JPH1113183A - パネルの取付金物およびそのパネルの取付構造 - Google Patents

パネルの取付金物およびそのパネルの取付構造

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JPH1113183A
JPH1113183A JP17184897A JP17184897A JPH1113183A JP H1113183 A JPH1113183 A JP H1113183A JP 17184897 A JP17184897 A JP 17184897A JP 17184897 A JP17184897 A JP 17184897A JP H1113183 A JPH1113183 A JP H1113183A
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panel
bolt
vertical
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JP17184897A
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English (en)
Inventor
Ikuo Kikuchi
郁夫 菊地
Hideki Gennai
秀樹 源内
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】パネルの上下方向、面外方向の位置を固定した
後、横方向の位置の微調整をできるようにする。 【解決手段】固定具を介して垂直なパネルに取り付け固
定するための透孔が穿設され、かつ該パネル面に接する
ことができる上部フランジ部、該上部フランジ部と逆方
向に延びパネルに接触しない下部フランジ部と該両フラ
ンジ部間をつなぐ連結片部からなる稲妻金物8を少なく
とも有するパネルの取付金物において、上記下部フラン
ジ部には面外方向の位置調整用ボルト14を螺着するた
めの面外方向の位置調整用の螺子穴を有し、該螺子穴に
螺着された該ボルト14の頭側の螺子山部を縦長の溝部
をもつ押さえ金物16の該溝部で狭持固定することを特
徴とするパネルの取付金物とそのパネルの取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はALCパネル、PC
版等の外装パネルを建築物の構造躯体に取り付けるため
のパネル下部の取付金物、および該取付金物を使用して
パネルを建築物の構造躯体に取り付けたパネル下部の取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の取付構造としては、例え
ば特開平8−284307号公報には図9、図10に示
す如き技術等が開示されている。この公知技術について
説明する。水平部と該水平部の両端から逆方向に延びる
2つの垂直部を有した下部取付金物(33)が使用さ
れ、この取付金物(33)の上部の垂直部にはパネル
(31)に螺着するための2個の透孔が形成されてい
る。この部分をボルト(32)を介してパネル内に埋設
された埋込ナット(図示せず)に螺合して、パネルに取
り付け固定されている。なお、本発明との対比において
直接には関係しない部材である長い高さ調整ボルト(3
4)が該下部取付金物(33)の水平部には垂直方向に
貫通して螺合し、先端部は上向き定規アングル(35)
の上方に達している。そして、このボルト(34)を正
逆回転することによって下部取付金物(33)の上下方
向の位置調整が可能になっており、水平面の下方にある
止めナット(33a)で固定するようになっている。
【0003】一方、この下部取付金物(33)の下部垂
直面には二つの穴が設けられ、更に躯体梁(30)上に
固着されたスペーサー金物(40)上に載置固定された
上向き定規アングル(35)には下部取付金物(33)
を螺着する止めナット(35a)が固着している。そし
て、下部取付金物(33)の下部垂直面には定規アング
ル(35)に固着した止めナット(35a)に相対する
位置に上下方向の長孔(33b)が形成されている。そ
してパネルを面外方向へ押出す役割をする押しボルト
(36)が座金(38)とテフロンシート(39)を介
して長孔(33b)を貫通し、ナット(35a)に螺着
されている。
【0004】このように、パネル下部の横方向(パネル
面に対し平行、かつ水平方向、図9では左右方向)の動
きに対してはナット(35a)に螺着された押しボルト
(36)と、下部取付金物(33)の下部垂直面に設け
られた上下方向(パネル面に対し垂直方向、図10では
上下方向)の長孔(33b)を貫通する押しボルト(3
6)の接する部分で制約する機構となっている。また、
パネルの上下方向の動きに対しては、下部取付金物(3
3)の下部垂直面に設けられたこの長穴(33b)は上
下方向の長孔になっているため制約されない機構となっ
ている。
【0005】さらに、この下部垂直面の長孔(33b)
と隣接する位置に設けられたもう一方の穴の位置にはナ
ット(33c)が固着しており、このナット(33c)
にパネルを室内方向へ引き戻す役目を果たす引きボルト
(37)が下部取付金物(33)の下部垂直面を貫通し
て螺合され、その引きボルト(37)の先端部は上向き
定規アングル(35)の垂直面近傍に達している。そし
て、押しボルト(36)と引きボルト(37)を同時に
反対方向に回転させることにより、下部取付金物(3
3)を面外方向に前後させて位置調整することを可能と
した下部取付金物及びこの取付金物を用いた取付構造で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記公知技術
に於いては、パネル下部の横方向の位置を固定する際、
躯体梁(30)上に固着されたスペーサー金物(40)
上に載置固定された上向き定規アングル(35)に固着
したナット(35a)部に、下部取付金物(33)の下
部垂直面に設けられた長孔(33b)部を押しボルト
(36)で座金(38)とテフロンシート(39)を介
して貫通螺着することにより固定する機構となってい
る。
【0007】しかし、この公知の機構の場合、押しボル
ト(36)を固定するためのナット(35a)は、躯体
梁(30)上に固着されたスペーサー金物(40)上に
載置固定された上向き定規アングル(35)の所定位置
に既に固着されているために下部取付金物(33)の下
部垂直面に設けられた長孔(33b)部を押しボルト
(36)で貫通螺着固定しようとしても、横方向(パネ
ル面に対し平行な方向、図9では左右方向)の誤差吸収
をできる箇所が全く無いためパネルの取付部位置精度、
取付金物の寸法精度、上向き定規アングル(35)の位
置精度が少しでも悪かった場合、実際には取付できな
い、あるいは取付に手間取って長時間を要するという問
題があった。
【0008】また、この機構により面外方向(パネル面
に対し垂直な方向、図10では左右方向)の位置調整を
する場合、押しボルト(36)と引きボルト(37)の
2箇所で調整するため相互の調整が難しいため、引きボ
ルト(37)の先端が上向き定規アングル(35)に接
した状態で押しボルト(36)を締め込んでしまった場
合には、下部取付金物(33)の長孔(33b)部と座
金(38)部の間に大きな圧縮力が作用してしまうため
同部にテフロンシート(39)のような滑り材をかませ
なくてはならなくなり、不経済であるという問題があっ
た。
【0009】また、テフロンシート(39)のような滑
り材をかませるのは不経済であるため、省略するための
手段としては、面外方向の位置を調整後、押しボルト
(36)を緩めるという方法もあるが、その場合一度締
め込んだ押しボルトを緩めるのを忘れてしまう危険性が
高いという問題もあった。以上のように、上記の方法は
パネル下部の横方向(パネル面に対し平行で、かつ水平
方向、図9では左右方向)の位置を固定する際、取付金
物に横方向の動きの誤差吸収をできる箇所が全くなく施
工しにくい、あるいは、面外方向(パネル面に対し垂直
な方向、図10では左右方向)の位置調整として押しボ
ルトと引きボルトの2箇所で調整する機構のため下部取
付金物(33)の長孔(33b)部と座金(38)の間
にテフロンシート(39)のような滑り材をかませなく
てはならないというような種々の問題を抱えていた。本
発明は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新し
い取付金物、及びその取付金物を用いた全く新しいパネ
ルの取付構造構を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の発明
は、固定具を介して垂直なパネルに取り付け固定するた
めの透孔が穿設され、かつ該パネル面に接することがで
きる上部フランジ部、該上部フランジ部と逆方向に延び
パネルに接触しない下部フランジ部と該両フランジ部間
をつなぐ連結片部からなる稲妻金物を少なくとも有する
パネルの取付金物において、上記下部フランジ部にはボ
ルト(14)を螺着するための螺子穴(13)を有し、
かつ該螺子穴(13)に螺着された該ボルト(14)の
頭側の螺子山部を縦長の溝部(18)をもつ押さえ金物
(16)の該溝部(18)で狭持固定することを特徴と
するパネルの取付金物であり、第2の発明は、第1の発
明のパネルの取付金物が使用され、上部フランジ部内の
透孔を利用して垂直なパネルに該取付金物が取り付けら
れ、該パネルの取付金物の下部フランジ部に固定された
ボルト(14)を螺着するための螺子穴(13)を有
し、該螺子穴(13)に螺着された該ボルト(14)の
頭側の螺子山部を縦長の溝部(18)をもつ押さえ金物
(16)の該溝部(18)で狭持固定されることにより
パネルの横方向が固定されることを特徴とするパネルの
取付構造である。
【0011】以下、本発明を説明する。第1の発明にお
いて、稲妻金物の下部フランジ部に設けられる螺子穴
(13)は、必ずしも下部フランジ部に直接螺子を切っ
たものでなくともよく、例えば下部フランジ部に単なる
穴を設け、下部フランジ部内にナットを溶着したもので
もよいが、下部フランジ部に直接螺子穴を設けたほうが
金具がコンパクトになるので最も好ましい。また、この
螺子穴(13)に室内側、即ち稲妻金物の表側から(例
えば図4では右から左方向に)にボルト(14)が螺合
される。このボルト(14)は、従来技術の引きボルト
(37)のように面外方向の位置を調整する役目を果た
すものであってもよい。なお、ここで面外方向とはパネ
ル面に対し垂直な方向をいい、例えば図4では左右方向
を意味する。
【0012】このボルト(14)の頭側の螺子山部を、
例えば図7で示されるような縦長の溝をもつ押さえ金物
(16)の該溝部(18)で挟持し、しかる後この押さ
え金物(16)を溶着等でかぶせ金物(7)等に固定す
る。そうすることによって、稲妻金物の下部フランジ部
に螺着されたボルト(14)は、押さえ金物(16)に
よって横方向には拘束されるが、上下方向にはボルト
(14)が溝部(18)の上下端部にあたるまでは拘束
されない構造とすることができる。つまり、従来のよう
にテフロンシート等を使用しなくてもパネル下部の稲妻
金物を横方向には拘束するが、上下方向には拘束しない
取付構造とすることができる。なお、ここで横方向と
は、パネル面に対し平行で、かつ水平方向をいい、例え
ば図5では左右方向を意味する。また、第2の発明のパ
ネルの取付構造は、上記のパネルの取付金物を用いてパ
ネル下部の横方向の位置を固定することを特徴とするパ
ネル下部の取付構造である。
【0013】このパネルの取付金物を使用したパネルの
取付構造の取付方法の一例を説明する。第1の発明のパ
ネルの取付金物の一部を構成する稲妻金物を上部フラン
ジ部内の透孔を利用して垂直なパネル(2)に下部取付
金物(8)により取り付ける。なお、本発明の構成に直
接関係しないが、この稲妻金物の下部フランジ部にはパ
ネルの上下方向の位置調整をするための高さ調整用ナッ
ト(11)を設けることにより、該ナット(11)に螺
着された高さ調整ボルト(12)を正逆回転することに
より、パネルの上下方向の位置が調整できる。なお、こ
こで上下方向とはパネル面に対し平行で、かつ垂直な方
向をいい、例えば図4では上下方向を意味する。
【0014】次に、この稲妻金物の下部フランジ部に
は、パネル(2)の面外方向の位置を調整するための面
外方向の位置調整用の螺子穴(13)を設け、該螺子穴
(13)には、正逆回転することによりパネルの面外方
向の位置を調整することのできる面外方向の位置調整用
ボルト(14)を螺着させておく。このような高さ調整
ボルト(12)及び面外方向の位置調整用ボルト(1
4)によりパネルの上下方向、面外方向の位置の調整を
行い位置の固定を行った後、上記面外方向の位置調整用
ボルト(14)の頭側の螺子山部に押さえ金物(16)
の縦長の溝部(18)で挟み込み該ボルト(14)の頭
側の螺子山部の横方向の位置を固定して該押さえ金物
(16)をかぶせ金物(7)等に溶着すれば、最終的に
パネルの横方向も固定される。
【0015】
【作用】このように、本発明のパネルの取付金物は、パ
ネル(2)の最終的な横方向の位置固定を、パネルの上
下方向、面外方向の位置調整が終了した段階で、稲妻金
物の下部フランジ部の螺子穴(13)に螺着されたボル
ト(14)の頭側螺子山部分を縦長の溝部(18)をも
った押さえ金物(16)の溝部で狭持することにより拘
束固定するため、パネルの取付部の位置精度、パネルの
取付金物の寸法精度、定規アングル(3)の取付位置精
度がある程度悪くても十分吸収できうる構造となってい
る。
【0016】また、縦長の溝部(18)をもった押さえ
金物(16)は、パネルの上下方向、面外方向の位置調
整が終了した最終段階で、螺子穴(13)に螺着された
ボルト(14)を縦長の溝部(18)で狭持した状態で
かぶせ金物(7)、定規アングル(3)等の躯体梁
(1)側に溶接等により固着されるため、下部フランジ
部の螺子穴(13)に螺着されたボルト(14)と縦長
の溝部(18)をもった押さえ金物(16)との間には
取付けの段階で一切応力が発生しないため、押さえ金物
(16)と面外方向の位置調整用ボルト(14)の頭間
などのような金物同士の接する部分にテフロンシートの
ような滑り材をかませる必要もない。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1、及び図2は本発明の取付金物を使用して建
築物の躯体に取り付けるために使用するパネル斜視図で
ある。図1は、比較的パネル幅の広いパネルの場合であ
り、この場合パネルの取り付けはパネルの四隅付近の四
箇所となる。ただし、パネルの受ける風荷重が大きく取
付部の耐力が四箇所では不足するような場合には、四隅
より内側に取付部を追加し、六箇所、八箇所等の多数箇
所で取り付けることもあり得る。図2は、比較的パネル
幅の狭いパネルの場合であり、この場合パネルの取り付
けはパネルの中央付近の二箇所となる。パネル(2)の
上部には、上部取付金物をボルトで螺合するための埋込
ナットに通じるボルト穴(21)がパネル表面に開口し
ている。また、パネル下部には、下部取付金物をボルト
で螺合するための埋込ナット(20b)が切欠部(1
9)の表面に露出している。
【0019】図3は、本発明のパネルの取付金物を使用
してパネル(2:2b)を外壁として建築物の躯体に取
り付けた状態を示す斜視図であり、同図の右側の取付部
はパネル下部の取り付けを示し、左側の取付部はパネル
上部(2:2a)の取り付けが分かるよう躯体梁(1)
の左側を途中から省略して描いたものである。図4は、
本発明のパネルの取付金物を使用してパネル(2:2
b)を外壁として建築物の躯体梁(1)に取り付けた状
態を示すを示す縦断面図、図5はその横断面図である。
次に、パネル(2:2b)を建築物の躯体梁(1)に取
り付ける本発明に係るパネルの取付構造について、図3
〜図5を参照して以下に説明する。(1)は躯体梁であ
って、この躯体梁(1)の上フランジ部には定規アング
ル(3)が溶接等によりあらかじめ取り付け固定されて
いる。定規アングル(3)は図示したようなアングル片
でも長尺のものでもかまわない。
【0020】下層のパネル(2:2a)の上部にはナッ
ト(20a)が鉄筋マット(図示せず)に固定される形
で埋め込まれており、上部取付金物(4)がワッシャー
(5)を介してボルト(6)で螺着されている。下層パ
ネル(2:2a)の上部は、上部取付金物(4)の上部
を定規アングル(3)の垂直フランジ部(3a)に当接
させ、同当接部の垂直フランジ部(3a)にかぶせ金物
(7)の切欠溝(7a)部を上からかぶせるかたちで狭
持されている。定規アングル(3)とかぶせ金物(7)
は接する部分の必要箇所を溶接することにより固着され
ている。上部取付金物(4)の上部の周囲は垂直フラン
ジ部(3a)及びかぶせ金物(7)で四周を狭持される
ことにより、面外方向及び横方向に対しては拘束される
が、パネルの上下方向に対しては拘束されない。
【0021】かぶせ金物(7)の形状は、例えば図8に
示すように、定規アングル(3)の垂直フランジ部(3
a)に上方からかぶせられるよう、切欠溝(7a)部が
対面するかたちで左右2箇所形成されている(図8で
は、垂直部分(7c)の陰になり、手前側の1箇所しか
描かれていない)。また、該かぶせ金物(7)の垂直部
分(7c)に対面する垂直部分には、ワッシャー
(9)、ボルト(10)、パネル下部埋込ナット(20
b)等からなる下部取付金物(8)が当たらないように
下部取付金物(8)の幅以上の寸法の切欠部分(7b)
が形成されている。また、該かぶせ金物(7)は、切欠
部分(7b)を有した垂直部分と並行に対峙する垂直部
分(7c)を室内側に有している。
【0022】このように、なかぶせ金物(7)は、これ
によりパネルの下部に取り付けた稲妻金物の挿入ガイド
となると共に、下記するような様々な役割が果たせるよ
うになる。次に、上層パネル(2:2b)の下部の取り
付けについて説明する。パネルの取付金物の躯体梁
(1)側には、上記のようにかぶせ金物(7)がその切
欠溝(7a)を利用して定規アングル(3)の垂直フラ
ンジ部(3a)に上方よりかぶせられ、定規アングル
(3)及びかぶせ金物(7)があらかじめ溶接等により
固着されている。
【0023】かぶせ金物(7)は上記したような構造
で、定規アングル(3)の垂直フランジ部(3a)から
所望の距離をおいた位置に定規アングル(3)の垂直フ
ランジ部(3a)と並行する垂直部分(7c)を有して
いる。この垂直部分(7c)は、後述するようにパネル
(2)の面外方向の位置調整をする際に必要となもので
ある。本実施例においては、この垂直部分(7c)をパ
ネル下部の横方向の位置を固定する押さえ金物(16)
の固定箇所として利用しているが、押さえ金物(16)
は形状を変えれば、かぶせ金物(7)の別の箇所、ある
いは定規アングル(3)等の他の部分に固定することも
可能なため、この垂直部分(7c)はなくても本発明の
効果は達成し得る。
【0024】上層パネル(2:2b)の下部には切欠部
(19)に埋込ナット(20b)が露出している。本実
施例では埋込ナットは複数であるが一つでもかまわな
い。この実施例では、稲妻金物の上部フランジ部には下
部取付金物(8)が取付けられるようになっており、こ
の上部フランジ部には露出した埋込ナット(20b)を
狭持するための透孔(8a)が2つ穿設されている。こ
の上部フランジ部はパネル面に接することのでき、その
延長状に下部フランジ部、及びこれら両フランジ部をつ
なぐ連結片部からなり稲妻金物を構成する。
【0025】この稲妻金物の一部である下部フランジ部
には、高さ調整用ナット(11)が当設され、これに高
さ調整用ボルト(12)が螺着され、パネル(2:2
b)の上下方向の位置が調節できるようになっている。
この高さ調整用ボルト(12)は、例えばJIS B
1177に規定される六角穴付き止めねじ等のような頭
に突出分のない高さ調整ボルトとすると、金物全体をコ
ンパクトにすることができて好ましい。
【0026】この高さ調整用ボルト(12)の先端部は
定規アングル(3)の水平フランジ部上に載置されてお
り、パネル(2)の自重は高さ調整用ボルト(12)を
介して構造躯体に伝達されている。この高さ調整用ボル
ト(12)を正逆回転することによりパネル(2)の上
下方向の位置調整が可能となっている。また、下部フラ
ンジ部には、さらに上層パネル(2:2b)の面外方向
の位置を調整するための面外方向の位置調整用ボルト
(14)を螺合わせるための面外方向位置調整用の螺子
穴(13)が設けられており、該螺子穴(13)に螺着
された面外方向位置調整用ボルト(14)の先端を定規
アングル(3)の垂直フランジ部(3a)に当接させた
状態で、該ボルト(14)の頭部と、かぶせ金物(7)
の定規アングル(3)の垂直フランジ部(3a)から所
望の距離をおいた位置にある垂直部分(7c)との間に
所望の厚さのライナー金物(15:図6参照)が挿入さ
れる。なお、ライナー金物(15)の厚さは、定規アン
グル(3)の垂直フランジ部(3a)とかぶせ金物
(7)の垂直部分(7c)との間の距離から面外方向位
置調整用ボルト(14)の全長を引いた距離、あるいは
この距離よりわずかに小さい寸法とするのがよい。
【0027】この状態で、面外方向位置調整用ボルト
(14)を締め込む(右に回す)と該ボルト(14)の
先端が定規アングル(3)の垂直フランジ部(3a)に
当接しているため、この垂直フランジ部(3a)の当接
点が反力点となって上層パネル(2:2b)の下部に配
置された下部取付金物部(8)を室内側(図4で右側)
に引き込むことができる。また、面外方向位置調整用ボ
ルト(14)を緩める(左に回す)と該ボルト(14)
の頭部が定規アングル(3)の垂直フランジ部(3a)
と室内側に並行する垂直部分(7c)にライナー金物
(15)を介して当接しているため、同室内側の垂直部
分(7c)が反力点となってパネル(2:2b)の下部
に配置された下部取付金物部(8)を室外側(図4で左
側)に押し出すことができる。
【0028】このように、面外方向位置調整用ボルト
(14)を正逆回転することによりパネル(2)の面外
方向の位置調整が可能となっている。また、面外方向位
置調整用のボルト(14)は、その先端部が定規アング
ル(3)の垂直フランジ部(3a)に、その頭部がライ
ナー金物(15)を介して垂直部(7c)に当接してお
り、垂直フランジ部(3a)とかぶせ金物(7)の垂直
部(7c)にライナー金物(15)を介して狭持される
ことにより面外方向が拘束固定できる。
【0029】また、この面外方向位置調整用のボルト
(14)の頭部は、水平断面が溝型でリブの下部に縦長
の溝部(18)を有した押さえ金物(16、図7参照)
の溝部(18)が該ボルト(14)の頭部側の螺子山部
分を挟み込むように上から挿入され、該ボルト(14)
の頭部をかぶせ金物(7)の垂直部(7c)と該押さえ
金物(16)でライナー金物(15)を介して狭持する
ことにより、横方向の動きを拘束固定できる。このよう
に、押さえ金物(16)の溝部(18)は縦長溝になっ
ているため面外方向位置調整用のボルト(14)は横方
向の動きは拘束固定できるが、上下方向の動きは拘束で
きない構造となっている。
【0030】なお、本実施例の場合は、押さえ金物(1
6)のリブ部とかぶせ金物(7)の垂直部分(7c)と
の接する部分を溶接固定したが、押さえ金物(16)の
溝部(18)は縦長の溝穴を有したものであればどんな
形状でもよいから、固定箇所はかぶせ金物(7)、定規
アングル(3)等の躯体梁(1)に固着された金物、あ
るいは躯体梁(1)自体であってもかまわない。すなわ
ち、押さえ金物(16)の縦長の溝部(18)は、図7
に図示したような切欠溝でも、また別の縦長の穴でもか
まわない。上記の説明では、パネルの位置を上下方向、
及び横方向と自由に調整できるパネルの取付金物を使用
したが、必要がなければ必ずしもこのような取付金物を
使用しないで躯体に取り付けてもよい。このようにし
て、パネル(2)の下部に取り付けた稲妻金物を上記し
たように躯体梁(1)に固着された定規アングル(3)
に溶接等で固定することにより、取付け位置の調整され
たパネルを躯体に取り付けることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のパネルの取付金物は、パネル
(2)の最終的な横方向の位置固定をパネルの上下方
向、面外方向の位置調整が終了した段階で、稲妻金物の
下部フランジ部に設けた螺子穴(13)に螺着された面
外方向の位置調整用ボルト(14)の頭部側の螺子山部
分を、押さえ金物(16)に設けた縦長の溝部(18)
で狭持することにより横方向の位置を調整した後に拘束
固定できるため、パネルの取付部の位置精度、パネルの
取付金物の寸法精度、定規アングル(3)の取付位置精
度がある程度悪くても十分吸収できうる構造となる。し
たがって、パネルの位置の決定後、押さえ金物(16)
を溶接等によりかぶせ金物(7)等に固着固定すること
により、パネル(2)の横方向の位置の固定を容易に実
施することができる。
【0032】また、縦長の溝部(18)をもった押さえ
金物(16)は、パネルの上下方向、面外方向の位置調
整が終了した最終段階で、稲妻金物の下部フランジ部に
設けた螺子穴(13)に螺着された面外方向の位置調整
用ボルト(14)の頭部側の螺子山部分を押さえ金物
(16)に設けた縦長の溝部(18)で狭持することに
より横方向の位置を調整した後に拘束固定できるため、
下部フランジ部に設けた螺子穴(13)に螺着された面
外方向の位置調整用ボルト(14)と縦長の溝部(1
8)をもった押さえ金物(16)との間には、取付の段
階で一切応力が発生しないため、押さえ金物(16)や
面外方向の位置調整用ボルト(14)の頭等のような金
物同士の接する部分にテフロンシートのような滑り材を
かませる必要もない。上述のように、本発明のパネルの
取付金物を使用するとパネル下部の最終的な横方向の位
置固定を容易に実施できるとともに、押さえ金物(1
6)やボルト(14)の頭等のような金物同士の接する
部分にテフロンシートのような滑り材をかませる必要も
ないため作業も単純であり、かつ経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に使用したパネルの一例の斜視
図である。
【図2】本発明の実施例に使用できるパネルの一例の斜
視図である。
【図3】本発明の取付金具を用いてパネルを外壁として
建築物の躯体に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】図3の横断面図である。
【図6】下部取付金物の一部のライナー金物の斜視図で
ある。
【図7】押さえ金物の斜視図である。
【図8】かぶせ金物の斜視図である。
【図9】従来のパネルを取り付ける構造例の斜視図であ
る。
【図10】図9の縦断面説明図である。
【符号の説明】
1 躯体梁 2 パネル 2a 下層パネル 2b 上層パネル 3 定規アングル 3a (定規アングルの)垂直フランジ部 4 上部取付金物 5 ワッシャー 6 ボルト 7 かぶせ金物 7a (かぶせ金物の)切欠溝 7b (かぶせ金物の)切欠部分 7c (かぶせ金物の)垂直部 8 下部取付金物 8a 透孔 9 ワッシャー 10 ボルト 11 高さ調整ナット 12 高さ調整ボルト 13 面外方向の位置調整用の螺子穴 14 面外方向の位置調整用ボルト 15 ライナー金物 16 押さえ金物 17 床面 18 溝部 19 切欠部 20 埋込ナット 20a パネル上部埋込ナット 20b パネル下部埋込ナット 21 ボルト穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定具を介して垂直なパネルに取り付け
    固定するための透孔が穿設され、かつ該パネル面に接す
    ることができる上部フランジ部、該上部フランジ部と逆
    方向に延びパネルに接触しない下部フランジ部と該両フ
    ランジ部間をつなぐ連結片部からなる稲妻金物を少なく
    とも有するパネルの取付金物において、上記下部フラン
    ジ部にはボルト(14)を螺着するための螺子穴(1
    3)を有し、かつ該螺子穴(13)に螺着された該ボル
    ト(14)の頭側の螺子山部を縦長の溝部(18)をも
    つ押さえ金物(16)の該溝部(18)で狭持固定する
    ことを特徴とするパネルの取付金物。
  2. 【請求項2】 請求項1のパネルの取付金物が使用さ
    れ、上部フランジ部内の透孔を利用して垂直なパネルに
    該取付金物が取り付けられ、該パネルの取付金物の下部
    フランジ部に固定されたボルト(14)を螺着するため
    の螺子穴(13)を有し、該螺子穴(13)に螺着され
    た該ボルト(14)の頭側の螺子山部を縦長の溝部(1
    8)をもつ押さえ金物(16)の該溝部(18)で狭持
    固定されることによりパネルの横方向が固定されること
    を特徴とするパネルの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010216094A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 取付金具及び取付構造
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JP2016069154A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社タダノ 搬送装置の組立構造及び搬送装置の組立方法

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