JP2003109508A - 画像形成装置の特性調整方法、画像形成装置の製造方法、画像形成装置及び特性調整装置 - Google Patents
画像形成装置の特性調整方法、画像形成装置の製造方法、画像形成装置及び特性調整装置Info
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Abstract
な工程でマルチ電子源の特性を調整し、画像表示の面内
発光特性を均一にすることが可能な画像形成装置の特性
調整方法、画像形成装置の製造方法、画像形成装置及び
特性調整装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置の表示パネル301を複数
の領域に分割し、分割されたそれぞれの領域内の少なく
とも1以上の電子放出素子の発光特性を測定する測定工
程と、分割領域内の電子放出素子の発光特性を、特性シ
フト電圧を電子放出素子に印加することにより個別の特
性目標値までシフトさせるシフト工程とを備えることを
特徴とする。
Description
を多数個備える画像形成装置及びこのような画像形成装
置に適用されて好適な、画像形成装置の特性調整方法、
画像形成装置の製造方法及び特性調整装置に関するもの
である。
子と冷陰極素子の2種類が知られている。このうち冷陰
極素子では、たとえば電界放出型素子や、金属/絶縁層
/金属型放出素子や、表面伝導型放出素子などが知られ
ている。
下、単に素子とも呼ぶこともある)は、基板上に形成さ
れた小面積のSnO2、Au、In2O3/SnO2、カ−
ボン等の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことにより電
子放出が生ずる現象を利用するものである。
を参照して説明する。図17は、従来の表面伝導型放出
素子の構成を示す図である。同図において、3001は
基板で、3004はスパッタで形成された金属酸化物よ
りなる導電性薄膜である。導電性薄膜3004は図示の
ようにH字形の平面形状に形成されている。
と呼ばれる通電処理を施すことにより、電子放出部30
05が形成される。図中の間隔Lは、0.5〜1[m
m],Wは、0.1[mm]で設定されている。
は導電性薄膜3004の中央に矩形の形状で示したが、
これは模式的なものであり、実際の電子放出部の位置や
形状を忠実に表現しているわけではない。
電子放出部を形成する際には、導電性薄膜に電流を流し
て薄膜を局所的に破壊もしくは変形もしくは変質させて
亀裂を形成する処理(通電フォーミング処理)を行う。
り電子放出特性を大幅に改善することが可能である。
ーミング処理により形成された電子放出部に適宜の条件
で通電を行って、その近傍に炭素もしくは炭素化合物を
堆積せしめる処理のことである。
圧が10のマイナス2乗〜10のマイナス3乗[Pa]
の真空雰囲気中において、所定電圧のパルスを定期的に
印加することにより、電子放出部の近傍に単結晶グラフ
ァイト、多結晶グラファイト、非晶質カーボンのいずれ
かか、もしくはその混合物を約500[オングストロー
ム]以下の膜厚で堆積させる。
表面伝導型放出素子の材質や形状により適宜変更される
べきであるのは言うまでもない。
ォーミング直後と比較して、同じ印加電圧における放電
流を、典型的には約100倍以上にまで増加させること
ができる。
を利用したマルチ電子源を製造する際においても、各素
子に通電活性化処理を行うのが望ましい(なお、通電活
性化終了後には、真空雰囲気中の有機物の分圧を低減さ
せるのが望ましい。これを安定化工程と呼ぶ)。
流Ie)対(素子印加電圧Vf)特性、および(素子電
流If)対(素子印加電圧Vf)特性の典型的なグラフ
を示す。ここで、本明細書において、放出電流とは、電
子放出素子を駆動した際に空間に電子が放出されるが、
アノードに加速電圧がかかっている場合は放出された電
子はアノードにひきつけられ衝突するために、電子放出
素子とアノード間に流れる電流のことをいう。
て著しく小さく、同一尺度で図示するのが困難であるう
え、これらの特性は素子の大きさや形状等の設計パラメ
ータを変更することにより変化するものであるため、2
本のグラフは各々任意単位で図示した。
して以下に述べる3つの特性を有している。
以上の大きさの電圧を素子に印加すると急激に放出電流
Ieが増加するが、一方、閾値電圧Vth未満の電圧で
は放出電流Ieはほとんど検出されない。
閾値電圧Vthを持った非線形素子である。
依存して変化するため、電圧Vfで放出電流Ieの大き
さを制御できる。
放出される電流Ieの応答速度が速いため、電圧Vfを
印加する時間の長さによって素子から放出される電子の
電荷量を制御できる。
は、特開平10−228867などでも述べられている
ように、ある電圧(これを閾値電圧Vthと呼ぶ)以上
の大きさの電圧を素子に印加する、すなわち特性を調整
するための特性シフト電圧(以下、単にシフト電圧とも
いう。)を印加することで、各素子の特性を調整するこ
とができる。
純で製造も容易であることから、大面積にわたり多数の
素子を形成できる利点がある。
画像表示装置、画像記録装置などの画像形成装置や、電
子ビーム源等が研究されている。
の表面伝導型放出素子を試みてきた。さらに、多数の表
面伝導型放出素子を配列したマルチ電子ビーム源(単に
電子源とも呼ぶ)、ならびにこの電子源を応用した画像
表示装置について研究を行ってきた。
よる電子源を試みてきた。図19は、従来のマルチ電子
源のマトリクス配線を説明する図である。
を模式的に示したもの、4002は行方向配線、400
3は列方向配線である。図においては配線抵抗4004
および4005として示した。
配線と呼ぶ。なお、図示の便宜上、6×6のマトリクス
で示しているが、マトリクスの規模はむろんこれに限っ
たわけではない。
いては、所望の放出電流を出力させるため、行方向配線
4002および列方向配線4003に適宜の電気信号を
印加する。また、同時に不図示のアノード電極に高電圧
を印加しておく。
駆動するには、選択する行の行方向配線4002の端子
には選択電圧Vsを印加し、同時に非選択の行の行方向
配線4002の端子には非選択電圧Vnsを印加する。
に放出電流を出力させるための変調電圧Ve1〜Ve6
を印加する。この方法によれば、選択する素子には、V
e1−Vs〜Ve6−Vsの電圧が印加され、また非選
択の素子にはVe1−Vns〜Ve6−Vnsの電圧が
印加される。
上の電圧、非選択の素子に閾値電圧Vth以下の電圧が
印加されるよう、Ve1〜Ve6,Vs,Vnsを適宜
の大きさの電圧にすれば選択する素子だけから所望の強
度の放出電流が出力される。
クス配線したマルチ電子源には種々の応用ができる可能
性があり、例えば画像情報に応じた電気信号を適宜印加
すれば、画像表示装置用の電子源として好適に用いるこ
とができる。
工程上の変動などにより、個々の電子源の放出特性に多
少のバラツキを生じる。
な画像形成装置を作るのに好適であるが、CRTなどと
違い電子源が多数あるので、これを用いて画像形成装置
を作成した場合に、それぞれの電子源の特性のバラツキ
が輝度のバラツキとなって表れるという問題があった。
特性が各電子源毎に異なる理由としては、例えば電子放
出部に用いた材料の成分のバラツキ、素子の各部材の寸
法形状の誤差、通電フォーミング工程における通電条件
の不均一、通電活性化工程における通電条件や雰囲気ガ
スの不均一など種々の原因が考えられる。
ようとすると非常に高度な製造設備や極めて厳密な工程
管理が必要となり、これらを満足させると製造コストが
莫大なものとなってしまい現実的でない。
のバラツキを押さえるためにそれぞれの特性を測定する
工程と基準値に応じた値になるように特性を調整する特
性シフト電圧を印加をする工程を設けて製造する方法が
開示されている。
10−228867等に開示された発明における特性を
測定する工程では図20(フロー)で示すように、素子
を選択(ステップ2007)、電圧を印加してIeや輝
度を計測し(ステップ2004)、結果をメモリーに保
存し(ステップ2005)、全素子についてこの計測動
作を繰り返す(ステップ2008)という工程を行って
いる。図20は、従来の発明の特性調整方法における特
性測定工程のフローチャートである。
測する工程は、昨今の高品位TV等の高解像度の画像形
成装置に用いる場合、すなわち画素数の多い場合には、
その工程にかかる時間が多くかかる可能性があった。
て輝度を用いた場合には蛍光体の部分的な発光特性のば
らつきをも補正可能であるという効果をもっているが、
一般的にCRTに用いられている蛍光体であるP22を
用いた場合には、その赤の蛍光体の1/10残光時間は
緑、青で10us、赤で1ms程度である。
光を計測する場合には、その残光時間があるので、ある
素子と、次の素子の駆動する時間間隔を残光時間分はあ
ける必要がある。
素子程度の高精彩のディスプレイを構成した場合には全
点の計測に約1000秒と長時間かかってしまう。
質を利用して、簡易な工程でマルチ電子源の特性を調整
し、画像表示の面内発光特性を均一にすることが可能な
画像形成装置の特性調整方法、画像形成装置の製造方
法、画像形成装置及び特性調整装置を提供することにあ
る。
に、本発明に係る画像形成装置の特性調整方法は、複数
の電子放出素子を配線により電気的に接続し基板上に並
べたマルチ電子源と電子ビームの照射により発光する蛍
光部材とを備える画像形成装置の特性調整方法であっ
て、前記画像形成装置の表示部を複数の領域に分割し、
該分割されたそれぞれの領域内の少なくとも1以上の前
記電子放出素子の発光特性を測定する測定工程と、前記
分割領域内の電子放出素子の発光特性を、特性シフト電
圧を電子放出素子に印加することにより個別の特性目標
値までシフトさせるシフト工程とを備えることを特徴と
する。
整方法は、前記測定工程は、前記電子放出素子に駆動電
圧を印加して該電子放出素子の輝度を測定する輝度測定
工程と、前記測定された電子放出素子の駆動電圧と輝度
との関係と、少なくとも1以上の初期特性の異なる電子
放出素子の駆動電圧と輝度との関係とを比較して、前記
測定された電子放出素子の初期特性と略一致する初期特
性の電子放出素子を選択し、該選択された電子放出素子
に印加される特性シフト電圧と該選択された電子放出素
子からの放出電流との関係に基づいて、前記測定された
電子放出素子に印加する特性シフト電圧を算出する算出
工程とを備えることを特徴とする。
整方法は、前記測定工程は、前記分割された領域中の電
子放出素子のうちの複数の電子放出素子を同時に駆動し
て輝度を測定する工程であることを特徴とする。
整方法は、前記測定工程は、前記分割された領域のうち
異なる分割領域内の電子放出素子のなかから少なくとも
1つ以上の電子放出素子を選択し、前記分割領域のうち
互いに異なる分割領域の電子放出素子の駆動電圧と輝度
との関係を同時に測定する工程であることを特徴とす
る。
整方法は、前記測定工程における輝度の測定は、前記分
割されたそれぞれの領域内の少なくとも1以上の電子放
出素子の輝度を移動することなしに測定可能な輝度測定
装置により行われることを特徴とする。
整方法は、前記シフト工程は、前記分割された領域のう
ち異なる分割領域内の電子放出素子のなかから少なくと
も1つ以上の電子放出素子を選択し、前記分割領域のう
ち異なる分割領域内の電子放出素子のそれぞれに同時に
特性シフト電圧を印加する工程を備えることを特徴とす
る。
方法は、複数の電子放出素子を配線により電気的に接続
し基板上に並べたマルチ電子源と電子ビームの照射によ
り発光する蛍光部材とを備える画像形成装置の製造方法
であって、前記基板上に複数の電子放出素子用電極及び
導電膜を形成する工程と、前記電子放出用電極を介して
前記導電膜に通電することにより前記複数の電子放出素
子の電子放出部を形成する工程と、前記電子放出部を活
性化する工程と、上記画像形成装置の特性調整方法を行
う工程とを備えることを特徴とする。
記画像形成装置の特性調整方法により特性シフト電圧が
電子放出素子に印加され特性が調整されたことを特徴と
する。
数の電子放出素子を配線により電気的に接続し基板上に
並べたマルチ電子源と電子ビームの照射により発光する
蛍光部材とを備える画像形成装置の特性調整装置であっ
て、前記画像形成装置の表示部の矩形領域内の複数の電
子放出素子を選択して駆動する選択駆動手段と、前記選
択駆動手段の駆動時間に同期したタイミング信号発生手
段と、前記タイミング信号発生手段の出力に同期して、
前記電子放出素子からの放出電子によって発光する発光
手段の発光信号を取り込む少なくとも1つの輝度測定手
段と、前記輝度測定手段が取得した発光信号の値と前記
選択駆動手段が前記電子放出素子を選択する際に用いた
選択情報とから、選択された電子放出素子の発光特性を
求める演算手段と、前記演算手段の出力を格納する格納
手段と、前記選択された電子放出素子に、前記演算手段
により求められた発光特性に基づいて電圧を印加する電
圧印加手段と、前記輝度測定手段と前記表示部を相対的
に移動させる少なくとも1以上の移動手段とを備えるこ
とを特徴とする。
選択駆動手段は、前記分割された領域中の電子放出素子
のうちの複数の電子放出素子を同時に駆動することを特
徴とする。
電圧印加手段は、前記複数の矩形領域内の電子放出素子
にそれぞれ異なる電圧を同時に印加可能であることを特
徴とする。
の電子放出素子を配線により電気的に接続し基板上に並
べたマルチ電子源と電子ビームの照射により発光する蛍
光部材とを備える画像形成装置の特性調整装置であっ
て、前記画像形成装置の表示部を複数の領域に分割した
場合における、該複数の領域のうちの1つの領域の全体
の電子放出素子の輝度を移動することなしに測定可能な
少なくとも1以上の輝度測定装置と、前記電子放出素子
に印加された駆動電圧と前記輝度測定装置により測定さ
れた輝度との関係に基づいて、該電子放出素子に印加す
る特性シフト電圧を算出する制御回路と、前記特性シフ
ト電圧を前記電子放出素子に印加する印加手段とを備え
ることを特徴とする。
輝度測定装置は、同時に駆動された、複数の、前記分割
された領域中の電子放出素子の輝度を測定することを特
徴とする。
制御回路は、少なくとも1以上の異なる初期特性の電子
放出素子の輝度と駆動電圧との関係と、該異なる初期特
性の電子放出素子のそれぞれについて、該電子放出素子
に印加される特性シフト電圧と該電子放出素子からの放
出電流との関係とを格納するメモリを備え、前記輝度を
測定した電子放出素子の輝度と駆動電圧との関係が略一
致する前記メモリに格納された輝度と駆動電圧との関係
を選択し、該選択された輝度と駆動電圧との関係の電子
放出素子の前記特性シフト電圧と該電子放出素子からの
放出電流との関係に基づいて、前記測定された電子放出
素子に印加する特性シフト電圧を算出することを特徴と
する。
記特性調整装置により、電子放出素子に特性シフト電圧
が印加され特性が調整されることを特徴とする。
性調整方法は、上記目的を達成するために、複数の電子
放出素子を配線により電気的に接続し基板上に並べた電
子源を用いた画像形成装置の特性調整方法であって、電
子源の駆動時に複数の電子放出素子の発光特性を同時に
測定する測定工程、測定された発光特性から各電子放出
素子の個別の発光特性分布を求める工程、前記複数個の
電子放出素子の発光特性を、特性シフト電圧の印加によ
り、目標値迄シフトさせるシフト工程、とを備えること
を特徴とする。
整方法は、表示パネルの位置と発光特性を得る手段を相
対的に移動する工程を有する。
により電気的に接続し基板上に並べたマルチ電子源と電
子ビームの照射により発光する蛍光部材とを有する画像
形成装置において画面内の一部の輝度測定装置の測定視
野内の領域に対して、選択駆動手段によって所望のアド
レスの複数の表面伝導型放出素子を同時に駆動する。
れた電子は発光手段に到達し発光する。
対応した輝点が形成される。駆動時間に同期した信号を
出力とするタイミング信号発生手段を同期信号に用いて
輝度測定手段を用いることで2次元的な輝点の信号を光
電変換する。
のアドレスとから演算手段を用いて、駆動されたそれぞ
れの表面伝導型放出素子に対応した輝度特性値を算出す
る。
の比較を行い基準値に達していない表面伝導型放出素子
のみに電圧印加手段により特性シフト電圧を印加する。
標とされる発光特性に特性がそろえられる。
を変更し輝度測定視野内における素子の全ての特性を揃
える。
位置を変え測定視野を変更する。以上の工程を繰り返し
画像形成装置全域に渡って均一な特性を持たせることが
出来る。
マトリクス構成で配線を構成した場合には、複数の輝度
測定装置それぞれに対応した領域内の素子を同時に選択
し駆動する。
れた素子に対応した輝度特性値を測定する。
圧を印加する。順次視野に対して繰り返す。
てその特性を揃えた画像形成装置を、いずれの素子の特
性シフト電圧の波高値よりも低い値の駆動電圧Vfによ
り駆動すると、全ての表面伝導型放出素子による発光輝
度が均一な画像形成装置を得ることができる。ここで、
電子放出素子に印加される特性シフト電圧と電子放出素
子からの放出電流との関係とは、例えば図9に示される
よう、一定の駆動電流を電子放出素子に印加している場
合に、特性シフト電圧を加えた場合に、放出電流がどの
程度変化するのかという関係をいう。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。また、
以下に説明する、本発明に係る画像形成装置の特性調整
方法の各実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置
の製造方法、画像形成装置及び特性調整装置の各実施形
態の説明を兼ねる。
施形態)以下、本発明に係る画像形成装置の特性調整方
法の第1の実施形態について説明する。以下の実施形態
では、本発明を、マルチ電子ビーム源を用いた画像形成
装置に適用した例を示す。
示パネルの構成と製造法について説明する。
発明を適用した画像形成装置の表示パネルの斜視図であ
り、内部構造を示すためにパネルの1部を切り欠いて示
している。
は側壁、1007はフェースプレートであり、1005
〜1007により表示パネルの内部を真空に維持するた
めの気密容器を形成している。気密容器を組み立てるに
あたっては、各部材の接合部に十分な強度と気密性を保
持させるため封着する必要があるが、たとえばフリット
ガラスを接合部に塗布し、大気中あるいは窒素雰囲気中
で、摂氏400〜500度で10分以上焼成することに
より封着を達成した。
が固定されているが、該基板上には表面伝導型放出素子
1002がm×n個形成されている。m、nは目的とす
る表示画素数に応じて適宜設定される。本実施形態にお
いては、m=3840,n=768とした。
分をマルチ電子ビーム源と呼ぶ。図2に示すのは、図1
に示される画像形成装置のマルチ電子ビーム源の平面図
である。
導型放出素子1002が配列され、これらの素子は行方
向配線電極1003と列方向配線電極1004により単
純マトリクス状に配線されている。
1004の交差する部分には、電極間に絶縁層(不図
示)が形成されており、電気的な絶縁が保たれている。
源は、あらかじめ基板上に行方向配線電極1003、列
方向配線電極1004、電極間絶縁層、および表面伝導
型放出素子の素子電極と導電性薄膜を形成した後、行方
向配線電極1003および列方向配線電極1004を介
して各素子に給電して通電フォーミング処理と通電活性
化処理を行うことにより製造した。
は、蛍光膜1008が形成されている。本実施形態の画
像形成装置はカラー表示装置であるため、蛍光膜100
8の部分にはCRTの分野で用いられる赤、緑、青、の
3原色の蛍光体が塗り分けられている。
イプ状に塗り分けられ、蛍光体のストライプの間には黒
色の導電体1010が設けてある。したがって表示画素
数としては1280×768の解像度を持つ画像形成装
置を形成している。図3は、図1に示される画像形成装
置の表示パネルのフェースプレートの蛍光体配列を例示
した平面図である。
子ビームの照射位置に多少のずれがあっても表示色にず
れが生じないようにする事や、外光の反射を防止して表
示コントラストの低下を防ぐ事、電子ビ−ムによる蛍光
膜のチャージアップを防止する事などである。
として用いたが、上記の目的に適するものであればこれ
以外の材料を用いても良い。また、3原色の蛍光体の塗
り分け方は前記図3に示したストライプ状の配列に限ら
れるものではなく、デルタ状配列やそれ以外の配列であ
ってもよい。
は、CRTの分野では公知のメタルバック1009を設
けてある。
光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して光利用率
を向上させる事や、負イオンの衝突から蛍光膜1008
を保護する事や、電子ビ−ム加速電圧を印加するための
電極として作用させる事や、蛍光膜1008を励起した
電子の導電路として作用させる事などである。
をフェースプレート1007上に形成した後、蛍光膜表
面を平滑化処理し、その上にAlを真空蒸着する方法に
より形成した。
びHvは、当該表示パネルと不図示の電気回路とを電気
的に接続するために設けた気密構造の電気接続用端子で
ある。
1003と、Dy1〜Dynは電子源の行方向配線電極
1004と、Hvはフェースプレートのメタルバック1
009と電気的に接続している。
容器を組み立てた後、不図示の排気管と真空ポンプとを
接続し、気密容器内を1.0×10-6[Pa]程度の真
空度まで排気する。
の真空度を維持するために、封止の直前あるいは封止後
に気密容器内の所定の位置にゲッター膜(不図示)を形
成する。
するゲッター材料をヒーターもしくは高周波加熱により
加熱し蒸着して形成した膜であり、該ゲッター膜の吸着
作用により気密容器内は1.0×10-6[Pa]程度の
真空度に維持される。即ち、有機物分圧の低減した安定
化状態にある。
実施の形態をさらに詳細に説明する。出願人らは表面伝
導型放出素子の特性を改善するための研究を鋭意行った
結果、製造工程において通常の駆動に先立ち、予備駆動
処理を行うことで経時的な変化が低減することが出来る
ことを見出している。
の特性調整を一本化して行ったので、最初に予備駆動に
ついて説明する。
通電活性化処理を施した素子は、有機物分圧の低減した
安定化状態に維持されている。
低減した雰囲気(安定化状態)で、通常の駆動に先立っ
て施される通電処理が予備駆動である。
放出部近傍の電界強度は極めて高い。このため同一の駆
動電圧で長期間駆動すると、放出電子量が徐々に低下す
るという問題があった。高い電界強度に起因する電子放
出部近傍の経時的な変化が、放出電子量の低下となって
現れているものと思われる。
導型放出素子に対し、Vpreなる電圧でしばらく駆動
を行った後、Vpre電圧で駆動時に素子の電子放出部
近傍の電界強度を測定することである。
動電圧Vdrvで通常の駆動を行う。Vpre電圧印加
による駆動により、素子の電子放出部を予め大きな電界
強度で駆動を行うことで、通常駆動電圧Vdrvで長い
間駆動時に、経時特性の不安定の原因となる構造部材の
変化を短期間に集中的に発現させ、変動要因を減少する
ことが出来ると考えられる。
電子放出素子の使用に先立って通常駆動電圧Vdrvで
各電子放出素子の特性にバラツキがあった場合、そのバ
ラツキを減らし均一な分布を持つように、各電子の特性
調整をおこなった(特性調整の方法については後述にて
説明する)。
放出素子に特性調整用の波形信号を加えて電子源基板の
個々の表面伝導型放出素子の電子放出特性を変えるため
の駆動回路の構成である。すなわち、図4は、本発明に
係る画像形成装置の特性調整方法の第1の実施形態に使
用される、マルチ電子源を用いた画像形成装置及び特性
調整信号をこの画像形成装置に印加する画像形成装置の
特性調整装置の概略構成図である。
数の表面伝導型放出素子をマトリクス状に配設した基板
と、その基板上に離れて設けられ、表面伝導型放出素子
から放出される電子により発光する蛍光体を有するフェ
ースプレート等を真空容器中に配設している。
先立って、予備駆動電圧Vpreが印加されている。3
02は、表示パネル301の蛍光体に高電圧源311か
らの高電圧を印加するための端子である。
それぞれ行方向配線及び列方向配線を選択してパルス電
圧を印加するための電子放出素子を選択している。
用のパルス波形信号Px,Pyを発生させている。
センシングをする輝度測定装置であり光学レンズ305
aとエリアセンサー305bからなる。
はCCDを用いた。この光学系を用いて画像形成装置の
発光の様子を2次元画像情報として電子化する。
305bの出力である2次元画像情報Ixyと303,
304のスイッチマトリクスに指定した位置情報Axy
をスイッチマトリックス制御回路310から入力するこ
とで駆動された表面伝導型放出素子の一つ一つに対応し
た発光量の情報を算出しLxyとして制御回路312に
出力する。この方法の詳細については後述する。
して相対移動させるロボットシステムであり不図示のボ
ールネジとリニヤガイドからなる。
設定信号Lpx,Lpyを出力することにより、パルス
発生回路306,307のそれぞれより出力されるパル
ス信号の波高値を決定している。312は制御回路で、
特性調整フロー全体を制御し、パルス波高値設定回路3
11に波高値を設定するためのデータTvを出力してい
る。尚、312aはCPUで、制御回路312の動作を
制御している。
素子の発光特性を記憶するための輝度データ格納メモリ
である。
bは通常駆動電圧Vdrv印加時に各素子から放出され
る電子によって発光した発光輝度に比例した発光データ
を格納している。
特性シフト電圧を格納するメモリである。
性調整を行うために参照するルックアップテーブル(L
UT)である。
スイッチ切換え信号Tx、Tyを出力してスイッチマト
リクス303、304のスイッチの選択を制御すること
により、パルス電圧を印加する電子放出素子を選択して
いる。またどの素子を点灯させたかのアドレス情報Ax
yを演算装置308に出力している。
る。この回路の動作は、表示パネル301の各表面伝導
型放出素子の発光輝度を測定し調整目標値に達するため
に必要な輝度ばらつき情報を得る段階と、調整目標値に
達するように特性シフト用のパルス波形信号を印加する
段階とを有する。
べる。最初にロボットシステム309により輝度測定装
置305を計測したい表示パネル上の対面に位置させる
ように移動する。
クス制御信号Tswにより、スイッチマトリクス制御回
路310がスイッチマトリクス303及び304が所定
の行方向配線又は列方向配線を選択し、所望のアドレス
の表面伝導型放出素子が駆動できるように切換え接続さ
れる。
回路311に、電子放出特性の測定用の波高値データT
vを出力する。これによりパルス波高値設定回路311
から波高値データLpx及びLpyが、パルス発生回路
306,307のそれぞれに出力される。
いて、パルス発生回路306及び307のそれぞれは駆
動パルスPx及びPyを出力し、この駆動パルスPx及
びPyがスイッチマトリクス303及び304により選
択された素子に印加される。
表面伝導型放出素子に、特性測定のために印加される電
圧(波高値)Vdrvの1/2の振幅で、かつ互いに異
なる極性のパルスとなるように設定されている。また同
時に、高圧電源313により表示パネル301の蛍光体
に所定の電圧を印加する。
数の行配線にわたって繰り返し表示パネルの矩形領域を
走査しながら駆動する。
号Tsyncを電子シャッターのトリガーとしてエリア
センサーに渡す。
にTx、Tyに同期して駆動信号を出力し、Tyを走査
する行配線数分順次出力する。図5は、図4に示される
画像形成装置の特性調整装置における駆動タイミングチ
ャートである。
nc信号を出力する。Tsyncが論理Highの期間
エリアセンサー305bのシャッターが開かれるためエ
リアセンサー305bには、光学レンズ305aを通し
て縮小された点灯像が結像される。
図4に示される画像形成装置上の輝点がエリアセンサー
上に投影された様子を示す模式図である。
センサーの素子602上に結像されるように光学系の縮
小倍率を設定しておく。
に転送する。駆動した素子の像が結像されているので、
素子のそれぞれに対応して割り当てられたCCD情報の
素子分の和を計算すればその駆動されたそれぞれの素子
の発光量に比例した輝度値となる。これで駆動した矩形
エリアの素子に対応した輝度値が得られるので制御回路
312にLxyとして情報を送る。
開放しているが、発光点同士はエリアセンサー上で空間
的に分離されているので残光時間の影響が発光点間で生
じることはなかった。
7、図8、図9を参照して模式的に説明する。図7は、
本発明に係る画像形成装置の特性調整方法により表示パ
ネル301のマルチ電子源を作成する工程中、予備駆動
電圧波高値Vpreを印加した各表面伝導型放出素子の
駆動電圧(駆動パルスの波高値)Vfを変えたときの放
出電流特性の一例を示したグラフである。図8は、図7
(a)の放出電流特性を持つ素子に特性シフト電圧を印
加した際の放出電流特性の変化を示したグラフであり、
図9は、特性シフトパルス電圧波高値(特性シフト電
圧)と放出電流変化を示したグラフである。
電子放出特性が動作曲線(a)で示されている、駆動電
圧Vdrvの時の放出電流は、曲線(a)の放出特性を
有する電子放出素子ではIe1となる。
放出素子は、過去に印加された電圧の駆動パルスの最大
波高値やパルス巾に応じた放出電流特性(メモリ機能
性)を有している。
素子に特性シフト電圧Vshift(Vshift≧V
pre)を印加した際に放出電流特性がどう変化するか
を示したものである(図8(c)曲線)。
時の放出電流IeがIe1からIe2に減少しているこ
とがわかる。即ち特性シフト電圧印加により放出電流特
性は右方向(放出電流が小さくなる方向)に、シフトす
ることになる。
加速電圧、蛍光体の発光効率及び電流密度特性により決
まるのであらかじめそれらのを加味した量を参照すれば
発光特性をシフトさせることが出来る。本実施形態にお
いても、このような特性調整を行った。
の第1の実施形態においては、電子放出素子の使用に先
立って各電子放出素子の発光特性を測定し、電子放出特
性にバラツキがあった場合には均一になるように補正す
るが、各工程で電子放出素子に印加する電圧の大きさを
以下に述べるように設定した。
る工程において印加する測定用駆動電圧と、各電子放出
素子の特性が均一になるように調整する工程において印
加する特性シフト用電圧と、電子放出素子を使用する際
に印加する駆動電圧の最大値とを、各々VEmeasu
re,Vshift,Vdriveと表した時、下記の
大小関係が成り立つようにした。
hift
iveよりも大きく設定したことにより、各電子放出素
子には使用に先立って、使用時に印加される駆動電圧よ
りも大きな電圧が予め印加される。このため、使用中に
電子放出特性がシフトしてしまう不都合を防止できる。
よりも大きく設定しているので、特性シフト用パルスが
電子放出素子に印加される最大電圧となる。
ば、電子放出特性を所望の特性にまで確実にシフトさせ
ることができる。
も大きく設定されているので、均一に調整した電子放出
特性が使用中にシフトしてしまう不都合も防止できる。
る発光輝度は電子の加速電圧と電流密度、蛍光体の発光
特性で決まるので、ある初期特性をもつ電子放出素子に
対してどのくらいの大きさの特性シフト用電圧を印加す
れば、どれくらいの特性カーブが右方向にシフトするか
を知るには、いろいろな初期特性の電子放出素子を選ん
で、いろいろな大きさのVshiftを印加して実験を
行い輝度を計測し、様々なデータを蓄積しておいた。
性が変えられる記述を縦軸が放出電流Ieのグラフを用
いて説明しているが、そのグラフがわかっているので上
記の関係から縦軸が輝度の場合のグラフも決定すること
ができるということを意味する。
タを制御回路312に予めルックアップテーブル312
dとして蓄積している。
ら、図7中に(a)で示された初期特性と同じ初期特性
を持つ電子放出素子のデータをピックアップしてグラフ
化して示したものである。
さを表わし、縦軸は発光輝度Lを表す。このグラフは、
特性シフト用電圧を印加した後、Vdrvと等しい大き
さの駆動電圧を印加して放出電流を測定した結果であ
る。
た図7中の(a)の素子をVdrv印加時L2にするた
めに印加するべき特性シフト用電圧の大きさを決定する
には、図9のグラフにおいてLがL2と等しい点のVs
hift値を読み取れば良い(図中Vshift#
1)。
縦横10×8の視野に分割して計測できるようにその光
学系とロボットシステムを設計した。
体が205μm×300ミクロン、横ブラックストライ
プ幅300ミクロンの大きさに構成したため1280×
1024画素では表示領域は約790mm×442mm
となる。
ボットシステムを設計し、光学系の倍率を0.18倍と
した。
処理を示すフローチャートであり、本発明に係る画像形
成装置の特性調整方法の第1の実施形態の電子源の各表
面伝導型放出素子の特性調整処理を示すフローチャート
である。
視野に移動する。
御信号Tswを出力して、スイッチマトリクス制御回路
310によりスイッチマトリクス303,304を切り
換えて表示パネル301の表面伝導型放出素子を384
素子選択する。
素子に印加するパルス信号の波高値データTvをパルス
波高値設定回路311に出力する。測定用パルスの波高
値は、画像表示を行う際の駆動電圧Vdrvある。
路306,307よりスイッチマトリクス303,30
4を介して、ステップS1で選択されている表面伝導型
放出素子に、電子放出素子の特性測定用のパルス信号を
印加する。
る輝度を測定する。
動電圧に対する輝度値の測定が終了したか否かを判定す
る。
Vdrv,Vdrv−0.5Volt,Vdrv−1V
oltの3種類の条件で複数回輝度を計測した。
していなければ、予定された駆動電圧による輝度測定が
終了するまでステップ1003からステップ1005ま
での処理を繰り返す。予定された駆動電圧による輝度測
定が終了していれば、ステップ1007に移行する。
6を96回、指定する行配線を順次代えながら繰り返す
(ステップ1007)。
れた素子のアドレスから素子アドレスに対応した輝度値
に変換する。すなわち384×96個の素子を駆動しそ
の輝度値を得ることができた。ステップ1009で、輝
度データ格納メモリ312bに格納する。
行う。このステップの詳細は後述する。ここまでで1つ
の視野についてシフト電圧の印加処理が終了する。
ての視野に対して、輝度測定、シフト電圧印加処理を行
ったかどうかを調べ、そうでないときはステップ100
1に進み、次の視野に光学系を移動し繰り返す。
用いたが、輝度測定系の移動速度は30mm/秒で動か
した。
視野間の移動時間は4秒ほどであった。
e=16V、Vshift=16〜18V、特性シフト
にはパルス巾1ms、周期2msの短形パルス、輝度測
定にはパルス幅18μs周期20μsを用いた。
全画面の輝度値を計測するときに出力するパルス数は1
視野あたり96発、視野数が80なので計7680発で
あるから駆動時間は0.15秒である。移動時間は4秒
が80視野分あるので320秒、程度であった。
子数なので約5900秒であった。
により実施される、表示パネル301の1視野内の表面
伝導型放出素子の輝度値を目標設定値に揃えるための処
理を示すフローチャートであり図10のステップ101
0に相当する。すなわち、図11は、本発明に係る画像
形成装置の特性調整方法の第1の実施形態における測定
した電子放出特性に基づいて特性調整信号を印加する処
理を示すフローチャートである。
モリ312bより計測された輝度値を読み込む。ステッ
プ1102で、その表面伝導型放出素子に特性シフト電
圧を印加する必要があるか否か、すなわち目標うとする
輝度値との上下を判断する。
103として、CPU312aは、ルックアップテーブ
ル312dの中から、当該素子と初期特性が最も近似し
た素子のデータを読み出す。
なるので、CPU312aは、Vfを変えて輝度を計測
し、その近似カーブを求めてその近似係数を比較して値
が近いデータを選ぶ。
特性を目標値に等化させるための特性シフト電圧を選び
出す。
特性は、ある製品に対しては一種類しかないと考えてよ
い(蛍光体はRGB3種類になる)。
の関係もほぼ一意に決まると考えてよいので当該発明に
おいては素子駆動電圧Vfが変化に対する輝度の変化が
初期特性となる。
クス制御信号Tswによりスイッチマトリクス制御回路
312を介してスイッチマトリクス303及び304を
制御し、表示パネル301の表面伝導型放出素子を1素
子選択する。
定回路311でパルス信号の波高値を設定し、ステップ
1104で、パルス波高値設定回路311は波高値デー
タLpx及びLpyを出力し、その値に基づいてパルス
発生回路306及び307は、その設定された波高値の
駆動パルスPx及びPyを出力する。
ト用電圧の値を決定し、特性をシフトさせる必要がある
表面伝導型放出素子に、その特性に応じた特性シフトパ
ルスが印加される(ステップ1105)。
伝導型放出素子に対する処理が終了したかを調べ、そう
でないときは次の素子を選択し(ステップ1107)、
ステップ1101に戻る。
Vdrv=14Voltで駆動し全面の輝度むらを計測
したところ標準偏差/平均値は3%であった。またその
パネルに動画像を表示するとばらつき感を感じない高品
位の画像が表示できた。
施形態)次に本発明に係る画像形成装置の特性調整方法
の第2の実施形態について説明する。
の電子放出特性を、ある目標設定値にそって揃えるため
の装置構成は図12である。前述の図4の構成に輝度測
定系314、315、316パルス発生回路317、3
18が加わっている。図12は、本発明に係る画像形成
装置の特性調整方法の第2の実施形態に使用される、マ
ルチ電子源を用いた画像形成装置及び特性調整信号をこ
の画像形成装置に印加する画像形成装置の特性調整装置
の概略構成図である。
態と共通するので省略する。本実施形態では1度に選択
する視野を4つ設けることで高速化を測っている。
性調整方法の第2の実施形態における特性調整装置の構
成を示す斜視図である。
1上に表示パネル301が置かれ、台座1302上にX
Y方向に光学系を移動するためのロボットシステム13
03を配置している。光学系はレンズ1304とCCD
カメラ1305からなり4台分配置されている。
の第2の実施形態の動作について図14を参照して説明
する。図14は、本発明に係る画像形成装置の特性調整
方法の第2の実施形態の電子源の各表面伝導型放出素子
の特性調整をするための処理を示すフローチャートであ
る。
図15で示すような視野1、視野2、視野3、視野4の
2つの場所に移動する。図15は、本発明に係る画像形
成装置の特性調整方法の第2の実施形態における画像形
成装置に設定した視野位置を示す模式図である。
御信号Tswを出力して、スイッチマトリクス制御回路
310によりスイッチマトリクス303,304を切り
換えて表示パネル301の表面伝導型放出素子を768
素子選択する。
動作を例にとるとY=1、Y=385、X=1〜38
4、X=1921〜2304のスイッチがONになるよ
うに選択する。
素子に印加するパルス信号の波高値データTv1、Tv
2をパルス波高値設定回路311に出力する。
路306,307、317、318によりスイッチマト
リクス303,304を介して、ステップ1402で選
択されている表面伝導型放出素子に、電子放出素子の特
性測定用のパルス信号を印加する。
384、X=1921〜2304の合計1536個の素
子が同時に駆動される。
1とY=385の2ラインに対してそれぞれX=1〜3
84、X=1921〜2304が点灯するので、153
6となる。これは、2次元的にみると4箇所(部分)点
灯していることになる。
る輝度を測定する。
動電圧に対する輝度値の測定が終了したか否かを判定す
る。
Vdrv,Vdrv−0.5Volt,Vdrv−1V
oltの3種類の条件で複数回輝度を計測した。
していなければ、予定された駆動電圧による輝度測定が
終了するまでステップ1402からステップ1405ま
での処理を繰り返す。予定された駆動電圧による輝度測
定が終了していれば、ステップ1407に移行する。
6を96回、指定する行配線(Y)を順次増やしながら
繰り返す(ステップ1407)。
〜480、X=1〜384、X=1921〜2304の
4つの矩形エリアが点灯する。
syncを制御回路312から出力し、その信号をもと
に電子シャッターを開放する。これによりステップ14
05で駆動された領域の発光画像を測定する。
圧について説明する。図15で重複領域として太斜線部
で示した場所にも電圧が印加される。
がかかると素子の特性が変動してしまうので本実施形態
においては以下の様にしてこの問題を回避した。
y1、X側から印加される電圧をPx1視野3、4のY
側から印加される電圧をPy2、X側から印加される電
圧をPx2とすると視野1内の素子にはPy1+Px1
の電圧がかかる。視野2内の素子にはPy2+Px1の
電圧が印加される。
かかる。視野2内の素子にはPy2+Px2の電圧が印
加される。
電圧がVdrv電圧となるように指示信号Lp1,Lp
2,Lp3,Lp4を決定した。
同様に発光画像と駆動された素子のアドレスから素子ア
ドレスに対応した輝度値に変換する。これで384×9
6個の素子が並んだ4箇所についての輝度値を得ること
ができた。
リに保存し(ステップ1409)、シフト電圧印加処理
を行い(ステップ1410)、全視野に対して終了した
か否かを確認し(ステップ1411)、終了していれば
動作を終える。
用いて説明する。図16は、本発明に係る画像形成装置
の特性調整方法の第2の実施形態において特性調整信号
を印加する処理を示すフローチャートである。本実施形
態では視野2つに対してそれぞれ1つづつ合計2つの素
子を選び同時にシフト電圧を印加する。
の素子について同時にシフト電圧を印加しないのは以下
の理由による。
2、視野3,視野4の中にある素子に印加する必要があ
るシフト電圧が16,15,15.5,16voltで
あったとすると、視野には上述したような組み合わせの
電圧しか印加されないのでPy1,Py2,Px1,P
x2を決めることができない。
を視野1、視野4から選ぼうとしても視野2、視野3の
部分にも電圧が印加されてしまうため同時に異なるシフ
ト電圧を印加することは出来ない。
ップ1601でそれぞれの視野1、視野3に該当するア
ドレスの素子の輝度−データを読み込む。便宜上仮に
A,とBの素子とするとまずAに対して目標値との比較
を行いVシフト電圧の印加の有無を判断する。
(ステップ1602)、印加が必要な場合にはステップ
1603においてルックアップテーブルの参照を行いシ
フト電圧Tv1を決める。
シフト電圧印加の有無を判断しステップ1605でTv
2を決定する。
路を用いてパルスの波高値を決定するが、たとえばAの
素子にVpreとして16Volt、Bの素子に15.
5Voltの電圧印加が必要な場合にはPy1=8Vo
lt、Py2=0Volt、Px1=8volt、Px
2=7.5Voltとして設定した。
drv以下の電圧しか印加されることは無いのでAの素
子とBの素子のシフト電圧印加を同時に行なっても特性
には影響を与えなかった。
3,Lp4を決定していく。そして、選択する素子を視
野2、視野4から選んで順次シフト電圧印加処理を行な
う。
e=16v、Vshift=16〜18v、特性シフト
にはパルス巾1ms、周期2msの短形パルス、輝度測
定にはパルス幅18μs周期20μsを用いて調整を行
なったので、上記のような電圧設定を用いてステップ1
606で素子を選択し、ステップ1607で実際にシフ
ト電圧を印加する。
て行い(ステップ1609)、ステップ1608におい
て終了と判断されれば終了となる。
施形態の1/4の80秒程度であった。シフト電圧の印
加時間は本実施形態においては2つの素子に対して同時
にシフト電圧を印加することが可能になったので300
0秒と第1の実施形態の半分にすることができた。
Vdrv=14Voltで駆動し全面の輝度むらを計測
したところ標準偏差/平均値は3%であり第1の実施形
態で作成した画像形成装置比較して同等のものが作成で
きた。
の実施形態について説明したが、光学系を増やせばその
分輝度計測にかかる時間を短縮することが出来る。
パルス発生回路を4つ設けたため4つの視野を設定し、
2つの素子に対して同時にシフト電圧を印加したが、こ
れらのパルス発生回路を増やせば同時にシフト電圧を印
加できる素子数をさらに増やすことが可能である。
画面TVに応用した場合に、複数視野に分割して発光特
性を取得して調整処理を順次行うことで各電子放出素子
の電子放出特性の不規則なバラツキに起因する表示装置
の輝度ばらつきを軽減することが出来た。
れることから調整処理を高速に行うことが出来たため、
特性調整に必要な工程時間を大幅に短縮することができ
た。
れる画像形成装置の表示パネルの一部を切り欠いて示し
た斜視図である。
基板の平面図である。
ェースプレートの蛍光体配列を例示した平面図である。
1の実施形態に使用される、マルチ電子源を用いた画像
形成装置及び特性調整信号をこの画像形成装置に印加す
る画像形成装置の特性調整装置の概略構成図である。
おける駆動タイミングチャートである。
センサー上に投影された様子を示す模式図である。
り表示パネル301のマルチ電子源を作成する工程中、
予備駆動電圧波高値Vpreを印加した各表面伝導型放
出素子の駆動電圧(駆動パルスの波高値)Vfを変えた
ときの放出電流特性の一例を示したグラフである。
フト電圧を印加した際の放出電流特性の変化を示したグ
ラフである。
示したグラフである。
第1の実施形態の電子源の各表面伝導型放出素子の特性
調整処理を示すフローチャートである。
第1の実施形態における測定した電子放出特性に基づい
て特性調整信号を印加する処理を示すフローチャートで
ある。
第2の実施形態に使用される、マルチ電子源を用いた画
像形成装置及び特性調整信号をこの画像形成装置に印加
する画像形成装置の特性調整装置の概略構成図である。
第2の実施形態における特性調整装置の構成を示す斜視
図である。
第2の実施形態の電子源の各表面伝導型放出素子の特性
調整をするための処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態における画像形成装置に設定した視野位
置を示す模式図である。
第2の実施形態において特性調整信号を印加する処理を
示すフローチャートである。
ある。
グラフである。
する図である。
工程のフローチャートである。
Claims (15)
- 【請求項1】 複数の電子放出素子を配線により電気的
に接続し基板上に並べたマルチ電子源と電子ビームの照
射により発光する蛍光部材とを備える画像形成装置の特
性調整方法であって、 前記画像形成装置の表示部を複数の領域に分割し、該分
割されたそれぞれの領域内の少なくとも1以上の前記電
子放出素子の発光特性を測定する測定工程と、 前記分割領域内の電子放出素子の発光特性を、特性シフ
ト電圧を電子放出素子に印加することにより個別の特性
目標値までシフトさせるシフト工程とを備えることを特
徴とする画像形成装置の特性調整方法。 - 【請求項2】 前記測定工程は、 前記電子放出素子に駆動電圧を印加して該電子放出素子
の輝度を測定する輝度測定工程と、 前記測定された電子放出素子の駆動電圧と輝度との関係
と、少なくとも1以上の初期特性の異なる電子放出素子
の駆動電圧と輝度との関係とを比較して、 前記測定された電子放出素子の初期特性と略一致する初
期特性の電子放出素子を選択し、 該選択された電子放出素子に印加される特性シフト電圧
と該選択された電子放出素子からの放出電流との関係に
基づいて、 前記測定された電子放出素子に印加する特性シフト電圧
を算出する算出工程とを備えることを特徴とする請求項
1に記載の画像形成装置の特性調整方法。 - 【請求項3】 前記測定工程は、 前記分割された領域中の電子放出素子のうちの複数の電
子放出素子を同時に駆動して輝度を測定する工程である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置
の特性調整方法。 - 【請求項4】 前記測定工程は、 前記分割された領域のうち異なる分割領域内の電子放出
素子のなかから少なくとも1つ以上の電子放出素子を選
択し、前記分割領域のうち互いに異なる分割領域の電子
放出素子の駆動電圧と輝度との関係を同時に測定する工
程であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1
項に記載の画像形成装置の特性調整方法。 - 【請求項5】 前記測定工程における輝度の測定は、 前記分割されたそれぞれの領域内の少なくとも1以上の
電子放出素子の輝度を移動することなしに測定可能な輝
度測定装置により行われることを特徴とする請求項1か
ら4のいずれか1項に記載の画像形成装置の特性調整方
法。 - 【請求項6】 前記シフト工程は、 前記分割された領域のうち異なる分割領域内の電子放出
素子のなかから少なくとも1つ以上の電子放出素子を選
択し、前記分割領域のうち異なる分割領域内の電子放出
素子のそれぞれに同時に特性シフト電圧を印加する工程
を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1
項に記載の画像形成装置の特性調整方法。 - 【請求項7】 複数の電子放出素子を配線により電気的
に接続し基板上に並べたマルチ電子源と電子ビームの照
射により発光する蛍光部材とを備える画像形成装置の製
造方法であって、 前記基板上に複数の電子放出素子用電極及び導電膜を形
成する工程と、 前記電子放出用電極を介して前記導電膜に通電すること
により前記複数の電子放出素子の電子放出部を形成する
工程と、 前記電子放出部を活性化する工程と、 上記請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装
置の特性調整方法を行う工程とを備えることを特徴とす
る画像形成装置の製造方法。 - 【請求項8】 上記請求項1から6のいずれか1項に記
載の画像形成装置の特性調整方法により特性シフト電圧
が電子放出素子に印加され特性が調整されたことを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項9】 複数の電子放出素子を配線により電気的
に接続し基板上に並べたマルチ電子源と電子ビームの照
射により発光する蛍光部材とを備える画像形成装置の特
性調整装置であって、 前記画像形成装置の表示部の矩形領域内の複数の電子放
出素子を選択して駆動する選択駆動手段と、 前記選択駆動手段の駆動時間に同期したタイミング信号
発生手段と、 前記タイミング信号発生手段の出力に同期して、前記電
子放出素子からの放出電子によって発光する発光手段の
発光信号を取り込む少なくとも1つの輝度測定手段と、 前記輝度測定手段が取得した発光信号の値と前記選択駆
動手段が前記電子放出素子を選択する際に用いた選択情
報とから、選択された電子放出素子の発光特性を求める
演算手段と、 前記演算手段の出力を格納する格納手段と、 前記選択された電子放出素子に、前記演算手段により求
められた発光特性に基づいて電圧を印加する電圧印加手
段と、 前記輝度測定手段と前記表示部を相対的に移動させる少
なくとも1以上の移動手段とを備えることを特徴とする
特性調整装置。 - 【請求項10】 前記選択駆動手段は、 前記分割された領域中の電子放出素子のうちの複数の電
子放出素子を同時に駆動することを特徴とする請求項9
に記載の特性調整装置。 - 【請求項11】 前記電圧印加手段は、前記複数の矩形
領域内の電子放出素子にそれぞれ異なる電圧を同時に印
加可能であることを特徴とする請求項9又は10に記載
の特性調整装置。 - 【請求項12】 複数の電子放出素子を配線により電気
的に接続し基板上に並べたマルチ電子源と電子ビームの
照射により発光する蛍光部材とを備える画像形成装置の
特性調整装置であって、 前記画像形成装置の表示部を複数の領域に分割した場合
における、該複数の領域のうちの1つの領域の全体の電
子放出素子の輝度を移動することなしに測定可能な少な
くとも1以上の輝度測定装置と、 前記電子放出素子に印加された駆動電圧と前記輝度測定
装置により測定された輝度との関係に基づいて、該電子
放出素子に印加する特性シフト電圧を算出する制御回路
と、 前記特性シフト電圧を前記電子放出素子に印加する印加
手段とを備えることを特徴とする特性調整装置。 - 【請求項13】 前記輝度測定装置は、 同時に駆動された、複数の、前記分割された領域中の電
子放出素子の輝度を測定することを特徴とする請求項1
2に記載の特性調整装置。 - 【請求項14】 前記制御回路は、 少なくとも1以上の異なる初期特性の電子放出素子の輝
度と駆動電圧との関係と、 該異なる初期特性の電子放出素子のそれぞれについて、
該電子放出素子に印加される特性シフト電圧と該電子放
出素子からの放出電流との関係とを格納するメモリを備
え、 前記輝度を測定した電子放出素子の輝度と駆動電圧との
関係が略一致する前記メモリに格納された輝度と駆動電
圧との関係を選択し、 該選択された輝度と駆動電圧との関係の電子放出素子の
前記特性シフト電圧と該電子放出素子からの放出電流と
の関係に基づいて、 前記測定された電子放出素子に印加する特性シフト電圧
を算出することを特徴とする請求項12又は13に記載
の特性調整装置。 - 【請求項15】 上記請求項9から14のいずれか1項
に記載の特性調整装置により、電子放出素子に特性シフ
ト電圧が印加され特性が調整されることを特徴とする画
像形成装置。
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