JPH11158175A - テトラゾール誘導体 - Google Patents

テトラゾール誘導体

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JPH11158175A
JPH11158175A JP26949898A JP26949898A JPH11158175A JP H11158175 A JPH11158175 A JP H11158175A JP 26949898 A JP26949898 A JP 26949898A JP 26949898 A JP26949898 A JP 26949898A JP H11158175 A JPH11158175 A JP H11158175A
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Kazuhiro Onoki
和弘 小野木
Takeo Ideushi
武夫 出牛
Masahiro Tamura
正宏 田村
Tsutomu Taima
勉 當間
Yasushi Wada
靖史 和田
Jiro Matsumoto
次郎 松本
Toru Sugaya
徹 菅家
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立に、水素原子、
水酸基、低級アルキル基、置換基を有していてもよいア
ルコキシ基又は置換基を有していてもよいアルカノイル
オキシ基を示し、R3 は水素原子又は置換基を有してい
てもよい低級アルキル基を示し、Aはメチレンオキシ基
又はビニレン基を示し、Bは置換基を有していてもよい
キノリル、キナゾリル又はベンズイミダゾリル基を示
し、点線は二重結合を有していてもよいことを示す〕で
表わされるテトラゾール誘導体又はその塩、及びこれを
有効成分とする医薬。 【効果】 抗ロイコトリエン作用と抗ヒスタミン作用を
有し、喘息予防・治療薬等の医薬として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた抗ロイコト
リエン作用と抗ヒスタミン作用を有し、広範なアレルギ
ー性疾患に対する医薬として有用なテトラゾール誘導体
又はその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】ロイコトリエン(LT)は、喘息、乾せ
ん、リウマチ、炎症性大腸炎などほとんどの炎症性疾患
の病因に関与しており、細胞障害による炎症反応におい
て重要な役割を果しているものである。
【0003】このように、ロイコトリエンがアレルギー
や炎症の主要なメディエイターであることから、これら
の疾患の治療を目的にロイコトリエンの作用や合成を抑
制する多くの物質が発見されつつある(S. T. Holgate
el al.:J. Allergy Clin. Immunol. 98, 1-13(199
6))。
【0004】ロイコトリエンは5−リポキシゲナーゼ
(5−LO)により合成されるアラキドン酸代謝物であ
り、2種類のグループで構成される。そのひとつのグル
ープはLTB4 であり、白血球に対する強い走化性を有
している。他のグループはシステインロイコトリエン
(CysLT)の総称で、LTC4、LTD4 及びLT
4 が含まれ、これらは生物学的活性物質として、長い
間「slow-reacting substance of anaphylaxis(SRS-
A)」と呼ばれていた。ヒトの組織においてCysLTは
受容体と結合することによりその作用を発揮する。選択
的LTD4 受容体阻害剤がヒト肺組織においてLTC4
及びLTD4 の収縮作用をともに抑制することが見出さ
れ、LTC4 はLTD4 受容体の共通部位で結合するこ
とが示唆されている(Buckner CK et al.:Ann. NY Aca
d. Sci. 1988, 524;181-6、Aharony D etal.:New Tre
nds in Lipid Mediators Research, Basel:Karger 198
9;67-71)。LTE4 もLTD4 と同じ受容体を介して
作用すると考えられているが、活性が低く、部分活性物
質と言われている。
【0005】一方、ヒスタミンは細胞膜のH1受容体と
結合することにより気管支平滑筋収縮作用や毛細血管透
過性亢進作用を示し、アレルギー疾患における重要なメ
ディエイターである。すなわち、ヒスタミンは、気管支
収縮作用により喘息症状の悪化を引き起こしたり、毛細
血管透過性亢進により細胞間隙への血液成分の漏出を増
大させ、アレルギー性鼻炎や結膜炎等の浮腫形成などに
関与するものと考えられている。従って、これらアレル
ギー性疾患の治療に抗ヒスタミン剤が用いられている
が、従来の抗ヒスタミン剤は脳内のH1 受容体と結合す
ることにより、特に眠気などの中枢神経系に対する副作
用が危惧されている。また、近年、気管支喘息は好酸球
性の気道の慢性炎症として捉えられており、気管支粘膜
への炎症細胞の浸潤や粘膜の過剰分泌などにより喘息特
有の気道狭窄の症状を示す遅発相が問題になっている。
【0006】すなわち、喘息などのアレルギー疾患にお
いては、主にヒスタミンなどのメディエイターが関与す
る気管支収縮、浮腫形成などの即時相と、ロイコトリエ
ンなどが関与する細胞浸潤、粘液分泌、粘膜肥厚などに
よる気道狭窄の遅発相が病態形成に重要とされている。
また同様にアレルギー性鼻炎においても、くしゃみ、鼻
汁分泌こう進などの即時相におけるヒスタミンと、鼻粘
膜浮腫による鼻閉症状などの遅発相におけるロイコトリ
エンが深く関与する二相反応として病態が理解されつつ
ある。従って、ヒスタミンH1 受容体及びLTD4 受容
体の両者に対して拮抗作用を有し、脳内移行性が少ない
化合物は、広範なアレルギー性疾患、特に喘息や鼻炎の
即時相から遅発相までの一連の症状を治療又は予防し、
しかも副作用の少ない薬剤になりうるものと考えられ
る。しかしながら、遅発相に関与するLTD4 受容体及
び即時相に関与するヒスタミンH1 受容体の双方に対し
て充分な拮抗作用を有する化合物は見出されていないの
が現状である。また、すでに開発中の多くのLTD4
抗薬は少なくとも一つの酸性基を有するため、極性が高
く親水性化合物であることから、吸入投与又は経口投与
した際の吸収性が充分でないことが避けられず、このこ
とがこれら薬剤の投与量増大、ひいては副作用の発現に
つながっていると考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、抗ロイコトリエン作用と抗ヒスタミン作用の両方を
有し、かつ脳内への移行が少なく、酸性基を有しない新
たな化合物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み、本発
明者は、抗ロイコトリエン作用と抗ヒスタミン作用を合
わせ持ち、かつ上記の如き問題点のない化合物を見出す
べく鋭意研究を行った結果、下記一般式(1)で表わさ
れる化合物が、このような条件を満足するものであるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、次の一般式(1)
【0010】
【化2】
【0011】〔式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立
に、水素原子、水酸基、低級アルキル基、置換基を有し
ていてもよいアルコキシ基又は置換基を有していてもよ
いアルカノイルオキシ基を示し、R3 は水素原子又は置
換基を有していてもよい低級アルキル基を示し、Aはメ
チレンオキシ基又はビニレン基を示し、Bは置換基を有
していてもよいキノリル、キナゾリル又はベンズイミダ
ゾリル基を示し、点線は二重結合を有していてもよいこ
とを示す〕で表わされるテトラゾール誘導体又はその塩
を提供するものである。
【0012】また、本発明は、前記一般式(1)で表わ
されるテトラゾール誘導体又はその塩を有効成分とする
医薬を提供するものである。
【0013】更に本発明は、前記一般式(1)で表わさ
れるテトラゾール誘導体又はその塩、及び薬学的に許容
される担体を含有する医薬組成物を提供するものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】一般式(1)で表わされるテトラ
ゾール誘導体において、式中、R1 及びR2で示される
低級アルキル基としては、炭素数1〜6の直鎖又は分岐
鎖のものが挙げられ、具体的には、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基が例示されるが、特にメチル基、t
−ブチル基が好ましい。また、アルコキシ基としては、
炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のものが挙げられ、具体
的には、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、
i−プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘ
キシルオキシ基が好ましいものとして挙げられるが、こ
のうちメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基が特
に好ましい。これらのアルコキシ基は置換基を有してい
てもよく、このような置換基としては、アルコキシ基、
ハロゲン原子、キノリルメトキシ基等の置換基を有して
いてもよいフェニル基、メチル基、キノリルメチル基等
の置換基を有していてもよいピペラジニル基、並びにジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジC1-4アルキ
ルアミノ基等が例示される。アルカノイルオキシ基とし
ては、炭素数2〜5のものが好ましく、例えば、アセチ
ルオキシ基、プロピオニルオキシ基、n−ブチリルオキ
シ基、i−ブチリルオキシ基等が挙げられる。アルカノ
イルオキシ基は、更にアミノ基等の置換基を有していて
もよい。
【0015】式中、R3 で示される低級アルキル基とし
ては、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のものが挙げら
れ、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s
ec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基が例示されるが、特にメチル基が好ましい。この低級
アルキル基は、置換基を有していてもよく、このような
置換基としては、ハロゲン原子、アミノ基やフェニル基
又はピペラジニル基等の複素環基が挙げられ、これらの
置換基は更にメチル基、エチル基等の炭素数1〜4のア
ルキル基、キノリルメトキシ基等のキノリルC1-4アル
コキシ基、ベンズイミダゾリルメトキシ基等のベンズイ
ミダゾリルC1-4アルコキシ基、キノリルメチル基等の
キノリルC1-4アルキル基等の置換基を有していてもよ
い。R3 としては、水素原子、メチル基、ジメチルアミ
ノメチル基、3−〔4−(2−キノリルメチル)ピペラ
ジニル〕プロピル基が好ましい。
【0016】また、Bで示される基としては、キノリル
基、キナゾリル基又はベンズイミダゾリル基が挙げら
れ、これらは置換基を有していてもよい。これらの置換
基としては、メチル基、エチル基等の炭素数1〜4のア
ルキル基、エトキシエチル基、メトキシメチル基等のC
1-4アルコキシC1-4アルキル基が挙げられる。
【0017】本発明化合物(1)の塩としては、薬理学
上許容される塩であれば特に制限されないが、例えば塩
酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸
塩のような鉱酸の酸付加塩、又は安息香酸塩、メタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、p−トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、マレイン
酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩のような有機
酸の酸付加塩を挙げることができる。また、本発明化合
物(1)は、水和物に代表される溶媒和物の形態でも存
在し得るが、当該溶媒和物も本発明に包含される。ま
た、本発明化合物(1)は、ケト−エノールの互変異性
体の形態でも存在し得るが、当該異性体も本発明に包含
される。
【0018】本発明化合物(1)は、例えば次に示す方
法によって製造される。
【0019】
【化3】
【0020】〔式中、Xはハロゲン原子を示し、R1
2 、A及びBは前記と同じ。〕 すなわちR1 及びR2 が水素原子、水酸基、低級アルキ
ル基、低級アルコキシル基である本発明化合物(1a)
は方法Aに示すようにテトラゾリルキノリノン体(2)
と1当量のハロゲン体(3)とを過剰量の炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の塩基の存在下、DMF、DMS
O、HMPA等の非プロトン性極性溶媒中で0℃から還
流温度の間の温度(好ましくは室温から80℃)におい
て1日から7日間反応させることにより得ることができ
る。このとき化合物(2)のR1 及びR2 のいずれもが
水酸基でない場合は、R3 がB−A−ベンジル基である
本発明化合物(1a′)が副生することがあり、R1
は/及びR2 が水酸基である場合は、この水酸基の水素
が、B−A−ベンジル基で置換された本発明化合物(1
a″)が副生することがある。このためR1 及び/又は
2 が水酸基である本発明化合物(1)を得るために
は、化合物(2)の水酸基をあらかじめ適当な保護基で
保護し、後に脱保護すればよい(方法B)。
【0021】
【化4】
【0022】〔式中、R1 、R2 、A、B及びXは前記
と同じものを示し、R4 は置換基を有していてもよい低
級アルキル基を示し、R5 は置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示し、mは1〜4の数を示す〕
【0023】化合物(1a)は、アルキル化することに
より、R3 が置換基を有していてもよい低級アルキル基
(R4)である本発明化合物(1c)とすることができ
(方法C)、一方、ハロアルキル化し(1d)、ピペラ
ジニル化することにより本発明化合物(1d′)とする
ことができる(方法D)。
【0024】
【化5】
【0025】〔式中、R1 、R3 、A、B、X及びmは
前記と同じものを示し、R6 は、ジアルキルアミノアル
キル基を示し、R7 は低級アルキル基を示し、R8 はア
ルキル基を示す〕
【0026】R2 が、ジアルキルアミノアルコキシ基で
ある本発明化合物(1e)は、R2が水酸基である化合
物(1b)をジアミノアルキル化することにより得られ
る(方法E)。また、R2 がピペラジニルアルコキシ基
である本発明化合物(1f′)は、(1b)をハロアル
カリ化し(1f)、ピペラジニル化(方法F)すること
により得られる。R2 がアルキルカルボニルオキシ基で
ある本発明の化合物(1g)は、化合物(1b)の水酸
基をエステル化(方法G)することにより得られる。
【0027】一方、本発明化合物(1)の原料である前
記化合物(2)は、例えば公知の方法、例えばBhaduri,
Amiya Prasad et al.;J. Heterocyclic Chem., 23, 4
09-411, 1985等に記載の方法に従って製造したシアノキ
ノリノン体(4)とアジ化ナトリウム等のアジ化化合物
とを塩化アンモニウム等の存在下、DMF、DMSO、
HMPA等の非プロトン性極性溶媒中で0℃から200
℃の間の温度(好ましくは室温から120℃)において
数時間から1日間反応させることにより得ることができ
る。
【0028】
【化6】
【0029】〔式中、R1 及びR2 は前記と同じものを
示す〕
【0030】また、もう一方の原料である化合物(3)
のうち、下記(3a)〜(3c)のハロゲン体は、例え
ば、次の方法により得ることができる。
【0031】ハロゲン体(3a)は市販の化合物を用い
るか、公知の方法、例えばMusser,John H. et al.;J.
Med. Chem. 33(1), 240-245, 1990、Iemura, Ryuichi e
t al.;J. Heterocyclic. Chem. 24(1), 31-37, 1987
等に記載の方法に従って製造することができる。ハロゲ
ン体(3b)、(3c)は例えば以下に示すような方法
で製造できる。
【0032】
【化7】
【0033】〔式中、R9 はアルキル基、C1-4アルコ
キシC1-4アルキル基を示し、Xはハロゲン原子を示
す〕
【0034】ハロゲン体(3a)と当量のヒドロキシベ
ンジルアルコールとを過剰量の炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の塩基の存在下、DMF、DMSO、HMPA
等の非プロトン性極性溶媒中で0℃から還流温度の間の
温度(好ましくは室温から60℃)において1日から7
日間反応させることでベンジルアルコール体(5a)が
得られる。また、ハロゲン体(3a)をベンゼン、トル
エン、キシレン等の不活性溶媒中で当モルのPPh
3(Phはフェニル基)と12〜48時間還流させるこ
とにより相当するホスホニウム塩を合成した後、このも
のを窒素あるいはアルゴン気流下、無水THF中で当モ
ルのt−BuOK(カリウムtert−ブトキサイド)と反
応させることによって調整したウィティッヒ試薬に当モ
ルのフタルアルデヒド、イソフタルアルデヒド、テレフ
タルアルデヒドを加え1〜12時間還流させることによ
り得られるアルデヒド体(6)をメタノール、エタノー
ル等のプロトン性極性溶媒中、水素化ホウ素ナトリウム
と0℃から還流温度の間の温度(好ましくは室温)にお
いて1時間から24時間反応させることによりベンジル
アルコール体(5b)が得られる。このようにして得ら
れたベンジルアルコール体(5a)又は(5b)をTH
F、クロロホルム、塩化メチレン等の不活性溶媒中で0
℃から還流温度の間の温度(好ましくは室温)において
過剰量の塩化チオニルと1時間から24時間反応させる
ことによりハロゲン体(3b)又は(3c)が得られ
る。
【0035】目的とする本発明化合物(1)は、常法に
従って反応混合物を処理することによって得られ、更に
必要に応じて再結晶法、カラムクロマトグラフィーなど
の通常の精製手段を用いて精製することができる。また
必要に応じて、常法によって前記した所望の塩にするこ
ともできる。
【0036】かくして得られる本発明化合物(1)又は
その塩は、後記実施例に示すように優れた抗ロイコトリ
エン作用及び抗ヒスタミン作用を有し、喘息、アレルギ
ー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、じ
んましん、乾せん、リウマチ、炎症性大腸炎、脳虚血、
脳卒中等の予防治療剤などの医薬として有用である。
【0037】本発明の医薬は、前記化合物(1)、その
塩又は溶媒和物を有効成分とするものであり、この投与
形態としては、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散
剤、シロップ剤などによる経口投与又は静脈内注射剤、
筋肉内注射剤、坐剤、吸入剤、経皮吸収剤、点眼剤、点
鼻剤などによる非経口投与が挙げられる。また、このよ
うな種々の剤型の医薬製剤を調製するにあたっては、こ
の有効成分を単独で、又は他の薬学的に許容される担
体、例えば賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性
剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、矯味剤、香料、
被膜剤、担体、希釈剤等を適宜組み合わせて用いること
ができる。
【0038】本発明の医薬の投与量は年齢、体重、症
状、投与形態及び投与回数などによって異なるが、通常
は成人に対して1日約1〜1000mgを1回又は数回に
分けて経口投与又は非経口投与するのが好ましい。
【0039】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるもので
はない。
【0040】製造例1 6−メトキシ−3−テトラゾリル−1,2−ジヒドロキ
ノリン−2−オン・ナトリウム塩の合成:3−シアノ−
6−メトキシ−1,2−ジヒドロキノリン−2−オン
(78.6g,393mM)をDMF1lに溶かし、塩化
アンモニウム(83.8g,1.57M)、アジ化ナト
リウム(102.2g,1.57M)を加えて浴温12
0℃で12時間攪拌した。反応液を減圧にて濃縮した後
2N−水酸化ナトリウム水溶液800mlを加えて加熱後
不溶物をろ去し、ろ液を放冷すると結晶が析出した。こ
れを濾取すると標記化合物を淡黄色針状晶として90.
0g(339mM,86.3%)得られた。
【0041】mp:>260℃1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):11.9(1H,br), 8.45(1H,s),
7.34(1H,d,J=1.5Hz),7.30(1H,d,J=8.8Hz), 7.15(1H,dd,
J=8.8,1.5Hz), 3.80(3H,s). IR(KBr)cm-1:3445, 1665, 1624, 1510, 1461, 1368, 1
234, 1171, 1034,638.
【0042】製造例2 6−tert−ブチル−3−テトラゾリル−1,2−ジヒド
ロキノリン−2−オンの合成:6−tert−ブチル−3−
シアノ−1,2−ジヒドロキノリン−2−オン(1.7
4g,7.7mM)をDMFの20mlに溶かし、塩化アン
モニウム(1.65g,30.8M)、アジ化ナトリウ
ム(2.00g,30.8M)を加えて浴温120℃で
16時間攪拌した。反応液に水を加えて析出物をろ取し
た後、再結晶(DMF−メタノール混液)すると標記化
合物が黄色粉末として1.08g(4.0mM,52%)
得られた。
【0043】mp:280-286℃(d.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.96(1H,s), 7.95(1H,d,J=2.2H
z),7.75(1H,dd,J=8.5,2.2Hz), 7.39(1H,d,J=8.5Hz), 1.
34(9H,s). IR(KBr)cm-1:2964, 1667, 1625, 1535, 1473, 1365, 1
261, 1156, 1036,626
【0044】製造例3〜7 製造例1、2と同様の方法で標記の化合物を得た。
【0045】
【表1】
【0046】製造例8 3−(2−キノリルメトキシ)ベンジルクロリドの合
成:3−(2−キノリルメトキシ)ベンジルアルコール
(3.58g,13.5mmol)のCHCl3(100m
l)溶液にSOCl2 2mlを加えて室温で24時間攪拌
した。反応液に少量のメタノールを加え減圧にて溶媒留
去し、標記化合物を白色粉末として得た。
【0047】製造例9 2−(2−キナゾリルメトキシ)ベンジルアルコールの
合成:2−クロロメチルキナゾリン(5.00g,28
mmol)のDMF(50ml)溶液に、炭酸カリウム(4.
26g,31mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウム
ブロマイド(903mg,2.8mmol)を加えた。これに
3−ヒドロキシベンジルアルコール(3.48g,28
mmol)を加え、室温で5日間攪拌した。反応液を減圧に
て濃縮し、クロロホルム、水を加え有機層を抽出した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮しクロロホルム
−n−ヘキサン混液より再結晶し、標記化合物を淡黄色
粉末として6.94g(収率93.1%)を得た。
【0048】mp:92-96℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):9.43(1H,s,-C8H5N2-),8.07(1H,
d,J=9.0Hz,-C8H5N2-), 7.95(1H,d,J=7.5Hz,-C8H5N2-),
7.93(1H,d,J=9.0Hz,-C8H5N2-), 7.67(1H,dd,J=7.5,7.5H
z,-C8H5N2-),7.25(1H,dd,J=7.8,7.8Hz,-C6H4-), 7.11(1
H,s,-C6H4-),6.99(1H,d,J=7.8Hz,-C6H4-), 6.96(1H,d,J
=7.8Hz,-C6H4-),5.46(2H,s,C8H5N2-CH2-), 4.65(2H,s,-
C6H4-CH2-OH). IR(KBr)cm-1:3328, 1621, 1613, 1582, 1441, 1378, 1
292, 1077, 752.
【0049】製造例10 3−(N−メチルベンズイミダゾル−2−イルメトキ
シ)ベンジルアルコールの合成:製造例9と同様の方法
で、2−クロロメチル−N−メチルベンズイミダゾール
より標記化合物を淡黄色針状晶として得た(収率58.
4%)。
【0050】mp:183-185℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.69(1H,m,C8H7N2-), 7.16-7.3
2(4H,m,Ar-H),7.02(1H,s,-C6H4-), 6.88-6.94(2H,m,-C6
H4-),5.29(2H,s,C8H7N2-CH2-), 4.61(2H,s,-C6H4-CH2-
OH),3.81(3H,s,N-CH3). IR(KBr)cm-1:2850, 1594, 1482, 1441, 1366, 1259, 1
227, 1048, 1029,750.
【0051】製造例11 4−(2−N−メチルベンズイミダゾル−2−イルメト
キシ)ベンジルアルコールの合成:製造例9と同様の方
法で、2−クロロメチル−N−メチルベンズイミダゾー
ルと4−ヒドロキシベンジルアルコールより標記化合物
を淡黄色プリズム晶として得た(収率46.7%)。
【0052】mp:176-180℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.78(1H,m,C8H7N2-),7.23-7.38
(3H,m,C8H7N2-), 7.30(2H,d,J=8.6Hz,-C6H4-),7.04(2H,
d,J=8.6Hz,-C6H4-), 5.34(2H,s,C8H7N2-CH2-),4.62(2H,
s,-C6H4-CH2-OH), 3.88(3H,s,N-CH3). IR(KBr)cm-1:3174, 2846, 1607, 1585, 1507, 1484, 1
240, 1047, 1030,734.
【0053】製造例12 3−[N−(2−エトキシエチル)ベンズイミダゾル−
2−イルメトキシ]ベンジルアルコールの合成:製造例
9と同様の方法で、2−クロロメチル−N−(2−エト
キシエチル)ベンズイミダゾールより標記化合物を無色
針状晶として得た(収率90.3%)。
【0054】mp:105-107℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.71(1H,m,Ar-H), 7.41(1H,m,A
r-H),7.23-7.34(3H,m,Ar-H), 7.11(1H,s,-C6H4-), 6.96
-7.62(2H,m,-C6H4-),5.43(2H,s,C11H13N2O-CH2O-), 4.6
8(2H,d,J=5.6Hz,-C6H4-CH2OH),4.48(2H,t,J=5.4Hz,-CH 2
-CH2OCH2CH3),3.74(2H,t,J=5.4Hz,-CH2CH 2OCH2CH3),3.3
9(2H,q,J=6.8Hz,CH2CH2OCH 2CH3), 2.24(1H,br,-C6H4-CH
2OH),1.10(3H,t,J=6.8Hz,CH2CH2OCH2CH 3). IR(KBr)cm-1:2875, 1594, 1471, 1445, 1426, 1369, 1
258, 1154,1050, 1035, 761.
【0055】製造例13 4−[N−(2−エトキシエチル)ベンズイミダゾル−
2−イルメトキシ]ベンジルアルコールの合成:製造例
9と同様の方法で、2−クロロメチル−N−(2−エト
キシエチル)ベンズイミダゾールと4−ヒドロキシベン
ジルアルコールより標記化合物を淡黄色プリズム晶とし
て得た(収率83.4%)。
【0056】mp:90-92℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):7.78(1H,m,Ar-H), 7.41(1H,m,A
r-H),7.25-7.34(4H,m,Ar-H), 7.08(2H,d,J=8.8Hz,-C6H4
-),5.44(2H,s,C11H13N2O-CH2O-), 4.62(2H,d,J=5.7Hz,-
C6H4-CH 2-OH),4.49(2H,t,J=5.6Hz,-CH 2-CH2OCH2CH3),3.
75(2H,t,J=5.6Hz,-CH2CH 2OCH2CH3),3.39(2H,q,J=7.1Hz,
CH2CH2OCH 2CH3),1.66(1H,t,J=5.7Hz,-C6H4-CH2OH),1.10
(3H,t,J=7.1Hz,CH2CH2OCH2CH 3). IR(KBr)cm-1:3180, 2858, 1609, 1587, 1509, 1472, 1
417, 1237, 1117,1036, 747.
【0057】製造例14 3−〔2−(2−キノリル)エテニル〕ベンジルアルコ
ールの合成:3−〔2−(2−キノリル)エテニル〕ベ
ンジルアルデヒド(25.92g,0.1M)をメタノ
ール300mlに溶かし、水素化ホウ素ナトリウム(7.
57g,0.2M)を加え、室温にて1時間攪拌した。
反応液を減圧にて溶媒留去し、残留物に水を加えて酢酸
エチルで有機層を抽出した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後酢酸エチルで再結晶することで標記化合物
21.42g(82.0mM,82.0%)を淡黄色粉末
として得た。
【0058】製造例15〜22 製造例8と同様な方法で以下の化合物を得た。
【0059】
【表2】
【0060】実施例1、2 6−メトキシ−3−{2−[3−(2−キノリルメトキ
シ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−オン及び
6−メトキシ−3−{1−[3−(2−キノリルメトキ
シ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−オンの合
成:
【0061】6−メトキシ−3−テトラゾリル−1,2
−ジヒドロキノリン−2−オン・ナトリウム塩(36.
7g,138mM)、炭酸ナトリウム(14.7g,13
8mM)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(2
2.3g,69.1mM)にDMF21を加えた。ここに
(2−キノリルメトキシ)ベンジルクロリド58.7g
を加え浴温80℃で15時間攪拌した。反応液を減圧に
て溶媒留去し、2N−水酸化ナトリウム水溶液1lを加
え、クロロホルム−メタノール5:1の混液で有機層を
抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタ
ノール5:1)に付し減圧濃縮し、残渣をクロロホルム
−メタノール−エーテルの混液より再結晶すると一番晶
として粗6−メトキシ−3−{2−[3−(2−キノリ
ルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−
オンが、二番晶として粗6−メトキシ−3−{1−[3
−(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}
キノリン−2−オンが得られた。一番晶を更に再結晶
(DMF−エーテル)により精製し、6−メトキシ−3
−{2−[3−(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テ
トラゾリル}キノリン−2−オンを黄色粉末として2
4.0g(収率35.4%)得た。
【0062】mp:213-214℃(d.)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):12.01(1H,br), 8.56(1H,s),
8.39(1H,d,J=8.3Hz),8.00(1H,d,J=7.8Hz), 8.03-7.94(2
H,m), 7.76(1H,ddd,J=8.3,6.8,1.5Hz),7.67(1H,d,J=8.3
Hz), 7.59(1H,m), 7.41(1H,d,J=2.5Hz),7.35(1H,dd,J=
7.8,7.8Hz), 7.31(1H,d,J=8.8Hz),7.25(1H,dd,J=8.8,2.
5Hz), 7.15-7.06(2H,m), 6.98(1H,d,J=7.8Hz),5.99(2H,
s), 5.37(2H,s), 3.80(3H,s). IR(KBr)cm-1:3432, 1676, 1629, 1587, 1497, 1378, 1
285, 1239, 1165,1030, 829, 598.
【0063】また、二番晶を更に再結晶(DMF−エー
テル)により精製し、6−メトキシ−3−{1−[3−
(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キ
ノリン−2−オンを淡黄色粉末として12.1g(収率
19.0%)得た。
【0064】mp:215-217℃(d.)1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):12.39(1H,br), 8.35(1H,d,J=
8.8Hz),8.31(1H,s), 8.00(1H,d,J=7.8Hz), 7.98(1H,d,J
=7.3Hz),7.78(1H,ddd,J=8.3,6.8,1.5Hz), 7.62(1H,dd,J
=7.8,7.3Hz),7.55(1H,d,J=8.3Hz), 7.38(1H,d,J=8.8H
z), 7.34-7.27(2H,m),7.20(1H,m), 6.97-6.90(2H,m),
6.77(1H,d,J=7.8Hz), 5.73(2H,s),5.23(2H,s), 3.78(3
H,s). IR(KBr)cm-1:3434, 1665, 1625, 1498, 1453, 1380, 1
264, 1244, 1171,1034, 827.
【0065】実施例3〜34 実施例1、2と同様に表3〜4記載の化合物を得た。
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】実施例35、36 6−メトキシメトキシ−3−{2−[3−(2−キノリ
ルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−
オン、6−メトキシメトキシ−3−{1−[3−(2−
キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン
−2−オンの合成:
【0069】実施例1、2と同様の方法で標記化合物を
合成した。6−メトキシメトキシ−3−{2−[3−
(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キ
ノリン−2−オンのデータ
【0070】mp:197-200℃(d.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):11.24(1H,br), 8.63(1H,s), 8.
18(1H,d,J=8.3Hz),8.09(1H,d,J=8.5Hz), 7.72(1H,ddd,J
=8.5,7.1,1.5Hz),7.64(1H,d,J=8.5Hz), 7.52(1H,ddd,J=
8.1,6.8,1.2Hz), 7.35-7.24(4H,m),7.13(1H,m), 7.10-
6.99(2H,m), 5.87(2H,s), 5.39(2H,s), 5.20(2H,s),3.5
0(3H,s). IR(KBr)cm-1:1667, 1623, 1588, 1510, 1493, 1443, 1
428, 1289, 1230,1155, 1074, 996, 825, 529.
【0071】6−メトキシメトキシ−3−{1−[3−
(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キ
ノリン−2−オンのデータ
【0072】mp:202-206℃(d.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):11.60(1H,br), 8.13(1H,s), 8.
12(1H,d,J=8.8Hz),8.05(1H,d,J=8.4Hz), 7.82(1H,d,J=
7.0Hz), 7.73(1H,dd,J=8.1,7.0Hz),7.59-7.49(2H,m),
7.34-7.19(3H,m), 7.16(1H,dd,J=8.7,8.7Hz),5.86(2H,
s), 5.37(2H,s), 5.21(2H,s), 3.47(3H,s). IR(KBr)cm-1:1664, 1623, 1600, 1497, 1291, 1266, 1
158, 1001, 983,825, 781, 750.
【0073】実施例37(実施例28の化合物の別途合
成法) 6−ヒドロキシ−3−{2−[3−(2−キノリルメト
キシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−オンの
合成:6−メトキシメトキシ−3−{2−[3−(2−
キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン
−2−オン(444mg,0.85mM)をクロロホルム−
メタノール(10:1)の混液100mlに溶かし、4N
−塩酸の酢酸エチル溶液5mlを加えて室温で17時間攪
拌した。反応液に水400mlを加えた後、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液を滴下し水層を中性にしクロロホルム
−メタノール(10:1)で抽出した。有機層を乾燥
(無水硫酸マグネシウム)、減圧にて溶媒留去後、クロ
ロホルム−メタノール−ジエチルエーテルより結晶化。
標題化合物を黄色葉状晶として353mg(0.74mmo
l,87.2%)得た。
【0074】mp:260-267℃(d.)1 H-NMR(CDCl3-CD3OD)δ(ppm):8.53(1H,s), 8.35(1H,d,
J=8.6Hz),8.06(1H,d,J=8.3Hz), 7.89(1H,d,J=8.3Hz),7.
78(1H,ddd,J=8.6,7.1,1.5Hz), 7.72(1H,d,J=8.6Hz), 7.
60(1H,m),7.33(1H,dd,J=8.8,8.1Hz), 7.27(1H,d,J=8.8H
z),7.18(1H,dd,J=8.8,2.8Hz), 7.15-7.02(4H,m), 5.88
(2H,s), 5.39(2H,s). IR(KBr)cm-1:1661, 1614, 1508, 1429, 1287, 1229, 1
160, 1029, 826,781.
【0075】実施例38 6−メトキシ−1−メチル−3−{2−[3−(2−キ
ノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−
2−オンの合成:6−メトキシ−3−{2−[3−(2
−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリ
ン−2−オン(1.61g,3.30mM)、炭酸カリウ
ム(684mg,4.95mM)の混合物にDMF30mlを
加えた。ここにヨウ化メチル(562mg,3.96mM)
を滴下し、滴下終了後浴温80℃で4時間攪拌した。反
応液を減圧にて溶媒留去し、水を加えてクロロホルム−
メタノール(10:1)の混液で有機層を抽出した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール50:
1)に付し減圧濃縮し、残渣をクロロホルム−n−ヘキ
サン−エーテルの混液より再結晶すると標記化合物を淡
黄色粉末として1.35g(2.68mM,81.1%)
得た。
【0076】mp:125-127°1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.57(1H,s), 8.19(1H,d,J=8.6H
z),8.07(1H,d,J=8.5Hz), 7.81(1H,d,J=8.3Hz),7.72(1H,
ddd,J=8.3,6.8,1.5Hz), 7.64(1H,d,J=8.6Hz),7.53(1H,d
d,J=8.3,7.8Hz), 7.36(1H,d,J=9.0Hz), 7.32-7.24(2H,
m),7.13-7.09(2H,m), 7.04(1H,d,J=7.6Hz), 6.99(1H,d
d,J=7.6,2.2Hz),5.85(2H,s), 5.36(2H,s), 3.89(3H,s),
3.81(3H,s). IR(KBr)cm-1:3442, 1664, 1589, 1577, 1442, 1237, 1
160, 1066, 1031,928, 786, 768.
【0077】実施例39〜43 実施例38と同様の方法で表5記載の化合物を得た。
【0078】
【表5】
【0079】実施例44 1−(3−クロロプロピル)−6−メトキシ−3−{2
−[3−(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾ
リル}キノリン−2−オンの合成:6−メトキシ−3−
{2−[3−(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テト
ラゾリル}キノリン−2−オン(1.00g,2.04
mM)、炭酸カリウム(564mg,4.08mM)、1−ブ
ロモ−3−クロロプロパン(962mg,6.12mM)、
DMF(100ml)の混合物を浴温60℃で4時間攪拌
した。反応液を減圧にて溶媒留去し、得られた残留物に
水を加え、クロロホルム−メタノール(10:1)で抽
出した。有機層を乾燥(無水硫酸マグネシウム)、減圧
にて溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開液:クロロホルム−メタノール(100:
1))に付し精製後、クロロホルム−ジエチルエーテル
より結晶化し、標題化合物を淡黄色粉末として546mg
(0.963mM,47.2%)得た。
【0080】mp:150-152℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.60(1H,s), 8.18(1H,d,J=8.5H
z),8.07(1H,d,J=8.3Hz), 7.81(1H,d,J=9.0Hz),7.72(1H,
ddd,J=8.3,7.8,1.5Hz), 7.64(1H,d,J=8.3Hz),7.53(1H,d
d,J=8.1,6.8Hz), 7.46(1H,d,J=9.3Hz), 7.33-7.24(2H,
m),7.15-7.08(2H,m), 7.06-6.96(2H,m), 5.85(2H,s),
5.36(2H,s),4.53(2H,t,J=7.8Hz), 3.89(3H,s), 3.73(2
H,t,J=6.3Hz), 2.29(2H,m). IR(KBr)cm-1:1660, 1590, 1573, 1508, 1445, 1428, 1
267, 1159, 829,767.
【0081】また、副生成物をクロロホルム−ジエチル
エーテルより結晶化し2−クロロプロポキシ−6−メト
キシ−3−{2−[3−(2−キノリルメトキシ)ベン
ジル]テトラゾリル}キノリンを白色粉末として173
mg(0.305mM,15.0%)得た。
【0082】実施例45 1−{3−[4−(2−キノリルメチル)−1−ピペラ
ジニル]プロピル}−6−メトキシ−3−{2−[3−
(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キ
ノリン−2−オン・二塩酸塩の合成:1−(3−クロロ
プロピル)−6−メトキシ−3−{2−[3−(2−キ
ノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−
2−オン(179mg,0.316mM)、N−(2−キノ
リルメチル)ピペラジン(287mg,1.26mM)を合
わせ、アルゴン気流下120℃で2.5時間攪拌した。
混合物を放冷後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:クロロホルム−メタノール(40:1))に
付し精製。目的物を含むフラクションを集め減圧濃縮し
標題化合物の遊離塩基を黄色油状物として219mg
(0.289mM)得た。これをメタノール(50ml)に
溶かし、4N−塩酸の酢酸エチル溶液144μl(0.
576mM)を加えた後、メタノール−ジエチルエーテル
より結晶化し標題化合物を黄色粉末として184mg
(0.22mM,70.1%)得た。
【0083】mp:182-186°1 H-NMR(CDCl3-CD3OD)δ(ppm):8.73(1H,d,J=8.6Hz),8.6
6(1H,d,J=8.1Hz), 8.60(1H,s), 8.53(1H,d,J=8.1Hz),8.
05-7.79(6H,m), 7.70(1H,dd,J=7.8,7.3Hz),7.59(1H,d,J
=9.3Hz), 7.40-7.30(2H,m), 7.22-7.15(2H,m),7.10-7.0
4(2H,m), 5.88(2H,s), 5.55(2H,s), 4.53(2H,t,J=6.3H
z),4.34(2H,s), 3.91(3H,s), 3.54(4H,br), 3.37(2H,
m), 3.22(4H,br),2.37(2H,m). IR(KBr)cm-1:1652, 1625, 1576, 1509, 1455, 1240, 1
028, 772, 475.
【0084】実施例46〜49 実施例45と同様の方法で表6記載の化合物を得た。
【0085】
【表6】
【0086】実施例50 6−ジメチルアミノエトキシ−1−ジメチルアミノエチ
ル−3−{2−[3−(2−キノリルメトキシ)ベンジ
ル]テトラゾリル}キノリン−2−オン・二シュウ酸塩
の合成:6−ジメチルアミノエチル−3−1−ヒドロキ
シ−{2−[3−(2−キノリルメトキシ)ベンジル]
テトラゾリル}キノリン−2−オン(700mg,1.2
8mM)、炭酸カリウム(706mg,5.11mM)にDM
F40mlを加え攪拌した。ここにジメチルアミノエチル
クロリド(369mg,2.56mM)を加え、浴温80℃
で3日間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、水を加えクロ
ロホルム−メタノール(10:1)の混液で抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧にて溶媒留
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム−アンモニア飽和メタノール(10:1))に付
し、目的物を含むフラクションを減圧にて溶媒留去する
と標記化合物の遊離塩基254mg(0.411mM,3
2.1%)が褐色油状物として得られた。
【0087】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.57(1H,s), 8.18
(1H,d,J=8.5Hz),8.06(1H,d,J=8.3Hz), 7.81(1H,d,J=8.1
Hz),7.73(1H,ddd,J=8.5,6.8,1.5Hz), 7.64(1H,d,J=8.3H
z),7.52(1H,dd,J=8.2,6.8Hz), 7.40(1H,d,J=9.3Hz), 7.
34-7.23(2H,m),7.14(1H,d,J=2.7Hz), 7.10(1H,s), 7.05
-6.95(2H,m), 5.86(2H,s),5.36(2H,s), 4.50(2H,t,J=8.
1Hz), 4.13(2H,t,J=5.6Hz),2.77(2H,t,J=5.6Hz), 2.67
(2H,t,J=8.1Hz), 2.40(6H,s), 2.36(6H,s).
【0088】これをメタノールに溶かしシュウ酸(14
8mg,0.422mM)を加えた後、アセトン−エーテル
混液より再結晶すると標記化合物の二シュウ酸塩211
mg(0.270mM,21.1%)が褐色粉末として得ら
れた。
【0089】mp:172-176℃(d.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.52(1H,s), 8.24(1H,d,J=8.1H
z),8.05(1H,d,J=8.6Hz), 7.84(1H,d,J=7.6Hz), 7.78-7.
67(2H,m),7.66(1H,d,J=8.5Hz), 7.56(1H,ddd,J=9.3,8.
1,1.2Hz), 7.47-7.38(1H,m),7.31(1H,dd,J=7.8,8.1Hz),
7.17(1H,m), 7.12(1H,m), 7.07-7.68(2H,m),5.85(2H,
s), 5.35(2H,s), 4.70(2H,m), 4.40(2H,m), 3.49(2H,
m),3.30(2H,m), 2.95(6H,s), 2.94(6H,s). IR(KBr)cm-1:3419, 1652, 1599, 1509, 1448, 1312, 1
281, 1239, 1161,1055, 831.
【0090】実施例51 6−(3−クロロプロピル)オキシ−1−メチル−3−
{2−[3−(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テト
ラゾリル}キノリン−2−オンの合成:6−ヒドロキシ
−1−メチル−3−{2−[3−(2−キノリルメトキ
シ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−オン(6
00mg,1.22g)、炭酸カリウム(337mg,2.
44mM)にDMF100mlを加えて攪拌した。ここに1
−ブロモ−3−クロロプロパン(578mg,3.64m
M)を加え浴温60℃で4時間攪拌した。反応液を減圧
にて濃縮し、水を加えてクロロホルム−メタノール(1
0:1)の混液で抽出後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、
減圧にて溶媒留去すると粗の標記化合物638mgが黄色
油状物で得られた。このものはさらなる精製を加えず次
の反応に使用した。
【0091】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):8.52(1H,s), 8.17
(1H,d,J=8.6Hz),8.06(1H,d,J=8.5Hz), 7.80(1H,d,J=8.1
Hz),7.71(1H,ddd,J=8.3,7.1,1.5Hz), 7.63(1H,d,J=8.5H
z),7.51(1H,dd,J=8.1,6.8Hz), 7.35-7.21(3H,m), 7.14-
7.09(2H,m),7.04(1H,d,J=7.6Hz), 6.98(1H,dd,J=8.3,2.
4Hz), 5.85(2H,s),5.35(2H,s), 4.17(2H,t,J=5.9Hz),
3.84-3.73(5H,m),2.27(2H,t,J=6.1Hz).
【0092】実施例52 1−メチル−6−[3−(4−メチルピペラジニル)プ
ロピル]オキシ−3−{2−[3−(2−キノリルメト
キシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−オン・
三塩酸塩の合成:粗6−[3−クロロプロピル]オキシ
−1−メチル−3−{2−[3−(2−キノリルメトキ
シ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−オン(1
80mg,0.317mM)、N−メチルピペラジン(12
7mg,1.27mM)を混ぜ、アルゴン気流下、浴温12
0℃で90分間攪拌した。反応液を減圧にて濃縮後シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:クロロホル
ム−メタノール(20:1))にて精製し、目的物を含
むフラクションを集め減圧濃縮し標題化合物の遊離塩基
を黄色油状物として180mg(0.285mM)得た。こ
れをメタノール(2ml)に溶かし、4N−塩酸の酢酸エ
チル溶液285μl(1.14mM)を加えた後、メタノ
ール−ジエチルエーテルより結晶化し標題化合物の三塩
酸塩を黄色針状晶として143mg(0.203mM,6
4.1%)得た。
【0093】mp:188-192℃(d.)1 H-NMR(CDCl3-CD3OD)δ(ppm):8.77(1H,d,J=8.6Hz), 8.
54(1H,s),8.46(1H,d,J=8.8Hz), 8.11(1H,d,J=8.6Hz),
8.08-7.98(2H,m),7.82(1H,dd,J=7.6,7.3Hz), 7.46-7.32
(2H,m), 7.30-7.05(5H,m),5.90(2H,s), 5.69(2H,s), 4.
21(2H,overlapped with solvent),3.90-3.65(11H,m),
3.51(2H,m), 2.98(3H,m), 2.41(2H,br). IR(KBr)cm-1:1647, 1623, 1578, 1510, 1456, 1384, 1
241, 1162, 1060,963.
【0094】実施例53 6−{3−[4−(2−キノリルメチル)ピペラジニ
ル]プロピル}オキシ−1−メチル−3−{2−[3−
(2−キノリルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キ
ノリン−2−オンの合成:実施例52と同様の方法で標
記化合物を得た。
【0095】mp:174-178℃(d.)1 H-NMR(DMSO-d3)δ(ppm):8.62(1H,d,J=8.3Hz), 8.53(1
H,s),8.48(1H,d,J=8.8Hz), 8.21-7.97(4H,m), 7.93-7.7
1(5H,m),7.66-7.50(3H,m), 7.41-7.33(2H,m), 7.16-7.0
7(2H,m),7.01(1H,d,J=7.8Hz), 6.00(2H,s), 5.42(2H,
s), 4.60(2H,br),4.17(2H,t,J=6.1Hz), 3.80-3.30(8H,o
verlapped with solvent),3.69(3H,s), 2.25(2H,br). IR(KBr)cm-1:1647, 1600, 1578, 1509, 1449, 1430, 1
239, 1159.
【0096】実施例54 6−ブチリルオキシ−3−{2−[3−(2−キノリル
メトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノリン−2−オ
ンの合成:6−ヒドロキシ−3−{2−[3−(キノリ
ン−2−イルメトキシ)ベンジル]テトラゾリル}キノ
リン−2−オン(250mg,0.522mM)をピリジン
30mlに溶かし、無水酪酸(172μl,1.05mM)
を加えて室温で20時間攪拌した。反応液に小量のメタ
ノールを加えた後に溶媒を留去し、得られる残渣をクロ
ロホルム−メタノール(10:1)の混液に溶かし、2
N−塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順
に洗浄した。有機層を乾燥(無水硫酸マグネシウム)、
減圧にて溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開液:クロロホルム−メタノール(1
0:1))に付し精製後、クロロホルム−メタノール−
ジエチルエーテルより結晶化。標題化合物を白色粉末と
して265mg(0.485mmol,92.8%)得た。
【0097】mp:200-202℃(d.)1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):11.1(1H,br), 8.64(1H,s),8.16
(1H,d,J=8.8Hz), 8.05(1H,d,J=8.1Hz), 7.79(1H,d,J=8.
1Hz),7.70(1H,ddd,J=8.4,7.0,1.5Hz), 7.62(1H,d,J=8.4
Hz), 7.51(1H,m),7.42(1H,d,J=2.2Hz), 7.36-7.27(3H,
m), 7.14-6.98(3H,m),5.87(2H,s), 5.37(2H,s), 2.67(2
H,t,J=7.3Hz), 1.80(2H,tq,J=7.3,7.3Hz),1.06(3H,t,J=
7.3Hz). IR(KBr)cm-1:1755, 1675, 1586, 1497, 1453, 1226, 1
156, 1030, 828,757.
【0098】実施例55〜64 実施例54と同様の方法で標記の化合物を得た。
【0099】
【表7】
【0100】試験例1 抗ヒスタミン作用及び抗LTD4 作用(インビトロ試
験) モルモットの摘出回腸を約2cmに切り取り、タイロード
緩衝液を満たした20mlの容器内に懸垂し、ヒスタミン
又はロイコトリエンD4 による等張性の収縮反応を記録
計に記した。タイロード緩衝液は29℃に保温し、混合
ガス(95%O 2−5%CO2)を通気した。抗ヒスタミ
ン作用の試験は、ヒスタミン10-8〜10-4Mを器官浴
槽に添加し用量反応を測定した。緩衝液で数回洗浄後、
一定濃度の試験化合物を添加し30分インキュベートし
た後、再びヒスタミンの用量反応を測定した。抗ロイコ
トリエン作用の試験は、LTD410-8Mの収縮反応に
対する試験化合物10-5M添加による影響を調べた。表
8において抗ヒスタミン作用に関してはpA2 又はp
D′2 で、抗ロイコトリエン作用に関しては、IC50
示した。
【0101】
【表8】
【0102】試験例2 H1受容体結合阻害試験 0.5nM[3H]メピラミン(活性22Ci/mmol)、モ
ルモット脳膜タンパク質及び試験化合物を含む50mM燐
酸緩衝液(pH7.5)1mlを37℃で30分間インキュ
ベートした。氷冷した燐酸緩衝液を添加し反応を停止
し、ただちにワットマンCF/Cフィルターにてろ過し
た。フィルターを氷冷した緩衝液20mlで2回洗浄し、
残渣の放射活性を液体シンチレーションカウンターで測
定した。試験化合物を加えないときの測定値と各種濃度
の試験化合物を加えたときの測定値より、試験化合物の
抑制作用の用量反応を測定し、50%抑制濃度(I
50)を求めてからチェン−ブルゾフ(Cheng-Prusof
f)式を用いて解離定数(KD)を計算し表9に示した。
飽和実験では10-4MのR(−)−ジメチンデンを非特
異的結合量の測定に用いた。飽和実験から、受容体は一
種類で、飽和結合量(Bmax)が278±24fmol/mg
Proteinであることが判明した。また、[3H]
メピラミン解離定数(KD)は3.30±0.26×1
-9Mであり、ヒルプロットで解析したときのその傾き
は1.005であった。なお、表9における数値は解離
定数KD(M)あるいは高濃度(a:100μM,b:
10μM)での抑制率(%)を示す。
【0103】試験例3 LTD4 受容体結合阻害試験 0.2nM[3H]ロイコトリエンD4、モルモット肺タン
パク質及び試験化合物を含む10mMピペラジンN,N′
−ビス(2−エタンスルホン酸)緩衝液(pH7.5)
0.3mlを22℃で30分間インキュベートした。氷冷
したトリス塩酸/塩化ナトリウム緩衝液(10mM/10
0mM、pH7.5)を添加し反応を停止し、ただちにワッ
トマンCF/Cフィルターにてろ過した。フィルターを
氷冷した緩衝液20mlで2回洗浄し、残渣の放射活性を
液体シンチレーションカウンターで測定した。H1 受容
体と同様の方法で試験化合物のIC50を求め、解離定数
(K D)を算出し表9に示した。飽和実験では2μMの
ロイコトリエンD4 を非特異的結合量の測定に用いた。
飽和実験から、受容体は一種類で、飽和結合量
(Bma x)が988fmol/mg proteinであるこ
とが判明した。また、[3H]ロイコトリエンD4 の解
離定数(KD)は2.16×10-10Mであり、ヒルプロ
ットで解析したときのその傾きは0.99であった。な
お表9における数値は解離定数KD(M)を示す。
【0104】
【表9】
【0105】
【発明の効果】本発明のテトラゾール誘導体又はその塩
は、優れた抗ロイコトリエン作用と抗ヒスタミン作用を
有し、喘息予防治療剤等の医薬として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/47 ABN A61K 31/47 ABN ACJ ACJ ADA ADA AED AED AEM AEM 31/505 ACD 31/505 ACD C07D 401/14 235 C07D 401/14 235 239 239 257 257 (72)発明者 小野木 和弘 埼玉県入間市扇台6−2−7 (72)発明者 出牛 武夫 埼玉県狭山市柏原3084−40 狭山ニュータ ウン19−7 (72)発明者 田村 正宏 東京都東村山市野口町2−17−43 東村山 荘104 (72)発明者 當間 勉 東京都東村山市本町2−14−10 (72)発明者 和田 靖史 東京都立川市砂川町6−29−31 (72)発明者 松本 次郎 埼玉県狭山市狭山台4−21−25 (72)発明者 菅家 徹 東京都東村山市野口町2−17−43 東村山 寮

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立に、水素原子、
    水酸基、低級アルキル基、置換基を有していてもよいア
    ルコキシ基又は置換基を有していてもよいアルカノイル
    オキシ基を示し、R3 は水素原子又は置換基を有してい
    てもよい低級アルキル基を示し、Aはメチレンオキシ基
    又はビニレン基を示し、Bは置換基を有していてもよい
    キノリル、キナゾリル又はベンズイミダゾリル基を示
    し、点線は二重結合を有していてもよいことを示す〕で
    表わされるテトラゾール誘導体又はその塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテトラゾール誘導体又は
    その塩を有効成分とする医薬。
  3. 【請求項3】 アレルギー疾患の予防又は治療薬である
    請求項2記載の医薬。
  4. 【請求項4】 喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性
    結膜炎、アトピー性皮膚炎、じんましん、乾せん、リウ
    マチ、炎症性大腸炎、脳虚血及び脳卒中から選ばれる疾
    患の予防又は治療薬である請求項2記載の医薬。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のテトラゾール誘導体又は
    その塩、及び薬学的に許容される担体を含有する医薬組
    成物。
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