JPH11176320A - 電子源、画像形成装置及びそれらの製造方法 - Google Patents

電子源、画像形成装置及びそれらの製造方法

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JPH11176320A
JPH11176320A JP33669397A JP33669397A JPH11176320A JP H11176320 A JPH11176320 A JP H11176320A JP 33669397 A JP33669397 A JP 33669397A JP 33669397 A JP33669397 A JP 33669397A JP H11176320 A JPH11176320 A JP H11176320A
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envelope
electron source
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Toshiichi Onishi
敏一 大西
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2201/00Electrodes common to discharge tubes
    • H01J2201/30Cold cathodes
    • H01J2201/316Cold cathodes having an electric field parallel to the surface thereof, e.g. thin film cathodes
    • H01J2201/3165Surface conduction emission type cathodes

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  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な電子放出特性を有する電子放出素子を
多数個備える電子源を実現し、かかる電子源を用いて高
品位な画像を形成し得る画像形成装置を実現する。 【解決手段】 内部空間を有する外囲器88内に、複数
の表面伝導型電子放出素子を有する電子源の製造方法に
おいて、外囲器88内に有機物質を含むガスを封入後、
電子放出素子の電子放出部にカーボン被膜を形成する活
性化工程を行う際に、ヒータ161によって外囲器88
内に温度分布を与え、有機物質を含むガスを対流させ
る。 【効果】 外囲器内の有機ガスの濃度分布を均一化さ
せ、各電子放出素子に対して均一な活性化を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出素子を多
数個配置してなる電子源、該電子源を用いて構成した表
示装置や露光装置等の画像形成装置、及びそれらの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子には大別して熱電子
放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類のものが知られ
ている。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以下、
「FE型」と称す。)、金属/絶縁層/金属型(以下、
「MIM型」と称す。)や表面伝導型電子放出素子等が
有る。
【0003】表面伝導型電子放出素子の例としては、
M.I. Elinson, Radio Eng.
Electron Phys., 10,1290(1
965)等に開示されたものがある。
【0004】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことに
より、電子放出が生ずる現象を利用するものである。こ
の表面伝導型電子放出素子の典型的な構成例として、例
えば特開平7−235255号公報には、Pd等の金属
薄膜を用いた素子が開示されており、その素子構成を図
1に模式的に示す。同図において、1は基板、2及び3
は素子電極である。4はPd等の金属酸化物薄膜等から
なる導電性膜で、後述の通電フォーミングと呼ばれる通
電処理により、その一部に電子放出部5が形成されてい
る。
【0005】通電フォーミングとは、上記導電性膜4の
両端に電圧を印加通電し、導電性膜4を局所的に破壊、
変形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした
亀裂を含む電子放出部5を形成する処理である。
【0006】さらに、電子放出特性を改善するため、後
述するように「活性化」と称する処理を行い、上記電子
放出部5に、あるいは電子放出部とその近傍に、炭素及
び/又は炭素化合物からなる膜(カーボン膜)を形成す
る場合がある。
【0007】上記の活性化処理は、有機物質を含む雰囲
気中で、導電性膜4の両端に電圧を印加通電し、電子放
出部5あるいはさらにその周辺にカーボン膜を堆積させ
る方法によって行うことができる。
【0008】上述の表面伝導型電子放出素子は、構造が
単純で製造も容易であることから、大面積に亙って多数
素子を配列形成できる利点がある。そこで、この特徴を
活かすための種々の応用が研究されている。例えば、荷
電ビーム源、表示装置等の画像形成装置への利用が挙げ
られる。
【0009】多数の表面伝導型電子放出素子を配列形成
した例としては、詳しくは後述するが、並列に表面伝導
型電子放出素子を配列し、個々の素子の両端を配線(共
通配線とも呼ぶ)にて夫々結線した行を多数行配列した
電子源が挙げられる(例えば、特開昭64−03133
2号公報、特開平1−283749号公報、特開平2−
257552号公報等)。
【0010】また、特に表示装置等の画像形成装置にお
いては、近年、液晶を用いた平板型表示装置が、CRT
に替わって普及してきたが、自発光型でないため、バッ
クライト等を持たなければならない等の問題点があり、
自発光型の表示装置の開発が望まれてきた。自発光型表
示装置としては、表面伝導型電子放出素子を多数配置し
た電子源と、この電子源より放出された電子によって可
視光を発光せしめる蛍光体とを組み合わせた表示装置で
ある画像形成装置が挙げられる(例えば、アメリカ特許
第5066883号明細書)。
【0011】上記のような表面伝導型電子放出素子を多
数配置した電子源を用いた画像形成装置では、電子源基
板と蛍光体を有する基板との対向距離を短くすることが
でき、従来のCRTと異なり、薄型の装置を構成するこ
とができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
前記電子源の一製造工程である活性化工程においては、
有機物質の種類等にもよるが、有機物質の分圧が大きい
と、得られる電子放出素子の電子放出特性(電子放出
量、電子放出効率等)が低下する場合があり、有機物質
を含む真空容器内の圧力を1×10-2Pa程度もしくは
これ以下の圧力に設定していた。
【0013】一方、前述した画像表示等を目的とする画
像形成装置を製造する際に、基板上に表面伝導型電子放
出素子を多数配置した電子源基板に蛍光体を有する基板
を対向させ、これらを薄型で非常に内部が狭い空間を有
する外囲器内に設置した後に、電子源基板上の素子のフ
ォーミング工程や、活性化工程を行う場合がある。しか
しながら、薄型で非常に内部が狭い空間を有する外囲器
の中に、前述した有機物質を導入して電子源基板の活性
化工程を行う場合には、以下に述べるように、各電子放
出素子に対して均一な活性化を行うことが難しいという
問題がある。
【0014】すなわち、薄型で内部空間が狭い外囲器内
ではガスのコンダクタンスが小さく、かかる外囲器内に
高真空下でガスの導入を行う場合には、ガス自身が外囲
器の中に入りにくかったり、外囲器に設けられたガスの
供給口や排気口からの距離によって有機物質の圧力(分
圧)に差が生じ易く、電子源基板上の場所によって有機
物質の濃度むらが生じ易いため、電子源基板上の各素子
に対して均一に活性化を行えない場合があった。
【0015】このように電子源基板上の各電子放出素子
に対して不均一な活性化が行われると、電子放出素子毎
に電子放出特性がばらつき、かかる電子源を用いた画像
形成装置においては表示画像の輝度にむらが生じるとい
う問題がある。
【0016】本発明の目的は、電子放出特性が均一な複
数の電子放出素子を有する電子源を提供し、更には、よ
り高品位な画像を形成し得る画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
成された本発明の構成は、以下の通りである。
【0018】すなわち、本発明の第1は、内部空間を有
する外囲器内に、一対の素子電極間に電子放出部を含む
導電性膜を有する電子放出素子を複数個備える電子源の
製造方法において、該外囲器内部に、少なくとも有機物
質を含むガスを粘性流領域の圧力となるように封入後、
該素子電極間に電圧を印加して、少なくとも該電子放出
部に炭素又は/及び炭素化合物を堆積させる活性化工程
を有し、該有機物質を含むガスを該外囲器内部で対流さ
せることを特徴とする電子源の製造方法にある。
【0019】また、本発明の第2は、基体上に、一対の
素子電極間に電子放出部を含む導電性膜を有する電子放
出素子を複数個備える電子源の製造方法において、上記
素子電極及び上記電子放出部を含む導電性膜が形成され
た上記基体上に、一時的に外気と遮断された空間を形成
する外囲器を設け、この空間内に少なくとも有機物質を
含むガスを粘性流領域の圧力となるように封入後、該素
子電極間に電圧を印加して、少なくとも該電子放出部に
炭素又は/及び炭素化合物を堆積させる活性化工程を有
し、該有機物質を含むガスを上記空間内で対流させるこ
とを特徴とする電子源の製造方法にある。
【0020】上記本発明の第1及び第2の電子源の製造
方法は、さらにその特徴として、「前記外囲器に温度分
布を与えることで、該外囲器内部の前記有機物質を含む
ガスを対流させる」こと、「前記外囲器内部の前記有機
物質を含むガスにイオンを生じさせ、該イオンに電磁気
力を作用させることで、該有機物質を含むガスを対流さ
せる」こと、「前記外囲器内部の前記有機物質を含むガ
スの全圧が100Pa以上である」こと、「前記外囲器
内部の前記有機物質を含むガスが、電子放出部への炭素
又は/及び炭素化合物の形成に関与しないガス成分を含
む」こと、「前記電子放出部への炭素又は/及び炭素化
合物の形成に関与しないガス成分が、不活性ガスであ
る」こと、「前記電子放出素子が、表面伝導型電子放出
素子である」こと、をも含むものである。
【0021】また、本発明の第3は、上記本発明の第1
又は第2の方法により製造されたことを特徴とする電子
源にある。
【0022】上記本発明の第3の電子源は、さらにその
特徴として、「前記複数の電子放出素子がマトリクス状
に配線されている」こと、「前記複数の電子放出素子が
梯子状に配線されており、更に、変調手段を有する」こ
と、をも含むものである。
【0023】また、本発明の第4は、内部空間を有する
外囲器内に、一対の素子電極間に電子放出部を含む導電
性膜を有する電子放出素子を複数個備える電子源と、該
電子源から放出される電子線の照射により画像を形成す
る画像形成部材とを具備する画像形成装置の製造方法に
おいて、該電子源を上記本発明の第1又は第2の方法で
製造することを特徴とする画像形成装置の製造方法にあ
る。
【0024】さらに、本発明の第5は、上記本発明の第
4の方法により製造されたことを特徴とする画像形成装
置にある。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施態様
を示す。
【0026】本発明においては、例えば特開平7−23
5255号公報に記載の電子放出素子を好適に用いるこ
とができ、その基本的構成には大別して、平面型と垂直
型の2つがある。
【0027】平面型の電子放出素子とは、素子電極が同
一面上に形成された構成を有する素子のことを言い、垂
直型の電子放出素子とは、素子電極が絶縁層を介して上
下に位置し、この絶縁層の側面に導電性膜が形成された
構成を有する素子のことを言う。以下、平面型の電子放
出素子についてのみ概説する。
【0028】図1は、本発明で用いられる平面型の電子
放出素子の一構成例を示す模式図であり、図1(a)は
平面図、図1(b)は縦断面図である。図1において、
1は基板、2と3は電極(素子電極)、4は導電性膜、
5は電子放出部である。
【0029】基板1としては、石英ガラス、Na等の不
純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、青板ガラ
スにスパッタ法等によりSiO2 を積層したガラス基板
及びアルミナ等のセラミックス及びSi基板等を用いる
ことができる。
【0030】対向する素子電極2,3の材料としては、
一般的な導体材料を用いることができる。素子電極間隔
L、素子電極長さW、導電性膜4の形状等は、応用され
る形態等を考慮して設計される。
【0031】尚、図1に示した構成だけでなく、基板1
上に、導電性膜4、対向する素子電極2,3の順に積層
した構成とすることもできる。
【0032】導電性膜4を構成する主な材料は、Pd,
Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,Cr,F
e,Zn,Sn,Ta,W,Pb等の金属、PdO,S
nO2 ,In23 ,PbO,Sb23 等の酸化物、
HfB2 ,ZrB2 ,LaB6 ,CeB6 ,YB4 ,G
dB4 等の硼化物、TiC,ZrC,HfC,TaC,
SiC,WC等の炭化物、TiN,ZrN,HfN等の
窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボン等の中から適
宜選択される。
【0033】導電性膜4には、良好な電子放出特性を得
るために、微粒子で構成された微粒子膜を用いるのが好
ましい。その膜厚は、素子電極2,3へのステップカバ
レージ、素子電極2,3間の抵抗値及び後述するフォー
ミング条件等を考慮して適宜設定されるが、通常は、数
Å〜数百nmの範囲とするのが好ましく、より好ましく
は1nm〜50nmの範囲とするのが良い。その抵抗値
は、Rsが102 Ω/□〜107 Ω/□の値であるのが
好ましい。なお、Rsは、幅がwで長さがlの薄膜の抵
抗Rを、R=Rs(l/w)と置いたときの値である。
ここで述べる微粒子膜とは、複数の微粒子が集合した膜
であり、その微細構造は、微粒子が個々に分散配置した
状態あるいは微粒子が互いに隣接、あるいは重なり合っ
た状態(いくつかの微粒子が集合し、全体として島状構
造を形成している場合も含む)をとっている。微粒子の
粒径は、数Å〜数百nmの範囲、好ましくは1nm〜2
0nmの範囲である。
【0034】電子放出部5は、導電性膜4の一部に形成
された高抵抗の亀裂が含まれており、導電性膜4の膜
厚、膜質、材料及び後述する通電フォーミング等の手法
等に依存したものとなる。電子放出部5の内部には、数
Å〜数十nmの範囲の粒径の導電性微粒子が存在する場
合もある。この導電性微粒子は、導電性膜4を構成する
材料の元素の一部、あるいは全ての元素を含有するもの
となる。また、後述の活性化処理の結果、電子放出部5
及びその近傍の導電性膜4には、炭素及び/または炭素
化合物を有する。
【0035】本発明の電子源は、上述のような電子放出
素子を基板上に複数個有するものであり、その製造方法
の一例について図1〜図6を参照しながら説明する。
尚、図2及び図5において、図1に示した部位と同じ部
位には同一の符号を付している。
【0036】1)素子電極の形成 基板1を洗剤、純水及び有機溶剤等を用いて十分に洗浄
し、真空蒸着法、スパッタ法等により素子電極材料を堆
積後、例えばフォトリソグラフィー技術を用いて基板1
上に複数対の素子電極2,3を形成する(図2
(a))。
【0037】2)導電性膜の形成 複数対の素子電極2,3を設けた基板1上に、有機金属
溶液を塗布して、有機金属膜を形成する。有機金属溶液
には、前述の導電性膜4の材料の金属を主元素とする有
機化合物の溶液を用いることができる。この有機金属膜
を加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等によりパ
ターニングし、各対の素子電極2,3間に跨がる導電性
膜4を形成する(図2(b))。ここでは、有機金属溶
液の塗布法を挙げて説明したが、導電性膜4の形成法は
これに限られるものではなく、真空蒸着法、スパッタ
法、化学的気相堆積法、分散塗布法、ディッピング法、
スピンナー法等を用いることもできる。
【0038】3)フォーミング処理 続いて、フォーミング工程を施す。このフォーミング工
程の方法の一例として通電処理による方法を説明する。
所定の真空雰囲気下で素子電極2,3間に、不図示の電
源より通電すると、導電性膜4の部位に、構造の変化し
た電子放出部5が形成される(図2(c))。通電フォ
ーミングによれば、導電性膜4に局所的に破壊,変形も
しくは変質等の構造の変化した部位(一般に、亀裂形態
である場合が多い)が形成される。該部位が電子放出部
5を構成する。通電フォーミングの電圧波形の例を図3
に示す。
【0039】通電フォーミングの電圧波形は、特にパル
ス波形が好ましい。これにはパルス波高値を定電圧とし
たパルスを連続的に印加する図3(a)に示した手法
と、パルス波高値を増加させながらパルスを印加する図
3(b)に示した手法がある。
【0040】4)活性化処理 フォーミングを終えた素子には活性化工程と呼ばれる処
理を施す。活性化工程とは、この工程により、素子電流
f 、放出電流Ie が、著しく変化する工程である。
【0041】活性化工程は、例えば、有機物質を含有す
る雰囲気下で、通電フォーミングと同様に、素子電極
2,3間にパルス電圧の印加を繰り返すことで行うこと
ができる。このときの好ましい有機物質のガス圧は、前
述の素子の形態、真空容器の形状や、有機物質の種類な
どにより異なるため、場合に応じ適宜設定される。
【0042】この活性化処理により、雰囲気中に存在す
る有機物質から、炭素或は炭素化合物が素子上に堆積
し、素子電流If ,放出電流Ie が著しく変化するよう
になる。
【0043】ここで、炭素及び炭素化合物とは、例えば
グラファイト(いわゆるHOPG,PG,GCを包含す
るもので、HOPGはほぼ完全なグラファイト結晶構
造、PGは結晶粒が200Å程度で結晶構造がやや乱れ
たもの、GCは結晶粒が20Å程度になり結晶構造の乱
れがさらに大きくなったものを指す。)、非晶質カーボ
ン(アモルファスカーボン及び、アモルファスカーボン
と前記グラファイトの微結晶の混合物を指す。)であ
り、その膜厚は、50nm以下の範囲とするのが好まし
く、30nm以下の範囲とすることがより好ましい。
【0044】本発明で用いることができる適当な有機物
質としては、アルカン、アルケン、アルキンの脂肪族炭
化水素類、芳香族炭化水素類、アルコール類、アルデヒ
ド類、ケトン類、アミン類、フェノール、カルボン、ス
ルホン酸等の有機酸類等を挙げることが出来、具体的に
は、メタン、エタン、プロパンなどCn2n+2で表され
る飽和炭化水素、エチレン、プロピレン、アセチレンな
どCn2nやCn2n-2等の組成式で表される不飽和炭
化水素、ベンゼン、メタノール、エタノール、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルアミン、エチルアミン、フェノール、蟻
酸、酢酸、プロピオン酸等が使用できる。
【0045】本発明では、上記の有機物質を単独で用い
ても良いし、必要に応じては、混合して用いても良い。
また、これらの有機物質を有機物質でない他のガスと希
釈して用いても良い。以下、この有機物質を含み、活性
化工程の際に用いられるガスを「活性化ガス」と記載す
る。
【0046】本発明では、後述するように活性化ガスを
対流させることを特徴としているので、活性化ガスの全
圧は、気体の粘性流領域であることを要し、より具体的
には100Pa以上が好ましい。
【0047】条件にもよるが、活性化ガス中の有機物質
の分圧が高くなると、得られる電子放出素子の電子放出
特性(電子放出量、電子放出効率)が低下する場合があ
る。したがって、活性化可能な限り、活性化ガス中の有
機物質の分圧は低い方が好ましい場合があり、その場合
には希釈した活性化ガスを用いることが好ましい。
【0048】希釈ガスの要件としては、例えば、活性化
ガス中の有機物質と反応しないこと、活性化工程で生じ
ている炭素又は炭素化合物の形成反応を阻害したり、形
成される炭素又は炭素化合物を分解したりしないことな
どが挙げられる。このような希釈ガスとして用いること
ができるガスの種類としては、例えば、窒素、アルゴ
ン、キセノンといった不活性ガスが挙げられる。
【0049】本発明において、活性化工程における電圧
印加の条件としては、電圧値の時間変化、電圧印加の方
向、波形等を、状況に応じて適宜選ぶことが出来る。
【0050】電圧値の時間変化は、フォーミングと同様
に、電圧値を時間とともに上昇させていく手法や、固定
電圧で行う手法で行うことができる。
【0051】また、図4に示すように、電圧印加の方向
は、駆動と同様の方向(順方向)のみに印加(図4
(a))しても良いし、順方向、逆方向を交互に変化さ
せて印加(図4(b))しても良い。交互に電圧を印加
する場合、亀裂に対して対称にカーボン膜が形成される
と思われ、これが好ましい場合もある。
【0052】また、波形については、図4では矩形波の
例を示したが、正弦波、三角波、鋸波等任意の波形を用
いることができる。
【0053】活性化工程の終了判定は、素子電流If
測定しながら、適宜行うことができる。
【0054】5)安定化工程 このような工程を経て得られた電子放出素子は、安定化
工程を行うことが好ましい。この工程は、真空容器(本
発明では、外囲器に相当する。)内の有機物質を排気す
る工程である。真空容器を排気する真空排気装置は、装
置から発生するオイルが素子の特性に影響を与えないよ
うに、オイルを使用しないものを用いるのが好ましい。
具体的には、ソープションポンプ、イオンポンプ等の真
空排気装置を挙げることが出来る。真空容器内の有機成
分の分圧は、上記炭素あるいは炭素化合物がほぼ新たに
堆積しない分圧で1.3×10-6Pa以下が好ましく、
さらには1.3×10-8Pa以下が特に好ましい。さら
に真空容器内を排気するときには、真空容器全体を加熱
して、真空容器内壁や、電子放出素子に吸着した有機物
質分子を排気しやすくするのが好ましい。このときの加
熱条件は、80℃以上、好ましくは150℃以上で、で
きるだけ長時間処理するのが望ましいが、特にこの条件
に限るものではなく、真空容器の大きさや形状、電子放
出素子の構成などの諸条件により適宜選ばれる条件によ
り行う。真空容器内の圧力は極力低くすることが必要
で、1.3×10-5Pa以下が好ましく、さらには1.
3×10-6Pa以下が特に好ましい。
【0055】安定化工程を行った後の、駆動時の雰囲気
は、上記安定化処理終了時の雰囲気を維持するのが好ま
しいが、これに限るものではなく、有機物質が十分除去
されていれば、真空度自体は多少低下しても十分安定な
特性を維持することが出来る。このような真空雰囲気を
採用することにより、新たな炭素あるいは炭素化合物の
堆積を抑制でき、また真空容器や基板などに吸着したH
2 O,O2 なども除去でき、結果として素子電流If
放出電流Ie が、安定する。
【0056】上述した工程を経て得られた電子源を構成
する電子放出素子の基本特性について、図5により説明
する。
【0057】図5は、本発明により形成された電子源を
構成する電子放出素子の放出電流Ie 及び素子電流If
と、素子電圧Vf との関係を模式的に示した図である。
図5においては、放出電流Ie が素子電流If に比べて
著しく小さいので、任意単位で示している。尚、縦・横
軸ともリニアスケールである。
【0058】図5からも明らかなように、この電子放出
素子は、放出電流Ie に関して次の3つの特徴的性質を
有する。
【0059】即ち、第1に、本素子はある電圧(閾値電
圧と呼ぶ;図5中のVth)以上の素子電圧を印加すると
急激に放出電流Ie が増加し、一方閾値電圧Vth以下で
は放出電流Ie が殆ど検出されない。つまり、放出電流
e に対する明確な閾値電圧Vthを持った非線形素子で
ある。
【0060】第2に、放出電流Ie が素子電圧Vf に単
調増加依存するため、放出電流Ieは素子電圧Vf で制
御できる。
【0061】第3に、放出電荷は、素子電圧Vf を印加
する時間に依存する。つまり、電荷量は、素子電圧Vf
を印加する時間により制御できる。
【0062】以上の説明より理解されるように、本発明
に用いられる電子放出素子は、入力信号に応じて、電子
放出特性を容易に制御できることになる。この性質を利
用すると複数の電子放出素子を配して構成した電子源、
画像形成装置等、多方面への応用が可能となる。
【0063】図5においては、素子電流If が素子電圧
f に対して単調増加する(MI特性)例を示したが、
素子電流If が素子電圧Vf に対して電圧制御型負性抵
抗特性(VCNR特性)を示す場合もある(不図示)。
これらの特性は、前述の工程を制御することで制御でき
る。
【0064】次に、上述の電子放出素子の複数個を基板
上に配列した電子源と、かかる電子源からの電子線の照
射により画像を形成する画像形成部材を備える画像形成
装置について、具体例を挙げて説明する。
【0065】本発明の電子源における電子放出素子の配
列については、種々のものが採用できる。一例として、
並列に配置した多数の電子放出素子の個々を両端で接続
し、電子放出素子の行を多数個配し(行方向と呼ぶ)、
この配線と直交する方向(列方向と呼ぶ)で、該電子放
出素子の上方に配した制御電極(グリッドとも呼ぶ)に
より、電子放出素子からの電子を制御駆動する梯子状配
置のものがある。これとは別に、電子放出素子をX方向
及びY方向に行列状に複数個配し、同じ行に配された複
数の電子放出素子の電極の一方を、X方向の配線に共通
に接続し、同じ列に配された複数の電子放出素子の電極
の他方を、Y方向の配線に共通に接続するものが挙げら
れる。このようなものは所謂単純マトリクス配置であ
る。まず単純マトリクス配置について以下に詳述する。
【0066】本発明を適用可能な表面伝導型電子放出素
子については、前述した通り3つの特性がある。即ち、
表面伝導型電子放出素子からの放出電子は、閾値電圧以
上では、対向する素子電極間に印加するパルス状電圧の
波高値と幅で制御できる。一方、閾値電圧以下では、殆
ど放出されない。この特性によれば、多数の電子放出素
子を配置した場合においても、個々の素子にパルス状電
圧を適宜印加すれば、入力信号に応じて、表面伝導型電
子放出素子を選択して電子放出量を制御できる。
【0067】以下この原理に基づき、本発明を適用可能
な電子放出素子を複数配して得られる電子源基板につい
て、図6を用いて説明する。
【0068】図6において、71は電子源基板、72は
X方向配線、73はY方向配線である。74は電子放出
素子、75は結線である。なお、電子放出素子74は、
前述した平面型あるいは垂直型のどちらであってもよ
い。
【0069】m本のX方向配線72は、Dx1,Dx2,…
…,Dxmからなり、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等
を用いて形成された導電性金属等で構成することができ
る。配線の材料、膜厚、幅は適宜設計される。Y方向配
線73は、Dy1,Dy2,……,Dynのn本の配線よりな
り、X方向配線72と同様に形成される。これらm本の
X方向配線72とn本のY方向配線73との間には、不
図示の層間絶縁層が設けられており、両者を電気的に分
離している(m,nは、共に正の整数)。
【0070】不図示の層間絶縁層は、真空蒸着法、印刷
法、スパッタ法等を用いて形成されたSiO2 等で構成
される。例えば、X方向配線72を形成した基板71の
全面或は一部に所望の形状で形成され、特に、X方向配
線72とY方向配線73の交差部の電位差に耐え得るよ
うに、膜厚、材料、製法が適宜設定される。X方向配線
72とY方向配線73は、それぞれ外部端子として引き
出されている。
【0071】電子放出素子74を構成する一対の素子電
極(不図示)は、それぞれm本のX方向配線72とn本
のY方向配線73に、導電性金属等からなる結線75に
よって電気的に接続されている。
【0072】配線72と配線73を構成する材料、結線
75を構成する材料及び一対の素子電極を構成する材料
は、その構成元素の一部あるいは全部が同一であって
も、また夫々異なってもよい。これらの材料は、例えば
前述の素子電極の材料より適宜選択される。素子電極を
構成する材料と配線材料が同一である場合には、素子電
極に接続した配線は素子電極ということもできる。
【0073】X方向配線72には、X方向に配列した電
子放出素子74の行を選択するための走査信号を印加す
る不図示の走査信号印加手段が接続される。一方、Y方
向配線73には、Y方向に配列した電子放出素子74の
各列を入力信号に応じて変調するための、不図示の変調
信号発生手段が接続される。各電子放出素子に印加され
る駆動電圧は、当該素子に印加される走査信号と変調信
号の差電圧として供給される。
【0074】上記構成においては、マトリクス配線を用
いて個別の素子を選択し、独立に駆動することができ
る。
【0075】このような単純マトリクス配置の電子源を
用いて構成した画像形成装置について、図7と図8及び
図9を用いて説明する。図7は、画像形成装置の表示パ
ネルの一例を示す模式図であり、図8は、図7の画像形
成装置に使用される蛍光膜の模式図である。図9は、N
TSC方式のテレビ信号に応じて表示を行うための駆動
回路の一例を示すブロック図である。
【0076】図7において、71は電子放出素子を複数
配した電子源基板、81は電子源基板71を固定したリ
アプレート、86はガラス基板83の内面に蛍光膜84
とメタルバック85等が形成されたフェースプレートで
ある。82は支持枠であり、該支持枠82には、リアプ
レート81、フェースプレート86が低融点のフリット
ガラス等を用いて接合される。74は、図1に示したよ
うな電子放出素子である。72,73は、電子放出素子
74の一対の素子電極(不図示)と接続されたX方向配
線及びY方向配線である。
【0077】外囲器88は、上述の如く、フェースプレ
ート86、支持枠82、リアプレート81で構成され
る。リアプレート81は主に基板71の強度を補強する
目的で設けられるため、基板71自体で十分な強度を持
つ場合は別体のリアプレート81は不要とすることがで
きる。即ち、基板71に直接支持枠82を封着し、フェ
ースプレート86、支持枠82及び基板71で外囲器8
8を構成してもよい。一方、フェースプレート86とリ
アプレート81の間に、スぺーサーと呼ばれる不図示の
支持体を設置することにより、大気圧に対して十分な強
度をもつ外囲器88を構成することもできる。
【0078】図8は、蛍光膜を示す模式図である。蛍光
膜84は、モノクロームの場合は蛍光体のみで構成する
ことができる。カラーの蛍光膜の場合は、蛍光体の配列
により、ブラックストライプ(図8(a))あるいはブ
ラックマトリクス(図8(b))等と呼ばれる黒色導電
材91と蛍光体92とから構成することができる。ブラ
ックストライプ、ブラックマトリクスを設ける目的は、
カラー表示の場合、必要となる三原色蛍光体の各蛍光体
92間の塗り分け部を黒くすることで混色等を目立たな
くすることと、蛍光膜84における外光反射によるコン
トラストの低下を抑制することにある。黒色導電材91
の材料としては、通常用いられている黒鉛を主成分とす
る材料の他、導電性があり、光の透過及び反射が少ない
材料を用いることができる。
【0079】ガラス基板83に蛍光体を塗布する方法
は、モノクローム、カラーによらず、沈澱法や印刷法等
が採用できる。蛍光膜84の内面側には、通常メタルバ
ック85が設けられる。メタルバックを設ける目的は、
蛍光体の発光のうち内面側への光をフェースプレート8
6側へ鏡面反射することにより輝度を向上させること、
電子ビーム加速電圧を印加するための電極として作用さ
せること、外囲器内で発生した負イオンの衝突によるダ
メージから蛍光体を保護すること等である。メタルバッ
クは、蛍光膜作製後、蛍光膜の内面側表面の平滑化処理
(通常、「フィルミング」と呼ばれる。)を行い、その
後Alを真空蒸着等を用いて堆積させることで作製でき
る。
【0080】フェースプレート86には、更に蛍光膜8
4の導電性を高めるため、蛍光膜84の外面側に透明電
極(不図示)を設けてもよい。
【0081】前述の封着を行う際、カラーの場合は各色
蛍光体と電子放出素子とを対応させる必要があり、十分
な位置合わせが不可欠となる。
【0082】図7に示したような画像形成装置の製造方
法の一例を以下に説明する。
【0083】図12に、本発明の製造方法におけるフォ
ーミング工程及び活性化工程で好適に用いられる装置の
概要を模式的に示す。画像表示装置131は、排気管1
32を介して真空チャンバー133に連結され、さらに
ゲートバルブ134を介して排気装置135に接続され
ている。真空チャンバー133には、内部の圧力及び雰
囲気中の各成分の分圧を測定するために、圧力計13
6、四重極質量分析器137等が取り付けられている。
画像表示装置131の外囲器88内部の圧力などを直接
測定することは困難であるため、該真空チャンバー13
3内の圧力などを測定し、処理条件を制御する。真空チ
ャンバー133には、さらに必要なガスを真空チャンバ
ー133内に導入して雰囲気を制御するため、ガス導入
ライン138が接続されている。該ガス導入ライン13
8の他端には導入物質源140が接続されており、導入
物質がアンプルやボンベなどに入れて貯蔵されている。
ガス導入ライン138の途中には、ガスの導入量制御手
段139が設けられている。該導入量制御手段139と
しては、具体的には、スローリークバルブなどガス流量
を制御可能なバルブや、マスフローコントローラーなど
が、導入物質の種類に応じて、それぞれ使用が可能であ
る。
【0084】図12の装置を用いて外囲器88の内部を
排気すれば、前述のフォーミング工程を行うことができ
る。この際、例えば図13に示すように、Y方向配線7
3を共通電極141に接続し、X方向配線72の内の1
つに接続された素子列に、電源142によって同時に電
圧パルスを印加して通電フォーミングを行うことができ
る。このとき、パルスの形状や、処理の終了の判定など
の条件は、個別素子のフォーミングについての既述の方
法に準じて選択すればよい。また、複数のX方向配線
に、位相をずらせたパルスを順次印加(スクロール)す
ることにより、複数のX方向配線に接続された素子を纏
めてフォーミングすることもできる。尚、図13中、1
43は電流測定用抵抗、144は電流測定用のオシロス
コープを示す。
【0085】フォーミング終了後、本発明における最大
の特徴である活性化工程を行う。以下に、この活性化工
程について詳述する。
【0086】フェースプレート86とリアプレート81
の間隔が狭い薄型の外囲器では、活性化ガスのコンダク
タンスが小さくなり、外囲器内部で活性化ガスの雰囲気
に分布が生じたり、活性化ガスの導入に時間がかかった
するなどの問題があった。
【0087】また、従来、活性化工程は、有機物質を含
む1.3×10-2Pa以下の高真空の雰囲気下で行われ
ていた。この場合、外囲器88の内面からの放出ガス
や、活性化ガス導入のためのバルブの開度の変化等によ
って真空圧力の変動が生じないように、常に、真空排気
された状態で、微量の活性化ガスを流し続ける必要があ
った。
【0088】本発明では、外囲器内に導入した活性化ガ
スを、外囲器内で対流させることにより、外囲器内の活
性化ガスの均一性を保ち、電子源基板上の電子放出素子
の活性化を均一に行うものである。
【0089】このように外囲器内で活性化ガスを対流さ
せるため、活性化ガスの全圧は、気体の粘性流領域であ
り、より具体的には、100Pa以上が好ましい。
【0090】外囲器88内へは、図12に示すように、
ガス導入ライン138等を介し排気管132を通じて活
性化ガスを導入することができ、この導入方法にはいく
つかの手法がある。例えば、外囲器内部を一度排気した
後、ガス導入を行う(排気管が1本の場合、この手法と
なる)。排気管が複数本ある場合には、この他に、活性
化ガスを適当な時間流して行うことも可能である。
【0091】活性化ガスの導入に際しては、活性化工程
を阻害する成分(例えば、水等)をできるだけ抑えるた
めに、予め外囲器88内を一度排気しておくことが好ま
しく、この際、外囲器88全体を加熱しながら排気を行
う方が更に好ましい。
【0092】本発明では、真空チャンバー138を介し
て、外囲器88内部に活性化ガスを導入後、真空チャン
バー138と外囲器88との間に設けられたバルブ13
0を閉じ、活性化ガスを外囲器88内に封入した後に、
外囲器88内で活性化ガスを対流させることを特徴とす
る。これにより、外囲器88内での活性化ガスの対流
が、真空チャンバー138からの活性化ガスの拡散によ
って乱されることなく行うことができる。
【0093】本発明の製造方法における活性化ガスの対
流方法としては、例えば以下の手法が挙げられる。
【0094】.外囲器88の一部分を加熱又は冷却し
て、内部の活性化ガスに温度差を作り、対流させる。
【0095】.活性化ガス中にイオンを発生させ、そ
のイオンを電場又は磁場の作用によって動かし、イオン
の動きに引きずらせて活性化ガスを対流させる。
【0096】図14は、上記の温度差を利用した対流
方式の原理図である。
【0097】図14(a)は、外囲器88のフェースプ
レート86又はリアプレート81のどちらか(図ではリ
アプレート81)を下側から線上に加熱するためのヒー
タ161を配置したものである。外囲器88を加熱又は
冷却する場所は、電子源基板71を避けることが好まし
い。これは、活性化工程が、電子源基板71の温度差に
よる新たな影響を受けることを避けるためである。
【0098】しかし、図14(b)に示すように、同様
のヒータ161を多数本線上に配置して、活性化ガスを
数箇所でより効率的に対流させることができる。この場
合、活性化工程をヒータの場所に対応させて分割して行
い、活性化を行っている素子の近傍以外のヒータを加熱
する等の対策を行うことが好ましい。
【0099】外囲器88へ与える温度差は、10℃以上
が好ましい。この温度差が小さいと、外囲器内で活性化
ガスの対流が不十分になり易い。一方、局所的な温度差
で外囲器に生ずる熱ひずみによって、外囲器が破壊され
ないことが必要であり、これによって、外囲器に与える
温度差の上限が決まる。ひずみと破壊の関係は、外囲器
の大きさ、外囲器を構成している材料の種類によって決
まる。一般に、A4サイズ程度の大きさで、ガラス材料
と、これに熱膨張係数を合わせたフリットガラスを用い
た外囲器の場合、外囲器に1mm当たり5℃以上の温度
差にならないように、外囲器を加熱する必要がある。
【0100】図15及び図16は、前記の活性化ガス
中に存在するイオンに電場又は磁場を作用させてイオン
を動かすことで活性化ガスを対流させる原理図である。
【0101】図15及び図16において、活性化ガス中
にイオン162,175,176を発生させるには、活
性化ガスを外囲器内部に導入後、活性化ガスの一部を電
離させることにより行うことができる。この活性化ガス
を電離させる方法としては、例えば、外囲器88内部に
設けた対向電極163,164、170,171、17
2,173に電源167,174により高周波を印加す
ることで放電させる方法がある。
【0102】図15では、電界Eを作用させる電極16
5,166を外囲器88を構成する支持枠82の対向す
る内側に設けた例を示したが、この構成に限定されるも
のではない。
【0103】図16においては、活性化ガス中に存在す
るイオン175,176に交番磁場Hを作用させて、イ
オン175,176を動かすことで活性化ガスを対流さ
せることができる。すなわち、交番磁場Hを印加する
と、磁場を打ち消すように渦電流Iが誘起される。この
渦電流Iは、活性化ガス中のイオンの移動であるため、
この移動によって活性化ガスを対流させることができる
ものである。尚、図16(a)は断面図、図16(b)
は斜視図である。
【0104】図16では、磁場Hを作用させるコイル1
69を外囲器88を構成する支持枠82の外周に設けた
例を示したが、この構成に限定されるものではない。
【0105】本発明の製造方法では、上記のようにして
外囲器88内の活性化ガスを対流させることにより、外
囲器88内の活性化ガスの均一性が保たれ、各電子放出
素子の活性化を均一に行うことができ、均一な電子放出
特性を有する複数の電子放出素子が形成されるものであ
る。また、高真空領域で行っていた従来の活性化工程と
は異なり、活性化ガスの全圧を大きく(例えば大気圧程
度にも)設定することができるため、高真空装置を用い
ることなく外囲器88内に安定して活性化物質を導入す
ることもでき、より簡単な工程により電子源及び画像形
成装置を製造することができる。
【0106】本発明においては、図17に示すように、
活性化ガスの対流する経路に、活性化工程を阻害する成
分を除去する手段を設けてもよい。活性化工程を阻害す
る成分としては、例えば水が挙げられ、活性化ガスの対
流経路に水を除去する手段を設けることで、活性化工程
で得られる電子放出素子の特性を向上させることができ
る。この水を除去する水分除去剤としては、例えば、無
機塩酸、五酸化リン等を用いることができる。これらの
水分除去剤は、外囲器88内で散在しないように、図1
7に示すように、例えば金属メッシュ容器等からなる水
分除去体181内に保持させたり、又は、アルミナ等の
不活性な担持体や外囲器88の表面にコーティングして
用いることができる。尚、図17(a)は断面図、図1
7(b)は一部切欠斜視図である。
【0107】以上のようにして活性化ガスを均一に導入
した外囲器88内の雰囲気中で、電子源基板71上に形
成された各電子放出素子に電圧を印加することにより、
炭素あるいは炭素化合物、もしくは両者の混合物が電子
放出部に堆積し、電子放出量が上昇し、均一性の良い電
子源が形成される。このときの電圧の印加方法は、前記
フォーミング工程の場合と同様の結線(図13参照)に
より、同様に行うことができる。
【0108】活性化工程終了後は、個別素子の場合と同
様に、安定化工程を行うことが好ましい。外囲器88を
加熱して、80℃以上に保持しながら、イオンポンプ、
ソープションポンプなどのオイルを使用しない排気装置
135により排気管132を通じて排気し、有機物質の
十分に少ない雰囲気にした後、排気管132の封止が成
される。外囲器88の封止後の真空度を維持するため
に、ゲッター処理を行うこともできる。これは、外囲器
88の封止を行う直前あるいは封止後に、抵抗加熱ある
いは高周波加熱等を用いた加熱により、外囲器88内の
所定の位置に配置されたゲッター(不図示)を加熱し、
蒸着膜を形成する処理である。ゲッターは通常はBa等
が主成分であり、該蒸着膜の吸着作用により、外囲器8
8内の雰囲気を維持するものである。
【0109】次に、単純マトリクス配置の電子源を用い
て構成した表示パネルに、NTSC方式のテレビ信号に
基づいたテレビジョン表示を行う為の駆動回路の構成例
について、図9を用いて説明する。図9において、10
1は画像表示パネル、102は走査回路、103は制御
回路、104はシフトレジスタ、105はラインメモ
リ、106は同期信号分離回路、107は変調信号発生
器、Vx 及びVa は直流電圧源である。
【0110】表示パネル101は、端子Dox1 乃至D
oxm 、端子Doy1 乃至Doyn 及び高圧端子87を介して
外部の電気回路と接続している。端子Dox1 乃至Doxm
には、表示パネル101内に設けられている電子源、即
ち、m行n列の行列状にマトリクス配線された電子放出
素子群を1行(n素子)づつ順次駆動する為の走査信号
が印加される。
【0111】端子Doy1 乃至Doyn には、前記走査信号
により選択された1行の電子放出素子の各素子の出力電
子ビームを制御する為の変調信号が印加される。高圧端
子87には、直流電圧源Va より、例えば10kVの直
流電圧が供給されるが、これは電子放出素子から放出さ
れる電子ビームに、蛍光体を励起するのに十分なエネル
ギーを付与する為の加速電圧である。
【0112】走査回路102について説明する。同回路
は、内部にm個のスイッチング素子(図中、S1 乃至S
m で模式的に示している)を備えたものである。各スイ
ッチング素子は、直流電圧電源Vx の出力電圧もしくは
0[V](グランドレベル)のいずれか一方を選択し、
表示パネル101の端子Dox1 乃至Doxm と電気的に接
続される。各スイッチング素子S1 乃至Sm は、制御回
路103が出力する制御信号Tscanに基づいて動作する
ものであり、例えばFETのようなスイッチング素子を
組み合わせることにより構成することができる。
【0113】直流電圧源Vx は、本例の場合には電子放
出素子の特性(電子放出閾値電圧)に基づき、走査され
ていない素子に印加される駆動電圧が電子放出閾値電圧
以下となるような一定電圧を出力するよう設定されてい
る。
【0114】制御回路103は、外部より入力される画
像信号に基づいて適切な表示が行われるように、各部の
動作を整合させる機能を有する。制御回路103は、同
期信号分離回路106より送られる同期信号Tsyncに基
づいて、各部に対してTscan,Tsft 及びTmry の各制
御信号を発生する。
【0115】同期信号分離回路106は、外部から入力
されるNTSC方式のテレビ信号から、同期信号成分と
輝度信号成分とを分離するための回路で、一般的な周波
数分離(フィルター)回路等を用いて構成できる。同期
信号分離回路106により分離された同期信号は、垂直
同期信号と水平同期信号より成るが、ここでは説明の便
宜上Tsync信号として図示した。前記テレビ信号から分
離された画像の輝度信号成分は、便宜上DATA信号と
表した。このDATA信号は、シフトレジスタ104に
入力される。
【0116】シフトレジスタ104は、時系列的にシリ
アルに入力される前記DATA信号を、画像の1ライン
毎にシリアル/パラレル変換するためのもので、前記制
御回路103より送られる制御信号Tsft に基づいて動
作する(即ち、制御信号Tsft は、シフトレジスタ10
4のシフトクロックであると言い換えてもよい。)。シ
リアル/パラレル変換された画像1ライン分のデータ
(電子放出素子n素子分の駆動データに相当)は、Id1
乃至Idnのn個の並列信号として前記シフトレジスタ1
04より出力される。
【0117】ラインメモリ105は、画像1ライン分の
データを必要時間の間だけ記憶する為の記憶装置であ
り、制御回路103より送られる制御信号Tmry に従っ
て適宜Id1乃至Idnの内容を記憶する。記憶された内容
は、Id'1 乃至Id'n として出力され、変調信号発生器
107に入力される。
【0118】変調信号発生器107は、画像データI
d'1 乃至Id'n の各々に応じて、電子放出素子の各々を
適切に駆動変調する為の信号源であり、その出力信号
は、端子Doy1 乃至Doyn を通じて表示パネル101内
の電子放出素子に印加される。
【0119】前述したように、本発明を適用可能な電子
放出素子は放出電流Ie に関して以下の基本特性を有し
ている。即ち、電子放出には明確な閾値電圧Vthがあ
り、Vth以上の電圧が印加された時のみ電子放出が生じ
る。電子放出閾値以上の電圧に対しては、素子への印加
電圧の変化に応じて放出電流も変化する。このことか
ら、本素子にパルス状の電圧を印加する場合、例えば電
子放出閾値電圧以下の電圧を印加しても電子放出は生じ
ないが、電子放出閾値電圧以上の電圧を印加する場合に
は電子ビームが出力される。その際、パルスの波高値V
m を変化させることにより、出力電子ビームの強度を制
御することが可能である。また、パルスの幅Pw を変化
させることにより、出力される電子ビームの電荷の総量
を制御することが可能である。
【0120】従って、入力信号に応じて電子放出素子を
変調する方式としては、電圧変調方式とパルス幅変調方
式等が採用できる。電圧変調方式を実施するに際して
は、変調信号発生器107としては、一定長さの電圧パ
ルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧パル
スの波高値を変調できるような電圧変調方式の回路を用
いることができる。パルス幅変調方式を実施するに際し
ては、変調信号発生器107として、一定の波高値の電
圧パルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧
パルスの幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を
用いることができる。
【0121】シフトレジスタ104やラインメモリ10
5は、デジタル信号式のものでもアナログ信号式のもの
でも採用できる。画像信号のシリアル/パラレル変換や
記憶が所定の速度で行なわれれば良いからである。
【0122】デジタル信号式を用いる場合には、同期信
号分離回路106の出力信号DATAをデジタル信号化
する必要があるが、これには同期信号分離回路106の
出力部にA/D変換器を設ければ良い。これに関連して
ラインメモリ105の出力信号がデジタル信号かアナロ
グ信号かにより、変調信号発生器107に用いられる回
路が若干異なったものとなる。即ち、デジタル信号を用
いた電圧変調方式の場合、変調信号発生器107には、
例えばD/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回路等
を付加する。パルス幅変調方式の場合、変調信号発生器
107には、例えば高速の発振器及び発振器の出力する
波数を計数する計数器(カウンタ)及び計数器の出力値
と前記メモリの出力値を比較する比較器(コンパレー
タ)を組み合わせた回路を用いる。必要に応じて、比較
器の出力するパルス幅変調された変調信号を電子放出素
子の駆動電圧にまで電圧増幅するための増幅器を付加す
ることもできる。
【0123】アナログ信号を用いた電圧変調方式の場
合、変調信号発生器107には、例えばオペアンプ等を
用いた増幅回路を採用でき、必要に応じてレベルシフト
回路等を付加することもできる。パルス幅変調方式の場
合には、例えば電圧制御型発振回路(VCO)を採用で
き、必要に応じて電子放出素子の駆動電圧にまで電圧増
幅するための増幅器を付加することもできる。
【0124】このような構成をとり得る本発明の画像形
成装置においては、各電子放出素子に、容器外端子D
ox1 乃至Doxm 、Doy1 乃至Doyn を介して電圧を印加
することにより、電子放出が生じる。高圧端子87を介
してメタルバック85あるいは透明電極(不図示)に高
圧を印加し、電子ビームを加速する。加速された電子
は、蛍光膜84に衝突し、発光が生じて画像が形成され
る。
【0125】ここで述べた画像形成装置の構成は、本発
明を適用可能な画像形成装置の一例であり、本発明の技
術思想に基づいて種々の変形が可能である。入力信号に
ついてはNTSC方式を挙げたが、入力信号はこれに限
られるものではなく、PAL、SECAM方式等の他、
これらよりも多数の走査線からなるTV信号(例えば、
MUSE方式をはじめとする高品位TV)方式をも採用
できる。
【0126】次に、前述の梯子型配置の電子源及び画像
形成装置について、図10及び図11を用いて説明す
る。
【0127】図10は、梯子型配置の電子源の一例を示
す模式図である。図10において、110は電子源基
板、111は電子放出素子である。112は、電子放出
素子111を接続するための共通配線Dx1〜Dx10 であ
り、これらは外部端子として引き出されている。電子放
出素子111は、基板110上に、X方向に並列に複数
個配置されている(これを素子行と呼ぶ)。この素子行
が複数個配置されて、電子源を構成している。各素子行
の共通配線間に駆動電圧を印加することで、各素子行を
独立に駆動させることができる。即ち、電子ビームを放
出させたい素子行には、電子放出閾値以上の電圧を印加
し、電子ビームを放出させたくない素子行には、電子放
出閾値以下の電圧を印加する。各素子行間に位置する共
通配線Dx2〜Dx9は、例えばDx2とDx3、Dx4とDx5
x6とDx7、Dx8とDx9とを夫々一体の同一配線とする
こともできる。
【0128】図11は、梯子型配置の電子源を備えた画
像形成装置におけるパネル構造の一例を示す模式図であ
る。120はグリッド電極、121は電子が通過するた
めの開口、Dox1 乃至Doxm は容器外端子、G1 乃至G
n はグリッド電極120と接続された容器外端子であ
る。110は各素子行間の共通配線を同一配線とした電
子源基板である。図11においては、図7、図10に示
した部位と同じ部位には、これらの図に付したのと同一
の符号を付している。ここに示した画像形成装置と、図
7に示した単純マトリクス配置の画像形成装置との大き
な違いは、電子源基板110とフェースプレート86の
間にグリッド電極120を備えているか否かである。
【0129】図11においては、基板110とフェース
プレート86の間には、グリッド電極120が設けられ
ている。グリッド電極120は、電子放出素子111か
ら放出された電子ビームを変調するためのものであり、
梯子型配置の素子行と直交して設けられたストライプ状
の電極に電子ビームを通過させるため、各素子に対応し
て1個ずつ円形の開口121が設けられている。グリッ
ド電極の形状や配置位置は、図11に示したものに限定
されるものではない。例えば、開口としてメッシュ状に
多数の通過口を設けることもでき、グリッド電極を電子
放出素子の周囲や近傍に設けることもできる。
【0130】容器外端子Dox1 乃至Doxm 及びグリッド
容器外端子G1 乃至Gn は、不図示の制御回路と電気的
に接続されている。
【0131】本例の画像形成装置では、素子行を1列ず
つ順次駆動(走査)して行くのと同期してグリッド電極
列に画像1ライン分の変調信号を同時に印加する。これ
により、各電子ビームの蛍光体への照射を制御し、画像
を1ラインずつ表示することができる。
【0132】以上説明した本発明の画像形成装置は、テ
レビジョン放送の表示装置、テレビ会議システムやコン
ピューター等の表示装置の他、感光性ドラム等を用いて
構成された光プリンターとしての画像形成装置等として
も用いることができる。
【0133】本発明の製造方法は、必ずしも外囲器を有
する画像形成装置でのみ適用されるのではなく、電子源
基板の製造方法としても適用できる。例えば前述の表面
伝導型電子放出素子を複数個、配列した基板上に分離可
能なフードの様なもので覆うことで、基板上に一時的に
外気と遮断された空間を作り、この空間内で活性化ガス
の導入や対流等を行うことができる。その後、フードと
基板を分離して、電子源基板を作成することができる。
【0134】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。
【0135】《実施例1》本実施例では、表示等に用い
る画像形成装置を説明する。図7は、画像形成装置の基
本構成図であり、図8は、蛍光膜である。電子源基板7
1の一部の平面図を図18に示す。また、図18中のA
−A’断面図を図19に示す。但し、図18、図19
で、同じ符号で示したものは、同じものを示す。ここで
71は電子源基板、72は図7のDxmに対応するX方向
配線(下配線とも呼ぶ)、73は図7のDynに対応する
Y方向配線(上配線とも呼ぶ)、4は電子放出部を含む
導電性膜、2及び3は素子電極、151は層間絶縁層、
152は素子電極2と下配線72との電気的接続のため
のコンタクトホールである。
【0136】本実施例の電子源には、X方向配線上に3
00個、Y方向配線上に100個の電子放出素子が形成
されている。
【0137】次に製造方法を図20及び図21により工
程順に従って具体的に説明する。
【0138】工程−a 清浄化した青板ガラス上に厚さ0.5μmのシリコン酸
化膜をスパッタ法で形成した基板71上に、真空蒸着に
より厚さ5nmのCr、厚さ600nmのAuを順次積
層した後、ホトレジスト(AZ1370 ヘキスト社
製)をスピンナーにより回転塗布、ベークした後、ホト
マスク像を露光、現像して、下配線72のレジストパタ
ーンを形成し、Au/Cr堆積膜をウエットエッチング
して、所望の形状の下配線72を形成する。
【0139】工程−b 次に厚さ1.0μmのシリコン酸化膜からなる層間絶縁
層151をRFスパッタ法により堆積する。
【0140】工程−c 工程bで堆積したシリコン酸化膜にコンタクトホール1
52を形成するためのホトレジストパターンを作り、こ
れをマスクとして層間絶縁層151をエッチングしてコ
ンタクトホール152を形成する。エッチングはCF4
とH2 ガスを用いたRIE(Reactive Ion
Etching)法によった。
【0141】工程−d その後、素子電極2と素子電極3間のギャップLとなる
べきパターンをホトレジスト(RD−2000N−41
日立化成社製)形成し、真空蒸着法により、厚さ5n
mのTi、厚さ100nmのNiを順次堆積した。ホト
レジストパターンを有機溶剤で溶解し、Ni/Ti堆積
膜をリフトオフした。素子電極間隔Lは5μmとし、素
子電極の幅Wを300μm、を有する素子電極2、3を
形成した。
【0142】工程−e 素子電極3の上に上配線73のホトレジストパターンを
形成した後、厚さ5nmのTi、厚さ500nmのAu
を順次真空蒸着により堆積し、リフトオフにより不要の
部分を除去して、所望の形状の上配線73を形成した。
【0143】工程−f 膜厚100nmのCr膜を真空蒸着により堆積・パター
ニングし、その上に有機Pd(ccp4230 奥野製
薬(株)製)をスピンナーにより回転塗布、300℃で
10分間の加熱焼成処理をした。また、こうして形成さ
れた主元素としてPdOよりなる微粒子からなる導電性
膜4の膜厚は10nm、シート抵抗値は5×104 Ω/
□であった。その後、Cr膜および焼成後の導電性膜4
を酸エッチャントによりエッチングして所望のパターン
を形成した。
【0144】工程−g コンタクトホール152部分以外にレジストを塗布する
ようなパターンを形成し、真空蒸着により厚さ5nmの
Ti、厚さ500nmのAuを順次堆積した。リフトオ
フにより不要の部分を除去することにより、コンタクト
ホール152を埋め込んだ。
【0145】以上の工程により基板71上に下配線7
2、層間絶縁層151、上配線73、素子電極2,3、
導電性膜4等を形成した。つぎに、以上のようにして作
成した電子源を用いて表示装置を構成した例を、図7と
図8を用いて説明する。
【0146】以上のようにして多数の平面型表面伝導電
子放出素子を作製した基板71をリアプレート81上に
固定した後、基板71の5mm上方に、フェースプレー
ト86(ガラス基板83の内面に蛍光膜84とメタルバ
ック85が形成されて構成される)を支持枠82を介し
配置し、フェースプレート86、支持枠82、リアプレ
ート81の接合部にフリットガラスを塗布し、大気中で
410℃で10分以上焼成することで封着し、外囲器8
8を作成した(図7参照)。また、リアプレート81へ
の基板71の固定もフリットガラスで行った。図7にお
いて、74は電子放出素子、72、73はそれぞれX方
向及びY方向の配線である。
【0147】蛍光膜84は、黒色導電材91と蛍光体9
2とで構成された、ブラックストライプ配列のカラーの
蛍光膜を用いた(図8(a)参照)。具体的には、先に
ブラックストライプを形成し、その間隙部に各色蛍光体
を塗布し、蛍光膜84を作製した。ガラス基板83に蛍
光体を塗布する方法はスラリー法を用いた。また、蛍光
膜84の内面側にはメタルバック85を設けた。メタル
バック85は、蛍光膜作製後、蛍光膜の内面側表面の平
滑化処理(通常、「フィルミング」と呼ばれる)を行
い、その後Alを真空蒸着することで作製した。前述の
封着を行う際、カラーの場合は各色蛍光体と電子放出素
子とを対応させなくてはいけないため、十分な位置合わ
せを行った。
【0148】以上のようにして完成した外囲器88を排
気管(図示せず)を介し、磁気浮上型ターボモレキュラ
ーボンプで排気された真空装置と接続した。その後、外
囲器88内を1.3×10-4Paまで排気した。
【0149】容器外端子Dx1ないしDxm(m=300)
とDy1ないしDyn(n=100)を通じ電子放出素子7
4の素子電極2,3間に電圧を印加し、電子放出部5
を、導電性膜4を通電処理(フォーミング処理)するこ
とにより作成した。
【0150】フォーミング処理の電圧波形を図3(b)
に示す。図3(b)中、T1 及びT2 は電圧波形のパル
ス幅とパルス間隔であり、本実施例ではT1 を1mse
c.、T2 を10msec.とし、矩形波の波高値(フ
ォーミング時のピーク電圧)は0.1Vステップで昇圧
し、フォーミング処理を行なった。また、フォーミング
処理中は、同時に、0.1Vの電圧で、T2 間に抵抗測
定パルスを挿入し、抵抗を測定した。尚フォーミング処
理の終了は、抵抗測定パルスでの測定値が、約1MΩ以
上になった時とし、同時に、素子への電圧の印加を終了
した。それぞれの素子のフォーミング電圧VFは、5.
0Vであった。
【0151】このように作成された電子放出部5は、パ
ラジウム元素を主成分とする微粒子が分散配置された状
態となり、その微粒子の平均粒径は3nmであった。
【0152】次に、真空装置を経由して、外囲器88内
に1%窒素希釈のアセチレンガスを1.01Paを導入
し、その後窒素ガスを導入し、外囲器内の圧力を1.0
1×105 Paにし、排気管と真空装置を接続するバル
ブを閉じた。
【0153】容器外端子Dx1ないしDxm(m=300)
とDy1ないしDyn(n=100)を通じ電子放出素子7
4の素子電極2,3間に電圧を印加し活性化工程を行っ
た。
【0154】活性化工程での電圧印加条件は、波高値は
±10V、パルス幅0.1msec.、パルス間隔5m
sec.の両極の矩形波(図4(b))を用いた。その
後、矩形波の波高値は±10Vから±14Vまで3.3
mV/sec.で徐々に電圧を増加させ、±14Vに達
したときに電圧印加を終了した。
【0155】また、活性化工程を行う際には、図14
(a)に示すように、外囲器88のリアプレート81を
上配線に沿った方向でしかも、電子源基板71の外側で
線状に加熱した(加熱温度は、約60℃とした)。その
後、排気管と真空装置を接続するバルブを開き、外囲器
88内の活性化ガスを排気した。
【0156】最後に安定化工程として、約1.33×1
-4Paの圧力で、150℃10時間のベーキングを行
った後、不図示の排気管をガスバーナーで熱することで
溶着し外囲器88の封止を行った。
【0157】以上のように完成した本発明の画像形成装
置において、各電子放出素子には、容器外端子Dx1ない
しDxm(m=300)とDy1ないしDyn(n=100)
を通じ、走査信号及び変調信号を不図示の信号発生手段
よりそれぞれ、印加することにより、電子放出させ、高
圧端子87を通じ、メタルバック85に6kV以上の高
圧を印加し、電子ビームを加速し、蛍光膜84に衝突さ
せ、励起・発光させることで画像を表示した。
【0158】表示画像の輝度の分布を輝度計により測定
した。ここで、表示画像の輝度の分布は、表示画像域を
5×5の領域に分割し、その中心の約1cm2 の面積を
有する25個所の輝度を測定し、輝度の分布を以下のよ
うに定義した。
【0159】輝度の分布(%)=(輝度の標準偏差/平
均輝度)×100 その結果、本実施例の画像形成装置の輝度の分布は、5
%であった。
【0160】《比較例1》実施例1で、活性化工程を行
う際に、外囲器88のリアプレート81の線状加熱を行
わなかった以外は、すべて同様に行った。そして、表示
画像の輝度の分布を実施例1と同様に測定したところ、
10%であった。
【0161】《実施例2》図10と同様の構成で、隣接
する2本の配線間に電子放出素子111を多数有する、
梯子型の電子源基板を作成した。ここで、電子源基板1
10上の隣接配線間には、電子放出素子を120個形成
し、このような隣接配線組を40組作成した。
【0162】電子源基板は、清浄化した青板ガラス上に
厚さ500nmのシリコン酸化膜をスパッタ法で形成し
た基板上に、実施例1で示した工程d〜fと同様に行
い、作成した。
【0163】次に、この電子源基板110をリアプレー
ト81上に固定した後、電子源基板110の上方に、電
子通過孔l21を有するグリッド電極120を電子放出
素子の配線電極112と直交する方向に配置した。更に
電子源基板110の5mm上方に、実施例1と同様にし
て作成したフェースプレート86を支持枠82を介し配
置し、フェースプレート86、支持枠82、リアプレー
ト81の接合部にフリットガラスを塗布し、大気中で4
10℃で10分以上焼成することで封着し、外囲器88
を作成した(図11参照)。なお、リアプレート81へ
の電子源基板110の固定もフリットガラスで行った。
【0164】前述の封着を行う際、カラーの場合は各色
蛍光体と電子放出素子とを対応させなくてはいけないた
め、十分な位置合わせを行った。
【0165】また、外囲器88の内部には、図17に示
すように、電子源基板71の近傍に、塩化カルシウム粒
をステンレスメッシュ容器に入れた水分除去体181を
置いた。水分除去体181は、外囲器内部で移動しない
ように仕切り枠182で固定した。なお、ステンレスメ
ッシュ容器は、塩化カルシウム粒が外部に出ないよう
に、また、外囲器内部の雰囲気に十分接するように、メ
ッシュの荒さを#300にした。
【0166】以上のようにして完成した外囲器88を排
気管(不図示)を介し、オイルを使用しない真空ボンプ
で排気できる真空装置と接続した。その後、外囲器88
内を1.33×10-4Paまで排気した。
【0167】容器外端子Dx1ないしDxm(m=80)を
通じ電子放出素子111の素子電極間に電圧を印加し、
電子放出部5を、導電性膜4を通電処理(フォーミング
処理)することにより作成した。
【0168】次に、真空装置を経由して、外囲器88内
に1%窒素希釈のアセチレンガスを1.01Paを導入
し、その後窒素ガスを導入し、外囲器88内の圧力を
1.01×105 Paまでにし、排気管と真空装置を接
続するバルブを閉じた。
【0169】容器外端子Dx1ないしDxm(m=80)を
通じ電子放出素子111の素子電極間に電圧を印加し活
性化工程を行った。
【0170】活性化工程での電圧印加条件は、波高値は
±10V、パルス幅0.1msec.、パルス間隔5m
sec.の両極の矩形波(図4(b))を用いた。その
後、矩形波の波高値は±10Vから±14Vまで3.3
mV/sec.で徐々に電圧を増加させ、±14Vに達
したときに電圧印加を終了した。
【0171】また、活性化工程を行う際に、図17に示
すように、外囲器88のリアプレート81上の水分除去
体181の位置に対向する場所で線状のヒータ161で
加熱した(加熱温度は、約60℃とした)。
【0172】その後、排気管と真空装置を接続するバル
ブを開き、外囲器88内の活性化ガスを排気した。
【0173】最後に安定化工程として、約1.33×1
-4Paの圧力で、150℃10時間のベーキングを行
った後、実施例1と同様の電圧印加を行い、不図示の排
気管をガスバーナーで熱することで溶着し外囲器88の
封止を行った。
【0174】以上のように完成した本発明の画像形成装
置において、各電子放出素子には、容器外端子Dx1ない
しDxm(m=80)を通じ、電圧を印加することにより
電子放出させ、放出された電子はグリッド電極120の
電子通過孔l21を通過した後、高圧端子87を通じ、
メタルバック、あるいは透明電極(不図示)に印加され
た数kV以上の高圧により加速され、蛍光膜84に衝突
し、励起・発光させる。その際、グリッド電極120に
情報信号に応じた電圧を容器外端子G1 ないしGn を通
じ印加することにより、電子通過孔l21を通過する電
子ビームを制御し画像表示するものである。
【0175】本実施例では、絶縁層であるSiO2 (不
図示)を介し、電子源基板110の10μm上方に50
μm径の電子通過孔121を有するグリッド電極120
を配置することで、加速電圧として6kV印加したと
き、電子ビームのオンとオフは50V以内の変調電圧で
制御できた。また、表示画像の輝度分布を実施例1と同
様に測定したところ4%であった。
【0176】《比較例2》実施例2で、活性化工程を行
う際に、外囲器88のリアプレート81の線状加熱を行
わなかった以外は、すべて同様に行った。そして、表示
画像の分布を実施例1と同様に測定したところ、15%
であった。
【0177】以上の実施例では、マトリクス配置の電子
源を用いた画像形成装置(実施例1)及び梯子状配置の
電子源とグリッド電極を用いた画像形成装置(実施例
2)を示したが、電子放出素子からの電子を蛍光体に衝
突させる構成であれば、本発明はどのような装置にも適
用できるものである。
【0178】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子放出特性が均一な複数の電子放出素子を持った電子
源が得られ、かかる電子源を用いて構成した画像形成装
置にあっては、輝度むらのない均一な表示画像が得られ
る。また、本発明の製造方法で得られる電子源は、この
他に、電子線(EB)描画装置、記録装置にも適用する
ことが可能である。さらに、本発明の製造方法によれ
ば、これらの装置を簡単な工程で作成することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる基本的な表面伝導型電子放出素
子の一構成例を示す模式的平面図及び断面図である。
【図2】図1の表面伝導型電子放出素子の製造方法の一
例を示す工程図である。
【図3】本発明に係わる通電フォーミングの電圧波形の
例を示す図である。
【図4】本発明に係わる活性化工程の電圧波形の例を示
す図である。
【図5】本発明に係わる表面伝導型電子放出素子につい
ての放出電流Ie 及び素子電流If と素子電圧Vf の関
係の一例を示す図である。
【図6】本発明に係わる単純マトリクス配置した電子源
の一例を示す模式図である。
【図7】本発明の画像形成装置の表示パネルの一例を示
す模式図である。
【図8】蛍光膜の一例を示す模式図である。
【図9】画像形成装置にNTSC方式のテレビ信号に応
じて表示を行なうための駆動回路の一例を示すブロック
図である。
【図10】本発明に係わる梯子型配置した電子源の一例
を示す模式図である。
【図11】本発明の画像形成装置の表示パネルの一例を
示す模式図である。
【図12】本発明に係わるフォーミング工程及び活性化
工程を行うための真空排気装置の一例を示す模式図であ
る。
【図13】本発明に係わるフォーミング工程及び活性化
工程のための結線方法の一例を示す模式図である。
【図14】本発明に係わる温度差を用いた活性化ガスの
対流手法の一例を示す模式図である。
【図15】本発明に係わる電界を用いた活性化ガスの対
流手法の一例を示す模式図である。
【図16】本発明に係わる磁界を用いた活性化ガスの対
流手法の一例を示す模式図である。
【図17】本発明に係わる活性化ガスの対流経路に活性
化阻害物質の除去手段を設けた例を示す模式図である。
【図18】実施例1および比較例1の電子源の平面図で
ある。
【図19】実施例1および比較例1の電子源の断面図で
ある。
【図20】実施例1および比較例1の電子源の製法図で
ある。
【図21】実施例1および比較例1の電子源の製法図で
ある。
【符号の説明】
1 基板 2,3 素子電極 4 導電性膜 5 電子放出部 71 電子源基板 72 X方向配線 73 Y方向配線 74 電子放出素子 75 結線 81 リアプレート 82 支持枠 83 ガラス基板 84 蛍光膜 85 メタルバック 86 フェースプレート 87 高圧端子 88 外囲器 91 黒色導電材 92 蛍光体 101 表示パネル 102 走査回路 103 制御回路 104 シフトレジスタ 105 ラインメモリ 106 同期信号分離回路 107 変調信号発生器 Vx ,Va 直流電圧源 110 電子源基板 111 電子放出素子 112 電子放出素子を配線するための共通配線 120 グリッド電極 121 電子が通過するための開口 130 バルブ 131 画像表示装置 132 排気管 133 真空チャンバー 134 ゲートバルブ 135 排気装置 136 圧力計 137 四重極質量分析器 138 ガス導入ライン 139 ガス導入量制御装置 140 導入物質源 141 共通電極 142 電源 143 電流測定用抵抗 144 オシロスコープ 151 層間絶縁層 152 コンタクトホール 161 加熱ヒータ 162 イオン 163,164 対向電極(放電電極) 165,166 対向電極 167 高周波電源 168 直流電源 169 コイル 170〜173 対向電極(放電電極) 174 高周波電源 175,176 イオン 181 水分除去体 182 仕切り枠

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間を有する外囲器内に、一対の素
    子電極間に電子放出部を含む導電性膜を有する電子放出
    素子を複数個備える電子源の製造方法において、 該外囲器内部に、少なくとも有機物質を含むガスを粘性
    流領域の圧力となるように封入後、該素子電極間に電圧
    を印加して、少なくとも該電子放出部に炭素又は/及び
    炭素化合物を堆積させる活性化工程を有し、該有機物質
    を含むガスを該外囲器内部で対流させることを特徴とす
    る電子源の製造方法。
  2. 【請求項2】 基体上に、一対の素子電極間に電子放出
    部を含む導電性膜を有する電子放出素子を複数個備える
    電子源の製造方法において、 上記素子電極及び上記電子放出部を含む導電性膜が形成
    された上記基体上に、一時的に外気と遮断された空間を
    形成する外囲器を設け、この空間内に少なくとも有機物
    質を含むガスを粘性流領域の圧力となるように封入後、
    該素子電極間に電圧を印加して、少なくとも該電子放出
    部に炭素又は/及び炭素化合物を堆積させる活性化工程
    を有し、該有機物質を含むガスを上記空間内で対流させ
    ることを特徴とする電子源の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記外囲器に温度分布を与えることで、
    該外囲器内部の前記有機物質を含むガスを対流させるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の電子源の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記外囲器内部の前記有機物質を含むガ
    スにイオンを生じさせ、該イオンに電磁気力を作用させ
    ることで、該有機物質を含むガスを対流させることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電子源の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記外囲器内部の前記有機物質を含むガ
    スの全圧が100Pa以上であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の電子源の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記外囲器内部の前記有機物質を含むガ
    スが、電子放出部への炭素又は/及び炭素化合物の形成
    に関与しないガス成分を含むことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の電子源の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記電子放出部への炭素又は/及び炭素
    化合物の形成に関与しないガス成分が、不活性ガスであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の電子源の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記電子放出素子が、表面伝導型電子放
    出素子であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載の電子源の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の方法に
    より製造されたことを特徴とする電子源。
  10. 【請求項10】 前記複数の電子放出素子がマトリクス
    状に配線されていることを特徴とする請求項9に記載の
    電子源。
  11. 【請求項11】 前記複数の電子放出素子が梯子状に配
    線されており、更に、変調手段を有することを特徴とす
    る請求項9に記載の電子源。
  12. 【請求項12】 内部空間を有する外囲器内に、一対の
    素子電極間に電子放出部を含む導電性膜を有する電子放
    出素子を複数個備える電子源と、該電子源から放出され
    る電子線の照射により画像を形成する画像形成部材とを
    具備する画像形成装置の製造方法において、該電子源を
    請求項1〜8のいずれかに記載の方法で製造することを
    特徴とする画像形成装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法により製造さ
    れたことを特徴とする画像形成装置。
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