JPH11166067A - 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体およびその製法 - Google Patents
熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体およびその製法Info
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- JPH11166067A JPH11166067A JP33146397A JP33146397A JPH11166067A JP H11166067 A JPH11166067 A JP H11166067A JP 33146397 A JP33146397 A JP 33146397A JP 33146397 A JP33146397 A JP 33146397A JP H11166067 A JPH11166067 A JP H11166067A
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- thermoplastic polyester
- foam
- resin
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発泡倍率が高く、均一で細かい気泡を有し、
機械的強度、耐熱性、緩衝性、断熱性および耐薬品性に
優れた、たとえば耐熱容器、緩衝包装材などに好ましく
使用しうる熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡成形体をう
る。 【解決手段】 Z平均分子量が1×106以上で、分岐
パラメータが0.8以下である熱可塑性ポリエステル系
樹脂を押出発泡させてなる熱可塑性ポリエステル系樹脂
を使用する。
機械的強度、耐熱性、緩衝性、断熱性および耐薬品性に
優れた、たとえば耐熱容器、緩衝包装材などに好ましく
使用しうる熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡成形体をう
る。 【解決手段】 Z平均分子量が1×106以上で、分岐
パラメータが0.8以下である熱可塑性ポリエステル系
樹脂を押出発泡させてなる熱可塑性ポリエステル系樹脂
を使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性ポリエス
テル系樹脂発泡体およびその製法に関する。さらに詳し
くは、発泡倍率が高く、均一で微細な気泡を有し、機械
的強度、耐熱性、緩衝性、断熱性および耐薬品性に優れ
た、たとえば耐熱容器、緩衝包装材などに好ましく使用
しうる熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体およびその製
法に関する。
テル系樹脂発泡体およびその製法に関する。さらに詳し
くは、発泡倍率が高く、均一で微細な気泡を有し、機械
的強度、耐熱性、緩衝性、断熱性および耐薬品性に優れ
た、たとえば耐熱容器、緩衝包装材などに好ましく使用
しうる熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体およびその製
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートをはじめと
する線状芳香族ポリエステル系樹脂は、機械的性質、耐
熱性、耐薬品性、寸法安定性などに優れているため、射
出成形品、ブロー成形品、フィルム、繊維などの広範囲
な用途を有している。しかしながら、該線状芳香族ポリ
エステル系樹脂を押出発泡に用いるばあい、その溶融時
の弾性が不足しており、また粘度も低いため、該線状芳
香族ポリエステル系樹脂を押出発泡させて良好な発泡体
をうることはきわめて困難であるという問題がある。
する線状芳香族ポリエステル系樹脂は、機械的性質、耐
熱性、耐薬品性、寸法安定性などに優れているため、射
出成形品、ブロー成形品、フィルム、繊維などの広範囲
な用途を有している。しかしながら、該線状芳香族ポリ
エステル系樹脂を押出発泡に用いるばあい、その溶融時
の弾性が不足しており、また粘度も低いため、該線状芳
香族ポリエステル系樹脂を押出発泡させて良好な発泡体
をうることはきわめて困難であるという問題がある。
【0003】前記問題を改良する方法として、線状芳香
族ポリエステル系樹脂を押出発泡成形する際に、1分子
中に2個以上の酸無水物基を有する化合物を該樹脂に混
合する方法(特公平5−15736号公報)や、前記と
同様の酸無水物を特定の金属化合物と組み合わせて該樹
脂に混合する方法(特公平5−47575号公報)が提
案されている。また、前記方法のほかにも、分子量分布
(重量平均分子量/数平均分子量)が5.0〜21.0
のポリエステルを押出発泡成形する方法が提案されてい
る(特開平7−33899号公報)。
族ポリエステル系樹脂を押出発泡成形する際に、1分子
中に2個以上の酸無水物基を有する化合物を該樹脂に混
合する方法(特公平5−15736号公報)や、前記と
同様の酸無水物を特定の金属化合物と組み合わせて該樹
脂に混合する方法(特公平5−47575号公報)が提
案されている。また、前記方法のほかにも、分子量分布
(重量平均分子量/数平均分子量)が5.0〜21.0
のポリエステルを押出発泡成形する方法が提案されてい
る(特開平7−33899号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の方法
によれば、押出発泡を行なうのに必要な溶融粘度の増大
は望めるが、混練を継続すると顕著に溶融粘度が低下
し、溶融粘度が安定せず、押出発泡時に、溶融樹脂と発
泡剤とが均一分散されず、安定した状態で押出発泡体を
製造することができないという問題がある。
によれば、押出発泡を行なうのに必要な溶融粘度の増大
は望めるが、混練を継続すると顕著に溶融粘度が低下
し、溶融粘度が安定せず、押出発泡時に、溶融樹脂と発
泡剤とが均一分散されず、安定した状態で押出発泡体を
製造することができないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題を
改善すべく、発泡倍率が高く、均一で細かい気泡を有
し、機械的強度、耐熱性、緩衝性、断熱性および耐薬品
性に優れた発泡体および該発泡体を安定的に製造する方
法を提供するためになされたものである。
改善すべく、発泡倍率が高く、均一で細かい気泡を有
し、機械的強度、耐熱性、緩衝性、断熱性および耐薬品
性に優れた発泡体および該発泡体を安定的に製造する方
法を提供するためになされたものである。
【0006】すなわち、本発明は、Z平均分子量が1×
106以上で、分岐パラメータが0.8以下である熱可
塑性ポリエステル系樹脂を押出発泡させてなる熱可塑性
ポリエステル系樹脂発泡体(請求項1)およびZ平均分
子量が1×106以上で、分岐パラメータが0.8以下
である熱可塑性ポリエステル系樹脂を押出発泡させてな
る熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の製法(請求項
2)に関する。
106以上で、分岐パラメータが0.8以下である熱可
塑性ポリエステル系樹脂を押出発泡させてなる熱可塑性
ポリエステル系樹脂発泡体(請求項1)およびZ平均分
子量が1×106以上で、分岐パラメータが0.8以下
である熱可塑性ポリエステル系樹脂を押出発泡させてな
る熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の製法(請求項
2)に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、特定のZ平均分子量
(以下Mzという)と特定の分岐パラメータgとを有す
る熱可塑性ポリエステル系樹脂が用いられている点に大
きな特徴がある。
(以下Mzという)と特定の分岐パラメータgとを有す
る熱可塑性ポリエステル系樹脂が用いられている点に大
きな特徴がある。
【0008】本発明者らは、前記従来の技術に鑑みて鋭
意研究を重ねた結果、均一で微細な気泡の独立気泡構造
を有し、独立気泡率および発泡倍率が高い熱可塑性ポリ
エステル系樹脂押出発泡体を安定的にうるためには、従
来の技術のように分子量分布が5.0〜21.0程度と
分子量分布が大きい樹脂を用いただけでは不充分であ
り、分子量分布の高分子量領域にショルダーを有し、か
つ高い溶融粘弾性を発現する特性を有する熱可塑性ポリ
エステル系樹脂を用いることが必要であるということを
明らかにした。
意研究を重ねた結果、均一で微細な気泡の独立気泡構造
を有し、独立気泡率および発泡倍率が高い熱可塑性ポリ
エステル系樹脂押出発泡体を安定的にうるためには、従
来の技術のように分子量分布が5.0〜21.0程度と
分子量分布が大きい樹脂を用いただけでは不充分であ
り、分子量分布の高分子量領域にショルダーを有し、か
つ高い溶融粘弾性を発現する特性を有する熱可塑性ポリ
エステル系樹脂を用いることが必要であるということを
明らかにした。
【0009】そこで、本発明者らは、分子量分布曲線の
高分子量領域のショルダーを特徴づけるための要素とし
てMzを、また高い溶融粘弾性の発現を特徴づけるため
の要素として分岐パラメータgを見出した。本発明で
は、特定のMzと特定の分岐パラメータgとを有する熱
可塑性ポリエステル系樹脂が用いられるために、熱可塑
性ポリエステル系樹脂そのものが有する優れた機械的特
性、耐熱性などに加えて、均一で微細な気泡、高独立気
泡率および高発泡倍率を有する熱可塑性ポリエステル系
樹脂発泡体を安定的にうることができる。
高分子量領域のショルダーを特徴づけるための要素とし
てMzを、また高い溶融粘弾性の発現を特徴づけるため
の要素として分岐パラメータgを見出した。本発明で
は、特定のMzと特定の分岐パラメータgとを有する熱
可塑性ポリエステル系樹脂が用いられるために、熱可塑
性ポリエステル系樹脂そのものが有する優れた機械的特
性、耐熱性などに加えて、均一で微細な気泡、高独立気
泡率および高発泡倍率を有する熱可塑性ポリエステル系
樹脂発泡体を安定的にうることができる。
【0010】本発明の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡
体は、Mzが1×106以上で、分岐パラメータgが
0.8以下である熱可塑性ポリエステル系樹脂を押出発
泡させてえられるものである。
体は、Mzが1×106以上で、分岐パラメータgが
0.8以下である熱可塑性ポリエステル系樹脂を押出発
泡させてえられるものである。
【0011】前記Mzは1×106以上、好ましくは
1.05×106以上、さらに好ましくは1.1×106
以上であり、1.0×107以下、さらには8.0×1
06以下、とくには6.0×106以下であるのが好まし
い。前記Mzが1.0×106未満のばあいには押出発
泡成形に適する溶融粘弾性をうることができず、1.0
×107をこえるばあいには樹脂の溶融粘度が高くなり
すぎ、押出発泡が困難になるおそれがある。
1.05×106以上、さらに好ましくは1.1×106
以上であり、1.0×107以下、さらには8.0×1
06以下、とくには6.0×106以下であるのが好まし
い。前記Mzが1.0×106未満のばあいには押出発
泡成形に適する溶融粘弾性をうることができず、1.0
×107をこえるばあいには樹脂の溶融粘度が高くなり
すぎ、押出発泡が困難になるおそれがある。
【0012】前記Mzは以下の方法で測定することがで
きる。
きる。
【0013】熱可塑性ポリエステル系樹脂を適切な溶媒
に溶解させたものを高速液体クロマトグラフに注入して
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ−(GPC)を
行なう。そして、えられた分子量分布曲線からMzを求
める。かくして求められたMzが大きいことは高分子量
成分が多く存在することの指標となり、溶融粘弾性の増
大が望めることになる。
に溶解させたものを高速液体クロマトグラフに注入して
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ−(GPC)を
行なう。そして、えられた分子量分布曲線からMzを求
める。かくして求められたMzが大きいことは高分子量
成分が多く存在することの指標となり、溶融粘弾性の増
大が望めることになる。
【0014】前記分岐パラメ−タgは、長鎖分岐構造を
有する高分子の1分子あたりの分岐点数の指標である。
有する高分子の1分子あたりの分岐点数の指標である。
【0015】前記分岐パラメ−タgは0.8以下、好ま
しくは0.75以下、さらには0.7以下であり、0.
2以上、さらには0.3以上、とくには0.35以上で
あるのが好ましい。前記分岐パラメ−タgが0.8をこ
えるばあいには、ほどけにくい絡みあいがおこらず、押
出発泡成形時における溶融粘弾性の安定的な発現を保持
することができなくなる。また0.2未満のばあいには
ゲル化する傾向があり、安定した溶融粘弾性の発現が望
めなくなる傾向がある。
しくは0.75以下、さらには0.7以下であり、0.
2以上、さらには0.3以上、とくには0.35以上で
あるのが好ましい。前記分岐パラメ−タgが0.8をこ
えるばあいには、ほどけにくい絡みあいがおこらず、押
出発泡成形時における溶融粘弾性の安定的な発現を保持
することができなくなる。また0.2未満のばあいには
ゲル化する傾向があり、安定した溶融粘弾性の発現が望
めなくなる傾向がある。
【0016】前記分岐パラメータgは、同じ分子量をも
つ分岐状ポリエステル系樹脂と線状ポリエステル系樹脂
の希薄溶液中の慣性半径の2乗の比から次式のように定
義される。 g=(分岐状ポリエステル系樹脂の慣性半径の2乗)/
(線状ポリエステル系樹脂の慣性半径の2乗)
つ分岐状ポリエステル系樹脂と線状ポリエステル系樹脂
の希薄溶液中の慣性半径の2乗の比から次式のように定
義される。 g=(分岐状ポリエステル系樹脂の慣性半径の2乗)/
(線状ポリエステル系樹脂の慣性半径の2乗)
【0017】線状ポリエステル系樹脂の分岐パラメータ
gは1であり、分岐パラメータgが1より小さいほど1
分子あたりの分岐点数は多い。
gは1であり、分岐パラメータgが1より小さいほど1
分子あたりの分岐点数は多い。
【0018】長鎖分岐構造により、ほどけにくい絡みあ
いを生じ、これが樹脂の高い溶融粘弾性を安定的に発現
させ、押出発泡成形時に発泡剤の圧力に対する抵抗力と
なり破泡し難くなるため、良好な発泡体をうることがで
きる。つまり、分岐点数の多い分岐ポリエステル系樹脂
を用いることで良好な発泡体を安定的にうることができ
る。
いを生じ、これが樹脂の高い溶融粘弾性を安定的に発現
させ、押出発泡成形時に発泡剤の圧力に対する抵抗力と
なり破泡し難くなるため、良好な発泡体をうることがで
きる。つまり、分岐点数の多い分岐ポリエステル系樹脂
を用いることで良好な発泡体を安定的にうることができ
る。
【0019】前記分岐パラメータgは以下の方法で測定
することができる。
することができる。
【0020】線状ポリエステル系樹脂を適当な溶媒に溶
解したものを多角レーザー光散乱装置(MALLS)と
屈折計(RI)を備えたGPC装置に注入し、分子量と
慣性半径との関係曲線をうる。この曲線を式
解したものを多角レーザー光散乱装置(MALLS)と
屈折計(RI)を備えたGPC装置に注入し、分子量と
慣性半径との関係曲線をうる。この曲線を式
【0021】
【数1】
【0022】で近似し、a、bとを求める。ここで、
【0023】
【数2】
【0024】は慣性半径、Mは分子量、a、bは定数で
ある。同様に分岐状ポリエステル系樹脂を適当な溶媒に
溶解したものを、多角レーザー光散乱装置(MALL
S)と屈折計(RI)を備えたGPC装置に注入し、分
子量と慣性半径との関係曲線をうる。分岐状ポリエステ
ル系樹脂の分子量Mである成分の分岐パラメータgは前
述の式にしたがい、
ある。同様に分岐状ポリエステル系樹脂を適当な溶媒に
溶解したものを、多角レーザー光散乱装置(MALL
S)と屈折計(RI)を備えたGPC装置に注入し、分
子量と慣性半径との関係曲線をうる。分岐状ポリエステ
ル系樹脂の分子量Mである成分の分岐パラメータgは前
述の式にしたがい、
【0025】
【数3】
【0026】で算出される。MALLSクロマトグラム
のピーク位置に相当する分子量での分岐パラメータをそ
の試料の分岐パラメータgとする。
のピーク位置に相当する分子量での分岐パラメータをそ
の試料の分岐パラメータgとする。
【0027】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂の固有粘
度(フェノールとテトラクロロエタンとの混合溶媒(フ
ェノール/テトラクロロエタン(容量比)=1/1)で
23℃で測定した値、以下同様)は、分岐結合生成の効
果を充分に発現させるためには、通常0.4dl/g以
上、、さらには0.5dl/g以上が好ましく、また溶
融成形をより容易に行なうためには1.1dl/g以
下、さらには1.0dl/g以下であることが好まし
い。
度(フェノールとテトラクロロエタンとの混合溶媒(フ
ェノール/テトラクロロエタン(容量比)=1/1)で
23℃で測定した値、以下同様)は、分岐結合生成の効
果を充分に発現させるためには、通常0.4dl/g以
上、、さらには0.5dl/g以上が好ましく、また溶
融成形をより容易に行なうためには1.1dl/g以
下、さらには1.0dl/g以下であることが好まし
い。
【0028】なお、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂の
熱可塑性ポリエステル系とは、通常の熱可塑性ポリエス
テルのほかに、分子鎖中にエーテル、イミド、アミド結
合などを有するものも含むことができる。そのばあい、
ポリエステルの特徴である耐熱性を著しく低減させない
ように単位エステル結合数100に対し、1〜10単位
であることが好ましい。
熱可塑性ポリエステル系とは、通常の熱可塑性ポリエス
テルのほかに、分子鎖中にエーテル、イミド、アミド結
合などを有するものも含むことができる。そのばあい、
ポリエステルの特徴である耐熱性を著しく低減させない
ように単位エステル結合数100に対し、1〜10単位
であることが好ましい。
【0029】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂として
は、たとえば分岐状芳香族ポリエステル系樹脂などを好
ましく用いることができる。
は、たとえば分岐状芳香族ポリエステル系樹脂などを好
ましく用いることができる。
【0030】前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂とし
ては、たとえばテレフタル酸単位を主たる成分とする2
価カルボン酸、エチレングリコール単位を主たる成分と
する2価アルコールおよび少なくとも3個のエステル生
成基を有する分岐生成性化合物とを重合することにより
うることができる。
ては、たとえばテレフタル酸単位を主たる成分とする2
価カルボン酸、エチレングリコール単位を主たる成分と
する2価アルコールおよび少なくとも3個のエステル生
成基を有する分岐生成性化合物とを重合することにより
うることができる。
【0031】テレフタル酸を主たる成分とするとは、前
記2価カルボン酸がテレフタル酸(テレフタル酸ジメチ
ルなどのテレフタル酸ジアルキルも含む)を70%(重
量%、以下同様)以上含有していることを意味し、エチ
レングリコールを主たる成分とするとは、前記2価アル
コールがエチレングリコールを70%以上含有している
ことを意味する。テレフタル酸、エチレングリコールが
それぞれ70%未満では、本発明の発泡体に、ポリエチ
レンテレフタレートをはじめとする熱可塑性ポリエステ
ルが有する優れた機械的特性、耐熱性、耐薬品性、寸法
安定性を生かしたバランスのよい物性を付与しやすいと
いう効果が低減する傾向にある。
記2価カルボン酸がテレフタル酸(テレフタル酸ジメチ
ルなどのテレフタル酸ジアルキルも含む)を70%(重
量%、以下同様)以上含有していることを意味し、エチ
レングリコールを主たる成分とするとは、前記2価アル
コールがエチレングリコールを70%以上含有している
ことを意味する。テレフタル酸、エチレングリコールが
それぞれ70%未満では、本発明の発泡体に、ポリエチ
レンテレフタレートをはじめとする熱可塑性ポリエステ
ルが有する優れた機械的特性、耐熱性、耐薬品性、寸法
安定性を生かしたバランスのよい物性を付与しやすいと
いう効果が低減する傾向にある。
【0032】また、前記分岐生成性化合物の使用量は、
目的とする分岐状芳香族ポリエステル系樹脂中の2価カ
ルボン酸単位の総モル数100モルに対して前記分岐生
成性化合物からの単位を0.01〜5モル含有するよう
に調整するのが好ましい。なお前記分岐生成性化合物の
使用量は、分岐結合生成の効果を充分に発現させるため
には、2価カルボン酸単位の総モル数100モルに対し
て0.1モル以上、さらには0.5モル以上であること
がより好ましく、また、分枝状芳香族ポリエステル系樹
脂の重合度を制御しやすくするためには、2価カルボン
酸単位の総モル数100モルに対して3モル以下である
ことがより好ましい。
目的とする分岐状芳香族ポリエステル系樹脂中の2価カ
ルボン酸単位の総モル数100モルに対して前記分岐生
成性化合物からの単位を0.01〜5モル含有するよう
に調整するのが好ましい。なお前記分岐生成性化合物の
使用量は、分岐結合生成の効果を充分に発現させるため
には、2価カルボン酸単位の総モル数100モルに対し
て0.1モル以上、さらには0.5モル以上であること
がより好ましく、また、分枝状芳香族ポリエステル系樹
脂の重合度を制御しやすくするためには、2価カルボン
酸単位の総モル数100モルに対して3モル以下である
ことがより好ましい。
【0033】前記2価カルボン酸の具体例としては、テ
レフタル酸のほかに、テレフタル酸ジメチルなどのテレ
フタル酸ジアルキルエステル、イソフタル酸、イソフタ
ル酸ジメチルなどのイソフタル酸ジアルキルエステル、
ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸などがあげられる。これらは単独で
用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
レフタル酸のほかに、テレフタル酸ジメチルなどのテレ
フタル酸ジアルキルエステル、イソフタル酸、イソフタ
ル酸ジメチルなどのイソフタル酸ジアルキルエステル、
ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸などがあげられる。これらは単独で
用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0034】前記2価アルコールの具体例としては、エ
チレングリコールのほかに、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメチロール、トリシクロデカンジメチロール、2,
2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロ
パン、4,4′−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ジフ
ェニルスルホンなどがあげられる。これらは単独で用い
てもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
チレングリコールのほかに、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメチロール、トリシクロデカンジメチロール、2,
2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロ
パン、4,4′−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ジフ
ェニルスルホンなどがあげられる。これらは単独で用い
てもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0035】前記分岐生成性化合物の具体例としては、
たとえばトリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレン
トリカルボン酸、ナフタレンテトラカルボン酸などのト
リまたはテトラカルボン酸類およびそれらの低級アルキ
ル(炭素数1〜6のアルキル)エステル、グリセリン、
トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペン
タエリスリトールなどのトリまたはテトラオール類、ジ
ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸および
それらの誘導体などがあげられる。これらは単独で用い
てもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。前記分
岐生成性化合物の中では、ピロメリット酸、グリセリン
が分岐状芳香族ポリエステル系樹脂の重合度を制御しや
すいという点から好ましい。
たとえばトリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレン
トリカルボン酸、ナフタレンテトラカルボン酸などのト
リまたはテトラカルボン酸類およびそれらの低級アルキ
ル(炭素数1〜6のアルキル)エステル、グリセリン、
トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペン
タエリスリトールなどのトリまたはテトラオール類、ジ
ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸および
それらの誘導体などがあげられる。これらは単独で用い
てもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。前記分
岐生成性化合物の中では、ピロメリット酸、グリセリン
が分岐状芳香族ポリエステル系樹脂の重合度を制御しや
すいという点から好ましい。
【0036】前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂の具
体例としては、分岐生成性化合物として、トリメリット
酸、ピロメリット酸を用いたポリエチレンテレフタレー
トおよびポリブチレンテレフタレート、分岐生成性化合
物として、グリセリン、トリメチロ−ルプロパン、ペン
タエリスリトールを用いたポリエチレンテレフタレート
およびポリブチレンテレフタレートなどがあげられる。
体例としては、分岐生成性化合物として、トリメリット
酸、ピロメリット酸を用いたポリエチレンテレフタレー
トおよびポリブチレンテレフタレート、分岐生成性化合
物として、グリセリン、トリメチロ−ルプロパン、ペン
タエリスリトールを用いたポリエチレンテレフタレート
およびポリブチレンテレフタレートなどがあげられる。
【0037】前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂とし
ては、固有粘度が0.4〜1.1dl/gであるものが
好ましい。
ては、固有粘度が0.4〜1.1dl/gであるものが
好ましい。
【0038】また、前記分岐状芳香族ポリエステル系樹
脂としては、たとえばテレフタル酸を主たる成分とする
2価カルボン酸とエチレングリコールを主たる成分とす
る2価アルコールとを重縮合してえられる線状芳香族ポ
リエステル系樹脂に少なくとも3個のエステル生成基を
有する分岐生成性化合物を共重合させることによっても
うることができる。
脂としては、たとえばテレフタル酸を主たる成分とする
2価カルボン酸とエチレングリコールを主たる成分とす
る2価アルコールとを重縮合してえられる線状芳香族ポ
リエステル系樹脂に少なくとも3個のエステル生成基を
有する分岐生成性化合物を共重合させることによっても
うることができる。
【0039】前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂には
分岐状芳香族ポリエステル系樹脂中の前記分岐生成性化
合物からの単位の含有率を、目的に応じて所望する程度
に調整するために線状芳香族ポリエステル系樹脂を含有
させてもよい。
分岐状芳香族ポリエステル系樹脂中の前記分岐生成性化
合物からの単位の含有率を、目的に応じて所望する程度
に調整するために線状芳香族ポリエステル系樹脂を含有
させてもよい。
【0040】前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂にお
ける線状芳香族ポリエステル系樹脂の含有量は、該分岐
状芳香族ポリエステル系樹脂および線状芳香族ポリエス
テル系樹脂に含まれる2価カルボン酸単位の総モル数に
対する、前記分岐生成性化合物からの単位のモル数を考
慮して調整すればよい。たとえば線状芳香族ポリエステ
ル系樹脂を含有した分岐状芳香族ポリエステル系樹脂の
溶融弾性の安定性をより向上させるためには、前記2価
カルボン酸単位の総モル数100モルに対して前記分岐
生成性化合物からの単位が0.01モル以上、さらには
0.1モル以上となるように線状芳香族ポリエステル系
樹脂の量を調整することが好ましい。また線状芳香族ポ
リエステル系樹脂を含有した分岐状芳香族ポリエステル
系樹脂のゲル化が進行しにくくなるようにするために
は、芳香族2価カルボン酸単位の総モル数100モルに
対して分岐生成性成分単位が5モル以下、さらには3モ
ル以下となるように線状芳香族ポリエステル系樹脂の量
を調整することが好ましい。
ける線状芳香族ポリエステル系樹脂の含有量は、該分岐
状芳香族ポリエステル系樹脂および線状芳香族ポリエス
テル系樹脂に含まれる2価カルボン酸単位の総モル数に
対する、前記分岐生成性化合物からの単位のモル数を考
慮して調整すればよい。たとえば線状芳香族ポリエステ
ル系樹脂を含有した分岐状芳香族ポリエステル系樹脂の
溶融弾性の安定性をより向上させるためには、前記2価
カルボン酸単位の総モル数100モルに対して前記分岐
生成性化合物からの単位が0.01モル以上、さらには
0.1モル以上となるように線状芳香族ポリエステル系
樹脂の量を調整することが好ましい。また線状芳香族ポ
リエステル系樹脂を含有した分岐状芳香族ポリエステル
系樹脂のゲル化が進行しにくくなるようにするために
は、芳香族2価カルボン酸単位の総モル数100モルに
対して分岐生成性成分単位が5モル以下、さらには3モ
ル以下となるように線状芳香族ポリエステル系樹脂の量
を調整することが好ましい。
【0041】前記線状芳香族ポリエステル系樹脂は、2
価カルボン酸成分と、2価アルコール成分とを重縮合さ
せることによりうることができる。
価カルボン酸成分と、2価アルコール成分とを重縮合さ
せることによりうることができる。
【0042】前記線状芳香族ポリエステル系樹脂は、数
平均分子量10000〜50000、固有粘度が0.4
〜1.1dl/gであるものが好ましい。
平均分子量10000〜50000、固有粘度が0.4
〜1.1dl/gであるものが好ましい。
【0043】前記線状芳香族ポリエステル系樹脂はポリ
エステル系樹脂の製造に用いられる公知の溶融重縮合や
固相重合の方法によりうることができる。一般に、溶融
重縮合法では高分子量のものがえられにくい傾向がある
ため、固相重合によってより高分子量化するばあいがあ
るが、固相重合の工程を経ることにより工程が複雑とな
り、コスト高となるなどの傾向がある。
エステル系樹脂の製造に用いられる公知の溶融重縮合や
固相重合の方法によりうることができる。一般に、溶融
重縮合法では高分子量のものがえられにくい傾向がある
ため、固相重合によってより高分子量化するばあいがあ
るが、固相重合の工程を経ることにより工程が複雑とな
り、コスト高となるなどの傾向がある。
【0044】一方本発明では、溶融重縮合でえられる比
較的分子量の小さいポリエステル系樹脂を用いることが
できるため、簡便性や低コスト性を要求するばあいには
溶融重縮合によりえられるポリエステル系樹脂を用いる
のが好ましいばあいがある。
較的分子量の小さいポリエステル系樹脂を用いることが
できるため、簡便性や低コスト性を要求するばあいには
溶融重縮合によりえられるポリエステル系樹脂を用いる
のが好ましいばあいがある。
【0045】前記2価カルボン酸成分としては、たとえ
ば前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂をうる際に用い
られる化合物と同じものなどがあげられる。これらは単
独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
ば前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂をうる際に用い
られる化合物と同じものなどがあげられる。これらは単
独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0046】また、前記2価アルコール成分としては、
たとえば前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂をうる際
に用いられる化合物と同じものなどがあげられる。これ
らは単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
たとえば前記分岐状芳香族ポリエステル系樹脂をうる際
に用いられる化合物と同じものなどがあげられる。これ
らは単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
【0047】前記線状芳香族ポリエステル系樹脂の具体
例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメ
チレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、
ポリブチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレー
トなどがあげられる。これらは単独で用いてもよく2種
以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中では、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタ
レートが工業的利用価値の高さや取り扱いやすさなどの
点から好ましい。
例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメ
チレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、
ポリブチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレー
トなどがあげられる。これらは単独で用いてもよく2種
以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中では、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタ
レートが工業的利用価値の高さや取り扱いやすさなどの
点から好ましい。
【0048】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂として
は、前記のようなもののほかにも、たとえば、1分子中
に2個以上の酸無水物基を有する化合物を含有する前記
分岐状芳香族ポリエステル系樹脂、1分子中に2個以上
のオキサゾリン基を有する化合物を含有する分岐状芳香
族ポリエステル系樹脂や1分子中に2個以上のエポキシ
基を有する化合物を含有する分岐状芳香族ポリエステル
系樹脂なども用いることができる。
は、前記のようなもののほかにも、たとえば、1分子中
に2個以上の酸無水物基を有する化合物を含有する前記
分岐状芳香族ポリエステル系樹脂、1分子中に2個以上
のオキサゾリン基を有する化合物を含有する分岐状芳香
族ポリエステル系樹脂や1分子中に2個以上のエポキシ
基を有する化合物を含有する分岐状芳香族ポリエステル
系樹脂なども用いることができる。
【0049】前記1分子中に2個以上の酸無水物基、オ
キサゾリン基、エポキシ基などを有する化合物は、分岐
状芳香族ポリエステル系樹脂がより複雑な分岐構造を有
するように作用するものである。たとえば1分子中に2
個以上の酸無水物基を有する化合物のばあいには、分岐
状芳香族ポリエステル系樹脂の分子鎖中に存在する水酸
基と、1分子中に2個以上の酸無水物基を有する化合物
中に存在する酸無水物との反応による結合によるものと
考えられる。したがって、かかる1分子中に2個以上の
酸無水物基を有する化合物を用いたばあいには、分岐状
芳香族ポリエステル系樹脂および該化合物からなる熱可
塑性ポリエステル系樹脂のMzをさらに大きくすること
ができる。
キサゾリン基、エポキシ基などを有する化合物は、分岐
状芳香族ポリエステル系樹脂がより複雑な分岐構造を有
するように作用するものである。たとえば1分子中に2
個以上の酸無水物基を有する化合物のばあいには、分岐
状芳香族ポリエステル系樹脂の分子鎖中に存在する水酸
基と、1分子中に2個以上の酸無水物基を有する化合物
中に存在する酸無水物との反応による結合によるものと
考えられる。したがって、かかる1分子中に2個以上の
酸無水物基を有する化合物を用いたばあいには、分岐状
芳香族ポリエステル系樹脂および該化合物からなる熱可
塑性ポリエステル系樹脂のMzをさらに大きくすること
ができる。
【0050】前記1分子中に2個以上の酸無水物基を有
する化合物には、とくに限定はないが、前記したような
水酸基と酸無水物基との反応性が良好であるという点を
考慮すると、ピロメリット酸二無水物、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水
物、エチレングリコール−ビス(アンヒドロトリメリテ
ート)、グリセロール−トリス(アンヒドロトリメリテ
ート)などが好ましく、これらは単独で用いてもよく2
種以上組み合わせて用いてもよい。これらの中では、ピ
ロメリット酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物が取り扱いが容易であるという点から好まし
い。
する化合物には、とくに限定はないが、前記したような
水酸基と酸無水物基との反応性が良好であるという点を
考慮すると、ピロメリット酸二無水物、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水
物、エチレングリコール−ビス(アンヒドロトリメリテ
ート)、グリセロール−トリス(アンヒドロトリメリテ
ート)などが好ましく、これらは単独で用いてもよく2
種以上組み合わせて用いてもよい。これらの中では、ピ
ロメリット酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物が取り扱いが容易であるという点から好まし
い。
【0051】前記1分子中に2個以上の酸無水物基を有
する化合物の量は分岐状芳香族ポリエステル系樹脂に、
さらに押出発泡に適した溶融弾性が付与されるようにす
るためには、分岐状芳香族ポリエステル系樹脂100部
に対して0.1部以上、さらには0.2部以上であるこ
とが好ましく、また分岐状芳香族ポリエステル系樹脂の
ゲル化が進行し過ぎて、良好な状態で押出発泡させにく
くする恐れをなくすためには、分岐状芳香族ポリエステ
ル系樹脂100部に対して5部以下、さらには2部以下
であることが好ましい。
する化合物の量は分岐状芳香族ポリエステル系樹脂に、
さらに押出発泡に適した溶融弾性が付与されるようにす
るためには、分岐状芳香族ポリエステル系樹脂100部
に対して0.1部以上、さらには0.2部以上であるこ
とが好ましく、また分岐状芳香族ポリエステル系樹脂の
ゲル化が進行し過ぎて、良好な状態で押出発泡させにく
くする恐れをなくすためには、分岐状芳香族ポリエステ
ル系樹脂100部に対して5部以下、さらには2部以下
であることが好ましい。
【0052】本発明の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡
体は、Mzが1×106以上であり、かつ分岐パラメー
タgが0.8以下である熱可塑性ポリエステル系樹脂を
押出機中で溶融させたのち、発泡剤と混合し、えられた
発泡組成物を低圧域に押し出し、発泡成形することによ
りえられる。
体は、Mzが1×106以上であり、かつ分岐パラメー
タgが0.8以下である熱可塑性ポリエステル系樹脂を
押出機中で溶融させたのち、発泡剤と混合し、えられた
発泡組成物を低圧域に押し出し、発泡成形することによ
りえられる。
【0053】前記発泡剤としては、加熱により気化する
液体状揮発型発泡剤および加圧下で樹脂に溶解しうるガ
ス型発泡剤のいずれも用いることができる。
液体状揮発型発泡剤および加圧下で樹脂に溶解しうるガ
ス型発泡剤のいずれも用いることができる。
【0054】液体状揮発型発泡剤の具体例としては、た
とえばブタン、ペンタン、ヘキサンのような飽和脂肪族
炭化水素、シクロヘキサンのような飽和脂環族炭化水
素、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭化水素、塩化
メチルのようなハロゲン化炭化水素、フレオン(商品名
デュポン社製)のようなフルオロクロロ置換炭化水素
などがあげられる。
とえばブタン、ペンタン、ヘキサンのような飽和脂肪族
炭化水素、シクロヘキサンのような飽和脂環族炭化水
素、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭化水素、塩化
メチルのようなハロゲン化炭化水素、フレオン(商品名
デュポン社製)のようなフルオロクロロ置換炭化水素
などがあげられる。
【0055】ガス型発泡剤の具体例としては、たとえば
チッ素、二酸化炭素などがあげられる。
チッ素、二酸化炭素などがあげられる。
【0056】前記発泡剤は、単独で用いてもよく2種以
上を組み合わせて用いてもよい。
上を組み合わせて用いてもよい。
【0057】前記発泡剤としては、加熱によって気化な
いし膨張する性質を有するものであれば、とくに限定な
く用いることができる。
いし膨張する性質を有するものであれば、とくに限定な
く用いることができる。
【0058】前記発泡剤の使用量は、とくに限定がな
く、えられる発泡体に所望される発泡倍率に応じて適宜
調整すればよい。通常、発泡剤の使用量は、前記熱可塑
性ポリエステル系樹脂100部(重量部、以下同様)に
対して1〜30部程度であるのが好ましい。
く、えられる発泡体に所望される発泡倍率に応じて適宜
調整すればよい。通常、発泡剤の使用量は、前記熱可塑
性ポリエステル系樹脂100部(重量部、以下同様)に
対して1〜30部程度であるのが好ましい。
【0059】さらに本発明においては、安定剤、タルク
などの造核剤、顔料、充填剤、難燃剤、帯電防止剤など
を必要に応じて用いてもよい。
などの造核剤、顔料、充填剤、難燃剤、帯電防止剤など
を必要に応じて用いてもよい。
【0060】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂を用いて
熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体を製造する際には、
たとえば単軸押出機、多軸押出機、タンデム型押出機な
どを用いることができる。
熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体を製造する際には、
たとえば単軸押出機、多軸押出機、タンデム型押出機な
どを用いることができる。
【0061】えられる発泡体の性状を調整しやすいとい
う点から、2軸押出機を1段目押出機とし、単軸押出機
を2段目押出機としたタンデム型押出機を用いて押出発
泡を行なうのが好ましい。
う点から、2軸押出機を1段目押出機とし、単軸押出機
を2段目押出機としたタンデム型押出機を用いて押出発
泡を行なうのが好ましい。
【0062】この方法では、前記熱可塑性ポリエステル
系樹脂やその他の必要な添加剤は、1段目押出機で溶融
混合されるのが好ましい。
系樹脂やその他の必要な添加剤は、1段目押出機で溶融
混合されるのが好ましい。
【0063】押出発泡成形を行なう際に前記熱可塑性ポ
リエステル系樹脂に、安定剤、タルクなどの造核剤、顔
料、充填剤、難燃剤、帯電防止剤などを添加する方法と
しては、あらかじめ溶融前の前記熱可塑性ポリエステル
系樹脂に前記添加剤などを混合して定量フィーダーから
2軸押出機に供給する方法や、前記熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂と安定剤、タルクなどの造核剤、顔料、充填
剤、難燃剤、帯電防止剤などとを別々の定量フィーダー
から2軸押出機に供給する方法などがあげられる。
リエステル系樹脂に、安定剤、タルクなどの造核剤、顔
料、充填剤、難燃剤、帯電防止剤などを添加する方法と
しては、あらかじめ溶融前の前記熱可塑性ポリエステル
系樹脂に前記添加剤などを混合して定量フィーダーから
2軸押出機に供給する方法や、前記熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂と安定剤、タルクなどの造核剤、顔料、充填
剤、難燃剤、帯電防止剤などとを別々の定量フィーダー
から2軸押出機に供給する方法などがあげられる。
【0064】発泡剤は、1段目押出機、1段目押出機と
2段目押出機とをつなぐ搬送管、2段目押出機の任意の
部位から注入されうるが、溶融樹脂中への発泡剤の分散
混合を良好にするためには1段目押出機から注入するの
が好ましい。
2段目押出機とをつなぐ搬送管、2段目押出機の任意の
部位から注入されうるが、溶融樹脂中への発泡剤の分散
混合を良好にするためには1段目押出機から注入するの
が好ましい。
【0065】発泡剤を含んだ発泡性組成物は搬送管を通
って2段目押出機に移送され、2段目押出機で混練を継
続しながら、発泡体形成に適するように樹脂構造や温度
の均質化および圧力の保持が行なわれる。2段目押出機
の先端には口金が付設され、この口金から前記発泡性樹
脂組成物を低圧領域に押し出させる。押し出された発泡
性樹脂組成物は、高圧下の押出機内から低圧領域に移る
ことにより発泡して発泡体となる。
って2段目押出機に移送され、2段目押出機で混練を継
続しながら、発泡体形成に適するように樹脂構造や温度
の均質化および圧力の保持が行なわれる。2段目押出機
の先端には口金が付設され、この口金から前記発泡性樹
脂組成物を低圧領域に押し出させる。押し出された発泡
性樹脂組成物は、高圧下の押出機内から低圧領域に移る
ことにより発泡して発泡体となる。
【0066】2軸押出機は、ニーディングディスクまた
は混練用のエレメントを配したスクリュー構成を有する
のが好ましい。
は混練用のエレメントを配したスクリュー構成を有する
のが好ましい。
【0067】ニーディングディスクまたは混練用のエレ
メントは複数箇所に配することができるが、発泡剤の注
入を安定的に行なうためには、発泡剤の注入口よりも押
出し方向上流の部分に少なくとも1箇所配することが好
ましい。
メントは複数箇所に配することができるが、発泡剤の注
入を安定的に行なうためには、発泡剤の注入口よりも押
出し方向上流の部分に少なくとも1箇所配することが好
ましい。
【0068】このようなスクリュー構成を有する2軸押
出機で混練することにより、前記熱可塑性ポリエステル
系樹脂および添加剤に対して充分な混練力を付与するこ
とができ、溶融組成物をより均質化することができると
ともに、発泡剤の注入量や分散状態も安定させることが
できる。
出機で混練することにより、前記熱可塑性ポリエステル
系樹脂および添加剤に対して充分な混練力を付与するこ
とができ、溶融組成物をより均質化することができると
ともに、発泡剤の注入量や分散状態も安定させることが
できる。
【0069】さらに、タルクのような粒子を気泡調整剤
として使用するばあいには、2軸押出機を使用すること
で均一に混合分散させることができ、粒子が凝集するこ
となく微細な粒子として存在するため気泡調整剤として
の機能を効果的に発現させることができる。
として使用するばあいには、2軸押出機を使用すること
で均一に混合分散させることができ、粒子が凝集するこ
となく微細な粒子として存在するため気泡調整剤として
の機能を効果的に発現させることができる。
【0070】前記の方法により製造される発泡体は、そ
の見かけ密度が500kg/m3以下、さらには300
kg/m3以下であるのが好ましい。前記見かけ密度が
500kg/m3以下であるために発泡体の利点である
軽量性を実現することができる。
の見かけ密度が500kg/m3以下、さらには300
kg/m3以下であるのが好ましい。前記見かけ密度が
500kg/m3以下であるために発泡体の利点である
軽量性を実現することができる。
【0071】また、発泡体中に存在する気泡の独立気泡
率を70%以上、好ましくは80%以上にすることでえ
られる発泡体の断熱性を高めることができる。
率を70%以上、好ましくは80%以上にすることでえ
られる発泡体の断熱性を高めることができる。
【0072】さらに、発泡体中の気泡の大きさは、直径
で500μm以下、さらには300μm以下で10μm
以上であるのが好ましい。発泡体中の気泡の大きさを前
記の範囲にすることでえられる発泡体の断熱性を高める
ことができる。
で500μm以下、さらには300μm以下で10μm
以上であるのが好ましい。発泡体中の気泡の大きさを前
記の範囲にすることでえられる発泡体の断熱性を高める
ことができる。
【0073】なお、発泡倍率は3〜30倍、さらには5
〜15倍が好ましい。前記倍率が3倍未満のばあいに
は、軽量性が低下する傾向にあり、30倍以上になると
発泡体の強度が低下する傾向にある。
〜15倍が好ましい。前記倍率が3倍未満のばあいに
は、軽量性が低下する傾向にあり、30倍以上になると
発泡体の強度が低下する傾向にある。
【0074】このようにしてえられる熱可塑性ポリエス
テル系樹脂発泡体は、外観美麗で、均一微細なセル構造
を有するものであり、たとえば耐熱容器、断熱容器、緩
衝包装材などに好ましく用いられる。
テル系樹脂発泡体は、外観美麗で、均一微細なセル構造
を有するものであり、たとえば耐熱容器、断熱容器、緩
衝包装材などに好ましく用いられる。
【0075】
【実施例】つぎに、本発明を実施例に基づいてさらに詳
しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0076】なお、樹脂のz平均分子量、分岐パラメー
タg、発泡体の見かけ密度、気泡の大きさ、独立気泡
率、樹脂の溶融粘度、溶融張力は以下の方法で測定し
た。
タg、発泡体の見かけ密度、気泡の大きさ、独立気泡
率、樹脂の溶融粘度、溶融張力は以下の方法で測定し
た。
【0077】(Z平均分子量(Mz))熱可塑性ポリエ
ステル系樹脂ペレットを冷凍粉砕後、真空乾燥機で14
0℃、4時間乾燥し、該樹脂サンプル5mgをヘキサフ
ルオロイソプロパノール/クロロホルム(各0.1m
l)溶液で溶解したのち、さらにクロロホルムで全量1
0mlに希釈した。
ステル系樹脂ペレットを冷凍粉砕後、真空乾燥機で14
0℃、4時間乾燥し、該樹脂サンプル5mgをヘキサフ
ルオロイソプロパノール/クロロホルム(各0.1m
l)溶液で溶解したのち、さらにクロロホルムで全量1
0mlに希釈した。
【0078】希釈したサンプルをGPCにかけて、Mz
を測定した。
を測定した。
【0079】なお、GPCの測定条件を以下に示す。 測定装置 :日本ウォ−タ−ズ・リミテッド製GPC
(600型 HPLC)一式 カラム :昭和電工(株)製、Shodex(K−8
00P、K−802(2本)、K−80M(2本)) カラム温度:40℃ 溶 媒 :クロロホルム(液体クロマト用) 流 速 :1.0ml/分 検出器 :UV 254nm 注入量 :0.05ml
(600型 HPLC)一式 カラム :昭和電工(株)製、Shodex(K−8
00P、K−802(2本)、K−80M(2本)) カラム温度:40℃ 溶 媒 :クロロホルム(液体クロマト用) 流 速 :1.0ml/分 検出器 :UV 254nm 注入量 :0.05ml
【0080】(分岐パラメータg)樹脂ペレットを冷凍
粉砕したのち、濃度0.2%になるように溶離液を加
え、平均孔径0.5μmのフィルターで濾過したものを
試料とした。まず線状ポリエステル系樹脂(鐘紡(株)
製、商品名:ベルペット EFS−7、クラレ(株)
製、商品名:クラペット KZ−700R)から作成し
た試料をGPCに注入し、線状ポリエステル系樹脂の慣
性半径と絶対分子量との関係曲線をえた。この曲線を最
小2乗法により式
粉砕したのち、濃度0.2%になるように溶離液を加
え、平均孔径0.5μmのフィルターで濾過したものを
試料とした。まず線状ポリエステル系樹脂(鐘紡(株)
製、商品名:ベルペット EFS−7、クラレ(株)
製、商品名:クラペット KZ−700R)から作成し
た試料をGPCに注入し、線状ポリエステル系樹脂の慣
性半径と絶対分子量との関係曲線をえた。この曲線を最
小2乗法により式
【0081】
【数4】
【0082】で近似し、aとbを求めた。式において
【0083】
【数5】
【0084】は慣性半径、Mは絶対分子量、a、bは定
数である。つぎにえられた分岐状ポリエステル系樹脂か
ら作成した試料をGPCに注入し、分子の慣性半径と絶
対分子量との関係曲線をえた。
数である。つぎにえられた分岐状ポリエステル系樹脂か
ら作成した試料をGPCに注入し、分子の慣性半径と絶
対分子量との関係曲線をえた。
【0085】分岐状ポリエステル系樹脂のMALLSク
ロマトグラムのピークの位置に相当する分子量Mpでの
分岐パラメータgを、
ロマトグラムのピークの位置に相当する分子量Mpでの
分岐パラメータgを、
【0086】
【数6】
【0087】で算出した。
【0088】なお、GPCの測定条件を以下に示す。 測定装置 :東ソー(株)製、CCP&8020システム カラム :昭和電工(株)製、Shodex HFIP−800P、 HFIP 805、HFIP−803 カラム温度:40℃ 溶離液 :5mMトリフルオロ酢酸ナトリウム/ヘキサフルオロイソプロ パノール 流 速 :1ml/分 検出器 :RI検出器 東ソー(株)製 RI−8020 MALLS検出器 ワイアットテクノロジー社製 DAWN DSP 注入量 :500μl
【0089】(見かけ密度)JIS K 7112「プ
ラスチックの密度と比重の測定法」のA法(水中置換法
による測定方法)に準じて測定した。
ラスチックの密度と比重の測定法」のA法(水中置換法
による測定方法)に準じて測定した。
【0090】(気泡の大きさ)発泡体の断面を透過型電
子顕微鏡(日立走査電子顕微鏡S−450型)を用いて
ASTM D 3576に準じて、発泡体の幅方向の数
平均気泡径を測定した。
子顕微鏡(日立走査電子顕微鏡S−450型)を用いて
ASTM D 3576に準じて、発泡体の幅方向の数
平均気泡径を測定した。
【0091】(独立気泡率)マルチピクノメータ(湯浅
アイオニクス(株)製)を用いて、ASTM D285
6に準じた方法で測定した。
アイオニクス(株)製)を用いて、ASTM D285
6に準じた方法で測定した。
【0092】(溶融粘度、溶融張力)溶融粘度とは、J
IS K 7199「熱可塑性プラスチックのキャピラ
リーレオメータによる流れ特性試験方法」に準拠して測
定される粘度のことをいう。押出発泡成形時に発泡剤を
注入しないでえられた熱可塑性ポリエステル系樹脂の溶
融粘度は、下記の条件で測定した。
IS K 7199「熱可塑性プラスチックのキャピラ
リーレオメータによる流れ特性試験方法」に準拠して測
定される粘度のことをいう。押出発泡成形時に発泡剤を
注入しないでえられた熱可塑性ポリエステル系樹脂の溶
融粘度は、下記の条件で測定した。
【0093】 測定装置 :キャピラリーレオメーター(東洋精機
(株)製キャピログラフ) 測定樹脂量 :20g 測定温度 :280℃ 測定せん断速度:122sec-1 オリフィス :1φ×10mm、入り口角90度
(株)製キャピログラフ) 測定樹脂量 :20g 測定温度 :280℃ 測定せん断速度:122sec-1 オリフィス :1φ×10mm、入り口角90度
【0094】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂の溶融張
力は、前記溶融粘度の測定と同様のキャピラリーレオメ
ーターから押し出したフィラメント状の樹脂を引き取る
ときの応力を測定し、引取速度を11.1mm/sec
2で増加させてフィラメントが破断したときの応力とし
た。
力は、前記溶融粘度の測定と同様のキャピラリーレオメ
ーターから押し出したフィラメント状の樹脂を引き取る
ときの応力を測定し、引取速度を11.1mm/sec
2で増加させてフィラメントが破断したときの応力とし
た。
【0095】(総合評価)見かけ密度、気泡の大きさ、
独立気泡率の評価項目について、4段階(◎、○、△、
×)で評価を行なった。評価基準を以下に示す。 ◎: 見かけ密度が200Kg/m3未満で、かつ押出
発泡開始20分後と80分後のみかけ密度の変化が20
Kg/m3未満 気泡径が200μm未満で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の気泡径の変化が25μm未満 独立気泡率が85%以上で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の独立気泡率の変化が5%未満 の3つの評価項目全てを満たしている。 ○: 見かけ密度が300Kg/m3未満で、かつ押出
発泡開始20分後と80分後のみかけ密度の変化が40
Kg/m3未満 気泡径が400μm未満で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の気泡径の変化が50μm未満 独立気泡率が80%以上で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の独立気泡率の変化が8%未満 の3つの評価項目全てを満たしている。 △: 見かけ密度が500Kg/m3未満で、かつ押出
発泡開始20分後と80分後のみかけ密度の変化が80
Kg/m3未満 気泡径が500μm未満で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の気泡径の変化が10μm未満 独立気泡率が80%以上で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の独立気泡率の変化が10%未満 の3つの評価項目全てを満たしている。 ×:前記◎、○、△以外のもの。
独立気泡率の評価項目について、4段階(◎、○、△、
×)で評価を行なった。評価基準を以下に示す。 ◎: 見かけ密度が200Kg/m3未満で、かつ押出
発泡開始20分後と80分後のみかけ密度の変化が20
Kg/m3未満 気泡径が200μm未満で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の気泡径の変化が25μm未満 独立気泡率が85%以上で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の独立気泡率の変化が5%未満 の3つの評価項目全てを満たしている。 ○: 見かけ密度が300Kg/m3未満で、かつ押出
発泡開始20分後と80分後のみかけ密度の変化が40
Kg/m3未満 気泡径が400μm未満で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の気泡径の変化が50μm未満 独立気泡率が80%以上で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の独立気泡率の変化が8%未満 の3つの評価項目全てを満たしている。 △: 見かけ密度が500Kg/m3未満で、かつ押出
発泡開始20分後と80分後のみかけ密度の変化が80
Kg/m3未満 気泡径が500μm未満で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の気泡径の変化が10μm未満 独立気泡率が80%以上で、かつ押出発泡開始20分後
と80分後の独立気泡率の変化が10%未満 の3つの評価項目全てを満たしている。 ×:前記◎、○、△以外のもの。
【0096】実施例1 テレフタル酸ジメチル15.0モル、エチレングリコー
ル30.0モルを三酸化アンチモンを触媒として製造し
たエチレンテレフタレートオリゴマーとグリセリン0.
45モルとを280℃、1mmHgの減圧下で20分間
溶融混練し、テレフタル酸単位の総モル数100モルに
対してグリセリン単位3モルを含有する分岐状芳香族ポ
リエステル系樹脂(固有粘度:0.73dl/g)をえ
た。
ル30.0モルを三酸化アンチモンを触媒として製造し
たエチレンテレフタレートオリゴマーとグリセリン0.
45モルとを280℃、1mmHgの減圧下で20分間
溶融混練し、テレフタル酸単位の総モル数100モルに
対してグリセリン単位3モルを含有する分岐状芳香族ポ
リエステル系樹脂(固有粘度:0.73dl/g)をえ
た。
【0097】えられた分岐状芳香族ポリエステル系樹脂
と線状芳香族ポリエステル系樹脂であるポリエチレンテ
レフタレート樹脂(固有粘度:0.65dl/g)と
を、140℃に設定された除湿乾燥機内で4時間乾燥さ
せたのち、該分岐状芳香族ポリエステル系樹脂とポリエ
チレンテレフタレート樹脂とを重量比が1:2になるよ
うに調整し(このとき、前記2種の樹脂からのテレフタ
ル酸単位の総モル数100モルに対するグリセリン単位
は1モルとなる)、これをシリンダー径30mmの同方
向回転噛合型2軸押出機(池貝鉄工(株)PCM−30
押出機)に振動式定量フィーダーから供給し、下記の条
件で押し出しを行ない、ペレットをえた。
と線状芳香族ポリエステル系樹脂であるポリエチレンテ
レフタレート樹脂(固有粘度:0.65dl/g)と
を、140℃に設定された除湿乾燥機内で4時間乾燥さ
せたのち、該分岐状芳香族ポリエステル系樹脂とポリエ
チレンテレフタレート樹脂とを重量比が1:2になるよ
うに調整し(このとき、前記2種の樹脂からのテレフタ
ル酸単位の総モル数100モルに対するグリセリン単位
は1モルとなる)、これをシリンダー径30mmの同方
向回転噛合型2軸押出機(池貝鉄工(株)PCM−30
押出機)に振動式定量フィーダーから供給し、下記の条
件で押し出しを行ない、ペレットをえた。
【0098】 押出機シリンダー温度 260〜275℃ 押出機ヘッド温度 280℃ 押出機口金温度 280℃ 吐出量 16.5kg/h
【0099】えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂のM
zは1396000であり、分岐パラメータgは0.5
41であった。
zは1396000であり、分岐パラメータgは0.5
41であった。
【0100】前記えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂
100部にピロメリット酸0.5部、タルク(日本タル
ク(株)製ミクロエ−スK1 平均粒径3.2μm)
0.25部、ブレンドオイル(越谷化成工業(株)製
スーパーイーズ)0.05部を混合した組成物を、シリ
ンダー径45mm、L/D32の同方向回転噛合型2軸
押出機((株)プラ技研 PG型押出機)を1段目の押
出機とし、シリンダー径50mm、L/D27の単軸押
出機(田辺プラスチック機械(株)製 エキストルーダ
ー350型)を2段目の押出機として搬送管で連結した
タンデム型押出機に振動式定量フィーダーから16kg
/hの割合で供給し、発泡剤注入口より発泡剤として液
化ブタンガスを溶融物100部に対して2.0部の割合
で注入し、以下の条件で連続的に押し出して円筒シート
状の発泡体をえた。前記ピロメリット酸0.5部を加え
ることによりさらにMzは1567000、分岐パラメ
ータgは0.522となっている。なお、2段目押出機
の先端には口径50mmの円環状口金が取り付けられて
いる。
100部にピロメリット酸0.5部、タルク(日本タル
ク(株)製ミクロエ−スK1 平均粒径3.2μm)
0.25部、ブレンドオイル(越谷化成工業(株)製
スーパーイーズ)0.05部を混合した組成物を、シリ
ンダー径45mm、L/D32の同方向回転噛合型2軸
押出機((株)プラ技研 PG型押出機)を1段目の押
出機とし、シリンダー径50mm、L/D27の単軸押
出機(田辺プラスチック機械(株)製 エキストルーダ
ー350型)を2段目の押出機として搬送管で連結した
タンデム型押出機に振動式定量フィーダーから16kg
/hの割合で供給し、発泡剤注入口より発泡剤として液
化ブタンガスを溶融物100部に対して2.0部の割合
で注入し、以下の条件で連続的に押し出して円筒シート
状の発泡体をえた。前記ピロメリット酸0.5部を加え
ることによりさらにMzは1567000、分岐パラメ
ータgは0.522となっている。なお、2段目押出機
の先端には口径50mmの円環状口金が取り付けられて
いる。
【0101】 1段目押出機シリンダー温度 265〜290℃ 搬送管温度 280〜285℃ 2段目押出機シリンダー温度 270〜280℃ 2段目押出機ヘッド温度 270〜280℃ 2段目押出機口金温度 270〜280℃
【0102】押出発泡成形開始から20分後、および8
0分後にえられた発泡体について、見かけ密度、気泡の
大きさおよび独立気泡率を測定した。
0分後にえられた発泡体について、見かけ密度、気泡の
大きさおよび独立気泡率を測定した。
【0103】また、発泡剤を注入しないほかは前記の方
法と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂
組成物の溶融物性を測定した。
法と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂
組成物の溶融物性を測定した。
【0104】結果を表1に示す。
【0105】表1より、20分後と80分後の樹脂の溶
融物性は安定しており、均一で微細な気泡を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂組成物の発泡体を安定的に製造
することができることがわかる。
融物性は安定しており、均一で微細な気泡を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂組成物の発泡体を安定的に製造
することができることがわかる。
【0106】実施例2 Z平均分子量が103255、固有粘度が0.65dl
/g、分岐パラメータが1.0のポリエチレンテレフタ
レート樹脂100部に対しグリセリン0.24部の割合
で混合したものを実施例1と同様の条件の2軸押出機で
溶融混練し、ペレットをえた。
/g、分岐パラメータが1.0のポリエチレンテレフタ
レート樹脂100部に対しグリセリン0.24部の割合
で混合したものを実施例1と同様の条件の2軸押出機で
溶融混練し、ペレットをえた。
【0107】つぎにえられたペレット100部に対して
ピロメリット酸二無水物を0.75部添加し、前記2軸
押出機で溶融混練し、熱可塑性ポリエステル系樹脂をえ
た。
ピロメリット酸二無水物を0.75部添加し、前記2軸
押出機で溶融混練し、熱可塑性ポリエステル系樹脂をえ
た。
【0108】えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂のM
zは1182000であり、分岐パラメータgは0.5
94であった。
zは1182000であり、分岐パラメータgは0.5
94であった。
【0109】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂100部
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合した組成物を、実施例1と同様に2軸−単軸タン
デム押出機で連続的に押し出して円筒シート状の発泡体
をえた。
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合した組成物を、実施例1と同様に2軸−単軸タン
デム押出機で連続的に押し出して円筒シート状の発泡体
をえた。
【0110】実施例1と同様に押出発泡成形開始20分
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定し、また、発
泡剤を注入しないほかは前記の方法と同様にして、えら
れた熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の溶融物性を測
定した。
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定し、また、発
泡剤を注入しないほかは前記の方法と同様にして、えら
れた熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の溶融物性を測
定した。
【0111】結果を表1に示す。
【0112】表1より、20分後と80分後の樹脂の溶
融物性は安定しており、均一で微細な気泡を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂組成物の発泡体を安定的に製造
することができたことがわかる。
融物性は安定しており、均一で微細な気泡を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂組成物の発泡体を安定的に製造
することができたことがわかる。
【0113】実施例3 Z平均分子量が103255、固有粘度が0.65dl
/g、分岐パラメータが1.0のポリエチレンテレフタ
レート樹脂100部に対しピロメリット酸0.6部、ト
リフェニルホスファイト0.2部の割合で混合したもの
を実施例1と同様の条件の2軸押出機で溶融混練し、ペ
レットをえた。
/g、分岐パラメータが1.0のポリエチレンテレフタ
レート樹脂100部に対しピロメリット酸0.6部、ト
リフェニルホスファイト0.2部の割合で混合したもの
を実施例1と同様の条件の2軸押出機で溶融混練し、ペ
レットをえた。
【0114】つぎにえられたペレット100部に対して
1,3−フェニレンビスオキサゾリンを1.24部添加
し、前記2軸押出機にて溶融混練し、熱可塑性ポリエス
テル系樹脂をえた。
1,3−フェニレンビスオキサゾリンを1.24部添加
し、前記2軸押出機にて溶融混練し、熱可塑性ポリエス
テル系樹脂をえた。
【0115】えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂のM
zは1003500であり、分岐パラメータgは0.7
38であった。
zは1003500であり、分岐パラメータgは0.7
38であった。
【0116】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂100部
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合した組成物を、実施例1と同様に2軸−単軸タン
デム押出機で連続的に押し出して円筒シート状の発泡体
をえた。
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合した組成物を、実施例1と同様に2軸−単軸タン
デム押出機で連続的に押し出して円筒シート状の発泡体
をえた。
【0117】実施例1と同様に押出発泡成形開始20分
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定し、また、発
泡剤を注入しないほかは前記の方法と同様にして、えら
れた熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の溶融物性を測
定した。
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定し、また、発
泡剤を注入しないほかは前記の方法と同様にして、えら
れた熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の溶融物性を測
定した。
【0118】結果を表1に示す。
【0119】表1より、20分後と80分後の樹脂の溶
融物性は安定しており、若干独立気泡率の低下は見られ
たが、均一で微細な気泡を有する熱可塑性ポリエステル
系樹脂組成物の発泡体を安定的に製造することができた
ことがわかる。
融物性は安定しており、若干独立気泡率の低下は見られ
たが、均一で微細な気泡を有する熱可塑性ポリエステル
系樹脂組成物の発泡体を安定的に製造することができた
ことがわかる。
【0120】実施例4 Z平均分子量が103255、固有粘度が0.65dl
/g、分岐パラメータが1.0のポリエチレンテレフタ
レート樹脂100部に対し、ピロメリット酸0.6部、
トリフェニルホスファイト0.2部の割合で混合したも
のを実施例1と同様の条件の2軸押出機で溶融混練し、
ペレットをえた。
/g、分岐パラメータが1.0のポリエチレンテレフタ
レート樹脂100部に対し、ピロメリット酸0.6部、
トリフェニルホスファイト0.2部の割合で混合したも
のを実施例1と同様の条件の2軸押出機で溶融混練し、
ペレットをえた。
【0121】つぎにえられたペレット100部に対して
安息香酸ジグリシジルエステルを1.30部添加し、前
記2軸押出機で溶融混練し、熱可塑性ポリエステル系樹
脂をえた。
安息香酸ジグリシジルエステルを1.30部添加し、前
記2軸押出機で溶融混練し、熱可塑性ポリエステル系樹
脂をえた。
【0122】えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂のM
zは1023500であり、分岐パラメータgは0.6
99であった。
zは1023500であり、分岐パラメータgは0.6
99であった。
【0123】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂100部
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合した組成物を、実施例1同様に2軸−単軸タンデ
ム押出機で連続的に押し出して円筒シート状の発泡体を
えた。
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合した組成物を、実施例1同様に2軸−単軸タンデ
ム押出機で連続的に押し出して円筒シート状の発泡体を
えた。
【0124】実施例1と同様に押出発泡成形開始20分
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定し、また、発
泡剤を注入しないほかは前記の方法と同様にして、えら
れた熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の溶融物性を測
定した。
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定し、また、発
泡剤を注入しないほかは前記の方法と同様にして、えら
れた熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の溶融物性を測
定した。
【0125】結果を表1に示す。
【0126】表1より、20分後と80分後の樹脂の溶
融物性は安定しており、気泡径の若干の増大は見られた
が熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の発泡体を安定的
に製造することができたことがわかる。
融物性は安定しており、気泡径の若干の増大は見られた
が熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物の発泡体を安定的
に製造することができたことがわかる。
【0127】比較例1 Z平均分子量が103255、固有粘度が0.65dl
/g、分岐パラメータが1.0の線状ポリエチレンテレ
フタレート樹脂100部にタルク0.25部、ブレンド
オイル0.05部の割合で混合したものを、実施例1と
同様に2軸−単軸タンデム押出機にて連続的に押出発泡
を行なったが、発泡剤と溶融樹脂が断続的に金型から放
出され、発泡シートをうることができなかった。
/g、分岐パラメータが1.0の線状ポリエチレンテレ
フタレート樹脂100部にタルク0.25部、ブレンド
オイル0.05部の割合で混合したものを、実施例1と
同様に2軸−単軸タンデム押出機にて連続的に押出発泡
を行なったが、発泡剤と溶融樹脂が断続的に金型から放
出され、発泡シートをうることができなかった。
【0128】また、発泡剤を注入しないほかは前記の方
法と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂
組成物の溶融物性を実施例1と同様に測定した。
法と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂
組成物の溶融物性を実施例1と同様に測定した。
【0129】結果を表1に示す。
【0130】比較例2 Z平均分子量が103255、固有粘度が0.65dl
/g、分岐パラメータが1.0の線状ポリエチレンテレ
フタレート樹脂100部にピロメリット酸0.4部、ト
リフェニルホスファイト0.2部の割合で混合したもの
を実施例1と同様の条件の2軸押出機で溶融混練し、ペ
レットをえた。
/g、分岐パラメータが1.0の線状ポリエチレンテレ
フタレート樹脂100部にピロメリット酸0.4部、ト
リフェニルホスファイト0.2部の割合で混合したもの
を実施例1と同様の条件の2軸押出機で溶融混練し、ペ
レットをえた。
【0131】つぎにえられたペレット100部に対して
1,3−フェニレンビスオキサゾリンを0.72部添加
し、前記2軸押出機で溶融混練し、熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂をえた。
1,3−フェニレンビスオキサゾリンを0.72部添加
し、前記2軸押出機で溶融混練し、熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂をえた。
【0132】えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂のM
zは653500であり、分岐パラメータgは0.89
であった。
zは653500であり、分岐パラメータgは0.89
であった。
【0133】前記熱可塑性ポリエステル系樹脂100部
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合したものを、実施例1と同様に2軸−単軸タンデ
ム押出機で連続的に押出発泡を行なったが、外観に破泡
が見られる発泡シートしかうることができなかった。
にタルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合
で混合したものを、実施例1と同様に2軸−単軸タンデ
ム押出機で連続的に押出発泡を行なったが、外観に破泡
が見られる発泡シートしかうることができなかった。
【0134】また、発泡剤を注入しないほかは前記方法
と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂組
成物の溶融物性を実施例1と同様に測定した。
と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂組
成物の溶融物性を実施例1と同様に測定した。
【0135】結果を表1に示す。
【0136】比較例3 Z平均分子量が103255、固有粘度が0.65dl
/g、分岐パラメータが1.0の線状ポリエチレンテレ
フタレート樹脂100部にピロメリット酸0.5部、タ
ルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合で混
合したものを、実施例1と同様に2軸−単軸タンデム押
出機にて連続的に押し出して円筒シート状の発泡体をえ
た。
/g、分岐パラメータが1.0の線状ポリエチレンテレ
フタレート樹脂100部にピロメリット酸0.5部、タ
ルク0.25部、ブレンドオイル0.05部の割合で混
合したものを、実施例1と同様に2軸−単軸タンデム押
出機にて連続的に押し出して円筒シート状の発泡体をえ
た。
【0137】実施例1と同様に押出発泡成形開始20分
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定した。
後および80分後にえられた発泡体について、見かけ密
度、気泡の大きさおよび独立気泡率を測定した。
【0138】また、発泡剤を注入しないほかは前記の方
法と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂
組成物の溶融物性を実施例1と同様にして測定した。
法と同様にして、えられた熱可塑性ポリエステル系樹脂
組成物の溶融物性を実施例1と同様にして測定した。
【0139】結果を表1に示す。
【0140】表1より、20分後と80分後の樹脂の溶
融物性は20分後の溶融物性に比べ大きく低下してお
り、それにともない、えられた発泡体も、気泡が大き
く、破泡が観察され、安定的に発泡体を製造することが
できなかったことがわかる。
融物性は20分後の溶融物性に比べ大きく低下してお
り、それにともない、えられた発泡体も、気泡が大き
く、破泡が観察され、安定的に発泡体を製造することが
できなかったことがわかる。
【0141】
【表1】
【0142】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な方法で、均一で
微細な気泡を有する熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物
の発泡体を安定的に製造することができる。本発明によ
ってえられる発泡体は、押出発泡シート、押出発泡ボー
ド、発泡ブロー成形品として使用することができ、さら
には2次成形加工用の材料として利用できる。
微細な気泡を有する熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物
の発泡体を安定的に製造することができる。本発明によ
ってえられる発泡体は、押出発泡シート、押出発泡ボー
ド、発泡ブロー成形品として使用することができ、さら
には2次成形加工用の材料として利用できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 Z平均分子量が1×106以上で、分岐
パラメータが0.8以下である熱可塑性ポリエステル系
樹脂を押出発泡させてなる熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡体。 - 【請求項2】 Z平均分子量が1×106以上で、分岐
パラメータが0.8以下である熱可塑性ポリエステル系
樹脂を押出発泡させてなる熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33146397A JPH11166067A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33146397A JPH11166067A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体およびその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11166067A true JPH11166067A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18243934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33146397A Pending JPH11166067A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11166067A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6447859B2 (en) | 2000-06-13 | 2002-09-10 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polyester resin and molded article |
| JP2008069217A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルムおよびその製造方法。 |
| CN100404581C (zh) * | 2001-12-12 | 2008-07-23 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 聚酯树脂和模塑制品 |
| JP2021513488A (ja) * | 2018-12-26 | 2021-05-27 | ヒューヴィス コーポレーションHuvis Corporation | リッドフィルムを含む包装容器およびその製造方法 |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP33146397A patent/JPH11166067A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6447859B2 (en) | 2000-06-13 | 2002-09-10 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polyester resin and molded article |
| CN100404581C (zh) * | 2001-12-12 | 2008-07-23 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 聚酯树脂和模塑制品 |
| JP2008069217A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルムおよびその製造方法。 |
| JP2021513488A (ja) * | 2018-12-26 | 2021-05-27 | ヒューヴィス コーポレーションHuvis Corporation | リッドフィルムを含む包装容器およびその製造方法 |
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