JPH11160176A - 圧力検出装置 - Google Patents
圧力検出装置Info
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- JPH11160176A JPH11160176A JP32810497A JP32810497A JPH11160176A JP H11160176 A JPH11160176 A JP H11160176A JP 32810497 A JP32810497 A JP 32810497A JP 32810497 A JP32810497 A JP 32810497A JP H11160176 A JPH11160176 A JP H11160176A
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- sensor chip
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 センサチップの組込み時にセンサチップとキ
ャリアが接触してセンサチップに応力が発生したりキャ
リアとセンサチップがショートしたりすることがなく、
しかも治具が不要で封入液の量を少なくすることがで
き、温度特性を向上させる。 【解決手段】 キャリア3の収納凹部20を、下部側が
角穴部20a、上部側がテーパ状の角穴部20bとす
る。テーパー状角穴部20bの下端をセンサチップ5の
下面より下方に位置させ、これによってキャリア3とセ
ンサチップ5の接触を防止する。テーパ状角穴部20b
のテーパー面は、基台11を収納凹部20に挿入すると
きの案内面として機能する。収納凹部20の底面周縁部
に溝61を形成し、基台11の下面外周部を逃がす。
ャリアが接触してセンサチップに応力が発生したりキャ
リアとセンサチップがショートしたりすることがなく、
しかも治具が不要で封入液の量を少なくすることがで
き、温度特性を向上させる。 【解決手段】 キャリア3の収納凹部20を、下部側が
角穴部20a、上部側がテーパ状の角穴部20bとす
る。テーパー状角穴部20bの下端をセンサチップ5の
下面より下方に位置させ、これによってキャリア3とセ
ンサチップ5の接触を防止する。テーパ状角穴部20b
のテーパー面は、基台11を収納凹部20に挿入すると
きの案内面として機能する。収納凹部20の底面周縁部
に溝61を形成し、基台11の下面外周部を逃がす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力または差圧を
検出する圧力検出装置に関する。
検出する圧力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力検出装置としては、半導体圧力セン
サが知られている(例:実開昭59−135654号公
報、特公昭58−47013号公報等)。この半導体圧
力センサは、n型単結晶Si(シリコン)等の半導体基
板の表面に不純物の拡散もしくはイオン打ち込み技術に
よりピエゾ抵抗領域として作用するゲージを形成すると
共に、Alの蒸着等によりリードを形成し、裏面の一部
をエッチングによって除去することにより厚さ20μm
〜100μm程度の起歪部、すなわちダイアフラムとし
たセンサチップを用いている。このセンサチップにシリ
コーンオイル等の封入液を介して測定圧力を加えると、
ダイアフラムが変形してゲージの比抵抗が変化するた
め、この時の抵抗変化に伴う出力電圧を検出することに
より圧力または差圧を測定することができる。
サが知られている(例:実開昭59−135654号公
報、特公昭58−47013号公報等)。この半導体圧
力センサは、n型単結晶Si(シリコン)等の半導体基
板の表面に不純物の拡散もしくはイオン打ち込み技術に
よりピエゾ抵抗領域として作用するゲージを形成すると
共に、Alの蒸着等によりリードを形成し、裏面の一部
をエッチングによって除去することにより厚さ20μm
〜100μm程度の起歪部、すなわちダイアフラムとし
たセンサチップを用いている。このセンサチップにシリ
コーンオイル等の封入液を介して測定圧力を加えると、
ダイアフラムが変形してゲージの比抵抗が変化するた
め、この時の抵抗変化に伴う出力電圧を検出することに
より圧力または差圧を測定することができる。
【0003】このような半導体圧力センサにおいては、
耐圧性、シール性、電気的絶縁性などの特性が要求され
る。また、パッケージ内にセンサチップを封止する際、
センサチップに応力を伝えない構造が要求される。
耐圧性、シール性、電気的絶縁性などの特性が要求され
る。また、パッケージ内にセンサチップを封止する際、
センサチップに応力を伝えない構造が要求される。
【0004】図7〜図9にこの種の半導体圧力センサの
従来例をそれぞれ示す。図7に示す半導体圧力センサ1
は、SUS316等の金属によって形成した円筒状のパ
ッケージ2内にキャリア3を介してセンサチップ5を収
納すると共にシリコーンオイル等の封入液6を注入し、
受圧ダイアフラム7によって封止したもので、この受圧
ダイアフラム7に加わる被測定圧力P1 を封入液6を介
してセンサチップ5に伝達するようにしている。
従来例をそれぞれ示す。図7に示す半導体圧力センサ1
は、SUS316等の金属によって形成した円筒状のパ
ッケージ2内にキャリア3を介してセンサチップ5を収
納すると共にシリコーンオイル等の封入液6を注入し、
受圧ダイアフラム7によって封止したもので、この受圧
ダイアフラム7に加わる被測定圧力P1 を封入液6を介
してセンサチップ5に伝達するようにしている。
【0005】前記パッケージ2には、受圧ダイアフラム
7の裏側室8に封入液6を注入するための封入液注入孔
9が形成され、その下端側開口部をボール10によって
封止している。
7の裏側室8に封入液6を注入するための封入液注入孔
9が形成され、その下端側開口部をボール10によって
封止している。
【0006】前記キャリア3は、耐食性と溶接性に優
れ、前記センサチップ5の台座11と線膨張係数が略等
しい金属、例えばコバールによって形成され、センサチ
ップ5からの電気信号を外部に導くリードピン12が貫
通して設けられている。このリードピン12が貫通する
キャリア3のピン挿通孔13は、キャリア3とリードピ
ン12との電気的絶縁および封入液6の漏洩を防止する
ためにガラス14によってハーメチックシールされてい
る。このようなキャリア3は、前記パッケージ2の嵌合
穴15に嵌合され、封入液6の漏洩を防止するために通
常プロジェクション溶接等によって溶接されている。
れ、前記センサチップ5の台座11と線膨張係数が略等
しい金属、例えばコバールによって形成され、センサチ
ップ5からの電気信号を外部に導くリードピン12が貫
通して設けられている。このリードピン12が貫通する
キャリア3のピン挿通孔13は、キャリア3とリードピ
ン12との電気的絶縁および封入液6の漏洩を防止する
ためにガラス14によってハーメチックシールされてい
る。このようなキャリア3は、前記パッケージ2の嵌合
穴15に嵌合され、封入液6の漏洩を防止するために通
常プロジェクション溶接等によって溶接されている。
【0007】前記センサチップ5は、Si等の半導体基
板に設けた起歪部5Aの表面に不純物の拡散もしくはイ
オン打ち込み技術によりピエゾ抵抗領域として作用する
ゲージ5Bを形成して構成され、台座11の上面に陽極
接合(静電接合)されている。台座11としては、セン
サチップ5を接合するときの熱歪みがセンサチップ5に
伝わると半導体圧力センサ1の温度特性を低下させ零点
シフトの原因となるため、センサチップ5の線膨張係数
と等しいかもしくは近似した線膨張係数を有する材料、
例えばシリコン、パイレックスガラス(商品名)、窒化
珪素等のセラミックス等によって形成されている。
板に設けた起歪部5Aの表面に不純物の拡散もしくはイ
オン打ち込み技術によりピエゾ抵抗領域として作用する
ゲージ5Bを形成して構成され、台座11の上面に陽極
接合(静電接合)されている。台座11としては、セン
サチップ5を接合するときの熱歪みがセンサチップ5に
伝わると半導体圧力センサ1の温度特性を低下させ零点
シフトの原因となるため、センサチップ5の線膨張係数
と等しいかもしくは近似した線膨張係数を有する材料、
例えばシリコン、パイレックスガラス(商品名)、窒化
珪素等のセラミックス等によって形成されている。
【0008】前記センサチップ5と台座11との接合面
には、前記裏側室8から仕切られた内室17が形成され
ている。この内室17は、前記キャリア3に形成した圧
力導入路19を介して大気に連通されることにより大気
圧P2 が導かれている。なお、キャリア3の上面中央に
形成される収納凹部20は角穴で、センサチップ5およ
び台座11もこの収納凹部20に挿入され得る大きさの
角柱状に形成されている。なお、21はセンサチップ5
のゲージ5Bとリードピン12を電気的に接続する金線
等のリード線である。
には、前記裏側室8から仕切られた内室17が形成され
ている。この内室17は、前記キャリア3に形成した圧
力導入路19を介して大気に連通されることにより大気
圧P2 が導かれている。なお、キャリア3の上面中央に
形成される収納凹部20は角穴で、センサチップ5およ
び台座11もこの収納凹部20に挿入され得る大きさの
角柱状に形成されている。なお、21はセンサチップ5
のゲージ5Bとリードピン12を電気的に接続する金線
等のリード線である。
【0009】図8に示す半導体圧力センサ30は、キャ
リア31をセラミックス等の絶縁材によって形成し、リ
ードピン12をキャリア31に設けたピン挿通孔32に
挿通し、その下端側開口部を半田33によって気密に封
止している。また、キャリア31の上面内周側周縁部で
ピン挿通孔32の周囲にスクリーン印刷等によって金属
膜22を形成し、この金属膜22とセンサチップ5のゲ
ージ5Bをリード線21で電気的に接続すると共に、金
属膜22にリードピン12を接続している。その他の構
成は図7に示した圧力センサ1と同じであるため、同一
の構成部材については同一符号をもって示し、その説明
を省略する。
リア31をセラミックス等の絶縁材によって形成し、リ
ードピン12をキャリア31に設けたピン挿通孔32に
挿通し、その下端側開口部を半田33によって気密に封
止している。また、キャリア31の上面内周側周縁部で
ピン挿通孔32の周囲にスクリーン印刷等によって金属
膜22を形成し、この金属膜22とセンサチップ5のゲ
ージ5Bをリード線21で電気的に接続すると共に、金
属膜22にリードピン12を接続している。その他の構
成は図7に示した圧力センサ1と同じであるため、同一
の構成部材については同一符号をもって示し、その説明
を省略する。
【0010】図9に示す半導体圧力センサ40は、金属
製のキャリア3をステム41を介してパッケージ2の嵌
合穴15に収納している。ステム41は通常アルミナ等
のセラミックスによって形成され、その凹部42内にキ
ャリア3を収納している。また、ステム41はリードピ
ン12が挿通されるピン挿通孔43を有し、その下端開
口部が半田33によって気密に封止されている。さら
に、ステム41の上面内周側周縁部でピン挿通孔43の
周囲にスクリーン印刷等によって金属膜22を形成し、
この金属膜22とセンサチップ5のゲージ5Bをリード
線21で電気的に接続すると共に、金属膜22にリード
ピン12を接続している。その他の構成は図7または図
8に示した従来装置と同様である。また、図7〜図9に
おいては、基台11とキャリア3(31)との隙間を便
宜上広く示したが、実際には極めて微小な隙間とされ
る。
製のキャリア3をステム41を介してパッケージ2の嵌
合穴15に収納している。ステム41は通常アルミナ等
のセラミックスによって形成され、その凹部42内にキ
ャリア3を収納している。また、ステム41はリードピ
ン12が挿通されるピン挿通孔43を有し、その下端開
口部が半田33によって気密に封止されている。さら
に、ステム41の上面内周側周縁部でピン挿通孔43の
周囲にスクリーン印刷等によって金属膜22を形成し、
この金属膜22とセンサチップ5のゲージ5Bをリード
線21で電気的に接続すると共に、金属膜22にリード
ピン12を接続している。その他の構成は図7または図
8に示した従来装置と同様である。また、図7〜図9に
おいては、基台11とキャリア3(31)との隙間を便
宜上広く示したが、実際には極めて微小な隙間とされ
る。
【0011】このような半導体圧力センサ1,30,4
0において、被測定圧P1 を受圧ダイアフラム7の変位
により封入液6を介してセンサチップ5に導くと、起歪
部5Aが変位してゲージ5Bの比抵抗が変化するため、
この時の抵抗変化に伴う出力電圧を検出することにより
被測定圧P1 または差圧P1 −P2 を測定することがで
きる。なお、絶対圧を検出する場合は、センサチップ5
の内室17を真空にしておけばよい。
0において、被測定圧P1 を受圧ダイアフラム7の変位
により封入液6を介してセンサチップ5に導くと、起歪
部5Aが変位してゲージ5Bの比抵抗が変化するため、
この時の抵抗変化に伴う出力電圧を検出することにより
被測定圧P1 または差圧P1 −P2 を測定することがで
きる。なお、絶対圧を検出する場合は、センサチップ5
の内室17を真空にしておけばよい。
【0012】上記した半導体圧力センサの設計に際して
は、封入液6の量によって温度特性、言い換えれば検出
精度が決定されるといっても過言ではない。何故なら、
周囲温度の変化に伴い封入液6が膨脹、収縮すると裏側
室8の内圧が変化し、測定誤差となるからである。その
ため、裏側室8の容積を小さくし、封入液6の量が極力
少なくなるように設計する必要がある。そこで、図7お
よび図8に示した半導体圧力センサ1,30において
は、キャリア3,31と台座11およびセンサチップ5
との隙間を極力狭くし、図9に示した半導体圧力センサ
40においては、キャリッジ3と台座11およびセンサ
チップ5との隙間およびキャリッジ3とステム41との
隙間を極力狭くしている。
は、封入液6の量によって温度特性、言い換えれば検出
精度が決定されるといっても過言ではない。何故なら、
周囲温度の変化に伴い封入液6が膨脹、収縮すると裏側
室8の内圧が変化し、測定誤差となるからである。その
ため、裏側室8の容積を小さくし、封入液6の量が極力
少なくなるように設計する必要がある。そこで、図7お
よび図8に示した半導体圧力センサ1,30において
は、キャリア3,31と台座11およびセンサチップ5
との隙間を極力狭くし、図9に示した半導体圧力センサ
40においては、キャリッジ3と台座11およびセンサ
チップ5との隙間およびキャリッジ3とステム41との
隙間を極力狭くしている。
【0013】また、封入液6の量はリード線21のボン
ディングによっても影響される。すなわち、リード線2
1は「へ」の字形にボンディングされるが、その両端間
の距離と高さの比が一定になるようにボンディングされ
るため、封入液6の量を少なくするにはリード線21の
高さを低く押えて受圧ダイアフラム7からリード線21
までの距離を短縮する必要がある。そのため、リード線
12または金属膜22をセンサチップ5に近づけ、リー
ド線21の両端間の距離を短くしている。
ディングによっても影響される。すなわち、リード線2
1は「へ」の字形にボンディングされるが、その両端間
の距離と高さの比が一定になるようにボンディングされ
るため、封入液6の量を少なくするにはリード線21の
高さを低く押えて受圧ダイアフラム7からリード線21
までの距離を短縮する必要がある。そのため、リード線
12または金属膜22をセンサチップ5に近づけ、リー
ド線21の両端間の距離を短くしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように半導体
圧力センサにおいては、封入液6の量を少なくし温度特
性を向上させるために、キャリア3とセンサチップ5お
よび台座11との隙間を極力狭く設定すると共に、セン
サチップ5とリードピン12または金属膜22との間隔
を狭くしリード線21の高さを低くしていた。
圧力センサにおいては、封入液6の量を少なくし温度特
性を向上させるために、キャリア3とセンサチップ5お
よび台座11との隙間を極力狭く設定すると共に、セン
サチップ5とリードピン12または金属膜22との間隔
を狭くしリード線21の高さを低くしていた。
【0015】しかしながら、いずれの半導体圧力センサ
においても、実際には下記に述べるような理由からキャ
リア3とセンサチップ5および台座11との隙間を極端
に狭くしたり、センサチップ5とリードピン12または
金属膜22との間隔を狭くすることができないという問
題があった。すなわち、図7に示した半導体圧力センサ
1においては、キャリア3とセンサチップ5との隙間を
狭くすると、キャリア3は金属製で、センサチップ5は
導体とみなすことができるため、キャリア3とセンサチ
ップ5が互いに接触するとショートしていまう。また、
接触するとセンサチップ5に応力が発生し悪影響を及ぼ
す。そこで、従来は適宜な位置決め治具45を用いてセ
ンサチップ5が接合された基台11をキャリア3の収納
凹部20内に組み込みセンサチップ5がキャリア3に接
触しないようにしているが、この位置決め治具45はセ
ンサチップ5および基台11と収納凹部20との隙間に
差し込まれるため、位置決め治具45の板厚(0.5m
m程度)分だけ隙間が必然的に大きくなり、封入液6の
量が増加する。また、位置決め治具45による位置決め
作業が煩わしく時間がかかり、組立性が悪いという問題
もあった。
においても、実際には下記に述べるような理由からキャ
リア3とセンサチップ5および台座11との隙間を極端
に狭くしたり、センサチップ5とリードピン12または
金属膜22との間隔を狭くすることができないという問
題があった。すなわち、図7に示した半導体圧力センサ
1においては、キャリア3とセンサチップ5との隙間を
狭くすると、キャリア3は金属製で、センサチップ5は
導体とみなすことができるため、キャリア3とセンサチ
ップ5が互いに接触するとショートしていまう。また、
接触するとセンサチップ5に応力が発生し悪影響を及ぼ
す。そこで、従来は適宜な位置決め治具45を用いてセ
ンサチップ5が接合された基台11をキャリア3の収納
凹部20内に組み込みセンサチップ5がキャリア3に接
触しないようにしているが、この位置決め治具45はセ
ンサチップ5および基台11と収納凹部20との隙間に
差し込まれるため、位置決め治具45の板厚(0.5m
m程度)分だけ隙間が必然的に大きくなり、封入液6の
量が増加する。また、位置決め治具45による位置決め
作業が煩わしく時間がかかり、組立性が悪いという問題
もあった。
【0016】また、センサチップ5と基台11は外形が
同じ角型で、キャリア3の収納凹部20はセンサチップ
5より若干大きい角穴であるため、組込み時にセンサチ
ップ5と台座11を挿入し難く、収納凹部20の開口縁
に基台11が接触したりすると破損したり、センサチッ
プ5に応力が発生する。さらに、収納凹部20の底面と
側壁との接合部50は、製造上微小ではあるが半径Rの
曲面となるため、この接合部50に基台11の下面側角
部を設置すると基台11が傾いて安定性およびキャリア
3と基台11間のシール性が悪くなる。また、基台11
を収納凹部20内に挿入した状態では、位置決め治具4
5が収納凹部20と基台11との間に挿入されているた
め、接合部50に乗り上げていることを確認することが
できない。
同じ角型で、キャリア3の収納凹部20はセンサチップ
5より若干大きい角穴であるため、組込み時にセンサチ
ップ5と台座11を挿入し難く、収納凹部20の開口縁
に基台11が接触したりすると破損したり、センサチッ
プ5に応力が発生する。さらに、収納凹部20の底面と
側壁との接合部50は、製造上微小ではあるが半径Rの
曲面となるため、この接合部50に基台11の下面側角
部を設置すると基台11が傾いて安定性およびキャリア
3と基台11間のシール性が悪くなる。また、基台11
を収納凹部20内に挿入した状態では、位置決め治具4
5が収納凹部20と基台11との間に挿入されているた
め、接合部50に乗り上げていることを確認することが
できない。
【0017】図8に示した半導体圧力センサ30におい
ては、リード線21の高さを低くするために、金属膜2
2をキャリア31の表面に、その一端がキャリア31の
上面の内周側周縁と一致するように印刷形成し、センサ
チップ5との距離を短くしている。その場合、スクリー
ン印刷によって溶けた金属膜22をキャリア表面に塗布
すると、この金属膜22の一部が収納凹部20の壁面に
沿って垂れ下がって固化するため、この垂下部22aと
センサチップ5が接触してショートする。また、図7に
示した従来装置と同様にキャリア31の収納凹部20は
センサチップ5より若干大きい角穴であるため、挿入時
にセンサチップ5と台座11を挿入し難く、収納凹部2
0の開口縁に基台11またはセンサチップ5が接触する
とセンサチップ5に応力が発生する。さらに、収納凹部
20の底面と側壁との接合部50は図7に示したように
曲面に形成されるため、この接合部50の上に基台11
の下面側角部を設置すると基台11が傾いて安定性およ
びシール性が悪くなる。なお、セラミックス製のキャリ
ア31において、その接合部50を曲面に形成する理由
は、脆性材料からなるキャリア31のピッチング(欠
け)を防止するためである。また、焼結法によって形成
する場合は、金型のプレス圧に対する耐圧性を高めると
共に、成形後の型抜きを容易にするためである。
ては、リード線21の高さを低くするために、金属膜2
2をキャリア31の表面に、その一端がキャリア31の
上面の内周側周縁と一致するように印刷形成し、センサ
チップ5との距離を短くしている。その場合、スクリー
ン印刷によって溶けた金属膜22をキャリア表面に塗布
すると、この金属膜22の一部が収納凹部20の壁面に
沿って垂れ下がって固化するため、この垂下部22aと
センサチップ5が接触してショートする。また、図7に
示した従来装置と同様にキャリア31の収納凹部20は
センサチップ5より若干大きい角穴であるため、挿入時
にセンサチップ5と台座11を挿入し難く、収納凹部2
0の開口縁に基台11またはセンサチップ5が接触する
とセンサチップ5に応力が発生する。さらに、収納凹部
20の底面と側壁との接合部50は図7に示したように
曲面に形成されるため、この接合部50の上に基台11
の下面側角部を設置すると基台11が傾いて安定性およ
びシール性が悪くなる。なお、セラミックス製のキャリ
ア31において、その接合部50を曲面に形成する理由
は、脆性材料からなるキャリア31のピッチング(欠
け)を防止するためである。また、焼結法によって形成
する場合は、金型のプレス圧に対する耐圧性を高めると
共に、成形後の型抜きを容易にするためである。
【0018】図9に示した半導体圧力センサ40におい
ては、金属製のキャリア3を用いているため、キャリア
3とセンサチップ5および台座11との隙間を狭くする
と、図7に示した従来装置と同様に、キャリア3とセン
サチップ5がショートしたり、キャリア3と基台11間
のシール性が低下したり、位置決め治具による組込みが
困難になる。
ては、金属製のキャリア3を用いているため、キャリア
3とセンサチップ5および台座11との隙間を狭くする
と、図7に示した従来装置と同様に、キャリア3とセン
サチップ5がショートしたり、キャリア3と基台11間
のシール性が低下したり、位置決め治具による組込みが
困難になる。
【0019】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするとことは、センサ
チップの組込み時にセンサチップとキャリアが接触して
センサチップに応力が発生したりキャリアとセンサチッ
プがショートしたりすることがなく、しかも位置決め治
具が不要で封入液の量を少なくすることができ、温度特
性を向上させるようにした圧力検出装置を提供すること
にある。
めになされたもので、その目的とするとことは、センサ
チップの組込み時にセンサチップとキャリアが接触して
センサチップに応力が発生したりキャリアとセンサチッ
プがショートしたりすることがなく、しかも位置決め治
具が不要で封入液の量を少なくすることができ、温度特
性を向上させるようにした圧力検出装置を提供すること
にある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、受圧ダイヤフラムによって覆われ内部
に封入液が封入されたパッケージと、このパッケージ内
に収納されたキャリアと、このキャリアに設けた角形の
収納凹部内に角柱状の基台を介して収納された角型のセ
ンサチップとを備え、前記受圧ダイアフラムに加わる測
定圧力を前記封入液を介して前記センサチップに伝達
し、電気信号として外部に取り出す圧力検出装置におい
て、前記キャリアの収納凹部の下部側を角穴部とし、上
部側を上方に向かって徐々に広くなるようにテーパ状角
穴部とし、前記角穴部の各壁面と基台の各側面との間に
微小な隙間を設けたことを特徴とする。
に第1の発明は、受圧ダイヤフラムによって覆われ内部
に封入液が封入されたパッケージと、このパッケージ内
に収納されたキャリアと、このキャリアに設けた角形の
収納凹部内に角柱状の基台を介して収納された角型のセ
ンサチップとを備え、前記受圧ダイアフラムに加わる測
定圧力を前記封入液を介して前記センサチップに伝達
し、電気信号として外部に取り出す圧力検出装置におい
て、前記キャリアの収納凹部の下部側を角穴部とし、上
部側を上方に向かって徐々に広くなるようにテーパ状角
穴部とし、前記角穴部の各壁面と基台の各側面との間に
微小な隙間を設けたことを特徴とする。
【0021】第2の発明は、上記第1の発明において、
テーパ状角穴部の下端がセンサチップの下面より下方に
位置することを特徴とする。
テーパ状角穴部の下端がセンサチップの下面より下方に
位置することを特徴とする。
【0022】第3の発明は、上記第1または第2の発明
において、キャリアの収納凹部の底面周縁部に全周にわ
たって溝を形成したことを特徴とする。
において、キャリアの収納凹部の底面周縁部に全周にわ
たって溝を形成したことを特徴とする。
【0023】第4の発明は、上記第1、第2または第3
の発明において、キャリアの収納凹部の下部側の壁面に
台座位置決め部を一体に突設したことを特徴とする。
の発明において、キャリアの収納凹部の下部側の壁面に
台座位置決め部を一体に突設したことを特徴とする。
【0024】第1の発明において、キャリアの収納凹部
をその下部側を角穴部とし、上部側をテーパ状角穴部と
したことにより、収納凹部内への台座の挿入が容易とな
る。
をその下部側を角穴部とし、上部側をテーパ状角穴部と
したことにより、収納凹部内への台座の挿入が容易とな
る。
【0025】第2の発明において、テーパ状角穴部の下
端は、センサチップの下面より下方に位置しているの
で、仮に組み込んだとき位置ずれしてもセンサチップと
キャリアは接触することがない。また、接触しなけれ
ば、キャリアが金属製の場合におけるセンサチップとキ
ャリアのショートを防止でき、セラミックス等の絶縁材
製の場合には、キャリア上に印刷形成される金属膜とセ
ンサチップのショートを防止することができる。
端は、センサチップの下面より下方に位置しているの
で、仮に組み込んだとき位置ずれしてもセンサチップと
キャリアは接触することがない。また、接触しなけれ
ば、キャリアが金属製の場合におけるセンサチップとキ
ャリアのショートを防止でき、セラミックス等の絶縁材
製の場合には、キャリア上に印刷形成される金属膜とセ
ンサチップのショートを防止することができる。
【0026】第3の発明において、収納凹部の底面周縁
部に溝を設けたことにより、基台の安定性がよく、基台
とキャリアとの間のシール性を向上させることができ
る。すなわち、収納凹部の底面と側壁との接合部は通常
曲面に形成されるが、接合部を溝によって形成すると、
基台の下面外周部を溝に逃がすことができるため、基台
が浮き上がったりせず収納凹部の底面に確実に密接させ
ることができ、基台とキャリア間を良好にシールする。
部に溝を設けたことにより、基台の安定性がよく、基台
とキャリアとの間のシール性を向上させることができ
る。すなわち、収納凹部の底面と側壁との接合部は通常
曲面に形成されるが、接合部を溝によって形成すると、
基台の下面外周部を溝に逃がすことができるため、基台
が浮き上がったりせず収納凹部の底面に確実に密接させ
ることができ、基台とキャリア間を良好にシールする。
【0027】第4の発明において、台座位置決め部を設
けたことにより、位置決め治具を用いて組込む必要がな
く、その結果として、キャリアと台座およびセンサチッ
プとの隙間を狭くすることができるので、封入液量を減
らすことができ、それによって検出装置の温度特性を改
善することができる。
けたことにより、位置決め治具を用いて組込む必要がな
く、その結果として、キャリアと台座およびセンサチッ
プとの隙間を狭くすることができるので、封入液量を減
らすことができ、それによって検出装置の温度特性を改
善することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る圧
力検出装置の一実施の形態を示す断面図、図2はキャリ
アの平面図である。なお、図中従来技術の欄で示した構
成部材等と同一のものについては同一符号をもって示
し、その説明を適宜省略する。本実施の形態において
は、キャリア3をインバー(Fe−Ni合金、線膨張係
数:5〜20×10-7/C°)によって形成し、このキ
ャリア3を封入液6が封入されるパッケージ2内に直接
収納した半導体圧力センサに適用した例を示す。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る圧
力検出装置の一実施の形態を示す断面図、図2はキャリ
アの平面図である。なお、図中従来技術の欄で示した構
成部材等と同一のものについては同一符号をもって示
し、その説明を適宜省略する。本実施の形態において
は、キャリア3をインバー(Fe−Ni合金、線膨張係
数:5〜20×10-7/C°)によって形成し、このキ
ャリア3を封入液6が封入されるパッケージ2内に直接
収納した半導体圧力センサに適用した例を示す。
【0029】前記キャリア3を収納するパッケージ2
は、両端が開放する薄肉の円筒体に形成されている。ま
た、パッケージ2の嵌合穴15は、上端側の大径穴部1
5aと、下端側の小径穴部15bとからなる異径穴とさ
れることにより段差部60を有し、この段差部60上に
前記キャリア3が密接して設置され、プロジェクション
溶接等によって固定されている。
は、両端が開放する薄肉の円筒体に形成されている。ま
た、パッケージ2の嵌合穴15は、上端側の大径穴部1
5aと、下端側の小径穴部15bとからなる異径穴とさ
れることにより段差部60を有し、この段差部60上に
前記キャリア3が密接して設置され、プロジェクション
溶接等によって固定されている。
【0030】前記キャリア3は、前記パッケージ2の大
径穴部15aに嵌合し得る大きさのカップ状に形成され
ることにより、上面中央に角形の収納凹部20を有し、
この収納凹部20内にセンサチップ5が台座11を介し
て収納されている。収納凹部20は、基台11が挿入さ
れる下部側が角穴部20aで、センサチップ5が位置ず
けられる上部側が上方に向かって徐々に広がるテーパ状
の角穴部20bを形成し、このテーパ状角穴部20bの
下端、すなわち前記角穴部20aとテーパ状角穴部20
bとの接合部がセンサチップ5の下面5aよりdだけ下
方に位置している。さらに、収納凹部20の底面と側壁
との接合部(底面周縁部)には、溝61が全周にわたっ
て形成され、各隅部に下端が溝61に連通し上端がテー
パ状角穴部20bのテーパ面に開放する垂直な縦溝62
が形成されている。角穴部20aの大きさは、2.23
mm×2.23mm×1mm、テーパ状角穴部20bの
開口部の大きさは、2.63mm×2.63mm、深さ
は1mm、溝61の溝幅は0.1mm、深さは0.1m
m、縦溝62の大きさは0.3φmm程度される。な
お、縦溝62は基台11の角部を逃がすためのものであ
る。
径穴部15aに嵌合し得る大きさのカップ状に形成され
ることにより、上面中央に角形の収納凹部20を有し、
この収納凹部20内にセンサチップ5が台座11を介し
て収納されている。収納凹部20は、基台11が挿入さ
れる下部側が角穴部20aで、センサチップ5が位置ず
けられる上部側が上方に向かって徐々に広がるテーパ状
の角穴部20bを形成し、このテーパ状角穴部20bの
下端、すなわち前記角穴部20aとテーパ状角穴部20
bとの接合部がセンサチップ5の下面5aよりdだけ下
方に位置している。さらに、収納凹部20の底面と側壁
との接合部(底面周縁部)には、溝61が全周にわたっ
て形成され、各隅部に下端が溝61に連通し上端がテー
パ状角穴部20bのテーパ面に開放する垂直な縦溝62
が形成されている。角穴部20aの大きさは、2.23
mm×2.23mm×1mm、テーパ状角穴部20bの
開口部の大きさは、2.63mm×2.63mm、深さ
は1mm、溝61の溝幅は0.1mm、深さは0.1m
m、縦溝62の大きさは0.3φmm程度される。な
お、縦溝62は基台11の角部を逃がすためのものであ
る。
【0031】前記キャリア3の前記収納凹部20を取り
囲む厚肉部3Aには、リードピン12が挿通されるピン
挿通孔13が上下面を貫通するように設けられている。
リードピン12は、ガラス14によってハーメチックシ
ールされている。キャリア3の底面中央には筒体64が
一体に垂設され、その中心孔が圧力導入孔19を形成し
前記収納凹部20および基台11の穴65を介してセン
サチップ5の内室17に連通している。なお、キャリア
30はAuのめっきによって表面処理され、各角部が所
要の曲率で面取りされている。
囲む厚肉部3Aには、リードピン12が挿通されるピン
挿通孔13が上下面を貫通するように設けられている。
リードピン12は、ガラス14によってハーメチックシ
ールされている。キャリア3の底面中央には筒体64が
一体に垂設され、その中心孔が圧力導入孔19を形成し
前記収納凹部20および基台11の穴65を介してセン
サチップ5の内室17に連通している。なお、キャリア
30はAuのめっきによって表面処理され、各角部が所
要の曲率で面取りされている。
【0032】前記基台11はシリコン等の絶縁材によっ
て前記収納凹部20より若干小さい角柱状に形成され、
上面に前記センサチップ5が陽極接合されている。セン
サチップ5は、基台11と同一の大きさの角型に形成さ
れている。センサチップ5の上面は、基台11が収納凹
部20内にろう付け等によって接合された状態におい
て、キャリア3の上面と略等しい。このようなセンサチ
ップ5と基台11は、互いに陽極接合された状態でダイ
シングソーによってウエハから切断分離されることによ
り形成されるため、角部が直角をなしている。そのた
め、キャリア3の収納凹部20の隅部に縦溝62を形成
し、この角部を逃がす必要がある。なお、センサチップ
5と基台11の大きさは、2.2mm×2.2mm程度
とされる。したがって、収納凹部20と基台11の隙間
Dは、15μm程度である。
て前記収納凹部20より若干小さい角柱状に形成され、
上面に前記センサチップ5が陽極接合されている。セン
サチップ5は、基台11と同一の大きさの角型に形成さ
れている。センサチップ5の上面は、基台11が収納凹
部20内にろう付け等によって接合された状態におい
て、キャリア3の上面と略等しい。このようなセンサチ
ップ5と基台11は、互いに陽極接合された状態でダイ
シングソーによってウエハから切断分離されることによ
り形成されるため、角部が直角をなしている。そのた
め、キャリア3の収納凹部20の隅部に縦溝62を形成
し、この角部を逃がす必要がある。なお、センサチップ
5と基台11の大きさは、2.2mm×2.2mm程度
とされる。したがって、収納凹部20と基台11の隙間
Dは、15μm程度である。
【0033】このような構造からなる半導体圧力センサ
においては、センサチップ5が接合された基台11のキ
ャリア3内への組込みを容易にすると共に、キャリア3
とセンサチップ5のショートを確実に防止することがで
きる。すなわち、キャリア3に設けられる収納凹部20
の下部側を角穴部20aとし、上部側をテーパ状角穴部
20bとしたので、センサチップ5が接合された台座1
1を収納凹部20内に組込む際、テーパ状角穴部20b
のテーパ面を案内面として機能させることができ、その
結果として収納凹部20内に容易に挿入することができ
る。また、テーパ状角穴部20bの下端をセンサチップ
5の下面よりdだけ下方に位置させているので、台座1
1の設置時に台座11が仮にキャリア3の中心からずれ
て設置され、その任意の1つの側面または隣り合う2つ
の側面が角穴部20aの壁面に接触したとしても、セン
サチップ5の側面はテーパ状角穴部20bのテーパ面に
接触することがない。したがって、キャリア3とセンサ
チップ5はショートすることがない。また、ショートし
なければ、図7に示した位置決め治具45によって厳密
に位置決めする必要もなく、組込み作業が容易である。
においては、センサチップ5が接合された基台11のキ
ャリア3内への組込みを容易にすると共に、キャリア3
とセンサチップ5のショートを確実に防止することがで
きる。すなわち、キャリア3に設けられる収納凹部20
の下部側を角穴部20aとし、上部側をテーパ状角穴部
20bとしたので、センサチップ5が接合された台座1
1を収納凹部20内に組込む際、テーパ状角穴部20b
のテーパ面を案内面として機能させることができ、その
結果として収納凹部20内に容易に挿入することができ
る。また、テーパ状角穴部20bの下端をセンサチップ
5の下面よりdだけ下方に位置させているので、台座1
1の設置時に台座11が仮にキャリア3の中心からずれ
て設置され、その任意の1つの側面または隣り合う2つ
の側面が角穴部20aの壁面に接触したとしても、セン
サチップ5の側面はテーパ状角穴部20bのテーパ面に
接触することがない。したがって、キャリア3とセンサ
チップ5はショートすることがない。また、ショートし
なければ、図7に示した位置決め治具45によって厳密
に位置決めする必要もなく、組込み作業が容易である。
【0034】さらに、収納凹部20の底面周縁部に溝6
1を形成しているので、基台11の安定性がよく、基台
11を収納凹部20の底面に確実に密接させることがで
き、基台11とキャリア3間のシール性を向上させるこ
とができる。すなわち、図7に示したように収納凹部2
0の底面と側壁との接合部50は通常曲面を形成してい
るため、基台11が位置ずれし下面の一側縁部が接合部
に乗り上げた状態で設置されると、基台11が収納凹部
20の底面から浮き上がり、シール性を低下させるが、
本発明のように接合部に溝61を形成しておくと、この
溝61のため基台11の下面外周部が収納凹部20の底
面に接触しないため、上記のような接合部に乗り上げる
といった現象が生じず、基台11を収納凹部20内に安
定にかつ良好なシール性を保って設置することができ
る。
1を形成しているので、基台11の安定性がよく、基台
11を収納凹部20の底面に確実に密接させることがで
き、基台11とキャリア3間のシール性を向上させるこ
とができる。すなわち、図7に示したように収納凹部2
0の底面と側壁との接合部50は通常曲面を形成してい
るため、基台11が位置ずれし下面の一側縁部が接合部
に乗り上げた状態で設置されると、基台11が収納凹部
20の底面から浮き上がり、シール性を低下させるが、
本発明のように接合部に溝61を形成しておくと、この
溝61のため基台11の下面外周部が収納凹部20の底
面に接触しないため、上記のような接合部に乗り上げる
といった現象が生じず、基台11を収納凹部20内に安
定にかつ良好なシール性を保って設置することができ
る。
【0035】また、本発明においては、位置決め治具4
5を用いないで組込むことができるので、位置決め治具
の板厚分だけ収納凹部20と台座11およびセンサチッ
プ5との隙間を狭くすることができる。この場合、テー
パ状角穴部20bのために収納凹部20全体の容積は若
干大きくなるが、位置決め治具を必要とする従来の収納
凹部に較べて遥かに小さいものである。また、収納凹部
20の上部側をテーパ状角穴部20bとしても、角穴部
20aと基台11との隙間を位置決め治具45の板厚分
だけ小さくすることができるため、テーパ状角穴部20
bの開口も図7に示した従来のキャリアの収納凹部20
よりも小さくすることができる。したがって、リード線
21の両端間の距離が狭くなり、その高さを低くするこ
とができる。このようなことから、結果とし封入液6の
量を減らすことができ、それによってセンサの温度特性
が向上し、圧力を高い精度で測定することができる。
5を用いないで組込むことができるので、位置決め治具
の板厚分だけ収納凹部20と台座11およびセンサチッ
プ5との隙間を狭くすることができる。この場合、テー
パ状角穴部20bのために収納凹部20全体の容積は若
干大きくなるが、位置決め治具を必要とする従来の収納
凹部に較べて遥かに小さいものである。また、収納凹部
20の上部側をテーパ状角穴部20bとしても、角穴部
20aと基台11との隙間を位置決め治具45の板厚分
だけ小さくすることができるため、テーパ状角穴部20
bの開口も図7に示した従来のキャリアの収納凹部20
よりも小さくすることができる。したがって、リード線
21の両端間の距離が狭くなり、その高さを低くするこ
とができる。このようなことから、結果とし封入液6の
量を減らすことができ、それによってセンサの温度特性
が向上し、圧力を高い精度で測定することができる。
【0036】図3はキャリアの他の実施の形態を示す平
面図、図4はキャリアとセンサチップおよび基台の斜視
図である。この実施の形態においては、キャリア3に設
けられる収納凹部20の角穴部20aの各壁面に、台座
位置決め部を構成する突条体66を一体に突設してい
る。ここで、本実施の形態においては、互いに対向する
2つの壁面にそれぞれ2個、他の互いに対向する2つの
壁面にそれぞれ1個、合計6個の突条体66を一体に突
設した例を示したが、その数、幅、形状等は何等特定さ
れるものではなく、基台11を回転を防止して位置決め
するものであれば自由に変更し得る。また、このような
突条体66を設けると、基台11の各角部をテーパ状角
穴部20bの角部から離間させることができるので、図
7に示した縦溝62を省略することができる。
面図、図4はキャリアとセンサチップおよび基台の斜視
図である。この実施の形態においては、キャリア3に設
けられる収納凹部20の角穴部20aの各壁面に、台座
位置決め部を構成する突条体66を一体に突設してい
る。ここで、本実施の形態においては、互いに対向する
2つの壁面にそれぞれ2個、他の互いに対向する2つの
壁面にそれぞれ1個、合計6個の突条体66を一体に突
設した例を示したが、その数、幅、形状等は何等特定さ
れるものではなく、基台11を回転を防止して位置決め
するものであれば自由に変更し得る。また、このような
突条体66を設けると、基台11の各角部をテーパ状角
穴部20bの角部から離間させることができるので、図
7に示した縦溝62を省略することができる。
【0037】このような構造においては、突条体66に
よって基台11を収納凹部20内に位置決めして設置す
ることができるので、圧力導入孔19と基台11の穴6
5を正確に一致させることができる。
よって基台11を収納凹部20内に位置決めして設置す
ることができるので、圧力導入孔19と基台11の穴6
5を正確に一致させることができる。
【0038】図5は本発明の他の実施の形態を示す断面
図である。本実施の形態においては、キャリア31を金
属の代わりに窒化珪素等のセラミックスで形成し、その
上面中央に形成した収納凹部20内にセンサチップ5を
基台11と共に収納し、キャリア31に印刷形成した金
属膜22とセンサチップ5のゲージ5Bをリード線21
によって電気的に接続している。このキャリア31の収
納凹部20は、図7に示した金属製キャリア3の収納凹
部20と全く同一の形状に形成されることにより角穴部
20aとテーパ状角穴部20bとからなり、底面周縁部
には溝61が全周にわたって形成されている。金属膜2
2は、キャリア31の厚肉部31Aの上面でその内周縁
に沿って印刷形成され、リードピン12が電気的に接続
されている。リードピン12はキャリア31の厚肉部3
1Aに形成したピン挿通孔43に挿通され、半田33に
よってキャリア31の底面に接合されている。また、こ
の半田33はピン挿通孔43を封止している。
図である。本実施の形態においては、キャリア31を金
属の代わりに窒化珪素等のセラミックスで形成し、その
上面中央に形成した収納凹部20内にセンサチップ5を
基台11と共に収納し、キャリア31に印刷形成した金
属膜22とセンサチップ5のゲージ5Bをリード線21
によって電気的に接続している。このキャリア31の収
納凹部20は、図7に示した金属製キャリア3の収納凹
部20と全く同一の形状に形成されることにより角穴部
20aとテーパ状角穴部20bとからなり、底面周縁部
には溝61が全周にわたって形成されている。金属膜2
2は、キャリア31の厚肉部31Aの上面でその内周縁
に沿って印刷形成され、リードピン12が電気的に接続
されている。リードピン12はキャリア31の厚肉部3
1Aに形成したピン挿通孔43に挿通され、半田33に
よってキャリア31の底面に接合されている。また、こ
の半田33はピン挿通孔43を封止している。
【0039】このような構造からなる半導体圧力センサ
においては、収納凹部20の上部側をテーパ状角穴部2
0bとしているので、上記した実施の形態と同様に収納
凹部20内へのセンサチップ5および基台11の組込み
作業が容易で、センサチップ5がテーパ状角穴部20a
のテーパ面に接触したり金属膜22と接触してショート
するのを確実に防止することができる。さらに、収納凹
部20の底面周縁部に溝61を設けているので、基台1
1を安定に設置することができ、収納凹部20の底面と
基台11との間のシール性も良好である。
においては、収納凹部20の上部側をテーパ状角穴部2
0bとしているので、上記した実施の形態と同様に収納
凹部20内へのセンサチップ5および基台11の組込み
作業が容易で、センサチップ5がテーパ状角穴部20a
のテーパ面に接触したり金属膜22と接触してショート
するのを確実に防止することができる。さらに、収納凹
部20の底面周縁部に溝61を設けているので、基台1
1を安定に設置することができ、収納凹部20の底面と
基台11との間のシール性も良好である。
【0040】図6は本発明のさらに他の実施の形態を示
す断面図である。本実施の形態においては、キャリア3
をインバー等の金属によって形成し、このキャリア3を
窒化珪素等のセラミックスで形成したステム41の凹部
42内に収納し、ステム41をパッケージ2の凹陥部1
5内に収納している。また、ステム41の厚肉部41A
の上面に印刷形成した金属膜22とセンサチップ5のゲ
ージ5Bをリード線21によって電気的に接続し、金属
膜22にリードピン12の上端を電気的に接続してい
る。キャリア3は、図7に示したキャリア3と同一に形
成されている。リードピン12はステム41の厚肉部4
1Aに形成したピン挿通孔43に挿通され、半田33に
よってステム41の底面に接合されている。また、この
半田33はピン挿通孔43を封止している。
す断面図である。本実施の形態においては、キャリア3
をインバー等の金属によって形成し、このキャリア3を
窒化珪素等のセラミックスで形成したステム41の凹部
42内に収納し、ステム41をパッケージ2の凹陥部1
5内に収納している。また、ステム41の厚肉部41A
の上面に印刷形成した金属膜22とセンサチップ5のゲ
ージ5Bをリード線21によって電気的に接続し、金属
膜22にリードピン12の上端を電気的に接続してい
る。キャリア3は、図7に示したキャリア3と同一に形
成されている。リードピン12はステム41の厚肉部4
1Aに形成したピン挿通孔43に挿通され、半田33に
よってステム41の底面に接合されている。また、この
半田33はピン挿通孔43を封止している。
【0041】このような構造からなる半導体圧力センサ
においても、図1および図5に示した実施の形態と同様
な効果が得られる。
においても、図1および図5に示した実施の形態と同様
な効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る圧力検
出装置によれば、キャリアの収納凹部を下部側が角穴
部、上部側がテーパ状角穴部としたので、収納凹部内へ
のセンサチップおよび基台の組込み作業が容易で、セン
サチップとキャリアが接触することがなく、位置決め治
具による組込み作業を不要にすることができる。また、
キャリアが金属製の場合は、キャリアとセンサチップの
ショートを防止することができる。また、本発明は、収
納凹部の底面周縁部に溝を設けているので、基台を収納
凹部内へ安定に設置することができ、基台と収納凹部の
底面との間のシール性を向上させることができる。その
結果、本発明においては、キャリアと台座およびセンサ
チップとの隙間を従来装置より狭くすることができるの
で、封入液量を減らすことができ、それによってセンサ
の温度特性が向上し、検出精度の高い圧力検出装置を提
供することができる。
出装置によれば、キャリアの収納凹部を下部側が角穴
部、上部側がテーパ状角穴部としたので、収納凹部内へ
のセンサチップおよび基台の組込み作業が容易で、セン
サチップとキャリアが接触することがなく、位置決め治
具による組込み作業を不要にすることができる。また、
キャリアが金属製の場合は、キャリアとセンサチップの
ショートを防止することができる。また、本発明は、収
納凹部の底面周縁部に溝を設けているので、基台を収納
凹部内へ安定に設置することができ、基台と収納凹部の
底面との間のシール性を向上させることができる。その
結果、本発明においては、キャリアと台座およびセンサ
チップとの隙間を従来装置より狭くすることができるの
で、封入液量を減らすことができ、それによってセンサ
の温度特性が向上し、検出精度の高い圧力検出装置を提
供することができる。
【0043】また、本発明は、キャリアの収納凹部の角
穴部の壁面に台座位置決め部を一体に突設したので、基
台を収納凹部内に組込むだけで基台およびセンサチップ
を所定の位置に確実に位置決めすることができる。
穴部の壁面に台座位置決め部を一体に突設したので、基
台を収納凹部内に組込むだけで基台およびセンサチップ
を所定の位置に確実に位置決めすることができる。
【図1】 本発明に係る圧力検出装置の一実施の形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】 キャリアの平面図である。
【図3】 キャリアの他の実施の形態を示す平面図であ
る。
る。
【図4】 キャリア、センサチップおよび台座の斜視図
である。
である。
【図5】 本発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】 本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図
である。
である。
【図7】 半導体圧力センサの従来例を示す断面図であ
る。
る。
【図8】 半導体圧力センサの他の従来例を示す断面図
である。
である。
【図9】 半導体圧力センサのさらに他の従来例を示す
断面図である。
断面図である。
1…半導体圧力センサ、2…パッケージ、3…キャリ
ア、5…センサチップ、5A…起歪部、5B…ゲージ、
6…封入液、7…受圧ダイアフラム、8…裏側室、9…
封入液注入孔、11…基台、12…リードピン、13…
ピン挿通孔、14…ガラス、17…内室、19…圧力導
入孔、20…収納凹部、20a…角穴部、20b…テー
パ状角穴部、21…リード線、22…金属膜、33…半
田、41…ステム、61…溝、66…突条体。
ア、5…センサチップ、5A…起歪部、5B…ゲージ、
6…封入液、7…受圧ダイアフラム、8…裏側室、9…
封入液注入孔、11…基台、12…リードピン、13…
ピン挿通孔、14…ガラス、17…内室、19…圧力導
入孔、20…収納凹部、20a…角穴部、20b…テー
パ状角穴部、21…リード線、22…金属膜、33…半
田、41…ステム、61…溝、66…突条体。
Claims (4)
- 【請求項1】 受圧ダイヤフラムによって覆われ内部に
封入液が封入されたパッケージと、このパッケージ内に
収納されたキャリアと、このキャリアに設けた角形の収
納凹部内に角柱状の基台を介して収納された角型のセン
サチップとを備え、前記受圧ダイアフラムに加わる測定
圧力を前記封入液を介して前記センサチップに伝達し、
電気信号をとして外部に取り出す圧力検出装置におい
て、 前記キャリアの収納凹部の下部側を角穴部とし、上部側
を上方に向かって徐々に広くなるようにテーパ状角穴部
とし、前記角穴部の各壁面と基台の各側面との間に微小
な隙間を設けたことを特徴とする圧力検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の圧力検出装置において、 テーパ状角穴部の下端がセンサチップの下面より下方に
位置することを特徴とする圧力検出装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の圧力検出装置に
おいて、 キャリアの収納凹部の底面周縁部に全周にわたって溝を
形成したことを特徴とする圧力検出装置。 - 【請求項4】 請求項1,2または3記載の圧力検出装
置において、 キャリアの収納凹部の下部側の壁面に台座位置決め部を
一体に突設したことを特徴とする圧力検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32810497A JPH11160176A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 圧力検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32810497A JPH11160176A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 圧力検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11160176A true JPH11160176A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18206555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32810497A Pending JPH11160176A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 圧力検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11160176A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003226494A (ja) * | 2002-02-06 | 2003-08-12 | Komatsu Forklift Co Ltd | 産業車両のカウンタウエイト |
| JP2004093140A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Yokogawa Electric Corp | 半導体圧力センサ |
| JP2004361308A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 物理量検出装置および物理量検出手段格納ケース |
| US7013735B2 (en) | 2001-08-01 | 2006-03-21 | Yamatake Corporation | Pressure sensor |
| JP2010521669A (ja) * | 2007-03-15 | 2010-06-24 | ローズマウント インコーポレイテッド | 圧力トランスミッタのための溶接ヘッダ |
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| JP2013257267A (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-26 | Seiko Epson Corp | 力検出モジュール、力検出装置及びロボット |
| JP2016109606A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | アルプス電気株式会社 | センサパッケージ |
| JP2018004251A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 圧力センサ |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32810497A patent/JPH11160176A/ja active Pending
Cited By (11)
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|---|---|---|---|---|
| US7013735B2 (en) | 2001-08-01 | 2006-03-21 | Yamatake Corporation | Pressure sensor |
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| US10704977B2 (en) | 2016-06-27 | 2020-07-07 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Pressure sensor |
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