JPH11174749A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH11174749A
JPH11174749A JP9337092A JP33709297A JPH11174749A JP H11174749 A JPH11174749 A JP H11174749A JP 9337092 A JP9337092 A JP 9337092A JP 33709297 A JP33709297 A JP 33709297A JP H11174749 A JPH11174749 A JP H11174749A
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JP
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developing bias
image
bias voltage
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Application number
JP9337092A
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English (en)
Inventor
Akihito Nishimura
明仁 西村
Kazuhito Kawano
和仁 川野
Koji Matsumoto
浩司 松本
Katsuhiko Ono
勝彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテンの光量不足となる端部領域の存在が
原因で発生する地肌かぶりを容易かつ的確に防止できる
ようにする。原稿の読取先端側に画像がある場合に、そ
の原稿像の複写も可能にしつつ地肌かぶりを防止できる
ようにする。 【解決手段】 現像バイアス電圧を、少なくとも原稿2
0の読取先端側の潜像領域Eについて現像を行う際に、
それ以外の原稿の潜像領域に対して加える通常時の現像
バイアス電圧(VB0)よりも原稿像の背景部の電位(V
K )との差が大きくなる電圧値(VBB)に変更すること
が可能な現像バイアス制御手段を設けた。また、変更時
の現像バイアス電圧(VBB)を、最高の濃度部の電位
(VS 又はV MAX )を越えない電圧値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテンに載置し
た原稿を移動式光学系により読み取り、その読み取った
原稿像を記録シート上に出力する、電子写真方式等を利
用した複写機に係り、特に、複写(コピー)して得られ
る記録シートの原稿の読取先端側に相当する部分に発生
する地肌かぶりを防止する複写機の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機としては、例えば、図1
5に示すように、原稿aをプラテン(原稿支持透明板)
b上に手作業で又は自動原稿送り装置により載置し、そ
のプラテンbの下方を往復移動するように配設された移
動式の光源cにより原稿aを照明し、原稿aから反射さ
れる反射光dを原稿像として読み取る原稿読取部を備え
たタイプのものがある。
【0003】この原稿読取部がアナログ光学系により構
成されている場合には、原稿aからの反射光dをミラー
及びレンズからなる光学系を介して感光体eにそのまま
露光し、それにより感光体上に潜像を形成するようにな
っている。また、この原稿読取部がデジタル光学系によ
り構成されている場合には、原稿aからの反射光dをミ
ラー及びレンズからなる光学系を介してCCD(電荷結
合素子)センサ等に入力して電気信号に変換した後、そ
の信号に応じた光像をレーザ式露光装置等から発して感
光体eに露光し、それにより感光体上に潜像を形成する
ようになっている。
【0004】そして、このような原稿読取部では、通
常、図16に示すように、プラテンbの一端部を原稿a
の載置基準端(位置)fとして設定してあり、その原稿
載置基準端fに原稿aの一端部を揃えた状態で原稿aの
プラテンb上への載置を行う構造が採られている。具体
的には、原稿載置基準端fとなるプラテン一端部の外側
に、プラテン上面からわずかに突出して原稿の端部を突
き当てるための垂直な段差面が形成される原稿突き当て
部材gが設けられており、その原稿突き当て部材gの段
差面に原稿aの端部を突き当てることにより、原稿aを
プラテン上の正確な読み取り位置に載置できる仕組みに
なっている。
【0005】また、移動式の光源cについては、原稿読
み取り時にはプラテンbの原稿載置基準端fからその基
準端とは対向するプラテン端部の後方側にむけて移動
し、読み取り終了後に再び原稿載置基準端f側に戻って
くるように往復移動するとともに、プラテンb(の上面
に載置された原稿)に直接到達する直接照明光hと、光
源の周囲に配設される反射部材iに反射してからプラテ
ンに間接的に到達する間接照明光jとをあわせて原稿読
み取り時に必要な光量が確保されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
原稿読取部を備えた複写機の場合、図16に示すよう
に、光源cがプラテンの原稿載置基準端f側となる読取
開始位置にある状態においては、プラテンbの載置基準
端側の端部に、その光源cからの直接照明光hが到達す
るのみで間接照明光jが到達しない領域kが存在する。
この間接照明光jが到達しない領域kが発生するのは、
主に、間接照明光jの一部が原稿突き当て部材g等によ
りその進路を遮られてしまうことによるものであり、ま
た、プラテンガラスbの面取り部mにほぼ垂直の角度で
入射した間接照明光j−1がプラテン端部側にむけて殆
ど屈折せずにそのまま直進してプラテンの載置基準端f
側から離れる領域に到達してしまうことなどによるもの
である。
【0007】そして、この光源cからの間接照明光jが
到達しないプラテンの端部領域kは、それ以外のプラテ
ン領域にくらべて、その間接照明光jが到達しない分、
原稿aを照明するために必要な照明光の光量が低下して
しまうこととなり、その光量が大幅に低下している場合
には、そのプラテンの光量不足領域kに載置されている
原稿aの載置先端部に対する照明光の光量が不足し、そ
の原稿先端部からの反射光dの光量も少なくなる結果、
コピーして得られる記録シートpの原稿の読取先端側に
相当する部分に不要な現像剤が筋状に付着する「地肌か
ぶり」が発生してしまうという問題があった。特に、原
稿aの読取先端部が画像のない白地である場合には、そ
の白地部分に対応するコピー後の記録シート部分が地肌
かぶりにより汚れた状態で出力されてしまい、画質低下
につながっていた。
【0008】このようなプラテンbの光量不足となる端
部領域kをなくすための対策としては、例えば、光源の
反射部材jの形状等を変更してそのプラテン領域kに対
し直接照明光hが到達する割合を増やす方法が考えられ
る。しかし、この場合には、直接照明光hのみで原稿読
み取り時に必要な光量の大部分をほぼ確保しなければな
らず、結果的に、絶対光量の多い高価な光源を常に使用
しなければならないとう制約が生じると同時に、絶対光
量の少ないタイプの光源を使用することができなくな
る。
【0009】また、前記原稿突き当て部材gを、プラテ
ンbの光量不足となる端部領域kを覆うようにプラテン
上面に延長形成する方法も考えられるが、この場合に
は、自動両面原稿送り装置等による原稿のプラテン上へ
の自動載置ができなくなるという不具合がある。すなわ
ち、自動両面原稿送り装置を使用する複写機の場合に
は、原稿aのプラテンbへの搬入搬送時やプラテンbか
らの排出搬送時において原稿aが突き当て部材gにひっ
かからずスムーズに搬送されるようにするため、原稿突
き当て部材gを、上記各搬送時には下方に押し下げてプ
ラテンbの上面から突出させない状態(換言すれば、プ
ラテン上面と面一の状態)に保てる形態及び上下動可能
な取り付け構造になっている。このため、原稿突き当て
部材gをプラテンbの光量不足領域kを覆う上面まで延
長して設けてしまうと、この上下動可能な取り付け構造
を採用することができず、その結果として自動両面原稿
送り装置等を使用する際の原稿の突き当てができなくな
るのである。
【0010】さらに、光源cの光量を、原稿の読取開始
時点からプラテンbの光量不足領域kを通過するまでの
間だけ強くするように可変制御する方法も考えられる。
しかし、この場合には、光量切替時の制御タイミングに
対するタイムラグが大きく、また、光量が瞬時に安定し
ないため、実用的ではない。
【0011】なお、一般の複写機には、原稿の周縁部の
よごれ等が記録シートにコピーされて画質の低下を招く
ことがないように、記録シートpの端部から2〜3mm
程度内側までの周縁領域wには一切画像を形成しないよ
うに画像出力を行う、いわゆる「消し込み機能」が設け
られている。そこで、この消し込み機能による消し込み
幅を広げるように設定変更して記録シート先端部側に地
肌かぶりが発生しないようにする方法も考えられる。と
ころが、この消し込み機能は、消し込み領域wに画像を
一切形成しない処理であるため、その消し込み領域wに
相当する原稿の周縁部(特に載置先端部)にコピーすべ
き画像がある場合には、その画像のコピーも一切されな
くなってしまうという難点がある。このため、この消し
込み機能は前記したかぶり対策方法としては適さない。
【0012】従って、本発明の第1の目的は、上述した
ような各対策における種々の問題点を回避しつつ、プラ
テンの光量不足となる端部領域の存在が原因で発生する
地肌かぶりを容易かつ的確に防止することができる複写
機を提供することにある。
【0013】また、第2の目的は、原稿の読取先端側に
画像がある場合に、その原稿像の複写も可能にしつつ上
記の地肌かぶりを防止することができる複写機を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この目的
を達成するために鋭意研究したところ、前記した地肌か
ぶりは、図14の現像後における感光体の各表面電位モ
デル図に示すように、プラテンの光量不足となる端部領
域Eに載置される原稿の読取先端側の端部に対する照明
光の光量が不足することにより、その原稿の読取先端側
の領域に相当する原稿像の背景部の電位VK が、正常な
光量時における背景部の電位にくらべて潜像の電位VS
に近づく方向に変動してしまい(二点鎖線で示すΔ
K )、結果的に、その変動した背景部の電位VK と現
像バイアスVB との電位差(|VB −VK |)が小さく
なることによって発生するものであることを解明した。
図14aは正規現像を行った場合のモデル図、同図bは
反転現像を行った場合のモデル図であり、図中のTは現
像剤(トナー)を示す。そして、さらに研究を重ねた結
果、現像バイアス電圧の電圧値を適宜変更することによ
り、地肌かぶりの発生を防止することができることを見
出し、前記第1の目的を達成し得る発明を完成するに至
った。また、プラテンの光量不足領域に載置される原稿
の読取先端側にコピーすべき画像がある場合、その画像
を消すことなく複写できるようにする観点からは、現像
バイアス電圧の変更量について特定する必要があること
を見出し、前記第2の目的を達成し得る発明を完成する
に至った。
【0015】すなわち、第1の目的を達成するための本
発明(請求項1に係る発明)の複写機は、原稿の一端部
をプラテンの原稿載置基準端に揃えた状態で原稿をプラ
テン上に載置し、そのプラテンの下方を原稿載置基準端
側からその基準端と対向する後方側にむけて移動する光
源から照明光を原稿に照射し、原稿から反射して得られ
る反射光を原稿像として読み取る原稿読取部と、その原
稿像に基づく光像を一様帯電した感光体に露光して潜像
を形成し、その潜像を現像バイアス電圧を加えた現像装
置により現像して可視像とし、その可視像を記録シート
に形成して出力する画像出力部とを備えた複写機におい
て、前記現像バイアス電圧を、少なくとも原稿の読取先
端側の潜像領域について現像を行う際に、それ以外の原
稿の潜像領域に対して加える通常時の現像バイアス電圧
よりも原稿像の背景部の電位との差が大きくなる電圧値
に変更することが可能な現像バイアス制御手段を設けた
ものである。図1は、この複写機の要部について概念的
に示したブロック図であり、1は現像バイアス電圧制御
部、49は現像装置からなる現像部42に現像バイアス
電圧VB を印加するためのバイアス電源部を示す。
【0016】ここで、上記現像バイアス制御手段は、少
なくとも原稿の読取先端側の所定領域に相当する現像を
行う際に、現像バイアスを、通常時のものより原稿像の
背景部電位との差が大きくなるような電圧値に変更する
ことができるものであれば、その構成等については特に
制約されない。また、この現像バイアス制御手段は、常
時作動するように構成しても、或いは、必要な時にのみ
作動し不要な時には作動しないように切り換えることが
できるように構成してもよい。さらに、現像バイアス電
圧の変更量やその変更を行う時間(又は領域)について
は、光源の種類や複写条件のちがい、さらには実際のか
ぶりの発生状況に基づいて適宜設定される。特に、現像
バイアス電圧の変更時期は、最低限、かぶりが発生し得
る原稿の読取先端側の所定領域に相当する現像タイミン
グであればよいが、その変更開始時期については当該現
像タイミングの少し手前の時期であっても勿論構わない
(図11参照)。なお、原稿の読取先端側の所定領域を
越えた後の現像時には、通常時の現像バイアス電圧値に
切り換えて戻すように設定される。また、この現像バイ
アス制御手段による現像バイアスの電圧変更は、プラテ
ンの原稿載置基準端側の端部領域において原稿読み取り
時に必要な照明光の全光量に対する光量低下率が2%以
上となる光量不足領域Eが発生する複写機に対して行う
場合に有効となる。
【0017】このような複写機によれば、プラテンの原
稿載置基準端側の端部領域に照明光の光量不足となる領
域Eが存在しても、そのプラテンの光量不足領域上に載
置される原稿の読取先端側の潜像領域について現像を行
う際には、現像バイアス電圧が通常時の現像バイアス電
圧よりも背景部電位との差が大きくなる電圧値に変更さ
れる。これにより、光量不足が原因で実際の感光体上に
おける背景部電位が変動することがあっても、その変動
した背景部の電位と変更時の現像バイアス電圧との差が
十分に確保されることとなり、その背景部に対しては不
要な現像剤が付着しにくい状態となる。この結果、地肌
かぶりが発生しない。
【0018】また、第2の目的を達成するための本発明
(請求項2に係る発明)の複写機は、上記請求項1に係
る発明の複写機において、現像バイアス制御手段を、変
更時の現像バイアス電圧が最高濃度部の電位を越えない
電圧値になるように設定したものである。
【0019】ここで、最高濃度部とは、感光体上の潜像
の画像部のうちで最も濃度が高くなり得る限界部分をい
い、より具体的には、正規現像の場合には感光体上の非
露光領域(換言すれば一様に帯電された領域)であり、
反転現像の場合には感光体上の最大露光領域である。そ
して、変更時の現像バイアス電圧が高すぎて最高濃度部
の電位以上になると、潜像が現像されず原稿像がまった
く複写されなくなるため、変更時の現像バイアス電圧
は、最高濃度部の電位に対して所定量以上の電位差が保
たれる値に設定することが好ましい。また、例えば、細
線画像の複写再現に必要とされるときの現像バイアス電
圧と背景部電位との電位差の関係を満たすように現像バ
イアス電圧の変更時の上限値を設定すると、かぶりの発
生防止と画像複写の確保とをより確実に両立させること
が可能となる。
【0020】このような複写機によれば、変更時の現像
バイアス電圧が前記したように変更されるとともに最高
濃度部の電位を越えない適切な電圧値に変更されること
になる。これにより、地肌かぶりの発生を防止できるこ
とに加え、プラテンの光量不足領域に載置される原稿の
読取先端側にあるコピーすべき画像を消すことなく確実
に複写することができるようになる。
【0021】以上の各複写機においては、現像バイアス
制御手段を、変更時の現像バイアス電圧が複写濃度の設
定条件に応じて可変されるように設定するとよい。
【0022】これは、複写濃度の設定条件が自動濃度制
御機能で又はオペレータの選択操作により任意に変更さ
れた場合には、通常、その濃度の設定条件に応じて現像
バイアス電圧の基準値や潜像形成時の光量が個々に変更
されるようになっているため、このような変更量を考慮
しながら、変更時の現像バイアス電圧値を適切な値に個
々に設定する必要があるからである。
【0023】また、現像バイアス制御手段を、変更時の
現像バイアス電圧が複写倍率の設定条件に応じて可変さ
れるように設定するとよい。
【0024】これは、複写倍率の設定条件をオペレータ
の選択操作により任意に変更された場合には、通常、そ
の倍率が拡大時には先端の地肌かぶりが比較的濃くな
り、反対に縮小時にはそれが比較的薄くなる傾向がある
ため、このような変更量を考慮しながら、変更時の現像
バイアス電圧値を適切な値に個々に設定する必要がある
からである。原則的には、複写倍率を拡大する方向の条
件設定がなされた場合には、現像バイアス電圧を「等倍
時」にくらべて多めに変更するように設定し、反対に複
写倍率を縮小する方向の条件設定がなされた場合には、
現像バイアス電圧を「等倍時」にくらべて少なめに変更
するように設定すればよい。但し、この複写倍率の設定
条件に応じて変更時の現像バイアス電圧を可変にする設
定は、必要に応じて採用すればよい。
【0025】さらに、現像バイアス制御手段を、変更時
の現像バイアス電圧を加える原稿の読取先端側の潜像領
域の幅が、複写倍率の設定条件に応じて可変されるよう
に設定するとよい。
【0026】これは、複写倍率の設定条件をオペレータ
の選択操作により任意に変更された場合には、その倍率
の設定条件に応じて原稿像の感光体上における潜像領域
の寸法が長くなったり短くなって、かぶりの発生する領
域も拡大されたり縮小されるため、変更時の現像バイア
ス電圧を加える領域(幅)についても、このような変更
量を考慮しながら適切な値に個々に設定する必要がある
からである。従って、原則的には、複写倍率を拡大する
方向の条件設定がなされた場合には、その所定領域の幅
を「等倍時」にくらべて長め(多め)に変更するように
設定し、反対に複写倍率を縮小する方向の条件設定がな
された場合には、その幅を「等倍時」にくらべて短め
(少なめ)に変更するように設定すればよい。但し、縮
小倍率が選択された場合には、その幅を等倍時と同じ値
にしたままで特に変更しなくともよい。それは、等倍時
と同じ幅だけ変更時の現像バイアス電圧を加えれば、等
倍時よりも縮小された領域における地肌かぶりの発生を
間違いなく防止することができるからである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の態様について説明する。
【0028】図2は、本発明の一実施態様に係る複写機
を示すものである。この複写機は、その本体10の上部
に、原稿を載置するプラテンガラス2が配置され、その
下方に原稿読取部3や画像出力部4を構成する各装置が
配置されている。また、本体10の上部には、表示画面
7aと各操作キー(ボタン)7b等が配置されたスタン
ドタイプの操作パネル7が取り付けられているととも
に、プラテンガラス2の上にDADF(デュープレック
スオートドキュメントフィーダ:両面自動原稿送り装
置)8が取り付けられている。
【0029】原稿読取部3は、アナログ式光学系を採用
した走査露光装置により構成されている。この走査露光
装置は、図2や図3に示すように、光源としてのランプ
30、反射板31及び第1ミラー32aを搭載する第1
キャリッジ33と、第2ミラー32b及び第3ミラー3
2cを搭載する第2キャリッジ34と、第4ミラー32
d及び第5ミラー32eを搭載する第3キャリッジ35
と、第6ミラー32fを搭載する第4キャリッジ36と
から構成されている。また、第3ミラー32cと第4ミ
ラー32dとの間の光軸上にはレンズ37が配置されて
おり、このレンズ37は、複写倍率に応じて光軸方向に
そって移動し、走査露光中は固定されるようになってい
る。さらに、この原稿読取部2には、読取開始タイミン
グを検知するオプチカルレジセンサ38と、原稿20の
サイズを検知する原稿サイズセンサ39が所定の位置に
配設されている(図7)。
【0030】そして、この原稿読取部3による原稿画像
の読み取りを行うに際しては、第1キャリッジ33がプ
ラテンガラス2の載置基準端2a側からその対向する端
部となる後方側にむけて速度V1 で移動した後、所定の
速度で元の位置に戻るように移動し、第2キャリッジ3
4が第1キャリッジ33と同じ方向に速度V1 /2で移
動した後、元の位置に戻るように移動する。また、この
際、第4キャリッジ36が第1キャリッジ33等とは反
対方向に速度V2 で移動するとともに、第3キャリッジ
35が同じ方向に速度V2 /2で移動する。これによ
り、ランプ30からの照明光がプラテンガラス2上の原
稿20の全面に照射され、一方、原稿20の原稿面にて
反射された反射光が6つのミラー32a〜32fと1つ
のレンズ37からなる光学系を介して画像出力部4の感
光体ベルトに、原稿像の光像として露光される。
【0031】画像出力部4は、作像部を中核とし、この
作像部に対して給紙部5と用紙搬送系6とを組み合わせ
た構成になっている。作像部4は、原稿読取部3の下方
において複数の支持ロールに張架されて矢印方向に定速
度で回転するように配設された感光体ベルト40と、こ
の感光体ベルト40の周囲に配設された、帯電装置4
1、現像装置42、転写装置43、剥離装置44、クリ
ーニング装置45及び除電装置46と、剥離装置44の
用紙搬送方向下流側に配設された用紙搬送ベルト装置4
7及び定着装置48とでその主要部が構成されている。
現像装置42には、感光体ベルト40に現像剤を供給す
る現像ロール42aに対して現像バイアスを印加するた
めの現像バイアス電源49が接続されている。給紙部5
は、所定サイズの記録シートPをそれぞれ収容する3つ
の給紙トレイ50−1,50−2,50−3と、各トレ
イ50内の記録シートPを1枚ずつ送り出すフィード装
置52とで構成されている。
【0032】用紙搬送系6は、給紙部5の各フィード装
置52から感光体ベルト40の転写位置まで配設された
給紙用搬送路60と、定着装置48から装置本体10の
用紙排出口11まで配設された排紙用搬送路61と、排
紙用搬送路61の途中に分岐して配設された反転排出用
搬送路62と、排紙用搬送路62の途中で分岐した搬送
路中に配置された両面/合成トレイ63、両面/合成ト
レイ63への搬送路の途中に配設された反転用搬送路6
4と、両面/合成トレイ63から給紙用搬送路60に接
続されるように配設された再給紙用搬送路65とで構成
されており、搬送路のいずれも複数のロール対とガイド
により形成されている。給紙用搬送路60の転写装置4
3の手前側には、給紙部5から搬送される記録シートP
を転写タイミングに合わせて感光体ベルト40と転写装
置43の間に送り出すためのレジロール66が配設され
ている。また、搬送路の所定の分岐点には、搬送される
記録シートPの進路を切り換える切り換え爪67が配設
されている。
【0033】操作パネル7は、表示部7aにおいて表示
画面を切り換えることにより、基本コピー、応用コピー
及び専用コピー等の各モードに類別して、それぞれのモ
ードで機能選択や実行条件の設定等のメニューを表示さ
せるとともに、操作キー7bによる入力により各機能や
条件の指定やデータ入力を行えるようになっている。コ
ピー動作のスタートやストップをはじめ、コピー枚数、
片面コピー、両面コピー等の指示ができる。また、複写
倍率については、等倍(100%)がデフォルトになっ
ていて、キー操作により自動、固定、任意が選択でき、
自動では選択された用紙サイズに応じて倍率が所定の倍
率範囲(この例では50〜200%)内で1%刻みで自
動的に設定され、固定では複数段階の固定倍率を選択設
定でき、任意倍率では1%刻みで倍率を選択設定できる
ようになっている。画像濃度については、自動がデフォ
ルトになっていて、これ以外には複数段階の濃度設定が
できるようになっている。
【0034】DADF8は、原稿を載置する原稿トレイ
80を備え、原稿トレイ80からプラテンガラス2にむ
けて原稿20を搬送する送り出し搬送路81と、プラテ
ンガラス2上において正逆回転して原稿20をプラテン
ガラス2上に搬入したりプラテンガラス2上から搬出し
たりする搬送ベルト82と、原稿両面コピー時において
原稿の表裏面を反転させるための反転用搬送路83とで
構成されている。各搬送路81,83には搬送用ロール
対等が適宜配設されており、搬送ベルト82の原稿排出
側には原稿排出ロール84が配設されている。また、こ
のDADF8の原稿排出ロール84が配設されている原
稿搬出側の装置本体10上には、読み取り終了後の原稿
20が排出される原稿排出トレイ12が取り付けられて
いる。さらに、原稿排出ロール84の下方となる本体1
0には、図3,4に示すように、原稿突き当て部材13
が設けられている。この原稿突き当て部材13は、支軸
13aを中心にして上下に揺動可能に設けられたもので
あり、通常時にはプラテンガラス2の原稿載置基準端2
aとなる端部上面からわずかに突出した状態となって原
稿の突き当て段差面を形成し、原稿20が通過する際に
は下方に揺動してプラテンガラス2の上面と面一の状態
となり、原稿の搬送安定性を確保するようになってい
る。
【0035】そして、原稿読取部3におけるランプ30
は、図4に示すように、そのランプ表面が一部だけ露出
する状態となるように遮光部材38により覆われてお
り、その露出領域から照明光Hが放出されるようになっ
ており、しかも、その照明光Hの一部がプラテンガラス
2(ひいては原稿)に直接照射される直接照明光H
1 と、その残りの一部が反射板31で反射された後にプ
ラテンガラス2に照射される間接照明光H2 となり、こ
の直接照明光H1 と間接照明光H2 とを合わせて原稿読
み取り時に必要な光量を確保するように構成されてい
る。図中の31aは、反射板31に開設された光路用開
口であり、この光路用開口31aにより、照明光Hの原
稿面からの反射光Gが反射板31を通過して第1ミラー
32aに入射するようになっている。また、39はマイ
ラー板である。
【0036】また、画像出力部4における感光体ベルト
40は、図5に示すように、そのベルト周面に原稿20
のサイズに応じて複数枚分の原稿潜像を形成し得るよう
にパネル(像形成領域)分割して使用される。例えば、
ベルト周面に原稿2枚分の潜像を形成する場合には、ベ
ルト周面を2ピッチで分割して2つのパネルを配分形成
し、原稿3枚分の潜像を形成する場合には、ベルト周面
を3ピッチで分割して3つのパネルを配分形成してい
る。図中のAはパネルの間隔、Bはパネル長、Cはパネ
ルのピッチである。また、LEはパネルの先頭エッジで
ある。このパネルのLEに対しては、原稿20の潜像の
先端が一致するように露光開始タイミングが制御され、
また、記録シートPのLEが一致するように給紙タイミ
ングが制御されるようになっている。そして、感光体ベ
ルト40の側端部には、ベルトの基準位置を示す基準位
置マーク(例えば、ホール)40aが設けられており、
このマーク40aはベルト位置センサ25により検知さ
れる(図7)。また、図5中の22はトナー濃度調整の
ために形成されるADCパッチである。
【0037】図6は、この複写機の制御システムを示す
もので、このシステムは、メイン基板90上のSQMG
Rサブシステム91、CHMサブシステム92、IMM
サブシステム93、MARKINGサブシステム94か
らなる4つのサブシステムと、その周りのU/Iサブシ
ステム95、INPUTサブシステム96、OUTPU
Tサブシステム97、OPTサブシステム98、IEL
サブシステム99からなる5つのサブシステムとによる
9つのサブシステムで構成している。そして、SQMG
Rサブシステム91に対して、CHMサブシステム92
及びIMMサブシステム93は、SQMGRサブシステ
ム91と同じメインの演算処理手段(CPU)下にある
ソフトウエアで実行されるため、通信が不要なサブシス
テム間インターフェース(実線表示)で接続されてい
る。これに対し、その他のサブシステムは、そのメイン
の演算処理手段とは別の演算処理手段下にあるソフトウ
エアで実行されるので、シルアル通信インターフェース
(点線表示)で接続されている。
【0038】SQMGRサブシステム91は、U/Iサ
ブシステム95を構成する操作パネル7からコピーモー
ドの設定情報を受信し、効率よくコピー作業が実施でき
るように各サブシステム間の同期をとりながら、各サブ
システムに作業指示を発行するとともに、各サブシステ
ムの状態を常時監視し、必要な対応処理を行うものであ
る。CHMサブシステム92は、給紙部5に関係する、
給紙トレイ50、両面/合成トレイ63、記録シートP
のフィード、レジロール66等の各制御を行うものであ
る。IMMサブシステム93は、画像出力部4の作像部
におけるベルトに関する、感光体ベルト40上のパネル
分割、感光体ベルト40の走行/停止、メインモータ等
の各制御を行うものである。
【0039】MARKINGサブシステム94は、原稿
読取部3におけるランプ30の制御や、画像出力部4の
作像部におけるベルト周りに関する、帯電装置41、現
像装置42、感光体ベルト40の電位、現像バイアス電
圧、現像剤(トナー)濃度の各制御等を行うものであ
る。U/Iサブシステム95は、操作パネル7からの各
設定情報に対するすべての制御をはじめ、複写機の状態
表示、コピーモード等のジョブ管理、ジョブリカバリー
等を行うものである。
【0040】INPUTサブシステム96は、原稿20
の自動送り(DADF)、原稿のサイズ検知を行うもの
である。OUTPUTサブシステム97は、装置本体1
0の用紙排出口11と接続するように連結設置されて、
コピー終了後に用紙排出口11から排出される記録シー
トPを仕分けしたり、綴じたり、穴あけする等の各種後
処理を行う、図示しない後処理装置との連携制御を行う
ものである。OPTサブシステム98は、原稿読取部3
における、原稿露光時のスキャン、各キャリッジ33,
34等の移動、レンズ37の移動等の各制御を行うもの
である。IELサブシステム99は、感光体ベルト40
上の不要像の消し込み、原稿像に対する先端、後端の消
し込み、画像編集モード(枠消しなど)に応じた像の消
し込みを行うものである。
【0041】また、IMMサブシステム93とMARK
INGサブシステム94との間においては、シリアル信
号のタイミングに合わせることができない信号について
各CPUに割り込みポートが設けられ、シリアルバスと
は別のホットラインにより割り込み処理ができるように
なっている。この複写機においては、例えば、現像バイ
アスの電圧変更のスイッチング処理を行う際に使用され
る。
【0042】図7は、主に、IMMサブシステム93の
機能の一部を示すブロック構成図である。このIMMサ
ブシステム93では、概略的には、IELサブシステム
99とシリアル通信を行い、高精度の制御を行うために
ホットラインにより割り込み信号を送って像形成の管理
を行うとともに、MARKINGサブシステム94、C
HMサブシステム92の制御信号を送ってベルト周りの
制御を行っている。また、感光体ベルト40に開けた基
準位置マーク40aを検出してメインモータ15の制御
を行うとともに、パネルの形成位置を決定してパネルの
管理を行っている。そして、コピースタートキーが押さ
れてコピーサイクルに入ると、原稿20のサイズに基づ
いてIELサブシステム99によるイメージ先端、後端
の縁消しを行って必要な像領域を形成する。また、必要
に応じて、感光体ベルト40のインターイメージ領域に
ADCパッチ22を形成する。さらに、CHMサブシス
テム92においてジャム要因等のマシンダウン要因が検
出されると、その検出情報がSQMGRサブシステム9
1に伝達され、そのサブシステム91が所要の各サブシ
ステムに停止指示を送出することにより、感光体ベルト
等の駆動系を含むすべての駆動系が順次停止される。
【0043】そして、IMMサブシステム93には次の
ような各種信号が入出力されて所定の動作が実行される
ようになっている。まず、オプチカルレジセンサ38か
らは、IMMサブシステム93からMARKINGサブ
システム94へ出すADC要求信号、現像バイアス要求
信号の基準となるオプチカルレジ(OPT・レジ)信号
が入力される。原稿サイズセンサ39からは、原稿のサ
イズ情報が入力され、これと用紙サイズ情報とからIE
Lサブシステム99による消し込み領域が決定される。
ベルト位置センサ25からは、感光体ベルト40の基準
位置マーク40aのマーク検知信号が入力され、メイン
モータ15によりプロセススピードの制御を行ってい
る。また、この際、メインモータ15の回転軸に取り付
けられたロータリエンコーダ16からは、モータ15の
回転と同期したパルス信号が入力され、ベルト速度に応
じたマシンクロックを得ている。
【0044】一方、IMMサブシステム93は、IEL
サブシステム99に対し、IELイメージ信号やADC
パッチ信号等を送出する。IELサブシステム99で
は、IELイメージ信号を受けてインターイメージラン
プ26による不要な像の消し込みを行い、ADCパッチ
信号を受けて検知センサ27によるADCパッチの検出
を行うようになっている。また、IMMサブシステム9
3は、MARKINGサブシステム94に対し、前記オ
プチカルレジ信号を基準にしたADC要求信号、現像バ
イアス要求信号等を送出する。MARKINGサブシス
テム94では、ADCパッチ要求信号を受けて、パッチ
ジェネレータ28を駆動して感光体ベルト40上にAD
Cパッチを形成し、また、現像バイアス要求信号を受け
て、バイアス電源49から現像装置42の現像ロール4
2aへ所定の現像バイアス電圧を印加させる。
【0045】次に、この複写機による基本的なコピー動
作について説明する。
【0046】DADF8に原稿20がセットされ、操作
パネル7において所定のコピーモード等の選択設定がな
された後にコピーのスタートキーが押下されると、感光
体ベルト40周りの所定の装置が駆動し始めてコピーサ
イクルのための所定の設定がなされるとともに、DAD
F8及び原稿読取部3において原稿の読み取り動作等が
開始される。
【0047】DADF8においては、原稿20が送り出
し搬送路81を通してプラテンガラス2の載置基準端2
aに原稿突き当て部材13に突き当てられた状態で載置
される。この過程で、サイズ検知センサ39により原稿
のサイズが検知され、このサイズ検知情報に基づいて消
し込み領域の決定や感光体ベルト40のパネル分割がな
される。
【0048】この後、原稿読取部2において、プラテン
ガラス2に載置された原稿20の原稿像の読み取りが行
われる。すなわち、ランプ30が点灯して各キャリッジ
33,34等がプラテンガラス2の下方を前述したよう
に移動する。これにより、原稿20の原稿面が露光照明
され、原稿面にて反射された反射光が6つのミラー31
a〜31fと1つのレンズ36からなる光学系を介して
画像出力部4の感光体ベルト40に原稿像の光像として
露光される。この原稿読み取り動作が開始されると、そ
のキャリッジ(33)の動作開始がオプチカルセンサ3
8に検知され、これによりOPTレジ信号が得られる。
このOPTレジ信号により、MARKINGサブシステ
ム94では、必要なADCパッチ要求信号、現像バイア
ス要求信号等を送出する。
【0049】この原稿読み取り動作にほぼ同期して、感
光体ベルト40においては、前回のコピー動作(ジョ
ブ)の終了時に除電装置46により除電されたベルト面
が帯電装置42により表面電位VH となるように一様に
帯電される(図9参照)。そして、この帯電された感光
体ベルト40の表面に対し、前記した画像読取部3から
原稿像に対応する光像が露光され、これにより潜像が形
成される。この潜像は、正規現像を行う場合には、図9
に例示するように原稿像の背景部が光像としてベルトに
露光されるため、その背景部となる感光体ベルト40領
域の帯電電荷が除かれて背景部の電位VK となる。この
際、その背景部以外のベルト部分が潜像電位VS となる
(図9では、潜像電位VS が、前記した一様帯電時の電
位VH と同じ電位レベルにある状態で図示されている
が、実際には、濃度階調に応じて凹凸状の電位状態(図
中の二点鎖線部分)になっている。また、二点鎖線部分
におけるVMAX は正規現像時の最高濃度部である)。そ
して、ADCパッチ要求信号が発生している場合には、
この潜像形成後において、感光体ベルト40のインター
イメージ部にADCパッチ22が形成される。
【0050】次いで、この潜像は、現像装置42におい
て現像ロール42aから供給される現像剤にて現像され
て可視像であるトナー像となる。この現像時には、バイ
アス電源49から現像ロール42aに対して所定の現像
バイアス電圧VB が印加されており、この現像バイアス
電圧により現像ロール42aと感光体ベルト40の間に
現像電界が形成される。そして、この電界形成により、
正規現像であれば、図9に示すように、現像ロール40
a上の現像剤Tは、感光体ベルト40の潜像電位VS
分のみに転移付着するが、それ以外の背景部となるベル
トの電位VK 部分には付着しないようになっている。こ
のトナー像は、感光体ベルト40の回転に伴って転写装
置43と対向する転写部に搬送される。
【0051】一方、給紙部5においては、所定の給紙ト
レイ50からコピーに使用されるサイズの記録シートP
がフィード装置51により用紙搬送系6の給紙用搬送路
60に送り出され、レジロール66まで搬送される。そ
して、その記録シートPは、転写タイミングに合わせて
レジロール66から感光体ベルト40と転写装置43の
間に給紙され、この給紙された記録シートに対して先の
トナー像が転写装置43の作用により静電的に転写され
る。この転写後の記録シートPは、剥離装置44により
静電的に感光体ベルト40から剥がれやすい状態にされ
てから感光体ベルト40から剥がされた後、用紙搬送ベ
ルト装置47により定着装置48に送りこまれる。定着
装置48では、その転写されたトナー像が加熱加圧され
てシート上に定着される。なお、転写後の感光体ベルト
40はクリーニング装置45によりベルト周面に残留付
着するトナー等が取り除かれて清掃される。
【0052】この定着後の記録シートPは、通常の片面
コピー時の場合には排紙用搬送路61を通して排出口1
1から排出される。後処理装置がある場合には、排出さ
れた記録シートPは所定の後処理がなされる。また、反
転排出が必要な場合には、定着後の記録シートPは、反
転排出用搬送路62に一端引き込まれた後、その送り込
み方向後端部側から排出口11にむけて送られることに
より排出される。
【0053】また、原稿20の両面をコピーする場合に
は、DADF8において、プラテンガラス2上に載置さ
れた原稿の片面の読み取りが終了すると、その原稿20
は搬送ベルト82の逆回転駆動により反転用搬送路83
に送り込まれた後、再度、送り出し搬送路81を通して
プラテンガラス2上に送られ、表裏面が反転した状態で
プラテンガラス2上に載置される。
【0054】さらに、両面コピーを行う場合には、定着
装置48を通過して片面に複写画像が形成された後の記
録シートPは、一旦、両面/合成トレイ63に送りこま
れて収容された後、その第2面目のコピータイミングに
合わせて再給紙用搬送路65に送り出され、給紙用搬送
路60を経由して転写部に送られる。合成コピーを行う
場合には、定着装置48を通過して第1画像が形成され
た後の記録シートPは、一旦、反転用搬送路64に送り
込まれた後、両面/合成トレイ63に送りこまれ、その
後、第2合成画像のコピータイミングに合わせて両面コ
ピー時と同様にして転写部に送られる。
【0055】さて、このような複写機においては、原稿
読取部3におけるランプ30が読取開始位置にある際
に、プラテンガラス2の原稿載置基準端2a側の端部に
おいてランプ30からの間接照明光H2 が到達しないこ
とが原因で照明光Hの全体の光量が低下する光量低下領
域E(図4参照)が存在する。そして、このプラテンガ
ラス2の光量低下領域Eにより前述したような地肌かぶ
りが発生するのを防止するため、以下に説明するごとき
現像バイアス制御手段が装備されている。
【0056】まず、この複写機における上記かぶりの発
生する実態について確認するため、光源30として各種
の種類(ハロゲンランプ、蛍光灯ランプなど)や構成
(反射板の構成など)のものを使用し、その各ランプに
よる直接照明光H1 及び間接照明光H2 の光量比率と、
光量低下領域Eの光量低下率と、コピー実行後の記録シ
ートPの先端部での地肌かぶりの発生状況とをそれぞれ
調べた。その結果を、下記の表1に併せて示す。
【0057】各照明光の光量比率については、ランプ3
0をプラテンガラス2のほぼ中央の位置においた状態で
点灯させた時に感光体ベルト40の表面上に露光される
光の総光量Xを測定し、次に、反射板31の反射面を光
の反射が起こらないように覆い隠した状態でランプ30
を点灯させて感光体ベルト40上での光の光量Yを測定
した。ここで、光量Yは直接照明光H1 に相当すること
から、(総光量X−光量Y)の光量Zが間接照明光H2
の光量に相当することになる。そして、直接照明光H1
の光量比率(%)については(Y/X)×100として
求め、間接照明光H2 の光量比率については(Z/X)
×100として求めた。ランプ30として、ハロゲンラ
ング、蛍光灯ランプ等を使用した。
【0058】また、光量低下領域Eの光量低下率につい
ては、ランプ30を読取開始位置においた状態で点灯さ
せたとき、プラテンガラス2の原稿載置基準端2a側の
端部から5mm内側までの領域における光量を測定し、
その測定値と前記総光量Xとから光量の低下率を求め
た。なお、プラテンガラス2としては、面取り幅が1m
m以下のものを使用した。さらに、地肌かぶりについて
は、前記した各照明光の光量比率特性をもつ各ランプ3
0において、白紙原稿20を実際にコピーし(等倍、ふ
つう濃度の設定下)、その結果、コピーして得られた記
録シートPの先端部にかぶりが発生しているか否かを調
べた。そして、以下のような基準で評価を行った。×:
かぶりが発生した、△:部分的にかぶりが発生した、
○:かぶりが発生せず。
【0059】
【表1】
【0060】表1の結果から、間接照明光H2 の光量比
率が40%を越える特性のランプ30を使用した場合
に、地肌かぶりが発生しはじめ、そのかぶりの発生を防
止する対策が必要になることがわかる。また、地肌かぶ
りは、プラテン上に光量低下率で2%以上となる光量不
足領域があるときに発生しやすくなることもわかる。
【0061】そして、この地肌かぶりは、前述したよう
に、プラテンガラス2上の光量不足領域Eが存在してい
ることが原因となり、その領域Eに載置される原稿20
の読取先端側の先端部に対する照明光の光量が不足し、
ひいては原稿像の背景部電位VK が変動して、現像バイ
アスVB と背景部電位VK の電位差(|VB −VK |、
以下、これを「クリーニングフィールド」と称すことも
ある)が小さくなることにより発生している。図8は、
このクリーニングフィールドと地肌かぶりの発生レベル
(グレード)との関係を示したものである。同図には、
光量低下率が「0%」の場合のかぶり特性と、同じく
「4%」の場合のかぶり特性について示している。
【0062】一般に、クリーニングフィールドは、かぶ
りの許容レベルが確保できるように設定されている。図
中の「通常時」が、光量低下率0%の場合におけるクリ
ーニングフィールドの通常時の設定値である。これに対
し、例えば光量低下率4%の場合には、背景部電位VK
が現像バイアスVB に近づく方向に変動する傾向にある
結果、同じクリーニングフィールドの値に対するかぶり
特性は、光量低下率0%の場合にくらべて悪くなる。こ
のため、光量低下率4%の場合は、上記通常時のクリー
ニングフィールドの設定値下ではかぶりが発生してしま
うのである。
【0063】そこで、このような地肌かぶりを防止する
ためには、図8に示すかぶり特性からみて、クリーニン
グフィールドの値を光量低下率0%の場合のものよりも
大きくなるように変更すれば良いことがわかる。このク
リーニングフィールドを変更(決定)するには、現像バ
イアス電圧を変更する方法と、背景部電位を変更するた
めランプ30の光量を変更する方法による行うことが可
能であるが、ランプ30の光量を変更する方法は前述し
たごとく光量切替時の制御タイミングに対するタイムラ
グが大きく、また光量が瞬時に安定しないため、実用面
からみて適さない。従って、この複写機においては、現
像バイアス電圧を変更する方法を採用している。
【0064】図10は、地肌かぶりの発生防止のために
行う現像バイアス電圧の制御における変更テーブルを示
すものであり、この変更テーブルのデータはMARKI
NGサブシステム94のROM等に格納されている。そ
して、現像バイアス電圧に関する変更テーブルに従って
実行される現像バイアス電圧の変更(切り換え)に関す
る制御プログラムは、MARKINGサブシステム94
のROM等に格納されている。この図10に示す変更テ
ーブルは、コピー条件等に応じて、現像バイアス電圧の
変更量や変更時間がそれぞれ適切な条件に可変設定され
るように組まれている。
【0065】例えば、複写倍率に対しては、縮小及び等
倍時(50〜100%)には通常時(等倍時及びふつう
濃度時)の現像バイアス電圧VB0に対して所定の電圧β
1を追加したものを変更時の現像バイアス電圧VBB
し、かつ、その変更時の現像バイアス電圧VBBを所定の
時間T0 だけ印加するようになっている。そして、12
4〜144%の拡大倍率時には現像バイアス電圧の変更
時間をT0 から時間α1だけ増やし、145〜200%
の拡大倍率時には現像バイアス電圧の変更時間をT0
ら時間α2だけ増やすようにしている。ちなみに、複写
倍率については、実際には感光体ベルト40のパネル分
割毎にそれぞれテーブルが用意される。
【0066】この変更時間T0 は、図11に示すよう
に、変更時の現像バイアス電圧に切り換えるための基準
信号となる「先端現像バイアスのスイッチトリガ」を受
信してから所定時間t1 経過した後に、タイマーにより
カウント・ダウンされるとともに、現像バイアスが変更
時の現像バイアス電圧VBBにスイッチングされる(切り
換わる)ようになっている。そして、タイマーによるカ
ウント・ダウンが終了した時点で、変更時の現像バイア
ス電圧VBBから通常時の現像バイアス電圧VB0にスイッ
チングされるようになっている。上記スイッチトリガ
は、オプチカルレジ信号を受信してから所定時間経過後
に発信される。
【0067】また、複写濃度に対しては、図12に示す
ように、「ふつう」濃度の時には平常時の現像バイアス
電圧VB0に所定の電圧β2を追加したものを、「うす
い」濃度の時にはうすい濃度時の現像バイアス電圧VB1
に所定の電圧β3を追加したものを、「こい」濃度の時
にはこい濃度時の現像バイアス電圧VB2に所定の電圧β
4を追加したものを、それぞれ変更時の現像バイアス電
圧VBBとして印加するようになっている。そして、この
ときの現像バイアス電圧VBBの印加時間は、いずれの濃
度が設定された場合も所定の時間T0 だけ印加するよう
になっている。この際、追加する各電圧β2,β3及び
β4は「β3<β2<β4」の関係になっている。
【0068】この複写濃度の設定条件に対して平常時の
現像バイアス電圧VB0に追加する各電圧βの値は、下記
の式に基づいて設定することができる。式中のV
BXは、各濃度条件時にそれぞれ加えられる現像バイアス
電圧である。但し、(VBX−Vk)≦100の場合に
は、一律にβ=100Vとする。これは、クリーニング
フィールドCFに当たる(VBX−Vk )が100V以下
である場合に、追加する電圧βを必要以上に大きくする
と(この場合には100V以上にすると)、コピーされ
る像濃度が低下してしまうため、これを避けるためであ
る。 β(V)=1/(VBX−Vk )×104
【0069】例えば、背景部の電位Vk が200Vの時
の各濃度条件時の電圧βは、次のようになる。ふつうの
濃度時には、VBX=VB0が320Vであれば、前記式
よりβ=83Vとなるから、変更時の現像バイアス電圧
BBはVBB=403Vとなる。最もうすい濃度時には、
BX=VB1が450Vであれば、同じく前記式よりβ
=40Vとなるから、VBB=490Vとなる。最も濃い
濃度時には、VBX=V B2が例えば250Vであれば、V
B2−Vk =50≦100となるため、この場合には無条
件にβ=100Vとなるから、VBB=350Vとなる。
【0070】なお、「写真コピーモード」の選択時に
は、現像バイアス電圧の変更を行わない設定になってい
る。また、この現像バイアス電圧の変更量(β)と変更
時間(T0 、α)は、所定の範囲内でさらに設定変更で
きるように構成されている。さらに、必要に応じて、こ
の現像バイアス電圧の変更手段が動作しない設定に切り
換えられるように構成してもよい。さらに、図10に例
示する変更テーブルでは、複写倍率の設定条件に対して
変更時の現像バイアス電圧の変更時間のみを可変設定し
てその変更量(β)については共通にしているが、必要
に応じて、その変更時間と変更量の双方を可変設定する
ように構成しても、あるいは、その変更量のみを可変設
定するように構成しても勿論構わない。
【0071】次に、このような構成からなる現像バイア
ス制御手段の動作について図12等を参照しながら説明
する。図13は、この制御手段の動作手順を示すフロー
チャートである。
【0072】まず、操作パネル7においてコピーのスタ
ートキー(ボタン)が押下されると(ステップS1)、
SQMGRサブシステム91にU/Iサブシステム95
からのコピー条件の情報が受信される(S2)。そし
て、MARKINGサブシステム94では、そのコピー
条件の内容等に応じて現像バイアス電圧のスイッチング
処理が必要のジョブか否かについて判断される。この
際、コピー条件として、例えば「写真コピーモード」が
選択されている場合には、上記スイッチング処理が不要
なジョブとして判断される。
【0073】一方、先端現像バイアスのスイッチング処
理が必要なジョブである場合には、現像バイアス電圧の
制御における変更テーブル(図10)に従い、先に受信
されたコピー条件に応じたスイッチングのレベル及び時
間が決定される(S4)。そして、MARKINNGサ
ブシステム94では、前述したように現像バイアス要求
信号の受信を受けてバイアス電源49から現像装置42
の現像ロール42aに現像バイアス電圧が印加される
が、ここではまず最初に通常時の現像バイアス電圧VB0
を印加する制御信号が出力される(S5)。
【0074】その後、OPTサブシステム98からの先
端現像バイアスのスイッチトリガが受信されるのを待ち
(S6)、そのスイッチトリガを受信して所定時間t1
が経過した時点で、現像バイアスが変更時の現像バイア
ス電圧VBBにスイッチングされて印加され(A7)、こ
れと同時にタイマーによるカウント・ダウンが開始され
る(S8)。この変更時の現像バイアス電圧VBBは、ス
イッチング時間(T0,T0 +α)のカウント・ダウン
が終了するまで印加され続ける(S9)。このカウント
・ダウンが終了すると、現像バイアスが通常時の現像バ
イアスVB0にスイッチングされる(A10)。
【0075】これにより、図11に示すように原稿の読
取先端側の潜像領域Dに相当する現像時においては、変
更時の現像バイアス電圧VBBが印加されることになる。
そして、変更時の現像バイアス電圧VBBが印加されるこ
とにより、図9に示すように背景部電位VK が変動して
も(ΔVK )、クリーニングフィールド:CFの値は、
図8に示すように大きくなるため、記録シートの先端部
に地肌かぶりが発生することがない。ちなみに、図11
において、Wは先端画像の消し込み領域、Mは地肌かぶ
り発生領域、Sは地肌かぶり消去領域を示す。例えば、
地肌かぶり発生領域Mが先端から5mm以内の領域に発
生する場合、変更時の現像バイアス電圧VBBは先端から
6mm以上の領域まで印加されるように設定するとよ
い。
【0076】また、この変更時の現像バイアス電圧VBB
が潜像電位VS を越えた値になった場合には、その潜像
の現像が行われなくなるため、変更時の現像バイアス電
圧V BBは潜像電位VS を越えない値に設定することが重
要である。従って、変更時の現像バイアス電圧VBBにつ
いては、例えば、図8に示すように、クリーニングフィ
ールド:CFに対する細線再現性の特性を、前記したか
ぶり特性と併せて検討し、その細線再現性の特性とかぶ
り特性がいずれもその実用的かぶりレベルと細線再現性
下限レベルをそれぞれ同時に満たすようなクリーニング
フィールド値を実現することができる電圧値を設定すれ
ばよい。これにより、記録シートの先端部に発生する地
肌かぶりの発生を防止できるとともに、原稿の読取先端
側の端部にある原稿像を確実にコピーすることも可能と
なる。
【0077】そして、現像バイアスが通常時の現像バイ
アスVB0にスイッチングされた後は、原稿20の原稿像
についての通常の現像が実行され、それ以降の他のコピ
ー動作が実行された後にそのジョブが終了する。このジ
ョブが終了すると、最終のジョブか否かが判断され(S
11)、最終のジョブであれば先端現像バイアス電圧に
関する制御動作が完了する。
【0078】一方、そのジョブが連続して行われる場合
には、ステップS6まで戻り、次の先端バイアスのスイ
ッチトリガの受信を待ち、そのトリガを受信した後に前
記したような先端現像バイアス電圧に関する制御動作が
同様に繰り返される。この際、図5に例示されるよう
に、次の原稿像(パネル)の現像がなされる前にADC
パッチ22が形成される場合には、そのバッチエリアに
相当する感光体ベルト40上の現像が行われる間は通常
の現像バイアス電圧VB0が印加される。そして、そのA
DCパッチ22の現像が終了した後に、前記した現像バ
イアス電圧に関するスイッチング処理が実行されるよう
になっている。
【0079】なお、前記した実施形態に係る複写機にお
いて、現像装置42として、現像ロール42aを複数本
有するタイプのものを使用した場合には、その各現像ロ
ール毎に対して現像バイアス制御手段により制御された
現像バイアス電圧がそれぞれ印加されるようになってい
る。この場合、変更時の現像バイアス電圧は、各現像ロ
ールの離間距離(又は感光体ベルトの速度)に応じた時
間差をもって順次印加されるように構成される。
【0080】また、前記した実施形態では、現像方式と
して正規現像を適用した場合に基づいて説明したが、こ
の現像バイアス制御手段による制御は反転現像方式に適
用した場合であっても、同様の地肌かぶり防止効果等が
得られる。
【0081】さらに、前記した実施形態では、原稿読取
部3をアナログ式光学系を採用した走査露光装置により
構成した場合について例示したが、デジタル式光学系を
採用した走査露光装置により構成してもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複写機に
よれば、現像バイアス電圧を少なくとも原稿の読取先端
側の潜像領域について現像を行う際に、前記したように
変更することが可能な現像バイアス制御手段を設けたの
で、プラテン(ガラス)の光量不足となる端部領域の存
在が原因で発生する地肌かぶりを容易かつ的確に防止す
ることができる。
【0083】従って、地肌かぶりによる画質低下を招く
ことなく、複写時の出力画像の品質を高めることができ
る。また、上記現像バイアス制御手段の採用により、原
稿読取部における光源として使用できる光源の種類等が
限定されることはなく、また、光源の光量を可変制御し
た場合のような前記した不具合が発生することもなく、
さらには、自動原稿送り装置等を何ら支障なく使用する
ことが可能となる。
【0084】また、上記現像バイアス制御手段につい
て、その変更時の現像バイアス電圧が最高濃度部の電位
を越えない電圧値になるように設定した場合には、地肌
かぶりの発生を防止できることに加え、プラテンの光量
不足領域に載置される原稿の読取先端側にある複写すべ
き画像を消すことなく確実に複写することができるよう
になる。
【0085】さらに、上記現像バイアス制御手段につい
て、その変更時の現像バイアス電圧が複写濃度や複写濃
度の設定条件に応じてそれぞれ可変されるように設定し
た場合や、その変更時の現像バイアス電圧を加える原稿
の読取先端側の潜像領域の幅が複写倍率の設定条件に応
じて可変されるように設定した場合には、その各設定条
件が変更されることがあっても、変更された各設定条件
別にわずかづつ異なった状態で発生し得る地肌かぶりの
発生を的確に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部の構成を示す概念図である。
【図2】 本発明の一実施態様に係る複写機の全体の構
成を示す概要図である。
【図3】 原稿読取部の要部の構成を示す説明図であ
る。
【図4】 原稿読取部における光源とその照明光の照射
状態を示す拡大説明図である。
【図5】 感光体ベルトにおけるパネル分割と現像バイ
アス印加の各状態を示す説明図である。
【図6】 図1の複写機の制御システムを示すブロック
図である。
【図7】 主な制御システムの周辺構成を示す説明図で
ある。
【図8】 クリーニングフィールドに対するかぶり特性
及び細線再現特性との関係を示す相関図である。
【図9】 図1の複写機における感光体上の電位モデル
図である。
【図10】 現像バイアス電圧の制御における変更テー
ブルの一例を示す図である。
【図11】 現像バイアス電圧の制御状態と潜像領域と
の関係を示す説明図である。
【図12】 複写濃度の設定条件と変更時の現像バイア
ス電圧との関係を示す説明図である。
【図13】 現像バイアス制御手段の動作を示すフロー
チャートである。
【図14】 地肌かぶりの発生原理を説明するための感
光体上の電位モデル図であり、(a)は正規現像の場
合、(b)は反転現像の場合について示す。
【図15】 従来の複写機における移動光源を使用した
原稿読取部の構成を示す概念図である。
【図16】 地肌かぶりが発生する場合の、原稿読取部
における光源の照明光の状態と光量及び背景部電位の状
態とを示す説明図である。
【符号の説明】
1…現像バイアス制御手段、2…プラテンガラス、2a
…原稿載置基準端、3…原稿読取部、4…画像出力部、
20…原稿、30…光源、40…感光体ベルト(感光
体)、42…現像装置、P…記録シート、H…照明光、
G…反射光、D…原稿の読取先端側の潜像領域、VBB
変更時の現像バイアス電圧、VB0…通常時の現像バイア
ス電圧、VK …背景部の電位、VS …潜像の電位、V
MAX …最高電位部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 勝彦 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の一端部をプラテンの原稿載置基準
    端に揃えた状態で原稿をプラテン上に載置し、そのプラ
    テンの下方を原稿載置基準端側からその基準端と対向す
    る後方側にむけて移動する光源から照明光を原稿に照射
    し、原稿から反射して得られる反射光を原稿像として読
    み取る原稿読取部と、その原稿像に基づく光像を一様帯
    電した感光体に露光して潜像を形成し、その潜像を現像
    バイアス電圧を加えた現像装置により現像して可視像と
    し、その可視像を記録シートに形成して出力する画像出
    力部とを備えた複写機において、 前記現像バイアス電圧を、少なくとも原稿の読取先端側
    の潜像領域について現像を行う際に、それ以外の原稿の
    潜像領域に対して加える通常時の現像バイアス電圧より
    も原稿像の背景部の電位との差が大きくなる電圧値に変
    更することが可能な現像バイアス制御手段を設けたこと
    を特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】 現像バイアス制御手段は、変更時の現像
    バイアス電圧が最高濃度部の電位を越えない電圧値にな
    るように設定されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像バイアス制御手段は、変更時の現像
    バイアス電圧が複写濃度の設定条件に応じて可変される
    ように設定されている請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像バイアス制御手段は、変更時の現像
    バイアス電圧が複写倍率の設定条件に応じて可変される
    ように設定されている請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 現像バイアス制御手段は、変更時の現像
    バイアス電圧を加える原稿の読取先端側の潜像領域の幅
    が、複写倍率の設定条件に応じて可変されるように設定
    されている請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293161A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Sharp Corp 画像形成装置及びその制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006293161A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Sharp Corp 画像形成装置及びその制御プログラム

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