JPH11162832A - 走査露光方法及び走査型露光装置 - Google Patents
走査露光方法及び走査型露光装置Info
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- JPH11162832A JPH11162832A JP9339349A JP33934997A JPH11162832A JP H11162832 A JPH11162832 A JP H11162832A JP 9339349 A JP9339349 A JP 9339349A JP 33934997 A JP33934997 A JP 33934997A JP H11162832 A JPH11162832 A JP H11162832A
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Abstract
ウエハの被露光領域とを互いに共役な位置としつつ走査
露光を行う。 【解決手段】 マスクRの移動態様及び感応基板Wの移
動態様の少なくとも一方に応じ、記憶装置50内に記憶
された基準情報52,54に基づいて、投影光学系PL
の光軸方向に関する感応基板Wの位置合わせ目標面の情
報を調整し、感応基板Wの被露光面と前記目標面とを合
わせながら、又は、マスクRのパターン像の結像面を調
整し、マスクRのパターン像の結像面と感応基板Wの被
露光面を合わせて走査露光を行うことにより、高い露光
精度でパターン転写を行う。
Description
走査型露光装置に係り、さらに詳しくは半導体素子、液
晶表示素子等をリソグラフィ工程で製造する際に用いら
れる走査露光方法及びその露光方法が適用される走査型
露光装置に関するものである。
を製造するためのリソグラフィ工程では、マスク又はレ
チクル(以下、「レチクル」と総称する)に形成された
パターンを投影光学系を介してフォトレジスト等が塗布
されたウエハ又はガラスプレート等の基板(以下、適宜
「感応基板又はウエハ」という)上に転写する投影露光
装置が用いられている。この種の装置としては、例えば
半導体素子の製造工程では、従来は、感応基板としての
ウエハが搭載されたウエハステージを所定量X、Y2次
元方向に移動させて所定の露光位置へ位置決めするステ
ッピング動作と、その位置決め状態でレチクルのパター
ンを投影光学系を介して感応基板上のショット領域に転
写する露光動作とを繰り返す静止露光型(ステップ&リ
ピート方式ともいう)の縮小投影型露光装置が主として
用いられていた。しかし、半導体素子の集積度は年々高
くなり、これに伴い回路パターンがますます微細化し、
露光装置の性能として一層の高解像力、露光精度の高さ
が要求されるようになってきた。かかる要求に応える露
光装置として、最近ではレチクル上の所定のスリット状
領域を照明光で照明しながら、レチクルを保持するレチ
クルステージとウエハステージとを投影光学系に対して
所定の走査方向に同期移動させることにより、レチクル
上の前記スリット領域内のパターンを投影光学系を介し
てウエハ上に逐次転写して、ウエハ上のショット領域に
レチクルパターン全面の縮小像を転写する走査型露光装
置、例えばステップ・アンド・スキャン方式の走査型露
光装置が注目されるようになってきた。
向上の観点から、レチクルステージを走査方向に往復移
動させながらウエハ上の複数のショット領域に順次レチ
クルパターンを転写する、いわゆる完全交互スキャンに
よる走査露光方式が採用されているのが一般的である。
ル及びウエハステージを静止させた状態で投影光学系の
最良結像面の位置を所定のセンサを用いて予め計測し、
この最良結像面の位置(より正確には、最良結像面の焦
点深度の範囲内)にウエハ表面の被露光領域(上記レチ
クル上の照明領域に対応するウエハ上のスリット状領
域)を常に一致させるべく、走査露光中のフォーカス・
レベリング制御がフォーカスセンサを用いて行われてい
た。
では、上述の如くしてウエハ表面の被露光領域を位置合
わせすべき投影光学系の光軸方向の目標位置として最良
結像面位置を固定して、走査露光中のフォーカス・レベ
リング制御が行われていた。
クルとウエハとを同期移動しつつ走査露光が行われるた
め、静止状態で測定した最良結像面位置を目標値として
フォーカス制御を行ったのでは、必ずしもウエハの被露
光領域を位置合わせ目標面に完全に一致させることがで
きないことが、最近判明した。これは、同期移動中に、
露光装置本体に振動や重心位置の移動に起因する傾き
(変形)が生じたり、ステージの駆動系のメカ的性能か
ら来るフォーカス時の制御応答の限界や、位置合わせ精
度の限界に起因しているものと予想される。
ば、こうした不一致の程度は、装置毎に異なるし、ま
た、レチクルやウエハの移動方向や同期移動中のレチク
ル(レチクルステージ)及びウエハ(ウエハステージ)
の位置変化、レチクルステージやウエハステージの移動
速度等の、両ステージの移動態様によっても異なってい
る。
ば、上記の原因で生じるフォーカス誤差は無視できる程
度であるが、今後露光精度に対する要求は、ますます厳
しくなるであろうと予想されるため、上記のようなウエ
ハステージやレチクルステージの移動態様に起因するフ
ォーカス誤差を低減することができる走査露光方法及び
走査型露光装置の開発は、いまや急務となりつつある。
であり、その目的は、走査露光中に高精度のフォーカス
制御を行うことができる走査露光方法を提供することに
ある。
高精度のフォーカス制御を行うことができる走査型露光
装置を提供することにある。
は、マスク(R)と感応基板(W)とを同期移動しつ
つ、前記マスク(R)に形成されたパターンを投影光学
系(PL)を介して前記感応基板(W)上に転写する走
査露光方法において、前記マスク(R)及び前記感応基
板(W)の少なくとも一方の同期移動の態様に応じ、前
記投影光学系(PL)の光軸(AX)方向に関する前記
感応基板(W)の位置合わせ目標面の情報を調整し、前
記感応基板(W)の被露光面と前記目標面とを合わせな
がら走査露光を行うことを特徴とする。
び感応基板の少なくとも一方の同期移動の態様に応じ、
投影光学系の光軸方向に関する感応基板の位置合わせ目
標面の情報を調整し、感応基板の被露光面と前記目標面
の位置とを合わせる。これにより、同期移動中におけ
る、マスクの露光用照明光の被照射領域(以後、マスク
の被照射領域とも呼ぶ)と感応基板の被露光面の被露光
領域(以後、感応基板の被露光領域とも呼ぶ)との間の
投影光学系に関する共役性が確保される。したがって、
請求項1の走査露光方法によれば、高い露光精度を維持
しつつ、マスクに形成されたパターンを投影光学系を介
して感応基板上に転写することができる。
感応基板(W)とを同期移動しつつ、前記マスク(R)
に形成されたパターンを投影光学系(PL)を介して前
記感応基板(W)上に転写する走査露光方法において、
前記マスク(R)及び前記感応基板(W)の少なくとも
一方の同期移動の態様に応じ、前記マスク(R)のパタ
ーン像の結像面を調整し、前記マスク(R)のパターン
像の結像面と前記感応基板(W)の被露光面を合わせな
がら走査露光を行うことを特徴とする。
び感応基板の少なくとも一方の同期移動の態様に応じ、
投影光学系を調整することにより、マスクのパターン像
の結像面を調整し、マスク(R)のパターン像の結像面
と感応基板の被露光面を合わせる。これにより、同期移
動中における、マスクの被照射領域と感応基板の被露光
領域との間の投影光学系に関する共役性が確保される。
したがって、請求項2の走査露光によれば、高い露光精
度を維持しつつ、マスクに形成されたパターンが投影光
学系を介して感応基板上に転写することができる。
記載の発明とを組み合わせることができる。すなわち、
マスク(R)と感応基板(W)とを同期移動しつつ、前
記マスク(R)に形成されたパターンを投影光学系(P
L)を介して前記感応基板(W)上に転写する走査露光
方法において、前記マスク(R)及び前記感応基板
(W)の少なくとも一方の同期移動の態様に応じ、前記
投影光学系(PL)の光軸(AX)方向に関する前記感
応基板(W)の位置合わせ目標面の情報を調整するとと
もに、前記マスク(R)のパターン像の結像面を調整
し、前記感応基板(W)の被露光面と前記目標面の位置
とを合わせつつ、かつ前記マスク(R)のパターン像の
結像面と前記感応基板(W)の被露光面を合わせながら
走査露光を行うことも可能である。この場合にも、マス
クの被照射領域と感応基板の被露光領域との間の投影光
学系に関する共役性を確保しつつ走査露光することが可
能であり、高い露光精度を維持しつつ、マスクに形成さ
れたパターンが投影光学系を介して感応基板上に転写す
ることができる。
同期移動において、マスク部材や感応基板の撓み等によ
り、マスクの被照射領域及び感応基板の被露光領域の少
なくとも一方が投影光学系の光軸と直交しなくなること
があるときは、請求項3に記載の発明のように、更に、
感応基板(W)の投影光学系(PL)の光軸(AX)方
向に対する傾きを調整しながら前記走査露光を行うこと
が好適である。
て、ある時点におけるマスク及び感応基板を平行移動さ
せたのでは、マスクの被照射領域及び感応基板の被露光
領域の少なくとも一方が投影光学系の光軸と直交しなく
なる場合に、感応基板の投影光学系の光軸方向に対する
傾きを調整することにより、マスクの被照射領域及び感
応基板の被露光領域の双方を投影光学系の光軸と直交さ
せることができる。したがって、請求項3の発明によれ
ば、マスクの被照射領域と感応基板の被露光領域との間
で投影光学系に関する共役関係を確保しつつ、高い露光
精度で、マスクに形成されたパターンが投影光学系を介
して感応基板上に転写することができる。
いて、同期移動の態様には様々考えられるが、請求項4
に記載の発明のように、前記同期移動の態様として、マ
スク(R)の移動方向及び移動速度の少なくとも一方を
考慮することが可能である。ここで、マスク(R)の移
動方向は、マスク(R)の同期移動の開始位置によって
定まるので、マスク(R)の同期移動の開始位置を前記
同期移動の態様として取り扱うこともできる。また、請
求項5に記載の発明のように、前記同期移動の態様とし
て、感応基板(W)の移動方向及び移動速度の少なくと
も一方を考慮することが可能である。
照射領域と感応基板の被露光領域との間での投影光学系
に関する共役関係からのずれの程度は、マスクや感応基
板の移動方向や移動速度によって異なる。したがって、
請求項4又は請求項5の走査露光方法によれば、マスク
や感応基板の移動方向や移動速度といった同期移動の態
様に応じ、マスクの被照射領域と感応基板の被露光領域
との間での投影光学系に関する共役関係を維持するよう
に調整が図られるので、高い露光精度で、マスクに形成
されたパターンが投影光学系を介して感応基板上に転写
することができる。
標面の情報には様々考えられるが、請求項6に記載の発
明のように、前記目標面の情報を前記同期移動中におけ
る前記マスク(R)の位置に対応した情報とすることが
可能である。また、請求項7に記載の発明のように、前
記目標面の情報を前記同期移動中における前記感応基板
(W)の位置に対応した情報とすることが可能である。
ごとに、マスクの移動方向や移動速度に対する依存性が
異なることがあるし、また、感応基板の被照射領域の位
置ごとに、感応基板の移動方向や移動速度に対する依存
性が異なることがある。したがって、請求項6及び請求
項7の走査露光方法によれば、マスク又は感応基板の位
置に応じて目標面の情報を調整し、感応基板の被露光面
と目標面の位置とを合わせながら走査露光を行うので、
高い露光精度で、マスクに形成されたパターンが投影光
学系を介して感応基板上に転写することができる。
域との間での投影光学系に関する共役関係からのずれの
程度は、一般に走査型露光装置ごとに異なる。これは、
装置を構成する部品のばらつきや組立精度のばらつきが
装置間で必然的に発生するためである。したがって、マ
スクの被照射領域と感応基板の被露光領域との間での投
影光学系に関する共役関係からのずれの属性の詳細は、
装置設計時点で決定できるものではない。
前記感応基板(W)を露光するのに先立って、前記マス
ク(R)及び前記感応基板(W)の少なくとも一方の同
期移動移動の態様に応じて前記調整を行うための調整用
情報を収集することが好適である。
された調整用情報に基づき、同期移動時に測定されたマ
スク又は感応基板の移動態様に応じた前記位置関係の調
整を行うので、高い露光精度で、マスクに形成されたパ
ターンが投影光学系を介して感応基板上に好適に転写す
ることができる。
報としては、例えば請求項9に記載の発明のように、マ
スク(R)の同期移動方向ごとの感応基板(W)の被露
光面の投影光学系(PL)の光軸(AX)方向の位置合
わせ目標面に関するマスク(R)の移動方向ごとの基準
情報とすることができる。
整用情報の収集にあたっては、例えば請求項10に記載
の発明のように、同期移動方向ごとの基準情報が、同期
移動方向に応じて所定マスク(RT )を移動させ、該所
定マスク(RT )のパターンの投影像に関する情報を投
影光学系(PL)の光軸(AX)方向の複数の位置で求
め、この求められた投影像に関する情報に基づいて決定
されることが好適である。
ス製造時と同様の条件でマスクのパターンの投影像を形
成し、その投影像が計測されるので、デバイス製造時と
同様のマスクの移動態様による投影像の変化が求められ
る。したがって、請求項10の走査露光方法によれば、
デバイス製造時におけるマスクの移動態様に応じた前記
調整用情報を確実に得ることができるので、マスクの移
動態様の変化に適応して高い露光精度で、マスクに形成
されたパターンが投影光学系を介して感応基板上に好適
に転写することができる。
11に記載の発明のように、マスク(RT )の同期移動
方向に沿って複数個の所定のパターンが形成されている
ことが好適である。
マスク(RT )のパターンの投影像に関する情報の収集
には様々の方法が考えられるが、請求項12に記載の発
明のように、所定マスク(RT )のパターンを所定の感
応基板(W)上に転写し、該所定の感応基板(W)上に
転写されたパターンを計測することによって、所定マス
ク(RT )のパターンの投影像に関する情報を求めるこ
とが好適である。
ス製造時と同様の条件でマスクのパターンの投影像を形
成し、感応基板にパターン転写し、転写されたパターン
を計測するので、デバイス製造時と同様のマスクの移動
態様及び感応基板の移動態様による感応基板の被露光面
と投影像位置との関係が求められる。したがって、請求
項12の走査露光方法によれば、デバイス製造時におけ
るマスクの移動態様及び感応基板の移動態様に応じた前
記調整用情報を確実に得ることができるので、マスクの
移動態様および感応基板の移動態様の変化に適応して高
い露光精度で、マスクに形成されたパターンが投影光学
系を介して感応基板上に好適に転写することができる。
マスクのパターンの前記所定の感応基板への転写の方法
は様々考えられるが、例えば請求項13に記載に発明の
ように、投影光学系(PL)の光軸(AX)方向の複数
の位置のそれぞれで、各移動方向での走査露光を順次行
うことによって行われることとすることが好適である。
ス製造時と同様のマスクの移動態様及び感応基板の移動
態様に応じたベストフォーカス面の位置を確実に計測す
ることができ、前記調整用情報をより正確に得ることが
できるので、マスクの移動態様及び感応基板の移動態様
の変化に適応して高い露光精度で、マスクに形成された
パターンが投影光学系を介して感応基板上に好適に転写
することができる。
移動方向は様々考えられるが、請求項14に記載の発明
のように、第1の方向及び前記第1の方向と逆方向であ
る第2の方向とすることができる。
と感応基板(W)とを同期移動しつつ、前記マスク
(R)に形成されたパターンを投影光学系(PL)を介
して前記感応基板(W)上に転写する走査型露光装置
(100)であって、前記感応基板(W)を保持し、第
1方向及び前記第1方向とは異なる第2方向に移動可能
な基板ステージ(18)と;前記基板ステージ(18)
を前記第1方向に沿って移動させながら前記感応基板
(W)を走査露光するときに、前記投影光学系(PL)
の光軸(AX)方向について前記感応基板(W)の被露
光面の位置合わせをするための目標位置に関する第1基
準情報(52)と、前記基板ステージを前記第2方向に
沿って移動させながら前記感応基板(W)を走査露光す
るときに、前記投影光学系(PL)の光軸(AX)方向
について前記感応基板(W)の被露光面の位置合わせを
するための目標位置に関する第2基準情報(54)とを
記憶する記憶装置(50)と;前記感応基板(W)上の
検出点における前記感応基板(W)表面の前記光軸(A
X)方向に関する位置情報を検出する検出系(40,4
2)と;同期移動中に、前記記憶装置(50)に記憶さ
れた情報(52,54)と前記検出系(40,42)で
の検出結果とに基づいて、前記感応基板(W)の被露光
面を設定する基板駆動機(19,21)とを備える。
装置に記憶された第1基準情報及び第2基準情報と、検
出系が検出した検出点における感応基板表面の光軸方向
に関する位置情報とを使用し、基板駆動機が、記憶装置
に記憶された情報と検出系による検出結果とに基づい
て、感応基板の被露光面を設定する。
を移動させながら感応基板を走査露光するときには、第
1基準情報を使用して投影光学系の光軸方向について感
応基板の被露光面の位置合わせを行い、第2方向に沿っ
て基板ステージを移動させながら感応基板を走査露光す
るときには、第2基準情報を使用して、投影光学系の光
軸方向について感応基板の被露光面の位置合わせを行
う。
によれば、高い露光精度で、マスクに形成されたパター
ンが投影光学系を介して感応基板上に好適に転写するこ
とができる。
記感応基板(W)の被露光面の位置合わせの動作は様々
考えられるが、請求項16に記載のように、前記検出系
(40,42)により検出される位置情報を前記光軸
(AX)方向に関する前記感応基板(W)表面の位置と
目標位置との偏差とし、前記記憶装置(50)に記憶さ
れた情報(52,54)に基づいて、基板駆動機が前記
検出系の目標位置を変更することにより実現することが
可能である。また、請求項17に記載の発明のように、
前記基板駆動機(19,21)が、前記記憶装置(5
0)に記憶された情報(52,54)に基づいて前記検
出系(40,42)によって検出された位置情報を補正
し、該補正された位置情報に基づいて、前記感応基板
(W)の被露光面を設定することにより実現することが
可能である。
の第1の実施形態の走査型露光装置及び走査露光方法を
図1〜図8に基づいて説明する。
光装置100の概略的な構成が示されている。この走査
型露光装置100は、いわゆるステップ・アンド・スキ
ャン露光方式の投影露光装置である。
照明光学系(2、3、5〜7)を含む照明系、マスクと
してのレチクルRを保持するマスクステージとしてのレ
チクルステージRST、投影光学系PL、感応基板とし
てのウエハWを保持してXY平面内をXY2次元方向に
移動する基板ステージとしての基板テーブル18を備え
たXYステージ装置14、並びに第1基準情報52及び
第2基準情報54を記憶した記憶装置50を含む制御系
等を備えている。ここで、第1基準情報52は、+Y方
向(図1の紙面右方向)へウエハWを移動させながら走
査露光するするときに参照する情報であり、第1基準情
報52は、−Y方向(図1の紙面左方向)へウエハWを
移動させながら走査露光するするときに参照する情報で
ある。
ズ、フライアイレンズ等(いずれも図示せず)からなる
照度均一化光学系2、リレーレンズ3、レチクルブライ
ンド5、リレーレンズ6及び折り曲げミラー7(この
内、照度均一化光学系2、リレーレンズ3、6及び折り
曲げミラー7によって照明光学系が構成される)等を含
んで構成されている。
の作用とともに説明すると、光源1で発生した露光光と
しての照明光ILは不図示のシャッターを通過した後、
照度均一化光学系2により照度分布がほぼ均一な光束に
変換される。照明光ILとしては、例えばKrFエキシ
マレーザ光、ArFエキシマレーザ光、又はF2 エキシ
マレーザ等のエキシマレーザ光、銅蒸気レーザやYAG
レーザの高調波、あるいは超高圧水銀ランプからの紫外
域の輝線(g線、i線等)等が用いられる。
光束は、リレーレンズ3を介して、レチクルブラインド
5に達する。このレチクルブラインド5は、2枚の可動
ブレード45A、45Bを有する可動ブラインド(以
下、この可動ブラインドを適宜「可動ブラインド45
A、45B」と呼ぶ)と、この可動ブラインド45A、
45Bの近傍に配置された開口形状が固定された固定ブ
ラインド46とから構成される。可動ブラインド45
A、45Bの配置面はレチクルRのパターン面と共役と
なっている。固定ブラインド46は、例えば4個のナイ
フエッジにより矩形の開口を囲んだ視野絞りであり、そ
の矩形開口の上下方向の幅が可動ブラインド45A、4
5Bによって規定されるようになっており、これにより
レチクルRを照明するスリット状の照明領域IAR(図
2参照)の幅を所望の大きさに設定できるようになって
いる。可動ブラインド45A、45Bは、可動ブライン
ド駆動機構43A、43Bによって開閉方向に駆動され
るようになっており、この駆動機構43A、43Bの動
作が不図示のメモリに格納されたプロセスプログラムと
呼ばれるファイル内のマスキング情報に応じて主制御装
置20によって制御されるようになっている。
リレーレンズ6を通過して折り曲げミラー7に至り、こ
こで鉛直下方に折り曲げられて回路パターン等が描かれ
たレチクルRの照明領域IAR部分を照明する。
ルRが、例えば真空吸着により固定されている。レチク
ルステージRSTは、レチクルRの位置決めのため、照
明光学系の光軸IX(後述する投影光学系PLの光軸A
Xに一致)に垂直な平面内で2次元的に(X軸方向及び
これに直交するY軸方向及びXY平面に直交するZ軸回
りの回転方向に)微少駆動可能に構成されている。
図示のレチクルベース上をリニアモータ等で構成された
レチクル駆動部(図示省略)により、所定の走査方向
(ここではY軸方向とする)に指定された走査速度で移
動可能となっている。このレチクルステージRSTは、
レチクルRの全面が少なくとも照明光学系の光軸IXを
横切ることができるだけの移動ストロークを有してい
る。
ーザ干渉計(以下、「レチクル干渉計」という)16か
らのレーザビームを反射する移動鏡15が固定されてお
り、レチクルステージRSTのステージ移動面内の位置
はレチクル干渉計16によって、例えば0.5〜1nm
程度の分解能で常時検出される。ここで、実際には、レ
チクルステージRST上には走査方向(Y軸方向)に直
交する反射面を有する移動鏡と非走査方向(X軸方向)
に直交する反射面を有する移動鏡とが設けられ、レチク
ル干渉計16は走査方向に1軸、非走査方向には2軸設
けられているが、図1ではこれらが代表的に移動鏡1
5、レチクル干渉計16として示されている。
ジRSTの位置情報はステージ制御系19及びこれを介
して主制御装置20に送られ、ステージ制御系19では
主制御装置20からの指示に応じてレチクルステージR
STの位置情報に基づいてレチクル駆動部(図示省略)
を介してレチクルステージRSTを駆動する。
より所定の基準位置にレチクルRが精度良く位置決めさ
れるように、レチクルステージRSTの初期位置が決定
されるため、移動鏡15の位置をレチクル干渉計16で
測定するだけでレチクルRの位置を十分高精度に測定し
たことになる。
RSTの図1における下方に配置され、その光軸AX
(照明光学系の光軸IXに一致)の方向がZ軸方向とさ
れ、ここでは両側テレセントリックな光学配置となるよ
うに光軸AX方向に沿って所定間隔で配置された複数枚
のレンズエレメントから成る屈折光学系が使用されてい
る。この投影光学系PLは所定の投影倍率、例えば1/
5(あるいは1/4)を有する縮小光学系である。この
ため、照明光学系からの照明光ILによってレチクルR
の照明領域IARが照明されると、このレチクルRを通
過した照明光ILにより、投影光学系PLを介してレチ
クルRの回路パターンの縮小像が表面にフォトレジスト
が塗布されたウエハW上に形成される。
な光学配置になるように、共通の光軸を有する複数枚の
レンズエレメント60a、60b、……から構成されて
いる。レンズエレメントのうち、レチクルステージRS
Tに最も近い一番上のレンズエレメント60aは、リン
グ状の支持部材62により保持され、この支持部材62
は、伸縮可能な駆動素子、例えばピエゾ素子64a,6
4b,64c(紙面奥側の駆動素子64cは図示せず)
によって、3点支持されるとともに鏡筒部66と連結さ
れている。上記の駆動素子64a,64b,64cによ
って、レンズエレメント60aの周辺3点を独立に、投
影光学系PLの光軸AX方向に移動させることができる
ようになっている。すなわち、レンズエレメント60a
を駆動素子64a,64b,64cの変位量に応じて光
軸AXに沿って平行移動させることができるとともに、
光軸AXと垂直な平面に対して任意に傾斜させることも
できる。そして、これらの駆動素子64a,64b,6
4cに与えられる電圧が、主制御装置20からの指令に
基づいて結像特性補正コントローラ68によって制御さ
れ、これによって駆動素子64a,64b,64cの変
位量が制御されるようになっている。なお、図1中、投
影光学系PLの光軸AXは鏡筒部66に固定されている
レンズエレメント60bその他のレンズエレメント(図
示省略)の光軸に一致している。
PLの光軸方向中央部近傍の特定のレンズエレメント相
互間には密封室69が形成されており、この密封室69
の内圧が不図示の圧力調整機構(例えばべローズポンプ
等)によって調整されるようになっている。この圧力調
整機構も主制御装置20からの指令に基づいて結像特性
補正コントローラ68によって制御され、これによって
密封室69の内圧が調整されるようになっている。
X方向の移動や傾斜により投影光学系PLの倍率を変更
させたり、ディストーションや投影光学系PLの結像面
を変更したりできる。また、投影光学系PL内部の密封
室69の内圧を変化させることにより倍率や投影光学系
PLの結像面を変更できる。本実施形態では駆動素子6
4a,64b,64c、密封室69及び駆動素子の変位
量、密封室の内圧を制御する結像特性補正コントローラ
68によって主として倍率、ディストーション、レチク
ルRのパターン像の結像面を制御する結像特性補正手段
が構成されている。
ンズエレメント60aの上下量と倍率変化量との関係を
求めておき、これを主制御装置20内部のメモリに記憶
しておき、補正時に主制御装置20が補正する倍率から
レンズエレメント60aの上下量を計算し、結像特性補
正コントローラ68に指示を与えて駆動素子64a,6
4b,64cを駆動することにより倍率補正を行うよう
になっている。なお、前記レンズエレメント60aの上
下量と倍率変化量との関係は光学的な計算値を用いても
よく、この場合は前記レンズエレメント60aの上下量
と倍率変化量との関係を求める実験の工程が省けること
になる。
エレメント60aが移動可能となっているが、このエレ
メント60aは倍率、ディストーション特性に与える影
響が他のレンズエレメントに比べて大きく制御しやすい
ものの一つを選択したものであって、同様の条件を満た
すものであれば、このレンズエレメント60aに代えて
どのレンズエレメントをレンズ間隔調整のために移動可
能に構成しても良い。
部圧力の変化と倍率変化の関係を予め実験により求めて
おき、これを主制御装置20内部のメモリに記憶してお
き、補正時に主制御装置20が補正する倍率から密封室
69の内圧の可変量を計算し、結像特性補正コントロー
ラ68に指示を与えて密封室69の内圧を増減させるこ
とにより倍率補正を行うこともできるようになってい
る。基本的には密封室69の内部圧力に比例して倍率は
変化する。この場合も、内部圧力変化による屈折率変化
と、内部圧力変化による密封部の隔壁を構成するレンズ
エレメントの変形や移動をシミュレーションにより計算
して求めることもできる。
る一部のレンズエレメントとして非球面状レンズを用
い、これを回転させるようにしても良い。この場合に
は、いわゆる菱形ディストーションの補正が可能にな
る。あるいは、投影光学系PL内に平行平面板を設け、
これをチルトさせたり、回転させたりするような機構に
より結像特性補正手段を構成しても良い。
ース上を走査方向であるY軸方向(図1における左右方
向)に往復移動可能なYステージ16と、このYステー
ジ16上をY軸方向と直交するX軸方向(図1における
紙面直交方向)に往復移動可能なXステージ12と、こ
のXステージ12上に設けられた基板テーブル18とを
有している。また、基板テーブル18上に、ウエハホル
ダ25が載置され、このウエハホルダ25によって感応
基板としてのウエハWが真空吸着によって保持されてい
る。
XY方向に位置決めされかつZ軸方向の移動及び傾斜が
許容された状態で取り付けられている。そして、この基
板テーブル18は、異なる3点の支持点で不図示の3本
の軸によって支持されており、これら3本の軸がウエハ
駆動装置21によって独立してZ軸方向に駆動され、こ
れによって基板テーブル18上に保持されたウエハWの
面位置(Z軸方向位置及びXY平面に対する傾斜)が所
望の状態に設定されるようになっている。
計(以下、「ウエハ干渉計」という)31からのレーザ
ビームを反射する移動鏡27が固定され、外部に配置さ
れたウエ干渉計31により、基板テーブル18のXY面
内での位置が例えば0.5〜1nm程度の分解能で常時
検出されている。
は走査方向であるY軸方向に直交する反射面を有する移
動鏡と非走査方向であるX軸方向に直交する反射面を有
する移動鏡とが設けられ、ウエハ干渉計31は走査方向
に1軸、非走査方向には2軸設けられているが、図1で
はこれらが代表的に移動鏡27、ウエハ干渉計31とし
て示されている。基板テーブル18の位置情報(又は速
度情報)はステージ制御系19及びこれを介して主制御
装置20に送られ、ステージ制御系19では主制御装置
20からの指示に応じて前記位置情報(又は速度情報)
に基づいてウエハ駆動装置21(これは、Xステージ1
2、Yステージ16の駆動系及び基板テーブル18の駆
動系の全てを含む)を介してYステージ16、Xステー
ジ12を制御する。なお、ステージ制御系19及びウエ
ハ駆動装置21から基板駆動機が構成されている。
オフアクシス方式のアライメント検出系の検出中心から
投影光学系PLの光軸までの距離を計測するベースライ
ン計測等のための各種基準マークが形成された基準マー
ク板FMが固定されている。
記露光領域IA内部分及びその近傍の領域のZ方向(光
軸AX方向)の位置を検出するための斜入射光式のフォ
ーカス検出系(焦点検出系)の一つである多点フォーカ
ス位置検出系が設けられている。この多点フォーカス位
置検出系は、図1に示されるように、光ファイバ束8
0、ミラー81、集光レンズ82、パターン形成板8
3、レンズ84、ミラー85及び照射対物レンズ86か
ら成る照射光学系40と、集光対物レンズ87、回転方
向振動板88、結像レンズ89、受光用スリット板98
及び多数のフォトセンサを有する受光器90から成る受
光光学系42とから構成されている。
(40、42)の構成各部について、その作用とともに
説明する。露光光とは異なるウエハW上のフォトレジス
トを感光させない波長の照明光が、図示しない照明光源
から光ファイバ束80を介して導かれている。光ファイ
バ束80から射出された照明光は、ミラー81及び集光
レンズ82を経てパターン形成板83を照明する。
数のスリット状の開口パターンがマトリクス状配置で形
成されている。このパターン形成板83の各スリット状
の開口パターンを透過した照明光(開口パターンの像光
束)は、レンズ84、ミラー85及び照射対物レンズ8
6を経てウエハWの被露光面に投影され、ウエハWの被
露光面にはパターン形成板83上のスリット状の開口パ
ターンの像が投影結像される。
束が、光軸AXに対して前記照射光学系40からの像光
束と対称に所定角度だけ傾斜した方向に進んで、集光対
物レンズ87、回転方向振動板88及び結像レンズ89
を経て受光器90の手前側に配置された受光用スリット
板上に再結像される。この再結像された像が受光器90
で検出され、センサ選択回路93を介して信号処理装置
91により、回転振動周波数の信号で同期検波される。
そして、この信号処理装置91により同期検波して得ら
れた多数のフォーカス信号が主制御装置20に供給され
る。
ては、図2に示されるように、レチクルRの走査方向
(Y軸方向)に対して垂直な方向に長手方向を有する長
方形(スリット状)の照明領域IARでレチクルRが照
明され、レチクルRは露光時に−Y方向に速度VR で走
査(スキャン)される。照明領域IAR(中心は光軸A
Xとほぼ一致)は投影光学系PLを介してウエハW上に
投影され、照明領域IARに共役なスリット状の投影領
域、すなわち露光領域IAが形成される。ウエハWはレ
チクルRとは倒立結像関係にあるため、ウエハWは速度
VR の方向とは反対方向(+Y方向)にレチクルRに同
期して速度VW で走査され、ウエハW上のショット領域
SAの全面が露光可能となっている。走査速度の比VW
/VR は正確に投影光学系PLの縮小倍率に応じたもの
になっており、レチクルRのパターン領域PAのパター
ンがウエハW上のショット領域SA上に正確に縮小転写
される。照明領域IARの長手方向の幅は、レチクルR
上のパターン領域PAよりも広く、遮光領域STの最大
幅よりも狭くなるように設定され、走査(スキャン)す
ることによりパターン領域PA全面が照明されるように
なっている。
査露光の際に、不図示のアライメント検出系の検出信号
に基づいて主制御装置20によりステージ制御系19及
びウエハ駆動装置21等を介してレチクルRとウエハW
との位置合わせ(アライメント)が行なわれ、また、多
点フォーカス位置検出系(40、42)の検出信号に基
づいて、レチクルRのパターン面とウエハW表面とが投
影光学系PLに関して共役となるように、かつ投影光学
系PLの結像面とウエハW表面とが一致する(ウエハ表
面が投影光学系PLの最良結像面の焦点深度の範囲内に
入る)ように、主制御装置20によりステージ制御系1
9及びウエハ駆動装置21を介して基板テーブル18が
Z軸方向及び傾斜方向に駆動制御されて面位置の調整
(合わせ面の設定)が行なわれる。
本実施形態の走査露光方法を説明する。
て移動させながら走査露光するときに、Z方向(光軸A
X方向)についてウエハの被露光面の位置合わせをする
ための目標位置に関する第1基準情報52と、基板テー
ブル18を−Y方向に沿って移動させながら走査露光す
るときに、Z方向についてウエハの被露光面の位置合わ
せをするための目標位置に関する第2基準情報54の収
集が行われる。
準情報の求め方の原理の概略を説明する。図3には、本
実施形態における基準情報の求め方の原理が示されてい
る。すなわち、図3(a)にはレチクルR、レチクルR
に形成されたパターンPR (菱形パターン)、投影光学
系PL、ウエハW、及びウエハW上に転写されたパター
ンPW の概念的な位置関係が示され、図3(b)にはウ
エハW上に転写されたパターンPW の態様が示され、図
3(c)には菱形パターンの長い方の対角線の長さで定
義されるパターンPW の大きさL(Z)のウエハWの被
露光領域のZ方向の位置による変化の様子が示されてい
る。
Rに形成された菱形パターンPR を投影光学系PLを介
してウエハW上に転写した場合、ウエハW上に転写され
る菱形パターンPW の大きさL(Z)は、ウエハWの被
露光領域のZ方向に関する位置によって異なる。すなわ
ち、レチクルRのZ方向に関する位置と投影光学系PL
の結像特性とによって決まるベストフォーカス面(Z=
ZB )とウエハWの被露光領域とが一致するときに、パ
ターンPW の大きさL(ZB )はウエハWの被露光領域
のベストフォーカス面付近でのZ方向の位置による変化
に対して極値(=LB )となる。すなわち、ベストフォ
ーカス面とウエハWの被露光領域とが一致するときのパ
ターンPW の大きさLB は、ベストフォーカス面とウエ
ハWの被露光領域とが一致しないときのパターンPW の
大きさLU と比べて、必ず大きくなるか又は必ず小さく
なるかする。大きくなるか小さくなるかは、転写方式が
ポジ転写であるかネガ転写であるか、又、露光ドーズ量
及び転写が有効となる露光ドーズ量のしきい値によって
異なる。なお、図3では、ベストフォーカス面とウエハ
Wの被露光領域とが一致しないときと比べて、ベストフ
ォーカス面とウエハWの被露光領域とが一致すると転写
されたパターンPW が大きくなる場合、すなわちLB >
LU となる場合を示しており(図3(b)参照)、以
下、これに基づいて説明する。
より、ウエハWの被露光領域がベストフォーカス面とな
るウエハWのZ方向に関する位置合わせ目標位置を求
め、第1基準情報52及び第2基準情報54を収集する
ことができる。
する位置を変化させながら、デバイス製造時と同様の態
様でレチクルR及びウエハWを同期移動させて走査露光
を行い、Z方向に関する複数の位置で、ウエハWに転写
された各パターンの大きさL(Z)を計測する。次に、
ウエハWのZ方向に関する位置の変化による計測された
パターンの大きさL(Z)の変化を調査し、計測された
パターンの大きさL(Z)が最大値LB となる目標位置
ZB を求める(図3(c)参照)。この結果、デバイス
製造時と同様のレチクルRの移動態様及びウエハWの移
動態様における、ウエハWのZ方向の位置合わせに関す
る最良目標位置ZB が確実に求められ、最良目標位置Z
B に関する情報としての基準情報を求めることができ
る。
のおける第1基準情報52及び第2基準情報54の収集
方法についてより詳細に説明する。図4〜図6には、本
実施形態における第1基準情報52及び第2基準情報5
4の収集のフローチャートが示されている。
図示のレチクルローダによって、基準情報収集用のレチ
クルRT がレチクルステージRSTにロードされる。図
7には、本実施形態で使用される基準情報収集用のレチ
クルRT に形成されたパターン構成が示されている。レ
チクルRT には、図7に示されるように、所望のXY位
置分解能で、例えば20行3列のマトリクス状に対角線
の長さが数μmの菱形パターンPmn(m=1〜20、n
=1〜3)が配列されている。なお、行方向が走査方向
に垂直な方向であるX軸方向であり、列方向が走査方向
であるY軸方向である。列方向に沿った菱形パターンの
数(=20)が行方向に沿った菱形パターンの数(=
3)よりも多くなっているのは、走査露光中にはX軸方
向へはレチクル及びウエハは殆ど移動しないのに対し
て、Y軸方向に沿ってレチクル及びウエハは同期移動す
るからである。
において、不図示のウエハローダによって、基準情報収
集用のウエハ +W1 が基板テーブル18にロードされ
る。なお、本実施形態での基準情報の収集では、ウエハ
の移動方向k(k=+Y方向又は−Y方向)ごと、か
つ、ウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置Zi
(i=1〜n;Zi+1 −Zi =ΔZ)ごとに計測用ウエ
ハを交換する。このそれぞれのウエハをウエハ kW
i (なお、k=+又は−と表現している)と表す。ここ
で、各ウエハ kWi として、全く異なるウエハを使用す
ることもできるし、同一の基材について感光剤を再塗布
して使用することもできる。
置20が、ステージ制御系19に、走査露光におけるウ
エハ +W1 のZ方向の位置合わせに関する目標位置がZ
1 であること、すなわち、フォーカスオフセットを所定
値(=F0 )に制御すべきことを通知する。引き続き、
サブルーチン204において、走査露光中のウエハ +W
1 の移動方向を+Y方向として、ウエハ +W1 の被露光
面の全面にレチクルRT に形成されたパターンが転写さ
れる。
ャートが示されている。サブルーチン204では、ま
ず、ステップ218において、ウエハ +W1 の被露光面
の区画領域SAj (j=1〜m)の内の領域SA1 の走
査露光開始位置に基板テーブル18が移動される。この
移動は、主制御装置20によりステージ制御系19及び
ウエハ駆動装置21等を介して行われる。ここで、区画
領域SAj のそれぞれは、デバイス製造時のそれぞれの
ショット領域と一致するものとする。
2を参照して説明したようにレチクルRT とウエハ +W
1 とを同期移動させて、ウエハ +W1 の被露光面の区画
領域SA1 についての走査露光を実行する。この走査露
光では、多点フォーカス位置検出系(40、42)の検
出信号に基づいて、主制御装置20によりステージ制御
系19及びウエハ駆動装置21を介して基板テーブル1
8がZ軸方向の位置合わせ目標位置がZ1 となるように
Z軸方向に駆動制御されるとともに、傾斜方向に駆動制
御されて面位置の調整(合わせ面の設定)が行なわれ
る。
20において、全ての区画領域について走査露光がなさ
れたか否かが判断される。以上では区画領域SA1 だけ
が走査露光されただけなので、全ての区画領域について
走査露光がなされていないと判断され、ステップ221
において、主制御装置20によりステージ制御系19及
びウエハ駆動装置21等を介して、次に走査露光すべき
区画領域SA2 の走査露光開始位置に基板テーブル18
が移動される。このとき、レチクルRT は走査露光開始
位置に戻される。引き続き、ステップ219において、
区画領域SA1の場合と同様にして、区画領域SA2 に
関する走査露光が行われる。
画領域について走査露光がなされたと判断されるまで、
区画領域SAj (j=3〜m)に関する走査露光が順次
実行される。こうして、走査露光におけるウエハのZ方
向の位置合わせに関する目標位置がZ1 である場合につ
いて、ウエハ +W1 の被露光面の全面へのレチクルRT
に形成されたパターンが転写される。すなわち、ウエハ
+W1 の被露光面の各位置(Xp ,Yp )に菱形パター
ンが転写される。ステップ220において、全ての区画
領域について走査露光がなされたと判断されるとメイン
ルーチンにリターンする。
において、ウエハ +W1 の各位置(Xp ,Yp )に転写
された菱形パターンの大きさ、すなわち各菱形パターン
の所定方向の対角線の長さ +L1 (Xp ,Yp )が計測
される。図6には、サブルーチン205のフローチャー
トが示されている。
222において、ウエハ +W1 が基板テーブル18から
アンロードされ、引き続き、ステップ223において、
ウエハ +W1 が現像される。次に、ステップ224にお
いて、現像されたウエハ +W1 が観察されて、各菱形パ
ターンの所定方向の対角線の長さ +L1 (Xp ,Yp)
が計測される。ここで、各菱形パターンの所定方向の対
角線の長さを kLi (Xp ,Yp )(i=1〜n:ウエ
ハのZ軸方向の位置合わせ目標位置Zi に対応、k=+
又は−:走査方向に対応)と表しており、以下でも同様
の表記を用いる。この計測には、先に説明した本実施形
態の走査型露光装置100に装備されているオフアクシ
ス方式のアラインメント検出系を使用してもよく、ある
いは走査型電子顕微鏡等の別装置で行ってもよい。次い
で、ステップ225において、計測結果 +L1 (Xp ,
Yp )が保存されて、メインルーチンにリターンする。
て、所定の範囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関す
る目標位置について、計測が完了したか否かが判断され
る。以上では目標位置Z1 についてだけ計測されただけ
なので、所定の範囲でのウエハのZ方向の位置合わせに
関する目標位置について、計測が完了していないと判断
される。そして、ステップ207において、不図示のウ
エハローダによって、基準情報収集用のウエハ +W2 が
基板テーブル18にロードされる。次いで、ステップ2
08において、主制御装置20が、ステージ制御系19
に、走査露光におけるウエハ +W2 のZ方向の位置合わ
せに関する目標位置がZ2 (=Z1 +ΔZ)であるこ
と、すなわち、フォーカスオフセットを所定値(=F0
+ΔZ)に制御すべきことを通知する。
走査露光中のウエハ +W2 の移動方向を+Y方向とし
て、ウエハ +W2 の被露光面の全面にレチクルRT に形
成されたパターンが転写され、サブルーチン205にお
いて、ウエハ +W2 の各位置(Xp ,Yp )に転写され
た菱形パターンの大きさ、すなわち各菱形パターンの所
定方向の対角線の長さ +L2 (Xp ,Yp )が計測さ
れ、保存される。
囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置に
ついて、計測が完了したと判断されるまで、目標位置Z
i (j=3〜n)に関する転写パターンの計測が順次実
行される。
について走査露光がなされたと判断されると、ステップ
209において第1基準情報52が収集される。ステッ
プ209では、走査露光中におけるウエハの移動方向が
+Y方向である場合の各位置(Xp ,Yp )での最良目
標位置 +ZB (Xp ,Yp )を以下のようにして求め
る。ここで、各位置(Xp ,Yp )での最良目標位置を
kZB (Xp ,Yp )(k=+又は−:走査方向に対
応)と表しており、以下でも同様の表記を用いる。
Yp )の中から、一つの位置(X1,Y1 )についての
長さ +Li (X1 ,Y1 )を選び、目標位置Zの変化に
よる長さ +Li (X1 ,Y1 )の変化を調べる。図8に
は、目標位置Zの変化による長さ +Li (X1 ,Y1 )
の変化の様子が示されている。そして、例えば、長さ+
Li (X1 ,Y1 )が最大となるZ値を求めることによ
り、そのZ値をウエハ内位置(X1 ,Y1 )での最良目
標位置 +ZB (X1 ,Y1 )として求める。以下、位置
(X1 ,Y1 )の場合と同様にして、残りの全ての位置
(Xp ,Yp )(p=2,3,…)についての最良目標
位置 +ZB (Xp ,Yp )を求める。これ以外に最良目
標位置 +ZB (XP ,YP )を求める方法は種々ある。
例えば、様々な +L(XP ,YP )値をしきい値とし
て、そのしきい値となるZ値の中点を求め、求められた
中点の平均値を算出して最良目標位置 +ZB (XP ,Y
P )を求めることが考えられる。こうして、求めた最良
目標位置 +ZB (Xp ,Yp)(p=1,2,…)に応
じた情報を、+Y方向に沿って基板テーブル18を移動
させながらウエハを走査露光するときに投影光学系PL
の光軸AX方向についてウエハの被露光面の位置合わせ
をするための目標面の位置に関する第1基準情報52と
して得る。最良目標位置 +ZB (Xp ,Yp )(p=
1,2,…)から第1基準情報52への加工内容として
は、例えばレチクルRT に形成された同一X座標値の3
つの菱形パターンPm1〜Pm3にそれぞれ対応する最良目
標値から、そのX座標におけるZ方向に関する位置合わ
せ目標面の位置として各Y座標値毎に求める加工等が考
えられる。こうして求めた第1基準情報52を、例え
ば、走査露光を行うときのレチクルRの移動位置に対応
させて記憶装置50に記憶する。
が+Y方向の場合の第1基準情報52の測定が終了する
と、ウエハ -Wi (i=1〜n)を使用して、+Y方向
の場合と同様の操作を走査露光中のウエハの移動方向が
−Y方向について行って(図4のステップ210〜21
7)、最良目標位置 -ZB (Xp ,Yp )を求める。こ
うして求めた最良目標位置 -ZB (Xp ,Yp )に応じ
た情報を、基板テーブル18を−Y方向に沿って移動さ
せながらウエハを走査露光するときに投影光学系PLの
光軸AX方向についてウエハの被露光面の位置合わせを
するための目標位置に関する第2基準情報54として、
記憶装置50に記憶する。
レチクルRの移動態様及びウエハの移動態様での第1基
準情報52及び第2基準情報54の収集が完了する。
施形態の走査型露光装置100による露光動作を説明す
る。
パターンが形成されたレチクルRがレチクルステージR
STにロードされる。同様に、ウエハローダにより、露
光したいウエハWが基板テーブル18にロードされる。
チクル顕微鏡、基板テーブル18上の基準マーク板F
M、不図示のアラインメント検出系を用いてレチクルア
ラインメント、ベースライン計測等の準備作業が所定の
手順に従って行われた後、アラインメント検出系を用い
てEGA(エンハンスト・グローバル・アラインメン
ト)等のアラインメント計測が実行される。このアライ
メント計測の終了後、ステップアンドスキャン方式の露
光動作が行われる。
のXY位置が、ウエハW上の最初のショット領域の露光
のための走査開始位置となるように、基板テーブル18
が移動される。この移動は、主制御装置20によりステ
ージ制御系19及びウエハ駆動装置21等を介して行わ
れる。同時に、レチクルRのXY位置が、走査開始位置
となるように、レチクルステージ18が移動される。こ
の移動は、主制御装置20によりステージ制御系19及
び不図示のレチクル駆動部等を介して行われる。そし
て、ステージ制御系19が、レチクル干渉計16によっ
て計測されたレチクルRのXY位置情報及びウエハ干渉
計31によって計測されたウエハWのXY位置情報に基
づき、不図示のレチクル駆動部及びウエハ駆動装置21
を介してレチクルRとウエハWとを同期移動させる。こ
の同期移動とともに走査露光が行われる。
ぞれの走査開始位置に移動し、同期移動する前に、主制
御装置20は、これから行われる走査露光において、ウ
エハWが移動する方向を判断する。この判断は、予め設
定されている露光マップを参照してもよいし、また、レ
チクルRの走査開始位置から判断してもよい。なお、以
下の説明においては、最初のショット領域に関するウエ
ハWが移動する方向を+Y方向であるとする。
+Y方向(レチクルRの移動方向が−Y方向)であると
判断すると、これから行われる走査露光においては、ウ
エハWの被露光面を合わせるべき目標面に関する第1基
準情報52を参照する。そして、走査露光中において、
主制御装置20は、第1基準情報52及び多点フォーカ
ス位置検出系(40,42)によって検出されたウエハ
のZ位置情報に基づき、ステージ制御系19及びウエハ
駆動装置21を介して基板テーブル18をZ軸方向及び
傾斜方向に駆動制御して面位置の調整を行う。
位置検出系(40,42)の複数の計測点で検出される
Z位置情報の各々を光軸AX方向に関するウエハW表面
の位置と目標位置との偏差とし、記憶装置50に記憶さ
れた第1基準情報52に基づいて、主制御装置20が多
点フォーカス位置検出系(40,42)で使用される目
標位置を変更し、ステージ制御系19はウエハ駆動装置
21を介して基板テーブル18を駆動してウエハWの被
露光面を目標面に合わせる。
情報52に基づいて、ステージ制御系19が多点フォー
カス位置検出系(40,42)によって検出されたZ位
置情報を補正し、該補正された位置情報に基づいて、ウ
エハ駆動装置21を介して基板テーブル18を駆動し、
ウエハWの被露光面を目標面に合わせることも可能であ
る。
応じたウエハWの被露光面を合わせるべき目標面にウエ
ハWの被露光面を合わせることができる。
露光により、一つのショット領域に対するレチクルパタ
ーンの転写が終了すると、基板テーブル18が1ショッ
ト領域分だけ非走査方向(X軸方向)にステッピングさ
れて、前ショット領域の走査露光の場合と逆の走査方向
(−Y方向)で、次のショット領域に対する走査露光が
行われる。この走査露光にあたっては、ウエハWの被露
光面を合わせるべき目標面に関して第2の基準情報54
が参照され、多点フォーカス位置検出系(40,42)
で使用される目標位置が変更される。以後、ウエハWが
+Y方向(レチクルRが−Y方向)へ移動する走査露光
にあたっては第1基準情報52が、また、ウエハWが−
Y方向(レチクルRが+Y方向)へ移動する走査露光に
あたっては第2基準情報54が参照されて制御される。
とが順次繰り返され、ウエハW上に必要なショット数の
パターンが露光精度良く転写される。
準情報の収集にあたって使用するレチクルRT として、
所望の位置分解能に応じたピッチで菱形パターンが配列
されたものを使用したが、菱形パターン部が光透過する
タイプであれば、菱形パターンが一つでもよいし、ま
た、所望の位置分解能に応じたピッチの所定倍のピッチ
で配列されてもよい。こうした場合には、各区画領域に
関するパターン転写にあたって、X方向又はY方向につ
いて、所望の分解能だけウエハをステッピングさせて走
査露光を必要な回数行うことになる。なお、菱形パター
ン部が光遮断するタイプであれば、レチクルのパターン
領域の全域にわたって所望の位置分解能に応じたピッチ
で菱形パターンが形成されたものを使用することが必須
となる。
所定倍のピッチで配列されたレチクルを使用して、本実
施形態と同様にして、所望の位置分解能よりも粗い位置
精度で最良目標位置 kZB (Xp ,Yp )を求めた後に
線形補間等の補間を行って、所望の位置分解能で第1基
準情報及び第2基準情報を求めることも可能である。
の位置合わせ目標面の位置を調整したが、走査露光の開
始に先立って、主制御装置20が、これから行われる走
査露光にあたって参照すべき第1基準情報52又は第2
基準情報54に基づいて、結像特性補正コントローラ6
8を介して、ウエハWの移動方向に応じて投影光学系P
Lによる結像面を変更することも可能である。また、レ
チクルRを光軸AX方向へ移動させたり、光軸AXに対
して傾斜させることにより、レチクルRのパターン像の
結像面を変更することも可能である。
面の変更と投影光学系PLによる結像面の変更とを組み
合わせて行うことも可能である。
偏差として記憶するようにしてもよい。例えば、ウエハ
Wを−Y方向へ移動するときに参照される第2基準情報
を、ウエハWを+Y方向へ移動するときにウエハWの被
露光面を合わせる目標面とウエハWを−Y方向へ移動す
るときにウエハWの被露光面を合わせる目標面との偏差
に関する情報として記憶するようにしてもよい。
形態の走査型露光装置及び走査露光方法を、図9〜図1
2に基づいて説明する。本実施形態は、第1実施形態と
比べて、第1基準情報及び第2基準情報の収集にあたっ
て、ウエハの移動方向毎に各1枚の計測用ウエハを使用
する点に特徴を有する。なお、以下の説明にあたって、
同等の要素には同一符号を付し、重複する説明を省略す
る。
形態と同様に、走査露光中に、感応基板としてのウエハ
を+Y方向及び−Y方向に移動させるとともに、マスク
としてのレチクルRをウエハと同期移動させて走査露光
する装置であり、図1に示した走査型露光装置と同様に
構成されている。
本実施形態の走査露光方法を説明する。
て移動させながら走査露光するときに、Z方向(光軸A
X方向)についてウエハの被露光面の位置合わせをする
ための目標位置に関する第1基準情報52と、基板テー
ブル18を−Y方向に沿って移動させながら走査露光す
るときに、Z方向についてウエハの被露光面の位置合わ
せをするための目標位置に関する第2基準情報54の収
集が行われる。この基準情報の収集は、第1実施形態と
同様に、上記で図3を参照して説明した基準情報の求め
方の原理に基づいて行われる。
態における第1基準情報52及び第2基準情報54の収
集方法について詳細に説明する。図9〜図11には、本
実施形態での第1基準情報52及び第2基準情報54の
収集のフローチャートが示されている。
図示のレチクルローダによって、第1実施形態と同様
に、基準情報収集用のレチクルRT がレチクルステージ
RSTにロードされる。引き続き、ステップ227にお
いて、不図示のウエハローダによって、基準情報収集用
のウエハ +Wが基板テーブル18にロードされる。な
お、本実施形態での基準情報の収集では、ウエハの移動
方向k(k=+Y方向又は−Y方向)ごとに計測用ウエ
ハを交換する。このそれぞれのウエハをウエハ kW(な
お、k=+又は−と表現している)と表す。ここで、第
1実施形態と同様に、各ウエハ kWとして、全く異なる
ウエハを使用することもできるし、同一の基材について
感光剤を再塗布して使用することもできる。
Wの被露光面の区画領域SAj (j=1〜m)の内の領
域SA1 の走査露光開始位置に基板テーブル18が移動
される。この移動は、主制御装置20によりステージ制
御系19及びウエハ駆動装置21等を介して行われる。
ここで、第1実施形態と同様に、区画領域SAj のそれ
ぞれは、デバイス製造時のそれぞれのショット領域と一
致するものとする。引き続き、サブルーチン229にお
いて、走査露光時のウエハ +Wの移動方向を+Y方向と
して、所定の範囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関
する目標位置を変化させながら、各目標位置Zi (i=
1〜n)毎にウエハ +W1 の区画領域SA1内にレチク
ルRT に形成されたパターンが転写される。
チャートが示されている。サブルーチン229では、ま
ず、ステップ239において、主制御装置20が、ステ
ージ制御系19に、走査露光におけるウエハ +WのZ方
向の位置合わせに関する目標位置がZ1 であること、す
なわち、フォーカスオフセットを所定値(=F0 )に制
御すべきことを通知する。引き続き、ステップ240に
おいて、上記で図2を参照して説明したようにレチクル
RT とウエハ +Wとを同期移動させて、ウエハ+Wの被
露光面の区画領域SA1 についての走査露光を実行す
る。この走査露光では、第1実施形態と同様に、多点フ
ォーカス位置検出系40、42の検出信号に基づいて、
主制御装置20によりステージ制御系19及びウエハ駆
動装置21を介して基板テーブル18がZ軸方向の位置
合わせ目標位置がZ1 となるようにZ軸方向に駆動制御
されるとともに、傾斜方向に駆動制御されて面位置の調
整(合わせ面の設定)が行なわれる。
囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置に
ついて、パターン転写が完了したか否かが判断される。
以上では目標位置Z1 についてだけパターン転写された
だけなので、所定の範囲でのウエハのZ方向の位置合わ
せに関する目標位置について、パターン転写が完了して
いないと判断される。そして、ステップ242におい
て、次回のパターン転写で転写される菱形パターンが前
回までのパターン転写によって転写された菱形パターン
と重ならない、前回までに転写された菱形パターンの周
辺領域に次回の走査露光によって新たな菱形パターンが
転写されるように、ウエハ +WがX方向又はY方向(X
方向及びY方向を含む)にステッピング移動される。こ
のとき、レチクルRT は走査露光開始位置に戻される。
ウエハ +Wの移動は、主制御装置20によりステージ制
御系19及びウエハ駆動装置21等を介して行われる。
図12には、こうした微少移動の一例が示されている。
なお、図12においては、ウエハのZ方向の位置合わせ
に関する目標位置がZ1 〜Z9 で変化する場合を示して
おり、目標位置Zi に応じた菱形パターンが転写される
領域にiを記しており、引き出し線を省略している。図
12に示されるように、各目標位置Zi に応じた菱形パ
ターンの転写領域は、X方向にΔXのピッチ及びY方向
にΔYのピッチで配列されている。このΔX及びΔY
は、転写される菱形パターンの予想されるX方向及びY
方向に関する最大値よりも少々大きく設定されている。
なお、ΔX及びΔYはX方向及びY方向に関する所望の
位置分解能よりも十分に小さい。
において、主制御装置20が、ステージ制御系19に、
走査露光におけるウエハ +WのZ方向の位置合わせに関
する目標位置がZ2 (=Z1 +ΔZ)であること、すな
わち、フォーカスオフセットを所定値(=F0 +ΔZ)
に制御すべきことを通知する。引き続き、サブルーチン
240において、走査露光中のウエハ +Wの移動方向を
+Y方向として、ウエハ +Wの区画領域SA1にレチク
ルRT に形成されたパターンが転写される。
囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置に
ついて、パターン転写が完了したと判断されるまで、目
標位置Zi (j=3〜n)に関する転写パターンの計測
が順次実行される。ステップ241において、所定の範
囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置に
ついてパターン転写が完了したと判断されるとメインル
ーチンにリターンする。
いて、全区画領域SAj について走査露光が完了したか
否かが判断される。以上では区画領域SA1 だけが走査
露光されただけなので、全ての区画領域について走査露
光がなされていないと判断され、ステップ231におい
て、主制御装置20によりステージ制御系19及びウエ
ハ駆動装置21等を介して、次に走査露光すべき区画領
域SA2 の走査露光開始位置に基板テーブル18が移動
される。引き続き、ステップ229において、区画領域
SA1 の場合と同様にして、区画領域SA2 に関する走
査露光が行われる。
画領域について走査露光がなされたと判断されるまで、
区画領域SAj (j=3〜m)に関する走査露光が順次
実行される。こうして、走査露光におけるウエハのZ方
向の位置合わせに関する目標位置がZ1 〜Zn である場
合について、ウエハ +Wの被露光面の全面へのレチクル
RT に形成されたパターンが転写される。すなわち、ウ
エハ +Wの被露光面の区画領域SAj ごとの各位置(X
pi,Ypi)に菱形パターンが転写される。なお、上記で
説明したように、p値を固定とした場合に位置(Xpi,
Ypi)相互の相違は、所望の位置分解能よりも十分に小
さいので、以下、位置(Xp ,Yp )の表記で各位置
(Xpi,Ypi)の重心位置を表すこととし、各位置(X
pi,Ypi)を位置(Xp ,Yp )の周辺位置とも呼ぶこ
ととする。
について走査露光がなされたと判断されると、サブルー
チン232において、ウエハ +Wの各位置(Xpi,
Ypi)に転写された菱形パターンの大きさ、すなわち各
菱形パターンの所定方向の対角線の長さ +Li (Xp ,
Yp )(= +L(Xpi,Ypi))が計測され、第1の基
準情報が収集される。図11には、サブルーチン232
のフローチャートが示されている。
245において、ウエハ +Wが基板テーブル18からア
ンロードされ、引き続き、ステップ246において、ウ
エハ+Wが現像される。その後、ステップ247におい
て、ウエハ +Wがパターン長計測装置のステージにロー
ドされる。パターン長計測装置としては、第1実施形態
と同様に、走査型露光装置100に装備されているオフ
アクシス方式のアラインメント検出系を使用してもよい
し、走査型電子顕微鏡等の別装置で行ってもよい。
Wの被観測位置が位置(Xp1,Yp1)となるように、ス
テージを移動する。走査型露光装置100に装備されて
いるオフアクシス方式のアラインメント検出系を使用す
る場合には、この移動は、主制御装置20によりステー
ジ制御系19及びウエハ駆動装置21等を介して行われ
る。引き続き、ステップ249において、現像されたウ
エハ +W1 が観察されて、各菱形パターンの所定方向の
対角線の長さ +L1 (Xp ,Yp )が計測され、保存さ
れる。
範囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置
について、計測が完了したか否かが判断される。以上で
は目標位置Z1 についてだけ計測されただけなので、所
定の範囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標
位置について、計測が完了していないと判断される。そ
して、ステップ251において、ウエハ +Wの被観測位
置が位置(Xp2,Yp2)となるように、ステージを移動
する。そして、ステップ249において、現像されたウ
エハ +Wが観察されて、各菱形パターンの所定方向の対
角線の長さ +L2 (Xp ,Yp )が計測され、保存され
る。
囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置に
ついて、計測が完了したと判断されるまで、目標位置Z
i (j=3〜n)に関する区画領域SA1内での転写パ
ターンの計測が順次実行される。
する転写パターンの計測が完了したと判断されると、ス
テップ252において、位置(Xp ,Yp )での最良目
標位置 +ZB (Xp ,Yp )を以下のようにして求め
る。まず、目標位置Zの変化による長さ +Li (Xp ,
Yp )の変化を調べる。そして、例えば、長さ +L
i (Xp ,Yp )が最大となるZ値を求めることによ
り、そのZ値をウエハ内位置(Xp ,Yp )での最良目
標位置 +ZB (Xp ,Yp )として求める。こうして、
求めた最良目標位置 +ZB (Xp ,Yp )に応じた情報
を、+Y方向に沿って基板テーブル18を移動させなが
らウエハを走査露光するときに投影光学系PLの光軸A
X方向についてウエハの被露光面の位置合わせをするた
めの目標位置に関する、位置(Xp ,Yp )での第1基
準情報として得て、記憶装置50に記憶する。
SA1内の全ての転写パターンについて計測して第1基
準情報を得たか否かが判断される。以上では、一つの位
置についてしか第1基準情報を得ていないので、ステッ
プ254において、位置(Xp ,Yp )を次の位置に更
新し、上記と同様にしてその位置における第1基準情報
を得て、記憶装置50に記憶する。
SA1内の全ての転写パターンについて計測して第1基
準情報を得たと判断されるまで、区画領域SA1内の各
位置についての第1基準情報を得て、記憶装置50に記
憶する。ステップ253において、区画領域SA1内の
全ての転写パターンについて計測して第1基準情報を得
たと判断されると、ステップ255において、ウエハ +
Wがパターン長計測装置のステージからアンロードさ
れ、メインルーチンにリターンする。
が+Y方向の場合の第1基準情報52の測定が終了する
と、ウエハ -Wを使用して、+Y方向の場合と同様の操
作を走査露光中のウエハの移動方向が−Y方向について
行って(図9のステップ233〜238)、最良目標位
置 -ZB (Xp ,Yp )を求め、こうして求めた最良目
標位置 -ZB (Xp ,Yp )に応じた情報を、基板テー
ブル18を−Y方向に沿って移動させながらウエハを走
査露光するときに投影光学系PLの光軸AX方向につい
てウエハの被露光面の位置合わせをするための目標位置
に関する第2基準情報54として、記憶装置50に記憶
する。
て、第1基準情報52及び第2基準情報54を求めても
よい。
レチクルRの移動態様及びウエハWの移動態様での第1
基準情報52及び第2基準情報54の収集が完了する。
そして、デバイス製造の場合には、第1実施形態と同様
にして、レチクルRとウエハWとの同期移動にあたっ
て、主制御装置20が、第1基準情報52、第2基準情
報54、及び多点フォーカス位置検出系(40,42)
により検出されたウエハWのZ位置情報に基づいて、ス
テージ制御系19及びウエハ駆動装置21を介して基板
テーブル18をZ軸方向及び傾斜方向に駆動制御して面
位置の調整(合わせ面の設定)を行ったり、結像特性補
正コントローラ68を介して投影光学系PLによる結像
面を変更したりして、走査露光が行われる。この結果、
走査露光中において、ウエハWの被露光領域はベストフ
ォーカス面にあることが維持され、露光精度の良いパタ
ーン転写が実行される。
形態の走査型露光装置及び走査露光方法を、図13〜図
15に基づいて説明する。本実施形態は、第1実施形態
および第2実施形態と比べて、第1基準情報及び第2基
準情報の収集にあたって、1枚の計測用ウエハのみを使
用する点に特徴を有する。なお、以下の説明にあたっ
て、同等の要素には同一符号を付し、重複する説明を省
略する。
形態と同様に、走査露光中に、感応基板としてのウエハ
Wを+Y方向及び−Y方向に移動させるとともに、マス
クとしてのレチクルRをウエハWと同期移動させて走査
露光する装置であり、図1に示した走査型露光装置と同
様に構成されている。
本実施形態の走査露光方法を説明する。
て移動させながら走査露光するときに、Z方向(光軸A
X方向)についてウエハWの被露光面の位置合わせをす
るための目標位置に関する第1基準情報52と、基板テ
ーブル18を−Y方向に沿って移動させながら走査露光
するときに、Z方向についてウエハWの被露光面の位置
合わせをするための目標位置に関する第2基準情報54
の収集が行われる。この基準情報の収集は、第1実施形
態と同様に、上記で図3を参照して説明した基準情報の
求め方の原理に基づいて行われる。
形態における第1基準情報52及び第2基準情報54の
収集について説明する。図13及び図14には、本実施
形態における第1基準情報52及び第2基準情報54の
収集のフローチャートが示されている。
不図示のレチクルローダによって、第1実施形態と同様
に、基準情報収集用のレチクルRT がレチクルステージ
RSTにロードされる。引き続き、ステップ257にお
いて、不図示のウエハローダによって、基準情報収集用
のウエハWが基板テーブル18にロードされる。
Wの被露光面の区画領域SAj (j=1〜m)の内の領
域SA1 の走査露光開始位置に基板テーブル18が移動
される。この移動は、第2実施形態と同様に、主制御装
置20によりステージ制御系19及びウエハ駆動装置2
1等を介して行われる。ここで、第1実施形態と同様
に、区画領域SAj のそれぞれは、デバイス製造時のそ
れぞれのショット領域と一致するものとする。引き続
き、サブルーチン259において、走査露光中のウエハ
Wの移動方向を+Y方向及び−Y方向として、所定の範
囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置を
変化させながら、各目標位置Zi (i=1〜n)毎にウ
エハWの区画領域SA1内にレチクルRT に形成された
パターンが転写される。
チャートが示されている。サブルーチン259では、ま
ず、ステップ263において、主制御装置20が、ステ
ージ制御系19に、走査露光におけるウエハWのZ方向
の位置合わせに関する目標位置がZ1 であること、すな
わち、フォーカスオフセットを所定値(=F0 )に制御
すべきことを通知する。引き続き、ステップ264にお
いて、走査露光中のウエハWの移動方向を+Y方向とし
て、上記で図2を参照して説明したようにレチクルRT
とウエハWとを同期移動させて、ウエハWの被露光面の
区画領域SA1についての走査露光を実行する。この走
査露光では、第1実施形態と同様に、多点フォーカス位
置検出系(40、42)の検出信号に基づいて、主制御
装置20によりステージ制御系19及びウエハ駆動装置
21を介して基板テーブル18がZ軸方向の位置合わせ
目標位置がZ1 となるようにZ軸方向に駆動制御される
とともに、傾斜方向に駆動制御されて面位置の調整(合
わせ面の設定)が行なわれる。
ターン転写で転写される菱形パターンが前回までのパタ
ーン転写によって転写された菱形パターンと重ならな
い、前回までに転写された菱形パターンの周辺領域に次
回の走査露光によって新たな菱形パターンが転写される
ように、ウエハWがX方向又はY方向(X方向及びY方
向を含む)にステッピング移動される。この移動は、主
制御装置20によりステージ制御系19及びウエハ駆動
装置21等を介して行われる。図15には、こうした微
少移動の一例が示されている。なお、図15において
は、ウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置がZ
1 〜Z9 で変化する場合を示しており、目標位置Zi に
応じた菱形パターンが転写される領域に(ik)(k=
+又は−:ウエハWの移動方向に対応)を記しており、
引き出し線を省略している。図15に示されるように、
各目標位置Zi に応じた菱形パターンの転写領域は、同
一のウエハの移動方向については、X方向にΔXのピッ
チ及びY方向にΔYのピッチで配列されており、ウエハ
Wの移動方向が異なる場合にはδXだけ離れている。こ
れらのΔX及びΔYは、転写される菱形パターンの予想
されるX方向及びY方向に関する最大値よりも少々大き
く設定され、δXはΔXの3倍よりも大きく設定され
る。なお、ΔX、δX及びΔYはX方向及びY方向に関
する所望の位置分解能よりも十分に小さい。また、図1
5の場合には、ステップ265で行われるステッピング
移動の量は、X軸方向へのδXとなる。
露光中のウエハWの移動方向を−Y方向として、上記で
図2を参照して説明したようにレチクルRT とウエハW
とを同期移動させて、ウエハWの被露光面の区画領域S
A1 についての走査露光を実行する。この走査露光で
は、第1実施形態と同様に、多点フォーカス位置検出系
(40、42)の検出信号に基づいて、主制御装置20
によりステージ制御系19及びウエハ駆動装置21を介
して基板テーブル18がZ軸方向の位置合わせ目標位置
がZ1 となるようにZ軸方向に駆動制御されるととも
に、傾斜方向に駆動制御されて面位置の調整(合わせ面
の設定)が行なわれる。
いて、所定の範囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関
する目標位置について、計測が完了したか否かが判断さ
れる。以上では目標位置Z1 についてだけパターン転写
されただけなので、所定の範囲でのウエハのZ方向の位
置合わせに関する目標位置について、パターン転写が完
了していないと判断される。そして、ステップ268に
おいて、次回のパターン転写で転写される菱形パターン
が前回までのパターン転写によって転写された菱形パタ
ーンと重ならない、前回までに転写された菱形パターン
の周辺領域に次回の走査露光によって新たな菱形パター
ンが転写されるように、ウエハWがX方向又はY方向
(X方向及びY方向を含む)にステッピング移動され
る。この移動は、主制御装置20によりステージ制御系
19及びウエハ駆動装置21等を介して行われる。ここ
で、図15の場合には、ステップ268で行われるステ
ッピング移動の量は、X軸方向については(δX−Δ
X)となり、Y軸方向については必要に応じてΔYとな
る。
装置20が、ステージ制御系19に、走査露光における
ウエハWのZ方向の位置合わせに関する目標位置がZ2
(=Z1 +ΔZ)であること、すなわち、フォーカスオ
フセットを所定値(=F0 +ΔZ)に制御すべきことを
通知する。引き続き、ステップ264〜ステップ266
において、走査露光中のウエハWの移動方向を+Y方向
及び−Y方向として、ウエハWの区画領域SA1にレチ
クルRT に形成されたパターンが転写される。
囲でのウエハのZ方向の位置合わせに関する目標位置に
ついて、計測が完了したと判断されるまで、目標位置Z
i (j=3〜n)に関するパターン転写が順次実行され
る。ステップ267において、所定の範囲でのウエハの
Z方向の位置合わせに関する目標位置についてパターン
転写が完了したと判断されるとメインルーチンにリター
ンする。
おいて、全区画領域SAj について走査露光が完了した
か否かが判断される。以上では区画領域SA1 だけが走
査露光されただけなので、全ての区画領域について走査
露光がなされていないと判断され、ステップ261にお
いて、主制御装置20によりステージ制御系19及びウ
エハ駆動装置21等を介して、次に走査露光すべき区画
領域SA2 の走査露光開始位置に基板テーブル18が移
動される。引き続き、サブルーチン259において、区
画領域SA1 の場合と同様にして、区画領域SA2 に関
する走査露光が行われる。
画領域について走査露光がなされたと判断されるまで、
区画領域SAj (j=3〜m)に関する走査露光が順次
実行される。こうして、走査露光におけるウエハのZ方
向の位置合わせに関する目標位置がZ1 〜Zn である場
合について、ウエハWの被露光面の全面へのレチクルR
T に形成されたパターンが転写される。すなわち、ウエ
ハWの被露光面の区画領域SAj ごとの各位置
(Xpik ,Ypik )に菱形パターンが転写される。な
お、上記で説明したように、p値を固定とした場合に位
置(Xpik ,Ypik )相互の相違は、所望の位置分解能
よりも十分に小さいので、以下、位置(Xp ,Yp)の
表記で、各位置(Xpik ,Ypik )の重心位置を表すこ
ととし、各位置(Xpik ,Ypik )を位置(Xp ,
Yp )の周辺位置とも呼ぶこととする。
について走査露光がなされたと判断されると、ステップ
262において、ウエハWの各位置(Xpik ,Ypik )
に転写された菱形パターンの大きさ、すなわち各菱形パ
ターンの所定方向の対角線の長さ kLi (Xp ,Yp )
(=L(Xpik ,Ypik ))が計測され、第1の基準情
報52及び第2基準情報54が、第2実施形態と同様
に、以下のようにして収集される。
ンロードされ、現像され、パターン長計測装置のステー
ジにロードされる。パターン長計測装置としては、第1
実施形態と同様に、走査型露光装置100に装備されて
いるオフアクシス方式のアラインメント検出系を使用し
てもよい、走査型電子顕微鏡等の別装置で行ってもよ
い。
位置(Xp1+ ,Yp1+ )となるように、ステージを移動
する。走査型露光装置100に装備されているオフアク
シス方式のアラインメント検出系を使用する場合には、
この移動は、主制御装置20によりステージ制御系19
及びウエハ駆動装置21等を介して行われる。引き続
き、ステップ249において、現像されたウエハWが観
察されて、菱形パターンの所定方向の対角線の長さ +L
1 (Xp ,Yp )が計測され、保存される。
Ypi+ )(i=2〜n)に順次移動して、都度各菱形パ
ターンの所定方向の対角線の長さ +Li (Xp ,Yp )
が計測され、保存される。引き続き、長さ +L
i (Xp ,Yp )が最大となるZ値を求めることによ
り、そのZ値をウエハ内位置(Xp ,Yp )での最良目
標位置 +ZB (Xp ,Yp )を求める。こうして、求め
た最良目標位置 +ZB (Xp ,Yp )に応じた情報を、
+Y方向に沿って基板テーブル18を移動させながらウ
エハWを走査露光するときに投影光学系PLの光軸AX
方向についてウエハWの被露光面の位置合わせをするた
めの目標位置に関する、位置(Xp ,Yp )での第1基
準情報として得て、記憶装置50に記憶する。以後、こ
れと同様にして、区画領域SA1内の各位置についての
第1基準情報を得て、記憶装置50に記憶する。
位置(Xp1- ,Yp1- )となるように、ステージを移動
する。引き続き、現像されたウエハWが観察されて、菱
形パターンの所定方向の対角線の長さ -L1 (Xp ,Y
p )が計測され、保存される。
Ypi- )(i=2〜n)に順次移動して、都度各菱形パ
ターンの所定方向の対角線の長さ -Li (Xp ,Yp )
が計測され、保存される。引き続き、長さ -L
i (Xp ,Yp )が最大となるZ値を求めることによ
り、そのZ値をウエハ内位置(Xp ,Yp )での最良目
標位置 +ZB (Xp ,Yp )を求める。こうして、求め
た最良目標位置 -ZB (Xp ,Yp )に応じた情報を、
−Y方向に沿って基板テーブル18を移動させながらウ
エハWを走査露光するときに投影光学系PLの光軸AX
方向についてウエハWの被露光面の位置合わせをするた
めの目標位置に関する、位置(Xp ,Yp )での第2基
準情報として得て、記憶装置50に記憶する。以後、こ
れと同様にして、区画領域SA1内の各位置についての
第2基準情報を得て、記憶装置50に記憶する。
て、区画領域SAj (j=2〜m)についての第1基準
情報及び第2基準情報を得て、記憶装置50に記憶す
る。
レチクルRの移動態様及びウエハWの移動態様での第1
基準情報52及び第2基準情報54の収集が完了する。
そして、デバイス製造の場合には、第1実施形態と同様
にして、レチクルRとウエハWとの同期移動にあたっ
て、主制御装置20が、第1基準情報52、第2基準情
報54、及び多点フォーカス位置検出系(40,42)
により検出されたウエハWのZ位置情報に基づいて、ス
テージ制御系19及びウエハ駆動装置21を介して基板
テーブル18をZ軸方向及び傾斜方向に駆動制御して面
位置の調整(合わせ面の設定)を行ったり、結像特性補
正コントローラ68を介して、投影光学系PLによる結
像面を変更したりして、走査露光が行われる。この結
果、走査露光中において、ウエハWの被露光領域はベス
トフォーカス面にあることが維持され、好適なパターン
転写が実行される。
のではなく、変形が可能である。例えば、走査露光にあ
たって、基板テーブル18の移動速度を変えることがあ
る場合には、上記の最良目標位置 kZB (X,Y)の収
集を様々なウエハWの移動速度Vごとに行って最良目標
位置 kZB (X,Y,V)を求め、この最良目標位置k
ZB (X,Y,V)から第1基準情報及び第2基準情報
を求めることが好適である。
方向が3種以上ある場合には、各方向ごとに、各方向に
応じて基準情報を求めることが好適である。
ンの形状は菱形に限定されず、任意の形状を採用するこ
とができる。但し、その形状固有の特徴的な長さの測定
対象位置が簡単に特定できる形状を採用することが好ま
しい。
じてウエハを投影光学系の光軸方向に駆動したが、レチ
クルを投影光学系の光軸方向に駆動することとしてもよ
い。
枚のレチクルが使用されるが、レチクル毎に、第1の基
準情報及び第2の基準情報を求めるようにしてもよい。
〜請求項14に係る走査露光方法によれば、マスクの移
動態様及び感応基板の移動態様の少なくとも一方に応
じ、投影光学系の光軸方向に関する感応基板の位置合わ
せ目標面の情報を調整し、感応基板の被露光面と前記目
標面とを合わせながら、又は、マスクのパターン像の結
像面を調整し、マスクのパターン像の結像面と感応基板
の被露光面を合わせて走査露光を行うので、高い露光精
度でパターン転写を行うことができる。
型露光装置によれば、記憶装置に記憶された基準情報に
基づいて、走査露光中において、投影光学系の光軸方向
に関する感応基板の位置合わせ目標位置を変化させなが
ら走査露光を行うので、感応基板の被露光領域をベスト
フォーカス面に維持し、高い露光精度でパターン転写を
行うことができる。
す図である。
図である。
準情報及び第2基準情報の測定の原理を説明するための
図である。
準情報及び第2基準情報の収集処理のフローチャートで
ある。
ーチャートである。
ーチャートである。
の図である。
(X,Y)との関係を示すグラフである。
準情報及び第2基準情報の収集処理のフローチャートで
ある。
ローチャートである。
ローチャートである。
2基準情報の収集時の転写パターンを説明するための図
である。
基準情報及び第2基準情報の収集処理のフローチャート
である。
フローチャートである。
2基準情報の収集時の転写パターンを説明するための図
である。
Claims (17)
- 【請求項1】 マスクと感応基板とを同期移動しつつ、
前記マスクに形成されたパターンを投影光学系を介して
前記感応基板上に転写する走査露光方法において、 前記マスク及び前記感応基板の少なくとも一方の同期移
動の態様に応じ、前記投影光学系の光軸方向に関する前
記感応基板の位置合わせ目標面の情報を調整し、前記感
応基板の被露光面と前記目標面とを合わせながら走査露
光を行うことを特徴とする走査露光方法。 - 【請求項2】 マスクと感応基板とを同期移動しつつ、
前記マスクに形成されたパターンを投影光学系を介して
前記感応基板上に転写する走査露光方法において、 前記マスク及び前記感応基板の少なくとも一方の同期移
動の態様に応じ、前記マスクのパターン像の結像面を調
整し、前記マスクのパターン像の結像面と前記感応基板
の被露光面を合わせながら走査露光を行うことを特徴と
する走査露光方法。 - 【請求項3】 前記感応基板の前記投影光学系の光軸方
向に対する傾きを調整しながら前記走査露光が行われる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の走査露光方
法。 - 【請求項4】 前記同期移動の態様には、前記マスクの
同期移動方向及び同期移動速度の少なくとも一つが含ま
れることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査露光
方法。 - 【請求項5】 前記同期移動の態様には、前記感応基板
の同期移動方向及び同期移動速度の少なくとも一方が含
まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査露
光方法。 - 【請求項6】 前記目標面の情報は、前記同期移動中に
おける前記マスクの位置に対応した情報であることを特
徴とする請求項1に記載の走査露光方法。 - 【請求項7】 前記目標面の情報は、前記同期移動中に
おける前記感応基板の位置に対応した情報であることを
特徴とする請求項1に記載の走査露光方法。 - 【請求項8】 前記感応基板を露光するのに先立って、
同期移動における前記マスク及び前記感応基板の少なく
とも一方の同期移動の態様に応じて前記調整を行うため
の調整用情報を収集することを特徴とする請求項1又は
2に記載の走査露光方法。 - 【請求項9】 前記調整用情報は、走査露光における前
記マスクの同期移動方向ごとの前記感応基板の被露光面
の前記投影光学系の光軸方向の位置合わせ目標面に関す
る基準情報であることを特徴とする請求項8に記載の走
査露光方法。 - 【請求項10】 前記同期移動方向ごとの前記基準情報
は、前記同期移動方向に応じて所定マスクを移動させ、
該所定マスクのパターンの投影像に関する情報を前記投
影光学系の光軸方向の複数の位置で求め、該求められた
投影像に関する情報に基づいて決定されることを特徴と
する請求項9に記載の走査露光方法。 - 【請求項11】 前記所定マスクには、前記マスクの同
期移動方向に沿って複数の所定のパターンが形成されて
いることを特徴とする請求項10に記載の走査露光方
法。 - 【請求項12】 前記所定マスクのパターンの投影像に
関する情報は、前記所定マスクのパターンを所定の感応
基板上に転写し、該所定の感応基板上に転写されたパタ
ーンを計測することによって求められることを特徴とす
る請求項10に記載の走査露光方法。 - 【請求項13】 前記所定マスクのパターンの前記所定
の感応基板への転写は、前記投影光学系の光軸方向の複
数の位置のそれぞれで、前記移動方向での走査露光を順
次行うことによって行われることを特徴とする請求項1
2に記載の走査露光方法。 - 【請求項14】 前記移動方向は、第1の方向及び前記
第1の方向と逆方向である第2の方向であることを特徴
とする請求項9に記載の走査露光方法。 - 【請求項15】 マスクと感応基板とを同期移動しつ
つ、前記マスクに形成されたパターンを投影光学系を介
して前記感応基板上に転写する走査型露光装置であっ
て、 前記感応基板を保持し、第1方向及び前記第1方向とは
異なる第2方向に移動可能な基板ステージと;前記基板
ステージを前記第1方向に沿って移動させながら前記感
応基板を走査露光するときに、前記投影光学系の光軸方
向について前記感応基板の被露光面の位置合わせをする
ための目標位置に関する第1基準情報と、前記基板ステ
ージを前記第2方向に沿って移動させながら前記感応基
板を走査露光するときに、前記投影光学系の光軸方向に
ついて前記感応基板の被露光面の位置合わせをするため
の目標位置に関する第2基準情報とを記憶する記憶装置
と;前記感応基板上の検出点における前記感応基板表面
の前記光軸方向に関する位置情報を検出する検出系と;
同期移動中に、前記記憶装置に記憶された情報と前記検
出系での検出結果とに基づいて、前記感応基板の被露光
面を設定する基板駆動機とを備える走査型露光装置。 - 【請求項16】 前記検出系により検出される位置情報
は、前記光軸方向に関する前記感応基板表面の位置と目
標位置との偏差であって、前記記憶装置に記憶された情
報に基づいて、前記基板駆動機が前記検出系の目標位置
を変更することを特徴とする請求項15に記載の走査型
露光装置。 - 【請求項17】 前記基板駆動機は、前記記憶装置に記
憶された情報に基づいて前記検出系によって検出された
位置情報を補正し、該補正された位置情報に基づいて、
前記感応基板の被露光面を設定することを特徴とする請
求項15に記載の走査型露光装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9339349A JPH11162832A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 走査露光方法及び走査型露光装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP9339349A JPH11162832A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 走査露光方法及び走査型露光装置 |
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| JPH11162832A true JPH11162832A (ja) | 1999-06-18 |
| JPH11162832A5 JPH11162832A5 (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=18326621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9339349A Pending JPH11162832A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 走査露光方法及び走査型露光装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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