JPH1115183A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH1115183A
JPH1115183A JP16848997A JP16848997A JPH1115183A JP H1115183 A JPH1115183 A JP H1115183A JP 16848997 A JP16848997 A JP 16848997A JP 16848997 A JP16848997 A JP 16848997A JP H1115183 A JPH1115183 A JP H1115183A
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JP
Japan
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titanium oxide
electrophotographic photoreceptor
layer
undercoat layer
dispersion
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Application number
JP16848997A
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English (en)
Inventor
Hiroe Kizaki
宏恵 木崎
Terunori Senokuchi
輝紀 瀬ノ口
Takahiro Osada
卓博 長田
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温高湿から低温低湿までの全環境におい
て、良好な電気特性及び画像特性を示す電子写真感光体
を得る。 【解決手段】 導電性基体上に、少なくとも下引き層及
び感光層を有する電子写真感光体において、該下引き層
が有機珪素化合物で被覆された酸化チタン粒子と、下記
一般式(I)で示されるジアミン成分を構成成分として
有する共重合ポリアミドを含むことを特徴とする電子写
真感光体。 【化1】 は、それぞれ独立して置換基を有していてもよいシクロ
ヘキシル環を表し、R1、R2 はそれぞれ独立して水
素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下引き層を有する
電子写真感光体に関する。詳しくは、電気特性及び画像
特性が良好な電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体には、セレン、セ
レン−テルル合金、セレン化ヒ素、硫化カドミウム等の
無機系光導電物質が広く用いられてきた。一方、近年で
は低公害であり、製造が容易な有機系の光導電物質を感
光層に用いた研究が盛んになっている。特に光を吸収し
て電荷を発生する機能と、発生した電荷を輸送する機能
を分離した電荷発生層及び電荷移動層からなる積層型の
感光体が主流となっている。これらの感光体は、複写
機、レーザープリンター等の分野に広く用いられてい
る。
【0003】電子写真感光体は、導電性支持体上に感光
層を形成したものが基本構成である。支持体からの電荷
注入や支持体の欠陥による画像欠陥の解消、感光層との
接着性向上が帯電性の改善のために、感光層と支持体の
間に下引き層を設けることが行われている。従来より、
下引き層としては、例えば、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキ
シド、エチルセルロース、メチルセルロース、エチレン
−アクリル酸共重合体、ポリアミド、ガゼイン、ゼラチ
ン、ポリエチレン、ポリエステル、フェノール樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリウレタン、
ポリグルタミン酸、ポリアクリル酸等の樹脂材料を用い
ることが知られている。これらの樹脂材料の中でも特に
可溶性ポリアミド樹脂が好ましいとされている(特開昭
51−114132号、同52−25638号、同56
−21129号各公報参照)。より好ましいものとし
て、下記一般式(I′)で示されるジアミン成分を構成
成分として有する共重合ポリアミドが提案されている
(特開平4−31870号公報参照)。
【0004】
【化2】
【0005】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
びR6 はそれぞれ独立して、水素原子、メチル基、エチ
ル基を表す。) 更にポリアミド樹脂に無機材料を分散させた下引き層と
して、例えば、酸化チタンと酸化スズを8−ナイロンに
分散させたもの(特開昭62−280864号公報参
照)、アルミナ処理酸化チタンをポリアミド樹脂に分散
させたものが提案されている(特開平2−181158
号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの下
引き層を用いた場合、電気特性または画像特性の環境依
存性が大きくなり、両方とも満足させることが困難であ
った。例えば、特開昭62−258471号公報記載の
実施例の下引き層を用いた場合、膜厚が厚いほど、画像
特性は良好になるものの、逆に残留電位は、特に低温低
湿環境において急激に悪化する。一方、薄くすると残留
電位は改善するものの、画像欠陥は十分に解消できなか
った。
【0007】そこで、導電剤として、例えば表面処理の
無い酸化チタンの微粒子を分散させると、確かに低湿環
境における残留電位は改善するが、しかし、逆に高温恒
湿条件での画像特性が悪化して、膜厚を上げても十分に
改善できなった。また、アルミナ表面処理を施した酸化
チタンを分散させたものに関しても同様である。本発明
は、高温高湿から低温低湿にわたる全環境下における電
子写真感光体の電気特性及び画像特性の改善を目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記の要求特性を満足できる下引き材料について鋭意検討
した結果、少なくとも、有機珪素化合物表面処理酸化チ
タン粒子と特定の共重合ポリアミドを含む下引き層が非
常に効果的であることを見い出し、本発明に到達した。
すなわち本発明の要旨は導電性基体上に、少なくとも下
引き層及び感光層を有する有機電子写真感光体におい
て、該下引き層が少なくとも有機珪素化合物表面処理酸
化チタン粒子と下記一般式(I)で示されるジアミン成
分を構成成分として有する共重合ポリアミドを含有する
ことを特徴とする電子写真感光体にある。
【0009】
【化3】
【0010】は、それぞれ独立して置換基を有していて
もよいシクロヘキシル環を表し、R1、R2 はそれぞれ
独立して水素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基
を表す。)
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明における、導電性支持体としては、例えばアルミ
ニウム、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属からなる
もの、或いはポリエステルフィルム、紙、ガラス等の絶
縁性基体の表面にアルミニウム、銅、パラジウム、酸化
錫、酸化インジウム等からなる導電層を設けたものがあ
る。なかでも、アルミニウム等の金属のエンドレスパイ
プを適当な長さに切断したものが望ましい。導電性支持
体の表面には、画質に影響のない範囲で、例えば酸化処
理や薬品処理等の各種の処理を施すことができる。
【0012】有機珪素化合物表面処理酸化チタンは、以
下の製造法で製造することができる。すなわち、有機珪
素化合物と酸化チタンを粉砕機の中に計量しながら供給
して被覆する方法、或いは適当な溶媒に溶解した有機珪
素化合物溶液を酸化チタンスラリーに加え、有機珪素化
合物が均一に付着されるまでよく掻きまぜ、後乾燥させ
る方法で製造することができる。
【0013】有機珪素化合物としては、ジメチルポリシ
ロキサンやメチル水素ポリシロキサン等のシロキサン化
合物が好ましく、特にメチル水素ポリシロキサンが、特
性及び溶液安定性の面で好ましい。被覆する有機珪素化
合物の量は酸化チタンの粒径にもよるが、酸化チタンに
対して0.1〜10重量%程度に調整することが好まし
い。特に0.2〜5重量%が好ましい。
【0014】用いられる酸化チタンとしては、その1次
粒径が100nm以下のものが好ましく、10〜60n
mが特に好ましい。粒径は、均一であってもまた、異な
る粒径の複合系でも良い。例えば、0.1μmのものと
0.03μmのものを混合して用いても良い。酸化チタ
ンは結晶質、非晶質いずれも使用できるが、結晶質の場
合、その結晶型はアナタース、ルチル、ブルッカイトの
いずれでも良いが、ルチルが一般的に用いられる。本発
明における有機珪素化合物被覆酸化チタンは、無処理の
酸化チタンに処理したものでも良いし、アルミナ、シリ
カ、ジルコニア等の無機物で被覆された酸化チタンに処
理したものでも良い。バインダー樹脂としては、上記一
般式(I)で示されるジアミン成分を構成成分として有
する共重合ポリアミド樹脂が用いられる。
【0015】かかる共重合ポリアミドの数平均分子量は
10,000〜50,000、より好ましくは15,0
00〜35,000である。この範囲を外れると塗布性
や保持性に問題を生じることもある。又、上記構造で、
より好ましくは、アミド基がパラ位にあり、その他の基
が水素原子、メチル基及びエチル基である構造である。
また、かかる共重合ポリアミドには通常に用いられる他
のジアミン成分、例えば1,6−ジアミノヘキサン等を
含んでいてもよく、また、アミノカルボン酸成分、例え
ばカプロラクタムの開環重合成分等を含んでいてもよ
い。ジカルボン酸成分には特に制限はなく、ポリアミド
に通常に用いられるものであればいずれでもよく、例え
ばHOOC(CH2 4 COOH、HOOC(CH2
8 COOH、HOOC(CH2 10COOH、HOOC
(CH2 18COOH等のポリメチレンジカルボン酸が
挙げられる。
【0016】次に、チタニウム粒子と共重合ポリアミド
の比率は任意に選ぶことが出来るが、液の安定性及び特
性面から共重合ポリアミド1重量部に対して、0.5重
量部から6重量部の範囲が好ましい。下引き層は主とし
て、有機珪素化合物酸化チタンと共重合ポリアミド樹脂
で構成されるが、必要に応じて、他の表面処理酸化チタ
ン、表面処理無し酸化チタン、酸化防止剤、添加剤、導
電剤等を加えても良い。
【0017】下引き層の膜厚は、薄すぎると局所的な帯
電不良に対する効果が充分でなく、また逆に厚すぎると
残留電位の上昇、あるいは導電性基体と感光層との間の
接着強度の低下の原因となる。本発明の下引き層の膜厚
は0.1〜10μmで、より好ましくは0.3〜5μm
で使用されるのが望ましい。有機珪素化合物被覆酸化チ
タンを共重合ポリアミド樹脂溶液に分散させた塗布液を
得るためには有機珪素化合物被覆酸化チタンを共重合ポ
リアミド樹脂溶液に加えてボールミル、サンドミル、ロ
ールミル、ペイントシェーカー、アトライター、超音波
などの手段で処理すればよい。下引き層の塗布は、ある
程度均一に塗布できる方法であれば、いかなる塗布方法
を用いても良いが、一般的には、浸漬塗布やスプレー塗
布、ノズル塗布方法等で塗布される。
【0018】下引き層の上には感光層が形成される。感
光層は、単層構造でもよいが、電荷発生層と電荷輸送層
の分離された、積層構造の方が好ましい。感光層が単層
構造の場合には、感光材料が結着材料に分散してなる公
知のものが使用される。例えば、色素増感されたZnO
感光層、CdS感光層、電荷発生物質を電荷輸送物質に
分散させた感光層が挙げられる。感光層が積層構造の場
合は、下引き層上に電荷発生層、電荷輸送層が形成され
る。
【0019】電荷発生層に用いられる電荷発生物質とし
ては、セレン及びその合金、ヒ素−セレン、硫化カドミ
ウム、酸化亜鉛、その他の無機光導電物質、フタロシア
ニン、アゾ色素、キナクリドン、多環キノン、ピリリウ
ム塩、インジゴ、チオインジゴ、アントアントロン、ピ
ラントロン、シアニン等の各種有機顔料、色素が使用で
きる。中でも無金属フタロシアニン、銅、塩化インジウ
ム、塩化ガリウム、錫、オキシチタニウム、亜鉛、バナ
ジウム等の金属、又は酸化物、塩化物の配位したフタロ
シアニン類、モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ、ポリア
ゾ類等のアゾ顔料が好ましい。このうち特に好ましく
は、チタニルフタロシアニンである。
【0020】電荷発生層はこれらの物質の微粒子とバイ
ンダーポリマーを溶剤に溶解あるいは分散して得られる
塗布液を塗布乾燥して得ることができる。バインダーと
しては、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルアルコー
ル、エチルビニルエーテル等のビニル化合物の重合体及
び共重合体、ポリビニルアセタール、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、セルロ
ースエーテル、フェノキシ樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ
樹脂等が挙げられる。
【0021】電荷発生物質とバインダーポリマーの割合
は、特に制限はないが、一般には電荷発生物質100重
量部に対し、5〜500重量部、好ましくは20〜30
0重量部のバインダーポリマーを使用する。また電荷発
生層は上記電荷発生物質の蒸着膜であってもよい。電荷
発生層の膜厚は、0.05〜5μm、好ましくは0.1
〜2μmになるようにする。
【0022】電荷移動層は、上記電荷発生層の上に、バ
インダーとして優れた性能を有する公知のポリマーと混
合して電荷移動材料と共に適当な溶剤中に溶解し、必要
に応じて電子吸引性化合物、あるいは、可塑剤、顔料そ
の他の添加剤を添加して得られる塗布液を塗布すること
により、製造することができる。電荷移動層の膜厚は通
常は10〜50μm、好ましくは13〜35μmの範囲
で使用される。電荷移動層中の電荷移動材料としては、
ポリビニルカルバゾール、ポリピニルピレン、ポリアセ
ナフチレン等の高分子化合物、又は各種ピラゾリン誘導
体、オキサゾール誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベ
ン誘導体、アリールアミン誘導体等の低分子化合物が使
用できる。
【0023】バインダーポリマーとしては、上記電荷移
動材料と相溶性が良く、塗膜形成後に電荷移動材料が結
晶化したり、相分離することのないポリマーが好まし
い。それらの例としては、スチレン、酢酸ビニル、塩化
ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
ビニルアルコール、エチルビニルエーテル等のビニル化
合物の重合体及び共重合体、ポリビニルアセタール、ポ
リカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロースエステ
ル、セルロースエーテル、フェノキシ樹脂、ケイ素樹
脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0024】電子吸引性化合物としては、テトラシアノ
キノジメタン、ジシアノキノメタン、ジシアノキノビニ
ル基を有する芳香族エステル類等のシアノ化合物、2,
4,6−トリニトロフルオレノン等のニトロ化合物、ペ
リレン等の縮合多環芳香族化合物、ジフェノキノン誘導
体、キノン類、アルデヒド類、ケトン類、エステル類、
酸無水物、フタリド類、置換及び無置換サリチル酸の金
属錯体、置換及び無置換サリチル酸の金属塩、芳香族カ
ルボン酸の金属錯体、芳香族カルボン酸の金属塩が挙げ
られる。好ましくは、シアノ化合物、ニトロ化合物、縮
合多環芳香族化合物、ジフェノキノン誘導体、置換及び
無置換サリチル酸の金属錯体、置換及び無置換サリチル
酸の金属塩、芳香族カルボン酸の金属錯体、芳香族カル
ボン酸の金属塩を用いるのがよい。更に、本発明の電子
写真用感光体の感光層は成膜性、可とう性、塗布性、機
械的強度を向上させるために周知の可塑剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、レベリング剤を含有していてもよ
い。このようにして形成される感光体はまた、必要に応
じて、接着層、中間層、透明絶縁層等を有していてもよ
いことは言うまでもない。
【0025】
【実施例】以下本発明を実施例、比較例により更に詳細
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、これ
らに限定されるものではない。なお、実施例中で用いる
「部」は断りがない限り、「重量部」を示す。 分散液(P1)の調液 メチル水素ポリシロキサン表面処理酸化チタンは、先
ず、酸化チタンとして石原産業(株)製 製品名TTO
−55N(結晶型 ルチル 1次粒径0.03〜0.0
5μm)を用い、この表面にメチル水素ポリシロキサン
を3重量%均一に施して調製した。
【0026】次に、得られるメチル水素ポリシロキサン
処理酸化チタンと混合アルコール(メタノール/1−プ
ロパノール=7/3)をボールミルで16時間分散し
た。ここで得られた酸化チタン分散液を特開平4−31
870号公報の実施例で記載された製造法により製造さ
れた下記構造のランダム共重合ポリアミドの混合アルコ
ール(メタノール/1−プロパノール=70/30)溶
液に加えた。最終的に酸化チタン/ナイロン比3/1
(重量比)で固形分濃度16重量%の分散液を調製し、
これを分散液(P)とした。
【0027】
【化4】
【0028】分散液(P2)の調液 メチル水素ポリシロキサン処理量を2重量%であること
以外分散液(P1)と全く同様にして調液し、分散液
(P2)とした。 分散液(P3)の調液 石原産業(株)製 製品名TTO−55S(結晶型 ル
チル 1次粒径0.03〜0.05μm表面をアルミナ
処理した上に更にジメチルシロキサン処理がなされてい
る)を、シクロヘキサノン溶液で、ボールミル分散で1
6時間分散した。ここで得られた酸化チタン分散液を共
重合ポリアミドの混合アルコール(メタノール/1−プ
ロパノール=70/30)溶液に加え、最終的に酸化チ
タン/ナイロン=2/1(重量比)で固形分濃度15重
量%の分散液を作製し、これを分散液(P3)とした。
【0029】分散液(Q)の調液 表面処理無しの酸化チタン(前記した分散液(P)の調
液に用いたものと同一のもの。)を用いて、分散液
(P)の場合と同様にして、酸化チタン/ナイロン比
1.5/1(重量比)、固形分濃度10重量%の分散液
を調液し、分散液(Q)とした。 分散液(R)の調液 アルミナ表面処理を施した酸化チタン(石原産業(株)
製 製品名TTO−55A)を用いて分散液(P)と同
様にして、酸化チタン/ナイロン比2/1(重量比)、
固形分濃度10重量%の分散液を調液し、分散液(R)
とした。
【0030】分散液(S)の調液 石原産業(株)製酸化チタンTTO−55Nに、ジルコ
ニアを6重量%施し、更にその上にアルミナを9重量%
施した酸化チタンを用いて、分散液(P)と同様にし
て、酸化チタン/ナイロン比1.5/1(重量比)、固
形分濃度10重量%の分散液を調液し、分散液(S)と
した。 分散液(T)の調液 石原産業(株)製酸化チタンTTO−55Nに、シリカ
を9重量%施し、更にその上にアルミナを6重量%施し
た酸化チタンを用いて、分散液(P)と全く同様にし
て、酸化チタン/ナイロン比1.5/1(重量比)、固
形分濃度10重量%の分散液を調液し、分散液(T)と
した。 分散液(U)の調液 分散液(Q)と同一の酸化チタン、調液方法で、酸化チ
タン/ナイロン比=1/1(重量比)、固形分濃度9重
量%の分散液を調液し、分散液(U)とした。
【0031】実施例1 分散液(P1)に、表面が鏡面仕上げされた外径30m
m、長さ254mm、肉厚1.0mmのアルミニウム製
シリンダーを浸漬塗布し、その乾燥膜厚が、0.75μ
mとなるように下引き層を設けた。次に、図1に示す通
りのCuKα線により粉末X線スペクトルパターンを示
すオキシチタニウムフタロシニアン10部、ポリビニル
ブチラール(電気化学工業(株)製、商品名#6000
−C)5部に1,2−ジメトキシエタン500部を加
え、サンドグラインドミルで粉砕、分散処理を行った。
この分散液に先に下引き層を設けたアルミニウム製シリ
ンダーを浸漬塗布し、その乾燥膜厚が0.3g/m
2 (約0.3μm)となるように電荷発生層を設けた。
次に、このアルミニウム製シリンダーを、次に示すヒド
ラゾン化合物56重量部と
【0032】
【化5】
【0033】次に示すヒドラゾン化合物14重量部、
【0034】
【化6】
【0035】及び下記のシアン化合物1.5重量部
【0036】
【化7】
【0037】及び、特開平3−221962号公報の実
施例中に記載された製造法により製造された、2つの繰
り返し構造単位を有する下記ポリカーボネート樹脂(モ
ノマーモル比1:1)100部
【0038】
【化8】
【0039】を1,4ジオキサン、テトラヒドロフラン
の混合溶媒に溶解させた液を浸漬塗布することにより、
乾燥膜厚が17μmになるように電荷移動層を設けた。
このようにして得られたドラムを感光体A1とする。 実施例2 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(P2)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が0.75μmと
なるように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様に
して感光体を得た。このようにして得たドラムをA2と
する。
【0040】実施例3 実施例2の下引き分散液を(P3)とした以外は、実施
例2と全く同様にして得た感光体ドラムをA3とする。 比較例1 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(Q)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が0.5μmとなる
ように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にして
感光体を得た。このようにして得たドラムをB1とす
る。 比較例2 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(Q)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が1.0μmとなる
ように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にして
感光体を得た。このようにして得たドラムをB2とす
る。
【0041】比較例3 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(Q)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が1.5μmとなる
ように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にして
感光体を得た。このようにして得たドラムをB3とす
る。 比較例4 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(R)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が0.5μmとなる
ように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にして
感光体を得た。このようにして得たドラムをB4とす
る。
【0042】比較例5 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(R)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が1.0μmとなる
ように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にして
感光体を得た。このようにして得たドラムをB5とす
る。 比較例6 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(S)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が1.0μmとなる
ように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にして
感光体を得た。このようにして得たドラムをB6とす
る。
【0043】比較例7 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(T)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が1.0μmとなる
ように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にして
感光体を得た。このようにして得たドラムをB7とす
る。 比較例8 下引き層を設けないこと以外は、実施例1と同様にして
感光体B8を得た。 比較例9 実施例1で用いたアルミニウム製シリンダーを、分散液
(U)に浸漬塗布し、その乾燥膜厚が0.75μmとな
るように下引き層を設けた以外は、実施例1と同様にし
て感光体を得た。このようにして得たドラムをB9とす
る。
【0044】評価 次にこれらの感光体を市販のレーザープリンター(HE
WLETT PACKARD製 LASER JET
4 Plus)に装着して、各環境下において白地画像
を出し、画像評価を行った。その結果を表1にて示す。
実施例の感光体A1、A2、A3はいずれも温度/湿度
が5℃/10%、25℃/50℃、35℃/85%のい
ずれの環境下においても良好な画像が得られた。比較例
の感光体についてもB9のみは、各環境下で良好な画像
が得られた。
【0045】比較例1の感光体B1ではいずれの環境条
件下でも白地画像に微小な黒点が多数現れた。比較例
2、3の感光体B2、B3では、温度/湿度が35℃/
85%の環境条件下で白地画像に微小な黒点が多数現れ
た。比較例4、5の感光体B4、B5では、温度/湿度
が25℃/50%、35℃/85%の環境条件下で白地
画像に微小な黒点が多数現れた。比較例6、7の感光体
B6、B7では、温度/湿度が35℃/85%の環境条
件下で白地画像に微小な黒点が多数現れた。比較例8の
感光体B8では、特に温度/湿度が5℃/15%、25
℃/50%の環境下で白地画像に微小な黒点が多数現れ
た。
【0046】
【表1】
【0047】次にこれらの電子写真感光体を感光体特性
測定機に装着して、表面電位が−700Vになるように
帯電させた後、780nmの光を照射した時の半減露光
量、更に−700Vに帯電して5秒放置後の電位保持
率、660nmのLED光除電後の残留電位を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】本発明の感光体A1、A2、A3は、温度
/湿度が5℃/10%、25℃/50%、35℃/85
%の環境下において、下引き層がない感光体B8と比べ
て、半減露光量は同等で有り、電位保持率については、
若干良く、残留電位についても上昇は小さくほぼ同等で
ある。各環境下において、画像特性が良好であった感光
体B9は、5℃10%の残留電位の上昇が、実施例の感
光体に比べて大きく、低温低湿度での特性に問題があ
る。
【0050】以上の結果から、本発明の電子写真感光体
は、非常に優れた性能を有していると判断できる。さら
に、実施例のP3の塗布液(ジメチルポリシロキサン処
理)は、高沸点のシクロヘキサノン系の溶媒を混合しな
いと良分散液が得られなく、又、保存安定性も悪いのに
対して、メチル水素シロキサン又は珪酸チタンの塗布液
は、低沸点のアルコール溶媒のみで分散でき、保存安定
性も優れている。
【0051】
【発明の効果】本発明の下引き層を用いた電子写真感光
体は、高温高湿から低温低湿にわたる全環境において電
気特性及び画像特性が良好であり、帯電性及び、感光層
と導電性基体との接着性が改善され、優れている。ま
た、特にメチル水素シロキサン処理の場合は、塗布液の
保存安定性も良好である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に、少なくとも下引き層及
    び感光層を有する電子写真感光体において、該下引き層
    が有機珪素化合物で被覆された酸化チタン粒子と、下記
    一般式(I)で示されるジアミン成分を構成成分として
    有する共重合ポリアミドを含むことを特徴とする電子写
    真感光体。 【化1】 は、それぞれ独立して置換基を有していてもよいシクロ
    ヘキシル環を表し、R1、R2 はそれぞれ独立して水
    素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基を表す。)
  2. 【請求項2】 該チタニア粒子の平均一次粒子径が、1
    00nm以下(TEM写真からの測定による)である請
    求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 該有機珪素化合物が、メチル水素ポリシ
    ロキサンである請求項1又は2に記載の電子写真感光
    体。
  4. 【請求項4】 電荷発生層にフタロシアニン化合物を含
    有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感
    光体。
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