JPH11173894A - 圧力変動吸収機構の異常検出装置および方法 - Google Patents
圧力変動吸収機構の異常検出装置および方法Info
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- JPH11173894A JPH11173894A JP33710997A JP33710997A JPH11173894A JP H11173894 A JPH11173894 A JP H11173894A JP 33710997 A JP33710997 A JP 33710997A JP 33710997 A JP33710997 A JP 33710997A JP H11173894 A JPH11173894 A JP H11173894A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧力変動吸収機構の異常を検出し、不正確な
計量の防止を可能にする。 【解決手段】 異常判定部81は、流量判定部74によ
って判定された流量と差圧判定部73によって判定され
た差圧との関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能して
いる場合における流量と差圧との関係と同等とみなされ
るか否かを判定し、同等とみなされない場合には、圧力
変動吸収機構が異常である旨の判定を行う。また、圧力
変動吸収機構が異常である旨の判定がなされた場合に
は、動作判定部82が、表示制御部83および通信制御
部85を制御して、例えば、図示しない操作部によって
あらかじめ設定された動作モードに基づいて、異常であ
る旨の通知を外部に対して行わせると共に、必要に応じ
て遮断弁制御部84を制御して、遮断弁21,22を閉
状態にさせ、不正確な計量が行われることを防止する。
計量の防止を可能にする。 【解決手段】 異常判定部81は、流量判定部74によ
って判定された流量と差圧判定部73によって判定され
た差圧との関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能して
いる場合における流量と差圧との関係と同等とみなされ
るか否かを判定し、同等とみなされない場合には、圧力
変動吸収機構が異常である旨の判定を行う。また、圧力
変動吸収機構が異常である旨の判定がなされた場合に
は、動作判定部82が、表示制御部83および通信制御
部85を制御して、例えば、図示しない操作部によって
あらかじめ設定された動作モードに基づいて、異常であ
る旨の通知を外部に対して行わせると共に、必要に応じ
て遮断弁制御部84を制御して、遮断弁21,22を閉
状態にさせ、不正確な計量が行われることを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の圧力変動の
抑制に用いられる圧力変動吸収機構の異常を検出するた
めの圧力変動吸収機構の異常検出装置および方法に関す
る。
抑制に用いられる圧力変動吸収機構の異常を検出するた
めの圧力変動吸収機構の異常検出装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガスメータ等に利用される流量計として
は、例えば熱式流速センサ(フローセンサ)を用いた流
量計やフルイディック発振の周波数が流体の流量と関係
することを利用したフルイディック流量計があるが、こ
れらの流量計による流量測定を正確に行うには、ガス配
管内の圧力を一定に保つ必要がある。これは、圧力変動
に伴って流速が変動し、測定される流量も変化するから
である。そこで、このような管内圧力変動を抑制するた
めに、圧力変動を吸収するようにした圧力変動吸収機構
が利用されている。
は、例えば熱式流速センサ(フローセンサ)を用いた流
量計やフルイディック発振の周波数が流体の流量と関係
することを利用したフルイディック流量計があるが、こ
れらの流量計による流量測定を正確に行うには、ガス配
管内の圧力を一定に保つ必要がある。これは、圧力変動
に伴って流速が変動し、測定される流量も変化するから
である。そこで、このような管内圧力変動を抑制するた
めに、圧力変動を吸収するようにした圧力変動吸収機構
が利用されている。
【0003】この圧力変動吸収機構の一般的なものとし
ては、底部に流体入口開口部を有すると共に側面に流体
出口開口部を有する円筒状のフロートケースと、このフ
ロートケース内に上下移動自在に収容され上流側と下流
側との間の差圧に応じて浮上または下降して出口開口部
の開口率を変化させる円筒状のフロートとを備えた構成
のものがある。このような構成の圧力変動吸収機構で
は、フロートの動きによって上流側の圧力変動を吸収
し、下流側の小流量計測部への圧力変動の伝達を防ぐよ
うになっている。
ては、底部に流体入口開口部を有すると共に側面に流体
出口開口部を有する円筒状のフロートケースと、このフ
ロートケース内に上下移動自在に収容され上流側と下流
側との間の差圧に応じて浮上または下降して出口開口部
の開口率を変化させる円筒状のフロートとを備えた構成
のものがある。このような構成の圧力変動吸収機構で
は、フロートの動きによって上流側の圧力変動を吸収
し、下流側の小流量計測部への圧力変動の伝達を防ぐよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧力変動吸
収機構に何らかの異常が生じると、流量計の測定精度が
低下し、ひいては正確な計量に支障をきたしてしまうと
いう問題がある。このため、圧力変動吸収機構に異常が
発生した場合には、その異常を早期に検出して、不正確
な計量が行われることを防止することが望ましい。
収機構に何らかの異常が生じると、流量計の測定精度が
低下し、ひいては正確な計量に支障をきたしてしまうと
いう問題がある。このため、圧力変動吸収機構に異常が
発生した場合には、その異常を早期に検出して、不正確
な計量が行われることを防止することが望ましい。
【0005】なお、圧力変動吸収機構が異常をきたす原
因としては、流体中のダストによる場合が多い。例え
ば、上述のフロートケースとフロートとを備えた構成の
圧力変動吸収機構では、長期間の使用により、流体中の
ダストがフロートケースの内周面とフロートの外周面と
の間の隙間や、フロートケース内の窪みまたは角に付着
した場合に、フロートの移動状態が不安定となる等の異
常が生ずる。そして、ダストの付着量が多くなると、フ
ロートがダストによってフロートケースの上部に固着し
てしまい、圧力変動を十分に吸収できなくなり、流量計
の測定精度が低下し、ひいては正確な計量に支障をきた
してしまうことになる。
因としては、流体中のダストによる場合が多い。例え
ば、上述のフロートケースとフロートとを備えた構成の
圧力変動吸収機構では、長期間の使用により、流体中の
ダストがフロートケースの内周面とフロートの外周面と
の間の隙間や、フロートケース内の窪みまたは角に付着
した場合に、フロートの移動状態が不安定となる等の異
常が生ずる。そして、ダストの付着量が多くなると、フ
ロートがダストによってフロートケースの上部に固着し
てしまい、圧力変動を十分に吸収できなくなり、流量計
の測定精度が低下し、ひいては正確な計量に支障をきた
してしまうことになる。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、圧力変動吸収機構の異常を検出し、
不正確な計量の防止を可能とする圧力変動吸収機構の異
常検出装置および方法を提供することにある。
ので、その目的は、圧力変動吸収機構の異常を検出し、
不正確な計量の防止を可能とする圧力変動吸収機構の異
常検出装置および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の圧力変動
吸収機構の異常検出装置は、圧力変動吸収機構を通過す
る流体の流量を計測する流量計測手段と、圧力変動吸収
機構が設けられた流路の上流側と下流側との差圧を検出
する差圧検出手段と、差圧検出手段により検出された差
圧と流量計測手段により計測された流量とに基づいて、
圧力変動吸収機構が異常であるか否かを判定する異常判
定手段とを備えたものである。
吸収機構の異常検出装置は、圧力変動吸収機構を通過す
る流体の流量を計測する流量計測手段と、圧力変動吸収
機構が設けられた流路の上流側と下流側との差圧を検出
する差圧検出手段と、差圧検出手段により検出された差
圧と流量計測手段により計測された流量とに基づいて、
圧力変動吸収機構が異常であるか否かを判定する異常判
定手段とを備えたものである。
【0008】この圧力変動吸収機構の異常検出装置で
は、異常判定手段によって、差圧検出手段により検出さ
れた差圧と流量計測手段により計測された流量とに基づ
いて、圧力変動吸収機構が異常であるか否かが判定され
る。
は、異常判定手段によって、差圧検出手段により検出さ
れた差圧と流量計測手段により計測された流量とに基づ
いて、圧力変動吸収機構が異常であるか否かが判定され
る。
【0009】請求項2記載の圧力変動吸収機構の異常検
出装置は、請求項1記載の異常検出装置において、異常
判定手段を、流量計測手段により計測された流量と差圧
検出手段により検出された差圧との関係が、圧力変動吸
収機構が正常に機能している場合における流量と差圧と
の関係と同等とみなされるか否かを判定するようにし、
同等とみなされない場合には、圧力変動吸収機構が異常
である旨の判定を行うように構成したものである。
出装置は、請求項1記載の異常検出装置において、異常
判定手段を、流量計測手段により計測された流量と差圧
検出手段により検出された差圧との関係が、圧力変動吸
収機構が正常に機能している場合における流量と差圧と
の関係と同等とみなされるか否かを判定するようにし、
同等とみなされない場合には、圧力変動吸収機構が異常
である旨の判定を行うように構成したものである。
【0010】この圧力変動吸収機構の異常検出装置で
は、異常判定手段によって、流量計測手段により計測さ
れた流量と差圧検出手段により検出された差圧との関係
が、圧力変動吸収機構が正常に機能している場合におけ
る流量と差圧との関係と同等とみなされない場合には、
圧力変動吸収機構が異常である旨の判定が行われる。
は、異常判定手段によって、流量計測手段により計測さ
れた流量と差圧検出手段により検出された差圧との関係
が、圧力変動吸収機構が正常に機能している場合におけ
る流量と差圧との関係と同等とみなされない場合には、
圧力変動吸収機構が異常である旨の判定が行われる。
【0011】請求項3記載の圧力変動吸収機構の異常検
出装置は、請求項2記載の異常検出装置において、異常
判定手段を、流量計測手段により計測された流量が所定
流量以上であり、且つ、差圧検出手段により検出された
差圧が所定値以下であった場合に、流量計測手段により
計測された流量と差圧検出手段により検出された差圧と
の関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能している場合
における流量と差圧との関係と同等とみなされないと判
定するように構成したものである。
出装置は、請求項2記載の異常検出装置において、異常
判定手段を、流量計測手段により計測された流量が所定
流量以上であり、且つ、差圧検出手段により検出された
差圧が所定値以下であった場合に、流量計測手段により
計測された流量と差圧検出手段により検出された差圧と
の関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能している場合
における流量と差圧との関係と同等とみなされないと判
定するように構成したものである。
【0012】この圧力変動吸収機構の異常検出装置で
は、異常判定手段によって、流量計測手段により計測さ
れた流量が所定流量以上であり、且つ、差圧検出手段に
より検出された差圧が所定値以下であった場合に、流量
計測手段により計測された流量と差圧検出手段により検
出された差圧との関係が、圧力変動吸収機構が正常に機
能している場合における流量と差圧との関係と同等とみ
なされないと判定され、圧力変動吸収機構が異常である
旨の判定が行われる。
は、異常判定手段によって、流量計測手段により計測さ
れた流量が所定流量以上であり、且つ、差圧検出手段に
より検出された差圧が所定値以下であった場合に、流量
計測手段により計測された流量と差圧検出手段により検
出された差圧との関係が、圧力変動吸収機構が正常に機
能している場合における流量と差圧との関係と同等とみ
なされないと判定され、圧力変動吸収機構が異常である
旨の判定が行われる。
【0013】請求項4記載の圧力変動吸収機構の異常検
出装置は、請求項1ないし3のいずれか1に記載の異常
検出装置において、更に、異常判定手段により圧力変動
吸収機構が異常と判定された場合に、その旨を通知する
通知手段を備えたものである。
出装置は、請求項1ないし3のいずれか1に記載の異常
検出装置において、更に、異常判定手段により圧力変動
吸収機構が異常と判定された場合に、その旨を通知する
通知手段を備えたものである。
【0014】この圧力変動吸収機構の異常検出装置で
は、異常判定手段により圧力変動吸収機構が異常と判定
された場合には、通知手段により、その旨が通知され
る。
は、異常判定手段により圧力変動吸収機構が異常と判定
された場合には、通知手段により、その旨が通知され
る。
【0015】請求項5記載の圧力変動吸収機構の異常検
出方法は、圧力変動吸収機構を通過する流体の流量を計
測する手順と、圧力変動吸収機構が設けられた流路の上
流側と下流側との差圧を検出する手順と、差圧を検出す
る手順により検出された差圧と流量を計測する手順によ
り計測された流量とに基づいて、圧力変動吸収機構が異
常であるか否かを判定する手順とを含むものである。
出方法は、圧力変動吸収機構を通過する流体の流量を計
測する手順と、圧力変動吸収機構が設けられた流路の上
流側と下流側との差圧を検出する手順と、差圧を検出す
る手順により検出された差圧と流量を計測する手順によ
り計測された流量とに基づいて、圧力変動吸収機構が異
常であるか否かを判定する手順とを含むものである。
【0016】この圧力変動吸収機構の異常検出方法で
は、差圧を検出する手順により検出された差圧と、流量
を計測する手順により計測された流量とに基づいて、圧
力変動吸収機構が異常であるか否かが判定される。
は、差圧を検出する手順により検出された差圧と、流量
を計測する手順により計測された流量とに基づいて、圧
力変動吸収機構が異常であるか否かが判定される。
【0017】請求項6記載の圧力変動吸収機構の異常検
出方法は、請求項5記載の異常検出方法において、異常
を判定する手順を、流量を計測する手順により計測され
た流量と差圧を検出する手順により検出された差圧との
関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能している場合に
おける流量と差圧との関係と同等とみなされるか否かを
判定するような手順とすると共に、同等とみなされない
場合には、圧力変動吸収機構が異常である旨の判定を行
うような手順としたものである。
出方法は、請求項5記載の異常検出方法において、異常
を判定する手順を、流量を計測する手順により計測され
た流量と差圧を検出する手順により検出された差圧との
関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能している場合に
おける流量と差圧との関係と同等とみなされるか否かを
判定するような手順とすると共に、同等とみなされない
場合には、圧力変動吸収機構が異常である旨の判定を行
うような手順としたものである。
【0018】この圧力変動吸収機構の異常検出方法で
は、異常を判定する手段において、流量を計測する手順
により計測された流量と差圧を検出する手順により検出
された差圧との関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能
している場合における流量と差圧との関係と同等とみな
されない場合には、圧力変動吸収機構が異常である旨の
判定が行われる。
は、異常を判定する手段において、流量を計測する手順
により計測された流量と差圧を検出する手順により検出
された差圧との関係が、圧力変動吸収機構が正常に機能
している場合における流量と差圧との関係と同等とみな
されない場合には、圧力変動吸収機構が異常である旨の
判定が行われる。
【0019】請求項7記載の圧力変動吸収機構の異常検
出方法は、請求項6記載の異常検出方法において、異常
を判定する手順を、流量を計測する手順により計測され
た流量が所定流量以上であり、且つ、差圧を検出する手
順により検出された差圧が所定値以下であった場合に、
流量を計測する手順により計測された流量と差圧を検出
する手順により検出された差圧との関係が、圧力変動吸
収機構が正常に機能している場合における流量と差圧と
の関係と同等とみなされないと判定するような手順とし
たものである。
出方法は、請求項6記載の異常検出方法において、異常
を判定する手順を、流量を計測する手順により計測され
た流量が所定流量以上であり、且つ、差圧を検出する手
順により検出された差圧が所定値以下であった場合に、
流量を計測する手順により計測された流量と差圧を検出
する手順により検出された差圧との関係が、圧力変動吸
収機構が正常に機能している場合における流量と差圧と
の関係と同等とみなされないと判定するような手順とし
たものである。
【0020】この圧力変動吸収機構の異常検出方法で
は、異常を判定する手順において、流量を計測する手順
により計測された流量が所定流量以上であり、且つ、差
圧を検出する手順により検出された差圧が所定値以下で
あった場合に、流量を計測する手順に計測された流量と
差圧を検出する手順により検出された差圧との関係が、
圧力変動吸収機構が正常に機能している場合における流
量と差圧との関係と同等とみなされないと判定され、圧
力変動吸収機構が異常である旨の判定が行われる。
は、異常を判定する手順において、流量を計測する手順
により計測された流量が所定流量以上であり、且つ、差
圧を検出する手順により検出された差圧が所定値以下で
あった場合に、流量を計測する手順に計測された流量と
差圧を検出する手順により検出された差圧との関係が、
圧力変動吸収機構が正常に機能している場合における流
量と差圧との関係と同等とみなされないと判定され、圧
力変動吸収機構が異常である旨の判定が行われる。
【0021】請求項8記載の圧力変動吸収機構の異常検
出方法は、請求項5ないし7のいずれか1に記載の異常
検出方法において、更に、圧力変動吸収機構が異常と判
定された場合に、その旨を通知する手順を含むものであ
る。
出方法は、請求項5ないし7のいずれか1に記載の異常
検出方法において、更に、圧力変動吸収機構が異常と判
定された場合に、その旨を通知する手順を含むものであ
る。
【0022】この圧力変動吸収機構の異常検出方法で
は、異常判定手段により圧力変動吸収機構が異常と判定
された場合には、その旨が通知される。
は、異常判定手段により圧力変動吸収機構が異常と判定
された場合には、その旨が通知される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施の形態に係る圧力
変動吸収機構の異常検出装置が利用される流量計の一断
面構成を表すものである。また、図2および図3は、図
1における圧力変動吸収部70の一構成要素である圧力
変動吸収機構60の要部を示す断面図である。図1に示
した流量計は、例えばガスメータとして使用されるもの
であり、流体(ガス)を受け入れる入口部11とガスを
排出する出口部12とを有する本体10を備えている。
本体10内には隔壁13が設けられ、入口部11から隔
壁13にかけて流路14が設けられている。本体10内
には、フルイディック発振を生成するフルイディック素
子30が設けられ、フルイディック素子30から出口部
12にかけて流路50が設けられている。隔壁13とフ
ルイディック素子30の間には、フルイディック用流路
15とセンサ用流路17とが並行するように設けられて
いる。フルイディック用流路15は、センサ用流路17
よりも断面積が大きくなっている。隔壁13には、フル
イディック用流路15に連通する開口部16と、センサ
用流路17に連通する開口部18とが設けられている。
開口部16には弁座16aが設けられ、開口部18には
弁座18aが設けられている。
変動吸収機構の異常検出装置が利用される流量計の一断
面構成を表すものである。また、図2および図3は、図
1における圧力変動吸収部70の一構成要素である圧力
変動吸収機構60の要部を示す断面図である。図1に示
した流量計は、例えばガスメータとして使用されるもの
であり、流体(ガス)を受け入れる入口部11とガスを
排出する出口部12とを有する本体10を備えている。
本体10内には隔壁13が設けられ、入口部11から隔
壁13にかけて流路14が設けられている。本体10内
には、フルイディック発振を生成するフルイディック素
子30が設けられ、フルイディック素子30から出口部
12にかけて流路50が設けられている。隔壁13とフ
ルイディック素子30の間には、フルイディック用流路
15とセンサ用流路17とが並行するように設けられて
いる。フルイディック用流路15は、センサ用流路17
よりも断面積が大きくなっている。隔壁13には、フル
イディック用流路15に連通する開口部16と、センサ
用流路17に連通する開口部18とが設けられている。
開口部16には弁座16aが設けられ、開口部18には
弁座18aが設けられている。
【0025】センサ用流路17は、開口部18から下方
に延びる流路17aと、この流路17aの末端から水平
方向に延びる流路17bと、隔壁219によって流路1
7aと隔てられた流量計測用流路17cによって構成さ
れている。センサ用流路17のうちの流量計測用流路1
7cには、図示しないが、その流路中に蒲鉾形状のノズ
ル部が設けられると共に、このノズル部を通過したガス
が、フルイディック用流路15を通過するガスと略同様
の向きでフルイディック素子30に向かうようにガスの
流れを整える整流部材とが設けられている。流量計測用
流路17cの図示しないノズル部内には、ノズル部を通
過するガスの流速を検出するための流速センサ(フロー
センサ)51が設けられている。流量計測用流路17c
の上流側であって流路17bの下流側には、このセンサ
用流路17中の圧力変動を吸収するための圧力変動吸収
機構60(図2)を含む圧力変動吸収部70が設けられ
ている。
に延びる流路17aと、この流路17aの末端から水平
方向に延びる流路17bと、隔壁219によって流路1
7aと隔てられた流量計測用流路17cによって構成さ
れている。センサ用流路17のうちの流量計測用流路1
7cには、図示しないが、その流路中に蒲鉾形状のノズ
ル部が設けられると共に、このノズル部を通過したガス
が、フルイディック用流路15を通過するガスと略同様
の向きでフルイディック素子30に向かうようにガスの
流れを整える整流部材とが設けられている。流量計測用
流路17cの図示しないノズル部内には、ノズル部を通
過するガスの流速を検出するための流速センサ(フロー
センサ)51が設けられている。流量計測用流路17c
の上流側であって流路17bの下流側には、このセンサ
用流路17中の圧力変動を吸収するための圧力変動吸収
機構60(図2)を含む圧力変動吸収部70が設けられ
ている。
【0026】圧力変動吸収部70の上流側(流路17b
側)には、圧力センサ71が設けられており、下流側
(フルイディック用流路15側)には、圧力センサ72
が設けられている。圧力センサ71,72は、圧力変動
吸収部70の上流側と下流側との差圧を検出するための
ものであり、それぞれが設けられた位置における圧力に
応じた信号を後述の異常検出機能部80(図4)に送出
するようになっている。異常検出機能部80では、圧力
センサ71,72からの信号に基づいて、圧力変動吸収
部70の上流側と下流側との差圧を判定する。なお、圧
力センサ71,72の代わりに、差圧センサを利用する
ようにしてもよい。この場合には、圧力センサ71,7
2が設けられている位置に、それぞれ導圧孔を設け、こ
れら導圧孔を導圧路により連通させると共に、これら2
つの導圧孔が連通された位置に圧電膜センサ等の差圧セ
ンサを設けるようにする。これにより、2つの導圧孔に
おける圧力の差を差圧センサにより求めることができ
る。
側)には、圧力センサ71が設けられており、下流側
(フルイディック用流路15側)には、圧力センサ72
が設けられている。圧力センサ71,72は、圧力変動
吸収部70の上流側と下流側との差圧を検出するための
ものであり、それぞれが設けられた位置における圧力に
応じた信号を後述の異常検出機能部80(図4)に送出
するようになっている。異常検出機能部80では、圧力
センサ71,72からの信号に基づいて、圧力変動吸収
部70の上流側と下流側との差圧を判定する。なお、圧
力センサ71,72の代わりに、差圧センサを利用する
ようにしてもよい。この場合には、圧力センサ71,7
2が設けられている位置に、それぞれ導圧孔を設け、こ
れら導圧孔を導圧路により連通させると共に、これら2
つの導圧孔が連通された位置に圧電膜センサ等の差圧セ
ンサを設けるようにする。これにより、2つの導圧孔に
おける圧力の差を差圧センサにより求めることができ
る。
【0027】この流量計は、更に、フルイディック用流
路15を開閉するフルイディック用遮断弁21と、セン
サ用流路17を開閉するセンサ用遮断弁22とを備え、
開状態から閉状態への動作および閉状態から開状態への
動作を電気的に行うことができるようになっている。フ
ルイディック用遮断弁21は、開口部16を開閉する弁
体23と、一端が弁体23に接続されたロッド24と、
本体10の外側に固定され、ロッド24の他端に接続さ
れたアクチュエータ25とを有している。アクチュエー
タ25はロッド24を介して弁体23を駆動して開口部
16を開閉するようになっている。同様に、センサ用遮
断弁22は、開口部18を開閉する弁体26と、一端が
弁体26に接続されたロッド27と、本体10の外側に
固定されロッド27の他端に接続されたアクチュエータ
28とを有し、アクチュエータ28はロッド27を介し
て弁体26を駆動して開口部18を開閉するようになっ
ている。
路15を開閉するフルイディック用遮断弁21と、セン
サ用流路17を開閉するセンサ用遮断弁22とを備え、
開状態から閉状態への動作および閉状態から開状態への
動作を電気的に行うことができるようになっている。フ
ルイディック用遮断弁21は、開口部16を開閉する弁
体23と、一端が弁体23に接続されたロッド24と、
本体10の外側に固定され、ロッド24の他端に接続さ
れたアクチュエータ25とを有している。アクチュエー
タ25はロッド24を介して弁体23を駆動して開口部
16を開閉するようになっている。同様に、センサ用遮
断弁22は、開口部18を開閉する弁体26と、一端が
弁体26に接続されたロッド27と、本体10の外側に
固定されロッド27の他端に接続されたアクチュエータ
28とを有し、アクチュエータ28はロッド27を介し
て弁体26を駆動して開口部18を開閉するようになっ
ている。
【0028】フルイディック素子30は、ノズル31
と、このノズル31の下流側に設けられ、拡大された流
路を形成する一対の側壁33,34を有している。この
側壁33,34の間には、所定の間隔を開けて、上流側
にターゲット35、下流側にターゲット36がそれぞれ
配設されている。側壁33,34の外側には、ノズル3
1を通過したガスを各側壁33,34の外周部に沿って
ノズル31の噴出口側へ帰還させる一対のフィードバッ
ク流路37,38を形成するリターンガイド39が配設
されている。フィードバック流路37,38の各出口部
分と流路50との間には、リターンガイド39の背面と
本体10とによって、一対の排出路41,42が形成さ
れている。ノズル31の噴出口の近傍には導圧孔43,
44が設けられ、本体10の外側には、図示しない導圧
路を介して導圧孔43,44に連通し、導圧孔43と導
圧孔44における差圧を検出するフルイディック発振検
出センサ(例えば圧電膜センサ)が設けられている。
と、このノズル31の下流側に設けられ、拡大された流
路を形成する一対の側壁33,34を有している。この
側壁33,34の間には、所定の間隔を開けて、上流側
にターゲット35、下流側にターゲット36がそれぞれ
配設されている。側壁33,34の外側には、ノズル3
1を通過したガスを各側壁33,34の外周部に沿って
ノズル31の噴出口側へ帰還させる一対のフィードバッ
ク流路37,38を形成するリターンガイド39が配設
されている。フィードバック流路37,38の各出口部
分と流路50との間には、リターンガイド39の背面と
本体10とによって、一対の排出路41,42が形成さ
れている。ノズル31の噴出口の近傍には導圧孔43,
44が設けられ、本体10の外側には、図示しない導圧
路を介して導圧孔43,44に連通し、導圧孔43と導
圧孔44における差圧を検出するフルイディック発振検
出センサ(例えば圧電膜センサ)が設けられている。
【0029】フルイディック用流路15あるいはセンサ
用流路17を通過したガスはフルイディック素子30に
達する。ここで、ノズル31を通過したガスは、噴流と
なって噴出口より噴出される。噴出口より噴出されたガ
スは、コアンダ効果により一方の側壁に沿って流れる。
ここでは、まず側壁33に沿って流れるものとする。側
壁33に沿って流れたガスは、更にフィードバック流路
37を経て、ノズル31の噴出口側へ帰還され、排出路
41を経て流路50に排出される。このとき、ノズル3
1より噴出されたガスは、フィードバック流路37を流
れてきたガスによって方向が変えられ、今度は他方の側
壁34に沿って流れるようになる。このガスは、更にフ
ィードバック流路38を経て、ノズル31の噴出口側へ
帰還され、排出路42を経て流路50に排出される。す
ると、ノズル31より噴出されたガスは、今度は、フィ
ードバック流路38を流れてきたガスによって方向が変
えられ、再び側壁33、フィードバック流路37に沿っ
て流れるようになる。以上の動作を繰り返すことによ
り、ノズル31を通過したガスは一対のフィードバック
流路37,38を交互に流れるフルイディック発振を行
う。このフルイディック発振の周波数、周期は流量と対
応関係がある。フルイディック発振は図示しない上記圧
電膜センサによって検出される。
用流路17を通過したガスはフルイディック素子30に
達する。ここで、ノズル31を通過したガスは、噴流と
なって噴出口より噴出される。噴出口より噴出されたガ
スは、コアンダ効果により一方の側壁に沿って流れる。
ここでは、まず側壁33に沿って流れるものとする。側
壁33に沿って流れたガスは、更にフィードバック流路
37を経て、ノズル31の噴出口側へ帰還され、排出路
41を経て流路50に排出される。このとき、ノズル3
1より噴出されたガスは、フィードバック流路37を流
れてきたガスによって方向が変えられ、今度は他方の側
壁34に沿って流れるようになる。このガスは、更にフ
ィードバック流路38を経て、ノズル31の噴出口側へ
帰還され、排出路42を経て流路50に排出される。す
ると、ノズル31より噴出されたガスは、今度は、フィ
ードバック流路38を流れてきたガスによって方向が変
えられ、再び側壁33、フィードバック流路37に沿っ
て流れるようになる。以上の動作を繰り返すことによ
り、ノズル31を通過したガスは一対のフィードバック
流路37,38を交互に流れるフルイディック発振を行
う。このフルイディック発振の周波数、周期は流量と対
応関係がある。フルイディック発振は図示しない上記圧
電膜センサによって検出される。
【0030】流速センサ51は、図示はしないが、発熱
部とこの発熱部の上流側および下流側に配設された2つ
の温度センサを有し、2つの温度センサによって検出さ
れる温度の差を一定に保つために必要な発熱部に対する
供給電力から流速に対応する流量を求めたり、一定電流
または一定電力で発熱部を加熱し、2つの温度センサに
よって検出される温度の差から流量を求めることができ
るようになっている。
部とこの発熱部の上流側および下流側に配設された2つ
の温度センサを有し、2つの温度センサによって検出さ
れる温度の差を一定に保つために必要な発熱部に対する
供給電力から流速に対応する流量を求めたり、一定電流
または一定電力で発熱部を加熱し、2つの温度センサに
よって検出される温度の差から流量を求めることができ
るようになっている。
【0031】なお、本実施の形態に係る流量計において
は、異常時以外はセンサ用遮断弁22は開状態にされて
いる。従って、フルイディック用遮断弁21を閉状態に
してフルイディック用流路15を閉じると、ガスはセン
サ用流路17のみを通過する。一方、フルイディック用
遮断弁21を開状態にしてフルイディック用流路15を
開けると、圧力変動吸収部70による圧力損失により、
フルイディック用流路15に比べてセンサ用流路17の
方が圧力損失が大きくなり、センサ用流路17における
ガスの流れは停止する。
は、異常時以外はセンサ用遮断弁22は開状態にされて
いる。従って、フルイディック用遮断弁21を閉状態に
してフルイディック用流路15を閉じると、ガスはセン
サ用流路17のみを通過する。一方、フルイディック用
遮断弁21を開状態にしてフルイディック用流路15を
開けると、圧力変動吸収部70による圧力損失により、
フルイディック用流路15に比べてセンサ用流路17の
方が圧力損失が大きくなり、センサ用流路17における
ガスの流れは停止する。
【0032】次に、図2および図3の断面図を用いて、
図1における圧力変動吸収部70の一構成要素である圧
力変動吸収機構60の構成について説明する。圧力変動
吸収機構60は、円筒形状のフロートケース61と、こ
のフロートケース61内に摺動自在に収容され、上流側
と下流側との間の差圧に応じて浮上または下降するよう
構成されたフロート62とを備えている。フロートケー
ス61には、底部に円形のガスの入口部63が形成され
ていると共に、側部の下側の位置に縦長のガスの出口部
64が形成されている。フロートケース61の上部には
小孔65が設けられている。圧力変動吸収機構60で
は、フロート62の移動に応じて、フロートケース61
の出口部64の開口率が変化し、これにより、上流側の
圧力変動を吸収し、下流側への圧力変動の伝達を防ぐよ
うになっている。
図1における圧力変動吸収部70の一構成要素である圧
力変動吸収機構60の構成について説明する。圧力変動
吸収機構60は、円筒形状のフロートケース61と、こ
のフロートケース61内に摺動自在に収容され、上流側
と下流側との間の差圧に応じて浮上または下降するよう
構成されたフロート62とを備えている。フロートケー
ス61には、底部に円形のガスの入口部63が形成され
ていると共に、側部の下側の位置に縦長のガスの出口部
64が形成されている。フロートケース61の上部には
小孔65が設けられている。圧力変動吸収機構60で
は、フロート62の移動に応じて、フロートケース61
の出口部64の開口率が変化し、これにより、上流側の
圧力変動を吸収し、下流側への圧力変動の伝達を防ぐよ
うになっている。
【0033】フロート62は、下端面が開放され、上端
面が閉塞された円筒形状に形成されている。フロート6
2がフロートケース61内の最下部に位置しているとき
(図2)は、フロート62の側壁によって出口部64が
閉塞され、圧力変動吸収機構60の上流側と下流側とが
遮断されるが、フロート62がフロートケース61内で
上昇し、フロート62の下端が出口部64の下端よりも
上になる(図3)と、出口部64が開放され、圧力変動
吸収機構60の上流側と下流側とが連通されるようにな
っている。これにより、図1に示した流路17bと流量
計測用流路17cとが連通される。
面が閉塞された円筒形状に形成されている。フロート6
2がフロートケース61内の最下部に位置しているとき
(図2)は、フロート62の側壁によって出口部64が
閉塞され、圧力変動吸収機構60の上流側と下流側とが
遮断されるが、フロート62がフロートケース61内で
上昇し、フロート62の下端が出口部64の下端よりも
上になる(図3)と、出口部64が開放され、圧力変動
吸収機構60の上流側と下流側とが連通されるようにな
っている。これにより、図1に示した流路17bと流量
計測用流路17cとが連通される。
【0034】次に、図1に示した流量計の制御系の構成
について説明する。なお、以下では、圧力変動吸収機構
60の異常を検出するために必要な制御系の構成につい
てのみ説明する。
について説明する。なお、以下では、圧力変動吸収機構
60の異常を検出するために必要な制御系の構成につい
てのみ説明する。
【0035】図4は、本実施の形態における流量計の制
御系の構成を示すブロック図であり、図では圧力変動吸
収機構60の異常の検出に関わる構成要素のみを示して
いる。
御系の構成を示すブロック図であり、図では圧力変動吸
収機構60の異常の検出に関わる構成要素のみを示して
いる。
【0036】本実施の形態における流量計は、制御ブロ
ックとして、圧力センサ71,72からの信号によって
求められる差圧と流速センサ51からの信号によって求
められる流量とに基づいて、圧力変動吸収機構60の異
常を検出するための異常検出機能部80を備えている。
この異常検出機能部80は、例えば、マイクロコンピュ
ータによって構成されている。異常検出機能部80は、
圧力センサ71,72からの信号に基づいて、圧力変動
吸収機構60の上流側と下流側との差圧を判定する差圧
判定部73と、流速センサ51からの信号に基づいて、
圧力変動吸収機構60を通過するガスの流量を判定する
流量判定部74と、これら差圧判定部73および流量判
定部74の判定結果に基づいて、圧力変動吸収機構60
が異常であるか否かを判定する異常判定部81と、この
異常判定部81の判定結果に応じて流量計が行う動作を
判定する動作判定部82と、この動作判定部82の判定
結果に応じて表示部91の制御を行う表示制御部83
と、動作判定部82の判定結果に応じてフルイディック
用遮断弁21およびセンサ用遮断弁22の制御を行う遮
断弁制御部84と、動作判定部82の判定結果に応じて
外部への通信を行うための通信制御部85とを有してい
る。なお、流速センサ51,圧力センサ71,72およ
び異常検出機能部80が、本実施の形態における圧力変
動吸収機構の異常検出装置に相当する。また、圧力セン
サ71,72および差圧判定部73が本発明における差
圧検出手段に対応する。更に、異常判定部81が、本発
明における異常判定手段に対応し、流速センサ51およ
び流量判定部74が、本発明における流量計測手段に対
応する。また、表示制御部83,通信制御部85および
表示部91が、本発明における通知手段に対応する。
ックとして、圧力センサ71,72からの信号によって
求められる差圧と流速センサ51からの信号によって求
められる流量とに基づいて、圧力変動吸収機構60の異
常を検出するための異常検出機能部80を備えている。
この異常検出機能部80は、例えば、マイクロコンピュ
ータによって構成されている。異常検出機能部80は、
圧力センサ71,72からの信号に基づいて、圧力変動
吸収機構60の上流側と下流側との差圧を判定する差圧
判定部73と、流速センサ51からの信号に基づいて、
圧力変動吸収機構60を通過するガスの流量を判定する
流量判定部74と、これら差圧判定部73および流量判
定部74の判定結果に基づいて、圧力変動吸収機構60
が異常であるか否かを判定する異常判定部81と、この
異常判定部81の判定結果に応じて流量計が行う動作を
判定する動作判定部82と、この動作判定部82の判定
結果に応じて表示部91の制御を行う表示制御部83
と、動作判定部82の判定結果に応じてフルイディック
用遮断弁21およびセンサ用遮断弁22の制御を行う遮
断弁制御部84と、動作判定部82の判定結果に応じて
外部への通信を行うための通信制御部85とを有してい
る。なお、流速センサ51,圧力センサ71,72およ
び異常検出機能部80が、本実施の形態における圧力変
動吸収機構の異常検出装置に相当する。また、圧力セン
サ71,72および差圧判定部73が本発明における差
圧検出手段に対応する。更に、異常判定部81が、本発
明における異常判定手段に対応し、流速センサ51およ
び流量判定部74が、本発明における流量計測手段に対
応する。また、表示制御部83,通信制御部85および
表示部91が、本発明における通知手段に対応する。
【0037】異常判定部81は、流量判定部74によっ
て判定された流量と差圧判定部73によって判定された
差圧との関係が、圧力変動吸収機構60が正常に機能し
ている場合における流量と差圧との関係と同等とみなさ
れるか否かを判定し、同等とみなされない場合には、圧
力変動吸収機構60が異常である旨の判定を行うように
なっている。動作判定部82は、異常判定部81におい
て、異常である旨の判定がなされた場合には、表示制御
部83および通信制御部85を制御して、例えば、図示
しない操作部によってあらかじめ設定された動作モード
に基づいて、異常である旨の通知を外部に対して行わせ
ると共に、必要に応じて遮断弁制御部84を制御して、
遮断弁21,22を閉状態にさせるようになっている。
て判定された流量と差圧判定部73によって判定された
差圧との関係が、圧力変動吸収機構60が正常に機能し
ている場合における流量と差圧との関係と同等とみなさ
れるか否かを判定し、同等とみなされない場合には、圧
力変動吸収機構60が異常である旨の判定を行うように
なっている。動作判定部82は、異常判定部81におい
て、異常である旨の判定がなされた場合には、表示制御
部83および通信制御部85を制御して、例えば、図示
しない操作部によってあらかじめ設定された動作モード
に基づいて、異常である旨の通知を外部に対して行わせ
ると共に、必要に応じて遮断弁制御部84を制御して、
遮断弁21,22を閉状態にさせるようになっている。
【0038】図5は、図4における異常判定部81が行
う判定処理を説明するための図であり、圧力変動吸収機
構60を通過する流量と、圧力変動吸収機構60の上流
側と下流側との差圧との関係を示している。図5におい
て、圧力変動吸収機構60が正常に機能している場合に
おける流量と差圧との関係が、符号110によって示さ
れている。また、圧力変動吸収機構60に異常が生じた
場合、例えば、フロート62がダスト等によりフロート
ケース61の上部に固着してしまい、圧力変動を十分に
吸収できなくなった場合における流量と差圧との関係
が、符号111によって示されている。この図に示した
ように、圧力変動吸収機構60に異常が生じている場合
には、差圧の値が、圧力変動吸収機構60が正常である
場合に比べて小さくなっている。また、図5において、
流量値Q2は、フルイディック用遮断弁21の開閉状態
が切り換えられる点に相当するものであり、例えば、流
量が小流量から増加する状態にある場合には、1000
リットル/hである。また、流量値Q2における差圧の
値P2は、圧力変動吸収機構60が正常である場合に
は、例えば、17〜18mmHgである。なお、この流
量値Q2における差圧の値P2は、圧力変動吸収機構60
において、フロート62がフロートケース61の上部に
固着するような異常が発生している場合(符号111)
にも、ほぼ同等の値となる。
う判定処理を説明するための図であり、圧力変動吸収機
構60を通過する流量と、圧力変動吸収機構60の上流
側と下流側との差圧との関係を示している。図5におい
て、圧力変動吸収機構60が正常に機能している場合に
おける流量と差圧との関係が、符号110によって示さ
れている。また、圧力変動吸収機構60に異常が生じた
場合、例えば、フロート62がダスト等によりフロート
ケース61の上部に固着してしまい、圧力変動を十分に
吸収できなくなった場合における流量と差圧との関係
が、符号111によって示されている。この図に示した
ように、圧力変動吸収機構60に異常が生じている場合
には、差圧の値が、圧力変動吸収機構60が正常である
場合に比べて小さくなっている。また、図5において、
流量値Q2は、フルイディック用遮断弁21の開閉状態
が切り換えられる点に相当するものであり、例えば、流
量が小流量から増加する状態にある場合には、1000
リットル/hである。また、流量値Q2における差圧の
値P2は、圧力変動吸収機構60が正常である場合に
は、例えば、17〜18mmHgである。なお、この流
量値Q2における差圧の値P2は、圧力変動吸収機構60
において、フロート62がフロートケース61の上部に
固着するような異常が発生している場合(符号111)
にも、ほぼ同等の値となる。
【0039】異常判定部81によって行われる判定処理
は、流量判定部74によって判定された流量と、差圧判
定部73によって判定された差圧との関係が、図5の符
号110によって示されている流量と差圧との関係と同
等とみなされるか否かを判定することによって行われる
ようになっている。例えば、異常判定部81は、差圧判
定部73によって判定された差圧が、流量判定部74に
よって判定された流量に対して十分小さい値である場合
に、流量と差圧との関係が正常ではないと判定するよう
になっている。すなわち、異常判定部81は、例えば、
流量判定部74よって判定された流量が所定流量Q1以
上であり、且つ、差圧判定部73によって判定された差
圧が所定値以下であった場合に、流量と差圧との関係
が、圧力変動吸収機構60が正常に機能している場合に
おける流量と差圧との関係と同等とみなされないと判定
し、圧力変動吸収機構60が異常である旨の判定を行う
ようになっている。この判定における流量の基準値Q1
は、例えば、3リットル/h程度に設定される。また、
差圧の基準値は、圧力変動吸収機構60が正常である場
合における流量の基準値Q1に対応する差圧の値P1が1
3mmHgとすれば、10mmHg程度に設定される。
は、流量判定部74によって判定された流量と、差圧判
定部73によって判定された差圧との関係が、図5の符
号110によって示されている流量と差圧との関係と同
等とみなされるか否かを判定することによって行われる
ようになっている。例えば、異常判定部81は、差圧判
定部73によって判定された差圧が、流量判定部74に
よって判定された流量に対して十分小さい値である場合
に、流量と差圧との関係が正常ではないと判定するよう
になっている。すなわち、異常判定部81は、例えば、
流量判定部74よって判定された流量が所定流量Q1以
上であり、且つ、差圧判定部73によって判定された差
圧が所定値以下であった場合に、流量と差圧との関係
が、圧力変動吸収機構60が正常に機能している場合に
おける流量と差圧との関係と同等とみなされないと判定
し、圧力変動吸収機構60が異常である旨の判定を行う
ようになっている。この判定における流量の基準値Q1
は、例えば、3リットル/h程度に設定される。また、
差圧の基準値は、圧力変動吸収機構60が正常である場
合における流量の基準値Q1に対応する差圧の値P1が1
3mmHgとすれば、10mmHg程度に設定される。
【0040】なお、この異常判定部81が行う判定処理
の基準値を1つの値に固定せず、流量に応じて変えるよ
うにしてもよい。例えば、図5に示したように、符号1
10で示した流量と差圧との関係に対して全体的に差圧
の値の小さい特性を持つような基準線112に沿った値
を判定処理の基準値としてもよい。また、符号110で
示した流量と差圧との関係を示す線と、符号111で示
した流量と差圧との関係を示す線とのほぼ中間の特性を
持つような基準線113に沿った値を判定処理の基準値
としてもよい。なお、基準線112および基準線113
において、流量が微小流量域では、差圧の値が符号11
0で示した関係線とほぼ同様となっているので、基準線
112および基準線113を異常判定部81が行う判定
処理の基準に利用する場合には、その判定処理を流量が
所定流量以上の場合に(例えば、流量値がQ1以上の場
合)行うようにするとよい。
の基準値を1つの値に固定せず、流量に応じて変えるよ
うにしてもよい。例えば、図5に示したように、符号1
10で示した流量と差圧との関係に対して全体的に差圧
の値の小さい特性を持つような基準線112に沿った値
を判定処理の基準値としてもよい。また、符号110で
示した流量と差圧との関係を示す線と、符号111で示
した流量と差圧との関係を示す線とのほぼ中間の特性を
持つような基準線113に沿った値を判定処理の基準値
としてもよい。なお、基準線112および基準線113
において、流量が微小流量域では、差圧の値が符号11
0で示した関係線とほぼ同様となっているので、基準線
112および基準線113を異常判定部81が行う判定
処理の基準に利用する場合には、その判定処理を流量が
所定流量以上の場合に(例えば、流量値がQ1以上の場
合)行うようにするとよい。
【0041】次に、以上のような構成の流量計の動作を
説明する。
説明する。
【0042】本実施の形態に係る流量計では、流量が所
定の流量以下の小流量域にあるときは、フルイディック
用遮断弁21は閉状態、センサ用遮断弁22は開状態と
され、流量が上記所定の流量を越える大流量域にあると
きは、フルイディック用遮断弁21およびセンサ用遮断
弁22は共に開状態とされる。ここで、フルイディック
用遮断弁21の開閉状態を切り換えるための所定の流量
の値は、例えば、次のように設定される。まず、流量が
小流量から大流量へと増加している場合に、フルイディ
ック用遮断弁21を閉状態から開状態に切り換えるため
の所定の流量の値は、例えば、1000リットル/hの
流量値に設定される。すなわち、流量が小流量から増加
する状態にある場合には、1000リットル/hを越え
た場合にフルイディック用遮断弁21が閉状態から開状
態に切り換えられる。逆に、流量が1000リットル/
h以上の大流量である状態から小流量へと推移している
場合に、フルイディック用遮断弁21を開状態から閉状
態に切り換えるための所定の流量の値は、例えば、80
0リットル/hの流量値に設定される。
定の流量以下の小流量域にあるときは、フルイディック
用遮断弁21は閉状態、センサ用遮断弁22は開状態と
され、流量が上記所定の流量を越える大流量域にあると
きは、フルイディック用遮断弁21およびセンサ用遮断
弁22は共に開状態とされる。ここで、フルイディック
用遮断弁21の開閉状態を切り換えるための所定の流量
の値は、例えば、次のように設定される。まず、流量が
小流量から大流量へと増加している場合に、フルイディ
ック用遮断弁21を閉状態から開状態に切り換えるため
の所定の流量の値は、例えば、1000リットル/hの
流量値に設定される。すなわち、流量が小流量から増加
する状態にある場合には、1000リットル/hを越え
た場合にフルイディック用遮断弁21が閉状態から開状
態に切り換えられる。逆に、流量が1000リットル/
h以上の大流量である状態から小流量へと推移している
場合に、フルイディック用遮断弁21を開状態から閉状
態に切り換えるための所定の流量の値は、例えば、80
0リットル/hの流量値に設定される。
【0043】小流量域では、入口部11から取り入れら
れたガスはセンサ用流路17を通ってフルイディック素
子30に達し、フルイディック素子30を通過し、出口
部12より排出される。このとき、流速センサ51によ
って、センサ用流路17を通過するガスの流速が検出さ
れる。また、圧力変動吸収部70においてガスの圧力変
動が吸収される。図示しない流量演算部は、小流量域で
は、流速センサ出力に基づいて流量を算出する。
れたガスはセンサ用流路17を通ってフルイディック素
子30に達し、フルイディック素子30を通過し、出口
部12より排出される。このとき、流速センサ51によ
って、センサ用流路17を通過するガスの流速が検出さ
れる。また、圧力変動吸収部70においてガスの圧力変
動が吸収される。図示しない流量演算部は、小流量域で
は、流速センサ出力に基づいて流量を算出する。
【0044】一方、大流量域では、入口部11から取り
入れられたガスはフルイディック用流路15のみを通っ
て、フルイディック素子30に達し、フルイディック素
子30を通過し、出口部12より排出される。ここで、
ガスがセンサ用流路17よりも断面積の大きいフルイデ
ィック用流路15を通るため、大流量時におけるガス供
給不良の発生が防止される。図示しない流量演算部は、
大流量域では、フルイディック素子30の出力(すなわ
ち、図示しないフルイディック発振検出センサ(圧電膜
センサ)の出力)に基づいて流量を算出する。なお、流
速センサ51の出力と圧電膜センサの出力で重複して流
量を算出する流量域を設け、この流量域では、圧電膜セ
ンサの出力に基づいて算出した流量を正式な流量とする
と共に、圧電膜センサの出力に基づいて算出した流量を
用いて、流速センサ51の出力に基づいて算出した流量
を補正するようにしてもよい。また、この重複した流量
域では、圧電膜センサの出力に基づいて算出した流量と
流速センサ51の出力に基づいて算出した流量との平均
値を正式な流量とするようにしてもよい。
入れられたガスはフルイディック用流路15のみを通っ
て、フルイディック素子30に達し、フルイディック素
子30を通過し、出口部12より排出される。ここで、
ガスがセンサ用流路17よりも断面積の大きいフルイデ
ィック用流路15を通るため、大流量時におけるガス供
給不良の発生が防止される。図示しない流量演算部は、
大流量域では、フルイディック素子30の出力(すなわ
ち、図示しないフルイディック発振検出センサ(圧電膜
センサ)の出力)に基づいて流量を算出する。なお、流
速センサ51の出力と圧電膜センサの出力で重複して流
量を算出する流量域を設け、この流量域では、圧電膜セ
ンサの出力に基づいて算出した流量を正式な流量とする
と共に、圧電膜センサの出力に基づいて算出した流量を
用いて、流速センサ51の出力に基づいて算出した流量
を補正するようにしてもよい。また、この重複した流量
域では、圧電膜センサの出力に基づいて算出した流量と
流速センサ51の出力に基づいて算出した流量との平均
値を正式な流量とするようにしてもよい。
【0045】次に、圧力変動吸収機構60の動作につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0046】ガスが流れていないときは、圧力変動吸収
機構60の上流側と下流側とで圧力差が生じていないの
で、図2に示したように、フロート62は重力の作用に
よりフロートケース61内の最下部に位置しており、出
口部64は完全に閉塞され、圧力変動吸収機構60の上
流側と下流側、すなわち、図1に示した流路17bと流
量計測用流路17cとが遮断される。
機構60の上流側と下流側とで圧力差が生じていないの
で、図2に示したように、フロート62は重力の作用に
よりフロートケース61内の最下部に位置しており、出
口部64は完全に閉塞され、圧力変動吸収機構60の上
流側と下流側、すなわち、図1に示した流路17bと流
量計測用流路17cとが遮断される。
【0047】一方、ガスが流れ始めると、入口部63か
ら導入される圧力変動吸収機構60の上流側の圧力と下
流側の圧力とに圧力差が生ずるので、フロート62はそ
の圧力差による浮力を受けて持ち上げられ、フロートケ
ース61内を上昇する。これにより出口部64は、その
圧力差に応じた分だけ開放され、ガスは圧力変動吸収機
構60内を通過する。ここで、ガスは圧力変動吸収機構
60内を通過することによりフロート62による負荷力
を受けることになり、圧力変動が吸収される。圧力変動
吸収機構60内を通過したガスは、フルイディック素子
30に向かう。
ら導入される圧力変動吸収機構60の上流側の圧力と下
流側の圧力とに圧力差が生ずるので、フロート62はそ
の圧力差による浮力を受けて持ち上げられ、フロートケ
ース61内を上昇する。これにより出口部64は、その
圧力差に応じた分だけ開放され、ガスは圧力変動吸収機
構60内を通過する。ここで、ガスは圧力変動吸収機構
60内を通過することによりフロート62による負荷力
を受けることになり、圧力変動が吸収される。圧力変動
吸収機構60内を通過したガスは、フルイディック素子
30に向かう。
【0048】次に、図6の流れ図を参照して、圧力変動
吸収機構60の異常の検出に関わる動作について説明す
る。なお、以下の説明は、本実施の形態における圧力変
動吸収機構の異常検出方法の説明を兼ねている。
吸収機構60の異常の検出に関わる動作について説明す
る。なお、以下の説明は、本実施の形態における圧力変
動吸収機構の異常検出方法の説明を兼ねている。
【0049】まず、異常検出機能部80(図4)は、流
量計においてガスの流量を計測中か否かを判断する(ス
テップS101)。ここで、異常検出機能部80は、流
量を計測中でないと判断した場合には(ステップS10
1;N)、ステップS101の判断を繰り返す。一方、
異常検出機能部80は、流量を計測中であると判断した
場合には(ステップS101;Y)、次に、例えば、フ
ルイディック用遮断弁21が閉状態にあるか否かを判断
することにより、ガスが圧力変動吸収機構60を通過し
ているか否かを判断する(ステップS102)。ここ
で、異常検出機能部80は、ガスが圧力変動吸収機構6
0を通過してないと判定した場合には(ステップS10
2;N)、ステップS101の判断に戻る。
量計においてガスの流量を計測中か否かを判断する(ス
テップS101)。ここで、異常検出機能部80は、流
量を計測中でないと判断した場合には(ステップS10
1;N)、ステップS101の判断を繰り返す。一方、
異常検出機能部80は、流量を計測中であると判断した
場合には(ステップS101;Y)、次に、例えば、フ
ルイディック用遮断弁21が閉状態にあるか否かを判断
することにより、ガスが圧力変動吸収機構60を通過し
ているか否かを判断する(ステップS102)。ここ
で、異常検出機能部80は、ガスが圧力変動吸収機構6
0を通過してないと判定した場合には(ステップS10
2;N)、ステップS101の判断に戻る。
【0050】また、異常検出機能部80において、ガス
が圧力変動吸収機構60を通過していると判定された場
合には(ステップS102;Y)、次に、異常検出機能
部80の異常判定部81によって、圧力変動吸収機構6
0を通過するガスの流量と、圧力変動吸収機構60の上
流側と下流側との差圧との関係が正常とみなされるか否
かが判定される(ステップS103)。ここでの判定処
理は、例えば、流量判定部74によって判定された流量
が所定流量Q1以上であり、且つ、差圧判定部73によ
って判定された差圧が所定値以下であるか否かを判定す
ることにより行う。この場合には、判定に用いる流量の
基準値Q1は、例えば、3リットル/h程度に設定され
る。また、差圧の基準値は、圧力変動吸収機構60が正
常である場合における流量の基準値Q1に対応する差圧
の値P1が13mmHgとすれば、10mmHg程度に
設定される。
が圧力変動吸収機構60を通過していると判定された場
合には(ステップS102;Y)、次に、異常検出機能
部80の異常判定部81によって、圧力変動吸収機構6
0を通過するガスの流量と、圧力変動吸収機構60の上
流側と下流側との差圧との関係が正常とみなされるか否
かが判定される(ステップS103)。ここでの判定処
理は、例えば、流量判定部74によって判定された流量
が所定流量Q1以上であり、且つ、差圧判定部73によ
って判定された差圧が所定値以下であるか否かを判定す
ることにより行う。この場合には、判定に用いる流量の
基準値Q1は、例えば、3リットル/h程度に設定され
る。また、差圧の基準値は、圧力変動吸収機構60が正
常である場合における流量の基準値Q1に対応する差圧
の値P1が13mmHgとすれば、10mmHg程度に
設定される。
【0051】異常判定部81によって、流量と差圧との
関係が正常とみなされると判定された場合には(ステッ
プS103;Y)、ステップS101の判断に戻る。一
方、異常判定部81によって、流量と差圧との関係が正
常とはみなされないと判定された場合には(ステップS
103;N)、異常判定部81は、圧力変動吸収機構6
0の異常と判定する(ステップS104)。異常判定部
81により、圧力変動吸収機構60の異常と判定される
と、動作判定部82は、表示制御部83を制御して、圧
力変動吸収機構60において異常が検出された旨を表示
部91に表示させる(ステップS105)。
関係が正常とみなされると判定された場合には(ステッ
プS103;Y)、ステップS101の判断に戻る。一
方、異常判定部81によって、流量と差圧との関係が正
常とはみなされないと判定された場合には(ステップS
103;N)、異常判定部81は、圧力変動吸収機構6
0の異常と判定する(ステップS104)。異常判定部
81により、圧力変動吸収機構60の異常と判定される
と、動作判定部82は、表示制御部83を制御して、圧
力変動吸収機構60において異常が検出された旨を表示
部91に表示させる(ステップS105)。
【0052】次に、動作判定部82は、例えば、図示し
ない操作部によってあらかじめ設定された動作モードに
基づいて、その後の動作判定を行う(ステップS10
6)。動作判定部82は、動作判定として、まず、異常
である旨の通知を表示部91によってのみ行うか否かを
判定する(ステップS107)。異常である旨の通知を
表示部91によってのみ行うと判定された場合には(ス
テップS107;Y)、動作判定部82は、表示制御部
83を制御して、圧力変動吸収機構60において異常が
検出された旨の表示を表示部91において続行させ(ス
テップS108)、異常検出に関わる処理を終了する。
ない操作部によってあらかじめ設定された動作モードに
基づいて、その後の動作判定を行う(ステップS10
6)。動作判定部82は、動作判定として、まず、異常
である旨の通知を表示部91によってのみ行うか否かを
判定する(ステップS107)。異常である旨の通知を
表示部91によってのみ行うと判定された場合には(ス
テップS107;Y)、動作判定部82は、表示制御部
83を制御して、圧力変動吸収機構60において異常が
検出された旨の表示を表示部91において続行させ(ス
テップS108)、異常検出に関わる処理を終了する。
【0053】動作判定部82は、異常である旨の通知を
表示部91への通知以外にも行うと判定した場合には
(ステップS107;N)、次に、遮断弁21,22の
遮断を直ちに行うか否かを判定する(ステップS10
9)。動作判定部82は、遮断弁21,22の遮断を直
ちに行うと判定した場合には(ステップS109;
Y)、遮断弁制御部84を制御して、遮断弁21,22
に対して遮断信号を送出し(ステップS112)、異常
検出に関わる処理を終了する。なお、実際には、ステッ
プS101において、流速センサ51による流量の測定
が行われていると判断された時点で、フルイディック用
遮断弁21が閉状態であると判断されているので、遮断
信号の送出は、センサ用遮断弁22に対してのみ行うよ
うにしてもよい。
表示部91への通知以外にも行うと判定した場合には
(ステップS107;N)、次に、遮断弁21,22の
遮断を直ちに行うか否かを判定する(ステップS10
9)。動作判定部82は、遮断弁21,22の遮断を直
ちに行うと判定した場合には(ステップS109;
Y)、遮断弁制御部84を制御して、遮断弁21,22
に対して遮断信号を送出し(ステップS112)、異常
検出に関わる処理を終了する。なお、実際には、ステッ
プS101において、流速センサ51による流量の測定
が行われていると判断された時点で、フルイディック用
遮断弁21が閉状態であると判断されているので、遮断
信号の送出は、センサ用遮断弁22に対してのみ行うよ
うにしてもよい。
【0054】動作判定部82は、遮断弁21,22の遮
断を直ちに行わないと判定した場合には(ステップS1
09;N)、通信制御部85を制御して、外部の通信機
器を利用して異常である旨の通知を通信により行うため
の処理を行う(ステップS110)。次に、動作判定部
82は、通信処理が成功したか否かの判定を行う(ステ
ップS111)。動作判定部82は、通信が失敗したと
判定した場合には(ステップS111;N)、遮断弁制
御部84を制御して、遮断弁21,22に対して遮断信
号を送出し(ステップS112)、異常検出に関わる処
理を終了する。一方、動作判定部82は、通信が成功し
たと判定した場合には(ステップS111;Y)、異常
が検出された旨の表示を表示部91において続行させ
(ステップS108)、異常検出に関わる処理を終了す
る。
断を直ちに行わないと判定した場合には(ステップS1
09;N)、通信制御部85を制御して、外部の通信機
器を利用して異常である旨の通知を通信により行うため
の処理を行う(ステップS110)。次に、動作判定部
82は、通信処理が成功したか否かの判定を行う(ステ
ップS111)。動作判定部82は、通信が失敗したと
判定した場合には(ステップS111;N)、遮断弁制
御部84を制御して、遮断弁21,22に対して遮断信
号を送出し(ステップS112)、異常検出に関わる処
理を終了する。一方、動作判定部82は、通信が成功し
たと判定した場合には(ステップS111;Y)、異常
が検出された旨の表示を表示部91において続行させ
(ステップS108)、異常検出に関わる処理を終了す
る。
【0055】以上説明したように、本実施の形態に係る
流量計によれば、異常判定部81において、流量判定部
74によって判定された流量と差圧判定部73によって
判定された差圧との関係が、圧力変動吸収機構60が正
常に機能している場合における流量と差圧との関係と同
等とみなされるか否かを判定し、同等とみなされない場
合には、圧力変動吸収機構60が異常である旨の判定を
行うようにしたので、圧力変動吸収機構60の異常を確
実に検出することが可能となる。また、圧力変動吸収機
構60が異常である旨の判定がなされた場合には、動作
判定部82が、表示制御部83および通信制御部85を
制御して、例えば、図示しない操作部によってあらかじ
め設定された動作モードに基づいて、異常である旨の通
知を外部に対して行わせると共に、必要に応じて遮断弁
制御部84を制御して、遮断弁21,22を閉状態にさ
せるようになっているので、不正確な計量が行われるこ
とが防止される。
流量計によれば、異常判定部81において、流量判定部
74によって判定された流量と差圧判定部73によって
判定された差圧との関係が、圧力変動吸収機構60が正
常に機能している場合における流量と差圧との関係と同
等とみなされるか否かを判定し、同等とみなされない場
合には、圧力変動吸収機構60が異常である旨の判定を
行うようにしたので、圧力変動吸収機構60の異常を確
実に検出することが可能となる。また、圧力変動吸収機
構60が異常である旨の判定がなされた場合には、動作
判定部82が、表示制御部83および通信制御部85を
制御して、例えば、図示しない操作部によってあらかじ
め設定された動作モードに基づいて、異常である旨の通
知を外部に対して行わせると共に、必要に応じて遮断弁
制御部84を制御して、遮断弁21,22を閉状態にさ
せるようになっているので、不正確な計量が行われるこ
とが防止される。
【0056】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形可能である。例えば、流速セ
ンサとしては、発熱部と2つの温度センサを有するもの
に限らず、例えば、1つの発熱部を有し、この発熱部の
温度(抵抗)を一定に保つために必要な発熱部に対する
供給電力から流速を求めたり、一定電流または一定電力
で発熱部を加熱し、発熱部の温度(抵抗)から流速を求
めるものでもよい。
るものではなく、種々変形可能である。例えば、流速セ
ンサとしては、発熱部と2つの温度センサを有するもの
に限らず、例えば、1つの発熱部を有し、この発熱部の
温度(抵抗)を一定に保つために必要な発熱部に対する
供給電力から流速を求めたり、一定電流または一定電力
で発熱部を加熱し、発熱部の温度(抵抗)から流速を求
めるものでもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし4の
いずれか1に記載の圧力変動吸収機構の異常検出装置、
または請求項5ないし8のいずれか1に記載の圧力変動
吸収機構の異常検出方法によれば、圧力変動吸収機構を
通過する流体の流量と、圧力変動吸収機構が設けられた
流路の上流側と下流側との差圧とに基づいて、圧力変動
吸収機構が異常であるか否かを判定するようにしたの
で、圧力変動吸収機構の異常を検出することができ、不
正確な計量の防止が可能となるという効果を奏する。
いずれか1に記載の圧力変動吸収機構の異常検出装置、
または請求項5ないし8のいずれか1に記載の圧力変動
吸収機構の異常検出方法によれば、圧力変動吸収機構を
通過する流体の流量と、圧力変動吸収機構が設けられた
流路の上流側と下流側との差圧とに基づいて、圧力変動
吸収機構が異常であるか否かを判定するようにしたの
で、圧力変動吸収機構の異常を検出することができ、不
正確な計量の防止が可能となるという効果を奏する。
【0058】特に、請求項4記載の圧力変動吸収機構の
異常検出装置または請求項8記載の圧力変動吸収機構の
異常検出方法によれば、圧力変動吸収機構が異常と判定
された場合に、その旨を通知するようにしたので、圧力
変動吸収機構の異常が検出された後、不正確な計量の防
止を確実に行うことが可能となるという効果を奏する。
異常検出装置または請求項8記載の圧力変動吸収機構の
異常検出方法によれば、圧力変動吸収機構が異常と判定
された場合に、その旨を通知するようにしたので、圧力
変動吸収機構の異常が検出された後、不正確な計量の防
止を確実に行うことが可能となるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施の形態に係る圧力変動吸収機構
の異常検出装置が利用される流量計の流路構造を示す断
面図である。
の異常検出装置が利用される流量計の流路構造を示す断
面図である。
【図2】図1における圧力変動吸収部の一構成要素であ
る圧力変動吸収機構の要部を示す断面図である。
る圧力変動吸収機構の要部を示す断面図である。
【図3】図1における圧力変動吸収部の一構成要素であ
る圧力変動吸収機構の要部を示す他の断面図である。
る圧力変動吸収機構の要部を示す他の断面図である。
【図4】図1における流量計の制御系の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】図2に示した圧力変動吸収機構を通過する流量
と差圧との関係を示す説明図である。
と差圧との関係を示す説明図である。
【図6】図2に示した圧力変動吸収機構の異常の検出に
関わる動作について説明するための流れ図である。
関わる動作について説明するための流れ図である。
17 センサ用流路 21 フルイディック用遮断弁 22 センサ用遮断弁 51 流速センサ 60 圧力変動吸収機構 61 フロートケース 62 フロート 71,72 圧力センサ 73 差圧判定部 74 流量判定部 80 異常検出機能部 81 異常判定部 82 動作判定部 83 表示制御部 84 遮断弁制御部 85 通信制御部 91 表示部
Claims (8)
- 【請求項1】 流路中における流体の圧力変動を吸収す
る圧力変動吸収機構の異常を検出するための異常検出装
置であって、 前記圧力変動吸収機構を通過する流体の流量を計測する
流量計測手段と、 前記圧力変動吸収機構が設けられた流路の上流側と下流
側との差圧を検出する差圧検出手段と、 前記差圧検出手段により検出された差圧と前記流量計測
手段により計測された流量とに基づいて、前記圧力変動
吸収機構が異常であるか否かを判定する異常判定手段と
を備えたことを特徴とする圧力変動吸収機構の異常検出
装置。 - 【請求項2】 前記異常判定手段は、前記流量計測手段
により計測された流量と前記差圧検出手段により検出さ
れた差圧との関係が、前記圧力変動吸収機構が正常に機
能している場合における流量と差圧との関係と同等とみ
なされるか否かを判定し、同等とみなされない場合に
は、前記圧力変動吸収機構が異常である旨の判定を行う
ことを特徴とする請求項1記載の圧力変動吸収機構の異
常検出装置。 - 【請求項3】 前記異常判定手段は、前記流量計測手段
により計測された流量が所定流量以上であり、且つ、前
記差圧検出手段により検出された差圧が所定値以下であ
った場合に、前記流量計測手段により計測された流量と
前記差圧検出手段により検出された差圧との関係が、前
記圧力変動吸収機構が正常に機能している場合における
流量と差圧との関係と同等とみなされないと判定するこ
とを特徴とする請求項2記載の圧力変動吸収機構の異常
検出装置。 - 【請求項4】更に、前記異常判定手段により圧力変動吸
収機構が異常と判定された場合に、その旨を通知する通
知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれか1に記載の圧力変動吸収機構の異常検出装置。 - 【請求項5】 流路中における流体の圧力変動を吸収す
るための圧力変動吸収機構の異常を検出する異常検出方
法であって、 前記圧力変動吸収機構を通過する流体の流量を計測する
手順と、 前記圧力変動吸収機構が設けられた流路の上流側と下流
側との差圧を検出する手順と、 前記差圧を検出する手順により検出された差圧と前記流
量を計測する手順により計測された流量とに基づいて、
前記圧力変動吸収機構が異常であるか否かを判定する手
順とを含むことを特徴とする圧力変動吸収機構の異常検
出方法。 - 【請求項6】 前記異常を判定する手順において、前記
流量を計測する手順により計測された流量と前記差圧を
検出する手順により検出された差圧との関係が、前記圧
力変動吸収機構が正常に機能している場合における流量
と差圧との関係と同等とみなされるか否かを判定し、同
等とみなされない場合には、前記圧力変動吸収機構が異
常である旨の判定を行うことを特徴とする請求項5記載
の圧力変動吸収機構の異常検出方法。 - 【請求項7】 前記異常を判定する手順において、前記
流量を計測する手順により計測された流量が所定流量以
上であり、且つ、前記差圧を検出する手順により検出さ
れた差圧が所定値以下であった場合に、前記流量を計測
する手順により計測された流量と前記差圧を検出する手
順により検出された差圧との関係が、前記圧力変動吸収
機構が正常に機能している場合における流量と差圧との
関係と同等とみなされないと判定することを特徴とする
請求項6記載の圧力変動吸収機構の異常検出方法。 - 【請求項8】 更に、前記圧力変動吸収機構が異常と判
定された場合に、その旨を通知する手順を含むことを特
徴とする請求項5ないし7のいずれか1に記載の圧力変
動吸収機構の異常検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33710997A JPH11173894A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 圧力変動吸収機構の異常検出装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33710997A JPH11173894A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 圧力変動吸収機構の異常検出装置および方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173894A true JPH11173894A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18305526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33710997A Pending JPH11173894A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 圧力変動吸収機構の異常検出装置および方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11173894A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118090043A (zh) * | 2024-04-29 | 2024-05-28 | 山东恒量测试科技有限公司 | 一种压力表异常状态定位分析方法、系统、终端及介质 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP33710997A patent/JPH11173894A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118090043A (zh) * | 2024-04-29 | 2024-05-28 | 山东恒量测试科技有限公司 | 一种压力表异常状态定位分析方法、系统、终端及介质 |
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