JPH11148407A - 車両走行制御装置 - Google Patents

車両走行制御装置

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JPH11148407A
JPH11148407A JP31678997A JP31678997A JPH11148407A JP H11148407 A JPH11148407 A JP H11148407A JP 31678997 A JP31678997 A JP 31678997A JP 31678997 A JP31678997 A JP 31678997A JP H11148407 A JPH11148407 A JP H11148407A
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throttle valve
throttle
fuel supply
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アクセル開度の検出結果に基づいてスロットル
アクチュエータを制御する構成の車両走行制御装置にお
いて、スロットル弁の開固着があっても、運転者の減速
要求に対応できるようにする。 【解決手段】ブレーキスイッチがONであるか否かを判
別し(S1,S2)、ONであるときには、ブレーキス
イッチのON状態の継続時間を計測する(S3)。そし
て、前記計測された継続時間が所定時間以上になったと
きには(S4)、エンジン回転数(rpm)が所定回転数以
上であるか否かを判別し(S5)、エンジン回転数が所
定回転数以上であれば、燃料カットを実行し(S6)、
駆動トルクの低下を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両走行制御装置に
関し、詳しくは、アクセル開度の検出結果に応じてエン
ジンのスロットル開度を電子制御する構成の車両走行制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、アクセル開度に基づいてスロ
ットルアクチュエータを制御して、スロットル弁を開閉
駆動する構成の車両用エンジンが知られている。また、
上記システムにおけるスロットル制御系の故障に対する
フェイルセーフ技術として、ブレーキ操作量に応じてス
ロットル制御量を変更する構成のものがあった(特開平
6−247188号公報及び実開平1−102451号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のフェイルセーフ技術は、アクセル開度センサの故障
に対しては有効に機能するが、スロットル制御量に対応
して実際の開度が変化しない故障(例えば、スロットル
アクチュエータの故障やスロットル弁の固着など)が生
じている場合には、スロットル制御量を変更しても、実
際にはスロットル開度を絞ることができず、運転者の減
速要求に対応できないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、スロットル制御量の異常の他、スロットル制御量
に対応して実際の開度が変化しない故障が発生した場合
であっても、運転者の減速要求に対応できる車両走行制
御装置を提供することを目的とする。更に、アクセル開
度センサの故障等によるスロットル制御量の異常に的確
に対応し得る第1のフェイルセーフと、前記スロットル
制御量に対応して実際の開度が変化しない故障に対応し
得る第2のフェイルセーフ制御とが段階的に実行される
ようにすることで、前記第2のフェイルセーフが無用に
実行されることを回避し得る車両走行制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明は、エンジンのスロットル弁を開閉駆動するアク
チュエータを備え、アクセル開度に基づいて前記スロッ
トル弁の開度を制御する構成の車両走行制御装置であっ
て、ブレーキ操作の継続時間が所定時間以上であるとき
に、所定のエンジン回転速度以上においてエンジンへの
燃料供給を停止させる構成とした。
【0006】かかる構成によると、ブレーキの操作状態
が所定時間以上継続している場合には、スロットル弁が
たとえ開いている状態であったとしても、運転者に減速
要求があるものとして、エンジンへの燃料供給を停止さ
せることでエンジンの発生トルクを低下させ、前記減速
要求に対応できるようにする。尚、アクセル開度に基づ
くスロットル開度の制御には、アクセル開度を目標スロ
ットル開度に一義的に変換する構成の他、アクセル開度
に応じて設定される目標出力トルクに基づいて目標スロ
ットル開度を設定する構成が含まれるものとする(以下
同様)。
【0007】また、エンジンへの燃料供給の停止には、
燃料供給を全く行わないことの他、複数の気筒毎に燃料
噴射弁等の燃料供給手段を備えるエンジンでは、全気筒
のうちの一部の気筒に対する燃料供給のみを停止させる
ことを含むものとする。一方、請求項2記載の発明は、
エンジンのスロットル弁を開閉駆動するアクチュエータ
を備え、アクセル開度に基づいて前記スロットル弁の開
度を制御する構成の車両走行制御装置であって、アクセ
ル開度とスロットル開度との少なくとも一方の検出値が
一定である状態が所定時間以上継続し、かつ、ブレーキ
操作が行われているときに、前記スロットル弁の制御開
度を制限すると共に、該スロットル弁の制御開度の制限
状態が所定時間以上継続したときに、所定のエンジン回
転速度以上においてエンジンへの燃料供給を停止させる
構成とした。
【0008】かかる構成によると、スロットル開度及び
/又はアクセル開度が略一定である状態が所定時間以上
継続し、然も、ブレーキが操作されると、スロットル弁
の制御開度に制限が加えられる。例えばアクセル開度セ
ンサの故障によって、実際のアクセル開度に対応しない
スロットル開度に制御され、これに対して運転者がブレ
ーキ操作によって減速を望む場合には、制御開度をより
低開度に制限することで、運転者の減速要求に対応する
ものである。ここで、スロットル開度及び/又はアクセ
ル開度が略一定である状態が所定時間以上継続している
ことを条件とすることで、運転者が右足でアクセルペダ
ルを操作しながら左足でブレーキペダルを操作するよう
なアクセルの動きがある場合と、アクセル開度センサの
故障によって一定の開度信号が出力されるような場合と
を区別する。
【0009】前記制御開度の制限が有効に機能すれば、
スロットル弁開度が絞られて、エンジン回転速度は低下
することになるが、スロットル弁の固着等が発生してい
る場合には、前記制御開度の制限は有効に機能しないこ
とになるから、前記制御開度の制限を所定時間行った後
に、エンジン回転速度が所定回転速度以上であれば、エ
ンジンへの燃料供給を停止させて、運転者の減速要求に
対応する。
【0010】尚、スロットル制御開度の制限には、制御
開度を一定値に固定することや、所定の最大開度以下に
制御されるようにリミッタで制限することや、制御開度
(目標スロットル開度)の決定条件となるアクセル開度
の検出値に制限を加えることなどが含まれるものとする
(以下同様)。請求項3記載の発明は、図1に示すよう
に構成される。
【0011】図1において、アクチュエータは、エンジ
ンのスロットル弁を開閉駆動するものであり、アクセル
開度検出手段は、アクセル開度を検出する。そして、開
度制御手段は、前記検出されたアクセル開度に基づいて
前記アクチュエータを制御して前記スロットル弁の開度
を制御する。一方、ブレーキ操作検出手段はブレーキ操
作を検出し、回転速度検出手段はエンジンの回転速度を
検出する。
【0012】ここで、燃料供給停止手段は、前記ブレー
キ操作検出手段でブレーキ操作状態が検出されている時
間が所定時間以上継続し、かつ、前記回転速度検出手段
で検出されるエンジンの回転速度が所定回転速度以上で
あるときに、エンジンへの燃料供給を停止させる。かか
る構成によると、ブレーキ操作が検出されている状態が
所定時間以上継続している場合には、スロットル弁がた
とえ開いている状態であったとしても、運転者に減速要
求があるものと判断し、エンジンへの燃料供給を停止さ
せ、前記減速要求に対応する。
【0013】前記アクセル開度検出手段としては、アク
セルペダルの踏み込み量、又は、アクセルドラムの回転
角を検出するセンサを用いることができ、また、ブレー
キ操作検出手段としては、ブレーキペダルの踏み込みを
オン・オフ的に検出するブレーキスイッチを用いること
ができる。請求項4記載の発明は、図2に示すように構
成される。
【0014】図2において、アクチュエータは、エンジ
ンのスロットル弁を開閉駆動するものであり、アクセル
開度検出手段は、アクセル開度を検出する。そして、開
度制御手段は、前記検出されたアクセル開度に基づいて
前記アクチュエータを制御して前記スロットル弁の開度
を制御する。一方、開度変化量検出手段は、スロットル
開度とアクセル開度との少なくとも一方の単位時間当た
りの変化量を検出し、ブレーキ操作検出手段は、ブレー
キ操作を検出する。
【0015】ここで、スロットル開度制限手段は、前記
開度変化量検出手段で検出される開度変化量が所定値以
下である状態が所定時間以上継続し、かつ、前記ブレー
キ操作検出手段によりブレーキ操作が検出されていると
きに、前記開度制御手段によるスロットル弁の制御開度
を制限する。燃料供給停止手段は、前記スロットル開度
制限手段によってスロットル弁の制御開度が制限される
状態が所定時間以上継続し、かつ、回転速度検出手段で
検出されるエンジンの回転速度が所定回転速度以上であ
るときに、エンジンへの燃料供給を停止させる。
【0016】かかる構成によると、スロットル開度及び
/又はアクセル開度が略一定である状態が所定時間以上
継続し、然も、ブレーキ操作が検出されると、スロット
ル弁の制御開度に制限が加えられる。前記制御開度の制
限を所定時間継続した後に回転速度が高い場合、即ち、
制御開度の制限が有効に機能しなかった場合には、燃料
供給を停止させる。これにより、アクセル開度検出手段
の故障により制御開度が異常になっている場合であれ
ば、制御開度の制限で減速要求に対応できることになる
一方、スロットル弁の固着が生じている場合であって、
制御開度の制限が有効に機能しなかった場合には、燃料
供給の停止によって減速要求を満たす。
【0017】請求項5記載の発明では、前記燃料供給停
止手段が、燃料供給を停止させる気筒数を段階的に変化
させる構成とした。かかる構成によると、燃料噴射弁等
の燃料供給手段が各気筒毎に設けられる場合、必要に応
じて燃料供給を停止させる気筒数を変化させて、運転者
の減速要求に対応する。
【0018】請求項6記載の発明では、前記燃料供給停
止手段が、前記所定回転速度に対して実際のエンジン回
転速度が高いときほどより多くの気筒に対する燃料供給
を停止させる構成とした。かかる構成によると、燃料供
給の停止を開始させる時点におけるエンジ回転速度が高
いときほど多くの気筒に対して燃料供給を停止させ、前
記所定回転速度に近づくにつれて燃料供給を停止させる
気筒数を減少させ、必要以上の回転速度の低下を回避す
る。
【0019】尚、上記では、前記所定回転速度と実際の
回転速度との偏差に応じて燃料供給を停止させる気筒数
を変化させる構成としたが、この他、経過時間に応じて
燃料供給を停止させる気筒数を段階的に減少させたり、
回転速度の変化速度に応じて燃料供給を停止させる気筒
数を段階的に変化させることも可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1,3記載の発明によると、スロ
ットル弁の開固着等が発生しても、駆動トルクを強制的
に低下させて運転者の減速要求に対応できるという効果
がある。請求項2,4記載の発明によると、スロットル
弁の制御開度の制限が機能しない場合にのみ、燃料供給
の停止を実行させることができるので、燃料供給の停止
による必要以上の機関出力低下を招くことなく、運転性
への影響を極力回避できるという効果がある。
【0021】請求項5記載の発明によると、燃料供給の
停止による駆動トルクの低減制御を精度良く行えるとい
う効果がある。請求項6記載の発明によると、燃料供給
の停止によって目標とするエンジン回転速度以下にエン
ストを回避しつつ応答良く制御できるという効果があ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図3は、実施の形態における車両用エンジンのシ
ステム構成を示す図である。この図3に示すエンジン1
の吸気通路2には、吸入空気量を調整するスロットル弁
3が介装されており、該スロットル弁3を通過した空気
とインジェクタ4から噴射される燃料とによって燃焼混
合気が形成される。
【0023】前記インジェクタ4(燃料供給手段)は、
吸気通路2内に燃料を噴射する構成と、燃焼室内に直接
燃料を噴射する構成とのいずれであっても良いが、各気
筒毎に設けられているものとする。前記スロットル弁3
の回転軸3aの一方端には、減速ギヤ5とアクチュエー
タとしてのモータ6とからなる駆動機構が設けられてお
り、モータ6の回転が減速ギヤ5を介して回転軸3aに
伝達し、スロットル弁3の開度が変化する構成となって
いる。
【0024】一方、前記回転軸3aの他方端には、スロ
ットル弁3の開度を検出するスロットル開度センサ7が
設けられると共に、スロットル弁3を閉方向に付勢する
リターンスプリング8が設けられている。運転者がアク
セルリターンスプリング10の付勢力に抗してアクセルペ
ダル9を踏み込み操作すると、アクセルワイヤー11を介
してアクセルドラム12が回転駆動され、該アクセルドラ
ム12の回転角としてアクセル開度センサ13(アクセル開
度検出手段)がアクセル開度を検出する構成となってい
る。
【0025】前記モータ6及びインジェクタ4を制御す
るコントロールユニット14には、前記スロットル開度セ
ンサ7及びアクセル開度センサ13からの検出信号が入力
される一方、ブレーキペダル15の操作時にON信号を出
力するブレーキスイッチ16(ブレーキ操作検出手段)か
らの検出信号が入力され、また、エンジン回転数NE
(rpm )を検出する回転センサ17(回転速度検出手段)
からのエンジン回転信号が入力される。
【0026】そして、開度制御手段としての前記コント
ロールユニット14は、アクセル開度センサ13により検出
されたアクセル開度(アクセルペダル9の踏み込み量)
に基づき、目標スロットル開度を設定し、該目標スロッ
トル開度相当の制御量(スロットル開度制御量)をモー
タ6に出力する。前記アクセル開度に応じた目標スロッ
トル開度の設定は、予め記憶されたテーブルに従ってア
クセル開度を目標スロットル開度に変換するものであっ
ても良いし、また、アクセル開度,車速等から目標トル
クを設定し、該目標トルクが得られる目標スロットル開
度を演算する構成であっても良い。
【0027】また、前記コントロールユニット14は、実
際のアクセル開度に相当するスロットル開度に制御され
ていないことに対する運転者の減速要求に対応すべく、
図4のフローチャートに示すようなフェイルセーフ制御
を実行する。図4のフローチャートは所定時間毎に実行
されるものであり、まず、S1では、前記ブレーキスイ
ッチ16のON・OFF状態を検出する。
【0028】S2では、ブレーキスイッチ16がONであ
るか否かを判別する。ブレーキスイッチ16がONである
ときには、S3へ進み、ブレーキスイッチ16のON状態
の継続時間を計測するためのカウンタ(タイマー)をカ
ウントアップする。次のS4では、ブレーキスイッチ16
がONである継続時間、即ち、運転者が継続的にブレー
キ操作している時間が所定時間(例えば3秒)以上であ
るか否かを判別する。
【0029】そして、ブレーキ操作の継続時間が所定時
間以上であるときには、S5へ進み、そのときに回転セ
ンサ17で検出されているエンジン回転数NE(rpm)が所
定回転数(例えば1800rpm)以上であるか否かを判別す
る。運転者が継続的なブレーキ操作によって減速意図を
示しているのに、エンジン回転数NEが所定回転数以上
であるときには、アクセル開度センサ13の故障等によっ
て制御開度(目標開度)自体が実際のアクセル開度に対
応していない異常状態、或いは、制御開度は正常である
もののスロットル弁3の開固着等によって制御開度に対
応する開度にスロットル弁3を制御できない異常状態が
発生している可能性があるものと判断し、S6へ進ん
で、前記インジェクタ4による燃料噴射を停止させてエ
ンジン1への燃料供給を停止させる燃料カットを実行す
る(燃料供給停止手段)。
【0030】前記燃料カットによってエンジンの発生ト
ルク(車両の駆動トルク)が低下し、運転者の減速要求
に対応できることになる。上記のように、燃料カットを
実行させる構成であれば、実際のアクセル開度に対応し
ないスロットル開度になっている異常状態が如何なる原
因によるものであっても、運転者の減速要求に対応する
ことができる。
【0031】前記S6における燃料カットの実行によっ
てエンジン回転数NEが前記所定回転数未満にまで低下
すると、S5からS7へ進んで燃料カット中か否を判断
し、燃料カット中であれば、S8へ進んで燃料供給を再
開(燃料カットリカバー)させる。一方、スロットル開
度の制御が正常に行われている状態における減速時であ
れば、S5からS7へ進み、結果的に燃料カットは実行
されない。
【0032】また、S2でブレーキスイッチ16がOFF
であると判断されたときには、S9へ進んでブレーキ操
作の継続時間を計測するためのカウンタ(或いはタイマ
ー)をクリアする。次のS10では、燃料カット中か否か
を判別し、燃料カット中であったときには、S11ヘ進ん
で燃料供給を再開させる。例えば、ブレーキ操作が所定
時間以上継続して行われ、かつ、そのときのエンジン回
転数NEが所定回転数以上であったために燃料カットを
実行した後であって、エンジン回転数NEが所定回転数
未満にまで低下する前に、運転者が減速を望まなくなっ
たり、逆に、加速を望むようになってブレーキペダルか
ら足を離したときには、前記S11に進んで燃料供給が再
開されることになる。
【0033】ところで、前記S6における燃料カット
は、図5のフローチャートに示すように、そのときのエ
ンジン回転数NEと燃料カットの実行判断を行う前記所
定回転数との偏差ΔNEに基づいて、気筒別に行うこと
が好ましい。図5において、S61では、回転センサ17で
検出された実際のエンジン回転数NEと前記所定回転数
とを用いて、前記偏差ΔNEを、ΔNE=エンジン回転
数−所定回転数として算出する。
【0034】S62では、前記偏差ΔNEと閾値B(0) と
を比較し、前記偏差ΔNEが閾値B(0) 以上(ΔNE≧
B(0) )であって、エンジン回転数NEが前記所定回転
数よりも閾値B(0) 以上に高いと判断されたときには、
S63へ進んで全気筒において燃料カットを行わせる。一
方、前記偏差ΔNEが閾値B(0) 未満であるときには、
S64へ進み、B(0)>B(1) である閾値B(1) を用い、
B(1) ≦ΔNE<B(0) であるか否かを判別する。そし
て、B(1) ≦ΔNE<B(0) であれば、S65へ進んで、
全気筒のうちの1気筒以外の気筒において(例えば6気
筒エンジンであれば5気筒において)燃料カットを実行
させる。
【0035】以下同様に、B(n) ≦ΔNE<B(n-1) で
あれば(S66)、全気筒−n気筒において燃料カットを
行わせ(S67)、実際のエンジン回転数NEが前記所定
回転数よりも僅かに高いときには、1気筒のみで燃料カ
ットを実行させる(S68)。上記のようにして燃料カッ
トを行う気筒数を制御すれば、応答良く回転数を低下
(駆動トルク)を低下させることができると共に、制御
のオーバーシュートによって所定回転数を大きく下回っ
てエンストに至ることを回避できる。
【0036】尚、燃料カット気筒数の制御は、制御開始
からの経過時間に応じて燃料カットを行う気筒数を変化
させる構成としたり、回転速度の変化速度を検出し、減
少方向への変化速度が大きくなったときにカット気筒数
を減少させるなどしても良い。図6のフローチャート
は、フェイルセーフ制御の第2の実施形態を示すもので
あり、S21(開度変化量検出手段)では、アクセル開度
変化量(及び/又はスロットル開度変化量)を検出す
る。前記変化量は、今回の開度−前回の開度とし、単位
時間当たり(本ルーチン実行周期当たり)の開度変化量
として演算される。
【0037】S22では、前記開度変化量が所定値(例え
ば0.1 〜0.3 deg/100ms)以下であるか否かを判別するこ
とで、アクセル開度(及び/又はスロットル開度)が変
動する通常の走行状態であるか否かを判別する。ここ
で、前記開度変化量が所定値以下であって、開度が略一
定していると判断されるときには、S23へ進む。一方、
前記開度変化量が所定値を越えている場合には、正常に
アクセル開度が検出され、これに対応して正常にスロッ
トル開度が制御されているものと判断して、そのまま本
ルーチンを終了させる。
【0038】即ち、アクセル開度センサ13の故障(以
下、アクセル開度検出系の故障と称する)が発生する
と、たとえ実際のアクセル開度が変動していても検出結
果として一定の値がコントロールユニット14に入力され
ることになって、アクセル開度を目標スロットル開度に
テーブル変換する構成の場合には、スロットル開度も一
定値に制御されることになる。そこで、前記開度変化量
が所定値以下であるときには、前記アクセル開度検出系
に故障が生じている可能性があると判断されるので、S
23以降へ進んで、フェイルセーフ制御を行う必要性があ
るか否かを判断するものである。
【0039】従って、アクセル開度を目標スロットル開
度にテーブル変換する構成の場合には、アクセル開度変
化量とスロットル開度変化量との少なくとも一方を検出
すれば良い。また、アクセル開度から目標トルクを設定
し、該目標トルクが得られる目標スロットル開度を設定
する場合には、アクセル開度検出系に故障が生じアクセ
ル開度の検出結果が一定となっている場合であっても、
スロットル開度が変動することがあるので、アクセル開
度変化量を検出させることが好ましい。
【0040】前記開度変化量が前記所定値以下であると
判断されてS23へ進むと、開度変化量が所定値以下であ
る状態が所定時間(例えば2〜5秒程度)以上継続して
いるか否かを判別する。運転者がアクセルペダル9を操
作する場合には、アクセルペダル9を一定に踏んでいる
つもりでも実際には僅かな変動が生じるので、開度変化
量が所定値以下である状態が所定時間以上継続している
か否かを判別させることで、アクセル開度検出系の故障
の有無を判別するものである。
【0041】S23で、開度変化量が所定値以下である状
態が所定時間以上継続していないと判断されたときに
は、アクセル開度検出系に異常はないものと判断できる
ので、フェイルセーフ制御を行うことなく、そのまま本
ルーチンを終了させる。一方、開度変化量が所定値以下
である状態が所定時間以上継続していると判断されたと
きには、アクセル開度検出系の故障の可能性が高いこと
になり、このときには、S24へ進んで、ブレーキスイッ
チ16の入力状態を検出し、S25では、ブレーキスイッチ
16のON・OFFを判別して、運転者の減速要求を判断
する。
【0042】そして、ブレーキスイッチ16がONで運転
者がブレーキ操作を行っている場合には、S26(スロッ
トル開度制限手段)へ進み、前記減速要求に対応すべく
スロットル弁3の制御開度(目標開度)を、異常時用の
最大スロットル開度(例えば4deg 程度) 以下に制限す
る。S26へ進んだ後で、ブレーキスイッチ16がOFFに
なったり、開度変化が検出されると、前記スロットル開
度制御量の制限は解除されるが、それまでは制限状態が
保持される。
【0043】上記のようにして最大スロットル開度によ
って制限することで、たとえアクセル開度検出系の故障
のために目標スロットル開度として実際のアクセル開度
に対応しない大きな目標スロットル開度が設定されたと
しても、目標開度を絞ることができ、以て、運転者の減
速意図に応じて車両を減速させることが可能になる。前
記最大スロットル開度は、通常の坂道発進が行える程度
の開度に設定すると良い。これにより、例えば、右足で
アクセルペダル9を操作すると同時に左足でブレーキペ
ダル15を操作する左足ブレーキ走行による坂道発進時
で、アクセル開度変化量が所定値以下である状態が所定
時間以上継続していると判断され、アクセル開度の検出
系が正常であるにも関わらずスロットル開度が最大スロ
ットル開度に制限された場合であっても発進が可能であ
り、アクセル開度検出系に異常がなければその後のアク
セルの踏み増しによって制限が解除され、通常に走行さ
せることができる。
【0044】尚、一般的に右足によってアクセルペダル
とブレーキペダルとを踏み分ける操作を行った場合に
は、ブレーキ操作に伴ってアクセル開度が全閉で一定と
なって、スロットル開度検出系に異常がなくてもスロッ
トル開度の制限が行うステップに進むことになるが、元
々アクセル開度が全閉で、スロットル弁の制御開度も十
分に小さい状態であるから、実際に制御開度がより小さ
く制限されることはなく、影響はない。
【0045】また、運転者が異常に気付いてアクセル開
度を全閉にしてプレーキペダル15を踏んだ場合であれ
ば、アクセル開度検出系における異常の有無に関わらず
にスロットル制御開度の制限が行われることになり、ア
クセル開度検出系に異常があった場合には、前記制限に
よって運転者の減速要求が満たされることになる。S26
でスロットル弁の制御開度を制限すると、次のS27で
は、スロットル開度の制限を所定時間(例えば3秒)以
上継続して行っているか否かを判断する。
【0046】そして、スロットル開度の制限を所定時間
以上継続しているときには、S28へ進み、そのときのエ
ンジン回転数NEが所定回転数(例えば1800rpm)以上で
あるか否かを判別し、エンジン回転数NEが所定回転数
以上であるときには、S29(燃料供給停止手段)へ進ん
で燃料カットを実行させる。制御開度の異常が発生して
いるときには、制御開度を最大開度以下に制限すること
で、エンジン回転の低下(駆動トルク)の低下を図るこ
とが可能であるが、制御開度を制限してもエンジン回転
速度の低下が見られず、エンジン回転が高いまま保持さ
れている場合には、スロットル弁3の開固着等の可能性
が推定される。そこで、制御開度の制限が有効に機能し
なかった場合には、エンジンへの燃料供給を停止させ
て、エンジン回転の低下(駆動トルクの低下)を図るも
のである。
【0047】尚、燃料カットは、前記図5のフローチャ
ートに示したように、回転数NEに応じた気筒数によっ
て気筒別に行わせる構成とすることができる。一方、S
27でエンジン回転数NEが所定回転数未満であると判断
されたとき、S30へ進み、燃料カット中であるか否かを
判別し、燃料カット中であればS31へ進んで燃料カット
を停止させて燃料供給を再開させる。また、燃料カット
中でなければそのまま本ルーチンを終了させる。
【0048】従って、スロットル弁の制御開度を制限し
た結果、実際にスロットル開度が絞られてエンジン回転
が低下した場合には燃料カットは実行されず、燃料カッ
トを実行した結果エンジン回転数NEが所定回転数未満
に低下したときには燃料供給が再開される。また、S29
で燃料カットを開始した後、回転数NEが所定回転数未
満になる前に、ブレーキスイッチ16がOFFになった場
合、即ち、運転者の減速意志が無くなった場合には、S
32へ進む。
【0049】S32では、燃料カット中であるか否かを判
別し、燃料カット中であれば、S33へ進んで燃料カット
を停止させ、燃料供給を再開させる。上記構成による
と、通常の一般走行において、アクセル開度がアイドル
開度以外のレベルに所定時間以上殆ど一定に保持される
ことはおよそ皆無であるという特質に基づき、アクセル
開度検出系の故障に対する減速要求と、左足ブレーキ走
行時とを区別するので、左足ブレーキ走行を許容しつ
つ、アクセル開度検出系の故障に対する減速要求に対し
てスロットル制御開度の制限によって確実に対応するこ
とが可能であり、また、減速要求をブレーキ操作の有無
で判断するので、たとえ脚力の弱い運転者があっても、
確実にスロットル開度に制限を加えることができる。
【0050】また、上記スロットル制御開度の制限(第
1のフェイルセーフ制御)を行ってもエンジン回転数N
Eが高いまま保持される場合には、燃料カット(第2の
フェイルセーフ制御)を行って駆動トルクの低下を図る
から、スロットル弁3の開固着などによって、制御開度
を制限しても駆動トルクを低下させることができない場
合であっても、確実に駆動トルクを低下させて、運転者
の減速要求に対応できる。
【0051】一方、スロットル開度の制限によって回転
数が低下すれば、燃料カットを行わないので、運転者の
減速要求に対して全て燃料カットで対応する第1の実施
形態に比べ、スロットル開度検出系の異常時に、ショッ
クが発生するおそれのある燃料カットを行わずに減速要
求に対応できる。更に、左足ブレーキ走行を区別してス
ロットル開度検出系の異常時にのみスロットル開度の制
限を行うから、かかる制限が行われていることを条件と
して燃料カットを行わせることで、左足ブレーキ走行時
に燃料カットが行われてしまうことを回避できる。
【0052】尚、上記実施の形態では、スロットル弁の
制御開度(目標開度)に対して制限を加える構成とした
が、制御開度の基礎となるアクセル開度検出値に制限を
加える構成であっても良く、更に、アクセル開度から目
標トルクを演算し、該目標トルクに応じて制御開度(目
標開度)を決定する構成の場合には、前記目標トルクに
制限を加えても良く、結果的にスロットル開度が制限さ
れる構成であれば良い。また、エンジン1と組み合わさ
れる変速機は手動,自動のいずれであっても良いが、手
動,自動の違いに対応して時間や回転数の閾値を変更す
ることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項3記載の車両走行制御装置の基本構成ブ
ロック図。
【図2】請求項4記載の車両走行制御装置の基本構成ブ
ロック図。
【図3】実施の形態のシステム構成図。
【図4】フェイルセーフ制御の第1の実施形態を示すフ
ローチャート。
【図5】前記第1の実施形態における燃料カットの様子
を示すフローチャート。
【図6】フェイルセーフ制御の第2の実施形態を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン 2 吸気通路 3 スロットル弁 5 減速ギヤ 6 モータ 7 スロットル開度センサ 9 アクセルペダル 13 アクセル開度センサ 14 コントロールユニット 15 ブレーキペダル 16 ブレーキスイッチ 17 回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/32 F02D 41/32 D 43/00 301 43/00 301K 301H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのスロットル弁を開閉駆動するア
    クチュエータを備え、アクセル開度に基づいて前記スロ
    ットル弁の開度を制御する構成の車両走行制御装置であ
    って、 ブレーキ操作の継続時間が所定時間以上であるときに、
    所定のエンジン回転速度以上においてエンジンへの燃料
    供給を停止させることを特徴とする車両走行制御装置。
  2. 【請求項2】エンジンのスロットル弁を開閉駆動するア
    クチュエータを備え、アクセル開度に基づいて前記スロ
    ットル弁の開度を制御する構成の車両走行制御装置であ
    って、 アクセル開度とスロットル開度との少なくとも一方の検
    出値が一定である状態が所定時間以上継続し、かつ、ブ
    レーキ操作が行われているときに、前記スロットル弁の
    制御開度を制限すると共に、該スロットル弁の制御開度
    の制限状態が所定時間以上継続したときに、所定のエン
    ジン回転速度以上においてエンジンへの燃料供給を停止
    させることを特徴とする車両走行制御装置。
  3. 【請求項3】エンジンのスロットル弁を開閉駆動するア
    クチュエータと、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 前記検出されたアクセル開度に基づいて前記アクチュエ
    ータを制御して前記スロットル弁の開度を制御する開度
    制御手段と、 ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、 エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、 前記ブレーキ操作検出手段でブレーキ操作状態が検出さ
    れている時間が所定時間以上継続し、かつ、前記回転速
    度検出手段で検出されるエンジンの回転速度が所定回転
    速度以上であるときに、エンジンへの燃料供給を停止さ
    せる燃料供給停止手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする車両走行制御装
    置。
  4. 【請求項4】エンジンのスロットル弁を開閉駆動するア
    クチュエータと、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 前記検出されたアクセル開度に基づいて前記アクチュエ
    ータを制御して前記スロットル弁の開度を制御する開度
    制御手段と、 スロットル開度とアクセル開度との少なくとも一方の単
    位時間当たりの変化量を検出する開度変化量検出手段
    と、 ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、 前記開度変化量検出手段で検出される開度変化量が所定
    値以下である状態が所定時間以上継続し、かつ、前記ブ
    レーキ操作検出手段によりブレーキ操作が検出されてい
    るときに、前記開度制御手段によるスロットル弁の制御
    開度を制限するスロットル開度制限手段と、 エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、 前記スロットル開度制限手段によってスロットル弁の制
    御開度が制限される状態が所定時間以上継続し、かつ、
    前記回転速度検出手段で検出されるエンジンの回転速度
    が所定回転速度以上であるときに、エンジンへの燃料供
    給を停止させる燃料供給停止手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする車両走行制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記燃料供給停止手段が、燃料供給を停止
    させる気筒数を段階的に変化させることを特徴とする請
    求項3又は4に記載の車両走行制御装置。
  6. 【請求項6】前記燃料供給停止手段が、前記所定回転速
    度に対して実際のエンジン回転速度が高いときほどより
    多くの気筒に対する燃料供給を停止させることを特徴と
    する請求項5記載の車両走行制御装置。
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