JPH11179712A - 湿式粉末材の水抜き成形方法及びその装置 - Google Patents
湿式粉末材の水抜き成形方法及びその装置Info
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Abstract
処理の効率も向上し、良好な離型性を保って湿式粉末材
から良質の成形体を得る。 【解決手段】 通水性を有する高分子樹脂材によりキャ
ビティ空間Sに面する側を形成したフィルタ50,60
を上型30及び下型20の各型面に備え、各フィルタ5
0,60の高分子樹脂材を通して湿式粉末材Wの水分を
上型30並びに下型20の各水抜き穴21…,31…よ
り型外に排出すると共に、湿式粉末材Wの成形体をフィ
ルタ50,60の各高分子樹脂材で上型30並びに下型
20の型面から離型させる。
Description
製造工程において、スラリー状の湿式粉末材を脱水処理
すると共に、その湿式粉末材から所定形状の成形体を付
形成形するのに適用される湿式粉末材の水抜き成形方法
及びその装置に関するものである。
チューブプレスや回転式脱水装置が使用されている。然
し、これらの装置では脱水処理後の材料形状が不安定
で、次工程への転送前に仮成形しなければならないた
め、工程数が多くて脱水工程,仮成形工程をバッチ式に
処理しなければならないところから作業に極めて手間が
掛かる。
イド自在に嵌り合う下型と、枠型の開放端を閉める上型
とによりキャビティ空間を形成し、キャビティ空間の内
部に供給されるスラリー状の湿式粉末材を上型と下型と
で圧縮しつつ、上型の型面に備えたフィルタを介して湿
式粉末材中の水分を型面より連通する水抜き穴で型外に
排出すると共に、湿式粉末材から所定形状の成形体を圧
縮成形するフィルタープレス装置が知られている(例え
ば、特開平7−183148号)。このフィルタープレ
ス装置では、湿式粉末材中の水分を上型側のみから水抜
きするものであるため、脱水処理に時間が掛って成形効
率も悪い。
びに下型のいずれの各型面からも型外に排出するフィル
タープレス装置が提案されている(特開昭52ー119
612号)。また、そのフィルタープレス装置は型面よ
り型外に連通する濾過孔を設けた上型と、多孔質の金属
チタンでなる下型とを備えることにより構成されてい
る。
た濾過孔と多孔質の金属チタンとによる濾過処理を行う
ため、湿式粉末材が孔内に目詰りすることによる脱水機
能の低下を招き易い。また、多孔質の金属チタンでは内
部組織を一定なものに形成するのが難しいため、その組
織条件によって脱水時間や圧縮条件を調整しなければな
い。更には、湿式粉末材の成形体との離型性を保つよう
離型剤を毎回吹き付ける煩雑な作業が必要でコスト高を
招き、特に、湿式粉末材がセラミック粉末であると、金
属チタンが不純物として混入し兼ねないことから好まし
くない。
空間に面する側を布状のもので形成したフィルタを用い
ることも提案されている(特開平4ー323302
号)。然し、この布状のフィルタでは使用耐久性に欠け
るばかりでなく、湿式粉末材の成形体との離型性の点で
問題がある。
の脱水処理を効率よく行え、延ては成形処理の効率も向
上でき、更には離型性が良好で湿式粉末材から良質の成
形体が得られる湿式粉末材の水抜き成形方法及びその装
置を提供することを目的とする。
質の成形体が得られると共に、この成形体の取出し工程
を含む工程の簡略化を図って連続的に処理可能な湿式粉
末材の水抜き成形方法を提供することを目的とする。
られると共に、良好な機能を発揮可能な湿式粉末材の水
抜き成形装置を提供することを目的とする。
湿式粉末材の水抜き成形方法においては、筒状の枠型
と、枠型の型内にスライド自在に嵌り合う下型と、該枠
型の開放端を閉める上型とによりキャビティ空間を形成
し、このキャビティ空間の内部に供給されるスラリー状
の湿式粉末材を上型と下型とで圧縮しつつ、湿式粉末材
中の水分を上型並びに下型の各型面より連通する水抜き
穴で型外に排出すると共に、湿式粉末材から所定形状の
成形体を圧縮成形するべく、通水性を有する高分子樹脂
材によりキャビティ空間に面する側を形成したフィルタ
を上型及び下型の各型面に備え、該各フィルタの高分子
樹脂材を通して湿式粉末材の水分を上型並びに下型の各
水抜き穴より型外に排出すると共に、湿式粉末材の成形
体を上型並びに下型の型面から該各フィルタの樹脂材で
離型させるようにされている。
き成形方法においては、湿式粉末材をキャビティ空間の
内部に供給してから上型と枠型とを型閉めし、その湿式
粉末材を上型と下型とで圧縮する途中に湿式粉末材の圧
縮を一時停止させて上型と枠型とを僅かな間隙で型開き
し、キャビティ空間の内部に残存する圧力を抜いてか
ら、湿式粉末材を上型と下型とで最終的に圧縮成形する
ようにされている。
き成形方法においては、湿式粉末材の成形体を圧縮成形
後に上型と下型とで保持したまま、枠型を下降させて成
形体の周側面を上型と下型との間より外部に露出した
後、上型を下型より上昇させて湿式粉末材の成形体を下
型の型面から取出し転送するようにされている。
き成形装置においては、筒状の枠型と、この枠型の型内
にスライド自在に嵌り合う下型と、該枠型の開放端を閉
める上型とによりキャビティ空間を形成し、そのキャビ
ティ空間の内部に供給されるスラリー状の湿式粉末材を
上型と下型とで圧縮しつつ、湿式粉末材中の水分を上型
並びに下型の各型面より連通する水抜き穴で型外に排出
すると共に、湿式粉末材から所定形状の成形体を圧縮成
形するもので、湿式粉末材の水分を上型並びに下型の各
型面より水抜きする濾過手段と、湿式粉末材の成形体を
上型並びに下型の型面から離脱させる離型手段とを兼ね
て、通水性を有する高分子樹脂材によりキャビティ空間
に面する側を形成したフィルタを上型及び下型の各型面
に備え付ることにより構成されている。
き成形装置においては、上型並びに下型の水抜き穴を互
いに同じ個数,開口位置並びに開口径の形成条件で設け
ることにより構成されている。
き成形装置においては、上型並びに下型のフィルタとし
てポリエチレン,ポリエステル,ナイロン,アラミド,
アクリル,ポリ塩化ビニールのいずれかの高分子樹脂材
によりキャビティ空間に面する側を形成したフィルタを
備え付けることにより構成されている。
き成形装置においては、上型並びに下型のフィルタとし
てキャビティ空間に面する側の高分子樹脂材と、上型並
びに下型の各型面に対接する側の金属メッシュまたはナ
イロンメッシュとの積層シートを備え付けることにより
構成されている。
き成形装置においては、フイルタとしてロール状に巻か
れたフィルタを繰出し,巻取り可能に上型側に備え付け
ることにより構成されている。
き成形装置においては、フイルタとして型面より型側回
りに巻き込んで押えリングで着脱可能なフィルタを下型
側に備え付けることにより構成されている。
抜き成形装置においては、枠型と下型との間に介在させ
て水漏れ防止手段を装備することにより構成されてい
る。
抜き成形装置においては、水漏れ防止手段としてケプラ
ー繊維,テフロン繊維,グラファイト繊維,石綿繊維の
いずれかから形成したパッキングを装備することにより
構成されている。
ると、図1は水抜き成形装置の要部である型構造を一つ
の型部分で示す。この型構造においては筒状の枠型10
と、その枠型10の型内にスライド自在に嵌り合う下型
20と、枠型10の開放端を閉める上型30とによりキ
ャビティ空間Sが形成される。また、キャビティ空間S
の内部に供給されるスラリー状の湿式粉末材Wを上型3
0と下型20とで圧縮しつつ、湿式粉末材中の水分を上
型30並びに下型20の各型面より型外に排出すると共
に、湿式粉末材Wから所定形状の成形体を圧縮成形する
ものとして構成されている。
の水抜き穴21…,31…を縦方向の貫通穴として各型
面より水収容部22,32に連通させて設けると共に、
水収容部22,32を経て、湿式粉末材Wの水分を排水
口23,33から型外に強制的に吸引排出する排水経路
が設けられている。この下型20並びに上型30におい
て、水抜き穴21…,31…は互いに同じ個数,開口位
置並びに開口径の形成条件で設けられている。
型板24を角筒体として形成することにより下型型板2
4の内部に設けられている。その水収容部22からは、
排水口23が下型取付板25の内部を通って型外に連通
するよう設けられている。一方、上型30においては水
収容部32が上型型板34で保持する側の型内に設けら
れ、また、排水口33が水収容部32より型外に連通す
るよう型側部に設けられている。
上部側に位置決め載置され、下型20及び下型型板24
の両側面に亘るクランプ用凹部27と嵌め合せ止めされ
る断面コ字状のクランプ28で着脱自在に取付け固定さ
れている。枠型10には、セラミック原材料等の粉末材
を一次混合したスラリー状の湿式粉末材Wをキャビティ
空間Sの内部に充填するスラリー供給口11が設けられ
ている。
て、水漏れ防止手段40が装備されている。この水漏れ
防止手段40は枠型10と下型20との間を水密に保つ
と共に、枠型10を下型20と円滑に摺動可能に支持す
るものとして組み付けられている。その水漏れ防止手段
40には、耐摩耗性に優れるケプラー繊維,テフロン繊
維,グラファイト繊維,石綿繊維のいずれかから形成し
たパッキング41を装備するとよい。このパッキング4
1は、止めリング42で押えてネジ43で締め付けるこ
とにより枠型10に着脱交換自在に取り付けることがで
きる。
末材Wの水分を水抜きする濾過手段とし、また、湿式粉
末材Wの成形体を型面から離脱させる離型手段とを兼ね
て、通水性を有する高分子樹脂材によりキャビティ空間
Sに面する側を形成したフィルタ50,60が各型面に
備え付けられている。このフィルタ50,60の高分子
樹脂材は通水性から濾過手段として機能することは勿
論、材質による可撓性から湿式粉末材Wの成形体との離
型性と共に使用耐久性にも優れる。その通水性を有する
高分子樹脂材としては、ポリエチレン,ポリエステル,
ナイロン,アラミド,アクリル,ポリ塩化ビニールのい
ずれかを用いるとよく、これは湿式粉末材Wの成形体と
の離型性並びに使用耐久性により優れるところから好ま
しい。
ので示すようにキャビティ空間Sに面する側の高分子樹
脂材50aと、下型20の型面に対接する側に配置され
るステンレス等の金属メッシュ50bとの積層シートが
好ましい。これは離型性並びに使用耐久性に加えて、高
分子樹脂材50aとの相乗作用からより優れた水抜き機
能を発揮することができる。そのステンレス等の金属メ
ッシュに代えて、66ナイロン製のナイロンメッシュで
も同等の機能を発揮でき、むしろ金属メッシュによるよ
りも積層シートとして取扱を容易に行える。
には図1で示すように繰出し,巻取りリール61,62
を型両側に装備し、使用回数に応じて繰出し交換可能な
ロール状に巻かれたフィルタ60を備え付けるとよい。
一方、下型20には枠型10の内部に配置されるもので
あるため、図3で示す如く一対の押えリング51a,5
1bで着脱可能なフィルタ50を備え付けるとよい。こ
のフィルタ50は、端末を型面より型回りに巻き込んで
周囲から一対の押えリング51a,51bで支持すると
共に、ネジ52…で締付け固定することにより着脱可能
に装備されている。このフィルタ50では、接着剤によ
るよりも交換を容易に行えしかも使用中の剥離を確実に
防げるよう装備することができる。
フレーム70の上部側に設置された固定盤71をベース
に組付け装備されている。その固定盤71の盤面上に
は、下型20並びに下型型板24が下型取付板25で据
付け設置されている。また、この固定盤61の盤面には
スラスト軸受け72a〜72dが嵌込み固定され、その
各スラスト軸受け72a〜72dで軸受け支持する4本
のガイドロッド73a〜73dが縦方向に挿通配置され
ている。このガイドロッド73a〜73dには、上型3
0並びに上型型板34が上型取付板35で軸受け支持す
ることにより軸上端側に配設されている。
は可動盤74が取付け固定され、その可動盤74と固定
盤70との間にはセンターシリンダ80とサイドシリン
ダ81,82がストローク伸縮動可能に掛渡し装備され
ている。このセンターシリンダ80並びにサイドシリン
ダ81,82は、可動盤74,ガイドロッド73a〜7
3dを介して上型30を上下動するよう備え付けられて
いる。また、図6で示すように下型20を複数台に備え
ることから、湿式粉末材Wの圧縮力をバランスよく作用
するべく、図7で示すようにセンターシリンダ80と共
にサイドシリンダ81,82が横並びに装備されてい
る。
受け13a〜13dを枠型型板12の板面に嵌込み固定
させて備え、ガイドロッド73a〜73dをスラスト軸
受け13a〜13dに挿通することによりガイドロッド
73a〜73dの軸線上で上下動可能に支持されてい
る。また、枠型10には固定盤70より上方に突出する
シリンダロッドの先端を枠型型板12と連結させて固定
盤70の下部側に装備された駆動シリンダ83,84が
装備されている。この枠型用の各駆動シリンダ83,8
4には、後述するように湿式粉末材Wを圧縮する際に上
型30の下降に伴う押圧力を受けて従動下降するものが
備え付けられている。
にスラリー状の湿式粉末材から圧縮成形された所定形状
の成形体W’を下型20の片面より取出し転送する成形
体移送機構90が設けられている。この成形体移送機構
90は吸着パッド91を移動ブロック92に備え付け、
その移動ブロック92を図面手前から奥方向に渡るガイ
ド軸93で摺動自在に支持すると共に、吸着パッド91
をスクリュ−軸94でガイド軸93に沿って移動可能に
構成し、湿式粉末材の成形体W’を次工程に取出し転送
するよう装備されている。
形装置では、まず、図1で示すように下型20の型面高
さよりも枠型10の上端面が上位に位置するよう枠型1
0を駆動シリンダ83,84で上昇移動する。その枠型
10の上昇によっては、予め定められた供給量の湿式粉
体Wを収容可能なキャビティ空間Sを下型20の型面と
枠型10の内側とから形成する。このときには、上型3
0は枠型10から離れた上昇位置で待機させ、スラリー
状の湿式粉末材Wを枠型10の側面に設けられたスラリ
ー供給口11からキャビティ空間Sの内部に供給する。
式粉末材Wで満たされたならば、図示しない機構でスラ
リー供給口11に連結された湿式粉末材Wの供給経路を
閉鎖する。次に、センターシリンダ80並びにサイドシ
リンダ81,82をストローク伸長動させて可動盤74
を降下させ、ガイドロッド73a〜73dを介して上型
30を下降動させる。その上型30は、図9で示すよう
にフィルタ60を介して型面を枠型10の上端面に当接
し、枠型10と型閉めすることによりキャビティ空間S
を密閉する。
ンターシリンダ80並びにサイドシリンダ81,82を
更に伸長動させることにより湿式粉末材Wを圧縮する。
この湿式粉末材Wは、枠型10が上型30の降下による
押圧力で追従降下することから、下型20と上型30と
の型面間で圧縮される。この湿式粉末材Wの圧縮に伴っ
ては、湿式粉末材Wに含まれている水分のみが上型30
及び下型20に備えられたフィルタ50,60を通過す
ることにより双方の水抜き穴21…,31…を通って排
出される。このため、キャビティ空間Sの内部から効率
よく水抜きできる。特に、上型30,下型20の水抜き
穴21…,31…を互いに同じ個数,開口位置並びに開
口径の形成条件で設けることから上下の各型20,30
よりバランスよく効果的な水抜きが行える。
水分は、上型30においては型内に設けられた水収容部
32の内部に溜って負圧の印加された排水口33より型
外に吸引排出される。また、下型20においては水抜き
穴21…より下型型板24の水収容部22に落下し、上
型取付板25の排水口23から同様に型外に排出され
る。この水抜きの際、枠型10と下型20との間には水
漏れ防止用のパッキング41が介装されているため、粉
末材分は勿論、水漏れが生ずるのを防ぐことができる。
で圧縮する途中に、図10で示すように湿式粉末材Wの
圧縮を一時停止させて上型30と枠型20とを僅かな間
隙Gで型開きする。この型開きはキャビティ空間Sの内
部に残存する圧力を抜くためのもので、仮に、残圧がキ
ャビティ空間Sの内部にあると、最終的に型開きした際
に成形体の粉末分が残圧で飛散することから所定形状の
成形体が得られない。その型開きは上型30と共に枠型
10を多少上昇させて枠型20を一旦停止し、この上
昇,一旦停止を数回繰り返すことにより行える。その型
開き間隙Gは、5〜10mm程度に設定すればよい。
30と下型20とで所定厚みまで最終的に圧縮したなら
ば、上型30並びに枠型10の作動を停止する。この後
は、図11で示すように湿式粉末材の成形体W’を上型
30と下型10とで保持したまま、枠型20を下降させ
て成形体W’の周側面を上型30と下型20との間より
外部に露出させる。
場合を考慮し、上型30の上昇前に残圧を完全に抜くた
めであり、枠型10の下降は枠型10の上端面と下型2
0の型面とが一致する高さ位置まででよい。その枠型1
0の下降に伴っては湿式粉末材の成形体W’が全体的に
下型20の型面上に現れることにより、図12で示すよ
うに上型30を下型20より上昇させれば、湿式粉末材
の成形体W’を下型20の型面から直ちに取出し転送す
るようにできる。
タ60のキャビティ空間Sに面する側が高分子樹脂材に
より形成されているため、この高分子樹脂材の可撓性に
よりフィルタ60を湿式粉末材の成形体W’から容易に
離型することができる。それと同様に、湿式粉末材の成
形体W’を下型20の型面上から取り出す際にも、フィ
ルタ50のキャビティ空間Sに面する側が高分子樹脂材
により形成されていることから、湿式粉末材の成形体
W’をフィルタ50から容易に離型することができる。
その成形体W’の取出しは図8で示すように吸着パッド
91を用いて簡単に行え、この湿式粉末材の成形体W’
が確実に圧縮成形されていることにより形状崩れを生ず
ることなく、次工程に容易に送り出すことができる。
2台並列装備する場合を示したが、これは1台であって
もよく、或いは2台以上複数台装備するようにもでき
る。また、上述した各型の駆動制御は予め定められたプ
ログラムに則ってシーケンス制御により自動的に行うこ
とができる。
式粉末材の水抜き成形方法に依れば、フィルタを上型及
び下型の各型面に備え、各フィルタを通して湿式粉末材
の水分を上型並びに下型の各水抜き穴より型外に排出す
るため、湿式粉末材の脱水処理を効率よく行え、延ては
成形効率も向上することができる。また、通水性を有す
る高分子樹脂材によりキャビティ空間に面する側を形成
したフィルタを備えることにより、各水抜き穴の湿式粉
末材による目詰りを生ずることがなく、良好な脱水機能
を発揮できると共に、湿式粉末材の成形体との離型性を
保てて容易に離型でき、煩雑な作業を必要とせず、不純
物の混入も防げて所定形状の良質な成形体を得ることが
できる。
き成形方法に依れば、湿式粉末材をキャビティ空間の内
部に供給してから上型と枠型とを型閉めし、その湿式粉
末材を上型と下型とで圧縮する途中に湿式粉末材の圧縮
を一時停止させて上型と枠型とを僅かな間隙で型開き
し、キャビティ空間の内部に残存する圧力を抜くことに
より湿式粉末材を上型と下型とで最終的に圧縮成形する
ため、残圧による湿式粉末材の飛散を防止できて良質な
所定形状の成形体を得ることができる。
き成形方法に依れば、湿式粉末材の成形体を圧縮成形後
に上型と下型とで保持したまま、枠型を下降させて成形
体の周側面を上型と下型との間より外部に露出した後、
上型を下型より上昇させて湿式粉末材の成形体を下型の
型面から取出し転送することにより、残圧を確実に除去
できると共に、湿式粉末材の成形体を直ちに取り出しで
きて成形工程の短縮化と共に、次工程との連続処理を図
ることができる。
き成形装置に依れば、湿式粉末材の水分を上型並びに下
型の各型面より水抜きする濾過手段と、湿式粉末材の成
形体を上型並びに下型の型面から離脱させる離型手段と
を兼ねて、通水性を有する高分子樹脂材によりキャビテ
ィ空間に面する側を形成したフィルタを上型及び下型の
各型面に備え付ることから、良好な脱水機構と共に、湿
式粉末材の成形機能を発揮でき、更には湿式粉末材の成
形体との離型性を保てて良質な所定形状の成形体を得る
ことができる。
き成形装置に依れば、上型並びに下型の水抜き穴を互い
に同じ個数,開口位置並びに開口径の形成条件で設ける
ことにより、上型並びに下型双方からバランスよく効果
的な水抜き機能を発揮できて湿式粉末材の脱水処理を効
率よく行えると共に、成形効率も著しく向上することが
できる。
き成形装置に依れば、上型並びに下型のフィルタとして
ポリエチレン,ポリエステル,ナイロン,アラミド,ア
クリル,ポリ塩化ビニールのいずれかの高分子樹脂材に
よりキャビティ空間に面する側を形成したフィルタを備
え付けることにより、極めて良好な脱水機能を発揮でき
ると共に、湿式粉末材の成形体との良好な離型性を付与
することができる。
き成形装置に依れば、上型並びに下型のフィルタとして
キャビティ空間に面する側の高分子樹脂材と、上型並び
に下型の型面に対接する側の金属メッシュまたはナイロ
ンメッシュとの積層シートを備え付けることにより、フ
ィルタの離型性並びに使用耐久性を保て、高分子樹脂材
と金属メッシュまたはナイロンメッシュとの相乗作用か
らより優れた水抜き機能を発揮することができる。
き成形装置に依れば、フイルタとしてロール状に巻かれ
たフィルタを繰出し,巻取り可能に上型側に備え付ける
ことにより、フィルタの交換を能率よく自動的に行うこ
とができる。
き成形装置に依れば、フイルタとして型面より型側回り
に巻き込んで押えリングで着脱可能なフィルタを下型側
に備え付けることから、接着剤によるよりも交換を容易
に行えしかも使用中の剥出しを確実に防止することがで
きる。
抜き成形装置に依れば、枠型と下型との間に介在させて
水漏れ防止手段を装備することにより、枠型と下型との
間を水密に保てると共に、枠型を下型と円滑に摺動可能
に組付け支持することができる。
抜き成形装置に依れば、水漏れ防止手段としてケプラー
繊維,テフロン繊維,グラファイト繊維,石綿繊維のい
ずれかから形成したパッキングを装備するため、パッキ
ングの耐摩耗性を向上できて使用耐久性を高められ、枠
型を下型と円滑に摺動可能に組付け支持することができ
る。
いて装備される型構造を示す説明図である。
を示す部分拡大断面図である。
を示す展開斜視図である。
である。
視図である。
る。
面図である。
り欠いて示す側面図である。
縮状態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
き前の型離間状態を示す説明図である。
き状態を示す説明図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 筒状の枠型と、その枠型の型内にスライ
ド自在に嵌り合う下型と、該枠型の開放端を閉める上型
とによりキャビティ空間を形成し、このキャビティ空間
の内部に供給されるスラリー状の湿式粉末材を上型と下
型とで圧縮しつつ、湿式粉末材中の水分を上型並びに下
型の各型面より連通する水抜き穴で型外に排出すると共
に、湿式粉末材から所定形状の成形体を圧縮成形する湿
式粉末材の水抜き成形方法において、 通水性を有する高分子樹脂材によりキャビティ空間に面
する側を形成したフィルタを上型及び下型の各型面に備
え、該各フィルタの高分子樹脂材を通して湿式粉末材の
水分を上型並びに下型の各水抜き穴より型外に排出する
と共に、湿式粉末材の成形体を該フィルタの各高分子樹
脂材で上型並びに下型の型面から離型させるようにした
ことを特徴とする湿式粉末材の水抜き成形方法。 - 【請求項2】 前記湿式粉末材をキャビティ空間の内部
に供給してから上型と枠型とを型閉めし、その湿式粉末
材を上型と下型とで圧縮する途中に湿式粉末材の圧縮を
一時停止させて上型と枠型とを僅かな間隙で型開きし、
キャビティ空間の内部に残存する圧力を抜いてから、湿
式粉末材を上型と下型とで最終的に圧縮成形するように
したことを請求項1に記載の湿式粉末材の水抜き成形方
法。 - 【請求項3】 前記湿式粉末材の成形体を圧縮成形後に
上型と下型とで保持したまま、枠型を下降させて成形体
の周側面を上型と下型との間より外部に露出した後、上
型を下型より上昇させて湿式粉末材の成形体を下型の型
面から取出し転送するようにしたことを特徴とする請求
項1または2に記載の湿式粉末材の水抜き成形方法。 - 【請求項4】 筒状の枠型と、この枠型の型内にスライ
ド自在に嵌り合う下型と、該枠型の開放端を閉める上型
とによりキャビティ空間を形成し、そのキャビティ空間
の内部に供給されるスラリー状の湿式粉末材を上型と下
型とで圧縮しつつ、湿式粉末材中の水分を上型並びに下
型の各型面より連通する水抜き穴で型外に排出すると共
に、湿式粉末材から所定形状の成形体を圧縮成形する湿
式粉末材の水抜き成形装置において、 湿式粉末材の水分を上型並びに下型の各型面より水抜き
する濾過手段と、湿式粉末材の成形体を上型並びに下型
の型面から離脱させる離型手段とを兼ねて、通水性を有
する高分子樹脂材によりキャビティ空間に面する側を形
成したフィルタを上型及び下型の各型面に備え付けたこ
とを特徴とする湿式粉末材の水抜き成形装置。 - 【請求項5】 前記上型並びに下型の水抜き穴を互いに
同じ個数,開口位置並びに開口径の形成条件で設けたこ
とを特徴とする請求項4に記載の湿式粉末材の水抜き成
形装置。 - 【請求項6】 前記上型並びに下型のフィルタとしてポ
リエチレン,ポリエステル,ナイロン,アラミド,アク
リル,ポリ塩化ビニールのいずれかの高分子の樹脂材に
よりキャビティ空間に面する側を形成したフィルタを備
え付けたことを特徴とする請求項4または5に記載の湿
式粉末材の水抜き成形装置。 - 【請求項7】 前記上型並びに下型のフィルタとしてキ
ャビティ空間に面する側の高分子樹脂材と、上型並びに
下型の各型面に対接する側の金属メッシュまたはナイロ
ンメッシュとの積層シートを備え付けたことを特徴とす
る請求項4〜6のいずれかに記載の湿式粉末材の水抜き
成形装置。 - 【請求項8】 前記フイルタとしてロール状に巻かれた
フィルタを繰出し,巻取り可能に上型側に備え付けたこ
とを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の湿式粉
末材の水抜き成形装置。 - 【請求項9】 前記フイルタとして型面より型側回りに
巻き込んで押えリングで着脱可能なフィルタを下型側に
備え付けたことを特徴とする請求項4〜8のいずれかに
記載の湿式粉末材の水抜き成形装置。 - 【請求項10】 前記枠型と下型との間に介在させて水
漏れ防止手段を装備したことを特徴とする請求項4に記
載の湿式粉末材の水抜き成形装置。 - 【請求項11】 前記水漏れ防止手段としてケプラー繊
維,テフロン繊維,グラファイト繊維,石綿繊維のいず
れかから形成したパッキングを装備したことを特徴とす
る請求項10に記載の湿式粉末材の水抜き成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36446397A JP4189557B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 湿式粉末材の水抜き成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36446397A JP4189557B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 湿式粉末材の水抜き成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11179712A true JPH11179712A (ja) | 1999-07-06 |
| JP4189557B2 JP4189557B2 (ja) | 2008-12-03 |
Family
ID=18481876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36446397A Expired - Lifetime JP4189557B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 湿式粉末材の水抜き成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4189557B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008238690A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Tdk Corp | 湿式成形装置及び湿式成形方法 |
| ITMO20100145A1 (it) * | 2010-05-14 | 2011-11-15 | K4Sint S R L | Procedimento per la fabbricazione di manufatti sinterizzati |
| CN102350723A (zh) * | 2011-07-17 | 2012-02-15 | 烟台大学 | 无机人造大理石荒料生产中的压滤装置及工艺 |
| CN111791341A (zh) * | 2019-04-01 | 2020-10-20 | 常州工业职业技术学院 | 水泥基仿石材型路沿石的成型装置 |
| WO2024057309A1 (en) * | 2022-09-12 | 2024-03-21 | Criaterra Innovations Ltd | A mold for producing an article of manufacture |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP36446397A patent/JP4189557B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US9308678B2 (en) | 2010-05-14 | 2016-04-12 | K4Sint S.R.L. | Process for the manufacture of sintered products |
| CN102350723A (zh) * | 2011-07-17 | 2012-02-15 | 烟台大学 | 无机人造大理石荒料生产中的压滤装置及工艺 |
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| WO2024057309A1 (en) * | 2022-09-12 | 2024-03-21 | Criaterra Innovations Ltd | A mold for producing an article of manufacture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4189557B2 (ja) | 2008-12-03 |
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