JPH11165080A - ピペットガン - Google Patents

ピペットガン

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JPH11165080A
JPH11165080A JP27864498A JP27864498A JPH11165080A JP H11165080 A JPH11165080 A JP H11165080A JP 27864498 A JP27864498 A JP 27864498A JP 27864498 A JP27864498 A JP 27864498A JP H11165080 A JPH11165080 A JP H11165080A
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pipette
valve
flow rate
gun
flow
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Timothy Paul Steele
ポール スティール ティモシー
James William Kenney
ウィリアム ケニー ジェイムズ
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Becton Dickinson and Co
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02—Burettes; Pipettes
    • B01L3/021—Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02—Burettes; Pipettes
    • B01L3/021—Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids
    • B01L3/0213—Accessories for glass pipettes; Gun-type pipettes, e.g. safety devices, pumps

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  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピペットに液体を引き込み、ピペットからこ
れを送出するための、可変流量バルブ・アセンブリを具
えたピペットガンを提供する。 【解決手段】 このバルブ・アセンブリは複数の流量を
設定可能なバルブを具え、このバルブは、ピペット操作
の際に第1の空気流量とこれよりも大きい第2の空気流
量との間で漸進的に調節可能であり、且つピペット操作
の際に前記第2流量よりも実質的に大きい第3流量まで
は非漸進的に調節可能である。このバルブ・アセンブリ
は、更に、スプリング式の止め金の形のしきい値検出器
を具え、これはオペレータにピペットガンが大きい流量
即ち「高速モード」で作動していることを知らせる機能
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広義には、ピペッ
トに液体を引き込みそして排出するための装置に関す
る。詳しくは、本発明は、ピペットから液体を種々の流
量で排出することが可能な改良されたピペットガンに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば研究室等では、種々の方法でピペ
ットによる流体の操作が行われている。種々の機械的な
ピペット装置のお陰で、口を用いた伝統的なピペット技
術は行われなくなった。真空と空気圧を用いて流体を吸
い込んで排出するピペットガン等の種々の機械的ピペッ
ト装置が知られており、これによれば、例えば液体がピ
ペットに吸引され、そこから押し出される。代表的なピ
ペットガンは、一端が実験用ピペットに連通し、他端が
離れた場所に設けられた空気圧源に接続された手持ち式
ユニットである。このピペットガンの内部に設置された
トリガ操作のバルブによって、ガンを通ってピペットに
達する気流が調整され、ピペットを通じての液体の吸引
と排出が制御される。オペレータは、ピペットガンの正
圧トリガ又は負圧トリガを押すことによって、ピペット
への気流を調整する。圧力の大きさは、ピペットガンの
ハウジングの内部に設置されたバルブによって予め定め
られ且つ制御される。或るピペットガンには、種々の長
さと直径のピペットと連携して連通するように、汎用の
ノーズピース・アタッチメントが設けられている。
【0003】米国特許5,214,968 には、持ち運び可能な
ピペットガンが図示され、説明されている。このピペッ
トガンはトリガによって操作される一対のバルブを具え
ている。このバルブの選択的な操作によってポータブル
型のポンプが始動し、真空を作り出して液体をピペット
に引き込み、又は圧力を生成して液体をピペットから排
出する。しかし、このピペットガンは流速を変えること
はできない。
【0004】このようなピペットガンを実際に使用する
際に、流速を変えてピペットに流体を出し入れする流量
を制御可能にすることが望ましい。例えば、小さなピペ
ットに液体のサンプルを精密に計量するためには小流量
が望ましいが、大きなピペットの場合には小流量では効
率が悪い。ピペットを流れる液体の流量を変えることの
できるピペットガンは従来から知られている。例えば、
加圧ポンプに速度制御機構を組み入れて、圧力源の気圧
を変えるように制御することは公知である。しかし、こ
のポンプのモータ速度が速くなるとポンプが不規則に作
動する傾向があり、ピペットを通じて流れる流量が一時
的に乱れ、ピペットによる計量の精度に誤差を生じる。
【0005】米国特許3,963,061 は、定圧源からピペッ
トに印加される圧力を連続して変化可能に制御するため
の調節可能なバルブを具えた、液体のピペット操作に便
利な従来型のピペットガンを開示している。このピペッ
トガンは、ほぼピストルのグリップ形状をした握り部分
とピペット支持部分とを具えている。このピペットガン
は真空源と空気圧源とに接続されている。握り部分は二
つのトリガ作動型バルブを有するバルブ・アセンブリを
具えている。一方のバルブを作動させると、真空源とピ
ペット支持部分との間が連通し、これに接続されたピペ
ットに液体を引き込む。他方のバルブを作動させると、
気圧源とピペットとの間が連通し、ピペット内に入って
いる液体をそこから排出する。ピペットを通じての液体
の流量は、ガンのトリガを押し込む程度を限定すること
によって制御される。このようにして、オペレータはト
リガを完全に押し込むことによってピペットの主要部分
を迅速に満たしたり空にしたり、又は、トリガを僅かに
押し込むことによってピペットに対してゆっくりと計量
することができる。
【0006】この3,963,061 特許に開示されたピペット
ガンにおいては、トリガの作動経路即ち押し込みストロ
ークに応じて液体の流量の全範囲が得られる。しかし、
液体の流量の範囲が広いこととトリガの作動経路が限定
されていることから、このピペットガンにおいては、ト
リガを僅かに動かしただけで、液体の流量が大きく変化
し、その結果、効率的なピペット操作ができない。更
に、流量が所望の値を超える時を、オペレータが決める
指標がない。
【0007】番号を引用することによって本明細書に組
み入れられている米国特許5,294,405 には、広範囲の液
体流量に対応する改良されたピペットガンが開示され、
これは液体流量を制御するための調節可能なバルブを具
えることによって、それ以前の装置の「ピストン効果」
を回避している。この5,294,405 特許に開示されている
ピペットガンにおいては、気圧を制御して液体をピペッ
トに出し入れする際の流れを制御するバルブによって、
複数の流量を調節することができる。これらのバルブは
バルブ・チャンバ内を長手方向にスライドする。バルブ
はバルブ・チャンバを周囲の空気から遮断することによ
って、気圧源からバルブ・チャンバに向かう気圧をピペ
ット内に押し込むように作動する。この調節可能なバル
ブが、例えば低速、中速、又は高速の流量の任意の一つ
に合わせて設定されると、ピペットはその流量で満たさ
れ或いは空にされる。更に、バルブ本体に沿ってテーパ
ー付きの溝を設けることによって、トリガのストローク
につれて漸進的にガンの流量を増加させ、ピペットに向
かう気流の量を変えることもできる。しかし、このピペ
ットガンは、種々の流量で流体をピペット計量するのに
非常に有用ではあるが、ピペットから液体を排出する際
には漏洩の危険性があるためにピペット計量が不正確に
なるので、一つの流量から別の流量に効率的に変更する
ことができない。更に、このバルブとバルブ・チャンバ
とはプラスチック材料で構成されることが多いので、こ
のバルブがトリガの全ストロークにわたってチャンバと
周囲の空気との流通を遮断しようとする際に、効果的な
気密シールを行うことができず、したがってピペット・
ガンの効率が低下する。その上、トリガの全ストローク
にわたって流量を漸増させることはできるが、流量が所
望のしきい値を超える時を、オペレータが決める指標が
ない。
【0008】広範囲の流量に対応し、任意の特定のトリ
ガ設定における一つの流量のみを使用するように構成さ
れたピペットガンは有用であるが、特に液体の排出の際
に容器内へのピペットによる計量を行いながら容器の側
壁に付着した細胞や粒子の除去即ち「洗い流し」を行う
場合には、液体の流量を著しく増加させることが望まし
いことが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、種々の第
1の流量で液体をピペットによって計量することのでき
るピペット装置であって、バルブ手段の作動する長さに
わたって流量が漸進的に変化する従来の可変速度ピペッ
ト装置に関わる問題を生じることのない、ピペット計量
の際に第1の流量より大きい第2の流量に調節すること
ができると共に、第1流量とこれよりも大きい第2流量
との間のしきい値に到達した時期を識別することのでき
るピペット装置に対する要望が存在することは明らかで
ある。
【0010】本発明の一つの目的は、次第に変化する空
気の流量と、従来の空気流量よりも実質的に大きい、明
らかに非漸進的に変化する空気流量でピペットに液体を
引き込み且つそこから排出することが可能な改良された
ピペットガンを提供することにある。
【0011】本発明の別の目的は、空気流量が第1の空
気流量からこの第1空気流量とは異なる第2の空気流量
に変化した時期を検出することのできるピペットガンを
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】これらのそして他の目的
は、流体をピペットに入れたりそこから排出したりする
ための本発明のピペットガンによって得られ、これはガ
ン・ハウジングと、ピペットを該ハウジングに支持する
ために、該ハウジングと連結されたピペット支持体と、
空気圧流をピペットに選択的に供給して流体のピペット
作用を行うために、前記ピペット支持体と連通した空気
圧供給手段と、ピペットに供給される前記空気圧の流量
を調整するための、前記ハウジングに支持された調整手
段とを具えている。この調整手段は、手動操作のトリガ
で動かされるバルブを具え、該バルブは、第1の空気流
量からこの第1空気流量よりも大きい第2の空気流量ま
で、前記空気流量を漸進的に変化させるように連続的に
移動可能であり、前記バルブは最終位置まで移動可能で
あり、そこで前記空気流量を前記第2流量からこの第2
流量よりも実質的に大きい第3流量まで非漸進的に変化
させる。
【0013】このバルブは、複数の離散的な位置に選択
的に調節可能であり、それによって複数の異なる空気流
量が選択的に設定される。空気圧供給手段は、空気圧源
と、該空気圧源と前記ピペット支持体との間の空気導管
とを具え、前記バルブが前記空気圧源と前記ピペットと
の間に前記導管に沿って介在している。このバルブは、
空気流量を変えることができるように前記導管と整合可
能なバルブ開口を具えている。このバルブ開口は細長
く、その長さに沿って漸進的に大きくなる開口寸法を有
し、これによって空気の流量を第1流量から第2流量ま
で漸進的に変化させることができる。
【0014】このピペットガンは、更に、バルブを収容
するバルブ・チャンバを具えており、このバルブ・チャ
ンバはバルブを漸進的に運動させるように収容する開口
を有している。ゴム製のOリング等の弾性シール手段が
バルブ・チャンバに隣接して設けられ、バルブがその最
終位置まで移動した際にチャンバ開口をシールするよう
にしている。バルブのこの最終位置への動きによって、
第3の空気流量が得られる。
【0015】更に、手動操作型のトリガで動かされるバ
ルブに係合するスプリング式止め金が設けられている。
このスプリング式止め金は、バルブがその最終位置に達
した時期を検出する手段を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図9には本発明のピペット
ガンが示されている。ピペットガン10は、これに取付
けられたピペット支持体80を有する中空の本体11を
具えている。この本体11は、従来から公知の任意の材
料で作ることができる。この本体11は、互いにねじ1
2によって固定される二つの別個の半体11aと11b
として成形されたプラスチック材料で構成されることが
好ましい。最も好ましい例では、この本体11は外面に
艶消し仕上げを施され、手100で取り扱い易い滑り止
め表面を提供している。
【0017】ピペット支持体80は円筒状の外側ハウジ
ング82を具え、その上方部分は細くなってねじ山を具
え、ピペットガン10の本体11のアーム18における
これと補完的な部分の内部に係合可能になっている。ピ
ペットガン10は、更に、ピペット支持体80をこれに
係合させ取り外し可能に固定するピペット支持体レリー
ズ85を具えている。ピペット支持体80の内面はゴム
等の摩擦性弾性材料で作られたハウジングを有し、ピペ
ット支持体の下端から上端に向かって内向きのテーパー
が付いている。ピペット支持体80の内面は、種々のサ
イズのピペット90と選択的に係合して、これを摩擦力
によって保持するような形状に作られている。共通に譲
渡された米国特許5,563,356 に開示されているように、
ピペット支持体80は、望まないのに使用中にピペット
支持体に引き込まれる液体を濾過するためのフィルタ・
アセンブリも具えている。
【0018】ピペットガン10は本体11によって支え
られた調整手段を具え、これはピペット90への空気の
流れを調整する機能を有する。図2と図3に示されてい
るように、ピペットガン10は、本体11内にバルブ・
アセンブリ20の形の調整手段を具えている。バルブ・
アセンブリ20の一部分20aは圧力ダクト23を介し
て正圧源(図示しない)に、真空ダクト24を介して負
圧源即ち真空源(図示しない)に接続され、反対側の部
分はピペット流路ダクト25に接続されている。空気圧
源と真空源とは本体11の外部に設けられてもよく、又
は、好ましくは公知のように本体11の内部に直接組み
込まれてもよい。この空気圧源は、正圧と負圧を選択的
に供給可能な単一の供給源であることが最も好ましい。
ピペット流路ダクト25は、一端25aでバルブ・アセ
ンブリ20に接続され、ピペットガン10の本体11を
通じて延在し、第2端25bにおいてピペット支持体8
0に接続されている。したがって、このピペット流路ダ
クト25を通じて、バルブ・アセンブリ20とピペット
支持体80に取付けられたピペット90との間を流体が
流れることができる。
【0019】図4〜図6に詳細に示されているように、
バルブ・アセンブリ20は、開放端を有する一対の細長
いバルブ・チャンバ50を有するアセンブリ本体21を
具えている。バルブ・チャンバ50は、開放端58を有
するチャンバ孔51を形成するほぼ円筒形をなすバルブ
・チャンバ壁52を具え長手方向に延びた形状を有す
る。バルブ・チャンバ壁52はバルブ・アセンブリ20
から外側に延びて延長スリーブ57を形成している。バ
ルブ・チャンバ50はその一部分にバルブ・チャンバ壁
52を貫通する流路ポート55を具え、更に、その反対
側の部分にバルブ・チャンバ壁52を貫通するダクト開
口53を具えている。バルブ・チャンバ50は圧力ダク
ト23と真空ダクト24に装着されるような形に作ら
れ、チャンバの孔51と、圧力ダクト23又は真空ダク
ト24と接続されている空気圧源又は真空源との間をダ
クト開口53を介して流体的に連通させている。流路ポ
ート55はピペット流路ダクト25に装着されるような
形に作られ、チャンバ孔51とピペット支持体80に取
付けられているピペット90との間がチャンバ流路開口
54を介して流体的に連通している。好適実施例におい
ては、ピペット流路ダクト25は、図4に示されるよう
にダクト延長部26を具え、これを貫通して延長導管2
7が設けられている。この延長導管27は流路ポート5
5に取付けられ、これによって延長導管27を介してチ
ャンバ流路開口54とピペット流路ダクト25との間が
流体的に連通している。
【0020】本発明によれば、バルブ・アセンブリ20
は二つのバルブ30を収容するための二つの別個のバル
ブ・チャンバ50を具えている。一方のバルブ・チャン
バはピペット90と正圧源(図示しない)との間の気流
を調整し、他方のバルブ・チャンバはピペット90と負
圧源即ち真空源(図示しない)との間の気流を調整す
る。これらのバルブ・チャンバは図においては同じ符号
で示されている。しかし、バルブ・トリガ31は(更に
詳しく述べるように)、符号31′と31″とで示され
て、加圧用バルブ・トリガと真空用バルブ・トリガとを
それぞれ区別している。二つの別個のバルブ・チャンバ
30を組み込んだ実施例においては、一方のバルブ・チ
ャンバ30は、真空源(図示しない)に接続された真空
ダクト24にダクト開口53を介して接続され、他方の
バルブ・チャンバ30は、空気圧源(図示しない)に接
続された圧力ダクト23にダクト開口53を介して接続
されている。こうして、後に詳述するように、一方のバ
ルブ・エレメントはピペット90に真空を形成するため
の手段を提供し、他方のバルブ・エレメントはピペット
90に正圧を形成するための手段を提供する。好適実施
例においては、ピペット流路ダクト25は図4に示すダ
クト延長部26を具え、これを通って延長導管27が延
在している。二つのバルブ・チャンバを組み込んだ実施
例においては、この延長導管27が両方のバルブ・チャ
ンバのチャンバ流路開口54に接続し、これによって両
方のバルブ・チャンバ50をチャンバ流路開口54を介
してピペット流路ダクト25に接続している。
【0021】バルブ・アセンブリ20は、更に、バルブ
・チャンバ50のチャンバ孔51内に位置するバルブ3
0を具えている。このバルブ30は、バルブ軸部30a
と手動で作動可能なバルブ・トリガ31とを具えてい
る。バルブ軸部30aはチャンバ孔51内に長手方向に
延在し、バルブ面35に沿ってスライド可能に係合して
いる。バルブ・トリガ31は、アセンブリ本体21の外
側に延在し、且つ一部がハウジング本体11の外側に出
ている。バルブ・トリガ31は、本体11の内部に位置
するバルブ・トリガ・リム32を具え、これによって、
バルブ・トリガ31をピペットガンの内部の所定位置に
保持するための手段が提供される。バルブ・トリガ31
は手動で押し込み可能であり、バルブ軸部30aを長手
方向にスライドさせてチャンバ孔51の中に入れること
ができる。バルブ・アセンブリ20は、更に、バルブ軸
部30aの周囲に位置してバルブ・トリガ・リム32と
アセンブリ本体21との間に保持されているコイル・ス
プリング34を具えている。このスプリング34は、弾
発付勢力をバルブ・トリガ31に作用させている。バル
ブ・トリガ31はこのスプリング34の付勢力に抗し
て、図1に示された第1の非作動位置から図2に示され
た第2の部分的作動位置まで動くことができる。ピペッ
トガンの作用に関して更に詳述するように、バルブ30
が作動した後にトリガ31が解放されると、スプリング
34はバルブ軸部30aとバルブ・トリガ31とをそれ
ぞれの非作動位置に復帰させる。
【0022】バルブ30は、圧力チャンバ流路開口54
において流路ポート55に密閉係合し、バルブ面35が
流路ポート55に接触した際に開口54を密閉シールす
るための手段を提供する。流路ポート55は、このよう
な密閉係合を行うために、ゴム製の「Oリング」等のシ
ール手段を具えていることが望ましい。
【0023】図5と図6に詳しく示されているように、
バルブ30は三つのバルブ面35を形成するほぼ三角形
状の断面形状を有する。この実施例は三つのバルブ面3
5を具えているが、バルブ30は任意の数のバルブ面3
5を持つことができ、そのそれぞれが後述するように別
々の流量を与えるようにしてもよい。
【0024】バルブ30のバルブ軸部30aは、バルブ
面35の長さに沿って延在する細長い溝付き部分33を
具えている。この溝33はバルブ30の各面の長さに沿
って延在している。バルブ面35の長さに沿って延在す
る各溝33は、他の溝33とは異なるサイズ又は寸法、
即ち幅又は深さを持っている。こうして、後述するよう
に、各溝33はチャンバ孔51とチャンバ流路開口54
との間に異なるレベルの流体的連通を提供する。
【0025】バルブ30はチャンバ孔51の内部をスラ
イド可能なので、バルブ面35はバルブ面35の長さに
沿って流路ポート55に係合する。バルブ30が作動し
てチャンバ孔51内を長手方向にスライドすると、バル
ブ面35は、流路ポート55に接触してこれに密閉係合
し、チャンバの流路開口54をシールする第1位置か
ら、バルブ面35の溝33が流路ポート55従ってチャ
ンバの流路開口54と一線上に並んで整合する第2位置
までスライドする。バルブ面35の長さに沿って溝33
を設けたことによって、この溝33が流路ポート55に
一致すると、チャンバ流路開口54とチャンバ孔51と
の間に、溝33を介して流体的連通が形成される。
【0026】上述のように、バルブ30は複数のバルブ
面35を具えている。この実施例では、各バルブ面35
はピペットガン10に対して異なる流量を与えることが
できる。例えば、バルブ面35の一つは狭い幅及び/又
は浅い深さを有する長手方向の溝33を具え、別のバル
ブ面35は少し広い幅及び/又は深い深さの溝33を有
し、第3のバルブ面35は更に少し広い幅及び/又は深
い深さを有するようにしてもよい。この第1の小さい溝
33は低い流量を与え、第2と第3の溝は漸進的に増加
する流量を与える。この好適実施例では、バルブ30は
長手方向の中心軸を中心に回転可能であり、バルブ30
が回転するとバルブ面35の一つが流路ポート55に係
合する。更に、バルブ30にはバルブ・トリガ31が固
定されていることが望ましい。これによって、バルブ・
トリガ31を複数のトリガ位置の間を回転させることに
よって、バルブ30はその長手方向軸を中心に回転し、
各バルブ面35と流路ポート55とが交互に係合する。
こうして、複数の離散的なトリガ位置において異なる空
気流量が与えられるので、各トリガ位置に対して、種々
のレベルの流量が得られる。更に、バルブ・トリガ31
の外周面には指標が設けられ、オペレータに対してバル
ブ・トリガがどの流量に設定されたのかを示す。例え
ば、指標S,M,Fがバルブ・トリガ31の表面に設け
られ、それぞれ、低、中、高の流量設定を表す。
【0027】図5と図7に示されているように、溝33
は小溝部分33aから漸進的に大きくなる溝部分33b
まで徐々に傾斜している。溝33がチャンバ流路開口5
4に整合すると、大きい溝部分33bは、チャンバ流路
開口54とチャンバ孔51との間に小さい溝部分33a
よりも大量の流体的連通を可能にする。大きい溝部分3
3bがチャンバ流路開口54に整合すると、より大きな
流体的連通が生じて大きな空気流量が得られる。更に、
溝33は小さい溝部分33aから大きい溝部分33bま
で漸進的に傾斜しているので、溝33の長さに沿ってバ
ルブ・チャンバ50とチャンバ流路開口54との間に漸
進的に増加する流体連通が得られ、作動の際に次第に変
化する流量が得られる。更に、前述したように複数のバ
ルブ面35が使用されている場合には、各バルブ面35
の各溝33は傾斜した溝33を具えることができ、種々
の全般的な流量においてバルブ・チャンバ50とチャン
バ流路開口54との間に変化しながら増加する流体的連
通が与えられる。溝33は段付き形状のものでもよく、
小さい溝部分から大きい溝部分まで漸進的に推移するの
ではなく、段差的に変化するようにすることもできる。
【0028】前述のように、延長スリーブ57がチャン
バ壁52とバルブ・アセンブリ20から延びている。バ
ルブ軸部30aは延長スリーブ57内に延び、チャンバ
孔51の内部でスライド可能である。図7に示すよう
に、バルブ軸部30aは更に、バルブ・チャンバ50の
チャンバ壁52の内面に係合する軸部分30bを具えて
いる。この係合によってチャンバ50は閉鎖されるが、
係合箇所は効果的にシールされていないので、チャンバ
50内の空気は周囲の空気中に出て行くことが可能であ
る。こうして、高流量を得るためにバルブ・トリガ31
が完全に押し込まれても、バルブ・チャンバ50内の加
圧空気は、延長スリーブ57における軸部分30bとチ
ャンバ壁52との係合箇所で、まだ漏洩している。この
ために、流路開口54を通じる最大流量より少ない流量
しか得られない。本発明は、バルブ・チャンバ50を完
全にシールし、最大の流量まで流量を増加させることが
できる。このシールを行うために、バルブ30には、バ
ルブ・トリガ31のトリガ・リム32に隣接してバルブ
用Oリング39が設けられている。このバルブ用Oリン
グ39は、隣接する部材同士の間の密閉係合を確立する
ことのできる材料で作られている。好ましくは、バルブ
用Oリング39は、ゴムその他の弾性材料で作られてい
る。バルブ用Oリング39は、バルブ・トリガ31が完
全に押し込まれた場合に、バルブ用Oリング39が延長
スリーブ57に密閉係合するように位置決めされてい
る。この密閉係合によってバルブ・チャンバ50を環境
空気から効果的にシールすることができ、バルブ・トリ
ガ31が完全に押し込まれた場合、内部の空気と環境空
気との通気が防がれる。こうして、バルブ用Oリング3
9によってバルブ・チャンバ50がシールされるので、
空気流量が漸進的に変化することがなくなり、以前の流
量よりも実質的に大きい流量が得られる。このように、
バルブ用Oリング39を加圧用トリガ31′と共に使用
する場合には、空気圧源によってバルブ・チャンバ50
に供給される気圧は、全部がピペット流路ダクト25を
通じてピペット90だけに向けられ、バルブ用Oリング
39が延長スリーブ57に密閉係合しない場合にバルブ
30の経路に沿って生じる流量よりも多くの有効流量
が、ピペット90のために得られる。更に、真空トリガ
31″と共に使用されるバルブ用Oリング39が設けら
れている場合には、真空源によってバルブ・チャンバ5
0に供給される真空は、全部がピペット流路ダクト25
を通じてピペット90だけに向けられ、バルブ用Oリン
グ39が延長スリーブ57に密閉係合しない場合にバル
ブ30の経路に沿って生じる流量よりも多くの有効真空
流量が、ピペット90のために得られる。
【0029】バルブ・アセンブリ20は、バルブ・トリ
ガ・リム32に係合可能なスプリング式止め金70の形
状のしきい値検出器を具えている。このスプリング式止
め金70はバルブ・アセンブリ70と共に使用されて、
バルブ30がバルブ・チャンバ50の内部を長手方向に
小溝部分33aを超えて大溝部分33bまで移動して、
バルブ用Oリング39が延長スリーブ57と密閉係合し
た場合に、バルブ・トリガ・リム32に係合する。こう
して、スプリング式止め金70は、大溝部分33bが流
路ポート55とチャンバ流路ポート54とに整合し、空
気がシールされて環境空気との通気が絶たれ、多くの流
量がピペット90に与えられた時期を検出する手段を提
供し、したがって、流量のしきい値を検出するための手
段を提供する。好ましくは、スプリング式止め金70は
頂部70aを具え、バルブ・トリガ・リム32と係合し
た場合にクリックを生じて、ピペットガンのオペレータ
がこれを聞き取ったりその感触を感知することができる
ようになっている。それぞれが異なるサイズの溝33を
具えた複数のバルブ面35を組み入れた実施例において
は、小溝部分33aと大溝部分33bとの間の移行点
は、バルブ30の長手方向軸を中心に外周面に一線上に
並び、設定の如何に関わらず、即ちどのバルブ面35が
選ばれた場合でも、スプリング式止め金70が、大溝部
分33bが流路ポート55と一致してバルブ用Oリング
39が延長スリーブ57と密閉係合したことを検出する
ための手段を常に提供することが望ましい。ここでは、
スプリング式止め金70は加圧トリガ31′のバルブ・
トリガ・リム32に係合可能な実施例として示されてい
るが、このスプリング式止め金70は加圧バルブと真空
バルブとを組み入れたピペットガンにおいて真空トリガ
31″と連携して使用することも可能である。
【0030】バルブ・アセンブリ20は、延長スリーブ
57とチャンバ孔51に隣接してそこから延在する肩部
29を具えている。この肩部29はバルブ・アセンブリ
20から延びて、バルブ・トリガ31が完全に押し込ま
れないように、バルブ・トリガ31のバルブ・トリガ・
リム32に接触することができる。バルブ・トリガ31
が押し込まれてバルブ・トリガ・リム32が肩部29に
接触する場合、肩部29はストッパ面を提供し、バルブ
30がチャンバ孔51内に更に移動しないようにし、バ
ルブ用Oリング39が延長スリーブ57に接触して密閉
係合しないようにし、これによってバルブ・チャンバ5
0が環境空気から遮断されないように防いでいる。この
ように、肩部29は、バルブ30がピペットガン10を
最大の流量で作動させないように防ぐ有効なストッパー
を提供する。バルブ・トリガ31は、更に、バルブ・ト
リガ・リム32を肩部29に係合させないようにする構
造、例えばバルブ・トリガ・リム32からバルブ・トリ
ガ31を通じて延在する肩部切り欠き38を具えること
もできる。この肩部切り欠き38は肩部29を収容可能
であり、これによって、バルブ・トリガ31の完全な押
し込みを可能にし、チャンバ孔51内でのバルブ30の
最大の変位を許容し、更にバルブ用Oリング39と延長
スリーブ57との密閉係合を可能する。上述のように、
バルブ30は複数のバルブ面35を具え、各バルブ面は
ピペットガン10に種々の異なる流量を与えることがで
きる。更に、バルブ・トリガ31を回転させるとバルブ
30が回転し、バルブ面35と各流路ポート55とを交
互に係合させ、種々の流量の中から所望のものを選ぶこ
とができる。本発明によれば、バルブ・トリガ31は、
任意のバルブ・トリガ設定時に肩部29に係合可能な肩
部切り欠き38を具え、種々のレベルの流量を与えるこ
とができる。例えば、バルブ・トリガ31を回転させて
特定の流量を選ぶときに、バルブ・トリガ31が完全に
押し込まれると肩部切り欠き38は肩部29に係合し、
一方、肩部切り欠き38は他の特定の流量に対しては設
けらておられず、これによって、バルブ・トリガ・リム
32が肩部29に当接して、バルブ・トリガ31が完全
に押し込まれることが防がれる。こうして、幾つかの全
般的流量設定においては完全な流量が得られるが、他の
全般的流量設定においては完全な流量は見られない。更
に、空気圧と真空圧のそれぞれの制御のために、別々の
バルブ・トリガ31′と31″とが用いられているが、
肩部切り欠き38は加圧バルブ・トリガ31′又は真空
トリガ31″のいずれに設けられてもよい。更に、或る
全般的流量設定において(スプリング式止め金70によ
って)完全な流量が得られ且つ検出されるが他の設定に
おいては得られないように、肩部切り欠き38がスプリ
ング式止め金70と連携してバルブ・アセンブリに組み
入れられている。最も好ましい応用例においては、ピペ
ットガン10は加圧トリガ31′と真空トリガ31″と
を具え、それれぞれが三つの異なる全般的流量設定、即
ち低速、中速、高速に変更可能であり、肩部切り欠き3
8は高速設定の場合のみに真空トリガ31″と共に使用
されるように組み込まれ、スプリング式止め金70は加
圧トリガ31′と共に使用されるように組み込まれてい
る。この実施例では、ピペット90に液体を引き込むた
めの高速設定の際にだけ完全な負圧即ち真空が得られ、
ピペット90から液体を排出する場合の低速、中速又は
高速設定の際には完全な正圧が得られ、更に、ピペット
90から液体を排出する際に、完全な正圧が達成された
時期に関する指標が提供される。
【0031】図10は、米国特許5,294,405 に開示され
ている従来技術のピペットガンの流量とトリガの押し込
み量との関係をプロットしたグラフを示す。線11
0′、120′及び130′は、それぞれ、低速、中
速、高速の流量でのピペットガン上のトリガの設定を表
している。これら流量の速度は、前述のようにバルブ面
の溝のサイズによって決められ、低速設定の場合には緩
やかにテーパーの付いた小さな溝によって可変的な全般
的低速流量を与え、これよりも少し大きい溝は低速流量
よりも少し大きい可変的な全般的中速流量を与える。こ
れらの線110′、120′及び130′から判るよう
に、流量はトリガの押し込み量が増加するにつれて一定
のに割合で増加している。
【0032】図11は、本発明のピペットガンの流量と
トリガの押し込み量との関係をプロットしたグラフを示
す。線110、120及び130は、それぞれ、低速、
中速、高速の流量でのピペットガン上のトリガの設定を
表している。これから判るように、点150で示されて
いる或る距離だけトリガが押し込まれると、バルブ用O
リング39が延長スリーブ57と密閉係合し、チャンバ
51と環境空気との間の通気をシールする。このシール
によって、ピペット90と、どのバルブがその時に作動
しているかに応じて空気圧源又は真空源のいずれかとの
間が完全に被包される。このシールが生じると、図11
のグラフに点150で示されるように、ピペット90に
出入りする空気の流量が急激に増大する。こうして、増
加した流量が得られる。
【0033】図面を参照してこのピペットガンの操作を
説明する。操作の際に、ピペット90はピペット支持体
80によってピペットガン10に取付けられる。次にピ
ペット90の先端はピペットに引き込まれるべき液体の
中に浸けられる。そして、オペレータは真空バルブ用ト
リガ31″を押し込み、この真空トリガ31″に連携し
ているバルブ30を、チャンバ50のチャンバ孔51の
中で長手方向に移動即ち変位させる。この変位によっ
て、バルブ30は、バルブ面35が流路ポート55に密
閉係合しチャンバ流路開口54を被覆する第1位置か
ら、溝33が流路ポート55と整合する第2位置まで動
かされる。真空ダクト24によってチャンバ孔51と真
空源との間が流体的に連通しているので、チャンバ孔5
1内に真空が形成される。溝33と流路ポート55とが
整合しているので、チャンバ孔51と流路ポート55と
の間には溝33を介して流体経路が形成され、一方、こ
れはピペット流路ダクト25と流体的に連通し、したが
ってピペット90と連通している。こうして、チャンバ
孔51内の真空によって、ピペット90、ピペット支持
体80、ピペット流路ダクト25を経て孔51に入る流
体の流れが生じ、液体がピペット90内に引き込まれ
る。
【0034】所望量の液体がピペット90に引き込まれ
た後、真空バルブ用トリガ31″は解放され、スプリン
グ34による付勢力によって、真空バルブ用トリガ3
1″はそれに取付けられたバルブ30を元の位置に復帰
させ、これによってバルブ面35が流路ポート55をシ
ールし、バルブ・チャンバ51とチャンバ流路開口54
との間の流体連通経路を遮断する。
【0035】ピペット内に入った液体が排出されるべき
容器中にピペットを入れた後、図2に示すように加圧バ
ルブ用トリガ31′を一部だけ押し込む。この一部だけ
の押し込みによって、加圧用トリガ31′に連携してい
るバルブ30は、チャンバ50のチャンバ孔51内を長
手方向に変位即ち移動する。この変位によって、バルブ
30は、バルブ面35が流路ポート55に密閉係合しチ
ャンバ流路開口54を被覆する第1位置から、小溝部分
33aが流路ポート55と整合する第2位置まで動かさ
れる。圧力ダクト23によってチャンバ孔51と空気圧
源との間が流体的に連通しているので、チャンバ孔51
内に正の空気圧が形成される。小溝部分33aと流路ポ
ート55とが整合しているので、チャンバ孔51と流路
ポート55との間には小溝部分33aを介して流体経路
が形成され、一方、これはピペット流路ダクト25と流
体的に連通し、したがってピペット90と連通してい
る。こうして、図7に矢印Aで示されるように正の空気
圧経路が形成され、空気圧源からの正圧が圧力ダクト2
3を通り、ダクト開口53を通ってチャンバ孔51に入
り、小溝部分33aを横断し、流路ポート55とチャン
バ流路開口54を通り、延長導管27に入り、ピペット
流路ダクト25を通ってピペット90内に入る。更に、
前述のように、正の空気圧は図7に示すように、軸部3
0bと延長スリーブ39の開放端58との係合点におい
てバルブ・チャンバ50からも漏れる。ピペット90の
内部に正の空気圧が形成されると、ピペット内に入って
いる流体はそこから排出される。
【0036】ピペットの操作の際に、加圧用トリガ3
1′を更に押し込むことができ、これによってバルブ3
0をチャンバ孔51内に更に変位させ、流路ポート55
とテーパーの付いた小溝部分33aとを整合させること
ができる。小溝部分33aはテーパーが付いているの
で、そのサイズは徐々に大きくなり、チャンバ孔51と
チャンバ流路開口54との間の流体的連通の程度が増加
し、ピペットガン10を通る空気の流量が増大し、した
がってピペット90から排出される液体の流量が増加す
る。
【0037】更に、図3に示すように、液体のピペット
操作の際に加圧用トリガ31′は完全に押し込まれる。
このように完全に押し込まれると、バルブ30はチャン
バ孔51内で更に変位し、大溝部分33bが流路ポート
55に整合する。更に図8に示すように、加圧用トリガ
31′が完全に押し込まれると、バルブ用Oリング39
が延長スリーブ57に密閉係合し、正の空気圧の流れA
がバルブ・チャンバ50から漏れないように防ぐ。加圧
用トリガ31′が完全に押し込まれて大溝部分33bが
流路ポート55と整合し、バルブ用Oリング39が延長
スリーブ57と係合すると、バルブ・トリガ・リム32
は頂部70aを横切ってスプリング式止め金70に係合
して、ピペットガンのオペレータが手に感じ又は耳で聞
くことのできるクリックを生じる。大溝部分33bは小
溝部分33aよりも大きく、そしてバルブ用Oリング3
9がバルブ・チャンバ50をシールして漏洩を防ぐの
で、チャンバ孔51とチャンバ流路開口54との間に高
いレベルの流体的連通が形成され、ピペットから排出さ
れる流体の流量が増大する。トリガ・リム21がスプリ
ング式止め金70の頂部70aに係合する際にオペレー
タが感じ又は聞くことのできるクリックが生じるので、
ピペットガンが高い流量即ち「高速モード」で作動して
いることをオペレータに知らせることができる。
【0038】以上、好適実施例に基づいて本発明を説明
したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱するこ
となく、ここに図示され説明された構成に種々の変更を
加えることが可能なことは理解されるであろう。したが
って、本発明の開示範囲は特許請求の範囲に述べられた
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変流量型ピペットガンの斜視図であ
る。
【図2】図1のピペットガンの一部破断側面図であり、
第1作動位置にあるバルブ・アセンブリを示す。
【図3】図2と同様なピペットの一部破断側面図であ
り、第2作動位置にあるバルブ・アセンブリを示す。
【図4】図2と図3に示すバルブ・アセンブリの拡大斜
視図である。
【図5】図4に示すバルブ・アセンブリのスライド・バ
ルブの拡大斜視図である。
【図6】図5の6−6線に沿う端面図である。
【図7】空気圧源とピペットとの間の流体的連通が形成
された一つの位置における、本発明のバルブの作用を示
す模式図である。
【図8】第2の位置におけるバルブ・アセンブリの作用
を示す、図7と同様の模式図である。
【図9】ピペットと組み合わされて使用中の本発明の装
置の側面図である。
【図10】従来技術の場合のトリガの押し込み量とピペ
ットガンの流量との関係を示すグラフである。
【図11】本発明の場合のトリガの押し込み量とピペッ
トガンの流量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ピペットガン 11 本体 20 バルブ・アセンブリ 30 バルブ 31 バルブ・トリガ 50 バルブ・チャンバ 80 ピペット支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジェイムズ ウィリアム ケニー アメリカ合衆国 19008 ペンシルヴァニ ア州 ブルーマル ノース ケント ロー ド 2822

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体をピペットに入れたりそこから排出
    したりするためのピペットガンであって、 ガン・ハウジングとピペットを該ハウジングに支持する
    ために、該ハウジングと連結されたピペット支持体と、 空気圧流をピペットに選択的に供給して流体のピペット
    作用を行うために、前記ピペット支持体と連通した空気
    圧供給手段と、 ピペットに供給される前記空気圧の流量を調整するため
    の、前記ハウジングに支持された調整手段とを具え、 該調整手段は、手動操作のトリガで動かされるバルブを
    具え、 該バルブは、第1の空気流量からこの第1空気流量より
    も大きい第2の空気流量まで、前記空気流量を漸進的に
    変化させるように連続的に移動可能であり、 前記バルブは最終位置まで移動可能であり、そこで前記
    空気流量を前記第2流量からこの第2流量よりも実質的
    に大きい第3流量まで非漸進的に変化させる、ことを特
    徴とするピペットガン。
  2. 【請求項2】 前記バルブが、複数の離散的な位置に選
    択的に調節可能であり、それによって複数の異なる空気
    流量が選択的に設定される、ことを特徴とする請求項1
    に記載のピペットガン。
  3. 【請求項3】 空気圧供給手段が、空気圧源と、該空気
    圧源と前記ピペット支持体との間の空気導管とを具え、
    前記バルブが前記空気圧源と前記ピペットとの間に前記
    導管に沿って介在している、ことを特徴とする請求項1
    に記載のピペットガン。
  4. 【請求項4】 流体をピペットに入れたりそこから排出
    したりするためのピペットガンであって、 ガン・ハウジングとピペットを該ハウジングに支持する
    ために、該ハウジングと連結されたピペット支持体と、 空気圧流をピペットに選択的に供給して流体のピペット
    作用を行うために、前記ピペット支持体と連通した空気
    圧供給手段と、 前記ピペットと流体的に連通する第1ポートと前記空気
    圧供給手段と流体的に連通する第2ポートとを具えた開
    放端型バルブ・チャンバを有する前記ハウジングによっ
    て支えられたバルブ・アセンブリとを具え、該バルブ・
    アセンブリは前記バルブ・チャンバを通って前記第1ポ
    ートから第2ポートに達する空気流を形成することがで
    き、前記バルブ・アセンブリは、更に、バルブ・チャン
    バの開放端内に挿入されて長手方向に運動可能なバルブ
    軸部を有し、このバルブ軸部の長手方向の運動によって
    前記第1及び第2ポートの間の前記気流が調整され、前
    記バルブ・アセンブリは、更に、前記バルブ・チャンバ
    の前記開放端に係合可能なシール・エレメントを具え、 前記バルブ軸部を部分的に前記チャンバに挿入すること
    によって、前記第1及び第2ポートの間に第1の空気流
    量が得られ、前記バルブ軸部を完全に挿入することによ
    って、前記シール・エレメントが前記バルブ・チャンバ
    の前記開放端に係合し、これによって前記バルブ・チャ
    ンバの前記開放端が環境空気からシールされ、前記第1
    流量よりも大きい第2流量が得られるように構成されて
    いる、ことを特徴とするピペットガン。
  5. 【請求項5】 前記バルブ軸部が前記第1ポートに密閉
    係合する表面を具え、更に、該表面に沿って前記第1ポ
    ートと整合する長手方向の溝を具え、前記溝は第1寸法
    からこの第1寸法よりも大きい第2寸法まで漸進的に変
    化しており、前記バルブ軸部が長手方向に移動すると、
    該溝を通じて前記第1及び第2ポートの間に前記流体的
    連通が形成され、前記溝が第1寸法の場合には、前記第
    1空気流量を提供する第1レベルの流体的連通が得ら
    れ、前記溝が第2寸法の場合には、漸進的に変化する空
    気流量を提供する第2レベルの流体的連通が得られる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のピペットガン。
  6. 【請求項6】 前記バルブ軸部が複数の面を具え、これ
    らの各面はそれぞれ一つの溝を具え、前記バルブ軸部
    は、前記複数の面のそれぞれの前記溝を前記第1ポート
    に選択的に整合させるように作動し、前記複数の面のそ
    れぞれの前記溝は、前記第1及び第2ポートの間に異な
    るレベルの流体的連通を与える、ことを特徴とする請求
    項5に記載のピペットガン。
  7. 【請求項7】 更に、前記複数の面の少なくとも一つの
    面の溝が前記第1ポートに整合するように前記バルブ軸
    部が作動した場合に、前記バルブ・チャンバが環境空気
    に対してシールされないようにする手段を具えている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のピペットガン。
  8. 【請求項8】 前記バルブ・アセンブリが、更に、 前記ピペットと流体的に連通する第1ポートと前記空気
    圧供給手段と流体的に連通する第2ポートとを具えた補
    助の開放端型バルブ・チャンバと、 前記補助バルブ・チャンバの開放端内に挿入されて長手
    方向に運動可能な補助バルブ軸部とを有し、 前記空気圧供給手段は前記ピペットに対して選択的に正
    及び負の気圧流を供給可能であり、 前記第1バルブ・チャンバ内の前記第1バルブ軸部の長
    手方向の運動によって、前記第1バルブ・チャンバの第
    1及び第2ポートの間の前記正圧気流が調整されて前記
    ピペットに対する気圧が形成され、前記補助バルブ・チ
    ャンバ内の前記補助バルブ軸部の長手方向の運動によっ
    て、前記補助バルブ・チャンバの第1及び第2ポートの
    間の前記気流が調整されて前記ピペットに対する負の気
    圧が形成される、ことを特徴とする請求項4に記載のピ
    ペットガン。
  9. 【請求項9】 流体をピペットに入れたりそこから排出
    したりするためのピペットガンであって、 ガン・ハウジングとピペットを該ハウジングに支持する
    ために、該ハウジングと連結されたピペット支持体と、 空気圧流をピペットに選択的に供給して流体のピペット
    作用を行うために、前記ピペット支持体と連通した空気
    圧供給手段と、 手動で操作されるトリガで動かされるバルブを具えた、
    ピペットに供給される前記空気圧の流量を調整するため
    の、前記ハウジングに支持された調整手段とを具え、 前記バルブは前記空気の流量を変えるために可動であ
    り、そして空気流量の変化を検出する手段を具えてい
    る、ことを特徴とするピペットガン。
  10. 【請求項10】 前記バルブが連続的に可動であって、
    前記空気の流量を第1の流量からこれよりも大きい第2
    の流量まで漸進的に変化させ、前記バルブは、更に、最
    終位置まで可動であり、その位置で前記流量を前記第2
    流量から実質的にこれよりも大きい第3流量まで非漸進
    的に変化させ、前記検出手段が第2流量から第3流量へ
    の変化を検出する、ことを特徴とする請求項9に記載の
    ピペットガン。
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