JPH11171068A - 自動2輪車のシートロック装置 - Google Patents

自動2輪車のシートロック装置

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JPH11171068A
JPH11171068A JP9339187A JP33918797A JPH11171068A JP H11171068 A JPH11171068 A JP H11171068A JP 9339187 A JP9339187 A JP 9339187A JP 33918797 A JP33918797 A JP 33918797A JP H11171068 A JPH11171068 A JP H11171068A
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fender
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後分離型リヤフェンダを採用した自動2輪
車におけるシートロックに対する盗難防止効果を高め
る。 【解決手段】 シートレール8の前方側に設けられたサ
ブパイプ20にリヤフェンダ前部16を支持させ、シー
トレール8後部にリヤフェンダ後部17を支持させるこ
とにより前後分離型のリヤフェンダを設ける。シートレ
ール8上のシート13はタンデム型であり、その底板3
0裏面の前後方向中間部をシートロック27でロックす
る。底板30からはシートロック27の前後へ突出する
リブ37、38を一体に設け、かつシートロック26を
左右のシートレール8間に渡したクロスプレート23上
へ設けることにより、シートロック27を閉空間39で
囲む。シートロック27を解錠するキー操作部74は、
バッテリボックスを兼ねるリヤフェンダ前部16の外観
部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前後分離型のリ
ヤフェンダを使用した自動2輪車のシートロック装置に
係り、特に、タンデムシートに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動2輪車のシートは、シートロック装
置によりシートレール側へ着脱自在に取付けられ、前端
を燃料タンクの後端部へ係合し、後端部をシートロック
で取付けるようになっているものがある。また、タンデ
ムシートのように長いものは、中間部を安定させるため
シートレールへ係合するための構造を追加したものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リヤフェン
ダを前後に分離して配設した分離型を採用する場合、シ
ートの前後方向中間部にリヤフェンダが無いので、仮に
シートの中間部をロックしようとすれば、シートロック
部分へ外部から手が入り易くなり、意図しない解錠操作
により盗難のおそれがある。
【0004】このため、このような形式のリヤフェンダ
を採用した場合はシートロック位置がシートの後端部側
に限定されてしまうが、シートの取付剛性が低くなるた
め、上記中間部の係合構造が必要になる。
【0005】しかしこの場合には、シート着脱時に前後
方向へシートをスライドさせて係脱しなければならず、
ある種のコツが要求されるため、着脱作業を容易化でき
るよう、このような中間部の係合構造でなくシートロッ
クを採用できることが望まれる。特に、タンデムシート
ではこのような要請が強くなる。
【0006】そこで本願発明は、シートの中間部でロッ
クでき、かつ外部からシートロック部分へ手が入りにく
い構造にしたシートロック装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願の自動2輪車のシートロック装置に係る第1の発明
は、左右一対のシートレールに支持されかつシートロッ
クにより着脱自在に取付けられたシートと、後輪上方へ
前後方向へ分離して配設された一対のリヤフェンダとを
備えた自動2輪車において、上記リヤフェンダの前後部
分の中間部で、かつシートの前後方向中間部に相当する
左右のシートレールに挟まれた位置にシートロックを設
け、このシートロックの下方を左右のシートレール間に
渡したクロス部材で覆うとともに、シートロック上方に
位置するシートの底板からシートロックの前後を通って
クロス部材側へ延びるリブを設け、このリブ及び底板並
びにクロス部材によりシートロックを囲む閉空間を形成
したことを特徴とする自動2輪車のシートロック装置。
【0008】第2の発明は上記第1の発明において、シ
ートがタンデムシートであることを特徴とする。
【0009】第3の発明は上記第1の発明において、リ
ヤフェンダの前部のうち少なくとも一部を外観部材と
し、その側面にシートロックをキーにより解錠するため
のキー操作部を設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】第1の発明によれば、シートの中間部を
シートロックできるので、シートの取付剛性を高めるこ
とができるとともに、従来の係合構造を廃止できるた
め、着脱作業が容易かつ迅速になる。
【0011】そのうえ、分離型リヤフェンダを採用し、
リヤフェンダの設けられない中間部にシートロックが位
置するにもかかわらず、シートロックを閉空間内に収容
したため、外部から手が入りにくくなり、盗難防止に役
立つ。
【0012】しかも、シートロックの下方をクロス部材
で覆うので、シートの底板へ泥水等が直接跳ね上げられ
ても、シートロックに泥水等の付着を防止できる。
【0013】第2の発明によれば、タンデムシートを採
用したので、シート長が長く、取付剛性を高める要請が
特に高いタンデムシートに好適なシートロック装置にな
る。
【0014】第3の発明によれば、リヤフェンダ前部の
少なくとも一部を露出する外観部としたので、従来のよ
うにサイドカウル等によって覆う必要がなくなり、サイ
ドカウルの省略又は小型化を可能とし、かつ外観部を利
用してシートロックのキー操作部を設けることができ
る。そのうえ、バッテリ等の物品収納部として多機能化
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1乃至図13は第1実施例であり、図1は
シート底板及びリヤカウルの取付構造を示す前後方向断
面図、図2はその平面図、図3は自動2輪車の外観側面
図、図4は図1の4−4線に沿う片側断面図、図5は5
−5線に沿う同様断面図、図6は図1の6−6線に沿っ
て示すシートの片側断面図、図7は図2の7−7線に沿
って示すシートの片側部分断面図、図8は支持部の取付
構造を示す組付図、図9はリヤカウルの斜視図、図10
はシートレールの平面図、図11はリヤフェンダ前部の
取付構造を示す断面図、図12はシートロック部分の詳
細構造を示す断面図、図13はリヤフェンダ後部の取付
構造を示す断面図である。
【0016】まず、図3によりこの自動2輪車の全体構
造を簡単に説明する。1は前輪、2はフロントフォー
ク、3はハンドル、4はヘッドパイプ、5はメインフレ
ーム、6はパワーユニット、7はジョイントプレート、
8はシートレール、9はスイングアーム、10は後輪、
11は緩衝器、12は燃料タンク、13はシート、14
はリヤカウル、15はテールライト、16はリヤフェン
ダ前部、17はリヤフェンダ後部である。
【0017】パワーユニット6はV型エンジンを備え、
その後部の左右側面上部にはそれぞれ鉄板プレス品から
なるジョイントプレート7が取付けられ、このジョイン
トプレート7に、各左右一対で設けられるメインフレー
ム5の後端部及びシートレール8の前端部がそれぞれ取
付けられている。
【0018】メインフレーム5は上下に間隔を持って並
設されたパイプ部材5a、5b及びこれらの間を連結す
る複数の補強パイプ5cで構成されている。また、リヤ
スイングアーム9は前端部をパワーユニット6に取り付
けられたピボットブラケット18へピボット19により
回動自在に支持されている。
【0019】シートレール8は図1及び図10に明らか
なように、左右一対で前後方向へ配設され、左右の各前
部にはサブパイプ20の後端部がそれぞれ取付けられて
いる。左右のシートレール8及びサブパイプ20の各前
端部はジョイントプレート7へ取付けられている。
【0020】左右のシートレール8及びサブパイプ20
間には補強のためのクロスパイプ等が架設されている。
すなわち、サブパイプ20には第1のクロスパイプ21
が設けられ、シートレール8には、サブパイプ20の連
結部近傍における第2クロスパイプ22、前後方向中間
部におけるクロスプレート23、その後端部と重なる第
3クロスパイプ24、後端部の第4クロスパイプ25が
設けられている。
【0021】第3クロスパイプ24にはシートロックス
テイ26が設けられ、ここにシートロック27が取付け
られている。左右のシートレール8における第4クロス
パイプ25近傍部には外側方へ突出するフック28がそ
れぞれ設けられ、各フック28の端部28a及び28b
はシートレール8を越えて車体中心側へ突出している。
左右のシートレール8の各後端部にはフェンダステイ2
9が取付けられている。
【0022】次に、シート及びリヤカウルの取付構造を
説明する。図1及び図2に示すように、シート13はタ
ンデム型であり、樹脂製の底板30を備えている。この
底板30の前端には二股部31が設けられ、燃料タンク
12の後端部に突出形成された取付部32を挟むことに
よりシート13の前端部側が燃料タンク12に支持され
るようになっている。
【0023】底板30は、前席部33から後席部34へ
中間部35で階段状に変化し、後席部34のうち中間部
35近傍部の裏面にはシートロック金具36が下方へ突
出して設けられている。このシートロック金具36はシ
ートロックステイ26に取付けられたシートロック27
にロックされ、これによりシート13がシートレール8
へ着脱自在に固定される。
【0024】図12に明らかなように、底板30の裏面
にはシートロック金具36を挟む前後に下方へ向かって
突出するリブ37、38が一体に形成され、それぞれの
下端部はクロスプレート23の前後端部に近接し、これ
らリブ37、38、クロスプレート23及び底板30に
よってシートロック27を囲む閉空間39が形成されて
いる。ここで閉空間とは外部から手の入らない程度を意
味する
【0025】図2に明らかなように、底板30の後席部
分には縁部に沿って上下へ突出する複数のボス部40が
形成されている。また、中間部35近傍の左右には筒状
をなして下方へ突出する支持部42が形成され、その下
端部は下向き略U字状をなすスリット43が形成されて
いる(図8)。
【0026】また、図中の断面指示線7−7に相当する
部位である中間部35の側面で立壁状をなす部分にも略
U字状をなすスリット44が形成され、これに重なるよ
うにクリップ45が取付けられている。クリップ45は
略U字状断面をなす弾性部材であり、この部分で中間部
35に形成されている穴47からスリット44近傍の肉
厚を挟んで取付けられ、一体のナット部46がスリット
44へ重なるようになっている(図7)。
【0027】一方、図9に明らかなように、リヤカウル
14は適宜な樹脂により形成され、車体中心から左右に
分れて前方へ延びる左側部分50と右側部分51を備え
た上面視で略U字状をなし、シートの底板30で覆われ
る開口部を囲む上端縁部には、車体中心方向へ突出する
取付部52が複数形成され、かつ左右の前端部にはそれ
ぞれ上方へ突出する一対の取付部53が一体に形成され
ている。
【0028】これらの取付部52及び53にはそれぞれ
通し穴54、55が設けられており、取付部52は図5
に示すように底板30のボス40と重ねられ、下方より
タッピングビス56で締結一体化される。リヤカウル1
4の前端部も、図7に示すように、取付部53をクリッ
プ45へ重ねてスリット44と55を一致させ、内側か
らタッピングビス57で締結一体化されている。
【0029】さらに、図4及び図8に示すように、リヤ
カウル14の左側部分50と右側部分51の各中間部内
側で支持部42の下端部のスリット43と対応する位置
に一体のボス60が突出形成され、ここにカラー61、
ワッシャ62を介してボルト63により支持部42の下
端部が内側からリヤカウル14の内面へ一体化されてい
る。ボス60の位置は、リヤカウル14の取付他端開放
側の端末付近に相当している。
【0030】図4中の符号64はボス60のインサート
ナットである。また、図6中の符号65はシートベル
ト、66は表皮(図示省略)で覆われたクッション材、
67はシートベルト65の固定用ボルトであり、補強金
属ブラケット68と一緒にシートベルト65を底板30
へ取付るようになっている。
【0031】図1に明らかなように、リヤフェンダはリ
ヤフェンダ前部16とリヤフェンダ後部17に分離され
て前後に間隔をもって配設された分離型フェンダとして
構成され、それぞれシートレール8又はサブパイプ20
へ支持されている。
【0032】図11に明らかなように、リヤフェンダ前
部16はバッテリボックスを兼用し、そのための凹部と
して形成された収容部70にはバッテリ71が収容され
ている。但し、他の例えば、ヒューズや点火ユニット等
の各種電装品やその他の物品も同時に適宜収容されてい
る。
【0033】このリヤフェンダ前部16は前部側の底部
に形成されたフック部72を第1のクロスパイプ21に
上方より係合させ、かつ後部をサブパイプ20の側面へ
ボルト73で締結することによりサブパイプ20へ取付
けられている。
【0034】リヤフェンダ前部16の下部はシートの底
板30の前方延出部30a(図1)よりも下方へ突出し
て外観部をなし、その側面にシートロック27を解錠操
作をするためのキー操作部74が設けられている。
【0035】このキー操作部74へ図示省略のキーを差
し込んで回動させると、これに一端が連結されかつシー
トレール8上を通って他端がシートロック27へ取付け
られている操作ワイヤー75を介して解錠するようにな
っている。
【0036】図13に明らかなように、リヤフェンダ後
部17は先端の係合部80をフック部28の延長部28
aへ後方より係止し、かつ後部側面をシートレール8の
後端部から延出するステイ29へボルト81で締結され
ることによりシートレール8へ取付けられている。な
お、他方の延長部28bもリヤフェンダ後部の側壁で前
部上端に形成された凹部へ上方から係合している。
【0037】リヤフェンダ後部17は上方へ開放された
容器状をなし、内部にはシートレール8と略平行する傾
斜をなすリブ82、83が前後に設けられ、これらの斜
面を結んだ線と第4クロスパイプ25の間の空間84が
書類入れになっている。
【0038】次に、本実施例の作用を説明する。図1及
び図12に明らかなように、シート13の中間部をシー
トロック27によりロックできるので、シート13の取
付剛性を高めることができるとともに、従来の係合構造
を廃止できるため、着脱作業が容易かつ迅速になる。
【0039】そのうえ、分離型リヤフェンダ(16、1
7)を採用し、リヤフェンダの設けられない中間部にシ
ートロック27が位置するにもかかわらず、シートロッ
ク27を閉空間39内に収容したため、外部から手が入
りにくくなり、盗難防止に役立つ。
【0040】しかも、シートロック27の下方をクロス
プレート23で覆うので、シート13の底板30へ泥水
等が直接跳ね上げられても、その多くをクロスプレート
23で遮断でき、そのうえリブ37、38によってさら
に確実に遮断できるから、シートロック27に対する泥
水等の付着を有効に防止できる。
【0041】また、シート13は、シート長が長いこと
により取付剛性を高める要請が特に高いタンデムシート
であるが、このシートロック装置の採用により、上記要
請を満足できるので、このようなタンデムシートに好適
なものになる。
【0042】第さらに、リヤフェンダ前部16の少なく
とも一部であるその下部が露出して外観部になっている
ので、従来のように全体をサイドカウル等によって覆う
必要がなくなり、サイドカウルの省略又は小型化を可能
とし、かつ外観部を利用してシートロック27のキー操
作部74を設けることができる。そのうえ、バッテリ7
1等の物品収納部として多機能化できる。
【0043】なお、本願発明は上記実施例に限定されず
種々に変形可能であり、例えば、クロスプレート23に
限らず十分な遮蔽面積を確保できればクロスパイプであ
ってもよい。また、リヤフェンダの前部16は全体を外
観部材とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るシート底板及びリヤカウル部
分の断面図
【図2】 その平面図
【図3】 自動2輪車の外観側面図
【図4】 図1の4−4線に沿う片側断面図
【図5】 図1の5−5線に沿う同様断面図
【図6】 図1の6−6線に沿って示すシートの片側
断面図
【図7】 図2の7−7線に沿って示すシートの片側
部分断面図
【図8】 支持部の取付構造を示す組付図
【図9】 リヤカウルの斜視図
【図10】 シートレールの平面図
【図11】 リヤフェンダ前部の取付構造を示す断面図
【図12】 シートロック部分の詳細構造を示す断面図
【図13】 リヤフェンダ後部の取付構造を示す断面図
【符号の説明】
8:シートレール、13:シート、14:リヤカウル、
16:リヤフェンダ前部、17:リヤフェンダ後部、2
3:クロスプレート(クロス部材)、27:シートロッ
ク、30:底板、37:リブ、38:リブ、74:キー
操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のシートレールに支持されかつシ
    ートロックにより着脱自在に取付けられたシートと、後
    輪上方へ前後方向へ分離して配設された一対のリヤフェ
    ンダとを備えた自動2輪車において、上記リヤフェンダ
    の前後部分の中間部で、かつシートの前後方向中間部に
    相当する左右のシートレールに挟まれた位置にシートロ
    ックを設け、このシートロックの下方を左右のシートレ
    ール間に渡したクロス部材で覆うとともに、シートロッ
    ク上方に位置するシートの底板からシートロックの前後
    を通ってクロス部材側へ延びるリブを設け、このリブ及
    び底板並びにクロス部材によりシートロックを囲む閉空
    間を形成したことを特徴とする自動2輪車のシートロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】シートがタンデムシートであることを特徴
    とする請求項1に記載した自動2輪車のシートロック装
    置。
  3. 【請求項3】リヤフェンダの前部のうち少なくとも一部
    を外観部材とし、その側面にシートロックをキーにより
    解錠するためのキー操作部を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載した自動2輪車のシートロック装置。
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