JPH11183768A - 分割型光ファイバテープ心線及びその製造方法 - Google Patents
分割型光ファイバテープ心線及びその製造方法Info
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- JPH11183768A JPH11183768A JP9353714A JP35371497A JPH11183768A JP H11183768 A JPH11183768 A JP H11183768A JP 9353714 A JP9353714 A JP 9353714A JP 35371497 A JP35371497 A JP 35371497A JP H11183768 A JPH11183768 A JP H11183768A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブル接続等に際して分岐や二次被覆層の
剥離が容易な分割型光ファイバテープ心線を提供するこ
と、並びに位置合わせ等の規制を要することなく容易に
製造可能な方法を提供する。 【解決手段】 複数本の光ファイバ素線が並列に一括被
覆されてなるテープ心線(14)の複数枚を、前記光フ
ァイバ素線の配列方向と同一方向となるように並列に走
行させ、隣接した状態で紫外線硬化型樹脂で被覆した
後、樹脂硬化炉内で少なくとも一方の面に対して間欠的
に紫外線を照射し、次いで前記紫外線硬化型樹脂の未硬
化部を溶解する溶剤と接触させることにより、少なくと
も一方の面に、二次被覆が施された領域(101)と、
その全幅にわたり二次被覆が施されていない領域(10
2)とが、該分割型光ファイバテープ心線(100)の
長手方向に交互に形成された分割型光ファイバテープ心
線(100)を得る。
剥離が容易な分割型光ファイバテープ心線を提供するこ
と、並びに位置合わせ等の規制を要することなく容易に
製造可能な方法を提供する。 【解決手段】 複数本の光ファイバ素線が並列に一括被
覆されてなるテープ心線(14)の複数枚を、前記光フ
ァイバ素線の配列方向と同一方向となるように並列に走
行させ、隣接した状態で紫外線硬化型樹脂で被覆した
後、樹脂硬化炉内で少なくとも一方の面に対して間欠的
に紫外線を照射し、次いで前記紫外線硬化型樹脂の未硬
化部を溶解する溶剤と接触させることにより、少なくと
も一方の面に、二次被覆が施された領域(101)と、
その全幅にわたり二次被覆が施されていない領域(10
2)とが、該分割型光ファイバテープ心線(100)の
長手方向に交互に形成された分割型光ファイバテープ心
線(100)を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の光ファイ
バ素線を並列に一括被覆してなるテープ心線を複数枚隣
接させて一体に二次被覆してなる分割型光ファイバテー
プ心線、並びにその製造方法に関する。
バ素線を並列に一括被覆してなるテープ心線を複数枚隣
接させて一体に二次被覆してなる分割型光ファイバテー
プ心線、並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、加入者系における双方向伝送
方式として、送受信を別々の2本の光ファイバ心線を用
いて行うことが行われている。使用される光ファイバ心
線として種々の構成のものがあるが、例えば、複数本の
光ファイバ素線を並列に一括被覆して一本の光ファイバ
心線としたテープ状の光ファイバ心線(以下、「テープ
心線」と呼ぶ。)が一般的である。そして、このテープ
心線は、双方向伝達を行うために、送信側と受信側とに
2本並列に一体化される。この一体化された光ファイバ
テープ心線は、元の、個々のテープ心線に分岐可能であ
り、分割型光ファイバテープ心線と呼ばれる。
方式として、送受信を別々の2本の光ファイバ心線を用
いて行うことが行われている。使用される光ファイバ心
線として種々の構成のものがあるが、例えば、複数本の
光ファイバ素線を並列に一括被覆して一本の光ファイバ
心線としたテープ状の光ファイバ心線(以下、「テープ
心線」と呼ぶ。)が一般的である。そして、このテープ
心線は、双方向伝達を行うために、送信側と受信側とに
2本並列に一体化される。この一体化された光ファイバ
テープ心線は、元の、個々のテープ心線に分岐可能であ
り、分割型光ファイバテープ心線と呼ばれる。
【0003】この分割型光ファイバテープ心線は、例え
ば、図7に示す工程を経て製造される。図示されるよう
に、分割型光ファイバテープ心線10は、2本の光ファ
イバ素線11を連続して送り出し、一次被覆装置12に
おいて並列に隣接した状態で紫外線硬化型樹脂を塗工
し、次いで樹脂硬化炉13を通過させて紫外線硬化型樹
脂を硬化させて光ファイバ素線11を一括被覆してテー
プ心線14とし、これと同一構成からなるもう一系統か
らのテープ心線14とを二次被覆装置15に送り、この
二次被覆装置15において並列に隣接した状態で紫外線
硬化型樹脂を塗工し、次いで樹脂硬化炉16を通過させ
ることにより紫外線硬化型樹脂を硬化させて一括被覆
(二次被覆)することにより、連続的に製造される。
尚、図中、符号17及び18は搬送用のボビンである。
ば、図7に示す工程を経て製造される。図示されるよう
に、分割型光ファイバテープ心線10は、2本の光ファ
イバ素線11を連続して送り出し、一次被覆装置12に
おいて並列に隣接した状態で紫外線硬化型樹脂を塗工
し、次いで樹脂硬化炉13を通過させて紫外線硬化型樹
脂を硬化させて光ファイバ素線11を一括被覆してテー
プ心線14とし、これと同一構成からなるもう一系統か
らのテープ心線14とを二次被覆装置15に送り、この
二次被覆装置15において並列に隣接した状態で紫外線
硬化型樹脂を塗工し、次いで樹脂硬化炉16を通過させ
ることにより紫外線硬化型樹脂を硬化させて一括被覆
(二次被覆)することにより、連続的に製造される。
尚、図中、符号17及び18は搬送用のボビンである。
【0004】ところで、分割型光ファイバテープ心線1
0は、ケーブル敷設時に他のテープ心線に接続したり、
機器に接続する際に、二次被覆させた紫外線硬化型樹脂
層(以下、「二次被覆層」と呼ぶ。)を除去し、個々の
テープ心線14を露出して分岐する必要がある。しか
し、この分岐作業において、樹脂の硬化物である二次被
覆層を綺麗に剥離するのは困難であり、またこの剥離
や、分岐のためにその長手方向に引き裂いたりした時の
応力により、伝送特性が劣化することがある。そこで、
従来では、図5に示すように、2本のテープ心線14の
接合部21に沿ってミシン目状のスリット20を形成し
て、引き裂きを容易にした分割型光ファイバテープ心線
10も提案されている。
0は、ケーブル敷設時に他のテープ心線に接続したり、
機器に接続する際に、二次被覆させた紫外線硬化型樹脂
層(以下、「二次被覆層」と呼ぶ。)を除去し、個々の
テープ心線14を露出して分岐する必要がある。しか
し、この分岐作業において、樹脂の硬化物である二次被
覆層を綺麗に剥離するのは困難であり、またこの剥離
や、分岐のためにその長手方向に引き裂いたりした時の
応力により、伝送特性が劣化することがある。そこで、
従来では、図5に示すように、2本のテープ心線14の
接合部21に沿ってミシン目状のスリット20を形成し
て、引き裂きを容易にした分割型光ファイバテープ心線
10も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
ミシン目状のスリット20を有する分割型光ファイバテ
ープ心線10は、図6に示すように、対向配置された回
転刃30と回転支持体31(それぞれ、図中印方向に回
転する)との間に、分割型光ファイバテープ心線10の
接合部20を通すことにより作製される。しかしなが
ら、この時、分割型光ファイバテープ心線10の接合部
20が回転刃30の刃30aと回転支持体31との間に
正確に位置合わせされた状態で通過しないと、テープ心
線14が傷付き、テーブル敷設時あるいは敷設後に低強
度破断を起こす原因となる。また、場合によっては、そ
の内部にある光ファイバ素線11が損傷することもあ
る。更に、この分割型光ファイバテープ心線10は、個
々のテープ心線14に分岐するのは容易になるものの、
二次被覆層が残ったままであり、ケーブル接続等に際し
てこの二次被覆層を剥離する作業を要することに変わり
ない。
ミシン目状のスリット20を有する分割型光ファイバテ
ープ心線10は、図6に示すように、対向配置された回
転刃30と回転支持体31(それぞれ、図中印方向に回
転する)との間に、分割型光ファイバテープ心線10の
接合部20を通すことにより作製される。しかしなが
ら、この時、分割型光ファイバテープ心線10の接合部
20が回転刃30の刃30aと回転支持体31との間に
正確に位置合わせされた状態で通過しないと、テープ心
線14が傷付き、テーブル敷設時あるいは敷設後に低強
度破断を起こす原因となる。また、場合によっては、そ
の内部にある光ファイバ素線11が損傷することもあ
る。更に、この分割型光ファイバテープ心線10は、個
々のテープ心線14に分岐するのは容易になるものの、
二次被覆層が残ったままであり、ケーブル接続等に際し
てこの二次被覆層を剥離する作業を要することに変わり
ない。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ケーブル接続等に際して分岐や二次被覆層
の剥離が容易な分割型光ファイバテープ心線を提供する
こと、並びに位置合わせ等の規制を要することなく容易
に製造可能な方法を提供することを目的とする。
ものであり、ケーブル接続等に際して分岐や二次被覆層
の剥離が容易な分割型光ファイバテープ心線を提供する
こと、並びに位置合わせ等の規制を要することなく容易
に製造可能な方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、部分的に二次被覆層が
施されていない分割型光ファイバテープ心線、並びに二
次被覆層用の紫外線硬化型樹脂を間欠的に硬化させるこ
とにより、上記目的を達成し得ることを見出だして本発
明を完成した。すなわち、本発明は、(1)複数本の光
ファイバ素線が並列に一括被覆されてなるテープ心線
を、前記光ファイバ素線の配列方向と同一方向に複数枚
隣接させて一体に二次被覆してなる分割型光ファイバテ
ープ心線であって、少なくとも一方の面に、二次被覆が
施された領域と、その全幅にわたり二次被覆が施されて
いない領域とが、該分割型光ファイバテープ心線の長手
方向に交互に形成されていることを特徴とする分割型光
ファイバテープ心線、並びに、(2)複数本の光ファイ
バ素線が並列に一括被覆されてなるテープ心線の複数枚
を、前記光ファイバ素線の配列方向と同一方向となるよ
うに並列に走行させ、隣接した状態で紫外線硬化型樹脂
で被覆した後、樹脂硬化炉内で少なくとも一方の面に対
して間欠的に紫外線を照射し、次いで前記紫外線硬化型
樹脂の未硬化部を溶解する溶剤と接触させる工程を含む
ことを特徴とする分割型光ファイバテープ心線の製造方
法、に関するものである。
を達成すべく鋭意研究した結果、部分的に二次被覆層が
施されていない分割型光ファイバテープ心線、並びに二
次被覆層用の紫外線硬化型樹脂を間欠的に硬化させるこ
とにより、上記目的を達成し得ることを見出だして本発
明を完成した。すなわち、本発明は、(1)複数本の光
ファイバ素線が並列に一括被覆されてなるテープ心線
を、前記光ファイバ素線の配列方向と同一方向に複数枚
隣接させて一体に二次被覆してなる分割型光ファイバテ
ープ心線であって、少なくとも一方の面に、二次被覆が
施された領域と、その全幅にわたり二次被覆が施されて
いない領域とが、該分割型光ファイバテープ心線の長手
方向に交互に形成されていることを特徴とする分割型光
ファイバテープ心線、並びに、(2)複数本の光ファイ
バ素線が並列に一括被覆されてなるテープ心線の複数枚
を、前記光ファイバ素線の配列方向と同一方向となるよ
うに並列に走行させ、隣接した状態で紫外線硬化型樹脂
で被覆した後、樹脂硬化炉内で少なくとも一方の面に対
して間欠的に紫外線を照射し、次いで前記紫外線硬化型
樹脂の未硬化部を溶解する溶剤と接触させる工程を含む
ことを特徴とする分割型光ファイバテープ心線の製造方
法、に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して図面を参照
して詳細に説明する。尚、図1は本発明に係る分割型光
ファイバテープ心線の外観を示す図であり、図2は図1
のAA’断面図であり、図3は本発明に係る分割型光フ
ァイバテープ心線を製造する工程を示す概略図であり、
図4は二次被覆層形成用の硬化炉内部の構成を示す概略
図である。
して詳細に説明する。尚、図1は本発明に係る分割型光
ファイバテープ心線の外観を示す図であり、図2は図1
のAA’断面図であり、図3は本発明に係る分割型光フ
ァイバテープ心線を製造する工程を示す概略図であり、
図4は二次被覆層形成用の硬化炉内部の構成を示す概略
図である。
【0009】図1に示すように、本発明に係る分割型光
ファイバテープ心線100は、その略全体が、従来と同
様に、紫外線硬化型樹脂を硬化させてなる二次被覆層1
01で覆われている。また、分割型光ファイバテープ心
線100の全幅にわたって、所定の幅(m)でこの二次
被覆層101が施されていない部分102が所定の間隔
(l)で形成されている。この二次被覆層101が施さ
れていない部分102は、後述されるように、二次被覆
層101を形成する際に、紫外線の照射を遮断して未硬
化とし、適当な溶剤でこの未硬化部分を溶解して除去し
た部分であり、以降の説明において二次被覆層未硬化部
102と呼ぶ。
ファイバテープ心線100は、その略全体が、従来と同
様に、紫外線硬化型樹脂を硬化させてなる二次被覆層1
01で覆われている。また、分割型光ファイバテープ心
線100の全幅にわたって、所定の幅(m)でこの二次
被覆層101が施されていない部分102が所定の間隔
(l)で形成されている。この二次被覆層101が施さ
れていない部分102は、後述されるように、二次被覆
層101を形成する際に、紫外線の照射を遮断して未硬
化とし、適当な溶剤でこの未硬化部分を溶解して除去し
た部分であり、以降の説明において二次被覆層未硬化部
102と呼ぶ。
【0010】この二次被覆層未硬化部102において
は、図2に示すように、テープ心線14が部分的に露出
しており、ケーブル敷設時の分岐作業に際して、二次被
覆層101を剥離することなく、この二次被覆層未硬化
部102を起点として、容易に分割型光ファイバテープ
心線100を個々のテープ心線14に引き裂くことがで
きる。但し、二次被覆層未硬化部102ではテープ心線
14が露出しており、このテープ心線14や光ファイバ
素線11の保護の面では好ましくなく、その幅(m)は
上記分岐に必要な長さに抑えることが望ましく、10c
m程度とすることが好ましい。また、二次被覆層101
の長手方向の長さ(l)は特に制限されるものでない
が、あまり長くなると分岐がし難くなるため、1m程度
とすることが好ましい。従って、分割型光ファイバテー
プ心線100には、1mおきに、10cm幅の二次被覆
層未硬化部102を形成することが好ましい態様であ
る。
は、図2に示すように、テープ心線14が部分的に露出
しており、ケーブル敷設時の分岐作業に際して、二次被
覆層101を剥離することなく、この二次被覆層未硬化
部102を起点として、容易に分割型光ファイバテープ
心線100を個々のテープ心線14に引き裂くことがで
きる。但し、二次被覆層未硬化部102ではテープ心線
14が露出しており、このテープ心線14や光ファイバ
素線11の保護の面では好ましくなく、その幅(m)は
上記分岐に必要な長さに抑えることが望ましく、10c
m程度とすることが好ましい。また、二次被覆層101
の長手方向の長さ(l)は特に制限されるものでない
が、あまり長くなると分岐がし難くなるため、1m程度
とすることが好ましい。従って、分割型光ファイバテー
プ心線100には、1mおきに、10cm幅の二次被覆
層未硬化部102を形成することが好ましい態様であ
る。
【0011】上記の分割型光ファイバテープ心線100
は、例えば図3に示す工程を経て得られる。図示される
ように、2本の光ファイバ素線11を連続して送り出
し、一次被覆装置12において並列に隣接した状態で紫
外線硬化型樹脂を塗工し、次いで樹脂硬化炉13を通過
させて紫外線硬化型樹脂を硬化させて光ファイバ素線1
1を一括被覆してテープ心線14とし、これと同一構成
からなるもう一系統からのテープ心線14とを二次被覆
装置15に送り、この二次被覆装置15において並列に
隣接した状態で紫外線硬化型樹脂を塗工し、次いで樹脂
硬化炉16を通過させることにより紫外線硬化型樹脂を
硬化させて一括被覆(二次被覆)する。以上の工程自体
は、図7に示した従来の分割型光ファイバテープ心線1
0の製造工程と同様である。
は、例えば図3に示す工程を経て得られる。図示される
ように、2本の光ファイバ素線11を連続して送り出
し、一次被覆装置12において並列に隣接した状態で紫
外線硬化型樹脂を塗工し、次いで樹脂硬化炉13を通過
させて紫外線硬化型樹脂を硬化させて光ファイバ素線1
1を一括被覆してテープ心線14とし、これと同一構成
からなるもう一系統からのテープ心線14とを二次被覆
装置15に送り、この二次被覆装置15において並列に
隣接した状態で紫外線硬化型樹脂を塗工し、次いで樹脂
硬化炉16を通過させることにより紫外線硬化型樹脂を
硬化させて一括被覆(二次被覆)する。以上の工程自体
は、図7に示した従来の分割型光ファイバテープ心線1
0の製造工程と同様である。
【0012】本発明においては、樹脂硬化炉16におい
て、二次被覆層となる紫外線硬化型樹脂の硬化方法に特
徴がある。即ち、紫外線硬化型樹脂が被覆され、樹脂硬
化炉16を並列に隣接して通過するテープ心線14,1
4に対して、紫外線を間欠的に照射する。この間欠的な
紫外線照射は、例えば図4に示す紫外線照射装置を用い
て行うことができる。この紫外線照射装置は、スリット
51が開口した無端ベルト50の内部に紫外線照射ラン
プ60を収容して概略構成される。無端ベルト50のス
リット51は、この無端ベルト50の循環走行方向に沿
って、その一部(長さ:M)を除いて全周にわたって開
口している。尚、以降の説明において、この長さMに相
当する部分を「遮光部分」と呼ぶ。また、無端ベルト5
0は、適当なモータ52に接続される。一方、テープ心
線14,14は、無端ベルト50と直交するように、こ
の無端ベルト50の直下を図中矢印方向に搬送される。
て、二次被覆層となる紫外線硬化型樹脂の硬化方法に特
徴がある。即ち、紫外線硬化型樹脂が被覆され、樹脂硬
化炉16を並列に隣接して通過するテープ心線14,1
4に対して、紫外線を間欠的に照射する。この間欠的な
紫外線照射は、例えば図4に示す紫外線照射装置を用い
て行うことができる。この紫外線照射装置は、スリット
51が開口した無端ベルト50の内部に紫外線照射ラン
プ60を収容して概略構成される。無端ベルト50のス
リット51は、この無端ベルト50の循環走行方向に沿
って、その一部(長さ:M)を除いて全周にわたって開
口している。尚、以降の説明において、この長さMに相
当する部分を「遮光部分」と呼ぶ。また、無端ベルト5
0は、適当なモータ52に接続される。一方、テープ心
線14,14は、無端ベルト50と直交するように、こ
の無端ベルト50の直下を図中矢印方向に搬送される。
【0013】無端ベルト50はモータ52により一定の
回転速度で循環駆動され、それに伴ってスリット51が
テープ心線14,14と直交するように移動する。そし
て、無端ベルト50のスリット51がテープ心線14,
14と対向している間は、このスリット51を通じて紫
外線照射ランプ60からの紫外線がテープ心線14,1
4に到達し、その表面に塗工された紫外線硬化型樹脂が
硬化する。しかし、所定時間経過した後に無端ベルト5
0の遮光部分(M)がテープ心線14,14の通過部分
に至ると、テープ心線14,14には紫外線が照射され
なくなり、その部分は紫外線硬化型樹脂が硬化しないま
ま、樹脂硬化炉16から送出させる。
回転速度で循環駆動され、それに伴ってスリット51が
テープ心線14,14と直交するように移動する。そし
て、無端ベルト50のスリット51がテープ心線14,
14と対向している間は、このスリット51を通じて紫
外線照射ランプ60からの紫外線がテープ心線14,1
4に到達し、その表面に塗工された紫外線硬化型樹脂が
硬化する。しかし、所定時間経過した後に無端ベルト5
0の遮光部分(M)がテープ心線14,14の通過部分
に至ると、テープ心線14,14には紫外線が照射され
なくなり、その部分は紫外線硬化型樹脂が硬化しないま
ま、樹脂硬化炉16から送出させる。
【0014】以上のように、無端ベルト50の循環走行
に伴って、スリット51と遮光部分(M)とが交互に、
一定の時間をおいて、テープ心線14,14の通過部分
に到来し、それに伴ってテープ心線14,14には紫外
線照射ランプ60からの紫外線の照射が間欠的に行われ
る。そして、この紫外線硬化炉を通過したテープ心線1
4,14には、図1に示すように、二次被覆層101と
二次被覆層未硬化部102とが交互に形成される。この
時、図1に示す、二次被覆層101の長さ(l)と二次
被覆層未硬化部102の長さ(m)は、無端ベルト50
の循環走行速度により適宜設定可能である。また、テー
プ心線14,14の通過部分には、無端ベルト50とは
反対側の面にも紫外線照射ランプ(図示せず)が配設さ
れており、常時、紫外線を照射している。これにより、
テープ心線14,14の無端ベルト50側とは反対側の
面に塗工された紫外線硬化型樹脂はその全てが硬化し、
図2に示すように、図中下面には全て二次被覆層101
が形成される。
に伴って、スリット51と遮光部分(M)とが交互に、
一定の時間をおいて、テープ心線14,14の通過部分
に到来し、それに伴ってテープ心線14,14には紫外
線照射ランプ60からの紫外線の照射が間欠的に行われ
る。そして、この紫外線硬化炉を通過したテープ心線1
4,14には、図1に示すように、二次被覆層101と
二次被覆層未硬化部102とが交互に形成される。この
時、図1に示す、二次被覆層101の長さ(l)と二次
被覆層未硬化部102の長さ(m)は、無端ベルト50
の循環走行速度により適宜設定可能である。また、テー
プ心線14,14の通過部分には、無端ベルト50とは
反対側の面にも紫外線照射ランプ(図示せず)が配設さ
れており、常時、紫外線を照射している。これにより、
テープ心線14,14の無端ベルト50側とは反対側の
面に塗工された紫外線硬化型樹脂はその全てが硬化し、
図2に示すように、図中下面には全て二次被覆層101
が形成される。
【0015】そして、図3に示すように、上記の間欠的
紫外線照射を終えたテープ心線14,14は、二次被覆
に使用された紫外線硬化型樹脂を溶解する溶剤41が貯
蔵された溶剤槽40に送られる。この溶剤41は紫外線
硬化型樹脂の種類を考慮して選択され、例えば、ウレタ
ンアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエス
テルアクリレート系、またはこれらの混合系の紫外線硬
化型樹脂の場合には、例えば、メチルエチルケトンが使
用される。この溶剤槽40を通過する間に、紫外線硬化
型樹脂の未硬化部が溶解し、その部分のテープ心線1
4,14が露出した、図1に示す本発明の分割型光ファ
イバテープ心線100が得られる。
紫外線照射を終えたテープ心線14,14は、二次被覆
に使用された紫外線硬化型樹脂を溶解する溶剤41が貯
蔵された溶剤槽40に送られる。この溶剤41は紫外線
硬化型樹脂の種類を考慮して選択され、例えば、ウレタ
ンアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエス
テルアクリレート系、またはこれらの混合系の紫外線硬
化型樹脂の場合には、例えば、メチルエチルケトンが使
用される。この溶剤槽40を通過する間に、紫外線硬化
型樹脂の未硬化部が溶解し、その部分のテープ心線1
4,14が露出した、図1に示す本発明の分割型光ファ
イバテープ心線100が得られる。
【0016】上記の説明において、紫外線照射装置とし
てスリット51を備える無端ベルト50を用いたが、テ
ープ心線14,14に対して間欠的に紫外線を照射でき
る構成であればその他の構成でも勿論採用できる。例え
ば、図4において、紫外線照射ランプ60とテープ心線
14,14との間の空間に、短冊状の板を所定間隔で定
期的に出し入れする構成等も可能である。また、二次被
覆層未硬化部102は、分割型光ファイバテープ心線1
00の片側にのみ形成した。これは、分割型光ファイバ
テープ心線100の全体としての強度を考慮したためで
ある。しかしながら、例えば二次被覆層未硬化部102
の長さ(m)が短い場合や、二次被覆層101が厚い場
合等のように強度面での心配が無いような場合には、二
次被覆層未硬化部102を分割型光ファイバテープ心線
100の両面に形成しても差し支えない。その場合は、
図4に示す紫外線照射装置をテープ心線14,14の両
側に配置する。このような構成とすることで、分岐に際
しての分割型光ファイバテープ心線100の引き裂き作
業がより容易となる。
てスリット51を備える無端ベルト50を用いたが、テ
ープ心線14,14に対して間欠的に紫外線を照射でき
る構成であればその他の構成でも勿論採用できる。例え
ば、図4において、紫外線照射ランプ60とテープ心線
14,14との間の空間に、短冊状の板を所定間隔で定
期的に出し入れする構成等も可能である。また、二次被
覆層未硬化部102は、分割型光ファイバテープ心線1
00の片側にのみ形成した。これは、分割型光ファイバ
テープ心線100の全体としての強度を考慮したためで
ある。しかしながら、例えば二次被覆層未硬化部102
の長さ(m)が短い場合や、二次被覆層101が厚い場
合等のように強度面での心配が無いような場合には、二
次被覆層未硬化部102を分割型光ファイバテープ心線
100の両面に形成しても差し支えない。その場合は、
図4に示す紫外線照射装置をテープ心線14,14の両
側に配置する。このような構成とすることで、分岐に際
しての分割型光ファイバテープ心線100の引き裂き作
業がより容易となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分割型光
ファイバテープ心線は、二次被覆層の未硬化部が分岐の
際の引き裂き起点となり、硬化した二次被覆層を剥離す
ること無く分岐作業を行うことができる。また、製造に
際しても、テープ心線14を損傷することが無く、ケー
ブル敷設時及び敷設後の強度や伝送特性の低下を招くこ
ともない。
ファイバテープ心線は、二次被覆層の未硬化部が分岐の
際の引き裂き起点となり、硬化した二次被覆層を剥離す
ること無く分岐作業を行うことができる。また、製造に
際しても、テープ心線14を損傷することが無く、ケー
ブル敷設時及び敷設後の強度や伝送特性の低下を招くこ
ともない。
【図1】 本発明の分割型光ファイバテープ心線の外観
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図2】 図1のAA’断面図である。
【図3】 本発明の分割型光ファイバテープ心線の製造
工程を示す概略図である。
工程を示す概略図である。
【図4】 本発明の分割型光ファイバテープ心線の製造
工程において、樹脂硬化炉に使用される紫外線照射装置
の一例を示す概略構成図である。
工程において、樹脂硬化炉に使用される紫外線照射装置
の一例を示す概略構成図である。
【図5】 従来の分割型光ファイバテープ心線の外観を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図6】 図6に示す分割型光ファイバテープ心線にミ
シン目状スリットを形成のための装置を示す概略構成図
である。
シン目状スリットを形成のための装置を示す概略構成図
である。
【図7】 従来の分割型光ファイバテープ心線の製造工
程を示す概略図である。
程を示す概略図である。
11 光ファイバ素線 14 テープ心線 16 樹脂硬化炉 40 溶剤槽 41 溶剤 50 無端ベルト 51 スリット 52 モータ 100 分割型光ファイバテープ心線 101 二次被覆層 102 二次被覆層未硬化部
Claims (3)
- 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線が並列に一括被
覆されてなるテープ心線を、前記光ファイバ素線の配列
方向と同一方向に複数枚隣接させて一体に二次被覆して
なる分割型光ファイバテープ心線であって、少なくとも
一方の面に、二次被覆が施された領域と、その全幅にわ
たり二次被覆が施されていない領域とが、該分割型光フ
ァイバテープ心線の長手方向に交互に形成されているこ
とを特徴とする分割型光ファイバテープ心線。 - 【請求項2】 複数本の光ファイバ素線が並列に一括被
覆されてなるテープ心線の複数枚を、前記光ファイバ素
線の配列方向と同一方向となるように並列に走行させ、
隣接した状態で紫外線硬化型樹脂で被覆した後、樹脂硬
化炉内で少なくとも一方の面に対して間欠的に紫外線を
照射し、次いで前記紫外線硬化型樹脂の未硬化部を溶解
する溶剤と接触させる工程を含むことを特徴とする分割
型光ファイバテープ心線の製造方法。 - 【請求項3】 前記紫外線の間欠照射を、隣接するテー
プ心線と紫外線照射源との間に、定期的に開口部が到来
する遮蔽部材を配置して行うことを特徴とする請求項2
に記載の分割型光ファイバテープ心線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9353714A JPH11183768A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 分割型光ファイバテープ心線及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9353714A JPH11183768A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 分割型光ファイバテープ心線及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11183768A true JPH11183768A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18432734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9353714A Pending JPH11183768A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 分割型光ファイバテープ心線及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11183768A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001350067A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-12-21 | Alcatel | 端部結合された分割可能な光ファイバリボン |
| JP2005114830A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光配線部品、及び光配線部品の製造方法 |
| WO2009087911A1 (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-16 | Fujikura Ltd. | 分岐可能な光ファイバテープ心線およびその分岐の方法 |
| JP2010002743A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Fujikura Ltd | 光ファイバテープ心線の製造方法及びその装置 |
| JP2016075746A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 住友電気工業株式会社 | 間欠型光ファイバテープ心線及びその製造方法 |
| JP2019074644A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバテープ心線、ダイス、および、光ファイバテープ心線の製造方法 |
| WO2020208816A1 (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバテープ心線、ダイス、および、光ファイバテープ心線の製造方法 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP9353714A patent/JPH11183768A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001350067A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-12-21 | Alcatel | 端部結合された分割可能な光ファイバリボン |
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| JP2009163045A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Fujikura Ltd | 光ファイバテープ心線およびその分割方法 |
| US8412014B2 (en) | 2008-01-08 | 2013-04-02 | Fujikura Ltd. | Optical fiber ribbon capable of branching and method for making fiber ribbon branch |
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| WO2020208816A1 (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバテープ心線、ダイス、および、光ファイバテープ心線の製造方法 |
| US11209605B2 (en) | 2019-04-12 | 2021-12-28 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber ribbon, die, and method of manufacturing optical fiber ribbon |
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