JPH111705A - 複合成形体及びその複合成形体を用いた内燃機関用ピストン - Google Patents
複合成形体及びその複合成形体を用いた内燃機関用ピストンInfo
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- JPH111705A JPH111705A JP16496297A JP16496297A JPH111705A JP H111705 A JPH111705 A JP H111705A JP 16496297 A JP16496297 A JP 16496297A JP 16496297 A JP16496297 A JP 16496297A JP H111705 A JPH111705 A JP H111705A
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F2200/00—Manufacturing
- F02F2200/04—Forging of engine parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 亀裂を生じることがなく、耐摩耗性に優れた
複合成形体の提供及び、亀裂を生じることがなく、耐摩
耗性に優れたピストンリング溝が形成可能な内燃機関用
ピストンの提供。 【解決手段】 鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アル
ミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末とを混合して、この混合した
粉末を圧粉成形し、圧粉成形体7を得る。その後、圧粉
成形体7を熱間鍛造して所定形状の圧粉成形体9を得
る。また、環状に形成した圧粉成形体9をアルミニウム
合金製ピストン11のピストンリング溝13を形成する
外周部12に鋳包み、この複合成形体9にピストンリン
グ溝13を形成した。
複合成形体の提供及び、亀裂を生じることがなく、耐摩
耗性に優れたピストンリング溝が形成可能な内燃機関用
ピストンの提供。 【解決手段】 鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アル
ミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末とを混合して、この混合した
粉末を圧粉成形し、圧粉成形体7を得る。その後、圧粉
成形体7を熱間鍛造して所定形状の圧粉成形体9を得
る。また、環状に形成した圧粉成形体9をアルミニウム
合金製ピストン11のピストンリング溝13を形成する
外周部12に鋳包み、この複合成形体9にピストンリン
グ溝13を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合成形体及びそ
の複合成形体を用いた内燃機関用ピストンに関する。
の複合成形体を用いた内燃機関用ピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用ピストンは、一般にアルミニ
ウム合金からなり、外周部には複数のピストンリング溝
が形成され、このピストンリング溝内にピストンリング
が嵌挿される。前記ピストンリング溝のうち、最も冠面
に近いトップリングが嵌挿されるリング溝は、燃焼室に
近く温度が高いことや、トップリングが燃焼圧力を受け
ること等の理由により、摩耗を生じる虞がある。
ウム合金からなり、外周部には複数のピストンリング溝
が形成され、このピストンリング溝内にピストンリング
が嵌挿される。前記ピストンリング溝のうち、最も冠面
に近いトップリングが嵌挿されるリング溝は、燃焼室に
近く温度が高いことや、トップリングが燃焼圧力を受け
ること等の理由により、摩耗を生じる虞がある。
【0003】これを対策するために、特開平2−125
952号公報には、アルミニウム合金製ピストンのピス
トンリング溝を形成する外周部に周溝を形成し、この周
溝内に銅線材を巻き付けて嵌挿した後、電子ビームによ
って銅線材及びその近傍のピストンの母材を局部的に溶
融し、ピストンの母材中に銅を溶融拡散させ、銅の含有
量が10〜35重量%のアルミニウム合金と銅との合金
からなる硬化層を生成し、この耐摩耗性を有する硬化層
にピストンリング溝を形成したものが提案されている。
952号公報には、アルミニウム合金製ピストンのピス
トンリング溝を形成する外周部に周溝を形成し、この周
溝内に銅線材を巻き付けて嵌挿した後、電子ビームによ
って銅線材及びその近傍のピストンの母材を局部的に溶
融し、ピストンの母材中に銅を溶融拡散させ、銅の含有
量が10〜35重量%のアルミニウム合金と銅との合金
からなる硬化層を生成し、この耐摩耗性を有する硬化層
にピストンリング溝を形成したものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、硬化層の銅の含有量が10〜35重量
%であり、この程度では硬化層の耐摩耗性が十分ではな
い。
来例にあっては、硬化層の銅の含有量が10〜35重量
%であり、この程度では硬化層の耐摩耗性が十分ではな
い。
【0005】発明者は耐摩耗性材料について研究をして
おり、それによれば、銅に変えて安価な鉄を含有させる
ことによって耐摩耗性を向上させることができるが、鉄
の含有量が40重量%を超え80重量%未満の合金層は
熱応力によって亀裂が発生する虞があることを知見し
た。
おり、それによれば、銅に変えて安価な鉄を含有させる
ことによって耐摩耗性を向上させることができるが、鉄
の含有量が40重量%を超え80重量%未満の合金層は
熱応力によって亀裂が発生する虞があることを知見し
た。
【0006】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、亀裂を生じることがなく、耐摩耗性に優れ
た複合成形体を提供することを目的とする。また、亀裂
を生じることがなく、耐摩耗性に優れたピストンリング
溝が形成可能な内燃機関用ピストンを提供することを目
的とする。
れたもので、亀裂を生じることがなく、耐摩耗性に優れ
た複合成形体を提供することを目的とする。また、亀裂
を生じることがなく、耐摩耗性に優れたピストンリング
溝が形成可能な内燃機関用ピストンを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウ
ム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アル
ミニウム合金の粉末とを混合して、この混合した粉末
を、圧粉成形した後、熱間鍛造してなる複合成形体とし
てある。
発明は、鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウ
ム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アル
ミニウム合金の粉末とを混合して、この混合した粉末
を、圧粉成形した後、熱間鍛造してなる複合成形体とし
てある。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記複合成形体の粉末は、鉄の
含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末
と鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金
の粉末とが、6対4の重量割合で混合されてなる構成に
してある。
載の発明の構成のうち、前記複合成形体の粉末は、鉄の
含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末
と鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金
の粉末とが、6対4の重量割合で混合されてなる構成に
してある。
【0009】また、請求項3記載の発明は、鉄の含有量
が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の
含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末
とを混合して、この混合した粉末を圧粉成形した後、熱
間鍛造してなる複合成形体を、アルミニウム合金製ピス
トンのピストンリング溝を形成する外周部に鋳包み、こ
の複合成形体にピストンリング溝を形成した構成の内燃
機関用ピストンとしてある。
が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の
含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末
とを混合して、この混合した粉末を圧粉成形した後、熱
間鍛造してなる複合成形体を、アルミニウム合金製ピス
トンのピストンリング溝を形成する外周部に鋳包み、こ
の複合成形体にピストンリング溝を形成した構成の内燃
機関用ピストンとしてある。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明の構成のうち、前記複合成形体の粉末は、鉄の
含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末
と鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金
の粉末とが、6対4の重量割合で混合されてなる構成に
してある。
載の発明の構成のうち、前記複合成形体の粉末は、鉄の
含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末
と鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金
の粉末とが、6対4の重量割合で混合されてなる構成に
してある。
【0011】請求項1及び請求項2記載の発明において
は、前記鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウ
ム合金の粉末と、鉄の含有量が90重量%以上の鉄−ア
ルミニウム合金の粉末がタンブラー等によって混合され
る。前記各粉末は20乃至40μmの微粉が選択され
る。
は、前記鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウ
ム合金の粉末と、鉄の含有量が90重量%以上の鉄−ア
ルミニウム合金の粉末がタンブラー等によって混合され
る。前記各粉末は20乃至40μmの微粉が選択され
る。
【0012】この場合に、前記鉄の含有量が40重量%
以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90
重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末との混合割合
は任意であり、請求項2記載の発明においては、鉄の含
有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と
鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の
粉末とが、6対4の重量割合で混合される。なお、前記
鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の
粉末の割合が増加することによって、得られる複合成形
体の耐摩耗性は優れたものとなるが、この粉末は比重が
大きく、重量が増加することになる。このため、前記複
合成形体の要求性能に応じた混合割合が選択される。
以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90
重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末との混合割合
は任意であり、請求項2記載の発明においては、鉄の含
有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と
鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の
粉末とが、6対4の重量割合で混合される。なお、前記
鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の
粉末の割合が増加することによって、得られる複合成形
体の耐摩耗性は優れたものとなるが、この粉末は比重が
大きく、重量が増加することになる。このため、前記複
合成形体の要求性能に応じた混合割合が選択される。
【0013】前記混合された粉末は、所定圧力を加えて
圧粉成形された後、加熱された状態で所定圧力を加えて
熱間鍛造され、所定の形状の複合成形体が得られる。
圧粉成形された後、加熱された状態で所定圧力を加えて
熱間鍛造され、所定の形状の複合成形体が得られる。
【0014】ここで、前記複合成形体は、鉄の含有量が
40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と鉄の含有量が
90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類の合
金から形成され、鉄の含有量が40重量%を超え80重
量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と鉄の含有量が
90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類の合
金から形成され、鉄の含有量が40重量%を超え80重
量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
【0015】これによって、亀裂を生じることがなく、
耐摩耗性に優れた複合成形体が得られる。
耐摩耗性に優れた複合成形体が得られる。
【0016】請求項3及び請求項4記載の発明において
は、前記請求項1及び請求項2に記載の発明の複合成形
体が、アルミニウム合金製ピストンのピストンリング溝
を形成する外周部に鋳包まれ、この複合成形体にピスト
ンリング溝が形成されることによって内燃機関用ピスト
ンが得られる。
は、前記請求項1及び請求項2に記載の発明の複合成形
体が、アルミニウム合金製ピストンのピストンリング溝
を形成する外周部に鋳包まれ、この複合成形体にピスト
ンリング溝が形成されることによって内燃機関用ピスト
ンが得られる。
【0017】先ず、前記複合成形体が次のようにして得
られる。即ち、鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アル
ミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末がタンブラー等によって混合
される。前記各粉末は20乃至40μmの微粉が選択さ
れる。
られる。即ち、鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アル
ミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末がタンブラー等によって混合
される。前記各粉末は20乃至40μmの微粉が選択さ
れる。
【0018】この場合に、前記鉄の含有量が40重量%
以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90
重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末との混合割合
は任意であり、請求項4記載の発明においては、鉄の含
有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と
鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の
粉末とが、6対4の重量割合で混合される。
以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90
重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末との混合割合
は任意であり、請求項4記載の発明においては、鉄の含
有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と
鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の
粉末とが、6対4の重量割合で混合される。
【0019】前記混合された粉末は、所定圧力を加えて
圧粉成形された後、加熱された状態で所定圧力を加えて
熱間鍛造され、環状の複合成形体が得られる。
圧粉成形された後、加熱された状態で所定圧力を加えて
熱間鍛造され、環状の複合成形体が得られる。
【0020】前記環状の複合成形体がアルミニウム合金
製ピストンのピストンリング溝を形成する外周部に鋳包
まれる。
製ピストンのピストンリング溝を形成する外周部に鋳包
まれる。
【0021】その後、前記ピストンの外径加工が施さ
れ、耐摩耗性に優れた複合成形体にピストンリング溝が
形成される。
れ、耐摩耗性に優れた複合成形体にピストンリング溝が
形成される。
【0022】ここで、前記複合成形体は、鉄の含有量が
40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と鉄の含有量が
90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類の合
金から形成され、鉄の含有量が35重量%を超え80重
量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と鉄の含有量が
90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類の合
金から形成され、鉄の含有量が35重量%を超え80重
量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
【0023】これによって、前記ピストンリング溝を形
成する硬化層、即ち本発明においては複合成形体に亀裂
を発生することがなく、耐摩耗性に優れたピストンリン
グ溝が形成可能な内燃機関用ピストンが得られる。
成する硬化層、即ち本発明においては複合成形体に亀裂
を発生することがなく、耐摩耗性に優れたピストンリン
グ溝が形成可能な内燃機関用ピストンが得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
に基づいて詳述する。
【0025】図1は本発明の実施の形態を示す、複合成
形体の製造工程を説明する図面である。
形体の製造工程を説明する図面である。
【0026】図において、1は鉄の含有量が40重量%
以下の鉄−アルミニウム合金の粉末(以下、低鉄粉末と
称す)、2は鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミ
ニウム合金の粉末(以下、高鉄粉末と称す)である。前
記低鉄粉末1及び高鉄粉末2は、それぞれ溶湯3、4か
らガス噴霧、水噴霧、遠心噴霧等によって急冷凝固によ
って粉化される。これによって、前記低鉄粉末1及び高
鉄粉末2は、それぞれ鉄とアルミニウム合金との金属間
化合物が微細に、かつ急速に拡散分布した組織の粉末が
得られる。また、前記低鉄粉末1及び高鉄粉末2はそれ
ぞれ20乃至40μm程度の微粉とする。
以下の鉄−アルミニウム合金の粉末(以下、低鉄粉末と
称す)、2は鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミ
ニウム合金の粉末(以下、高鉄粉末と称す)である。前
記低鉄粉末1及び高鉄粉末2は、それぞれ溶湯3、4か
らガス噴霧、水噴霧、遠心噴霧等によって急冷凝固によ
って粉化される。これによって、前記低鉄粉末1及び高
鉄粉末2は、それぞれ鉄とアルミニウム合金との金属間
化合物が微細に、かつ急速に拡散分布した組織の粉末が
得られる。また、前記低鉄粉末1及び高鉄粉末2はそれ
ぞれ20乃至40μm程度の微粉とする。
【0027】次に、前記低鉄粉末1と高鉄粉末2とをタ
ンブラー5によって均一に混合する。この場合に、前記
低鉄粉末1と高鉄粉末2とは、低鉄粉末1が6に対して
高鉄粉末2が4の重量割合で混合される。
ンブラー5によって均一に混合する。この場合に、前記
低鉄粉末1と高鉄粉末2とは、低鉄粉末1が6に対して
高鉄粉末2が4の重量割合で混合される。
【0028】前記混合された粉末は成形型6内に充填さ
れ、所定圧力、例えば略6ton/cm2 の圧力を加え
て圧粉成形されて、所定形状の圧粉成形体7が得られ
る。
れ、所定圧力、例えば略6ton/cm2 の圧力を加え
て圧粉成形されて、所定形状の圧粉成形体7が得られ
る。
【0029】その後、前記圧粉成形体7を図外の炉中で
所定温度に加熱する。この場合の加熱温度は、前記低鉄
粉末1の再結晶温度に0.7を乗じた程度の、例えば4
70〜490℃程度の温度が選択される。また、加熱は
アルゴンガス還元雰囲気中で行われる。
所定温度に加熱する。この場合の加熱温度は、前記低鉄
粉末1の再結晶温度に0.7を乗じた程度の、例えば4
70〜490℃程度の温度が選択される。また、加熱は
アルゴンガス還元雰囲気中で行われる。
【0030】次に、前記加熱された圧粉成形体7は鍛造
型8内に搬送され、所定圧力、例えば略8ton/cm
2 の圧力を加えて熱間鍛造される。これによって、所定
形状の複合成形体9が得られる。
型8内に搬送され、所定圧力、例えば略8ton/cm
2 の圧力を加えて熱間鍛造される。これによって、所定
形状の複合成形体9が得られる。
【0031】ここで、前記複合成形体9は、鉄の含有量
が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と、鉄の含有
量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類
の合金から形成され、鉄の含有量が40重量%を超え8
0重量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と、鉄の含有
量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類
の合金から形成され、鉄の含有量が40重量%を超え8
0重量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
【0032】これによって、亀裂を生じることがなく、
耐摩耗性に優れた複合成形体9が得られる。
耐摩耗性に優れた複合成形体9が得られる。
【0033】図2は本発明の実施の形態を示す、複合成
形体を用いた内燃機関用ピストンの要部を断面して示す
図面である。
形体を用いた内燃機関用ピストンの要部を断面して示す
図面である。
【0034】図において、11は内燃機関用ピストン
で、このピストン11は高シリコンアルミニウム合金材
(例えば、AC8A材)からなり、このピストン11の
冠部11aの外周部12には複数のピストンリング溝、
即ちトップリング溝13、セカンドリング溝14、オイ
ルリング溝15が形成してある。
で、このピストン11は高シリコンアルミニウム合金材
(例えば、AC8A材)からなり、このピストン11の
冠部11aの外周部12には複数のピストンリング溝、
即ちトップリング溝13、セカンドリング溝14、オイ
ルリング溝15が形成してある。
【0035】前記複数のピストンリング溝13、14、
15のうち、トップリング溝13は、このピストンリン
グ溝13を形成する外周部12に鋳包まれた複合成形体
9に形成してある。
15のうち、トップリング溝13は、このピストンリン
グ溝13を形成する外周部12に鋳包まれた複合成形体
9に形成してある。
【0036】前記複合成形体9は、前述したと同様に形
成される。即ち、図1に示すように、前記低鉄粉末(鉄
の含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉
末)1及び高鉄粉末(鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末)2をタンブラー5によって
均一に混合する。この場合に、前記低鉄粉末1と高鉄粉
末2とは、6対4の重量割合で混合される。
成される。即ち、図1に示すように、前記低鉄粉末(鉄
の含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉
末)1及び高鉄粉末(鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末)2をタンブラー5によって
均一に混合する。この場合に、前記低鉄粉末1と高鉄粉
末2とは、6対4の重量割合で混合される。
【0037】前記混合された粉末は成形型6内に充填さ
れ、所定圧力、例えば略6ton/cm2 の圧力を加え
て圧粉成形されて、環状の圧粉成形体7が得られる。
れ、所定圧力、例えば略6ton/cm2 の圧力を加え
て圧粉成形されて、環状の圧粉成形体7が得られる。
【0038】その後、前記圧粉成形体7を図外の炉中で
所定温度に加熱する。この場合の加熱温度は、前記低鉄
粉末1の再結晶温度に0.7を乗じた程度の、例えば4
70〜490℃程度の温度が選択される。また、加熱は
アルゴンガス還元雰囲気中で行われる。
所定温度に加熱する。この場合の加熱温度は、前記低鉄
粉末1の再結晶温度に0.7を乗じた程度の、例えば4
70〜490℃程度の温度が選択される。また、加熱は
アルゴンガス還元雰囲気中で行われる。
【0039】次に、前記加熱された圧粉成形体7は鍛造
型8内に搬送され、所定圧力、例えば略8ton/cm
2 の圧力を加えて熱間鍛造される。これによって、環状
の複合成形体9が得られる。
型8内に搬送され、所定圧力、例えば略8ton/cm
2 の圧力を加えて熱間鍛造される。これによって、環状
の複合成形体9が得られる。
【0040】前記環状の複合成形体9は、ピストン11
を形成する図外の鋳造型内の所定位置、即ちピストン1
1のピストンリング溝13を形成する外周部12に配置
される。その後、前記図外の鋳造型内に溶湯が供給さ
れ、ピストン11が鋳造されると同時に複合成形体9が
鋳包まれる。
を形成する図外の鋳造型内の所定位置、即ちピストン1
1のピストンリング溝13を形成する外周部12に配置
される。その後、前記図外の鋳造型内に溶湯が供給さ
れ、ピストン11が鋳造されると同時に複合成形体9が
鋳包まれる。
【0041】その後、前記ピストン11の外形加工が行
われ、図1に示すように、複合成形体9にピストンリン
グ溝13が形成される。
われ、図1に示すように、複合成形体9にピストンリン
グ溝13が形成される。
【0042】ここで、前記複合成形体9は、鉄の含有量
が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と、鉄の含有
量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類
の合金から形成され、鉄の含有量が35重量%を超え8
0重量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
が40重量%以下の鉄−アルミニウム合金と、鉄の含有
量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金との2種類
の合金から形成され、鉄の含有量が35重量%を超え8
0重量%未満の亀裂を生じやすい合金層を含まない。
【0043】これによって、前記ピストンリング溝13
を形成する硬化層、即ちこの実施の形態においては複合
成形体9に亀裂を発生することがなく、耐摩耗性に優れ
たピストンリング溝13が形成可能な内燃機関用ピスト
ン11が得られる。
を形成する硬化層、即ちこの実施の形態においては複合
成形体9に亀裂を発生することがなく、耐摩耗性に優れ
たピストンリング溝13が形成可能な内燃機関用ピスト
ン11が得られる。
【0044】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0045】
【実施例】具体的に、次のようにした結果、亀裂を発生
することなく、耐摩耗性に優れた複合成形体9及びピス
トンリング溝13が得られた。
することなく、耐摩耗性に優れた複合成形体9及びピス
トンリング溝13が得られた。
【0046】先ず、前記低鉄粉末1を、鉄(Fe)3重
量%及びシリコン(Si)12重量%を含む鉄ーアルミ
ニウム合金から形成し、高鉄粉末2を、鉄(Fe)97
重量%、アルミニウム(Al)3重量%を含む鉄−アル
ミニウム合金から形成した。前記各粉末は急冷凝固によ
って形成され、低鉄粉末1は、Al−Si共晶基にAl
−Feの金属間化合物が分散した組織の粉末が得られ、
高鉄粉末2は、アルミニウムを含む耐熱性鋳鉄である。
この場合の各粉末は20乃至40μmの範囲とした。
量%及びシリコン(Si)12重量%を含む鉄ーアルミ
ニウム合金から形成し、高鉄粉末2を、鉄(Fe)97
重量%、アルミニウム(Al)3重量%を含む鉄−アル
ミニウム合金から形成した。前記各粉末は急冷凝固によ
って形成され、低鉄粉末1は、Al−Si共晶基にAl
−Feの金属間化合物が分散した組織の粉末が得られ、
高鉄粉末2は、アルミニウムを含む耐熱性鋳鉄である。
この場合の各粉末は20乃至40μmの範囲とした。
【0047】前記低鉄粉末1と高鉄粉末2とを、低鉄粉
体1が6に対して高鉄粉体2が4の重量割合で混合し
て、この混合した粉末を成形型6内で6ton/cm2
の圧力を加えて圧粉成形し、環状の圧粉成形体7を得
た。
体1が6に対して高鉄粉体2が4の重量割合で混合し
て、この混合した粉末を成形型6内で6ton/cm2
の圧力を加えて圧粉成形し、環状の圧粉成形体7を得
た。
【0048】前記圧粉成形体7をアルゴンガス雰囲気中
において470〜490℃の温度で加熱した後、鍛造型
8内で8ton/cm2 の圧力を加えて熱間鍛造して、
環状の複合成形体9を得た。
において470〜490℃の温度で加熱した後、鍛造型
8内で8ton/cm2 の圧力を加えて熱間鍛造して、
環状の複合成形体9を得た。
【0049】前記複合成形体9をピストン11に鋳包
み、この複合成形体9にピストンリング溝13を形成し
た。
み、この複合成形体9にピストンリング溝13を形成し
た。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、亀裂を生じることがなく、耐摩耗性に優れた複
合成形体が得られる。また、亀裂を生じることがなく、
耐摩耗性に優れたピストンリング溝が形成可能な内燃機
関用ピストンが得られる。
よれば、亀裂を生じることがなく、耐摩耗性に優れた複
合成形体が得られる。また、亀裂を生じることがなく、
耐摩耗性に優れたピストンリング溝が形成可能な内燃機
関用ピストンが得られる。
【図1】本発明の実施の形態を示す、複合成形体の製造
工程を説明する図面である。
工程を説明する図面である。
【図2】本発明の実施の形態を示す、複合成形体を用い
た内燃機関用ピストンの要部を断面して示す図面であ
る。
た内燃機関用ピストンの要部を断面して示す図面であ
る。
1 鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アルミニウム合
金の粉末 2 鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合
金の粉末 7 圧粉成形体 9 複合成形体 11 ピストン 12 外周部 13 ピストンリング溝
金の粉末 2 鉄の含有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合
金の粉末 7 圧粉成形体 9 複合成形体 11 ピストン 12 外周部 13 ピストンリング溝
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アル
ミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末とを混合して、この混合した
粉末を、圧粉成形した後、熱間鍛造してなることを特徴
とする複合成形体。 - 【請求項2】 前記複合成形体の粉末は、鉄の含有量が
40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の含
有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末と
が、6対4の重量割合で混合されてなることを特徴とす
る、請求項1記載の複合成形体。 - 【請求項3】 鉄の含有量が40重量%以下の鉄−アル
ミニウム合金の粉末と鉄の含有量が90重量%以上の鉄
−アルミニウム合金の粉末とを混合して、この混合した
粉末を圧粉成形した後、熱間鍛造してなる複合成形体
を、アルミニウム合金製ピストンのピストンリング溝を
形成する外周部に鋳包み、この複合成形体にピストンリ
ング溝を形成したことを特徴とする内燃機関用ピスト
ン。 - 【請求項4】 前記複合成形体の粉末は、鉄の含有量が
40重量%以下の鉄−アルミニウム合金の粉末と鉄の含
有量が90重量%以上の鉄−アルミニウム合金の粉末と
が、6対4の重量割合で混合されてなることを特徴とす
る、請求項3記載の内燃機関用ピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16496297A JPH111705A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 複合成形体及びその複合成形体を用いた内燃機関用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16496297A JPH111705A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 複合成形体及びその複合成形体を用いた内燃機関用ピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH111705A true JPH111705A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15803187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16496297A Pending JPH111705A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 複合成形体及びその複合成形体を用いた内燃機関用ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH111705A (ja) |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP16496297A patent/JPH111705A/ja active Pending
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