JPH11173155A - 流体機械 - Google Patents

流体機械

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JPH11173155A
JPH11173155A JP34305897A JP34305897A JPH11173155A JP H11173155 A JPH11173155 A JP H11173155A JP 34305897 A JP34305897 A JP 34305897A JP 34305897 A JP34305897 A JP 34305897A JP H11173155 A JPH11173155 A JP H11173155A
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JP
Japan
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gear
sun gear
impeller shaft
pinion gear
supported
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Application number
JP34305897A
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English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増速機構の出力側サンギヤを安定して支持
し、サンギヤの軸受け構造を簡単にしてコストを低減す
ると共に、分解を容易にする。 【解決手段】 インタ−ナルギヤ31に入力するエンジ
ンの駆動力をピニオンギヤ33からサンギヤ37を介し
て増速するプラネタリ−ギヤ式増速機構5と、インペラ
67がインペラシャフト35を介してサンギヤ37に連
結されたコンプレッサ7とを有し、サンギヤ37の軸方
向一側でシャフト35がベアリング81を介してケ−シ
ング23側に支持されると共に、ピニオンギヤ33がケ
−シング23側に支持されており、サンギヤ37の軸方
向他側に設けられたシャフト35の延長部83がピニオ
ンギヤ33に設けられた支持部85で支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラネタリ−ギ
ヤ式増速機構を介してコンプレッサを駆動する流体機械
に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平6−34138号公報に図5と図
6のような過給機201が記載されており、特開平7−
145738号公報に図7のような過給機203が記載
されている。
【0003】図5、6の過給機201は、入力側のベル
ト式無段変速機205とプラネタリ−ギヤ式の増速機構
207と遠心式のエアコンプレッサ209などから構成
されている。
【0004】エアコンプレッサ209のインペラ211
はインペラシャフト213を介して増速機構207のサ
ンギヤ215に連結されており、ベルト式無段変速機2
05からインタ−ナルギヤ217に入力するエンジンの
駆動力はピニオンギヤ219からサンギヤ215を介し
て増速され、インペラ211を高速回転させる。
【0005】インペラシャフト213はベアリングホル
ダ221とすべり軸受け223、225とを介して支持
されている。インペラシャフト213とベアリングホル
ダ221には、図5に示すように、サンギヤ215の左
側にそれぞれ延長部227、229が設けられており、
上記のすべり軸受け223はベアリングホルダ221の
延長部229上でインペラシャフト213の延長部22
7を支持している。
【0006】サンギヤ215はこのように軸方向の両側
で2点支持されているので、センタ−リングが安定し、
ピニオンギヤ219との良好な噛み合いが保たれ、過給
機201は高速で回転させても、振動、騒音、熱などが
発生せず、優れた耐久性を示す。
【0007】又、図7の過給機203は、入力プ−リ2
31とプラネタリ−ギヤ式増速機構233と遠心式エア
コンプレッサ235などから構成されている。
【0008】エアコンプレッサ235のインペラ237
はインペラシャフト239を介して増速機構233のサ
ンギヤ241に連結されており、インペラシャフト23
9はベアリングホルダ243とすべり軸受け245によ
って、図7に示すように、サンギヤ241の右側で支持
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5、6の過
給機201では、ベアリングホルダ221の延長部22
9に、ピニオンギヤ219との干渉を避けるための切り
欠き247、247が必要であり、形状が複雑で加工コ
ストが高い。
【0010】更に、ベアリングホルダ221に延長部2
29を設けたことによって、プラネタリ−ギヤ式増速機
構207の組付けと分解の手順が複雑で面倒である。
【0011】又、図7の過給機203は、ベアリングホ
ルダ243に、上記のベアリングホルダ221のような
延長部229がないから、それだけプラネタリ−ギヤ式
増速機構233の組付けと分解の手順は簡単である。
【0012】しかし、ベアリングホルダ243の延長部
を廃止したことに伴って、サンギヤ241は左側での支
持を失い、ピニオンギヤ249との噛み合いによって支
持されることになるから、センタ−リングが不安定にな
り、ピニオンギヤ249との良好な噛み合いを維持する
ことが難しくなり、高速で回転させると、振動、騒音、
発熱などによって、過給機203(プラネタリ−ギヤ式
増速機構233)の耐久性が低下する恐れがある。
【0013】又、このようにサンギヤ241の支持が不
安定な状態では、ベアリングホルダ243とすべり軸受
け245による支持構造を簡略化し、コストを低減する
ことは困難である。
【0014】そこで、この発明は、プラネタリ−ギヤ式
増速機構の出力側サンギヤを安定して支持し、サンギヤ
の軸受け構造を簡単にし、コストを低減すると共に、増
速機構及び軸受け構造の組付け及び分解の各作業手順を
容易にした流体機械の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の流体機械は、
インタ−ナルギヤに入力するエンジンの駆動力をピニオ
ンギヤからサンギヤを介して増速するプラネタリ−ギヤ
式の増速機構と、インペラがインペラシャフトを介して
サンギヤに連結されたコンプレッサとを有し、サンギヤ
の軸方向一側でインペラシャフトがベアリングを介して
ケ−シング側に支持されると共に、ピニオンギヤがケ−
シング側に支持されており、サンギヤの軸方向他側に設
けられたインペラシャフトの延長部がピニオンギヤに設
けられた支持部の外周で支持されることを特徴とする。
【0016】エンジンの駆動力はプラネタリ−ギヤ式増
速機構で増速され、サンギヤからインペラシャフトを介
してインペラを回転させ、コンプレッサを駆動する。
【0017】本発明の流体機械では、サンギヤの軸方向
一側でインペラシャフトがベアリングで支持されると共
に、サンギヤの軸方向他側でピニオンギヤに支持部を設
け、この支持部でインペラシャフトの延長部が支持され
る。
【0018】ピニオンギヤの支持部によってインペラシ
ャフトの延長部を支持するこの支持構造は、ギヤの噛み
合いによってサンギヤを支持する図7の従来例の支持構
造と異なって、サンギヤを安定して支持する。
【0019】従って、サンギヤが軸方向両側で安定して
支持されるので、サンギヤのセンタ−リング機能が大き
く向上し、ピニオンギヤとの良好な噛み合いが保たれ、
高速で回転させても、振動、騒音、熱などが発生せず、
耐久性が向上する。
【0020】又、ピニオンギヤの支持部によって、軸方
向他側でサンギヤが安定して支持されるので、軸方向一
側の軸受け構造を簡略化し、コストを低減することが可
能になる。
【0021】このような軸受け構造の簡略化によって、
軸受け構造及びプラネタリ−ギヤ式増速機構の組付け手
順と分解手順とが簡単になり、これらの作業コストが大
幅に低減される。
【0022】さらに、軸受け構造の簡略化によって、図
5と図7の各従来例のような形状が複雑で加工コストが
高いベアリングホルダを廃止すれば、コストが更に低減
される。
【0023】請求項2の発明は、請求項1記載の流体機
械であって、ピニオンギヤの支持部が、インペラシャフ
トの延長部を、これと接触しながら支持することを特徴
とし、請求項1の構成と同等の効果を得る。
【0024】これに加えて、ピニオンギヤの支持部が接
触しながらインペラシャフトの延長部を支持するので、
サンギヤのセンタ−リング機能が更に向上する。
【0025】請求項3の発明は、請求項1記載の流体機
械であって、ピニオンギヤの支持部とインペラシャフト
の延長部との間に隙間が設けられ、ピニオンギヤの支持
部がこの隙間に形成されるオイルフィルムを介してイン
ペラシャフトの延長部を支持することを特徴とし、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
【0026】これに加えて、ピニオンギヤの支持部とイ
ンペラシャフトの延長部との隙間で微小な振動がオイル
フィルムによって吸収されるから、サンギヤの支持及び
サンギヤとピニオンギヤとの噛み合いが更に安定し、高
速回転時の振動、騒音、発熱などが更に低減され、耐久
性が向上する。
【0027】又、ピニオンギヤの支持部とインペラシャ
フトの延長部とが直接接触しないから、双方の摩耗が防
止され、この支持構造の耐久性が大きく向上する。
【0028】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれか一項に記載の流体機械であって、インペラシ
ャフトの延長部の外径が、サンギヤの噛み合いピッチ円
と同径であることを特徴とし、請求項1乃至請求項3の
構成と同等の効果を得る。
【0029】これに加えて、インペラシャフトの延長部
外径とサンギヤの噛み合いピッチ円径とを同径にしたこ
とにより、これらの転がり接触がサンギヤのピッチ円上
で行われるから、サンギヤとピニオンギヤとの噛み合い
に対する悪影響が発生せず、トルク伝達が正常に行われ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】図1と図2とによって本発明の第
1実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、2、
4の特徴を備えている。以下、左右の方向は図1での左
右の方向であり、符号のない部材等は図示されていな
い。
【0031】図1は車両用の機械式過給機1(第1実施
形態の流体機械)を示しており、この機械式過給機1は
入力プ−リ3とプラネタリ−ギヤ式の増速機構5と遠心
式のエアコンプレッサ7(コンプレッサ)とから構成さ
れている。
【0032】入力プ−リ3は、プ−リ本体9とハブ11
とをボルト13で固定して形成されており、ハブ11は
増速機構5の入力軸15にキ−17とナット19とで固
定されている。入力プ−リ3はベルトを介してクランク
シャフト側のプ−リに連結されており、エンジンの駆動
力によって回転駆動される。
【0033】入力軸15はベアリング21によってケ−
シング23のボス部25に支承されている。入力軸15
とボス部25との間にはリップシ−ル27が配置され、
オイル洩れを防止している。
【0034】プラネタリ−ギヤ式増速機構5は、入力軸
15のフランジ部29に一体形成されたインタ−ナルギ
ヤ31と、図2のように、周方向等間隔に配置された3
個のピニオンギヤ33と、エアコンプレッサ7のインペ
ラシャフト35に形成されたサンギヤ37とを備えてい
る。
【0035】ピニオンギヤ33はベアリング39を介し
てピニオンシャフト41に支承されている。ピニオンシ
ャフト41はケ−シング23に固定されたフランジ部材
43を貫通して支持されており、ボ−ル45とねじ47
とによって抜け止めされている。
【0036】又、エアコンプレッサ7のコンプレッサハ
ウジング49とケ−シング23は、ケ−シング23の周
溝51に係合した連結部材53と、この連結部材53を
コンプレッサハウジング49に固定するボルト55とに
よって、このフランジ部材43を挟んで、互いに固定さ
れている。
【0037】ケ−シング23とフランジ部材43との間
にはオイルシ−ル57が配置されオイル洩れを防止して
いる。
【0038】インペラシャフト35上には、サンギヤ3
7の右側から、リング59、61、スペ−サ63、ブッ
シュ65、インペラ67が装着され、ナット69で固定
されている。
【0039】増速機構5は入力プ−リ3からインタ−ナ
ルギヤ31に入力したエンジンの駆動力をピニオンギヤ
33からサンギヤ37を介して増速し、インペラシャフ
ト35(インペラ67)を高速で回転駆動する。
【0040】インペラ67が回転すると、エアコンプレ
ッサ7は吸入口71から吸気を吸入し、吸入した吸気を
インペラ67の遠心力によってコンプレッサハウジング
49の渦巻き室73で加圧し、吐出口から吐き出してエ
ンジンを過給する。
【0041】フランジ部材43には円筒状のベアリング
ホルダ75が圧入されており、段差部77と止め輪79
とによって位置決めされている。
【0042】このベアリングホルダ75にはサンギヤ3
7の左側に、図5の従来例においてベアリングホルダ2
21に形成されているような延長部229がなく、形状
が大幅に簡略化されている。
【0043】サンギヤ37の右側では、スペ−サ63の
外周にすべり軸受81が配置されており、インペラシャ
フト35を支承している。
【0044】又、図1のように、インペラシャフト35
にはサンギヤ37の左側に円筒状の延長部83が設けら
れ、各ピニオンギヤ33にはその左側に円筒状の支持部
85が設けられている。
【0045】インペラシャフト35の延長部83の外径
はサンギヤ37の噛み合いピッチ円と同径にされてい
る。
【0046】図2のように、各ピニオンギヤ33の支持
部85はインペラシャフト35の延長部83を、3方向
から接触し支持している。
【0047】又、各ピニオンギヤ33の支持部85の間
には適度な隙間87が設けられており、互いの干渉を防
止している。
【0048】このように、サンギヤ37(インペラシャ
フト35)は、軸方向の右側ではすべり軸受81によっ
て支持され、軸方向の左側では各支持部85によって支
持され、軸方向両側で安定して2点支持されている。
【0049】ベアリングホルダ75には径方向外側から
スラストワッシャ89が装着されており、このスラスト
ワッシャ89はリング59、61の間に形成された溝9
1に係合し、インペラシャフト35のスラスト力を受け
ている。
【0050】ケ−シング23に取り付けられたオイルプ
ラグ93とノズル95を介して、ベアリングホルダ75
とフランジ部材43に形成された油路97には、外部の
オイルポンプから加圧オイルが供給される。
【0051】この加圧オイルによってすべり軸受81と
ベアリングホルダ75との間にオイルフィルムダンパが
形成され、すべり軸受81はこのオイルフィルムダンパ
によってフロ−ティング支持され、振動を吸収しながら
インペラシャフト35を支承する。
【0052】又、この加圧オイルは油路99を介して溝
91にも供給され、スラストワッシャ89との摺動部を
潤滑し、更に、入力軸15の油路101を介してリップ
シ−ル27に供給され、これを潤滑する。
【0053】その後、オイルはケ−シング23の下部に
オイル溜りを形成する。
【0054】このオイル溜りのオイルは、インタ−ナル
ギヤ31とピニオンギヤ33の回転によって掻き上げら
れ、各ギヤの噛み合い部と、上記の支持部85と延長部
83との接触部とを潤滑し、入力軸15のフランジ部2
9に設けられた油路103から遠心力によってオイル溜
りに戻る。
【0055】ベアリングホルダ75には、インペラシャ
フト35上のブッシュ65に対向して、カラ−105が
圧入されている。カラ−105とブッシュ65との間に
はピストンリング107が配置され、ケ−シング23か
らのオイル漏れとエアコンプレッサ7からの吸気洩れと
を防止している。
【0056】フランジ部材43にはラビリンスリング1
09がボルト111で固定されている。このラビリンス
リング109とインペラ67との間にはラビリンスシ−
ル113が形成されており、エアコンプレッサ7からの
吸気洩れを防止している。
【0057】又、ラビリンスリング109とベアリング
ホルダ75とインペラ67との間には空間115が形成
されており、この空間115はフランジ部材43に設け
られた空気流路117とコントロ−ルバルブとを介して
スロットルバルブの下流側に連通している。
【0058】スロットルバルブが閉じてインペラ67の
右側に負圧が生じると、空間115はこのコントロ−ル
バルブを介して大気に開放され、負圧が掛からないよう
にされており、ピストンリング107とラビリンスシ−
ル113のシ−ル効果を大きく向上させている。
【0059】こうして、機械式過給機1が構成されてい
る。
【0060】機械式過給機1は、上記のように、サンギ
ヤ37の右側ではすべり軸受81によってインペラシャ
フト35を支持し、サンギヤ37の左側ではピニオンギ
ヤ33の支持部85によってインペラシャフト35の延
長部83を支持している。
【0061】図7の従来例と異なって、サンギヤ37が
このように軸方向の両側で安定して支持され、センタ−
リング機能が大きく向上したから、ピニオンギヤ33と
の噛み合いが良好に保たれる。
【0062】従って、機械式過給機1は高速回転域で使
用しても、振動、騒音、熱などが発生せず、優れた耐久
性が得られる。
【0063】又、ピニオンギヤ33の支持部85によ
り、サンギヤ37の左側でインペラシャフト35が安定
して支持されるから、ベアリングホルダ75は、図5の
従来例のベアリングホルダ221のように延長部229
を設ける必要がなく、形状が複雑で加工コストの高いベ
アリングホルダ221と異なって、形状が大幅に簡略化
されており、それだけコストが低減されている。
【0064】又、ベアリングホルダ75のこのような簡
略化によって、ベアリングホルダ75とすべり軸受81
及びプラネタリ−ギヤ式増速機構5の組付け作業と分解
作業とが簡単になり、作業コストが大幅に低減される。
【0065】又、ピニオンギヤ33の支持部85がイン
ペラシャフト35の延長部83を直接接触しながら支持
するから、サンギヤ37のセンタ−リング安定機能は極
めて高い。
【0066】又、インペラシャフト35の延長部83の
外径とサンギヤ37の噛み合いピッチ円径とを同径にし
たことによって、これらの転がり接触がサンギヤ37の
ピッチ円上で行われるから、サンギヤ37とピニオンギ
ヤ33との噛み合いに対する悪影響が発生せず、トルク
伝達が正常に行われる。
【0067】更に、上記のように、支持部85によって
サンギヤ37の左側でインペラシャフト35が安定して
支持されるから、ベアリングホルダ75とすべり軸受8
1による軸受け構造に代えて、例えば、インペラシャフ
ト35をボ−ルベアリングでフランジ部材43に直接支
持するように構成すれば、右側の軸受け構造とオイル供
給構造とが大幅に簡略化されるので、コストを更に大き
く低減することが可能になる。
【0068】次に、図3と図4とによって本発明の第2
実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、3、4
の特徴を備えている。以下、左右の方向は図3での左右
の方向であり、符号のない部材等は図示されていない。
【0069】又、図3と図4及び第2実施形態の説明に
おいて、第1実施形態と同機能の部材には同一の符号を
与えて引用すると共に、これら同機能部材の重複説明は
省く。
【0070】図3は車両用の機械式過給機119(第2
実施形態の流体機械)を示しており、この機械式過給機
119は入力プ−リ3とプラネタリ−ギヤ式の増速機構
121と遠心式エアコンプレッサ7とから構成されてい
る。
【0071】増速機構121は、入力軸15に一体形成
されたインタ−ナルギヤ31と、図4のように、周方向
等間隔に配置された3個のピニオンギヤ33と、エアコ
ンプレッサ7のインペラシャフト35に形成されたサン
ギヤ37とを備えている。
【0072】又、図3のように、インペラシャフト35
にはサンギヤ37の右側に円筒状の延長部83が設けら
れ、各ピニオンギヤ33にはその左側に円筒状の支持部
123が設けられている。
【0073】図3、4のように、各ピニオンギヤ33の
支持部123とインペラシャフト35の延長部83との
間には隙間125が設けられており、この隙間125に
は、インタ−ナルギヤ31とピニオンギヤ33の回転に
よってオイル溜りから掻き上げられたオイルが供給され
る。
【0074】隙間125ではオイルの粘性による引きず
り抵抗によってオイルフィルムが形成され、ピニオンギ
ヤの支持部123はこのオイルフィルムを介してインペ
ラシャフトの延長部83を支持している。
【0075】又、各ピニオンギヤ33の支持部123の
間には隙間127が設けられており、互いの干渉を防止
している。
【0076】このように、サンギヤ37(インペラシャ
フト35)は、軸方向の右側ではすべり軸受81によっ
て支持され、軸方向の左側では各支持部123とオイル
フィルムとによって支持され、軸方向両側で安定して2
点支持されている。
【0077】増速機構121は入力プ−リ3から入力し
たエンジンの駆動力を増速してエアコンプレッサ7を駆
動し、エアコンプレッサ7は吸気を加圧してエンジンを
過給する。
【0078】こうして、機械式過給機119が構成され
ている。
【0079】機械式過給機119は、上記のように、サ
ンギヤ37の右側ではすべり軸受81によってインペラ
シャフト35を支持し、サンギヤ37の左側ではピニオ
ンギヤ33の支持部123とオイルフィルムとによって
インペラシャフト35の延長部83を支持したことによ
り、図7の従来例と異なって、サンギヤ37が軸方向両
側で安定して支持され、センタ−リング機能が大きく向
上したから、ピニオンギヤ33との噛み合いが良好に保
たれる。
【0080】従って、機械式過給機119は、高速回転
域で使用しても振動、騒音、熱などが発生せず、優れた
耐久性が得られる。
【0081】又、ピニオンギヤ33の支持部123によ
ってインペラシャフト35が安定して支持されるから、
ベアリングホルダ75は形状が大幅に簡略化され、それ
だけ低コストになっている。
【0082】このようなベアリングホルダ75の簡略化
によって、ベアリングホルダ75とすべり軸受81及び
プラネタリ−ギヤ式増速機構121の組付け作業と分解
作業とが簡単になり、作業コストが大幅に低減される。
【0083】又、各ピニオンギヤ33の支持部123と
インペラシャフト35の延長部83の隙間125に形成
されるオイルフィルムによって微小な振動が吸収される
から、サンギヤ37の支持及びサンギヤ37とピニオン
ギヤ33との噛み合いが更に安定し、高速回転時の振
動、騒音、発熱などが低減され、耐久性が大きく向上す
る。
【0084】又、各ピニオンギヤ33の支持部123と
インペラシャフト37の延長部83とは直接接触せず、
双方の摩耗が防止されるから、この支持構造の耐久性は
極めて大きい。
【0085】又、インペラシャフト35の延長部83の
外径とサンギヤ37の噛み合いピッチ円径とが同径で、
これらの転がり接触がサンギヤ37のピッチ円上で行わ
れるから、サンギヤ37とピニオンギヤ33との噛み合
いに対する悪影響が発生せず、トルク伝達が正常に行わ
れる。
【0086】更に、この機械式過給機119でも、支持
部123によってサンギヤ37(インペラシャフト3
5)が安定して支持されるから、ベアリングホルダ75
とすべり軸受81による軸受け構造に代えて、ボ−ルベ
アリングを用いれば、右側の軸受け構造とオイル供給構
造とが簡略化され、コストを大きく低減することが可能
である。
【0087】
【発明の効果】請求項1の流体機械は、プラネタリ−ギ
ヤ式増速機構のサンギヤの軸方向一側で、インペラシャ
フトをベアリングによって支持し、サンギヤの軸方向他
側で、ピニオンギヤの支持部によってインペラシャフト
の延長部を支持する。
【0088】こうして、サンギヤが軸方向両側で安定し
て支持され、センタ−リング機能が向上するから、ピニ
オンギヤとの良好な噛み合いが保たれ、高速で回転させ
ても、振動、騒音、熱などが発生せず、優れた耐久性が
得られる。
【0089】又、ピニオンギヤの支持部によって、この
ように軸方向他側でサンギヤが安定して支持されるか
ら、軸方向一側の軸受け構造を簡略化し、コストを大き
く低減することが可能になる。
【0090】又、軸受け構造の簡略化によって、軸受け
構造及びプラネタリ−ギヤ式増速機構の組付け作業と分
解作業とが簡単になり、これらの作業コストが大幅に低
減される。
【0091】又、軸受け構造の簡略化に伴って、形状が
複雑で加工コストが高いベアリングホルダを廃止すれ
ば、コストが更に低減される。
【0092】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、ピニオンギヤの支持部が接触しな
がらインペラシャフトの延長部を支持するから、サンギ
ヤのセンタ−リング機能が更に向上する。
【0093】請求項3の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、オイルフィルムによってピニオン
ギヤの支持部とインペラシャフトの延長部との隙間で微
小な振動が吸収されるから、サンギヤの支持及びサンギ
ヤとピニオンギヤとの噛み合い状態が更に安定し、高速
回転時の振動、騒音、発熱などの低減効果と耐久性とが
更に向上する。
【0094】又、ピニオンギヤの支持部とインペラシャ
フトの延長部とが接触せず、双方の摩耗が防止されるか
ら、この支持構造の耐久性は極めて大きい。
【0095】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の構成と同等の効果を得ると共に、インペラシャフトの
延長部外径とサンギヤの噛み合いピッチ円径とを同径に
したことによって、これらの転がり接触がサンギヤのピ
ッチ円上で行われるから、サンギヤとピニオンギヤとの
噛み合いに対する悪影響が発生せず、トルク伝達が正常
に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部の横断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図4】図3の要部の横断面図である。
【図5】従来例の縦断面図である。
【図6】図5の従来例に用いられているベアリングホル
ダの正面図である。
【図7】他の従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1、119 機械式過給機(流体機械) 5、121 プラネタリ−ギヤ式増速機構 7 エアコンプレッサ(コンプレッサ) 23 ケ−シング 31 インタ−ナルギヤ 33 ピニオンギヤ 35 インペラシャフト 37 サンギヤ 67 インペラ 83 インペラシャフトの延長部 85、123 ピニオンギヤの支持部 125 支持部123と延長部83との隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタ−ナルギヤに入力するエンジンの
    駆動力をピニオンギヤからサンギヤを介して増速するプ
    ラネタリ−ギヤ式の増速機構と、インペラがインペラシ
    ャフトを介してサンギヤに連結されたコンプレッサとを
    有し、サンギヤの軸方向一側でインペラシャフトがベア
    リングを介してケ−シング側に支持されると共に、ピニ
    オンギヤがケ−シング側に支持されており、サンギヤの
    軸方向他側に設けられたインペラシャフト延長部がピニ
    オンギヤに設けられた支持部の外周で支持されることを
    特徴とする流体機械。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、ピニオン
    ギヤの支持部が、インペラシャフトの延長部を、これと
    接触しながら支持することを特徴とする流体機械。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、ピニオン
    ギヤの支持部とインペラシャフトの延長部との間に隙間
    が設けられ、ピニオンギヤの支持部がこの隙間に形成さ
    れるオイルフィルムを介してインペラシャフトの延長部
    を支持することを特徴とする流体機械。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載の発明であって、インペラシャフトの延長部の外径
    が、サンギヤの噛み合いピッチ円と同径であることを特
    徴とする流体機械。
JP34305897A 1997-12-12 1997-12-12 流体機械 Pending JPH11173155A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101943101A (zh) * 2010-08-17 2011-01-12 胡大伦 用于虹吸管的发电装置

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