JPH11182520A - コネクティングロッドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティングロッド - Google Patents

コネクティングロッドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティングロッド

Info

Publication number
JPH11182520A
JPH11182520A JP35368097A JP35368097A JPH11182520A JP H11182520 A JPH11182520 A JP H11182520A JP 35368097 A JP35368097 A JP 35368097A JP 35368097 A JP35368097 A JP 35368097A JP H11182520 A JPH11182520 A JP H11182520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
screw
rod body
hole
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35368097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3309789B2 (ja
Inventor
Keiji Minamino
圭史 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP35368097A priority Critical patent/JP3309789B2/ja
Publication of JPH11182520A publication Critical patent/JPH11182520A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3309789B2 publication Critical patent/JP3309789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コネクティングロッドの応力が大きくなる部位
での耐久性の低下を抑制する。 【解決手段】コネクティングロッドのロッド本体21に
は、キャップ23に形成された貫通孔27と同軸上で延
びるネジ孔29が形成される。そして、貫通孔27を貫
通した状態でネジ孔29にボルト28を螺入し、ボルト
28の貫通孔27から突出する部分に螺着されたナット
33を締め付けることで、ロッド本体21とキャップ2
3との固定が行われる。ボルト28のネジ部37に形成
された雄ネジ36は、ネジ部37におけるボルト28の
軸線方向中央部のピッチが他の位置のピッチよりも大き
くされる。そのため、ロッド本体21とキャップ23と
の固定時には、ロッド本体21において肉厚tが厚くな
るボルト先端側(図中上側)の部位に応力が生じるよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のピスト
ンとクランクシャフトとを連結するコネクティングロッ
ドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティン
グロッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関は、そのピストンが
コネクティングロッドを介して出力軸であるクランクシ
ャフトに連結され、ピストンの往復移動をコネクティン
グロッドによってクランクシャフトの回転へと変換して
いる。こうしたコネクティングロッドの一例としては、
例えば特公昭48−19818号公報に記載されたもの
が知られている。
【0003】同公報に記載されたコネクティングロッド
は、棒状に形成されたロッド本体と、そのロッド本体に
ボルトで固定されるキャップとを備えている。このロッ
ド本体の一端部には、ピストンピンによってピストンが
連結されている。また、ロッド本体の他端部には、ボル
トによって同他端部との間にクランクシャフトを挟む態
様でキャップが取り付けられている。ロッド本体とキャ
ップとの取付構造としては、上記公報に記載されたボル
トとナットとを用いる構造の他に、図8に示すようなボ
ルト71とネジ孔72aとを用いる構造が知られてい
る。
【0004】同図に示されるロッド本体72とキャップ
73との取付構造では、キャップ73に形成された貫通
孔73aと同軸上で延びる上記ネジ孔72aがロッド本
体72に形成され、そのネジ孔72aに上記貫通孔73
aを貫通したボルト71が螺入されている。そして、ロ
ッド本体72とキャップ73との対向面81,82間に
は、内燃機関のクランクシャフト(図示せず)が挟まれ
て回転可能に支持されるようになっている。
【0005】このようにロッド本体72とキャップ73
との取り付けにボルト71とネジ孔72aとを用いるこ
とでナットを設ける必要がなくなり、そのナットの分だ
けコネクティングロッドの軽量化を図ることができるよ
うになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボルト71
の外周面及びネジ孔72aの内周面には、図9に示すよ
うに、雄ネジ75を形成したネジ部76及び雌ネジ77
を形成したネジ部78がそれぞれ設けられている。従っ
て、ロッド本体72とキャップ73との固定時には、雄
ネジ75と雌ネジ77との螺合により両者の接触面79
に押圧力が働き、ロッド本体72には上記押圧力に基づ
く応力が生じるようになる。ネジ孔72aとロッド本体
72の対向面81との間の距離は、図8に示すように、
ボルト71の先端側(図中上側)に向かうほど長くな
る。そのため、上記押圧力に基づく応力は、ネジ孔72
aと対向面81との距離が短くて肉厚が薄くなる部位、
即ちロッド本体72におけるボルト71のネジ部76の
基端(図中下端)に対応する部位にて大きくなり、コネ
クティングロッドの耐久性が低下するようになる。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、コネクティングロッドの応
力が大きくなる部位での耐久性の低下を抑制することの
できるコネクティングロッドのボルト締結構造及びその
ボルト並びにコネクティングロッドを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、一端部に内燃機関のピス
トンが連結されるロッド本体と、そのロッド本体の他端
部との間に同機関のクランクシャフトを挟むキャップと
の内、いずれか一方に貫通孔を設けるとともに他方に前
記貫通孔と同軸上で延びるネジ孔を設け、前記貫通孔を
貫通して前記ネジ孔に螺入されるボルトによって前記キ
ャップを前記ロッド本体に固定するコネクティングロッ
ドのボルト締結構造において、前記ネジ孔及び前記ボル
トにおけるネジ部の少なくとも一方のネジピッチを、そ
れらネジ孔及びボルトにおけるネジ部の軸線方向両端部
以外の位置にて他の位置のものと異なるものとした。
【0009】同構成によれば、ロッド本体とキャップと
の固定時にはボルト及びネジ孔のネジ部が互いに螺合
し、ロッド本体若しくはキャップに上記螺合に基づく応
力が生じることとなる。ネジ孔とボルトとの少なくとも
一方のネジピッチはネジ部におけるネジ孔及びボルトの
軸線方向両端部以外の位置にて他の位置のものと異なる
所定値に調整され、そのネジピッチの調整によって上記
ロッド本体若しくはキャップの肉厚が薄くなる部位で応
力が大きくなることが防止される。従って、コネクティ
ングロッドにおける応力が高くなる部位で耐久性が低下
するのを抑制することができるようになる。
【0010】請求項2記載の発明では、前記ネジピッチ
は前記ボルト側のネジ部において異なるものであり、そ
のネジピッチを同ボルトにおけるネジ部の軸線方向両端
部以外の位置にて他の位置のものよりも小さくした。
【0011】同構成によれば、ボルトのネジ部における
ネジピッチは同ネジ部におけるボルトの軸線方向両端部
以外の位置にて他の位置のものより小さくなるため、ロ
ッド本体とキャップとの固定時にはボルトの先端側に位
置する両ネジ部間の押圧力が高くなる。ボルトが螺入さ
れるネジ孔をロッド本体に形成する場合であれ、キャッ
プに形成する場合であれ、それらロッド本体又はキャッ
プにおけるボルトの先端側に位置する部位は基端側の部
位よりも肉厚となる。そのため、上記ボルト先端側の部
位にて上記大きな応力による耐久性の低下が生じるのを
抑制することができるようになる。
【0012】請求項3記載の発明では、前記ネジピッチ
は前記ネジ孔側のネジ部において異なるものであり、そ
のネジピッチを同ネジ孔におけるネジ部の軸線方向両端
部以外の位置にて他の位置のものより大きくした。
【0013】同構成によれば、ネジ孔のネジ部における
ネジピッチは同ネジ部におけるネジ孔の軸線方向両端部
以外の位置にて他の位置のものよりも大きくなるため、
ロッド本体とキャップとの固定時にはボルトの先端側に
位置する両ネジ部間の押圧力が高くなる。ボルトが螺入
されるネジ孔をロッド本体に形成する場合であれ、キャ
ップに形成する場合であれ、それらロッド本体又はキャ
ップにおけるボルトの先端側に位置する部位は基端側の
部位よりも肉厚になる。そのため、上記ボルト先端側の
部位にて上記大きな応力による耐久性の低下が生じるの
を抑制することができるようになる。
【0014】請求項4記載の発明では、内燃機関におけ
るコネクティングロッドのロッド本体とキャップとのい
ずれか一方に設けられたネジ孔に螺入されることで、そ
れらロッド本体とキャップとを両者間に内燃機関のクラ
ンクシャフトを挟んだ状態で固定するボルトにおいて、
前記ネジ孔に螺着されるネジ部を備え、そのネジ部のネ
ジピッチを同ネジ部の軸線方向両端部以外の位置にて他
の部位のものよりも小さくした。
【0015】同構成によれば、ボルトのネジ部における
ネジピッチは同ネジ部におけるボルトの軸線方向両端部
以外の位置にて他の位置のものより小さくなるため、ロ
ッド本体とキャップとの固定時にはボルトの先端側に位
置する両ネジ部間の押圧力が高くなる。ボルトが螺入さ
れるネジ孔をロッド本体に形成する場合であれ、キャッ
プに形成する場合であれ、それらロッド本体又はキャッ
プにおけるボルトの先端側に位置する部位は基端側の部
位よりも肉厚となる。そのため、上記ボルト先端側の部
位にて上記大きな応力による耐久性の低下が生じるのを
抑制することができるようになる。
【0016】請求項5記載の発明では、一端部に内燃機
関のピストンが連結されるロッド本体と、そのロッド本
体の他端部との間に同機関のクランクシャフトを挟むキ
ャップとの内、いずれか一方に貫通孔を設けるとともに
他方に前記貫通孔と同軸上で延びるネジ孔を設け、前記
貫通孔を貫通して前記ネジ孔に螺入されるボルトによっ
て前記キャップを前記ロッド本体に固定するコネクティ
ングロッドにおいて、前記ネジ孔に形成されたネジ部の
ネジピッチを、そのネジ部の軸線方向両端部以外の位置
にて他の位置のものよりも大きくした。
【0017】同構成によれば、ネジ孔のネジ部における
ネジピッチは同ネジ部におけるネジ孔の軸線方向両端部
以外の位置にて他の位置のものよりも大きくなるため、
ロッド本体とキャップとの固定時にはボルトの先端側に
位置する両ネジ部間の押圧力が高くなる。ボルトが螺入
されるネジ孔をロッド本体に形成する場合であれ、キャ
ップに形成する場合であれ、それらロッド本体又はキャ
ップにおけるボルトの先端側に位置する部位は基端側の
部位よりも肉厚になる。そのため、上記ボルト先端側の
部位にて上記大きな応力による耐久性の低下が生じるの
を抑制することができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。図5に示すよう
に、エンジン11は、ピストン12とクランクシャフト
(出力軸)15とがコネクティングロッド16によって
連結され、そのコネクティングロッド16によってピス
トン12の往復移動がクランクシャフト15の回転へと
変換される。また、ピストン12の上側には燃焼室17
が設けられ、同燃焼室17には空気と燃料とからなる混
合ガスが充填されるようになる。そして、燃焼室17内
の混合ガスが点火されて燃焼すると、同ガスの燃焼エネ
ルギーによりピストン12が往復移動してクランクシャ
フト15が回転する。
【0019】ここで、上記コネクティングロッド16の
詳細構造を図1及び図2に示す。この図1はコネクティ
ングロッド16全体を示す側面図であって、図2はコネ
クティングロッド16において後述する大端部26を示
す断面図である。
【0020】図1に示すように、コネクティングロッド
16は、棒状に形成されたロッド本体21と、そのロッ
ド本体21にボルト28で固定されるキャップ23とか
ら構成されている。ロッド本体21の一端部(図中上端
部)には、ピストンピン24によってピストン12が連
結される小端部25が形成されている。また、ロッド本
体の他端部(図中下端部)には、ボルト28によって同
他端部との間にクランクシャフト15を挟む態様でキャ
ップ23が取り付けられている。そして、ロッド本体2
1の他端部とキャップ23とにより、コネクティングロ
ッド16に大端部26が形成されている。なお、大端部
26において、ロッド本体21とキャップ23との対向
面21a,23aはそれぞれ半円弧状に形成され、それ
ら対向面21a,23a間にクランクシャフト15が回
転可能に支持されている。
【0021】図2に示すように、大端部26の外側部
(対向面21a,23aの外側方に位置する部分)に
は、キャップ23を図中上下方向に貫通する貫通孔27
が設けられている。また、ロッド本体21には上記貫通
孔27と同軸上で延びるネジ孔29が設けられている。
そして、ボルト28は、その先端部(図中上端部)がネ
ジ孔29に螺着された状態で貫通孔27を貫通してい
る。このボルト28において貫通孔27から図中下方に
突出した部分にはナット33が螺着されている。そし
て、ナット33を締め付けることにより、キャップ23
がロッド本体21側に引き寄せられて、ロッド本体21
とキャップ23との固定が行われる。
【0022】次に、ボルト28とロッド本体21との螺
合構造について図3を参照して詳しく説明する。なお、
図3は、ボルト28の先端外周部と、ロッド本体21に
おけるネジ孔29の内周部との拡大図である。
【0023】同図に示されるように、ネジ孔29の内周
面には、一定のピッチP3となる雌ネジ34が形成さた
ネジ部35が設けられている。また、ボルト28の先端
部(図中左端部)外周面には、雄ネジ36が形成された
ネジ部37が設けられている。本実施形態にあって、こ
の雄ネジ36は、ネジ部37におけるボルト28の軸線
方向中央部のピッチP2が、同中央部以外でのピッチP
1よりも小さい値となっている。従って、ボルト28と
ネジ孔29との螺合時、ボルト28の基端側(図中右
側)に位置する雄ネジ36では、雌ネジ34との接触面
38が当該ネジ山の左側(ボルト先端側)に位置する。
また、ボルト28の先端側(図中左側)に位置する雄ネ
ジ36では、雌ネジ34との接触面39が当該ネジ山の
右側(ボルト基端側)になる。この状態で、ナット33
(図2)を締め付けることによって、ロッド本体21と
キャップ23との固定が行われる。
【0024】次に、ロッド本体21とキャップ23との
固定作業について説明する。ロッド本体21とキャップ
23とを固定する際には、先ず貫通孔27及びネジ孔2
9の軸線が一致するようにロッド本体21とキャップ2
3とが位置合わせされる。その後、レンチ等によってボ
ルト28が貫通孔27側(図2の上から下)へ向かって
ネジ孔29に螺入される。このとき、ボルト28の螺入
に伴って図3に示される雄ネジ36と雌ネジ34との接
触面38に押圧力が働き、その押圧力によりボルト28
がボルト基端側に向かって押されるようになる。そし
て、図2に示すように、ボルト28のネジ部37全体が
ネジ孔29内に位置するまで螺入が進むと、ボルト28
の基端部が貫通孔27から図中下側に向かって突出する
ようになる。
【0025】この状態で、ボルト28における貫通孔2
7から突出する部分にナット33が螺着されるととも
に、そのナット33の締め付けが行われる。このように
ナット33が締め付けられると、図3に示されるネジ部
35,37のボルト基端側にあっては、そこに位置する
接触面38が互いに離間しようとする。このため、それ
ら接触面38間に働く押圧力は小さくなる。また、ネジ
部35,37のボルト先端側にあっては、そこに位置す
る接触面39が互いに押し付けられるようになる。この
ため、それら接触面39間に働く押圧力は大きくなる。
そして、上記接触面39間に働く押圧力によりロッド本
体21とキャップ23とが引き寄せられ、それら両者が
固定されるようになる。
【0026】ここで、ロッド本体21とキャップ23と
の固定時には、雄ネジ36と雌ネジ34との螺合による
上記押圧力に基づきロッド本体21に応力が生じる。上
記応力の大きさをボルト28の軸線方向各位置毎に表し
たグラフを図4に示す。このグラフから明らかなよう
に、ロッド本体21とキャップ23との固定時には、ロ
ッド本体21においてボルト先端側に位置する部位ほど
上記応力が大きくなる。即ち、本実施形態では、ボルト
28の軸線方向位置毎における上記応力の大きさが図4
のグラフのような推移傾向を示すように、上記雄ネジ3
6のピッチP1,P2の大きさが予め設定されている。
【0027】こうした応力の推移傾向に対し、ロッド本
体21においては図2に示されるように、ボルト先端側
に向かうほどネジ孔29とロッド本体21の対向面21
aとの間の距離が長くなって、ロッド本体21の肉厚t
が大きくなっている。従って、ロッド本体21における
肉厚tが薄い部位、即ちロッド本体21においてネジ部
37のボルト基端に対応する部位にて上記応力が大きく
なることが防止される。また、ロッド本体21において
上記応力が大きくなる部位では肉厚tが厚くなるため、
その応力が大きくなる部位で耐久性の低下が生じるのを
抑制することができるようになる。
【0028】以上詳述した本実施形態によれば、以下に
示す効果が得られるようになる。・本実施形態における
ボルト28の雄ネジ36は、ネジ部37におけるボルト
28の軸線方向中央部のピッチP2が他の位置でのピッ
チP1よりも小さくなる。そのため、ロッド本体21と
キャップ23との固定時には、ボルト先端側に位置する
雄ネジ36と雌ネジ34と接触面39間に生じた押圧力
が、ボルト基端側に位置する雄ネジ36と雌ネジ34と
の接触面38間に生じる押圧力よりも大きくなる。従っ
て、上記押圧力に基づきロッド本体21に生じる応力
は、ロッド本体21においてボルト先端側の部位ほど大
きくなるとともにボルト基端側の部位ほど小さくなる。
そして、ロッド本体21においてボルト先端側に位置す
る部位はボルト基端側の部位よりも肉厚tが厚くなるた
め、肉厚tの薄い上記ボルト基端側の部位にて大きな応
力による耐久性の低下が生じるのを抑制することができ
る。
【0029】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・本実施形態では、ロッド本体21にボルト28が螺入
されるネジ孔29を設け、キャップ23にボルト28が
貫通する貫通孔27を設けたが、ロッド本体21に貫通
孔27を設けるとともにキャップ23にネジ孔29を設
け、貫通孔27及びネジ孔29の位置関係を上記実施形
態と逆にしてもよい。この場合、ボルト28における先
端及び基端の位置関係も上記実施形態と逆になるが、そ
の効果は上記実施形態と同様である。
【0030】・本実施形態では、頭部のないボルト28
とナット33とによってロッド本体21とキャップ23
との固定を行ったが、これに代えて図6に示すような頭
部41aを備えたボルト41によりロッド本体21とキ
ャップ23との固定を行ってもよい。この場合、ボルト
41は貫通孔27を貫通して同孔27側からネジ孔29
に螺入されることとなる。こうしたボルト41を採用し
た場合でも、上記実施形態と同様の効果を得ることがで
きるようになる。
【0031】・本実施形態の雄ネジ36は、ネジ部37
におけるボルト28の軸線方向両端部でのピッチP1よ
り小さいピッチP2となる部分が、上記ネジ部37にお
けるボルト28の軸線方向中央部に位置するが、本発明
はこれに限定されない。即ち、雄ネジ36のピッチP2
となる部分がネジ部37におけるボルト28の軸線方向
両端部に位置していないことを条件に、そのピッチP2
となる部分の位置をボルト28の軸線方向に沿って適宜
変更してもよい。
【0032】・本実施形態では、雄ネジ36のピッチP
1,P2を異なる値に設定するとともに雌ネジ34のピ
ッチP3を一定値としたが、これに代えて図7に示すよ
うに雄ネジ36のピッチP6を一定値にするとともに雌
ネジ34のピッチP4,P5を異なる値に設定してもよ
い。この場合、雌ネジ34は、ネジ部35におけるボル
ト28の軸線方向中央部でのピッチP5が他の位置での
ピッチP4よりも大きくなるよう形成される。そして、
上記ピッチP4,P5の値は、ロッド本体21とキャッ
プ23との固定時にロッド本体21に生じる応力が、ロ
ッド本体21におけるボルト28の軸線方向への位置変
化に対して図4に示すように推移する値に設定されるこ
とが好ましい。
【0033】・雄ネジ36をボルト28の軸線方向両端
部以外の部位にて他の位置のものよりも小さいピッチに
形成するとともに、雌ネジ34をボルト28の軸線方向
両端部以外の部位にて他の部位のものよりも大きいピッ
チに形成してもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ネジ孔及
びボルトのネジ部における少なくとも一方のネジピッチ
は、それらネジ部の軸線方向両端部以外の位置にて他の
位置のものと異なる所定値に調整される。そのネジピッ
チの調整により上記ロッド本体若しくはキャップの肉厚
が薄くなる部位で応力が大きくなることが防止されるた
め、コネクティングロッドにおける応力が大きくなる部
位にて耐久性が低下するのを抑制することができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、ボルトのネ
ジ部におけるネジピッチは同ネジ部におけるボルトの軸
線方向両端部以外の位置にて他の位置のものより小さく
なるため、ロッド本体とキャップとの固定時にはボルト
の先端側に位置する両ネジ部間の押圧力が大きくなる。
ボルトが螺入されるネジ孔をロッド本体に形成する場合
であれ、キャップに形成する場合であれ、それらロッド
本体又はキャップにおけるボルトの先端側に位置する部
位はボルト基端側の部位よりも肉厚となる。そのため、
上記基端側の部位にて大きな応力による耐久性の低下が
生じるのを抑制することができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、ネジ孔のネ
ジ部におけるネジピッチは同ネジ部におけるネジ孔の軸
線方向両端部以外の位置にて他の位置のものよりも大き
くなるため、ロッド本体とキャップとの固定時にはボル
トの先端側に位置する両ネジ部間の押圧力が高くなる。
ボルトが螺入されるネジ孔をロッド本体に形成する場合
であれ、キャップに形成する場合であれ、それらロッド
本体又はキャップにおけるボルトの先端側に位置する部
位は基端側の部位よりも肉厚になる。そのため、上記ボ
ルト基端側の部位にて大きな応力による耐久性の低下が
生じるのを抑制することができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、ロッド本体
とキャップとの固定時にはボルトの先端側に位置する両
ネジ部間の押圧力が大きくなる。ボルトが螺入されるネ
ジ孔をロッド本体に形成する場合であれ、キャップに形
成する場合であれ、それらロッド本体又はキャップにお
けるボルトの先端側に位置する部位はボルト基端側の部
位よりも肉厚となる。そのため、上記基端側の部位にて
大きな応力による耐久性の低下が生じるのを抑制するこ
とができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、ロッド本体
とキャップとの固定時にはボルトの先端側に位置する両
ネジ部間の押圧力が高くなる。ボルトが螺入されるネジ
孔をロッド本体に形成する場合であれ、キャップに形成
する場合であれ、それらロッド本体又はキャップにおけ
るボルトの先端側に位置する部位は基端側の部位よりも
肉厚になる。そのため、上記ボルト基端側の部位にて大
きな応力による耐久性の低下が生じるのを抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のコネクティングロッドを示す側面
図。
【図2】同コネクティングロッドの大端部を示す断面
図。
【図3】ボルトの雄ネジとネジ孔の雌ネジとの螺合態様
を示す拡大断面図。
【図4】ロッド本体におけるボルトの軸線方向各位置で
の応力の大きさを示すグラフ。
【図5】コネクティングロッドが設けられたエンジン全
体を示す斜視図。
【図6】ロッド本体とキャップとを固定するボルトにお
ける他の実施形態を示すコネクティングロッド大端部の
断面図。
【図7】更に他の実施形態におけるボルトの雄ネジとネ
ジ孔の雌ネジとの螺合態様を示す拡大断面図。
【図8】従来のロッド本体とキャップとの固定構造の一
例を示す断面図。
【図9】同従来の固定構造におけるボルトの雄ネジとネ
ジ孔の雌ネジとの螺合構造を示す拡大断面図。
【符号の説明】
11…エンジン、12…ピストン、15…クランクシャ
フト、21…ロッド本体、23…キャップ、27…貫通
孔、28…ボルト、29…ネジ孔、34…雌ネジ、35
…ネジ部、36…雄ネジ、37…ネジ部、41…ボル
ト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部に内燃機関のピストンが連結される
    ロッド本体と、そのロッド本体の他端部との間に同機関
    のクランクシャフトを挟むキャップとの内、いずれか一
    方に貫通孔を設けるとともに他方に前記貫通孔と同軸上
    で延びるネジ孔を設け、前記貫通孔を貫通して前記ネジ
    孔に螺入されるボルトによって前記キャップを前記ロッ
    ド本体に固定するコネクティングロッドのボルト締結構
    造において、 前記ネジ孔及び前記ボルトにおけるネジ部の少なくとも
    一方のネジピッチは、それらネジ孔及びボルトにおける
    ネジ部の軸線方向両端部以外の位置にて他の位置のもの
    と異なることを特徴とするコネクティングロッドのボル
    ト締結構造。
  2. 【請求項2】前記ネジピッチは前記ボルト側のネジ部に
    おいて異なるものであり、そのネジピッチは同ボルトに
    おけるネジ部の軸線方向両端部以外の位置にて他の位置
    のものよりも小さい請求項1記載のコネクティングロッ
    ドのボルト締結構造。
  3. 【請求項3】前記ネジピッチは前記ネジ孔側のネジ部に
    おいて異なるものであり、そのネジピッチは同ネジ孔に
    おけるネジ部の軸線方向両端部以外の位置にて他の位置
    のものより大きい請求項1記載のコネクティングロッド
    のボルト締結構造。
  4. 【請求項4】内燃機関におけるコネクティングロッドの
    ロッド本体とキャップとのいずれか一方に設けられたネ
    ジ孔に螺入されることで、それらロッド本体とキャップ
    とを両者間に内燃機関のクランクシャフトを挟んだ状態
    で固定するボルトにおいて、 前記ネジ孔に螺着されるネジ部を備え、そのネジ部のネ
    ジピッチは同ネジ部の軸線方向両端部以外の位置にて他
    の部位のものよりも小さいことを特徴とするボルト。
  5. 【請求項5】一端部に内燃機関のピストンが連結される
    ロッド本体と、そのロッド本体の他端部との間に同機関
    のクランクシャフトを挟むキャップとの内、いずれか一
    方に貫通孔を設けるとともに他方に前記貫通孔と同軸上
    で延びるネジ孔を設け、前記貫通孔を貫通して前記ネジ
    孔に螺入されるボルトによって前記キャップを前記ロッ
    ド本体に固定するコネクティングロッドにおいて、 前記ネジ孔に形成されたネジ部のネジピッチは、そのネ
    ジ部の軸線方向両端部以外の位置にて他の位置のものよ
    りも大きいことを特徴とするコネクティングロッド。
JP35368097A 1997-12-22 1997-12-22 コネクティングロッドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティングロッド Expired - Fee Related JP3309789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35368097A JP3309789B2 (ja) 1997-12-22 1997-12-22 コネクティングロッドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティングロッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35368097A JP3309789B2 (ja) 1997-12-22 1997-12-22 コネクティングロッドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティングロッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11182520A true JPH11182520A (ja) 1999-07-06
JP3309789B2 JP3309789B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=18432495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35368097A Expired - Fee Related JP3309789B2 (ja) 1997-12-22 1997-12-22 コネクティングロッドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティングロッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3309789B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106808731A (zh) * 2017-03-17 2017-06-09 苏州蓝王机床工具科技有限公司 具有导向功能的连杆与球体丝杠的连接机构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106808731A (zh) * 2017-03-17 2017-06-09 苏州蓝王机床工具科技有限公司 具有导向功能的连杆与球体丝杠的连接机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3309789B2 (ja) 2002-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090041398A1 (en) Bearing structure for variable-compression-ratio internal combustion engine
US6971362B2 (en) Threaded fastener for an internal combustion engine, and internal combustion engine incorporating same
JP3309789B2 (ja) コネクティングロッドのボルト締結構造及びそのボルト並びにコネクティングロッド
JP4506340B2 (ja) 内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク
JP4946583B2 (ja) コネクティングロッド
JP3393228B2 (ja) コンロッドボルト
JPH0730980Y2 (ja) 内燃機関のコネクティングロッド
JPH0763216A (ja) 内燃機関のコネクティングロッド
JP3460296B2 (ja) コネクティングロッド
JP3984673B2 (ja) コネクティングロッド
JP6167500B2 (ja) コンロッド
CN216894653U (zh) 一种发动机缸体、发动机及汽车
JPS6351923U (ja)
JPH11141532A (ja) コネクティングロッド
JPH0143485Y2 (ja)
JP3442894B2 (ja) ねじの締結体構造
JPH0463A (ja) 内燃機関のピストンピン
JPH06185521A (ja) コネクティングロッド
JP2005030437A (ja) リンク機構のピン連結構造
JP2003343724A (ja) ピストンとコネクティングロッドの接続構造
JPH1113736A (ja) 内燃機関のクランクシャフトへの板物プレート部品の締結構造
JPH0960556A (ja) ねじ締結体
JPH09112535A (ja) 分割式のすべり軸受け構造
JP2002339931A (ja) ボルトの締結構造
JPH09303200A (ja) 内燃機関用ピストン

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080524

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees