JPH11151136A - シートバックのアシストグリップ装置 - Google Patents

シートバックのアシストグリップ装置

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JPH11151136A
JPH11151136A JP31988997A JP31988997A JPH11151136A JP H11151136 A JPH11151136 A JP H11151136A JP 31988997 A JP31988997 A JP 31988997A JP 31988997 A JP31988997 A JP 31988997A JP H11151136 A JPH11151136 A JP H11151136A
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JP
Japan
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grip
pair
seat back
hanger members
hanger
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JP31988997A
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English (en)
Inventor
Makoto Yasutomi
誠 安富
Shizuka Itou
志寿佳 伊藤
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートのシートバック背面側に取り付
けられるアシストグリップ装置に対し、ハンガー機能を
もたせることで車室内の美観の悪化を解消する。 【解決手段】 車両用シートのシートバック1の背面側
にはグリップ本体11が取付けられ、そのグリップ本体
11には、左右一対をなすハンガー部材50が、グリッ
プ本体11の左右両側にそれぞれ張り出す使用位置と、
グリップ本体11内に格納される格納位置とに出し入れ
可能に組み付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用シートに
おけるシートバックの背面側に装着されるアシストグリ
ップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用シートのシートバック背面
にはアシストグリップ装置が固定状態で装着されている
のが一般的である。また、車室内に上着などの衣服を掛
けるために、例えば、特開平5−337024号公報に
開示されているように、シートバックのヘッドレストの
ステーを利用してハンガー装置を装着したものが知られ
ている。このようなハンガー装置においては、ヘッドレ
ストのステー(一対の支持棒)に嵌合できる挿通孔を有
する装着基部と、その装着基部から上方に延びる支持柱
と、その支持柱の上端に設けられた衣服ハンガーとを備
えている。そして、衣服ハンガーに上着などの衣服が掛
けられることで、衣服の型くずれや皺の発生を防止する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに構成されるハンガー装置において、ヘッドレストの
ステーに対しハンガー装置を脱着するためには多くの手
間を必要とし、ハンガー装置を使用しないときにもその
ハンガー装置はヘッドレストのステーに取り付けられた
状態に放置される。そして、ヘッドレストのステーに取
り付けられた状態にあるハンガー装置によって車室内の
美観が悪化されるという問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、車両用シートのシートバック背面側に取り付けられ
るアシストグリップ装置に対し、ハンガー機能をもたせ
ることで車室内の美観の悪化を解消することができるア
シストグリップ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るシートバックのアシストグリ
ップ装置は、車両用シートのシートバックの背面側には
グリップ本体が取付けられ、そのグリップ本体には、左
右一対をなすハンガー部材が、前記グリップ本体の左右
両側にそれぞれ張り出す使用位置と、前記グリップ本体
内に格納される格納位置とに出し入れ可能に組み付けら
れていることを特徴とする。
【0006】したがって、格納位置に配置された一対の
ハンガー部材がグリップ本体の左右両側にそれぞれ張り
出す使用位置に配置されることで、上着などの衣服が掛
けられる。衣服を掛ける必要のない場合には、一対のハ
ンガー部材がグリップ本体の格納室に格納されること
で、グリップ本体がアシストグリップとしての本来の機
能をなし、車室内の美観がハンガー部材によって悪化さ
れる不具合が解消される。
【0007】また、請求項2の発明に係るシートバック
のアシストグリップ装置は、請求項1に記載のシートバ
ックのグリップ装置において、グリップ本体には、一対
のハンガー部材が出し入れ可能に格納される開口部を有
する格納室が形成されると共に、その格納室内には案内
レールが形成され、前記案内レールには前記一対のハン
ガー部材が、その各一端の基部においてそれぞれ軸を介
して回動及び左右方向に移動可能に組み付けられ、前記
一対のハンガー部材と前記グリップ本体との間には、前
記一対のハンガー部材が使用位置に配置されるときに、
これら一対のハンガー部材の張出長さ及び張出角度を調
整するための張出調整手段が設けられていることを特徴
とする。
【0008】したがって、格納位置に配置された一対の
ハンガー部材が軸を中心としかつグリップ本体の外側に
それぞれ回動操作されてグリップ本体の左右両側にそれ
ぞれ張り出す使用位置に配置されることで、上着などの
衣服が掛けられる。前記一対のハンガー部材が使用位置
に配置される際、これら一対のハンガー部材が案内レー
ルに沿って左右方向に移動操作されかつ張出調整手段に
よって一対のハンガー部材の張出長さ及び張出角度が調
整される。このため、上着などの衣服の肩幅に対応して
一対のハンガー部材の張出長さが調整される。また、一
対のハンガー部材の張出角度を最大にすることで、車室
の床面に触れることなく丈の長い衣服を掛けることがで
きる。
【0009】請求項3の発明に係るシートバックのアシ
ストグリップ装置は、請求項2に記載のシートバックの
アシストグリップ装置において、張出角度調節手段は、
一対のハンガー部材の基部寄りから中央部に向けて形成
されかつグリップ本体の格納室の端壁部に係脱可能に係
合する複数の係止溝によって構成されていることを特徴
とする。したがって、一対のハンガー部材が使用位置に
配置される際、これら一対のハンガー部材が案内レール
に沿って左右方向に移動操作されて所定の係止溝がグリ
ップ本体の端壁部に係合されることで、一対のハンガー
部材の張出長さ及び張出角度が調整される。
【0010】請求項4の発明に係るシートバックのアシ
ストグリップ装置は、車両用シートのシートバックの背
面側には可動支持部材によってグリップ本体が装着さ
れ、前記可動支持部材は前記シートバックに対し前進位
置と後退位置とに変位可能に組み付けられ、前記可動支
持部材が後退位置に配置されたときには前記グリップ本
体がシートバックの背面に接近してアシストグリップ機
能をなし、前記可動支持部材が前進位置に配置されたと
きには前記グリップ本体がシートバックの背面から突出
してハンガー機能をなすように構成されていることを特
徴とする。
【0011】したがって、可動支持部材が前進位置に配
置されることで、シートバックの背面からグリップ本体
が突出されるため、そのグリップ本体には、上着などの
衣服が掛けられる。衣服を掛ける必要のない場合には、
可動支持部材が、後退位置に配置されることで、シート
バックの背面にグリップ本体が近接する。この状態にお
いて、グリップ本体がアシストグリップとしての本来の
機能をなすとともに、車室内の美観がグリップ本体によ
って悪化される不具合が解消される。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図10にしたがって説明する。図6と
図7において、車両用シートのシートバック1の背面側
にはアシストグリップ装置10が装着されている。アシ
ストグリップ装置10の主体部をなすグリップ本体11
には、図に示すように、アシストグリップ機能をなすグ
リップ部12が形成され、そのグリップ部12には、ハ
ンガー機能をなす左右一対のハンガー部材50が出し入
れ可能に組み付けられる格納室13が形成されている。
【0013】図1〜図3に示すように、前記グリップ本
体11の格納室13に左右一対のハンガー部材50を出
し入れ可能に組み付けるために、グリップ本体11は、
第1半割体21と第2半割体41によって前後に半分割
されて構成されている。第1・第2の両半割体21、4
1は、左右方向に長い半割ケース状にそれぞれ形成さ
れ、その内部には格納室13を構成するための半割室2
2、42がそれぞれ形成されている。前記第1半割体2
1には、その下半部において第2半割体41に向けて張
り出す張出部29が形成され、その張出部29の先端に
は第2半割体41の下半部内面側に嵌挿される嵌挿片3
0が形成されている。そして、第1・第2の両半割体2
1、41が結合されて、これら両半割体21、41の半
割室22、42によって格納室13が構成されること
で、格納室13の上半部には左右一対のハンガー部材5
0が出し入れ可能な開口部が形成されるようになってい
る。
【0014】また、前記第1半割体21にはその背面の
長手方向両端部に筒状の突出部23がそれぞれ突設さ
れ、その両突出部23の中心部には取付ネジ24がそれ
ぞれ突出されている。そして、図4に示すように、前記
取付ネジ24がシートバック1のフレームに挿通されか
つ取付ナット25によって締め付けられることで、シー
トバック1の背面側に第1半割体21が取り付けられる
ようになっている。また、図2に示すように、第1半割
体21には、格納室13の開口部の中央部を仕切る中間
仕切片28が形成されている。さらに、第1半割体21
の半割室22の内壁面には左右一対の案内レール27が
それぞれ形成されるとともに、半割室22の内壁面中央
部には第2半割体41に対する結合用ボス26が形成さ
れている。
【0015】一方、図3に示すように、第2半割体41
の半割室42の内壁面には、前記第1半割体21の案内
レール27に対応する案内レール47がそれぞれ形成さ
れるとともに、その半割室42の内壁面中央部には、結
合ネジ46が突設されている。そして、図4に示すよう
に、第2半割体41の結合ネジ46が第1半割体21の
結合用ボス26に挿通され、その結合ネジ46に結合ナ
ット45が締め付けられることで、第1・半割体21、
41が相互に結合され、グリップ本体11が構成される
ようになっている。
【0016】図1と図2に示すように、前記グリップ本
体11の格納室13に出し入れ可能に組み付けられる左
右一対のハンガー部材50は、一方向に長い平板状をな
し、その一端部の基部51において、軸54を介してグ
リップ本体11の各案内レール27、47に回動並びに
左右方向に移動可能に組み付けられている。そして、左
右一対のハンガー部材50は、その各案内レール27、
47の一端まで移動された状態において、それぞれ軸5
4を中心として回動操作されることで、グリップ本体1
1の左右両側部に張り出す使用位置と、格納室13内に
格納される格納位置とに配置切り換えされるようになっ
ている。前記格納位置に配置された左右一対のハンガー
部材50をそれぞれ使用位置に向けて回動操作するため
に、これら一対のハンガー部材50の基部51外周面に
は操作用凹部52がそれぞれ形成されている。
【0017】図8と図9の(A)及び(B)に示すよう
に、前記一対のハンガー部材50とグリップ本体11と
の間には、一対のハンガー部材50が使用位置に配置さ
れたときに、これら一対のハンガー部材50の張出長さ
及び張出角度を段階的に調整するための張出調整手段6
0が配設されている。この実施の形態1において、ハン
ガー部材50の基部51の近傍から中央部に向けて張出
調整手段60を構成するための複数の係止溝61がそれ
ぞれ形成されている。そして、図9の(A)及び(B)
に示すように、グリップ本体11の案内レール27、4
7に対し一対のハンガー部材50が左右方向に移動さ
れ、かつ前記複数の係止溝61のうちの所定の係止溝6
1がグリップ本体11の開口部の端壁部31に係脱可能
に係合することで、一対のハンガー部材50の張出長さ
及び張出角度が段階的に調節されるようになっている。
【0018】また、図5に示すように、前記左右一対の
ハンガー部材50の各軸54の両端部外周面にはゴム製
カラー55がそれぞれ圧入され、そのゴム製カラー55
と案内レール27、47との間に所要とする接触摩擦力
が付与されることで、グリップ本体11に対する一対の
ハンガー部材50のガタツキや不測の回動が防止される
ようになっている。なお、左右一対のハンガー部材50
の各軸54は、これらハンガー部材50と別体の金属製
軸によって構成することもでき、図10に示すように、
ハンガー部材50を合成樹脂の射出成形によって成形す
る際、そのハンガー部材50の基部51と一体に軸54
を成形することもできる。
【0019】この実施の形態1のアシストグリップ装置
10は上述したように構成される。したがって、アシス
トグリップとして使用する場合、図6に示すように、グ
リップ本体11の格納室13に対し左右一対のハンガー
部材50が格納された状態において、グリップ本体11
のグリップ部12がアシストグリップとして機能する。
【0020】上着などの衣服を掛けたい場合、図7〜図
9に示すように、格納位置に配置された一対のハンガー
部材50が軸54を中心としかつグリップ本体11の外
側にそれぞれ回動操作されるとともに、これら一対のハ
ンガー部材50の複数の係止溝61のうち、所定の係止
溝61がグリップ本体11の開口部の各端壁部31に係
脱可能に係合することで、一対のハンガー部材50がグ
リップ本体11の左右両側にそれぞれ張り出す使用位置
に配置される。そして、使用位置に配置された一対のハ
ンガー部材50に対し上着などの衣服が掛けられる。
【0021】前記一対のハンガー部材50が使用位置に
配置される際、これら一対のハンガー部材50が案内レ
ール27、47に沿って左右方向に移動操作されて所定
の係止溝61がグリップ本体11の開口部の端壁部31
に係合されることで、一対のハンガー部材50の張出長
さ及び張出角度が段階的に調整される。このため、上着
などの衣服の肩幅に対応して一対のハンガー部材50の
張出長さが調整されることで、衣服を最適な状態で掛け
ることができ、その衣服の型くずれが防止される。ま
た、図9の(A)に示すように、一対のハンガー部材5
0の張出角度を最大にすることで、車室の床面に触れる
ことなく丈の長い衣服を掛けることができるため、衣服
が床面に触れて汚れる不具合が生じない。
【0022】衣服を掛ける必要のない場合には、一対の
ハンガー部材50が軸54を中心として回動されてグリ
ップ本体11の格納室13に格納されることで、グリッ
プ本体11のグリップ部12がアシストグリップとして
の本来の機能をなし、車室内の美観がハンガー部材50
によって悪化される不具合が解消される。
【0023】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図11と図12にしたがって説明する。図11
において、車両用シートのシートバック101の背面側
上部には凹部102が切り欠き状に形成されるととも
に、シートバック101内には、左右一対の支持筒10
4が内設されている。さらに、図12に示すように、前
記一対の支持筒104の上端は凹部102の上面に開口
している。前記シートバック101の凹部102の一対
の支持筒104にはアシストグリップ装置のグリップ本
体111が可動支持部材120によって進退可能に装着
されている。
【0024】すなわち、前記グリップ本体111は、グ
リップ部112と、そのグリップ部112の左右両端部
から下方に突出された脚部113とを一体に備え、これ
ら両脚部113の下面から可動支持部材120がそれぞ
れ一体状に突出されている。さらに、グリップ本体11
1は、その可動支持部材120がシートバック101の
一対の支持筒104に上下方向に進退可能に嵌挿されて
いる。そして、可動支持部材120が下降端位置(後退
位置)に下降(変位)されたときには、シートバック1
01の凹部102にグリップ本体111が近接してアシ
ストグリップ機能をなし、可動支持部材120が上昇端
位置(前進位置)に上昇(変位)されたときには、シー
トバック101の凹部102の上面からグリップ本体1
11が突出してそのグリップ本体111がハンガー機能
をなすように構成されている。
【0025】図12に示すように、前記シートバック1
01と可動支持部材120との間には、その可動支持部
材120を前記上昇端位置と下降端位置とに係脱可能に
係止する係止手段130が配設されている。前記係止手
段130は、シートバック101の支持筒104に取り
付けられた組付筒に出没可能に組み付けられかつバネ1
36によって突出方向に弾発された係止ピン135と、
その係止ピン135に係脱可能に可動支持部材120の
上下2箇所に凹設された第1・第2の両係止部131、
132とを備えている。そして、可動支持部材120が
上昇端位置まで上昇されたときには前記係止ピン135
と第1係止部131とが係合し、その係合力によって可
動支持部材120が上昇端位置に保持される。また、可
動支持部材120が下降端位置まで下降されたときには
前記係止ピン135と第2係止部132とが係合し、そ
の係合力によって可動支持部材120が下降端位置に保
持されるようになっている。
【0026】この実施の形態2のアシストグリップ装置
は上述したように構成される。したがって、上着などの
衣服を掛けたい場合、図11に向かって右側に示すよう
に、可動支持部材120が、係止ピン135と第2係止
部132との係合力に抗して上方に引き上げられること
で、上昇端位置まで上昇される。前記可動支持部材12
0が上昇端位置に配置されると、係止ピン135と第1
係止部131とが係合してその位置に保持される。そし
て、可動支持部材120が上昇端位置に配置保持される
ことで、シートバック101の凹部102の上面からグ
リップ本体111が所定高さだけ突出されるため、その
グリップ本体111には、上着などの衣服が掛けられ
る。
【0027】衣服を掛ける必要のない場合には、図11
に向かって左側に示すように、可動支持部材120が、
係止ピン135と第1係止部131との係合力に抗して
下方に押し込まれることで、可動支持部材120が下降
端位置に下降され、シートバック101の凹部102に
グリップ本体111が近接する。この状態において、グ
リップ本体111がアシストグリップとしての本来の機
能をなすとともに。車室内の美観がグリップ本体111
によって悪化される不具合が解消される。
【0028】(実施の形態3)次に、この発明の実施の
形態3を図13と図14にしたがって説明する。図13
において、車両用シートのシートバック201の背面側
上部寄りには凹部202が凹設されるとともに、その凹
部202には、グリップ本体211の可動支持部材22
0が進退可能に装着されている。
【0029】すなわち、前記グリップ本体211は、グ
リップ部212と、そのグリップ部212の左右両端部
から下方に突出された脚部213とを一体に備え、これ
ら両脚部213の下面から可動支持部材220がそれぞ
れ一体状に延出されている。さらに、可動支持部材22
0の一端部が回動軸204によってシートバック201
の凹部202の奥側上部に回動可能に取り付けられる。
そして、可動支持部材220が回動軸204を中心とし
て、図14の(A)に示すように、時計方向に回動(変
位)されて後退位置に配置されたときには、そのグリッ
プ本体211がシートバック101背面に近接してアシ
ストグリップ機能をなす。また、図14の(B)に示す
ように、可動支持部材120が反時計方向に回動(変
位)されて前進位置に配置されたときには、シートバッ
ク201の凹部202からグリップ本体111が斜め上
方に突出してそのグリップ本体211がハンガー機能を
なすように構成されている。
【0030】前記シートバック201と可動支持部材2
20との間には、その可動支持部材220を前記前進位
置と後退位置とに係脱可能に係止する係止手段230が
配設されている。前記係止手段230は、可動支持部材
220の所定位置にそれぞれ凹設された第1・第2の両
係止部231、132と、これら第1・第2の両係止部
231、132に対し選択的に係脱可能に係合する係止
ピン235とを備えている。前記係止ピン235はシー
トバック201の凹部202の所定位置にそれぞれ配置
されるとともに、バネによって第1・第2の両係止部2
31、132に係合する方向に弾発されている。そし
て、図13と図14の(B)に示すように、可動支持部
材220が前進位置まで回動されたときには、係止ピン
235と第1係止部231とが係合し、その係合力によ
って可動支持部材220が前進位置に保持される。ま
た、図14の(A)に示すように、可動支持部材220
が後退位置まで回動されたときには係止ピン235と第
2係止部232とが係合し、その係合力によって可動支
持部材220が後退位置に保持されるようになってい
る。
【0031】この実施の形態3のアシストグリップ装置
210は上述したように構成される。したがって、上着
などの衣服を掛けたい場合、図14の(B)に示すよう
に、可動支持部材220が、係止ピン235と第2係止
部232との係合力に抗して上方に向けて引き上げられ
ることで、回動軸204を中心として前進位置まで回動
される。前記可動支持部材220が前進位置に配置され
ると、係止ピン235と第1係止部231とが係合して
その位置に保持される。そして、可動支持部材220が
前進位置に配置保持されることで、シートバック201
の背面から斜め上方にグリップ本体211が突出される
ため、そのグリップ本体211には、上着などの衣服が
掛けられる。
【0032】衣服を掛ける必要のない場合には、図14
の(A)に示すように、可動支持部材220が、係止ピ
ン235と第1係止部231との係合力に抗して下方に
押し込まれることで、可動支持部材220が回動軸20
4を中心ととして後退位置に下降され、シートバック2
01の背面にグリップ本体211が近接する。この状態
において、グリップ本体211がアシストグリップとし
ての本来の機能をなすとともに。車室内の美観がグリッ
プ本体211によって悪化される不具合が解消される。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1又は4に記
載の発明によれば、車両用シートのシートバック背面側
に取り付けられるアシストグリップ装置に対し、ハンガ
ー機能をもたせることで車室内の美観の悪化を解消する
ことができる。また、請求項2に記載の発明によれば、
一対のハンガー部材が案内レールに沿って左右方向に移
動操作されかつ張出調整手段によって一対のハンガー部
材の張出長さ及び張出角度が調整されることで、上着な
どの衣服の肩幅に対応して一対のハンガー部材の張出長
さを調整することで、衣服を最適な状態で掛けることが
でき、その衣服の型くずれを防止することができる。ま
た、一対のハンガー部材の張出角度を最大にすること
で、車室の床面に触れることなく丈の長い衣服を掛ける
ことができるため、衣服が床面に触れて汚れる不具合を
防止することができる。請求項3に記載の発明によれ
ば、一対のハンガー部材が使用位置に配置される際、こ
れら一対のハンガー部材が案内レールに沿って左右方向
に移動操作されて所定の係止溝がグリップ本体の端壁部
に係合されることで、一対のハンガー部材の張出長さ及
び張出角度を容易にかつ確実に調整することができると
ともに、構造が簡単で安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のシートバックのアシ
ストグリップ装置を示す斜視図である。
【図2】同じくアシストグリップ装置を正面側から分解
して示す斜視図である。
【図3】同じくアシストグリップ装置を背面側から分解
して示す斜視図である。
【図4】同じくグリップ本体の第1・第2の両半割体の
結合部分を示す断面図である。
【図5】同じくグリップ本体の格納室にハンガー部材が
格納された状態を示す断面図である。
【図6】同じくグリップ本体をアシストグリップとして
使用する状態を示す斜視図である。
【図7】同じくグリップ本体から一対のハンガー部材を
張り出して使用する状態を示す斜視図である。
【図8】同じくグリップ本体に対するハンガー部材の張
り出す操作を示す説明図である。
【図9】同じくグリップ本体に対しハンガー部材が張出
調整された状態をそれぞれ示す説明図である。
【図10】同じくハンガー部材に軸を一体に形成した実
施態様を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態2のシートバックのア
シストグリップ装置を示す斜視図である。
【図12】同じく可動支持部材の係止手段を示す説明図
である。
【図13】この発明の実施の形態3のシートバックのア
シストグリップ装置を示す斜視図である。
【図14】同じく側断面図である。
【符号の説明】
1、101、201 シートバック 11、111、211 グリップ本体 12、112、212 グリップ部 13 格納室 14 開口部 27、47 案内レール 50 ハンガー部材 60 張出角度調整手段 61 係止溝 120、220 可動支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートのシートバックの背面側に
    はグリップ本体が取付けられ、そのグリップ本体には、
    左右一対をなすハンガー部材が、前記グリップ本体の左
    右両側にそれぞれ張り出す使用位置と、前記グリップ本
    体内に格納される格納位置とに出し入れ可能に組み付け
    られていることを特徴とするシートバックのアシストグ
    リップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートバックのグリッ
    プ装置において、グリップ本体には、一対のハンガー部
    材が出し入れ可能に格納される開口部を有する格納室が
    形成されると共に、その格納室内には案内レールが形成
    され、 前記案内レールには前記一対のハンガー部材が、その各
    一端の基部においてそれぞれ軸を介して回動及び左右方
    向に移動可能に組み付けられ、 前記一対のハンガー部材と前記グリップ本体との間に
    は、前記一対のハンガー部材が使用位置に配置されると
    きに、これら一対のハンガー部材の張出長さ及び張出角
    度を調整するための張出調整手段が設けられていること
    を特徴とするシートバックのアシストグリップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシートバックのアシス
    トグリップ装置において、張出角度調節手段は、一対の
    ハンガー部材の基部寄りから中央部に向けて形成されか
    つグリップ本体の格納室の端壁部に係脱可能に係合する
    複数の係止溝によって構成されていることを特徴とする
    シートバックのアシストグリップ装置。
  4. 【請求項4】 車両用シートのシートバックの背面側に
    は可動支持部材によってグリップ本体が装着され、 前記可動支持部材は前記シートバックに対し前進位置と
    後退位置とに変位可能に組み付けられ、 前記可動支持部材が後退位置に配置されたときには前記
    グリップ本体がシートバックの背面に接近してアシスト
    グリップ機能をなし、 前記可動支持部材が前進位置に配置されたときには前記
    グリップ本体がシートバックの背面から突出してハンガ
    ー機能をなすように構成されていることを特徴とするシ
    ートバックのアシストグリップ装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025893A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Nifco Inc 容器ホルダー
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