JPH11141541A - 金属溶湯用ラジアル軸受 - Google Patents

金属溶湯用ラジアル軸受

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JPH11141541A
JPH11141541A JP9310450A JP31045097A JPH11141541A JP H11141541 A JPH11141541 A JP H11141541A JP 9310450 A JP9310450 A JP 9310450A JP 31045097 A JP31045097 A JP 31045097A JP H11141541 A JPH11141541 A JP H11141541A
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JP
Japan
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sliding member
molten metal
bearing
lid
metal
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JP9310450A
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English (en)
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Hideyuki Suzuki
秀之 鈴木
Shinji Motomura
伸二 本村
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/02Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of sliding-contact bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
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    • F16C33/043Sliding surface consisting mainly of ceramics, cermets or hard carbon, e.g. diamond like carbon [DLC]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属溶湯からの出し入れによるセラミック摺
動部材の破損と金属支持部材の腐食を防止した、耐久性
の高い軸受を提供する。 【解決手段】 環状突起4a,5aを有する中空円筒状
の容体4及び蓋体5を、相互に螺着して形成される、金
属製の支持部材2と、支持部材2の中空部に嵌合され
た、セラミックよりなる中空円筒状の摺動部材3とを備
えて構成され、摺動部材3の両開口端面を、容体4及び
蓋体5の環状突起4a,5aにて当接し、かつ、両開口
端面側からネジ作用により圧着挟持してなる金属溶湯用
ラジアル軸受である。摺動部材3を支持部材2に対し
て、長さ方向の焼きばめ処理により圧着挟持し、摺動部
材3と支持部材2との嵌合面8への金属溶湯の侵入を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、メッキ鋼板を製
造するための連続溶融金属メッキ装置の部品に関し、詳
しくは溶融金属浴中において鋼板を搬送するロールを支
持するための金属溶湯用ラジアル軸受に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 自動車ボディー等に用いられるメッキ
鋼板は、薄鋼板を金属溶湯中に浸漬することによりメッ
キ皮膜を形成する溶融金属メッキ法による製造が主流と
なっている。溶融金属メッキには、例えば図3に示すよ
うな、亜鉛、アルミニウム等の金属を高温溶融して金属
溶湯とし、これを保持するための溶融金属浴と、薄鋼板
を搬送するためのシンクロール及びサポートロールを主
体として構成される連続溶融金属メッキ装置が用いられ
る。
【0003】 当該装置は、シンクロール等の中心軸
(以下、「ロール軸」という。)を、ラジアル型の滑り
軸受(以下、「ラジアル軸受」という。)により、回転
可能に支持する構造となっており、金属溶湯に薄鋼板を
浸漬して取り出す工程を連続的に行うことができるた
め、効率的にメッキ皮膜を形成することが可能である。
【0004】 ところで、上述のラジアル軸受は、高温
で腐食性の高い金属溶湯中で使用され、また、鋼板の荷
重により軸受荷重もかかるため、強度、耐食性及び耐摩
耗性を兼ね備えた材質により構成する必要がある。この
ため、従前は、軸受の全ての部分を高強度の金属で構成
し、更に肉盛溶接、溶射等の方法により高耐食性の金属
を表面に被覆して用いていた。
【0005】 しかしながら、このような方法では形成
する金属皮膜の厚みに制限があるため、溶融金属による
浸食や軸受荷重によって、高耐食性の金属であっても腐
食摩耗してしまう。軸受表面が腐食により摩耗すると、
ロール軸と軸受間にガタツキが生じ、メッキ鋼板の不良
が発生したり、軸受等の交換のために生産設備を休止し
なければならない等、生産性が低下することになる。従
って、軸受荷重のかかるロール軸と軸受の接触面に耐食
性、耐摩耗性に優れるセラミックからなる中空円筒状の
摺動部材を配置し、当該摺動部材を金属よりなる中空円
筒状の支持部材の中空部に嵌合して支持する複合素材に
よる軸受が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ような複合素材の軸受を使用した場合でも上述の問題点
は解消されていないのが実情である。即ち、上述のよう
な複合素材の軸受を高温の金属溶湯中で用いると、セラ
ミックに比して金属の熱膨張が大きいため、セラミック
と金属の嵌合面に空隙が生じ、当該空隙に金属溶湯が侵
入する場合がある。
【0007】 前記空隙に金属溶湯が侵入すると、上述
の金属軸受と同様に腐食摩耗が生じるほか、例えば、ロ
ール表面のメンテナンスのためロールを金属溶湯から引
き上げると、空隙に入り込んだ金属溶湯が固化するた
め、セラミックに対して不均一な応力が加わり、セラミ
ックが破損する場合がある。本発明は、このような従来
の問題点に着目してなされたものであって、その目的と
するところは、金属溶湯からの出し入れによるセラミッ
ク摺動部材の破損と金属支持部材の腐食を防止した耐久
性の高い軸受を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明によ
れば、環状突起を有する中空円筒状の容体及び蓋体を、
相互に螺着して形成される、金属製の支持部材と、当該
支持部材の中空部に嵌合された、セラミックよりなる中
空円筒状の摺動部材とを備えて構成され、摺動部材の両
開口端面を、容体及び蓋体の環状突起にて当接し、か
つ、当該両開口端面側からネジ作用により圧着挟持して
なる金属溶湯用ラジアル軸受であって、摺動部材を支持
部材に対して、長さ方向の焼きばめ処理により圧着挟持
し、摺動部材と支持部材との嵌合面への金属溶湯の侵入
を防止したことを特徴とする金属溶湯用ラジアル軸受が
提供される。
【0009】 また、本発明によれば、環状突起を有す
る中空円筒状の容体及び蓋体を、相互に螺着して形成さ
れる、金属製の支持部材と、当該支持部材の中空部に嵌
合された、セラミックよりなる中空円筒状の摺動部材
と、当該摺動部材と並列するように前記支持部材の中空
部に嵌合された、支持部材より熱膨張係数の高い金属か
らなる中空円筒状の緩衝部材を備えて構成され、摺動部
材と緩衝部材とで形成される中空円筒の両開口端面を、
容体及び蓋体の環状突起にて当接し、かつ、当該両開口
端面側からネジ作用により圧着挟持してなる金属溶湯用
ラジアル軸受であって、摺動部材及び緩衝部材を支持部
材に対して、長さ方向の焼きばめ処理により圧着挟持
し、摺動部材と支持部材の嵌合面への金属溶湯の侵入を
防止したことを特徴とする金属溶湯用ラジアル軸受が提
供される。
【0010】 なお、本発明の金属溶湯用ラジアル軸受
は、摺動部材及び/又は緩衝部材を長さ方向に複数個に
分割し、かつ、摺動部材と緩衝部材とを交互に並列して
構成してもよい。また、本発明の金属溶湯用ラジアル軸
受においては、容体と蓋体の螺合部における、支持部材
外周側の縁端を封滅することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】 まず、本発明の金属溶湯用ラジ
アル軸受(以下、軸受という。)の基本的な構造につい
て図面を参照しながら説明する。本発明の軸受は、図1
に示すように中空円筒状の金属からなる支持部材2と当
該支持部材2の中空部に嵌合された、セラミックよりな
る中空円筒状の摺動部材3とから構成されている。通
常、シンクロール等の両端に配置され、摺動部材3の中
空部3aにシンクロール等のロール軸を緩挿することに
より、当該ロール軸を回転自在の状態で支持する、ラジ
アル型の滑り軸受である。
【0012】 本発明において、摺動部材3とは、回転
するロール軸の外周面を摺動可能な状態で把持する中空
円筒状の部材であり、後述する中空円筒状の支持部材の
中空部に嵌合した状態で用いられる。摺動部材3の材質
としては、本発明の軸受が高温で腐食性の高い金属溶湯
中で使用されること、また、鋼板の荷重により軸受荷重
もかかることから、耐食性、金属溶湯に対する濡れ難
さ、強度、耐摩耗性及び摺動特性を兼ね備えたセラミッ
クが選択される。セラミックとしては、耐食性、金属溶
湯に対する濡れ難さ、強度、耐摩耗性、摺動特性を担保
できるアルミナ、サイアロン、窒化珪素等が好ましい
が、金属溶湯に対して濡れ難く、耐食性に優れる窒化珪
素質であることが特に好ましい。
【0013】 摺動部材3は、所定の厚みを有する中空
円筒状であって、内径はロール軸が緩挿でき、外径は摺
動部材3が支持部材2中空部に隙間ばめが可能な寸法に
形成する。摺動部材3の厚みは、ロール軸及び支持部材
2のサイズや軸受荷重の程度等により適宜選択されるべ
きである。
【0014】 本発明において、支持部材2とは前記摺
動部材3を支持固定する中空円筒状の部材であり、当該
中空部に摺動部材3を嵌合した状態で用いられる。支持
部材2の材質としては、摺動部材3と同様の条件で使用
されることを考慮して耐食性及び強度を備えた金属が選
択される。金属としては、耐食性及び強度を担保できる
高クロム鋼、耐熱鋼、ステンレス鋼等が好ましいが、耐
食性に優れるステンレス鋼が特に好ましく、SUS31
6L、SUS410等を好適に用いることができる。
【0015】 支持部材2は、所定の厚みを有する中空
円筒状であって、環状突起4a,5aを有する中空円筒
状の容体4及び蓋体5を、相互に螺着して形成される。
容体4は、前記摺動部材3を収容するケースの役割を果
たす部材であって、比較的長い中空円筒状に形成され、
一方の開口端に環状突起4aを有し、他方の開口端の外
周には後述する蓋体を螺着するためのネジ溝4bが形成
される。蓋体5は、比較的短い中空円筒状に形成され、
一方の開口端に環状突起5aを有し、他方の開口端の内
周には前記容体を螺着するためのネジ溝5bが形成され
る。
【0016】 本発明の軸受は、前記容体4の中空部に
前記摺動部材3を緩挿し、容体4に蓋体5を螺着するこ
とにより形成され、摺動部材3の開口端面を容体4と蓋
体5の環状突起4a,5aにて当接し、容体4と蓋体5
とのネジ作用により圧着挟持することにより固定するも
のである。従って、容体4の内径は摺動部材3が緩挿で
き、かつ、容体4と摺動部材3の嵌合面8にあまり空隙
が生じない寸法であることが好ましい。
【0017】 また、環状突起4a,5aについては、
摺動部材3を確実に挟持するため、摺動部材3の中空部
3aに突出しない限りにおいて、摺動部材3の厚み径の
50%以上を保持していることが好ましい。例えば、摺
動部材3の厚みが10mmである場合には、摺動部材3
の外周側から5mm以上が環状突起4a,5aに当接し
ていれば良い。容体4の厚みは、ロール軸及び摺動部材
3のサイズや軸受荷重の程度等により適宜選択されるべ
きである。
【0018】 容体4と蓋体5に形成するネジ溝4b,
5bや螺着方法に関しては、使用時に容体4から蓋体5
が脱離せず、環状突起4a,5aにより摺動部材3を確
実に圧着挟持できる限りにおいて特に限定されない。な
お、通常は、容体4と蓋体5の螺合部から金属溶湯が侵
入することはないと考えられるが、螺合部が腐食等した
場合も考慮して、容体4と蓋体5の螺合部の支持部材2
外周側の縁端6を封滅することが好ましい。封滅方法に
ついては、特に限定されないが螺合部の全周を溶接によ
り封滅することが好ましい。
【0019】 本発明においては、上述のような基本構
造を有する軸受において、摺動部材を支持部材に対して
長さ方向の焼きばめ処理により圧着挟持してなる軸受で
あることを特徴とする。図1の軸受を例に説明すれば、
支持部材2を熱膨張させた状態で摺動部材3を圧着挟持
するため、高温の金属溶湯中で支持部材2が熱膨張した
場合でも、なお摺動部材3の端面が環状突起4a,5a
により強固に圧着挟持され、摺動部材と環状突起との接
触面9から摺動部材と支持部材との嵌合面8に金属溶湯
が侵入する事態を防止することができる。
【0020】 なお、一般には、焼きばめ処理は円筒状
部品について、一方の部品を加熱し熱膨張によって寸法
が大きくなった状態で他方の部品を嵌合し、冷却するこ
とによって収縮締結する方法をいうが、本発明において
は、金属製の容体と蓋体を所定の温度に加熱し熱膨張に
よって寸法が大きくなった状態で容体内に常温若しくは
冷却状態の摺動部材を嵌合し、容体に蓋体をネジ込むこ
とによって摺動部材を長さ方向に強固に圧着挟持する方
法を指す。
【0021】 焼きばめ温度は、支持部材や摺動部材の
材質等により適宜設定されるべきであるが、通常は、摺
動部材を構成するセラミックも若干の熱膨張を起こすた
め、使用時の金属溶湯の温度450〜700℃まで加熱
する必要はない。即ち、焼きばめ温度Tyにおける支持
部材の伸びAが、軸受の使用温度Tuにおける支持部材
の見かけの伸びBと同等以上となるように温度を設定す
ればよく、a:セラミックの熱膨張係数(/℃)、b:
支持部材の熱膨張係数(/℃)、Ty:焼きばめ温度
(℃)、Tu:軸受の使用温度(℃)、Tr:室温(℃)
とすれば、以下の方法により計算できる。
【0022】 図5(a)に示すように、室温における
支持部材の環状突起間の長さ(即ち、室温における摺動
部材の長さ)をl(mm)とすると、下記式(1)〜
(3)より、下記式(4)が導かれる。従って、下記式
(4)を満たすようにTyを設定すればよい。 A=l×b×(Ty−Tr) …(1) B=l×(b−a)×(Tu−Tr) …(2) A≧B …(3) Ty≧(b−a)/b×(Tu−Tr)+Tr …(4)
【0023】 上述のような焼きばめ処理を利用した軸
受においては、図2に示すように支持部材22より熱膨
張係数の高い金属からなる中空円筒状の緩衝部材27を
介して摺動部材23を圧着挟持して構成しても良い。上
記緩衝部材27は高温状態において、支持部材22より
大きく熱膨張するので摺動部材23を圧着挟持する力が
緩み難く、また、焼きばめ処理の温度もより低くするこ
とが可能である。この場合には、環状突起と部材との接
触面29の他、摺動部材と緩衝部材との接触面30から
の金属溶湯の侵入も防止される。
【0024】 本発明において、緩衝部材27は、支持
部材22における摺動部材23の圧着挟持力を補完する
中空円筒状の部材であり、摺動部材23と同様に支持部
材22の中空部に嵌合した状態で用いられる。緩衝部材
27の材質としては、支持部材22と同様に耐食性、強
度を備えた金属であることに加え、支持部材22より熱
膨張率の高い金属であることが必要である。具体的に
は、支持部材22としてステンレスのSUS410(熱
膨張率:11.6×10-6/℃)用いた場合の緩衝部材
27としては、SUS316L(熱膨張率:17.5×
10-6/℃)、SUS304(熱膨張率:18.4×1
-6/℃)等を好適に用いることができる。
【0025】 緩衝部材27は、所定の厚みを有する中
空円筒状であって、摺動部材23を確実に挟持するた
め、摺動部材の中空部23aに突出しない限りにおい
て、摺動部材23の厚み径の50%以上を保持している
ことが好ましい。例えば、摺動部材23の厚みが10m
mである場合には、摺動部材23の外周側から5mm以
上が緩衝部材27に当接していれば良い。外径は摺動部
材23と同様に、支持部材22中空部に緩挿できるよう
に形成すればよいが、支持部材との熱膨張係数差によっ
ては、支持部材内径部に熱膨張の負荷が加わらない寸法
とする必要がある。
【0026】 なお、緩衝部材を使用する軸受は、図2
の形状に限られず、例えば図3、図4に示すように、摺
動部材及び緩衝部材の一方若しくは双方を長さ方向に複
数個に分割し、かつ、摺動部材と緩衝部材とを交互に並
列してもよい。但し、あまり多数に分割すると部品点数
が増える他、摺動部材と緩衝部材の接触面30が多くな
り金属溶湯が侵入する可能性が大きくなるので好ましく
ない。
【0027】 緩衝部材を使用した場合の焼きばめ処理
温度についても、使用しない場合と同様に計算が可能で
あり、図5(b)に示すように、室温における支持部材
の環状突起間の長さ(即ち、室温における、摺動部材の
長さlc+緩衝部材の長さls)をl(mm)、d:緩衝
部材の熱膨張係数(/℃)とすると、下記式(5)〜
(7)より、下記式(8)が導かれる。従って、下記式
(8)を満たすようにTyを設定すればよい。 A=l×b×(Ty−Tr) …(5) B=l×b×(Tu−Tr)−{lc×a×(Tu−Tr) +ls×d×(Tu−Tr)} …(6) A≧B …(7) Ty≧{(l×b−lc×a−ls×d)/(l×b)} ×(Tu−Tr)+Tr …(8)
【0028】 なお、緩衝部材27、摺動部材3,2
3、環状突起4a,5a,24a,25aは、端面を各
々の部材に密着せしめて使用することによりはじめて、
本発明の効果を奏するものである。従って、これらの部
材の接触面9,29,30については、上述の効果を担
保するべく、平行度、平面度、表面粗度等を調整してお
く必要がある。
【0029】
【実施例】 以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0030】 以下に説明する実施例及び比較例は、図
6に示す連続溶融金属メッキ装置41のシンクロール4
2用軸受43において評価を行った。溶融金属47とし
ては、470℃の溶融亜鉛を用い、実際の運転では一定
サイクルでシンクロール42表面のメンテナンスを行う
ことを考慮して、15日間連続運転後、ロール42全体
を溶融金属浴48より引き上げるサイクルを繰り返す方
法で評価を行った。なお、図6中において、44はロー
ル軸、45,46はサポートロール、49は薄鋼板を示
す。また、摺動部材についても、以下に示す製法で作製
した、同一材質の摺動部材を実施例及び比較例で用い
た。
【0031】(摺動部材の製作)窒化ケイ素粉末に焼結
助材及びバインダを添加し、スプレードライヤーにて乾
燥・造粒し、成形原料を得た。この原料を、内部に金属
製中芯を配置したゴム型の中に充填し、ラバープレス成
形により円筒状に成形した。得られた成形体を旋盤を用
いて切削加工して、目的の摺動部材の最終形状とし、焼
成収縮及び仕上の研削加工代を見込んだニアネット形状
にした。
【0032】 次いで、この研削加工体を窒素雰囲気
中、1760℃、2時間焼成することにより、窒化ケイ
素焼結体を得た。これを、円筒研削盤にセットし、ダイ
ヤモンド砥石にて外周、内径、両端部を研削加工し、所
定寸法(外径190mm×内径150mm×長さ140
mm)の摺動部材を得た。
【0033】(実施例1) 図1と同様に、SUS41
0(熱膨張係数11.6×10-6/℃)からなる、外径
230mm、内径190mmの容体4及び蓋体5を45
0℃に加熱した後、前記摺動部材3(熱膨張係数3.4
×10-6/℃)を手早く容体4内に挿入し、蓋体5をネ
ジ込んだ。徐冷後、容体4と蓋体5の螺合部の支持部材
2外周側の縁端6を全周溶接した。
【0034】(実施例2) 図2と同様に、SUS31
6L(熱膨張係数17.5×10-6/℃)からなる緩衝
部材27(外径190mm×内径150mm×長さ50
mm)を介して摺動部材23を圧着挟持する方法で軸受
21を作製した。なお、摺動部材23の寸法は、緩衝部
材27を挿入することに伴い、外径190mm×内径1
50mm×長さ90mmとした。
【0035】 実施例1で用いたものと同じSUS41
0からなる容体24及び蓋体25を180℃に加熱した
後、前記摺動部材23及び緩衝部材27を手早く容体2
4内に挿入し、蓋体25をネジ込んだ。徐冷後、容体2
4と蓋体25の螺合部の支持部材外周側の縁端26を全
周溶接した。
【0036】(比較例1) 容体及び蓋体を加熱せず、
常温で蓋体をネジ込む以外の事項については、実施例1
と同様の方法において軸受を作製した。
【0037】(試験結果) 実施例1及び2は“15日
連続運転→溶融金属浴から引き上げ”のサイクルを5回
繰り返したが、摺動部材3,23の割れ等の不具合は発
生しなかった。また、軸受を切断して、容体4,24と
摺動部材3,23の嵌合面8,28を観察したが、亜鉛
の侵入は認められなかった。
【0038】 比較例1は15日連続運転後、溶融金属
浴からの引き上げ時、冷却の過程で摺動部材に割れが発
生した。軸受を切断したところ、容体と摺動部材の嵌合
面に亜鉛の侵入が認められたため、摺動部材の破損は、
嵌合面に侵入した亜鉛が冷却時にそのまま嵌合面に残存
し凝固したことにより、摺動部材に過度の応力が加わっ
たことによるものと考えられる。
【0039】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、摺動部材と支持部材との嵌合面への金属溶湯の侵入
を回避できるため、支持部材の腐食摩耗や前記嵌合面で
の金属溶湯の固化による摺動部材の破損が防止され、耐
久性の高い金属溶湯用ラジアル軸受を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施例を示す断面図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】 本発明の軸受の焼きばめ温度の計算法を説明
するための断面図である。
【図6】 連続溶融金属メッキ装置の例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
2…支持部材、3…摺動部材、3a…摺動部材の中空
部、4…容体、4a…環状突起、4b…ネジ溝、5…蓋
体、5a…環状突起、5b…ネジ溝、6…螺合部縁端、
8…嵌合面、9…環状突起と部材の接触面、22…支持
部材、23…摺動部材、23a…摺動部材の中空部、2
4…容体、24a…環状突起、24b…ネジ溝、25…
蓋体、25a…環状突起、25b…ネジ溝、26…螺合
部縁端、27…緩衝部材、28…嵌合面、29…環状突
起と部材の接触面、30…摺動部材と緩衝部材の接触
面、41…連続溶融金属メッキ装置、42…シンクロー
ル、43…シンクロール用軸受、44…ロール軸、4
5,46…サポートロール、47…溶融金属、48…溶
融金属浴、49…薄鋼板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状突起を有する中空円筒状の容体及び
    蓋体を、相互に螺着して形成される、金属製の支持部材
    と、 当該支持部材の中空部に嵌合された、セラミックよりな
    る中空円筒状の摺動部材とを備えて構成され、 摺動部材の両開口端面を、容体及び蓋体の環状突起にて
    当接し、かつ、当該両開口端面側からネジ作用により圧
    着挟持してなる金属溶湯用ラジアル軸受であって、 摺動部材を支持部材に対して、長さ方向の焼きばめ処理
    により圧着挟持し、摺動部材と支持部材との嵌合面への
    金属溶湯の侵入を防止したことを特徴とする金属溶湯用
    ラジアル軸受。
  2. 【請求項2】 環状突起を有する中空円筒状の容体及び
    蓋体を、相互に螺着して形成される、金属製の支持部材
    と、 当該支持部材の中空部に嵌合された、セラミックよりな
    る中空円筒状の摺動部材と、 当該摺動部材と並列するように前記支持部材の中空部に
    嵌合された、支持部材より熱膨張係数の高い金属からな
    る中空円筒状の緩衝部材を備えて構成され、 摺動部材と緩衝部材とで形成される中空円筒の両開口端
    面を、容体及び蓋体の環状突起にて当接し、かつ、当該
    両開口端面側からネジ作用により圧着挟持してなる金属
    溶湯用ラジアル軸受であって、 摺動部材及び緩衝部材を支持部材に対して、長さ方向の
    焼きばめ処理により圧着挟持し、摺動部材と支持部材の
    嵌合面への金属溶湯の侵入を防止したことを特徴とする
    金属溶湯用ラジアル軸受。
  3. 【請求項3】 摺動部材及び/又は緩衝部材を長さ方向
    に複数個に分割し、かつ、摺動部材と緩衝部材とを交互
    に並列してなる請求項2に記載の金属溶湯用ラジアル軸
    受。
  4. 【請求項4】 容体と蓋体の螺合部における、支持部材
    外周側の縁端を封滅した請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の金属溶湯用ラジアル軸受。
JP9310450A 1997-11-12 1997-11-12 金属溶湯用ラジアル軸受 Withdrawn JPH11141541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250274A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Nippon Steel Corp 連続溶融金属めっき浴中で使用されるロール軸受
WO2016103044A1 (en) * 2014-12-23 2016-06-30 Arcelormittal S.A. Thrust bearing and clamp in roll journal assembly

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