JPH11160726A - 液晶素子及びその製造方法 - Google Patents
液晶素子及びその製造方法Info
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- JPH11160726A JPH11160726A JP55698A JP55698A JPH11160726A JP H11160726 A JPH11160726 A JP H11160726A JP 55698 A JP55698 A JP 55698A JP 55698 A JP55698 A JP 55698A JP H11160726 A JPH11160726 A JP H11160726A
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- liquid crystal
- photoelectric conversion
- layer
- semiconductor layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造プロセスが簡単で安価な液晶素子及びそ
の製造方法を提供する。また、温度変化による表示特性
の劣化が抑制され、良好な配向状態により表示品質が良
好な液晶素子を提供する。 【解決手段】 SLM21においては、配向膜12にの
みラビング処理を施し、液晶13をブックシェルフ層構
造とする。したがって、ラビング処理を施さない光電変
換半導体層22に関しては材料選択の自由度が広がり、
表面エネルギーを低く抑えて液晶13の配向状態を良好
にし、透過率や感度等を向上できる。
の製造方法を提供する。また、温度変化による表示特性
の劣化が抑制され、良好な配向状態により表示品質が良
好な液晶素子を提供する。 【解決手段】 SLM21においては、配向膜12にの
みラビング処理を施し、液晶13をブックシェルフ層構
造とする。したがって、ラビング処理を施さない光電変
換半導体層22に関しては材料選択の自由度が広がり、
表面エネルギーを低く抑えて液晶13の配向状態を良好
にし、透過率や感度等を向上できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射して情報
を書き込む光書き込み型の素子に用いられて好適な液晶
素子、及びその製造方法に関する。
を書き込む光書き込み型の素子に用いられて好適な液晶
素子、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光を照射して情報を書き込む
光書き込み型液晶素子又は空間光変調素子(Spati
al Light Modulater)と呼ばれる素
子(以下、これらをまとめて“SLM”と称する)が提
案されている。
光書き込み型液晶素子又は空間光変調素子(Spati
al Light Modulater)と呼ばれる素
子(以下、これらをまとめて“SLM”と称する)が提
案されている。
【0003】このSLMは、光電変換半導体層と液晶と
を備えており、書き込み光を照射して情報を書き込むと
共に、読み出し光を照射して情報を表示するように構成
された一種の液晶素子である。
を備えており、書き込み光を照射して情報を書き込むと
共に、読み出し光を照射して情報を表示するように構成
された一種の液晶素子である。
【0004】また、このSLMは、観察側とは反対の側
から読み出し光を照射する透過型のものと、読み出し光
を観察側から照射する反射型のものとに分類できる。
から読み出し光を照射する透過型のものと、読み出し光
を観察側から照射する反射型のものとに分類できる。
【0005】このうち、透過型のSLMとしては、「J
ournal of Photopolymer Sc
ience and Technology,Volu
me5,Number 2,1992,p.397−4
05」や特開平3−275723号公報に記載されたも
のがある。
ournal of Photopolymer Sc
ience and Technology,Volu
me5,Number 2,1992,p.397−4
05」や特開平3−275723号公報に記載されたも
のがある。
【0006】このSLM1は、図1に示すように、所定
間隙を開けた状態に配置された一対の透明なガラス基板
2,3を備えており、それぞれのガラス基板2,3の内
面にはITOからなる透明電極5,6が形成されてい
る。
間隙を開けた状態に配置された一対の透明なガラス基板
2,3を備えており、それぞれのガラス基板2,3の内
面にはITOからなる透明電極5,6が形成されてい
る。
【0007】また、一方の透明電極5の表面側には、2
μmの厚さの光電変換半導体層としての光導電性高分子
膜7が形成されており、他方の透明電極6の表面には配
向膜12が形成されている。そして、これらの基板2,
3は不図示のシール材によって貼り合わされており、そ
の基板間隙には強誘電性液晶9が挟持されている。
μmの厚さの光電変換半導体層としての光導電性高分子
膜7が形成されており、他方の透明電極6の表面には配
向膜12が形成されている。そして、これらの基板2,
3は不図示のシール材によって貼り合わされており、そ
の基板間隙には強誘電性液晶9が挟持されている。
【0008】ところで、上述した光導電性高分子膜7及
び配向膜12は、製造プロセスにおいて両者共にラビン
グ処理が施されて、しかも、結晶化のために300℃近
辺の熱処理を必要としている。
び配向膜12は、製造プロセスにおいて両者共にラビン
グ処理が施されて、しかも、結晶化のために300℃近
辺の熱処理を必要としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図1のSLMでは、光
導電性高分子膜7をラビング及び熱処理により一軸性配
向膜となるポリイミドにて形成しているため、含有させ
る物質、即ち電荷発生物質や電荷輸送性物質等は耐熱性
及び耐薬品性を考慮して選択しなければならない。よっ
て、その選択の自由度が狭くなり、その結果、感度が悪
くなる等の問題があった。又、コントラストを高くし得
るブックシェルフ層構造を呈するカイラルスメクチック
液晶を用いる場合には、配向欠陥が生じ易くなることが
あった。
導電性高分子膜7をラビング及び熱処理により一軸性配
向膜となるポリイミドにて形成しているため、含有させ
る物質、即ち電荷発生物質や電荷輸送性物質等は耐熱性
及び耐薬品性を考慮して選択しなければならない。よっ
て、その選択の自由度が狭くなり、その結果、感度が悪
くなる等の問題があった。又、コントラストを高くし得
るブックシェルフ層構造を呈するカイラルスメクチック
液晶を用いる場合には、配向欠陥が生じ易くなることが
あった。
【0010】一方、SLMとは異なり、光電変換半導体
層を用いない液晶素子としては、複数の走査電極と複数
の情報電極とからなるマトリクス電極によりマルチプレ
キシング駆動を行い、画像を表示する表示素子が知られ
ている。
層を用いない液晶素子としては、複数の走査電極と複数
の情報電極とからなるマトリクス電極によりマルチプレ
キシング駆動を行い、画像を表示する表示素子が知られ
ている。
【0011】このうちカイラルスメクチック液晶を用い
た表示素子は、高精細ディスプレイとして有望である
が、液晶分子を欠陥なく配向させる配向技術が難しいと
いわれている。
た表示素子は、高精細ディスプレイとして有望である
が、液晶分子を欠陥なく配向させる配向技術が難しいと
いわれている。
【0012】特に、カイラルスメクチック液晶をブック
シェルフ層構造に配向させるには高度な技術が要求され
ている。この技術は例えば、1995年8月1日に米国
出願された「Liquid Crystal devi
ce」という名称の、シリアルNo.509,929号
明細書またはEPO695965号公報に記載されてい
る。
シェルフ層構造に配向させるには高度な技術が要求され
ている。この技術は例えば、1995年8月1日に米国
出願された「Liquid Crystal devi
ce」という名称の、シリアルNo.509,929号
明細書またはEPO695965号公報に記載されてい
る。
【0013】しかしながら、こうしたブックシェルフ層
構造を呈する表示素子を低コストで再現性良く製造する
には、未だ充分ではなかった。具体的には、配向欠陥の
発生を抑えてブックシェルフ層構造を得ること、液晶の
注入を良好にすること、駆動時に流れる電流により発生
する熱分布を抑制すること等である。
構造を呈する表示素子を低コストで再現性良く製造する
には、未だ充分ではなかった。具体的には、配向欠陥の
発生を抑えてブックシェルフ層構造を得ること、液晶の
注入を良好にすること、駆動時に流れる電流により発生
する熱分布を抑制すること等である。
【0014】そこで、本発明は、製造プロセスが簡単で
安価な液晶素子及びその製造方法を提供することを目的
とするものである。
安価な液晶素子及びその製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0015】また、本発明は、温度変化による表示特性
の劣化が抑制され、良好な配向状態により表示品質が良
好な液晶素子を提供することを目的とするものである。
の劣化が抑制され、良好な配向状態により表示品質が良
好な液晶素子を提供することを目的とするものである。
【0016】さらに、本発明は、感度が良好な光書き込
み型の液晶素子を提供することを目的とするものであ
る。
み型の液晶素子を提供することを目的とするものであ
る。
【0017】またさらに、本発明は、透光性が良好な光
書き込み型の液晶素子を提供することを目的とするもの
である。
書き込み型の液晶素子を提供することを目的とするもの
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定間隙を開
けて配置された一対の透明基板と、一対の透明電極と、
光電変換半導体層と、配向膜と、該配向膜と該光電変換
半導体層間に挟持された液晶と、を備えた液晶素子にお
いて、前記配向膜にのみラビング処理を施し、前記光電
変換半導体層にはラビング処理を施さない、ことを特徴
とするものである。
けて配置された一対の透明基板と、一対の透明電極と、
光電変換半導体層と、配向膜と、該配向膜と該光電変換
半導体層間に挟持された液晶と、を備えた液晶素子にお
いて、前記配向膜にのみラビング処理を施し、前記光電
変換半導体層にはラビング処理を施さない、ことを特徴
とするものである。
【0019】また本発明は、一対の基板間に挟持された
液晶を備えた液晶素子において、該液晶に接する一対の
層のうち一方が電荷輸送性の光電変換半導体層であり、
前記一対の層のうち他方のみが一軸性配向膜である、こ
とを特徴とするものである。
液晶を備えた液晶素子において、該液晶に接する一対の
層のうち一方が電荷輸送性の光電変換半導体層であり、
前記一対の層のうち他方のみが一軸性配向膜である、こ
とを特徴とするものである。
【0020】また本発明は、一対の基板間に挟持された
液晶を備えた液晶素子において、該液晶に接する一対の
層のうち一方が光電変換有機半導体層であり、一対の層
のうち他方のみが一軸性配向膜であり、前記液晶が、ブ
ックシェルフ層構造を呈するカイラルスメクチック液晶
である、ことを特徴とするものである。
液晶を備えた液晶素子において、該液晶に接する一対の
層のうち一方が光電変換有機半導体層であり、一対の層
のうち他方のみが一軸性配向膜であり、前記液晶が、ブ
ックシェルフ層構造を呈するカイラルスメクチック液晶
である、ことを特徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記光電変換有機半導体層
を光減衰曲線の微分係数(Δ電位/Δ光量)−光量特性
に極大値を有するものとすることを特徴とするものであ
る。
を光減衰曲線の微分係数(Δ電位/Δ光量)−光量特性
に極大値を有するものとすることを特徴とするものであ
る。
【0022】また本発明は、液晶素子の製造方法におい
て、一対の透明基板にそれぞれ透明電極を形成する工程
と、前記一対の透明基板の一方の表面上に光電変換有機
半導体層を形成する工程と、前記一対の透明基板の他方
の表面上に配向膜を形成する工程と、前記光電変換有機
半導体層と配向膜のうち配向膜にのみラビング処理を施
す工程と、前記光電変換有機半導体層の表面にスぺーサ
ーとなる硬化性樹脂を配置する工程と、前記各透明基板
を貼り合わせる工程と、前記硬化性樹脂を硬化させる工
程と、前記貼り合わされた一対の透明基板の間隙に液晶
を注入する工程と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
て、一対の透明基板にそれぞれ透明電極を形成する工程
と、前記一対の透明基板の一方の表面上に光電変換有機
半導体層を形成する工程と、前記一対の透明基板の他方
の表面上に配向膜を形成する工程と、前記光電変換有機
半導体層と配向膜のうち配向膜にのみラビング処理を施
す工程と、前記光電変換有機半導体層の表面にスぺーサ
ーとなる硬化性樹脂を配置する工程と、前記各透明基板
を貼り合わせる工程と、前記硬化性樹脂を硬化させる工
程と、前記貼り合わされた一対の透明基板の間隙に液晶
を注入する工程と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0024】本発明の第1の実施の形態について、図
2、図3を参照して説明する。
2、図3を参照して説明する。
【0025】本実施の形態に係る液晶素子を用いた電気
光学装置は、光書き込み型液晶素子からなるSLM21
と書き込み光照射装置26とを備えており、書き込み光
照射装置26から光を照射することにより、SLM21
に情報を書き込むことができる。
光学装置は、光書き込み型液晶素子からなるSLM21
と書き込み光照射装置26とを備えており、書き込み光
照射装置26から光を照射することにより、SLM21
に情報を書き込むことができる。
【0026】SLM21は、所定間隙を開けた状態に配
置された一対の透明な基板2,3を備えており、それぞ
れの基板2,3の内面側には透明電極5,6が形成され
ている。このうち、一方の透明電極5の表面には光電変
換半導体層(以下、光電変換層と称する)が形成されて
おり、他方の透明電極6の表面には、一軸性配向規制力
をもつ一軸性配向膜12が形成されている。
置された一対の透明な基板2,3を備えており、それぞ
れの基板2,3の内面側には透明電極5,6が形成され
ている。このうち、一方の透明電極5の表面には光電変
換半導体層(以下、光電変換層と称する)が形成されて
おり、他方の透明電極6の表面には、一軸性配向規制力
をもつ一軸性配向膜12が形成されている。
【0027】そして、これらの基板2,3は不図示のシ
ール材によって端部を貼り合わされており、これらの基
板2,3の間隙には液晶13が挟持されている。なお、
基板間隙は必要に応じて不図示の接着性スペーサー及び
/又は非接着性スペーサーによって規定されている。
ール材によって端部を貼り合わされており、これらの基
板2,3の間隙には液晶13が挟持されている。なお、
基板間隙は必要に応じて不図示の接着性スペーサー及び
/又は非接着性スペーサーによって規定されている。
【0028】さらに、各基板2,3の外表面側には、偏
光方向が互いに直交するように偏光板30,31が配置
されている。
光方向が互いに直交するように偏光板30,31が配置
されている。
【0029】ところで、上述した光電変換層22は、光
の照射により電荷キャリア(電子及び正孔)を発生する
機能と、該キャリアに対する移動度の大きな電荷輸送機
能をもつ層が採用されている。なお、図2において、2
3は電荷発生層、25は電荷輸送層である。
の照射により電荷キャリア(電子及び正孔)を発生する
機能と、該キャリアに対する移動度の大きな電荷輸送機
能をもつ層が採用されている。なお、図2において、2
3は電荷発生層、25は電荷輸送層である。
【0030】そして、光電変換層22の液晶13と接す
る面22fには、ラビング等の一軸性配向処理が施され
ていない。一方、一軸性配向膜12の液晶13と接する
面12fには、ラビング等の一軸性配向処理が施されて
いる。
る面22fには、ラビング等の一軸性配向処理が施され
ていない。一方、一軸性配向膜12の液晶13と接する
面12fには、ラビング等の一軸性配向処理が施されて
いる。
【0031】液晶13が配向する際には、一軸性配向膜
12側から、液晶分子が優先的にスメクチック層を構成
するように配列し、光電変換層22からは優先的にスメ
クチック層を構成するように配列しない。
12側から、液晶分子が優先的にスメクチック層を構成
するように配列し、光電変換層22からは優先的にスメ
クチック層を構成するように配列しない。
【0032】即ち、一軸性配向膜12の面12f側か
ら、液晶分子がスメクチック層を構成するように層の成
長を始め、光電変換層22の面22f側で成長が終了す
る。こうして、配向欠陥の少ないブックシェルフ層構造
(疑似ブックシェルフ層構造もブックシェルフ層構造の
1つとみなす)が得られる。
ら、液晶分子がスメクチック層を構成するように層の成
長を始め、光電変換層22の面22f側で成長が終了す
る。こうして、配向欠陥の少ないブックシェルフ層構造
(疑似ブックシェルフ層構造もブックシェルフ層構造の
1つとみなす)が得られる。
【0033】しかも、透明電極5,6のいずれも、フォ
トリソグラフィー等を利用してパターニングする必要が
ない。よって、液晶13に接する面12f,22fはい
ずれも平坦な面となり、良質のブックシェルフ層構造の
発現をアシストする。
トリソグラフィー等を利用してパターニングする必要が
ない。よって、液晶13に接する面12f,22fはい
ずれも平坦な面となり、良質のブックシェルフ層構造の
発現をアシストする。
【0034】又、液晶13に接する面12f,22fが
平坦であること、及び、光電変換層22が透明電極等に
比べて軟らかく、周知のポリイミド配向膜に比べて厚い
ことから、液晶13の注入が容易になり、SLMの製造
時間が短くなる。
平坦であること、及び、光電変換層22が透明電極等に
比べて軟らかく、周知のポリイミド配向膜に比べて厚い
ことから、液晶13の注入が容易になり、SLMの製造
時間が短くなる。
【0035】(液晶素子の駆動法)図2に示すSLM2
1を例に挙げて、本発明のSLMの駆動法について説明
する。
1を例に挙げて、本発明のSLMの駆動法について説明
する。
【0036】まず、一方の透明電極5と他方の透明電極
6との間に直流電圧を印加するために、透明電極5を基
準電位に保持し、スイッチSw1により端子Cと端子A
とを接続する。
6との間に直流電圧を印加するために、透明電極5を基
準電位に保持し、スイッチSw1により端子Cと端子A
とを接続する。
【0037】次に、光照射装置26を動作させて、所定
の画像情報をもつ書き込み光を偏光板30、透明基板
2、透明電極5を介して光電変換層22の受光面22p
に照射する。
の画像情報をもつ書き込み光を偏光板30、透明基板
2、透明電極5を介して光電変換層22の受光面22p
に照射する。
【0038】書き込み光を受容した光電変換層22で
は、主として電荷発生層23内で受光光量に応じた電荷
を発生する。書き込み光は画像情報光である為、光量が
平内分布をもっており、電荷発生層23ではそれに応じ
た量の電荷分布をもつ。発生した電荷のうち正孔は、電
荷輸送層25を通じて、液晶13と接する面22fまで
輸送される。
は、主として電荷発生層23内で受光光量に応じた電荷
を発生する。書き込み光は画像情報光である為、光量が
平内分布をもっており、電荷発生層23ではそれに応じ
た量の電荷分布をもつ。発生した電荷のうち正孔は、電
荷輸送層25を通じて、液晶13と接する面22fまで
輸送される。
【0039】また、電子は相対的に電位の高い透明電極
5に流れ込む。即ち、受光光量に応じて光電変換層22
の局部的な抵抗値が低下することになる。従って、受光
光量の多い部分では、液晶13に印加される実効電圧が
大きく、受光光量の少ない部分では液晶13に印加され
る実効電圧が低くなる。
5に流れ込む。即ち、受光光量に応じて光電変換層22
の局部的な抵抗値が低下することになる。従って、受光
光量の多い部分では、液晶13に印加される実効電圧が
大きく、受光光量の少ない部分では液晶13に印加され
る実効電圧が低くなる。
【0040】こうして、印加される実効電圧が液晶の反
転(スイッチング)しきい値を越えた部分では、液晶分
子が一方の安定状態から他方の安定状態に反転する。こ
の様子を図3に示す。
転(スイッチング)しきい値を越えた部分では、液晶分
子が一方の安定状態から他方の安定状態に反転する。こ
の様子を図3に示す。
【0041】液晶13に印加される実効電圧がしきい値
を越えた部分では液晶分子は反転し、他方の安定状態U
2に配向する。液晶13に印加される実効電圧がしきい
値を越えていない部分では、一方の安定状態U1のまま
である。
を越えた部分では液晶分子は反転し、他方の安定状態U
2に配向する。液晶13に印加される実効電圧がしきい
値を越えていない部分では、一方の安定状態U1のまま
である。
【0042】光電変換層22の面内における分解能の単
位は電荷1つ分、実質的に無限であるが、液晶13の面
内における分解能はドメイン単位である為、表示画像の
分解能は液晶13のドメインに制限を受ける。しかしな
がら、100μm×100μm程度の大きさの部分には
100個以上、場合によっては10,000個以上のド
メインが存在し得る。従って、当該部分が受容した電荷
量に応じて反転するドメイン数が変化する為、当該部分
では256レベル以上の諧調表現がなされているように
見える。こうして、SLM21では強誘電性液晶を用い
てアナログ的諧調表現が可能である。
位は電荷1つ分、実質的に無限であるが、液晶13の面
内における分解能はドメイン単位である為、表示画像の
分解能は液晶13のドメインに制限を受ける。しかしな
がら、100μm×100μm程度の大きさの部分には
100個以上、場合によっては10,000個以上のド
メインが存在し得る。従って、当該部分が受容した電荷
量に応じて反転するドメイン数が変化する為、当該部分
では256レベル以上の諧調表現がなされているように
見える。こうして、SLM21では強誘電性液晶を用い
てアナログ的諧調表現が可能である。
【0043】次にスイッチSw1を操作して、端子Dと
端子Cとを短絡する。すると透明電極5,6は共に同電
位となる為、液晶13には実質的に電界が外部から印加
されない。ここで、液晶13はカイラルスメクチック相
にある為、液晶分子は配向状態を保持している。
端子Cとを短絡する。すると透明電極5,6は共に同電
位となる為、液晶13には実質的に電界が外部から印加
されない。ここで、液晶13はカイラルスメクチック相
にある為、液晶分子は配向状態を保持している。
【0044】そして、光照射装置26より読み出し光が
照射される。読み出し光は書き込み光と同様に偏光板3
0を通してSLM21に照射され、偏光板31を通して
出射する。出射光は観察者OBにより認識できる。
照射される。読み出し光は書き込み光と同様に偏光板3
0を通してSLM21に照射され、偏光板31を通して
出射する。出射光は観察者OBにより認識できる。
【0045】書き込み光としては、光電変換層22によ
り吸収され、電荷を発生するようなエネルギー(波長)
をもつ光が選択される。これに対し、読み出し光は、光
電変換層22にて吸収され難いエネルギー(波長の光)
をもつ光とするか、光電変換層22では完全に吸収出来
ない程多い量の光とすべきである。
り吸収され、電荷を発生するようなエネルギー(波長)
をもつ光が選択される。これに対し、読み出し光は、光
電変換層22にて吸収され難いエネルギー(波長の光)
をもつ光とするか、光電変換層22では完全に吸収出来
ない程多い量の光とすべきである。
【0046】クロスニコルに配された偏光板30,31
が状態U1で非透過、状態U2で透過するように位置合
わせされていれば、明るい書き込み情報は、明るい読み
出し情報となり、暗い書き込み情報は、暗い読み出し情
報となる。逆に、偏光板30,31を状態U1で透過、
状態U2で非透過となるように位置合わせすれば、明情
報は暗情報に、暗情報は明情報に反転変換される。この
ような光情報の反転・非反転は、印加の電圧の極性を変
えることによっても、行い得る。
が状態U1で非透過、状態U2で透過するように位置合
わせされていれば、明るい書き込み情報は、明るい読み
出し情報となり、暗い書き込み情報は、暗い読み出し情
報となる。逆に、偏光板30,31を状態U1で透過、
状態U2で非透過となるように位置合わせすれば、明情
報は暗情報に、暗情報は明情報に反転変換される。この
ような光情報の反転・非反転は、印加の電圧の極性を変
えることによっても、行い得る。
【0047】以上の動作を繰り返し行う場合には、上記
工程後、スイッチSw1を切換えて端子Bと端子Cとを
短絡させて充分大きな逆電界を液晶に印加する。このよ
うなリセット動作によりSLM21の液晶は全て状態U
1にそろう。この時、光量の面内分布のない光をリセッ
ト光として照射すれば、比較的低い逆電界であっても液
晶13を状態U1にリセットできる。
工程後、スイッチSw1を切換えて端子Bと端子Cとを
短絡させて充分大きな逆電界を液晶に印加する。このよ
うなリセット動作によりSLM21の液晶は全て状態U
1にそろう。この時、光量の面内分布のない光をリセッ
ト光として照射すれば、比較的低い逆電界であっても液
晶13を状態U1にリセットできる。
【0048】又、本実施の形態に係るSLM21は、強
誘電性液晶のメモリー性を利用して表示を行うものであ
るから、駆動方式としては、特開昭59−216126
号公報(発明者:金子修三、出願人:キヤノン)に記載
したものも使用できる。
誘電性液晶のメモリー性を利用して表示を行うものであ
るから、駆動方式としては、特開昭59−216126
号公報(発明者:金子修三、出願人:キヤノン)に記載
したものも使用できる。
【0049】(基板)次に、基板2,3について説明す
る。
る。
【0050】本発明に用いられる基板2,3としては、
ガラス、石英、アルミナ等の無機材料又はプラスチック
フィルム等の有機材料からなる可撓性又は非可撓性の基
板が挙げられる。なお、基板の一方をリジッドな基板と
し、他方をフレキシブルな基板としてもよい。又、偏光
板30と基板2、偏光板31と基板3とをそれぞれ貼り
合わせて一体化してもよい。
ガラス、石英、アルミナ等の無機材料又はプラスチック
フィルム等の有機材料からなる可撓性又は非可撓性の基
板が挙げられる。なお、基板の一方をリジッドな基板と
し、他方をフレキシブルな基板としてもよい。又、偏光
板30と基板2、偏光板31と基板3とをそれぞれ貼り
合わせて一体化してもよい。
【0051】(透明電極)次に、透明電極5,6につい
て説明する。
て説明する。
【0052】本発明に用いられる透明電極5,6として
は、酸化錫、酸化インジウム錫(ITO)、酸化亜鉛、
酸化イリジウム等の透明導電性の酸化物が好適である。
は、酸化錫、酸化インジウム錫(ITO)、酸化亜鉛、
酸化イリジウム等の透明導電性の酸化物が好適である。
【0053】(一軸性配向膜)次に、一軸性配向膜12
について説明する。
について説明する。
【0054】本発明に用いられる一軸性配向膜12とし
ては、斜方蒸着された酸化シリコン等の無機配向膜や、
ラビングされたポリイミドやポリアミドのような有機配
向膜が好適な材料として挙げられる。又、前述した米国
出願シリアルNo.509929号の明細書に記載の一
軸性配向膜も好適に用いられる。
ては、斜方蒸着された酸化シリコン等の無機配向膜や、
ラビングされたポリイミドやポリアミドのような有機配
向膜が好適な材料として挙げられる。又、前述した米国
出願シリアルNo.509929号の明細書に記載の一
軸性配向膜も好適に用いられる。
【0055】(光電変換層)次に、光電変換層22につ
いて説明する。
いて説明する。
【0056】本発明に用いられる光電変換層22として
は、図2に示したような電荷発生層23と電荷輸送層2
5とに機能分離された光導電層の他に、電荷発生物質と
電荷輸送性物質とを樹脂中に混合(含有)させて形成し
た単一の光導電層としても良い(前者を積層型、後者を
単層型とそれぞれ称する)。
は、図2に示したような電荷発生層23と電荷輸送層2
5とに機能分離された光導電層の他に、電荷発生物質と
電荷輸送性物質とを樹脂中に混合(含有)させて形成し
た単一の光導電層としても良い(前者を積層型、後者を
単層型とそれぞれ称する)。
【0057】又、図2に示す積層型の場合、透明電極5
に接するように電荷発生層23を配置すると共に、液晶
13に接するように電荷輸送層25を配置しているが、
透明電極5に接するように電荷輸送層25を配置し、且
つ液晶13に接するように電荷発生層23を配しても良
い。
に接するように電荷発生層23を配置すると共に、液晶
13に接するように電荷輸送層25を配置しているが、
透明電極5に接するように電荷輸送層25を配置し、且
つ液晶13に接するように電荷発生層23を配しても良
い。
【0058】(電荷発生層)ここで、電荷発生層23
は、光導電物質(電荷発生物質)の粒子を樹脂中に分散
させたものであり、この光導電物質(電荷発生物質)と
しては、例えば分子内に電子供与性部と電子受容性部と
を有する化合物、スーダンレッド、ダイアンブルーなど
のアゾ顔料、ピレンキノン、アントアントロンなどのキ
ノン顔料、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔
料、アズレニウム塩顔料、銅フタロシアニン、チタニル
フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料、等が挙げら
れる。また、これらの粒子を分散させる樹脂としては、
ポリビニルブチラール、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニ
ル、アクリル樹脂、ポリビニルピロリドン、エチルセル
ロース、酢酸−酪酸セルロースなどの結着剤系樹脂が挙
げられる。なお、この電荷発生層23の膜厚は0.01
〜2.0μm、より好ましくは0.01〜0.2μm程
度が好ましい。
は、光導電物質(電荷発生物質)の粒子を樹脂中に分散
させたものであり、この光導電物質(電荷発生物質)と
しては、例えば分子内に電子供与性部と電子受容性部と
を有する化合物、スーダンレッド、ダイアンブルーなど
のアゾ顔料、ピレンキノン、アントアントロンなどのキ
ノン顔料、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔
料、アズレニウム塩顔料、銅フタロシアニン、チタニル
フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料、等が挙げら
れる。また、これらの粒子を分散させる樹脂としては、
ポリビニルブチラール、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニ
ル、アクリル樹脂、ポリビニルピロリドン、エチルセル
ロース、酢酸−酪酸セルロースなどの結着剤系樹脂が挙
げられる。なお、この電荷発生層23の膜厚は0.01
〜2.0μm、より好ましくは0.01〜0.2μm程
度が好ましい。
【0059】(電荷輸送層)電荷輸送層25は、キャリ
ア移動度の大きな電荷輸送性物質を、成膜性を有する樹
脂に溶解させたものである。ここで、この電荷輸送性物
質としては、例えば主鎖または側鎖にビフェニレン、ア
ントラセン、ピレン、フェナントレンなどの構造を有す
る多環芳香族化合物、インドール、カルバゾール、オキ
サジアゾール、ピラゾリンなどの含窒素複素環式化合
物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物等が挙げられ
る。また、成膜性を有する樹脂としては、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル、ポ
リスチレン、ポリアミドなどが挙げられる。
ア移動度の大きな電荷輸送性物質を、成膜性を有する樹
脂に溶解させたものである。ここで、この電荷輸送性物
質としては、例えば主鎖または側鎖にビフェニレン、ア
ントラセン、ピレン、フェナントレンなどの構造を有す
る多環芳香族化合物、インドール、カルバゾール、オキ
サジアゾール、ピラゾリンなどの含窒素複素環式化合
物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物等が挙げられ
る。また、成膜性を有する樹脂としては、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル、ポ
リスチレン、ポリアミドなどが挙げられる。
【0060】なお、SLM21の液晶層の厚さを一定に
する為にスペーサーを配する場合には、電荷輸送層25
に接触するように配置されて基板間隙を規定するが、こ
の間隙寸法を正確に管理するため、電荷輸送層25の硬
さは2B以上(鉛筆高度)とすることが好ましい。ま
た、電荷輸送層25の厚さは、0.1〜1.8μm程度
が好ましく、光導電層22の表面(液晶層13Aに接す
る側の面)の表面エネルギーは30dyn/cm2 以下
であることが好ましい。
する為にスペーサーを配する場合には、電荷輸送層25
に接触するように配置されて基板間隙を規定するが、こ
の間隙寸法を正確に管理するため、電荷輸送層25の硬
さは2B以上(鉛筆高度)とすることが好ましい。ま
た、電荷輸送層25の厚さは、0.1〜1.8μm程度
が好ましく、光導電層22の表面(液晶層13Aに接す
る側の面)の表面エネルギーは30dyn/cm2 以下
であることが好ましい。
【0061】またさらに、透明電極5と光電変換層22
との間に中間層を設けてもよい。そして、このような中
間層を設けることにより、透明電極5と光電変換層22
との密着性を向上させ、又透明電極5側からの余分な電
荷の注入を阻止することができる。よって、このような
中間層は密着層あるいは電荷注入防止層と呼ばれる。な
お、この中間層は、1層のみで構成されているもので
も、複数の層で構成されていてもよい。
との間に中間層を設けてもよい。そして、このような中
間層を設けることにより、透明電極5と光電変換層22
との密着性を向上させ、又透明電極5側からの余分な電
荷の注入を阻止することができる。よって、このような
中間層は密着層あるいは電荷注入防止層と呼ばれる。な
お、この中間層は、1層のみで構成されているもので
も、複数の層で構成されていてもよい。
【0062】ここで中間層の膜厚は、複数ある場合でも
5μm以下、好ましくは1.0μm以下、更には0.5
μm以下が好適である。なお、この中間層24は、例え
ばカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロー
ス、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合ナイロン、N−アルコキシメチル化ナイ
ロン等)、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、
フェノール樹脂等によって形成することができる。
5μm以下、好ましくは1.0μm以下、更には0.5
μm以下が好適である。なお、この中間層24は、例え
ばカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロー
ス、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合ナイロン、N−アルコキシメチル化ナイ
ロン等)、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、
フェノール樹脂等によって形成することができる。
【0063】次に、光電変換層22の具体例について述
べる。アゾ顔料やi型のチタニルフタロシアニンにて光
電変換層を形成した場合には、透過率がより向上し、可
視領域(全波長)で良好な透過特性が得られる。
べる。アゾ顔料やi型のチタニルフタロシアニンにて光
電変換層を形成した場合には、透過率がより向上し、可
視領域(全波長)で良好な透過特性が得られる。
【0064】つまり、図4は、電荷輸送層25にヒドラ
ゾン化合物を用い、電荷発生層23にアゾ顔料を用いた
光導電層22の透過特性を示す図であるが、光の波長が
550nm程度で透過率が50%以上となって、充分な
透過率が得られることが理解できる。
ゾン化合物を用い、電荷発生層23にアゾ顔料を用いた
光導電層22の透過特性を示す図であるが、光の波長が
550nm程度で透過率が50%以上となって、充分な
透過率が得られることが理解できる。
【0065】また、図5は、電荷輸送層25にヒドラゾ
ン化合物を用い、電荷発生層23にi型のチタニルフタ
ロシアニンを用いた光導電層22の透過特性を示す図で
あるが、光の波長が400〜700nmで透過率が40
%以上となり、同じく充分な透過率が得られることが理
解できる。
ン化合物を用い、電荷発生層23にi型のチタニルフタ
ロシアニンを用いた光導電層22の透過特性を示す図で
あるが、光の波長が400〜700nmで透過率が40
%以上となり、同じく充分な透過率が得られることが理
解できる。
【0066】さらに、図6は、アゾ顔料を用いた混合型
光導電層の透過特性を示す図であり、図7は、i型のチ
タニルフタロシアニンを用いた混合型光導電層の透過特
性を示す図であるが、いずれの場合も透過率が40%以
上となることがわかる。
光導電層の透過特性を示す図であり、図7は、i型のチ
タニルフタロシアニンを用いた混合型光導電層の透過特
性を示す図であるが、いずれの場合も透過率が40%以
上となることがわかる。
【0067】またさらに、光電変換層は2μm以下、よ
り好ましくは1μm以下と薄くすることにより解像度を
より高めることができる。
り好ましくは1μm以下と薄くすることにより解像度を
より高めることができる。
【0068】ここで、図8は、光導電層22の膜厚が1
μm、2μm、3μm、4μmの場合、及び液晶13と
光導電層22との間に膜厚0.2μmのポリシロキサン
層(中間層)を介装させた場合の解像力を比較したもの
である。この図より、光導電層22を薄く、かつ中間層
を介装させない方が解像度が高くなることが理解でき
る。なお、解像力の判断は、Crマスクを使用して像を
転写し、1mm当たりに判別可能なライン本数を数える
ことによって行った。
μm、2μm、3μm、4μmの場合、及び液晶13と
光導電層22との間に膜厚0.2μmのポリシロキサン
層(中間層)を介装させた場合の解像力を比較したもの
である。この図より、光導電層22を薄く、かつ中間層
を介装させない方が解像度が高くなることが理解でき
る。なお、解像力の判断は、Crマスクを使用して像を
転写し、1mm当たりに判別可能なライン本数を数える
ことによって行った。
【0069】また、上述した実施の形態においては、読
み出し光を照射して情報を表示したが、もちろんこれに
限る必要はなく、書き込んだ情報をレーザースキャニン
グやCCDによって読み取るようにしても良い。
み出し光を照射して情報を表示したが、もちろんこれに
限る必要はなく、書き込んだ情報をレーザースキャニン
グやCCDによって読み取るようにしても良い。
【0070】さらに、繰り返して異なる情報を書き込む
場合には、書き込み光の量を、光導電層22が光メモリ
ーを起こさない程度にする必要があるが、逆に、画像を
長時間メモリーしたい場合には、書き込み光の量を多く
して光メモリーを起こさせるようにすると良い。
場合には、書き込み光の量を、光導電層22が光メモリ
ーを起こさない程度にする必要があるが、逆に、画像を
長時間メモリーしたい場合には、書き込み光の量を多く
して光メモリーを起こさせるようにすると良い。
【0071】ここで、図9は、書き込み光の光量とフォ
トメモリーの有無との関係を示す図である。なお、図9
(a)は、書き込み光にレーザー光を用いると共に光電
変換層としてi型のチタニルフタロシアニンを用いた例
で、図9(b)は、書き込み光にアナログ光を用いると
共に光電変換層としてアゾ顔料を用いた例である。ま
た、電荷輸送材としては、いずれもヒドラゾン系の化合
物を用いた。
トメモリーの有無との関係を示す図である。なお、図9
(a)は、書き込み光にレーザー光を用いると共に光電
変換層としてi型のチタニルフタロシアニンを用いた例
で、図9(b)は、書き込み光にアナログ光を用いると
共に光電変換層としてアゾ顔料を用いた例である。ま
た、電荷輸送材としては、いずれもヒドラゾン系の化合
物を用いた。
【0072】又、光電変換層としては良好なコントラス
トを得るべく下記に示される条件式を満足するように設
計されると良い。
トを得るべく下記に示される条件式を満足するように設
計されると良い。
【0073】
【数2】 A×T≧1×104 [lux.sec ]の時 0.1≦|VM /VD |≦1.0 A[lux ]:照射光強度 T[sec ]:光照射時間 VD [V]:光未照射部分の光電変換層に分担される電
位 VM [V]:光未照射部分の光電変換層に分担される電
位と光照射部分の光電変換層に分担される電位との差分 このようにすれば、光情報による光電変換層への書き込
みと、液晶への電圧印加による液晶層への情報書き込み
が独立に行えるようになり、SLMが扱い易くなる。
位 VM [V]:光未照射部分の光電変換層に分担される電
位と光照射部分の光電変換層に分担される電位との差分 このようにすれば、光情報による光電変換層への書き込
みと、液晶への電圧印加による液晶層への情報書き込み
が独立に行えるようになり、SLMが扱い易くなる。
【0074】また、光を照射して情報を書き込む際、例
えばレーザーやLEDなどのビームをコンピューター、
スキャナー等からのデジタル画像信号により変調し、こ
の変調ビームをSLMに照射してドット状の光書き込み
を行なう場合がある。ここで、このようなドット状の光
書き込みを行なう場合のドット露光は輝度1〜5mWで
20〜100μmのパルス露光であり、輝度分布はガウ
ス分布となる。
えばレーザーやLEDなどのビームをコンピューター、
スキャナー等からのデジタル画像信号により変調し、こ
の変調ビームをSLMに照射してドット状の光書き込み
を行なう場合がある。ここで、このようなドット状の光
書き込みを行なう場合のドット露光は輝度1〜5mWで
20〜100μmのパルス露光であり、輝度分布はガウ
ス分布となる。
【0075】ところが、このようなドット露光は理想的
な図10の(a)に示すような矩形とは異なり、実際に
は同図の(b)に示すようななだらかな山型となり、こ
のようなドット露光により光書き込みを行った場合に
は、解像力の悪いドット画像が得られてしまうといった
問題があった。
な図10の(a)に示すような矩形とは異なり、実際に
は同図の(b)に示すようななだらかな山型となり、こ
のようなドット露光により光書き込みを行った場合に
は、解像力の悪いドット画像が得られてしまうといった
問題があった。
【0076】この問題を解決するためには、光減衰曲線
の微分係数(Δ電位/Δ光量)−光量特性が極大値を持
つように光電変換層を設計することが好ましい。そし
て、前記光電変換層の光減衰曲線により算出される規格
化された微分係数の値が少なくとも3以上、好ましくは
5以上とするとよい。
の微分係数(Δ電位/Δ光量)−光量特性が極大値を持
つように光電変換層を設計することが好ましい。そし
て、前記光電変換層の光減衰曲線により算出される規格
化された微分係数の値が少なくとも3以上、好ましくは
5以上とするとよい。
【0077】ところで、このような構成の光電変換層に
ドット状の光を照射すると、光キャリアのなだれ現象を
利用したアバランシェ現象により光電流が流れ、この光
電流により液晶の配向状態が変化し、解像度の高い情報
の書き込みが行われる。なお、本発明に係る光電変換層
は、低光量では光電流が流れず、ある光量以上で急激に
光電流が流れ、図17に示す光減衰曲線に極大値を示す
特性を有するものであり、このような光減衰曲線を有す
る光電変換層を、光γ光減衰性光電変換層という。
ドット状の光を照射すると、光キャリアのなだれ現象を
利用したアバランシェ現象により光電流が流れ、この光
電流により液晶の配向状態が変化し、解像度の高い情報
の書き込みが行われる。なお、本発明に係る光電変換層
は、低光量では光電流が流れず、ある光量以上で急激に
光電流が流れ、図17に示す光減衰曲線に極大値を示す
特性を有するものであり、このような光減衰曲線を有す
る光電変換層を、光γ光減衰性光電変換層という。
【0078】ここで、この高γ光減衰性光電変換層は、
光減衰領域において光減衰曲線における電位V(規格
化)を光量Eを作用変数(規格化)として微分すると、
図18のように初期には微分係数|ΔV/ΔE|(絶対
値)は零を含む比較的小さな値を示し、次いで急峻に増
大し、極大値を経て再び零に収斂する。
光減衰領域において光減衰曲線における電位V(規格
化)を光量Eを作用変数(規格化)として微分すると、
図18のように初期には微分係数|ΔV/ΔE|(絶対
値)は零を含む比較的小さな値を示し、次いで急峻に増
大し、極大値を経て再び零に収斂する。
【0079】そして、このような特性を有する光電変換
層22をSLMに用いて、輝度1〜5mWで100μm
以下という極めて狭いパルス幅でドット状の光書き込み
を行なった場合、光電変換層22におけるドット画像
(情報書き込み)が図10の(a)に極めて近く鮮鋭で
あり、デジタル方式の情報書き込みには、好都合であ
る。
層22をSLMに用いて、輝度1〜5mWで100μm
以下という極めて狭いパルス幅でドット状の光書き込み
を行なった場合、光電変換層22におけるドット画像
(情報書き込み)が図10の(a)に極めて近く鮮鋭で
あり、デジタル方式の情報書き込みには、好都合であ
る。
【0080】このように、光電変換層がアバランシェ効
果を有する高γ光減衰性光電変換層であるため、特にデ
ジタル方式で画像処理する書き込み光出射装置と組み合
わせると、ドット再現性の優れた高解像な情報書き込み
が可能となる。
果を有する高γ光減衰性光電変換層であるため、特にデ
ジタル方式で画像処理する書き込み光出射装置と組み合
わせると、ドット再現性の優れた高解像な情報書き込み
が可能となる。
【0081】また、図10を参照に説明した上記問題
は、所定間隙を開けて配置された一対の透明基板と、そ
れぞれの透明基板に形成された透明電極と、一方の透明
基板に形成された光電変換層と、他方の透明基板に形成
された配向膜と、これら一対の透明基板間に挟持された
液晶とを備え、光を照射することにより情報の書き込み
を行う光書き込み型液晶素子において、光電変換層が、
電荷発生層と電荷輸送層とを有する機能分離型構成で、
電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容
量(CCTL )の比(CCTL )/(CCGL )が1.0以上
である一方、配向膜のみラビング処理を施し、光電変換
層にはラビング処理を施さないことを特徴とするSLM
によっても解決できる。
は、所定間隙を開けて配置された一対の透明基板と、そ
れぞれの透明基板に形成された透明電極と、一方の透明
基板に形成された光電変換層と、他方の透明基板に形成
された配向膜と、これら一対の透明基板間に挟持された
液晶とを備え、光を照射することにより情報の書き込み
を行う光書き込み型液晶素子において、光電変換層が、
電荷発生層と電荷輸送層とを有する機能分離型構成で、
電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容
量(CCTL )の比(CCTL )/(CCGL )が1.0以上
である一方、配向膜のみラビング処理を施し、光電変換
層にはラビング処理を施さないことを特徴とするSLM
によっても解決できる。
【0082】そして、液晶表示の光電変換層の耐圧を充
分にとるためには、(CCTL )/(CCGL )が2.5以
上であることがより好ましく、(CCTL )/(CCGL )
が5.0以上であることが更に好ましい。
分にとるためには、(CCTL )/(CCGL )が2.5以
上であることがより好ましく、(CCTL )/(CCGL )
が5.0以上であることが更に好ましい。
【0083】本実施の形態のSLMに光を照射すると、
電荷発生層と電荷輸送層とを有する機能分離型構成で、
電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容
量(CCTL )の比(CCTL )/(CCGL )が1.0以上
である光電変換層には、アバランシェ現象により光電流
が流れる。これにより液晶の配向状態が変化し、解像度
の高い情報の書き込みが行われる。
電荷発生層と電荷輸送層とを有する機能分離型構成で、
電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容
量(CCTL )の比(CCTL )/(CCGL )が1.0以上
である光電変換層には、アバランシェ現象により光電流
が流れる。これにより液晶の配向状態が変化し、解像度
の高い情報の書き込みが行われる。
【0084】この場合に好適な電荷発生層中の電荷発生
物質としては、モノアゾ、ビスアゾ及びトリスアゾ等の
アゾ顔料、金属フタロシアニン及び無金属フタロシアニ
ン等のフタロシアニン顔料、インジゴ及びチオインジゴ
等のインジゴ顔料、アントアントロン及びピレンキノン
等の多環キノン顔料、ペリレン酸無水物及びペリレン酸
イミド等のペリレン顔料、スクワリリウム色素、ピロロ
ピロール顔料、ピリリウム及びチアピリリウム塩類及び
トリフェニルメタン色素が挙げられ、各種結晶系のS
e、Se−As、CdS、結晶性Si、a−Si等であ
ってもよい。
物質としては、モノアゾ、ビスアゾ及びトリスアゾ等の
アゾ顔料、金属フタロシアニン及び無金属フタロシアニ
ン等のフタロシアニン顔料、インジゴ及びチオインジゴ
等のインジゴ顔料、アントアントロン及びピレンキノン
等の多環キノン顔料、ペリレン酸無水物及びペリレン酸
イミド等のペリレン顔料、スクワリリウム色素、ピロロ
ピロール顔料、ピリリウム及びチアピリリウム塩類及び
トリフェニルメタン色素が挙げられ、各種結晶系のS
e、Se−As、CdS、結晶性Si、a−Si等であ
ってもよい。
【0085】特には材料選択の自由度があるアゾ系顔料
が好ましく、その中では、下記一般式の電荷発生材料が
好ましい。
が好ましく、その中では、下記一般式の電荷発生材料が
好ましい。
【0086】
【化2】 式中、Xは水素原子、フッ素原子、塩素原子または臭素
原子等のハロゲン原子を示す。R1、R2、R3、R
4、R5は、水素原子、フッ素原子、塩素原子または臭
素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換基
を有してもよいメチル、エチル、n−プロピル、iso
−プロピル、ブチル等のアルキル基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ等のアルコキシ基、ベンジル、フェネチ
ル等のアラルキル基、フェニル、ナフチル等のアリール
基、ジメチルアミノ、ジエキルアミノ等のアルキルアミ
ノ基を示し、同じであつても異なっていてもよい。m及
びnは1または2を示し、同じであっても異なっていて
もよい。上記表現の置換基としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、ブチル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ等のアルコキシ基、ベンジル、フェネチル等のア
ラルキル基、フェニル、ナフチル等のアリール基、ジメ
チルアミノ、ジエチルアミノ等のアルキルアミノ基を示
す。
原子等のハロゲン原子を示す。R1、R2、R3、R
4、R5は、水素原子、フッ素原子、塩素原子または臭
素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換基
を有してもよいメチル、エチル、n−プロピル、iso
−プロピル、ブチル等のアルキル基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ等のアルコキシ基、ベンジル、フェネチ
ル等のアラルキル基、フェニル、ナフチル等のアリール
基、ジメチルアミノ、ジエキルアミノ等のアルキルアミ
ノ基を示し、同じであつても異なっていてもよい。m及
びnは1または2を示し、同じであっても異なっていて
もよい。上記表現の置換基としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、ブチル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ等のアルコキシ基、ベンジル、フェネチル等のア
ラルキル基、フェニル、ナフチル等のアリール基、ジメ
チルアミノ、ジエチルアミノ等のアルキルアミノ基を示
す。
【0087】以上の電荷発生材料を適当な溶剤を用い結
着樹脂(バインダー樹脂)、例えばポリビニルアセター
ル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、メ
タクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルピロリドン及
びセルロース系樹脂、以上の樹脂にホール搬送性或はエ
レクトロン搬送性を持たせた樹脂等の樹脂中に分散させ
た溶液を塗布し、乾燥することによって形成することが
できる。
着樹脂(バインダー樹脂)、例えばポリビニルアセター
ル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、メ
タクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルピロリドン及
びセルロース系樹脂、以上の樹脂にホール搬送性或はエ
レクトロン搬送性を持たせた樹脂等の樹脂中に分散させ
た溶液を塗布し、乾燥することによって形成することが
できる。
【0088】この時の電荷発生層の膜厚は通常0.01
〜2.0μm が好ましく、特には0.1〜1.8μm が
好ましい。電荷発生材料(P)と結着樹脂(B)の重量
比P/Bは4/1〜1/10が好ましい。
〜2.0μm が好ましく、特には0.1〜1.8μm が
好ましい。電荷発生材料(P)と結着樹脂(B)の重量
比P/Bは4/1〜1/10が好ましい。
【0089】一方、電荷輸送層は成膜性を有する樹脂の
溶液に電荷輸送材料を溶解した溶液を塗布し、乾燥する
ことによって形成される。電荷輸送材料は電子輸送材料
と正孔輸送材料に大別される。電子輸送材料としては、
2、4、7−トリニトロフルオレノン、2、4、5、7
−テトラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシア
ノキノジメタン及びアルキル置換ジフェノキノン等の電
子受容性物質やこれら電子受容性物質を高分子化したも
のが挙げられ、正孔輸送材料としてはピレン及びアント
ラセン等の多環芳香物化合物、カルバゾール、インドー
ル、オキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、ピ
ラゾール、ピラゾリン、チアジアゾール及びトリアゾー
ル等の複素環化合物、p−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン及びN、N−ジフ
ェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバ
ゾール等のヒドラゾン系化合物、α−フェニル−4’−
N、N−ジフェニルアミノスチルベン及び5−[4−
(ジ−p−トリルアミノ)ベンジリデン]−5H−ジベ
ンゾ[a、d]シクロヘプテン等のスチリル系化合物、
ベンジジン系化合物、トリアリールメタン系化合物、ト
リフェニルアミン、トリトリルアミン等のトリアリール
アミン系化合物或はこれらの化合物からなる基を主鎖ま
たは側鎖に有するポリマー(例えばポリ−N−ビニルカ
ルバゾール及びポリビニルアントラセン等)が挙げられ
る。
溶液に電荷輸送材料を溶解した溶液を塗布し、乾燥する
ことによって形成される。電荷輸送材料は電子輸送材料
と正孔輸送材料に大別される。電子輸送材料としては、
2、4、7−トリニトロフルオレノン、2、4、5、7
−テトラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシア
ノキノジメタン及びアルキル置換ジフェノキノン等の電
子受容性物質やこれら電子受容性物質を高分子化したも
のが挙げられ、正孔輸送材料としてはピレン及びアント
ラセン等の多環芳香物化合物、カルバゾール、インドー
ル、オキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、ピ
ラゾール、ピラゾリン、チアジアゾール及びトリアゾー
ル等の複素環化合物、p−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン及びN、N−ジフ
ェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバ
ゾール等のヒドラゾン系化合物、α−フェニル−4’−
N、N−ジフェニルアミノスチルベン及び5−[4−
(ジ−p−トリルアミノ)ベンジリデン]−5H−ジベ
ンゾ[a、d]シクロヘプテン等のスチリル系化合物、
ベンジジン系化合物、トリアリールメタン系化合物、ト
リフェニルアミン、トリトリルアミン等のトリアリール
アミン系化合物或はこれらの化合物からなる基を主鎖ま
たは側鎖に有するポリマー(例えばポリ−N−ビニルカ
ルバゾール及びポリビニルアントラセン等)が挙げられ
る。
【0090】成膜性を有する樹脂としては、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル及び
ポリスチレン等が挙げられる。
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル及び
ポリスチレン等が挙げられる。
【0091】この時の電荷輸送層の膜厚は1.0μm 以
下が好ましく、特に0.2μm 以下が好ましい。
下が好ましく、特に0.2μm 以下が好ましい。
【0092】また、光電変換層22の表面(液晶13に
接する側の面)の表面エネルギーは30dyn/cm2
以下であることが好ましい。
接する側の面)の表面エネルギーは30dyn/cm2
以下であることが好ましい。
【0093】ところで、本発明において、この光電変換
層22の電荷発生層23の電気容量(CCGL )と電荷輸
送層25の電気容量(CCTL )との比(CCTL )/(C
CGL)が1.0以上となるように構成すると、光キャリ
ヤのなだれ現象を利用したアバランシェ現象が発生する
特性、即ち図17に示すように低光量では光電流が流れ
ずに、ある光量以上で急激に光電流が流れる特性を備え
るようになる。このため、このような光電変換層22に
光を照射すると、アバランシェ現象により光電流が流れ
るようになり、これにより液晶の配向状態が変化し、解
像度の高い情報の書き込みが行われるようになる。
層22の電荷発生層23の電気容量(CCGL )と電荷輸
送層25の電気容量(CCTL )との比(CCTL )/(C
CGL)が1.0以上となるように構成すると、光キャリ
ヤのなだれ現象を利用したアバランシェ現象が発生する
特性、即ち図17に示すように低光量では光電流が流れ
ずに、ある光量以上で急激に光電流が流れる特性を備え
るようになる。このため、このような光電変換層22に
光を照射すると、アバランシェ現象により光電流が流れ
るようになり、これにより液晶の配向状態が変化し、解
像度の高い情報の書き込みが行われるようになる。
【0094】ここで、液晶表示の光電変換層22の耐圧
を充分にとるためには、(CCTL )/(CCGL )が2.
5以上であることがより好ましい。更に好ましくは(C
CTL)/(CCGL )が5.0以上であることが好まし
い。なお、本発明において、電荷発生層の電気容量(C
CGL )と電荷輸送層の電気容量(CCTL )の比
(CCTL)/(CCGL )は、誘電率(ε)と各層の膜厚
(dCGL 、dCTL )より算出し、誘電率(ε)は、1K
Hz以上での値を使用した。
を充分にとるためには、(CCTL )/(CCGL )が2.
5以上であることがより好ましい。更に好ましくは(C
CTL)/(CCGL )が5.0以上であることが好まし
い。なお、本発明において、電荷発生層の電気容量(C
CGL )と電荷輸送層の電気容量(CCTL )の比
(CCTL)/(CCGL )は、誘電率(ε)と各層の膜厚
(dCGL 、dCTL )より算出し、誘電率(ε)は、1K
Hz以上での値を使用した。
【0095】一方、この(CCTL )/(CCGL )は、各
層の誘電率の値に大きく左右され、この誘電率は特に電
荷発生材料(P)及び結着樹脂(B)自体とこれらの重
量比P/Bと膜厚に大きく影響される。従って、これら
の最適な選択は本発明の重要な要素の1つである。ま
た、必要に応じて既述した電荷輸送材料を添加してもよ
い。
層の誘電率の値に大きく左右され、この誘電率は特に電
荷発生材料(P)及び結着樹脂(B)自体とこれらの重
量比P/Bと膜厚に大きく影響される。従って、これら
の最適な選択は本発明の重要な要素の1つである。ま
た、必要に応じて既述した電荷輸送材料を添加してもよ
い。
【0096】(液晶)次に、液晶13について説明す
る。
る。
【0097】本発明に用いられる液晶13としてはカイ
ラルスメクチック相を呈するカイラルスメクチック液
晶、特に強誘電性を有するカイラルスメクチック液晶が
好適である。特にコレステリック相を呈さない相転移系
列をもつ液晶が好適である、またカイラルスメクチック
液晶の層構造が、層傾きが実質的にブックシェルフの状
態に近い、クエイサイブックシェルフであっても良い。
ラルスメクチック相を呈するカイラルスメクチック液
晶、特に強誘電性を有するカイラルスメクチック液晶が
好適である。特にコレステリック相を呈さない相転移系
列をもつ液晶が好適である、またカイラルスメクチック
液晶の層構造が、層傾きが実質的にブックシェルフの状
態に近い、クエイサイブックシェルフであっても良い。
【0098】ブックシェルフ層構造もしくはクエイサイ
ブックシェルフ層構造を呈する液晶としては、例えば、
フルオロカーボン末端鎖と、炭化水素末端鎖からなるフ
ッ素含有液晶化合物であって、該末端鎖が中心核によっ
て結合され、スメクチック中間層、あるいは、潜在的ス
メクチック中間相をもつような化合物を含有する液晶を
用いることができる。
ブックシェルフ層構造を呈する液晶としては、例えば、
フルオロカーボン末端鎖と、炭化水素末端鎖からなるフ
ッ素含有液晶化合物であって、該末端鎖が中心核によっ
て結合され、スメクチック中間層、あるいは、潜在的ス
メクチック中間相をもつような化合物を含有する液晶を
用いることができる。
【0099】また、強誘電性の高分子液晶や1994年
8月1日に出願した「LiquidCrystal D
evice」というタイトルの米国特許出願シリアルN
o.283141号明細書に開示された液晶を用いるこ
ともできる。
8月1日に出願した「LiquidCrystal D
evice」というタイトルの米国特許出願シリアルN
o.283141号明細書に開示された液晶を用いるこ
ともできる。
【0100】(光照射装置)次に、光照射装置26につ
いて説明する。
いて説明する。
【0101】本発明に用いられる光照射装置26として
は、カメラ、プロジェクター、フィルムスキャナー等の
結像装置、レーザー光スキャナー、CRT、LEDアレ
イ等の像形成装置が好適である。
は、カメラ、プロジェクター、フィルムスキャナー等の
結像装置、レーザー光スキャナー、CRT、LEDアレ
イ等の像形成装置が好適である。
【0102】結像装置としては、被写体からの反射光を
SLMに結像する装置や、ネガフィルム等の像坦持体を
介した光をSLMに結像する装置である。
SLMに結像する装置や、ネガフィルム等の像坦持体を
介した光をSLMに結像する装置である。
【0103】通常のカメラに使用される光学的なシャッ
ターや電気的なシャッターを使用する場合には、光電変
換層22がフィルムの代わりとなる。
ターや電気的なシャッターを使用する場合には、光電変
換層22がフィルムの代わりとなる。
【0104】像形成装置としては、レーザー光等をスキ
ャンしてSLMの光電変換層に潜像を形成する装置であ
る。
ャンしてSLMの光電変換層に潜像を形成する装置であ
る。
【0105】また、レーザー光で像を形成する場合は、
アルゴンレーザー(514,488nm)や、ヘリウム
−ネオンレーザー(633nm)や、半導体レーザー
(780nm、810nm等)等のレーザーを光源とし
て使用し、画像信号、文字信号、コード信号、線画信号
に対応してレーザーをスキャンニングして、SLMの光
電変換層を露光する。
アルゴンレーザー(514,488nm)や、ヘリウム
−ネオンレーザー(633nm)や、半導体レーザー
(780nm、810nm等)等のレーザーを光源とし
て使用し、画像信号、文字信号、コード信号、線画信号
に対応してレーザーをスキャンニングして、SLMの光
電変換層を露光する。
【0106】なお、画像のようなアナログ的な記録は、
レーザーの光強度を変調して行い、文字、コード、線画
のようなデジタル的な記録は、レーザー光のON−OF
F制御により行う。網点にて画像を形成する場合には、
レーザー光をドットジェネレーターによりON−OFF
制御する。
レーザーの光強度を変調して行い、文字、コード、線画
のようなデジタル的な記録は、レーザー光のON−OF
F制御により行う。網点にて画像を形成する場合には、
レーザー光をドットジェネレーターによりON−OFF
制御する。
【0107】(液晶素子の製造法)次に、本発明の液晶
素子の製造法について説明する。
素子の製造法について説明する。
【0108】ガラスや石英又はプラスチックフィルム等
の基板2、3を2枚用意してその表面上に真空蒸着やス
パッタリングによって、ITO等の透明導電膜を形成す
る。この時の透明導電膜の厚さは、10nm〜1μmの
範囲内から適宜選択する。又一枚のマーザーボードに透
明導電膜を形成し、それを分割して2枚の透明電極付基
板としてもよい。いずれにしても、こうして図11の
(a)に示す基板2、3を用意する。
の基板2、3を2枚用意してその表面上に真空蒸着やス
パッタリングによって、ITO等の透明導電膜を形成す
る。この時の透明導電膜の厚さは、10nm〜1μmの
範囲内から適宜選択する。又一枚のマーザーボードに透
明導電膜を形成し、それを分割して2枚の透明電極付基
板としてもよい。いずれにしても、こうして図11の
(a)に示す基板2、3を用意する。
【0109】次に、図11の(b)に示すように基板2
の表面に光電変換層22として電荷発生層23及び電荷
輸送層25を形成する(光電変換層形成工程)。その形
成方法としては、成膜性を有する樹脂に電荷発生物質や
電荷輸送物質を含有させた溶液をスピンコート法、ロー
ルコーティング、ディッピング、キャスティング、スプ
レー、ビーム、ブレード、ワイヤーバーコーティングな
どの方法により、基板表面上に各層23、25を形成す
る。
の表面に光電変換層22として電荷発生層23及び電荷
輸送層25を形成する(光電変換層形成工程)。その形
成方法としては、成膜性を有する樹脂に電荷発生物質や
電荷輸送物質を含有させた溶液をスピンコート法、ロー
ルコーティング、ディッピング、キャスティング、スプ
レー、ビーム、ブレード、ワイヤーバーコーティングな
どの方法により、基板表面上に各層23、25を形成す
る。
【0110】また、電荷輸送層を形成するに際しては、
上述のような溶液を用いず、1種類もしくは、数種類の
光導電物質を直接堆積させてもよい。その場合には、真
空蒸着、スパッタリング、化学気相成長(CVD)及び
イオンプレーティング等の方法を用いればよい。こうし
て形成された光電変換層22の表面22fには、ラビン
グ等の一軸性配向処理を施さない。
上述のような溶液を用いず、1種類もしくは、数種類の
光導電物質を直接堆積させてもよい。その場合には、真
空蒸着、スパッタリング、化学気相成長(CVD)及び
イオンプレーティング等の方法を用いればよい。こうし
て形成された光電変換層22の表面22fには、ラビン
グ等の一軸性配向処理を施さない。
【0111】また、図11の(c)に示すように一方の
基板3には配向膜12を形成し、該配向膜12にラビン
グ処理を施し一軸性配向膜とする。
基板3には配向膜12を形成し、該配向膜12にラビン
グ処理を施し一軸性配向膜とする。
【0112】次に両基板2、3の少なくとも一方の端部
に液晶の注入口となる部分を除いてシール剤を配設し、
両者を貼り合わせてシール剤を硬化させる。この時、必
要に応じて画像表示領域となる部分に非接着性のスぺー
サーや接着性のスぺーサーの少なくとも1つを分散配置
することも好ましいものである。この場合は光電変換層
の表面上にそれらスぺーサーを分散配置してから両基板
を貼り合わせてセルを作成することが好ましい。
に液晶の注入口となる部分を除いてシール剤を配設し、
両者を貼り合わせてシール剤を硬化させる。この時、必
要に応じて画像表示領域となる部分に非接着性のスぺー
サーや接着性のスぺーサーの少なくとも1つを分散配置
することも好ましいものである。この場合は光電変換層
の表面上にそれらスぺーサーを分散配置してから両基板
を貼り合わせてセルを作成することが好ましい。
【0113】次いで、SLMを減圧又は常圧下において
注入口から液晶を加熱して等方相の状態で注入し、基板
間に配置した後、カイラルスメクチック層を呈する状態
まで徐冷する。
注入口から液晶を加熱して等方相の状態で注入し、基板
間に配置した後、カイラルスメクチック層を呈する状態
まで徐冷する。
【0114】また、液晶を注入した後はセルを冷却する
が、少なくとも等方相からSmA相への相移点近傍では
1℃/min以下の徐冷速度で冷却することが好まし
い。
が、少なくとも等方相からSmA相への相移点近傍では
1℃/min以下の徐冷速度で冷却することが好まし
い。
【0115】一軸性配向膜12の表面12f側からの液
晶分子のスメクチック相への転移の方が、光電変換層2
2の表面22f側からのスメクチック相への転移の方が
優先的に生じ、液晶は配向不良の少ない良好な、ブック
シェルフ層構造を示す。こうして、図11の(d)に示
す液晶素子が得られる。なお、(d)において、27は
スペーサーである。
晶分子のスメクチック相への転移の方が、光電変換層2
2の表面22f側からのスメクチック相への転移の方が
優先的に生じ、液晶は配向不良の少ない良好な、ブック
シェルフ層構造を示す。こうして、図11の(d)に示
す液晶素子が得られる。なお、(d)において、27は
スペーサーである。
【0116】ところで、上述したシール剤は、光電変換
層22や配向膜12や透明電極の少なくともいずれか1
つを部分的に除去した上でガラス基板の表面又は電極の
表面等に直に塗布するようにしてもよい。この場合に
は、より強い密着力を得ることができる。
層22や配向膜12や透明電極の少なくともいずれか1
つを部分的に除去した上でガラス基板の表面又は電極の
表面等に直に塗布するようにしてもよい。この場合に
は、より強い密着力を得ることができる。
【0117】以上が本発明の一実施形態による基本的な
SLMの構造であるが、この構造に付加的な機能又は手
段を設けることもできる。
SLMの構造であるが、この構造に付加的な機能又は手
段を設けることもできる。
【0118】図12は、別の実施の形態に係るSLMの
構成を説明するための断面図である。同図において、5
1はSLMであり、このSLM51においては、基板2
と透明電極5との間にカラーフィルタCFを配置してい
る。このカラーフィルタCFは、RGBの3色にパター
ニングされた着色層と、それを保護し、且つ平坦化する
為の透明層とを含む。ここで電荷発生層23としては、
アナログ光に感度のあるアゾ顔料を用いて形成するとよ
い。
構成を説明するための断面図である。同図において、5
1はSLMであり、このSLM51においては、基板2
と透明電極5との間にカラーフィルタCFを配置してい
る。このカラーフィルタCFは、RGBの3色にパター
ニングされた着色層と、それを保護し、且つ平坦化する
為の透明層とを含む。ここで電荷発生層23としては、
アナログ光に感度のあるアゾ顔料を用いて形成するとよ
い。
【0119】ここで、書き込みを行う場合は、書き込み
光としてアナログ光を用い、Rの光、Gの光、Bの光と
順次に書き込みを行う。なお、その他の構成は前出の実
施の形態と同様である。そして、このようにカラーフィ
ルタCFを備えることにより、カラー画像を得ることが
できる。
光としてアナログ光を用い、Rの光、Gの光、Bの光と
順次に書き込みを行う。なお、その他の構成は前出の実
施の形態と同様である。そして、このようにカラーフィ
ルタCFを備えることにより、カラー画像を得ることが
できる。
【0120】なお、上記実施の形態においては、1つの
SLM51にストライプ状又はモザイク状に配された3
色のカラーフィルタを形成してカラー表示を可能とした
が、3つのSLMを用い、それらをR色のカラーフィル
タを形成したSLM、G色のカラーフィルタを形成した
SLM、並びにB色のカラーフィルタを形成したSLM
で構成し、これら3つのSLMによってカラー表示を行
うようにしてもよい。
SLM51にストライプ状又はモザイク状に配された3
色のカラーフィルタを形成してカラー表示を可能とした
が、3つのSLMを用い、それらをR色のカラーフィル
タを形成したSLM、G色のカラーフィルタを形成した
SLM、並びにB色のカラーフィルタを形成したSLM
で構成し、これら3つのSLMによってカラー表示を行
うようにしてもよい。
【0121】ついで、図13を参照して、本発明の更に
別の実施の形態によるSLMについて説明する。
別の実施の形態によるSLMについて説明する。
【0122】本実施例に係るSLM41は、透明基板と
してのPETフィルム42,43を備えている。なお、
これらのPETフィルム42,43の厚さは100μm
程度である。
してのPETフィルム42,43を備えている。なお、
これらのPETフィルム42,43の厚さは100μm
程度である。
【0123】また、液晶13としては、フィルム状の高
分子型の強誘電性液晶を用いる。この液晶13は、強誘
電性低分子液晶と熱可塑性非晶質ポリマーとの混合物に
よって形成されている。ここで、低分子液晶としては、
ブックシェルフ構造を持つものを使用する。また、熱可
塑性非晶質ポリマーには、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート等の光学的異方性を有していないものを用いる。
分子型の強誘電性液晶を用いる。この液晶13は、強誘
電性低分子液晶と熱可塑性非晶質ポリマーとの混合物に
よって形成されている。ここで、低分子液晶としては、
ブックシェルフ構造を持つものを使用する。また、熱可
塑性非晶質ポリマーには、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート等の光学的異方性を有していないものを用いる。
【0124】まず、PETフィルム42,43の表面に
ITOを室温にて蒸着させ、パターニングを行って透明
電極5,6を形成する。なお、ITOは、ゾルゲル法に
よって塗布するようにしてもよい。
ITOを室温にて蒸着させ、パターニングを行って透明
電極5,6を形成する。なお、ITOは、ゾルゲル法に
よって塗布するようにしてもよい。
【0125】一方のPETフィルム43にポリイミドを
100Åの厚さに印刷し、これを150℃の温度で焼成
して、配向膜12を形成する。なお、配向膜12の表面
には、ナイロン製の布によってラビング処理を施す。
100Åの厚さに印刷し、これを150℃の温度で焼成
して、配向膜12を形成する。なお、配向膜12の表面
には、ナイロン製の布によってラビング処理を施す。
【0126】また、他方のPETフィルム42には光電
変換層としての光導電層22を形成する。なお、この光
導電層22の表面エネルギー、具体的には光導電層22
が積層型の場合には電荷輸送層25の表面エネルギーを
30dyn/cm2 以下にする。また、液晶自身がメモ
リ性をもつことから、光導電層22の表面、具体的には
光導電層22が積層型の場合には電荷輸送層25の表面
は必ずしも固い必要はなく、4B以上の硬度(鉛筆硬
度)であれば良い。
変換層としての光導電層22を形成する。なお、この光
導電層22の表面エネルギー、具体的には光導電層22
が積層型の場合には電荷輸送層25の表面エネルギーを
30dyn/cm2 以下にする。また、液晶自身がメモ
リ性をもつことから、光導電層22の表面、具体的には
光導電層22が積層型の場合には電荷輸送層25の表面
は必ずしも固い必要はなく、4B以上の硬度(鉛筆硬
度)であれば良い。
【0127】その後、光導電層22の表面上に粒径が2
μmのスペーサを散布し、他方のフィルムに、高分子型
の強誘電性液晶を塗布する。そして、これらのフィルム
を、100℃に加熱した上で圧着し、はみ出した液晶を
拭き取る。さらに、室温まで徐冷し、エポキシの接着剤
を用いて封止する。
μmのスペーサを散布し、他方のフィルムに、高分子型
の強誘電性液晶を塗布する。そして、これらのフィルム
を、100℃に加熱した上で圧着し、はみ出した液晶を
拭き取る。さらに、室温まで徐冷し、エポキシの接着剤
を用いて封止する。
【0128】なお、上述したスペーサは、非接着性及び
/又は接着性のスぺーサーであり、強誘電性液晶を均一
厚さに塗布した小さな画面のSLMの場合には不要とな
ることもある。また、光導電層22は混合型であっても
良い。
/又は接着性のスぺーサーであり、強誘電性液晶を均一
厚さに塗布した小さな画面のSLMの場合には不要とな
ることもある。また、光導電層22は混合型であっても
良い。
【0129】次に、本実施の形態の実施例について説明
する。 〈実施例1〉強誘電性液晶として、下記処方の液晶組成
物を用意した。
する。 〈実施例1〉強誘電性液晶として、下記処方の液晶組成
物を用意した。
【0130】この組成物は25℃での自発分極は26n
C/cm2 、20℃でのスメクチック層の傾き角δ=0
°であり、見かけのチルト角は27°である。
C/cm2 、20℃でのスメクチック層の傾き角δ=0
°であり、見かけのチルト角は27°である。
【0131】
【化3】 まず、2枚のガラス基板の表面にITO膜をそれぞれス
パッタリングにて70nm厚で成膜し、シール部分とな
る端部をパターニングで除去して透明電極を形成した。
パッタリングにて70nm厚で成膜し、シール部分とな
る端部をパターニングで除去して透明電極を形成した。
【0132】分散液として、下記の構造式の化合物4
部、ベンザール樹脂(重量平均分子量24000)2
部、及びシクロヘキサノン34部と、直径1mmのガラ
スビーズとを、サンドミル装置で20hr温浴分散さ
せ、その後、ブタノール60部を加えたものを用意し
た。
部、ベンザール樹脂(重量平均分子量24000)2
部、及びシクロヘキサノン34部と、直径1mmのガラ
スビーズとを、サンドミル装置で20hr温浴分散さ
せ、その後、ブタノール60部を加えたものを用意し
た。
【0133】
【化4】 次に、基板の表面に上記分散液をスピンコートし、80
℃で15分間乾燥させて厚さ0.2μmの電荷発生層を
形成した。
℃で15分間乾燥させて厚さ0.2μmの電荷発生層を
形成した。
【0134】次に、下記の構造式のヒドラゾン化合物1
0部、及びビスフェノールZ型ポリカーボネート(重量
平均分子量39000)10部をジクロロメタン40部
及びモノクロルベンゼン20部からなる混合溶媒中に溶
解して、溶液を作成し、この溶液を電荷発生層の表面に
スピンコート法でコーティングし、120℃で60分乾
燥させて膜厚0.85μmの電荷輸送層を形成した。
0部、及びビスフェノールZ型ポリカーボネート(重量
平均分子量39000)10部をジクロロメタン40部
及びモノクロルベンゼン20部からなる混合溶媒中に溶
解して、溶液を作成し、この溶液を電荷発生層の表面に
スピンコート法でコーティングし、120℃で60分乾
燥させて膜厚0.85μmの電荷輸送層を形成した。
【0135】
【化5】 一方の基板にはポリイミド配向膜を200Åの厚さに印
刷法で形成し、オーブンによって220℃の温度で1h
r焼成した。その後、ナイロン製の布を用い、一軸性配
向規制力をもつに充分な強度でナイロン布に加重をかけ
て配向膜の表面にラビング処理を施した。
刷法で形成し、オーブンによって220℃の温度で1h
r焼成した。その後、ナイロン製の布を用い、一軸性配
向規制力をもつに充分な強度でナイロン布に加重をかけ
て配向膜の表面にラビング処理を施した。
【0136】次に、粒径が2.0μmのスペーサービー
ズを分散させたIPA溶液を、配向膜側基板の表面にス
ピンナーにて塗布し、オーブンによって110℃の温度
に5分間のオーブン乾燥を行った。
ズを分散させたIPA溶液を、配向膜側基板の表面にス
ピンナーにて塗布し、オーブンによって110℃の温度
に5分間のオーブン乾燥を行った。
【0137】さらに、配向膜側基板の周縁にエポキシ系
シール材を塗布(印刷)し、レベリング乾燥の後、基板
と基板とを貼り合わせた。
シール材を塗布(印刷)し、レベリング乾燥の後、基板
と基板とを貼り合わせた。
【0138】その後、基板を貼り合わせたものをオーブ
ンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、液晶を注入
した。注入の際は、温度を95℃に加熱し、注入を行っ
た。冷却速度を1℃/minで行った。
ンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、液晶を注入
した。注入の際は、温度を95℃に加熱し、注入を行っ
た。冷却速度を1℃/minで行った。
【0139】液晶注入後、110℃に加熱し、0.1℃
/minの降温速度で90℃まで徐冷し、更に室温まで
放冷した。
/minの降温速度で90℃まで徐冷し、更に室温まで
放冷した。
【0140】次に、図14のようにして評価を行った。
【0141】書き込み光照射装置として、半導体レーザ
ー60と光ファイバー61とを用い、図14の(a)の
ようにして、マスク62を介して波長780nmの赤外
線レーザー光LW をSLM21に照射し、画像情報の書
き込みを行った。なお、マスク62は図14の(b)に
示すものとし、レーザー光のエネルギー密度は0.03
μm/cm2 とした。
ー60と光ファイバー61とを用い、図14の(a)の
ようにして、マスク62を介して波長780nmの赤外
線レーザー光LW をSLM21に照射し、画像情報の書
き込みを行った。なお、マスク62は図14の(b)に
示すものとし、レーザー光のエネルギー密度は0.03
μm/cm2 とした。
【0142】その後、図14の(c)に示すように、ク
ロスニコルに配置した偏光板30,31の間にSLM2
1を配置し、白色の読み出し光LR をSLM21に照射
したところ、同図(d)に示す画像が表示された。
ロスニコルに配置した偏光板30,31の間にSLM2
1を配置し、白色の読み出し光LR をSLM21に照射
したところ、同図(d)に示す画像が表示された。
【0143】なお、エネルギー密度の状態を変えると、
表示画像のコントラストも変化した。また、偏光板3
0,31の向きを変えると、ポジ−ネガ反転した像が表
示された。 〈実施例2〉本発明に用いられる光電変換層としては、
SLMの表示画像のコントラストを向上させる為に次に
述べるような特性を示すように設計することが望ましい
ものである。
表示画像のコントラストも変化した。また、偏光板3
0,31の向きを変えると、ポジ−ネガ反転した像が表
示された。 〈実施例2〉本発明に用いられる光電変換層としては、
SLMの表示画像のコントラストを向上させる為に次に
述べるような特性を示すように設計することが望ましい
ものである。
【0144】光電変換層に局所的に光を照射すると、光
照射部分と未照射部分との間に電位差が生じる。これを
光メモリ性と呼ぶ。
照射部分と未照射部分との間に電位差が生じる。これを
光メモリ性と呼ぶ。
【0145】そして、このように電位差(光メモリ性)
が生じている光導電層を備えたSLMに外部から電圧を
印加すると、この電位差(光メモリ性)に応じて表示画
像のコントラストが決定される。
が生じている光導電層を備えたSLMに外部から電圧を
印加すると、この電位差(光メモリ性)に応じて表示画
像のコントラストが決定される。
【0146】そこで、本発明者は、照射光強度と光照射
時間との積及び電位差から良好なコントラストを生じさ
せるための光メモリ性を表す条件式を次に示す測定法に
より求めた。
時間との積及び電位差から良好なコントラストを生じさ
せるための光メモリ性を表す条件式を次に示す測定法に
より求めた。
【0147】まず、図15(a)に示すように、透明電
極105上に本発明の光導電層122を設けたサンプル
SPに、(b)に示すような中央部に帯状の開口部12
7aを有する遮光マスク127上から照射光強度がA
[lux ]の光をT[sec ]間照射する。次に、照射光強
度Aと光照射時間Tとの積が1×104 [lux ・sec ]
以上になった後、サンプルSPを市販の静電複写紙試験
装置(川口電機製、エレクトロスタティック・ペ−パー
・アナライザ/EPA−8100型)にセットし、コロ
ナ帯電を与えた。
極105上に本発明の光導電層122を設けたサンプル
SPに、(b)に示すような中央部に帯状の開口部12
7aを有する遮光マスク127上から照射光強度がA
[lux ]の光をT[sec ]間照射する。次に、照射光強
度Aと光照射時間Tとの積が1×104 [lux ・sec ]
以上になった後、サンプルSPを市販の静電複写紙試験
装置(川口電機製、エレクトロスタティック・ペ−パー
・アナライザ/EPA−8100型)にセットし、コロ
ナ帯電を与えた。
【0148】ここで、光導電層122のマスク127の
開口部127aに対応する光照射部分が光メモリー性を
有しているため、図15(c)に示すように、光照射部
分の表面電位は未照射部分に比べVM [V]減少し、こ
のVM [V]の値によりコントラストが生じる。
開口部127aに対応する光照射部分が光メモリー性を
有しているため、図15(c)に示すように、光照射部
分の表面電位は未照射部分に比べVM [V]減少し、こ
のVM [V]の値によりコントラストが生じる。
【0149】そこで、電位降下分VM とVD の比をと
り、このような良好なコントラストを生じさせるため下
記に示すような条件式を算出した。
り、このような良好なコントラストを生じさせるため下
記に示すような条件式を算出した。
【0150】
【数3】 A×T≧1×104 [lux.sec ]の時 0.1≦|VM /VD |≦1.0 A[lux ]:照射光強度 T[sec ]:光照射時間 VD [V]:光未照射部分の光導電層に分担される電位 VM [V]:光未照射部分の光導電層に分担される電位
と光照射部分の光導電層に分担される電位との差分 従って、高コントラストのSLMを作製する場合には上
述した条件を満足するように各層の材料及び層厚を定め
ることが好ましい。
と光照射部分の光導電層に分担される電位との差分 従って、高コントラストのSLMを作製する場合には上
述した条件を満足するように各層の材料及び層厚を定め
ることが好ましい。
【0151】その為の具体例について述べる。
【0152】まず、多数枚のガラス基板の表面に膜厚が
700ÅのITO膜をゾルゲル法によって塗布・硬化さ
せ、パターニングを行って透明電極を形成した。
700ÅのITO膜をゾルゲル法によって塗布・硬化さ
せ、パターニングを行って透明電極を形成した。
【0153】なお、分散液として、下記構造式の化合物
4.2部、ポリメチルメタアクリレート(重量平均分子
量11000)2部、及びシクロヘキサノン35部と直
径1mmのガラスビーズとをサンドミル装置で12時間分
散させ、その後、MEK60部を加えたものを用意し
た。
4.2部、ポリメチルメタアクリレート(重量平均分子
量11000)2部、及びシクロヘキサノン35部と直
径1mmのガラスビーズとをサンドミル装置で12時間分
散させ、その後、MEK60部を加えたものを用意し
た。
【0154】
【化6】 次に、4つの基板の表面に分散液をスピンコートし、9
0℃で15分間乾燥させて膜厚が0.10μmの電荷発
生層を形成した。
0℃で15分間乾燥させて膜厚が0.10μmの電荷発
生層を形成した。
【0155】次に、下記構造式の化合物(1)〜(4)
を用意し、それらのうち1つを10部、及びビスフェノ
ールZ型ポリカーボネート(重量平均分子量3500
0)10部をジクロロメタン40部及びモノクロルベン
ゼン20部からなる混合溶媒中に溶解して溶液を4種類
作成し、この溶液を4つの基板上の電荷発生層の表面に
スピンコート法でコーティングし、120℃で60分乾
燥させて膜厚0.9μmの電荷輸送層25を形成した。
を用意し、それらのうち1つを10部、及びビスフェノ
ールZ型ポリカーボネート(重量平均分子量3500
0)10部をジクロロメタン40部及びモノクロルベン
ゼン20部からなる混合溶媒中に溶解して溶液を4種類
作成し、この溶液を4つの基板上の電荷発生層の表面に
スピンコート法でコーティングし、120℃で60分乾
燥させて膜厚0.9μmの電荷輸送層25を形成した。
【0156】
【化7】 そして、異なる構造式の化合物(1)〜(4)により形
成された4種の電荷輸送層を備えた光導電層を有するそ
れぞれの基板のサンプルについて、図15の手法により
VM とVD の比を求めた。この場合のAT積は5×10
4 [lux ・sec]であった。結果を表1に示す。
成された4種の電荷輸送層を備えた光導電層を有するそ
れぞれの基板のサンプルについて、図15の手法により
VM とVD の比を求めた。この場合のAT積は5×10
4 [lux ・sec]であった。結果を表1に示す。
【0157】
【表1】 この表から、VM /VD の値が既述した条件式を満たし
ているものは、化合物(1)〜(3)を電荷輸送性物質
とする基板サンプル1〜3であり、基板サンプル4は条
件式を満たしていなかった。
ているものは、化合物(1)〜(3)を電荷輸送性物質
とする基板サンプル1〜3であり、基板サンプル4は条
件式を満たしていなかった。
【0158】次に、ITOのみが形成された4つの基板
にはポリイミド配向膜を200Åの厚さに印刷し、オー
ブンによって220℃の温度で1hr焼成した。その
後、ナイロン製の布を用い、配向膜の表面にラビング処
理を施した。この後、粒径が2.0μmのスペーサービ
ーズを分散させたIPA溶液を、配向膜側基板3の表面
にスピンナーにて塗布し、オーブンによって110℃の
温度で5分間のオーブン乾燥を行った。
にはポリイミド配向膜を200Åの厚さに印刷し、オー
ブンによって220℃の温度で1hr焼成した。その
後、ナイロン製の布を用い、配向膜の表面にラビング処
理を施した。この後、粒径が2.0μmのスペーサービ
ーズを分散させたIPA溶液を、配向膜側基板3の表面
にスピンナーにて塗布し、オーブンによって110℃の
温度で5分間のオーブン乾燥を行った。
【0159】さらに、配向膜付の基板の周縁にエポキシ
系シール材を塗布(印刷)し、レベリング乾燥の後、4
つの配向膜付基板と4種の光導電層付基板とを貼り合わ
せた。強誘電性液晶としては、実施例1で用いたものと
同じ液晶組成物を用意した。
系シール材を塗布(印刷)し、レベリング乾燥の後、4
つの配向膜付基板と4種の光導電層付基板とを貼り合わ
せた。強誘電性液晶としては、実施例1で用いたものと
同じ液晶組成物を用意した。
【0160】その後、基板を貼り合わせた4種のセルを
オーブンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、液晶
13を注入した。なお、注入の際は、温度を95℃に加
熱し、注入を行った。冷却速度を1℃/minで行っ
た。
オーブンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、液晶
13を注入した。なお、注入の際は、温度を95℃に加
熱し、注入を行った。冷却速度を1℃/minで行っ
た。
【0161】液晶注入後、110℃まで加熱し、この
後、0.1℃/minの降温速度で90℃まで徐冷し、
更に室温まで放冷し、SLMを作製した。なお、化合物
(1)〜(3)を電荷輸送性物質とする光導電層をそれ
ぞれ有するSLMをSLMサンプルS1〜S3とし、化
合物(4)を電荷輸送性物質とする光導電層22を有す
るSLMを比較SLMサンプルCS1とした。
後、0.1℃/minの降温速度で90℃まで徐冷し、
更に室温まで放冷し、SLMを作製した。なお、化合物
(1)〜(3)を電荷輸送性物質とする光導電層をそれ
ぞれ有するSLMをSLMサンプルS1〜S3とし、化
合物(4)を電荷輸送性物質とする光導電層22を有す
るSLMを比較SLMサンプルCS1とした。
【0162】次に、本発明者は、各サンプルS1〜S3
及び比較サンプルCS1に係るSLMに対し、図14
(a)に示すように半導体レーザー60と光ファイバー
61とを用い、マスク62を介してレーザー光(波長7
80nmの赤外線)を出射し、光入力を行った。なお、
マスク62は同図(b)に示すものとし、レーザー光の
エネルギー密度は0.5μJ/cm2 とした。光入力
後、直流電圧40[V]を印加して情報の書き込みを行
った。
及び比較サンプルCS1に係るSLMに対し、図14
(a)に示すように半導体レーザー60と光ファイバー
61とを用い、マスク62を介してレーザー光(波長7
80nmの赤外線)を出射し、光入力を行った。なお、
マスク62は同図(b)に示すものとし、レーザー光の
エネルギー密度は0.5μJ/cm2 とした。光入力
後、直流電圧40[V]を印加して情報の書き込みを行
った。
【0163】その後、同図(c)に示すように、クロス
ニコルにした偏光板30,31の間にSLM21を配置
し、読み出し光LR を照射した。
ニコルにした偏光板30,31の間にSLM21を配置
し、読み出し光LR を照射した。
【0164】この結果、サンプルS1〜S3のSLMを
備えた液表示素子では、同図(d)に示すような画像情
報が表示された。さらに、これらの液表示素子では、偏
光板30,31の向きによりポジネガの反転が見られ
た。一方、比較サンプルCS1のSLMはコントラスト
が低かった。 〈実施例3〉まず、8枚のガラス基板の表面にITO膜
をそれぞれスパッタ成膜し、パターニングを行って透明
電極を形成した。
備えた液表示素子では、同図(d)に示すような画像情
報が表示された。さらに、これらの液表示素子では、偏
光板30,31の向きによりポジネガの反転が見られ
た。一方、比較サンプルCS1のSLMはコントラスト
が低かった。 〈実施例3〉まず、8枚のガラス基板の表面にITO膜
をそれぞれスパッタ成膜し、パターニングを行って透明
電極を形成した。
【0165】分散液としては、下記の構造式の化合物4
部、ベンザール樹脂(重量平均分子量24000)2
部、及びシクロヘキサノン34部と、直径1mmのガラ
スビーズとを、サンドミル装置で20時間分散させ、そ
の後、ブタノール60部を加えたものを用意した。
部、ベンザール樹脂(重量平均分子量24000)2
部、及びシクロヘキサノン34部と、直径1mmのガラ
スビーズとを、サンドミル装置で20時間分散させ、そ
の後、ブタノール60部を加えたものを用意した。
【0166】
【化8】 次に、基板の表面に分散液をスピンコートし、80℃で
15分間乾燥させて電荷発生層を形成した。
15分間乾燥させて電荷発生層を形成した。
【0167】次に、前記の構造式の化合物(1)〜
(4)をそれぞれ10部、及びビスフェノールZ型ポリ
カーボネート(重量平均分子量39000)10部をジ
クロロメタン40部及びモノクロルベンゼン20部から
なる混合溶媒中に溶解して4種の溶液を作成し、この4
種の溶液を電荷発生層の表面にスピンコート法でコーテ
ィングし、120℃で60分乾燥させて膜厚0.8μm
の電荷輸送層を形成した基板サンプルを4つ形成した。
(4)をそれぞれ10部、及びビスフェノールZ型ポリ
カーボネート(重量平均分子量39000)10部をジ
クロロメタン40部及びモノクロルベンゼン20部から
なる混合溶媒中に溶解して4種の溶液を作成し、この4
種の溶液を電荷発生層の表面にスピンコート法でコーテ
ィングし、120℃で60分乾燥させて膜厚0.8μm
の電荷輸送層を形成した基板サンプルを4つ形成した。
【0168】そして、上記と同様の方法で作製した、4
つのサンプルについて、図15の手法によりVM とVD
の比を求めた。この場合のAT積は2.5×105 [lu
x ・sec ]であった。結果を表2に示す。
つのサンプルについて、図15の手法によりVM とVD
の比を求めた。この場合のAT積は2.5×105 [lu
x ・sec ]であった。結果を表2に示す。
【0169】
【表2】 この表から、VM /VD の値が既述した条件式を満たし
ているものは、化合物(1)〜(3)を電荷輸送物質と
する基板サンプル5〜7であり、基板サンプル8は条件
式を満たしていないことが判る。
ているものは、化合物(1)〜(3)を電荷輸送物質と
する基板サンプル5〜7であり、基板サンプル8は条件
式を満たしていないことが判る。
【0170】次に、ITO付の4つの基板にポリイミド
配向膜を形成すると共に、この4つの配向膜付基板と基
板サンプル5〜8とを貼り合わせ、その後、基板を貼り
合わせたセルをオーブンにて140℃の温度に1.5h
r加熱し、液晶13を注入した。
配向膜を形成すると共に、この4つの配向膜付基板と基
板サンプル5〜8とを貼り合わせ、その後、基板を貼り
合わせたセルをオーブンにて140℃の温度に1.5h
r加熱し、液晶13を注入した。
【0171】そして、この液晶注入後、110℃に加熱
し、この後0.1℃/minの降温速度で90℃まで徐
冷し、更に室温まで放冷し、SLMサンプルを4つ作製
した。なお、化合物(1)〜(3)を電荷輸送物質とす
る光導電層をそれぞれ有するSLMをSLMサンプルS
4〜S6とし、化合物(4)を電荷輸送物質とする光導
電層を有するSLMを比較サンプルCS2とした。
し、この後0.1℃/minの降温速度で90℃まで徐
冷し、更に室温まで放冷し、SLMサンプルを4つ作製
した。なお、化合物(1)〜(3)を電荷輸送物質とす
る光導電層をそれぞれ有するSLMをSLMサンプルS
4〜S6とし、化合物(4)を電荷輸送物質とする光導
電層を有するSLMを比較サンプルCS2とした。
【0172】次に、本発明者は、サンプルS4〜S6及
び比較サンプルCS2に対し、図14の(a)に示すレ
ーザー60に代えてカメラのストロボを用い、マスク6
2に代えてネガフィルムを介してストロボフラッシュを
出射し、光入力を行った。そして、この光入力後、直流
電圧50[V]を印加して情報の書き込みを行った。そ
の後、同図(c)に示すように、クロスニコルにした偏
光板30,31の間に各SLMサンプルを配置し、読み
出し光LR を照射した。
び比較サンプルCS2に対し、図14の(a)に示すレ
ーザー60に代えてカメラのストロボを用い、マスク6
2に代えてネガフィルムを介してストロボフラッシュを
出射し、光入力を行った。そして、この光入力後、直流
電圧50[V]を印加して情報の書き込みを行った。そ
の後、同図(c)に示すように、クロスニコルにした偏
光板30,31の間に各SLMサンプルを配置し、読み
出し光LR を照射した。
【0173】この結果、サンプルS4〜S6のSLMを
備えた液表示素子は、偏光板30,31の向きにより、
ポジネガの反転が見られ、フィルムの濃淡によるコント
ラストも鮮明に再現された。しかしながら、比較サンプ
ルCS2のSLMはコントラストが低かった。 〈実施例4〉液晶として実施例1と同じ液晶組成物を用
意した。又、実施例1と同様にしてITO膜付の基板を
20枚用意した。そのうち10枚には実施例1と同じ一
軸性配向膜を設けた。
備えた液表示素子は、偏光板30,31の向きにより、
ポジネガの反転が見られ、フィルムの濃淡によるコント
ラストも鮮明に再現された。しかしながら、比較サンプ
ルCS2のSLMはコントラストが低かった。 〈実施例4〉液晶として実施例1と同じ液晶組成物を用
意した。又、実施例1と同様にしてITO膜付の基板を
20枚用意した。そのうち10枚には実施例1と同じ一
軸性配向膜を設けた。
【0174】残りの10枚のうち、5枚には実施例1と
同じ電荷発生層を形成した。そして、図16の(a)に
示すように電荷輸送物質としてビフェニレンを用い、そ
れを5種の樹脂に分散させて5種の電荷輸送層をもつ光
電変換層を形成し、その表面エネルギーを測定した。
同じ電荷発生層を形成した。そして、図16の(a)に
示すように電荷輸送物質としてビフェニレンを用い、そ
れを5種の樹脂に分散させて5種の電荷輸送層をもつ光
電変換層を形成し、その表面エネルギーを測定した。
【0175】実施例1と同様にこれら5枚の基板と、配
向膜付の5枚の基板を貼り合わせ液晶を注入してSLM
のサンプル(No.11〜No.15)を作製した。
向膜付の5枚の基板を貼り合わせ液晶を注入してSLM
のサンプル(No.11〜No.15)を作製した。
【0176】一方、5枚のITO膜付基板上に、図16
の(b)に示す5種の樹脂中に、電荷発生物質としての
チタニルと電荷輸送物質としてのアントラセンを分散さ
せてそれぞれ単一層からなる5種の光電変換層を形成
し、その表面エネルギーを測定した。
の(b)に示す5種の樹脂中に、電荷発生物質としての
チタニルと電荷輸送物質としてのアントラセンを分散さ
せてそれぞれ単一層からなる5種の光電変換層を形成
し、その表面エネルギーを測定した。
【0177】この5種のサンプル基板と、配向膜付基板
とを貼り合わせ液晶を注入して5種のSLMサンプル
(No.16〜No.20)を作製した。
とを貼り合わせ液晶を注入して5種のSLMサンプル
(No.16〜No.20)を作製した。
【0178】こうして作製された10枚のSLMサンプ
ル(No.11〜No.20)の配向性を観察したとこ
ろ、SLMサンプル(No.11,12,13,16,
17,18)は良好な配向性を示していた。
ル(No.11〜No.20)の配向性を観察したとこ
ろ、SLMサンプル(No.11,12,13,16,
17,18)は良好な配向性を示していた。
【0179】又、SLMサンプル(No.19,20)
は若干欠陥が見られたが、この程度の欠陥は実用上問題
ないと考えられる。
は若干欠陥が見られたが、この程度の欠陥は実用上問題
ないと考えられる。
【0180】SLMサンプル(No.14,15)は配
向不良が生じた為、再度加熱した後徐冷して再配向させ
る等、付加的な手段を用いないと欠陥が少なくならなか
った。
向不良が生じた為、再度加熱した後徐冷して再配向させ
る等、付加的な手段を用いないと欠陥が少なくならなか
った。
【0181】ここで、上述した表面エネルギーの測定に
用いた方法について述べる。この方法は、液晶素子の各
基板におけるマクロな表面状態による表面エネルギーの
測定法である。
用いた方法について述べる。この方法は、液晶素子の各
基板におけるマクロな表面状態による表面エネルギーの
測定法である。
【0182】液滴による接触角の試薬としては、たとえ
ばA:α−ブロモナフタレン、B:ヨウ化メチレン、
C:水などを使う。そして、各A,B,C等による接触
角を測定後、例として日本接着協会誌Vol.8,N
o.3(1972)P131〜北崎ら“Fowkes式
の拡張と高分子固体の表面張力の評価”に記載の計算式
により求められる。
ばA:α−ブロモナフタレン、B:ヨウ化メチレン、
C:水などを使う。そして、各A,B,C等による接触
角を測定後、例として日本接着協会誌Vol.8,N
o.3(1972)P131〜北崎ら“Fowkes式
の拡張と高分子固体の表面張力の評価”に記載の計算式
により求められる。
【0183】図16(a)に示したとおり、光導電層が
積層型の場合には、表面エネルギーが30dyn/cm
2 以下となるPTFE、ポリフッ化ビニリデン、ポリカ
ーボネートを用いることが好ましいことがわかる。
積層型の場合には、表面エネルギーが30dyn/cm
2 以下となるPTFE、ポリフッ化ビニリデン、ポリカ
ーボネートを用いることが好ましいことがわかる。
【0184】また、図16(b)に示したとおり、光導
電層が混合型の場合には、表面エネルギーが30dyn
/cm2 以下となるポリトリフルオロエチレン、ポリア
クリルアミド、ポリカーボネートを用いれば好ましいこ
とがわかる。 〈実施例5〉本実施例に係るSLMを次のように製造し
た。まず、2枚のガラス基板の表面に膜厚が700Åの
ITO膜をゾルゲル法によって塗布・硬化させ、パター
ニングを行って透明電極を形成した。
電層が混合型の場合には、表面エネルギーが30dyn
/cm2 以下となるポリトリフルオロエチレン、ポリア
クリルアミド、ポリカーボネートを用いれば好ましいこ
とがわかる。 〈実施例5〉本実施例に係るSLMを次のように製造し
た。まず、2枚のガラス基板の表面に膜厚が700Åの
ITO膜をゾルゲル法によって塗布・硬化させ、パター
ニングを行って透明電極を形成した。
【0185】次に、一方の基板の表面に分散液(詳細は
次述)をスピンコートし、90℃で15分間乾燥させて
膜厚0.55μmの電荷発生物質のみを含有する単一層
よりなる光導電層を形成した。
次述)をスピンコートし、90℃で15分間乾燥させて
膜厚0.55μmの電荷発生物質のみを含有する単一層
よりなる光導電層を形成した。
【0186】なお、分散液は、チタニルフタロシアニン
とバナジルフタロシアニンの混晶フタロシアニン4部
に、ポリエステル樹脂(商品名:アルマティックスP−
645,三井東圧化学(株)製)8部、メラミン樹脂
(商品名:コーバンマ1R,三井東圧化学(株)製)2
部及びシクロヘキサノン100部と直径1mmのガラスビ
ーズとをサンドミルで70時間分散したものである。
とバナジルフタロシアニンの混晶フタロシアニン4部
に、ポリエステル樹脂(商品名:アルマティックスP−
645,三井東圧化学(株)製)8部、メラミン樹脂
(商品名:コーバンマ1R,三井東圧化学(株)製)2
部及びシクロヘキサノン100部と直径1mmのガラスビ
ーズとをサンドミルで70時間分散したものである。
【0187】この光導電層について図18のような光減
衰曲線を求めたところ、微分係数|ΔV/ΔE|は光量
Eに対し極大値を示し、その値は3.7であった。
衰曲線を求めたところ、微分係数|ΔV/ΔE|は光量
Eに対し極大値を示し、その値は3.7であった。
【0188】一方、他方の基板にはポリイミド配向膜を
200Åの厚さに印刷し、オーブンによって220℃の
温度で1hr焼成した。その後、ナイロン製の布を用
い、配向膜の表面にラビング処理を施した。
200Åの厚さに印刷し、オーブンによって220℃の
温度で1hr焼成した。その後、ナイロン製の布を用
い、配向膜の表面にラビング処理を施した。
【0189】次に、粒径が2.0μmのスペーサービー
ズを分散させたIPA溶液を、配向膜の表面にスピンナ
ーにて塗布し、オーブンによって110℃の温度に5分
間のオーブン乾燥を行った。さらに、配向膜の周縁にエ
ポキシ系シール材を塗布(印刷)し、レベリング乾燥の
後、配向膜付の基板とノンラビングの光導電層付基板と
を貼り合わせた。
ズを分散させたIPA溶液を、配向膜の表面にスピンナ
ーにて塗布し、オーブンによって110℃の温度に5分
間のオーブン乾燥を行った。さらに、配向膜の周縁にエ
ポキシ系シール材を塗布(印刷)し、レベリング乾燥の
後、配向膜付の基板とノンラビングの光導電層付基板と
を貼り合わせた。
【0190】その後、基板を貼り合わせたものをオーブ
ンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、液晶13を
注入した。なお、注入の際は、温度を95℃に加熱し、
注入を行った。また、冷却速度を1℃/minで行っ
た。
ンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、液晶13を
注入した。なお、注入の際は、温度を95℃に加熱し、
注入を行った。また、冷却速度を1℃/minで行っ
た。
【0191】そして、液晶注入後、110℃に加熱し、
0.1℃/minの降温速度で90℃まで徐冷し、更に
室温まで放冷し、SLMを製造した。
0.1℃/minの降温速度で90℃まで徐冷し、更に
室温まで放冷し、SLMを製造した。
【0192】なお、シール材にはエポキシ系のものを使
用した。また、強誘電性液晶13としては、実施例1で
用いたものと同じ液晶組成物を用いた。
用した。また、強誘電性液晶13としては、実施例1で
用いたものと同じ液晶組成物を用いた。
【0193】次に、本発明者は、このようにして製造さ
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように半導体
レーザー60とレーザー走査部61とを用い、レーザー
光(波長780nmの赤外線)を出射し、直流電圧40
〔V〕を印加して、(文字画像の)書き込みを行った。
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように半導体
レーザー60とレーザー走査部61とを用い、レーザー
光(波長780nmの赤外線)を出射し、直流電圧40
〔V〕を印加して、(文字画像の)書き込みを行った。
【0194】そして、その後、同図の(b)に示すよう
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
本実施例のSLMは、偏向板30,31の向きによりポ
ジネガの反転が見られ、同図の(c)に示すように、ド
ット再現性は非常に鮮明であった。 〈実施例6〉本実施例に係るSLMを次のように製造し
た。まず、2枚のガラス基板の表面にITO膜をそれぞ
れスパッタ成膜し、パターニングを行って透明電極を形
成した。次に、一方の基板の表面に分散液(詳細は次
述)をスピンコートし、80℃で15分間乾燥させて膜
厚0.65μmの光導電層を形成した。
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
本実施例のSLMは、偏向板30,31の向きによりポ
ジネガの反転が見られ、同図の(c)に示すように、ド
ット再現性は非常に鮮明であった。 〈実施例6〉本実施例に係るSLMを次のように製造し
た。まず、2枚のガラス基板の表面にITO膜をそれぞ
れスパッタ成膜し、パターニングを行って透明電極を形
成した。次に、一方の基板の表面に分散液(詳細は次
述)をスピンコートし、80℃で15分間乾燥させて膜
厚0.65μmの光導電層を形成した。
【0195】なお、分散液は、α型銅フタロシアニン1
0部、テトラニトロ化した銅フタロシアニン0.3部に
ポリエステル樹脂(商品名:アルマティックスP−64
5,三井東圧化学(株)製)40部、メラミン樹脂(商
品名:ユーバン20−HS,三井東圧化学(株)製)1
0部及びシクロヘキサノン200部と直径1mmのガラス
ビーズとをサンドミルで20時間分散したものである。
0部、テトラニトロ化した銅フタロシアニン0.3部に
ポリエステル樹脂(商品名:アルマティックスP−64
5,三井東圧化学(株)製)40部、メラミン樹脂(商
品名:ユーバン20−HS,三井東圧化学(株)製)1
0部及びシクロヘキサノン200部と直径1mmのガラス
ビーズとをサンドミルで20時間分散したものである。
【0196】次に、この光導電層について光減衰曲線を
求めたところ、微分係数|ΔV/ΔE|は光量Eに対し
極大値を示し、その値は5.1であった。そして、この
後、既述した実施例5と同様にしてSLMを製造した。
求めたところ、微分係数|ΔV/ΔE|は光量Eに対し
極大値を示し、その値は5.1であった。そして、この
後、既述した実施例5と同様にしてSLMを製造した。
【0197】次に、本発明者は、このようにして製造さ
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように直流電
圧45(V)を印加してレ−ザー光(波長810nm)
による文字画像の書き込みを行なった。
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように直流電
圧45(V)を印加してレ−ザー光(波長810nm)
による文字画像の書き込みを行なった。
【0198】そして、その後、同図の(b)に示すよう
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
本実施例のSLMは、偏光板30,31の向きにより、
ポジ,ネガの反転が見られ、ドット再現性も実施例5に
もまして非常に鮮明であった。
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
本実施例のSLMは、偏光板30,31の向きにより、
ポジ,ネガの反転が見られ、ドット再現性も実施例5に
もまして非常に鮮明であった。
【0199】次に、本発明の実施例5及び6に対する比
較例について説明する。
較例について説明する。
【0200】比較例に係るSLMを次のように製造し
た。まず、2枚のガラス基板の表面にITO膜をそれぞ
れスパッタ成膜し、パターニングを行って透明電極を形
成した。次に、一方の基板の表面に分散液(詳細は次
述)をスピンコートし、80℃で15分間乾燥させて膜
厚0.6μmの光導電層を形成した。
た。まず、2枚のガラス基板の表面にITO膜をそれぞ
れスパッタ成膜し、パターニングを行って透明電極を形
成した。次に、一方の基板の表面に分散液(詳細は次
述)をスピンコートし、80℃で15分間乾燥させて膜
厚0.6μmの光導電層を形成した。
【0201】なお、分散液は、下記構造式の電荷発生物
質5部と電荷輸送性物質5部にポリカーボネート樹脂
(商品名:Z−200)5部及びモノクロルベンゼン4
0部、ジクロロメタン80部からなる混合溶媒直径1mm
のガラスビーズを加え、サンドミル装置で40時間分散
させたものである。
質5部と電荷輸送性物質5部にポリカーボネート樹脂
(商品名:Z−200)5部及びモノクロルベンゼン4
0部、ジクロロメタン80部からなる混合溶媒直径1mm
のガラスビーズを加え、サンドミル装置で40時間分散
させたものである。
【0202】
【化9】 次に、この光導電層について光減衰曲線を求めたとこ
ろ、微分係数|ΔV/ΔE|は光量Eに対し極大値を示
さず、その値はほとんど1であった。そして、この後、
既述した実施例5と同様にしてSLMを製造した。
ろ、微分係数|ΔV/ΔE|は光量Eに対し極大値を示
さず、その値はほとんど1であった。そして、この後、
既述した実施例5と同様にしてSLMを製造した。
【0203】次に、このようにして製造されたSLMに
対し、図14の(a)に示すように直流電圧70(V)
を印加してレ−ザー光(波長810nm)による文字画
像の書き込みを行なった。
対し、図14の(a)に示すように直流電圧70(V)
を印加してレ−ザー光(波長810nm)による文字画
像の書き込みを行なった。
【0204】そして、その後、同図の(b)に示すよう
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、本比
較例のSLMは、偏光板30,31の向きにより、ポ
ジ,ネガの反転が見られたもののドットの周囲に不鮮明
な部分がみられた。
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、本比
較例のSLMは、偏光板30,31の向きにより、ポ
ジ,ネガの反転が見られたもののドットの周囲に不鮮明
な部分がみられた。
【0205】以上説明したように、光導電層を光減衰曲
線の微分係数(Δ電位/Δ光量)−光量特性に極大値を
有する光導電層とすることにより、光照射時、光導電層
には光電流が流れ、この光電流により液晶の配向状態が
変化し、解像度の高い情報の書き込みを行うことができ
る。これにより、反射型のような複雑な光学系、遮光
膜、誘電体ミラー等が不要となり、構造を簡単にするこ
とができると共に、特にデジタル方式で画像処理する書
き込み光出射装置と組み合わせると、ドット再現性の優
れた高解像な情報書き込みが可能となる。 〈実施例7〉本実施例においては、まず、22枚のガラ
ス基板の表面に膜厚が700ÅのITO膜をゾルゲル法
によって塗布・硬化させ、パターニングを行って透明電
極を形成した。
線の微分係数(Δ電位/Δ光量)−光量特性に極大値を
有する光導電層とすることにより、光照射時、光導電層
には光電流が流れ、この光電流により液晶の配向状態が
変化し、解像度の高い情報の書き込みを行うことができ
る。これにより、反射型のような複雑な光学系、遮光
膜、誘電体ミラー等が不要となり、構造を簡単にするこ
とができると共に、特にデジタル方式で画像処理する書
き込み光出射装置と組み合わせると、ドット再現性の優
れた高解像な情報書き込みが可能となる。 〈実施例7〉本実施例においては、まず、22枚のガラ
ス基板の表面に膜厚が700ÅのITO膜をゾルゲル法
によって塗布・硬化させ、パターニングを行って透明電
極を形成した。
【0206】分散液としては、下記構造式の化合物2部
にポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦
斯化学(株)製)2部、及びテトラヒドロフラン20部
と、直径1mmのガラスビーズとをサンドミルで60時間
分散したものを用意した。
にポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦
斯化学(株)製)2部、及びテトラヒドロフラン20部
と、直径1mmのガラスビーズとをサンドミルで60時間
分散したものを用意した。
【0207】
【化10】 次に、基板の表面にこの分散液をスピンコートし、90
℃で15分間乾燥させて膜厚0.65μmの電荷発生層
を形成した。
℃で15分間乾燥させて膜厚0.65μmの電荷発生層
を形成した。
【0208】次いで、下記構造式を有するトリアリール
アミン化合物5部
アミン化合物5部
【0209】
【化11】 とポリカーボネート(商品名:Z−200、三菱瓦斯化
学(株)製)5部をクロロベンゼン70部に溶解した液
を電荷発生層の表面にスピンコート法でコーティングし
た後、120℃で60分乾燥させて膜厚0.025μm
の電荷輸送層を形成した。この光導電層を有する基板を
基板サンプルS21とした。
学(株)製)5部をクロロベンゼン70部に溶解した液
を電荷発生層の表面にスピンコート法でコーティングし
た後、120℃で60分乾燥させて膜厚0.025μm
の電荷輸送層を形成した。この光導電層を有する基板を
基板サンプルS21とした。
【0210】次に、電荷発生層(CGL)と電荷輸送層
(CTL)の膜厚及び電荷発生層中の電荷発生材料と結
着樹脂の比(P/B)を下記の表1のように変え、他は
基板サンプルS21と同様の方法で10種類の光導電層
22を作成し、それぞれ基板サンプルS22〜S27、
比較基板サンプルCS21、CS22、CS23とし
た。
(CTL)の膜厚及び電荷発生層中の電荷発生材料と結
着樹脂の比(P/B)を下記の表1のように変え、他は
基板サンプルS21と同様の方法で10種類の光導電層
22を作成し、それぞれ基板サンプルS22〜S27、
比較基板サンプルCS21、CS22、CS23とし
た。
【0211】
【表3】 なお、表3には、これら各基板サンプルにおける電荷発
生層と電荷輸送層の電気容量の比CCTL /CCGL を合せ
て示した。ここで、各サンプルに用いた層の電気容量を
求める為、4192A、LFインビーダンスアナライザ
(横河・ヒューレットパッカード(株)製)を用いて、
Al 基板/CGL(orCTL)膜(3〜6μm )/A
u(蒸着)という構造の誘電率測定用サンプルを作製
し、測定して求めた。
生層と電荷輸送層の電気容量の比CCTL /CCGL を合せ
て示した。ここで、各サンプルに用いた層の電気容量を
求める為、4192A、LFインビーダンスアナライザ
(横河・ヒューレットパッカード(株)製)を用いて、
Al 基板/CGL(orCTL)膜(3〜6μm )/A
u(蒸着)という構造の誘電率測定用サンプルを作製
し、測定して求めた。
【0212】そして、表1から明らかなように、基板サ
ンプルS21〜S28の光導電層のCCTL /CCGL の値
は、少なくとも1.0以上であり、比較基板サンプルC
S21〜CS23のCCTL /CCGL の値は1.0以下で
あった。
ンプルS21〜S28の光導電層のCCTL /CCGL の値
は、少なくとも1.0以上であり、比較基板サンプルC
S21〜CS23のCCTL /CCGL の値は1.0以下で
あった。
【0213】次に、基板サンプルS21〜S28の光導
電層と、比較基板サンプルCS21〜CS23の光導電
層における光量と光電流との関係を求めた。図19は、
このうちの基板サンプルS21、S23、S25と、比
較基板サンプルCS22における光量と光電流との関係
を示すものであり、図19から明かなように、CCTL/
CCGL の値が少なくとも1.0以上のものについてはア
バランシェ効果があった。これに対してCCTL /CCGL
の値は1.0以下のものは、暗電流が大きく、光量−光
電流特性がリニアであり、アバランシェ効果は発生しな
かった。
電層と、比較基板サンプルCS21〜CS23の光導電
層における光量と光電流との関係を求めた。図19は、
このうちの基板サンプルS21、S23、S25と、比
較基板サンプルCS22における光量と光電流との関係
を示すものであり、図19から明かなように、CCTL/
CCGL の値が少なくとも1.0以上のものについてはア
バランシェ効果があった。これに対してCCTL /CCGL
の値は1.0以下のものは、暗電流が大きく、光量−光
電流特性がリニアであり、アバランシェ効果は発生しな
かった。
【0214】このことから、電荷発生層と電荷輸送層の
膜厚及び電荷発生材料と結着樹脂の比(P/B)を変え
ることにより、光電流のインダクションポイントとγ
(光電流の傾き)のコントロールが可能であることが明
らかである。
膜厚及び電荷発生材料と結着樹脂の比(P/B)を変え
ることにより、光電流のインダクションポイントとγ
(光電流の傾き)のコントロールが可能であることが明
らかである。
【0215】一方、11枚のITO付基板にはポリイミ
ド配向膜を200Åの厚さに印刷し、オーブンによって
220℃の温度で1hr焼成した。その後、ナイロン製
の布を用い、配向膜の表面にラビング処理を施した。
ド配向膜を200Åの厚さに印刷し、オーブンによって
220℃の温度で1hr焼成した。その後、ナイロン製
の布を用い、配向膜の表面にラビング処理を施した。
【0216】次に、粒径が2.0μmのスペーサービー
ズを分散させたIPA溶液を、配向膜付基板の表面にス
ピンナーにて塗布し、オーブンによって110℃の温度
に5分間のオーブン乾燥を行った。さらに、配向膜付基
板の周縁にエポキシ系シール材を塗布(印刷)し、レベ
リング乾燥の後、配向膜付基板と、基板サンプルS21
〜S28、CS21〜CS23とをそれぞれ貼り合わせ
た。
ズを分散させたIPA溶液を、配向膜付基板の表面にス
ピンナーにて塗布し、オーブンによって110℃の温度
に5分間のオーブン乾燥を行った。さらに、配向膜付基
板の周縁にエポキシ系シール材を塗布(印刷)し、レベ
リング乾燥の後、配向膜付基板と、基板サンプルS21
〜S28、CS21〜CS23とをそれぞれ貼り合わせ
た。
【0217】その後、基板を貼り合わせたセルをオーブ
ンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、実施例1と
同じ液晶を、注入の際は、温度を95℃に加熱して、注
入を行い、その後、冷却速度を1℃/minで徐冷し
た。
ンにて140℃の温度に1.5hr加熱し、実施例1と
同じ液晶を、注入の際は、温度を95℃に加熱して、注
入を行い、その後、冷却速度を1℃/minで徐冷し
た。
【0218】そして、再び、110℃に加熱し、0.1
℃/minの降温速度で90℃まで徐冷し、更に室温ま
で放冷し、SLMを製造した。
℃/minの降温速度で90℃まで徐冷し、更に室温ま
で放冷し、SLMを製造した。
【0219】次に、本発明者は、このようにして製造さ
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように半導体
レーザー60とレーザー走査部61とを用い、レーザー
光(波長780nmの赤外線)を出射し、直流電圧40
〔V〕を印加して、(文字画像の)書き込みを行った。
なお、レーザー光のエネルギー密度は0.5μJ/cm2
とした。
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように半導体
レーザー60とレーザー走査部61とを用い、レーザー
光(波長780nmの赤外線)を出射し、直流電圧40
〔V〕を印加して、(文字画像の)書き込みを行った。
なお、レーザー光のエネルギー密度は0.5μJ/cm2
とした。
【0220】そして、その後、同図の(b)に示すよう
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
基板サンプルS21〜S28を有するSLMは、偏光板
30,31の向きによりポジネガの反転が見られ、ドッ
ト再現性は非常に鮮明であったが、基板サンプルCS2
1〜CS23を用いたSLMはドットの周囲が不鮮明で
あった。 〈実施例8〉本実施例においてはまず、2枚のガラス基
板の表面にITO膜をそれぞれスパッタ成膜し、パター
ニングを行って透明電極を形成した。
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
基板サンプルS21〜S28を有するSLMは、偏光板
30,31の向きによりポジネガの反転が見られ、ドッ
ト再現性は非常に鮮明であったが、基板サンプルCS2
1〜CS23を用いたSLMはドットの周囲が不鮮明で
あった。 〈実施例8〉本実施例においてはまず、2枚のガラス基
板の表面にITO膜をそれぞれスパッタ成膜し、パター
ニングを行って透明電極を形成した。
【0221】分散液としては、4,10−ジブロムアン
トアントロン4部、ベンザール樹脂(重量平均分子量2
4000)2部、及びシクロヘキサノン34部と、直径
1mmのガラスビーズとを、サンドミル装置で20時間分
散させ、その後、ブタノール60部を加えたものを用意
した。
トアントロン4部、ベンザール樹脂(重量平均分子量2
4000)2部、及びシクロヘキサノン34部と、直径
1mmのガラスビーズとを、サンドミル装置で20時間分
散させ、その後、ブタノール60部を加えたものを用意
した。
【0222】次に、一方の基板の表面にこの分散液をス
ピンコートし、80℃で15分間乾燥させて膜厚0.6
5μm の電荷発生層を形成した。
ピンコートし、80℃で15分間乾燥させて膜厚0.6
5μm の電荷発生層を形成した。
【0223】次に、下記構造式の化合物10部、及びビ
スフェノールZ型ポリカーボネート(重量平均分子量3
9000)10部を、ジクロロメタン80部及びモノク
ロルベンゼン80部からなる混合溶媒中に溶解して溶液
を作成し、この溶液を電荷発生層の表面にスピンコート
法でコーティングした後、120℃で10分乾燥させて
膜厚0.025μm の電荷輸送層25を形成し、このよ
うな構成の光導電層を有する基板を基板サンプルS29
とした。また、この基板サンプルS29の電気容量の比
(CCTL /CCGL )は17.75であった。
スフェノールZ型ポリカーボネート(重量平均分子量3
9000)10部を、ジクロロメタン80部及びモノク
ロルベンゼン80部からなる混合溶媒中に溶解して溶液
を作成し、この溶液を電荷発生層の表面にスピンコート
法でコーティングした後、120℃で10分乾燥させて
膜厚0.025μm の電荷輸送層25を形成し、このよ
うな構成の光導電層を有する基板を基板サンプルS29
とした。また、この基板サンプルS29の電気容量の比
(CCTL /CCGL )は17.75であった。
【0224】
【化12】 この後、既述した実施例7と同様にしてサンプルS29
を用いてSLMを製造した。
を用いてSLMを製造した。
【0225】次に、本発明者は、このようにして製造さ
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように直流電
圧50(V)を印加して可視レ−ザー光(波長670n
m)による文字画像の書き込みを行なった。
れたSLMに対し、図14の(a)に示すように直流電
圧50(V)を印加して可視レ−ザー光(波長670n
m)による文字画像の書き込みを行なった。
【0226】そして、その後、同図の(b)に示すよう
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
本実施例のSLMは、偏光板30,31の向きにより、
ポジ,ネガの反転が見られ、ドット再現性も非常に鮮明
であった。
に、クロスニコルにした偏光板30,31の間にSLM
21を配置し、読み出し光LR を照射した。その結果、
本実施例のSLMは、偏光板30,31の向きにより、
ポジ,ネガの反転が見られ、ドット再現性も非常に鮮明
であった。
【0227】以上説明したように本実施例によると、機
能分離型のアバランシェ効果のある光導電層を用いるこ
とにより、光照射時、光導電層には光電流が流れ、この
光電流により液晶の配向状態が変化し、解像度の高い情
報の書き込みを行うことができる。これにより、特にデ
ジタル方式で画像処理する書き込み光照射装置と組み合
わせると、ドット再現性の優れた高解像な情報書き込み
が可能となる。
能分離型のアバランシェ効果のある光導電層を用いるこ
とにより、光照射時、光導電層には光電流が流れ、この
光電流により液晶の配向状態が変化し、解像度の高い情
報の書き込みを行うことができる。これにより、特にデ
ジタル方式で画像処理する書き込み光照射装置と組み合
わせると、ドット再現性の優れた高解像な情報書き込み
が可能となる。
【0228】以上は、ストライプ状にパターニングされ
ていない透明導電膜を電極に用いた場合について述べた
が、本発明は、マルチブレキシング駆動されるべくスト
ライプ状に配された透明電極群からなる一対の基板表面
にそれぞれ一軸性配向膜と、ノンラビングの光電変換層
とを設けたセルに、液晶を注入した液晶素子にも好適に
用いられる。
ていない透明導電膜を電極に用いた場合について述べた
が、本発明は、マルチブレキシング駆動されるべくスト
ライプ状に配された透明電極群からなる一対の基板表面
にそれぞれ一軸性配向膜と、ノンラビングの光電変換層
とを設けたセルに、液晶を注入した液晶素子にも好適に
用いられる。
【0229】
【発明の効果】本発明によれば、複雑な工程を用いるこ
となく欠陥の少ないブックシェルフ層構造を呈する液晶
素子となるので、表示品質に優れた素子を安価に提供で
きる。また、電荷発生物質や電荷輸送性物質の選択に自
由度がある分、温度変化による表示特性の劣化が抑制さ
れ、良好な配向状態により表示品質を良好にすることが
できる。また、感度を良好にすることができる。
となく欠陥の少ないブックシェルフ層構造を呈する液晶
素子となるので、表示品質に優れた素子を安価に提供で
きる。また、電荷発生物質や電荷輸送性物質の選択に自
由度がある分、温度変化による表示特性の劣化が抑制さ
れ、良好な配向状態により表示品質を良好にすることが
できる。また、感度を良好にすることができる。
【図1】従来の液晶素子の構造を示す模式図。
【図2】本発明の液晶素子の構造を示す模式図。
【図3】本発明の液晶素子の動作を示す模式図。
【図4】本発明に用いられる有機半導体層の構成材料の
分光透過率特性を示す図。
分光透過率特性を示す図。
【図5】本発明に用いられる有機半導体層の構成材料の
分光透過率特性を示す図。
分光透過率特性を示す図。
【図6】本発明に用いられる別の有機半導体層の構成材
料の分光透過率特性を示す図。
料の分光透過率特性を示す図。
【図7】本発明に用いられる更に別の有機半導体層の構
成材料の分光透過率特性を示す図。
成材料の分光透過率特性を示す図。
【図8】本発明に用いられる光電変換層の膜厚と解像力
との関係を示す図。
との関係を示す図。
【図9】本発明に用いられる光電変換層の評価結果を示
す図。
す図。
【図10】デジタル露光系における露光光量の分布特性
を示す図。
を示す図。
【図11】本発明に用いられる液晶素子の製造工程を示
す模式図。
す模式図。
【図12】本発明の別の実施形態による液晶素子の構造
を示す模式図。
を示す模式図。
【図13】本発明の更に別の実施形態による液晶素子の
構造を示す模式図。
構造を示す模式図。
【図14】本発明の液晶素子の情報書込み動作及び情報
読み出し動作を説明する為の模式図。
読み出し動作を説明する為の模式図。
【図15】光メモリ性の測定方法を説明する為の模式
図。
図。
【図16】各種液晶素子の特性を説明する為の図。
【図17】本発明の別の実施形態による液晶素子に用い
られる光電変換層の特性を示す図。
られる光電変換層の特性を示す図。
【図18】本発明の更に別の実施形態による液晶素子の
光電変換層の特性を示す図。
光電変換層の特性を示す図。
【図19】本発明に用いられる光電変換層の特性を示す
図。
図。
2,3 ガラス基板(透明基板) 5,6 透明電極 12 一軸性配向膜 9、13 強誘電性液晶 21,41,51SLM(液晶素子) 22 光導電層(光導電性半導体層) 23 電荷発生層(電荷発生物質を含有する層) 25 電荷輸送層(電荷輸送性物質を含有する
層) 26 書き込み光照射装置
層) 26 書き込み光照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 9/35 302 G02F 1/137 510 (31)優先権主張番号 特願平9−260472 (32)優先日 平9(1997)9月25日 (33)優先権主張国 日本(JP)
Claims (41)
- 【請求項1】 所定間隙を開けて配置された一対の透明
基板と、一対の透明電極と、光電変換半導体層と、配向
膜と、該配向膜と該光電変換半導体層間に挟持された液
晶と、を備えた液晶素子において、 前記配向膜にのみラビング処理を施し、前記光電変換半
導体層にはラビング処理を施さない、 ことを特徴とする液晶素子。 - 【請求項2】 前記光電変換半導体層の表面エネルギー
が、30dyn/cm2 以下である、 ことを特徴とする請求項1記載の液晶素子。 - 【請求項3】 前記光電変換半導体層が、電荷発生物質
を含有する層と、電荷輸送性物質を含有する層との積層
構造である、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶素子。 - 【請求項4】 前記光電変換半導体層が、単一層であ
り、前記電荷発生物質及び前記電荷輸送性物質を含有す
る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶素子。 - 【請求項5】 前記液晶がカイラルスメクチック液晶で
ある、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
の液晶素子。 - 【請求項6】 前記液晶がコレステリック相をもたない
相転移系列を有し、ブックシェルフ層構造を呈する液晶
である、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
の液晶素子。 - 【請求項7】 一対の透明基板にそれぞれ透明電極を形
成する工程と、 一方の透明基板に光電変換半導体層を形成する工程と、 他方の透明基板に配向膜を形成する工程と、 前記配向膜にラビング処理を施す工程と、 これら一対の透明基板を貼り合わせる工程と、 これら一対の透明基板の間隙に液晶を注入する工程と、 を備えた液晶素子の製造方法において、 前記光電変換半導体層にはラビング処理を施さない、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。 - 【請求項8】 一対の基板間に挟持された液晶を備えた
液晶素子において、 該液晶に接する一対の層のうち一方が電荷輸送性の光電
変換半導体層であり、 前記一対の層のうち他方のみが一軸性配向膜である、 ことを特徴とする液晶素子。 - 【請求項9】 前記光電変換半導体層の表面エネルギー
が30dyn/cm2 以下である、 ことを特徴とする請求項8記載の液晶素子。 - 【請求項10】 前記液晶が、コレステリック相をもた
ない相転移系列を有するカイラルスメクチック液晶であ
る、 ことを特徴とする請求項8及び9のいずれか1項に記載
の液晶素子。 - 【請求項11】 前記液晶はブックシェルフ層構造を呈
するカイラルスメクチック層である、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶素子。 - 【請求項12】 前記電荷輸送性の光電変換半導体層は
ラビング処理されていない、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶素子。 - 【請求項13】 前記電荷輸送性の光電変換半導体層は
有機半導体である、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶素子。 - 【請求項14】 前記一軸性配向膜はラビング処理され
た膜である、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶素子。 - 【請求項15】 前記光電変換半導体層と電極との間に
電荷発生層が設けられている、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶素子。 - 【請求項16】 前記光電変換半導体層は非ラビング処
理された有機半導体であり、前記液晶はコレステリック
相をもたない相転移系列を有し、ブックシェルフ層構造
を呈するカイラルスメクチック液晶であり、前記一軸性
配向膜はラビング処理されたポリイミド膜である、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶素子。 - 【請求項17】 一対の基板間に挟持された液晶を備え
た液晶素子において、 該液晶に接する一対の層のうち一方が光電変換有機半導
体層であり、 一対の層のうち他方のみが一軸性配向膜であり、 前記液晶が、ブックシェルフ層構造を呈するカイラルス
メクチック液晶である、 ことを特徴とする液晶素子。 - 【請求項18】 前記光電変換有機半導体層の表面エネ
ルギーが30dyn/cm2 以下である、 ことを特徴とする請求項17記載の液晶素子。 - 【請求項19】 前記光電変換有機半導体層が光メモリ
ー性を有しており、該光メモリー性が下記に示される条
件式で表されることを特徴とする請求項17記載の液晶
素子。 【数1】 A×T≧1×104 [lux.sec ]の時 0.1≦|VM /VD |≦1.0 A[lux ]:照射光強度 T[sec ]:光照射時間 VD [V]:光未照射部分の光電変換有機半導体層に分
担される電位 VM [V]:光未照射部分の光電変換有機半導体層に分
担される電位と光照射部分の光電変換有機半導体層に分
担される電位との差分 - 【請求項20】 前記光電変換有機半導体層が有機の電
荷発生物質と電荷輸送性物質とを含有していることを特
徴とする請求項19記載の液晶素子。 - 【請求項21】 前記光電変換有機半導体層が電荷発生
物質を含有する層と電荷輸送性物質を含有する層との積
層構造であることを特徴とする請求項19記載の液晶素
子。 - 【請求項22】 前記光電変換有機半導体層が電荷発生
物質と電荷輸送性物質とを含有する単層構造であること
を特徴とする請求項19記載の液晶素子。 - 【請求項23】 前記光電変換有機半導体層が中間層を
有していることを特徴とする請求項19記載の液晶素
子。 - 【請求項24】 前記一対の基板の間にカラーフィルタ
を備えたことを特徴とする請求項19記載の液晶素子。 - 【請求項25】 前記液晶が強誘電性液晶であることを
特徴とする請求項19記載の液晶素子。 - 【請求項26】 前記光電変換有機半導体層が、電荷発
生層と電荷輸送層とを有し、前記電荷発生層の電気容量
(CCGL )と、前記電荷輸送層の電気容量(CCTL )の
比(CCTL )/(CCGL )が1.0以上であることを特
徴とする請求項17記載の液晶素子。 - 【請求項27】 前記電荷発生層の電気容量(CCGL )
と前記電荷輸送層の電気容量(CCTL )の比(CCTL )
/(CCGL )が2.5以上であることを特徴とする請求
項26記載の液晶素子。 - 【請求項28】 前記電荷発生層の電気容量(CCGL )
と前記電荷輸送層の電気容量(CCTL )の比(CCTL )
/(CCGL )が5.0以上であることを特徴とする請求
項27記載の液晶素子。 - 【請求項29】 前記光電変換有機半導体層は前記電極
との間に中間層を有することを特徴とする請求項26記
載の液晶素子。 - 【請求項30】 前記電荷発生層中の電荷発生材料が下
記一般式[1]のアゾ顔料であることを特徴とする請求
項26記載の液晶素子。 【化1】 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子を示す。R1、R
2、R3、R4、R5は、水素原子、ハロゲン原子、ニ
トロ基、シアノ基、置換基を有してもよいアルキル基、
アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、アルキルア
ミノ基を示し、同じであっても異なっていてもよい。m
及びnは1または2を示し、同じであっても異なってい
てもよい。) - 【請求項31】 カラーフィルタを備えたことを特徴と
する請求項26記載の液晶素子。 - 【請求項32】 前記液晶が強誘電液晶であることを特
徴とする請求項26記載の液晶素子。 - 【請求項33】 前記光電変換有機半導体層を光減衰曲
線の微分係数(Δ電位/Δ光量)−光量特性に極大値を
有するものとすることを特徴とする請求項17記載の液
晶素子。 - 【請求項34】 前記光電変換有機半導体層の規格化さ
れた光減衰曲線より算出される微分係数の値が少なくと
も3以上であることを特徴とする請求項33記載の液晶
素子。 - 【請求項35】 前記光電変換有機半導体層が有機の電
荷発生物質と電荷輸送性物質を含有していることを特徴
とする請求項33記載の液晶素子。 - 【請求項36】 前記光電変換有機半導体層が電荷発生
物質を含有する層と電荷輸送性物質を含有する層との積
層構造であることを特徴とする請求項33記載の液晶素
子。 - 【請求項37】 前記光電変換有機半導体層が電荷発生
物質単独または前記電荷発生物質と電荷輸送性物質を含
有する単層構造であることを特徴とする請求項33記載
の液晶素子。 - 【請求項38】 前記光電変換有機半導体層が中間層を
有していることを特徴とする請求項33記載の液晶素
子。 - 【請求項39】 カラーフィルタを備えたことを特徴と
する請求項33記載の液晶素子。 - 【請求項40】 前記液晶が強誘電性液晶であることを
特徴とする請求項33記載の液晶素子。 - 【請求項41】 液晶素子の製造方法において、 一対の透明基板にそれぞれ透明電極を形成する工程と、 前記一対の透明基板の一方の表面上に光電変換有機半導
体層を形成する工程と、 前記一対の透明基板の他方の表面上に配向膜を形成する
工程と、 前記光電変換有機半導体層と配向膜のうち配向膜にのみ
ラビング処理を施す工程と、 前記光電変換有機半導体層の表面にスぺーサーとなる硬
化性樹脂を配置する工程と、 前記各透明基板を貼り合わせる工程と、 前記硬化性樹脂を硬化させる工程と、 前記貼り合わされた一対の透明基板の間隙に液晶を注入
する工程と、 を備えたことを特徴とする液晶素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55698A JPH11160726A (ja) | 1997-01-07 | 1998-01-05 | 液晶素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP96397 | 1997-01-07 | ||
| JP9-963 | 1997-09-25 | ||
| JP9-260472 | 1997-09-25 | ||
| JP9-260471 | 1997-09-25 | ||
| JP9-260470 | 1997-09-25 | ||
| JP26047097 | 1997-09-25 | ||
| JP26047197 | 1997-09-25 | ||
| JP26047297 | 1997-09-25 | ||
| JP55698A JPH11160726A (ja) | 1997-01-07 | 1998-01-05 | 液晶素子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11160726A true JPH11160726A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=27517973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55698A Pending JPH11160726A (ja) | 1997-01-07 | 1998-01-05 | 液晶素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11160726A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009015062A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 光スイッチング素子及び光書き込み型表示媒体 |
| JP2010070596A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | 有機顔料分散液、有機半導体層の形成方法、有機トランジスタの製造方法および有機トランジスタ |
-
1998
- 1998-01-05 JP JP55698A patent/JPH11160726A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009015062A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 光スイッチング素子及び光書き込み型表示媒体 |
| JP2010070596A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | 有機顔料分散液、有機半導体層の形成方法、有機トランジスタの製造方法および有機トランジスタ |
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