JPH0763216A - 内燃機関のコネクティングロッド - Google Patents
内燃機関のコネクティングロッドInfo
- Publication number
- JPH0763216A JPH0763216A JP20967593A JP20967593A JPH0763216A JP H0763216 A JPH0763216 A JP H0763216A JP 20967593 A JP20967593 A JP 20967593A JP 20967593 A JP20967593 A JP 20967593A JP H0763216 A JPH0763216 A JP H0763216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- connecting rod
- cap
- bearing hole
- bolts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】二分割された大端部を一対のボルトで締め付け
ると共に一対のノックピンで位置決めするコネクティン
グロッドにおいて、ボルトに加わる曲げモーメントを低
減させてボルトの耐久性を向上させる。 【構成】コネクティングロッド1の大端部4をロッド本
体7とキャップ8とに二分割して形成し、両者7,8を
それらの幅方向両側において大軸受孔6を挟んで一対の
ボルト9で締め付ける構造とする。又、ロッド本体7と
キャップ8とを各ボルト9に隣接して各々配置された一
対のノックピン12で位置決めする構造とする。そし
て、各ノックピン12の軸心を各ボルト9の軸心よりも
大軸受孔6に近づけて配置する。即ち、両ノックピン1
2のスパンS1を両ボルト9のスパンS2よりも小さく
設定する。従って、大端部6で発生する曲げモーメント
が両ノックピン12にも負担されてボルト9に加わる曲
げモーメントが低減される。
ると共に一対のノックピンで位置決めするコネクティン
グロッドにおいて、ボルトに加わる曲げモーメントを低
減させてボルトの耐久性を向上させる。 【構成】コネクティングロッド1の大端部4をロッド本
体7とキャップ8とに二分割して形成し、両者7,8を
それらの幅方向両側において大軸受孔6を挟んで一対の
ボルト9で締め付ける構造とする。又、ロッド本体7と
キャップ8とを各ボルト9に隣接して各々配置された一
対のノックピン12で位置決めする構造とする。そし
て、各ノックピン12の軸心を各ボルト9の軸心よりも
大軸受孔6に近づけて配置する。即ち、両ノックピン1
2のスパンS1を両ボルト9のスパンS2よりも小さく
設定する。従って、大端部6で発生する曲げモーメント
が両ノックピン12にも負担されてボルト9に加わる曲
げモーメントが低減される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関においてピ
ストンとクランクシャフトとを連結するのに使用される
コネクティングロッドに関するものである。
ストンとクランクシャフトとを連結するのに使用される
コネクティングロッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクティングロッドに
関する技術として、例えば実開平4−49221号公報
に開示されたものが挙げられる。このコネクティングロ
ッドは、コラムの大端部がロッド本体とキャップとに二
分割して形成されている。そして、これらロッド本体と
キャップとが、それらの幅方向両側において軸受孔を挟
んで一対のボルトにより締め付けられる構造となってい
る。ここでは、ナットを不要としたボルトが採用されて
いることから、コネクティングロッドの軽量化に寄与し
ている。又、ロッド本体及びキャップに形成された各ボ
ルト挿通孔には、ボルトとの間にピンリングがそれぞれ
介在されている。更に、ロッド本体とキャップとの結合
には一対のノックピンが採用されており、それらノック
ピンによりロッド本体とキャップとの位置決め精度の向
上が図られている。ここで、各ノックピンは各ボルトに
近接して配置されており、大端部の軸受孔から各ボルト
の軸心までの距離と、同じく軸受孔から各ノックピンの
軸心までの距離とが同じになっている。即ち、両ボルト
のスパンと両ノックピンのスパンとが同じになってい
る。
関する技術として、例えば実開平4−49221号公報
に開示されたものが挙げられる。このコネクティングロ
ッドは、コラムの大端部がロッド本体とキャップとに二
分割して形成されている。そして、これらロッド本体と
キャップとが、それらの幅方向両側において軸受孔を挟
んで一対のボルトにより締め付けられる構造となってい
る。ここでは、ナットを不要としたボルトが採用されて
いることから、コネクティングロッドの軽量化に寄与し
ている。又、ロッド本体及びキャップに形成された各ボ
ルト挿通孔には、ボルトとの間にピンリングがそれぞれ
介在されている。更に、ロッド本体とキャップとの結合
には一対のノックピンが採用されており、それらノック
ピンによりロッド本体とキャップとの位置決め精度の向
上が図られている。ここで、各ノックピンは各ボルトに
近接して配置されており、大端部の軸受孔から各ボルト
の軸心までの距離と、同じく軸受孔から各ノックピンの
軸心までの距離とが同じになっている。即ち、両ボルト
のスパンと両ノックピンのスパンとが同じになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術では、コネクティングロッドが内燃機関で使用されて
いる場合に、その大端部における慣性力に起因して両ボ
ルトの周囲に曲げモーメントが作用することになる。し
かしながら、上記のコネクティングロッドでは、軸受孔
から各ボルトの軸心までの距離と、軸受孔から各ノック
ピンの軸心までの距離とが同じであることから、大端部
での曲げモーメントの殆どがボルトの側で負担されるこ
とになり、ノックピンで負担される分は極めて少ないも
のであった。従って、ボルト側に加わる曲げモーメント
が大きい分だけその耐久性を向上させる必要があり、そ
のためにボルト径やピンリング径を大きくする必要があ
った。しかし、ボルト径やピンリング径を大きくした場
合には、コネクティングロッドの重量を増すことにな
り、軽量化の意図に反することになり問題であった。
術では、コネクティングロッドが内燃機関で使用されて
いる場合に、その大端部における慣性力に起因して両ボ
ルトの周囲に曲げモーメントが作用することになる。し
かしながら、上記のコネクティングロッドでは、軸受孔
から各ボルトの軸心までの距離と、軸受孔から各ノック
ピンの軸心までの距離とが同じであることから、大端部
での曲げモーメントの殆どがボルトの側で負担されるこ
とになり、ノックピンで負担される分は極めて少ないも
のであった。従って、ボルト側に加わる曲げモーメント
が大きい分だけその耐久性を向上させる必要があり、そ
のためにボルト径やピンリング径を大きくする必要があ
った。しかし、ボルト径やピンリング径を大きくした場
合には、コネクティングロッドの重量を増すことにな
り、軽量化の意図に反することになり問題であった。
【0004】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ロッド本体とキャップとに
二分割した大端部を一対のボルトで締め付けると共に一
対のノックピンで位置決めするコネクティングロッドに
おいて、ボルトに加わる曲げモーメントを低減させてボ
ルトの耐久性を向上させることを可能にした内燃機関の
コネクティングロッドを提供することにある。
ものであって、その目的は、ロッド本体とキャップとに
二分割した大端部を一対のボルトで締め付けると共に一
対のノックピンで位置決めするコネクティングロッドに
おいて、ボルトに加わる曲げモーメントを低減させてボ
ルトの耐久性を向上させることを可能にした内燃機関の
コネクティングロッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、内燃機関においてピストン
とクランクシャフトとを連結するコネクティングロッド
であって、クランクシャフトに連結される軸受孔を有す
る大端部をロッド本体とキャップとに二分割して形成
し、ロッド本体とキャップとを、それらの幅方向両側に
おいて軸受孔を挟んで一対のボルトにより締め付ける構
造とし、ロッド本体とキャップとを各ボルトに隣接して
各々配置された一対のノックピンにより位置決めする構
造とし、各ノックピンの軸心を各ボルトの軸心よりも軸
受孔に近づけて配置したことを趣旨としている。
めに、この発明においては、内燃機関においてピストン
とクランクシャフトとを連結するコネクティングロッド
であって、クランクシャフトに連結される軸受孔を有す
る大端部をロッド本体とキャップとに二分割して形成
し、ロッド本体とキャップとを、それらの幅方向両側に
おいて軸受孔を挟んで一対のボルトにより締め付ける構
造とし、ロッド本体とキャップとを各ボルトに隣接して
各々配置された一対のノックピンにより位置決めする構
造とし、各ノックピンの軸心を各ボルトの軸心よりも軸
受孔に近づけて配置したことを趣旨としている。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、軸受孔を挟んで大端部の
幅方向両側に配置された両ノックピンの軸心が両ボルト
の軸心よりも軸受孔に近づいて配置されている。従っ
て、内燃機関の運転時に大端部で発生する曲げモーメン
トは両ノックピンにも負担されることになり、その分だ
けボルトに加わる曲げモーメントが低減される。
幅方向両側に配置された両ノックピンの軸心が両ボルト
の軸心よりも軸受孔に近づいて配置されている。従っ
て、内燃機関の運転時に大端部で発生する曲げモーメン
トは両ノックピンにも負担されることになり、その分だ
けボルトに加わる曲げモーメントが低減される。
【0007】
【実施例】以下、この発明における内燃機関のコネクテ
ィングロッドを具体化した一実施例を図1〜図5に基づ
いて詳細に説明する。
ィングロッドを具体化した一実施例を図1〜図5に基づ
いて詳細に説明する。
【0008】図1はこの実施例のコネクティングロッド
1の構造を示す分解正面図である。このコネクティング
ロッド1は内燃機関のピストンとクランクシャフトとを
連結するものであって、棒状のコラム2とその両端に設
けられた小端部3及び大端部4とを備えている。小端部
3にはピストンピンに連結される小軸受孔5が設けられ
ている。又、大端部4にはクランクピンに連結される大
軸受孔6が設けられている。大端部4はコラム2に連続
するロッド本体7とキャップ8とに二分割して形成さ
れ、それらロッド本体7とキャップ8とが、それらの幅
方向両側において大軸受孔6を挟んで一対のボルト9に
より締め付けられる構造となっている。
1の構造を示す分解正面図である。このコネクティング
ロッド1は内燃機関のピストンとクランクシャフトとを
連結するものであって、棒状のコラム2とその両端に設
けられた小端部3及び大端部4とを備えている。小端部
3にはピストンピンに連結される小軸受孔5が設けられ
ている。又、大端部4にはクランクピンに連結される大
軸受孔6が設けられている。大端部4はコラム2に連続
するロッド本体7とキャップ8とに二分割して形成さ
れ、それらロッド本体7とキャップ8とが、それらの幅
方向両側において大軸受孔6を挟んで一対のボルト9に
より締め付けられる構造となっている。
【0009】ここでは、ナットを不要としたボルト9が
採用されており、ボルト9はその先端部のみに雄ネジ9
aが形成されている。又、大端部4においてロッド本体
7及びキャップ8には、各ボルト9に対応するボルト孔
10,11がそれぞれ形成されている。そして、ロッド
本体7の側のボルト孔10について、その上半分のみに
雌ネジ10aが形成されている。これに対し、キャップ
8の側のボルト孔11には、雌ネジが形成されていな
い。このように、ボルト9がナットレスタイプであるこ
とにより、コネクティングロッド1としての軽量化が図
られている。
採用されており、ボルト9はその先端部のみに雄ネジ9
aが形成されている。又、大端部4においてロッド本体
7及びキャップ8には、各ボルト9に対応するボルト孔
10,11がそれぞれ形成されている。そして、ロッド
本体7の側のボルト孔10について、その上半分のみに
雌ネジ10aが形成されている。これに対し、キャップ
8の側のボルト孔11には、雌ネジが形成されていな
い。このように、ボルト9がナットレスタイプであるこ
とにより、コネクティングロッド1としての軽量化が図
られている。
【0010】又、この実施例では、ロッド本体7とキャ
ップ8とが、各ボルト9に隣接して各々配置された一対
のノックピン12により位置決めされる構造となってい
る。即ち、大端部4においてロッド本体7及びキャップ
8には、各ノックピン12に対応するピン穴13,14
がそれぞれ形成されている。これらのピン穴13,14
は、前述した各ボルト孔10,11よりも大軸受孔6に
近づけて配置されている。即ち、図2,3にはロッド本
体7及びキャップ8の互いに突き合わされる端面7a,
8aが示されている。これらの図に示すように、この実
施例において、各ピン穴13,14の位置は、従来の位
置よりも大軸受孔6に近づけて形成されている。又、こ
の実施例では、ボルト孔10,11の中心P1と各ピン
穴13,14の中心P2との距離を従来のそれと同じと
しながら、各ピン穴13,14が大軸受孔6に近づいて
配置されている。上記のような構成により、各ノックピ
ン12の軸心を各ボルト9の軸心よりも大軸受孔6に近
づけて配置されている。つまり、図1に示すように、両
ノックピン12のスパンS1が両ボルト9のスパンS2
よりも小さくなるように設定されている。
ップ8とが、各ボルト9に隣接して各々配置された一対
のノックピン12により位置決めされる構造となってい
る。即ち、大端部4においてロッド本体7及びキャップ
8には、各ノックピン12に対応するピン穴13,14
がそれぞれ形成されている。これらのピン穴13,14
は、前述した各ボルト孔10,11よりも大軸受孔6に
近づけて配置されている。即ち、図2,3にはロッド本
体7及びキャップ8の互いに突き合わされる端面7a,
8aが示されている。これらの図に示すように、この実
施例において、各ピン穴13,14の位置は、従来の位
置よりも大軸受孔6に近づけて形成されている。又、こ
の実施例では、ボルト孔10,11の中心P1と各ピン
穴13,14の中心P2との距離を従来のそれと同じと
しながら、各ピン穴13,14が大軸受孔6に近づいて
配置されている。上記のような構成により、各ノックピ
ン12の軸心を各ボルト9の軸心よりも大軸受孔6に近
づけて配置されている。つまり、図1に示すように、両
ノックピン12のスパンS1が両ボルト9のスパンS2
よりも小さくなるように設定されている。
【0011】上記のように構成されたコネクティングロ
ッド1を図示しないクランクシャフトのクランクピンに
連結するには、以下のような手順で行われる。即ち、大
端部4においてロッド本体7からキャップ8を取り外し
た状態で、ロッド本体7の各ピン穴13又はキャップ8
の各ピン穴14に、各ピン12の半分を予め嵌め込んで
おく。そして、ロッド本体7の側の大軸受孔6をクラン
クピンに嵌め合わせ、その反対側からキャップ8の側の
大軸受孔6をクランクピンに嵌め合わせる。このとき、
両ノックピン12の作用により、ロッド本体7とキャッ
プ8とが正確に位置決めされて結合されることになり、
両者7,8の組付け精度を向上させることができる。
ッド1を図示しないクランクシャフトのクランクピンに
連結するには、以下のような手順で行われる。即ち、大
端部4においてロッド本体7からキャップ8を取り外し
た状態で、ロッド本体7の各ピン穴13又はキャップ8
の各ピン穴14に、各ピン12の半分を予め嵌め込んで
おく。そして、ロッド本体7の側の大軸受孔6をクラン
クピンに嵌め合わせ、その反対側からキャップ8の側の
大軸受孔6をクランクピンに嵌め合わせる。このとき、
両ノックピン12の作用により、ロッド本体7とキャッ
プ8とが正確に位置決めされて結合されることになり、
両者7,8の組付け精度を向上させることができる。
【0012】その後、各ボルト9をキャップ8の側から
各ボルト孔11,10に順次に挿通すると共に、各ボル
ト9の雄ネジ9aをボルト孔10の雌ネジ11aに締め
付ける。この締め付けにより、図4に示すように、ロッ
ド本体7とキャップ8とが一体に結合されて、コネクテ
ィングロッド1がクランクピン15に連結される。
各ボルト孔11,10に順次に挿通すると共に、各ボル
ト9の雄ネジ9aをボルト孔10の雌ネジ11aに締め
付ける。この締め付けにより、図4に示すように、ロッ
ド本体7とキャップ8とが一体に結合されて、コネクテ
ィングロッド1がクランクピン15に連結される。
【0013】一方、このコネクティングロッド1は、周
知のように、小端部3の小軸受孔5に挿通されたピスト
ンピンを介してピストンに連結される。従って、コネク
ティングロッド1が内燃機関に組み付けられて、その運
転時に回転運動するような場合には、図4に応力分布線
Lで示すように、大端部4にはその慣性力に起因した曲
げモーメントが発生する。そして、その曲げモーメント
が両ボルト9の周囲に作用することになる。しかし、こ
の実施例では、大端部4において、両ノックピン12の
軸心が両ボルト9の軸心よりも大軸受孔6に近づいて配
置されていることから、大端部4で発生する曲げモーメ
ントが両ノックピン12にも負担されることになり、そ
の分だけ両ボルト9に加わる曲げモーメントが低減され
る。
知のように、小端部3の小軸受孔5に挿通されたピスト
ンピンを介してピストンに連結される。従って、コネク
ティングロッド1が内燃機関に組み付けられて、その運
転時に回転運動するような場合には、図4に応力分布線
Lで示すように、大端部4にはその慣性力に起因した曲
げモーメントが発生する。そして、その曲げモーメント
が両ボルト9の周囲に作用することになる。しかし、こ
の実施例では、大端部4において、両ノックピン12の
軸心が両ボルト9の軸心よりも大軸受孔6に近づいて配
置されていることから、大端部4で発生する曲げモーメ
ントが両ノックピン12にも負担されることになり、そ
の分だけ両ボルト9に加わる曲げモーメントが低減され
る。
【0014】図5のグラフは、大端部4における慣性力
とそれに起因して発生するボルト9の曲げモーメントの
関係を示している。このグラフより、本実施例における
曲げモーメントが従来例のそれよりも小さくなることが
分かる。ここでは、「2〜10%」の範囲で曲げモーメ
ントが低減される。
とそれに起因して発生するボルト9の曲げモーメントの
関係を示している。このグラフより、本実施例における
曲げモーメントが従来例のそれよりも小さくなることが
分かる。ここでは、「2〜10%」の範囲で曲げモーメ
ントが低減される。
【0015】その結果、両ボルト9に加わる曲げモーメ
ントを低減させて両ボルト9の耐久性を向上させること
ができる。つまり、ボルト9の耐久性に余裕ができるこ
とになり、ボルト9それ自体の強度をある程度下げても
不都合がない。具体的には、図4に示す応力分布線Lか
らも分かるように、ボルト9で発生する曲げモーメント
は雄ネジ9aの部位で最大となるが、この実施例の構成
によれば、その雄ネジ9aの強度をある程度下げても不
都合がなくなる。よって、ボルト9を雄ネジ9aの部位
を含み今よりも細径化することが可能となり、もってコ
ネクティングロッド1の軽量化を図ることができる。
又、ボルト9を細径化した場合に、図2,3に示すよう
に、大端部4の肉厚d、即ちロッド本体7及びキャップ
8の肉厚dを縮めることが可能となり、コネクティング
ロッド1の小型化及び軽量化を図ることもできる。
ントを低減させて両ボルト9の耐久性を向上させること
ができる。つまり、ボルト9の耐久性に余裕ができるこ
とになり、ボルト9それ自体の強度をある程度下げても
不都合がない。具体的には、図4に示す応力分布線Lか
らも分かるように、ボルト9で発生する曲げモーメント
は雄ネジ9aの部位で最大となるが、この実施例の構成
によれば、その雄ネジ9aの強度をある程度下げても不
都合がなくなる。よって、ボルト9を雄ネジ9aの部位
を含み今よりも細径化することが可能となり、もってコ
ネクティングロッド1の軽量化を図ることができる。
又、ボルト9を細径化した場合に、図2,3に示すよう
に、大端部4の肉厚d、即ちロッド本体7及びキャップ
8の肉厚dを縮めることが可能となり、コネクティング
ロッド1の小型化及び軽量化を図ることもできる。
【0016】又、この実施例では、ボルト孔10,11
の中心P1とピン穴13,14の中心P2との距離を従
来のそれと同じにしながらピン穴13,14が大軸受孔
6に近づけられる。このため、各ピン穴13,14の位
置が大端部6の肉厚方向の中心に近づけられることにな
り、その分だけ大端部4の肉厚dを縮めることが可能と
なる。従って、この意味からも、コネクティングロッド
1の小型化及び軽量化を図ることができる。
の中心P1とピン穴13,14の中心P2との距離を従
来のそれと同じにしながらピン穴13,14が大軸受孔
6に近づけられる。このため、各ピン穴13,14の位
置が大端部6の肉厚方向の中心に近づけられることにな
り、その分だけ大端部4の肉厚dを縮めることが可能と
なる。従って、この意味からも、コネクティングロッド
1の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0017】更に、この実施例では、ボルトとボルト挿
通孔との間にピンリングを介在させた従来のコネクティ
ングロッドとは異なり、ピンリングが省略されているこ
とから、その分だけコネクティングロッド1としての軽
量化及び小型化を図ることもできる。
通孔との間にピンリングを介在させた従来のコネクティ
ングロッドとは異なり、ピンリングが省略されているこ
とから、その分だけコネクティングロッド1としての軽
量化及び小型化を図ることもできる。
【0018】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、ナットレスタイプのボルト9を
使用したコネクティングロッド1に具体化したが、ボル
トに対してナットを使用するタイプのコネクティングロ
ッドに具体化することもできる。
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、ナットレスタイプのボルト9を
使用したコネクティングロッド1に具体化したが、ボル
トに対してナットを使用するタイプのコネクティングロ
ッドに具体化することもできる。
【0019】(2)前記実施例では、ボルト孔10,1
1の中心P1とピン穴13,14の中心P2との距離を
従来のそれと同じにしながら、ピン穴13,14を大軸
受孔4に近づけて配置した。これに対し、ボルト孔の中
心とピン穴の中心との距離を従来のそれに対して変化さ
せながら、ピン穴を大軸受孔に近づけて配置するように
してもよい。
1の中心P1とピン穴13,14の中心P2との距離を
従来のそれと同じにしながら、ピン穴13,14を大軸
受孔4に近づけて配置した。これに対し、ボルト孔の中
心とピン穴の中心との距離を従来のそれに対して変化さ
せながら、ピン穴を大軸受孔に近づけて配置するように
してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、大端部をロッド本体とキャップとに二分割して形成
し、それらの幅方向両側において軸受孔を挟んで一対の
ボルトにより締め付け、ロッド本体とキャップとを各ボ
ルトに隣接して配置された一対のノックピンにより位置
決めし、各ノックピンの軸心を各ボルトの軸心よりも軸
受孔に近づけて配置するようにしている。従って、大端
部で発生する曲げモーメントが両ノックピンにも負担さ
れることになり、その分だけボルトに加わる曲げモーメ
ントが低減される。その結果、ボルトに加わる曲げモー
メントを低減させてボルトの耐久性を向上させることが
できるという優れた効果を発揮する。
ば、大端部をロッド本体とキャップとに二分割して形成
し、それらの幅方向両側において軸受孔を挟んで一対の
ボルトにより締め付け、ロッド本体とキャップとを各ボ
ルトに隣接して配置された一対のノックピンにより位置
決めし、各ノックピンの軸心を各ボルトの軸心よりも軸
受孔に近づけて配置するようにしている。従って、大端
部で発生する曲げモーメントが両ノックピンにも負担さ
れることになり、その分だけボルトに加わる曲げモーメ
ントが低減される。その結果、ボルトに加わる曲げモー
メントを低減させてボルトの耐久性を向上させることが
できるという優れた効果を発揮する。
【図1】この発明を具体化した一実施例におけるコネク
ティングロッドを一部破断して示す分解正面図である。
ティングロッドを一部破断して示す分解正面図である。
【図2】一実施例において、ロッド本体の端面を示す図
である。
である。
【図3】一実施例において、キャップの端面を示す図で
ある。
ある。
【図4】一実施例において、コネクティングロッドの大
端部の組み付け状態を示す正面図である。
端部の組み付け状態を示す正面図である。
【図5】一実施例において、コネクティングロッドの大
端部における慣性力と曲げモーメントの関係を示すグラ
フである。
端部における慣性力と曲げモーメントの関係を示すグラ
フである。
1…コネクティングロッド、4…大端部、6…大軸受
孔、7…ロッド本体、8…キャップ、9…ボルト、12
はノックピン、15…クランクピン。
孔、7…ロッド本体、8…キャップ、9…ボルト、12
はノックピン、15…クランクピン。
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関においてピストンとクランクシ
ャフトとを連結するコネクティングロッドであって、前
記クランクシャフトに連結される軸受孔を有する大端部
をロッド本体とキャップとに二分割して形成し、前記ロ
ッド本体と前記キャップとを、それらの幅方向両側にお
いて前記軸受孔を挟んで一対のボルトにより締め付ける
構造とし、前記ロッド本体と前記キャップとを前記各ボ
ルトに隣接して各々配置された一対のノックピンにより
位置決めする構造とし、前記各ノックピンの軸心を前記
各ボルトの軸心よりも前記軸受孔に近づけて配置したこ
とを特徴とする内燃機関のコネクティングロッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20967593A JPH0763216A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 内燃機関のコネクティングロッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20967593A JPH0763216A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 内燃機関のコネクティングロッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0763216A true JPH0763216A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16576754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20967593A Pending JPH0763216A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 内燃機関のコネクティングロッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0763216A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002357214A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンのコンロッド及びその取付構造 |
| US7116561B2 (en) | 2005-01-06 | 2006-10-03 | Sanken Electric Co., Ltd. | Resonant power source apparatus |
| US7522430B2 (en) | 2004-04-28 | 2009-04-21 | Sanken Electric Co., Ltd. | Switching power supply apparatus |
| CN108626238A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-10-09 | 常州科普动力机械有限公司 | 一种内燃机连杆及其制造方法 |
| CN116989055A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-03 | 浙江美可达摩托车有限公司 | 一种发动机的连杆组件 |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP20967593A patent/JPH0763216A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002357214A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンのコンロッド及びその取付構造 |
| US7522430B2 (en) | 2004-04-28 | 2009-04-21 | Sanken Electric Co., Ltd. | Switching power supply apparatus |
| US7116561B2 (en) | 2005-01-06 | 2006-10-03 | Sanken Electric Co., Ltd. | Resonant power source apparatus |
| CN108626238A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-10-09 | 常州科普动力机械有限公司 | 一种内燃机连杆及其制造方法 |
| CN116989055A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-03 | 浙江美可达摩托车有限公司 | 一种发动机的连杆组件 |
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