JPH11145661A - 空冷装置 - Google Patents
空冷装置Info
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- JPH11145661A JPH11145661A JP30670597A JP30670597A JPH11145661A JP H11145661 A JPH11145661 A JP H11145661A JP 30670597 A JP30670597 A JP 30670597A JP 30670597 A JP30670597 A JP 30670597A JP H11145661 A JPH11145661 A JP H11145661A
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- cooling device
- air cooling
- piezoelectric element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低消費電力、低騒音、省スペースを実現す
る。 【解決手段】 板状の圧電素子4は、冷却対象装置の筐
体8の内面10に近接し板面を内面10に対して略平行
にして変形可能な状態で配設され、ゴムシート6により
覆われている。ゴムシート6の周辺部は全体が筐体8の
内面10にほぼ隙間なく固定されている。圧電素子4に
周期的に電圧を印加すると、圧電素子4は湾曲して振動
し、この振動に伴って、圧電素子4を覆っているゴムシ
ート6は筐体8の内側方向への膨出、および逆方向への
縮退を繰り返す。その結果、筐体8内の空間部分の容積
が変化し、ゴムシート6が上述のように膨出して空間部
分の容積が縮小したときは筐体8内の高温の空気が通気
口を通じて筐体8の外に排出され、一方、ゴムシート6
が上述のように縮退して空間部分の容積が元に戻ったと
きは筐体8外の低温の空気が通気口を通じて筐体8内に
吸引される。
る。 【解決手段】 板状の圧電素子4は、冷却対象装置の筐
体8の内面10に近接し板面を内面10に対して略平行
にして変形可能な状態で配設され、ゴムシート6により
覆われている。ゴムシート6の周辺部は全体が筐体8の
内面10にほぼ隙間なく固定されている。圧電素子4に
周期的に電圧を印加すると、圧電素子4は湾曲して振動
し、この振動に伴って、圧電素子4を覆っているゴムシ
ート6は筐体8の内側方向への膨出、および逆方向への
縮退を繰り返す。その結果、筐体8内の空間部分の容積
が変化し、ゴムシート6が上述のように膨出して空間部
分の容積が縮小したときは筐体8内の高温の空気が通気
口を通じて筐体8の外に排出され、一方、ゴムシート6
が上述のように縮退して空間部分の容積が元に戻ったと
きは筐体8外の低温の空気が通気口を通じて筐体8内に
吸引される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却対象の装置に
装着され、通気口を通じて装置内空気の排出および装置
内への空気の吸引を行うことによって装置を冷却する空
冷装置に関するものである。
装着され、通気口を通じて装置内空気の排出および装置
内への空気の吸引を行うことによって装置を冷却する空
冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電子装置を空冷する場合、従来は
次の2つの方法のいずれかが採られていた。第1の方法
は自然放熱によるものである。すなわち、電子装置筐体
内の種々の発熱源から発生した熱は、発熱源周辺の筐体
内部の空気に伝導し、熱を吸収した空気は自然対流によ
って筐体に形成された通気口を通じて筐体外に出る。ま
た、発熱源からの熱は直接または何らかの部材を介して
筐体に伝導し、筐体の外面から外部に放熱される。この
ような自然放熱の結果、電子装置が冷却される。第2の
方法は強制空冷によるものである。すなわち、ファンを
例えば筐体に形成した通気口近傍に装着し、筐体内で熱
を吸収して高温となった空気を筐体外に強制的に排出す
ることで電子装置を冷却する。
次の2つの方法のいずれかが採られていた。第1の方法
は自然放熱によるものである。すなわち、電子装置筐体
内の種々の発熱源から発生した熱は、発熱源周辺の筐体
内部の空気に伝導し、熱を吸収した空気は自然対流によ
って筐体に形成された通気口を通じて筐体外に出る。ま
た、発熱源からの熱は直接または何らかの部材を介して
筐体に伝導し、筐体の外面から外部に放熱される。この
ような自然放熱の結果、電子装置が冷却される。第2の
方法は強制空冷によるものである。すなわち、ファンを
例えば筐体に形成した通気口近傍に装着し、筐体内で熱
を吸収して高温となった空気を筐体外に強制的に排出す
ることで電子装置を冷却する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の方法で
は、構造によっては筐体内での自然対流が効果的に発生
せず、また、筐体内での発熱量に比べ筐体の表面積が狭
い場合は必要な冷却効果を確保することは困難である。
一方、第2の方法では、ファンを使用するため、電力を
必要とし、さらに騒音が発生するとうい問題があり、そ
してファンを配置するたのスペースを確保しなければな
らない。本発明はこのような問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、十分な冷却効果が得られ、低
消費電力で、かつ騒音が発生せず、しかも場所をとらな
い空冷装置を提供することにある。
は、構造によっては筐体内での自然対流が効果的に発生
せず、また、筐体内での発熱量に比べ筐体の表面積が狭
い場合は必要な冷却効果を確保することは困難である。
一方、第2の方法では、ファンを使用するため、電力を
必要とし、さらに騒音が発生するとうい問題があり、そ
してファンを配置するたのスペースを確保しなければな
らない。本発明はこのような問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、十分な冷却効果が得られ、低
消費電力で、かつ騒音が発生せず、しかも場所をとらな
い空冷装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、冷却対象の装置に装着され、前記装置の通気
口を通じて装置内空気の排出および装置内への空気の吸
引を行うことによって前記装置を冷却する空冷装置を次
のように構成した。すなわち、電気エネルギを供給する
ことで、湾曲して振動する板状の変形部材を、冷却対象
装置の筐体の内面に近接し板面を前記内面に対して略平
行にして変形可能な状態で配設し、柔軟性を有するシー
ト部材を前記変形部材にほぼ密着させて前記シート部材
により前記変形部材を覆い、前記シート部材の周辺部全
体を前記筐体の前記内面にほぼ隙間なく固定した。
するため、冷却対象の装置に装着され、前記装置の通気
口を通じて装置内空気の排出および装置内への空気の吸
引を行うことによって前記装置を冷却する空冷装置を次
のように構成した。すなわち、電気エネルギを供給する
ことで、湾曲して振動する板状の変形部材を、冷却対象
装置の筐体の内面に近接し板面を前記内面に対して略平
行にして変形可能な状態で配設し、柔軟性を有するシー
ト部材を前記変形部材にほぼ密着させて前記シート部材
により前記変形部材を覆い、前記シート部材の周辺部全
体を前記筐体の前記内面にほぼ隙間なく固定した。
【0005】変形部材に電気エネルギを供給することで
変形部材を湾曲して振動させることができ、この振動に
伴って、変形部材を覆っているシート部材は筐体の内側
方向への膨出、および逆方向への縮退を繰り返す。その
結果、筐体内の空間部分の容積が変化し、シート部材が
上述のように膨出して空間部分の容積が縮小したときは
筐体内の高温の空気が通気口を通じて筐体の外に排出さ
れ、一方、シート部材が上述のように縮退して空間部分
の容積が元に戻ったときは筐体外の低温の空気が通気口
を通じて筐体内に吸引される。
変形部材を湾曲して振動させることができ、この振動に
伴って、変形部材を覆っているシート部材は筐体の内側
方向への膨出、および逆方向への縮退を繰り返す。その
結果、筐体内の空間部分の容積が変化し、シート部材が
上述のように膨出して空間部分の容積が縮小したときは
筐体内の高温の空気が通気口を通じて筐体の外に排出さ
れ、一方、シート部材が上述のように縮退して空間部分
の容積が元に戻ったときは筐体外の低温の空気が通気口
を通じて筐体内に吸引される。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による空冷装
置の一例を示す概略断面側面図である。この空冷装置2
は、圧電素子4およびゴムシート6を含んで構成されて
いる。圧電素子4は、矩形の板状に形成され、電圧を印
加することで湾曲して振動し、冷却対象装置の筐体8の
内面10に近接し板面を内面10に対して略平行にして
配設されている。筐体8には開口12が形成されてお
り、圧電素子4はこの開口12に臨んで開口12を覆う
ように配置されている。圧電素子4の一方の端部14
は、圧電素子4が変形可能な状態で筐体8の内面10に
固定され、もう一方の端部16は、内面10に接してい
るが自由端となっている。ゴムシート6は、圧電素子4
よりやや広く、圧電素子4にほぼ密着して圧電素子4を
覆っており、ゴムシート6の周辺部は全体が筐体8の内
面10に対しほぼ隙間なく、望ましくは隙間なく固定さ
れている。図2はこの空冷装置2を装着した電子装置の
全体を示す概略斜視図である。空冷装置2は電子装置1
8の筐体8の1つの側壁20に装着されており、他の側
壁22には通気口24が形成されている。
て図面を参照して説明する。図1は本発明による空冷装
置の一例を示す概略断面側面図である。この空冷装置2
は、圧電素子4およびゴムシート6を含んで構成されて
いる。圧電素子4は、矩形の板状に形成され、電圧を印
加することで湾曲して振動し、冷却対象装置の筐体8の
内面10に近接し板面を内面10に対して略平行にして
配設されている。筐体8には開口12が形成されてお
り、圧電素子4はこの開口12に臨んで開口12を覆う
ように配置されている。圧電素子4の一方の端部14
は、圧電素子4が変形可能な状態で筐体8の内面10に
固定され、もう一方の端部16は、内面10に接してい
るが自由端となっている。ゴムシート6は、圧電素子4
よりやや広く、圧電素子4にほぼ密着して圧電素子4を
覆っており、ゴムシート6の周辺部は全体が筐体8の内
面10に対しほぼ隙間なく、望ましくは隙間なく固定さ
れている。図2はこの空冷装置2を装着した電子装置の
全体を示す概略斜視図である。空冷装置2は電子装置1
8の筐体8の1つの側壁20に装着されており、他の側
壁22には通気口24が形成されている。
【0007】次に、このように構成された空冷装置2の
動作について説明する。圧電素子4に電圧を印加しない
状態では、圧電素子4は変形せず、図1に示したように
ほぼ平坦となっている。一方、圧電素子4に電圧を印加
すると、圧電素子4は、図3に示したように、筐体8の
内側に凸となって湾曲する。このとき、圧電素子4に密
着しているゴムシート6は、圧電素子4に押されて筐体
8の内側方向に膨出する。
動作について説明する。圧電素子4に電圧を印加しない
状態では、圧電素子4は変形せず、図1に示したように
ほぼ平坦となっている。一方、圧電素子4に電圧を印加
すると、圧電素子4は、図3に示したように、筐体8の
内側に凸となって湾曲する。このとき、圧電素子4に密
着しているゴムシート6は、圧電素子4に押されて筐体
8の内側方向に膨出する。
【0008】そして、圧電素子4には周期的に電圧を印
加し、圧電素子4を周期的に湾曲させて振動させる。そ
の結果、この振動に伴って、変形部材を覆っているゴム
シート6は筐体8の内側方向への膨出、および逆方向へ
の縮退を繰り返す。したがって、筐体8内の空間部分の
容積が変化し、ゴムシート6が上述のように膨出して空
間部分の容積が縮小したときは、図4の(A)に矢印A
により示したように、筐体8内の高温の空気が通気口2
4を通じて筐体8の外に排出され、一方、ゴムシート6
が上述のように縮退して空間部分の容積が元に戻ったと
きは、図4の(B)に矢印Bにより示したように、筐体
8外の低温の空気が通気口24を通じて筐体8内に吸引
される。このように筐体8内の高温の空気の排出、およ
び筐体8外の低温の空気の吸引が繰り返される結果、電
子装置18は効果的に冷却される。
加し、圧電素子4を周期的に湾曲させて振動させる。そ
の結果、この振動に伴って、変形部材を覆っているゴム
シート6は筐体8の内側方向への膨出、および逆方向へ
の縮退を繰り返す。したがって、筐体8内の空間部分の
容積が変化し、ゴムシート6が上述のように膨出して空
間部分の容積が縮小したときは、図4の(A)に矢印A
により示したように、筐体8内の高温の空気が通気口2
4を通じて筐体8の外に排出され、一方、ゴムシート6
が上述のように縮退して空間部分の容積が元に戻ったと
きは、図4の(B)に矢印Bにより示したように、筐体
8外の低温の空気が通気口24を通じて筐体8内に吸引
される。このように筐体8内の高温の空気の排出、およ
び筐体8外の低温の空気の吸引が繰り返される結果、電
子装置18は効果的に冷却される。
【0009】そして、この空冷装置2では、圧電素子4
を駆動するのみであるから、必要な電力はファンなどに
比べ少ない。また、圧電素子4は比較的低い周期で振動
させればよいので、ファンのような騒音は発生しない。
しかも、全体が平板であるから、場所をとらない。
を駆動するのみであるから、必要な電力はファンなどに
比べ少ない。また、圧電素子4は比較的低い周期で振動
させればよいので、ファンのような騒音は発生しない。
しかも、全体が平板であるから、場所をとらない。
【0010】なお、この実施の形態例では、圧電素子4
は開口12に望んで配置されているとしたが、開口12
が形成されていない場合にも本発明は有効である。図5
は、圧電素子4を、開口12が形成されていない箇所に
配置した場合を示す概略断面側面図である。すなわち、
筐体8のこの壁部26には開口は形成されておらず、こ
の壁部の内面10に上述の場合と同様にして空冷装置2
が装着されている。この場合にも、電圧を印加すること
で圧電素子4は図6に示したように変形し、空気を上述
のように流動させて冷却効果を得ることができる。ただ
し、このように開口12が形成されていない場合には、
ゴムシート6と内面10との間の空間内は、圧電素子4
が湾曲したとき気圧が低くなるので、圧電素子4の変形
が若干抑えられる。したがって、圧電素子4を効率よく
振動させるという観点からは、図1、図2に示したよう
に開口12が形成されている方が望ましい。
は開口12に望んで配置されているとしたが、開口12
が形成されていない場合にも本発明は有効である。図5
は、圧電素子4を、開口12が形成されていない箇所に
配置した場合を示す概略断面側面図である。すなわち、
筐体8のこの壁部26には開口は形成されておらず、こ
の壁部の内面10に上述の場合と同様にして空冷装置2
が装着されている。この場合にも、電圧を印加すること
で圧電素子4は図6に示したように変形し、空気を上述
のように流動させて冷却効果を得ることができる。ただ
し、このように開口12が形成されていない場合には、
ゴムシート6と内面10との間の空間内は、圧電素子4
が湾曲したとき気圧が低くなるので、圧電素子4の変形
が若干抑えられる。したがって、圧電素子4を効率よく
振動させるという観点からは、図1、図2に示したよう
に開口12が形成されている方が望ましい。
【0011】次に第2の実施の形態例について説明す
る。図7は、第2の実施の形態例の空冷装置を示す概略
断面側面図である。図中、図1と同一の要素には同一の
符号が付されており、それらに関する説明はここでは省
略する。この空冷装置28が上記空冷装置2と異なるの
は変形部材にバイメタル30を用いている点である。バ
イメタル30は、第1および第2の金属板32、34を
張り合わせて形成されており、圧電素子4と同様、矩形
の板状に形成され、冷却対象装置の筐体8の内面10に
近接し板面を内面10に対して略平行にして配設されて
いる。
る。図7は、第2の実施の形態例の空冷装置を示す概略
断面側面図である。図中、図1と同一の要素には同一の
符号が付されており、それらに関する説明はここでは省
略する。この空冷装置28が上記空冷装置2と異なるの
は変形部材にバイメタル30を用いている点である。バ
イメタル30は、第1および第2の金属板32、34を
張り合わせて形成されており、圧電素子4と同様、矩形
の板状に形成され、冷却対象装置の筐体8の内面10に
近接し板面を内面10に対して略平行にして配設されて
いる。
【0012】このような構成において、バイメタル30
に通電するとバイメタル30は発熱して温度が上昇し、
その結果、図8に示したように湾曲する。そして、通電
を停止すると発熱が停止し、温度が下がってもとの平坦
な状態にもどる。したがって、この場合にも、バイメタ
ル30に対して周期的に通電することで、圧電素子4と
同様に振動させることができ、筐体8内の高温の空気の
排出、および筐体8外の低温の空気の吸引を繰り返し
て、電子装置を効果的に冷却することができる。そし
て、この空冷装置28でも、バイメタル30を駆動する
のみであるから、必要な電力はファンなどに比べ少な
い。また、バイメタル30は比較的低い周期で振動させ
ればよいので、ファンのような騒音は発生しない。しか
も、全体が平板であるから、場所をとらない。
に通電するとバイメタル30は発熱して温度が上昇し、
その結果、図8に示したように湾曲する。そして、通電
を停止すると発熱が停止し、温度が下がってもとの平坦
な状態にもどる。したがって、この場合にも、バイメタ
ル30に対して周期的に通電することで、圧電素子4と
同様に振動させることができ、筐体8内の高温の空気の
排出、および筐体8外の低温の空気の吸引を繰り返し
て、電子装置を効果的に冷却することができる。そし
て、この空冷装置28でも、バイメタル30を駆動する
のみであるから、必要な電力はファンなどに比べ少な
い。また、バイメタル30は比較的低い周期で振動させ
ればよいので、ファンのような騒音は発生しない。しか
も、全体が平板であるから、場所をとらない。
【0013】次に第3の実施の形態例について説明す
る。図9は、第3の実施の形態例の空冷装置を示す概略
断面側面図である。図中、図1と同一の要素には同一の
符号が付されており、それらに関する説明はここでは省
略する。この空冷装置36が上記空冷装置2と異なるの
は変形部材に形状記憶合金38を用いている点である。
形状記憶合金38は、圧電素子4と同様、矩形の板状に
形成され、冷却対象装置の筐体8の内面10に近接し板
面を内面10に対して略平行にして配設されている。ま
た、筐体8の内面10と形状記憶合金38との間にはバ
ネ9が介在しており、バネは形状記憶合金38を、板面
に略直交して筐体8の内側方向に付勢している。その結
果、形状記憶合金38は図9に示したように湾曲した状
態となっている。
る。図9は、第3の実施の形態例の空冷装置を示す概略
断面側面図である。図中、図1と同一の要素には同一の
符号が付されており、それらに関する説明はここでは省
略する。この空冷装置36が上記空冷装置2と異なるの
は変形部材に形状記憶合金38を用いている点である。
形状記憶合金38は、圧電素子4と同様、矩形の板状に
形成され、冷却対象装置の筐体8の内面10に近接し板
面を内面10に対して略平行にして配設されている。ま
た、筐体8の内面10と形状記憶合金38との間にはバ
ネ9が介在しており、バネは形状記憶合金38を、板面
に略直交して筐体8の内側方向に付勢している。その結
果、形状記憶合金38は図9に示したように湾曲した状
態となっている。
【0014】このような構成において、形状記憶合金3
8に通電すると形状記憶合金38は発熱して温度が上昇
し、形状記憶合金38はバネ9の力に打ち勝って、図1
0に示したように、記憶しているもとの平坦な形状に戻
る。したがって、この場合にも、形状記憶合金38に対
して周期的に通電することで、圧電素子4と同様に振動
させることができ、筐体8内の高温の空気の排出、およ
び筐体8外の低温の空気の吸引を繰り返して、電子装置
を効果的に冷却することができる。そして、この空冷装
置36でも、形状記憶合金38に通電するのみであるか
ら、必要な電力はファンなどに比べ少ない。また、形状
記憶合金38は比較的低い周期で振動させればよいの
で、ファンのような騒音は発生しない。しかも、全体が
平板であるから、場所をとらない。
8に通電すると形状記憶合金38は発熱して温度が上昇
し、形状記憶合金38はバネ9の力に打ち勝って、図1
0に示したように、記憶しているもとの平坦な形状に戻
る。したがって、この場合にも、形状記憶合金38に対
して周期的に通電することで、圧電素子4と同様に振動
させることができ、筐体8内の高温の空気の排出、およ
び筐体8外の低温の空気の吸引を繰り返して、電子装置
を効果的に冷却することができる。そして、この空冷装
置36でも、形状記憶合金38に通電するのみであるか
ら、必要な電力はファンなどに比べ少ない。また、形状
記憶合金38は比較的低い周期で振動させればよいの
で、ファンのような騒音は発生しない。しかも、全体が
平板であるから、場所をとらない。
【0015】
【実施例】上記第1ないし第3の実施の形態例におい
て、圧電素子4、バイメタル30、ならびに形状記憶合
金38は、0.1〜1Hzの周期で振動させることで良
好な冷却効果が得られた。また、第1の実施の形態例の
空冷装置2の場合、圧電素子4の大きさを、横が10c
m、縦が3cmとし、振動周期を1Hzとした場合、
8.1ミリリットル/秒の換気量が得られ、これによる
放熱量は0.2Wであった。
て、圧電素子4、バイメタル30、ならびに形状記憶合
金38は、0.1〜1Hzの周期で振動させることで良
好な冷却効果が得られた。また、第1の実施の形態例の
空冷装置2の場合、圧電素子4の大きさを、横が10c
m、縦が3cmとし、振動周期を1Hzとした場合、
8.1ミリリットル/秒の換気量が得られ、これによる
放熱量は0.2Wであった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空冷装置で
は、変形部材に電気エネルギを供給することで変形部材
を湾曲して振動させることができ、この振動に伴って、
変形部材を覆っているシート部材は筐体の内側方向への
膨出、および逆方向への縮退を繰り返す。その結果、筐
体内の空間部分の容積が変化し、シート部材が上述のよ
うに膨出して空間部分の容積が縮小したときは筐体内の
高温の空気が通気口を通じて筐体の外に排出され、一
方、シート部材が上述のように縮退して空間部分の容積
が元に戻ったときは筐体外の低温の空気が通気口を通じ
て筐体内に吸引される。このように筐体内の高温の空気
の排出、および筐体外の低温の空気の吸引が繰り返され
る結果、冷却対象の装置は効果的に冷却される。そし
て、本発明の空冷装置では、例えば圧電素子などの変形
部材を駆動するのみであるから、必要な電力はファンな
どに比べ少ない。また、変形部材は比較的低い周期で振
動させればよいので、ファンのような騒音は発生しな
い。しかも、全体が平板であるから場所をとらない。
は、変形部材に電気エネルギを供給することで変形部材
を湾曲して振動させることができ、この振動に伴って、
変形部材を覆っているシート部材は筐体の内側方向への
膨出、および逆方向への縮退を繰り返す。その結果、筐
体内の空間部分の容積が変化し、シート部材が上述のよ
うに膨出して空間部分の容積が縮小したときは筐体内の
高温の空気が通気口を通じて筐体の外に排出され、一
方、シート部材が上述のように縮退して空間部分の容積
が元に戻ったときは筐体外の低温の空気が通気口を通じ
て筐体内に吸引される。このように筐体内の高温の空気
の排出、および筐体外の低温の空気の吸引が繰り返され
る結果、冷却対象の装置は効果的に冷却される。そし
て、本発明の空冷装置では、例えば圧電素子などの変形
部材を駆動するのみであるから、必要な電力はファンな
どに比べ少ない。また、変形部材は比較的低い周期で振
動させればよいので、ファンのような騒音は発生しな
い。しかも、全体が平板であるから場所をとらない。
【図1】本発明による空冷装置の一例を示す概略断面側
面図である。
面図である。
【図2】図1の空冷装置を装着した電子装置の全体を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図3】図1の空冷装置を構成する圧電素子が変形した
状態を示す概略断面側面図である。
状態を示す概略断面側面図である。
【図4】(A)は電子装置の筐体内の空気が排出される
様子を示す概略斜視図、(B)は電子装置の筐体内に空
気が吸引される様子を示す概略斜視図である。
様子を示す概略斜視図、(B)は電子装置の筐体内に空
気が吸引される様子を示す概略斜視図である。
【図5】圧電素子を、開口が形成されていない箇所に配
置した場合を示す概略断面側面図である。
置した場合を示す概略断面側面図である。
【図6】図5の圧電素子が変形した状態を示す概略断面
側面図である。
側面図である。
【図7】第2の実施の形態例の空冷装置を示す概略断面
側面図である。
側面図である。
【図8】図7の空冷装置を構成するバイメタルが変形し
た状態を示す概略断面側面図である。
た状態を示す概略断面側面図である。
【図9】第3の実施の形態例の空冷装置を示す概略断面
側面図である。
側面図である。
【図10】図9の空冷装置を構成する形状記憶合金が平
坦になった状態を示す概略断面側面図である。
坦になった状態を示す概略断面側面図である。
2、28、36……空冷装置、4……圧電素子、6……
ゴムシート、8……筐体、9……バネ、10……内面、
12……開口、24……通気口、30……バイメタル、
32……第1の金属板、34……第2の金属板、38…
…形状記憶合金。
ゴムシート、8……筐体、9……バネ、10……内面、
12……開口、24……通気口、30……バイメタル、
32……第1の金属板、34……第2の金属板、38…
…形状記憶合金。
Claims (7)
- 【請求項1】 冷却対象の装置に装着され、前記装置の
通気口を通じて装置内空気の排出および装置内への空気
の吸引を行うことによって前記装置を冷却する空冷装置
であって、 電気エネルギを供給することで、湾曲して振動する板状
の変形部材を、冷却対象装置の筐体の内面に近接し板面
を前記内面に対して略平行にして変形可能な状態で配設
し、 柔軟性を有するシート部材を前記変形部材にほぼ密着さ
せて前記シート部材により前記変形部材を覆い、前記シ
ート部材の周辺部全体を前記筐体の前記内面にほぼ隙間
なく固定した、 ことを特徴とする空冷装置。 - 【請求項2】 前記変形部材は、略平坦な状態と、前記
筐体の前記内面から離れる方向に凸の状態とを採って振
動することを特徴とする請求項1記載の空冷装置。 - 【請求項3】 前記変形部材は一端部が前記筐体の前記
内面に固定されていることを特徴とする請求項1記載の
空冷装置。 - 【請求項4】 前記変形部材は、前記筐体に形成された
開口に臨んで配置されていることを特徴とする請求項1
記載の空冷装置。 - 【請求項5】 前記変形部材は圧電素子であることを特
徴とする請求項1記載の空冷装置。 - 【請求項6】 前記変形部材はバイメタルであることを
特徴とする請求項1記載の空冷装置。 - 【請求項7】 前記変形部材は形状記憶合金であり、前
記筐体の前記内面と前記形状記憶合金との間にバネを介
在させ、前記バネによって前記形状記憶合金に対し前記
形状記憶合金の板面に略直交する方向に付勢する構成と
したことを特徴とする請求項1記載の空冷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30670597A JPH11145661A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 空冷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30670597A JPH11145661A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 空冷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11145661A true JPH11145661A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17960324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30670597A Pending JPH11145661A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 空冷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11145661A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007527618A (ja) * | 2003-07-07 | 2007-09-27 | ジョージア テック リサーチ コーポレイション | 分配された合成ジェットアクチュエータを使用する熱管理のためのシステムおよび方法 |
| CN101500391B (zh) | 2008-01-29 | 2012-08-29 | 瑞鼎科技股份有限公司 | 散热组件、包含散热组件的芯片及芯片散热组件制备方法 |
| CN108054147A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-05-18 | 中国科学院电工研究所 | 一种带有跳跃膜片的散热装置 |
| CN108155165A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-06-12 | 中国科学院电工研究所 | 带有跳跃膜片的散热装置 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP30670597A patent/JPH11145661A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007527618A (ja) * | 2003-07-07 | 2007-09-27 | ジョージア テック リサーチ コーポレイション | 分配された合成ジェットアクチュエータを使用する熱管理のためのシステムおよび方法 |
| CN101500391B (zh) | 2008-01-29 | 2012-08-29 | 瑞鼎科技股份有限公司 | 散热组件、包含散热组件的芯片及芯片散热组件制备方法 |
| CN108054147A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-05-18 | 中国科学院电工研究所 | 一种带有跳跃膜片的散热装置 |
| CN108155165A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-06-12 | 中国科学院电工研究所 | 带有跳跃膜片的散热装置 |
| CN108054147B (zh) * | 2017-11-15 | 2020-05-15 | 中国科学院电工研究所 | 一种带有跳跃膜片的散热装置 |
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