JPH11194656A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JPH11194656A
JPH11194656A JP9368993A JP36899397A JPH11194656A JP H11194656 A JPH11194656 A JP H11194656A JP 9368993 A JP9368993 A JP 9368993A JP 36899397 A JP36899397 A JP 36899397A JP H11194656 A JPH11194656 A JP H11194656A
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JP
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temperature
fixing
recording medium
sheet
fixing device
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JP9368993A
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Inventor
Kenichi Ogawa
賢一 小川
Hiroyuki Sakakibara
啓之 榊原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数枚の記録媒体への連続定着処
理工程に亘る加圧体の過昇温を容易に抑えることができ
る定着装置或いはこの定着装置を備える画像形成装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 複数たるN枚の記録媒体への連続定着処
理工程において、M枚目の記録媒体の定着処理終了から
M+1枚目の記録媒体の定着処理開始に至るまでのセラ
ミックヒータ15の目標温度たる紙間温度が、M枚目の
記録媒体の定着処理時でのセラミックヒータ15の目標
温度たる定着温度より低く採られ、定着温度と紙間温度
との差分が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置
7の本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つ
に応じて設定されることにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持し
たシート状の記録媒体を加熱及び加圧により前記記録媒
体に定着処理を施す定着装置及びこの定着装置を備える
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記定着装置として、従来にあっては、
互いに圧接された定着体たる無端帯状のフィルムと加圧
体たる円柱状の回転自在な加圧ローラとの間に形成され
たニップ部に未定着像を担持した記録媒体を通紙しなが
ら加熱手段たるセラミックヒータにより加熱するという
定着処理工程を行う形態が特開昭63−313182等
にて公開されている。
【0003】前記定着装置に備えられたセラミックヒー
タは、セラミックスを主成分とする薄板状の基板の一方
の面に商用電源からの通電を受けて発熱する発熱抵抗体
が設けられていると共に基板の他方の面に温度検知体た
るサーミスタ感温検知センサ(以下、サーミスタと略称
する。)が当接して配置されている。
【0004】即ち、前記定着装置にあっては、サーミス
タの検知温度が目標温度から所定幅内の温度になるよう
商用電源から発熱抵抗体への通電が制御されるようにな
っている。
【0005】次に、前記定着装置での複数枚の転写材へ
の連続処理工程におけるセラミックヒータの温度制御に
関して図11に基づき説明する。
【0006】尚、図11は、複数枚の転写材への連続処
理工程に亘るサーミスタの検知温度の変遷を示すグラフ
である。
【0007】先ず、前記定着装置の動作停止が5〜6時
間程度に亘るときには、定着装置の本体及びこの本体に
支持されている諸装置等が室温若しくはほぼ室温にまで
冷え切っていることから、サーミスタの検知温度は、室
温に一致若しくはほぼ一致した温度aを示す。
【0008】次に、前記定着装置を備える画像形成装置
が複数たるN枚の記録媒体から成る一連の記録媒体への
画像形成プロセスを開始するに伴い商用電源から発熱抵
抗体への通電が開始され、以て、サーミスタの検知温度
が温度aから温度b、温度cというように昇温すること
となる。
【0009】よって、未定着像を担持した一枚目の記録
媒体がニップ部に突入する時刻T1の直前までにサーミ
スタの検知温度が定着温度たる温度dに昇温され、前記
記録媒体に定着処理が施されている期間たる時刻T1か
ら時刻T2に亘り前記検知温度が温度dから所定幅内の
値に維持されるよう商用電源から発熱抵抗体への通電が
制御される。
【0010】次に、一枚目の記録媒体の定着処理終了か
ら二枚目の記録媒体の定着処理開始までの間にあって
は、特開平6−149103等にて公開されているよう
に、温度dより低く採られた紙間温度たる温度eから所
定幅内の値にサーミスタの検知温度を維持すべく商用電
源から発熱抵抗体への通電が制御される。
【0011】以下、定着処理済みの記録媒体の枚数予め
定められた値に達する毎に定着温度の設定値が低下され
ながら、連続定着処理工程に亘る定着温度と紙間温度と
の差分を一律に保つことにより、セラミックヒータにお
ける電力消費の節約及び加圧ローラの外周面等の非通紙
領域における過昇温の解消が図られていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記定
着装置にあっては、記録媒体のサイズ、種類及び厚み等
に係わらず、複数たるN枚の記録媒体への連続定着処理
工程に亘り定着温度と紙間温度との差分が一律に採られ
ている。
【0013】故に、連続定着処理工程に供される記録媒
体のサイズ、種類及び厚み等によっては、M枚目の記録
媒体の定着処理終了からM+1枚目の記録媒体の定着処
理開始までに加圧ローラの外周面等の非通紙領域におけ
る過昇温が十分に解消されないという虞れがあった。
【0014】よって、前記虞れの対応策として加圧ロー
ラ等の耐熱性向上を図る必要があることから、加圧ロー
ラ等のコストアップを生じてしまうという問題があっ
た。
【0015】そこで、本発明は、コストアップを生じる
ことなく複数枚の記録媒体への連続定着処理工程に亘る
加圧体等の非通紙領域における過昇温を抑えることがで
きる定着装置或いはこの定着装置を備える画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本出願に依れば、前記目
的は、未定着像を担持したシート状の記録媒体を互いに
圧接された定着体と加圧体との間に形成されたニップ部
に通紙しながら加熱手段により前記記録媒体を加熱する
定着装置であって、加熱手段の温度検知のための温度検
知体を備え、複数たるN枚の記録媒体への連続定着処理
工程におけるM枚目の記録媒体の定着処理終了からM+
1枚目の記録媒体の定着処理開始に至るまでの加熱手段
の目標温度たる紙間温度が、M枚目の記録媒体の定着処
理時での加熱手段の目標温度たる定着温度より低く採ら
れている定着装置において、定着温度と紙間温度との差
分が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の本体
の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応じて
設定されるという第一の発明により達成される。
【0017】又、本出願に依れば、前記目的は、本出願
に係る第一の発明において、M枚目の記録媒体とM+1
枚目の記録媒体との間隔たる紙間距離は、記録媒体のサ
イズ、種類、厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の
温度のうちの少なくとも一つに応じて設定されるという
第二の発明によっても達成される。
【0018】更に、本出願に依れば、前記目的は、本出
願に係る第一の発明又は第二の発明において、M枚目の
記録媒体の定着処理終了からM+1枚目の記録媒体の定
着処理開始まで紙間期間での紙間温度は、M枚目の記録
媒体がニップ部に突入するまでの規定時間内における温
度検知体の検知温度の昇温率に応じて複数の値に設定さ
れ、前記昇温率に応じた設定値のうちの低い値から高い
値へと段階的に前記紙間期間に亘り前記紙間温度が切り
換えられるようになっているという第三の発明によって
も達成される。
【0019】又、本出願に依れば、前記目的は、本出願
に係る第一の発明乃至第三の発明のうちのいずれかにお
いて、定着温度は、記録媒体のサイズ、種類、厚み及び
定着装置の本体の内部又は外部の温度のうちの少なくと
も一つに応じて設定されるという第四の発明によっても
達成される。
【0020】更に、本出願に依れば、前記目的は、本出
願に係る第一の発明乃至第四の発明のうちのいずれかに
おいて、定着温度の設定値は、定着処理済みの記録媒体
の枚数の増加に伴い低下するという第五の発明によって
も達成される。
【0021】又、本出願に依れば、前記目的は、本出願
に係る第一の発明乃至第五の発明のうちのいずれかにお
いて、加熱手段は、セラミックスを主成分とする薄板状
の基板の一方の面に商用電源からの通電を受けて発熱す
る発熱抵抗体が設けられていると共に基板の他方の面に
温度検知体が当接して配置されているセラミックヒータ
であり、定着体は、未定着像を担持した記録媒体を介し
て加圧体により前記一方の面に圧接される無端帯状のフ
ィルムであるという第六の発明によっても達成される。
【0022】更に、本出願に依れば、前記目的は、本出
願に係る第一の発明に記載の定着装置と、商用電源から
加熱手段への通電を制御する通電制御手段とを備える画
像形成装置であって、定着温度と紙間温度との差分が記
録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の本体の内部
又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応じて設定さ
れた値となるよう通電制御手段が商用電源から加熱手段
への通電を制御するようになっているという第七の発明
によっても達成される。
【0023】又、本出願に依れば、前記目的は、本出願
に係る第七の発明において、M枚目の記録媒体とM+1
枚目の記録媒体との間隔たる紙間距離は、記録媒体のサ
イズ、種類、厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の
温度のうちの少なくとも一つに応じて設定されるという
第八の発明によっても達成される。
【0024】更に、本出願に依れば、前記目的は、本出
願に係る第七の発明又は第八の発明において、M枚目の
記録媒体の定着処理終了からM+1枚目の記録媒体の定
着処理開始まで紙間期間での紙間温度は、M枚目の記録
媒体がニップ部に突入するまでの規定時間内における温
度検知体の検知温度の昇温率に応じて複数の値に設定さ
れ、前記昇温率に応じた設定値のうちの低い値から高い
値へと段階的に前記紙間期間に亘り前記紙間温度が切り
換えられるという第九の発明によっても達成される。
【0025】又、本出願に依れば、前記目的は、本出願
に係る第七の発明乃至第九の発明のうちのいずれかにお
いて、定着温度の設定値は、定着温度は、記録媒体のサ
イズ、種類、厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の
温度のうちの少なくとも一つに応じて設定されるという
第十の発明によっても達成される。
【0026】更に、本出願に依れば、前記目的は、本出
願に係る第七の発明乃至第十の発明のうちのいずれかに
おいて、定着処理済みの記録媒体の枚数の増加に伴い低
下するという第十一の発明によっても達成される。
【0027】又、本出願に依れば、前記目的は、本出願
に係る第七の発明乃至第十一の発明のうちのいずれかに
おいて、加熱手段は、セラミックスを主成分とする薄板
状の基板の一方の面に商用電源からの通電を受けて発熱
する発熱抵抗体が設けられていると共に基板の他方の面
に温度検知体が当接して配置されているセラミックヒー
タであり、定着体は、未定着像を担持した記録媒体を介
して加圧体により前記一方の面に圧接される無端帯状の
フィルムであるという第十二の発明によっても達成され
る。
【0028】即ち、本出願に係る第一の発明にあって
は、M枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒体との間隔
たる紙間距離が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着
装置の本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一
つに応じて設定される。
【0029】又、本出願に係る第二の発明にあっては、
定着温度と紙間温度との差分が記録媒体のサイズ、種
類、厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の温度のう
ちの少なくとも一つに応じて設定される。
【0030】又、本出願に係る第四の発明にあっては、
定着温度が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置
の本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに
応じて設定される。
【0031】更に、本出願に係る第三の発明にあって
は、M枚目の記録媒体の定着処理終了からM+1枚目の
記録媒体の定着処理開始まで紙間期間での紙間温度が、
M枚目の記録媒体がニップ部に突入するまでの規定時間
内における温度検知体の検知温度の昇温率に応じて複数
の値に設定されたのち、前記昇温率に応じた設定値のう
ちの低い値から高い値へと段階的に前記紙間期間に亘り
前記紙間温度が切り換えられる。
【0032】更に、本出願に係る第五の発明にあって
は、定着温度の設定値が定着処理済みの記録媒体の枚数
の増加に伴い低下する。
【0033】又、本出願に係る第六の発明にあっては、
未定着像を担持した記録媒体が、互いに圧接されたフィ
ルムと加圧体との間に形成されたニップ部に通紙されな
がらフィルムを介してセラミックヒータにより加熱され
る。
【0034】更に、本出願に係る第七の発明にあって
は、定着温度と紙間温度との差分が記録媒体のサイズ、
種類、厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の温度の
うちの少なくとも一つに応じて設定された値となるよう
通電制御手段が商用電源から加熱手段への通電を制御す
る。
【0035】又、本出願に係る第八の発明にあっては、
M枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒体との間隔たる
紙間距離が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置
の本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに
応じて設定される。
【0036】更に、本出願に係る第九の発明にあって
は、M枚目の記録媒体の定着処理終了からM+1枚目の
記録媒体の定着処理開始まで紙間期間での紙間温度が、
M枚目の記録媒体がニップ部に突入するまでの規定時間
内における温度検知体の検知温度の昇温率に応じて複数
の値に設定されたのち、前記昇温率に応じた設定値のう
ちの低い値から高い値へと段階的に前記紙間期間に亘り
前記紙間温度が切り換えられる。
【0037】又、本出願に係る第十の発明にあっては、
定着温度が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置
の本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに
応じて設定される。
【0038】更に、本出願に係る第十一の発明にあって
は、定着温度の設定値が定着処理済みの記録媒体の枚数
の増加に伴い低下する。
【0039】又、本出願に係る第十二の発明にあって
は、未定着像を担持した記録媒体が、互いに圧接された
フィルムと加圧体との間に形成されたニップ部に通紙さ
れながらフィルムを介してセラミックヒータにより加熱
される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
おける実施の形態に関して説明する。
【0041】(第一の実施の形態)先ず、本発明におけ
る第一の実施形態に関して図1乃至図7に基づき説明す
る。
【0042】図1は、本実施形態の画像形成装置を好適
に示す一例たるレーザビームプリンタ1(以下、プリン
タ1と略称する。)の概略構成を示す模式的断面図であ
る。
【0043】プリンタ1は、プリンタ1の本体の外部に
設けられたホストコンピュータ等の画像情報提供装置
(図示せず)から提供された画像情報に応じた画像をシ
ート状の記録媒体Pに形成し記録するという一連の画像
形成プロセスを公知の電子写真方式に則り行う形態の画
像形成装置である。
【0044】プリンタ1は、図1に示すように、潜像担
持体としてのドラム状の回転自在な感光体2及び現像装
置3を保持するプロセスカートリッジ4と、画像情報提
供装置からの画像情報に応じた露光処理工程により感光
体2の外周面に前記画像情報に応じた静電潜像を形成す
るレーザスキャナユニット5(以下、スキャナ5と略称
する。)と、記録媒体Pに転写処理を施すロール状の回
転自在な転写体6と、転写処理済みの記録媒体Pに加熱
及び加圧により定着処理を施す定着装置7とを備えてい
る。
【0045】プリンタ1に備えられたプロセスカートリ
ッジ4は、感光体2及び現像装置3に加えて、スキャナ
5による露光処理工程前に感光体2の外周面を規定電位
分布に帯電せしめる一次帯電機構8を保持していると共
にプリンタ1の本体にて取り外し自在に支持されてお
り、感光体2の修理及び現像装置3への現像剤補給等の
メンテナンスが必要であるときには、前記本体にて開閉
自在に支持されているカバー9を開いたのち、プロセス
カートリッジ4ごと交換することによりメンテナンスの
迅速化及び簡易化等が図られている。
【0046】プロセスカートリッジ4に保持されている
一次帯電機構8は、スキャナ5による露光処理工程前に
おいて商用電源等から規定バイアスを印加されることに
より感光体2の外周面を規定電位分布に帯電せしめるよ
うになっている。
【0047】プリンタ1に備えられたスキャナ5は、画
像情報提供装置からの画像情報の時系列的電気デジタル
画素信号に応じたレーザLaにより、プロセスカートリ
ッジ4の本体に設けられた窓を介して、感光体2の外周
面の帯電処理済みの部位を走査し露光することにより前
記画像情報に応じた静電潜像を前記部位に形成するよう
になっている。
【0048】次に、プリンタ1における一連の画像形成
プロセスに関して説明する。
【0049】先ず、プリンタ1への一連の画像形成プロ
セスの開始指示のためにプリンタ1の本体に設けられた
スタートボタン等(図示せず)が押されるなどにより、
感光体2が矢印K1方向に規定周速度にて回転駆動を開
始されると共に、規定バイアスが印加されている一次帯
電機構8により感光体2の外周面が規定電位分布に帯電
せしめられる。
【0050】次に、画像情報提供装置からの画像情報に
応じて感光体2の外周面の帯電処理済みの部位がスキャ
ナ5により走査及び露光されることにより前記画像情報
に応じた静電潜像が前記部位に形成されたのち、現像装
置3の現像剤により前記静電潜像が顕像に可視像化さ
れ、所定枚数の記録媒体Pを収容可能でありプリンタ1
の本体にて取り外し自在に支持されたカセット11から
感光体2と転写体6との間に形成された空間へと回転自
在な給紙ローラ12等により所定のタイミング等にて搬
送されてきた記録媒体Pが転写体6により前記顕像を転
写される。
【0051】そして、転写処理済みの記録媒体Pは、定
着装置7により定着処理が施されたのちプリンタ1の本
体にて回転自在に支持された排紙ローラ13により機外
へと排紙され前記本体の一側面に取り付けられたトレイ
14上に積載されることにより、一連の画像形成プロセ
スが終了することとなる。
【0052】次に、プリンタ1に備えられた定着装置7
に関して図2に基づき説明する。尚、図2は、定着装置
7の概略構成を示す模式的断面図である。
【0053】定着装置7は、図2に示すように、加熱手
段たるセラミックヒータ15と、定着体たる無端帯状の
フィルム16と、加圧体たる円柱状若しくは略円柱状の
回転自在な加圧ローラ17と、温度検知体たるサーミス
タ感温検知センサ18(以下、サーミスタ18と略称す
る。)とを備えている。
【0054】定着装置7に備えられたセラミックヒータ
15は、定着装置7の本体に取り付けられたホルダ19
にて支持されている。
【0055】又、セラミックヒータ15は、図3に示す
ように、アルミナ等を主成分とする薄板状の基板15A
に一方の面にAg/Pd(銀パラジウム)等を主成分と
し紙面上下方向に対する厚みが約10μm及び紙面水平
方向に対する幅が1〜3mmに採られた発熱抵抗体15
Bが設けられ、基板15Aの他方の面にサーミスタ18
が当接して配置され、前記一方の面が、フィルム16と
の摺接等から保護されるようガラス又はフッ素樹脂等を
主成分とする保護層15Cにてコートされている。
【0056】尚、図3は、セラミックヒータ15の概略
構成を示す一部透視斜視図である。
【0057】セラミックヒータ15を構成する発熱抵抗
体15Bは、図4に示すように、トライアック20を介
して商用電源21から通電を受けるようになっており、
以て、商用電源21からの通電を受けた発熱抵抗体15
Bが発熱することによりセラミックヒータ15による加
熱が行われることとなる。
【0058】尚、図4は、セラミックヒータ15及びそ
の周辺手段における接続関係を示すブロック図である。
【0059】定着装置7に備えられたフィルム16は、
図2に示すように、その内周長がホルダ19の外周長よ
り所定長、例えば、3mm程度、長く採られ、以て、ホ
ルダ19に無張力にて外嵌されていると共に、定着装置
7の本体の外部に設けられた駆動機構(図示せず)によ
り回転駆動されている加圧ローラ17の回転に従動しな
がらホルダにより規定方向にガイドされるようになって
いる。
【0060】よって、未定着像を担持した記録媒体P
は、互いに圧接されたフィルム16と加圧ローラ17と
の間に形成されたニップ部Nを通紙されながら、セラミ
ックヒータ15から加熱されることにより前記未定着像
が溶融し記録されることとなる。
【0061】又、フィルム16は、低熱容量化を図るこ
とによりニップ部N等の昇温率を向上するために、本実
施形態にあっては、ポリイミドを主成分とする無端帯状
体の外周面にPTFEを主成分とする無端帯状体を被覆
するという二層構造が採用されていると共に全層厚が1
00μm以下に採られている。
【0062】尚、フィルム16の構成としては、本実施
形態に限定されず、低熱容量化を図る他の有効な構造と
して、例えば、耐熱素材たるPTFE、PFA又はFE
P等を主成分とする無端帯状体であるという単層構造、
或いは、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、P
ES又はPPS等を主成分とする無端帯状体の外周面に
PTFE、PFA又はFEP等を主成分とする無端帯状
体を被覆するという二層構造が挙げられる。
【0063】又、フィルム16の全層厚としては、本実
施形態に限定されないが、低熱容量化を効率良く図るた
めには、100μm以下が好ましく、20μm以上50
μm以下がより好ましい。
【0064】定着装置7に備えられた加圧ローラ17
は、アルミニウム等を主成分とする円柱状若しくは略円
柱状の回転自在な芯金17Aの外周面に、離型性の良い
シリコーンゴム等を主成分とする弾性層17Bが被覆さ
れ、駆動機構から芯金17Aのローラ軸線方向に対する
端部に駆動力を受けることにより回転駆動されるように
なっている。
【0065】定着装置7に備えられたサーミスタ18
は、図4に示すように、入力されたアナログ情報をデジ
タル化して出力するアナログデジタル変換回路22(以
下、A/D変換回路22と略称する。)を介して、通電
制御手段たるCPU23に接続されている。
【0066】サーミスタ18の検知温度に応じたデジタ
ル情報が入力されるCPU23は、サーミスタ18の検
知温度が目標温度から所定幅内の値になるよう商用電源
21から発熱抵抗体15Bへの通電を制御するようにな
っている。
【0067】尚、本実施形態にあっては、CPU23に
よる商用電源21から発熱抵抗体15Bへの通電の制御
として、商用電源21から出力される交流電源の半波周
期毎に商用電源21から発熱抵抗体15Bへの通電に供
される位相範囲をサーミスタ18の検知温度に応じて変
更するという位相制御、或いは、前記半波周期毎にサー
ミスタ18の検知温度に応じて商用電源21から発熱抵
抗体15Bへの通電を導通又は遮断のいずれか一方に切
り換えるという波数制御等が採用されている。
【0068】次に、本実施形態における複数たるN枚の
記録媒体への連続定着処理工程での定着温度(M枚目の
記録媒体の定着処理時でのセラミックヒータ15の目標
温度)、及び、定着温度と紙間温度(M枚目の記録媒体
の定着処理終了からM+1枚目の記録媒体の定着処理開
始に至るまでのセラミックヒータ15の目標温度)との
差分の設定に関して説明する。
【0069】本実施形態にあっては、図5に示すよう
に、連続定着処理工程に供される記録媒体のサイズ及び
坪量(単位面積あたりにおける記録媒体の質量)が夫々
B5以上及び60g/m2以下であるときには、連続定
着処理工程に亘る定着温度と紙間温度との差分が10℃
に設定され、一方、前記記録媒体のサイズ及び坪量が夫
々B5以下及び60g/m2以上であるときには、前記
差分が40℃に設定されることとした。
【0070】尚、図5は、本実施形態における連続定着
処理工程でのサーミスタ18の検知温度の変遷を示すグ
ラフである。
【0071】即ち、B5以上及び60g/m2以下の記
録媒体が連続定着処理工程に供されるときには、連続定
着処理工程に亘る定着温度と紙間温度との差分が10℃
になるようCPU23が商用電源21から発熱抵抗体1
5Bへの通電を制御するようになっている。
【0072】一方、B5以下及び60g/m2以上の記
録媒体が連続定着処理工程に供されるときには、連続定
着処理工程に亘る定着温度と紙間温度との差分が40℃
になるようCPU23が商用電源21から発熱抵抗体1
5Bへの通電を制御するようになっている。
【0073】次に、本実施形態での複数枚の記録媒体へ
の連続処理工程におけるセラミックヒータ15の温度制
御に関して図5に基づき説明する。
【0074】先ず、定着装置7の動作停止が5〜6時間
程度に亘るときには、定着装置7の本体及び前記本体に
支持されている諸装置等が室温若しくはほぼ室温にまで
冷え切っていることから、サーミスタ18の検知温度
は、室温に一致若しくはほぼ一致した温度aを示す。
【0075】次に、プリンタ1が複数たるN枚の記録媒
体から成る一連の記録媒体への画像形成プロセスを開始
するに伴い商用電源21から発熱抵抗体15Bへの通電
が開始されてサーミスタ18の検知温度が温度aから温
度b、温度cというように昇温すると共に、連続定着処
理工程に亘る定着温度と紙間温度との差分が、記録媒体
のサイズ及び坪量に応じて、10℃又は40℃のいずれ
かの値に設定される。
【0076】よって、未定着像を担持した一枚目の記録
媒体がニップ部Nに突入する時刻T1までにサーミスタ
18の検知温度が定着温度たる温度dに昇温され、前記
記録媒体に定着処理が施されている期間たる時刻T1か
ら時刻T2に亘り前記検知温度が温度dから所定幅内の
値に維持されるよう商用電源21から発熱抵抗体15B
への通電が制御される。
【0077】次に、連続定着処理工程に供されている記
録媒体のサイズ及び坪量が夫々B5以下及び60g/m
2以上であるときには、一枚目の記録媒体の定着処理終
了から二枚目の記録媒体の定着処理開始までの間に亘
り、紙間温度たる温度eから所定幅内の値にサーミスタ
18の検知温度を維持すべく商用電源21から発熱抵抗
体15Bへの通電が制御される。
【0078】以下、定着処理済みの記録媒体の枚数予め
定められた値に達する毎に定着温度の設定値が低下され
ながら、連続定着処理工程に亘る定着温度と紙間温度と
の差分が一律40℃に保たれる。
【0079】ここで、本発明者が本実施形態における効
果等の確認のために行った比較結果に関して図6及び図
7に基づいて説明する。
【0080】尚、本実施形態としての図6は、本実施形
態における連続定着処理工程での加圧ローラ17の外周
面の非通紙領域の温度変遷を示すグラフである。
【0081】一方、比較例としての図7は、連続定着処
理工程に供される記録媒体のサイズ及び坪量に係わらず
連続定着処理工程に亘る定着温度と紙間温度との差分を
一律10℃に設定することにより得られる連続定着処理
工程での加圧ローラ17の外周面の非通紙領域の温度変
遷を示すグラフであって、従来における連続定着処理工
程に対応している。
【0082】本実施形態にあっては、加圧ローラ17の
外周面の非通紙領域の温度が160℃から240℃の範
囲内の値を示しており、一方、比較例にあっては、加圧
ローラ17の外周面の非通紙領域の温度が180℃から
260℃の範囲内の値を示すことから、本実施形態によ
り連続定着処理工程に亘る前記非通紙領域の昇温が抑え
られるという結果が得られた。
【0083】尚、前記比較測定にあっては、記録媒体と
してサイズがB5以下であって坪量が105g/m2で
ある封筒を使用すると共に、温度25℃及び湿度45%
の環境下において、加圧ローラの周速度を24mm/s
ec設定することにより行われた。
【0084】よって、本実施形態にあっては、定着温度
と紙間温度との差分が記録媒体のサイズ及び厚みに応じ
て設定されるので、加圧ローラ17等のコストアップを
生じることなく常時複数枚の記録媒体への連続定着処理
工程に亘る加圧ローラ17の外周面等の非通紙領域にお
ける過昇温の十分な抑制を図ることができる。
【0085】又、本実施形態にあっては、定着温度の設
定値が定着処理済みの記録媒体の枚数の増加に伴い低下
するので、連続定着処理に供される記録媒体の枚数に係
わらず安定した定着処理工程の実行が可能であるという
利点が得られる。
【0086】更に、本実施形態にあっては、未定着像を
担持した記録媒体がニップ部Nに通紙されながらフィル
ム16を介してセラミックヒータ15により加熱される
ので、ニップ部Nを目標温度に迅速に昇温し維持するこ
とができ、以て、商用電源21から発熱抵抗体15Bへ
の通電が開始されてから短時間にて定着処理工程が可能
であるという利点も得られる。
【0087】(第二の実施形態)次に、本発明における
第二の実施形態に関して図8及び図9に基づき説明す
る。
【0088】尚、本実施形態における画像形成装置及び
定着装置等の概略構成等は、レーザビームプリンタ1及
び定着装置等7と同構成であることから、図1及び図2
等に代えて説明を省略する。
【0089】本実施形態にあっては、第一の実施形態と
同様にして複数たるN枚の記録媒体への連続定着処理工
程における定着温度と紙間温度との差分が設定されると
共に、M枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒体との間
隔たる紙間距離が記録媒体の種類に応じて設定されるよ
うになっている。
【0090】即ち、本実施形態にあっては、B5以上及
び60g/m2以下の記録媒体が連続定着処理工程に供
されるときには、連続定着処理工程に亘る定着温度と紙
間温度との差分が10℃になるようCPU23が商用電
源21から発熱抵抗体15Bへの通電を制御すると共
に、M枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒体との間隔
たる紙間距離に応じた紙間時間(図8における時刻T3
からT4までの期間)が約2secに設定される。
【0091】一方、B5以下及び60g/m2以上の記
録媒体が連続定着処理工程に供されるときには、連続定
着処理工程に亘る定着温度と紙間温度との差分が40℃
になるようCPU23が商用電源21から発熱抵抗体1
5Bへの通電を制御すると共に、M枚目の記録媒体とM
+1枚目の記録媒体との間隔たる紙間距離に応じた紙間
時間が約0.5secに設定される。
【0092】尚、図8は、本実施形態における連続定着
処理工程でのサーミスタ18の検知温度の変遷を示すグ
ラフである。
【0093】よって、B5以上及び60g/m2以下の
記録媒体が連続定着処理工程に供されるときには、図8
に示すように、M枚目の記録媒体の定着処理が終了して
から約2sec後にM+1枚目の記録媒体の定着処理が
開始される。
【0094】そこで、本発明者が本実施形態における効
果等の確認のために加圧ローラ17の外周面の非通紙領
域の温度変遷を測定したところ図9に示す結果が得られ
た。
【0095】尚、図9は、本実施形態における連続定着
処理工程期間に亘る加圧ローラ17の外周面の非通紙領
域の温度変遷を示すグラフである。
【0096】即ち、図9に示されているように、本実施
形態にあっては、加圧ローラ17の外周面の非通紙領域
の温度が140℃から220℃の範囲内の値を示してお
り、以て、第一の実施形態よりも連続定着処理工程に亘
る前記非通紙領域の昇温がより抑えられるという結果が
得られた。
【0097】よって、本実施形態にあっては、第一の実
施形態により得られる効果をより好適な状態にて達成す
ることができる。
【0098】(第三の実施形態)次に、本発明における
第三の実施形態に関して図10に基づき説明する。
【0099】尚、本実施形態における画像形成装置及び
定着装置等の概略構成等は、レーザビームプリンタ1及
び定着装置等7と同構成であることから、図1及び図2
等に代えて説明を省略する。
【0100】本実施形態にあっては、M枚目の記録媒体
の定着処理終了からM+1枚目の記録媒体の定着処理開
始までの紙間期間での紙間温度が、M枚目の記録媒体が
ニップ部に突入するまでの規定時間内における温度検知
体の検知温度の昇温率に応じて二つ設定されたのち、前
記昇温率に応じた設定値のうちの低い値から高い値へと
段階的に前記紙間期間に亘り前記紙間温度が切り換えら
れるようになっている。
【0101】即ち、本実施形態にあっては、図10に示
すように、M枚目の記録媒体がニップ部に突入するまで
の規定時間内におけるサーミスタ18の検知温度の昇温
率により商用電源21から発熱抵抗体15Bへの供給電
力が定格電力以下であると判断されるときには、M枚目
の記録媒体の定着処理終了からM+1枚目の記録媒体の
定着処理開始までの紙間期間に亘り前記昇温率に応じた
設定値のうちの低い値(第一の紙間温度)から高い値
(第二の紙間温度)へと段階的に紙間温度が切り換えら
れることにより、記録媒体の先端部の定着性の保証を図
るようになっている。
【0102】尚、図10は、本実施形態における連続定
着処理工程でのサーミスタ18の検知温度の変遷を示す
グラフである。
【0103】そこで、本発明者が本実施形態における効
果等の確認のために加圧ローラ17の外周面の通紙領域
の温度変遷を測定したところ、商用電源21から発熱抵
抗体15Bへの供給電力が定格電力以下であるか否かに
係わらず、記録媒体の先端部の定着性の保証するという
結果が得られた。
【0104】よって、本実施形態にあっては、第一の実
施形態或いは第二の実施形態と同様の効果が得られると
共に、M枚目の記録媒体の定着処理終了からM+1枚目
の記録媒体の定着処理開始まで紙間期間での紙間温度
が、M枚目の記録媒体がニップ部Nに突入するまでの規
定時間内におけるサーミスタ18の検知温度の昇温率に
応じて二つの値に設定されたのち、前記昇温率に応じた
設定値のうちの低い値(第一の紙間温度)から高い値
(第二の紙間温度)へと段階的に前記紙間期間に亘り前
記紙間温度が切り換えられるので、商用電源21から発
熱抵抗体15Bへの通電が定格以下であっても安定した
定着処理工程を行うことができる。
【0105】
【発明の効果】以上にて説明したように、本出願に係る
第一の発明に依れば、定着温度と紙間温度との差分が記
録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の本体の内部
又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応じて設定さ
れるので、コストアップを生じることなく常時複数枚の
記録媒体への連続定着処理工程に亘る加圧体等の非通紙
領域における過昇温の十分な抑制が図られた定着装置を
提供することができる。
【0106】又、本出願に係る第二の発明に依れば、M
枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒体との間隔たる紙
間距離が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の
本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応
じて設定されるので、コストアップを生じることなく常
時複数枚の記録媒体への連続定着処理工程に亘る加圧体
等の非通紙領域における過昇温のより十分な抑制が図ら
れた定着装置を提供することができる。
【0107】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、
M枚目の記録媒体の定着処理終了からM+1枚目の記録
媒体の定着処理開始まで紙間期間での紙間温度が、M枚
目の記録媒体がニップ部に突入するまでの規定時間内に
おける温度検知体の検知温度の昇温率に応じて複数の値
に設定されたのち、前記昇温率に応じた設定値のうちの
低い値から高い値へと段階的に前記紙間期間に亘り前記
紙間温度が切り換えられるので、商用電源から加熱手段
への通電が定格以下であっても安定した定着処理工程の
実行が可能な定着装置を提供することができる。
【0108】又、本出願に係る第四の発明に依れば、定
着温度が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の
本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応
じて設定されるので、記録媒体のサイズ、種類、厚み及
び定着装置の本体の内部又は外部の温度のうちの少なく
とも一つに係わらず安定した定着処理工程の実行が可能
な定着装置を提供することができる。
【0109】更に、本出願に係る第五の発明に依れば、
定着温度の設定値が定着処理済みの記録媒体の枚数の増
加に伴い低下するので、連続定着処理に供される記録媒
体の枚数に係わらず安定した定着処理工程の実行が可能
な定着装置を提供することができる。
【0110】又、本出願に係る第六の発明に依れば、未
定着像を担持した記録媒体が、互いに圧接されたフィル
ムと加圧体との間に形成されたニップ部に通紙されなが
らフィルムを介してセラミックヒータにより加熱される
ので、ニップ部を目標温度に迅速に昇温し維持すること
ができ、以て、商用電源から加熱手段への通電が開始さ
れてから短時間にて定着処理工程が可能な定着装置を提
供することができる。
【0111】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、
定着温度と紙間温度との差分が記録媒体のサイズ、種
類、厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の温度のう
ちの少なくとも一つに応じて設定された値となるよう通
電制御手段が商用電源から加熱手段への通電を制御する
ので、コストアップを生じることなく常時複数枚の記録
媒体への連続定着処理工程に亘る加圧体等の非通紙領域
における過昇温の十分な抑制が図られた定着装置を備え
る画像形成装置を提供することができる。
【0112】又、本出願に係る第八の発明に依れば、M
枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒体との間隔たる紙
間距離が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の
本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応
じて設定されるので、コストアップを生じることなく常
時複数枚の記録媒体への連続定着処理工程に亘る加圧体
等の非通紙領域における過昇温のより十分な抑制が図ら
れた定着装置を備える画像形成装置を提供することがで
きる。
【0113】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、
M枚目の記録媒体の定着処理終了からM+1枚目の記録
媒体の定着処理開始まで紙間期間での紙間温度が、M枚
目の記録媒体がニップ部に突入するまでの規定時間内に
おける温度検知体の検知温度の昇温率に応じて複数の値
に設定されたのち、前記昇温率に応じた設定値のうちの
低い値から高い値へと段階的に前記紙間期間に亘り前記
紙間温度が切り換えられるので、商用電源から加熱手段
への通電が定格以下であっても安定した定着処理工程の
実行が可能な定着装置を備える画像形成装置を提供する
ことができる。
【0114】又、本出願に係る第十の発明に依れば、定
着温度が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の
本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応
じて設定されるので、記録媒体のサイズ、種類、厚み及
び定着装置の本体の内部又は外部の温度のうちの少なく
とも一つに係わらず安定した定着処理工程の実行が可能
な定着装置を備える画像形成装置を提供することができ
る。
【0115】更に、本出願に係る第十一の発明に依れ
ば、定着温度の設定値が定着処理済みの記録媒体の枚数
の増加に伴い低下するので、連続定着処理に供される記
録媒体の枚数に係わらず安定した定着処理工程の実行が
可能な定着装置を備える画像形成装置を提供することが
できる。
【0116】又、本出願に係る第十二の発明に依れば、
未定着像を担持した記録媒体が、互いに圧接されたフィ
ルムと加圧体との間に形成されたニップ部に通紙されな
がらフィルムを介してセラミックヒータにより加熱され
るので、ニップ部を目標温度に迅速に昇温し維持するこ
とができ、以て、商用電源から加熱手段への通電が開始
されてから定着処理工程が開始されるまでの時間の短縮
化が図られた定着装置を備える画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る第一の実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1に示す定着装置の概略構成を示す模式的断
面図である。
【図3】図2に示すセラミックヒータの概略構成を示す
模式的斜視図である。
【図4】図3に示すセラミックヒータ及びその周辺手段
における接続関係を示すブロック図である。
【図5】本出願に係る第一の実施形態における連続定着
処理工程でのサーミスタの検知温度の変遷の一例を示す
グラフである。
【図6】本出願に係る第一の実施形態における連続定着
処理工程での加圧ローラの外周面の非通紙領域の温度変
遷の一例を示すグラフである。
【図7】本出願に係る第一の実施形態に対する比較例に
おける連続定着処理工程での加圧ローラの外周面の非通
紙領域の温度変遷の一例を示すグラフである。
【図8】本出願に係る第二の実施形態における連続定着
処理工程でのサーミスタの検知温度の変遷の一例を示す
グラフである。
【図9】本出願に係る第二の実施形態における連続定着
処理工程での加圧ローラの外周面の非通紙領域の温度変
遷の一例を示すグラフである。
【図10】本出願に係る第三の実施形態における連続定
着処理工程でのサーミスタの検知温度の変遷の一例を示
すグラフである。
【図11】従来における連続定着処理工程でのサーミス
タの検知温度の変遷の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ(画像形成装置) 7 定着装置 15 セラミックヒータ(加熱手段) 16 フィルム(定着体) 17 加圧ローラ(加圧体) 18 サーミスタ感温検知センサ(温度検知体) 19 ホルダ 22 アナログデジタル変換回路 23 CPU(通電制御手段) 15A 基板 15B 発熱抵抗体 15C 保護層 20 トライアック 21 商用電源 N ニップ部 P 記録媒体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着像を担持したシート状の記録媒体
    を互いに圧接された定着体と加圧体との間に形成された
    ニップ部に通紙しながら加熱手段により前記記録媒体を
    加熱する定着装置であって、加熱手段の温度検知のため
    の温度検知体を備え、複数たるN枚の記録媒体への連続
    定着処理工程におけるM枚目の記録媒体の定着処理終了
    からM+1枚目の記録媒体の定着処理開始に至るまでの
    加熱手段の目標温度たる紙間温度が、M枚目の記録媒体
    の定着処理時での加熱手段の目標温度たる定着温度より
    低く採られている定着装置において、定着温度と紙間温
    度との差分が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装
    置の本体の内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つ
    に応じて設定されることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 M枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒
    体との間隔たる紙間距離は、記録媒体のサイズ、種類、
    厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の温度のうちの
    少なくとも一つに応じて設定されることとする請求項1
    に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 M枚目の記録媒体の定着処理終了からM
    +1枚目の記録媒体の定着処理開始まで紙間期間での紙
    間温度は、M枚目の記録媒体がニップ部に突入するまで
    の規定時間内における温度検知体の検知温度の昇温率に
    応じて複数の値に設定され、前記昇温率に応じた設定値
    のうちの低い値から高い値へと段階的に前記紙間期間に
    亘り前記紙間温度が切り換えられるようになっているこ
    ととする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 定着温度は、記録媒体のサイズ、種類、
    厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の温度のうちの
    少なくとも一つに応じて設定されることとする請求項1
    乃至請求項3のうちのいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 定着温度の設定値は、定着処理済みの記
    録媒体の枚数の増加に伴い低下することとする請求項1
    乃至請求項4のうちのいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 加熱手段は、セラミックスを主成分とす
    る薄板状の基板の一方の面に商用電源からの通電を受け
    て発熱する発熱抵抗体が設けられていると共に基板の他
    方の面に温度検知体が当接又は近接して配置されている
    セラミックヒータであり、定着体は、未定着像を担持し
    た記録媒体を介して加圧体により前記一方の面に圧接さ
    れる無端帯状のフィルムであることとする請求項1乃至
    請求項5のうちのいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の定着装置と、商用電源
    から加熱手段への通電を制御する通電制御手段とを備え
    る画像形成装置であって、定着温度と紙間温度との差分
    が記録媒体のサイズ、種類、厚み及び定着装置の本体の
    内部又は外部の温度のうちの少なくとも一つに応じて設
    定された値となるよう通電制御手段が商用電源から加熱
    手段への通電を制御するようになっていることを特徴と
    する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 M枚目の記録媒体とM+1枚目の記録媒
    体との間隔たる紙間距離は、記録媒体のサイズ、種類、
    厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の温度のうちの
    少なくとも一つに応じて設定されることとする請求項7
    に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 M枚目の記録媒体の定着処理終了からM
    +1枚目の記録媒体の定着処理開始までの紙間温度は、
    M枚目の記録媒体がニップ部に突入するまでの規定時間
    内における温度検知体の検知温度の昇温率に応じて複数
    の値に設定され、前記昇温率に応じた設定値のうちの低
    い値から高い値へと段階的に前記紙間温度が切り換えら
    れるようになっていることとする請求項7又は請求項8
    に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 定着温度は、記録媒体のサイズ、種
    類、厚み及び定着装置の本体の内部又は外部の温度のう
    ちの少なくとも一つに応じて設定されることとする請求
    項7乃至請求項9のうちのいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 定着温度の設定値は、定着処理済みの
    記録媒体の枚数の増加に伴い低下することとする請求項
    7乃至請求項11のうちのいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 加熱手段は、セラミックスを主成分と
    する薄板状の基板の一方の面に商用電源からの通電を受
    けて発熱する発熱抵抗体が設けられていると共に基板の
    他方の面に温度検知体が当接又は近接して配置されてい
    るセラミックヒータであり、定着体は、未定着像を担持
    した記録媒体を介して加圧体により前記一方の面に圧接
    される無端帯状のフィルムであることとする請求項7乃
    至請求項11のうちのいずれか一項に記載の画像形成装
    置。
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