JPH11141563A - 回転体固定具 - Google Patents

回転体固定具

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JPH11141563A
JPH11141563A JP9304397A JP30439797A JPH11141563A JP H11141563 A JPH11141563 A JP H11141563A JP 9304397 A JP9304397 A JP 9304397A JP 30439797 A JP30439797 A JP 30439797A JP H11141563 A JPH11141563 A JP H11141563A
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JP
Japan
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slit
diameter
cylindrical portion
diameter cylindrical
small
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Pending
Application number
JP9304397A
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English (en)
Inventor
Takahiro Nishikawa
隆博 西川
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Priority to DE1998151355 priority patent/DE19851355A1/de
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/0852—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft
    • F16D1/0864—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft due to tangential loading of the hub, e.g. a split hub

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両端で外径が拡大されている軸に回転体を迅
速且つ容易に組付可能で、組付作業を行う際に軸方向の
作業空間を必要とせずに、軸と回転体とを強固に結合す
ることができる構造が簡単な回転体固定具を提供する。 【解決手段】 軸孔2が中心部に形成され、大径筒部3
と並んで外周面が回転体の中心孔に適合する小径筒部4
が連設されている。大径筒部と小径筒部は第1のスリッ
トS1によって2つの部分に分割され、大径筒部側で前
記2つの部分が締付ボルト5によって締付け分離可能に
連結されている。第1のスリットは大径筒部の締付ボル
ト側で小径筒部の同じ側よりも広く形成され、また、小
径筒部外周面の第1のスリットが開口し且つ大径筒部の
締付ボルト側に近い位置から大径筒部へ侵入して軸孔中
心を越える位置まで第2のスリットS2が切込まれて、
第2スリットの両側の部分が個別に弾性変形できるよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体を軸に固定
するための回転体固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プーリやスプロケット、歯車等の
回転体を軸に固定する手段としては、例えば、実公昭6
2−6338号公報に示されているように、軸外周面に
嵌合されるインナーレースと回転体のボス内周に嵌合さ
れるアウターレースの両外側にそれぞれ楔状テーパ面を
形成して、それぞれの楔状テーパ面間に一対のテーパリ
ングを両側から多数の締付ボルトによって楔合させ、イ
ンナーレース内周面を拡径させて軸外周面に圧接させる
とともに、アウターレース外周面をボスの内周面に圧接
させて、軸とボスとを締結する構造の回転体固定具が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した実公昭62−
6338号公報に記載されている構造の回転体固定具
は、軸の端部からインナーレースを装着する構造である
ため、回転体固定具を固定する位置の両側で外径が拡大
されている軸には取り付けることができず、また、締付
ボルトが多数用いられているため締付け作業に時間を要
し、しかも、締付ボルトが軸に平行に配置されているた
め、回転体固定具の軸方向両側に作業空間を必要とする
問題があった。
【0004】そこで本発明は、前述した従来技術の問題
を解決し、両端で外径が拡大されている軸に回転体を迅
速且つ容易に組付可能で、組付作業を行う際に軸方向の
作業空間を必要とせずに、軸と回転体とを強固に結合す
ることができる構造が簡単な回転体固定具を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の回転体固定具は、軸に適合する軸孔が中心
部を貫通して形成され、弾性変形可能な略円筒状の外周
面を有する大径筒部と前記大径筒部より小径で且つ回転
体の中心孔に適合する前記軸孔と略同心の円筒状外周面
を有する小径筒部とが軸方向に連設されているととも
に、前記軸孔を直径方向に横断する第1のスリットによ
って大径筒部と小径筒部とがそれぞれ2つの部分に分割
され、大径筒部の軸孔から偏った位置で第1のスリット
を横断する締付ボルトによって前記2つの部分どうしが
締付け及び分離可能に連結されているとともに、大径筒
部の締付ボルトが横断する側では第1のスリットの間隔
が小径筒部の同じ側よりも広く形成され、小径筒部外周
面の第1のスリットが開口し且つ大径筒部の締付ボルト
側に近い位置から第1のスリットと交差する方向で且つ
途中から大径筒部へ侵入して軸孔中心を越える位置まで
第2のスリットが切込み形成されて第2スリットを挟ん
だ両側の部分が個別に弾性変形可能とされているもので
ある。
【0006】前記回転体固定具においては、第2のスリ
ットの幅方向内側部分は大径筒部内で軸孔中心を越えた
途中位置まで切込まれているとともに、前記内側部分の
両外側は第2のスリットの切込み方向に大径筒部外周面
まで達していることが望ましい。
【0007】また、本発明の回転体固定具は、軸に適合
する軸孔が中心部を貫通して形成され、弾性変形可能な
略円筒状の外周面を有する大径筒部と前記大径筒部より
小径で且つ回転体の中心孔に適合する前記軸孔と略同心
の円筒状外周面を有する小径筒部とが軸方向に連設され
ているとともに、前記軸孔を直径方向に横断する第1の
スリットによって大径筒部と小径筒部とがそれぞれ2つ
の部分に分割され、大径筒部の軸孔から偏った位置で第
1のスリットを横断する締付ボルトによって前記2つの
部分どうしが締付け及び分離可能に連結されているとと
もに、大径筒部の締付ボルトが横断する側では第1のス
リットの間隔が小径筒部の同じ側よりも広く形成され、
大径筒部の軸孔に対する締付ボルト側と反対側で且つ小
径筒部近傍において、大径筒部外周面と軸孔内周面とを
半径方向に連通する一対のネジ孔が第1スリットの中心
面に対して両側に鋭角をなすように対称的に形成され、
第1のスリットで分割されている前記2つの部分のそれ
ぞれにおいて、小径筒部外周面の大径筒部の締付ボルト
側に近い位置からネジ孔の中心軸線と直交する方向に第
2のスリットが切込まれ、第2のスリットの終端部がネ
ジ孔内に連通するように形成されて第2スリットを挟ん
だ両側の部分が個別に弾性変形可能とされ、前記一対の
ネジ孔の径は第2のスリットの間隔より大きく形成され
ているとともに、これらのネジ孔内部に止ネジが螺合さ
れているものである。
【0008】
【作用】回転体を軸に固定する場合には、回転体固定具
から締付ボルトを外して2つの部分に分解した状態で軸
を両側から挟み込んで軸孔内に位置させ、次いで締付ボ
ルトによって前記2つ部分を一つに連結する。この際、
締付ボルトは緩めておく。
【0009】次いで、小径筒部の外周面に回転体の中心
孔を嵌合させ、回転体固定具の位置を軸方向に調整して
軸に対する回転体の取付位置を決めた後、締付ボルトを
レンチ等の工具で締め付けていく。
【0010】そうすると、大径筒部の第1のスリット両
側の対向面どうしの締付ボルト近傍は、互いに引き寄せ
されるため、スリットで分割されている回転体固定具の
2つの部分にはそれぞれ軸の回りに互いに反対向きの回
動変位を生じる。
【0011】その結果、軸に対して締付ボルトが貫通し
ている側では第1のスリットの間隔は次第に狭まるが、
大径筒部の締付ボルト側では、第1のスリットの間隔は
あらかじめ小径筒部の同じ側よりも広く形成されている
ため、締付ボルト周囲の対向面どうしが当接する前に、
小径筒部で締付ボルト側の対向面どうしが当接する。
【0012】この状態から締付ボルトをさらに締め付け
ていくと、対向面が当接している側と軸を挟んで反対側
では、大径筒部側から第1のスリットを拡げようとする
力が伝達されるので、小径筒部は僅かに弾性変形してそ
の外周面が第1のスリットの左右両側で回転体の中心孔
内周面に押し付けられる。
【0013】その結果、小径筒部の外周面は回転体の中
心孔内周面に両外側への変位が拘束され、軸に対して締
付ボルトと反対側の第1のスリットの間隔はそれ以上拡
がることができなくなる。
【0014】一方、第1のスリットで分割されている小
径筒部の両側部分は、第1のスリット両側の第2のスリ
ットの終端と大径筒部外周面との間に残された部分で、
大径筒部の両側部分と連続しているため、締付ボルトの
締結力は、大径筒部の第1のスリットで分割されている
両側部分を内側に弾性変形させて軸孔の内周面で両側か
ら軸を締付け、回転体固定具を介して回転体と軸が強固
に連結される。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の回転体固定具の第1実施例を示
す斜視図、図2はその分解斜視図、図3は側面図であっ
て、回転体固定具1は、鋼やアルミニウム等の弾性変形
可能な強度の高い材料で形成されている。
【0016】これらの図に示す回転体固定具1は、スプ
ロケット、ギヤ、プーリ等の回転体と、前記回転体が固
定される軸との間に介装して、回転体を軸に固定するも
のであって、軸に適合する軸孔2が中心部を貫通して形
成され、略円筒状の大径筒部3とこれより外径の小さい
小径筒部4とが軸方向に連設された形状になっている。
【0017】前記回転体固定具1は、軸孔2を直径方向
に分割する第1のスリットS1によって大径筒部3と小
径筒部4とがそれぞれに2つの部分に分割されており、
図2に示すように分解可能になっている。
【0018】大径筒部3には、軸孔2から偏った位置
で、第1のスリットS1を横断する締付ボルト5が装着
されるようになっており、回転体固定具1のスリットS
1で分割された片方の部分1A側の大径筒部3には、前
記締付ボルト5を挿通するためのボルト挿通孔6が外周
面と第1のスリットS1との間を貫通して形成されてお
り、外周面側には締付ボルト5の頭部5Aが収容される
切欠部7が設けられている。
【0019】また、図4は大径筒部3の端面図であり、
同図に示すように、第1のスリットS1によって2分割
されている回転体固定具1の片方の部分1Aと他方の部
分1Bの対向面C1,C2は平面に仕上げられており、
ボルト挿通孔6は前記対向面C1に対して垂直に形成さ
れているとともに、締付ボルト5の首下の径よりやや大
きめに形成されている。
【0020】一方、前記ボルト挿通孔6と対向して、対
向面C2には締付ボルト5が螺合されるネジ孔8が大径
筒部3の外周面まで貫通形成されている。また、前記対
向面C2は、前記ネジ孔8の周囲を除いて対向面C1と
平行する平面に形成されており、これらの対向面C1,
C2間で形成されている第1のスリットS1の幅は、2
つの部分1A,1Bを合わせて軸孔2内周面が略真円と
なる状態で0.8mm程度に設定されている。
【0021】また、小径筒部4の外周面の第1のスリッ
トS1が開口し且つ大径筒部3の締付ボルト5側に近い
位置Pから第1のスリットS1と交差する方向で且つ途
中から大径筒部3へ侵入して軸孔2中心を越える位置Q
まで第2のスリットS2が切込み形成されている。
【0022】部分1B側の対向面C2は、スリットS2
を境にしてネジ孔8側が半径方向外側に向けて、対向面
C1との間隔が拡大するように傾斜しており、図4に示
すようにこの部分で、第1のスリットS1の間隔が小径
筒部4の同じ側の部分よりも広く形成されている。
【0023】前記ネジ孔8は対向面C2に対して垂直に
形成されており、締付ボルト5を締め付けていない状態
においては、ネジ孔8の方向はボルト挿通孔6の方向に
対して僅かに傾いている。
【0024】なお、本実施例の回転体固定具1では、段
付軸に装着する場合に小径筒部4の端面を前記段付軸の
段部に当接できるように、小径筒部4の軸孔2の開口部
周囲に段部のアールとの干渉を防ぐ面取り2Aが施され
ている。
【0025】図5は前述したように構成されている回転
体固定具1を用いて、軸Xに回転体としての伝動チェー
ンが掛け渡されるスプロケットRを取り付けた状態を示
している。
【0026】同図に示すように軸XにスプロケットRを
固定するためには、回転体固定具1を図2のように2つ
の部分1A,1Bに分解しておいて、軸Xを左右両側か
ら挟み込んで軸孔2内に位置させ、次いで締付ボルト5
に座金9を装着した状態で、回転体固定具1の一方の部
分1Aのボルト挿通孔6へ大径筒部3の外周側から差し
込んで、第1のスリットS1を横断して他方の部分1B
のネジ孔8へ螺合し、2つの部分1A,1Bを一つに連
結する。この際、締付ボルト5はまだ緩めた状態にして
おく。なお、前記座金9には、締付ボルト5を少ないト
ルクで楽に締め付けられるように滑性を高める表面処理
が施されている。
【0027】次いで、小径筒部4の外周面をスプロケッ
トRに形成されている中心孔Hに嵌合させ、この状態で
回転体固定具1の位置を軸方向に調整して、軸Xに対す
るスプロケットRの取付位置を決めた後、締付ボルト5
をレンチ等の工具で締め付けていく。
【0028】そうすると、図6に示すように、大径筒部
3の第1のスリットS1で2分割されている締付ボルト
5近傍では、対向面C1,C2どうしが互いに引き寄せ
されるため、回転体固定具1の2つの部分1A,1Bに
はそれぞれ軸Xの回りに互いに反対向きの回動変位を生
じる。
【0029】前記回動変位によって、スプロケットRの
中心孔H内に嵌合されている小径筒部4では、図7に示
すように、軸Xに対して締付ボルト5と同じ側で2つの
部分1A,1Bの対向面C1,C2どうしが当接する。
【0030】そして、この状態から締付ボルト5をさら
に締め付けていくと、対向面C1,C2が当接している
側と軸Xを挟んで反対側で大径筒部3側から第1のスリ
ットS1を拡げようとする力が伝達されているため、小
径筒部4は僅かに弾性変形して外周面が第1のスリット
S1の左右両側でスプロケットRの中心孔Hの内周面に
押し付けられる。
【0031】その結果、小径筒部4の外周面はスプロケ
ットRの中心孔内周面に両外側への変位を拘束され、軸
Xに対して締付ボルト5と反対側の第1のスリットS1
の間隔はそれ以上拡がらなくなる。
【0032】一方、小径筒部4の第1のスリットS1で
分割されている両側部分は、図6に示すように、第1の
スリットS1の両側で大径筒部3の外周面と第2のスリ
ットの終端との間に形成されている連続部Mで大径筒部
3と連結されているため、締付ボルト5の締結力は、大
径筒部3の第1のスリットS1で分割されている両側部
分を内側に弾性変形させて、軸孔2の内周面で両側から
軸Xを締め付け、スプロケットRが回転体固定具1を介
して軸Xに強固に摩擦固定される。
【0033】次に、図8は本発明の回転体固定具の第2
実施例を示す側面図、図9は、図8の回転体固定具を大
径筒部側から見た端面図であって、本実施例の回転体固
定具1’は、第2のスリットS’2の形状が、第1実施
例のものと異なっている。なお、図8及び図9中で、第
1実施例の回転体固定具1と同一構造の部分は、図1〜
図4中の番号と同一番号で示している。
【0034】本実施例においては、小径筒部4側から切
り込まれて大径筒部3’側へ侵入している第2のスリッ
トS’2の幅方向内側部分が大径筒部側軸孔中心を越え
る途中位置Tまで切り込まれているとともに、前記内側
部分の両外側部分は第2のスリットS’の切込み方向に
大径筒部3’外周面まで達している。
【0035】前述した第1実施例のものでは、図4に示
すようにスリットS2の両側と大径筒部3の外周面との
間でそれぞれ形成される角部Vの角度αが鋭角になり、
スリットS2の終端の厚み方向の隅の角度が略90度に
形成されることと複合されて、これらの角部Vに応力が
集中するが、本実施例においては、図9に示すように、
第2のスリットS’2の端と大径筒部3’の外周面との
間で形成される両側の角部V’の角度α’は鈍角とな
り、応力集中を緩和できるため、回転体固定具1’の強
度を高めることができる。
【0036】なお、この実施例では、前記途中位置Tま
で切り込まれている第2のスリットS’2の幅方向内側
部分の両側に生じる角部Wは略90度になっているが、
これらの角部Wを図9に仮想線Fで示すように面取りし
てもよい。
【0037】更に、図10は、本発明の回転体固定具の
第3実施例を示す側面図、図11は、図10の回転体固
定具を大径筒部側から見た端面図であって、本実施例の
回転体固定具1”は、第2のスリットS”2の形状が、
前述した各実施例のものと異なっており、また、大径筒
部3”側には、軸孔2に対して締付ボルト5が配置され
ている側と反対側の小径筒部4”の近傍において、大径
筒部3”外周面と軸孔2内周面とを連通する半径方向の
ネジ孔10が第1のスリットS1の中心面Nに対してそ
れぞれ両側に鋭角βをなすように対称的に形成されてい
る。
【0038】これらの2つのネジ孔10の径は等しく、
また、第2のスリットS”2の間隔よりも大きい径に形
成されている。なお、図10及び図11中で、第1実施
例の回転体固定具1と同一構造の部分は、図1〜図4中
の番号と同一番号で示している。
【0039】本実施例の回転体固定具1”では、第2の
スリットS”2は、第1のスリットS1によって分割さ
れている2つの部分1”A,1”Bのそれぞれに対して
別々に切込み形成された2つのスリット部分から構成さ
れていて、それぞれ、小径筒部4”外周面の大径筒部
3”の締付ボルト5側に近い位置からネジ孔10の中心
軸線と直交する方向に切込まれて終端部がネジ孔10に
連通するように形成されている。
【0040】すなわち、この実施例の回転体固定具1”
では、第2のスリットS”2の各スリット部分は単一の
平面内に形成されておらず、これらのスリット部分の中
心面は、第1のスリットS1の中心面Nで互いに交差し
ている。
【0041】図12に示すように、それぞれのネジ孔1
0の内部には、2本の止ネジ11が螺合されている。こ
れらの止ネジ11はそれぞれ、大径筒部3”の外周側と
軸孔2の内周側から互いに反対向きにネジ孔10内に螺
入され、先端どうし当接した状態で締付け固定されてい
る。
【0042】本実施例では、第2のスリットS”2の終
端がその間隔よりも径が大きいネジ孔10に連続してい
るため、第2のスリット2”の終端への応力集中を緩和
することができるとともに、ネジ孔10内に螺合されて
いる止ネジ11が、第2のスリットS”2を挟んだ大径
筒部3”側と小径筒部4”側との間に生じるひずみeを
抑制してネジ孔10の段差を解消する働きをするため、
回転体固定具1”の強度と耐久性を高めることができ
る。
【0043】なお、本実施例では、それぞれのネジ孔1
0に緩みを防ぐため2つずつ止ネジ11を用いている
が、締付ボルト5を締め付けたときには、ネジ孔10の
ネジ面が僅かに歪んで螺合されている止ネジ11の回転
が阻止されるため、ネジ孔10の全長に近い長さの止ネ
ジを一つだけ用いてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の回転体
固定具は軸の両側に2つの部分に分解できるため、軸側
に嵌合されるインナーレースと回転体側に嵌合されるア
ウターレースのそれぞれの両側面間に楔合する一対のテ
ーパリングを、多数のボルトで軸方向から締め付けるよ
うにした従来の回転体固定具では不可能であった、両側
の径が中央部分の径よりも大きい軸の中央部分に対して
も回転体を固定することができる。
【0045】また、一方の締付ボルトを締め付けるだけ
で、広い受圧面積で軸と回転体とを強固に結合すること
ができるとともに、組付作業を迅速且つ容易に行うこと
ができ、しかも、軸に回転体を組み付ける作業を、軸の
側方から締付ボルトを締め付けて行うことができるた
め、軸方向の作業空間を必要とせず、狭い場所にも使用
することができる。
【0046】また、第2のスリットは、小径筒部側から
締付ボルトが装着される大径筒部側に傾斜させて切込み
形成して、その終端と大径筒部の外周面との間に形成さ
れる連続部の断面積を広くしたことにより、大きな強度
と耐久性が得られる。さらに、本発明の回転体固定具
は、部品点数が少なく構造が簡単で、製造が容易である
ため、製造コストを安くできる長所もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転体固定具の第1実施例を示す斜
視図。
【図2】 図1に示す回転体固定具の分解斜視図。
【図3】 図1に示す回転体固定具の側面図。
【図4】 図1に示す回転体固定具の大径筒部側から見
た端面図。
【図5】 図1に示す回転体固定具によって軸に回転体
を締結した状態を示す図。
【図6】 図5のA−A線位置における矢印方向に見た
断面図。
【図7】 図5のB−B線位置における矢印方向に見た
断面図。
【図8】 本発明の回転体固定具の第2実施例を示す側
面図。
【図9】 図8に示す回転体固定具の大径筒部側から見
た端面図。
【図10】 本発明の回転体固定具の第3実施例を示す
側面図。
【図11】 図10に示す回転体固定具の大径筒部側か
ら見た端面図。
【図12】 図11のC−C線位置における矢印方向に
見た部分断面図。
【符号の説明】
1,1’,1” 回転体固定具 1A,1B,1’A,1’B,1”A,1”B 部分 2 軸孔 2A
面取り 3,3”,3” 大径筒部 4,
4” 小径筒部 5 締付ボルト 5A
頭部 6 ボルト挿通孔 7
切欠部 8 ネジ孔 9
座金 10 ネジ孔 11
止ネジ C1,C2 対向面 S1
第1のスリット S2 第2のスリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に適合する軸孔が中心部を貫通して形
    成され、弾性変形可能な略円筒状の外周面を有する大径
    筒部と前記大径筒部より小径で且つ回転体の中心孔に適
    合する前記軸孔と略同心の円筒状外周面を有する小径筒
    部とが軸方向に連設されているとともに、前記軸孔を直
    径方向に横断する第1のスリットによって大径筒部と小
    径筒部とがそれぞれ2つの部分に分割され、 大径筒部の軸孔から偏った位置で第1のスリットを横断
    する締付ボルトによって前記2つの部分どうしが締付け
    及び分離可能に連結されているとともに、大径筒部の締
    付ボルトが横断する側では第1のスリットの間隔が小径
    筒部の同じ側よりも広く形成され、 小径筒部外周面の第1のスリットが開口し且つ大径筒部
    の締付ボルト側に近い位置から第1のスリットと交差す
    る方向で且つ途中から大径筒部へ侵入して軸孔中心を越
    える位置まで第2のスリットが切込み形成されて第2ス
    リットを挟んだ両側の部分が個別に弾性変形可能とされ
    ていることを特徴とする回転体固定具。
  2. 【請求項2】 第2のスリットの幅方向内側部分は大径
    筒部内で軸孔中心を越えた途中位置まで切込まれている
    とともに、前記内側部分の両外側は第2のスリットの切
    込み方向に大径筒部外周面まで達していることを特徴と
    する請求項1記載の回転体固定具。
  3. 【請求項3】 軸に適合する軸孔が中心部を貫通して形
    成され、弾性変形可能な略円筒状の外周面を有する大径
    筒部と前記大径筒部より小径で且つ回転体の中心孔に適
    合する前記軸孔と略同心の円筒状外周面を有する小径筒
    部とが軸方向に連設されているとともに、前記軸孔を直
    径方向に横断する第1のスリットによって大径筒部と小
    径筒部とがそれぞれ2つの部分に分割され、 大径筒部の軸孔から偏った位置で第1のスリットを横断
    する締付ボルトによって前記2つの部分どうしが締付け
    及び分離可能に連結されているとともに、 大径筒部の締付ボルトが横断する側では第1のスリット
    の間隔が小径筒部の同じ側よりも広く形成され、 大径筒部の軸孔に対する締付ボルト側と反対側で且つ小
    径筒部近傍において、大径筒部外周面と軸孔内周面とを
    半径方向に連通する一対のネジ孔が第1スリットの中心
    面に対して両側に鋭角をなすように対称的に形成され、 第1のスリットで分割されている前記2つの部分のそれ
    ぞれにおいて、小径筒部外周面の大径筒部の締付ボルト
    側に近い位置からネジ孔の中心軸線と直交する方向に第
    2のスリットが切込まれ、第2のスリットの終端部がネ
    ジ孔内に連通するように形成されて第2スリットを挟ん
    だ両側の部分が個別に弾性変形可能とされ、 前記一対のネジ孔の径は第2のスリットの間隔より大き
    く形成されているとともに、これらのネジ孔内部に止ネ
    ジが螺合されていることを特徴とする回転体固定具。
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