JPH11157233A - 一体型熱転写シート - Google Patents
一体型熱転写シートInfo
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- JPH11157233A JPH11157233A JP9338278A JP33827897A JPH11157233A JP H11157233 A JPH11157233 A JP H11157233A JP 9338278 A JP9338278 A JP 9338278A JP 33827897 A JP33827897 A JP 33827897A JP H11157233 A JPH11157233 A JP H11157233A
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- JP
- Japan
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- resin
- layer
- film
- heat
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 得られる印字物の耐擦過性が強く、印字物の
取扱で、画像部が擦られても汚れが生じにくく、印字品
質に優れ、地汚れを防止した一体型熱転写シートを提供
することを目的とする。 【解決手段】 基材フィルム2の一方の面に熱溶融性イ
ンキ層4を形成してある熱転写フィルム6と、熱転写受
像紙7とを、該熱溶融性インキ層4側と該熱転写受像紙
7とが仮接着剤層5を介して、剥離可能に貼り合わされ
た一体型熱転写シート1で、該基材フィルム2と熱溶融
性インキ層4との間に、樹脂粒子を主成分とした剥離層
3を設けている。その剥離層3の樹脂は、印字前は粒子
状態であり、印字時または印字後に成膜して、印字物の
転写された最表面に剥離層3が位置して、耐擦過性が強
い印字物が得られる。また、熱溶融性インキ層4を、樹
脂バインダーから構成することにより、より強い耐擦過
性が得られる。
取扱で、画像部が擦られても汚れが生じにくく、印字品
質に優れ、地汚れを防止した一体型熱転写シートを提供
することを目的とする。 【解決手段】 基材フィルム2の一方の面に熱溶融性イ
ンキ層4を形成してある熱転写フィルム6と、熱転写受
像紙7とを、該熱溶融性インキ層4側と該熱転写受像紙
7とが仮接着剤層5を介して、剥離可能に貼り合わされ
た一体型熱転写シート1で、該基材フィルム2と熱溶融
性インキ層4との間に、樹脂粒子を主成分とした剥離層
3を設けている。その剥離層3の樹脂は、印字前は粒子
状態であり、印字時または印字後に成膜して、印字物の
転写された最表面に剥離層3が位置して、耐擦過性が強
い印字物が得られる。また、熱溶融性インキ層4を、樹
脂バインダーから構成することにより、より強い耐擦過
性が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写シートに関
し、さらに詳しくは、熱転写受像紙と、その受像紙と基
材上に熱溶融性インキ層を設けた熱転写フィルムとを剥
離可能に貼り合わせた、いわゆる一体型の熱転写シート
に関するものである。
し、さらに詳しくは、熱転写受像紙と、その受像紙と基
材上に熱溶融性インキ層を設けた熱転写フィルムとを剥
離可能に貼り合わせた、いわゆる一体型の熱転写シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターやプロセッサー等
の出力プリント等に、熱溶融転写方式を利用した熱転写
媒体が使用されている。一般に、熱溶融転写方式を利用
した熱転写フィルムは、基材として、厚さ3〜20μm
程度のポリエステルやセロファンのようなプラスチック
フィルムを用い、ビヒクル(主としてワックス)に顔料
や染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層を、コー
ティングにより、形成したものである。これらの熱転写
フィルムを用いて熱転写受像紙に印字する場合に、熱転
写フィルムを巻いたロールから熱転写フィルムを供給
し、一方では連続または、枚葉の熱転写受像紙を供給
し、両者をプラテン上で重ね、その状態で熱転写フィル
ムの背面からサーマルヘッドで加熱し、インキ層を熱溶
融転写させて熱転写受像紙に所望の画像を形成してい
る。
の出力プリント等に、熱溶融転写方式を利用した熱転写
媒体が使用されている。一般に、熱溶融転写方式を利用
した熱転写フィルムは、基材として、厚さ3〜20μm
程度のポリエステルやセロファンのようなプラスチック
フィルムを用い、ビヒクル(主としてワックス)に顔料
や染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層を、コー
ティングにより、形成したものである。これらの熱転写
フィルムを用いて熱転写受像紙に印字する場合に、熱転
写フィルムを巻いたロールから熱転写フィルムを供給
し、一方では連続または、枚葉の熱転写受像紙を供給
し、両者をプラテン上で重ね、その状態で熱転写フィル
ムの背面からサーマルヘッドで加熱し、インキ層を熱溶
融転写させて熱転写受像紙に所望の画像を形成してい
る。
【0003】しかし、これらの熱転写フィルムを、例え
ば、感熱発色紙を用いたサーマルプリンターに転用しよ
うとしても、上記のサーマルプリンターでは記録紙自体
が熱発色をする構成をとっているために、熱転写フィル
ムの搬送装置が無く、そのままのプリンターの状態で
は、熱転写フィルムの転用は不可能であった。このよう
な問題に対して、基材上に熱溶融性インキ層を設けた熱
転写フィルムと、普通紙、合成紙やコート紙などからな
る熱転写受像紙とを、インキ層の上に設けられた仮接着
剤層を介して、剥離可能に貼り合わせた一体型の熱転写
シートがすでに提案されている。この一体型の熱転写シ
ートは印字後に熱転写受像紙と熱転写フィルムとが剥離
されることにより、熱転写受像紙側に画像が形成される
ようになっている。
ば、感熱発色紙を用いたサーマルプリンターに転用しよ
うとしても、上記のサーマルプリンターでは記録紙自体
が熱発色をする構成をとっているために、熱転写フィル
ムの搬送装置が無く、そのままのプリンターの状態で
は、熱転写フィルムの転用は不可能であった。このよう
な問題に対して、基材上に熱溶融性インキ層を設けた熱
転写フィルムと、普通紙、合成紙やコート紙などからな
る熱転写受像紙とを、インキ層の上に設けられた仮接着
剤層を介して、剥離可能に貼り合わせた一体型の熱転写
シートがすでに提案されている。この一体型の熱転写シ
ートは印字後に熱転写受像紙と熱転写フィルムとが剥離
されることにより、熱転写受像紙側に画像が形成される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、一般家庭用でフ
ァクシミリ機がかなりの台数で普及している。そして、
そのファクシミリ機はユーザーの使いやすさを最重点に
おいて、感熱発色紙で巻き長さを多くとったロール状の
記録紙供給方式で、さらに、オートカッター機構を搭載
した機械設定したものが、多く普及している。このよう
な感熱発色記録方式のファクシミリ機において、感熱発
色紙ではなく、普通紙に記録したいという要望があり、
基材上に熱溶融性インキ層を設けた熱転写フィルムと、
普通紙からなる熱転写受像紙とを、剥離可能に貼り合わ
せた一体型の熱転写シートを用いる検討がある。ところ
が、上記の一体型の熱転写シートでは、得られる印字物
の耐擦過性が弱く、印字物の取扱で、画像部が擦られ
て、すぐに汚れが生じてしまうという問題がある。
ァクシミリ機がかなりの台数で普及している。そして、
そのファクシミリ機はユーザーの使いやすさを最重点に
おいて、感熱発色紙で巻き長さを多くとったロール状の
記録紙供給方式で、さらに、オートカッター機構を搭載
した機械設定したものが、多く普及している。このよう
な感熱発色記録方式のファクシミリ機において、感熱発
色紙ではなく、普通紙に記録したいという要望があり、
基材上に熱溶融性インキ層を設けた熱転写フィルムと、
普通紙からなる熱転写受像紙とを、剥離可能に貼り合わ
せた一体型の熱転写シートを用いる検討がある。ところ
が、上記の一体型の熱転写シートでは、得られる印字物
の耐擦過性が弱く、印字物の取扱で、画像部が擦られ
て、すぐに汚れが生じてしまうという問題がある。
【0005】また、特開平8−282139には、一体
型熱転写シートで、熱転写シートの基材と熱溶融性イン
キ層との間にマット層を設けたものが記載されている
が、マット層は印字加熱時に基材から剥離するものでは
ないため、十分な転写感度を得るには熱溶融性インキ
層、仮接着剤層中にワックス成分を主体に構成すること
になる。しかしながら、ワックス成分が増えると耐擦過
性、地汚れ(仮接着状態における非印字部において、熱
溶融性インキ層が熱転写受像紙にとられる)について満
足するものが得られなくなってくる。本発明は、上記の
ごとき問題を解決し、得られる印字物の耐擦過性が強
く、印字物の取扱で、画像部が擦られても汚れが生じに
くく、印字品質に優れ、地汚れを防止した一体型熱転写
シートを提供することを目的とする。
型熱転写シートで、熱転写シートの基材と熱溶融性イン
キ層との間にマット層を設けたものが記載されている
が、マット層は印字加熱時に基材から剥離するものでは
ないため、十分な転写感度を得るには熱溶融性インキ
層、仮接着剤層中にワックス成分を主体に構成すること
になる。しかしながら、ワックス成分が増えると耐擦過
性、地汚れ(仮接着状態における非印字部において、熱
溶融性インキ層が熱転写受像紙にとられる)について満
足するものが得られなくなってくる。本発明は、上記の
ごとき問題を解決し、得られる印字物の耐擦過性が強
く、印字物の取扱で、画像部が擦られても汚れが生じに
くく、印字品質に優れ、地汚れを防止した一体型熱転写
シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材フィルムの一方の面に熱溶融性イン
キ層を形成してある熱転写フィルムと、熱転写受像紙と
を、該熱溶融性インキ層側と該熱転写受像紙とが仮接着
剤層を介して、剥離可能に貼り合わされた一体型熱転写
シートにおいて、該基材フィルムと熱溶融性インキ層と
の間に、剥離層を設けたことを特徴としている。また、
前記の剥離層が、熱可塑性樹脂粒子、熱可塑性樹脂、ワ
ックスのうち少なくとも2成分を含むことが好ましい。
また、前記の仮接着剤層が、熱可塑性樹脂または粒子と
熱可塑性樹脂を主体とした塗膜であることが好ましい。
また、前記の熱溶融性インキ層が、顔料と樹脂バインダ
ーを主体とした塗膜であることが好ましい。また、前記
の熱転写受像紙上に熱可塑性樹脂を主体とした熱転写イ
ンキ受容層を設けることが好ましい。
に、本発明は、基材フィルムの一方の面に熱溶融性イン
キ層を形成してある熱転写フィルムと、熱転写受像紙と
を、該熱溶融性インキ層側と該熱転写受像紙とが仮接着
剤層を介して、剥離可能に貼り合わされた一体型熱転写
シートにおいて、該基材フィルムと熱溶融性インキ層と
の間に、剥離層を設けたことを特徴としている。また、
前記の剥離層が、熱可塑性樹脂粒子、熱可塑性樹脂、ワ
ックスのうち少なくとも2成分を含むことが好ましい。
また、前記の仮接着剤層が、熱可塑性樹脂または粒子と
熱可塑性樹脂を主体とした塗膜であることが好ましい。
また、前記の熱溶融性インキ層が、顔料と樹脂バインダ
ーを主体とした塗膜であることが好ましい。また、前記
の熱転写受像紙上に熱可塑性樹脂を主体とした熱転写イ
ンキ受容層を設けることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明の一体型熱転写シートは、基材フィルム
の一方の面に熱溶融性インキ層を形成してある熱転写フ
ィルムと、熱転写受像紙とを、該熱溶融性インキ層側と
該熱転写受像紙とが仮接着剤層を介して、剥離可能に貼
り合わされたもので、該基材フィルムと熱溶融性インキ
層との間に、樹脂粒子を主成分とした剥離層を設けてい
る。その剥離層の樹脂は、印字前は粒子状態であり、印
字時または印字後に成膜して、印字物の転写された最表
面に剥離層が位置して、耐擦過性が強い印字物が得られ
る。また、熱溶融性インキ層を、樹脂バインダーから構
成することにより、より強い耐擦過性が得られる。
の一方の面に熱溶融性インキ層を形成してある熱転写フ
ィルムと、熱転写受像紙とを、該熱溶融性インキ層側と
該熱転写受像紙とが仮接着剤層を介して、剥離可能に貼
り合わされたもので、該基材フィルムと熱溶融性インキ
層との間に、樹脂粒子を主成分とした剥離層を設けてい
る。その剥離層の樹脂は、印字前は粒子状態であり、印
字時または印字後に成膜して、印字物の転写された最表
面に剥離層が位置して、耐擦過性が強い印字物が得られ
る。また、熱溶融性インキ層を、樹脂バインダーから構
成することにより、より強い耐擦過性が得られる。
【0008】また、主に剥離層が樹脂粒子を主成分とす
ることで、熱溶融性インキ層の印字時の転写性が良好と
なり、印字品質に優れ、さらに主に仮接着剤層の熱転写
受像紙との接着性を調整することにより、非印字部にお
ける地汚れを防止することができる。また、前記の仮接
着剤層を樹脂、または粒子と樹脂を主体に構成すること
により、印字加熱時の熱転写受像紙への接着力を上げる
ことができ、より強い耐擦過性が得られ、地汚れを防止
できる。
ることで、熱溶融性インキ層の印字時の転写性が良好と
なり、印字品質に優れ、さらに主に仮接着剤層の熱転写
受像紙との接着性を調整することにより、非印字部にお
ける地汚れを防止することができる。また、前記の仮接
着剤層を樹脂、または粒子と樹脂を主体に構成すること
により、印字加熱時の熱転写受像紙への接着力を上げる
ことができ、より強い耐擦過性が得られ、地汚れを防止
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。本発明の一体型熱転写シートは、熱
転写フィルムと、熱転写受像紙とが剥離可能に接着され
て構成された、いわゆる一体型の熱転写シートである。
この一体型熱転写シートは、熱転写受像紙と熱転写フィ
ルムとが共巻きされた状態の製品形態とされる。図1は
本発明の一体型熱転写シートの一つの実施形態を示し、
基材フィルム2の一方の面に剥離層3を介して、熱溶融
性インキ層4を形成した熱転写フィルム6と、熱転写受
像紙7とを、その熱溶融性インキ層4側と熱転写受像紙
7とが仮接着剤層5を介して、剥離可能に貼り合わされ
た一体型熱転写シート1である。また、図2に示すよう
に、必要に応じて基材フィルム2の他方の面にサーマル
ヘッドの粘着を防止し、かつ滑り性を良くする背面層8
を設けることができる。以下に、これらの構成につい
て、詳細に説明をする。
基づいて説明する。本発明の一体型熱転写シートは、熱
転写フィルムと、熱転写受像紙とが剥離可能に接着され
て構成された、いわゆる一体型の熱転写シートである。
この一体型熱転写シートは、熱転写受像紙と熱転写フィ
ルムとが共巻きされた状態の製品形態とされる。図1は
本発明の一体型熱転写シートの一つの実施形態を示し、
基材フィルム2の一方の面に剥離層3を介して、熱溶融
性インキ層4を形成した熱転写フィルム6と、熱転写受
像紙7とを、その熱溶融性インキ層4側と熱転写受像紙
7とが仮接着剤層5を介して、剥離可能に貼り合わされ
た一体型熱転写シート1である。また、図2に示すよう
に、必要に応じて基材フィルム2の他方の面にサーマル
ヘッドの粘着を防止し、かつ滑り性を良くする背面層8
を設けることができる。以下に、これらの構成につい
て、詳細に説明をする。
【0010】(基材フィルム)本発明の熱転写フィルム
で用いられる基材フィルム2としては、従来の熱転写フ
ィルムに使用されているものと同じ基材をそのまま用い
ることが出来ると共に、その他のものも使用することが
出来、特に制限されない。好ましい基材フィルム2の具
体例としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアル
コール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラ
スチック;コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類;不
織布等があり、又、これらを複合した基材であってもよ
い。この基材フィルムの厚さは、その強度及び熱伝導性
が適切になるように材料に応じて適宜変更することが出
来るが、その厚さは、好ましくは、例えば、2〜25μ
mである。
で用いられる基材フィルム2としては、従来の熱転写フ
ィルムに使用されているものと同じ基材をそのまま用い
ることが出来ると共に、その他のものも使用することが
出来、特に制限されない。好ましい基材フィルム2の具
体例としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアル
コール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラ
スチック;コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類;不
織布等があり、又、これらを複合した基材であってもよ
い。この基材フィルムの厚さは、その強度及び熱伝導性
が適切になるように材料に応じて適宜変更することが出
来るが、その厚さは、好ましくは、例えば、2〜25μ
mである。
【0011】(剥離層)剥離層3は、熱可塑性樹脂粒
子、熱可塑性樹脂、ワックスのうち少なくとも2成分を
主体として構成する。熱可塑性樹脂粒子は剥離層に凹凸
を付けて熱溶融性インキ層との接着力(箔持ち)を上げ
る効果や、印字加熱時に成膜して基材フィルムとの接着
力を下げ転写感度を上げる効果、印字物表面に成膜して
擦過性を上げる効果がある。ワックスは前記樹脂粒子の
バインダーとして基材フィルムへの接着性を付与する効
果や、溶融粘度が低く、基材フィルムへの接着力も高す
ぎないため、熱転写感度を上げる効果があり、また印字
物表面に滑り性を付与して擦過性を上げる効果がある。
熱可塑性樹脂はその樹脂の接着性で前記樹脂粒子のバイ
ンダーとして基材フィルムへの接着性を付与する効果
や、熱溶融性インキ層との接着力(箔持ち)を上げる効
果がある。
子、熱可塑性樹脂、ワックスのうち少なくとも2成分を
主体として構成する。熱可塑性樹脂粒子は剥離層に凹凸
を付けて熱溶融性インキ層との接着力(箔持ち)を上げ
る効果や、印字加熱時に成膜して基材フィルムとの接着
力を下げ転写感度を上げる効果、印字物表面に成膜して
擦過性を上げる効果がある。ワックスは前記樹脂粒子の
バインダーとして基材フィルムへの接着性を付与する効
果や、溶融粘度が低く、基材フィルムへの接着力も高す
ぎないため、熱転写感度を上げる効果があり、また印字
物表面に滑り性を付与して擦過性を上げる効果がある。
熱可塑性樹脂はその樹脂の接着性で前記樹脂粒子のバイ
ンダーとして基材フィルムへの接着性を付与する効果
や、熱溶融性インキ層との接着力(箔持ち)を上げる効
果がある。
【0012】本発明の一体型熱転写シートでは、基材フ
ィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を形成してある熱
転写フィルムと、熱転写受像紙とを、該熱溶融性インキ
層側と該熱転写受像紙とが仮接着剤層を介して、剥離可
能に貼り合わされたもので、該基材フィルムと熱溶融性
インキ層との間に、剥離層3を設けている。剥離層3の
この樹脂粒子のバインダーとしてはワックス類を使用す
る。上記の樹脂粒子の樹脂としては、例えば、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体(EAA)、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体(EEA)、ポリビニルアルコール、ポリ
スチレン、アイオノマー等の熱可塑性樹脂が挙げられ、
成膜時の基材フィルムとの接着性を考慮して選択される
が、特に基材フィルムとしてポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用いた場合には、カルボキシル基を含むエ
チレンの共重合体で、ナトリウム等のアルカリ金属また
はマグネシウム等のアルカリ土類金属等の金属イオンに
よって重合体主鎖間に金属イオン結合を導入したアイオ
ノマー樹脂が好ましい。
ィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を形成してある熱
転写フィルムと、熱転写受像紙とを、該熱溶融性インキ
層側と該熱転写受像紙とが仮接着剤層を介して、剥離可
能に貼り合わされたもので、該基材フィルムと熱溶融性
インキ層との間に、剥離層3を設けている。剥離層3の
この樹脂粒子のバインダーとしてはワックス類を使用す
る。上記の樹脂粒子の樹脂としては、例えば、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体(EAA)、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体(EEA)、ポリビニルアルコール、ポリ
スチレン、アイオノマー等の熱可塑性樹脂が挙げられ、
成膜時の基材フィルムとの接着性を考慮して選択される
が、特に基材フィルムとしてポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用いた場合には、カルボキシル基を含むエ
チレンの共重合体で、ナトリウム等のアルカリ金属また
はマグネシウム等のアルカリ土類金属等の金属イオンに
よって重合体主鎖間に金属イオン結合を導入したアイオ
ノマー樹脂が好ましい。
【0013】カルボキシル基を含む好ましいエチレンの
共重合体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸等
の不飽和カルボン酸とエチレンとの共重合体が挙げられ
る。一般的に、熱可塑性樹脂は加熱すると基材フィルム
に対して融着する傾向があるが、本発明では、加熱前で
は(基材フィルムと剥離層との接着力)>(仮接着層と
熱転写受像紙との接着力)、加熱後には(基材フィルム
と剥離層との接着力)<(仮接着層と熱転写受像紙との
接着力)となるような材料を選択する必要がある。上記
のような樹脂のうち、最低成膜温度(MFT)が50〜
120℃のものが好ましく、MFTが50℃未満である
と、剥離層の形成において、乾燥温度を50℃以上に挙
げることが困難であって熱転写フィルムの生産性に問題
がある。一方、MFTが120℃を越えると、得られる
熱転写フィルムの印字の際に感度が不十分となる。
共重合体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸等
の不飽和カルボン酸とエチレンとの共重合体が挙げられ
る。一般的に、熱可塑性樹脂は加熱すると基材フィルム
に対して融着する傾向があるが、本発明では、加熱前で
は(基材フィルムと剥離層との接着力)>(仮接着層と
熱転写受像紙との接着力)、加熱後には(基材フィルム
と剥離層との接着力)<(仮接着層と熱転写受像紙との
接着力)となるような材料を選択する必要がある。上記
のような樹脂のうち、最低成膜温度(MFT)が50〜
120℃のものが好ましく、MFTが50℃未満である
と、剥離層の形成において、乾燥温度を50℃以上に挙
げることが困難であって熱転写フィルムの生産性に問題
がある。一方、MFTが120℃を越えると、得られる
熱転写フィルムの印字の際に感度が不十分となる。
【0014】上記樹脂は粒子状態で剥離層を形成する必
要があり、形成された剥離層は凹凸形状を有する方が好
ましい。そのために樹脂粒子を水または有機溶剤あるい
はそれらの混合物を媒体とした樹脂エマルジョン(また
は分散体)として用いる。該エマルジョン中の樹脂粒子
の平均粒径は0.05〜10μmの範囲が好ましく、平
均粒子径が0.05μm未満であると、粒子としての性
能が発揮されず、一方、10μmを越えると平均粒径で
は層を形成することが困難となり、又、熱転写時に粒子
同志が融着しずくなり成膜性に劣り、印字物の耐摩擦性
等の耐久性が満足できるものではない。以上のような樹
脂粒子のエマルジョンを用いて剥離層を形成する時に、
バインダーとして併用するワックス類としては、例えば
マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パ
ラフィンワックス等がある。更に、フィッシャートロプ
シュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミ
ツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワッ
クス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエ
ステルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミド等、種々のワックスが用いられる。これら
のワックス類も、上記樹脂粒子エマルジョンと併用する
関係上、水または有機溶剤あるいはそれらの混合物を媒
体とするエマルジョン状態で使用することが好ましい。
そのワックス類の粒径は特に限定されるものではない。
要があり、形成された剥離層は凹凸形状を有する方が好
ましい。そのために樹脂粒子を水または有機溶剤あるい
はそれらの混合物を媒体とした樹脂エマルジョン(また
は分散体)として用いる。該エマルジョン中の樹脂粒子
の平均粒径は0.05〜10μmの範囲が好ましく、平
均粒子径が0.05μm未満であると、粒子としての性
能が発揮されず、一方、10μmを越えると平均粒径で
は層を形成することが困難となり、又、熱転写時に粒子
同志が融着しずくなり成膜性に劣り、印字物の耐摩擦性
等の耐久性が満足できるものではない。以上のような樹
脂粒子のエマルジョンを用いて剥離層を形成する時に、
バインダーとして併用するワックス類としては、例えば
マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パ
ラフィンワックス等がある。更に、フィッシャートロプ
シュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミ
ツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワッ
クス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエ
ステルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミド等、種々のワックスが用いられる。これら
のワックス類も、上記樹脂粒子エマルジョンと併用する
関係上、水または有機溶剤あるいはそれらの混合物を媒
体とするエマルジョン状態で使用することが好ましい。
そのワックス類の粒径は特に限定されるものではない。
【0015】この他に、熱溶融性インク層との組合せに
おいて、箔持ちが不足しているときや、印字の切れが悪
いときは、熱可塑性樹脂成分を加えると良い。かかる熱
可塑性樹脂成分としては、バインダーとして基材フィル
ムへの接着性を付与する効果や、熱溶融性インキ層との
接着力(箔持ち)を上げる効果がある接着性樹脂成分が
好ましく、例えば、前記の樹脂粒子のMFTが50℃以
下のものや、アクリル系粘着剤、NBR(ニトリルゴ
ム)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、BR(ブ
タジエンゴム)等のラテックス等が挙げられる。また、
特に充分な箔持ち、印字加熱後の接着性の低下が得られ
るならば、ワックスと接着性のある樹脂成分を主体とし
て構成することも可能である。このように剥離層3は、
熱可塑性樹脂粒子、熱可塑性樹脂(接着性のある樹脂成
分)、ワックスのうち少なくとも2成分を含むことが好
ましい。
おいて、箔持ちが不足しているときや、印字の切れが悪
いときは、熱可塑性樹脂成分を加えると良い。かかる熱
可塑性樹脂成分としては、バインダーとして基材フィル
ムへの接着性を付与する効果や、熱溶融性インキ層との
接着力(箔持ち)を上げる効果がある接着性樹脂成分が
好ましく、例えば、前記の樹脂粒子のMFTが50℃以
下のものや、アクリル系粘着剤、NBR(ニトリルゴ
ム)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、BR(ブ
タジエンゴム)等のラテックス等が挙げられる。また、
特に充分な箔持ち、印字加熱後の接着性の低下が得られ
るならば、ワックスと接着性のある樹脂成分を主体とし
て構成することも可能である。このように剥離層3は、
熱可塑性樹脂粒子、熱可塑性樹脂(接着性のある樹脂成
分)、ワックスのうち少なくとも2成分を含むことが好
ましい。
【0016】上記の樹脂粒子とワックス類とは、両者の
合計を100重量部とした場合、樹脂粒子5〜90重量
部とワックス類95〜10重量部の割合で使用すること
が好ましい。ワックス類の使用割合が10重量部未満で
ある場合には剥離層の基材への密着性が不十分で膜強度
が不足し、いわゆる箔落ち等の問題があり、ワックス類
の使用量が95重量部を越えると、樹脂粒子による表面
の凹凸から得られる接着効果が得られなくなり、箔持ち
が低下する。また、接着性樹脂成分は剥離層固形分を1
00重量部とした場合、3〜70重量部となる範囲で加
えることができ、使用量が3重量部未満であると、箔持
ちの効果が少なく、使用量が70重量部を越えると、印
字加熱後の剥離が悪くなり、感度低下となる。
合計を100重量部とした場合、樹脂粒子5〜90重量
部とワックス類95〜10重量部の割合で使用すること
が好ましい。ワックス類の使用割合が10重量部未満で
ある場合には剥離層の基材への密着性が不十分で膜強度
が不足し、いわゆる箔落ち等の問題があり、ワックス類
の使用量が95重量部を越えると、樹脂粒子による表面
の凹凸から得られる接着効果が得られなくなり、箔持ち
が低下する。また、接着性樹脂成分は剥離層固形分を1
00重量部とした場合、3〜70重量部となる範囲で加
えることができ、使用量が3重量部未満であると、箔持
ちの効果が少なく、使用量が70重量部を越えると、印
字加熱後の剥離が悪くなり、感度低下となる。
【0017】上記割合の樹脂粒子とワックス類を含む混
合エマルジョンを、基材フィルム面に塗工及び乾燥する
ことによって剥離層が形成される。この時の塗工方法は
任意の方法で良く、塗工量は固形分基準で約0.2〜5
g/m2 であり、乾燥温度は樹脂粒子が粒子状態を保持
することが出来る範囲で約40〜100℃の範囲である
ことが好ましい。すなわち、樹脂粒子が成膜しない温度
で乾燥して、剥離層の塗膜を形成することが好ましい。
乾燥時間は、乾燥温度、風量、塗工量等のによって変化
して一概には決められないが、一般的には約1〜20秒
程度である。
合エマルジョンを、基材フィルム面に塗工及び乾燥する
ことによって剥離層が形成される。この時の塗工方法は
任意の方法で良く、塗工量は固形分基準で約0.2〜5
g/m2 であり、乾燥温度は樹脂粒子が粒子状態を保持
することが出来る範囲で約40〜100℃の範囲である
ことが好ましい。すなわち、樹脂粒子が成膜しない温度
で乾燥して、剥離層の塗膜を形成することが好ましい。
乾燥時間は、乾燥温度、風量、塗工量等のによって変化
して一概には決められないが、一般的には約1〜20秒
程度である。
【0018】(熱溶融性インキ層)上記の基材フィルム
の上に剥離層を介して形成される熱溶融性インキ層4
は、着色剤とバインダーを主成分として含有し、必要に
応じて種々の添加剤を加えることができる。熱溶融性イ
ンキ層に含有される着色剤は、有機または無機の顔料も
しくは染料のうち、記録材料として良好な特性を有する
もの、例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度な
どにより、変退色しないものが好ましい。イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックを形成する着色剤の他に、他
の種々の色の着色剤も用いることができる。
の上に剥離層を介して形成される熱溶融性インキ層4
は、着色剤とバインダーを主成分として含有し、必要に
応じて種々の添加剤を加えることができる。熱溶融性イ
ンキ層に含有される着色剤は、有機または無機の顔料も
しくは染料のうち、記録材料として良好な特性を有する
もの、例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度な
どにより、変退色しないものが好ましい。イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックを形成する着色剤の他に、他
の種々の色の着色剤も用いることができる。
【0019】熱溶融性インキ層に含有されるバインダー
としては、樹脂バインダーを主体としたもので、天然樹
脂、またはその誘導体、天然または合成ゴム及びその誘
導体、繊維素及びその誘導体、常温では固体状の溶剤可
溶性の合成樹脂、オリゴマー等の中から適宜に選択し、
必要に応じて可塑剤、界面活性剤、滑剤等の助剤を加え
ることもできる。具体的な樹脂成分は、ポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、スチレン
樹脂、アイオノマー、スチレン−アクリロニトリル樹
脂、アミド樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素
化ポリプロピレン、塩化ゴム、環化ゴム等がある。これ
らのなかでも、塩素化ポリプロピレン、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂を、主バインダーとしたものは熱転写
時の膜切れも良く好ましく使用できる。また、熱溶融性
インキ層に耐擦過性を低下させない程度に、マイクロク
リスタリンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等
のワックス成分を滑剤として、バインダーに対して30
%以下の範囲で加えることもできる。
としては、樹脂バインダーを主体としたもので、天然樹
脂、またはその誘導体、天然または合成ゴム及びその誘
導体、繊維素及びその誘導体、常温では固体状の溶剤可
溶性の合成樹脂、オリゴマー等の中から適宜に選択し、
必要に応じて可塑剤、界面活性剤、滑剤等の助剤を加え
ることもできる。具体的な樹脂成分は、ポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、スチレン
樹脂、アイオノマー、スチレン−アクリロニトリル樹
脂、アミド樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素
化ポリプロピレン、塩化ゴム、環化ゴム等がある。これ
らのなかでも、塩素化ポリプロピレン、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂を、主バインダーとしたものは熱転写
時の膜切れも良く好ましく使用できる。また、熱溶融性
インキ層に耐擦過性を低下させない程度に、マイクロク
リスタリンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等
のワックス成分を滑剤として、バインダーに対して30
%以下の範囲で加えることもできる。
【0020】上記のような着色剤と樹脂バインダーを主
成分として、これらの水性分散体のエマルジョンインキ
で塗工し、乾燥して熱溶融性インキ層を形成したり、上
記材料に有機溶剤等の溶剤成分を配合した塗工液によ
り、塗工し、乾燥して熱溶融性インキ層を形成すること
ができる。尚、塗工方法は、従来公知のグラビアコー
ト、グラビアリバースコート、ロールコート、エアナイ
フコート等が挙げられる。このように形成される熱溶融
性インキ層は、乾燥時で0.5〜10μm程度の厚みで
ある。
成分として、これらの水性分散体のエマルジョンインキ
で塗工し、乾燥して熱溶融性インキ層を形成したり、上
記材料に有機溶剤等の溶剤成分を配合した塗工液によ
り、塗工し、乾燥して熱溶融性インキ層を形成すること
ができる。尚、塗工方法は、従来公知のグラビアコー
ト、グラビアリバースコート、ロールコート、エアナイ
フコート等が挙げられる。このように形成される熱溶融
性インキ層は、乾燥時で0.5〜10μm程度の厚みで
ある。
【0021】(背面層)また、基材フィルムの他方の面
に、サーマルヘッドの粘着を防止し、且つ、滑り性を良
くするために、背面層8を設けることも可能である。こ
の背面層8は、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、
無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したものを、好適に
使用し、形成される。背面層に使用されるバインダー樹
脂は、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿な
どのセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢
酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセター
ル、ポリビニルピロリドン、アクリル樹脂、ポリアクリ
ルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体などの
ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコーン変性またはフッ素変性ウレタン樹脂、メラミ
ン樹脂、ユリア樹脂などが、あげられる。
に、サーマルヘッドの粘着を防止し、且つ、滑り性を良
くするために、背面層8を設けることも可能である。こ
の背面層8は、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、
無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したものを、好適に
使用し、形成される。背面層に使用されるバインダー樹
脂は、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿な
どのセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢
酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセター
ル、ポリビニルピロリドン、アクリル樹脂、ポリアクリ
ルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体などの
ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコーン変性またはフッ素変性ウレタン樹脂、メラミ
ン樹脂、ユリア樹脂などが、あげられる。
【0022】これらのなかで、数個の反応性基、例え
ば、水酸基を有しているものを使用し、架橋剤として、
ポリイソシアネートなどを併用して、架橋樹脂を使用す
ることが好ましい。背面層を形成する手段は、上記のご
とき、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒
子、有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中
に溶解または分散させて、塗工液を調製し、この塗工液
をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーな
どの慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものであ
る。背面層の厚さは、乾燥状態で通常、0.01〜10
μm程度である。
ば、水酸基を有しているものを使用し、架橋剤として、
ポリイソシアネートなどを併用して、架橋樹脂を使用す
ることが好ましい。背面層を形成する手段は、上記のご
とき、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒
子、有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中
に溶解または分散させて、塗工液を調製し、この塗工液
をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーな
どの慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものであ
る。背面層の厚さは、乾燥状態で通常、0.01〜10
μm程度である。
【0023】(熱転写受像紙)本発明で使用する熱転写
受像紙7は、その材質に特に制限はなく、例えば、ポリ
オレフィン系、ポリスチレン系等の合成紙;普通紙、上
質紙、PPC用紙、アート紙、軽量コート紙、コート
紙、キャストコート紙、微塗工紙、壁紙、裏打用紙、ト
レーシングペーパー、合成樹脂またはエマルジョン含浸
紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙
等の各種紙;ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、メチルペンテ
ンポリマー、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂など
の透明あるいは不透明のプラスチック材料が用いられ
る。
受像紙7は、その材質に特に制限はなく、例えば、ポリ
オレフィン系、ポリスチレン系等の合成紙;普通紙、上
質紙、PPC用紙、アート紙、軽量コート紙、コート
紙、キャストコート紙、微塗工紙、壁紙、裏打用紙、ト
レーシングペーパー、合成樹脂またはエマルジョン含浸
紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙
等の各種紙;ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、メチルペンテ
ンポリマー、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂など
の透明あるいは不透明のプラスチック材料が用いられ
る。
【0024】熱転写受像紙表面に転写感度を上げるため
に、熱転写インキ受容層を設けても良い。かかる熱転写
インキ受容層は、受像紙との接着性が良く、仮接着ラミ
ネート時の加圧加熱や保存時の加熱加湿ではほとんど軟
化せず、接着力変化があまり無い、印字加熱時に軟化し
て、接着力を上げる材料が好ましく用いられる。すなわ
ち、樹脂単独としては熱可塑性樹脂のTgが50〜12
0℃のものが良好であり、例えばポリエステル樹脂、ウ
レタン樹脂、ウレタン変性ポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、EVA、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、
EEA、EAA等や、これらの共重合物、混合物が挙げ
られる。またこの他に、上記樹脂にTgが50℃以下の
樹脂を混合したものや架橋したもの、Tgが50℃以下
の樹脂を架橋したもの(ポリエステル樹脂とイソシアネ
ート)が挙げられる。この他に、接着力、地汚れの改良
に有機、無機粒子等を0.5〜40%程加えても良い。
また、これらのプラスチック材料に白色顔料や充填剤を
加えて成膜した白色不透明フィルムあるいは発泡させた
シートも使用でき、特に限定されるものではない。ま
た、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)に使用す
る透明プラスチックフィルムを熱転写受像紙の基材に用
いてもよい。また、基材を、上記材質の任意の組み合わ
せによる積層体としてもよい。この場合、セルロース繊
維紙と合成紙あるいはセルロース繊維紙とプラスチック
フィルムとの積層体が代表的にあげられる。
に、熱転写インキ受容層を設けても良い。かかる熱転写
インキ受容層は、受像紙との接着性が良く、仮接着ラミ
ネート時の加圧加熱や保存時の加熱加湿ではほとんど軟
化せず、接着力変化があまり無い、印字加熱時に軟化し
て、接着力を上げる材料が好ましく用いられる。すなわ
ち、樹脂単独としては熱可塑性樹脂のTgが50〜12
0℃のものが良好であり、例えばポリエステル樹脂、ウ
レタン樹脂、ウレタン変性ポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、EVA、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、
EEA、EAA等や、これらの共重合物、混合物が挙げ
られる。またこの他に、上記樹脂にTgが50℃以下の
樹脂を混合したものや架橋したもの、Tgが50℃以下
の樹脂を架橋したもの(ポリエステル樹脂とイソシアネ
ート)が挙げられる。この他に、接着力、地汚れの改良
に有機、無機粒子等を0.5〜40%程加えても良い。
また、これらのプラスチック材料に白色顔料や充填剤を
加えて成膜した白色不透明フィルムあるいは発泡させた
シートも使用でき、特に限定されるものではない。ま
た、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)に使用す
る透明プラスチックフィルムを熱転写受像紙の基材に用
いてもよい。また、基材を、上記材質の任意の組み合わ
せによる積層体としてもよい。この場合、セルロース繊
維紙と合成紙あるいはセルロース繊維紙とプラスチック
フィルムとの積層体が代表的にあげられる。
【0025】(仮接着剤層)上述したような熱転写受像
紙と、熱転写フィルムとは、熱溶融性インキ層側と熱転
写受像紙とが仮接着剤層5を介して、剥離可能に貼り合
わされて、一体化されている。仮接着剤層5は、粘着性
のある熱可塑性樹脂、または(少なくとも一方が粘着性
である)粒子と樹脂を主体として形成することが耐擦過
性の点から好ましい。表面の粗い紙等の熱転写受像紙と
貼り合わせるときは繊維間へのワックス成分の浸透によ
る接着力の向上が得られるため、ワックス成分を加えて
も良い。ただし、平滑なフィルム基材を受像紙として用
いる場合、上記と同様な浸透効果(アンカー効果)が得
られないため、本来フィルム基材との接着力が低いワッ
クス成分の添加は耐擦過性の点から好ましくない。
紙と、熱転写フィルムとは、熱溶融性インキ層側と熱転
写受像紙とが仮接着剤層5を介して、剥離可能に貼り合
わされて、一体化されている。仮接着剤層5は、粘着性
のある熱可塑性樹脂、または(少なくとも一方が粘着性
である)粒子と樹脂を主体として形成することが耐擦過
性の点から好ましい。表面の粗い紙等の熱転写受像紙と
貼り合わせるときは繊維間へのワックス成分の浸透によ
る接着力の向上が得られるため、ワックス成分を加えて
も良い。ただし、平滑なフィルム基材を受像紙として用
いる場合、上記と同様な浸透効果(アンカー効果)が得
られないため、本来フィルム基材との接着力が低いワッ
クス成分の添加は耐擦過性の点から好ましくない。
【0026】仮接着剤層5は、非印字時で、(基材フィ
ルム〜仮接着剤層の接着力、凝集力)>(仮接着剤層と
受像紙間の接着力)となり、印字時で、(基材フィルム
と剥離層間の接着力)<(剥離層〜受像紙間の接着力、
凝集力)となることが好ましい。仮接着剤層5は樹脂を
主体に構成されるもので、粘着性樹脂または(少なくと
も一方が粘着性である)粒子と樹脂を主体として構成さ
れる。また、圧力、加熱ラミネートで非印字加熱時は剥
離可能な接着力で受像紙と貼り合わせることができ、な
おかつ印字加熱後は受像紙との充分な接着力が得られる
ことが必要となる。さらに、プリンター搬送時等に剥が
れない程度のせん断接着強さと、非印字時にインクが受
像紙に移ってこない程度の剥離接着強さが必要となる。
ルム〜仮接着剤層の接着力、凝集力)>(仮接着剤層と
受像紙間の接着力)となり、印字時で、(基材フィルム
と剥離層間の接着力)<(剥離層〜受像紙間の接着力、
凝集力)となることが好ましい。仮接着剤層5は樹脂を
主体に構成されるもので、粘着性樹脂または(少なくと
も一方が粘着性である)粒子と樹脂を主体として構成さ
れる。また、圧力、加熱ラミネートで非印字加熱時は剥
離可能な接着力で受像紙と貼り合わせることができ、な
おかつ印字加熱後は受像紙との充分な接着力が得られる
ことが必要となる。さらに、プリンター搬送時等に剥が
れない程度のせん断接着強さと、非印字時にインクが受
像紙に移ってこない程度の剥離接着強さが必要となる。
【0027】仮接着剤層の樹脂としては、例えばアクリ
ル系樹脂、SBR、NBR、BR等のラテックス、アク
リル酸エステル、EAA樹脂、ポリエステル樹脂、EV
A(エチレン−酢酸ビニル共重合体)樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、スチレ
ン−アクリル共重合体樹脂やこれらの共重合体等が挙げ
られる。中でも、アクリル系樹脂、SBR、NBR、B
R等のラテックス、EAA樹脂等が転写感度の向上や地
汚れの向上の点で特に良好である。また、粒子材料とし
ては、Tgが50〜120℃の熱可塑性樹脂粒子が接着
力の調整や、印字時の切れの改善、地汚れの改善に効果
がある。これらの粒子材料も上記樹脂材料と同様なもの
が挙げられる。
ル系樹脂、SBR、NBR、BR等のラテックス、アク
リル酸エステル、EAA樹脂、ポリエステル樹脂、EV
A(エチレン−酢酸ビニル共重合体)樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、スチレ
ン−アクリル共重合体樹脂やこれらの共重合体等が挙げ
られる。中でも、アクリル系樹脂、SBR、NBR、B
R等のラテックス、EAA樹脂等が転写感度の向上や地
汚れの向上の点で特に良好である。また、粒子材料とし
ては、Tgが50〜120℃の熱可塑性樹脂粒子が接着
力の調整や、印字時の切れの改善、地汚れの改善に効果
がある。これらの粒子材料も上記樹脂材料と同様なもの
が挙げられる。
【0028】また、熱転写感度を上げるために、擦過性
を下げすぎない範囲でワックス成分を加えることも可能
である。このような仮接着剤層に用いられる上記の粘着
性樹脂は、そのガラス転移温度が−90℃〜−50℃の
範囲にあるものが好ましい。具体的には、ゴム系の粘着
性樹脂、アクリル系の粘着性樹脂およびシリコーン系の
粘着性樹脂等があり、形態的には溶剤溶液型、水溶液
型、ホットメルト型、水性または油性エマルジョン型
等、いずれのものも使用することができる。さらに、常
温では粒子形状を維持するが、加熱下で成膜する熱可塑
性微粒子としては、ポリエチレン樹脂、アイオノマー樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂などがあげら
れ、最低成膜温度が50〜150℃であるものが好まし
い。
を下げすぎない範囲でワックス成分を加えることも可能
である。このような仮接着剤層に用いられる上記の粘着
性樹脂は、そのガラス転移温度が−90℃〜−50℃の
範囲にあるものが好ましい。具体的には、ゴム系の粘着
性樹脂、アクリル系の粘着性樹脂およびシリコーン系の
粘着性樹脂等があり、形態的には溶剤溶液型、水溶液
型、ホットメルト型、水性または油性エマルジョン型
等、いずれのものも使用することができる。さらに、常
温では粒子形状を維持するが、加熱下で成膜する熱可塑
性微粒子としては、ポリエチレン樹脂、アイオノマー樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂などがあげら
れ、最低成膜温度が50〜150℃であるものが好まし
い。
【0029】このような仮接着剤層の接着力(g)は、
25mm(幅)×55mm(長さ)のサンプルを切り取
り、表面性摩擦測定機(HEIDEN−17、新東科学
製)にて、1,800mm/minの引っ張り速度で測
定した際の、引張せん断強さが300〜2,000gの
範囲のものが好ましい。但し、その測定時の温度は25
℃である。この接着力が上記の範囲未満である場合に
は、熱転写フィルムと熱転写受像紙との接着力が低過ぎ
て両者が剥離しやすく、印字時に熱転写フィルムがその
幅方向において皺が発生しやすい。また、接着力が上記
の範囲を越えた場合は、地汚れが生じ易くなるため、あ
まり好ましくはないが、地汚れが発生しない程度の剥離
強さであれば特に問題はない。すなわち、非印字時の接
着力が(基材フィルム〜仮接着剤層の接着力、凝集力)
>(仮接着剤層と受像紙間の剥離強さ)となるようであ
ればよい。
25mm(幅)×55mm(長さ)のサンプルを切り取
り、表面性摩擦測定機(HEIDEN−17、新東科学
製)にて、1,800mm/minの引っ張り速度で測
定した際の、引張せん断強さが300〜2,000gの
範囲のものが好ましい。但し、その測定時の温度は25
℃である。この接着力が上記の範囲未満である場合に
は、熱転写フィルムと熱転写受像紙との接着力が低過ぎ
て両者が剥離しやすく、印字時に熱転写フィルムがその
幅方向において皺が発生しやすい。また、接着力が上記
の範囲を越えた場合は、地汚れが生じ易くなるため、あ
まり好ましくはないが、地汚れが発生しない程度の剥離
強さであれば特に問題はない。すなわち、非印字時の接
着力が(基材フィルム〜仮接着剤層の接着力、凝集力)
>(仮接着剤層と受像紙間の剥離強さ)となるようであ
ればよい。
【0030】上記の成分からなる仮接着剤層は、熱転写
受像紙側の表面に設けてもよいが、印字物に粘着性が残
るために、熱転写フィルム側の熱溶融性インキ層の表面
に、仮接着剤層を設けることが好ましい。この場合、仮
接着剤層の粘着性樹脂を水性のエマルジョンとして使用
するので、熱溶融性インキ層を損なうこともない。ま
た、エマルジョンの塗工方法や乾燥方法は特に限定され
るものではなく、公知の種々の方法が選定できる。上記
の仮接着剤層は、その厚さを0.1〜10μmの範囲
(固形分塗工量で、0.05〜5g/m2 )とするのが
好適である。熱転写フィルムと熱転写受像紙との接着
は、好ましくは、熱転写フィルムの熱溶融性インキ層の
表面に仮接着剤層を形成しつつ、その仮接着剤層に付与
された接着性を利用して連続的に熱転写受像紙を接着
し、これをロール状に巻き取ることによって行われる。
巻き取る際に、熱転写受像紙を外側にしても、熱転写フ
ィルムを外側にしてもよい。
受像紙側の表面に設けてもよいが、印字物に粘着性が残
るために、熱転写フィルム側の熱溶融性インキ層の表面
に、仮接着剤層を設けることが好ましい。この場合、仮
接着剤層の粘着性樹脂を水性のエマルジョンとして使用
するので、熱溶融性インキ層を損なうこともない。ま
た、エマルジョンの塗工方法や乾燥方法は特に限定され
るものではなく、公知の種々の方法が選定できる。上記
の仮接着剤層は、その厚さを0.1〜10μmの範囲
(固形分塗工量で、0.05〜5g/m2 )とするのが
好適である。熱転写フィルムと熱転写受像紙との接着
は、好ましくは、熱転写フィルムの熱溶融性インキ層の
表面に仮接着剤層を形成しつつ、その仮接着剤層に付与
された接着性を利用して連続的に熱転写受像紙を接着
し、これをロール状に巻き取ることによって行われる。
巻き取る際に、熱転写受像紙を外側にしても、熱転写フ
ィルムを外側にしてもよい。
【0031】
【実施例】次に実施例及び比較例をあげて、本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは、
特に断りのない限り重量基準である。実施例1〜4及び
比較例1〜4の各一体型熱転写シートを、下記条件にて
作成した。裏面に背面層が設けられている厚さ4.5μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィル
ムとし、その一方の面(裏面でない面)に、下記組成物
の剥離層を0.5g/m2 (固形分)の割合で形成し、
さらに、この剥離層の上に、下記組成物の熱溶融性イン
キ層を固形分で、1.5g/m2 となるように形成し、
熱転写フィルムを得た。次に、上記の熱転写フィルムの
熱溶融性インキ層上に下記組成物の仮接着剤を乾燥時の
塗工量が0.3g/m2 となるように形成後、下記条件
の熱転写受像紙を用いて、受容層と仮接着剤層とを貼り
合わせて、各実施例及び比較例の一体型熱転写シートを
得た。但し、貼り合わせ条件は、ニップ温度50℃、ニ
ップ圧5kg/cm2 とした。
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは、
特に断りのない限り重量基準である。実施例1〜4及び
比較例1〜4の各一体型熱転写シートを、下記条件にて
作成した。裏面に背面層が設けられている厚さ4.5μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィル
ムとし、その一方の面(裏面でない面)に、下記組成物
の剥離層を0.5g/m2 (固形分)の割合で形成し、
さらに、この剥離層の上に、下記組成物の熱溶融性イン
キ層を固形分で、1.5g/m2 となるように形成し、
熱転写フィルムを得た。次に、上記の熱転写フィルムの
熱溶融性インキ層上に下記組成物の仮接着剤を乾燥時の
塗工量が0.3g/m2 となるように形成後、下記条件
の熱転写受像紙を用いて、受容層と仮接着剤層とを貼り
合わせて、各実施例及び比較例の一体型熱転写シートを
得た。但し、貼り合わせ条件は、ニップ温度50℃、ニ
ップ圧5kg/cm2 とした。
【0032】
【0033】剥離層A:アイオノマー樹脂粒子(3部)
/カルナバワックス(1部)/アクリル系樹脂(1部)
の組成物であり、各エマルジョンの混合液から形成す
る。 マット層:カーボンブラック(3部)/ポリエステル樹
脂(2部)の組成物であり、カーボンブラックがポリエ
ステル樹脂に分散された液から形成する。
/カルナバワックス(1部)/アクリル系樹脂(1部)
の組成物であり、各エマルジョンの混合液から形成す
る。 マット層:カーボンブラック(3部)/ポリエステル樹
脂(2部)の組成物であり、カーボンブラックがポリエ
ステル樹脂に分散された液から形成する。
【0034】熱溶融性インク層B:カーボンブラック
(2部)/カルナバワックス(1部)の組成物である。 熱溶融性インク層C:カーボンブラック(2部)/ポリ
エステル樹脂(1部)の組成物である。
(2部)/カルナバワックス(1部)の組成物である。 熱溶融性インク層C:カーボンブラック(2部)/ポリ
エステル樹脂(1部)の組成物である。
【0035】仮接着剤層D:カルナバワックス(1部)
の組成物であり、ワックスエマルジョ ンから形成する。仮接着剤層E:NBR樹脂(1部)の
組成物であり、NBR樹脂ラテックスから形成する。 熱転写受像紙E:普通紙 熱転写受像紙F:ポリエチレンテレフタレートフィルム
(PETフィルム)
の組成物であり、ワックスエマルジョ ンから形成する。仮接着剤層E:NBR樹脂(1部)の
組成物であり、NBR樹脂ラテックスから形成する。 熱転写受像紙E:普通紙 熱転写受像紙F:ポリエチレンテレフタレートフィルム
(PETフィルム)
【0036】以上のように作成した実施例及び比較例の
一体型熱転写シートを、ファクシミリプリンターによ
り、0.3mJ/dotのエネルギーを加え、テストパ
ターンの画像を形成し、得られた印字物の印字感度、地
汚れ及び擦過性について、評価を行った。評価方法は以
下の通りである。
一体型熱転写シートを、ファクシミリプリンターによ
り、0.3mJ/dotのエネルギーを加え、テストパ
ターンの画像を形成し、得られた印字物の印字感度、地
汚れ及び擦過性について、評価を行った。評価方法は以
下の通りである。
【0037】<評価方法> (印字感度)上記条件にて、画像形成された印字物につ
いて、画像のハイライト部や細線部の再現性を目視して
評価する。その判断基準は、以下の通りである。 ◎:画像のハイライト部や細線部の再現性が優れてお
り、印字感度は良好である。 ○:画像のハイライト部や細線部の再現性がほぼ良好で
あり、印字感度はほぼ良好である。 △:画像のハイライト部や細線部の再現性が少し劣り、
印字感度はやや不良である。 ×:画像のハイライト部や細線部の再現性が劣り、印字
感度は不良である。
いて、画像のハイライト部や細線部の再現性を目視して
評価する。その判断基準は、以下の通りである。 ◎:画像のハイライト部や細線部の再現性が優れてお
り、印字感度は良好である。 ○:画像のハイライト部や細線部の再現性がほぼ良好で
あり、印字感度はほぼ良好である。 △:画像のハイライト部や細線部の再現性が少し劣り、
印字感度はやや不良である。 ×:画像のハイライト部や細線部の再現性が劣り、印字
感度は不良である。
【0038】(地汚れ)上記条件にて、画像形成された
印字物について、非印字部の地汚れの有無について、目
視にて評価した。 ◎:非印字部の地汚れは全く認められない。 ○:非印字部の地汚れはほとんど認められない。(良く
観察すると、若干汚れが認められる。)
印字物について、非印字部の地汚れの有無について、目
視にて評価した。 ◎:非印字部の地汚れは全く認められない。 ○:非印字部の地汚れはほとんど認められない。(良く
観察すると、若干汚れが認められる。)
【0039】(擦過性)上記条件にて、画像形成された
印字物について、ステンレスボールに300gの荷重を
かけて、10往復擦って、画像の脱落の有無を目視にて
評価する。判断基準は以下の通りである。 ◎:画像の脱落が全く認められない。 ○:画像の脱落がほとんど認められない。(良く観察す
ると、若干画像の脱落が認められる。) △:画像の脱落が少し認められる。 ×:画像の脱落が顕著に認められる。
印字物について、ステンレスボールに300gの荷重を
かけて、10往復擦って、画像の脱落の有無を目視にて
評価する。判断基準は以下の通りである。 ◎:画像の脱落が全く認められない。 ○:画像の脱落がほとんど認められない。(良く観察す
ると、若干画像の脱落が認められる。) △:画像の脱落が少し認められる。 ×:画像の脱落が顕著に認められる。
【0040】評価結果を下記表1に示す。
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように、
基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を形成して
ある熱転写フィルムと、熱転写受像紙とを、該熱溶融性
インキ層側と該熱転写受像紙とが仮接着剤層を介して、
剥離可能に貼り合わされた一体型熱転写シートにおい
て、該基材フィルムと熱溶融性インキ層との間に、樹脂
粒子を主成分とした剥離層を設けている。その剥離層の
樹脂は、印字前は粒子状態であり、印字時または印字後
に成膜して、印字物の転写された最表面に剥離層が位置
して、耐擦過性が強い印字物が得られる。また、熱溶融
性インキ層を、樹脂バインダーから構成することによ
り、より強い耐擦過性が得られる。また、主に剥離層が
樹脂粒子を主成分とすることで、熱溶融性インキ層の印
字時の転写性が良好となり、印字品質に優れ、さらに主
に仮接着剤層の熱転写受像紙との接着性を調整すること
により、非印字部における地汚れを防止することができ
る。また、前記の仮接着剤層を樹脂、または粒子と樹脂
を主体に構成することにより、印字加熱時の熱転写受像
紙への接着力を上げることができ、より強い耐擦過性が
得られ、地汚れを防止できる。
基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を形成して
ある熱転写フィルムと、熱転写受像紙とを、該熱溶融性
インキ層側と該熱転写受像紙とが仮接着剤層を介して、
剥離可能に貼り合わされた一体型熱転写シートにおい
て、該基材フィルムと熱溶融性インキ層との間に、樹脂
粒子を主成分とした剥離層を設けている。その剥離層の
樹脂は、印字前は粒子状態であり、印字時または印字後
に成膜して、印字物の転写された最表面に剥離層が位置
して、耐擦過性が強い印字物が得られる。また、熱溶融
性インキ層を、樹脂バインダーから構成することによ
り、より強い耐擦過性が得られる。また、主に剥離層が
樹脂粒子を主成分とすることで、熱溶融性インキ層の印
字時の転写性が良好となり、印字品質に優れ、さらに主
に仮接着剤層の熱転写受像紙との接着性を調整すること
により、非印字部における地汚れを防止することができ
る。また、前記の仮接着剤層を樹脂、または粒子と樹脂
を主体に構成することにより、印字加熱時の熱転写受像
紙への接着力を上げることができ、より強い耐擦過性が
得られ、地汚れを防止できる。
【図1】本発明の一体型熱転写シートの一つの実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本発明の一体型熱転写シートの他の実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 一体型熱転写シート 2 基材フィルム 3 剥離層 4 熱溶融性インキ層 5 仮接着剤層 6 熱転写フィルム 7 熱転写受像紙 8 背面層
Claims (5)
- 【請求項1】 基材フィルムの一方の面に熱溶融性イン
キ層を形成してある熱転写フィルムと、熱転写受像紙と
を、該熱溶融性インキ層側と該熱転写受像紙とが仮接着
剤層を介して、剥離可能に貼り合わされた一体型熱転写
シートにおいて、該基材フィルムと熱溶融性インキ層と
の間に、剥離層を設けたことを特徴とする一体型熱転写
シート。 - 【請求項2】 前記の剥離層が、熱可塑性樹脂粒子、熱
可塑性樹脂、ワックスのうち少なくとも2成分を含むこ
とを特徴とする上記の請求項1に記載する一体型熱転写
シート。 - 【請求項3】 前記の仮接着剤層が、熱可塑性樹脂また
は粒子と熱可塑性樹脂を主体とした塗膜であることを特
徴とする上記の請求項1または2に記載する一体型熱転
写シート。 - 【請求項4】 前記の熱溶融性インキ層が、顔料と樹脂
バインダーを主体とした塗膜であることを特徴とする上
記の請求項1〜3のいずれかに記載する一体型熱転写シ
ート。 - 【請求項5】 前記の熱転写受像紙上に熱可塑性樹脂を
主体とした熱転写インキ受容層を設けたことを特徴とす
る上記の請求項1〜4のいずれかに記載する一体型熱転
写シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9338278A JPH11157233A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 一体型熱転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9338278A JPH11157233A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 一体型熱転写シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11157233A true JPH11157233A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18316628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9338278A Withdrawn JPH11157233A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 一体型熱転写シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11157233A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12312509B2 (en) | 2019-12-20 | 2025-05-27 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive article comprising polymer and polymerizable cyclic olefins, adhesive compositions and methods |
| US12338316B2 (en) | 2019-10-14 | 2025-06-24 | 3M Innovative Properties Company | Compositions comprising cyclic olefins and thermally conductive filler |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP9338278A patent/JPH11157233A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12338316B2 (en) | 2019-10-14 | 2025-06-24 | 3M Innovative Properties Company | Compositions comprising cyclic olefins and thermally conductive filler |
| US12312509B2 (en) | 2019-12-20 | 2025-05-27 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive article comprising polymer and polymerizable cyclic olefins, adhesive compositions and methods |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |