JPH11192992A - 自転車用内装変速ハブ - Google Patents
自転車用内装変速ハブInfo
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Abstract
する制御板の回動量が大きくなるようにする 【解決手段】 自転車用内装変速ハブ10は、遠心力に
より変速比を切換可能なハブであって、ハブ軸21と駆
動体22と従動体23と遊星歯車機構24とクラッチ機
構25とクラッチ切換機構26とを備えている。従動体
は、ハブ軸回りに回転可能なハブシェル60を有してい
る。遊星歯車機構は、駆動体と従動体との間に配置さ
れ、駆動体の回転を変速して従動体に伝達する。クラッ
チ機構は、駆動体と従動体とを連結・遮断する。クラッ
チ切換機構は、一端で揺動する重り部材77と、クラッ
チ機構を連結状態にする連結位置と遮断状態にする遮断
位置との間で回動可能な制御板75と、揺動する重り部
材の他端の動きに連動して制御部材を回動させるリンク
78とを有している。
Description
に、入力体の回転を選択された変速比で変速して出力体
に伝達するとともに、遠心力により変速比を切換可能な
自転車用内装変速ハブに関する。
作を行うことなく遠心力により自動的に変速比を切り換
えるものが、特公昭49−20656号等に開示されて
いる。この内装変速ハブは、ハブ軸と、ハブ軸回りに回
転可能な駆動体と、ハブシェルと、駆動体からハブシェ
ルに回転を変速して伝達するための遊星歯車機構と、遊
星歯車機構の出力をハブシェルに伝達・遮断するクラッ
チ機構と、クラッチ機構を遠心力により切り換えるため
のクラッチ切換機構と、遊星歯車機構とハブシェルとの
間に配置された支承スリーブとを備えている。 遊星歯
車機構は、内歯ギアと、太陽ギアと、内歯ギアと太陽ギ
アとに噛み合う複数の遊星ギアと、複数の遊星ギアを支
持するキャリアとを備えている。キャリアは駆動体と一
体で形成されており、駆動体の回転はキャリアに伝達さ
れる。
の間に配置されたラチェット爪を有し、ラチェット爪が
ハブシェルに係合すると両者を連結し、離脱すると遮断
する。クラッチ機構が両者を連結するとハブシェルが遊
星歯車機構を介して増速駆動され、遮断するとハブシェ
ルが駆動体と直結駆動される。クラッチ切換機構は、回
転により生じる遠心力によりクラッチ機構を連結・遮断
状態のいずれかに切り換える。クラッチ切換機構は、ハ
ブ軸回りに回転自在に装着された重り支持体と、重り支
持体に揺動自在に装着された重り部材と、重り部材の揺
動と連動してハブ軸回りに回転する制御部材とを備えて
いる。重り支持体は内歯ギアに回転不能に連結されてい
る。制御部材は回動によりクラッチ機構のクラッチ爪を
係合位置と離脱位置とに制御する。重り部材の揺動中心
の近傍には制御部材に係合する制御ピンが立設されてお
り、制御部材には、制御ピンに係合するスリットと、ク
ラッチ爪を制御する制御孔とが形成されている。この制
御ピンとスリットとの係合により重り部材の揺動運動を
制御部材の回動運動に変換している。支承スリーブはハ
ブ軸に回転自在に支持されており、遊星歯車機構のキャ
リアとセレーション結合されている。支承スリーブとハ
ブシェルとの間にはワンウェイクラッチが装着されてい
る。
部材が外方に揺動しない所定の回転速度になるまでは、
クラッチ機構のクラッチ爪は制御部材の制御孔によりハ
ブシェルから離脱した位置に保持されている。このた
め、スプロケットから駆動体に伝達された回転は、キャ
リアから支承スリーブ,ワンウェイクラッチを介してハ
ブシェルに伝達され、ハブシェルが直結駆動される。所
定の回転速度になり重り部材が外方に揺動すると、スリ
ットに対して制御ピンが滑りながら旋回して制御部材を
回転させる。すると、制御孔に制御されてクラッチ爪が
ハブシェルに係合する位置に起立する。このため、スプ
ロケットから駆動体に伝達された回転は、キャリアから
遊星歯車を介して内歯ギアに増速出力され、さらにクラ
ッチ機構を介してハブシェルに伝達され、ハブシェルが
増速駆動される。
ッチ機構を切り換えて変速する構成では、重り部材の収
納空間が限定されているので、その揺動量はわずかであ
る。しかし、前記従来の構成では、制御ピンが重り支持
体の揺動中心の近傍に配置されているので、重り部材の
揺動に対して制御ピンの旋回軌跡が短くなる。このた
め、制御部材の回動量をあまり大きくできず、わずかな
回動量でクラッチ爪を連結姿勢と遮断姿勢とに制御しな
ければならない。
いるので、大きな遠心力を得ることは困難である。この
ため、クラッチ切換機構における揺動運動から回動運動
への変換効率を高める必要がある。しかし、前記従来の
構成では、スリットに係合する制御ピンをスリットに沿
って滑らせて重り部材の揺動運動を制御部材の回転運動
に変換しているので、揺動運動を回動運動へ変換する効
率が低く、重り部材の揺動に対して制御部材が回動しに
くくなり、変速が円滑に行われにくい。
装変速ハブにおいて、重り部材の揺動に対する制御部材
の回動量を大きくできるようにすることにある。本発明
の別の課題は、遠心力により変速する内装変速ハブにお
いて、重り部材の揺動を制御部材の回動に変換する効率
を高め、変速を円滑に行えるようにすることにある。
装変速ハブは、入力体の回転を選択された変速比で変速
して出力体に伝達するとともに、遠心力により変速比を
切換可能なハブであって、ハブ軸と、駆動体と、従動体
と、動力伝達機構と、クラッチ機構と、クラッチ切換機
構とを備えている。ハブ軸は、自転車用フレームに固定
可能な軸である。駆動体は、ハブ軸回りに回転可能であ
り入力体に連結可能なものである。従動体は、ハブ軸回
りに回転可能であり前記出力体に連結可能なものであ
る。動力伝達機構は、駆動体と従動体との間に配置さ
れ、駆動体からの回転を変速して従動体に伝達するため
の機構である。クラッチ機構は、駆動体と従動体とを連
結・遮断するための機構である。クラッチ切換機構は、
回転による遠心力により内周側の第1位置から外周側の
第2位置に一端側で揺動する重り部材と、クラッチ機構
を連結状態にする連結位置と遮断状態にする遮断位置と
の間でハブ軸回りに回動可能な制御部材と、揺動する重
り部材の他端の動きに連動して制御部材を回動させる連
動部材とを有している。
分が回転を始め所定の遠心力が重り部材に作用すると、
第1位置にある重り部材はその一端側を中心に第2位置
に揺動する。重り部材が第1位置にある時には制御部材
が遮断位置又は連結位置に配置される。制御部材が遮断
位置に配置されている時には、クラッチ機構が遮断状態
になり駆動体と従動体とが遮断され、駆動体の回転が動
力伝達機構により変速されて従動体に出力される。ま
た、制御部材が連結位置に配置されている時には、クラ
ッチ機構が連結状態になり駆動体と従動体とが連結され
駆動体の回転がそのまま従動体に出力される。そして重
り部材が第1位置から第2位置に揺動すると連動部材に
より重り部材の他端側の動きに連動して制御部材が遮断
位置から連結位置又は連結位置から遮断位置に回動させ
られる。この結果、遮断位置から連結位置に制御部材が
配置された場合には動力伝達機構による変速から直結に
切り換えられ、連結位置から遮断位置に制御部材が配置
された場合には直結から動力伝達機構による変速に切り
換えられる。ここでは、連動部材により重り部材の一端
側の揺動中心から離れた他端側の動きに連動して制御部
材が回動するので、重り部材の揺動に対する連動部材の
旋回軌跡が大きくなり、制動部材の回動量を大きくする
ことができる。
明1と同様にハブ軸と、駆動体と、従動体と、動力伝達
機構と、クラッチ機構と、クラッチ切換機構とを備え、
クラッチ切換機構の構成が発明1と異なる。クラッチ切
換機構は、従動体に一端が揺動自在に装着され従動体の
回転による遠心力により内周側の第1位置から外周側の
第2位置に揺動する重り部材と、クラッチ機構を連結状
態にする連結位置と遮断状態にする遮断位置との間でハ
ブ軸回りに回動可能な制御部材と、揺動する重り部材の
他端の動きに連動して制御部材を回動させる連動部材と
を有している。
め所定の遠心力が重り部材に作用すると、第1位置にあ
る重り部材はその一端側を中心に第2位置に揺動する。
そして発明1と同様に重り部材が第1位置から第2位置
に揺動すると連動部材により重り部材の他端側の動きに
連動して制御部材が遮断位置から連結位置又は連結位置
から遮断位置に回動させられる。この結果、遮断位置か
ら連結位置に制御部材が配置された場合には動力伝達機
構による変速から直結に切り換えられ、連結位置から遮
断位置に制御部材が配置された場合には直結から動力伝
達機構による変速に切り換えられる。ここでは、発明1
と同様に連動部材により重り部材の一端側の揺動中心か
ら離れた他端側の動きに連動して制御部材が回動するの
で、重り部材の揺動に対する連動部材の旋回軌跡が大き
くなり、制動部材の回動量を大きくすることができる。
また、従動体の回転により重り部材が揺動するので、車
速に反応した変速を行える 発明3に係る自転車用内装変速ハブは、発明1と同様の
ハブ軸と、駆動体と、従動体と、動力伝達機構と、クラ
ッチ機構と、クラッチ切換機構とを備え、クラッチ切換
機構の構成が発明1及び2と異なる。クラッチ切換機構
は、駆動体に一端が揺動自在に装着され駆動体の回転に
よる遠心力により内周側の第1位置から外周側の第2位
置に揺動する重り部材と、クラッチ機構を連結状態にす
る連結位置と遮断状態にする遮断位置との間でハブ軸回
りに回動可能な制御部材と、揺動する重り部材の他端の
動きに連動して制御部材を回動させる連動部材とを有し
ている。
め所定の遠心力が重り部材に作用すると、第1位置にあ
る重り部材はその一端側を中心に第2位置に揺動する。
そして発明1と同様に重り部材が第1位置から第2位置
に揺動すると連動部材により重り部材の他端側の動きに
連動して制御部材が遮断位置から連結位置又は連結位置
から遮断位置に回動させられる。この結果、遮断位置か
ら連結位置に制御部材が配置された場合には動力伝達機
構による変速から直結に切り換えられ、連結位置から遮
断位置に制御部材が配置された場合には直結から動力伝
達機構による変速に切り換えられる。ここでは、発明1
及び2と同様に連動部材により重り部材の一端側の揺動
中心から離れた他端側の動きに連動して制御部材が回動
するので、重り部材の揺動に対する連動部材の旋回軌跡
が大きくなり、制動部材の回動量を大きくすることがで
きる。また、駆動体の回転により重り部材が揺動するの
で、乗り手の意志に応じた変速を迅速に行える。
明1から3のいずれかに記載のハブにおいて、連動部材
は、重り部材の他端と制御部材とを所定長さ離反して連
結するリンク部材である。この場合には、重り部材の揺
動によりリンク部材が旋回して制御部材を回動させるの
で、制御部材の回動時に滑りではなく転がりにより両部
材が移動する。この結果、重り部材の揺動を制御部材の
回動運動に変換する効率が滑りによる場合より高くな
り、変速の切換が円滑になる。
明1から4のいずれかに記載のハブにおいて、遠心切換
機構は、制御部材を遮断位置又は連結位置側に付勢する
第1付勢部材をさらに有する。この場合には、遠心力が
作用していないときに重力により重り部材が第1位置か
ら第2位置に揺動しようとしても制御部材が遮断位置又
は連結位置側に付勢されているので、重り部材が揺動せ
ず第1位置に保持される。しかも1つの制御部材に複数
の重り部材を設けても、各重り部材を付勢することなく
制御部材を付勢するだけで全ての重り部材を第1位置に
保持できる。
明1から5のいずれかに記載のハブにおいて、従動体は
少なくとも一部が駆動体の内周側に配置され、クラッチ
機構は、従動体の外周面に連結姿勢と遮断姿勢とに揺動
自在に装着され制御部材により連結姿勢と遮断姿勢とに
制御される連結爪部と、駆動体の内周面に設けられ連結
姿勢にある連結爪部を係止可能な連結歯部と、連結爪部
を連結姿勢側に付勢する第2付勢部材とを有する。この
場合には、制御部材により遮断姿勢に制御されると、連
結爪部が遮断姿勢になり駆動体の回転は従動体に伝達さ
れない。連結姿勢に制御されると連結爪部が第1付勢部
材により連結姿勢側に付勢され、その先端が連結歯部に
係止される。このため、駆動体の回転が従動体に直接伝
達される。ここでは、連結爪部の揺動という簡単な構成
で連結・遮断状態を取り得るクラッチ機構を構成でき
る。
明6に記載のハブにおいて、連結歯部は、駆動体が進行
方向と逆方向に回転したとき連結姿勢にある連結爪部を
係止しないように駆動体に形成されている。この場合に
は、回転中にペダルをこぐのを止めて駆動体が停止して
も従動体が回転するフリーハブ機能を有するクラッチ機
構を簡単な構成で実現できる。
明1から7のいずれかに記載のハブにおいて、動力伝達
機構は、駆動体に連結可能な内歯ギアと、ハブ軸の外周
面に設けられた太陽ギアと、内歯ギアと太陽ギアとに噛
み合う複数の遊星ギアと、ハブ軸回りに回転可能であり
遊星ギアを回転可能に支持し従動体に連結可能な枠体と
を有する遊星歯車機構である。この場合には、駆動体の
回転が内歯ギアから遊星歯車機構に伝達され減速して枠
体から従動体に出力される。このため、最初にクラッチ
機構を遮断状態にすることで遊星歯車機構を介して駆動
体から従動体に回転が減速して伝達される。この結果、
スタート時には駆動体の回転が減速して従動体で伝達さ
れ軽い力でペダルをこぐことができ、スタートダッシュ
が速くなる。また、通常走行時には遠心力によりクラッ
チ機構を連結状態に切り換えることで駆動体と従動体と
が直結状態になるので遊星歯車機構による伝達効率の低
下がなくなり効率よく回転を伝達できる。しかも、遊星
歯車機構により小さい空間で大きな変速比から小さい変
速比まで変速比を自由に得ることができる。
明8に記載のハブにおいて、内歯ギアは駆動体の内周面
に一体で形成され、太陽ギアはハブ軸の外周面に一体で
形成されている。この場合には、内歯ギア及び太陽ギア
を別に装着する場合に比べて組立が容易になる。発明1
0に係る自転車用内装変速ハブは、発明1から7のいず
れかに記載のハブにおいて、動力伝達機構は、従動体に
連結可能な内歯ギアと、ハブ軸の外周面に設けられた太
陽ギアと、内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複数の遊星
ギアと、ハブ軸回りに回転可能であり遊星ギアを回転可
能に支持し駆動体に連結可能な枠体とを有する遊星歯車
機構である。この場合には、駆動体の回転が枠体から遊
星歯車機構に伝達され増速して内歯ギアから従動体に出
力される。このため、最初にクラッチ機構を連結状態に
し駆動体と従動体とを直結状態にすることで、スタート
時には駆動体の回転が従動体に直接伝達され効率よく回
転が伝達される。また、通常走行時には遠心力によりク
ラッチ機構を遮断状態に切り換えることでクラッチ機構
が直結状態になるので遊星歯車機構により増速されて駆
動体から従動体に回転が伝達される。しかも、遊星歯車
機構により小さい空間で大きな変速比から小さい変速比
まで変速比を自由に得ることができる。
発明8から10のいずれかに記載のハブにおいて、遊星
ギアは、内歯ギアに噛み合う小径の第1ギア部と、第1
ギア部と軸方向に隣接しかつ同芯に配置され太陽ギアに
噛み合う大径の第2ギア部とを有する。この場合には、
クロスレシオの変速比を比較的小さな内歯ギアの歯数に
より得られる。
発明8から10のいずれかに記載のハブにおいて、遊星
ギアは、太陽ギアに噛み合う小径の第1ギア部と、第1
ギア部と軸方向に隣接しかつ同芯に配置され内歯ギアに
噛み合う大径の第2ギア部とを有する。この場合には、
ワイドレシオの変速比を比較的小さな内歯ギアの歯数に
より得られる。
発明1から12のいずれかに記載のハブにおいて、遊星
歯車機構と従動体との間に設けられ、遊星歯車機構の進
行方向の回転に連動して従動体を進行方向に回転させる
ワンウェイクラッチをさらに備える。この場合には、遊
星歯車機構から従動体に進行方向の回転のみ伝達できる
とともに、従動体が駆動体より進行方向に高速で回転す
ると駆動体からワンウェイクラッチを介して従動体に回
転が伝達されない。
発明13に記載のハブにおいて、ワンウェイクラッチは
遊星歯車機構の枠体と従動体との間に配置されている。
この場合には、内歯ギア入力や枠体入力の別に係わらず
一方向のみ回転を伝達できる。発明15に係る自転車用
内装変速ハブは、発明2に記載のハブにおいて、重り部
材は従動体の外周側に配置され、制御部材は従動体の内
周側に配置され、連結部材は従動体を貫通して重り部材
と制御部材とを連結している。この場合には、重り部材
が従動体の外周側に配置されているので、同じ回転数で
あっても重り部材に作用する遠心力が大きくなり、クラ
ッチの切り換え(変速)時の応答性が向上する。
発明15に記載のハブにおいて、駆動体は、入力体に連
結された第1駆動部材と、第1駆動部材とハブ軸方向に
並べて配置され第1駆動部材に回転不能に連結された第
2駆動部材とを有し、従動体は第2駆動部材の外周側に
配置されている。この場合には、第2駆動部材の外周側
にクラッチ切換機構を配置することで、ハブの外径を小
さく維持でき、コンパクトなハブを実現できる。
発明16に記載のハブにおいて、動力伝達機構は、第2
駆動部材の内周側とハブ軸との間に配置されている。こ
の場合には、動力伝達機構が中心側に位置する第2駆動
部材の内周側とハブ軸との間に配置されるので、動力伝
達機構をハブの中心側に配置することができる。このた
め、ハブ軸に急激な力が作用しにくくなる。
発明17に記載のハブにおいて、動力伝達機構は、第2
駆動体の内周面に形成された内歯ギアと、内歯ギアに噛
み合うようにハブ軸の外周面に形成された太陽ギアと、
内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複数の遊星ギアと、ハ
ブ軸回りに回転可能であり、遊星ギアを回転可能に支持
し従動体に連結可能な枠体とを有する遊星歯車機構であ
る。この場合には、コンパクトな構成の動力伝達機構で
所望の減速比を得ることができる。
入力体の回転を選択された変速比で変速して出力体に伝
達するとともに、遠心力により変速比を切換可能なハブ
であって、ハブ軸と、駆動体と、従動体と、動力伝達機
構と、クラッチ機構と、クラッチ切換機構とを備えてい
る。ハブ軸は、自転車用フレームに固定可能な軸であ
る。駆動体は、ハブ軸回りに回転可能であり入力体に連
結可能なものである。従動体は、ハブ軸回りに回転可能
であり前記出力体に連結可能なものである。動力伝達機
構は、駆動体と従動体との間に配置され、駆動体からの
回転を変速して従動体に伝達するための機構である。ク
ラッチ機構は、駆動体と従動体とを連結・遮断するため
の機構である。クラッチ切換機構は、ハブ軸回りの回転
による遠心力により内周側の第1位置から外周側の第2
位置に従動体の外周側で揺動する重り部材と、クラッチ
機構を連結状態にする連結位置と遮断状態にする遮断位
置との間でハブ軸回りに回動可能な制御部材と、重り部
材の揺動に連動して制御部材を回動させるための連動部
材とを有している。
分が回転を始め所定の遠心力が重り部材に作用すると、
第1位置にある重り部材はその一端側を中心に第2位置
に揺動する。重り部材が第1位置にある時には制御部材
が遮断位置又は連結位置に配置される。制御部材が遮断
位置に配置されている時には、クラッチ機構が遮断状態
になり駆動体と従動体とが遮断され、駆動体の回転が動
力伝達機構により変速されて従動体に出力される。ま
た、制御部材が連結位置に配置されている時には、クラ
ッチ機構が連結状態になり駆動体と従動体とが連結され
駆動体の回転がそのまま従動体に出力される。そして遠
心力により重り部材が第1位置から第2位置に揺動する
と連動部材により重り部材の他端側の動きに連動して制
御部材が遮断位置から連結位置又は連結位置から遮断位
置に回動させられる。この結果、遮断位置から連結位置
に制御部材が配置された場合には動力伝達機構による変
速から直結に切り換えられ、連結位置から遮断位置に制
御部材が配置された場合には直結から動力伝達機構によ
る変速に切り換えられる。ここでは、従動体の外周側に
重り部材が配置されているので、重り部材に作用する遠
心力が大きくなり、重り部材の揺動がスムーズになり、
クラッチ切り換え(変速)時の応答性が向上する。
した自転車はBMX車であり、ダイヤモンド形のフレー
ム体2とフロントフォーク3とを有するフレーム1と、
ハンドル部4と、駆動部5と、前輪6と、2段変速の内
装変速ハブ10が装着された後輪7と、後輪7を制動す
る横引きカンチレバー形の後ブレーキ装置9とを備えて
いる。
及び前輪6及び後輪7を含む各部が取り付けられてい
る。ハンドル部4は、フロントフォーク3の上部に固定
されたハンドルステム14とハンドルステム14に固定
されたハンドルバー15とを有している。ハンドルバー
15の右端に後ブレーキ装置9を構成するブレーキレバ
ー16とグリップ17とが装着されている。
ー部)に設けられたギアクランク18と、ギアクランク
18に掛け渡されたチェーン19と、スプロケット20
が取り付けられた内装変速ハブ10とを有している。 〔内装変速ハブの構成〕内装変速ハブ10は、減速及び
直結の動力伝達経路を含む2段構成のハブである。この
内装変速ハブ10は、図2に示すように、自転車のフレ
ーム体2の1対の後爪2aの間に装着される。内装変速
ハブ10は、後爪2aに固定されるハブ軸21と、ハブ
軸21の一端外周にハブ軸回りに回動自在に装着された
駆動体22と、ハブ軸21及び駆動体22のさらに外周
側に配置され後輪7に連結された従動体23と、駆動体
22の内周側に配置された遊星歯車機構24と、駆動体
22と従動体23とを連結・遮断するクラッチ機構25
と、クラッチ機構25を切り換えるクラッチ切換機構2
6と、遊星歯車機構24から従動体23に進行方向の回
転のみ伝達するワンウェイクラッチ27とを有してい
る。駆動体22は、図2右端を軸受部31によりハブ軸
21に、左端を軸受部32により従動体23によりそれ
ぞれ回転自在に支持されている。従動体23は、軸受部
33,34により両端をハブ軸21に回転自在に支持さ
れている。
爪2aに固定される部材である。ハブ軸21の両端に
は、後爪2aに固定等するためのネジが形成されてい
る。ハブ軸21の中央部よりやや図2右側に大径部21
aが形成され、大径部21aの右側に遊星歯車機構24
の太陽ギア50が形成されている。ハブ軸21の後爪2
aの装着部分の内側には、軸受部31,34をそれぞれ
構成する碗状の玉押し面31a,34aを有する玉押し
部材37,38がねじ込まれている。
伝達するための部材である。駆動体22は、図3に示す
ように、右端が軸受部31に回転自在に支持された第1
筒部40と、第1筒部40に回転不能に連結され左端が
軸受部32に回転自在に支持された第2筒部41とを有
している。第1筒部40は、図3右側の小径部42と、
小径部42の左側で拡径された大径部43とから構成さ
れている。第1筒部40の内部には、遊星歯車機構24
を収納するための収納空間44が形成されている。小径
部42の端部外周面には雄ネジ部42aが形成され、そ
こにスプロケット20を固定するためのロックナット4
5が螺合している。雄ネジ部42aに隣接する小径部4
2の外周面にはセレーション外歯からなるスプロケット
取付部42bが形成され、スプロケット20が回転不能
に取り付けられている。小径部42の大径部43側の内
周面には遊星歯車機構24の内歯ギア51が形成されて
いる。小径部42の端部内周面には軸受部31を構成す
る碗状の玉受け面31bが形成されている。軸受部31
は、この玉受け面31bと、玉押し面31aと、玉受け
面31bと玉押し面31aとの間に挟持された複数のボ
ール31cとから構成されている。
aが形成されており、第2筒部41の端面に形成された
雄ネジ部41aに螺合して第2筒部41を回転不能に連
結している。大径部43の外周面には従動体23との隙
間をシールするシールリング28が嵌め込まれている。
第2筒部41は、第1筒部の内周面にねじ込まれる第1
筒部40より小径の部材であり、その端部外周面には、
雌ネジ部43aに螺合する雄ネジ部41aが形成されて
いる。第2筒部41の外周面には、雄ネジ部41aに隣
接して第1筒部40の大径部43の先端が当接する当接
部41bが形成されている。当接部41bの外径は第1
筒部40の大径部43の外径と実質的に同じ寸法であ
る。第2筒部41の内周側には、軸受部32とクラッチ
機構25とが配置されている。このため、第2筒部41
の内周面には軸受部32の玉受け面32bと、クラッチ
機構25のラチェット歯70とが形成されている。軸受
部32は、玉受け面32bと、従動体23の動力伝達体
61(後述)の端部外周面に形成された玉押し面32a
と、玉受け面32bと玉押し面32aとの間に挟持され
た複数のボール32cとから構成されている。
2筒部41との2分割構成とすることで、軸受部32を
設けても第2筒部41部分の外径を第1筒部40部分の
外径より大きくすることなく遊星歯車機構24をハブ軸
21に沿って装着できる。このため、ハブ全体の外径を
コンパクトに維持できる。従動体23は、図2に示すよ
うに、駆動体22により駆動され後輪7を回転させるた
めの筒状部材である。従動体23は、その一部が駆動体
22の外周側に配置されるハブシェル60と、ハブシェ
ル60に固定ボルト66により締結され駆動体22の内
周側に配置される動力伝達体61とを有している。この
動力伝達体61は、駆動体22や遊星歯車機構24から
ハブシェル60に動力伝達する機能に加えて後述するク
ラッチ切換機構26の重り支持体としての機能も果たし
ている。
製の筒状部材であり、駆動体22,クラッチ切換機構2
6等を収納する大径の機構収納部62と、機構収納部6
2と一体で形成された小径の細筒部63とを有してい
る。機構収納部62及び細筒部63の外周面には後輪7
のスポーク(図示せず)が係止されるハブフランジ6
4,65がそれぞれ一体で形成されている。細筒部63
の右端には、図3に示すように、動力伝達体61を回転
不能に係止するためのセレーション外歯63aが形成さ
れ、内周面には固定ボルト66が螺合する雌ネジ部63
bが形成されている。細筒部63の図2左端には軸受部
34を収納する空間が形成されており、そこに軸受部3
4を構成する玉受け面34bが形成された玉受け部材3
5が装着されている。軸受部34は、玉押し面34a
と、玉受け面34bと、玉受け面34bと玉押し面34
aとの間に挟持された複数のボール34cとから構成さ
れている。この軸受部34の外側にはダストキャップ3
6が嵌め込まれている。
デン鋼製の段付の筒状部材であり、図3に示すように、
左端内周面には細筒部63のセレーション外歯63aに
噛み合うセレーション内歯61aが形成されている。動
力伝達体61の右端外周面には軸受部32を構成する玉
押し面32aが、右端内周面にワンウェイクラッチ27
を構成するラチェット歯80がそれぞれ形成されてい
る。また、ラチェット歯80に隣接して内周面には軸受
部33を構成する玉受け面33bが形成されている。軸
受部33は、玉受け面33bと、ハブ軸21の大径部2
1aの左端に碗状に形成された玉押し面33aと、玉押
し面33aと玉受け面33bとの間に挟持された複数の
ボール33cとから構成されている。動力伝達体61の
内周面には、玉受け面33b形成部に隣接してテーパ部
61bが形成されている。
筒状のボルトであり、ハブシェル60と動力伝達体61
とを同芯に緊密に締結する。固定ボルト66の頭部66
aにはテーパ部61bに係合するテーパ面66bが形成
されており、動力伝達体61とハブシェル60とを芯出
しして締結できる。遊星歯車機構24は、図3に示すよ
うに、ハブ軸21に形成された太陽ギア50と、駆動体
22の第1筒部40の小径部42に形成された内歯ギア
51と、ハブ軸21の大径部21aに回転自在に装着さ
れたキャリア52と、キャリア52に回転自在に支持さ
れた3つの遊星ギア53とを備えている。キャリア52
は内部にハブ軸21が貫通する鍔付フランジ状の部材で
あり、その外周面に周方向に間隔を隔てて3つのギア収
納部52aが形成されている。キャリア52には遊星ギ
ア53を回転自在に支持するための3本のギア軸54が
固定されている。遊星ギア53は、内歯ギア51に噛み
合う小径の第1ギア部53aと、太陽ギア50に噛み合
う大径の第2ギア部53bとを有している。第1ギア部
53aと第2ギア部53bとは軸方向に隣接して形成さ
れている。このように遊星ギア53を2つのギア部53
a,53bで構成することで、クロスレシオの変速比を
1つのギア部で得るより少ない内歯ギアの歯数で得るこ
とができる。
ア50の歯数をZs ,内歯ギア51の歯数をZr ,
遊星ギア53の第1ギア部53aの歯数をZp1,第2
ギア部53bの歯数をZp2とすると、変速比GR
は、内歯ギア入力キャリア出力の減速の場合は以下の式
で表せる。 GR =1/(1+(Zs /Zr )×(Zp2/Z
p1)) ここで、たとえば、太陽ギアの歯数Zs を15,内歯
ギアの歯数Zr を57,第1ギア部の歯数Zp1を2
8,第2ギア部の歯数Zp2を13とすると、 GR =1/(1+(15/57)×(13/28)) =0.891 したがって、変速比GR は0.891になり、駆動体
22の1回転は0891回転に減速されて従動体23に
伝達される。
8〜0.95の間であればよい。この場合には、スター
トダッシュを速くすることができ、かつクロスレシオで
減速しても内装変速ハブ10の外径をコンパクトに維持
できる。なお、遊星ギアが1つのギア部しかない減速の
場合には変速比GR は以下の式で表せる。
とだけで変速比GRが決定される。ここで太陽ギアの歯
数Zs を15として前述したクロスレシオの変速比
0.891を得ようとすると、0.891=1/(1+
(15/Zr )の方程式の解を求めればよい。この結
果、内歯ギアの歯数Zr は123となり、駆動体22
の外径が2つのギア部を有するものより2倍以上大きく
なる。
に示すように、駆動体22の第2筒部41の内周面に形
成されたラチェット歯70と、ラチェット歯70に噛合
可能な2つのクラッチ爪71と、クラッチ爪71を付勢
するバネ部材72とを有している。ラチェット歯70
は、第2筒部41の内周面に鋸歯状に形成されている。
クラッチ爪71は、動力伝達体61の外周面にラチェッ
ト歯70に噛み合う連結姿勢とラチェット歯70から離
脱する遮断姿勢とに揺動自在に装着されている。動力伝
達体61の外周面にはクラッチ爪71を収納する爪収納
部73が2か所設けられている。バネ部材72は、動力
伝達体61の外周面に形成された溝74に巻き付けられ
ており、クラッチ爪71を連結姿勢に付勢する。このク
ラッチ機構25では、クラッチ爪71が連結姿勢にある
とき、駆動体22が進行方向に回転したときのみその回
転が従動体23の動力伝達体61に伝達される。
を連結姿勢と遮断姿勢とに切り換えるための制御板75
と、制御板75をハブ軸回りに往復移動させるための移
動機構76と、動力伝達体61と兼用された重り支持体
とを備えている。制御板75は、図7に示すように、変
形リング状の板状部材であり、その中心部が動力伝達体
61に回動自在に支持されている。制御板75の外縁部
には径方向外方に延びるフック75aが形成されてい
る。また、内外周の間にはクラッチ爪71を制御するた
めの2つの制御窓75bが形成されている。この制御窓
75bからクラッチ爪71が移動機構76側に突出して
配置されている。制御窓75bは、クラッチ爪71を遮
断姿勢に保持するための遮断枠部75dと、連結姿勢に
切り換えるための連結枠部75eとが形成されている。
この連結枠部75eを遮断枠部75dより径方向外方に
形成することで、バネ部材72により付勢されたクラッ
チ爪71が連結姿勢に起立可能になる。なお、このフッ
ク75a及び制御窓75b等は全て回転バランスを考慮
して個数に応じて180度離れて形成されている。ま
た、内外周の間には後述する重り保持体85の揺動軸8
7が貫通する2つの貫通孔75cも形成されている。こ
の制御板75は、通常は後述するバネ機構79により、
図6及び7に示す遮断位置に配置されている。このと
き、クラッチ爪71は、制御窓75bの遮断枠部75d
に先端が係止され遮断姿勢に保持されている。
板75の左側に配置されており、揺動する2つの重り部
材77と、2つの重り部材77と制御板75とをそれぞ
れ連結するリンク78と、制御板75を図6時計回りに
付勢するバネ機構79とを備えている。重り部材77
は、動力伝達体61の端面61cに揺動自在に装着され
た2つの重り保持体85と、重り保持体85の先端に装
着された重り86とを有している。2つの重り保持体8
5は、たとえばポリアセタール樹脂製である。重り保持
体85は、それぞれ動力伝達体61を迂回するように湾
曲して形成され、動力伝達体61の周囲に180度離れ
て同じ姿勢で配置されている。重り保持体85の基端に
はボス部85aが、先端には2本の突出ピンからなる重
り装着部85bがそれぞれ一体で形成されており、ボス
部85aに揺動軸87が貫通している。揺動軸87は貫
通孔75cを貫通しており、その先端は動力伝達体61
に固定されている。また、重り保持体85の先端部にお
いて重り装着部85bと逆側の面には連結ピン85dが
一体で形成されている。連結ピン85dは、リンク78
を回動自在に装着するためのピンである。重り86は、
たとえば鉛や鋼鉄製の扇形形状の部材であり、重り装着
部85bの2本のピンにより固定されている。
7の先端部の動きに連動して制動部材75を回動するた
めの部材であり、その両端で重り保持体85の先端部と
制御板75とを連結している。リンク78は金属製の板
状部材であり、一端に連結ピン85dが挿入される丸孔
が、他端に制動板75と連結するための連結ピン78a
が挿入される丸孔がそれぞれ形成されている。
ク75aに一端が係止されたコイルバネ88と、コイル
バネ88のバネ力を調整するためのバネ力調整機構89
とを有している。このコイルバネ88のバネ力を調整す
ることで変速タイミングを調整できる。また、重り86
を交換することでも変速タイミングを変更できる。ワン
ウェイクラッチ27は、たとえば爪式のものであり、図
6に示すように、動力伝達体61の内周面に形成された
ラチェット歯80と、遊星歯車機構24のキャリア52
の外周面に連結姿勢と遮断姿勢とに揺動自在に装着され
たクラッチ爪81と、クラッチ爪81を連結姿勢に付勢
するバネ部材(図示せず)とを備えている。このワンウ
ェイクラッチ27では、クラッチ爪81は、常に連結姿
勢に起立しており、キャリア52が進行方向に回転する
とその回転を動力伝達体61に伝達する。ただし動力伝
達体61がキャリア52より高速で進行方向に回転する
場合には回転を伝達しない。
4、クラッチ機構25、クラッチ切換機構26及びワン
ウェイクラッチ27により、この内装変速ハブ10は、
駆動体22−内歯ギア51−遊星歯車機構24−キャリ
ア52−従動体23で構成される減速動力伝達経路と、
駆動体22−クラッチ機構25−従動体23で構成され
る直結動力伝達経路とを有している。
転車を発進すると、その回転がスプロケット20を介し
て駆動体22に伝達される。このとき、制御板75は遮
断位置にあり、制御板75によりクラッチ爪71は遮断
姿勢に保持されている。このため、駆動体22と動力伝
達体61とは連結されず、駆動体22の回転は減速動力
伝達経路を介して動力伝達体61に伝達される。この結
果、スタート時には、スプロケット20の回転がたとえ
ば0.891に減速されてハブシェル60に伝達され
る。このため、スタート時にはペダルを軽く踏むことが
できスタートダッシュを決めることができる。
りの質量等により決定される所定以上の回転速度になる
と、制御板75のコイルバネ88による付勢力に抗して
重り部材77が図8,9に示すように外方に揺動する。
重り部材77が揺動すると、リンク78を介して制御板
75が図8の反時計回りに連結位置まで回転する。制御
板75が連結位置に回転すると制御窓75bの連結枠部
75eにクラッチ爪71の先端に位置し、クラッチ爪7
1がバネ部材72の付勢力により連結姿勢に起立する。
この結果、駆動体22の進行方向の回転が直結動力伝達
経路を介して動力伝達体61に直接伝達され、スプロケ
ット20の回転が後輪7にそのまま伝達される。したが
って、所定回転速度以上になると高速側に変速される。
この通常走行時には、駆動体22と従動体23とが直結
されるので、遊星歯車機構24による伝達効率の低下は
ない。
体61が所定回転数以下になると、重り部材77がコイ
ルバネ88により元の遮断姿勢に揺動し減速動力伝達経
路を介して駆動体22の回転が従動体23に伝達され
る。 ここでは、従動体23を構成する動力伝達体61
に重り部材77を装着したので、駆動体22が回転して
いなくても、つまりペダルをこいでいないときでも後輪
7が所定回転数以上回転していれば常に高速側(直結位
置側)に変速される。このため、車速に反応した変速を
常に行える。このため、自転車レースのように常に高速
で走行する場合には、スタート時やコーナリング時等の
低速から高速に移るときに素早く変速できダッシュを決
めることができる。
ために2つのギア部からなる遊星ギアを有する遊星歯車
機構を例に説明したが、たとえばシティサイクルのよう
にクロスレシオである必要がない場合には、遊星ギアの
ギア部を1つにしてもよい。この場合の実施形態2を図
10に示す。なお、以降の説明においては、同一又は同
種の部材については同じ符号を付し、構成が大きく異な
る点のみ説明する。
記実施形態1と同様にハブ軸21と、駆動体22と、従
動体23と、遊星歯車機構24と、クラッチ機構25
と、クラッチ切換機構26と、ワンウェイクラッチ27
とを備えている。駆動体22は、前記実施形態と異なり
ワンピース構造である。駆動体22の内部には遊星歯車
機構24を収納するための収納空間44が形成されてい
る。駆動体22の端部外周面には雄ネジからなるスプロ
ケット取付部42bが形成されている。駆動体22の内
周面には、遊星歯車機構24の内歯ギア51が形成され
ている。また内歯ギア51を挟んで軸受部31,32を
構成する碗状の玉受け面31b,32bがそれぞれ形成
されている。軸受部31,32の他の構成は前記実施形
態と同様である。駆動体22の左端内周面には、クラッ
チ機構25を構成する鋸歯状のラチェット歯70が、周
方向にたとえば4か所等間隔に形成されている。
ル60にカシメ固定された動力伝達体61とを有してい
る。ハブシェル60は、筒部90と、筒部90の図10
右端にカシメ固定された右ハブフランジ91と、筒部9
0の左端にカシメ固定されたフランジボス92と、フラ
ンジボス92の外周面にカシメ固定された左ハブフラン
ジ93とを有している。これらの各部は、たとえば一般
構造用圧延鋼材製である。また、筒部90の右フランジ
固定部より中央側には、クラッチ切換機構26の重り部
材77を収納する合成樹脂製のカバー94が設けられて
いる。
成形されており、内部にクラッチ機構25及びクラッチ
切換機構26の制御板75が収納されている。遊星歯車
機構24は、遊星ギア53の構造を除いてほぼ前記実施
形態と同様である。遊星ギア53は、1つのギア部だけ
から構成されている。ここで、たとえば太陽ギア50の
歯数Zs を18,内歯ギア51の歯数Zr を48,
遊星ギア53の端数Zp を14とすると、変速比GR
は遊星ギア53の歯数に係わらず GR =1/(1+(Zs /Zr )) =1/(1+(18/48)) =0.727 になる。
と、ラチェット歯70に噛み合うクラッチ爪71と、ク
ラッチ爪71を付勢するバネ部材72とを備えている。
クラッチ爪71は動力伝達体61の外周面に、ラチェッ
ト歯70に噛み合う連結姿勢とラチェット歯70から離
脱する遮断姿勢との間で揺動自在に装着されている。こ
のクラッチ爪71は前記実施形態と同様にクラッチ切換
機構26の制御板75に係止される。
うに、リング状の制御板75と、制御板75をハブ軸回
りに回動させるための移動機構76とを備えている。制
御板75は、図11(b)に示す連結位置と図11
(a)に示す遮断位置との間でハブ軸回りに回動自在に
動力伝達体61に支持されている。制御板75の内外周
の間にはクラッチ爪71を制御するための制御窓75b
が形成されている。この制御窓75bの構成は前記実施
形態と同様であり、ここにクラッチ爪71の一端が挿入
している。なお、制御板75は、図示しないバネ機構に
より通常は図11(a)に示す遮断位置側に付勢されて
いる。
77と、重り部材77と制御板75とを連結するリンク
78と、制御板75を図11時計回りに付勢する図示し
ないバネ機構とを備えている。重り部材77は、図11
(a)に示す第1位置と図11(b)に示すそれより外
方の第2位置との間で揺動自在に動力伝達体61の端面
61c(図10)に装着された重り保持体85と、重り
保持体85の先端部に装着された重り86とを有してい
る。3つの重り保持体85は、動力伝達体61の周囲に
120度離れて同じ姿勢で配置されている。重り保持体
85の基端部には揺動中心となるボス部85aが、先端
部には内部に重り86を収納する重り装着部85bが形
成されている。また重り装着部85bのさらに先端側に
はリンク連結ボス85cが形成されている。ボス部85
aには、動力伝達体61の端面61cに基端が固定され
た揺動軸87が装着されている。リンク連結ボス85c
には連結ピン85dが装着されている。
御板75とを連結して揺動する重り部材77の先端の動
きに連動して制御板75をハブ軸回りに回動させるため
の部材である。リンク78は、一端が連結ピン85dに
回動自在に支持され、他端が制御板75に装着された連
結ピン78aに回動自在に支持されている。他の構成及
び変速動作は前記実施形態と同様であり説明を省略す
る。
と同様に重り部材77の先端にリンク78を介して制御
板75が連結されているので、重り部材77の揺動量に
対して制御板の回動量を大きくすることができる。ま
た、重り部材77が従動体23に装着されているので車
速に応じて変速できる。実施形態3 前記2つの実施形態では従動体23に重り部材77を装
着したが、図12に示すように、駆動体22に重り部材
77を装着してもよい。このように駆動体22の回転に
より重り部材77を揺動させると、ペダルをこがないと
変速できないので、乗り手の意志に忠実な変速を行え
る。なお、以降の説明においても、同一又は同種の部材
については同じ符号を付し、構成が大きく異なる点のみ
説明する。
施形態2と同様に主にシティサイクルに使用されるもの
であり、前記実施形態2と同様にハブ軸21と、駆動体
22と、従動体23と、遊星歯車機構24と、クラッチ
機構25と、クラッチ切換機構26と、ワンウェイクラ
ッチ27とを備えている。駆動体22は、実施形態2と
同様にワンピース構造である。駆動体22の内部には遊
星歯車機構24を収納するための収納空間44が形成さ
れている。駆動体22の端部外周面にはセレーションか
らなるスプロケット取付部42bが形成されている。駆
動体22の内周面には、遊星歯車機構24の内歯ギア5
1が形成されている。また内歯ギア51を挟んで軸受部
31,32を構成する碗状の玉受け面31b,32bが
それぞれ形成されている。軸受部31,32の他の構成
は前記実施形態と同様である。駆動体22の左端内周面
には、クラッチ機構25を構成する鋸歯状のラチェット
歯70が、周方向にたとえば6か所等間隔に形成されて
いる。
ル60にねじ込み固定された動力伝達体61とを有して
いる。ハブシェル60は、筒部100と、筒部100の
図12右端にカシメ固定された右ハブフランジ101
と、筒部100の左端外周面にカシメ固定された左ハブ
フランジ103とを有している。これらの各部は、たと
えば一般構造用圧延鋼材製である。右ハブフランジ10
1は、段付き筒状の部材であり、その内部にクラッチ機
構25やクラッチ切換機構26を収納する空間を有して
いる。
様であり、遊星ギア53は、1つのギア部だけから構成
されている。ここで、たとえば太陽ギア50の歯数Zs
を18,内歯ギア51の歯数Zr を48,遊星ギア
53の端数Zp を14とすると、実施形態2と同様に
変速比GR は0.727になる。クラッチ機構25
は、ラチェット歯70と、ラチェット歯70に噛み合う
クラッチ爪71と、クラッチ爪71を付勢するバネ部材
72とを備えている。クラッチ爪71は動力伝達体61
の外周面に、ラチェット歯70に噛み合う連結姿勢とラ
チェット歯70から離脱する遮断姿勢との間で揺動自在
に装着されている。このクラッチ爪71は前記実施形態
と同様にクラッチ切換機構26の制御板75に係止され
る。
うに、リング状の制御板75と、制御板75をハブ軸回
りに回動させるための移動機構76とを備えている。制
御板75は、図14(b)に示す連結位置と図14
(a)に示す遮断位置との間でハブ軸回りに回動自在に
動力伝達体61に支持されている。制御板75の右側面
には、図15及び図16に示すように、クラッチ爪71
を制御するための制御凹部75bが形成されている。こ
の制御凹部75bは制御板75の右側面に凹んで形成さ
れた円形の遮断凹部75fと、遮断凹部75fに周方向
に間隔を隔てて6カ所形成された大径の連結凹部75g
とを有している。連結凹部75gは、制御板75が連結
位置に配置されたとき、ラチェット歯70と同位相とな
る位置に形成されている。このため、制御板75が連結
位置に配置され、制御凹部75bの連結凹部75gにク
ラッチ爪71の一端が当接すると、クラッチ爪71がラ
チェット歯70のいずれかに噛み合い、駆動体22から
動力伝達体61に進行方向の回転のみ直接伝達される。
また、制御板75が遮断位置に配置され、クラッチ爪7
1が遮断凹部75fに当接すると駆動体22と動力伝達
体61とが遮断され、遊星歯車機構24で減速された回
転がキャリア52からワンウェイクラッチ27を介して
動力伝達体61に伝達される。
78aが周方向に等間隔に立設されている。連結ピン7
8aには、後述するリンク78の一端が回転自在に連結
されている。なお、制御板75は、図13に示すバネ機
構79により通常は図14(a)に示す遮断位置側に付
勢されている。移動機構76は、図13に示すように、
揺動する3つの重り部材77と、重り部材77と制御板
75とを連結する3つのリンク78と、制御板75を図
14時計回りに付勢するバネ機構79と、制御板75と
重り部材との間に配置された円板状の重り支持体82を
備えている。
位置と図14(b)に示すそれより外方の第2位置との
間で揺動自在に重り支持体82に装着された、たとえば
亜鉛製の重り保持体85と、重り保持体85の先端部に
一端で形成された重り86とを有している。3つの重り
保持体85は、動力伝達体61の周囲に120度離れて
同じ姿勢で配置されている。重り保持体85の基端部に
は揺動中心となるボス部85aが、先端部にはリンク連
結ボス85cが形成されている。ボス部85aには、重
り支持体82の左側面82aに先端が固定された揺動軸
87が装着されている。リンク連結ボス85cには連結
ピン85dが装着されている。
御板75とを連結して揺動する重り部材77の先端の動
きに連動して制御板75をハブ軸回りに回動させるため
の部材である。リンク78は、一端が連結ピン85dに
回動自在に支持され、他端が制御板75に立設された連
結ピン78aに回動自在に支持されている。重り支持体
82は、駆動体22の左端面に立設された3本の固定ピ
ン83により駆動体22にハブ軸21の軸方向に間隔を
隔てて固定されている。駆動体22と重り支持体82と
の間には制御板75が配置されており、このため、制御
板75には、固定ピン83を貫通させるための長孔75
iが周方向に間隔を隔てて3カ所形成されている。ま
た、重り支持体82は、制御板75と重り部材77との
間に配置されるので、リンク78と制御板75とを連結
するための連結ピン78aを貫通させるための貫通孔8
2bが周方向に間隔を隔てて3カ所形成されている。
が係止ピン84を介して重り支持体82に係止され圧縮
状態で配置されたコイルバネ88を有している。制御板
75にはバネ係止部88aが形成されており、重り支持
体82には3つの係止孔82cが形成さている。この係
止孔82cのいずれかに係止ピン84を装着することで
重り部材77の揺動開始タイミングを3段階に調整でき
る。
り支持体82を介して装着されているので、駆動体22
が回転しないときにはバネ機構79により制御板75が
遮断位置に配置され常に減速状態になる。そして乗り手
がペダルをこぐと駆動体22が回転し、その回転がバネ
機構の付勢力や重り86の質量等で定まる所定の回転数
以上になると重り部材77が外方に揺動し、直結状態に
なる。このため、乗り手の意志に忠実に変速を行える。
とくにシティサイクルのように比較的低速で走行する自
転車の場合、従動体23側での回転により変速すると、
ペダルをこぐのをやめた後再度ペダルをこいだときに直
結状態の場合、ペダルをこぐのが重くなり疲れやすい。
しかし、重り部材77が駆動体22に装着されていれば
そのような不具合が解消される。ただし、変速タイミン
グが遅れるので、高速で走行するレース用の自転車の場
合は従動体23に重り部材77を装着した方がよい。他
の構成及び変速動作は前記実施形態と同様であり説明を
省略する。
と同様に重り部材77の先端にリンク78を介して制御
板75が連結されているので、重り部材77の揺動量に
対して制御板の回動量を大きくすることができる。実施形態4 実施形態4では、図17に示すように、実施形態1及び
2と同様に従動体23に重り部材77を装着している
が、重り部材77を従動体23のさらに外方に配置して
重り部材77に作用する遠心力を大きくしている。ま
た、遊星歯車機構24を実施形態1〜3に比べて図17
左側に配置してハブ軸21に作用するトルクを軽減して
いる。なお、以降の説明においても、同一又は同種の部
材については同じ符号を付し、構成が大きく異なる点の
み説明する。
にシティサイクルに使用されるものであり、ハブ軸21
と、駆動体22と、従動体23と、遊星歯車機構24
と、クラッチ機構25と、クラッチ切換機構26と、ワ
ンウェイクラッチ27とを備えている。ハブ軸21は、
自転車のフレーム体2の後爪2aに固定される部材であ
る。ハブ軸21の中央部よりやや図16右側に大径部2
1aが形成され、大径部21aの左側の小径部21bと
の境界部分に遊星歯車機構24の太陽ギア50が形成さ
れている。ハブ軸21の後爪2aの装着部分の内側に
は、軸受部31,34をそれぞれ構成する碗状の玉押し
面31a,34aを有する玉押し部材37,38がねじ
込まれている。
伝達するための部材である。駆動体22は、右端が軸受
部31に回転自在に支持された第1筒部40と、第1筒
部40に回転不能に連結されハブ軸21に回転自在に支
持された第2筒部41とを有している。第1筒部40
は、右端部外周面にはセレーション外歯からなるスプロ
ケット取付部42bが形成され、そこにスプロケット2
0を固定するための止め輪45が係止されている。第1
筒部40の左端部外周面には軸受部33を構成する玉押
し面33aが形成されている。第1筒部40の右端内周
面には軸受部31を構成する玉受け面31bが、左端内
周面には、セレーション内歯40aがそれぞれ形成され
ている。軸受部31,33,34は、玉押し面31a,
33a,34aと、玉受け面31b,33b,34b
と、両面に挟持された複数のボール31c,33c,3
4cとから構成されている。なお、玉受け面33b,3
4bは、従動体23の右端及び左端内周面にそれぞれ形
成されている。
回転不能に連結された軸方向に長い部材である。第2筒
部41の外周側には、クラッチ機構25とクラッチ切換
機構26とが配置されている。第2筒部41の右端外周
面は左端外周面より小径であり、そこには、第1筒部4
0のセレーション内歯40aに係止されるセレーション
外歯41aが形成されている。また大径部分の外周面に
は、クラッチ機構25を構成するクラッチ爪71の収納
凹部41b(図18,19)が形成されている。大径部
分の左端内周面には遊星歯車機構24の内歯ギア51が
形成されている。
2筒部41との2分割構成とすることで、遊星歯車機構
24をハブ軸21の中央部より左側に装着できるととも
にその間にクラッチ機構25及びクラッチ切換機構26
をコンパクトに配置できる。このため、ハブ全体の外径
をコンパクトに維持できる。従動体23は、駆動体22
により駆動され後輪7を回転させるための筒状部材であ
る。従動体23は、駆動体22の外周側に配置されるハ
ブシェル60と、ハブシェル60の外周側に軸方向に間
隔を隔てて回転不能に固定された、スポーク係止用の1
対のハブフランジ64,65とを有している。
デン鋼製の左端に行くに従い徐々に縮径する段付き筒状
部材であり、内部に駆動体22,クラッチ機構25,ク
ラッチ切換機構26等を収納している。ハブシェル60
の内周面には、クラッチ機構25を構成するラチェット
歯70とワンウェイクラッチ27を構成するラチェット
歯80とが間隔を隔てて形成されている。ハブシェル6
0には、後述するクラッチ切換機構26のリンク78が
貫通する開口60aが周方向の3カ所に形成されてい
る。
周面に回転不能にかしめ固定されている。ハブフランジ
64は、ハブシェル60に固定された第1リング部64
aと、第1リング部64aの外縁部から軸方向外方に延
びる筒部64bと、筒部64bから径方向外方に延びる
第2リング部64cとを有している。ハブフランジ64
の筒部64bの内周側には、クラッチ切換機構26の重
り部材77(後述)を収納する空間が形成されている。
この空間は、合成樹脂製のカバー94により塞がれてい
る。ハブフランジ65はリング状の部材であり、ハブシ
ェル60の左端に回転不能にかしめ固定されている。
れた太陽ギア50と、駆動体22の第2筒部41に形成
された内歯ギア51と、ハブ軸21の小径部21bに回
転自在に装着されたキャリア52と、キャリア52に回
転自在に支持された3つの遊星ギア53とを備えてい
る。キャリア52は内部にハブ軸21が貫通する鍔付フ
ランジ状の部材であり、その外周面に周方向に間隔を隔
てて3つのギア収納部52aが形成されている。キャリ
ア52には遊星ギア53を回転自在に支持するための3
本のギア軸54が固定されている。遊星ギア53は、内
歯ギア51に噛み合っている。
に、ハブシェル60の内周面に形成されたラチェット歯
70と、駆動体22の第2筒部41の外周面に配置され
ラチェット歯70に噛合可能なクラッチ爪71と、クラ
ッチ爪71を付勢するバネ部材72とを有している。ラ
チェット歯70は、ハブシェル60の内周面に鋸歯状に
形成されている。クラッチ爪71は、ラチェット歯70
に噛み合う連結姿勢とラチェット歯70から離脱する遮
断姿勢とに揺動自在に装着されている。バネ部材72
は、第2筒部41の外周面に形成された溝に巻き付けら
れており、クラッチ爪71を連結姿勢側に付勢する。こ
のクラッチ機構25では、クラッチ爪71が連結姿勢に
あるとき、駆動体22が進行方向に回転したときのみ回
転を従動体23のハブシェル60に伝達する。
に示すように、クラッチ爪71を連結姿勢と遮断姿勢と
に切り換えるための制御板75と、制御板75をハブ軸
回りに往復移動させるための移動機構76と、重り支持
体68とを備えている。制御板75は、リング状の板状
部材であり、その中心部が第2筒部41の小径部分に回
動自在に支持されている。制御板75の外縁部には軸方
向に突出したクラッチ制御用の制御突起75jが周方向
に間隔を隔てて複数形成されている。制御突起75jの
形成間隔は、ハブシェル60に形成されたラチェット歯
70の間隔と同じである。この制御突起75jの内周側
にクラッチ爪71の移動機構76側の先端が接触可能に
配置されている。制御突起75jは、クラッチ爪71を
遮断姿勢に保持するための突起であり、図21(b)に
示すように、制御突起75jの間にクラッチ爪71が配
置されると連結姿勢に切り換わる。また、制御板75の
制御突起75j形成部分と逆側の面の外縁部には、後述
する移動機構76のリンク78を回転自在に装着するた
めのリンク装着部75fが形成されている。このよう
に、制御突起75jとその間の隙間とでクラッチ爪71
の姿勢を制御しているので、クラッチ爪71の制御の構
成が容易である。また、制御突起75jが多く配置され
ているので、クラッチ爪71と制御板75とが相対回転
しても変速をより迅速に行える。
面においてハブフランジ64の右側に回転不能に装着さ
れている。重り支持体68は、ハブシェル60の外周面
に固定された筒部68aと、筒部68aの外周面に周方
向に間隔を隔てて配置され径方向に突出する3つの2股
のヒンジ部68bとを有している。筒部68aには、リ
ンク78が貫通する開口68cが形成されている。ヒン
ジ部68bには、移動機構76の重り部材77が揺動自
在に支持される。
配置されており、揺動する3つの重り部材77と、3つ
の重り部材77と制御板75とをそれぞれ連結するリン
ク78と、重り部材77を図19反時計回りに付勢する
バネ機構79とを備えている。重り部材77は、重り支
持体68のヒンジ部68bに揺動自在に装着されてい
る。重り部材77は、それぞれ重り支持体68の筒部6
8aを迂回するように湾曲して形成され、重り支持体6
8の周囲に120度離れて同じ姿勢で配置されている。
重り部材77の基端にはボス部77aが、先端にはリン
ク装着部77bがそれぞれ一体で形成されており、ボス
部77aに揺動軸87が貫通している。揺動軸87はボ
ス部77aを貫通しており、その両端はヒンジ部68b
に固定されている。リンク装着部77bには連結ピン8
5dが固定されている。連結ピン85dは、リンク78
を回動自在に装着するためのピンである。
7の先端部の動きに連動して制動部材75を回動するた
めの部材であり、その両端で重り部材77の先端部と制
御板75とを連結している。リンク78は金属製の板状
部材であり、一端に連結ピン85dが挿入される丸孔
が、他端に制動板75と連結するための連結ピン78a
が挿入される丸孔がそれぞれ形成されている。リンク7
8は,重り部材77に連結された位置から開口60a,
68cを貫通して径方向内方に延び制御板75に連結さ
れている。
端が係止され他端がヒンジ部68bに係止された3つの
コイルバネ88を有している。このコイルバネ88は、
重り部材77を遮断姿勢に付勢するものであり、そのバ
ネ力を変更することで変速タイミングを調整できる。ワ
ンウェイクラッチ27は、たとえば爪式のものであり、
図17に示すように、ハブシェル60の内周面に形成さ
れたラチェット歯80と、遊星歯車機構24のキャリア
52の外周面に連結姿勢と遮断姿勢とに揺動自在に装着
されたクラッチ爪81と、クラッチ爪81を連結姿勢に
付勢するバネ部材(図示せず)とを備えている。このワ
ンウェイクラッチ27では、クラッチ爪81は、常に連
結姿勢に起立しており、キャリア52が進行方向に回転
するとその回転をハブシェル60に伝達する。ただしハ
ブシェル60がキャリア52より高速で進行方向に回転
する場合には回転を伝達しない。
態1と同様に、内装変速ハブ10は、駆動体22−内歯
ギア51−遊星歯車機構24−キャリア52−従動体2
3で構成される減速動力伝達経路と、駆動体22−クラ
ッチ機構25−従動体23で構成される直結動力伝達経
路とを有している。
転車を発進すると、その回転がスプロケット20を介し
て駆動体22に伝達される。このとき、制御板75は図
20(a)に示す遮断位置にあり、制御板75によりク
ラッチ爪71は遮断姿勢に保持されている。この遮断位
置では、図21(a)に示すように、制御突起75jと
ラチェット歯70とが交互に配置され、かつクラッチ爪
71が制御突起75jにより規制されて遮断姿勢に維持
されている。このため、駆動体22とハブシェル60と
は連結されず、駆動体22の回転は減速動力伝達経路を
介してハブシェル60に伝達される。この結果、スター
ト時には、スプロケット20の回転が減速されてハブシ
ェル60に伝達される。このため、スタート時にはペダ
ルを軽く踏むことができる。ハブシェル60がバネ機構
79のばね特性や重り部材77の質量により決定される
所定以上の回転速度になると、遮断位置からコイルバネ
88による付勢力に抗して重り部材77が図20(b)
に示す連結位置に外方に揺動する。すると、リンク78
を介して制御板75が図20(a)に示す遮断位置から
の時計回りに図20(b)に示す連結位置まで回転す
る。制御板75が連結位置に回転すると、図21(b)
に示すように、制御突起75jとラチェット歯70とが
同じ位相に配置される。そして、クラッチ爪71が制御
突起75jの間に配置されると、制御突起75jによる
規制が解除されクラッチ爪71の先端が制御突起75j
から外れクラッチ爪71がバネ部材72の付勢力により
連結姿勢に起立する。この結果、クラッチ爪71の先端
がラチェット歯70に係止され、駆動体22の進行方向
の回転が直結動力伝達経路を介してハブシェル60に直
接伝達され、スプロケット20の回転が後輪7にそのま
ま伝達される。したがって、所定回転速度以上になると
高速側に変速される。この通常走行時には、駆動体22
と従動体23とが直結されるので、遊星歯車機構24に
よる伝達効率の低下はない。このとき、重り部材77が
ハブシェル60の外側に位置しているので、低い回転数
であっても大きな遠心力が重り部材77に作用する。こ
のため、変速時の応答性が向上し、素早く変速できるよ
うになる。
ル60が所定回転数以下になると、重り部材77がコイ
ルバネ88により元の遮断姿勢に揺動し、制御突起75
jによりクラッチ爪71が遮断姿勢に制御され、減速動
力伝達経路を介して駆動体22の回転が従動体23に伝
達される。ここでは、ハブシェル60の外周側に重り部
材77を装着したので、重り部材77により大きな遠心
力が作用する。このため、車速に反応した変速を瞬時に
行える。
と同様に重り部材77の先端にリンク78を介して制御
板75が連結されているので、重り部材77の揺動量に
対して制御板の回動量を大きくすることができる。 〔他の実施形態〕 (a) 動力伝達機の構成は遊星歯車機構に限定される
ものではなく、サイクロ変速機(商標)等の他のコンパ
クトな変速機構を用いてもよい。
連動部材の構成はリンクに限定されるものでなく、重り
部材の揺動中心と反対側の端部の動きに連動して制御板
を回動させる構成であれば、ピンとスリットのような滑
りを利用したものやカムを使用したもの等どのような構
成でもよい。 (c) 前記実施形態では、減速から直結に変速した
が、直結から増速に変速してもよい。この場合には、図
4(b)に示すように、駆動体22をキャリア52に連
結し、キャリア52から内歯ギア51に動力を伝達すれ
ばよい。このとき、2つのギア部53a,53bのうち
大径の第2ギア部53bを内歯ギア51に噛み合わせ、
小径の第1ギア部53aを太陽ギア50に噛み合わせれ
ば、1つのギア部よりも小さい内歯ギアの外径でワイド
レシオの変速比を得ることができる。また、クロスレシ
オの変速比を得たければ、図4(a)の構成でキャリア
52と駆動体22とを連結すればよい。
7を従動体23に連動させたが、実施形態3と同様に重
り部材77を駆動体と連動するように構成してもよい。
材の一端側の揺動中心から離れた他端側の動きに連動し
て制御部材が回動するので、重り部材の揺動に対する連
動部材の旋回軌跡が大きくなり、制動部材の回動量を大
きくすることができる。
図。
7の先端部の動きに連動して制御板75を回動するため
の部材であり、その両端で重り保持体85の先端部と制
御板75とを連結している。リンク78は金属製の板状
部材であり、一端に連結ピン85dが挿入される丸孔
が、他端に制動板75と連結するための連結ピン78a
が挿入される丸孔がそれぞれ形成されている。
に示すように、クラッチ爪71を連結姿勢と遮断姿勢と
に切り換えるための制御板75と、制御板75をハブ軸
回りに往復移動させるための移動機構76と、重り支持
体68とを備えている。制御板75は、リング状の板状
部材であり、その中心部が第2筒部41の小径部分に回
動自在に支持されている。制御板75の外縁部には軸方
向に突出したクラッチ制御用の制御突起75jが周方向
に間隔を隔てて複数形成されている。制御突起75jの
形成間隔は、ハブシェル60に形成されたラチェット歯
70の間隔と同じである。この制御突起75jの内周側
にクラッチ爪71の移動機構76側の先端が接触可能に
配置されている。制御突起75jは、クラッチ爪71を
遮断姿勢に保持するための突起であり、図21(b)に
示すように、制御突起75jの間にクラッチ爪71が配
置されると連結姿勢に切り換わる。また、制御板75の
制御突起75j形成部分と逆側の面の外縁部には、後述
する移動機構76のリンク78を回転自在に装着するた
めのリンク装着部75kが形成されている。このよう
に、制御突起75jとその間の隙間とでクラッチ爪71
の姿勢を制御しているので、クラッチ爪71の制御の構
成が容易である。また、制御突起75jが多く配置され
ているので、クラッチ爪71と制御板75とが相対回転
しても変速をより迅速に行える。
7の先端部の動きに連動して制御板75を回動するため
の部材であり、その両端で重り部材77の先端部と制御
板75とを連結している。リンク78は金属製の板状部
材であり、一端に連結ピン85dが挿入される丸孔が、
他端に制御板75と連結するための連結ピン78aが挿
入される丸孔がそれぞれ形成されている。リンク78
は,重り部材77に連結された位置から開口60a,6
8cを貫通して径方向内方に延び制御板75に連結され
ている。
装変速ハブは、入力体の回転を選択された変速比で変速
して出力体に伝達するとともに、遠心力により変速比を
切換可能なハブであって、ハブ軸と、駆動体と、従動体
と、動力伝達機構と、クラッチ機構と、クラッチ切換機
構とを備えている。ハブ軸は、自転車用フレームに固定
可能な軸である。駆動体は、ハブ軸回りに回転可能であ
り入力体に連結可能なものである。従動体は、ハブ軸回
りに回転可能であり前記出力体に連結可能なものであ
る。動力伝達機構は、駆動体と従動体との間に配置さ
れ、駆動体からの回転を変速して従動体に伝達するため
の機構である。クラッチ機構は、駆動体と従動体とを連
結・遮断するための機構である。クラッチ切換機構は、
クラッチ機構を切り換えるための機構であり、重り部材
と、制御部材と、連動部材とを有している。重り部材
は、ハブ軸回りの回転による遠心力により内周側の第1
位置から外周側の第2位置に一端側の揺動中心を中心に
揺動する。制御部材は、クラッチ機構を連結状態にする
連結位置と遮断状態にする遮断位置との間でハブ軸回り
に回動可能である。連動部材は、一端側の揺動中心を中
心に揺動する重り部材の他端と制御部材とを連結し、重
り部材の揺動に連動して制御部材を回動させる。
分が回転を始め所定の遠心力が重り部材に作用すると、
第1位置にある重り部材はその一端側を中心に第2位置
に揺動する。重り部材が第1位置にある時には制御部材
が遮断位置又は連結位置に配置される。制御部材が遮断
位置に配置されている時には、クラッチ機構が遮断状態
になり駆動体と従動体とが遮断され、駆動体の回転が動
力伝達機構により変速されて従動体に出力される。ま
た、制御部材が連結位置に配置されている時には、クラ
ッチ機構が連結状態になり駆動体と従動体とが連結され
駆動体の回転がそのまま従動体に出力される。そして重
り部材が第1位置から第2位置に揺動すると連動部材に
より重り部材の他端側の動きに連動して制御部材が遮断
位置から連結位置又は連結位置から遮断位置に回動させ
られる。この結果、遮断位置から連結位置に制御部材が
配置された場合には動力伝達機構による変速から直結に
切り換えられ、連結位置から遮断位置に制御部材が配置
された場合には直結から動力伝達機構による変速に切り
換えられる。ここでは、連動部材により重り部材の一端
側の揺動中心から離れた他端側の動きに連動して制御部
材が回動するので、重り部材の揺動に対する連動部材の
旋回軌跡が大きくなり、制御部材の回動量を大きくする
ことができる。
明1と同様に、ハブ軸と、駆動体と、従動体と、動力伝
達機構と、クラッチ機構と、クラッチ切換機構とを備
え、クラッチ切換機構の構成が発明1と異なる。クラッ
チ切換機構は、従動体に一端が揺動自在に装着され従動
体の回転による遠心力により内周側の第1位置から外周
側の第2位置に一端側の揺動中心を中心に揺動する重り
部材と、クラッチ機構を連結状態にする連結位置と遮断
状態にする遮断位置との間でハブ軸回りに回動可能な制
御部材と、一端側の揺動中心を中心に揺動する重り部材
の他端と制御部材とを連結し重り部材の揺動に連動して
制御部材を回動させる連動部材とを有している。
め所定の遠心力が重り部材に作用すると、第1位置にあ
る重り部材はその一端側を中心に第2位置に揺動する。
そして発明1と同様に重り部材が第1位置から第2位置
に揺動すると連動部材により重り部材の他端側の動きに
連動して制御部材が遮断位置から連結位置又は連結位置
から遮断位置に回動させられる。この結果、遮断位置か
ら連結位置に制御部材が配置された場合には動力伝達機
構による変速から直結に切り換えられ、連結位置から遮
断位置に制御部材が配置された場合には直結から動力伝
達機構による変速に切り換えられる。ここでは、発明1
と同様に連動部材により重り部材の一端側の揺動中心か
ら離れた他端側の動きに連動して制御部材が回動するの
で、重り部材の揺動に対する連動部材の旋回軌跡が大き
くなり、制御部材の回動量を大きくすることができる。
また、従動体の回転により重り部材が揺動するので、車
速に反応した変速を行える 発明3に係る自転車用内装変速ハブは、発明1と同様
に、ハブ軸と、駆動体と、従動体と、動力伝達機構と、
クラッチ機構と、クラッチ切換機構とを備え、クラッチ
切換機構の構成が発明1及び2と異なる。クラッチ切換
機構は、駆動体に一端が揺動自在に装着され駆動体の回
転による遠心力により内周側の第1位置から外周側の第
2位置に一端側の揺動中心を中心に揺動する重り部材
と、クラッチ機構を連結状態にする連結位置と遮断状態
にする遮断位置との間でハブ軸回りに回動可能な制御部
材と、一端側の揺動中心を中心に揺動する重り部材の他
端と制御部材とを連結し重り部材の揺動に連動して制御
部材を回動させるための連動部材とを有している。
め所定の遠心力が重り部材に作用すると、第1位置にあ
る重り部材はその一端側を中心に第2位置に揺動する。
そして発明1と同様に重り部材が第1位置から第2位置
に揺動すると連動部材により重り部材の他端側の動きに
連動して制御部材が遮断位置から連結位置又は連結位置
から遮断位置に回動させられる。この結果、遮断位置か
ら連結位置に制御部材が配置された場合には動力伝達機
構による変速から直結に切り換えられ、連結位置から遮
断位置に制御部材が配置された場合には直結から動力伝
達機構による変速に切り換えられる。ここでは、発明1
及び2と同様に連動部材により重り部材の一端側の揺動
中心から離れた他端側の動きに連動して制御部材が回動
するので、重り部材の揺動に対する連動部材の旋回軌跡
が大きくなり、制御部材の回動量を大きくすることがで
きる。また、駆動体の回転により重り部材が揺動するの
で、乗り手の意志に応じた変速を迅速に行える。
ー部)に設けられたギアクランク18と、ギアクランク
18に掛け渡されたチェーン19と、スプロケット20
が取り付けられた内装変速ハブ10とを有している。 〔内装変速ハブの構成〕内装変速ハブ10は、減速及び
直結の動力伝達経路を含む2段構成のハブである。この
内装変速ハブ10は、図2に示すように、自転車のフレ
ーム体2の1対の後爪2aの間に装着される。内装変速
ハブ10は、後爪2aに固定されるハブ軸21と、ハブ
軸21の一端外周にハブ軸回りに回動自在に装着された
駆動体22と、ハブ軸21及び駆動体22のさらに外周
側に配置され後輪7に連結された従動体23と、駆動体
22の内周側に配置された遊星歯車機構24と、駆動体
22と従動体23とを連結・遮断するクラッチ機構25
と、クラッチ機構25を切り換えるクラッチ切換機構2
6と、遊星歯車機構24から従動体23に進行方向の回
転のみ伝達するワンウェイクラッチ27とを有してい
る。駆動体22は、図2右端を軸受部31によりハブ軸
21に、左端を軸受部32により従動体23にそれぞれ
回転自在に支持されている。従動体23は、軸受部3
3,34により両端をハブ軸21に回転自在に支持され
ている。
ア50の歯数をZs ,内歯ギア51の歯数をZr ,遊星
ギア53の第1ギア部53aの歯数をZp1,第2ギア部
53bの歯数をZp2とすると、変速比GR は、内歯ギア
入力キャリア出力の減速の場合は以下の式で表せる。 GR =1/(1+(Zs /Zr )×(Zp2/Zp1)) ここで、たとえば、太陽ギアの歯数Zs を15,内歯ギ
アの歯数Zr を57,第1ギア部の歯数Zp1を28,第
2ギア部の歯数Zp2を13とすると、 GR =1/(1+(15/57)×(13/28)) =0.891 したがって、変速比GR は0.891になり、駆動体2
2の1回転は0.891回転に減速されて従動体23に
伝達される。
7の先端部の動きに連動して制御板75を回動するため
の部材であり、その両端で重り保持体85の先端部と制
御板75とを連結している。リンク78は金属製の板状
部材であり、一端に連結ピン85dが挿入される丸孔
が、他端に制御板75と連結するための連結ピン78a
が挿入される丸孔がそれぞれ形成されている。
材の一端側の揺動中心から離れた他端側の動きに連動し
て制御部材が回動するので、重り部材の揺動に対する連
動部材の旋回軌跡が大きくなり、制御部材の回動量を大
きくすることができる。
Claims (19)
- 【請求項1】入力体の回転を選択された変速比で変速し
て出力体に伝達するとともに、遠心力により前記変速比
を切換可能な自転車用内装変速ハブであって、 自転車用フレームに固定可能なハブ軸と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記入力体に連結可能
な駆動体と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記出力体に連結可能
な従動体と、 前記駆動体と従動体との間に配置され、前記駆動体から
の回転を変速して前記従動体に伝達するための動力伝達
機構と、 前記従動体と前記駆動体とを連結・遮断するためのクラ
ッチ機構と、 前記ハブ軸回りの回転による遠心力により内周側の第1
位置から外周側の第2位置に一端側で揺動する重り部材
と、前記クラッチ機構を連結状態にする連結位置と遮断
状態にする遮断位置との間で前記ハブ軸回りに回動可能
な制御部材と、前記揺動する重り部材の他端の動きに連
動して前記制御部材を回動させるための連動部材とを有
するクラッチ切換機構と、を備えた自転車用内装変速ハ
ブ。 - 【請求項2】入力体の回転を選択された変速比で変速し
て出力体に伝達するとともに、遠心力により前記変速比
を切換可能な自転車用内装変速ハブであって、 自転車用フレームに固定可能なハブ軸と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記入力体に連結可能
な駆動体と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記出力体に連結可能
な従動体と、 前記駆動体と従動体との間に配置され、前記駆動体から
の回転を変速して前記従動体に伝達するための動力伝達
機構と、 前記従動体と前記駆動体とを連結・遮断するためのクラ
ッチ機構と、 前記従動体に一端が揺動自在に装着され前記従動体の回
転による遠心力により内周側の第1位置から外周側の第
2位置に揺動する重り部材と、前記クラッチ機構を連結
状態にする連結位置と遮断状態にする遮断位置との間で
前記ハブ軸回りに回動可能な制御部材と、前記揺動する
重り部材の他端の動きに連動して前記制御部材を回動さ
せるための連動部材とを有するクラッチ切換機構と、を
備えた自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項3】入力体の回転を選択された変速比で変速し
て出力体に伝達するとともに、遠心力により前記変速比
を切換可能な自転車用内装変速ハブであって、 自転車用フレームに固定可能なハブ軸と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記入力体に連結可能
な駆動体と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記出力体に連結可能
な従動体と、 前記駆動体と従動体との間に配置され、前記駆動体から
の回転を変速して前記従動体に伝達するための動力伝達
機構と、 前記従動体と前記駆動体とを連結・遮断するためのクラ
ッチ機構と、 前記駆動体に一端が揺動自在に装着され前記駆動体の回
転による遠心力により内周側の第1位置から外周側の第
2位置に揺動する重り部材と、前記クラッチ機構を連結
状態にする連結位置と遮断状態にする遮断位置との間で
前記ハブ軸回りに回動可能な制御部材と、前記揺動する
重り部材の他端の動きに連動して前記制御部材を回動さ
せるための連動部材とを有するクラッチ切換機構と、を
備えた自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項4】前記連動部材は、前記重り部材の他端と前
記制御部材とを所定長さ離反して連結するリンク部材で
ある、請求項1から3のいずれかに記載の自転車用内装
変速ハブ。 - 【請求項5】前記クラッチ切換機構は、前記制御部材を
前記遮断位置又は連結位置側に付勢する第1付勢部材を
さらに有する、請求項1から4のいずれかに記載の自転
車用内装変速ハブ。 - 【請求項6】前記従動体は、一部が前記駆動体の内周側
に配置され、 前記クラッチ機構は、 前記従動体の外周面に連結姿勢と遮断姿勢とに揺動自在
に装着されかつ前記制御部材により前記連結姿勢と遮断
姿勢とに制御される連結爪部と、 前記駆動体の内周面に設けられ前記連結姿勢にある連結
爪部を係止可能な連結歯部と、 前記連結爪部を前記連結姿勢側に付勢する第2付勢部材
とを有する、請求項1から5のいずれかに記載の自転車
用内装変速ハブ。 - 【請求項7】前記連結歯部は、前記駆動体が進行方向と
逆方向に回転したとき前記連結姿勢にある前記連結爪部
を係止しないように前記駆動体に形成されている、請求
項6に記載の自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項8】前記動力伝達機構は、前記駆動体に連結可
能な内歯ギアと、前記ハブ軸の外周面に設けられた太陽
ギアと、前記内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複数の遊
星ギアと、前記ハブ軸回りに回転可能であり、前記遊星
ギアを回転可能に支持し前記従動体に連結可能な枠体と
を有する遊星歯車機構である、請求項1から7のいずれ
かに記載の自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項9】前記内歯ギアは前記駆動体の内周面に一体
で形成され、前記太陽ギアは前記ハブ軸の外周面に一体
で形成されている、請求項8に記載の自転車用内装変速
ハブ。 - 【請求項10】前記動力伝達機構は、前記従動体に連結
可能な内歯ギアと、前記ハブ軸の外周面に設けられた太
陽ギアと、前記内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複数の
遊星ギアと、前記ハブ軸回りに回転可能であり、前記遊
星ギアを回転可能に支持し前記駆動体に連結可能な枠体
とを有する遊星歯車機構である、請求項1から7のいず
れかに記載の自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項11】前記遊星ギアは、 前記内歯ギアに噛み合う小径の第1ギア部と、 前記第1ギア部と軸方向に隣接しかつ同芯に配置され前
記太陽ギアに噛み合う大径の第2ギア部とを有する、請
求項8から10のいずれかに記載の自転車用内装変速ハ
ブ。 - 【請求項12】前記遊星ギアは、 前記太陽ギアに噛み合う小径の第1ギア部と、 前記第1ギア部と軸方向に隣接しかつ同芯に配置され前
記内歯ギアに噛み合う大径の第2ギア部とを有する、請
求項8から10のいずれかに記載の自転車用内装変速ハ
ブ。 - 【請求項13】前記遊星歯車機構と前記従動体との間に
設けられ、前記遊星歯車機構の進行方向の回転に連動し
て前記従動体を進行方向に回転させるワンウェイクラッ
チをさらに備える、請求項1から12のいずれかに記載
の自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項14】前記ワンウェイクラッチは前記遊星歯車
機構の枠体と前記従動体との間に配置されている、請求
項13に記載の自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項15】前記重り部材は前記従動体の外周側に配
置され、 前記制御部材は前記従動体の内周側に配置され、 前記連結部材は前記従動体を貫通して前記重り部材と前
記制御部材とを連結している、請求項2に記載の自転車
用内装変速ハブ。 - 【請求項16】前記駆動体は、前記入力体に連結された
第1駆動部材と、前記第1駆動部材と前記ハブ軸方向に
並べて配置され前記第1駆動部材に回転不能に連結され
た第2駆動部材とを有し、 前記従動体は前記第2駆動部材の外周側に配置されてい
る、請求項15に記載の自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項17】前記動力伝達機構は、前記第2駆動部材
の内周側と前記ハブ軸との間に配置されている、請求項
16に記載の自転車用内装変速ハブ。 - 【請求項18】前記動力伝達機構は、前記第2駆動体の
内周面に形成された内歯ギアと、前記内歯ギアに噛み合
うように前記ハブ軸の外周面に形成された太陽ギアと、
前記内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複数の遊星ギア
と、前記ハブ軸回りに回転可能であり、前記遊星ギアを
回転可能に支持し前記従動体に連結可能な枠体とを有す
る遊星歯車機構である、請求項17に記載の自転車用内
装変速ハブ。 - 【請求項19】入力体の回転を選択された変速比で変速
して出力体に伝達するとともに、遠心力により前記変速
比を切換可能な自転車用内装変速ハブであって、 自転車用フレームに固定可能なハブ軸と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記入力体に連結可能
な駆動体と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記出力体に連結可能
な従動体と、 前記駆動体と従動体との間に配置され、前記駆動体から
の回転を変速して前記従動体に伝達するための動力伝達
機構と、 前記従動体と前記駆動体とを連結・遮断するためのクラ
ッチ機構と、 前記ハブ軸回りの回転による遠心力により内周側の第1
位置から外周側の第2位置に前記従動体の外周側で揺動
する重り部材と、前記クラッチ機構を連結状態にする連
結位置と遮断状態にする遮断位置との間で前記ハブ軸回
りに回動可能な制御部材と、前記重り部材の揺動に連動
して前記制御部材を回動させるための連動部材とを有す
るクラッチ切換機構と、を備えた自転車用内装変速ハ
ブ。
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