JPH11192582A - アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材 - Google Patents
アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材Info
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Abstract
び貯蔵安定性を向上させる。 【解決手段】 アルミニウム材をろう付けするためのろ
う材粉末と;バインダー樹脂と;有機溶剤及び/又は水
と;から成り、バインダー樹脂が、活性水素含有基
(a)を有する高分子重合体(A)と、加熱により活性
水素と反応可能な官能基(b)を有する架橋剤(B)か
ら成る。
Description
から成る材料、即ち、アルミニウム材のろう付け(ブレ
ージング)に使用されるアルミニウム材ろう付け用ペー
スト及び、該ペーストが塗布されたアルミニウム材に関
する。更に詳しくは、自動車及び各種産業用アルミニウ
ム合金製エバポレーター、コンデンサー、ラジエター等
の熱交換器等を接合組立する際のろう付けに適するろう
付け用ペースト及び、該ペーストが塗布されたアルミニ
ウム材に関する。
は、一般に、下記のように行われる。即ち、押出形成さ
れた多穴管から成るチューブに対し、ろう(ろう材)を
母材にクラッドしたブレージングシートが使用されて、
フィンがろう付けされている。
量化のために、特開平9−85483号公報に示すよう
に、薄肉化に限界があるろう材を母材にクラッドしたク
ラッドフィンをベアフィンに置き換えて、薄肉化し、チ
ューブ外面に、塗布により、ろう材粉末とバインダー樹
脂から成る被膜を形成して、チューブとフィンをろう付
けすることが提案されている。
しては、従来、多数の高分子化合物が提案されている。
しかしながら、これら高分子化合物は、何れも、有機溶
剤に対して可溶であった。そのため、熱交換器の製造工
程において、何らかの原因で、有機溶剤が上記被膜に付
着した際には、高分子化合物が溶出して、被膜、即ち、
ろう材粉末がチューブから剥離し易かった。このため、
ろう付け性が悪く、フィンをチューブに良好にろう付け
できないとの問題があった。
(経時安定性)を解決するために鋭意検討した結果、バ
インダー樹脂の基本骨格をなす高分子重合体を、特定の
架橋剤により、架橋して、高分子重合体を3次元的な網
目状とすることで、有機溶剤によるバインダー樹脂の溶
出を防止できることを見い出し、本発明に到達した。
ろう付け用ペーストの特徴とするところは、アルミニウ
ム材をろう付けするためのろう材粉末と;バインダー樹
脂と;有機溶剤及び/又は水と;から成るアルミニウム
材ろう付け用ペーストにおいて、バインダー樹脂が、活
性水素含有基(a)を有する高分子重合体(A)と、加
熱により活性水素と反応可能な官能基(b)を有する架
橋剤(B)から成る点にある。尚、高分子重合体(A)
が、活性水素含有基(a)を有するエチレン性不飽和単
量体と(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体を必
須構成単量体とする高分子共重合体とされることもあ
る。又、活性水素含有基(a)が、水酸基、カルボキシ
ル基、アミノ基及びメルカプト基から成る群より選ばれ
る1種以上の官能基とされることもある。更に、官能基
(b)が、アミンイミド基、ヒドロキシアルキルアミド
基、アルコキシアルキルアミド基、ブロックイソシアネ
ート基及びブロックエポキシ基から成る群より選ばれる
1種以上の官能基とされることもある。又、本発明のア
ルミニウム材の特徴とするところは、上記アルミニウム
材ろう付け用ペーストにおける、ろう材粉末とバインダ
ー樹脂から成る被膜により被覆され、被膜1m2 当たり
の重量が10〜100gとされた点にある。
本発明のアルミニウム材ろう付け用ペースト(ろう付け
用組成物、ろう付け用スラリー)は、アルミニウム材を
ろう付けするためのろう材粉末と;バインダー樹脂と:
有機溶剤及び/又は水;とから成る。
として使用可能な金属や、アルミニウム材の表面と反
応し、低融点合金層を形成して、ろう材として寄与する
金属等が使用されるが、通常、各種アルミニウム合金が
使用される。このアルミニウム合金には、珪素(元素)
を通常よりも多量、即ち、10〜50wt%(重量%)
含有するものが望ましい。それは、ろう材粉末として、
通常よりも多量の珪素を含有するアルミニウム合金を使
用すれば、ろう付けされるアルミニウム材(被作業材、
被ろう付け材)に塗布するペースト量(即ち、ろう材粉
末、バインダー樹脂等)を低減でき、本発明の効果を十
分に発揮できるからである。尚、ろう材粉末を、珪素を
含有するアルミニウム合金とせずに、珪素粉単体とする
場合もある。
で、珪素以外の亜鉛、鉄、銅、マンガン、スズ、インジ
ウム等の元素を、ろう付け性に悪影響を与えない量の範
囲で、添加してもよい。例えば、亜鉛は40wt%程度
まで添加しても、ろう付け性に悪影響を与える等の問題
はない。
度が望ましい。ろう材粉末の粒径が下限の5μm以下で
あると、ろう材粉末の製造コストが高くつくと共に、ろ
う材粉末に酸化被膜が形成され易くなり、ろう付け性が
阻害される。又、ろう材粉末の粒径が上限の100μm
以上になると、アルミニウム材に塗布されたペーストか
ら有機溶剤及び/又は水を実質上除去する乾燥工程で、
ろう材粉末がアルミニウム材上に留まらずに、バインダ
ー樹脂と共に落下し易くなり、アルミニウム材上にろう
材粉末を所定量付着させることが困難となる。
アルミニウム材上に保持して、アルミニウム材上に、ろ
う材粉末とバインダー樹脂から成る均一な被膜を形成す
るためのものである。ろう付け用ペーストにおいて、ろ
う材粉末100重量部に対するバインダー樹脂の配合量
は、通常2〜200重量部、好ましくは、5〜100重
量部とされる。バインダー樹脂は、活性水素含有基
(a)を有する高分子重合体(A)と、加熱により活性
水素と反応可能な官能基(b)を有する架橋剤(B)か
ら成る。高分子重合体(A)中の活性水素含有基(a)
と架橋剤(B)中の官能基(b)の等量比(a)/
(b)は、通常、0.2〜5.0であり、耐溶剤性の点
から、好ましくは、0.5〜2.0である。
塗布性の点から、2,000〜1,000,000が好
ましい。高分子重合体(A)の溶解度パラメータ(以
下、単にSP値という)は、耐食性の点から、50.0
以下とされ、好ましくは、8.5〜30.0とされる。
尚、SP値はFedors法[Polym.Eng.S
ci.14(2)152,(1974)]によって算出
される値である。高分子重合体(A)は、活性水素含有
基(a)を有するものであれば、特に限定されないが、
好ましくは、活性水素含有基(a)を有するエチレン性
不飽和単量体と(メタ)アクリル酸アルキルエステル単
量体を必須構成単量体とする高分子共重合体である。高
分子重合体(A)中の活性水素含有基(a)の含有量
は、耐溶剤性及び耐ブロッキング性の点から、好ましく
は、0.2〜5.0mmol/g、更に好ましくは、
0.4〜2.0mmol/gである。
が、例えば、水酸基、カルボキシル基、アミノ基及びメ
ルカプト基から成る群(尚、上記任意の構成要素を削除
してもよい。)より選ばれる1種以上の官能基とされ
る。この内、臭気性の点からは、水酸基、カルボキシル
基が好ましい。
(A)への導入方法は、特に限定されないが、例えば、
下記の方法が挙げられる。即ち、活性水素含有基
(a)を有するエチレン性不飽和単量体(α)[例え
ば、マレイン酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリル
酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート等]と、他のエ
チレン性不飽和単量体(β)を共重合する方法と、高
分子重合体に有機過酸化水素系ラジカル重合開始剤[例
えば、ターシャリブチルパーオキシラウレート、ターシ
ャリブチルパーオキシアセテート等]を用いて、活性水
素含有基(a)を有するエチレン性不飽和単量体をグラ
フト重合する方法等である。
例えば、オレフィン[例えば、炭素数2〜20のα−
オレフィン等]、共役ジエン[例えば、ブタジエン、
イソプレン等]、ビニル芳香族[例えば、スチレン、
α−メチルスチレン等]、ビニルエステル[例えば、
酢酸ビニル等]、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル[例えば、炭素数2〜20のアルキル基を有する(メ
タ)アクリレート等]、ビニルピリジン[例えば、N
−ビニルピリジン等]、ビニルラクタム[例えば、N
−ビニルピロリドン、3−メチル−N−ビニルピロリド
ン等]、ビニルイミダゾール[例えば、N−イミダゾ
ール、2−メチル−2−イミダゾール等];及びこれら
2種以上の混合物が挙げられる。この内、低温揮発分解
性の点から好ましいのは、上記(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルであり、更に好ましいのは、メタクリル
酸アルキルエステルである。
応可能な官能基(b)を有する架橋剤(B)の使用は、
耐ブロッキング性、貯蔵安定性及び耐溶剤性の点から有
用である。架橋剤(B)は特に限定されないが、架橋剤
(B)として、活性水素と低温でも反応可能な架橋剤
(例えば、ポリイソシアネート化合物、ポリエポキシ化
合物等)を使用すれば、製造(配合)後のろう付け用ペ
ーストの貯蔵安定性(保存安定性)や作業性が劣り、好
ましくない。
素と反応可能な官能基であれば、特に限定はなく、例え
ば、加熱により、イソシアネート化合物、エポキシ化合
物、ホルマリン化合物等を生じる官能基が挙げられる。
耐溶剤性、貯蔵安定性の点から、官能基(b)として、
好ましくは、アミンイミド基[例えば、1,1−ジメチ
ル−1−(2−ヒドロキシプロピル)アミンイミド基
等]、ブロックイソシアネート基[例えば、オキシムブ
ッロクイソシアネート、メタノールブッロクイソシアネ
ート、カプロラクタムブッロクイソシアネート、フェノ
ールブッロクイソシアネート等]、ブロックエポキシ基
[例えば、炭酸ブロックエポキシ基等]、ヒドロキシア
ルキルアミド基[例えば、メチロールアミド基等]、ア
ルコキシアルキルアミド基[例えば、ブチロキシメチル
アミド基等]から成る群(尚、上記任意の構成要素を削
除してもよい。)より選ばれる1種以上の官能基とされ
る。架橋剤(B)1分子中に含有される官能基(b)の
数は、耐溶剤性の点から、通常、2個以上とされ、好ま
しくは、3個以上とされる。
される、有機溶剤及び/又は水の配合量(含有量)は、
特に限定されないが、ろう付け用ペーストが塗布(例え
ば、刷毛塗布、スプレー塗布、ロールコーター塗布、浸
積塗布等)のために適当な粘度を有するように、上記配
合量は調整される。有機溶剤は、特に限定されないが、
乾燥性の点から、沸点250℃以下のものが好ましい。
トに付与する各機能に応じて、以下のものを添加しても
よい。例えば、ペーストに平滑性を付与する場合には、
ペーストに、低分子潤滑剤[例えば、メチルピロリド
ン、イソプロピルアルコール等]、高分子潤滑剤[例え
ば、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリウレタ
ン、コロイダルシリカ等]等を添加してもよい。
性を付与する場合には、ペーストに、防菌剤[例えば、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン等]や、防か
び剤[2−チアゾール−4−(メチルスルホニル)ピリ
ジン等]を添加してもよい。
一塗布性を付与する場合には、ペーストに、レベリング
剤として、界面活性剤[例えば、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル等のノニオン活性剤、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸エステル等のアニオン
活性剤、アルキルアミン塩等のカチオン活性剤、N,
N,N−トリアルキル−N−スルホアルキレンアンモニ
ウムベタイン等の両性活性剤]を添加してもよい。
に対するフラックス塗布工程を省略する場合には、ろう
付け用ペーストに、フッ素系やセシウム系等のフラック
スを添加してもよい。
めることで、ろう付けの作業性を向上させる場合には、
ペーストに、酸触媒[例えば、パラトルエンスルホン
酸、リン酸ジブチルのような有機酸等]、アルカリ触媒
[例えば、トリブチルアミンのような有機アミン等]を
添加してもよい。
には、ろう材粉末、バインダー樹脂及び必要により添加
される各種添加剤を、有機溶剤及び/又は水に、溶解、
可溶化、分散、懸濁させることで、容易に製造できる。
は、ペーストをアルミニウム材に塗布して、ペースト
から有機溶剤及び/又は水を実質上除去した後、加熱に
より、ペーストを硬化させる方法と、ペーストからの
有機溶剤及び/又は水の除去と、ペーストの硬化を、加
熱により、同時に行う方法がある。ろう付け用ペースト
から有機溶剤及び/又は水を実質上除去する方法には、
特に限定はなく、加熱除去、減圧除去、自然乾燥除去等
が挙げられる。ペーストから有機溶剤及び/又は水を実
質上除去した際には、アルミニウム材上に、ろう材粉末
とバインダー樹脂等から成る被膜が形成されるが、この
被膜1m2 当たりの重量は10〜100gとすることが
好ましい。ろう付け用ペーストを硬化させる際の加熱温
度は、架橋剤(B)中の官能基(b)が高分子重合体
(A)の活性水素含有基(a)中の活性水素と反応可能
となる温度以上であればよく、通常、80℃〜250
℃、好ましくは、100〜200℃とされる。
アルミニウム材、即ち、アルミニウム合金から成る材料
がろう付けされる。尚、ろう付け用ペーストから有機溶
剤及び/又は水を実質上除去した際に形成される被膜
の、アルミニウム材に対する付着性や密着性を良好に
し、被膜の厚さを均一にして、被膜の剥離や被膜の厚さ
の不均一(ばらつき)によるろう付け後の局部的な未着
部(ろう付けされていない部分)の発生を防止するため
には、アルミニウム材の表面が10〜60μm程度の凹
凸を有することが望ましい。
付けが行え、且つ、このアルミニウム合金により構成さ
れる製品や部品に要求される機能、用途及び目的等に適
合するものであればよい。例えば、押出しチューブの場
合には、チューブを構成するアルミニウム合金の材質
を、押出し性が良好なものとすればよく、又、熱交換器
の場合には、熱交換器を構成するアルミニウム合金の材
質を、耐食性等が良好なものとすればよい。
がら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
ンに、メチルエチルケトン500部を入れて、攪拌しな
がら、75℃(表1の「A−1」の欄の「反応温度」の
項目参照)に加熱し、この温度を保持した。次に、不飽
和重合性高分子重合体(A)の構成成分として、下記の
反応性単量体(モノマー)を選択し、これら単量体の
内、NBMとHEMを、表1の「A−1」の欄の「組
成」の項目に示す割合で配合し、この配合したものを1
000部、重合開始剤である2,2−アゾビス(2−ア
ミジプロパン)ハイドロクロリド(以下AHC)5部
(表1の「A−1」の欄の「AHC量」の項目参照)、
トルエン500部を混合して、混合液を得た。この混合
液を、上記コルベン内に3時間かけて滴下し、5時間同
条件で攪拌後、AHC0.1部を添加して、更に3時間
攪拌した。次に、コルベン内からメチルエチルケトンを
減圧除去して、高分子重合体(A−1)を得た。
び、表2の「B−1」と「B−2」の欄に示すように、
反応性単量体の種類と配合割合、反応温度、AHC(重
合開始剤)の配合量のみを変更して、上記同様の操作を
行い、高分子重合体(A−2〜A−5)及び、架橋剤
(B−1、B−2)を得た。
ト[日本油脂株式会社製ブレンマーPP500] AMI :1,1−ジメチル−1−(2−ヒドロキシプ
ロピル)アミンメタクリルアミド[イヌイ株式会社製イ
ミド−100] MOA :メチロールアクリルアミド
ンに、メチルエチルケトンオキシム260部、イソホロ
ンジイソシアネートヌレート体740部、メチルエチル
ケトン500部を入れて、攪拌しながら60℃に加熱し
た。10時間同条件で攪拌後、コルベン内から、メチル
エチルケトン及び過剰のメチルエチルケトンオキシムを
減圧除去して、架橋剤(B−3)を得た。
るアルミニウム製円筒状ビレットを、多穴偏平管(高さ
1.8mm、幅16mm、19孔)に押出形成した後、
表面にブラスト処理を施して、チューブを得た。次に、
下記の表3の「実施例1」の欄に示すように、バインダ
ー樹脂を構成する高分子重合体(A)及び架橋剤(B)
成分として、上記高分子重合体(A−1)及び架橋剤
(B−1)を選択し、これらの活性水素含有基(a)と
官能基(b)の当量比(当量比の値)が1.0/1.0
となるように、高分子重合体(A−1)及び架橋剤(B
−1)を配合し、触媒を使用せずに、バインダー樹脂を
製造した。
平均粒径40μmのAl−25Si−15Zn合金粉末
と、有機溶剤であるトルエンを配合して、ろう付け用ペ
ーストを製造した。尚、ペースト中のアルミニウム合金
粉末、バインダー樹脂、トルエンの重量比率は40:
6:54とした。このペースト中に上記チューブを浸積
して、チューブにペーストを付着させた後、150℃に
よる加熱処理を5分間(表3の「実施例1」の欄の「加
熱時間」の項目参照)行い、チューブ上のペーストから
トルエンを実質上除去して、チューブ上に、ペーストの
合金粉末とバインダー樹脂から成る被膜を形成した。
尚、被膜1m2 当たりの重量は30gであった。
〜実施例10の欄に示すように、高分子重合体(A)成
分、架橋剤(B)成分、加熱時間のみを変更して、実施
例1と同一条件の処理を行い、実施例2〜10のろう付
け用ペーストと、該ペーストの被膜が形成された実施例
2〜10のチューブを得た。
能基(b)の当量比(当量比の値)が0.8/1.2に
なるように、高分子重合体(A−1)及び架橋剤(B−
1)を配合したこと以外は、実施例9と同一条件の処理
を行い(表3の実施例11の欄参照)、ろう付け用ペー
ストと、該ペーストの被膜が形成されたチューブを得
た。
能基(b)の当量比(当量比の値)が1.2/0.8に
なるように、高分子重合体(A−1)及び架橋剤(B−
1)を配合したこと以外は、実施例9と同一条件の処理
を行い(表3の実施例12の欄参照)、ろう付け用ペー
ストと、該ペーストの被膜が形成されたチューブを得
た。
に、触媒として、0.5wt%のリン酸ジブチルを使用
したことと、加熱時間を1分にしたこと以外は、実施例
9と同一条件の処理を行い(表3の実施例13の欄参
照)、ろう付け用ペーストと、該ペーストの被膜が形成
されたチューブを得た。
すように、バインダー樹脂を、高分子重合体(A−1)
〜(A−4)の何れかのみから構成したことと、加熱時
間を1分にしたこと以外は、実施例1と同一条件の処理
を行い、比較例1〜5のろう付け用ペーストと、該ペー
ストの被膜が形成された比較例1〜5のチューブを得
た。
に、バインダー樹脂を、高分子重合体(A−1)と架橋
剤(B−4)から構成したこと以外は、実施例9と同一
条件の処理を行い、ろう付け用ペーストと、該ペースト
の被膜が形成されたチューブを得た。尚、架橋剤(B−
4)として、イソホロンジイソシアネートヌレート体を
使用した。
用ペースト及びチューブについて、下記に示すように、
ろう付け性、耐溶剤性、貯蔵安定性の各試験を行った。
結果を表3に示す。
ート)加工された板厚0.07mmのAl−0.5Si
−1Fe−0.5Ni−2Zn合金製フィンの20波分
(尚、1波は、山と谷から成る。)と、上記切り出され
たチューブを組み合わせて、ミニコアを作成した。この
コアにフッ素系のフラックスを塗布した後、窒素雰囲気
下で、コアを、600℃の温度で3分間加熱して、チュ
ーブ上における、合金粉末とバインダー樹脂から成る被
膜からバインダー樹脂を揮発させ、フィンとチューブを
20箇所(即ち、フィンにおける、各波のチューブ側に
突出する山部分)でろう付けした。その後、上記20箇
所のろう付け部分の内、完全に接合(ろう付け)されて
いる箇所の数を数え、(完全に接合(ろう付け)されて
いる箇所数)/20を、フィン接合率として、評価し
た。フィン接合率が95%以上のものを○、それ以下を
×とした。
「浸積試験」を行って、チューブ上の被膜の溶出状況を
観察した後、チューブをトルエン中から取り出し、チュ
ーブ表面にトルエンが残存する状態で、チューブをガー
ゼにより擦る「剥離試験」を行って、被膜の剥離状況を
観察した。そして、剥離試験後でも被膜の剥離が認めら
れないものを◎、浸積試験では被膜が溶出しないが剥離
試験では被膜が一部剥離するものを○、浸積試験で被膜
が一部溶出するものを△、浸積試験で被膜が完全に溶出
するものを×とした。
能になるまでの日数を求めた。
果が良好であるが、比較例では、何れかの試験結果が悪
いことが分かる。
バインダー樹脂を、活性水素含有基を有する高分子重合
体と、加熱により活性水素と反応可能な官能基を有する
架橋剤から構成することにより、ろう付け性を阻害する
ことなく、耐溶剤性及び貯蔵安定性を向上でき、これに
より、熱交換器メーカーの製造時や貯蔵時における、ろ
う付け用ペーストの取り扱いを極めて容易化でき、産業
上顕著な効果を奏することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 アルミニウム材をろう付けするためのろ
う材粉末と;バインダー樹脂と;有機溶剤及び/又は水
と;から成るアルミニウム材ろう付け用ペーストにおい
て、 バインダー樹脂が、活性水素含有基(a)を有する高分
子重合体(A)と、加熱により活性水素と反応可能な官
能基(b)を有する架橋剤(B)から成るアルミニウム
材ろう付け用ペースト。 - 【請求項2】 高分子重合体(A)が、活性水素含有基
(a)を有するエチレン性不飽和単量体と(メタ)アク
リル酸アルキルエステル単量体を必須構成単量体とする
高分子共重合体とされた請求項1記載のアルミニウム材
ろう付け用ペースト。 - 【請求項3】 活性水素含有基(a)が、水酸基、カル
ボキシル基、アミノ基及びメルカプト基から成る群より
選ばれる1種以上の官能基とされた請求項1又は2記載
のアルミニウム材ろう付け用ペースト。 - 【請求項4】 官能基(b)が、アミンイミド基、ヒド
ロキシアルキルアミド基、アルコキシアルキルアミド
基、ブロックイソシアネート基及びブロックエポキシ基
から成る群より選ばれる1種以上の官能基とされた請求
項1〜3の何れかに記載のアルミニウム材ろう付け用ペ
ースト。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載のアルミニ
ウム材ろう付け用ペーストにおける、ろう材粉末とバイ
ンダー樹脂から成る被膜により被覆され、被膜1m2 当
たりの重量が10〜100gとされたアルミニウム材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36944897A JP3734947B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36944897A JP3734947B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11192582A true JPH11192582A (ja) | 1999-07-21 |
| JP3734947B2 JP3734947B2 (ja) | 2006-01-11 |
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ID=18494448
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|---|---|---|---|
| JP36944897A Expired - Fee Related JP3734947B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3734947B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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