JPH11158032A - 高内水相エマルジョン組成物 - Google Patents
高内水相エマルジョン組成物Info
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- JPH11158032A JPH11158032A JP34385497A JP34385497A JPH11158032A JP H11158032 A JPH11158032 A JP H11158032A JP 34385497 A JP34385497 A JP 34385497A JP 34385497 A JP34385497 A JP 34385497A JP H11158032 A JPH11158032 A JP H11158032A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】医薬、化粧品分野で利用可能な、乳化安定性が
良く、安全で且つ皮膚への刺激性のない高内水相エマル
ジョン組成物を提供する。 【解決手段】水相の容積比率が80〜99%であり、油
相中に下記(a)成分を1〜30重量%、水相中に下記
(b)成分を2〜90重量%含有する高内水相エマルジ
ョン組成物。 (a)成分;不飽和脂肪酸を30重量%以上含む炭素数
16〜22の脂肪酸または縮合オキシ脂肪酸と炭素数4
以上の多価アルコールとのエステルから成る油溶性乳化
剤。 (b)成分;炭素数3〜6の多価アルコール、単糖類お
よび二糖類の群から選ばれるポリオール。
良く、安全で且つ皮膚への刺激性のない高内水相エマル
ジョン組成物を提供する。 【解決手段】水相の容積比率が80〜99%であり、油
相中に下記(a)成分を1〜30重量%、水相中に下記
(b)成分を2〜90重量%含有する高内水相エマルジ
ョン組成物。 (a)成分;不飽和脂肪酸を30重量%以上含む炭素数
16〜22の脂肪酸または縮合オキシ脂肪酸と炭素数4
以上の多価アルコールとのエステルから成る油溶性乳化
剤。 (b)成分;炭素数3〜6の多価アルコール、単糖類お
よび二糖類の群から選ばれるポリオール。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高内水相エマルジ
ョン組成物に関し、詳しくは、特に、外用剤、クリーム
等に使用するのに適した高内水相エマルジョン組成物に
関する。本発明の組成物は、医薬品、化粧品、食品など
に使用される。
ョン組成物に関し、詳しくは、特に、外用剤、クリーム
等に使用するのに適した高内水相エマルジョン組成物に
関する。本発明の組成物は、医薬品、化粧品、食品など
に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬・化粧品などに使用される高
内水相エマルジョンは、皮膚に適用した際に、水の蒸散
による冷感を与える特徴を有しているが、内水相が70
%を超える様な高含水量の油中水型のクリームは、乳化
安定性が良くないため、実用化が困難である。従って、
外用剤などで冷感を付与する場合、メントール等を配合
する方法が一般的である。しかし、皮膚刺激を抑えるた
めに化学物質の配合を最小限にする観点から、水分含有
率が高く且つ安定な乳化状態が得られる高内水相エマル
ジョンが求められている。
内水相エマルジョンは、皮膚に適用した際に、水の蒸散
による冷感を与える特徴を有しているが、内水相が70
%を超える様な高含水量の油中水型のクリームは、乳化
安定性が良くないため、実用化が困難である。従って、
外用剤などで冷感を付与する場合、メントール等を配合
する方法が一般的である。しかし、皮膚刺激を抑えるた
めに化学物質の配合を最小限にする観点から、水分含有
率が高く且つ安定な乳化状態が得られる高内水相エマル
ジョンが求められている。
【0003】一方、非イオン性活性剤の中では乳化力が
強いと言われるポリオキシエチレン系界面活性剤(乳化
剤)は90重量%を超える水性成分を乳化・分散するこ
とが知られている(H.Kunieda et a
l.,Colloid andSurfaces,2
4,225(1987))。しかし、この場合、ポリオ
キシエチレン系界面活性剤乳化剤は、油相に対して20
重量%以上の配合する必要があり、更に、当該界面活性
剤乳化剤は、経時的にポリオキシエチレン鎖が分解して
ホルマリンを生成するため、例えば、多量の水性成分を
配合するクリーム類などに応用した場合、得られた乳化
組成物の皮膚への刺激性が高くなる等の問題がある。
強いと言われるポリオキシエチレン系界面活性剤(乳化
剤)は90重量%を超える水性成分を乳化・分散するこ
とが知られている(H.Kunieda et a
l.,Colloid andSurfaces,2
4,225(1987))。しかし、この場合、ポリオ
キシエチレン系界面活性剤乳化剤は、油相に対して20
重量%以上の配合する必要があり、更に、当該界面活性
剤乳化剤は、経時的にポリオキシエチレン鎖が分解して
ホルマリンを生成するため、例えば、多量の水性成分を
配合するクリーム類などに応用した場合、得られた乳化
組成物の皮膚への刺激性が高くなる等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、医薬、化粧品分
野で利用可能な、乳化安定性が良く、安全で且つ皮膚へ
の刺激性のない高内水相エマルジョン組成物を提供する
ことにある。
鑑みなされたものであり、その目的は、医薬、化粧品分
野で利用可能な、乳化安定性が良く、安全で且つ皮膚へ
の刺激性のない高内水相エマルジョン組成物を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、水相の容積比率が80〜99%であり、油相中に下
記(a)成分を1〜30重量%、水相中に下記(b)成
分を2〜90重量%含有することを特徴とする高内水相
エマルジョン組成物に存する。 (a)成分;不飽和脂肪酸を30重量%以上含む炭素数
16〜22の脂肪酸または縮合オキシ脂肪酸と炭素数4
以上の多価アルコールとのエステルから成る油溶性乳化
剤。 (b)成分;炭素数3〜6の多価アルコール、単糖類お
よび二糖類の群から選ばれるポリオール。
は、水相の容積比率が80〜99%であり、油相中に下
記(a)成分を1〜30重量%、水相中に下記(b)成
分を2〜90重量%含有することを特徴とする高内水相
エマルジョン組成物に存する。 (a)成分;不飽和脂肪酸を30重量%以上含む炭素数
16〜22の脂肪酸または縮合オキシ脂肪酸と炭素数4
以上の多価アルコールとのエステルから成る油溶性乳化
剤。 (b)成分;炭素数3〜6の多価アルコール、単糖類お
よび二糖類の群から選ばれるポリオール。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の高内水相エマルジョン組成物は、油相中に特定
の油溶性乳化剤を含有し、水相中に特定のポリオールを
含有する。
本発明の高内水相エマルジョン組成物は、油相中に特定
の油溶性乳化剤を含有し、水相中に特定のポリオールを
含有する。
【0007】(外観)本発明の組成物は、非常に高い内
水相含量のため、水滴の動きが制限され、結果としてク
リーム状の外観を呈する。
水相含量のため、水滴の動きが制限され、結果としてク
リーム状の外観を呈する。
【0008】(油相)油相に使用される油性成分は、広
い範囲から選択可能であり、特に限定されない。油性成
分としては、例えば、n−ヘプタン、n−オクタン、n
−デカン、シクロヘキサン、ヘキサデカン、流動パラフ
ィン、ワセリン、スクアレン、スクアラン等の炭化水素
類、ジヘプチルエーテル等のエーテル類、エチレングリ
コールジブチルエーテル等のジエーテル類、スフィンゴ
シン等の長鎖アミノアルコール、長鎖アルデヒド、長鎖
ケトン、テルペノイド、ステロイド、カロチノイド、ワ
ックス、アシルグリセロール、エーテルグリセリド、セ
ラミド、リン脂質、糖脂質、リン糖脂質、硫脂質、アミ
ノ酸脂質などが挙げられる。また、魚油などの動物油
脂、大豆油などの植物油脂、鉱物油などの混合物でも差
支えない。
い範囲から選択可能であり、特に限定されない。油性成
分としては、例えば、n−ヘプタン、n−オクタン、n
−デカン、シクロヘキサン、ヘキサデカン、流動パラフ
ィン、ワセリン、スクアレン、スクアラン等の炭化水素
類、ジヘプチルエーテル等のエーテル類、エチレングリ
コールジブチルエーテル等のジエーテル類、スフィンゴ
シン等の長鎖アミノアルコール、長鎖アルデヒド、長鎖
ケトン、テルペノイド、ステロイド、カロチノイド、ワ
ックス、アシルグリセロール、エーテルグリセリド、セ
ラミド、リン脂質、糖脂質、リン糖脂質、硫脂質、アミ
ノ酸脂質などが挙げられる。また、魚油などの動物油
脂、大豆油などの植物油脂、鉱物油などの混合物でも差
支えない。
【0009】n−オクタン、n−デカン、ヘキサデカ
ン、スクアレン、スクアラン、流動パラフィン等の炭化
水素類、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド、オリ
ーブ油などの油脂類は、化粧品、マーガリンやファット
スプレッド、乳化型調味料の様な食品などに使用される
が、本発明は、これらについて特に安定な高内水相エマ
ルジョン組成物を形成できる。
ン、スクアレン、スクアラン、流動パラフィン等の炭化
水素類、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド、オリ
ーブ油などの油脂類は、化粧品、マーガリンやファット
スプレッド、乳化型調味料の様な食品などに使用される
が、本発明は、これらについて特に安定な高内水相エマ
ルジョン組成物を形成できる。
【0010】(油溶性乳化剤)油相中に(a)成分とし
て含有される油溶性乳化剤は、不飽和脂肪酸を30重量
%以上、好ましくは50重量%以上含む炭素数16〜2
2の脂肪酸または縮合オキシ脂肪酸と、炭素数4以上の
多価アルコールとのエステルを使用する。
て含有される油溶性乳化剤は、不飽和脂肪酸を30重量
%以上、好ましくは50重量%以上含む炭素数16〜2
2の脂肪酸または縮合オキシ脂肪酸と、炭素数4以上の
多価アルコールとのエステルを使用する。
【0011】上記の不飽和脂肪酸としては、パルミトオ
レイン酸、オレイン酸またはエルカ酸が好ましい。ま
た、上記の縮合オキシ酸としては、縮合リシノレイン
酸、縮合ヒドキシステアリン酸などが挙げられ、中で
も、縮合リシノレイン酸、特に、平均縮合度が2〜7モ
ルの縮合リシノレイン酸が好ましい。上記の多価アルコ
ールとしては、ポリグリセリン、エリスリトール、キシ
リトール、ソルビトール、ソルビタン、キシロース、グ
ルコース、ガラクトース、フラクトース、ショ糖、乳
糖、麦芽糖、トレハロース、マルチトール、ラクチトー
ル等が挙げられ、中でも、ショ糖または重合度2〜10
のポリグリセリンが好ましい。
レイン酸、オレイン酸またはエルカ酸が好ましい。ま
た、上記の縮合オキシ酸としては、縮合リシノレイン
酸、縮合ヒドキシステアリン酸などが挙げられ、中で
も、縮合リシノレイン酸、特に、平均縮合度が2〜7モ
ルの縮合リシノレイン酸が好ましい。上記の多価アルコ
ールとしては、ポリグリセリン、エリスリトール、キシ
リトール、ソルビトール、ソルビタン、キシロース、グ
ルコース、ガラクトース、フラクトース、ショ糖、乳
糖、麦芽糖、トレハロース、マルチトール、ラクチトー
ル等が挙げられ、中でも、ショ糖または重合度2〜10
のポリグリセリンが好ましい。
【0012】ショ糖脂肪酸エステル類は、親水基が水酸
基を含むショ糖であるため、従来より主に医薬や化粧品
分野のエマルジョン調製に使用されているポリオキシエ
チレン系非イオン界面活性剤に比し、疎油性が高く且つ
油性成分への単分散溶解濃度が低い。そのため、油性成
分中にショ糖脂肪酸エステル類を添加した場合、活性剤
成分がより有効に油/水界面に吸着し、塩類や他の界面
活性剤成分などを添加することなく、含水量の高い安定
な油中水型エマルジョンが得られる。このことは、ショ
糖脂肪酸エステルの油中でもポリオキシエチレン系活性
剤に比べ低濃度で液晶を形成し易い性質からも裏付けら
れる。
基を含むショ糖であるため、従来より主に医薬や化粧品
分野のエマルジョン調製に使用されているポリオキシエ
チレン系非イオン界面活性剤に比し、疎油性が高く且つ
油性成分への単分散溶解濃度が低い。そのため、油性成
分中にショ糖脂肪酸エステル類を添加した場合、活性剤
成分がより有効に油/水界面に吸着し、塩類や他の界面
活性剤成分などを添加することなく、含水量の高い安定
な油中水型エマルジョンが得られる。このことは、ショ
糖脂肪酸エステルの油中でもポリオキシエチレン系活性
剤に比べ低濃度で液晶を形成し易い性質からも裏付けら
れる。
【0013】油溶性乳化剤のエステル化率は、多価アル
コールの全水酸基の30〜60%であるのが好ましく、
HLBは、0〜10、特に0〜3であるのが好ましい。
コールの全水酸基の30〜60%であるのが好ましく、
HLBは、0〜10、特に0〜3であるのが好ましい。
【0014】油溶性乳化剤は、油相中に、油性成分と油
溶性乳化剤との合計量に対し、1〜30重量%含有され
ればよいが、好ましくは2〜10重量%である。
溶性乳化剤との合計量に対し、1〜30重量%含有され
ればよいが、好ましくは2〜10重量%である。
【0015】(ポリオール)水相中に(b)成分として
含有されるポリオールは、炭素数3〜6の多価アルコー
ル、単糖類および二糖類の群から選ばれるポリオールを
使用する。
含有されるポリオールは、炭素数3〜6の多価アルコー
ル、単糖類および二糖類の群から選ばれるポリオールを
使用する。
【0016】上記の多価アルコールとしては、グリセリ
ン、プロピレングリコール、エリスリトール、キシリト
ール、ソルビトール等が挙げられ、中でも、グリセリン
又はソルビトールが好ましい。上記の単糖類としては、
キシロース、グルコース、フラクトース、ガラクトース
等が挙げられ、中でも、グルコースが好ましい。上記の
二糖類としては、ショ糖、乳糖、麦芽糖、トレハロース
等が挙げられ、中でも、ショ糖または乳糖が好ましい。
ン、プロピレングリコール、エリスリトール、キシリト
ール、ソルビトール等が挙げられ、中でも、グリセリン
又はソルビトールが好ましい。上記の単糖類としては、
キシロース、グルコース、フラクトース、ガラクトース
等が挙げられ、中でも、グルコースが好ましい。上記の
二糖類としては、ショ糖、乳糖、麦芽糖、トレハロース
等が挙げられ、中でも、ショ糖または乳糖が好ましい。
【0017】ポリオールは、水相中に、水とポリオール
との合計量に対して、2〜90重量%含有されればよい
が、好ましくは2〜20重量%である。
との合計量に対して、2〜90重量%含有されればよい
が、好ましくは2〜20重量%である。
【0018】本発明の高内水相エマルジョン組成物は、
水相の容積比率が80〜99%、好ましくは85〜90
%である。
水相の容積比率が80〜99%、好ましくは85〜90
%である。
【0019】本発明においては、マルジョンの安定性を
高めるため、各種のコーサーファクタントを添加するこ
とも出来る。コーサーファクタントとしては、モノグリ
セライド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の各種
の非イオン系の界面活性剤、ヘキサノール、ヘプタノー
ル、オクタノール等の1価直鎖アルコール等が挙げられ
る。特に、不飽和脂肪酸を疎水基とするモノグリセライ
ドが好適であり、その例としては、オレイン酸モノグリ
セライド、エルカ酸モノグリセライド等が挙げられる
高めるため、各種のコーサーファクタントを添加するこ
とも出来る。コーサーファクタントとしては、モノグリ
セライド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の各種
の非イオン系の界面活性剤、ヘキサノール、ヘプタノー
ル、オクタノール等の1価直鎖アルコール等が挙げられ
る。特に、不飽和脂肪酸を疎水基とするモノグリセライ
ドが好適であり、その例としては、オレイン酸モノグリ
セライド、エルカ酸モノグリセライド等が挙げられる
【0020】(組成物の調製)本発明の高内水相エマル
ジョン組成物は、油性成分に(a)成分の油溶性乳化剤
を所定量添加溶解した油液相に、攪拌下、所定量の
(b)成分を溶解した水相成分を滴下することにより、
2ヶ月以上の乳化安定性を示す組成物として容易に調製
することが出来る。この際、(a)成分は、油相系内に
完全に溶解していなければならず、常温で固体の場合
は、必要に応じて加熱し油性成分に溶解してから混合す
る。
ジョン組成物は、油性成分に(a)成分の油溶性乳化剤
を所定量添加溶解した油液相に、攪拌下、所定量の
(b)成分を溶解した水相成分を滴下することにより、
2ヶ月以上の乳化安定性を示す組成物として容易に調製
することが出来る。この際、(a)成分は、油相系内に
完全に溶解していなければならず、常温で固体の場合
は、必要に応じて加熱し油性成分に溶解してから混合す
る。
【0021】撹拌は、プロペラミキサー、ディスパー等
の一般に使用される撹拌機で行うことが出来る。回転数
は、容量により異なるため一概には言えないが、通常2
0〜1000rpmの範囲であり、撹拌時の温度は60
〜70℃の範囲である。
の一般に使用される撹拌機で行うことが出来る。回転数
は、容量により異なるため一概には言えないが、通常2
0〜1000rpmの範囲であり、撹拌時の温度は60
〜70℃の範囲である。
【0022】本発明の高内水相エマルジョン組成物の粘
度は、含水量や水滴径により異なるため一概には言えな
いが、回転式E型粘度計により室温で測定した値とし
て、通常500〜10万センチポイズの範囲である。水
滴の粒径は、攪拌強度(=動力×時間)を調節すること
により、0.1〜50ミクロンの間で制御することが出
来る。水滴径が細かくなるに従って得られるエマルジョ
ンの粘度は高くなる。
度は、含水量や水滴径により異なるため一概には言えな
いが、回転式E型粘度計により室温で測定した値とし
て、通常500〜10万センチポイズの範囲である。水
滴の粒径は、攪拌強度(=動力×時間)を調節すること
により、0.1〜50ミクロンの間で制御することが出
来る。水滴径が細かくなるに従って得られるエマルジョ
ンの粘度は高くなる。
【0023】本発明の高内水相エマルジョン組成物は、
目的に応じて水溶性の各種の物質を水相に添加すること
が出来る。添加物質の具体例としては、自然保湿因子
(NMF)として知られる塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、アミノ酸、ピ
ロリドンカルボン酸(PCA)、尿素、グルコサミン、
クレアチニン、有機酸およびその塩類などが挙げられ
る。添加量は、その目的により異なるが、組成物全体に
対し、通常0.1〜50重量%、好ましくは1〜30重
量%の範囲である。また、本発明の高内水相エマルジョ
ン組成物が応用された製品には、必要に応じ、香料、色
素、防腐剤、増粘剤、キレート剤などが適宜添加され
る。
目的に応じて水溶性の各種の物質を水相に添加すること
が出来る。添加物質の具体例としては、自然保湿因子
(NMF)として知られる塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、アミノ酸、ピ
ロリドンカルボン酸(PCA)、尿素、グルコサミン、
クレアチニン、有機酸およびその塩類などが挙げられ
る。添加量は、その目的により異なるが、組成物全体に
対し、通常0.1〜50重量%、好ましくは1〜30重
量%の範囲である。また、本発明の高内水相エマルジョ
ン組成物が応用された製品には、必要に応じ、香料、色
素、防腐剤、増粘剤、キレート剤などが適宜添加され
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0025】スクアラン(特級、和光純薬(株)製)9
gに表1に示す油溶性乳化剤各1gを均一溶解して油液
を調製し、イオン交換水80gにグリセリン10gを混
合溶解して水相成分を調製した。そして、温度60〜7
0℃の恒温槽とマグネチックスターラー及び攪拌子を使
用し、油液相に水相成分を5分間で滴下し、内水相エマ
ルジョン組成物を得た。得られた組成物を5℃、室温、
40℃で保存した際の乳化安定性を目視により観察し、
その結果を表2に示す。組成物が油中水型エマルジョン
であることの確認は、組成物の水への拡散試験により行
った。また、各実施例で得られた組成物の水相の容積比
率は、何れも約83%であった。
gに表1に示す油溶性乳化剤各1gを均一溶解して油液
を調製し、イオン交換水80gにグリセリン10gを混
合溶解して水相成分を調製した。そして、温度60〜7
0℃の恒温槽とマグネチックスターラー及び攪拌子を使
用し、油液相に水相成分を5分間で滴下し、内水相エマ
ルジョン組成物を得た。得られた組成物を5℃、室温、
40℃で保存した際の乳化安定性を目視により観察し、
その結果を表2に示す。組成物が油中水型エマルジョン
であることの確認は、組成物の水への拡散試験により行
った。また、各実施例で得られた組成物の水相の容積比
率は、何れも約83%であった。
【0026】比較例1〜3 油溶性乳化剤として、表1に示す各乳化剤を使用した以
外は、実施例1と同様にしてエマルジョン組成物を調製
した。比較例1は、調製直後から転相して安定な高内水
相エマルジョンが得られなかった。比較例2及び3は、
高内水相エマルジョンが得られなかった。
外は、実施例1と同様にしてエマルジョン組成物を調製
した。比較例1は、調製直後から転相して安定な高内水
相エマルジョンが得られなかった。比較例2及び3は、
高内水相エマルジョンが得られなかった。
【0027】目視評価の符号の意義は次の通りである。 ◎;調製直後と同じ状態(良好なW/O型エマルジョン
状態)が維持された。 ○;離水は見られないが多少の粘度低下が認められた。 ×;O/W型エマルジョンに転相した。
状態)が維持された。 ○;離水は見られないが多少の粘度低下が認められた。 ×;O/W型エマルジョンに転相した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、従来の油中水型乳化組
成物では困難とされていた水相の容積比率が80〜99
%で且つ長期間安定な高内水相エマルジョン組成物が提
供される。そして、本発明の組成物は、各種の水溶性成
分を添加することが出来るので利用価値が極めて高い。
特に、各種の皮膚用外用剤、エモリエントクリーム、マ
ッサージクリーム等の各種クリームの他、食品製品など
に好適に使用することが出来る。しかも、本発明の組成
物は、乳液類に応用した場合、メントール等の化学物質
を配合しなくても冷感を持たせる等の効果を有する。ま
た、本発明の組成物は、基本的に、油成分、乳化剤、水
および水溶性成分のみでクリーム状製品を得ることが出
来ため、皮膚刺激性などの観点からも好ましく、更に、
調製時の攪拌強度を変化させることにより、広範な粘度
範囲の製品を得ることが出来る。
成物では困難とされていた水相の容積比率が80〜99
%で且つ長期間安定な高内水相エマルジョン組成物が提
供される。そして、本発明の組成物は、各種の水溶性成
分を添加することが出来るので利用価値が極めて高い。
特に、各種の皮膚用外用剤、エモリエントクリーム、マ
ッサージクリーム等の各種クリームの他、食品製品など
に好適に使用することが出来る。しかも、本発明の組成
物は、乳液類に応用した場合、メントール等の化学物質
を配合しなくても冷感を持たせる等の効果を有する。ま
た、本発明の組成物は、基本的に、油成分、乳化剤、水
および水溶性成分のみでクリーム状製品を得ることが出
来ため、皮膚刺激性などの観点からも好ましく、更に、
調製時の攪拌強度を変化させることにより、広範な粘度
範囲の製品を得ることが出来る。
Claims (7)
- 【請求項1】 水相の容積比率が80〜99%であり、
油相中に下記(a)成分を1〜30重量%、水相中に下
記(b)成分を2〜90重量%含有することを特徴とす
る高内水相エマルジョン組成物。 (a)成分;不飽和脂肪酸を30重量%以上含む炭素数
16〜22の脂肪酸または縮合オキシ脂肪酸と炭素数4
以上の多価アルコールとのエステルから成る油溶性乳化
剤。 (b)成分;炭素数3〜6の多価アルコール、単糖類お
よび二糖類の群から選ばれるポリオール。 - 【請求項2】(a)成分の油溶性乳化剤を構成する不飽
和脂肪酸が、パルミトオレイン酸、オレイン酸またはエ
ルカ酸である請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】(a)成分の油溶性乳化剤を構成する縮合
オキシ酸が縮合リシノレイン酸である請求項1に記載の
組成物。 - 【請求項4】(a)成分の油溶性乳化剤を構成する多価
アルコールがショ糖または重合度2〜10のポリグリセ
リンである請求項1に記載の組成物。 - 【請求項5】(b)成分の多価アルコールが、グリセリ
ン、プロピレングリコール、エリスリトール、キシリト
ール又はソルビトールである請求項1に記載の組成物。 - 【請求項6】(b)成分の単糖類が、グルコース、フラ
クトース又はキシロースである請求項1に記載の組成
物。 - 【請求項7】(b)成分の二糖類が、ショ糖、乳糖、麦
芽糖またはトレハロースである請求項1に記載の組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34385497A JPH11158032A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 高内水相エマルジョン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34385497A JPH11158032A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 高内水相エマルジョン組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11158032A true JPH11158032A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18364760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34385497A Pending JPH11158032A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 高内水相エマルジョン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11158032A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010104946A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Riso Kagaku Corp | 逆ベシクルを用いて形成された油中水(w/o)型エマルション |
| US8299127B2 (en) | 2009-03-11 | 2012-10-30 | Conopco, Inc. | Method and composition for evenly applying water soluble actives |
| US8425882B2 (en) | 2008-04-01 | 2013-04-23 | Conopco, Inc. | In-shower and bath compositions |
| US8961942B2 (en) | 2011-12-13 | 2015-02-24 | Conopco, Inc. | Sunless tanning compositions with adjuvants comprising sulfur comprising moieties |
| JP2021070644A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | ロレアル | 高内水相エマルション |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP34385497A patent/JPH11158032A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8425882B2 (en) | 2008-04-01 | 2013-04-23 | Conopco, Inc. | In-shower and bath compositions |
| JP2010104946A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Riso Kagaku Corp | 逆ベシクルを用いて形成された油中水(w/o)型エマルション |
| US8299127B2 (en) | 2009-03-11 | 2012-10-30 | Conopco, Inc. | Method and composition for evenly applying water soluble actives |
| US8961942B2 (en) | 2011-12-13 | 2015-02-24 | Conopco, Inc. | Sunless tanning compositions with adjuvants comprising sulfur comprising moieties |
| JP2021070644A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | ロレアル | 高内水相エマルション |
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