JPH11158352A - エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板

Info

Publication number
JPH11158352A
JPH11158352A JP32554797A JP32554797A JPH11158352A JP H11158352 A JPH11158352 A JP H11158352A JP 32554797 A JP32554797 A JP 32554797A JP 32554797 A JP32554797 A JP 32554797A JP H11158352 A JPH11158352 A JP H11158352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
phenol
resin composition
compound
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32554797A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kakiya
稔 垣谷
Ken Nanaumi
憲 七海
Yoshinori Sato
義則 佐藤
Teruki Aizawa
輝樹 相沢
Yasuyuki Hirai
康之 平井
Hideo Nagase
英雄 長瀬
Shinichi Kamoshita
真一 鴨志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP32554797A priority Critical patent/JPH11158352A/ja
Publication of JPH11158352A publication Critical patent/JPH11158352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • H—ELECTRICITY
    • H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00—Printed circuits
    • H05K1/02—Details
    • H05K1/03—Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313—Organic insulating material
    • H05K1/032—Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326—Organic insulating material consisting of one material containing O

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハロゲンを用いないで難燃性があり、かつ耐熱
性が良好なエポキシ樹脂組成物、並びにエポキシ樹脂積
層板を提供すること。 【解決手段】エポキシ樹脂とジヒドロベンゾオキサジン
環を有する熱硬化性樹脂とフェノール類とトリアジン環
を有する化合物とアルデヒド類との反応物からなるフェ
ノール樹脂組成物を必須成分として含有する熱硬化性樹
脂組成物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂組成
物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の種類は、拡大の一途を
辿っており、プリント配線板が使用される機器もゲーム
機等の民生用からコンピューターや制御機器等の産業用
まで多岐にわたっている。そして、特に高性能の電子機
器に使用されるプリント配線板の基板としては、エポキ
シ樹脂をマトリックスとするエポキシ樹脂積層板が多用
されている。プリント配線板の基板には、種々の特性が
要求されている。中でも、難燃性は電気絶縁性、耐熱性
と共に重要な項目である。一般に、自己消炎性に乏しい
プラスチック材料を難燃化するためには、難燃剤が用い
られている。難燃剤には、添加型と反応型があるが、エ
ポキシ樹脂積層板の難燃化には、反応型の難燃剤である
臭素化エポキシ樹脂を用いる方法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近、各方
面から地球環境を守る気運が高まる中、臭素化エポキシ
樹脂を用いたエポキシ樹脂積層板が高温にされされた場
合に、臭素化エポキシ樹脂の硬化物が有毒な化合物を生
成すること、さらに廃棄物を燃焼処理するときに臭素
は、ハロゲンの一種であるためにダイオキシン類を生成
する危険もある。そこで、非ハロゲン系難燃剤を用い
て、難燃性を付与することが要求されるようになった。
非ハロゲン系難燃剤としては、リン系難燃剤例えばトリ
フェニルフォスフェート、無機系難燃剤例えば水酸化ア
ルミニウムが用いられていた。ところが、リン系難燃剤
例えばトリフェニルフォスフェートのような難燃剤を配
合すると、Tg等の耐熱性が大幅に悪くなるという欠点
があり、一方水酸化アルミニウムは分解開始温度が約2
20℃であり、はんだ耐熱性を確保するためには配合量
を制限する必要がある。本発明は、このような問題を解
決するためになされたものであり、臭素化エポキシ樹脂
を用いないで難燃性があり、かつ耐熱性が良好なエポキ
シ樹脂積層板、並びに、かかるエポキシ樹脂積層板の製
造に用いられるエポキシ樹脂組成物及びエポキシ樹脂プ
リプレグを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、エポ
キシ樹脂、硬化剤としてフェノール類とトリアジン環を
有する化合物とアルデヒド類との反応物からなるフェノ
ール樹脂組成物と、ジヒドロベンゾオキサジン環を有す
る熱硬化性樹脂の混合物を必須成分とするエポキシ樹脂
組成物に関する。本発明になるエポキシ樹脂組成物は、
ワニスとして基材に含浸乾燥してエポキシ樹脂プリプレ
グとされる。また、このエポキシ樹脂プリプレグの所定
枚数を加熱加圧してエポキシ樹脂積層板とされる。
【0005】
【発明の実施の形態】エポキシ樹脂の種類としては、2
官能以上のエポキシ樹脂が用いられる。例えば、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式エポ
キシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノ
ボラック型エポキシ樹脂、多官能フェノールのジグリシ
ジルエーテル化物、多官能アルコールのジグリシジルエ
ーテル化物、これらの水素添加物等があり、何種類かを
併用することもできる。ノボラックフェノール型エポキ
シ樹脂は耐熱性がより優れたエポキシ樹脂積層板を得る
ことができるので好ましい。ジヒドロベンゾオキサジン
環を有する熱硬化性樹脂としては、ジヒドロベンゾオキ
サジン環を有し、ジヒドロベンゾオキサジン環の開環反
応により硬化する樹脂であれば特に限定されるものでは
なく、フェノール性水酸基を有する化合物、ホルマリ
ン、1級アミンから式1により合成される。
【0006】
【化1】 (式中のR1はメチル基、フェニル基または少なくとも
1つの炭素数1〜3のアルキル基、若しくはアルコキシ
ル基で置換されたフェニル基である。) フェノール性水酸基を有する化合物として、多官能フェ
ノール、ビフェノール化合物、ビスフェノール化合物、
トリスフェノール化合物、テトラフェノール化合物、フ
ェノール樹脂が挙げられる。多官能フェノールとしては
カテコール、ヒドロキノン、レゾルキノールが挙げられ
る。ビスフェノール化合物としては、ビスフェノール
A、ビスフェノールF及びその位置異性体、ビスフェノ
ールS、テトラフルオロビスフェノールAが挙げられ
る。またフェノール樹脂としては、レゾール樹脂、フェ
ノールノボラック樹脂、フェノール変性キシレン樹脂、
アルキルフェノール樹脂、メラミンフェノール樹脂、フ
ェノール変性ポリブタジエン等が挙げられる。1級アミ
ンとしては、具体的にメチルアミン、シクロヘキシルア
ミン、アニリン、置換アニリン等が挙げられる。本発明
において、フェノール性水酸基を有する化合物と1級ア
ミンとの混合物を70℃以上に加熱したアルデヒド中に
添加して、70〜110℃、好ましくは90〜100℃
で20〜120分反応させ、その後120℃以下の温度
で減圧乾燥することにより、合成することができる。本
発明におけるフェノール樹脂組成物を得るための前記フ
ェノール類としては、特に限定されるものではなく、例
えばフェノール、あるいはクレゾール、キシレノール、
エチルフェノール、ブチルフェノール等のアルキルフェ
ノール類、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビス
フェノールS、レゾルシン、カテコール等の多価フェノ
ール類、フェニルフェノール、アミノフェノール等が挙
げられる。これらのフェノール類は、その使用にあたっ
て1種類のみに限定されるものではなく、2種類以上の
併用も可能である。フェノール樹脂組成物を得るための
前記フェノール類としては、特に限定されるものではな
く、例えばフェノール、あるいはクレゾール、キシレノ
ール、エチルフェノール、ブチルフェノール等のアルキ
ルフェノール類、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビスフェノールS、レゾルシン、カテコール等の多
価フェノール類、フェニルフェノール、アミノフェノー
ル等が挙げられる。また、これらのフェノール類は、そ
の使用にあたって1種類のみに限定されるものではな
く、2種類以上の併用も可能である。さらに、本発明の
フェノール樹脂組成物を得るためのトリアジン環を含む
化合物としては、特に限定されるものではないが、次の
一般式(I)及び/または一般式(II)であることが好
ましい。
【0007】
【化2】 (式中、R1、R2、R3はアミノ基、アルキル基、フ
ェニル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、
エーテル基、エステル基、酸基、不飽和基、シアノ基、
のいずれかを表す)
【0008】
【化3】 (式中、R4、R5、R6はアミノ基、アルキル基、フ
ェニル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、
エーテル基、エステル基、酸基、不飽和基、シアノ基、
のいずれかを表す) 一般式(I)中、R1、R2、R3のうち少なくとも1
つがアミノ基であることが望ましい。一般式(I)で示
される化合物としては、具体的には、例えばメラミン、
あるいはアセトグアナミン、ベンゾグアナミン等のグア
ナミン誘導体、シアヌル酸、あるいはメチルシアヌレー
ト、エチルシアヌレート、アセチルシアヌレート、塩化
シアヌル等のシアヌル酸誘導体等が挙げられる。これら
の中でもR1、R2、R3のうちいずれか2つまたは3
つがアミノ基であるメラミン、アセトグアナミン、ベン
ゾグアナミン等のグアナミン誘導体がより好ましい。一
般式(II)で示される化合物としては、具体的には、例
えばイソシアヌル酸、あるいはメチルイソシアヌレー
ト、エチルイソシアヌレート、アリルイソシアヌレー
ト、2−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、2−カル
ボキシルエチルイソシアヌレート、塩素化イソシアヌル
酸等のイソシアヌル酸誘導体等が挙げられる。これらの
中でもR4、R5、R6の全てが水素原子であるイソシ
アヌル酸が最も好ましい。また、この互変異性体である
一般式(I)で表される化合物にあたるシアヌル酸も同
様に好ましい化合物である。
【0009】これらの化合物も使用にあたっては、1種
類のみに限定されるものではなく、2種類以上の併用が
可能である。本発明のフェノール樹脂組成物を得るため
のアルデヒド類は限定されるものではないが、取扱いの
容易さからホルムアルデヒドが好ましい。ホルムアルデ
ヒド源としては限定されるものではないが、代表的な供
給源としてホルマリン、パラホルムアルデヒド等が挙げ
られる。
【0010】以下に、本発明のフェノール樹脂組成物を
得るための代表的な方法について説明する。まず前記し
たフェノール類とアルデヒド類とトリアジン環を有する
化合物とを塩基性あるいは酸性触媒化で反応させる。こ
の時系のpHは特に限定されるものではないが、トリア
ジン環を含む化合物の多くが塩基性溶液に容易に溶解す
ることから、塩基性触媒化で反応させることが好まし
く、さらにはアミン類の使用が好ましい。また、各原料
の反応順序も特に制限はなく、フェノール類、アルデヒ
ド類をまず反応させてから、トリアジン環を有する化合
物を加えても、逆にトリアジン環を有する化合物とアル
デヒド類を反応させてからフェノール類を加えても、同
時に全ての原料を加えて反応させてもよい。このとき、
フェノール類に対するアルデヒド類のモル比は特に限定
されるものではないが、0.2〜1.5で好ましくは
0.4〜0.8である。また、フェノール類に対するト
リアジン環を有する化合物との重量比は、10〜98:
90〜2で好ましくは50〜95:50〜5である。フ
ェノール類の重量比が10%以下では、樹脂化すること
が困難となり、98%以上では充分な難燃効果が得るこ
とができなくなる。また、触媒として特に限定されるも
のではないが、代表的なものとして水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化バリウム等のアルカリ金属及び
アルカリ土類金属の水酸化物、及びこれらの酸化物、ア
ンモニア、1〜3級アミン類、ヘキサメチレンテトラミ
ン、炭酸ナトリウム等、そして塩酸、硫酸、スルホン酸
等の無機酸、シュウ酸、酢酸等の有機酸、ルイス酸、あ
るいは酢酸亜鉛等の2価金属塩等がある。
【0011】金属等の無機物が触媒残として残ることは
好ましくないことから、塩基性の触媒としてはアミン
類、酸性の触媒としては有機酸を使用することが好まし
い。また、反応制御の面から反応を各種溶剤の存在下で
行ってもよい。次に、必要に応じて中和、水洗して塩類
等の不純物を除去する。ただし触媒にアミン類を使用し
た場合は行わないことが好ましい。反応終了後、未反応
のアルデヒド類、フェノール類、溶剤等を常圧蒸留、真
空蒸留等の常法に従って除去する。この時、未反応のア
ルデヒド類とメチロール類を除去することが好ましく、
未反応のアルデヒド類とメチロール類を実質的に含まな
い樹脂組成物を得るためには、120℃以上の加熱処理
を必要とする。この時、ノボラック樹脂を得るときに常
法にしたがい充分に加熱、蒸留することが好ましい。特
に限定されるわけではないが、またこの時、前記したよ
うに未反応一官能性のフェノール単量体を2%以下にす
ることが好ましい。このようにして得られたものは、フ
ェノール類とトリアジン環を有する化合物とアルデヒド
の混合物または縮合物からなるフェノール樹脂組成物で
ある。特に限定されるものではないが、該混合物または
縮合物中に未反応アルデヒドを含まず、メチロール基板
についても実質上含まないことが好ましい。
【0012】さらに、本発明の樹脂組成物には、充填剤
として通常の無機、有機充填剤、強化用繊維も使用可能
である。例えば、ステープルファイバー、糸、綿布、ガ
ラスクロス、ガラスマット、ガラス繊維、炭素繊維、石
英繊維、難燃性合成繊維、シリカ粉、炭酸カルシウム、
水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等である。こ
れらの充填剤は、予めカップリング剤処理をしておくと
樹脂との界面接着性を向上することができる。この際、
カップリング剤を添加することも充填剤と樹脂との界面
接着性を向上させることに効果がある。これらの樹脂組
成物から銅張積層板、プリプレグ、封止材、成形材料を
製造する方法は、特に限定するものではない。通常は、
これらの樹脂組成物を有機溶剤を用いることにより溶液
化し、次いで基材に塗工、乾燥することにより行われ
る。このようにして製造されたプリプレグを、重ね合わ
せその両面に銅箔を構成後、プレスすることにより、銅
張積層板を製造することができる。また、これらの樹脂
組成物と充填剤を溶融混練することにより、封止材、成
形材料等を製造することができる。エポキシ樹脂(A)
とフェノール類及びトリアジン環を有する化合物とアル
デヒド類との反応物からなるフェノール樹脂組成物
(B)とジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合物
(C)の最適な配合比は特に限定するものではないが
(A)40〜60に対し(B)10〜20(C)30〜
40(重量部)である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例及びその比較例によっ
て、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜3 〔1〕ジヒドロベンゾオキサジン環の合成(I) (1)フェノールノボラックの合成 フェノール1.9kg、ホルマリン(37%水溶液)
1.15kg、しゅう酸4gを5リットルフラスコに仕
込み、還流温度で6時間反応させた。引き続き、内部を
6666.1Pa以下に減圧して未反応のフェノール及
び水を除去した。得られた樹脂は軟化点89℃(環球
法)、3〜多核体/2核体比89/11(ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィーによるピーク面積比)であ
った。 (2)ジヒドロベンゾオキサジン環の導入 上記により合成したフェノールノボラック樹脂1.7k
g(ヒドロキシル基10molに相当)をアニリン1.
49kg(16molに相当)と80℃で5時間撹拌
し、均一な混合溶液を調整した。5リットルフラスコ中
に、ホルマリン1.62kgを仕込み90℃に加熱し、
ここへ、ノボラック/アイリン混合溶液を30分間かけ
て少しずつ添加した。添加終了後30分間、還流温度に
保ち、然る後に100℃で2時間6666.1Pa以下
に減圧して縮合水を除去し、反応しうるヒドロキシル基
の95%がジヒドロベンゾオキサジン化された熱硬化性
樹脂を得た。以下、得られた樹脂を(M1)と略記す
る。
【0014】〔2〕ジヒドロベンゾオキサジン環の合成
(II) (1)フェノールノボラックの合成 フェノール1.9kg、ホルマリン(37%水溶液)
1.10kg、しゅう酸4gを5リットルフラスコに仕
込み、還流温度で6時間反応させた。引き続き、内部を
6666.1Pa以下に減圧して未反応のフェノール及
び水を除去した。得られた樹脂は軟化点84℃(環球
法)、3〜多核体/2核体比82/18(ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィーによるピーク面積比)であ
った。 (2)ジヒドロベンゾオキサジン環の導入 以下、ジヒドロベンゾオキサジン環を有する熱硬化性樹
脂の合成(I)と同様にして、ジヒドロベンゾオキサジ
ン環を導入した。得られた熱硬化性樹脂は、フェノール
ノボラック樹脂の、反応しうるヒドロキシル基の90%
にジヒドロベンゾオキサジン環が導入されたものであっ
た。以下、得られた樹脂を(M2)と略記する。
【0015】〔3〕ジヒドロベンゾオキサジン環の合成
(I) フェノール94部、ベンゾグアナミン9.4部に41.
5%ホルマリン51部、及びしゅう酸0.47部を加
え、発熱に注意しながら徐々に100℃まで昇温した。
100℃にて5時間反応させた後、常圧下にて水を除去
しながら180℃まで昇温し、減圧下にて未反応のフェ
ノールを除去し、軟化点103℃のフェノール樹脂組成
物を得た。以下、この組成物を「N1」と略記する。フ
ェノールとトリアジン環を有する化合物の重量比率、未
反応ホルムアルデヒド量、メチロール基の存在の有無、
及び未反応フェノールモノマー量を求め、結果を表1に
まとめて示した。
【0016】〔4〕フェノール樹脂組成物の合成例(I
I) フェノール94部に41.5%ホルマリン29部、及び
トリエチルアミン0.47部を加え、80℃にて3時間
反応させた。メラミンを19部加え、さらに1時間反応
させた後、常圧下にて水を除去しながら120℃まで昇
温し、温度を保持したまま2時間反応させた。次に常温
下にて水を除去しながら180℃まで昇温し、減圧下に
て未反応のフェノールを除去し、軟化点136℃のフェ
ノール樹脂組成物を得た。フェノールとメラミンの重量
比率、未反応ホルムアルデヒド量、メチロール基の存在
の有無、及び未反応フェノールモノマー量を求め、結果
を表1にまとめて示した。以下、この組成物を「N2」
と略記する。
【0017】
【表1】
【0018】〔5〕その他の配合物 本検討に使用したフェノールノボラック型エポキシ樹脂
は、エポキシ当量が179、軟化点が40℃のものを使
用した。水酸化アルミニウムとしては、電子材料用に一
般的に用いられている残留イオン等の少ないものとし、
粒子径が3〜5μmのものを使用した。
【0019】〔6〕積層板の作製 各々表2に示した、樹脂組成物をメチルエチルケトン/
ジメチルホルムアミド=50/50重量部の混合溶剤に
溶解させ、さらに溶液の不揮発分を60〜70%になる
ようにメチルエチルケトンで調整した。然る後、各々の
混合溶液をガラスクロス(0.2mm)に含浸させ、1
60℃で4分間乾燥してプリプレグを得た。このプリプ
レグを8枚重ね、その両面に18μmの銅箔を重ね、1
85℃、圧力40kgf/cm にて100分間加熱
加圧成形して、厚さ1.6mmの両面銅張積層板を得
た。次いで、積層板は、エッチング処理を施し、銅箔を
除去した後、各物性試験を行ったところ、表2に示され
る結果が得られた。
【0020】
【表2】 *1:吸湿はんだ耐熱性試験は、所定時間プレッシャー
クッカ(PCT)処理(121℃、水蒸気下中)後26
0℃のはんだ浴に20秒浸漬して評価を行った。評価
は、その試験片の外観、ミーズリングまたは膨れの発生
の有無を目視判定により行った。○:全く以上無し、
△:ミーズリング有り、×:膨れの発生有り *2:耐熱焼性試験は、UL−94に従い行った。硬化
剤として、フェノール樹脂組成物を組成物を単独で使用
した場合、吸湿はんだ耐熱性は、PCT2h処理で全て
膨れ発生するが、硬化剤としてフェノール樹脂組成物と
ジヒドロベンゾオキサジン化合物を併用して用いると吸
湿はんだ耐熱性が大幅に向上することが判る。
【0021】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂(A)とフェノー
ル類とトリアジン環を有する化合物とアルデヒド類との
反応物からなるフェノール樹脂組成物(B)及びジヒド
ロベンゾオキサジン化合物(C)を用いることにより、
吸湿はんだ耐熱性に優れたエポキシ樹脂積層板の提供が
可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 5/24 CFC C08J 5/24 CFC C09D 163/00 C09D 163/00 // B29K 105:06 (72)発明者 相沢 輝樹 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館工場内 (72)発明者 平井 康之 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館工場内 (72)発明者 長瀬 英雄 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館工場内 (72)発明者 鴨志田 真一 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂(A)とフェノール類及びト
    リアジン環を有する化合物とアルデヒド類との反応物か
    らなるフェノール樹脂組成物(B)とジヒドロベンゾオ
    キサジン環を有する化合物(C)とを必須成分とするこ
    とを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエポキシ樹脂組成物をワニ
    スとし、このワニスを基材に含浸乾燥してなるエポキシ
    樹脂プリプレグ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のエポキシ樹脂プリプレグ
    を加熱加圧してなるエポキシ樹脂積層板。
JP32554797A 1997-11-27 1997-11-27 エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板 Pending JPH11158352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32554797A JPH11158352A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32554797A JPH11158352A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11158352A true JPH11158352A (ja) 1999-06-15

Family

ID=18178118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32554797A Pending JPH11158352A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11158352A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000027921A1 (en) * 1998-11-10 2000-05-18 Edison Polymer Innovation Corporation Ternary systems of benzoxazine, epoxy, and phenolic resins
JP2001181399A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Hitachi Chem Co Ltd 難燃性熱硬化樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板
JP2001240836A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Hitachi Chem Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物および接着剤付き金属箔
JP2001310957A (ja) * 2000-02-23 2001-11-06 Toray Ind Inc 複合材料成形用中間体及び繊維強化複合材料
WO2002055603A1 (en) * 2001-01-10 2002-07-18 Hitachi Chemical Co., Ltd. Thermosetting resin composition, and prepreg, laminate for circuit board, and printed circuit board each made therewith
JP2002293887A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板用絶縁樹脂組成物及びその用途
JP2006202958A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Hitachi Chem Co Ltd プリプレグ、それを用いた積層板、プリント配線板、多層プリント配線板
JP2010138400A (ja) * 2010-01-15 2010-06-24 Hitachi Chem Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ、電気配線板用積層板
JP2011021205A (ja) * 2010-10-22 2011-02-03 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板用絶縁樹脂組成物及びその用途
CN118005993A (zh) * 2024-02-02 2024-05-10 广东博汇新材料科技有限公司 可降解酸酐固化环氧树脂的组合物及降解再生酸酐固化环氧树脂的方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000027921A1 (en) * 1998-11-10 2000-05-18 Edison Polymer Innovation Corporation Ternary systems of benzoxazine, epoxy, and phenolic resins
JP2001181399A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Hitachi Chem Co Ltd 難燃性熱硬化樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板
WO2003018674A1 (en) * 2000-02-23 2003-03-06 Toray Industries, Inc. Intermediate for composite material molding and fiber-reinforced composite material
JP2001310957A (ja) * 2000-02-23 2001-11-06 Toray Ind Inc 複合材料成形用中間体及び繊維強化複合材料
JP2001240836A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Hitachi Chem Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物および接着剤付き金属箔
KR100832193B1 (ko) * 2001-01-10 2008-05-23 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 열경화성 수지 조성물 및 그것을 사용한 프리프레그,배선판용 적층판 및 프린트 배선판
WO2002055603A1 (en) * 2001-01-10 2002-07-18 Hitachi Chemical Co., Ltd. Thermosetting resin composition, and prepreg, laminate for circuit board, and printed circuit board each made therewith
JP2008274274A (ja) * 2001-01-10 2008-11-13 Hitachi Chem Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物並びにそれを用いたプリプレグ、配線板用積層板及びプリント配線板
US7538150B2 (en) * 2001-01-10 2009-05-26 Hitachi Chemical Company, Ltd Dihydrobenzoxazine ring-containing resin, phenolic-triazine-aldehyde condensate and epoxy resin
KR100965025B1 (ko) * 2001-01-10 2010-06-21 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 열경화성 수지 조성물 및 그것을 사용한 프리프레그,배선판용 적층판 및 프린트 배선판
JP2012211320A (ja) * 2001-01-10 2012-11-01 Hitachi Chemical Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物並びにそれを用いたプリプレグ、配線板用積層板及びプリント配線板
KR101240786B1 (ko) * 2001-01-10 2013-03-07 히타치가세이가부시끼가이샤 열경화성 수지 조성물 및 그것을 사용한 프리프레그, 배선판용 적층판 및 프린트 배선판
KR101379106B1 (ko) * 2001-01-10 2014-03-31 히타치가세이가부시끼가이샤 열경화성 수지 조성물 및 그것을 사용한 프리프레그, 배선판용 적층판 및 프린트 배선판
JP2002293887A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板用絶縁樹脂組成物及びその用途
JP2006202958A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Hitachi Chem Co Ltd プリプレグ、それを用いた積層板、プリント配線板、多層プリント配線板
JP2010138400A (ja) * 2010-01-15 2010-06-24 Hitachi Chem Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ、電気配線板用積層板
JP2011021205A (ja) * 2010-10-22 2011-02-03 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板用絶縁樹脂組成物及びその用途
CN118005993A (zh) * 2024-02-02 2024-05-10 广东博汇新材料科技有限公司 可降解酸酐固化环氧树脂的组合物及降解再生酸酐固化环氧树脂的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3414340B2 (ja) 難燃性樹脂材料および難燃性樹脂組成物
JP2008274274A (ja) 熱硬化性樹脂組成物並びにそれを用いたプリプレグ、配線板用積層板及びプリント配線板
EP1970389B1 (en) Phenol resin composition, cured product thereof, resin composition for copper clad laminate, copper clad laminate and novel phenol resin
JP2000336248A (ja) エポキシ樹脂組成物および電気積層板
EP1312638A1 (en) Halogen-free phosphorous-and nitrogen-containing flame-resistant epoxy resin compositions, and prepregs derived from thereof
JP3975552B2 (ja) フェノール樹脂組成物及びフェノール樹脂の製造方法
JP4972247B2 (ja) 難燃性熱硬化樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板
JP4036011B2 (ja) 難燃性熱硬化樹脂組成物,それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板
JP3488996B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物
JP3327038B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
JP3458557B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物、それを使用した積層板及びその製造方法
JP2001122948A (ja) 難燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層板
JP5307041B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ、電気配線板用積層板
JPH08311142A (ja) フェノ−ル樹脂組成物及びエポキシ樹脂用硬化剤
JP2001151995A (ja) 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた絶縁樹脂シート
JP2001214029A (ja) 難燃性高誘電率樹脂組成物、難燃性高誘電率プリプレグ及び難燃性高誘電率積層板
JP2009209318A (ja) エポキシ樹脂組成物、及びその硬化物
JP2001122949A (ja) 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ、電気配線板用積層板
JP3951911B2 (ja) 難燃性樹脂材料および難燃性樹脂組成物
JP2004189970A (ja) 難燃性樹脂組成物及びプリント配線板用プリプレグ及び積層板
JP2003213077A (ja) 難燃性樹脂組成物及びプリント配線板用プリプレグ及び積層板
JPH111604A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
CN101061127A (zh) 1,4-氢醌官能化的次膦酸酯和膦酸酯
JP2000017146A (ja) 熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物
JP2006045546A (ja) 熱硬化性樹脂組成物、ホウ酸変性トリアジン構造含有ノボラック樹脂、およびその製造方法