JPH11184203A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH11184203A
JPH11184203A JP9366358A JP36635897A JPH11184203A JP H11184203 A JPH11184203 A JP H11184203A JP 9366358 A JP9366358 A JP 9366358A JP 36635897 A JP36635897 A JP 36635897A JP H11184203 A JPH11184203 A JP H11184203A
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岳彦 岡村
Toshihiko Yamazaki
敏彦 山▲ざき▼
Toshiya Takahata
俊哉 高畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストズレのない綺麗なカラー画像を得
る。 【解決手段】 感光体10の線速度よりも僅かに速い線
速度で中間転写ベルト36を循環駆動するとともに、駆
動ローラ31への巻掛け部Aと一次転写部T1との間B
における中間転写ベルトの伸びが安定した後に、転写を
開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成方法に関する。特に、中間転写ベルト上に
複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
方法は、潜像担持体としての、外周面に感光層を有する
感光体の外周面を一様に帯電させ、一様に帯電させられ
た外周面を選択的に露光して静電潜像を形成し、この静
電潜像に現像剤としてのトナーを付与して可視像(トナ
ー像)となし、このトナー像を用紙等の転写媒体に転写
させる方法である。
【0003】そして、このような方法を用いてカラー画
像を形成する方法としては、中間転写ベルトを用い、回
転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラにて循環
駆動される中間転写ベルトをベルト循環方向上流側にお
いて圧接させ、潜像担持体に潜像を形成し、この潜像を
現像剤で現像して可視像となし、この可視像を、前記圧
接部(一次転写部)において中間転写ベルト上に転写す
る工程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すこ
とにより、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合
わせてカラー画像を形成し、このカラー画像を用紙等の
転写媒体に一括転写(二次転写)させる方法が知られて
いる。
【0004】なお、一次転写部においては一次転写電圧
を印加し、二次転写部においては二次転写電圧を印加す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法では、中
間転写ベルト上で複数色の可視像が重ね合わせられるか
ら、上記圧接部(一次転写部)において潜像担持体の線
速度(周速)と中間転写ベルトの線速度(周速)との間
に相対的な差があると、転写される複数色の可視像同士
の間において中間転写ベルト上での位置ズレ(このズレ
をレジストズレという)が生じ、綺麗なカラー画像が得
られなくなってしまう。
【0006】したがって、上述した方法においては、上
記圧接部における潜像担持体と中間転写ベルトとの両者
の線速度が完全に一致していることが望ましい。
【0007】しかしながら、潜像担持体並びにその駆動
機構、中間転写ベルト、およびその駆動ローラ並びにそ
の駆動機構を構成する各部品には、製造上の誤差が存在
するから、上記圧接部における潜像担持体と中間転写ベ
ルトとの両者の線速度を完全に一致させることは不可能
である。
【0008】本発明の目的は以上のような課題を解決
し、綺麗なカラー画像を得ることのできるカラー画像形
成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のカラー画像形成方法は、回転駆動され
る潜像担持体に対して、駆動ローラにて循環駆動される
中間転写ベルトを駆動ローラよりもベルト循環方向上流
側において圧接させ、前記潜像担持体に潜像を形成し、
この潜像を現像剤で現像して可視像となし、この可視像
を、前記圧接部において中間転写ベルト上に転写する工
程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことに
より、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わせ
てカラー画像を形成する方法であって、前記潜像担持体
の線速度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトを循
環駆動するとともに、駆動ローラへの巻掛け部と前記圧
接部との間における中間転写ベルトの伸びが安定した後
に、前記可視像の転写を開始することを特徴とする。
【0010】請求項2記載のカラー画像形成方法は、回
転駆動される感光体に対して、駆動ローラと少なくとも
1本の従動ローラとの間に張架されて駆動ローラで循環
駆動される中間転写ベルトを駆動ローラよりもベルト循
環方向上流側においてローラ間で圧接させ、前記感光体
を一様に帯電させた後、露光して潜像を形成し、この潜
像を現像剤で現像して可視像となし、この可視像を、上
記感光体の帯電極性と逆極性の転写電圧が印加された中
間転写ベルト上に前記圧接部において転写する工程を、
異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことにより、
中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わせてカラ
ー画像を形成する方法であって、前記感光体の線速度よ
りも僅かに速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動する
とともに、前記感光体の帯電部が前記圧接部に達してお
りかつ前記転写電圧が印加されている状態となった時点
から、駆動ローラへの巻掛け部と前記圧接部との間にお
ける中間転写ベルトの伸びが安定するまでの時間をt1
とし、前記時点から露光開始までの時間をt2としたと
き、t1≦t2なる関係が成立するタイミングで前記露
光を開始することを特徴とする。
【0011】請求項3記載のカラー画像形成方法は、回
転駆動される感光体に対して、駆動ローラと少なくとも
1本の従動ローラとの間に張架されて駆動ローラで循環
駆動される中間転写ベルトを駆動ローラよりもベルト循
環方向上流側においてローラ間で圧接させ、前記感光体
を一様に帯電させた後、露光して潜像を形成し、この潜
像を現像剤で現像して可視像となし、この可視像を、上
記感光体の帯電極性と逆極性の転写電圧が印加された中
間転写ベルト上に前記圧接部において転写する工程を、
異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことにより、
中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わせてカラ
ー画像を形成する方法であって、前記感光体の線速度よ
りも僅かに速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動する
とともに、前記感光体の帯電部が前記圧接部に達してお
りかつ前記転写電圧が印加されている状態となった時点
から、駆動ローラへの巻掛け部と前記圧接部との間にお
ける中間転写ベルトの伸びが安定するまでの時間をt1
とし、前記時点から前記感光体の露光部が前記圧接部に
達するまでの時間をt3としたとき、t1≦t3なる関
係が成立するタイミングで前記露光を開始することを特
徴とする。
【0012】請求項4記載のカラー画像形成方法は、回
転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラにて循環
駆動される中間転写ベルトを駆動ローラよりもベルト循
環方向上流側において圧接させ、前記中間転写ベルトに
形成されたマークを検出手段で検出した時点を基準とし
て前記潜像担持体に潜像を形成し、この潜像を現像剤で
現像して可視像となし、この可視像を、前記圧接部にお
いて中間転写ベルト上に転写する工程を、異なる色の現
像剤を用いて複数回繰り返すことにより、中間転写ベル
ト上で複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成
する方法であって、前記潜像担持体の線速度よりも僅か
に速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動するととも
に、前記マークの検出を開始してから前記マークが2回
目に検出された時点を基準として前記潜像の形成を開始
することを特徴とする。
【0013】請求項5記載のカラー画像形成方法は、回
転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラにて循環
駆動される中間転写ベルトを駆動ローラよりもベルト循
環方向上流側において圧接させ、前記中間転写ベルトに
形成されたマークを検出手段で検出した時点を基準とし
て前記潜像担持体に潜像を形成し、この潜像を現像剤で
現像して可視像となし、この可視像を、前記圧接部にお
いて中間転写ベルト上に転写する工程を、異なる色の現
像剤を用いて複数回繰り返すことにより、中間転写ベル
ト上で複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成
する方法であって、前記潜像担持体の線速度よりも僅か
に速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動するととも
に、前記マークの検出を開始してからマークが1回目に
検出されるまでの時間をt4、駆動ローラへの巻掛け部
と前記圧接部との間における中間転写ベルトの伸びが安
定するまでの時間をt5としたとき、t4≦t5の場合
には前記マークが2回目に検出された時点を基準として
前記潜像の形成を開始し、t5≦t4の場合には前記マ
ークが1回目に検出された時点を基準として前記潜像の
形成を開始することを特徴とする。
【0014】請求項6記載のカラー画像形成方法は、回
転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラにて循環
駆動される中間転写ベルトを駆動ローラよりもベルト循
環方向上流側において圧接させ、前記中間転写ベルトに
形成されたマークを検出手段で検出した時点を基準とし
て前記潜像担持体に潜像を形成し、この潜像を現像剤で
現像して可視像となし、この可視像を、前記圧接部にお
いて中間転写ベルト上に転写する工程を、異なる色の現
像剤を用いて複数回繰り返すことにより、中間転写ベル
ト上で複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成
する方法であって、前記潜像担持体の線速度よりも僅か
に速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動するととも
に、前記マークの検出を開始してからマークが1回目に
検出されるまでの時間をt4、駆動ローラへの巻掛け部
と前記圧接部との間における中間転写ベルトの伸びが安
定するまでの時間をt5としたとき、t5≦t4なる関
係が成立する位置に、前記中間転写ベルトのマークを位
置させ、マークが1回目に検出された時点を基準として
前記潜像の形成を開始することを特徴とする。
【0015】なお、「僅かに速い」という意味は、上記
各発明を実施するための潜像担持体(あるいは感光体)
並びにその駆動機構、中間転写ベルト、およびその駆動
ローラ並びにその駆動機構を構成する各部品に製造上の
誤差があったとしても、上記圧接部における中間転写ベ
ルトの線速度が潜像担持体の線速度に比べて遅くなるこ
とがない程度に速いという意味である。
【0016】
【作用効果】請求項1記載のカラー画像形成方法によれ
ば、回転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラに
て循環駆動される中間転写ベルトが、駆動ローラよりも
ベルト循環方向上流側において圧接され、前記潜像担持
体に潜像が形成され、この潜像が現像剤で現像されて可
視像となり、この可視像が、前記圧接部において中間転
写ベルト上に転写される工程が、異なる色の現像剤を用
いて複数回繰り返されることにより、中間転写ベルト上
で複数色の可視像が重ね合わされてカラー画像が形成さ
れる。
【0017】そして、前記潜像担持体の線速度よりも僅
かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆動されるの
で、少なくとも上記転写時においては、中間転写ベルト
は、駆動ローラへの巻掛け部と前記圧接部との間におい
て常に張力を受けた状態となる。このため、上記圧接部
における潜像担持体と中間転写ベルトとの位置関係が安
定し、安定した転写状態が得られるとともに、レジスト
ズレも生じ難くなる。
【0018】仮に、潜像担持体と中間転写ベルトとを同
一の線速度で駆動しようとすると、前述したように、潜
像担持体並びにその駆動機構、中間転写ベルト、および
その駆動ローラ並びにその駆動機構を構成する各部品に
は、製造上の誤差が存在するから、上記圧接部における
潜像担持体と中間転写ベルトとの両者の線速度は完全に
は一致せず、中間転写ベルトの線速度に比べて潜像担持
体の線速度の方が速くなることがある。このような状態
となると、駆動ローラへの巻掛け部と前記圧接部との間
において中間転写ベルトに弛みが生じるため、圧接部に
おける潜像担持体と中間転写ベルトとの位置関係が不安
定な状態となり、良好な転写状態が得られなくなるとと
もに、レジストズレも生じ易くなる。
【0019】これに対し、この発明によれば、潜像担持
体の線速度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが
循環駆動されるので、少なくとも上記転写時において
は、中間転写ベルトは、駆動ローラへの巻掛け部と前記
圧接部との間において常に張力を受けた状態となり、圧
接部における潜像担持体と中間転写ベルトとの位置関係
が安定し、安定した転写状態が得られるとともに、レジ
ストズレも生じ難くなる。
【0020】ところで、このように、潜像担持体の線速
度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動
すると、中間転写ベルトには、駆動ローラへの巻掛け部
と圧接部との間において張力が作用するので、この部分
において中間転写ベルトは伸びることとなるが、この伸
びは、ある時間が経過すると安定する。
【0021】このような状況下において、仮に、上記中
間転写ベルトの伸びが安定する前に、潜像担持体から中
間転写ベルトへの像の転写が開始されたとすると、伸び
が安定する前に転写された像と、伸びが安定した後に転
写された像との間には、位置ズレ(レジストズレ)が生
じることとなる。例えば、第1色目の像と第2色目以降
の像との間においてレジストズレが生じることとなる。
【0022】しかしながら、この発明によれば、駆動ロ
ーラへの巻掛け部と前記圧接部との間における中間転写
ベルトの伸びが安定した後に、前記転写が開始されるの
で、中間転写ベルトの伸びに起因するレジストズレの発
生が防止されることとなる。
【0023】以上説明したように、この発明によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。
【0024】請求項2記載のカラー画像形成方法によれ
ば、回転駆動される感光体に対して、駆動ローラと少な
くとも1本の従動ローラとの間に張架されて駆動ローラ
で循環駆動される中間転写ベルトが駆動ローラよりもベ
ルト循環方向上流側においてローラ間で圧接され、前記
感光体が一様に帯電した後、露光されて潜像が形成さ
れ、この潜像が現像剤で現像されて可視像となり、この
可視像が、上記感光体の帯電極性と逆極性の転写電圧が
印加された中間転写ベルト上に前記圧接部において転写
される工程が、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返
されることにより、中間転写ベルト上で複数色の可視像
が重ね合わされてカラー画像が形成される。
【0025】そして、この発明では、感光体に対して、
中間転写ベルトがローラ間で圧接され、この中間転写ベ
ルトには感光体の帯電極性と逆極性の転写電圧が印加さ
れるので、前記圧接部において、中間転写ベルトは、そ
れ自体の張力および、前記転写電圧による吸着力によっ
て感光体に圧接されることとなる。
【0026】したがって、この発明によれば、上記圧接
部において中間転写ベルトを感光体に圧接させるための
圧接ローラを設けることなく、感光体上の可視像を中間
転写ベルト上に転写させることができる。
【0027】また、この発明によれば、感光体の線速度
よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆動さ
れるので、上記転写時に、中間転写ベルトは、駆動ロー
ラへの巻掛け部と前記圧接部との間において常に張力を
受けた状態となり、圧接部における感光体と中間転写ベ
ルトとの位置関係が安定し、安定した転写状態が得られ
るとともに、レジストズレも生じ難くなる。その理由
は、上記請求項1記載の発明の作用効果で述べたと同様
である。
【0028】ところで、このように、感光体の線速度よ
りも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆動され
る状態において、前記感光体の帯電部が前記圧接部に達
しておりかつ前記転写電圧が印加されている状態になる
と、感光体と中間転写ベルトとの間には、上述したよう
に、中間転写ベルト自体の張力および前記転写電圧によ
る吸着力による圧接力が作用するので、中間転写ベルト
には、駆動ローラへの巻掛け部と圧接部との間において
張力が作用する。したがって、この部分において中間転
写ベルトは伸びることとなるが、この伸びは、ある時間
が経過すると安定する。
【0029】このような状況下において、仮に、上記中
間転写ベルトの伸びが安定する前に、感光体から中間転
写ベルトへの像の転写が開始されたとすると、伸びが安
定する前に転写された像と、伸びが安定した後に転写さ
れた像との間には、位置ズレ(レジストズレ)が生じる
こととなる。
【0030】しかしながら、この発明によれば、前記感
光体の帯電部が前記圧接部に達しておりかつ前記転写電
圧が印加されている状態となった時点(すなわち中間転
写ベルトの上記伸びが発生する時点)から、駆動ローラ
への巻掛け部と前記圧接部との間における中間転写ベル
トの伸びが安定するまでの時間をt1とし、前記時点か
ら露光開始までの時間をt2としたとき、t1≦t2な
る関係が成立するタイミングで前記露光が開始されるの
で、感光体への像露光が開始される時点では、すでに中
間転写ベルトの伸びが安定した状態となっていることと
なる。
【0031】したがって、中間転写ベルトの伸びに起因
するレジストズレの発生が防止されることとなる。
【0032】以上説明したように、この発明によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。しかも、転写部における圧接ローラも不
要となる。
【0033】請求項3記載のカラー画像形成方法によれ
ば、回転駆動される感光体に対して、駆動ローラと少な
くとも1本の従動ローラとの間に張架されて駆動ローラ
で循環駆動される中間転写ベルトが駆動ローラよりもベ
ルト循環方向上流側においてローラ間で圧接され、前記
感光体が一様に帯電した後、露光されて潜像が形成さ
れ、この潜像が現像剤で現像されて可視像となり、この
可視像が、上記感光体の帯電極性と逆極性の転写電圧が
印加された中間転写ベルト上に前記圧接部において転写
される工程が、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返
されることにより、中間転写ベルト上で複数色の可視像
が重ね合わされてカラー画像が形成される。
【0034】そして、この発明では、感光体に対して、
中間転写ベルトがローラ間で圧接され、この中間転写ベ
ルトには感光体の帯電極性と逆極性の転写電圧が印加さ
れるので、前記圧接部において、中間転写ベルトは、そ
れ自体の張力および、前記転写電圧による吸着力によっ
て感光体に圧接されることとなる。
【0035】したがって、この発明によれば、上記圧接
部において中間転写ベルトを感光体に圧接させるための
圧接ローラを設けることなく、感光体上の可視像を中間
転写ベルト上に転写させることができる。
【0036】また、この発明によれば、感光体の線速度
よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆動さ
れるので、上記転写時に、中間転写ベルトは、駆動ロー
ラへの巻掛け部と前記圧接部との間において常に張力を
受けた状態となり、圧接部における感光体と中間転写ベ
ルトとの位置関係が安定し、安定した転写状態が得られ
るとともに、レジストズレも生じ難くなる。その理由
は、請求項1記載の発明の作用効果で述べたと同様であ
る。
【0037】ところで、このように、感光体の線速度よ
りも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆動され
る状態において、前記感光体の帯電部が前記圧接部に達
しておりかつ前記転写電圧が印加されている状態になる
と、感光体と中間転写ベルトとの間には、上述したよう
に、中間転写ベルト自体の張力および前記転写電圧によ
る吸着力による圧接力が作用するので、中間転写ベルト
には、駆動ローラへの巻掛け部と圧接部との間において
張力が作用する。したがって、この部分において中間転
写ベルトは伸びることとなるが、この伸びは、ある時間
が経過すると安定する。
【0038】このような状況下において、仮に、上記中
間転写ベルトの伸びが安定する前に、感光体から中間転
写ベルトへの像の転写が開始されたとすると、伸びが安
定する前に転写された像と、伸びが安定した後に転写さ
れた像との間には、位置ズレ(レジストズレ)が生じる
こととなる。
【0039】しかしながら、この発明によれば、前記感
光体の帯電部が前記圧接部に達しておりかつ前記転写電
圧が印加されている状態となった時点(すなわち中間転
写ベルトの上記伸びが発生する時点)から、駆動ローラ
への巻掛け部と前記圧接部との間における中間転写ベル
トの伸びが安定するまでの時間をt1とし、前記時点か
ら前記感光体の露光部が前記圧接部に達するまでの時間
をt3としたとき、t1≦t3なる関係が成立するタイ
ミングで前記露光が開始されるので、感光体から中間転
写ベルトへの像の転写が開始される時点では、すでに中
間転写ベルトの伸びが安定した状態となっていることと
なる。
【0040】したがって、中間転写ベルトの伸びに起因
するレジストズレの発生が防止されることとなる。
【0041】以上説明したように、この発明によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。しかも、転写部における圧接ローラも不
要となる。
【0042】請求項4記載のカラー画像形成方法によれ
ば、回転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラに
て循環駆動される中間転写ベルトが駆動ローラよりもベ
ルト循環方向上流側において圧接され、前記中間転写ベ
ルトに形成されたマークが検出手段で検出された時点を
基準として前記潜像担持体に潜像が形成され、この潜像
が現像剤で現像されて可視像となり、この可視像が、前
記圧接部において中間転写ベルト上に転写される工程
が、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返されること
により、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わ
されてカラー画像が形成される。
【0043】そして、この発明によれば、中間転写ベル
トに形成されたマークが検出手段で検出された時点を基
準として前記潜像担持体に潜像が形成されるので、結果
として中間転写ベルト上の所定位置に確実に像を転写す
ることができる。したがって、例えば、中間転写ベルト
がシームレスベルトではなくシームベルト(継ぎ目のあ
るベルト)である場合には、その継ぎ目部分を避けて像
を転写させることができるので、特に有効である。
【0044】また、この発明によれば、潜像担持体の線
速度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆
動されるので、中間転写ベルトは、駆動ローラへの巻掛
け部と前記圧接部との間において常に張力を受けた状態
となり、圧接部における潜像担持体と中間転写ベルトと
の位置関係が安定し、安定した転写状態が得られるとと
もに、レジストズレも生じ難くなる。その理由は、請求
項1記載の発明の作用効果で述べたと同様である。
【0045】ところで、このように、潜像担持体の線速
度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動
すると、中間転写ベルトには、駆動ローラへの巻掛け部
と圧接部との間において張力が作用するので、この部分
において中間転写ベルトは伸びることとなるが、この伸
びは、ある時間が経過すると安定する。
【0046】中間転写ベルトの上記伸びが安定するまで
の時間は比較的短時間であるが、仮に、上記中間転写ベ
ルトの伸びが安定する前に、潜像担持体から中間転写ベ
ルトへの像の転写が開始されたとすると、伸びが安定す
る前に転写された像と、伸びが安定した後に転写された
像との間には、位置ズレ(レジストズレ)が生じること
となる。
【0047】しかしながら、この発明によれば、前記マ
ークの検出を開始してから前記マークが2回目に検出さ
れた時点を基準として前記潜像の形成が開始されるか
ら、潜像の形成が開始される時点では、上記中間転写ベ
ルトは少なくともすでに1回転していることとなり、こ
れによって中間転写ベルトの上記伸びは確実に安定した
状態となっている。
【0048】したがって、この発明によれば、駆動ロー
ラへの巻掛け部と前記圧接部との間における中間転写ベ
ルトの伸びが安定した後に、前記転写が開始されるの
で、中間転写ベルトの伸びに起因するレジストズレの発
生が防止されることとなる。
【0049】以上説明したように、この発明によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。
【0050】請求項5記載のカラー画像形成方法によれ
ば、回転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラに
て循環駆動される中間転写ベルトが駆動ローラよりもベ
ルト循環方向上流側において圧接され、前記中間転写ベ
ルトに形成されたマークが検出手段で検出された時点を
基準として前記潜像担持体に潜像が形成され、この潜像
が現像剤で現像されて可視像となり、この可視像が、前
記圧接部において中間転写ベルト上に転写される工程
が、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返されること
により、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わ
されてカラー画像が形成される。
【0051】そして、この発明によれば、中間転写ベル
トに形成されたマークが検出手段で検出された時点を基
準として前記潜像担持体に潜像が形成されるので、結果
として中間転写ベルト上の所定位置に確実に像を転写す
ることができる。したがって、例えば、中間転写ベルト
がシームレスベルトではなくシームベルト(継ぎ目のあ
るベルト)である場合には、その継ぎ目部分を避けて像
を転写させることができるので、特に有効である。
【0052】また、この発明によれば、潜像担持体の線
速度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆
動されるので、中間転写ベルトは、駆動ローラへの巻掛
け部と前記圧接部との間において常に張力を受けた状態
となり、圧接部における潜像担持体と中間転写ベルトと
の位置関係が安定し、安定した転写状態が得られるとと
もに、レジストズレも生じ難くなる。その理由は、請求
項1記載の発明の作用効果で述べたと同様である。
【0053】ところで、このように、潜像担持体の線速
度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動
すると、中間転写ベルトには、駆動ローラへの巻掛け部
と圧接部との間において張力が作用するので、この部分
において中間転写ベルトは伸びることとなるが、この伸
びは、ある時間が経過すると安定する。
【0054】中間転写ベルトの上記伸びが安定するまで
の時間は比較的短時間であるが、仮に、上記中間転写ベ
ルトの伸びが安定する前に、潜像担持体から中間転写ベ
ルトへの像の転写が開始されたとすると、伸びが安定す
る前に転写された像と、伸びが安定した後に転写された
像との間には、位置ズレ(レジストズレ)が生じること
となる。
【0055】しかしながら、この発明によれば、前記マ
ークの検出を開始してからマークが1回目に検出される
までの時間をt4、駆動ローラへの巻掛け部と前記圧接
部との間における中間転写ベルトの伸びが安定するまで
の時間をt5としたとき、t4≦t5の場合には前記マ
ークが2回目に検出された時点を基準として前記潜像の
形成が開始されるので、潜像の形成が開始される時点で
は、上記中間転写ベルトは少なくともすでに1回転して
いることとなり、これによって中間転写ベルトの上記伸
びは安定した状態となっている。
【0056】一方、t5≦t4の場合には前記マークが
1回目に検出された時点を基準として前記潜像の形成が
開始されることとなるが、t5≦t4であるが故に、潜
像の形成が開始される時点では、中間転写ベルトの上記
伸びはすでに安定した状態となっている。
【0057】したがって、この発明によれば、駆動ロー
ラへの巻掛け部と前記圧接部との間における中間転写ベ
ルトの伸びが安定した後に、前記転写が開始されるの
で、中間転写ベルトの伸びに起因するレジストズレの発
生が防止されることとなる。
【0058】以上説明したように、この発明によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。
【0059】しかも、t5≦t4の場合には前記マーク
が1回目に検出された時点を基準として前記潜像の形成
が開始されることとなるので、請求項4記載の発明に比
べて、総体的に、より速やかな画像形成が可能となる。
【0060】請求項6記載のカラー画像形成方法によれ
ば、回転駆動される潜像担持体に対して、駆動ローラに
て循環駆動される中間転写ベルトが駆動ローラよりもベ
ルト循環方向上流側において圧接され、前記中間転写ベ
ルトに形成されたマークが検出手段で検出された時点を
基準として前記潜像担持体に潜像が形成され、この潜像
が現像剤で現像されて可視像となり、この可視像が、前
記圧接部において中間転写ベルト上に転写される工程
が、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返されること
により、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わ
されてカラー画像が形成される。
【0061】そして、この発明によれば、中間転写ベル
トに形成されたマークが検出手段で検出された時点を基
準として前記潜像担持体に潜像が形成されので、結果と
して中間転写ベルト上の所定位置に確実に像を転写する
ことができる。したがって、例えば、中間転写ベルトが
シームレスベルトではなくシームベルト(継ぎ目のある
ベルト)である場合には、その継ぎ目部分を避けて像を
転写させることができるので、特に有効である。
【0062】また、この発明によれば、潜像担持体の線
速度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトが循環駆
動されるので、中間転写ベルトは、駆動ローラへの巻掛
け部と前記圧接部との間において常に張力を受けた状態
となり、圧接部における潜像担持体と中間転写ベルトと
の位置関係が安定し、安定した転写状態が得られるとと
もに、レジストズレも生じ難くなる。その理由は、請求
項1記載の発明の作用効果で述べたと同様である。
【0063】ところで、このように、潜像担持体の線速
度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルトを循環駆動
すると、中間転写ベルトには、駆動ローラへの巻掛け部
と圧接部との間において張力が作用するので、この部分
において中間転写ベルトは伸びることとなるが、この伸
びは、ある時間が経過すると安定する。
【0064】中間転写ベルトの上記伸びが安定するまで
の時間は比較的短時間であるが、仮に、上記中間転写ベ
ルトの伸びが安定する前に、潜像担持体から中間転写ベ
ルトへの像の転写が開始されたとすると、伸びが安定す
る前に転写された像と、伸びが安定した後に転写された
像との間には、位置ズレ(レジストズレ)が生じること
となる。
【0065】しかしながら、この発明によれば、前記マ
ークの検出を開始してからマークが1回目に検出される
までの時間をt4、駆動ローラへの巻掛け部と前記圧接
部との間における中間転写ベルトの伸びが安定するまで
の時間をt5としたとき、t5≦t4なる関係が成立す
る位置に、前記中間転写ベルトのマークが位置させられ
ており、このマークが1回目に検出された時点を基準と
して前記潜像の形成が開始されるので、潜像の形成が開
始される時点では、中間転写ベルトの上記伸びはすでに
安定した状態となっている。
【0066】したがって、この発明によれば、駆動ロー
ラへの巻掛け部と前記圧接部との間における中間転写ベ
ルトの伸びが安定した後に、前記転写が開始されるの
で、中間転写ベルトの伸びに起因するレジストズレの発
生が防止されることとなる。
【0067】以上説明したように、この発明によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。
【0068】しかも、前記マークが1回目に検出された
時点を基準として前記潜像の形成が開始されることとな
るので、上記請求項5記載の発明に比べて、総体的に、
より速やかな画像形成が可能となる。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0070】図1は本発明に係るカラー画像形成方法を
実施するための画像形成装置の一例示す模式図、図2は
図1におけるII−II拡大部分端面図である。
【0071】先ず、この画像形成装置について説明す
る。
【0072】この画像形成装置は、イエロー、シアン、
マゼンタ、ブラックの4色のトナーによる現像器を用い
てフルカラー画像を形成することのできる装置である。
【0073】図1において、10は潜像担持体としての
感光体であり、図示しない適宜の駆動手段によって図示
矢印方向に回転駆動可能である。
【0074】感光体10の周りには、その回転方向に沿
って、帯電手段としての帯電ローラ11、現像手段とし
ての現像ローラ20(Y,M,C,K)、中間転写装置
30、およびクリーニング手段12が配置されている。
【0075】感光体10は、円筒状の導電性基材10a
(図2参照)と、その表面に形成された感光層10bと
を有している。
【0076】帯電ローラ11は、感光体10の外周面に
当接して外周面を一様に帯電させることが可能である
(例えば−600V程度に帯電させることが可能であ
る)。一様に帯電した感光体10の外周面には、図示し
ない露光ユニットによって所望の画像情報に応じた選択
的な露光Lがなされ、この露光Lによって感光体10上
に静電潜像が形成される。露光された部位すなわち静電
潜像が形成された部位の電位は、例えば−100V程度
となるようにすることができる。
【0077】この静電潜像は、現像ローラ20で、
「−」に帯電させられたトナーが付与されて現像され
る。
【0078】現像ローラとしては、イエロー用の現像ロ
ーラ20Y、シアン用の現像ローラ20C、マゼンタ用
の現像ローラ20M、およびブラック用の現像ローラ2
0Kが設けられている。これら現像ローラ20Y,20
C,20M,20Kは、選択的に感光体10に当接し得
るようになっており、当接したとき、イエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのトナーを感
光体10の表面に付与して感光体10上の静電潜像を現
像する。
【0079】現像されたトナー像は、後述する中間転写
ベルト36上に転写される。
【0080】クリーニング手段12は、上記転写後に、
感光体10の外周面に残留し付着しているトナーを掻き
落とすクリーナブレード13と、このクリーナブレード
13によって掻き落とされたトナーを受ける受け部14
とを備えている。
【0081】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。
【0082】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体10の駆動用歯車(図示せ
ず)と噛み合っていることによって、感光体10と略同
一の周速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト3
6が感光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆
動され得る。
【0083】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体
10に圧接される位置に配置されていおり、感光体10
と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部T
1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベル
ト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近く
に配置されている。
【0084】駆動ローラ31には、中間転写ベルト36
を介して電極ローラ37が配置されており、この電極ロ
ーラ37を介して、中間転写ベルト36の後述する導電
層36aに上記感光体10の帯電極性と逆極性の転写電
圧(一次転写電圧であり、例えば+500V程度の電
圧)V1が印加可能である。
【0085】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36を
その張り方向に付勢している。
【0086】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧V2(一次転写電圧より大きな電圧であり例えば+1
000V程度の電圧)が印加される。
【0087】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0088】中間転写ベルト36は、図2に示すよう
に、導電層36aと、この導電層36aの上に形成さ
れ、感光体10に圧接される抵抗層36bとを有する複
層ベルトで構成されている。導電層36aは、合成樹脂
からなる絶縁性基体36cの上に形成されており、この
導電層36aに、前述した電極ローラ37を介して、一
次転写電圧V1が印加される。なお、ベルト36側縁部
において抵抗層36bが帯状に除去されていることによ
って導電層36aが帯状に露出しており、この露出部に
電極ローラ37が接触するようになっている。
【0089】中間転写ベルト36は、具体的には、その
絶縁性基体36cをシート状の透明なPETで構成し、
その上にAL蒸着して導電層36aを形成し、その上
に、ウレタンをベースとしフッ素微粒子および導電剤と
してのSnOを分散させた塗料を10〜100μm程度
の厚さで塗布して抵抗層36bを形成した帯状体の両端
を超音波融着で接着して無端状に構成してある。
【0090】したがって、この中間転写ベルト36はシ
ームレスベルトではなく、継ぎ目のあるシームベルトで
ある。なお、塗料は、ベルトの側端縁部を帯状に残して
塗布することにより導電層36aを帯状に露出させ、こ
の露出部に電極ローラ37を接触させるようにしてあ
る。
【0091】また、この中間転写ベルト36は、上述し
たように、透明なシート状基体36c上に、不透明な導
電層36aが形成されているので、少なくともその一部
に不透明層を形成しない部分を設けることによって、こ
の部分をベルトの位置検出用のマークとして利用するこ
とができる。この画像形成装置では、中間転写ベルト3
6の継ぎ目部分の少なくとも一部に不透明な導電層36
aを形成しない透明部分を設け、この透明部分をマーク
Mとして利用している。図1において、41は透過型の
光センサであり、マークMを検出する検出手段を構成し
ている。この検出手段41でマークMが検出された時点
を基準として所定のタイミングで前述した露光Lが開始
される。
【0092】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体10上のトナー像
が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト3
6上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等の記
録媒体Sに転写される。記録媒体Sは、図示しない給紙
装置から給送され、ゲートローラ対40によって所定の
タイミングで二次転写部T2に供給される。
【0093】以上のような画像形成装置全体の基本的作
動は次の通りである。
【0094】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部に入力されると、
感光体10、現像ローラ20、および中間転写ベルト3
6が回転駆動される。
【0095】(ii)感光体10の外周面が帯電ローラ
11によって一様に帯電される。
【0096】(iii)一様に帯電した感光体10の外
周面に、図示しない露光ユニットによって第1色目(例
えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光Lがな
され、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0097】(iv)感光体10には、第1色目(例え
ばイエロー)用の現像ローラ20Yのみが接触し、これ
によって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイ
エロー)のトナー像が感光体10上に形成される。
【0098】(v)中間転写ベルト36には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧V1が印加され、感
光体10上に形成されたトナー像が、一次転写部すなわ
ち、感光体10と中間転写ベルト36との圧接部T1に
おいて中間転写ベルト36上に転写される。このとき、
二次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間
転写ベルト36から離間している。
【0099】(vi)感光体10上に残留しているトナ
ーがクリーニング手段12によって除去された後、図示
しない除電手段からの除電光によって感光体10が除電
される。
【0100】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間
転写ベルト36上に形成される。
【0101】(viii)所定のタイミングで記録媒体
Sが供給され、記録媒体Sの先端が第2転写部T2に達
する直前にあるいは達した後に(要するに記録媒体S上
の所望の位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転
写されるタイミングで)二次転写ローラ38が中間転写
ベルト36に押圧されるとともに二次転写電圧V2が印
加され、中間転写ベルト36上のトナー像(基本的には
フルカラー画像)が記録媒体S上に転写される。また、
ベルトクリーナ39が中間転写ベルト36に当接し、二
次転写後に中間転写ベルト36上に残留しているトナー
が除去される。
【0102】(ix)記録媒体Sが図示しない定着装置
を通過することによって記録媒体S上にトナー像が定着
し、その後、記録媒体Sが装置外に排出される。
【0103】以上のような画像形成装置によれば、感光
体10に対して、中間転写ベルト36がローラ31,3
5間で圧接され、この中間転写ベルト36には感光体1
0の帯電極性と逆極性の転写電圧V1が印加されるの
で、圧接部(一次転写部)T1において、中間転写ベル
ト36は、それ自体の張力および、前記転写電圧V1に
よる吸着力によって感光体10に圧接されることとな
る。
【0104】したがって、上記圧接部T1において中間
転写ベルト36を感光体10に圧接させるための圧接ロ
ーラ(一次転写ローラ)を設けることなく、感光体10
上の可視像を中間転写ベルト36上に転写させることが
できる。
【0105】次に、例えば以上のような画像形成装置を
用いた本発明に係るカラー画像形成方法の実施の形態に
ついて説明する。
【0106】<第1の実施の形態>この第1の実施の形
態は請求項1記載の発明に対応しており、回転駆動され
る潜像担持体としての感光体10に対して、駆動ローラ
31にて循環駆動される中間転写ベルト36を駆動ロー
ラ31よりもベルト循環方向上流側において圧接させ、
感光体10に潜像を形成し、この潜像を現像剤としての
トナーで現像して可視像(トナー像)となし、この可視
像を、前記圧接部すなわち一次転写部T1において中間
転写ベルト36上に転写する工程を、異なる色のトナー
を用いて複数回繰り返すことにより、中間転写ベルト3
6上で複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成
する方法であって、感光体10の線速度(周速)よりも
僅かに速い線速度(周速)で中間転写ベルト36を循環
駆動するとともに、駆動ローラ31への巻掛け部Aと前
記圧接部T1との間Bにおける中間転写ベルト36の伸
びが安定した後に、前記転写を開始することを特徴とし
ている。
【0107】このような方法によれば、感光体10の線
速度と中間転写ベルト36の線速度とが略同一速度であ
りながらも、感光体10の線速度よりも僅かに速い線速
度で中間転写ベルト36が循環駆動されるので、少なく
とも転写時においては、中間転写ベルト36は、駆動ロ
ーラ31への巻掛け部Aと前記圧接部T1との間Bにお
いて常に張力を受けた状態となる。
【0108】なお、この実施の形態では、上述した画像
形成装置を用いており、感光体10の帯電させられた部
位が一次転写部T1に達した状態、かつ中間転写ベルト
36に感光体10の帯電極性と逆極性の転写電圧V1が
印加された状態において、中間転写ベルト36がそれ自
体の張力および前記転写電圧による吸着力によって一次
転写部T1位置で感光体10に圧接されることとなるか
ら、このような状態のときに上記張力が発生することと
なるが、この実施の形態に用いることのできる装置は上
述したような装置に限らず、一次転写部T1に圧接ロー
ラ(一次転写ローラ)が設けられていて、このローラに
よって中間転写ベルトが感光体に圧接させられるように
なっている装置を用いることもできる。
【0109】いずれにしても、感光体10の線速度より
も僅かに速い線速度で中間転写ベルト36が循環駆動さ
れることにより、少なくとも転写時においては、中間転
写ベルト36は、駆動ローラ31への巻掛け部Aと前記
圧接部T1との間Bにおいて常に張力を受けた状態とな
る。
【0110】このため、上記圧接部T1における感光体
10と中間転写ベルト36との位置関係が安定し、安定
した転写状態が得られるとともに、レジストズレも生じ
難くなる。
【0111】仮に、感光体10と中間転写ベルト36と
を同一の線速度で駆動しようとすると、前述したよう
に、感光体10並びにその駆動機構、中間転写ベルト3
6、およびその駆動ローラ31並びにその駆動機構を構
成する各部品には、製造上の誤差が存在するから、上記
圧接部T1における感光体10と中間転写ベルト36と
の両者の線速度は完全には一致せず、中間転写ベルト3
6の線速度に比べて感光体10の線速度の方が速くなる
ことがある。このような状態となると、駆動ローラ31
への巻掛け部Aと前記圧接部T1との間Bにおいて中間
転写ベルト36に弛みが生じるため、圧接部T1におけ
る感光体10と中間転写ベルト36との位置関係が不安
定な状態となり、良好な転写状態が得られなくなるとと
もに、レジストズレも生じ易くなる。
【0112】これに対し、この実施の形態の方法によれ
ば、感光体10の線速度よりも僅かに速い線速度で中間
転写ベルト36が循環駆動されるので、少なくとも転写
時においては、中間転写ベルト36は、駆動ローラ31
への巻掛け部Aと前記圧接部T1との間において常に張
力を受けた状態となり、圧接部T1における感光体10
と中間転写ベルト36との位置関係が安定し、安定した
転写状態が得られるとともに、レジストズレも生じ難く
なる。
【0113】ところで、このように、感光体10の線速
度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルト36を循環
駆動すると、中間転写ベルト36には、駆動ローラ31
への巻掛け部Aと圧接部T1との間Bにおいて張力が作
用するので、この部分Bにおいて中間転写ベルト36は
伸びることとなるが、この伸びは、ある時間が経過する
と安定する。
【0114】このような状況下において、仮に、上記中
間転写ベルト36の伸びが安定する前に、感光体10か
ら中間転写ベルト36へのトナー像の転写が開始された
とすると、伸びが安定する前に転写されたトナー像と、
伸びが安定した後に転写されたトナー像との間には、位
置ズレ(レジストズレ)が生じることとなる。例えば、
第1色目のトナー像と第2色目以降のトナー像との間に
おいてレジストズレが生じることとなる。
【0115】しかしながら、この実施の形態の方法によ
れば、駆動ローラ31への巻掛け部Aと前記圧接部T1
との間Bにおける中間転写ベルト36の伸びが安定した
後に、前記トナー像の転写が開始されるので、上記中間
転写ベルト36の伸びに起因するレジストズレの発生が
防止されることとなる。
【0116】以上説明したように、この実施の形態の方
法によれば、安定した転写状態が得られるとともに、レ
ジストズレも生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画
像を得ることが可能となる。
【0117】<第2の実施の形態>この第2の実施の形
態は請求項2記載の発明に対応しており、回転駆動され
る感光体10に対して、駆動ローラ31と少なくとも1
本の従動ローラとの間に張架されて駆動ローラ31で循
環駆動される中間転写ベルト36を駆動ローラ31より
もベルト循環方向上流側においてローラ31,35間で
圧接させ、感光体10を一様に帯電させた後、露光Lし
て潜像を形成し、この潜像をトナーで現像して可視像と
なし、この可視像を、上記感光体10の帯電極性と逆極
性の転写電圧V1が印加された中間転写ベルト36上に
前記圧接部T1において転写する工程を、異なる色のト
ナーを用いて複数回繰り返すことにより、中間転写ベル
ト36上で複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を
形成する方法であって、前記感光体10の線速度よりも
僅かに速い線速度で中間転写ベルト36を循環駆動する
方法である。
【0118】感光体10の線速度よりも僅かに速い線速
度で中間転写ベルト36を循環駆動することによる作用
効果は、第1の実施の形態で説明した通りである。
【0119】この第2の実施の形態の特徴は、感光体1
0の帯電部(前記帯電ローラ11によって帯電させられ
た部分)が前記圧接部T1に達しておりかつ前記転写電
圧V1が印加されている状態となった時点から、駆動ロ
ーラ31への巻掛け部Aと前記圧接部T1との間Bにお
ける中間転写ベルト36の伸びが安定するまでの時間を
t1とし、感光体10への帯電ローラ11による帯電開
始から露光Lの開始までの時間をt2としたとき、t1
≦t2なる関係が成立するタイミングで露光Lを開始す
ることにある。
【0120】感光体10の線速度よりも僅かに速い線速
度で中間転写ベルト36が循環駆動される状態におい
て、感光体10の帯電部が前記圧接部T1に達しており
かつ一次転写電圧V1が印加されている状態になると、
感光体10と中間転写ベルト36との間には、前述した
ように、中間転写ベルト36自体の張力および一次転写
電圧V1による吸着力による圧接力が作用するので、中
間転写ベルト36には、駆動ローラ31への巻掛け部A
と圧接部T1との間において張力が作用する。したがっ
て、この部分Bにおいて中間転写ベルト36は伸びるこ
ととなるが、この伸びは、ある時間が経過すると安定す
る。
【0121】このような状況下において、仮に、上記中
間転写ベルト36の伸びが安定する前に、感光体10へ
の潜像の露光が開始されたとすると、伸びが安定する前
に露光され転写された像と、伸びが安定した後に露光さ
れ転写された像との間には、位置ズレ(レジストズレ)
が生じるおそれがある。
【0122】しかしながら、この方法によれば、感光体
10の帯電部が前記圧接部T1に達しておりかつ一次転
写電圧V1が印加されている状態となった時点(すなわ
ち中間転写ベルト36の上記伸びが発生する時点)か
ら、駆動ローラ31への巻掛け部Aと前記圧接部T1と
の間Bにおける中間転写ベルト36の伸びが安定するま
での時間をt1とし、前記時点から露光Lの開始までの
時間をt2としたとき、t1≦t2なる関係が成立する
タイミングで露光Lが開始されるので、感光体10から
中間転写ベルト36へのトナー像の転写が開始される時
点では、すでに中間転写ベルト36の伸びが安定した状
態となっていることとなる。
【0123】したがって、中間転写ベルト36の伸びに
起因するレジストズレの発生が防止されることとなる。
【0124】以上説明したように、この方法によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。しかも、転写部T1における圧接ローラ
も不要となる。
【0125】<第3の実施の形態>この第3の実施の形
態は請求項3記載の発明に対応している。
【0126】この第3の実施の形態の方法が、上述した
第2の実施の形態の方法と異なる点は、感光体10の帯
電部が圧接部T1に達しておりかつ一次転写電圧V1が
印加されている状態となった時点から、駆動ローラ31
への巻掛け部Aと前記圧接部T1との間における中間転
写ベルト36の伸びが安定するまでの時間をt1とし、
前記時点から感光体10の露光部(露光ユニットによっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光Lがなされた部
分)が圧接部T1に達するまでの時間をt3としたと
き、t1≦t3なる関係が成立するタイミングで露光L
を開始する点にある。
【0127】このような方法によっても、感光体10か
ら中間転写ベルト36へのトナー像の転写が開始される
時点では、すでに中間転写ベルト36の伸びが安定した
状態となっていることとなるので、中間転写ベルト36
の伸びに起因するレジストズレの発生が防止されること
となる。
【0128】すなわち、このような第3の実施の形態の
方法によっても、安定した転写状態が得られるととも
に、レジストズレも生じ難くなり、結果として綺麗なカ
ラー画像を得ることが可能となる。
【0129】<第4の実施の形態>この第4の実施の形
態は請求項4記載の発明に対応しており、回転駆動され
る感光体10に対して、駆動ローラ31にて循環駆動さ
れる中間転写ベルト36を駆動ローラ31よりもベルト
循環方向上流側において圧接させ、中間転写ベルト36
に形成されたマークMを検出手段41で検出した時点を
基準として感光体10に潜像を形成し、この潜像をトナ
ーで現像して可視像となし、この可視像を、前記圧接部
T1において中間転写ベルト36上に転写する工程を、
異なる色のトナーを用いて複数回繰り返すことにより、
中間転写ベルト36上で複数色の可視像を重ね合わせて
カラー画像を形成する方法であって、感光体10の線速
度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルト36を循環
駆動するとともに、前記マークMの検出を開始してから
マークMが2回目に検出された時点を基準として前記潜
像の形成を開始することを特徴としている。すなわち、
前記マークMの検出を開始してから1回目のマークMの
検出を無視し、マークが2回目に検出された時点を基準
として前記潜像の形成を開始する方法である。
【0130】この第4の実施の形態の方法によれば、中
間転写ベルト36に形成されたマークMが検出手段41
で検出された時点を基準として感光体10に潜像が形成
されので、結果として中間転写ベルト36上の所定位置
に確実にトナー像を転写することができる。したがっ
て、前述した画像形成装置のように、中間転写ベルト3
6がシームレスベルトではなくシームベルト(継ぎ目の
あるベルト)である場合には、その継ぎ目部分を避けて
トナー像を転写させることができるので、特に有効であ
る。
【0131】また、この方法によれば、前述した他の実
施の形態と同様、感光体10の線速度よりも僅かに速い
線速度で中間転写ベルト36が循環駆動されるので、安
定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも生
じ難くなる。
【0132】また、前述したように、感光体10の線速
度よりも僅かに速い線速度で中間転写ベルト36が循環
駆動される結果として、駆動ローラ31への巻掛け部A
と圧接部T1との間において中間転写ベルト36は伸び
ることとなるが、この伸びは、ある時間が経過すると安
定する。
【0133】中間転写ベルト36の上記伸びが安定する
までの時間t1は比較的短時間であるが、仮にこの伸び
が安定する前に像の転写が開始されたとするとレジスト
ズレが生じることは、前述した通りである。
【0134】しかしながら、この第4の実施の形態の方
法によれば、前記マークMの検出を開始してからマーク
Mが2回目に検出された時点を基準として潜像の形成が
開始されるから、潜像の形成が開始される時点では、中
間転写ベルト36は少なくともすでに1回転しているこ
ととなり、これによって中間転写ベルトの上記伸びは確
実に安定した状態となっている。
【0135】したがって、この方法によれば、駆動ロー
ラ31への巻掛け部Aと前記圧接部T1との間Bにおけ
る中間転写ベルト36の伸びが安定した後に、前記転写
が開始されるので、中間転写ベルト36の伸びに起因す
るレジストズレの発生が防止されることとなる。
【0136】以上説明したように、この方法によれば、
安定した転写状態が得られるとともに、レジストズレも
生じ難くなり、結果として綺麗なカラー画像を得ること
が可能となる。しかも、中間転写ベルト36状の所定位
置に確実に像を転写させることができる。
【0137】<第5の実施の形態>この第5の実施の形
態は請求項5記載の発明に対応している。
【0138】この第5の実施の形態が上述した第4の実
施の形態と異なる点は、マークMの検出を開始してから
マークMが1回目に検出されるまでの時間をt4、駆動
ローラ31への巻掛け部Aと前記圧接部T1との間にお
ける中間転写ベルト36の伸びが安定するまでの時間を
t5としたとき、t4≦t5の場合には前記マークMが
2回目に検出された時点を基準として潜像の形成を開始
し、t5≦t4の場合にはマークMが1回目に検出され
た時点を基準として潜像の形成を開始する点にある。な
お、この実施の形態の方法も、前述した画像形成装置を
用いているので、この場合の時間t5は前述した時間t
1に等しい。すなわち、t5=t1である。
【0139】この実施の形態の方法によれば、t4≦t
5の場合にはマークMが2回目に検出された時点を基準
として潜像の形成が開始されるので、潜像の形成が開始
される時点では、中間転写ベルト36は少なくともすで
に1回転していることとなり、これによって中間転写ベ
ルト36の上記伸びは安定した状態となっている。
【0140】一方、t5≦t4の場合には前記マークM
が1回目に検出された時点を基準として潜像の形成が開
始されることとなるが、t5≦t4であるが故に、潜像
の形成が開始される時点では、中間転写ベルト36の上
記伸びはすでに安定した状態となっている。
【0141】したがって、この方法によれば、上記第4
の実施の形態と同様、安定した転写状態が得られるとと
もに、レジストズレも生じ難くなり、結果として綺麗な
カラー画像を得ることが可能となるという効果が得られ
ることに加えて、t5≦t4の場合にはマークMが1回
目に検出された時点を基準として潜像の形成が開始され
ることとなるので、上記第4の実施の形態に比べて、総
体的に、より速やかな画像形成が可能となる。
【0142】<第6の実施の形態>この第6の実施の形
態は請求項6記載の発明に対応している。
【0143】この実施の形態が上述した第5の実施の形
態と異なる点は、前記マークMの検出を開始してからマ
ークが1回目に検出されるまでの時間をt4、駆動ロー
ラへの巻掛け部Aと前記圧接部T1との間Bにおける中
間転写ベルト36の伸びが安定するまでの時間をt5と
したとき、t5≦t4なる関係が成立する位置に、中間
転写ベルト36のマークMを位置させ、マークMが1回
目に検出された時点を基準として潜像の形成を開始する
点にある。
【0144】中間転写ベルト36の上記伸びが安定する
までの時間t5(=t1)は短時間である。
【0145】この時間t1は、 t1=(Fs・L)/(E・S・(Vm−Vp)) E:中間転写ベルト36の縦弾性係数(kg/mm2) S:中間転写ベルト36の断面積(mm2) L:駆動ローラ31への巻掛け部Aと圧接部T1との間
Bの距離(mm) Vm:中間転写ベルト36の線速度(mm/sec) Vp:感光体10の線速度(mm/sec) Fs:感光体10と中間転写ベルト36との間の摩擦力
(kgf) として得られ、例えば、 E=160(kg/mm2) S=0.1×360=36(mm2) L=60(mm) Vm=180(mm/sec) Vp=180−0.1=179.9(mm/sec) Fs=1.4(kgf) であるとき、t1=0.14(sec)となる。
【0146】前述した画像形成装置を上のように構成し
た場合、この方法では、マークMが、およそ図1に符号
Mで示した位置に来るように中間転写ベルト36を位置
させる。
【0147】具体的には、画像形成が終了した後、検出
手段41でマークMが検出された時点から、駆動ローラ
31を所定回転数だけ回転させることによって、マーク
Mを、およそ図1に符号Mで示した位置に位置させるこ
とができる。
【0148】この実施の形態の方法によれば、前記マー
クMの検出を開始してからマークMが1回目に検出され
るまでの時間をt4、駆動ローラ31への巻掛け部Aと
前記圧接部T1との間における中間転写ベルト36の伸
びが安定するまでの時間をt5としたとき、t5≦t4
なる関係が成立する位置に、中間転写ベルト36のマー
クMが位置させられており、このマークMが1回目に検
出された時点を基準として潜像の形成が開始されるの
で、潜像の形成が開始される時点では、中間転写ベルト
36の上記伸びはすでに安定した状態となっている。
【0149】したがって、この方法によれば、上記第4
の実施の形態と同様、安定した転写状態が得られるとと
もに、レジストズレも生じ難くなり、結果として綺麗な
カラー画像を得ることが可能となるという効果が得られ
ることに加えて、t5≦t4なる関係が成立する位置
に、中間転写ベルト36のマークMが位置させられてお
り、このマークMが1回目に検出された時点を基準とし
て潜像の形成が開始されることとなるので、上記第5の
実施の形態に比べて、総体的に、より速やかな画像形成
が可能となる。
【0150】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
【0151】
【発明の効果】請求項1〜6記載のいずれのカラー画像
形成方法によっても、安定した転写状態が得られるとと
もに、レジストズレも生じ難くなり、結果として綺麗な
カラー画像を得ることが可能となる。
【0152】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成方法を実施するた
めの画像形成装置の一例示す模式図。
【図2】図1におけるII−II拡大部分端面図。
【符号の説明】
10 感光体(潜像担持体) 20 現像ローラ 30 中間転写装置 31 駆動ローラ 35 従動ローラ 36 中間転写ベルト 41 検出手段 T1 一次転写部(圧接部) A 駆動ローラへの巻掛け部 L 露光 M マーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される潜像担持体に対して、駆
    動ローラにて循環駆動される中間転写ベルトを駆動ロー
    ラよりもベルト循環方向上流側において圧接させ、前記
    潜像担持体に潜像を形成し、この潜像を現像剤で現像し
    て可視像となし、この可視像を、前記圧接部において中
    間転写ベルト上に転写する工程を、異なる色の現像剤を
    用いて複数回繰り返すことにより、中間転写ベルト上で
    複数色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成する方
    法であって、 前記潜像担持体の線速度よりも僅かに速い線速度で中間
    転写ベルトを循環駆動するとともに、駆動ローラへの巻
    掛け部と前記圧接部との間における中間転写ベルトの伸
    びが安定した後に、前記可視像の転写を開始することを
    特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 回転駆動される感光体に対して、駆動ロ
    ーラと少なくとも1本の従動ローラとの間に張架されて
    駆動ローラで循環駆動される中間転写ベルトを駆動ロー
    ラよりもベルト循環方向上流側においてローラ間で圧接
    させ、前記感光体を一様に帯電させた後、露光して潜像
    を形成し、この潜像を現像剤で現像して可視像となし、
    この可視像を、上記感光体の帯電極性と逆極性の転写電
    圧が印加された中間転写ベルト上に前記圧接部において
    転写する工程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り
    返すことにより、中間転写ベルト上で複数色の可視像を
    重ね合わせてカラー画像を形成する方法であって、 前記感光体の線速度よりも僅かに速い線速度で中間転写
    ベルトを循環駆動するとともに、 前記感光体の帯電部が前記圧接部に達しておりかつ前記
    転写電圧が印加されている状態となった時点から、駆動
    ローラへの巻掛け部と前記圧接部との間における中間転
    写ベルトの伸びが安定するまでの時間をt1とし、前記
    時点から露光開始までの時間をt2としたとき、t1≦
    t2なる関係が成立するタイミングで前記露光を開始す
    ることを特徴とするカラー画像形成方法。
  3. 【請求項3】 回転駆動される感光体に対して、駆動ロ
    ーラと少なくとも1本の従動ローラとの間に張架されて
    駆動ローラで循環駆動される中間転写ベルトを駆動ロー
    ラよりもベルト循環方向上流側においてローラ間で圧接
    させ、前記感光体を一様に帯電させた後、露光して潜像
    を形成し、この潜像を現像剤で現像して可視像となし、
    この可視像を、上記感光体の帯電極性と逆極性の転写電
    圧が印加された中間転写ベルト上に前記圧接部において
    転写する工程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り
    返すことにより、中間転写ベルト上で複数色の可視像を
    重ね合わせてカラー画像を形成する方法であって、 前記感光体の線速度よりも僅かに速い線速度で中間転写
    ベルトを循環駆動するとともに、 前記感光体の帯電部が前記圧接部に達しておりかつ前記
    転写電圧が印加されている状態となった時点から、駆動
    ローラへの巻掛け部と前記圧接部との間における中間転
    写ベルトの伸びが安定するまでの時間をt1とし、前記
    時点から前記感光体の露光部が前記圧接部に達するまで
    の時間をt3としたとき、t1≦t3なる関係が成立す
    るタイミングで前記露光を開始することを特徴とするカ
    ラー画像形成方法。
  4. 【請求項4】 回転駆動される潜像担持体に対して、駆
    動ローラにて循環駆動される中間転写ベルトを駆動ロー
    ラよりもベルト循環方向上流側において圧接させ、前記
    中間転写ベルトに形成されたマークを検出手段で検出し
    た時点を基準として前記潜像担持体に潜像を形成し、こ
    の潜像を現像剤で現像して可視像となし、この可視像
    を、前記圧接部において中間転写ベルト上に転写する工
    程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことに
    より、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わせ
    てカラー画像を形成する方法であって、 前記潜像担持体の線速度よりも僅かに速い線速度で中間
    転写ベルトを循環駆動するとともに、 前記マークの検出を開始してから前記マークが2回目に
    検出された時点を基準として前記潜像の形成を開始する
    ことを特徴とするカラー画像形成方法。
  5. 【請求項5】 回転駆動される潜像担持体に対して、駆
    動ローラにて循環駆動される中間転写ベルトを駆動ロー
    ラよりもベルト循環方向上流側において圧接させ、前記
    中間転写ベルトに形成されたマークを検出手段で検出し
    た時点を基準として前記潜像担持体に潜像を形成し、こ
    の潜像を現像剤で現像して可視像となし、この可視像
    を、前記圧接部において中間転写ベルト上に転写する工
    程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことに
    より、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わせ
    てカラー画像を形成する方法であって、 前記潜像担持体の線速度よりも僅かに速い線速度で中間
    転写ベルトを循環駆動するとともに、 前記マークの検出を開始してからマークが1回目に検出
    されるまでの時間をt4、駆動ローラへの巻掛け部と前
    記圧接部との間における中間転写ベルトの伸びが安定す
    るまでの時間をt5としたとき、t4≦t5の場合には
    前記マークが2回目に検出された時点を基準として前記
    潜像の形成を開始し、t5≦t4の場合には前記マーク
    が1回目に検出された時点を基準として前記潜像の形成
    を開始することを特徴とするカラー画像形成方法。
  6. 【請求項6】 回転駆動される潜像担持体に対して、駆
    動ローラにて循環駆動される中間転写ベルトを駆動ロー
    ラよりもベルト循環方向上流側において圧接させ、前記
    中間転写ベルトに形成されたマークを検出手段で検出し
    た時点を基準として前記潜像担持体に潜像を形成し、こ
    の潜像を現像剤で現像して可視像となし、この可視像
    を、前記圧接部において中間転写ベルト上に転写する工
    程を、異なる色の現像剤を用いて複数回繰り返すことに
    より、中間転写ベルト上で複数色の可視像を重ね合わせ
    てカラー画像を形成する方法であって、 前記潜像担持体の線速度よりも僅かに速い線速度で中間
    転写ベルトを循環駆動するとともに、 前記マークの検出を開始してからマークが1回目に検出
    されるまでの時間をt4、駆動ローラへの巻掛け部と前
    記圧接部との間における中間転写ベルトの伸びが安定す
    るまでの時間をt5としたとき、t5≦t4なる関係が
    成立する位置に、前記中間転写ベルトのマークを位置さ
    せ、マークが1回目に検出された時点を基準として前記
    潜像の形成を開始することを特徴とするカラー画像形成
    方法。
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