JPH11130778A - 三環性イミダゾール誘導体、その製造法及び剤 - Google Patents

三環性イミダゾール誘導体、その製造法及び剤

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JPH11130778A
JPH11130778A JP29102297A JP29102297A JPH11130778A JP H11130778 A JPH11130778 A JP H11130778A JP 29102297 A JP29102297 A JP 29102297A JP 29102297 A JP29102297 A JP 29102297A JP H11130778 A JPH11130778 A JP H11130778A
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JP29102297A
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English (en)
Inventor
Hidenori Abe
秀範 阿部
Muneo Takatani
宗男 高谷
Kyoko Iida
恭子 飯田
Hiroyuki Odaka
裕之 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着蛋白発現抑制作用を有し、糖尿病性腎症又
は移植免疫抑制剤として有用な新規三環性縮合イミダゾ
ール誘導体、その製造法及び剤を提供する。 【解決手段】式 【化1】 〔Qは置換可;R1、R2はH、ハロゲン、炭化水素、OH、アシ
ル;XはCON(R3)、COO、CO、Alk-O(R3はH、炭化水素、Alkは二
価の炭化水素);Aは二価の炭化水素;Bは 【化2】 (R4、R5はH、炭化水素、カルボキシ、アミノ、OH、チオール、
複素環、R4とR5で環形成可、Z1はO、S、Z2はO、S、NR3a、R3a
はH、炭化水素)で 【化3】 (R6、R7は炭化水素、複素環、R6とR7で環形成可、R8はH、ハ
ロゲン、炭化水素、アシル、複素環、アミノ、mは0〜2)〕で
表される化合物又はその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着蛋白発現抑制
作用を有し、糖尿病性腎症治療剤及び移植免疫抑制剤等
の医薬として有用な新規三環性縮合イミダゾール誘導
体、その製造法及び剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、炎症細胞の浸潤抑制あるいは抗原
認識に関与する免疫細胞の結合阻止を目的とする接着蛋
白阻害剤が注目されている(実験医学、第9巻、289頁
(1991年)及びイムノロジー・トゥデイ〔Immunology Tod
ay〕、第10巻、375頁(1989年))。また、インスリン依
存性糖尿病では、その発症から10〜20年後にはイン
スリン治療にもかかわらず重症の合併症、すなわち網膜
症、腎症、神経症を引き起こし、生活の質ばかりでなく
生命をも脅かす。なかでも特に、糖尿病性腎症は糖尿病
患者の約20〜30%にみられる重篤な合併症である
が、その治療法は確立されていない。さらに、移植で
は、拒絶反応の出現を制御するため、数種の免疫抑制剤
による免疫抑制療法を必要とする。しかも、移植片の機
能的生着は免疫抑制剤の種類と患者の免疫応答能との微
妙な平衡状態の上に成り立っている。そのため、より多
種類の免疫抑制剤から薬剤の選択を行えることが望まし
い。一方、特開平5−125048には、式
【化16】 〔式中、R1及びR2は同一又は異なって、水素原子、ハ
ロゲン、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アル
コキシ基、水酸基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、カ
ルバモイル基、アシルアミノ基、低級アルキルアミノ
基、低級アルケニルアミノ基又はアラルキルアミノ基
を、Xは酸素原子又は−S(O)n−(nは0、1又は2
を示す)を、Aは二価のC1-15炭化水素残基(該炭化水
素残基の分枝部分に置換基を有していてもよい)を、Y
は酸素又は硫黄原子を、R3は水素原子又は置換基を有
していてもよい炭化水素残基を、R4は(1)C2-30
ルキル基、(2)C2-30アルケニル基、(3)ハロゲ
ン、アリール又は複素環で置換された低級アルキル基、
(4)ハロゲン又は複素環で置換された低級アルケニル
基、(5)置換基を有していてもよいアラルキル基、
(6)置換基を有していてもよいアリール基又は(7)
置換基を有していてもよい単環もしくは二環式複素環を
示す。〕で表されるピリジン誘導体又はその塩又はその
溶媒和物が接着蛋白発現抑制作用等を有し、免疫療法
剤、移植免疫反応の治療薬等として有用であると開示さ
れている。
【0003】一方、特開平8−319288には、式
【化17】 〔式中、Xは結合手、−S(O)m−、−O−、−NR3a
−、−Alk−、−Alk−W−又は−S−Alk−W−(Alkは
置換基を有していてもよい二価の炭化水素基を、Wは−
O−、−NR3a−、−CO−O−又は−O−CO−NR
3a−を、R3aは水素又は置換基を有していてもよい炭化
水素基を、mは0ないし2の整数を示す)を、YはCH
又はNを、R1及びR2は同一又は相異なり、水素、置換
基を有していてもよい炭化水素基、ハロゲン、ニトロ
基、ニトロソ基、保護されていてもよいアミノ基、エス
テル化されていてもよいカルボキシル基又はアシル基
を、Aは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基
を、Bは
【化18】 (B1は−(CH2)f−又は−CZ1−Z2−(fは1ないし
6の整数を、Z1はO又はSを、Z2はO、S、−Alk
1−、−Alk1−S−又はNR3bを、Alk1は置換基を有し
ていてもよい二価の炭化水素基を、R3bは水素又は置換
基を有していてもよい炭化水素基を示す)を、R4及び
5は同一又は相異なり、水素、エステル化されていて
もよいカルボキシル基、置換基を有していてもよいアミ
ノ基、置換基を有していてもよい複素環基、−W1、−
S−W1又は−O−W1(W1は置換基を有していてもよ
い炭化水素基を示す)を、あるいはR4及びR5は一緒に
結合して環を形成してもよい)あるいは
【0004】
【化19】 (R6及びR7は同一又は相異なり、置換基を有していて
もよい炭化水素基又は置換基を有していてもよい複素環
基を、あるいはR6及びR7は一緒に結合して環を形成し
てもよく、R8は水素、置換基を有していてもよい炭化
水素基、置換基を有していてもよい複素環基、ニトロ
基、シアノ基、保護されていてもよいアミノ基、ハロゲ
ン又はアシル基を、mは0ないし2の整数を示す)を示
す。〕で表される化合物又はその塩が接着蛋白発現抑制
作用等を有し、免疫療法剤、移植免疫反応の治療薬等と
して有用であると開示されている。特開平3−8688
7には、式
【化20】 〔式中、R1は置換されていてもよい脂肪族炭化水素
基、置換されていてもよいアラルキル基又は置換されて
いてもよいアリール基を、R2は水素、1もしくは2以
上の置換基を有する脂肪族炭化水素基、置換されていて
もよいアリール基、置換されていてもよいアミノ基、置
換されていてもよいアルカノイル基、ホルミル基、ニト
ロ基又はハロゲノ基を、Aは置換されていてもよい炭素
数2ないし4の二価の炭化水素鎖を、mは0〜2の整数
を示す。〕で表わされる化合物又はその塩がエンドセリ
ン拮抗作用、インターロイキン−1抑制作用及び神経成
長因子刺激作用を有し、炎症性、免疫性疾患の治療剤と
して有用であるとして開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】いまだ十分に確立され
ていない糖尿病性腎症の治療剤及び従来のものとは異な
った種類の移植免疫抑制剤の開発が待たれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の状
況を鑑みて、種々検討した結果、三環性縮合環を構成す
るチアジン環の置換基の末端に
【化21】 (記号は下記と同意義)を有することに、化学構造上の
特異性を有する、式(I)
【化22】 〔式中、Q環は置換基を有していてもよく;R1及びR2
はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
てもよい炭化水素基、置換基を有していてもよい水酸基
又はアシル基;Xは−CON(R3)−、−COO−、
−CO−又は−Alk−O−(R3は水素原子又は置換基を
有していてもよい炭化水素基;Alkは置換基を有してい
てもよい二価の炭化水素基を示す);
【化23】 Aは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基;Bは
(i)
【化24】 (R4及びR5はそれぞれ水素原子、置換基を有していて
もよい炭化水素基、エステル化されていてもよいカルボ
キシル基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基
を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよい
チオール基又は置換基を有していてもよい複素環基、あ
るいはR4とR5とがともに一緒になって、置換基を有し
ていてもよい環を形成してもよく;Z1はO又はS;Z2
はO、S又はNR3a:R3aは水素原子又は置換基を有し
ていてもよい炭化水素基を示す)で表される基、又は
【0007】(ii)
【化25】 (R6及びR7はそれぞれ置換基を有していてもよい炭化
水素基又は置換基を有していてもよい複素環基、あるい
はR6及びR7はともに一緒になって、置換基を有してい
てもよい環を形成してもよく;R8は水素原子、ハロゲ
ン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、アシル
基、置換基を有していてもよい複素環基又は保護されて
いてもよいアミノ基;mは0ないし2の整数を示す)で
表される基を示す。〕で表される化合物又はその塩(以
下、化合物(I)と略称する)を初めて合成し、かつこの
化合物(I)が予想外にもその特異な化学構造上に基づ
いて優れた接着蛋白発現抑制作用等を有し、糖尿病性腎
症治療剤及び移植免疫抑制剤等の医薬として有用なこと
を見いだし、これらに基づいて本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、(1)化合物(I)、
(2)Xが−CON(R3)−又は−Alk−O−(R3及びA
lkは前記と同意義を示す)である前記(1)記載の化合
物、(3)Xが−CH2−O−又は−CONH−である
前記(1)記載の化合物、(4)R1及びR2が水素原子
である前記(1)記載の化合物、(5)Aが置換基を有
していてもよい二価のC1-15鎖状炭化水素基である前記
(1)記載の化合物、(6)AがC1-6アルキレン基で
ある前記(1)記載の化合物、(7)式
【化26】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される化合
物又はその塩である前記(1)記載の化合物、(8)R
4及びR5の一方が水素原子、他方が置換基を有していて
もよい炭化水素基である前記(7)記載の化合物、
(9)Q環が無置換であり、R1及びR2が水素原子であ
る前記(8)記載の化合物、(10)Xが−CH2−O
−又は−CONH−である前記(9)記載の化合物、
(11)AがC1-6アルキレン基である前記(9)記載
の化合物、
【0009】(12)Z1がO、Z2がS、及び
【化27】 (13)式
【化28】 〔式中、Q1環は置換基を有していてもよく、nは0な
いし3の整数を、その他の記号は前記(1)記載と同意
義を示す。〕で表される化合物又はその塩である前記
(1)記載の化合物、(14)R8が水素原子又は置換
基を有していてもよい炭化水素基である前記(13)記
載の化合物、(15)Q環及びQ1環は無置換であり、
1が水素原子又はC1-6アルキル基、R2が水素原子、
nが1である前記(14)記載の化合物、(16)Xが
−CH2−O−又は−CONH−である前記(15)記
載の化合物、(17)AがC1-6アルキレン基である前
記(15)記載の化合物、(18)mが1又は2である
前記(15)記載の化合物、(19)R1及びR2が水素
原子、Xが−CONH−、mが2、R8が水素原子又は
置換基を有していてもよいフェニル基、及び
【化29】
【0010】(20)R6及びR7がそれぞれ置換基を有
していてもよい炭化水素基である前記(1)記載の化合
物、(21)R8が水素原子又は置換基を有していても
よい炭化水素基である前記(20)記載の化合物、(2
2)Q環は無置換であり、R1及びR2が水素原子である
前記(21)記載の化合物、(23)Xが−CH2−O
−又は−CONH−である前記(22)記載の化合物。
の化合物、(24)AがC1-6アルキレン基である前記
(22)記載の化合物、(25)mが1又は2である前
記(22)記載の化合物、(26)Xが−CONH−、
mが2、R8が水素原子又は置換基を有していてもよい
フェニル基、及び
【化30】 (27)式
【化31】 〔式中の記号は前記(1)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩と、式
【化32】 〔式中の記号は前記(1)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩とを反応させることを特徴とす
る式
【化33】 〔式中の記号は前記(1)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩の製造方法、
【0011】(28)式
【化34】 〔式中の記号は前記(1)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩と、式
【化35】 〔式中、Eは脱離基を、その他の記号は前記(1)記載
と同意義を示す。〕で表される化合物又はその塩とを反
応させることを特徴とする前記(1)記載の化合物の製
造方法、(29)式
【化36】 〔式中、Eは脱離基を、その他の記号は前記(1)記載
と同意義を示す。〕で表される化合物又はその塩と、式
【化37】 〔式中の記号は前記(1)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩とを反応させることを特徴とす
る前記(1)記載の化合物の製造方法、
【0012】(30)式
【化38】 〔式中の記号は前記(1)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩と、式
【化39】 〔式中の記号は前記(1)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩とを反応させることを特徴とす
る前記(7)記載の化合物の製造方法、(31)式
【化40】 〔式中の記号は前記(7)記載と同意義を示す。〕で表
される化合物又はその塩、(32)前記(1)記載の化
合物を含有することを特徴とする医薬組成物、(33)
接着蛋白発現抑制剤である前記(32)記載の医薬組成
物、(34)糖尿病性腎症治療剤である前記(32)記
載の医薬組成物、(35)移植免疫抑制剤である前記
(32)記載の医薬組成物、及び(36)自己免疫疾患
治療剤である前記(32)記載の医薬組成物等に関す
る。上記式中、Aは置換基を有していてもよい二価の炭
化水素基を示す。
【0013】Aで示される二価の炭化水素基としては、
例えば二価のC1-15鎖状炭化水素基、二価のC5-8環状
炭化水素基又はこれらの組み合わせからなる二価の炭化
水素基等が用いられる。二価のC1-15鎖状炭化水素基と
しては、例えばC1-6アルキレン(例えばメチレン、エ
チレン、プロピレン、ブチレン、ペンタメチレン、ヘキ
サメチレン等)、C2-6アルケニレン(例えばビニレン
等)、C2-6アルキニレン(例えばエチレン等)等が、
二価のC5-8環状炭化水素基としては、例えばフェニレ
ン等が用いられる。Aで示されるこれらの二価の炭化水
素基は、置換可能な位置に、例えばハロゲン原子(例え
ばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルコキシ基
(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ、ブトキシ、ペントキシ等のC1-6アルコキシ基
等)、アシル基、エステル化されていてもよいカルボキ
シル基、ヒドロキシル基、ピリジルチオ基、ニトロ基、
シアノ基及びオキソ基等から選ばれた1又は2個の置換
基を有していてもよい。
【0014】ここで、Aで示される二価の炭化水素基の
置換基としてのアシル基としては、低級アルカノイル基
(例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイ
ル、ヘキサノイル等のC1-8アルカノイル基等)、低級
アルキルスルホニル基(例えばメチルスルホニル、エチ
ルスルホニル等のC1-6アルキルスルホニル基等)、低
級アルキルスルフィニル基(例えばメチルスルフィニ
ル、エチルスルフィニル等のC1-6アルキルスルフィニ
ル基等)、C6-10アリール−カルボニル基(例えばベン
ゾイル基等)、カルバモイル基、低級アルキル−カルバ
モイル基(例えばN−メチルカルバモイル、N−エチル
カルバモイル、N−プロピルカルバモイル、N−ブチル
カルバモイル等のN−C1-6アルキル−カルバモイル
基、例えばN,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエ
チルカルバモイル、N,N−ジプロピルカルバモイル、
N,N−ジブチルカルバモイル、N−エチル−N−メチ
ルカルバモイル等のN,N−ジC1-6アルキル−カルバモ
イル基等)、低級アルケニル−カルバモイル基(例えば
N−ビニルカルバモイル、N−アリルカルバモイル等の
N−C2-6アルケニル−カルバモイル基、例えばN,N−
ジビニルカルバモイル、N,N−ジアリルカルバモイル
等のN,N−ジC2-6アルケニル−カルバモイル基等)、
ジアルキル部が一緒になってカルバモイル基の窒素と一
緒になって5もしくは6員環構造を形成した環状アミノ
カルボニル基(例えば1−アゼチジニルカルボニル、モ
ルホリノカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、1
−ピペリジノカルボニル、1−ピペラジニルカルボニル
及び4位に低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プ
ロピル等のC1-6アルキル基等)、シクロアルキル基
(例えばシクロプロピル、シクロブチル等のC3-8シク
ロアルキル基等)、アラルキル基(例えばベンジル、フ
ェネチル等のフェニル−C1-6アルキル基等)、アリー
ル基(例えばフェニル、ナフチル等のC6-14アリール基
等)、アシル基(例えばホルミル、アセチル等のC1-8
アルカノイル基等)等を有する1−ピペラジニルカルボ
ニル基等)等が用いられる。ここで、低級アルカノイル
基は1ないし3個の例えばハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等)等で置換されていてもよ
い。Aで示される二価の炭化水素基の置換基としてのエ
ステル化されていてもよいカルボキシル基としては、例
えばカルボキシル基、低級アルコキシ−カルボニル基
(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プ
ロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブト
キシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec-ブトキ
シカルボニル、tert-ブトキシカルボニル、ペンチルオ
キシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネオ
ペンチルオキシカルボニル、tert-ペンチルオキシカル
ボニル等のC1-6アルコキシ−カルボニル基等)等が用
いられる。
【0015】Aとしては、例えば式
【化41】 〔式中、o、p及びqはそれぞれ0ないし5の整数を、
9、R10、R11、R12、R13及びR14は、各々水素原
子、置換基を有してもよい低級アルキル基、置換基を有
してもよいアラルキル基、置換基を有してもよいアリー
ル基を示し、またR9とR10あるいはR11とR12あるい
はR13とR14は一緒に結合して環を形成してもよく、ま
たR9あるいはR11は各々R13あるいはR14と一緒に結
合して環を形成してもよい。〕、又は式
【化42】 〔式中、r及びsはそれぞれ0ないし5の整数を示
す。〕で表される基等が好ましい。ここで、R9
10、R11、R12、R13及びR14で示される置換基を有
してもよい低級アルキル基、置換基を有してもよいアラ
ルキル基、置換基を有してもよいアリール基としては、
例えば下記にR3bで示される置換基を有していてもよい
低級アルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基と同様の基等
が用いられる。
【0016】R9とR10あるいはR11とR12あるいはR
13とR14が一緒に結合して形成する環としては、例えば
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル等のC3-8シクロアルキル等が用いられる。
9あるいはR11が各々R13あるいはR14と結合して形
成する環としては、例えばシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3-8シクロ
アルキル等が用いられる。Aとしては例えばC1-6アル
キレン基等がさらに好ましく、中でもプロピレン、ブチ
レン等が特に好ましい。上記式中、R1及びR2はそれぞ
れ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい
炭化水素基、置換基を有していてもよい水酸基又はアシ
ル基を示す。R1及びR2で示される炭化水素基として
は、例えばC1-30鎖状炭化水素基、C3-14環状炭化水素
基又はこれらの組み合わせからなる炭化水素基等が用い
られる。R1及びR2で示されるC1-30鎖状炭化水素基と
しては、例えばC1-30アルキル基(例えばメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、トリデシ
ル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプ
タデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコサニル、
ヘネイコサニル、ドコサニル、トリコサニル、テトラコ
サニル、ペンタコサニル、ヘキサコサニル、ヘプタコサ
ニル、オクタコサニル、ノナコサニル、トリアコンタニ
ル、ファルネシール、ジヒドロフィチル等、好ましくは
例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル等のC
1-10アルキル基等)、C2-30アルケニル基(例えばビニ
ル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニル、9−オクタ
デセニル等)等が、C3-14環状炭化水素基としては、例
えばC3-8シクロアルキル基(例えばシクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、シクロオクチル等)、C5-8シクロアルケ
ニル基(例えばシクロペンテニル、シクロヘキセニル
等)、アリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、フェナントリル、アントリル(anthryl)
等のC6-14アリール基等)等が、C1-30鎖状炭化水素基
とC3-14環状炭化水素基の組み合わせからなる炭化水素
基としては、例えばアラルキル基(例えばベンジル、フ
ェネチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル
等のフェニルC1-6アルキル基、例えば(1−ナフチ
ル)メチル、2−(1−ナフチル)エチル、2−(2−
ナフチル)エチル等のナフチル−C1-6アルキル等)等
が用いられる。
【0017】R1及びR2で示されるこのような炭化水素
基は、置換可能な位置に、例えばニトロ基、ヒドロキシ
基、オキソ基、チオキソ基、シアノ基、スルホン基、ハ
ロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、
低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペントキシ等のC
1-6アルコキシ基等)、フェノキシ基、ハロゲノフェノ
キシ基(例えばo−、m−、又はp−クロロフェノキシ
又はo−、m−、又はp−ブロモフェノキシ等)、低級
アルキルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチオ、n−
プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ等の
1-6アルキルチオ基等)、フェニルチオ基、置換基を
有していてもよいアミノ基、エステル化されていてもよ
いカルボキシル基、アシル基及び複素環基等から選ばれ
た1ないし5個の置換基を有していてもよい。R1及び
2で示される炭化水素基の置換基におけるアミノ基の
置換基としては、例えば低級アルキル基(例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル
等)、アシル基等が用いられる。置換されたアミノ基と
しては、具体的に低級アルカノイルアミノ基(例えばア
セチルアミノ、プロピオニルアミノ等のC1-6アルカノ
イルアミノ基等)、モノ-又はジ置換アミノ基(例えば
メチルアミノ、 エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イ
ソプロピルアミノ、 n−ブチルアミノ、 ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ等)等が用いられる。
【0018】R1及びR2で示される炭化水素基の置換基
及びその炭化水素基の置換基におけるアミノ基の置換基
としてのアシル基としては、例えば上記したAで示され
る二価の炭化水素基の置換基としてのアシル基と同様の
基等が用いられる。R1及びR2で示される炭化水素基の
置換基におけるエステル化されていてもよいカルボキシ
ル基としては、例えば上記したAで示される二価の炭化
水素基の置換基としてのエステル化されていてもよいカ
ルボキシル基と同様の基等が用いられる。R1及びR2
示される炭化水素基の置換基における複素環基として
は、例えば下記のR4及びR5で示される置換基を有して
いてもよい複素環基と同様の基等が用いられる。R1
びR2で示される置換されていてもよい水酸基の置換基
としては、例えばそれぞれ置換基を有していてもよいC
1-6アルキル基(例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、i−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル等)、フ
ェニル基、C7-10アラルキル基(例えばベンジル等)、
1-6アルキル−カルボニル基(例えばホルミル、メチ
ルカルボニル、エチルカルボニル等)、フェニルオキシ
カルボニル基(例えばベンズオキシカルボニル等)、C
7-10アラルキル−オキシカルボニル基(例えばベンジル
オキシカルボニル等)、ピラニル基、フラニル基、シリ
ル基等が用いられる。これらの置換基としては、ハロゲ
ン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、C
1-6アルキル基(例えばメチル、エチル等)、フェニル
基、C7-10アラルキルニトロ基(例えばベンジルニトロ
等)等が用いられ、置換基の数は1ないし4程度であ
る。R1及びR2で示されるハロゲン原子としては、例え
ばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が用いられる。R1
びR2で示されるアシル基としては、例えば上記したA
で示される二価の炭化水素基の置換基としてのアシル基
と同様の基等が用いられる。
【0019】R1及びR2としては、例えば水素原子、置
換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有し
ていてもよいアリール基、低級アルコキシ−カルボニル
基(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル等
のC1-6アルコキシ−カルボニル基等)、1ないし3個
のハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル−
カルボニル基等が好ましく、例えば水素原子、低級アル
キル基、フェニル基、低級アルコキシ−カルボニル基、
ハロゲノ低級アルキル−カルボニル基(例えばトリフル
オロメチルカルボニル等のハロゲノC1-6アルキル−カ
ルボニル基等)等がさらに好ましく、中でも、水素原子
が最も好ましい。ここで、R1及びR2の好ましい例とし
て示される置換基を有していてもよい低級アルキル基、
置換基を有していてもよいアリール基は、例えば下記に
3bで示される置換基を有していてもよい低級アルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基と同様の基等
が用いられる。上記式中、Xは−CON(R3)−、−
COO−、−CO−又は−Alk−O−(R3は水素原子又
は置換基を有していてもよい炭化水素基;Alkは置換基
を有していてもよい二価の炭化水素基)を示す。Alkで
示される置換基を有していてもよい二価の炭化水素基と
しては、例えば上記したAで示される置換基を有してい
てもよい二価の炭化水素基と同様の基等が用いられる。
3で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と
しては、例えば上記したR1及びR2で示される置換基を
有していてもよい炭化水素基と同様の基等が用いられ
る。
【0020】Xとしては、例えば−CON(R3)−又は
−Alk−O−等が好ましく、中でも例えば−(CH2)k
O−又は−CON(R3b)−(R3bは水素原子、置換基を
有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していて
もよい低級アルケニル基、置換基を有していてもよいア
ラルキル基又は置換基を有していてもよいアリール基
を、kは1ないし5の整数を示す)等が好ましく、例え
ば−CH2−O−又は−CONH−がさらに好ましい。
ここで、R3bで示される低級アルキル基としては、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
ヘキシル等のC1-6アルキル基が用いられる。このよう
な低級アルキル基は、例えばハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルコキシ基(例え
ばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、
ブトキシ、ペントキシ等のC1-6アルコキシ基等)、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ−カルボニル基(例えばメ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボ
ニル、イソブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニ
ル、tert-ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボ
ニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオ
キシカルボニル、tert-ペンチルオキシカルボニル等の
1-6アルコキシ−カルボニル基等)、カルボキシル
基、カルバモイル基、低級アルキル−カルバモイル基
(例えばN−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモ
イル、N−プロピルカルバモイル、N−ブチルカルバモ
イル等のN−C1-6アルキル−カルバモイル基、例えば
N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバ
モイル、N,N−ジプロピルカルバモイル、N,N−ジブ
チルカルバモイル、N−エチル−N−メチルカルバモイ
ル等のN,N−ジC1-6アルキル−カルバモイル基等)及
びピリジルチオ基等から選ばれた置換基を1又は2個有
していてもよい。
【0021】R3bで示される低級アルケニル基として
は、例えばビニル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニ
ル等のC2-6アルケニル基が用いられる。このような低
級アルケニル基は、例えば上記したR3bで示される低級
アルキル基の置換基と同様の基等で置換されていてもよ
い。R3bで示されるアラルキル基としては、例えばフェ
ニル−低級アルキル基(例えばベンジル、フェネチル、
3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル等のフェニ
ル−C1-6アルキル基等)、ナフチル−低級アルキル基
(例えば(1−ナフチル)メチル、2−(1−ナフチ
ル)エチル、2−(2−ナフチル)エチル等のナフチル
−C1-6アルキル基等)等が用いられる。フェニル−低
級アルキル基のフェニル部及びナフチル−低級アルキル
基のナフチル部は、例えばハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキ
シル等のC1-6アルキル基等)、低級アルケニル基(例
えばビニル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニル等の
2-6アルケニル基等)、低級アルコキシ基(例えばメ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、ペントキシ等のC1-6アルコキシ基等)、ニトロ
基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルコキシカルボニ
ル基(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル、ペ
ンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニ
ル、ネオペンチルオキシカルボニル、tert-ペンチルオ
キシカルボニル等のC1-6アルコキシ−カルボニル基
等)、カルバモイル基、低級アルキルカルバモイル基
(例えばN−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモ
イル、N−プロピルカルバモイル、N−ブチルカルバモ
イル等のN−C1-6アルキル−カルバモイル基、例えば
N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバ
モイル、N,N−ジプロピルカルバモイル、N,N−ジブ
チルカルバモイル、N−エチル−N−メチルカルバモイ
ル等のN,N−ジC1-6アルキル−カルバモイル基等)、
低級アルケニルカルバモイル基(例えばN−ビニルカル
バモイル、N−アリルカルバモイル等のN−C2-6アル
キル−カルバモイル基、例えばN,N−ジビニルカルバ
モイル、N,N−ジアリルカルバモイル等のN,N−ジC
2-6アルキル−カルバモイル基等)等から選ばれた置換
基を1ないし4個有していてもよい。
【0022】R3bで示される置換基を有してもよいアリ
ール基としては、例えばフェニル、1−ナフチル、2−
ナフチル、フェナントリル、アントリル(anthryl)等
のC6-14アリール基等が用いられる。このようなアリー
ル基は、例えばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、se
c-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6
アルキル基等)、低級アルケニル基(例えばビニル、ア
リル、2−ブテニル、3−ブテニル等のC2-6アルケニ
ル基等)、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペントキ
シ等のC1-6アルコキシ基等)、ニトロ基、シアノ基、
オキソ基、ヒドロキシ基、アミノ基、低級アシルアミノ
基(例えばアセチルアミノ、プロピオニルアミノ等のC
1-6アシルアミノ基等)、低級アルコキシカルボニル基
(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プ
ロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブト
キシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec-ブトキ
シカルボニル、tert-ブトキシカルボニル、ペンチルオ
キシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、ネオ
ペンチルオキシカルボニル、tert-ペンチルオキシカル
ボニル等のC1-6アルコキシ−カルボニル基等)、カル
バモイル基、低級アルキル−カルバモイル基(例えばN
−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N−
プロピルカルバモイル、N−ブチルカルバモイル等のN
−C1-6アルキル−カルバモイル基、例えばN,N−ジメ
チルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N,
N−ジプロピルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバ
モイル、N−エチル−N−メチルカルバモイル等のN,
N−ジC1-6アルキル−カルバモイル基等)、低級アル
ケニル−カルバモイル基(例えばN−ビニルカルバモイ
ル、N−アリルカルバモイル等のN−C2-6アルケニル
−カルバモイル基、例えばN,N−ジビニルカルバモイ
ル、N,N−ジアリルカルバモイル等のN,N−ジC2-6
アルケニル−カルバモイル基等)等から選ばれた置換基
を1ないし4個、好ましくは1又は2個有していてもよ
い。ここで、オキソ基を有するアリール基としては、例
えばベンゾキノニル、ナフトキノリル、アンスラキノニ
ル等が用いられる。上記式中、Q環は置換基を有してい
てもよい。
【0023】Q環が有していてもよい置換基としては、
例えば(i)ニトロ基、(ii)ヒドロキシル基、(i
ii)シアノ基、(iv)カルバモイル基、(v)モノ
−又はジ−C1-4アルキル−カルバモイル基(例えば、
N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、
N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカル
バモイル等)、(vi)カルボキシル基、(vii)C
1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
イソプロポキシカルボニル等)、(viii)スルホン
基、(ix)ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、(x)C1-4アルコキシ基(例えば、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ
等)、(xi)フェノキシ基、ナフトキシ基、ベンジル
オキシ基、(xii)ハロゲノフェノキシ基(例えば、
o−,m−又はp−クロロフェノキシ、o−,m−又は
p−ブロモフェノキシ等)、(xiii)C1-4アルキ
ルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−プロ
ピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ等)、
(xiv)メルカプト基、(xv)フェニルチオ基、
(xvi)ピリジルチオ基、(xvii)C1-4アルキ
ルスルフィニル基(例えば、メチルスルフィニル、エチ
ルスルフィニル等)、フェニルスルフィニル基、(xv
iii)C1-4アルキルスルホニル基(例えば、メチル
スルホニル、エチルスルホニル等)、フェニルスルホニ
ル基、(xix)アミノ基、(xx)C1-3アシルアミ
ノ基(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ
等)、(xxi)モノ−又はジ−C1-4アルキルアミノ
基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ等)、等が用いられる。Q環はこ
れらの置換基で置換可能な位置に1ないし3個置換され
ていてもよい。
【0024】上記式中、Bは
【化43】 (R4及びR5はそれぞれ水素原子、置換基を有していて
もよい炭化水素基、エステル化されていてもよいカルボ
キシル基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基
を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよい
チオール基又は置換基を有していてもよい複素環基、あ
るいはR4とR5とがともに一緒になって、置換基を有し
ていてもよい環を形成してもよく;Z1はO又はS;Z2
はO、S又はNR3a;R3aは水素原子又は置換基を有し
ていてもよい炭化水素基を示す。R3aで示される置換基
を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR3
で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様
の基等が用いられる。Z1としては、Oが好ましく、Z2
としては、Sが好ましい。R4及びR5で示される置換基
を有していてもよい炭化水素基としては、例えば上記し
たR1及びR2で示される置換基を有していてもよい炭化
水素基と同様の基等が用いられる。R4及びR5で示され
るエステル化されていてもよいカルボキシル基として
は、例えば上記したAで示される二価の炭化水素基の置
換基としてのエステル化されていてもよいカルボキシル
基と同様の基等が用いられる。R4及びR5で示される置
換基を有していてもよい水酸基の置換基としては、例え
ば上記したR1及びR2で示される置換基を有していても
よい水酸基の置換基と同様の基等が用いられる。
【0025】R4及びR5で示される置換基を有していて
もよいチオール基の置換基としては、例えば上記したR
1及びR2で示される置換基を有していてもよい水酸基の
置換基と同様の基等が用いられる。R4及びR5で示され
るアミノ基の置換基としては、例えば低級アルキル基
(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等のC1-6アルキル基等)、アシル基等が
用いられる。ここで、R4及びR5で示されるアミノ基の
置換基としてのアシル基としては、例えば上記したAで
示される二価の炭化水素基の置換基としてのアシル基と
同様の基等が用いられる。R4及びR5で示される置換さ
れたアミノ基としては、具体的に低級アルカノイルアミ
ノ基(例えばアセチルアミノ、プロピオニルアミノ等の
1-6アルカノイルアミノ基等)、モノ-又はジ置換アミ
ノ基(例えばメチルアミノ、エチルアミノ、 n−プロピ
ルアミノ、イソプロピルアミノ、 n−ブチルアミノ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ等)等が用いられる。R
4及びR5で示される複素環基としては、例えば酸素、硫
黄及び窒素等から選ばれたヘテロ原子を1ないし4個含
む5又は6員単環式複素環基あるいは酸素、硫黄及び窒
素等から選ばれたヘテロ原子を1ないし6個含む2環式
複素環基等が用いられる。
【0026】R4及びR5で示される複素環基のうち、単
環式複素環基としては、環系を構成する原子(環原子)
として、酸素、硫黄及び窒素から選ばれるヘテロ原子を
1ないし4個含む5ないし6員単環式芳香族複素環基、
又は飽和あるいは不飽和の単環式非芳香族複素環基を意
味し、例えばチエニル(例えば2−チエニル、3−チエ
ニル等)、フリル(例えば2−フリル、3−フリル
等)、ピラニル、2H−ピロリル、ピロリル(例えば2
−ピロリル、3−ピロリル等)、イミダゾリル(例えば
2−イミダゾリル、4−イミダゾリル等)、ピラゾリル
(例えば3−ピラゾリル、4−ピラゾリル等)、イソチ
アゾリル(例えば3−イソチアゾリル、4−イソチアゾ
リル等)、イソオキサゾリル(例えば3−イソオキサゾ
リル、4−イソオキサゾリル等)、ピリジル(例えば2
−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル等)、ピラジ
ニル、ピリミジニル(例えば2−ピリミジニル、4−ピ
リミジニル等)、ピリダジニル(例えば3−ピリダジニ
ル、4−ピリダジニル等)等が用いられる。このような
単環式複素環基は部分的に飽和されていてもよく、該部
分飽和単環式複素環基として、例えばピロリジニル(例
えば2−ピロリジニル、3−ピロリジニル等)、ピロリ
ニル(例えば2−ピロリン−3−イル等)、イミダゾニ
ル(例えば2−イミダゾリン−4−イル等)、ピペリジ
ル(例えば2−ピペリジル、3−ピペリジル等)、ピペ
ラジニル(例えば2−ピペラジニル等)、チオモルホリ
ニル、モルホリニル(例えば3−モルホリニル等)等が
用いられる。
【0027】R4及びR5で示される複素環基のうち、2
環式複素環基としては、環系を構成する原子(環原子)
として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし6個含む2環式芳香族複素環基、
又は飽和あるいは不飽和の2環式非芳香族複素環基の縮
合環基を意味し、例えばイソベンゾフラニル(例えば1
−ベンゾフラニル等)、クロメニル(例えば2H−クロ
メン−3−イル等)、ベンゾチエニル(例えば2−ベン
ゾチエニル等)、インドリジニル(例えば2−インドリ
ジニル、3−インドリジニル等)、イソインドリル(例
えば1−イソインドリル等)、3H−インドリル(例え
ば3H−インドールー2−イル等)、インドリル(例え
ば2−インドリル等)、1H−インダゾリル(例えば1
H−インダゾールー3−イル等)、プリニル(例えば8
−プリニル等)、イソキノリル(例えば1−イソキノリ
ル、3−イソキノリル等)、キノリル(例えば2−キノ
リル、3−キノリル等)、フタラジル(例えば1−フタ
ラジル等)、ナフチリジニル(例えば1,8−ナフチリ
ジン−2−イル等)、キノキサリニル(例えば2−キノ
キサリニル等)、キナゾリニル(例えば2−キナゾリニ
ル等)、シンノリニル(例えば3−シンノリニル等)等
が用いられる。このような2環式複素環基は部分的に飽
和されていてもよく、該部分飽和2環式複素環として
は、例えばイソクロマニル(例えば3−イソクロマニル
等)、インドリニル(例えば2−インドリニル等)、イ
ソインドリニル(例えば1−イソインドリニル等)、
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−キノリル、1,2,3,
4−テトラヒドロ−3−イソキノリル等が用いられる。
【0028】R4及びR5で示される複素環基は、例えば
ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)、低級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、
tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキル基
等)、低級アルケニル基(例えばビニル、アリル、2−
ブテニル、3−ブテニル等のC2-6アルケニル基等)、
低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペントキシ等のC
1-6アルコキシ基等)、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキ
シ基、低級アルコキシ−カルボニル基(例えばメトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、te
rt-ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、
イソペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカ
ルボニル、tert-ペンチルオキシカルボニル等のC1-6
ルコキシ−カルボニル基等)、カルボキシ基、カルバモ
イル基、低級アルキル−カルバモイル基(例えばN−メ
チルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N−プロ
ピルカルバモイル、N−ブチルカルバモイル等のN−C
1-6アルキル−カルバモイル基、例えばN,N−ジメチル
カルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N,N−
ジプロピルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイ
ル、N−エチル−N−メチルカルバモイル等のN,N−
ジC1-6アルキル−カルバモイル基等)、低級アルケニ
ル−カルバモイル基(例えばN−ビニルカルバモイル、
N−アリルカルバモイル等のN−C2-6アルケニル−カ
ルバモイル基、例えばN,N−ジビニルカルバモイル、
N,N−ジアリルカルバモイル等のN,N−ジC2-6アル
ケニル−カルバモイル基等)等から選ばれる置換基を1
個ないし4個有してもよい。
【0029】R4とR5が結合して形成する環としては、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等のC1-6シクロアルキル基等が用
いられる。R4及びR5としては、例えば水素原子、置換
基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有して
いてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアミ
ノ基、置換基を有していてもよい複素環基等が好まし
く、例えば水素原子又は置換基を有していてもよい低級
アルキル基等がさらに好ましい。ここで、R4及びR5
好ましい例として示される置換基を有していてもよい低
級アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基
は、例えば上記したR3bで示される置換基を有していて
もよい低級アルキル基、置換基を有していてもよいアリ
ール基と同様の基等が用いられる。また、上記式中、B
【化44】 (R6及びR7はそれぞれ置換基を有していてもよい炭化
水素基又は置換基を有していてもよい複素環基、あるい
はR6及びR7はともに一緒になって、置換基を有してい
てもよい環を形成してもよく;R8は水素原子、ハロゲ
ン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、アシル
基、置換基を有していてもよい複素環基又は保護されて
いてもよいアミノ基;mは0ないし2の整数を示す)を
示す。R6及びR7で示される置換基を有していてもよい
炭化水素基としては、例えば上記したR1及びR2で示さ
れる置換基を有していてもよい炭化水素基と同様の基等
が用いられる。R6及びR7で示される置換基を有してい
てもよい複素環基としては、例えば上記したR4及びR5
で示される置換基を有していてもよい複素環基と同様の
基等が用いられる。
【0030】R6とR7が一緒に結合して形成する環とし
ては、例えば式
【化45】 〔式中、Q1環は置換基を有していてもよく;nは0な
いし3の整数を、他の記号は前記と同意義を示す。〕等
が好ましい。Q1環が有していてもよい置換基として
は、Q環が有していてもよい置換基と同様の基が用いら
れる。Q1環はこれらの置換基を置換可能な位置に1な
いし3個有していてもよい。R8で示される置換基を有
していてもよい炭化水素基、アシル基としては、R1
びR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素
基、アシル基と同様の基が用いられる。R8で示される
保護されていてもよいアミノ基の保護基としては、例え
ばホルミル、アセチル、クロロアセチル、ジクロロアセ
チル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ア
セトアセチル、o−ニトロフェニルアセチル等のアミド
を形成するタイプの保護基;例えば tert-ブトキシカル
ボニル、ベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベン
ジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカル
ボニル、2,4−ジクロロベンジルオキシカルボニル、
ベンズヒドリルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロ
ロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシ
カルボニル、1−メチル−1−(4−ビフェニリル)エ
トキシカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニ
ル、9−アントリルメトキシカルボニル、イソニコチニ
ルオキシカルボニル、1−アダマンチルオキシカルボニ
ル等のカルバメートを形成するタイプの保護基;ならび
にトリチル基、フタロイル基等が用いられる。
【0031】R8で示される置換基を有していてもよい
複素環基としては、R4及びR5で示される置換基を有し
ていてもよい複素環基と同様の基が用いられる。R8
しては、例えば水素原子、置換基を有していてもよい低
級アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基等
が好ましく、例えば水素原子、低級アルキル基(例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキ
シル等のC1-6アルキル基等)、アラルキル基(例えば
ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、4−フ
ェニルブチル等のフェニル−C1-6アルキル基、例えば
(1−ナフチル)メチル、2−(1−ナフチル)エチ
ル、2−(2−ナフチル)エチル等のナフチル−C1-6
アルキル基等)、フェニル基等がさらに好ましい。ここ
で、R8の好ましい例として示される置換基を有してい
てもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよいア
リール基は、例えば上記したR3bで示される置換基を有
していてもよい低級アルキル基、置換基を有していても
よいアリール基と同様の基等が用いられる。mとして
は、1又は2が好ましい。
【化46】
【0032】化合物(I)は式(I)で表される化合物の塩
であってもよく、化合物(I)の塩としては例えば酸付加
塩等があげられ、酸付加塩を形成するのに用いられる酸
としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸等の
無機酸、及び例えば酢酸、シュウ酸、メタンスルホン
酸、マレイン酸、フマール酸、クエン酸、酒石酸、乳酸
等の有機酸等が用いられる。化合物(I)は式(I)で表さ
れる化合物の溶媒和物であってもよく、これらの溶媒和
物としての溶媒としては、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、アセトン、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等が用いられる。化合物
(I)は分子内に不斉炭素を有することもあるが、R−配
位、S−配位の2種の立体異性体が存在する場合、その
異性体各々あるいはそれらの混合物のいずれも本発明に
包含される。
【0033】化合物(I)は、分子内に二重結合を有す
ることもあるが、Z又はEの2種類の立体異性体が存在
する場合、それら各々又はそれらの混合物のいずれも本
発明に含まれる。化合物(I)は水和物であっても非水
和物であってもよい。化合物(I)としては、例えば式(I
I)
【化47】 〔式中の記号は上記と同意義を示す。〕で表される化合
物又はその塩、又は式(III)
【化48】 〔式中の記号は上記と同意義を示す。〕で表される化合
物又はその塩等が好ましい。化合物(I)としては、とり
わけXが−CONH−,−CH2−O−で、Aが(C
23-4、R1及びR2がともに水素原子、かつB部分が
【化49】 〔式中、R8'はフェニル基又は水素原子を示す。その他
の記号は前記と同意義を示す。〕又は
【化50】 〔式中、R5'はメチル基又はフェニル基を示す。その他
の記号は上記と同意義を示す。〕で表される化合物が好
ましい。
【0034】本発明の化合物(I)の好ましい具体例とし
ては、化合物(II)に含まれる、N−[3−(5−ブチリ
デンチアゾリジン−2,4−ジオン−3−イル)プロピ
ル−5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−
カルボキサミド、あるいはこれらの塩(特に塩酸塩等)
のほか、化合物(III)に含まれる、N−[3−(1,1−
ジオキソ−9−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H,6
H−ピリミド[6,1−b][1,3]チアジン−6,8
(7H)−ジオン−7−イル)プロピル]−5−チア−
1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミ
ド、N−[3−(1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−
2H,6H−ピリミド[6,1−b][1,3]チアジン
−6,8(7H)−ジオン−7−イル)プロピル]−5
−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボ
キサミド、N−[4−(1−ベンジル−6−エチルスル
ホニル−5−フェニルピリミジン−2,4−(1H,3
H)−ジオン−3−イル)ブチル]−5−チア−1,8
b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミド、ある
いはこれらの塩(特に塩酸塩等)等が用いられる。中で
も、例えばN−[3−(1,1−ジオキソ−9−フェニ
ル−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド[6,1−
b][1,3]チアジン−6,8(7H)−ジオン−7−
イル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナ
フチレン−4−カルボキサミド又はその塩等が好まし
い。以下、本文中において、化合物(I)〜(XXXV)又はそ
の塩、又はその原料化合物あるいは合成中間体又はその
塩を、“又はその塩を”省略して、化合物(I)〜(XXXV)
又はその原料化合物あるいは合成中間体と略記する場合
がある。
【0035】本発明の化合物(I)は、例えば以下に示す
方法、それらに準じた方法等により合成することができ
る。 (A )法:化合物(I)においてX=−CON(R3)−で
ある場合、
【化51】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (B)法:化合物(I)においてX=−(CH2)k−O−で
ある場合、
【化52】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (C)法
【化53】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (D)法:化合物(II)においてX=−CON(R3)−で
ある場合、
【化54】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕
【0036】(E)法:化合物(II)においてX=−(C
2)k−O−である場合、
【化55】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (F)法
【化56】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (G)法
【化57】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (H)法:
【化58】 〔式中、Dはイミダゾイル、クロロ、フェノキシを、そ
の他の記号は前記と同意義を示す。〕
【0037】(I)法
【化59】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (J)法
【化60】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (K)法
【化61】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (L)法:化合物(III)においてX=−CON(R3)であ
る場合、
【化62】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕
【0038】(M)法:化合物(III)においてX=−(C
2)k−O−である場合、
【化63】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (N)法
【化64】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (O)法
【化65】 〔式中、Q2はQ1環が有していてもよい置換基と同様の
基を、他の記号は前記と同意義を示す。〕 (P)法
【化66】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕
【0039】(Q)法
【化67】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (R)法:化合物(XXIX)においてX=−CON(R3)
−である場合、
【化68】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (S)法:化合物(XXIX)においてX=−(CH2)k−O
−である場合、
【化69】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 (T)法
【化70】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕
【0040】A法における化合物(IV)と化合物(V)の脱
水縮合反応は、 通常のアミド結合形成反応によって行う
のが有利である。本アミド結合形成反応は、アミド形成
試薬を単独で用いて反応を有利に進めることができる。
このようなアミド形成試薬としては、例えば1−エトキ
シカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリ
ン、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−シクロヘキ
シル−3−(2−モルホリノエチル)カルボジイミド
メソ−p−トルエンスルホネート、N,N'−カルボニル
ジイミダゾール、ジフェニルリン酸アミド、シアノリン
酸ジエチル、1−エチル−3−(3−ジエチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド等が用い
られる。アミド形成試薬の使用量は、化合物(IV)1当量
に対し通常1当量ないし3当量である。また本アミド結
合形成反応は、例えば2,4,5−トリクロロフェノー
ル、ペンタクロロフェノール、ペンタフルオロフェノー
ル、2−ニトロフェノール、4−ニトロフェノール等の
フェノール類、例えばN−ヒドロキシスクシンイミド、
1−ヒドロキシベンズトリアゾール、N−ヒドロキシピ
ペリジン、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3
−ジカルボジイミド等のN−ヒドロキシ化合物と例えば
ジシクロヘキシルカルボジイミド等を添加して、化合物
(IV)を縮合させ活性なエステル体に変換した後、化合物
(V)と反応させても有利に進めることができる。フェノ
ール類又はN−ヒドロキシ化合物の使用量は化合物(IV)
1当量に対し通常1当量ないし3当量である。ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドの使用量は化合物(IV)1当量に
対し通常1当量ないし3当量である。また本アミド結合
形成反応は、化合物(IV)を例えばクロロ炭酸エチル、 ク
ロロ炭酸イソブチル、 クロロ炭酸ベンジル等の酸塩化物
と反応させ混合酸無水物に変換した後、 化合物(V)と反
応させることによっても有利に進めることができる。酸
塩化物の使用量は化合物(IV)1当量に対し通常1当量な
いし3当量である。本アミド結合形成反応は、化合物(I
V)1当量に対し化合物(V)を通常1当量ないし3当量反
応させるのがよい。また本反応は、必要に応じて有機塩
基、例えば三級アミン類(例えばトリエチルアミン、ピ
リジン、ジメチルピリジン、N−メチルピペリジン等)
等を添加して、反応を促進させることができる。このよ
うな反応促進剤の使用量は化合物(IV)1当量に対し通常
1当量ないし大過剰(好ましくは1当量ないし10当
量)である。反応は通常−30℃ないし50℃の温度範
囲で行われる。本反応は、無溶媒下でも溶媒の存在下で
も行うことができる。使用される溶媒は、反応に支障の
ない限り特に限定されず、例えばエーテル、トルエン、
ベンゼン、クロロホルム、塩化メチレン、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等が用いられる。反応時間は通常1
0分間ないし48時間、好ましくは1時間ないし24時
間である。
【0041】B法における化合物(VI)と化合物(VII)の
反応は、一般に溶媒中で行うのが有利である。使用され
る溶媒は、反応に支障のない限り特に限定されず、通常
水、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等の
アルコール類、例えばアセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、例えばテトラヒドロフラン等のエーテル
類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等のアミド
類、例えばジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等
の非プロトン性の極性溶媒等が用いられる。反応系に塩
基性化合物を添加して、反応を有利に進めることができ
る。このような塩基性化合物としては、例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化
物、例えば水素化ナトリウム等の水素化アルカリ金属、
例えば炭酸カリウム等の炭酸のアルカリ金属塩、例えば
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のア
ミン類の他、例えば1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕−7−ウンデセン等が用いられる。塩基性化合物の
使用量は、化合物(VI)1当量に対し通常1当量ないし
大過剰(通常1当量ないし10当量)である。化合物(V
II)は化合物(VI)1当量に対して通常1当量ないし大過
剰(好ましくは1ないし10当量)反応させるのがよ
い。反応は、通常−20℃ないし200℃の温度範囲で
行われる。反応時間は、通常10分間ないし24時間、
好ましくは0.5時間ないし6時間である。また本反応
は、必要に応じて反応促進剤を添加してもよい。このよ
うな反応促進剤としては例えばヨウ化ナトリウム等が用
いられる。反応促進剤は、化合物(VI)1当量に対して
1当量ないし大過剰(好ましくは1ないし10当量)用
いられる。
【0042】C法における化合物(VIII)と化合物(IX)と
の反応は、例えばB法における化合物(VI)と化合物(VI
I)の反応条件と同様な条件下に行うことができる。D法
における化合物(IV)と化合物(X)との反応は、例えばA
法における化合物(IV)と化合物(V)の反応条件と同様な
条件下に行うことができる。E法における化合物(VI)と
化合物(XI)との反応は、例えばB法における化合物(VI)
と化合物(VII)の反応条件と同様な条件下に行うことが
できる。F法における化合物(VIII)と化合物(XII)との
反応は、例えばB法における化合物(VI)と化合物(VII)
の反応条件と同様な条件下に行うことができる。G法に
おける化合物(XIII)と化合物(XIV)の反応は、 一般に溶
媒中で行うのが有利である。使用される溶媒は、反応に
支障のない限り特に限定されず、通常、水、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、
例えばアセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、例
えばN,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、例え
ばジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の非プロ
トン性の極性溶媒、酢酸、プロピオン酸等が用いられ
る。反応系に例えば炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム
等の無機塩基、例えばピペリジン、ピロリジン等の有機
塩基、例えば酢酸ナトリウム等を添加して、反応を有利
に進めることができる。このような添加剤の使用量は化
合物(XIII)1当量に対し通常0.1当量ないし10当量
である。化合物(XIV)は化合物(XIII)1当量に対し通常
1当量又は大過剰(好ましくは1当量ないし10当量)
反応させるのがよい。反応は、通常−30℃ないし20
0℃の温度範囲で行われる。反応時間は、通常10分間
ないし48時間、好ましくは1時間ないし24時間であ
る。
【0043】H法における化合物(XV)と化合物(XVI)と
の反応は、一般に溶媒中で行うのが有利である。使用さ
れる溶媒は、反応に支障のない限り特に限定されず、例
えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、例えばジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類、例えばN,N−ジメチ
ルホルムアミド等のアミド類等が用いられる。化合物(X
VI)は化合物(XV)1当量に対して通常1当量ないし3当
量反応させるのがよい。反応は通常−30℃ないし10
0℃の温度範囲で行われる。反応時間は、通常10分間
ないし48時間、好ましくは1時間ないし24時間であ
る。I法における化合物(XVII)とR7−SHとの反応
は、例えばB法における化合物(VI)と化合物(VII)の反
応条件と同様な条件下に行うことができる。J法におけ
る化合物(XVIII)の酸化反応は、一般に溶媒中で行うの
が有利である。使用される溶媒は、反応に支障のない限
り特に限定されず、例えば水、酢酸、メタノール、エタ
ノール、塩化メチレン、クロロホルム等が用いられる。
酸化剤は化合物(XVIII)1当量に対して通常1当量ない
し大過剰(好ましくは1当量ないし10当量)用いられ
る。酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸、メ
タ過ヨウ素酸ナトリウム、過酸化水素等が用いられる。
反応は、通常−30℃ないし100℃の温度範囲で行わ
れる。反応時間は、通常10分間ないし48時間、好ま
しくは1時間ないし24時間である。K法における化合
物(XIX)の酸化反応は、 例えばJ法における化合物(XVII
I)の酸化反応の反応条件と同様な条件下に行うことがで
きる。L法における化合物(IV)と化合物(XXI)との反応
は、例えばA法における化合物(IV)と化合物(V)の反応
条件と同様な条件下に行うことができる。
【0044】M法における化合物(VI)と化合物(XXII)と
の反応は、例えばB法における化合物(VI)と化合物(VI
I)の反応条件と同様な条件下に行うことができる。N法
における化合物(VIII)と化合物(XXIII)との反応は、例
えばB法における化合物(VI)と化合物(VII)の反応条件
と同様な条件下に行うことができる。O法における化合
物(XXIV)の環化反応は、 一般に溶媒中で行うのが有利で
ある。使用される溶媒は、反応に支障のない限り特に限
定されず、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のカ
ルボン酸アミド類、例えばジメチルスルホキシド等のス
ルホキシド類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類の他、例えばアセ
トニトリル、エチレングリコールジメチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等の通常用いられる非プ
ロトン性溶媒等が用いられる。反応系に硫黄試薬を添加
して、反応を有利に進めることができる。このような硫
黄試薬としては、例えば水硫化ナトリウム(NaSH)、硫化
ナトリウム(Na2S)、及び硫化アンモニウム((NH4)2S)等
が用いられ、 なかでも例えば水硫化ナトリウム等が好ま
しい。硫黄試薬の使用量は化合物(XXIV)1当量に対して
通常1当量ないし5当量である。反応は、通常−30℃
ないし100℃の温度範囲で行われる。反応時間は通常
10分間ないし24時間、好ましくは1時間ないし8時
間である。
【0045】P法における化合物(XXV)の酸化反応は、
例えばJ法における化合物(XVIII)の酸化反応の反応条
件と同様な条件下に行うことができる。Q法における化
合物(XXVI)の酸化反応は、 例えばJ法における化合物(X
VIII)の酸化反応の反応条件と同様な条件下に行うこと
ができる。R法における化合物(IV)と化合物(XXVIII)と
の反応は、例えばA法における化合物(IV)と化合物(V)
の反応条件と同様な条件下に行うことができる。S法に
おける化合物(VI)と化合物(XXX)との反応は、例えばB
法における化合物(VI)と化合物(VII)の反応条件と同様
な条件下に行うことができる。T法における化合物(VII
I)と化合物(XXXI)との反応は、例えばB法における化合
物(VI)と化合物(VII)の反応条件と同様な条件下に行う
ことができる。化合物(IV)は、 例えば以下に示す方法に
より得ることができる。
【化71】 〔式中、R15は、置換基を有していてもよいC1-6アル
キル基(例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
ロピル、n−ブチル、tert−ブチル等)、フェニル
基、トリチル基、シリル基を示す。置換基としては、ハ
ロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、
1-6アルキル−カルボニル基(例えばホルミル、メチ
ルカルボニル、エチルカルボニル、ブチルカルボニル
等)、ニトロ基等が用いられ、置換基の数はlないし3
個程度である。その他の記号は前記と同意義を示す。〕
【0046】化合物(XXXII)の加水分解は、化合物(XXXI
I)を酸又は塩基で処理することにより行うことができ
る。即ち、(XXXII)を酸(例えば、塩酸、硝酸、硫酸、
臭化水素酸、ヨウ素酸等)又は塩基(例えば、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リ
チウム等)の水又は低級アルコール(例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール等)溶液中、0℃ないし
100℃、好ましくは10℃ないし50℃で、0.5時
間ないし50時間好ましくは1時間ないし5時間反応さ
せることによって、行うことができる。酸又は塩基の強
さとしては、1ないし10規定がよく、好ましくは2な
いし5規定である。化合物(VI)(X=−CH2−O−の
とき)は、 例えば以下に示す方法により得ることができ
る。
【化72】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 化合物(XXXII)の還元反応では、化合物(XXXII)に対
して還元剤を1当量ないし大過剰、好ましくは2当量な
いし10当量使用する。還元剤としては、水素化ジイソ
ブチルアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ
水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム
等の金属水素錯化合物やジボラン等が挙げられる。この
際用いる溶媒は、還元剤の種類により適宜選択すること
ができ、例えばアルコール類(例えば、メタノールやエ
タノール等)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジエチルエーテル等)、ハロゲン化炭
化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム等)、非
プロトン性極性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド等)等が挙げられる。反
応時間は0.5時間ないし72時間、好ましくは1時間
ないし24時間である。反応温度は−80℃から100
℃好ましくは−80℃から30℃で行うことができる。
【0047】化合物(VIII)は、例えば以下に示す方法等
により合成することができる。 i) X=−CON(R3)−のとき
【化73】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 化合物(IV)と化合物R3−NH−A−Eとの反応は、例
えばA法における化合物(IV)と化合物(V)の反応条件と
同様な条件下に行われる。 ii) X=−(CH2)k−O−のとき
【化74】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 化合物(VI)と化合物E−A−O−T(式中、Tは、置換
基を有していてもよいC1-6アルキル基(例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、tert−ブチル等)、フェニル基、C7-10アラルキル
基(例えばベンジル基)、C1-6アルキル−カルボニル
基(例えばホルミル、メチルカルボニル、エチルカルボ
ニル等)、フェニルオキシカルボニル基(例えばベンズ
オキシカルボニル等)、C7-10アラルキル−カルボニル
基(例えばベンジルオキシカルボニル等)、ピラニル
基、フラニル基、シリル基を示す。置換基としては、ハ
ロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、
1-6アルキル基、フェニル基、C7-10アラルキル基、
ニトロ基等が用いられ、置換基の数は1ないし4個程度
である。)との反応は、例えばB法における化合物(VI)
と化合物(VII)の反応条件と同様な条件下に行われる。
続く、保護基Tの除去は、自体すべて公知の反応であ
り、それらの条件に準じて行うことができる。
【0048】これに続く、水酸基のEへの変換はEがハ
ロゲン原子の場合は、アルコール体に例えば三塩化リ
ン、オキシ塩化リン、五塩化リン、三臭化リン等のリン
ハロゲン化物、赤リンと例えばハロゲン、塩化チオニル
等のハロゲン化剤を反応させることにより有利に行なわ
れる。リンハロゲン化物の使用量はアルコールに1当量
に対し通常1当量ないし大過剰(好ましくは1当量ない
し10当量)である。ハロゲン化剤の使用量はアルコー
ルに1当量に対し通常1当量ないし大過剰(好ましくは
1当量ないし10当量)である。Eがトルエンスルホニ
ルオキシ基又はメタンスルホニルオキシ基である場合
は、アルコールにトルエンスルホニルクロリド又はメタ
ンスルホニルクロリドを反応させるのが有利である。ト
ルエンスルホニルクロリド又はメタンスルホニルクロリ
ドの使用量はアルコールに1当量に対し通常1当量ない
し3当量である。これらの反応は、自体すべて公知の反
応であり、それらの条件に準じて行うことができる。
【0049】化合物(XIII)は、例えば以下に示す方法等
により合成することができる。
【化75】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 化合物(VIII)と化合物(XXXIII)との反応は、例えばC法
における化合物(VIII)と化合物(IX)の反応条件と同様な
条件下に行われる。化合物(XXXII)は、例えば以下に示
す方法等により合成することができる。 i) R2が水素原子の場合
【化76】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕
【0050】化合物(XXXIV)の化合物(XXXII)への変
換は、化合物(XXXIV)1当量に対してホルミル化剤を
1当量ないし50当量、好ましくは1当量ないし10当
量使用する。かかるホルミル化剤としてはN,N−ジメ
チルホルムアミド−オキシ塩化リン(Vilsmier 試薬)
等が挙げられる。この場合、閉環反応はホルミル化の条
件下進行させることができる。この際用いる溶媒として
は、例えばエーテル類(例えば、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジエチルエーテル等)、ハロゲン化炭化水
素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム等)、炭化水
素類(例えば、ヘキサン、ペンタン、ベンゼン、トルエ
ン等)、非プロトン性極性溶媒(例えば、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)等が挙げ
られる。反応時間は0.5時間ないし48時間、好まし
くは1時間ないし24時間である。反応温度は−20℃
から150℃好ましくは80℃から120℃で行うこと
ができる。また、化合物(XXXIV)のホルミル化反応
は、例えば化合物(XXXIV)1当量に対して水素化ナト
リウム、水素化カリウム、リチウムジイソプロピルアミ
ド等の塩基を1当量ないし3当量反応させた後、ホルム
アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−メ
チルホルムアニリド等)あるいはギ酸エステル類(ギ酸
メチル、ギ酸エチル等)を1当量ないし10当量好まし
くは2当量ないし5当量反応させて行うこともできる。
該ホルミル化の溶媒としては、例えばエーテル類(例え
ば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテ
ル等)、炭化水素類(例えば、ヘキサン、ペンタン、ベ
ンゼン、トルエン等)、非プロトン性極性溶媒(例え
ば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド等)等が挙げられる。反応時間は0.5時間ないし
48時間、好ましくは1時間ないし24時間である。反
応温度は−100℃から50℃好ましくは−80℃ない
し30℃で行うことができる。この場合、得られるホル
ミル体をさらに1当量ないし大過剰、好ましくは1当量
ないし50当量の酢酸等の酸で、0℃ないし150℃好
ましくは80℃ないし130℃で1時間ないし24時間
好ましくは10時間ないし20時間処理することにより
閉環反応を進行させ、化合物(XXXII)を得ることがで
きる。この際用いる溶媒としては、例えばカルボン酸類
(例えば、酢酸、ギ酸等)、エーテル類(例えば、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル等)、
炭化水素類(例えば、ヘキサン、ペンタン、ベンゼン、
トルエン等)、非プロトン性極性溶媒(例えば、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)等
が挙げられる。
【0051】ii)R2が置換基を有してもよい炭化水
素基の場合
【化77】 (式中の記号は前記と同意義を示す) 化合物(XXXIV)と化合物R2−CO−Eとの反応は、化
合物(XXXIV)1当量に対して化合物R2−CO−Eを1
当量ないし大過剰好ましくは1当量ないし10当量使用
する。この際、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の
無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアニ
リン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
(DABCO)等の有機塩基を1当量ないし10当量用
いてもよい。反応温度は−30℃から100℃好ましく
は25℃ないし80℃で行うことができる。この際使用
される溶媒としては、例えばハロゲン化炭化水素(例え
ば、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン
等)、エーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン等)、エステル類(例えば、酢酸メチル、
酢酸エチル等)、非プロトン性極性溶媒(例えば、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ア
セトニトリル等)等が挙げられる。反応時間は、通常1
0分間ないし24時間、好ましくは1時間ないし6時間
である。閉環反応は、アシル体を無溶媒で100℃ない
し150℃に加熱することにより進行する。あるいは無
機塩類(例えば、水素化ナトリウム、リチウムジイソプ
ロピルアミド、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等)
あるいは有機塩基(例えば、4−N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルア
ニリン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
等)を1当量ないし10当量用いて行うこともできる。
反応温度は0℃ないし150℃で行うことができる。こ
の際使用される溶媒としては、例えばハロゲン化水素類
(例えば、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタ
ン等)、エーテル類(例えば、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン等)、エステル類(例えば、酢酸メチ
ル、酢酸エチル等)、非プロトン性極性溶媒(例えば、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、アセトニトリル等)等が挙げられる。反応時間は、
通常10分間ないし24時間、好ましくは1時間ないし
6時間である。
【0052】化合物(XXXIV)は、 例えば以下に示す方法
により得ることができる。
【化78】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕 化合物(XXXV)とE−CH2−COOR15との反応は、
例えばB法における化合物(VI)と化合物(VII)の反
応条件と同様な条件下に行うことができる。これらの反
応は、自体すべて公知の反応であり、それらの条件に準
じて行うことができる。また、前記各反応において、原
料化合物は、置換基としてアミノ基,カルボキシル基,
ヒドロキシル基を有する場合、これらの基にペプチド化
学等で一般的に用いられるような保護基が導入されたも
のであってもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去
することにより目的化合物を得ることができる。アミノ
基の保護基としては、例えば置換基を有していてもよい
1-6アルキル−カルボニル基(例えば、ホルミル、メ
チルカルボニル、エチルカルボニル等)、フェニルカル
ボニル基、C1-6アルキル−オキシカルボニル基(例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル等)、フ
ェニルオキシカルボニル基(例えば、ベンズオキシカル
ボニル等)、C7-10アラルキル−オキシカルボニル基
(例えば、ベンジルオキシカルボニル等)、トリチル
基、フタロイル基等が用いられる。これらの置換基とし
ては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素等)、C1-6アルキル−カルボニル基(例えば、メ
チルカルボニル、エチルカルボニル、ブチルカルボニル
等)、ニトロ基等が用いられ、置換基の数は1ないし3
個程度である。
【0053】カルボキシル基の保護基としては、例えば
置換基を有していてもよいC1-6アルキル基本(例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n
−ブチル、tert−ブチル等)、フェニル基、トリチル
基、シリル基等が用いられる。これらの置換基として
は、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素等)、C1-6アルキル−カルボニル基(例えば、ホル
ミル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、ブチルカ
ルボニル等)、ニトロ基等が用いられ、置換基の数は1
ないし3個程度である。ヒドロキシル基の保護基として
は、例えば置換基を有していてもよいC1-6アルキル基
(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
ル、n−ブチル、tert−ブチル等)、フェニル基、C
7-10アラルキル基(例えば、ベンジル等)、C1-6アル
キル−カルボニル基(例えば、ホルミル、メチルカルボ
ニル、エチルカルボニル等)、フェニルオキシカルボニ
ル基、C7-10アラルキルオキシ−カルボニル基(例え
ば、ベンジルオキシカルボニル等)、ピラニル基、フラ
ニル基、シリル基等が用いられる。これらの置換基とし
ては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素等)、C1-6アルキル基、フェニル基、C7-10アラ
ルキル基、ニトロ基等が用いられ、置換基の数は1ない
し4個程度である。
【0054】また、保護基の除去方法としては、それ自
体公知又はそれに準じる方法が用いられるが、例えば
酸、塩基、還元、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラ
ジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テト
ラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム等で
処理する方法が用いられる。以上の方法によって得られ
る化合物(I)は、例えば再結晶、蒸留,クロマトグラ
フィー等の通常の分離手段により単離、精製することが
できる。かくして得られる化合物(I)が遊離体で得ら
れた場合には、自体公知の方法あるいはそれに準じる方
法(例えば、中和等)によって塩に変換することがで
き、逆に塩で得られた場合には自体公知の方法あるいは
それに準じる方法により、遊離体又は他の塩に変換する
ことができる。さらに、化合物(I)が光学活性体であ
る場合は、通常の光学分割手段により、d体、l体に分
離することができる。
【0055】本発明の化合物(I)又はその医薬品として
許容される塩は、動物とりわけ哺乳動物(例えばヒト、
サル、イヌ、ネコ、ウマ、ウシ、ヒツジ、ウサギ、モル
モット、ラット、マウス等)に対して、接着蛋白発現抑
制作用、糖尿病性腎症改善作用又は移植免疫抑制作用を
有しており、例えば接着蛋白発現抑制剤、糖尿病性腎症
治療剤又は移植免疫抑制剤として安全に用いることがで
きる。ここにおける接着蛋白としては、炎症細胞の浸潤
あるいは免疫細胞の抗原認識にかかわるICAM−1
(intercellular adhesion molecule-1)、ICAM−
2(intercellularadhesion molecule-2)、ICAM−
3(intercellular adhesion molecule-3)、ELAM
−1(endothelial leukocyte adhesion molecule-
1)、VCAM−1(vascular cell adhesion molecule
-1)さらにはLFA−1(lymphocytefunction-associa
ted antigen-1)、Mac−1(macrophage antigen-
1)等が挙げられる。
【0056】本発明の化合物(I)又はその塩は毒性が低
く、経口投与でも吸収がよく、安定性にもすぐれている
ので、上記の医薬として用いる場合、それ自体あるいは
適宜の薬理学的に許容される担体、例えば賦形剤(例え
ば、炭酸カルシウム、カオリン、炭酸水素ナトリウム、
乳糖、澱粉類、結晶セルロース、タルク、グラニュー
糖、多孔性物質等)、結合剤(例えば、デキストリン、
ゴム類、アルコール化澱粉、ゼラチン、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、プルラン等)、崩壊剤(例えば、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウ
ム、クロスポピドン、低置換度ヒドロキシプロピルセル
ロース、部分アルファー化澱粉等)、滑沢剤(例えば、
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、
タルク、澱粉、安息香酸ナトリウム等)、着色剤(例え
ば、タール色素、カラメル、三二酸化鉄、酸化チタン、
リボフラビン類等)、矯味剤(例えば、甘味類、香料
等)、安定剤(例えば、亜硫酸ナトリウム等)及び保存
剤(例えば、パラベン類、ソルビン酸等)等の中から適
宜、適量用いて、常法に従って調製された形で投与され
る。前記製剤を含む本発明の製剤は、化合物(I)を疾
病を治療及び予防するのに有効な量を適宜含有する。化
合物(I)の本発明製剤中の含有量は、通常製剤全体の
0.1ないし100重量%である。また本発明で用いら
れる製剤は、活性成分として化合物(I)以外の他の医
薬成分を含有していてもよく、これらの成分は本発明の
目的が達成される限り特に限定されず、適宜適当な配合
割合で使用が可能である。剤形の具体例としては、例え
ば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、丸
剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、シロップ剤、
乳剤、懸濁剤、注射剤、吸入剤、軟膏剤等が用いられ
る。これらの製剤は常法(例えば日本薬局方記載の方法
等)に従って調製される。
【0057】具体的には、錠剤の製造法は、化合物
(I)をそのまま、賦形剤、結合剤、崩壊剤もしくはそ
のほかの適当な添加剤を加えて均等に混和したものを、
適当な方法で顆粒とした後、滑沢剤等を加え、圧縮成型
するか又は、化合物(I)をそのまま、又は賦形剤、結
合剤、崩壊剤もしくはそのほかの適当な添加剤を加えて
均等に混和したものを、直接圧縮成型して製するか、又
はあらかじめ製した顆粒にそのまま、もしくは適当な添
加剤を加えて均等に混和した後、圧縮成型しても製造す
ることもできる。また、本剤は、必要に応じて着色剤、
矯味剤等を加えることができる。さらに、本剤は、適当
なコーティング剤で剤皮を施すこともできる。注射剤の
製造法は、化合物(I)の一定量を、水性溶剤の場合は
注射用水、生理食塩水、リンゲル液等、非水性溶剤の場
合は通常植物油等に溶解、懸濁もしくは乳化して一定量
とするか、又は化合物(I)の一定量をとり注射用の容
器に密封して製することができる。経口用製剤担体とし
ては、例えばデンプン、マンニトール、結晶セルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム等の製剤分
野において常用されている物質が用いられる。注射用担
体としては、例えば蒸留水、生理食塩水、グルコース溶
液、輸液剤等が用いられる。その他、製剤一般に用いら
れる添加剤を適宜添加することもできる。投与量は投与
ルート、症状、患者の年令あるいは体重等によっても異
なるが、例えば糖尿病性腎症の治療あるいは移植免疫抑
制の目的で成人患者に経口的に投与する場合、0.2な
いし100mg/kg/日、好ましくは0.5ないし50mg
/kg/日、さらに好ましくは1ないし30mg/kg/日を
1日1ないし数回(好ましくは1ないし3回)に分けて
投与するのが望ましい。
【0058】
【発明の実施の形態】本発明は、さらに下記の実施例及
び参考例で詳しく説明されるが、本発明はこれらに限定
するものではない。以下の参考例、実施例中の「室温」
は0℃ないし+30℃を示し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製する際の溶媒の比率は体積比(vo
l./vol.)であり、その他の定義は、次の意味を示す。 s : シングレット(singlet) d : ダブレット (doublet) t : トリプレット (triplet) q :カルテット(quartet) quint : クインテット (quintet) sept :セプテット(septet) m : マルチプレット (multiplet) br : ブロード (broad) Hz : ヘルツ (Herz) CDCl3 : 重クロロホルム CD3OD : 重メタノール DMSO-d6 : 重ジメチルスルホキシド D2O :重水 WSC :N−エチル−N'−3−(N,N−ジメチ
ルアミノ)プロピルカルボジイミド・塩酸塩
【0059】製造例1 N−[3−(1,1−ジオキソ
−9−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリ
ミド[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7
H)−ジオン−7−イル)プロピル]−5−チア−1,
8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミド・塩
酸塩の合成 i) N−[3−(1,1−ジオキソ−9−フェニル−
3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド[6,1−
b][1,3]チアジン−6,8(7H)−ジオン−7
−イル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセ
ナフチレン−4−カルボキサミドの合成 5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カル
ボン酸655mg(3ミリモル)と1−ヒドロキシ−1
H−ベンゾトリアゾール・一水和物(HOBt)459
mg(3ミリモル)のジクロロメタン溶液に、WSC5
75mg(3ミリモル)とトリエチルアミン0.5ml
(3.6ミリモル)を加えた。 0℃で 30分間撹拌し
た後 、3−(1,1,6,8−テトラオキソ−9−フ
ェニル−2,3,4,8−テトラヒドロピリミド[6,
1−b][1,3]チアジン−7−イル)プロピル]ア
ミン・塩酸塩 1.39g (3.6ミリモル)とトリエ
チルアミン1.0ml(7.2ミリモル)を加え 21
時間室温で撹拌した。混合物に水を加えジクロロメタン
で抽出、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロ
マトグラフィー (溶出液:クロロホルム→クロロホル
ム:メタノール=25:1)で精製して目的物 329
mg(20.0%,赤色固体)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.80-2.00(2H, m), 2.45-
2.60(2H, m), 3.20-3.35(2H, m), 3.40(2H, t, J=6.8H
z), 4.08(2H, t, J=6.0Hz), 4.31(2H, t, J=6.3Hz), 5.
74(1H, dd, J=2.0, 6.0Hz), 6.50-6.75(3H, m), 6.95(1
H, s), 7.25-7.50(6H, m).; IR (KBr) 2370, 1660, 1330, 1280, 1140, 730.cm-1
【0060】ii) N−[3−(1,1−ジオキソ−
9−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミ
ド[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7H)
−ジオン−7−イル)プロピル]−5−チア−1,8b
−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミド・塩酸塩
の合成 N−[3−(1,1−ジオキソ−9−フェニル−3,4
−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド[6,1−b]
[1,3]チアジン−6,8(7H)−ジオン−7−イ
ル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナフ
チレン−4−カルボキサミド320mg(0.60ミリ
モル)のメタノール溶液に、4N塩酸−酢酸エチル
0.2mlを加え撹拌して、溶媒を留去した後、残留物
をメタノールに溶かしエーテルで再結晶して、目的物
0.29g(83.0%,オレンジ色結晶)を得た。 m.p. 173.0-174.0℃;1 H-NMR (DMSO-d6, 200MHz) δ 1.65-1.85(2H, m), 2.30
-2.45(2H, m), 3.10-3.25(2H, m), 3.75-3.90(2H, m),
4.06(2H, t, J=6.2Hz), 6.59(1H, d, J=6.8Hz),6.95(1
H, d, J=8.6Hz), 7.02(1H, s), 7.02-7.40(6H, m), 7.6
3(1H, s), 8.60-8.75(1H, m).; Anal. Calcd for C26H24ClN5O5S2・2.0H2O:C, 50.20; H,
4.54; N, 11.26. Found: C, 50.19; H, 4.53; N, 11.00.
【0061】製造例2 5−ブチリデン−[3−(5
−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−イルメ
チルオキシ)プロピル]−チアゾリジン−2,4−ジオ
ン・塩酸塩の合成 i) 4−ヒドロキシメチル−5−チア−1,8b−ジ
アザアセナフチレンの合成 アルゴン雰囲気下、5−チア−1,8b−ジアザアセナ
フチレン−4−カルボン酸エチル5.52g(22.4
ミリモル)のトルエン150ml溶液に、ジイソブチル
アルミニウムヒドリド1.5Mトルエン溶液44.8m
l(67.2ミリモル)を0℃で加え、30分間撹拌し
た。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水22.4ml
を加え、室温で1時間撹拌した。生じた沈殿をセライト
濾過で除いた後、母液を濃縮した。残査を、カラムクロ
マトグラフィー(溶出液:クロロホルム→クロロホルム
/メタノール=30/1→25/1)で精製して、目的
物2.53g(55.3%,燈黄色固体)を得た。 m.p. 131.0-134.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 3.93(2H, d, J=1.2Hz), 5.
73(1H, dd, J=1.4, 6.6Hz), 5.91(1H, s), 6.53-6.68(2
H, m), 6.85(1H, s).; IR (KBr) 1616, 1485, 1138, 768, 727.cm-1
【0062】ii) 3−(5−チア−1,8b−ジア
ザアセナフチレン−4−イルメチルオキシ)−1−プロ
パノール・塩酸塩の合成 4−ヒドロキシメチル−5−チア−1,8b−ジアザア
セナフチレン1.43g(7ミリモル)のN,N−ジメ
チルホルムアミド20ml溶液に水素化ナトリウム,6
0%油状物308mg(7.7ミリモル)を0℃で加
え、15分撹拌した。この混合物に、3−ブロモ−1−
tert−ブチルジメチルシロキシプロパン2.66g
(10.5ミリモル)を加え、室温で5時間撹拌した。
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗、乾燥後、溶媒を留去した。残査をカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製して、目的物
1.86g(70.6%,燈色油状物)を得た。1 H-NMR(CDCl3, 200MHz)δ: 0.06(6H, s), 0.89(9H, s),
1.79(2H, quint., J=6.2Hz), 3.53(2H, t, J=6.4Hz),
3.71(2H, t, J=6.2Hz), 3.79(2H, d, J=1.0Hz),5.70(1
H, dd, J=1.2, 6.6Hz), 6.51-6.66(2H, m), 6.84(1H,
s).; IR (neat) 2927, 2854, 1614, 1483, 1093, 837, 773,
731, 652.cm-1 このシリルエ−テル体のメタノール20ml溶液に、濃
塩酸1.25ml(15ミリモル)を室温で加え、1時
間撹拌した。溶媒を留去した後、残査を、再結晶(溶
媒:エタノール/アセトン/ジエチルエーテル)により
精製して、目的物を1.363g(92.3%,黄色粉
末)得た。1 H-NMR (D2O, 200MHz) δ 1.85(2H, quint., J=6.2Hz),
3.61-3.72(4H, m), 4.03(2H, s), 6.28(1H, s), 6.53
(1H, d, J=7.2Hz), 6.97(1H, d, J=9.2Hz), 7.16(1H,
s), 7.28-7.36(1H, m).; Anal. Calcd for C13H15ClN2O2S・0.8H2O: C, 49.85; H,
5.34; N, 8.94. Found: C, 49.76; H, 5.03; N, 8.91.
【0063】iii) 3−[3−(5−チア−1,8
b−ジアザアセナフチレン−4−イルメチルオキシ)プ
ロピル]−チアゾリジン−2,4−ジオンの合成 3−(5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4
−イルメチルオキシ)−1−プロパノール・塩酸塩59
8mg(2.0ミリモル)とトリエチルアミン0.61
ml(4.4ミリモル)のジクロロメタン20ml溶液
にメタンスルホニルクロリド0.17ml(2.2ミリ
モル)を0℃で加え、室温で1時間撹拌した後、飽和炭
酸水素ナトリウム水を加えた。ジクロロメタンで抽出、
乾燥後、溶媒を留去して、3−(5−チア−1,8b−
ジアザアセナフチレン−4−イルメチルオキシ)−1−
メタンスルホンニルオキシプロパンを得た。1 H-NMR(CDCl3, 200MHz)δ: 2.04(2H, quint., J=6.0H
z), 3.03(3H, s), 3.57(2H, t, J=5.8Hz), 3.82(2H, d,
J=1.2Hz), 4.36(2H, t, J=6.4Hz), 5.72(1H, dd,J=1.
4, 6.6Hz), 5.96(1H, s), 6.52-6.67(2H, m), 6.86(1H,
s).; IR (neat) 3076, 1360, 1483, 1346, 1172, 773, 528.c
m-1 上記生成物のN,N−ジメチルホルムアミド20ml溶
液にチアゾリジン−2,4−ジオン0.56g(4.0
ミリモル)を室温で加え、100℃で3時間加熱撹拌し
た。冷却後、反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:n−ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/4→酢酸エチル)で精製して、目
的物200mg(27.7%,淡黄色油状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.91(2H, quint., J=6.6H
z), 3.48(2H, t, J=5.8Hz), 3.73-3.80(4H, m), 3.96(2
H, s), 5.72(1H, dd, J=1.0, 6.6Hz), 5.95(1H, s), 6.
52-6.66(2H, m), 6.85(1H, s).; IR (neat) 2926, 1747, 1674, 1614, 1483, 1365, 134
2, 1107, 771, 733, 652.cm-1
【0064】iv) 5−ブチリデン−[3−(5−チ
ア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−イルメチル
オキシ)プロピル]−チアゾリジン−2,4−ジオンの
合成 3−[3−(5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレ
ン−4−イルメチルオキシ)プロピル]−チアゾリジン
−2,4−ジオン200mg(0.55ミリモル)とn
−ブチルアルデヒド54μl(0.6ミリモル)のエタ
ノ−ル5ml溶液に、ピペリジン6μl(0.06ミリ
モル)を加え、1.5時間加熱還流した。冷却後、溶媒
を留去した。残留物をクロロホルムに溶解し、飽和炭酸
水素ナトリウム水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:n−ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/4→酢酸エチル)で精製して、目
的物190mg(83.1%,黄色油状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 0.98(3H, t, J=7.4Hz), 1.
48-1.98(6H, m), 2.21(2H, q, J=7.4Hz), 3.02(2H, t,
J=6.8Hz), 3.70(2H, t, J=7.0Hz), 6.92(1H, dd,J=1.0,
7.0Hz), 7.07(2H, t, J=7.6Hz), 7.17(1H, dd, J=7.2,
9.0Hz), 7.60(1H, d, J=8.8Hz), 7.71(1H, s), 7.84(1
H, s).; IR (neat) 2958, 1741, 1682, 1633, 1350, 1143, 957,
781, 734.cm-1 v) 5−ブチリデン−[3−(5−チア−1,8b−
ジアザアセナフチレン−4−イルメチルオキシ)プロピ
ル]−チアゾリジン−2,4−ジオン・塩酸塩の合成 5−ブチリデン−[3−(5−チア−1,8b−ジアザ
アセナフチレン−4−イルメチルオキシ)プロピル]−
チアゾリジン−2,4−ジオン190mg(0.46ミ
リモル)のメタノ−ル10ml溶液に、濃塩酸0.5m
lを加えた。溶媒を留去した後、ジエチルエ−テルで洗
浄して目的物205mg(98%,淡黄色固体)を得
た。 m.p. 120.0-122.0℃;1 H-NMR (CD3OD, 200MHz) δ 0.97(3H, t, J=7.4Hz), 1.
58(2H, q, J=7.4Hz), 1.91(2H, quint., J=6.2Hz), 2.2
3(2H, q, J=7.4Hz), 3.53(2H, t, J=5.8Hz), 3.81(2H,
d, J=6.8Hz), 3.95(2H, s), 6.31(1H, s), 6.62(1H, d,
J=7.6Hz), 7.01-7.11(2H, m), 7.31-7.44(2H, m).; Anal. Calcd for C20H22ClN3O3S2・0.5H2O: C, 52.11;
H, 5.03; N, 9.11. Found: C, 51.99; H, 5.18; N, 8.85.
【0065】製造例3 N−[3−(1,1−ジオキソ
−9−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリ
ミド[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7
H)−ジオン−7−イル)プロピル]−2−メチル−5
−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボ
キサミド・塩酸塩の合成 i) 2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5
−イルチオ酢酸エチルの合成 5−メルカプト−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン31.2g(190ミリモル)とトリエチルアミ
ン29.1ml(209ミリモル)のエタノ−ル230
ml溶液に、ブロモ酢酸エチル23.2ml(209ミ
リモル)を室温で加え、1時間撹拌した。溶媒を留去し
た後、残査をジクロロメタンに溶解した。有機層を飽和
炭酸水素ナトリウム水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去し
た。残査をカラムクロマトグラフィ−(溶出液:酢酸エ
チル→酢酸エチル/エタノ−ル=10/1)で精製し
て、目的物38.92g(81.8%,淡褐色油状物)
を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.17(3H, t, J=7.0Hz), 2.
49(3H, d, J=0.8Hz), 3.66(2H, s), 4.12(2H, q, J=7.2
Hz), 7.00(1H, dd, J=1.4, 7.0Hz), 7.10(1H, dd, J=7.
0, 8.8Hz), 7.52(1H, dd,J=1.4, 8.8HZ), 7.65(1H, d,
J=0.8Hz).; IR (neat) 2981, 1736, 1489, 1321, 1153, 1028, 781,
735.cm-1
【0066】ii) 2−メチル−5−チア−1,8b
−ジアザアセナフチレン−4−カルボン酸の合成 オキシ塩化リン46.6ml(500ミリモル)を、氷
冷下撹拌しながらN,N−ジメチルホルムアミド100
ml溶液に滴下した後、室温で30分撹拌した。次い
で、氷冷下、2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−5−イルチオ酢酸エチル47.26g(200ミリ
モル)をこの溶液に加え、80℃で12時間撹拌した。
冷却後、反応混合物を氷水中にあけ、50%水酸化ナト
リウム水(約90ml)で中和した(pH8−9)後、
酢酸エチルで抽出(4回)した。有機層を水洗、乾燥
後、溶媒を留去して、粗結晶15.53g(約59.6
ミリモル,紫色固体)を得た。得られた粗結晶はそのま
ま次の反応に用いた。1 H-NMR(CDCl3, 200MHz)δ: 1.30(3H, t, J=7.0Hz), 2.1
2(3H, s), 4.22(2H, q,J=7.0Hz), 5.62(1H, dd, J=4.8,
6.0Hz), 6.44-6.57(2H, m), 6.77(1H, s).; IR(KBr) 1689, 1605, 1483, 1246, 789, 744.cm-1
【0067】2−メチル−5−チア−1,8b−ジアザ
アセナフチレン−4−カルボン酸エチル15.18g
(58.3ミリモル)のエタノ−ル100ml溶液に2
規定水酸化ナトリウム水60ml(120ミリモル)を
加えて、室温で1時間撹拌した。反応液を1規定塩酸で
中和した。生成した沈澱を濾取し、水、次いでアセトン
で洗浄して目的物を10.49g(77.4%,燈色粉
末)得た。1 H-NMR (DMSO-d6, 200MHz) δ 2.04(3H, s), 5.89(1H,
dd, J=1.0, 6.8Hz), 6.49(1H, dd, J=1.0, 9.2Hz), 6.6
5(1H, dd, J=7.2, 9.2Hz), 6.82(1H, s).; IR (KBr) 1635, 1500, 1327, 783, 746, 615.cm-1
【0068】iv) N−[3−(1,1−ジオキソ−
9−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミ
ド[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7H)
−ジオン−7−イル)プロピル]−2−メチル−5−チ
ア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサ
ミドの合成 2−メチル−5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレ
ン−4−カルボン酸1.16g(5ミリモル)、N−ヒ
ドロキシこはく酸イミド1.15g(10ミリモル)と
WSC1.92g(10ミリモル)のアセトニトリル5
0ml懸濁液に、トリエチルアミン1.39ml(10
ミリモル)を0℃で加えた。 室温で1時間撹拌した後
、溶媒を留去した。残留物をクロロホルムに溶解した
後、飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄した。有機層を乾
燥後、溶媒を留去して、青紫油状物(活性エステル体)
を得た。上記の活性エステル体と3−(1,1,6,8
−テトラオキソ−9−フェニル−2,3,4,8−テト
ラヒドロピリミド[6,1−b][1,3]チアジン−
7−イル)プロピル]アミン・塩酸塩 1.93g (5
ミリモル)のアセトニトリル50ml懸濁液に、トリエ
チルアミン1.39ml(10ミリモル)を0℃で加
え、 室温で3時間撹拌した。溶媒を留去した後、残留
物をクロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水
で洗浄した。有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残留物
をカラムクロマトグラフィー (溶出液:クロロホルム
→クロロホルム/メタノール=25/1)で精製して目
的物 1.46g(51.8%,赤紫色泡状物)を得
た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.86-2.00(2H, m), 2.05(3
H, s), 2.55(2H, quint., J=6.8Hz), 3.26-3.34(2H,
m), 3.40(2H, t, J=7.0Hz), 4.09(2H, t, J=6.6Hz), 4.
32(2H, t, J=6.2Hz), 5.71(1H, dd, J=2.6, 5.0Hz), 6.
55-6.58(2H, m), 6.66(1H, s), 7.29-7.46(5H, m).
【0069】v) N−[3−(1,1−ジオキソ−9
−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド
[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7H)−
ジオン−7−イル)プロピル]−2−メチル−5−チア
−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミ
ド・塩酸塩の合成 N−[3−(1,1−ジオキソ−9−フェニル−3,4
−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド[6,1−b]
[1,3]チアジン−6,8(7H)−ジオン−7−イ
ル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナフ
チレン−4−カルボキサミド1.46g(2.59ミリ
モル)のメタノール溶液に、濃塩酸 0.25mlを加
え撹拌して、溶媒を留去した。残留物を再結晶(溶媒:
メタノール−エタノール−ジエチルエーテル)により精
製して、目的物1.276g(82.1%,燈色粉末)
を得た。 m.p. 181.0-183.0℃;1 H-NMR (CD3OD, 200MHz) δ 1.88-1.96(2H, m), 2.18(3
H, s), 2.47-2.54(2H, m), 3.26-3.31(2H, m), 3.47-3.
54(2H, m), 4.04(2H, t, J=7.8Hz), 4.19(2H, t,J=6.0H
z), 6.54(1H, d, J=7.6Hz), 6.86-6.92(2H, m), 7.28-
7.37(6H, m).;
【0070】製造例4 N−[3−(1,1−ジオキソ
−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド[6,1−
b][1,3]チアジン−6,8(7H)−ジオン−7
−イル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセ
ナフチレン−4−カルボキサミド・塩酸塩の合成 i) 1,3−ビス(3−クロロプロパン−1−イル)
−6−クロロウラシルの合成 6−クロロウラシル14.65g(100ミリモル)、
1−ブロモ−3−クロロプロパン47.23g(300
ミリモル)と炭酸カリウム55.28g(400ミリモ
ル)とをDMF150mlに加えた混合物を撹拌しなが
ら80℃で2時間加温した。反応後反応液を氷水中にあ
け、この混合物に酢酸エチル250mlを加え抽出し
た。有機層を精製水200mlで3回水洗し、さらに飽
和食塩水200mlで水洗した後、硫酸マグネシウム上
で乾燥した。溶媒を減圧下で留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出液;ヘキサン/酢
酸エチル=2/1)で精製し、目的物19.47g(収
率65.0%)を無色液体として得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 2.20(4H, m), 3.40-3.66(4
H, m), 4.11(2H, m), 4.24(2H, m), 5.94(1H, s).; IR (neat) 1712, 1652, 1606, 1437, 1419.cm-1
【0071】ii) 7−(3−クロロプロパン−1−
イル)−3,4−ジヒドロ−2H,4H−ピリミド
[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7H)ジ
オンの合成 1,3−ビス(3−クロロプロパン−1−イル)−6−
クロロウラシル9.68g(32.31ミリモル)をD
MF40mlに溶解させた溶液に0℃で70%水硫化ナ
トリウム5.23g(64.62ミリモル)を加え、0
℃で30分間撹拌した。反応後反応液を氷水中にあけ、
混合物を200mlの酢酸エチルで抽出した。有機層を
200mlの精製水で3回洗浄し、さらに飽和食塩水2
00mlで洗浄した後、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=1/
1)で精製し、目的物5.74g(収率68.1%)を
白色固体として得た。 m.p. 87.0-88.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 2.13(2H, m), 2.29(2H,
m), 3.08(2H, t, J=6.8Hz), 3.58(2H, t, J=6.6Hz), 3.
98-4.03(4H, m), 5.71(1H, s).; IR (KBr) 1707, 1651, 1441, 1239.cm-1
【0072】iii) 7−(3−フタルイミドプロパ
ン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H,4H−ピリ
ミド[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7
H)ジオンの合成 7−(3−クロロプロパン−1−イル)−3,4−ジヒ
ドロ−2H,4H−ピリミド[6,1−b][1,3]
チアジン−6,8(7H)ジオン14.13g(54.
19ミリモル)をDMF100mlに溶かした溶液にフ
タルイミドカリウム15.05g(81.29ミリモ
ル)とよう化ナトリウム8.12g(54.19ミリモ
ル)とを加え、100℃で90分加温した。反応後、反
応液を100mlの氷水中に注ぎ、さらに酢酸エチル2
50mlを加えて抽出した。有機層を100mlの精製
水で3回洗浄し、100mlの飽和食塩水で洗浄後、硫
酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出液;酢
酸エチル)で精製し、目的物12.58g(収率65.
0%)を白色固体として得た。 m.p. 185.0-188.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.97-2.13(2H, m), 2.18-
2.33(2H, m), 3.07(2H, t, J=6.2Hz), 3.76(2H, t, J=
7.0Hz), 3.95-4.05(4H, m), 7.68-7.86(4H, m).; IR (KBr) 3075, 1719, 1647, 1437, 1397, 897, 720.cm
-1
【0073】iv) 7−(3−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノプロパン−1−イル)−3,4−ジヒド
ロ−2H,4H−ピリミド[6,1−b][1,3]チ
アジン−6,8(7H)ジオンの合成 7−(3−フタルイミドプロパン−1−イル)−3,4
−ジヒドロ−2H,4H−ピリミド[6,1−b]
[1,3]チアジン−6,8(7H)ジオン3.35g
(9.37ミリモル)とヒドラジン・1水和物0.70
g(14.06ミリモル)とをエタノ−ル50mlに加
え、反応液を1時間加熱還流した。反応後、反応液を室
温まで冷却し、析出した沈澱(フタライド)を濾別し
た。沈澱を少量のエタノ−ルで洗浄し、濾液と洗液とを
合わせ減圧下溶媒を留去した。得られた残渣を再びエタ
ノ−ル20mlに溶かした溶液に、二炭酸−ジ−ter
t−ブチル6.14g(28.11ミリモル)を加え、
室温で1時間撹拌した。反応後、溶媒を減圧下留去し、
残渣を酢酸エチル100mlで抽出した。有機層を飽和
食塩水100mlで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥
後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−で精製し、目的物2.02g(収率6
3.1%)を無色液体として得た。 m.p. 137.0-139.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.73−1.88(2
H, m), 2.19−2.23(2H, m),
3.03−3.16(4H, m), 3.97−4.
03(4H, m), 5.34(1H, brs,
NH).; IR (KBr) 3295, 2980, 169
4, 1671, 1647, 1537, 137
0, 1291, 1181, 841, 762.c
−1
【0074】v) 7−(3−tert−ブトキシカル
ボニルアミノプロパン−1−イル)−1,1−ジオキソ
−3,4−ジヒドロ−2H,4H−ピリミド[6,1−
b][1,3]チアジン−6,8(7H)ジオンの合成 7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロパ
ン−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H,4H−ピリ
ミド[6,1−b][1,3]チアジン−6,8(7
H)ジオン2.02g(5.92ミリモル)をジクロロ
メタン25mlに溶かした溶液にm−クロロ過安息香酸
5.11g(29.6ミリモル)を加え、室温で3時間
撹拌した。反応後、析出したm−クロロ安息香酸を濾別
し、濾液にジクロロメタン50mlを加え、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液50ml、次いで飽和食塩水50m
lで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、
溶媒を減圧下留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(溶出液;酢酸エチル)で精製し、目的物
1.29g(収率58.2%)を白色固体として得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.44(9H, s), 1.72-1.88(2
H, m), 2.44-2.61(2H, m), 3.03-3.18(2H, m), 3.48(2
H, t, J=6.8Hz), 4.02(2H, t, J=6.6Hz), 4.15-4.21(2
H, m), 5.09(1H, brs, NH).
【0075】vi) 7−(3−アミノプロパンー1ー
イル)−1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H,
4H−ピリミド[6,1−b][1,3]チアジン−
6,8(7H)ジオン・塩酸塩の合成 7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロパ
ンー1ーイル)−1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ
−2H,4H−ピリミド[6,1−b][1,3]チア
ジン−6,8(7H)ジオン1.30g(3.48ミリ
モル)をエタノ−ル10mlに溶かした溶液に濃塩酸
1.43m(17.41ミリモル)を加え、室温で一時
間撹拌した。1 H-NMR (DMSO-d6, 200MHz) δ 1.77-1.97(2H, m), 2.36
-2.52(2H, m), 2.69-2.91(2H, m), 3.70-3.77(2H, m),
3.84-3.99(4H, m), 7.96(3H, brs, NH). vii) N−[3−(1,1−ジオキソ−3,4−ジ
ヒドロ−2H,6H−ピリミド[6,1−b][1,
3]チアジン−6,8(7H)−ジオン−7−イル)プ
ロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン
−4−カルボキサミドの合成 5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カル
ボン酸700m(3.21ミリモル)とN−ヒドロキシ
こはく酸イミド740mg(6.42ミリモル)とをア
セトニトリル10mlに懸濁させ、これにWSC1.2
3g(6.42ミリモル)を加え、室温で1時間撹拌し
た。得られた活性エステル体のアセトニトリル溶液に、
トリエチルアミン0.67ml(4.83ミリモル)と
7−(3−アミノプロパン−1−イル)−1,1−ジオ
キソ−3,4−ジヒドロ−2H,4H−ピリミド[6,
1−b][1,3]チアジン−6,8(7H)−ジオン
・塩酸塩とを加え室温で30分間撹拌した。反応後、溶
媒を減圧下留去し、残渣をクロロホルム50mlで抽出
した。有機層を飽和食塩水50mlで洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出液;クロロホ
ルム/メタノ−ル=10/1)で精製し、目的物774
mg(収率86.0%)を赤色固体として得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.81-1.96(2H, m), 2.50-
2.65(2H, m), 3.19-3.32(2H, m), 3.50(2H, m, J=6.8H
z), 4.03(2H, t, J=6.0Hz), 4.17-4.24(2H, m), 5.78(1
H, dd, J=2.0, 5.6Hz), 6.51(1H, s), 6.60-6.67(3H,
m), 6.78(1H, t, NH), 7.04(1H, s).
【0076】viii) N−[3−(1,1−ジオキ
ソ−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミド[6,1
−b][1,3]チアジン−6,8(7H)−ジオン−
7−イル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザア
セナフチレン−4−カルボキサミド・塩酸塩の合成 N−[3−(1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2
H,6H−ピリミド[6,1−b][1,3]チアジン
−6,8(7H)−ジオン−7−イル)プロピル]−5
−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボ
キサミド437.5mg(1.0ミリモル)をエタノ−
ル20mlに溶かした溶液に濃塩酸0.5ml(6.0
ミリモル)を加え、減圧下濃縮し析出した結晶を濾取し
た。結晶を少量のエタノ−ルとエ−テルで洗浄し目的物
450mg(収率88.2%)を橙色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6, 200MHz) δ 1.63-1.84(2H, m), 2.35
-2.54(2H, m), 3.10-3.25(2H, m), 3.68-3.99(6H, m),
6.23(1H, s), 6.60(1H, d, J=7.2Hz), 6.94(1H,d, J=9.
2Hz), 7.03(1H, s), 7.27(1H, dd, J=7.4, 9.2Hz), 7.6
4(1H, s), 8.67(1H, t, J=5.6Hz).; IR (KBr) 1712, 1668, 1650, 1327.cm-1
【0077】製造例5 N−[3−(5−ブチリデンチ
アゾリジン−2,4−ジオン−3−イル)プロピル]−
5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カル
ボキサミド・塩酸塩の合成 i) N−(3−ブロモプロピル)−5−チア−1,8
b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミドの合成 5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カル
ボン酸1.09g(5.0ミリモル)、N−ヒドロキシ
こはく酸イミド1.15g(10.0ミリモル)とWS
C1.92g(10.0ミリモル)のアセトニトリル5
0ml懸濁液に、トリエチルアミン1.39ml(1
0.0ミリモル)を0℃で加えた。 室温で1時間撹拌
した後 、溶媒を留去した。残留物をクロロホルムに溶
解した後、飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄した。有機
層を乾燥後、溶媒を留去して、青紫油状物(活性エステ
ル体)を得た。上記の活性エステル体と3−ブロモプロ
ピルアミン・臭化水素酸塩2.19g(10.0ミリモ
ル)のアセトニトリル50ml懸濁液に、トリエチルア
ミン1.39ml(10.0ミリモル)を0℃で加え、
室温で2時間撹拌した。溶媒を留去した後、残留物を
クロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水で洗
浄した。有機層を乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー (溶出液:クロロホルム/メ
タノール=50/1→20/1)で精製して、目的物
800mg(47.4%,赤紫色油状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 2.12(2H, se
pt., J=6.6Hz), 3.42−3.53
(4H, m), 5.80(1H, dd, J=
2.0, 5.8Hz), 6.31(1H, m),
6.64−6.71(3H, m), 7.06(1
H, s).
【0078】ii) N−[3−(チアゾリジン−2,
4−ジオン−3−イル)プロピル]−5−チア−1,8
b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミドの合成 N−(3−ブロモプロピル)−5−チア−1,8b−ジ
アザアセナフチレン−4−カルボキサミド800mg
(2.37ミリモル)とチアゾリジン−2,4−ジオン
ナトリウム塩556mg(4.0ミリモル)のN,N−
ジメチルホルムアミド20ml溶液を、80℃で16時
間加熱撹拌した。冷却後、反応液を水に注ぎ、ジクロロ
メタンで抽出した。有機層を水で洗浄、乾燥後、溶媒を
留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出
液:クロロホルム→クロロホルム/メタノール=50/
1)で精製して、目的物0.38g(42.8%,赤紫
色泡状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.84(2H, sept., J=6.2H
z), 3.26(2H, q, J=5.8Hz), 3.72(2H, t, J=6.2Hz), 4.
02(2H, s), 5.79(1H, dd, J=2.2, 5.8Hz), 6.51(1H, t,
J=6.2Hz), 6.61-6.69(3H, m), 7.05(1H, s).; IR (neat) 3344, 1743, 1680, 1618, 1541, 1481, 135
2, 1282, 1159, 773, 733, 650.cm-1
【0079】iii) N−[3−(5−ブチリデンチ
アゾリジン−2,4−ジオン−3−イル)プロピル]−
5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カル
ボキサミドの合成 N−[3−(チアゾリジン−2,4−ジオン−3−イ
ル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナフ
チレン−4−カルボキサミド0.19g(0.51ミリ
モル)とn−ブチルアルデヒド54μl(0.6ミリモ
ル)のエタノ−ル5ml溶液に、ピペリジン10μl
(0.06ミリモル)を加え、1時間加熱還流した。冷
却後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液:クロロホルム→クロロホルム/メタノー
ル=50/1)で精製して、目的物0.19g(86.
9%,赤紫色泡状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 0.99(3H, t, J=7.4Hz), 1.
60(2H, quint., J=7.4Hz), 1.82-1.88(2H, m), 2.24(2
H, q, J=7.4Hz), 3.26(2H, q, J=6.0Hz), 3.78(2H, t,
J=6.0Hz), 5.78(1H, dd, J=2.4, 5.6Hz), 6.61-6.71(4
H, m), 7.04(1H, s), 7.15(1H, t, J=7.6Hz).; IR (neat) 2960, 1741, 1682, 1632, 1481, 1251, 115
9, 773, 733.cm-1
【0080】iv) N−[3−(5−ブチリデンチア
ゾリジン−2,4−ジオン−3−イル)プロピル]−5
−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボ
キサミド・塩酸塩の合成 N−[3−(5−ブチリデンチアゾリジン−2,4−ジ
オン−3−イル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジ
アザアセナフチレン−4−カルボキサミド190mg
(0.44ミリモル)のメタノール5ml溶液に、濃塩
酸0.08ml(1.0ミリモル)を室温で加えた。溶
媒を留去した後、残査を再結晶(溶媒:メタノール/ジ
エチルエーテル)により精製して、目的物170mg
(82.4%,燈色粉末)を得た。 m.p. 165.0-168.0℃;1 H-NMR (CD3OD, 200MHz) δ 0.98(3H, t, J=7.4Hz), 1.
56(2H, quint., J=7.2Hz), 1.87(2H, sept., J=7.0Hz),
2.24(2H, q, J=7.8Hz), 3.26(2H, t, J=7.0Hz),3.72(2
H, t, J=7.0Hz), 6.61(1H, dd, J=0.8, 8.4Hz), 6.88(1
H, s), 6.99(1H,d, J=9.2Hz), 7.08(1H, t, J=7.8Hz),
7.38(1H, dd, J=7.4, 8.8Hz), 7.51(1H,s).;
【0081】製造例6 N−[3−[5−(3−フェニ
ル)プロピリデンチアゾリジン−2,4−ジオン−3−
イル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナ
フチレン−4−カルボキサミド・塩酸塩の合成 i) N−[3−[5−(3−フェニル)プロピリデン
チアゾリジン−2,4−ジオン−3−イル)プロピル]
−5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カ
ルボキサミドの合成 N−[3−(チアゾリジン−2,4−ジオン−3−イ
ル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナフ
チレン−4−カルボキサミド0.19g(0.51ミリ
モル)と3−フェニルプロピオンアルデヒド79μl
(0.6ミリモル)のエタノ−ル5ml溶液に、ピペリ
ジン10μl(0.06ミリモル)を加え、1時間加熱
還流した。冷却後、溶媒を留去した。残留物をカラムク
ロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム→クロロホル
ム/メタノール=50/1)で精製して、目的物0.1
85g(73.9%,赤紫色油状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.80-1.87(2H, m), 2.57(2
H, q, J=7.8Hz), 2.85(2H, q, J=7.4Hz), 3.24(2H, q,
J=5.8Hz), 3.76(2H, t, J=6.2Hz), 5.78(1H, dd,J=2.2,
5.8Hz), 6.61-6.67(4H, m), 7.04(1H, s), 7.10-7.36
(6H, m).; IR (neat) 3344, 2935, 1740, 1678, 1616, 1481, 128
1, 1157, 752, 700.cm-1
【0082】ii) N−[3−[5−(3−フェニ
ル)プロピリデンチアゾリジン−2,4−ジオン−3−
イル)プロピル]−5−チア−1,8b−ジアザアセナ
フチレン−4−カルボキサミド・塩酸塩の合成 N−[3−[5−(3−フェニル)プロピリデンチアゾ
リジン−2,4−ジオン−3−イル)プロピル]−5−
チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキ
サミド185mg(0.377ミリモル)のメタノール
5ml溶液に、濃塩酸0.08ml(1.0ミリモル)
を室温で加えた。溶媒を留去した後、残査を再結晶(溶
媒:メタノール/ジエチルエーテル)により精製して、
目的物150mg(75.5%,燈色粉末)を得た。 m.p. 162.0-165.0℃;1 H-NMR (CD3OD, 200MHz) δ 1.85(2H, sept., J=7.0H
z), 2.56(2H, q, J=7.0Hz), 2.86(2H, t, J=7.6Hz), 3.
24(2H, t, J=7.0Hz), 3.69(2H, t, J=7.4Hz), 6.60(1H,
dd, J=0.8, 7.6Hz), 6.85(1H, s), 6.97(1H, dd, J=0.
6, 9.0Hz), 7.07(1H, t, J=7.8Hz), 7.18-7.42(6H, m),
7.49(1H, s).;
【0083】製造例7 N−[4−(1−ベンジル−6
−エチルスルホニル−5−フェニルピリミジン−2,4
(1H,3H)ジオン−3−イル)ブチル]−5−チア
−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミ
ド・塩酸塩の合成 i) 1−ベンジル−6−クロロ−3−(4−クロロブ
チル)−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3
H)−ジオンの合成 6−クロロ−3−(4−クロロブチル)−1−メチル−
5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ
ン3.13g(10ミリモル)と炭酸カリウム1.66
g(12ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド2
0ml溶液に臭化ベンジル1.43ml(12ミリモ
ル)を加え、100℃で1時間撹拌した。冷却後、反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗
浄、乾燥後、溶媒を留去した。残査をカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:n−ヘキサン/酢酸エチル=10/
1→5/1)で精製して、目的物2.72g(67.4
%,淡黄色油状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.83-1.87(4H, m), 3.40-
3.61(2H, m), 4.02-4.09(2H, m), 5.39(2H, s), 7.25-
7.42(10H, m).; IR (neat) 3032, 2960, 1705, 1655, 1597, 1439, 116
1, 779, 735, 696.cm-1
【0084】ii) 1−ベンジル−3−(4−クロロ
ブチル)−6−エチルチオ−5−フェニルピリミジン−
2,4(1H,3H)−ジオンの合成 1−ベンジル−6−クロロ−3−(4−クロロブチル)
−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ
オン2.62g(6.5ミリモル)のアセトニトリル5
0ml溶液に、エチルメルカプタン・ナトリウム塩0.
55g(6.5ミリモル)を室温で加え、室温で1時間
撹拌し、さらに2時間加熱還流した。冷却後、溶媒を留
去した。残査を酢酸エチル−水に溶解し、酢酸エチルで
抽出した。乾燥後、溶媒を留去した。残査をカラムクロ
マトグラフィー(溶出液:n−ヘキサン/酢酸エチル=
5/1→2/1)で精製して、目的物2.37g(8
5.0%,淡黄色油状物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 0.90(3H, t, J=7.4Hz), 1.
82-1.86(4H, m), 2.15(2H, q, J=7.4Hz), 3.40-3.61(2
H, m), 4.06(2H, t, J=7.0Hz), 5.52(2H, s), 7.27-7.3
7(10H, m).; IR (neat) 3032, 2962, 1697, 1647, 1439, 1255, 962,
785, 733, 698, 598, 534.cm-1
【0085】iii) 1−ベンジル−6−エチルチオ
−3−(4−フタルイミドブチル)−5−フェニルピリ
ミジン−2,4(1H,3H)−ジオンの合成 1−ベンジル−6−クロロ−3−(4−クロロブチル)
−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ
オン2.36g(5.5ミリモル)とヨウ化ナトリウム
0.90g(6.0ミリモル)のN,N−ジメチルホル
ムアミド30ml懸濁液に、フタルイミドカリウム塩
1.11g(6.0ミリモル)を室温で加え、100℃
で2時間加熱撹拌した。冷却後、溶媒を留去した。残留
物をジクロロメタンー水に溶解し、有機層を分離した。
有機層を水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残査をカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:n−ヘキサン/酢酸
エチル=5/1→2/1)で洗浄して、目的物2.26
g(76.2%,白色固体)を得た。 m.p. 160.0-162.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 0.90(3H, t, J=7.2Hz), 1.
73-1.77(4H, m), 2.16(2H, q, J=7.2Hz), 3.68-3.76(2
H, m), 4.02-4.08(2H, m), 5.50(2H, s), 7.28-7.38(10
H, m), 7.68-7.72(2H, m), 7.81-7.85(2H, m).; IR (KBr) 2951, 1709, 1651, 1435, 1371, 725, 696.cm
-1
【0086】iv) 1−ベンジル−3−(4−ter
t−ブトキシカルボニルアミノブチル)−6−エチルチ
オ−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−
ジオンの合成 1−ベンジル−6−エチルチオ−3−(4−フタルイミ
ドブチル)−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,
3H)−ジオン2.16g(4.0ミリモル)のエタノ
ール40ml懸濁液に、ヒドラジン一水和物0.582
ml(12ミリモル)を室温で加え、2時間加熱還流し
た。冷却後、溶媒を留去し、残査を酢酸エチルーエタノ
ールに溶解した。不溶物を濾去した後、濾液を濃縮し
て、アミン体を得た。上記のアミン体のアセトニトリル
40ml溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル1.31
g(6.0ミリモル)を室温で加え、12時間撹拌し
た。溶媒を留去した後、残査をジクロロメタンに溶解し
た。飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄、乾燥後、溶媒を
留去した。残査をカラムクロマトグラフィー(溶出液:
n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1→2/1)で精製し
て、目的物2.06g(quant.%,無色油状物)
を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 0.90(3H, t, J=7.4Hz), 1.
43(9H, s), 1.48-1.75(4H, m), 2.15(2H, q, J=7.4Hz),
3.15(2H, q, J=7.4Hz), 4.02(2H, t, J=7.6Hz),4.56(1
H, s), 5.51(2H, s), 7.27-7.40(10H, m).; IR (neat) 3371, 2972, 1697, 1645, 1439, 1246, 117
1, 785, 696, 598, 536.cm-1
【0087】v) 1−ベンジル−6−エチルスルホニ
ル−3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノブ
チル)−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3
H)−ジオンの合成 1−ベンジル−3−(4−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノブチル)−6−エチルチオ−5−フェニルピリ
ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン2.03g
(4.0ミリモル)のジクロロメタン50ml溶液に7
0%m−クロロ過安息香酸2.96g(12リモル)を
室温で加え、16時間撹拌した。生じた沈殿を濾去し
た。濾液を1規定水酸化ナトリウム水で洗浄、乾燥後、
溶媒を留去した。残査をカラムクロマトグラフィー(溶
出液:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1)で
精製して、目的物1.80g(77.4%,白色泡状
物)得た。 m.p. 50.0-52.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.12(3H, t, J=7.4Hz), 1.
38-1.46(2H, m), 1.43(9H, s), 1.57-1.72(2H, m), 2.4
9(2H, q, J=7.4Hz), 3.10(2H, q, J=6.2Hz), 3.98(2H,
t, J=7.8Hz), 4.52(1H, s), 5.67(2H, s), 7.33-7.40(8
H, m), 7.44-7.48(2H, m).; IR (KBr) 2976, 1713, 1657, 1444, 1338, 1169, 1136,
729, 698.cm-1
【0088】vi) 3−(4−アミノブチル)−1−
ベンジル−6−エチルスルホニル−5−フェニルピリミ
ジン−2,4(1H,3H)−ジオン・塩酸塩の合成 1−ベンジル−6−エチルスルホニル−3−(4−te
rt−ブトキシカルボニルアミノブチル)−5−フェニ
ルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン1.80
g(3.32ミリモル)のメタノール70ml溶液に濃
塩酸0.33ml(4.0ミリモル)を室温で加えた。
冷却後、溶媒を留去した。残査を再結晶(溶媒:エタノ
ール/ジエチルエーテル)により精製して、目的物1.
23g(77.4%,白色粉末)を得た。 m.p. 171.0-173.0℃;1 H-NMR (D2O, 200MHz) δ 1.18(2H, t, J=7.4Hz), 1.62
-1.70(4H, m), 2.94-3.02(2H, m), 3.14(2H, q, J=7.4H
z), 3.92-3.98(2H, m), 5.55(2H, s), 7.30-7.53(10H,
m).
【0089】vii) N−[4−(1−ベンジル−6
−エチルスルホニル−5−フェニルピリミジン−2,4
(1H,3H)ジオン−3−イル)ブチル]−5−チア
−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサミ
ドの合成 5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カル
ボン酸0.31g(1.4ミリモル)、3−(4−アミ
ノブチル)−1−ベンジル−6−エチルスルホニル−5
−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
・塩酸塩0.67g(1.4ミリモル)とシアノリン酸
ジエチル0.24ml(1.6ミリモル)のN,N−ジ
メチルホルムアミド10ml溶液に、トリエチルアミン
0.45ml(3.2ミリモル)を0℃で加えた。この
温度で2時間撹拌した後、室温で3時間撹拌した。反応
混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水を加えた後、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水で洗浄、乾燥後、溶媒を留
去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:
酢酸エチル→酢酸エチル/エタノール=10/1)で精
製して、目的物0.11g(11.6%,赤紫色泡状
物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.12(3H, t,
J=7.2Hz), 1.47−1.72(4H,
m), 2.48(2H, q, J=7.2Hz),
3.33(2H, q, J=5.8Hz), 3.
99(2H, t, J=7.8Hz), 5.67−
5.73(1H, m), 5.68(2H, s),
6.34(1H, t, J=6.2Hz), 6.
59−6.61(3H, m), 6.81(1H,
s),7.30−7.49(10H, m).; IR (neat) 3352, 3061, 293
5, 1711, 1655, 1444, 133
8, 1279, 1244, 1142, 104
5, 773, 731, 698, 606.cm
−1
【0090】viii) N−[4−(1−ベンジル−
6−エチルスルホニル−5−フェニルピリミジン−2,
4(1H,3H)ジオン−3−イル)ブチル]−5−チ
ア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサ
ミド・塩酸塩の合成 N−[4−(1−ベンジル−6−エチルスルホニル−5
−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)ジオン−
3−イル)ブチル]−5−チア−1,8b−ジアザアセ
ナフチレン−4−カルボキサミド0.11g(0.16
2ミリモル)のメタノール5ml溶液に濃塩酸5滴を室
温で加えた。溶媒を留去した後、残査を再結晶(溶媒:
メタノール−エタノール−ジエチルエーテル)によりで
精製して、目的物90mg(81.9%,淡燈色固体)
を得た。 m.p. 141.0-143.0℃;1 H-NMR (CD3OD, 200MHz) δ 1.10(3H, t, J=7.4Hz), 1.
48-1.68(4H, m), 2.75(2H, q, J=7.4Hz), 3.24(2H, t,
J=6.4Hz), 3.98(2H, t, J=7.0Hz), 5.64(2H, s),6.59(1
H, dd, J=0.8, 7.4Hz), 6.83(1H, s), 6.98(1H, dd, J=
0.8, 8.4Hz), 7.27-7.44(12H, m).; Anal. Calcd for C33H32ClN5O5S2・H2O: C, 56.93; H,
4.92; N, 10.06. Found: C, 57.05; H, 4.91; N, 10.05.
【0091】製造例8 N−[4−(6−エチルスルホ
ニル−1−メチル−5−フェニルピリミジン−2,4−
(1H,3H)−ジオン−3−イル)ブチル]−5−チ
ア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサ
ミド・塩酸塩の合成 i) 3−(4−クロロブチル)−6−エチルチオ−1
−メチル−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3
H)−ジオンの合成 6−クロロ−3−(4−クロロブチル)−1−メチル−
5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ
ン6.54g(20ミリモル)のアセトニトリル40m
l溶液に、90%エタンチオールナトリウム塩1.87
g(20ミリモル)を室温で加え、2時間撹拌した後、
1時間加熱還流した。冷却後、溶媒を留去した。残査を
ジクロロメタンに溶解した。飽和炭酸水素ナトリウム水
で洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残査をカラムクロマ
トグラフィー(溶出液:n−ヘキサン/酢酸エチル=2
/1→1/1)で精製して、目的物3.55g(淡黄色
油状物,50.5%)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.10(3H, t, J=7.4Hz), 1.
81-1.87(4H, m), 2.41(2H, q, J=7.2Hz), 3.54-3.59(2
H, m), 3.71(3H, s), 4.00-4.06(2H, m), 7.28-7.41(5
H, m).
【0092】ii) 6−エチルチオ−1−メチル−3
−(4−フタルイミドブチル)−5−フェニルピリミジ
ン−2,4(1H,3H)−ジオンの合成 3−(4−クロロブチル)−6−エチルチオ−1−メチ
ル−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−
ジオン3.55g(10.1ミリモル)とヨウ化ナトリ
ウム1.65g(11.0ミリモル)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド50ml懸濁液に、フタルイミドカリウ
ム塩2.04g(11.0ミリモル)を室温で加え、1
00℃で2時間加熱撹拌した。冷却後、溶媒を留去し
た。残留物をジクロロメタンー水に溶解し、有機層を分
離した。有機層を水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。
残査をジエチルエーテル/n−ヘキサンで洗浄して、目
的物2.90g(61.9%,淡燈色粉末)を得た。 m.p. 151.1-153.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.10(3H, t, J=7.4Hz), 1.
72-1.76(4H, m), 2.41(2H, q, J=7.6Hz), 3.69-3.72(5
H, m), 4.00-4.05(2H, m), 7.27-7.39(5H, m), 7.68-7.
72(2H, m), 7.81-7.85(2H, m).; IR (KBr) 1770, 1716, 1697, 1643, 1435, 1396, 1367,
1045, 725.cm-1
【0093】iii) 3−(4−tert−ブトキシ
カルボニルアミノブチル)−6−エチルチオ−1−メチ
ル−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3H)−
ジオンの合成 6−エチルチオ−1−メチル−3−(4−フタルイミド
ブチル)−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3
H)−ジオン4.63g(9.98ミリモル)のエタノ
ール40ml懸濁液に、ヒドラジン一水和物0.73m
l(15ミリモル)を室温で加え、2時間加熱還流し
た。冷却後、溶媒を留去し、残査を酢酸エチル/エタノ
ールに溶解した。不溶物を濾去した後、濾液を濃縮し
て、アミン体を得た。上記のアミン体のアセトニトリル
70ml溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル3.27
g(15ミリモル)を室温で加え、12時間撹拌した。
溶媒を留去した後、残査をジクロロメタンに溶解した。
飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去
した。残査をカラムクロマトグラフィー(溶出液:n−
ヘキサン/酢酸エチル=5/1→1/1→1/2)で精
製して、目的物3.65g(84.3%,淡黄色油状
物)を得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.10(3H, t, J=7.4Hz), 1.
43(9H, s), 1.59-1.75(4H, m), 2.41(2H, q, J=7.4Hz),
3.15(2H, q, J=6.2Hz), 3.71(3H, s), 4.00(2H,t, J=
7.4Hz), 4.61(1H, s), 7.27-7.41(5H, m).; IR (neat) 3365, 2972, 1697, 1645, 1443, 1248, 117
1, 1020, 785, 712, 596.cm-1
【0094】iv) 3−(4−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノブチル)−6−エチルスルホニル−1−
メチル−5−フェニルピリミジン−2,4(1H,3
H)−ジオンの合成 3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノブチ
ル)−6−エチルチオ−1−メチル−5−フェニルピリ
ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン3.65g
(8.42ミリモル)のジクロロメタン150ml溶液
に70%m−クロロ過安息香酸6.24g(25.3ミ
リモル)を室温で加え、16時間撹拌した。反応混合物
にさらに70%m−クロロ過安息香酸4.14g(1
6.8ミリモル)を室温で加え、20時間撹拌した。生
じた沈殿を濾去した。濾液を1N水酸化ナトリウム水で
洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残査をカラムクロマト
グラフィー(溶出液:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/
1→1/1)で精製して、目的物3.46g(88.3
%,白色固体)得た。 m.p. 127.5-129.0℃;1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.17(3H, t, J=7.2Hz), 1.
43(9H, s), 1.50-1.75(4H, m), 2.51(2H, q, J=7.4Hz),
3.15(2H, q, J=6.2Hz), 3.78(3H, s), 4.00(2H,t, J=
7.0Hz), 4.60(1H, s), 7.38-7.49(5H, m).; IR (neat) 3383, 2976, 1707, 1653, 752, 515.cm-1
【0095】v) 3−(4−アミノブチル)−6−エ
チルスルホニル−1−メチル−5−フェニルピリミジン
−2,4(1H,3H)−ジオン・塩酸塩の合成 3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノブチ
ル)−6−エチルスルホニル−1−メチル−5−フェニ
ルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン3.46
g(7.43ミリモル)のメタノール50ml溶液に濃
塩酸1.88ml(22.5ミリモル)を室温で加え、
1時間加熱還流した。冷却後、溶媒を留去した。残査を
再結晶(溶媒:メタノール−エタノール−ジエチルエー
テル)により精製して、目的物2.83g(94.8
%,白色粉末)を得た。 m.p. 124.0-126.0℃;1 H-NMR (CD3OD, 200MHz) δ 1.18(3H, t, J=7.2Hz), 1.
69-1.75(4H, m), 2.86(2H, q, J=7.6Hz), 2.97(2H, t,
J=7.4Hz), 3.74(3H, s), 4.02(2H, t, J=6.6Hz),7.33-
7.45(5H, m).
【0096】vi) N−[4−(6−エチルスルホニ
ル−1−メチル−5−フェニルピリミジン−2,4−
(1H,3H)−ジオン−3−イル)ブチル]−5−チ
ア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサ
ミドの合成 5−チア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カル
ボン酸131mg(0.60ミリモル)とN−ヒドロキ
シこはく酸イミド138mg(1.20ミリモル)とを
アセトニトリル10mlに懸濁させ、これにWSC23
0mg(1.20ミリモル)を加え、室温で1時間撹拌
した。得られた活性エステル体のアセトニトリル溶液
に、トリエチルアミン0.21ml(1.50ミリモ
ル)と3−(4−アミノブチル)−6−エチルスルホニ
ル−1−メチル−5−フェニルピリミジン−2,4(1
H,3H)−ジオン・塩酸塩とを加え室温で30分間撹
拌した。反応後、溶媒を減圧下留去し、残渣をクロロホ
ルム50mlで抽出した。有機層を飽和食塩水50ml
で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
(溶出液;クロロホルム/メタノ−ル=10/1)で精
製し、目的物170mg(収率60.2%)を赤色固体
として得た。1 H-NMR (CDCl3, 200MHz) δ 1.17(3H, t, J=7.8Hz), 1.
45-1.78(4H, m), 2.51(2H, q, J=7.4Hz), 3.23-3.40(2
H, m), 3.78(3H, s), 4.01(2H, t, J=7.8Hz), 5.78(1H,
t, J=3.6Hz), 6.24(1H, t, NH, J=5.4Hz), 6.61-6.65
(3H, m), 6.99(1H,s), 7.34-7.53(5H, m).
【0097】vii) N−[4−(6−エチルスルホ
ニル−1−メチル−5−フェニルピリミジン−2,4−
(1H,3H)−ジオン−3−イル)ブチル]−5−チ
ア−1,8b−ジアザアセナフチレン−4−カルボキサ
ミド・塩酸塩の合成 N−[4−(6−エチルスルホニル−1−メチル−5−
フェニルピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
−3−イル)ブチル]−5−チア−1,8b−ジアザア
セナフチレン−4−カルボキサミド170mg(0.3
0ミリモル)をエタノ−ル20mlに溶かした溶液に濃
塩酸0.05ml(0.60ミリモル)を加え混合し、
減圧下濃縮し析出した結晶を濾取した。結晶を少量のエ
タノ−ルとエ−テルで洗浄し目的物198mg(収率9
6.0%)を橙色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6, 200MHz) δ 1.13(3H, t, J=7.4Hz),
1.26-1.67(4H, m), 2.42-2.57(2H, m), 3.02-3.19(2H,
m), 3.63(3H, s), 3.74-3.91(2H, m), 6.63(1H,d, J=7.
4Hz), 6.99(1H, d, J=9.0Hz), 7.10(1H, s), 7.20-7.46
(6H, m), 7.67(1H, d, J=3.2Hz), 8.76(1H, t, NH, J=
5.4Hz); IR (KBr) 1699,1645,1441,1325.cm-1;
【0098】試験例1 接着蛋白発現抑制作用 ゼラチンコート・プレートに播種したヒトさい帯由来血
管内皮細胞(クラボウより購入)に種々の濃度の薬剤
(被験化合物)を添加し、37℃で15分間インキュベ
ートした。次いでヒト腫瘍壊死因子(TNF-α,Genzyme
より購入)を最終濃度1ng/mlになるように添加
し、37℃で ELAM-1 発現については3時間、ICAM-1
発現については5時間インキュベートした。反応後、グ
ルタルアルデヒドで細胞を固定し、ELAM-1 及び ICAM-1
の発現量を Cell-Elisa 法により測定した。即ち、そ
れぞれ1次抗体として抗 ELAM-1 抗体 BBA-1 及び抗 IC
AM-1抗体 BBA-4 を、2次抗体として西洋ワサビ・パー
オキシダーゼ標識ウサギ抗マウス IgG 抗体を用いる系
で、細胞上の接着タンパクの発現量を定量した。薬物添
加しない場合の発現量を100とし、TNF-α 非添加の
場合の発現量を0とした時、50%の発現量を示す薬物
濃度を示す薬物濃度を50%抑制濃度(IC50)として
表した。 結果:[表1]に被験化合物のIC50値を示す。これよ
り、本発明化合物が接着蛋白発現抑制作用を示すことは
明らかである。
【表1】
【0099】試験例2 マウス同種皮膚移植における移植免疫抑制作用 ドナーに6週齡の雄B10.BR、レシピエントに雄C
57BL/10を使用した。移植片は、ドナーを頸椎脱
臼により屠殺した後、尾部の全層皮膚を剃刀及びピンセ
ットを用いて剥ぎ、約5mm四方に切断して作製した。
これを生理食塩水を浸したガーゼの上に静置し、レシピ
エントの準備ができ次第直ちに使用した。移植床は以下
のようにして準備した。レシピエントの背部をバリカン
で剥毛し、イソジンで消毒した。エーテル麻酔下で背部
の皮膚をピンセットで摘みハサミを用いて全層皮膚のみ
を約5mm四方切り取った。このように準備した移植床
に移植片を植え込みバンドエイドを用いてしっかり固定
した。手術後、7日目に包帯をはずし、以後観察を行
い、移植片が完全に壊死した日を拒絶日とした。薬物は
5%アラビアゴムに懸濁し、手術日より16日間腹腔内
投与した。 結果:[表2]に被験化合物の拒絶日を示す。これよ
り、本発明化合物が移植免疫抑制作用を有することは明
らかである。
【表2】
【0100】試験例3 KKAy マウスにおける糖尿病性腎症改善作用 被験化合物は0.5%メチルセルロース(和光純薬)と
共に懸濁し、50mg/10ml/kgの割合で調整し
た。この懸濁液2ml/kgを10週齡の雄 KKAy マウ
スに毎日1回、3週間にわたって連日強制経口投与し
た。対照群のラットには0.5%メチルセルロース溶液
のみを同様に投与した。マウスは3週毎に代謝ゲージに
移し、3日間採尿した。血漿グルコースを酵素法、尿中
総タンパクを Lowry法 、及び尿中アルブミンを Mohame
d らの方法で各々測定した。 結果:[表3]に被験化合物の血漿グルコース値、尿中
総蛋白及びアルブミン排泄量に対する影響を示す。これ
より、本発明化合物が糖尿病性腎症改善作用を有するこ
とは明らかである。
【表3】 数値は平均値±標準偏差 *p<0.05 (student のt検定による対照群との
有意差)
【0101】
【発明の効果】本発明は、優れた接着蛋白発現抑制作
用、糖尿病性腎症改善作用又は移植免疫抑制作用を有
し、接着蛋白発現抑制剤、糖尿病性腎症改善治療剤又は
移植免疫抑制剤として有用な新規誘導体を提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/54 AED A61K 31/54 AED C07D 519/00 C07D 519/00

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 〔式中、Q環は置換基を有していてもよく;R1及びR2
    はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
    てもよい炭化水素基、置換基を有していてもよい水酸基
    又はアシル基;Xは−CON(R3)−、−COO−、
    −CO−又は−Alk−O−(R3は水素原子又は置換基を
    有していてもよい炭化水素基;Alkは置換基を有してい
    てもよい二価の炭化水素基を示す); 【化2】 Aは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基;Bは
    (i)式 【化3】 (R4及びR5はそれぞれ水素原子、置換基を有していて
    もよい炭化水素基、エステル化されていてもよいカルボ
    キシル基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基
    を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよい
    チオール基又は置換基を有していてもよい複素環基、あ
    るいはR4とR5とがともに一緒になって、置換基を有し
    ていてもよい環を形成してもよく、Z1はO又はS、Z2
    はO、S又はNR3a(R3aは水素原子又は置換基を有し
    ていてもよい炭化水素基を示す))で表される基、又は
    (ii)式 【化4】 (R6及びR7はそれぞれ置換基を有していてもよい炭化
    水素基又は置換基を有していてもよい複素環基、あるい
    はR6及びR7はともに一緒になって、置換基を有してい
    てもよい環を形成してもよく、R8は水素原子、ハロゲ
    ン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、アシル
    基、置換基を有していてもよい複素環基又は保護されて
    いてもよいアミノ基、mは0ないし2の整数を示す)で
    表される基を示す。〕で表される化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】Xが−CON(R3)−又は−Alk−O−(R
    3及びAlkは請求項1記載と同意義を示す)である請求項
    1記載の化合物。
  3. 【請求項3】Xが−CH2−O−又は−CONH−であ
    る請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】R1及びR2が水素原子である請求項1記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】Aが置換基を有していてもよい二価のC
    1-15鎖状炭化水素基である請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】AがC1-6アルキレン基である請求項1記
    載の化合物。
  7. 【請求項7】式 【化5】 〔式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表さ
    れる化合物又はその塩である請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】R4及びR5の一方が水素原子、他方が置換
    基を有していてもよい炭化水素基である請求項7記載の
    化合物。
  9. 【請求項9】Q環が無置換であり、R1及びR2が水素原
    子である請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】Xが−CH2−O−又は−CONH−で
    ある請求項9記載の化合物。
  11. 【請求項11】AがC1-6アルキレン基である請求項9
    記載の化合物。
  12. 【請求項12】Z1がO、Z2がS、及び 【化6】
  13. 【請求項13】式 【化7】 〔式中、Q1環は置換基を有していてもよく、nは0な
    いし3の整数を、その他の記号は請求項1記載と同意義
    を示す。〕で表される化合物又はその塩である請求項1
    記載の化合物。
  14. 【請求項14】R8が水素原子又は置換基を有していて
    もよい炭化水素基である請求項13記載の化合物。
  15. 【請求項15】Q環及びQ1環が無置換であり、R1が水
    素原子又はC1-6アルキル基、R2が水素原子、nが1で
    ある請求項14記載の化合物。
  16. 【請求項16】Xが−CH2−O−又は−CONH−で
    ある請求項15記載の化合物。
  17. 【請求項17】AがC1-6アルキレン基である請求項1
    5記載の化合物。
  18. 【請求項18】mが1又は2である請求項15記載の化
    合物。
  19. 【請求項19】R1及びR2が水素原子、Xが−CONH
    −、mが2、R8が水素原子又は置換基を有していても
    よいフェニル基、及び 【化8】
  20. 【請求項20】R6及びR7がそれぞれ置換基を有してい
    てもよい炭化水素基である請求項1記載の化合物。
  21. 【請求項21】R8が水素原子又は置換基を有していて
    もよい炭化水素基である請求項20記載の化合物。
  22. 【請求項22】Q環が無置換であり、R1及びR2が水素
    原子である請求項21記載の化合物。
  23. 【請求項23】Xが−CH2−O−又は−CONH−で
    ある請求項22記載の化合物。
  24. 【請求項24】AがC1-6アルキレン基である請求項2
    2記載の化合物。
  25. 【請求項25】mが1又は2である請求項22記載の化
    合物。
  26. 【請求項26】Xが−CONH−、mが2、R8が水素
    原子又は置換基を有していてもよいフェニル基、及び 【化9】
  27. 【請求項27】式 【化10】 〔式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表さ
    れる化合物又はその塩と、式 【化11】 〔式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表さ
    れる化合物又はその塩とを反応させることを特徴とする
    式 【化12】 〔式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表さ
    れる化合物又はその塩の製造方法。
  28. 【請求項28】式 【化13】 〔式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表さ
    れる化合物又はその塩と、式 【化14】 〔式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表さ
    れる化合物又はその塩とを反応させることを特徴とする
    式 【化15】 〔式中の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表さ
    れる化合物又はその塩の製造方法。
  29. 【請求項29】請求項1記載の化合物を含有することを
    特徴とする医薬組成物。
  30. 【請求項30】接着蛋白発現抑制剤である請求項29記
    載の医薬組成物。
  31. 【請求項31】糖尿病性腎症治療剤である請求項29記
    載の医薬組成物。
  32. 【請求項32】移植免疫抑制剤である請求項29記載の
    医薬組成物。
  33. 【請求項33】自己免疫疾患治療剤である請求項29記
    載の医薬組成物。
JP29102297A 1997-10-23 1997-10-23 三環性イミダゾール誘導体、その製造法及び剤 Withdrawn JPH11130778A (ja)

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