を嵌合し、この状態で支持材42の両側部
の内面に当接する2枚の鍔部40bに対し、その幅方向
(支持材42の長手方向)両側周縁部分にて溶接を施す
ことで、支持材42に固着されている。
【0030】鍔部40bの幅方向における延出長、すな
わち溶接箇所に向かう方向への延出長は、筒部40aの
内周面からの長さL(図7を参照)で20mmに確保さ
れている。長さLを20mmにしたのは、鍔部40bの
幅方向両側端部で溶接をするとき、筒部40aに伝導す
る熱を、熱歪みによる熱変形を起こさせない程度に低く
抑えるためであり、この条件を満たし得る最小の長さL
に設定したためである。もちろん長さLが20mmを超
えてもよい。なお、筒部40a(ボス17f)の肉厚は
5mm程度である。
わち溶接箇所に向かう方向への延出長は、筒部40aの
内周面からの長さL(図7を参照)で20mmに確保さ
れている。長さLを20mmにしたのは、鍔部40bの
幅方向両側端部で溶接をするとき、筒部40aに伝導す
る熱を、熱歪みによる熱変形を起こさせない程度に低く
抑えるためであり、この条件を満たし得る最小の長さL
に設定したためである。もちろん長さLが20mmを超
えてもよい。なお、筒部40a(ボス17f)の肉厚は
5mm程度である。
【0031】次に、ボス17fが溶接されたフレーム1
7の製造方法を説明する。まず、ボス部材40の製造方
法を図5に従って説明する。図5(a)に示すように、
筒部40aに加工する前の中実部材としての円柱部材4
4と、略四角板状で中央に円柱部材44の外径にほぼ等
しい内径の孔を有する板材45とを用いて、ボス部材4
0は製造される。まず、2枚の板材45を所定距離を離
した状態で円柱部材44に外嵌させ、その嵌合部に溶接
を施す。溶接された板材45によって鍔部40aが形成
される。2枚の鍔部40bの間隔は、支持材42の両側
部に内側から当接できるように合わせてある。
7の製造方法を説明する。まず、ボス部材40の製造方
法を図5に従って説明する。図5(a)に示すように、
筒部40aに加工する前の中実部材としての円柱部材4
4と、略四角板状で中央に円柱部材44の外径にほぼ等
しい内径の孔を有する板材45とを用いて、ボス部材4
0は製造される。まず、2枚の板材45を所定距離を離
した状態で円柱部材44に外嵌させ、その嵌合部に溶接
を施す。溶接された板材45によって鍔部40aが形成
される。2枚の鍔部40bの間隔は、支持材42の両側
部に内側から当接できるように合わせてある。
【0032】この溶接は円柱部材44の外周面に直接施
されるが、円柱部材44は孔開け前の中実状態にあるの
で、熱歪みが生じても問題はない。次にこうしてできた
図5(a)に示す部材46を旋盤に装着し、円柱部材4
4の中心部に切削加工により孔47をくり貫き、筒部4
0aを形成する。こうしてボス部材40は製造される。
旋盤による切削加工により形成された筒部40aの孔4
7は、その内周面が真円な面に形成される。
されるが、円柱部材44は孔開け前の中実状態にあるの
で、熱歪みが生じても問題はない。次にこうしてできた
図5(a)に示す部材46を旋盤に装着し、円柱部材4
4の中心部に切削加工により孔47をくり貫き、筒部4
0aを形成する。こうしてボス部材40は製造される。
旋盤による切削加工により形成された筒部40aの孔4
7は、その内周面が真円な面に形成される。
【0033】次に、ボス部材40を支持材42に溶接す
る際の手順を図6,図7に従って説明する。図6(a)
に示すように、支持材42は予め正面視がW字型になる
ように折り曲げ成形しておく。支持材42の両側部間に
できた開口からボス部材40を支持材42に差込み、こ
の状態から図6(a)に白抜き矢印で示す向きに力を加
えて、支持材42を正面視からの形状がW字型からU字
型になるように変形させる。その結果、図6(b)に示
すように、ボス部材40は筒部40aの両端部を支持材
42の一組の孔41に嵌合させた状態にセットされる。
この状態では、同図に示すように、2枚の鍔部40bは
支持材42の両側部に内側から当接している。
る際の手順を図6,図7に従って説明する。図6(a)
に示すように、支持材42は予め正面視がW字型になる
ように折り曲げ成形しておく。支持材42の両側部間に
できた開口からボス部材40を支持材42に差込み、こ
の状態から図6(a)に白抜き矢印で示す向きに力を加
えて、支持材42を正面視からの形状がW字型からU字
型になるように変形させる。その結果、図6(b)に示
すように、ボス部材40は筒部40aの両端部を支持材
42の一組の孔41に嵌合させた状態にセットされる。
この状態では、同図に示すように、2枚の鍔部40bは
支持材42の両側部に内側から当接している。
【0034】次に図7に示すように 鍔部40bの幅方
向両側端部(B部分)にその周縁に沿うように溶接を施
す。2枚の鍔部40bの幅方向両側2箇所にて施された
溶接によって、ボス部材40は支持材42に固定され
る。そして、3個のボス部材40の溶接を完了した後、
天板43を支持材42の開口を塞ぐようにセットしてそ
の周縁部に溶接を施し、サブフレーム部17aが形成さ
れる。こうしてフレーム17は製造される。
向両側端部(B部分)にその周縁に沿うように溶接を施
す。2枚の鍔部40bの幅方向両側2箇所にて施された
溶接によって、ボス部材40は支持材42に固定され
る。そして、3個のボス部材40の溶接を完了した後、
天板43を支持材42の開口を塞ぐようにセットしてそ
の周縁部に溶接を施し、サブフレーム部17aが形成さ
れる。こうしてフレーム17は製造される。
【0035】ここで、溶接箇所が鍔部40bの幅方向両
側端部であって、筒部40aの内周面から20mmも離
れているので、溶接時に筒部40aに伝導する熱は溶接
箇所に比べてかなり低く、筒部40aが熱変形するほど
の高温になることはない。このため、筒部40aの内周
面、すなわちボス17fの内周面はほぼ真円な面のまま
に保たれる。
側端部であって、筒部40aの内周面から20mmも離
れているので、溶接時に筒部40aに伝導する熱は溶接
箇所に比べてかなり低く、筒部40aが熱変形するほど
の高温になることはない。このため、筒部40aの内周
面、すなわちボス17fの内周面はほぼ真円な面のまま
に保たれる。
【0036】こうしてフレーム17に形成された3つの
ボス17fに、軸受20,21,22がそれぞれ嵌着さ
れ、これら各軸受20,21,22によって回転軸2
3,24,25が回転可能に支持される。ここで、ボス
17fの内周面が真円な面となっているので、各ボス1
7fに嵌着された軸受20,21,22によって支持さ
れた回転軸23,24,25は、それぞれ軸心が設計通
りの平行度を保つように配置される。
ボス17fに、軸受20,21,22がそれぞれ嵌着さ
れ、これら各軸受20,21,22によって回転軸2
3,24,25が回転可能に支持される。ここで、ボス
17fの内周面が真円な面となっているので、各ボス1
7fに嵌着された軸受20,21,22によって支持さ
れた回転軸23,24,25は、それぞれ軸心が設計通
りの平行度を保つように配置される。
【0037】よって、各回転軸23,24,25の両端
部に取付けられた転輪4,6,7は、上下に位置のばら
つきがなく、しかも姿勢のばらつきのない向きが揃った
設計通りの位置・姿勢に正しく組付けられる。従って、
三角クローラ2を装着した自動車1の走行時の乗り心地
および操安性がよくなる。
部に取付けられた転輪4,6,7は、上下に位置のばら
つきがなく、しかも姿勢のばらつきのない向きが揃った
設計通りの位置・姿勢に正しく組付けられる。従って、
三角クローラ2を装着した自動車1の走行時の乗り心地
および操安性がよくなる。
【0038】以上詳述したように本実施形態では、以下
に列記する効果が得られる。 (1)円柱部材44に2枚の板材45を溶接して鍔部4
0bを形成し、その後、旋盤を使った切削加工により円
柱部材44に孔47を開けて筒部40aを形成してボス
部材40を製造し、さらにこのボス部材40を鍔部40
bの幅方向両側端部にて溶接して支持材42に固着する
ことで、フレーム17にボス17fを形成した。つま
り、鍔部40bを延出させるための溶接は中実状態の円
柱部材44に対して施し、ボス部材40を支持材42に
固定するための溶接は鍔部40bの端部に施すので、ボ
ス17fの内周面を真円な面に保つことができる。この
ため、各ボス17fに嵌着された軸受20,21,22
によって支持される回転軸23,24,25を必要な平
行度に配置することができ、各転輪4,6,7の位置や
姿勢のばらつきを抑えることができる。よって、自動車
1の走行時の乗り心地および操安性をよくすることがで
きる。
に列記する効果が得られる。 (1)円柱部材44に2枚の板材45を溶接して鍔部4
0bを形成し、その後、旋盤を使った切削加工により円
柱部材44に孔47を開けて筒部40aを形成してボス
部材40を製造し、さらにこのボス部材40を鍔部40
bの幅方向両側端部にて溶接して支持材42に固着する
ことで、フレーム17にボス17fを形成した。つま
り、鍔部40bを延出させるための溶接は中実状態の円
柱部材44に対して施し、ボス部材40を支持材42に
固定するための溶接は鍔部40bの端部に施すので、ボ
ス17fの内周面を真円な面に保つことができる。この
ため、各ボス17fに嵌着された軸受20,21,22
によって支持される回転軸23,24,25を必要な平
行度に配置することができ、各転輪4,6,7の位置や
姿勢のばらつきを抑えることができる。よって、自動車
1の走行時の乗り心地および操安性をよくすることがで
きる。
【0039】(2)筒部40aの内周面から鍔部40b
の幅方向端部までの長さLを、20mmにしたので、ボ
ス部材40の溶接時に筒部40aに伝導する熱を、筒部
40aに熱変形をもたらさない程度に十分低く抑えるこ
とができる。このため、ボス17fの内周面をほぼ真円
な面に保つことができる。また、長さLを20mmとい
う筒部40aの熱変形を抑えられる条件を満たす長さの
うち最小の値としたので、仮に溶接を鍔部の上下方向両
側にも施す構成としても、フレーム17の大型化を極力
抑えられる。
の幅方向端部までの長さLを、20mmにしたので、ボ
ス部材40の溶接時に筒部40aに伝導する熱を、筒部
40aに熱変形をもたらさない程度に十分低く抑えるこ
とができる。このため、ボス17fの内周面をほぼ真円
な面に保つことができる。また、長さLを20mmとい
う筒部40aの熱変形を抑えられる条件を満たす長さの
うち最小の値としたので、仮に溶接を鍔部の上下方向両
側にも施す構成としても、フレーム17の大型化を極力
抑えられる。
【0040】(3)筒部40aを形成するための孔開け
加工をボス部材40の製造段階で行うので、ボス部材4
0という小型な部品の状態で、孔開けのための切削加工
を施すとができ、その切削加工に旋盤を使用することが
できる。これに対し、ボスを形成するための部品を支持
材42などのフレーム基材に溶接した後に孔開けのため
の切削加工を行う場合には、ボーリング加工が必要にな
って大型設備が必要となる。よって、この実施形態によ
れば、ボスの孔開けに使用する設備を旋盤のような小型
な設備で対応できる。
加工をボス部材40の製造段階で行うので、ボス部材4
0という小型な部品の状態で、孔開けのための切削加工
を施すとができ、その切削加工に旋盤を使用することが
できる。これに対し、ボスを形成するための部品を支持
材42などのフレーム基材に溶接した後に孔開けのため
の切削加工を行う場合には、ボーリング加工が必要にな
って大型設備が必要となる。よって、この実施形態によ
れば、ボスの孔開けに使用する設備を旋盤のような小型
な設備で対応できる。
【0041】(4)筒部40aから延出する支持部を鍔
部40bとし、鍔部40bのための部材を板を切断して
孔を開けるだけの板材45としたので、支持部のための
部材を特別な加工を施すことなく簡単に製造することが
できる。
部40bとし、鍔部40bのための部材を板を切断して
孔を開けるだけの板材45としたので、支持部のための
部材を特別な加工を施すことなく簡単に製造することが
できる。
【0042】(5)前側三対の転輪4,6,7にゴムタ
イヤ9を装着したので、主に荷重を支える中間転輪6,
7のゴムタイヤ9の撓みによって上下方向の振動を吸収
できるとともに、段差を乗り越える時のショックを前方
転輪4のゴムタイヤ9の撓みによって緩和できる。よっ
て、自動車1の走行時の乗り心地をよくすることができ
る。
イヤ9を装着したので、主に荷重を支える中間転輪6,
7のゴムタイヤ9の撓みによって上下方向の振動を吸収
できるとともに、段差を乗り越える時のショックを前方
転輪4のゴムタイヤ9の撓みによって緩和できる。よっ
て、自動車1の走行時の乗り心地をよくすることができ
る。
【0043】(6)後方転輪5を剛性のある金属製のガ
イドローラ10としたので、自動車1の走行開始時に、
履帯8の後側部分に強いテンションを付与させて力の伝
達のロスを十分小さく抑えて三角クローラ2の走り出し
の駆動力を強くすることができる。
イドローラ10としたので、自動車1の走行開始時に、
履帯8の後側部分に強いテンションを付与させて力の伝
達のロスを十分小さく抑えて三角クローラ2の走り出し
の駆動力を強くすることができる。
【0044】なお、実施形態は上記に限定されるもので
はなく、次のように実施してもよい。 ○ 前記実施形態では、三角クローラ2の小型化を図る
うえで支持材42にスペース的な余裕がないために、鍔
部40bの幅方向両側端部の2箇所だけを溶接した。し
かし、支持材42に高さ方向にスペース的な余裕があれ
ば、鍔部40bを上下方向にも長さLが20mm以上に
なるように延出させ、鍔部40bの上下方向端部でも溶
接をして、溶接を3箇所(3辺)または4箇所(4辺)
に施すようにしてもよい。この構成によれば、鍔部40
bに対する溶接箇所が増えるので、ボス17fの固着強
度を高めることができる。
はなく、次のように実施してもよい。 ○ 前記実施形態では、三角クローラ2の小型化を図る
うえで支持材42にスペース的な余裕がないために、鍔
部40bの幅方向両側端部の2箇所だけを溶接した。し
かし、支持材42に高さ方向にスペース的な余裕があれ
ば、鍔部40bを上下方向にも長さLが20mm以上に
なるように延出させ、鍔部40bの上下方向端部でも溶
接をして、溶接を3箇所(3辺)または4箇所(4辺)
に施すようにしてもよい。この構成によれば、鍔部40
bに対する溶接箇所が増えるので、ボス17fの固着強
度を高めることができる。
【0045】○ 支持部(鍔部40b)の延出長は、ボ
スの材質の熱伝導率や肉厚などの熱歪みに関係する要因
の違いによって適宜に設定することができ、長さLが2
0mm以上であることに限定されない。
スの材質の熱伝導率や肉厚などの熱歪みに関係する要因
の違いによって適宜に設定することができ、長さLが2
0mm以上であることに限定されない。
【0046】○ 支持部の延出形状は、鍔部40bよう
な鍔状に限定されない。支持部は、筒部(ボス)の外周
面あるいは端面から、軸受が嵌着される孔を遮らない経
路で延出していればよい。例えば円筒状のパイプの両端
部に軸方向の切込みを複数入れてその切込み部分を外側
に折り曲げて支持部とした一体型のボス部材を採用する
こともできる。つまり、ボス部材をフレーム基材に溶接
する際に筒部(ボス)に伝わる熱を、筒部(ボス)の変
形を伴わない程度に低く抑えられる長さが支持部(鍔部
40b)に確保されるのであれば、支持部の延出形状や
数は、特に問題ではない。
な鍔状に限定されない。支持部は、筒部(ボス)の外周
面あるいは端面から、軸受が嵌着される孔を遮らない経
路で延出していればよい。例えば円筒状のパイプの両端
部に軸方向の切込みを複数入れてその切込み部分を外側
に折り曲げて支持部とした一体型のボス部材を採用する
こともできる。つまり、ボス部材をフレーム基材に溶接
する際に筒部(ボス)に伝わる熱を、筒部(ボス)の変
形を伴わない程度に低く抑えられる長さが支持部(鍔部
40b)に確保されるのであれば、支持部の延出形状や
数は、特に問題ではない。
【0047】○ 筒部は円筒に限定されない。筒部は孔
の内周面が真円な面であれば、外周面形状はどのような
形状であってもよい。 ○ 本発明を具体化するフレーム構造は、駆動輪と各転
輪が共通に支持される一体型に限定されない。例えば駆
動輪を支持するメインフレームと各転輪を支持するサブ
フレームとがゴムブシュ等の弾性部材を介して相対移動
可能に連結されたフレーム構造であってもよい。
の内周面が真円な面であれば、外周面形状はどのような
形状であってもよい。 ○ 本発明を具体化するフレーム構造は、駆動輪と各転
輪が共通に支持される一体型に限定されない。例えば駆
動輪を支持するメインフレームと各転輪を支持するサブ
フレームとがゴムブシュ等の弾性部材を介して相対移動
可能に連結されたフレーム構造であってもよい。
【0048】○ フレームに形成されるボスの数は特に
限定されない。全転輪の回転軸を全て支持するだけの個
数のボスがフレームに固着されていてもよいし、全転輪
のうち1個(1対)の転輪の回転軸を支持する1個のボ
スだけがフレームに固着されていてもよい。
限定されない。全転輪の回転軸を全て支持するだけの個
数のボスがフレームに固着されていてもよいし、全転輪
のうち1個(1対)の転輪の回転軸を支持する1個のボ
スだけがフレームに固着されていてもよい。
【0049】○ クローラは略三角形状に限定されな
い。例えば、前方転輪と後方転輪を中間転輪に対して上
方変位させて略五角形状に変形可能なクローラで実施し
てもよい。
い。例えば、前方転輪と後方転輪を中間転輪に対して上
方変位させて略五角形状に変形可能なクローラで実施し
てもよい。
【0050】○ 車両は自動車に限定されず、フォーク
リフト等の産業車両や、建機などに装着するクローラに
実施してもよい。 ○ 前記実施形態では、鍔部40bを延出させるための
溶接を中実状態の円柱部材44に対して施した。しか
し、中実状態の円柱部材44の代わりに、孔47より小
径の孔が穿たれた円筒部材に鍔部40bを延出させるた
めの溶接を施し、その後、旋盤による切削加工により孔
47を形成してもよい。この構成においても、円筒部材
の当初の孔には溶接によって熱歪みが生じるが、孔47
の切削加工時に熱歪みによる変形は修正されるため、問
題は生じない。
リフト等の産業車両や、建機などに装着するクローラに
実施してもよい。 ○ 前記実施形態では、鍔部40bを延出させるための
溶接を中実状態の円柱部材44に対して施した。しか
し、中実状態の円柱部材44の代わりに、孔47より小
径の孔が穿たれた円筒部材に鍔部40bを延出させるた
めの溶接を施し、その後、旋盤による切削加工により孔
47を形成してもよい。この構成においても、円筒部材
の当初の孔には溶接によって熱歪みが生じるが、孔47
の切削加工時に熱歪みによる変形は修正されるため、問
題は生じない。
【0051】○ 支持材42には、ボス部材40の直下
に対応する位置に、図9に示すような、長手方向に沿っ
たスリット42aを入れておくとよい。前記スリット4
2aの入った支持材42をW字型になるように折り曲げ
形成しておく。前記のW字型にした支持材42に対する
ボス部材40の固定方法は、前記実施形態と同様であ
る。ボス部材40は支持材42に対して図10(a),
(b)に示すように固定される。ボス部材40の支持材
42に対する固定の終了の後、前記スリット42aは溶
接で埋める。溶接で埋めた部分はグラインダで仕上げ
る。
に対応する位置に、図9に示すような、長手方向に沿っ
たスリット42aを入れておくとよい。前記スリット4
2aの入った支持材42をW字型になるように折り曲げ
形成しておく。前記のW字型にした支持材42に対する
ボス部材40の固定方法は、前記実施形態と同様であ
る。ボス部材40は支持材42に対して図10(a),
(b)に示すように固定される。ボス部材40の支持材
42に対する固定の終了の後、前記スリット42aは溶
接で埋める。溶接で埋めた部分はグラインダで仕上げ
る。
【0052】図6(a)に示す向きに力を加え、支持材
42をW字型からU字型にする時、ボス部材40の直下
は、ボス部材40が邪魔をし、力を加えることができな
い。このため、前記実施形態では、U字型にした後の支
持材42の底部形状が歪になることもありえたが、支持
材42にスリット42aを入れておくことで、U字型に
した後の支持材42の底部形状が、図10(a)に示す
ように、ボス部材40の直下部分にW字型時の形状のな
ごりが残る歪にならず、均一な真っ直ぐな面に整形で
き、前記実施形態の不具合を防止できる。
42をW字型からU字型にする時、ボス部材40の直下
は、ボス部材40が邪魔をし、力を加えることができな
い。このため、前記実施形態では、U字型にした後の支
持材42の底部形状が歪になることもありえたが、支持
材42にスリット42aを入れておくことで、U字型に
した後の支持材42の底部形状が、図10(a)に示す
ように、ボス部材40の直下部分にW字型時の形状のな
ごりが残る歪にならず、均一な真っ直ぐな面に整形で
き、前記実施形態の不具合を防止できる。
【0053】前記実施の形態から把握され、特許請求の
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項3において、前記延出長は、前記筒部の内
周面から20mm以上である。この構成によれば、溶接
時の筒部への伝熱を十分低く抑え、筒部の孔の内周面を
ほぼ真円な面に保つことができる。
範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下
に記載する。 (イ)請求項3において、前記延出長は、前記筒部の内
周面から20mm以上である。この構成によれば、溶接
時の筒部への伝熱を十分低く抑え、筒部の孔の内周面を
ほぼ真円な面に保つことができる。
【0054】(ロ)請求項1に記載の製造方法によって
製造されたクローラ用のフレーム。 (ハ)請求項2〜請求項4及び前記(イ)のいずれか一
つにおけるクローラに備えられた前記フレーム。
製造されたクローラ用のフレーム。 (ハ)請求項2〜請求項4及び前記(イ)のいずれか一
つにおけるクローラに備えられた前記フレーム。
【0055】(ニ)請求項1〜請求項3のいずれか一項
における前記ボス部材。 (ホ)請求項1〜請求項4及び前記(イ)〜(ニ)のい
ずれか一つにおいて、前記支持部は中実部材に板材を外
嵌して溶接することで形成されている。この構成によれ
ば、支持部のための部材を板材で済ませられ、製造が簡
単で済む。
における前記ボス部材。 (ホ)請求項1〜請求項4及び前記(イ)〜(ニ)のい
ずれか一つにおいて、前記支持部は中実部材に板材を外
嵌して溶接することで形成されている。この構成によれ
ば、支持部のための部材を板材で済ませられ、製造が簡
単で済む。
【0056】(ヘ)請求項1〜請求項4及び前記(イ)
〜(ニ)のいずれか一つにおいて、前記支持部は、前記
筒部の外周面からその径方向外側に延出する鍔部であ
る。この構成によれば、支持部のための部材を板材で済
ませられ、製造が簡単で済む。
〜(ニ)のいずれか一つにおいて、前記支持部は、前記
筒部の外周面からその径方向外側に延出する鍔部であ
る。この構成によれば、支持部のための部材を板材で済
ませられ、製造が簡単で済む。
【0057】(ト)請求項1〜請求項4及び前記(イ)
〜(ヘ)のいずれか一つにおいて、前記クローラは、前
後の転輪の中間に位置する中間転輪を備え、該中間転輪
の回転軸を支持する前記ボスが全て前記フレームに固着
されている。この構成によれば、主に荷重を支える中間
転輪の位置や姿勢のばらつきが起き難いので、乗り心地
および操安性をよくし易い。
〜(ヘ)のいずれか一つにおいて、前記クローラは、前
後の転輪の中間に位置する中間転輪を備え、該中間転輪
の回転軸を支持する前記ボスが全て前記フレームに固着
されている。この構成によれば、主に荷重を支える中間
転輪の位置や姿勢のばらつきが起き難いので、乗り心地
および操安性をよくし易い。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、中実部材に支持部を延出するように溶接し
てボス部材を形成した後、中実部材に孔を開けて筒部と
し、このボス部材をフレーム基材に支持部にて溶接して
フレームを製造するので、溶接時の熱に影響されること
なく筒部(ボス)の内周面をほぼ真円な面に保つことが
できる。よって、ボスに支持させたときに回転軸を必要
な平行度に保つことができ、転輪の位置や姿勢のばらつ
きを小さく抑えることができる。従って、走行時の乗り
心地および操安性のよいクローラを提供できる。
明によれば、中実部材に支持部を延出するように溶接し
てボス部材を形成した後、中実部材に孔を開けて筒部と
し、このボス部材をフレーム基材に支持部にて溶接して
フレームを製造するので、溶接時の熱に影響されること
なく筒部(ボス)の内周面をほぼ真円な面に保つことが
できる。よって、ボスに支持させたときに回転軸を必要
な平行度に保つことができ、転輪の位置や姿勢のばらつ
きを小さく抑えることができる。従って、走行時の乗り
心地および操安性のよいクローラを提供できる。
【0059】請求項2及び請求項4に記載の発明によれ
ば、ボス部材は筒部から延出する支持部にてフレーム基
材に溶接されているので、溶接時に筒部に伝導される熱
を低く抑えられ、筒部(ボス)の熱変形を防ぐことがで
きる。
ば、ボス部材は筒部から延出する支持部にてフレーム基
材に溶接されているので、溶接時に筒部に伝導される熱
を低く抑えられ、筒部(ボス)の熱変形を防ぐことがで
きる。
【0060】請求項3及び請求項4に記載の発明によれ
ば、支持部の筒部からの延出長を、支持部を溶接する時
の筒部への伝熱が筒部を熱変形させない程度に抑えられ
る長さとしたので、溶接時に筒部(ボス)の熱変形を確
実に防ぐことができる。
ば、支持部の筒部からの延出長を、支持部を溶接する時
の筒部への伝熱が筒部を熱変形させない程度に抑えられ
る長さとしたので、溶接時に筒部(ボス)の熱変形を確
実に防ぐことができる。
【図1】一実施形態における三角クローラの側面図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
【図3】三角クローラの平断面図。
【図4】フレームの斜視図。
【図5】ボス部材の製造方法を説明するための斜視図。
【図6】ボス部材を支持材に組付けるときの手順を説明
する正断面図。
する正断面図。
【図7】ボス部材を支持材に溶接するときの手順を説明
する斜視図。
する斜視図。
【図8】三角クローラを装着した自動車の模式側面図。
【図9】別例の支持材を示す部分斜視図。
【図10】別例の支持材に対してボス部材が固定された
状態を示す、(a)は部分側面図、(b)は部分底面
図。
状態を示す、(a)は部分側面図、(b)は部分底面
図。
【図11】従来技術におけるクローラを示す側面図。
【図12】従来技術におけるフレームを示す斜視図。
1…車両としての自動車、2…クローラとしての三角ク
ローラ、3…駆動輪、4…転輪としての前方転輪、5…
転輪としての後方転輪、6,7…転輪としての中間転
輪、8…履帯、17…フレーム、17a…サブフレーム
部、17f…ボス、40…ボス部材、40a…筒部、4
0b…支持部としての鍔部、42…フレーム基材を構成
する支持材、43…フレーム基材を構成する天板、44
…中実部材としての円柱部材、45…板材。
ローラ、3…駆動輪、4…転輪としての前方転輪、5…
転輪としての後方転輪、6,7…転輪としての中間転
輪、8…履帯、17…フレーム、17a…サブフレーム
部、17f…ボス、40…ボス部材、40a…筒部、4
0b…支持部としての鍔部、42…フレーム基材を構成
する支持材、43…フレーム基材を構成する天板、44
…中実部材としての円柱部材、45…板材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟津 重男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 木村 嘉昌 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 車両に回転可能に取付けられる駆動輪
と、該駆動輪の下方に前後方向に配置された複数の転輪
とに履帯が巻き掛けられたクローラにおいて、前記転輪
の回転軸を支持するための少なくとも一つのボスが固着
されているフレームの製造方法であって、 前記ボスの外形を有する中実部材に支持部を延出するよ
うに溶接してボス部材を形成する第1溶接工程と、 前記ボス部材を形成した後の前記中実部材に孔を開けて
筒部とする孔形成工程と、 前記筒部が前記ボスとなるように前記ボス部材をフレー
ム基材に対して前記支持部にて溶接する第2溶接工程と
を備えるクローラにおけるフレームの製造方法。 - 【請求項2】 車両に回転可能に設けられる駆動輪と、
該駆動輪の下方に前後方向に配置された複数の転輪とに
履帯が巻き掛けられて構成され、前記転輪の回転軸を支
持するための少なくとも一つのボスがフレームに固着さ
れているクローラにおいて、 前記回転軸が挿通される筒部と、該筒部からその筒内の
孔を遮らないように延出する支持部とを有するボス部材
が、前記支持部にてフレーム基材に溶接されることで、
該筒部により前記ボスが形成されているクローラ。 - 【請求項3】 前記支持部の前記筒部からの延出長は、
前記支持部における溶接時の熱が前記筒部に熱変形を起
こさせない程度の伝熱に抑えられる長さである請求項1
に記載のクローラ。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の前記クロ
ーラを装着した車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30072197A JPH11129950A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | クローラにおけるフレームの製造方法、クローラ及び車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30072197A JPH11129950A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | クローラにおけるフレームの製造方法、クローラ及び車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129950A true JPH11129950A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17888312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30072197A Pending JPH11129950A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | クローラにおけるフレームの製造方法、クローラ及び車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129950A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007313952A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 下部走行体の製造方法、下部走行体及びこれを備えた作業機械並びにクローラフレーム |
| CN105438296A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-03-30 | 重庆太初新能源有限公司 | 单链条传动后履带总成 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30072197A patent/JPH11129950A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007313952A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 下部走行体の製造方法、下部走行体及びこれを備えた作業機械並びにクローラフレーム |
| CN105438296A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-03-30 | 重庆太初新能源有限公司 | 单链条传动后履带总成 |
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