JPH11184045A - 写真感光材料用包装材料および写真感光材料 - Google Patents

写真感光材料用包装材料および写真感光材料

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JPH11184045A
JPH11184045A JP36650797A JP36650797A JPH11184045A JP H11184045 A JPH11184045 A JP H11184045A JP 36650797 A JP36650797 A JP 36650797A JP 36650797 A JP36650797 A JP 36650797A JP H11184045 A JPH11184045 A JP H11184045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い遮光性と水分透過防止性能、そして優れ
た加工性を保持しながら、写真感光材料を包装した状態
で長期間保存しても、その内部の写真感光材料の写真特
性の劣化などの悪影響を与えることの無い写真感光材料
用包装材料を提供すること。 【解決手段】 少なくとも片面が樹脂被覆層で被覆され
た焼鈍アルミニウム箔からなる写真感光材料用包装材料
であって、その包装材料としての使用に際して内側面と
なる側の焼鈍アルミニウム箔の表面に形成されている酸
化アルミニウム層の厚さが4.7mμ以下であるか、静
電容量が150μF/40cm2 以上であるか、あるい
は、その焼鈍アルミニウム箔が、280℃以下の温度で
の30時間以上の焼鈍処理によって得られたものである
ことを特徴とする写真感光材料用包装材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料用包
装材料および写真感光材料に関し、特に、遮光性や防湿
性に優れ、かつ写真感光材料の写真特性に負の影響を与
えることの無い写真感光材料用包装材料と、その包装材
料により包装された写真感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、撮影用写真フィルムや印画紙な
どの写真感光材料は、それらの保存中に目的外の露光を
受けないように遮光性が高い包装材料で包装されてい
る。その包装材料はまた、写真感光材料が大気中の水分
と接触することを極力防止するために、透湿性の低い材
料から形成するのが一般的である。特に、カラーネガフ
ィルム、カラーポジフィルムなどの撮影用カラー写真フ
ィルムなどのカラー写真感光材料は、非常に多種類の発
色性化合物や補助化合物を含んでおり、それらの大部分
が水分との接触により特性変化を起こしやすいことか
ら、包装材料の選定には高度の注意が払われている。
【0003】一方、包装材料は当然、保存中や輸送中の
被包装材料の物理的損傷を防ぐ役目もしているところか
ら、このため、包装材料自体の物理的強度も重要な問題
である。さらに、包装材料は、その外装面に印刷などの
装飾を施すことにより、商品のイメージを高めるための
機能も要求されている。
【0004】写真フィルムや印画紙などの写真感光材料
の包装材料についても、従来より様々な研究が行なわれ
きたが、近年では、両面が樹脂被覆層で被覆されている
か、あるいは一方の表面が樹脂被覆層で被覆され、他方
の表面が紙などの材料で被覆されている焼鈍アルミニウ
ム箔からなる写真感光材料用包装材料が多用されてい
る。すなわち、焼鈍アルミニウム箔は、その高い遮光性
や水分不透過性に加え、化学的な安定性が高く、他の化
学物質に悪影響を与えにくい上に、かつ柔軟で加工が容
易なことから、写真感光材料の包装に適していると認め
られている。ただし、機械的特性が不充分なことから、
その両側表面に樹脂皮膜(ラミネートもしくは塗膜)を
施している。この樹脂皮膜は、同時に装飾性の向上など
のためにも利用される。
【0005】焼鈍アルミニウム箔は、アルミニウムシー
トを圧延処理してアルミニウム箔としたのち、これを焼
鈍する(焼き鈍す)ことによって製造される。この焼鈍
処理は、アルミニウム箔を軟化させるため、そしてアル
ミニウムシートの圧延処理において用いられた圧延油
(鉱油に、脂肪酸、脂肪酸エステルなどの極圧添加剤を
加えたもの)を蒸発除去及び/又は分解除去するために
行なわれる処理であり、製造される焼鈍アルミニウム箔
の目的に応じて、通常は、300〜550℃で1時間以
上の加熱処理が施される。アルミニウム箔の表面は、こ
の焼鈍処理において酸化され、その加熱処理温度と処理
時間に依存して、厚さが30〜250オングストローム
(3.0〜25mμ)の酸化アルミニウムの皮膜が焼鈍
アルミニウム箔の表面に形成される(「ラミネート加工
便覧」(加工技術研究会、昭和53年9月発行)、29
2〜299頁に記載の「アルミニウム箔」を参照)。
【0006】前述のように、写真感光材料用包装材料に
ついて様々な検討が加えられてきている。その例を次に
挙げる。
【0007】特開昭62−141546号公報には、元
素周期率の水素原子以外のI族もしくはII族の原子、ま
たはB、Al、Pb、Cr、Mn、Co、あるいはNi
の酸化物、水酸化物、塩化物、炭酸塩、もしくは炭酸水
素塩を包装材料中に混入させた写真感光材料が記載され
ており、これらの化合物は、写真感光材料や包装材料に
添加して用いられるカーボンブラックによる悪影響を低
減させる旨の記載がある。
【0008】特開平5−88813号公報には、元素周
期率の水素原子以外のI族もしくはII族の原子、または
Al、Mn、Co、あるいはNiと有機酸とからなる化
合物を包装材料中に混入させた写真感光材料が記載され
ており、これらの化合物は、写真感光材料や包装材料に
添加して用いられるカーボンブラックによる悪影響を低
減させる旨の記載がある。
【0009】特開平5−281665号公報には、耐熱
性フレキシブルシート層と添加剤含有ポリオレフィン樹
脂フィルム層との間に金属層を有する包装材料であっ
て、その縦と横との引裂き強度差が1.5倍以上の写真
感光材料用包装材料が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、写真感
光材料の包装材料として、少なくとも一方の表面が樹脂
被覆層で被覆された酸化アルミニウム皮膜を有する焼鈍
アルミニウム箔からなる写真感光材料用包装材料が一般
的に用いられている。ところが、近年の写真感光材料の
感度などの各種の写真特性の改良に伴い、多様な化学物
質が写真感光材料に添加使用されるようになったことに
起因すると思われるが、樹脂で被覆された焼鈍アルミニ
ウム箔を包装材料として用いても、その包装状態で長期
間保存した場合において、感度の低下などの写真特性の
低下が発生することが多くなっている。
【0011】アルミニウム金属は、遮光性と水分透過防
止性能が高い上に加工性が優れ、かつ写真感光材料に悪
影響を与えることの無い金属材料として知られているの
で、このような現象が発生する原因は不明であった。
【0012】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、少なくとも
一方の表面が樹脂被覆層で被覆された酸化アルミニウム
皮膜を有する焼鈍アルミニウム箔からなる写真感光材料
用包装材料であって、その包装材料としての使用に際し
て内側面となる側の焼鈍アルミニウム箔の表面の酸化ア
ルミニウム層の厚さが4.7mμ以下であることを特徴
とする写真感光材料用包装材料にある。本発明はまた、
少なくとも一方の表面が樹脂被覆層で被覆された酸化ア
ルミニウム皮膜を有する焼鈍アルミニウム箔からなる写
真感光材料用包装材料であって、焼鈍アルミニウム箔の
静電容量が150μF/40cm2 以上であることを特
徴とする写真感光材料用包装材料にもある。さらにま
た、本発明は、少なくとも一方の表面が樹脂被覆層で被
覆された酸化アルミニウム皮膜を有する焼鈍アルミニウ
ム箔からなる写真感光材料用包装材料であって、その焼
鈍アルミニウム箔が、280℃以下の温度での20時間
以上の焼鈍処理によって得られたものであることを特徴
とする写真感光材料用包装材料にもある。
【0013】本発明の写真感光材料用包装材料は、カラ
ー画像形成用写真感光材料あるいは黒/白画像形成用写
真刊行材料、特に現像試薬貯蔵部が付設されているカラ
ー画像もしくは黒/白画像形成用写真感光材料の包装に
好適に用いられる。なお、本発明に於ける包装材料は、
袋状のものや箱状のもの以外に、写真感光材料に接合さ
れて遮光作用をもたらす遮光紙の形態にあってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の写真感光材料用包装材料
は、少なくとも一方の表面が樹脂被覆層で被覆された酸
化アルミニウム皮膜を持つ焼鈍アルミニウム箔からなる
従来一般的に用いられている写真感光材料用包装材料の
焼鈍アルミニウム箔部分に関する改良に係るものであ
る。従って、本発明の特徴的要件である焼鈍アルミニウ
ム箔部分以外の構成については、従来より一般的に利用
されている構成を利用することができる。そのような少
なくとも一方の表面が樹脂被覆層で被覆された焼鈍アル
ミニウム箔からなる一般的な写真感光材料用包装材料、
そしてその構成については、例えば、特公平5−481
74号公報、特開平5−281665号公報、特開昭5
5−140835号公報に記載が有り、本発明の写真感
光材料用包装材料の製造に際しても、それらの記述を参
照することができる。
【0015】本発明の写真感光材料用包装材料の代表的
な構成としては、中央に焼鈍アルミニウム箔(厚み:5
〜200μm、好ましくは5〜50μm)を配置し、そ
の一方の側にOPP(延伸ポリプロピレン)フィルム、
あるいはPET(ポリエチレンテレフタレート)のよう
な高強度で寸法安定性に優れた柔軟性の高い樹脂フィル
ムあるいは紙層を配置し、他方の側にポリエチレンもし
くはエチレン/酢酸ビニル樹脂からなる無延伸オレフィ
ン系樹脂フィルム、あるいはCPP(無延伸ポリプロピ
レン)フィルムを配置し、それらを接着剤を介し結合さ
せた積層体の構成を挙げることができる。このような積
層体は通常、幅が500mm〜1500mm、そして長
さが300〜4000mのロールとして製造され、その
後、スリットと部分接着されて包装袋とされる。
【0016】本発明者の研究によって、少なくとも一方
の表面(両面もしくは片面)が樹脂被覆層で被覆された
焼鈍アルミニウム箔からなる写真感光材料用包装材料に
おいて、その焼鈍アルミニウム箔の表面に形成されてい
る酸化アルミニウム層の厚さ、および静電容量、そして
焼鈍処理条件が、写真感光材料に与える影響に大きく関
与することが判明した。すなわち、焼鈍アルミニウム箔
は、圧延アルミニウムフィルムを通常300℃以上の温
度で空気中で数時間(100時間以内)かけて加熱する
工程(焼鈍工程)により製造されるが、その焼鈍工程に
おいて、アルミニウムフィルムの表面に酸化アルミニウ
ム皮膜が形成される。その酸化アルミニウム皮膜の厚さ
は、焼鈍条件によって左右されるが、前述のように、通
常は3.0〜25.0mμ(30〜250オングストロ
ーム)となる。
【0017】本発明者の研究によると、その焼鈍アルミ
ニウム箔の表面に形成される酸化アルミニウム皮膜は、
写真感光材料への影響を考慮すると薄いことが望まし
く、特に厚みが4.7mμ以下(特に4.4mμ以下
で、かつ2.5mμ以上)である場合には、問題となる
写真感光材料への悪影響は殆ど発生しないことが確かめ
られた。なお、本発明における酸化アルミニウム皮膜の
厚みはESCA法によって測定した値である。
【0018】また、表面に酸化アルミニウム皮膜を持つ
焼鈍アルミニウム箔の静電容量は、写真感光材料への影
響を考慮すると、その値が大きいことが望ましく、特に
静電容量が150μF/40cm2 以上(特に155μ
F/40cm2 以上で220μF/40cm2 以下)で
ある場合には、問題となる写真感光材料への悪影響は殆
ど発生しないことが確かめられた。このような、厚みが
薄く、静電容量が大きい酸化アルミニウム皮膜を持つ焼
鈍アルミニウムの製造には、比較的低温で焼鈍工程を行
なうことが好ましい。すなわち焼鈍工程は、例えば28
0℃以下(特に250℃以下で、150℃以上)の加熱
温度で行なうことが望ましい。ただし、加熱温度が低い
と、圧延油などの除去を要する成分が残存しやすくなる
ため、焼鈍工程は、コイル状態で行なう場合には、大気
中にて長時間(20時間以上、特に50時間以上)の行
なうことが望ましい。あるいは、特開平3−13833
9号公報に記載されている二段階の焼鈍処理を利用し、
その焼鈍条件(加熱条件)を、210〜230℃で15
〜50時間の加熱、続いて240〜280℃で15〜5
0時間の加熱といった二段階での焼鈍処理を行なっても
よい。
【0019】
【実施例】[実施例1]圧延処理したアルミニウム箔
(1N30材、厚み7μm)を175mm×280mm
の寸法に裁断し、平状に重ねてオーブンで第1表に記載
の条件で焼鈍処理を行なった。得られた焼鈍アルミニウ
ム箔の表面に生成した酸化アルミニウム皮膜の厚みと静
電容量を測定した。その結果を併せて、第1表に示す。
【0020】上記の焼鈍アルミニウム箔の上に富士イン
スタントフィルムFI−800GT(富士写真フィルム
株式会社製)を置き、それを焼鈍アルミニウム箔で包
み、この包みを、さらに写真性の良好な(すなわち、感
光材料に悪影響を与えない)遮光性平袋(125mm×
200mm、材料:紙/ポリエチレンフィルム/カーボ
ンブラック充填ポリエチレンフィルムの積層シート)で
密閉包装した。この密閉包装体を50℃、3日間の条件
で保存した。保存期間終了後、そのインスタントフィル
ムを暗室にて取り出し、23℃で標準の濃度測定用の露
光展開処理を行なって写真濃度を調べた。その結果を第
1表に示す。
【0021】
【表1】 第1表 ──────────────────────────────────── 試料番号 焼鈍処理条件 酸化アルミニウム皮膜 写真濃度 温度 時間 厚み 静電容量 レベル (℃) (hr) (mμ)( μF/40c m2) ──────────────────────────────────── 1 150 24 3.6 217 AA 2 200 24 4.1 203 AA 3 250 24 4.4 180 AA 4 275 24 4.6 171 AA 5 300 24 4.9 162 BB 6 350 24 5.4 140 CC 7 400 24 5.9 120 DD ────────────────────────────────────
【0022】注:(1)酸化アルミニウム皮膜の厚みは
ESCA法で測定した。 (2)静電容量は焼鈍アルミニウム箔についての測定値
であって、3%五ホウ酸アンモニウム水溶液に浸漬し
て、ブリッジ法によって測定した。 (3)写真濃度レベルの評価結果は下記の基準で表した
[B(青色)、G(緑色)、R(赤色)の濃度のうちの
B(青色)の濃度を測定]。
【0023】
【表2】AA:ブランク(保存処理前のフィルムの写真
フィルム)の写真濃度レベルと同等 BB:ブランクよりDmax 0.1〜0.3低下 CC:ブランクより約Dmax 0.5低下 DD:ブランクより約Dmax 0.5低下、Dmin 0.5
上昇
【0024】[実施例2]コイル状に巻いた圧延アルミ
ニウム箔(1N30材、厚み7μm、製品幅845m
m、長さ8000m)を四本用意した。これらの圧延ア
ルミニウム箔をそれぞれ下記の焼鈍処理に付した。
【0025】 試料番号8:大気中、温度210℃、80時間 試料番号9:大気中、温度230℃、80時間 試料番号10:大気中、温度280℃、50時間 試料番号11:大気中、温度330℃、38時間
【0026】上記の各々の焼鈍処理アルミニウム箔を用
いて、セロファン(20μm)/ポリエチレンフィルム
(15μm)/焼鈍アルミニウム箔(7μm)/ポリエ
チレンフィルム(50μm)の層構成のラミネートフィ
ルムをタンデムラミネータで作成した。これを275m
m幅にスリット加工し、横ピロー包装機にかけ、感光材
料(富士写真フィルム株式会社製の富士インスタントフ
ィルムFI−800GTフィルムのパック)を包装加工
し、密閉して包装試料を得た。
【0027】この密閉包装試料を50℃、3日間の条件
で保存した。保存期間終了後、そのインスタントフィル
ムを暗室で取り出し、23℃の室温での標準濃度測定用
の露光展開処理を行なって写真濃度を調べた。その結果
を第2表に示す。
【0028】
【表3】 第2表 ──────────────────────────────────── 試料番号 焼鈍処理条件 酸化アルミニウム皮膜 写真濃度 温度 時間 厚み 静電容量 レベル (℃) (hr) (mμ)( μF/40c m2) ──────────────────────────────────── 8 210 80 3.9 180〜190 AA 9 230 80 4.1 165〜170 AA 10 280 50 4.7 150〜155 BB 11 330 38 5.2 135〜140 CC ────────────────────────────────────
【0029】注:(1)酸化アルミニウム皮膜の厚みは
ESCA法で測定した。 (2)静電容量は焼鈍アルミニウム箔についての測定値
であって、3%五ホウ酸アンモニウム水溶液に浸漬し
て、ブリッジ法によって測定した。 (3)写真濃度レベルの評価結果は第1表と同じ基準で
表した。
【0030】[実施例3]コイル状に巻いた圧延アルミ
ニウム箔(1N30材、厚み7μm、製品幅845m
m、長さ8000m)を四本用意した。これらの圧延ア
ルミニウム箔をそれぞれ下記の焼鈍処理に付した。
【0031】 試料番号12:大気中、温度190℃、84時間 試料番号13:大気中、温度225℃、84時間 試料番号14:大気中、温度245℃、84時間 試料番号15:大気中、温度305℃、48時間
【0032】上記の各々の焼鈍処理アルミニウム箔を1
00mm×300mmに切断し、これを用いて、別に用
意した35mm×120mmの感光材料[カラーネガフ
ィルム(フジカラーSuper G ACE 400)
及びマイクロフィルム(ミニコピーフィルムHR I
I)]を包み、この包みを、さらに写真性の良好な遮光
性平袋(125mm×200mm、材料:紙/ポリエチ
レンフィルム/カーボンブラック充填ポリエチレンフィ
ルムの積層シート)で密閉包装した。この密閉包装体を
50℃、3日間の条件で保存した。保存期間終了後、そ
のインスタントフィルムを暗室で取り出し、23℃の室
温での標準濃度測定用の露光展開処理を行なって写真濃
度を調べた。その結果を第3表に示す。
【0033】
【表4】 第3表 ──────────────────────────────────── 試料番号 焼鈍処理条件 酸化アルミニウム皮膜 写真濃度レベル 温度 時間 厚み 静電容量 ACE HRII (℃)(hr) (mμ)( μF/40c m2) 400 ──────────────────────────────────── 12 190 84 3.8 195〜200 AA AAA 13 225 84 4.1 165〜170 AA AAA 14 245 84 4.4 155〜160 AA AAA 15 305 48 4.8 140〜145 BB CCC ────────────────────────────────────
【0034】注:(1)酸化アルミニウム皮膜の厚みは
ESCA法で測定した。 (2)静電容量は焼鈍アルミニウム箔についての測定値
であって、3%五ホウ酸アンモニウム水溶液に浸漬し
て、ブリッジ法によって測定した。 (3)写真濃度レベルの評価結果は下記の基準で表した
[B(青色)、G(緑色)、R(赤色)の濃度のうちの
B(青色)の濃度を測定]。
【0035】
【表5】[ACE 400] AA:ブランク(保存処理前のフィルムの写真フィル
ム)の写真濃度レベルと同等 BB:ブランクより感度が0.03〜0.05低下する CC:ブランクより感度が0.07〜0.10低下する [HR II] AAA:ブランク(保存処理前のフィルムの写真フィル
ム)の写真濃度レベルと同等 BBB:ブランクより感度が0.03〜0.05高くな
る CCC:ブランクより感度が0.07〜0.10高くな
【0036】
【発明の効果】本発明の写真感光材料用包装材料は、高
い遮光性と水分透過防止性能、そして優れた加工性を保
持しながら、感度などの諸写真特性が高い写真感光材料
を包装した状態で長期間保存しても、その内部の写真感
光材料の写真特性の劣化などの悪影響を与えることが無
い。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の表面が樹脂被覆層で被
    覆された酸化アルミニウム皮膜を有する焼鈍アルミニウ
    ム箔からなる写真感光材料用包装材料であって、その包
    装材料としての使用に際して内側面となる側の焼鈍アル
    ミニウム箔の表面の酸化アルミニウム層の厚さが4.7
    mμ以下であることを特徴とする写真感光材料用包装材
    料。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の表面が樹脂被覆層で被
    覆された酸化アルミニウム皮膜を有する焼鈍アルミニウ
    ム箔からなる写真感光材料用包装材料であって、焼鈍ア
    ルミニウム箔の静電容量が150μF/40cm2 以上
    であることを特徴とする写真感光材料用包装材料。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の表面が樹脂被覆層で被
    覆された酸化アルミニウム皮膜を有する焼鈍アルミニウ
    ム箔からなる写真感光材料用包装材料であって、その焼
    鈍アルミニウム箔が、280℃以下の温度での20時間
    以上の焼鈍処理によって得られたものであることを特徴
    とする写真感光材料用包装材料。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちのいずれか項に記
    載の包装材料で包装されてなる現像試薬貯蔵部が付設さ
    れている写真感光材料。
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