JPH11140016A - エステルの製造方法 - Google Patents

エステルの製造方法

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JPH11140016A
JPH11140016A JP9310924A JP31092497A JPH11140016A JP H11140016 A JPH11140016 A JP H11140016A JP 9310924 A JP9310924 A JP 9310924A JP 31092497 A JP31092497 A JP 31092497A JP H11140016 A JPH11140016 A JP H11140016A
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JP
Japan
Prior art keywords
lanthanoid
reaction
ester
catalyst
aldehyde
Prior art date
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Pending
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JP9310924A
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English (en)
Inventor
Takashi Sato
孝志 佐藤
Toshio Hagiwara
敏男 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKUYAMA SEKIYU KAGAKU KK
Original Assignee
TOKUYAMA SEKIYU KAGAKU KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルデヒド2分子を反応させてエステルを合
成する反応において副生成物の少ない触媒系を用いたエ
ステルの製造方法を提供する。 【解決手段】 アルミニウムアルコキサイドを触媒とし
てアルデヒド2分子を縮合させてエステルを合成する方
法において、助触媒としてLn(OTf)3 で表される
ランタノイドトリストリフルオロメタンスルホナート
(ランタノイドトリフラート)化合物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインキ、塗料などの
溶剤として有用なエステルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】式1や式2で示されるアルデヒド2分子
を反応させてエステルを合成する反応はチシチェンコ反
応として知られており、広くアセトアルデヒドからの酢
酸エチル製造に用いられている。このチシチェンコ反応
はアルミニウムアルコキサイドを触媒として進行する
[J.Russ.Phys.Chem.Soc.38
355(1906)、有機合成化学、第23巻、第2
号、144〜150頁(1965)など参照]。式2中
のRはアルキル基を示し、R’はRと異なるアルキル基
を示す。
【0003】
【化1】
【0004】
【化2】
【0005】アルミニウムアルコキサイドのみでも反応
は進行するが反応速度が遅い。そこで実際の酢酸エチル
製造触媒としては塩化亜鉛や塩化第二鉄を助触媒として
添加し反応活性を向上して使用されているは公知の事実
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アセトアルデヒドを用
いた場合、塩化亜鉛や塩化第二鉄を助触媒として添加し
た系では反応速度は非常に増加するものの式3、式4に
て示される反応副生成物[アセトアルデヒドジエチルア
セタール(以下、ATLと称す)及びエチリデンエトキ
シアセテート(以下、EEAと称す)]の生成が酢酸エ
チルの選択率を下げていた。
【0007】
【化3】
【0008】
【化4】
【0009】これら副生成物は選択率を下げるばかりで
なく、ATLの場合、生成した水が触媒を急激に失活さ
せるという問題も引き起こしていた。
【0010】従って、本発明の目的はアルデヒド2分子
を反応させてエステルを製造する触媒系として副生成物
が少ない触媒系を使用したエステルの製造方法を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的に
対して種々検討したところ、アルミニウムアルコキサイ
ドを触媒としてアセトアルデヒドを縮合させる反応にお
いて、ランタノイドトリフラート化合物を助触媒として
使用することにより、副生ATL、EEAの生成量が少
なく、しかも効率よく酢酸エチルなどのエステルを生成
できることを見いだし本発明に至った。
【0012】即ち、本発明はアルミニウムアルコキサイ
ドを触媒としてアルデヒド2分子を反応させてエステル
を合成する方法において、助触媒としてLn(OTf)
3 (Ln=ランタノイド、OTf=トリフルオロメタン
スルホン酸イオン)で表されるランタノイドトリフラー
ト化合物を用いることを特徴とするエステルの製造であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるランタノイド
トリフラート化合物のランタノイドはスカンジウム、イ
ットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオ
ジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガド
リニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、
エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムで
ある。ランタノイドトリフラート化合物は一種でも二種
以上を混合して用いても良い。ランタノイドといえば長
周期律表第3族第6周期のランタン〜ルテチウムを示す
が、ランタノイドトリフラート化合物の場合には性質及
び触媒活性が良くにていることから長周期律表第3族第
4周期のスカンジウム及び長周期律表第3族第5周期の
イットリウムを加えてランタノイドと称するのが近年一
般的である[PETROTECH.19.118(19
96)]。本発明においても一連の反応結果が同一の傾
向を示すので長周期律表第3族第4周期のスカンジウム
及び長周期律表第3族第5周期のイットリウムを含めて
ランタノイドと記述する。
【0014】いわゆる、ランタノイドトリフラート化合
物は水溶性ルイス酸として近年注目されており、フリー
デルクラフト反応、マンニヒ反応、ディールスアルダー
反応、マイケル付加等の反応に応用されている。3価の
ランタノイドは空の軌道が多く、そのイオン半径が大き
いこととあいまって7〜12の非常に大きな配位数をと
りうる。また、3価のランタノイドのルイス酸性は中間
程度で強すぎず、弱すぎない適度のルイス酸性であり、
これと大きな配位数とがランタノイドのユニークな反応
性を引き出していると言われている。
【0015】実際、アセトアルデヒドのチシチェンコ反
応においてランタノイドトリフラート化合物を助触媒に
用いたときに副生成物EEA、ATLが減少すると言う
のはこれらの要因が影響しているものと推測している。
【0016】本発明におけるアセトアルデヒドのチシチ
ェンコ反応では、三塩化チタン、三塩化アルミニウムの
強ルイス酸では反応が進まず、塩化第二銅、塩化ニッケ
ルの弱いルイス酸でも反応は進行しない。塩化亜鉛、塩
化第二鉄、ランタノイドトリフラート化合物等の中間程
度のルイス酸では著しく反応は進行するという結果を示
す。
【0017】ところが、塩化亜鉛、塩化第二鉄の場合に
は少量の水があるとルイス酸性を発揮しないと言う欠点
があるが、ランタノイドトリフラート化合物は水の影響
をほとんど受けずルイス酸性を発揮する優位性ももって
いる。
【0018】本発明で用いられるランタノイドトリフラ
ート化合物は公知の方法にて合成される。即ち、ランタ
ノイド酸化物(Ln23 )とトリフルオロメタンスル
ホン酸水溶液(TfOH)を式5に示す反応で加熱合成
される。
【0019】
【化5】
【0020】合成されたランタノイドトリフラート化合
物は乾固した後、100〜200℃で真空乾燥する。こ
のランタノイドトリフラート化合物の反応での使用量は
触媒であるアルミニウムアルコキサイドに対して、0.
1〜2倍モルで使用される。
【0021】本発明で使用されるアルミニウムアルコキ
サイドは一般式Al(OR)3 で表される化合物、例え
ばORがエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、sec−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブ
トキシ、ペンチロキシ、イソペンチロキシ、sec−ペ
ンチロキシ、ヘキシロキシ、シクロヘキシロキシ、ベン
ジロキシ等である、アルミニウムアルコキサイドが挙げ
られる。また、縮合したアルミニウムアルコキサイド、
例えば、Al10(O)4 (OC2522、Al4
(O)(OCH(CH325 [H(OCH(CH
322 ]Cl4 等の化合物も触媒として使用でき
る。
【0022】これらアルミニウムアルコキサイドは使用
するアルデヒドに無関係に触媒として使用することがで
きる。しかしながら、アルミニウムアルコキサイドのア
ルコキサイドが反応に使用するアルデヒドの還元したア
ルコールと同一であることが望ましい。例えば、アセト
アルデヒドの場合にはエトキシ、プロピオンアルデヒド
の場合にはプロポキシである。なぜならば、エステルの
一部にアルミニウムアルコキサイドのアルコキサイドが
組み込まれるからであるが(例えば、アルデヒドとして
アセトアルデヒド、アルミニウムアルコキサイドとして
アルミニウムトリイソプロポキサイドを用いた場合、酢
酸イソプロピルが少量生成する。)、触媒量が少なくて
副生成物が無視できる場合には触媒活性を重視して最も
活性の高い触媒をアルデヒドに無関係に使用することが
できる。
【0023】本発明で使用される触媒、アルミニウムア
ルコキサイドの使用量はアルデヒド使用量に対して0.
001〜10モル%で十分である。触媒量が多いと無駄
であり、少ないと反応速度が遅くなるので、望ましく
は、0.01〜1モル%である。
【0024】本発明におけるアルデヒドとしては以下の
化合物を挙げることができる。即ち、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチル
アルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒ
ド、イソバレルアルデヒド、ピバルアルデヒド、シクロ
ヘキシルアルデヒド、ベンズアルデヒド、アクロレイ
ン、メタクロレイン等である。
【0025】対応する生成エステルはそれぞれ、ギ酸メ
チル、酢酸エチル、プロピオン酸プロピル、酪酸ブチ
ル、イソ酪酸イソブチル、吉草酸アミル、イソ吉草酸イ
ソアミル、ピバル酸ネオペンチル、シクロヘキサンカル
ボン酸シクロヘキシルメチル、安息香酸ベンジル、アク
リル酸アリル、メタクリル酸メタリルである。これらは
一種のアルデヒドを用いた場合であるが、二種以上のア
ルデヒドを同時に反応するいわゆる交差チシチェンコ反
応にも使用することができる。例えば、アセトアルデヒ
ドとプロピオンアルデヒドを使用すると生成エステルは
酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸エチル、プロ
ピオン酸プロピルである。
【0026】本発明の反応はいわゆるバッチ反応、連続
反応どちらでも可能である。バッチ反応の場合には、例
えば、アルデヒド又は溶剤で希釈したアルデヒドに触
媒、アルミニウムアルコキサイドと助触媒、ランタノイ
ドトリフラート化合物を添加する方法が挙げられる。連
続反応はワンパス方式、循環方式の反応器にアルデヒ
ド、触媒及び助触媒を連続的にフィードし反応させる。
反応溶液からの生成エステルの分離は、触媒を水で失
活、固形物を分離した後蒸留で行うことができる。
【0027】本発明のチシチェンコ反応は発熱反応で反
応が速いので、反応温度は低く保つ必要がある。反応温
度が低すぎると反応が進まず、反応温度が高いと触媒の
失活が起こるので、望ましい反応温度は、−10〜30
℃である。しかしながら、用いるアルデヒドによって反
応速度が異なるので場合によってはこの温度範囲を越え
ることがある。
【0028】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
するが、本発明は以下実施例にのみ限定されるものでは
ない。 (アルミニウムエトキサイド合成例)還流冷却器、温度
計を備えた300ml三口フラスコに粒状アルミニウム
メタル8.75g、三塩化アルミニウム3.45gを入
れオイルバスで80℃に加温した。これに95%エチル
アルコール50gを酢酸エチル180gで希釈した溶液
を3時間で滴下した。滴下終了後、80℃で5時間後反
応を行った。反応終了後、室温まで冷却し、上澄みをデ
カンテーションで分離、濃縮、乾固し、反応に使用し
た。アルミニウムエトキサイドは窒素下保存した。
【0029】(ランタノイドトリフラート化合物合成
例)使用したランタノイドトリフラート化合物はすべて
同じ方法で合成した。ここではLa(OTf)3 につい
て説明する。酸化ランタン10mmolを100mlな
す型フラスコに入れ、これにトリフルオロメタンスルホ
ン酸57mmolを含む50%水溶液を添加した。この
水溶液を2時間沸騰させた。その後室温まで冷却し、未
反応の酸化ランタンを濾過した。濾液は濃縮乾固し、1
50〜200℃で真空乾燥した。白色の固体が得られ
た。固体はそのまま反応に共した。いずれのランタノイ
ドに対しても収量はトルフルオロメタンスルホン酸に対
しほぼ定量的であった。
【0030】(実施例1)冷却管、温度計を備えたジャ
ケット付き三口フラスコに9.85重量%のアセトアル
デヒドを含む酢酸エチル溶液170gを入れジャケット
に冷媒を流し攪拌しながら溶液温度を5℃に保った。こ
れに上記で合成したアルミニウムエトキサイド0.81
gを加え、ランタノイドトリフラート化合物としてGd
(OTf)3 1.72g/酢酸エチル2.5ml溶液を
添加して反応開始した。30分後反応液の一部を採り水
で触媒を失活させた後、遠心分離した。上澄みを速やか
にガスクロマトグラフィーで分析した。分析の結果、未
反応のアルデヒドは1.61%でアセトアルデヒドの反
応率は84%であった。副生成物ATL、EEAは検出
限界(0.001重量%)以下(反応したアセトアルデ
ヒドに対しての選択率で0.01%以下)であった。
【0031】(実施例2〜4)ランタノイドトリフラー
ト化合物がLa(OTf)3 、Sc(OTf)3 、Yb
(OTf)3 であること以外は実施例1と同様に反応し
た。分析した結果を表1に示した。
【0032】(比較例1)ランタノイドトリフラート化
合物の代わりにZnCl2 を用いたこと以外は実施例1
と同様に反応した。分析した結果を表1に示した
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】触媒としてアルミニウムアルコキサイ
ド、助触媒としてランタノイドトリフラートを用いる本
発明の方法によりアルデヒド2分子からエステルを合成
するチシチェンコ反応において副生成物を非常に少なく
効率よくエステルを合成することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムアルコキサイドを触媒とし
    てアルデヒド2分子を反応させてエステルを合成する方
    法において、助触媒としてLn(OTf)3で表される
    ランタノイドトリストリフルオロメタンスルホナート
    (ランタノイドトリフラート)化合物を用いることを特
    徴とするエステルの製造方法。但し、 Ln=ランタノイド OTf=トリフルオロメタンスルホン酸イオン を示す。
  2. 【請求項2】 前記ランタノイドが、スカンジウム、イ
    ットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオ
    ジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガド
    リニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、
    エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムで
    あることを特徴とする請求項1に記載のエステルの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 アルミニウムアルコキサイドのアルコキ
    サイドが炭素数1〜7であることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のエステルの製造方法。
  4. 【請求項4】 アルデヒド、エステルがそれぞれアセト
    アルデヒド、酢酸エチルであることを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載のエステルの製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004047990A1 (ja) * 2002-11-27 2004-06-10 Showa Denko K. K. カルボン酸エステル製造用触媒および該触媒を使用したカルボン酸エステルの製造方法
WO2018209735A1 (zh) * 2017-05-19 2018-11-22 中国科学院过程工程研究所 一种丙烯酸酯的低温液相制备方法

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