JPH11141434A - 燃料噴射ノズル - Google Patents
燃料噴射ノズルInfo
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- JPH11141434A JPH11141434A JP30270097A JP30270097A JPH11141434A JP H11141434 A JPH11141434 A JP H11141434A JP 30270097 A JP30270097 A JP 30270097A JP 30270097 A JP30270097 A JP 30270097A JP H11141434 A JPH11141434 A JP H11141434A
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Abstract
に、ノズル体格に制限されることなくダンプ距離の調節
と弁性能のチェックが容易な燃料噴射ノズルを提供す
る。 【解決手段】 ノズルボディ3とノズルホルダ6の間の
チップパッキング7の下側には、ニードル2の上端のピ
ストン18を収容する大径穴36が形成され、ピストン
18の下側に第1ダンパ室36a、上側に第2ダンパ室
36bが形成される。チップパッキング7は、第1ダン
パ室36aを開閉するための連通路35を備え、この連
通路35の上側の開口は面取り部42に開口しており、
バネ座31によって開閉する。バネ座31はバネ座押圧
部材32を備え、ピストン18の移動量がプレリフト量
PLより多いと、バネ座押圧部材32に押し上げられて
連通路35を開く。逆にピストン18の移動量がプレリ
フト量PLより少ないと、第2バネ33の作用でバネ座
31が連通路35を閉じ、ダンパ効果が発生する。
Description
送された燃料を内燃機関へ噴射する燃料噴射ノズルに関
するもので、特にニードルが燃料噴射口を閉じる着座時
に発生するニードルのジャンピングを抑える技術に関す
るものである。
ードルがノズルボディに着座する際に発生するニードル
のジャンピングを抑える技術として、特開昭59−19
0472号公報に開示された技術が知られている。この
技術は、図7に示すように、ニードルJ1 の上端(燃料
噴射口とは異った側の端部)に大径のピストンJ2 を設
けるとともに、ノズルボディJ3 にピストンJ2 の外径
とほぼ同寸の摺動壁J4 を設け、ピストンJ2 の下側
(燃料噴射側)の摺動壁J4 内にピストンJ2 の動きを
ダンプするダンパ室J5 (燃料が充填された室)を設け
たものである。そして、ピストンJ2 の側面の下側に、
ダンパ室J5 に連通する切欠J6 が設けられ、また摺動
壁J4 の上側に、ピストンJ2との間に空隙を形成する
ための径大部J7 が設けられたものである。
ズルは、ニードルJ1 とともにピストンJ2 が上側(燃
料噴射口を開く方向)に所定量以上に移動すると、ピス
トンJ2 の外周の切欠J6 の上端が径大部J7 の空隙に
連通して、ダンパ室J5 が開放されてピストンJ2 のダ
ンプが解除されるもので、逆に、ニードルJ1 が下側
(燃料噴射口を閉じる方向)に移動する際は、ピストン
J2 の移動途中でピストンJ2 の切欠J6 と、径大部J
7 による空隙との連通が遮断されることとなり、ニード
ルJ1 およびピストンJ2 の動きがダンプされるもので
ある。この結果、ニードルJ1 が燃料噴射口を閉じる
際、ニードルJ1 がノズルボディJ3 に着座する寸前か
らニードルJ1 の動きがダンプされるため、ニードルJ
1 の着座時に生じるジャンピングが抑えられる。
料噴射ノズルでは、ダンプの解除位置および開始位置
は、切欠J6 の上端位置と、径大部J7 の下端位置とに
よって設定されるわけであるが、ニードルJ1 の着座部
分を基準として、切欠J6 の上端までの距離と、径大部
J7 の下端までの距離とを測定して、その距離差を調節
する必要がある。ニードルJ1 の着座部分を基準とし
て、切欠J6 の上端までの距離と、径大部J7の下端ま
での距離とを、容易に且つ高い精度で測定するのは困難
であり、ダンプ距離の調節が困難であった。
性能が要求される。しかしながら、従来の技術では、ニ
ードルJ1 のダンパ効果が常に弁性能に付加されること
となる。このため、燃料噴射ノズルに求められる弁性能
のチェックが困難となり、弁性能にバラツキが生じやす
い。
もので、その目的は、ニードルが燃料噴射口を閉じる着
座時におけるニードルのジャンピングを抑えるととも
に、ノズル体格に制限されることなくダンプ距離の調節
と弁性能のチェックが容易な燃料噴射ノズルの提供にあ
る。
項1を採用することにより、次の作用と効果を奏する。 (燃料の供給圧力の上昇時の作用)燃料噴射ノズルに噴
射燃料が供給されると、燃料の供給圧力によってニード
ルへ燃料噴射口が開く方向の力が発生する。供給圧力の
上昇に伴い、ニードルおよびピストンに加わる供給圧力
の力が、第1付勢手段の付勢力よりも大きくなると、第
1付勢手段の付勢力に打ち勝ってニードルおよびピスト
ンが燃料噴射口を開く方向へ移動する。
ードルおよびピストンには、第1付勢手段の付勢力の他
に、第2付勢手段の付勢力が、バネ座、バネ座押圧部材
を介して加えられる。そして、供給圧力がさらに上昇
し、ニードルおよびピストンに加わる供給圧力の力が、
第1付勢手段と第2付勢手段との付勢力よりも大きくな
ると、ニードルおよびピストンが、さらに燃料噴射口を
開く方向へ移動する。
射口を開く方向へ移動する際、その移動量がプレリフト
量に達するまでの間は、連通路がバネ座によって閉じら
れた状態となるため、第1ダンパ室が外部と閉塞状態と
なってピストンおよびニードルの動きをダンプするが、
ダンパ効果を発生する範囲がニードルおよびピストンの
立ち上がり部分であるため、ピストンおよびニードルに
与えるダンパ効果は小さい。そして、ニードルおよびピ
ストンの移動量がプレリフト量よりも大きくなると、ピ
ストンがバネ座押圧部材を押圧して、バネ座がチップパ
ッキングから離れる。つまり、連通路が開かれる。この
結果、第1ダンパ室が開放され、第1ダンパ室によるピ
ストンのダンパ効果がなくなる。
口を開く方向へ移動する際、第2ダンパ室は逃がし孔を
介して常にノズルホルダ内のバネ室に連通しているた
め、逃がし孔の径により第2ダンパ室によるピストンの
ダンパ効果を可変でき、ノズルリフトの立ち上がり特性
を変更できる。
供給圧力が下降し、ニードルおよびピストンが燃料噴射
口を閉じる方向へ移動する際、ニードルおよびピストン
の移動量がプレリフト量まで低下するまでの間は、第
1、第2付勢手段の付勢力によって、ニードルおよびピ
ストンが燃料噴射口を閉じる方向へ移動する。この時、
バネ座押圧部材によってバネ座がチップパッキングから
離されて連通路が開かれた状態となる。この結果、第1
ダンパ室が開放された状態となり、ニードルおよびピス
トンは、ダンパ効果に阻害されることなく、燃料噴射口
を閉じる方向へ移動する。
フト量よりも小さくなると、第2付勢手段の付勢力がな
くなる。また、バネ座がチップパッキングに当接し、連
通路が閉じられた状態となる。このため、第1ダンパ室
がダンパ効果を発生して、移動速度ののったピストンお
よびニードルの動きをダンプする。この結果、ニードル
がノズルボディに着座する際の速度が抑えられて、ニー
ドルのジャンピングが抑えられる。
うに、ニードルがノズルボディに着座する際のジャンピ
ングが抑えられる。プレリフト量を測定するのみで、ダ
ンプ距離が測定できる。つまり、プレリフト量を調節す
るのみで、ダンプ距離が調節できるため、従来に比較し
てダンプ距離の調節が容易になる。
が発生しないようにできる。具体的な一例を示すと、ノ
ズルボディ単品とニードル単品とでは、ダンパ効果が発
生しない。このように、ダンパ効果の影響を受けること
なく弁性能をチェックできるため、高い精度で弁性能を
チェックでき、弁性能に優れ、且つ弁性能のバラツキの
少ない燃料噴射ノズルを作成できる。
グの端面に開口させた場合、第1ダンパ室の圧力を開放
するための連通路の開口面積を大きくするには、連通路
の断面積を大きく確保する必要が生じ、適用できるチッ
プパッキング径に制限が生じてしまう。しかるにこの請
求項1の発明では、連通路はバネ座側において、面取り
部に開口して設けられている。このため、第1ダンパ室
の圧力を開放するための連通路の開口面積は、(面取り
部の外径)×π×(最大リフト量−プレリフト量)と充
分確保でき、適用できるノズル体格の制限を受けなくな
る。つまり、チップパッキング径が小径でも、第1ダン
パ室の圧力を開放するための連通路の開口面積を大きく
できる。即ち、小径の燃料噴射ノズル〜大径の燃料噴射
ノズルまで、上記の効果を得ることができる。
ネ座押圧部材をバネ座と一体に設けることで、部品点数
が減るとともに、組付けも容易となる。このため、燃料
噴射ノズルの製造コストを抑えることができる。
ネ座押圧部材をピストンと一体に設けることで、プレリ
フト量が、バネ座が当接するチップパッキングの座面
と、バネ座押圧部材との差で測定できる。つまり、プレ
リフト量の測定が容易となる。
の実施例および変形例に基づき説明する。 〔第1実施例〕図1ないし図4は第1実施例を示すもの
で、図2は燃料噴射ノズルの断面図である。本実施例の
燃料噴射ノズル1は、図示しないディーゼルエンジンの
各気筒毎に取り付けられ、図示しない燃料ポンプから圧
送された燃料を、直接燃焼室内に霧状に噴射する直接噴
射タイプのもので、ニードル2を収容するノズルボディ
3、第1、第2付勢手段4、5を収容するノズルホルダ
6、ノズルボディ3とノズルホルダ6との間に配置され
たチップパッキング7、このチップパッキング7を介し
てノズルボディ3とノズルホルダ6とを固定するリテー
ニングナット8から構成される。
に、燃料を噴射するための燃料噴射口11を1つまたは
複数備える。このノズルボディ3の内部には、棒状のニ
ードル2を摺動自在に保持するための摺動孔12が形成
されている。この摺動孔12の中間部位には、孔径が広
げられた油だまり13が設けられている。また、ノズル
ボディ3には、図示上端面(チップパッキング7との当
接面)から油だまり13へ延びる燃料送出路14が設け
られている。なお、この燃料送出路14は、ノズルホル
ダ6の燃料供給路15(後述する)と、チップパッキン
グ7の燃料中継路16(後述する)と連通して、燃料通
路を構成する。
2内において摺動自在に保持される棒状のもので、先端
部(図示下側)がノズルボディ3内に着座、離脱して、
燃料噴射口11を閉塞、開放するものである。ニードル
2は、油だまり13の図示下側(燃料噴射口11側)が
小径に設けられ、油だまり13の図示上側(ノズルホル
ダ6側)が大径に設けられている。また、油だまり13
の図示上側部分には、段差による受圧部17が形成され
ている。そして、油だまり13に供給される燃料の圧力
が上昇すると、上昇圧力を受圧部17で受けて、ニード
ル2を図示上側へ移動する力に変換する。
図示下側)の外径寸法は、ノズルボディ3の摺動孔12
の内径寸法より小さく設けられ、摺動孔12と小径部2
aとの間で供給燃料が容易に流れるように設けられてい
る。また、ニードル2の大径部2b(受圧部17より図
示上側)の外径寸法は、摺動孔12の内径寸法より僅か
に小さく設けられ、摺動孔12内でニードル2がふらつ
くことなく摺動するように設けられている。
側(図示上側端部)には、ニードル2の外径寸法よりも
大径のピストン18が一体に設けられている。このピス
トン18は、チップパッキング7の大径穴(後述する)
の内部に収容されるもので、第1、第2付勢手段4、5
の付勢力をニードル2へ伝えるとともに、第1、第2ダ
ンパ室(後述する)のダンパ効果を受けてニードル2の
動きを抑制するものである。
および第2付勢手段5を収容する円筒状のバネ室21が
設けられている。このバネ室21は、中間の段差22よ
り図示下側の内径寸法が、図示上側の内径寸法よりも大
きく設けられている。また、ノズルホルダ6には、燃料
ポンプから圧送された燃料の供給を受ける接続部23が
設けられている。この接続部23の内部、およびバネ室
21の周囲には、供給された燃料を、チップパッキング
7の燃料中継路16(後述する)、ノズルボディ3の燃
料送出路14を介して、油だまり13へ送るための燃料
供給路15が設けられている。さらに、ノズルホルダ6
の図示上側には、バネ室21に導かれた燃料を燃料タン
ク(図示しない)へ戻すための燃料逃がし通路24が設
けられている。
る方向にニードル2を常に付勢するもので、第1バネ2
5とプレッシャピン26とから構成される。第1バネ2
5は、バネ室21の段差22より図示上側に配置される
圧縮コイルバネで、その付勢力は、図示上側に配置され
た第1シム27の厚みで調節される。プレッシャピン2
6は、第1バネ25の付勢力をピストン18を介してニ
ードル2に伝えるロッドで、図示上端に第1バネ25の
付勢力を受けるフランジ28を備える。このプレッシャ
ピン26は、図示上側がバネ室21内に設けられたスペ
ーサ29によって摺動自在に保持されるとともに、図示
下端がバネ座31(後述する)およびバネ座押圧部材3
2(後述する)の内部で摺動自在に保持される。なお、
スペーサ29は、第2付勢手段5の第2バネ33(後述
する)の作用で、段差22に押し付けられた状態でバネ
室21内に配置されたものである。
口11を開く方向への移動量が、あらかじめ設定された
プレリフト量(後述する)より多い場合に燃料噴射口1
1を閉じる方向にニードル2を付勢するもので、第2バ
ネ33、バネ座31、このバネ座31と一体に設けられ
たバネ座押圧部材32から構成される。第2バネ33
は、バネ室21の段差22より図示下側に配置される圧
縮コイルバネで、その付勢力は、第2バネ33の図示上
側に配置された第2シム34の厚みで調節される。
配置されて第2バネ33の付勢力を受けるリング体で、
内部にプレッシャピン26が挿通されるものである。ま
た、バネ座31は、図1に示すように、図示下面がチッ
プパッキング7の図示上面に当接した状態でチップパッ
キング7に形成された連通路35(後述する)を閉じ
る。
実施例ではバネ座31と一体に設けられている。このバ
ネ座押圧部材32は、図1に示すように、ニードル2が
燃料噴射口11を閉じた状態で、図示下端からピストン
18まで離されて設けられており、バネ座押圧部材32
の図示下端からピストン18の図示上端までの距離が、
プレリフト量PLとなる。つまり、ニードル2およびピ
ストン18が、図示上側に移動し、移動量がプレリフト
量PLに達すると、ピストン18がバネ座押圧部材32
に当接し、第2バネ33の付勢力が、ピストン18を介
してニードル2へ伝えられる。なお、ピストン18がバ
ネ座押圧部材32に当接した状態で、ニードル2および
ピストン18が図示上側に移動すると、バネ座押圧部材
32の移動とともにバネ座31も図示上側へ移動し、バ
ネ座31がチップパッキング7の図示上面から離れる。
ノズルホルダ6との間に配置されたものであるため、ノ
ズルボディ3の燃料送出路14と、ノズルホルダ6の燃
料供給路15とを連通するための燃料中継路16が設け
られている。このチップパッキング7は、内部の図示下
側にピストン18を収容する大径穴36が形成されてお
り、また図示上側にはプレッシャピン26とバネ座押圧
部材32が挿通される小径穴37が形成されている。
の軸方向寸法より大きく設けられている。そして、大径
穴36と小径穴37との段差によって最大リフト量ML
を決定する規制面38が構成される。このように設けら
れることにより、ニードル2が燃料噴射口11を閉じた
状態で、規制面38とピストン18とは離されて設けら
れており、規制面38とピストン18の図示上端までの
距離が、最大リフト量MLとなる。つまり、ニードル2
およびピストン18が、図示上側に移動し、ピストン1
8がチップパッキング7の規制面38に当接すると、ニ
ードル2の移動量が最大リフト量MLに達したこととな
る。
外径寸法よりも、僅かに大径に設けられ、大径穴36と
ピストン18との間から、燃料が容易に通過しないよう
に設けられている。このため、大径穴36内においてピ
ストン18の図示下方に形成される第1ダンパ室36a
内の体積は、後述する連通路35を閉じた状態では、容
易に体積変化ができなくなり、結果的にピストン18の
動きをダンプするように作用する。一方、大径穴36内
においてピストン18の図示上方に形成される第2ダン
パ室36b内は、逃がし孔41を介してバネ室21内に
常に連通しており、ピストン18の上昇時に第2ダンパ
室36bに溜まった燃料を排出すうように設けられてい
る。
内には燃料が充填される。これは、油だまり13の燃料
圧力が、燃料逃がし通路24側の圧力よりも高いため
で、油だまり13の燃料が、ニードル2と摺動孔12と
の間を通って、大径穴36、小径穴37、バネ室21を
介して燃料逃がし通路24に伝えられる。この結果、第
1、第2ダンパ室36a、36b内には常に燃料が充填
された状態となる。
る着座面と、小径穴37との角には、面取り加工が施さ
れて面取り部42が形成されている。そして、チップパ
ッキング7には、面取り部42と第1ダンパ室36aと
を連通する連通路35が形成されている。この連通路3
5は、上下方向に延びる連通孔35aと、チップパッキ
ング7の図示下側で連通孔35aと第1ダンパ室36a
とを接続する連通溝35b(図3参照)とで構成され
る。そして、バネ座31がチップパッキング7に着座し
た状態では、連通路35の図示上側の出口開口である面
取り部42がバネ座31によって閉じられ、第1ダンパ
室36aが容易に体積変化ができなくなって、ピストン
18の動きがダンプされる。また、バネ座31がチップ
パッキング7から離れた状態では、連通路35の図示上
側の出口開口である面取り部42が開かれ、結果的に第
1ダンパ室36aの容積変化が容易となって、第1ダン
パ室36aによるピストン18のダンパ効果がなくな
る。なお、図3の符号43は、ノズルボディ3、チップ
パッキング7、ノズルホルダ6の位置決めおよび回転を
防止するノックピン(図示しない)が挿通されるピン孔
である。
を、図4を用いて説明する。 (燃料の供給圧力の上昇時の作用)燃料ポンプが燃料噴
射のために燃料を圧送すると、圧送された燃料が、燃料
供給路15、燃料中継路16、燃料送出路14を介して
油だまり13に供給される。すると、油だまり13に供
給される燃料の圧力をニードル2の受圧部17が受け、
ニードル2に燃料噴射口11が開く方向の力が発生す
る。供給圧力の上昇に伴い、ニードル2およびピストン
18に加わる力が、第1付勢手段4の付勢力よりも大き
くなると(図4のa参照)、第1付勢手段4の付勢力に
打ち勝ってニードル2およびピストン18が燃料噴射口
11を開く方向へ移動する(図4のaからb参照)。こ
の結果、燃料噴射口11が開き始め、油だまり13に圧
送された燃料が燃料噴射口11より燃焼室内へ噴射され
る。
達すると(図4のb参照)、ニードル2およびピストン
18には、第1付勢手段4の付勢力の他に、第2付勢手
段5の付勢力が、バネ座31、バネ座押圧部材32を介
して加えられる。そして、供給圧力がさらに上昇し、ニ
ードル2およびピストン18に加わる供給圧力の力が、
第1付勢手段4と第2付勢手段5との付勢力よりも大き
くなると(図4のc参照)、ニードル2およびピストン
18が、さらに燃料噴射口11を開く方向へ移動する
(図4のcからd参照)。この結果、燃料噴射口11が
更に開き、燃料噴射口11より燃焼室内へ噴射される燃
料噴射量が増加する。
達すると、ピストン18の端部が、大径穴36の規制面
38に当接する(図4のd参照)。このため、油だまり
13に供給される燃料圧力が更に上昇しても、ニードル
2およびピストン18のリフトは停止した状態となる
(図4のdからe参照)。この結果、燃料噴射口11の
開度は一定となり、一定(最大)の燃料が、燃料噴射口
11より燃焼室内へ噴射される。
移動量がプレリフト量PLに達するまでの間は(図4の
aからb参照)、連通路35がバネ座31によって閉じ
られた状態となる。このため、第1ダンパ室36aが外
部と閉塞状態となってピストン18の動きをダンプす
る。しかし、ダンパ効果を発生する範囲がニードル2お
よびピストン18の立ち上がり部分であるため、ピスト
ン18およびニードル2に与えるダンパ効果は小さい。
そして、ニードル2およびピストン18の移動量がプレ
リフト量PLよりも大きくなると(図4のb以降参
照)、ピストン18がバネ座押圧部材32を押圧して、
バネ座31がチップパッキング7から離れて、連通路3
5が開かれる。この結果、第1ダンパ室36aが開放さ
れ、第1ダンパ室36aによるピストン18のダンパ効
果がなくなり、ニードル2およびピストン18は素早く
最大リフト量MLに移動できる。
料噴射口11を開く方向へ移動する際、第2ダンパ室3
6bは逃がし孔41を介して常にバネ室21に連通して
いるため、逃がし孔41の径により第2ダンパ室36b
によるピストン18のダンパ効果を可変できる。この第
1実施例では、後述する第2実施例に比較して逃がし孔
41の径が大きく設けられており、図4に示すように速
くニードル2が上昇する特性となっている。
り13に供給される燃料の圧力が下降し、ニードル2お
よびピストン18が燃料噴射口11を閉じる方向へ移動
する際、ニードル2およびピストン18の移動量がプレ
リフト量PLまで低下するまでの間は(図4のeからf
参照)、第1、第2付勢手段4、5の付勢力によって、
燃料噴射口11を閉じる方向へ移動する。この下降初期
では、バネ座押圧部材32によってバネ座31がチップ
パッキング7から離され、連通路35が開かれた状態で
ある。このため、第1ダンパ室36aは開放された状態
であり、第1ダンパ室36aによるピストン18へのダ
ンパ効果は発生せず、ニードル2およびピストン18
は、第1、第2付勢手段4、5の付勢力によって燃料噴
射口11が閉じる方向へ移動する。
プレリフト量PLよりも小さくなると(図4のfからg
参照)、第2付勢手段5の付勢力がなくなる。また、バ
ネ座31がチップパッキング7に当接し、連通路35が
閉じられる。このため、第1ダンパ室36aがダンパ効
果を発生して、図4のf〜eの間で移動速度の速くなっ
たピストン18の動きをダンプする。このため、ピスト
ン18とともにニードル2がノズルボディ3に着座する
際の速度が抑えられる(図4の破線α参照)。この結
果、ニードル2がノズルボディ3に着座して、ニードル
2が燃料噴射口11を閉じる際(図4のg参照)、参照
例の実線βに示すようにニードル2がジャンピングする
ことがない。
ル1は、上記の作用で示したように、ニードル2が燃料
噴射口11を閉じる方向へ移動する際、移動量がプレリ
フト量PLよりも小さくなると第1ダンパ室36aがダ
ンパ効果を発生してピストン18の動きをダンプし、ニ
ードル2の着座速度を減速する。この結果、ニードル2
がノズルボディ3に着座する際のジャンピングをほぼゼ
ロに抑えることができる。
プ距離が測定できる。つまり、本実施例では、プレリフ
ト量PLは、チップパッキング7の軸方向寸法A、バネ
座押圧部材32の軸方向寸法B、ノズルボディ3からの
ピストン18の突出寸法C(ニードル2が燃料噴射口1
1を閉じた状態)をダイヤルゲージ等で測定し、次式、
PL=A−B−Cで求められる。このように、本実施例
ではプレリフト量PLを容易に求めることができるた
め、ダンプ距離の調節を従来に比較して容易に行うこと
ができる。なお、この第1実施例では、バネ座押圧部材
32をバネ座31と一体に設けているため、部品点数が
減り、且つ組付けも容易となる。このため、燃料噴射ノ
ズル1の製造コストを抑えることができる。
で、弁性能のチェックを行うことで、ダンパ効果の影響
を受けずに弁性能がチェックできる。つまり、従来に比
較して、容易にダンパ効果が発生しないようにして、弁
性能をチェックできる。このため、高い精度で弁性能を
チェックでき、弁性能に優れ、且つ弁性能のバラツキの
少ない燃料噴射ノズル1を作成できる。
取り部42に開口して設けられている。このため、第1
ダンパ室36aの圧力を開放するための連通孔35aの
開口面積は、(面取り部42の外径)×π×(最大リフ
ト量ML−プレリフト量PL)と充分確保でき、適用で
きるチップパッキング7の外径制限を受けなくなる。つ
まり、チップパッキング7が小径でも、第1ダンパ室3
6aの圧力を開放するための開口面積を大きくできる。
即ち、小径の燃料噴射ノズル1から大径の燃料噴射ノズ
ル1まで本発明を適用でき、上記の効果を得ることがで
きる。
ので、ニードル2のリフト量を説明するタイムチャート
である(符号は第1実施例参照)。この第2実施例は、
上記の第1実施例に比較して逃がし孔41の径を十分小
さく設けたものである。このように設けることにより、
上記の実施例と同様の効果を得ることができるととも
に、ニードル2およびピストン18が燃料噴射口11を
開く方向へ移動する際における第2ダンパ室36bによ
るピストン18へのダンパ効果を大きくでき、図5の実
線に示すようにゆっくりとニードル2が上昇する特性と
なり、騒音の低減および排気ガスの浄化が可能になる。
ので、燃料噴射ノズル1の要部断面図である。この第3
実施例は、ニードル2とピストン18とを別体に設ける
とともに、ピストン18とバネ座押圧部材32とを一体
に設けたものである。このように設けることにより、上
記の実施例と同様の効果を得ることができるとともに、
プレリフト量PLが、チップパッキング7の図示上面
と、バネ座押圧部材32の図示上面との段差距離で測定
できる。つまり、この第3実施例では、第1実施例に比
較して、更にプレリフト量PL(ダンプ距離)の測定が
容易になり、調節が更に容易になる。
1、またはピストン18と一体に設けた例を示したが、
バネ座押圧部材32を、他の部材と別体に設けても良
い。なお、バネ座押圧部材32を、他の部材と別体に設
けることによっても、第2実施例と同様、チップパッキ
ング7の端面と、バネ座押圧部材32の端面との段差距
離で、プレリフト量PL(ダンプ距離)を測定できる。
上記の実施例では、直接噴射タイプの燃料噴射ノズルに
本発明を適用した例を示したが、副燃焼室タイプの燃料
噴射ノズルに本発明を適用しても良い。
例)。
例)。
例)。
である(第1実施例)。
である(第2実施例)。
例)。
例)。
Claims (3)
- 【請求項1】(a)燃料を噴射する燃料噴射口を有する
ノズルボディと、 (b)このノズルボディの内部で移動可能に保持され、
燃料の供給圧力によって前記燃料噴射口を開く方向に移
動するニードルと、 (c)前記ノズルボディを支持するノズルホルダと、 (d)このノズルホルダ内に収容され、前記燃料噴射口
を閉じる方向に前記ニードルを付勢する第1付勢手段
と、 (e)前記ノズルホルダ内に収容され、前記ニードルが
前記燃料噴射口を開く方向への移動量が、あらかじめ設
定されたプレリフト量より多い場合に前記燃料噴射口を
閉じる方向に前記ニードルを付勢する第2付勢手段とを
備える燃料噴射ノズルであって、 (f)前記ニードルは、前記燃料噴射口とは異なった側
に、前記第1、第2付勢手段の付勢力を受けるピストン
を備え、 (g)前記ノズルボディと前記ノズルホルダとの間に
は、前記ノズルボディ側に前記ピストンの外径より僅か
に大径の大径穴を備え、前記ノズルホルダ側に前記大径
穴と段差を介して小径の小径穴を備え、前記大径穴内に
収容される前記ピストンによって前記ピストンの前記燃
料噴射口側に第1ダンパ室、前記ピストンの前記燃料噴
射口とは異なった側に第2ダンパ室が形成されるチップ
パッキングが設けられ、 (h)前記第2付勢手段は、前記チップパッキングに押
し付けられるバネ座を備え、 (i)前記小径穴内には、前記ニードルの移動量が前記
プレリフト量より多く移動すると前記ピストンの移動量
を前記バネ座に伝えて前記バネ座を前記チップパッキン
グから離すバネ座押圧部材が設けられ、 (j)前記チップパッキングは、前記バネ座の着座面と
前記小径穴との角を面取りした面取り部と、この面取り
部と前記第1ダンパ室とを連通する連通路と、前記ノズ
ルホルダ内のバネ室と前記第2ダンパ室とを連通する逃
がし孔とが設けられたことを特徴とする燃料噴射ノズ
ル。 - 【請求項2】請求項1の燃料噴射ノズルにおいて、 前記バネ座押圧部材は、前記バネ座と一体に設けられた
ことを特徴とする燃料噴射ノズル。 - 【請求項3】請求項1の燃料噴射ノズルにおいて、 前記バネ座押圧部材は、前記ピストンと一体に設けられ
たことを特徴とする燃料噴射ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30270097A JP3906534B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 燃料噴射ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30270097A JP3906534B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 燃料噴射ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141434A true JPH11141434A (ja) | 1999-05-25 |
| JP3906534B2 JP3906534B2 (ja) | 2007-04-18 |
Family
ID=17912146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30270097A Expired - Lifetime JP3906534B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 燃料噴射ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3906534B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1072786A3 (en) * | 1999-07-30 | 2002-05-08 | Delphi Technologies, Inc. | Fuel injector |
| JP2009521638A (ja) * | 2005-12-21 | 2009-06-04 | キャタピラー インコーポレイテッド | 先端位置合わせ装置を有する燃料噴射器ノズル |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30270097A patent/JP3906534B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1072786A3 (en) * | 1999-07-30 | 2002-05-08 | Delphi Technologies, Inc. | Fuel injector |
| JP2009521638A (ja) * | 2005-12-21 | 2009-06-04 | キャタピラー インコーポレイテッド | 先端位置合わせ装置を有する燃料噴射器ノズル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3906534B2 (ja) | 2007-04-18 |
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