JPH11196767A - 釜いり茶の製造装置 - Google Patents

釜いり茶の製造装置

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JPH11196767A
JPH11196767A JP917398A JP917398A JPH11196767A JP H11196767 A JPH11196767 A JP H11196767A JP 917398 A JP917398 A JP 917398A JP 917398 A JP917398 A JP 917398A JP H11196767 A JPH11196767 A JP H11196767A
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Nobuyuki Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度管理が熟練を要することなく容易にで
き、その結果、釜いり茶特有の芳香味を高めることがで
きる釜いり茶の製造方法及び処理能力を高めた釜いり茶
製造装置の提供。 【解決手段】耐火れんが室10内に配置され、鉄材釜の
内側にセラミックス素材層を設けた筒状のいり葉用回転
釜体3の中に生葉茶を投入し、前記いり葉用回転釜体3
を回転させながら耐火れんが室10内に設けたガンタイ
プバーナー2で前記いり葉用回転釜体3を外部から加熱
し、生茶葉投入までの温度を耐火れんが室10の排ガス
温度を排ガス温度センサー12で所定温度に温度制御
し、生茶葉投入後は赤外線放射温度センサー13でいり
葉用回転釜体の外壁温度を測定して所定温度に温度制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香味を高めた高
品質の釜いり茶の製造方法及び釜いり茶の製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の釜いり茶の製造は、鉄材釜の内側
にセラミックス素材層を設けた回転釜中に生茶葉を投入
し、釜底温度が330〜370℃の高温で生茶葉中の水
分を有効に利用しながら酸化酵素を失活させ、これを固
定釜に移して葉振いを行って一定条件まで乾燥後、茶葉
を揉捻機で揉み、次いで直火式水乾機で加熱回転しつつ
水乾し、さらに締いりを行い荒茶を得る。これを乾燥、
選別した後、直火式回転釜に入れて火いれと仕上げを行
って製品を得ている(例えば、大石貞男ほか著「茶業全
書」第8版、366頁、静岡県茶業会議所、昭和63年
10月1日発行参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の生茶葉の処
理方法では、いり葉部と葉振い部が同一機体内にセット
されているため、また、処理量を上げると茶葉の乾燥不
足や生茶葉の酵素殺青の不足となるために回転釜の直径
は38cmが限界であるので、処理能力も1時間当たり
130kgが限界であり、これ以上処理能力を上げるこ
とができないという欠点がある。
【0004】また、燃焼部にT型バーナーを使用してい
るため、いり葉機の処理温度を一定に制御することがで
きず、品質の揃った均質な釜いり茶を生産することが難
しく、また、温度管理に熟練を要するという欠点があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、これらの従来法のいり
葉機の問題点を解決するため、温度管理が熟練を要する
ことなく容易にでき、その結果、釜いり茶特有の芳香味
を高めることができる釜いり茶の製造方法及び処理能力
を高めた釜いり茶の製造装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のいり茶の製造方
法は、耐火れんが室内に配置され、鉄材釜の内側にセラ
ミックス素材層を設けた筒状のいり葉用回転釜体の中に
生葉茶を投入し、前記いり葉用回転釜体を回転させなが
ら耐火れんが室内に設けたガンタイプバーナーで前記い
り葉用回転釜体を外部から加熱する釜いり茶製造方法に
おいて、生茶葉投入までの温度を耐火れんが室の排ガス
温度を排ガス温度センサーで所定温度に制御し、生茶葉
投入後は赤外線放射温度センサーでいり葉用回転釜体の
外壁温度を測定して所定温度に制御することを特徴とす
る。
【0007】また、本発明のいり茶の製造装置は、セラ
ミックスが被覆されたいり葉用回転釜と、その後段にい
り葉用回転釜と茶葉搬送パイプで接続され、セラミック
スが被覆された第1の葉振い用回転釜体と、前記第1の
葉振い用回転釜体の後段に接続された、セラミックスが
被覆された第2の葉振い用回転釜と、その後段に第2の
葉振い用回転釜と茶葉搬送パイプで接続された固定釜と
が配置され、前記各回転釜の燃焼部がガンタイプバーナ
ーであることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、いり葉部を連続してい
り葉できる鉄材釜の内側にセラミックス素材層を設けた
いり葉用回転釜体とし、その後段に葉振い部を内側にセ
ラミックス素材層を設けた第1の葉振い用回転釜体及び
内側にセラミックス素材層を設けた第2の葉振い用回転
釜からなる葉振い機としてそれぞれを単一にし、これら
を接続させることによりいり葉と葉振いを連続して行
い、いり葉用回転釜体を従来のものより大きくすること
が可能となり、いり葉能力を1時間当たり180kg以
上と大幅に高めることができる。
【0009】また、連続いり葉機と連続葉振い機の燃焼
部はガンタイプバーナー式とし、耐火れんが室の煙突基
部に取り付けた排ガス温度センサーと、いり葉用回転釜
体の外壁温度の測定に赤外線放射温度センサーとを使用
して、いり葉時における釜と茶葉の温度を自動的に制御
することにより、熟練を必要とすることなく、釜いり茶
の品質を一定に保つことが可能となった。
【0010】第1図は本発明において使用される連続い
り葉機の正面図、図2は同側面図である。
【0011】機枠1内に設けられたガンタイプバーナー
2の上方に傾斜した円筒状のいり葉用回転釜体3が配設
されている。いり葉用回転釜体3は外肩からモーターM
により回転駆動される。いり葉用回転釜体3の内面に
は、移動する茶葉が回転釜体3内で均一にいり葉処理さ
れるように複数の集葉板3aが間隔をおいて配置されて
いる。
【0012】いり葉用回転釜体3の一端には、生葉投入
口4が設けられ、生葉投入口4の下部には回転らせん5
が設けられている。回転らせん5の軸は、中空で排蒸気
パイプ6を兼ねており、排蒸気ファン7に連結されてい
る。いり葉用回転釜体3の他端の下部には、いり葉用回
転釜体3から排出されるいり葉を受ける受器8が配置さ
れ、受器8にはいり葉を後述の連続葉振い機に送る送風
パイプ9が接続されている。
【0013】いり葉用回転釜体3は、耐火れんが室10
で囲われており、耐火れんが室10には、その上部に廃
熱ダンパーを有する煙突11が設けられている。煙突1
1には耐火れんが室10の温度を測定する熱電対からな
る温度センサー12が設けられている。また、耐火れん
が室10内には、いり葉用回転釜体3の外壁温度を測定
するために、赤外線放射温度計13が配置されている。
【0014】前記構成の連続いり葉機では、生茶葉は、
生葉投入口4から回転らせん5によりいり葉用回転釜体
3の一端部側より供給される。供給された生茶葉は、い
り葉用回転釜体3内でガンタイプバーナー2からの直火
によりいり葉が行われながら、自重により図1において
左方に移動し、いり葉用回転釜体3の他端部から排出さ
れ、受器8に落下したいり葉は送風パイプ9により、次
工程の連続葉振い機へ連続的に送られる。
【0015】本発明においては、燃焼装置はガンタイプ
パーナーを使用し、例えば、連続式いり葉機では、加藤
鉄工バーナー製作所(株)製[GPN−10型」を用
い、生葉投入開始までは排ガス温度センサーを利用し、
その後は赤外線放射温度計の制御に切り換えてスーパー
温度調節器を用いて釜底温度を350℃に一定に保つよ
うバーナーの高燃焼と低燃焼により調整を行う。
【0016】いり葉工程では、釜底温度を350℃の高
温で茶葉を加熱して、水蒸気の一部は凝縮し潜熱を放出
して茶葉を加熱していり蒸し、酵素殺青を行う。いり葉
用回転釜体3は、第1表に示すように、茶葉を投入する
まで(約10分経過後)は、耐火れんが室10内の温度
を煙突11の基部に設けた温度センサー12で測定して
温度制御し、茶葉を投入した後は、赤外線放射温度計1
3でいり葉用回転釜体3の外壁温度を制御する。
【0017】
【表1】 表1から明らかなとおり、 本実施例と従来法のT型バ
ーナーの場合を比較すると、本実施例が生茶葉投入開始
までは排ガス温度センサーを利用し、その後は赤外線放
射温度計の制御に切り換えることによって、回転釜の釜
底温度を一定に保つことができ、安定した温度制御が可
能になった。即ち、実施例は生茶葉投入後10分経過す
ると釜底温度が350℃に一定に保たれ、安定した温度
制御が可能となった。しかし、従来法はオペレーターが
温度調整を行っても釜底温度が330℃〜370℃と温
度差が40℃と安定した温度管理を行うことができなか
った。したがって、従来法は安定した温度管理ができな
いため、茶葉の乾燥むらが生じる。そのため、茶葉の締
まりが悪くなる。それに対し、実施例はいり葉時におけ
る釜底温度を一定に制御し、茶葉が均一に乾燥する。そ
のため、茶葉が細よれして、品質を一定に保つことがで
きる。
【0018】いり葉用回転釜体3からの取り出し時にお
ける茶葉の重量減の程度は、330〜370℃の温度域
では、従来機では23%であるのに対し、本実施例の前
段のいり葉機では25%となり、本発明によりいり葉の
重量減が円滑に進行する。
【0019】図3は本発明において使用される連続葉振
い機の正面図、図4は同側面図である。
【0020】連続葉振い機は、耐火れんが室14に第1
の葉振い用回転釜体15と、その下部に第2の葉振い用
回転釜体16が配置され、第1の葉振い用回転釜体15
と第2の葉振い用回転釜体16との下部には、それぞ
れ、ガンタイプバーナー2a,2bが配設されており、
第1の葉振い用回転釜体15と第2の葉振い用回転釜体
16とにより連続して葉振い処理が行われる。
【0021】第1の葉振い用回転釜体15及び第2の葉
振い用回転釜体16は、茶葉が連続して移動し葉振いさ
れるように互いに反対の勾配となるように傾斜し、それ
ぞれ外肩からモーターにより回転駆動される。葉振い用
回転釜体15,16の内面には、移動する茶葉が葉振い
用回転釜体15,16内で均一に葉振い処理されるよう
に、いり葉用回転釜体3と同様に集葉板(図示せず)が
設けられている。
【0022】第1の葉振い用回転釜体15の一端には、
いり葉投入口17が設けられ、いり葉投入口17の下部
には回転らせん18が設けられ、回転らせんの軸は、排
蒸気パイプ19を兼ねており、排蒸気ファン20に連結
されている。第1の葉振い用回転釜体15の他端の下部
には、茶葉投入口21が配置され、回転らせん22によ
り、第1の葉振い用回転釜体15から排出された茶葉が
第2の葉振い用回転釜体16内に投入される。
【0023】第2の葉振い用回転釜体16も第1の葉振
い用回転釜体15と同様に、回転らせんの軸は、排蒸気
パイプ19を兼ねており、排蒸気ファンに連結されてい
る。第2の葉振い用回転釜体16の一端には、茶葉を受
ける受器23が配置され、受器23には茶葉を固定釜2
5に送る送風パイプ24が接続され、サイクロン26を
介して茶葉は固定釜25に供給される。固定釜25内に
は、茶葉を撹拌するため回転する葉さらい手が設けられ
ている。
【0024】連続葉振い機では、送風パイプ9を介して
いり茶投入口17から茶葉が投人されると、回転らせん
18により第1の葉振い用回転釜体15の一端部側から
搬入され、葉振い処理され、第1の葉振い用回転釜体1
5から排出された茶葉は、茶葉投入口21から回転らせ
ん22により第2の回転釜体16へ搬入されて第2の葉
振いが行われながら、自重により図3おいて右方に移動
し、第2の葉振い用回転釜体16から排出され、送風パ
イプ24からサイクロン26内を通過後、固定釜体25
へ投入され、固定釜体25内の茶葉はガンタイプバーナ
ー2aからの対流熱により加熱しながら葉さらい手によ
り撹拌され葉振い処理が終了する。連続葉振機では、ガ
ンタイプバーナー2aとして、例えば、加藤鉄工バーナ
ー製作所(株)製「KG−10型」を使用して釜底温度
の制御を行う。
【0025】葉振い取り出し時における茶葉の重量減の
程度は、従来機では48%であるのに対し、本実施例の
第1の葉振い用回転釜体140℃、第2の葉振い用回転
釜130℃の温度域では51%となり、本発明の装置に
より葉振いの重量減が円滑に進行する。そのため、茶葉
が鮮緑色となる。
【0026】いり葉用回転釜体3、第1の葉振い用回転
釜体15、第2の葉振い用回転釜体16及び固定釜体2
5の内面には、2.3mm厚の釜の鉄材の内側にセラミ
ックス素材を0.2〜0.5mm程度の厚さに溶射した
釜体を使用する。
【0027】次に、先に述べたいり葉処理以降の工程に
ついて説明する。
【0028】いり葉処理の後は、特公平4−69980
号公報記載のとおり、公知の水乾機、締いり機及び仕上
げ機により、それぞれ、水乾、締いり、仕上げの各処理
が行われる。
【0029】本発明に使用する水乾機は、一般に用いら
れている連続式水乾機、又は、回分式水乾機である。連
続式水乾機は、バーナーの上方に回転型円筒状の鉄製の
釜体が三段に配設され、下方より直火で各釜体の温度を
上昇させ、各上中下段の釜体を所定の釜内温度、回転数
にして乾燥を行う機械である。また、回分式水乾機で
は、バーナーの上方で鉄板製円筒からなる回転胴が回転
し、この回転胴の外側には鉄板製の覆いが設けられ、下
方より直火で回転胴すなわち釜体の温度を上昇させ、釜
体を所定の温度、回転数にして乾燥を行う。
【0030】本発明においては、これらの水乾機の釜体
として、回転円筒釜体の鉄材の内側に、いり葉機の場合
と同様に、セラミックス素材層を形成した釜体又は実質
的にセラミックス素材のみで作った釜体を用いる。
【0031】また、本発明に使用する締いり機は、例え
ば、森鉄工所(株)製の締いり機「80k」型等で一般
に使用されている回分式締いり機を基本としたもので、
例えば、バーナーの上方で鉄板製円筒からなる回転胴が
回転し、この回転胴の外側には鉄板製の覆いが設けら
れ、下方より直火で回転胴すなわち釜体の温度を上昇さ
せ、釜体を所定の温度、回転数にして乾燥を行う機械で
ある。
【0032】なお、水乾機、締いり機、仕上げ機は上述
の型に限られることなく、直火式の釜を使用するもので
あれば、本発明を適用することができる。
【0033】前述の水乾、締めいり、仕上げ工程におい
て、本実施例においては直火式加熱釜が鉄材釜にセラミ
ックス層を被覆したもの又はセラミックス素材自体で作
られている。そのため、従来の鉄材釜で処理した場合に
比べ遠赤外線の放射率が高く、釜の温度が殆ど違わない
にもかかわらず、各工程の処理時間が短縮される。例え
ば、水乾工程では5〜10分、締いり工程では25分程
度、仕上げ工程では15分程度短縮される。
【0034】以上のような実施例で製造した茶は、形状
も細よれして、鮮緑色で、香気、水色及び滋味もよいも
のとなった。
【0035】
【実施例】生茶葉l80kgを、下部に火炉を有した回
転釜の内側にグレイアルミナを約0.2mm溶射した傾
斜角度3.5度のいり葉回転釜体に投入し、350℃の
温度で処理すると、茶葉の通過時間は3分内外でいり葉
の重量減が25%の茶葉となった。
【0036】さらに、このいり茶葉を、回転釜の内側に
グレイアルミナを約0.2mm溶射した第1の葉振い用
回転釜体140℃、第2の葉振い用回転釜体130℃、
固定釜100℃で処理すると、茶葉の通過時間は15分
内外で茶葉の重量減が51%の茶葉を得た。
【0037】次いで揉捻機(カワサキ機工(株)製、6
0k型)に茶葉を投入し、25分程度揉捻を行う。得ら
れた茶葉26kgを下部に火炉を有した回分式水乾機
(森鉄工(株)製、森式80k型)により200℃の釜
温(排気温度40℃)で30分程度乾燥し、さらに、締
めいり機(森鉄工(株)製、森式80k型)により15
0℃の釜温(排気温度45℃)で30分程度締いりを行
う。最後に、熱風式透気乾燥機(カワサキ機工(株)
製、120−2型)により、排気温度70℃で30分程
度火入れ乾燥を行う。前記の水乾機及び締めいり機のそ
れぞれの釜も内側に溶射皮膜の表面の粗さがなめらかな
アルミナ・チタニアを0.2mm溶射している。
【0038】本実施例により得られた茶葉の官能審査並
びに化学分析値を示す。
【0039】1)官能審査 熟練した官能審査員10名により、上記実施例で得られ
た茶の形状、色沢、香気、水色及び滋味の5項目につい
て、従来のセラミックス釜機で製造した釜いり茶と比較
した。その結果を第2表に示す。
【0040】
【表2】 2)化学分析値 また、本実施例により得られた茶と従来のセラミックス
釜機で製造した釜いり茶を80℃の温水で30分浸出し
た浸出液のアミノ酸並びにタンニン量を測定した。その
結果を第3表に示す。なお、%は乾物100g中に含ま
れている成分量をgで表したものである。
【0041】
【表3】 以上の試験結果より明らかなとおり、本発明の方法で得
られた釜いり茶は、茶の形状は細よれして、色沢は鮮緑
色となり、水色は黄緑色の清澄で香味においても芳香味
があり高い評点を得た。これに対し、従来のセラミック
ス釜機による釜いり茶は、形状は締まりが悪く、色沢が
やや暗緑色で、水色はやや赤味を呈し、香味がやや低調
であった。また、アミノ酸及びタンニンの溶出量も従来
のセラミックス釜機による釜いり茶と同等であった。
【0042】
【発明の効果】本発明では、生葉投入開始までは排ガス
温度センサーを利用し、その後は赤外線放射温度計の制
御に切り換えることによって、安定した温度制御が可能
となり、回転釜の釜底温度を一定に保つことができて茶
葉が均一に乾燥することができ、そのため、茶葉が細よ
れして、品質を一定に保つことができる。
【0043】また、本発明においては、前段の連続いり
葉機と後段の連続葉振い機に分離することによって、適
正な温度域で茶葉を加熱することができる。したがっ
て、茶葉の上乾きがなくなり、茶の形状が締まり不足に
なる等の不都合がなく、香味に優れた茶を得ることがで
きる。
【0044】また、燃焼部がガンタイプバーナー式で温
度センサーによる自動制御が可能となり、製茶がし易く
なる。
【0045】さらに、前段の連続いり葉機と後段の連続
葉振い機をそれぞれ単一の機械として、これを連続して
使用することにより生茶葉の処理能力を大幅に高めるこ
とができ、例えば、従来のセラミックス釜機の生茶葉に
おける投入量は1時間当たり130kgが限度である
が、本実施例ではl80kgとなり、従来機の約150
%の処理能力を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用される連続いり葉機の正面
図である。
【図2】本発明において使用される連続いり葉機の側面
図である。
【図3】本発明において使用される連続葉振い機の正面
図である。
【図4】本発明において使用される連続葉振い機の側面
図である。
【符号の説明】
1:機枠 2:ガンタイプバーナー 3:いり葉用回転釜体 3a:集葉板 4:生葉投入口 5:回転らせん 6:排蒸気パイプ 7:排蒸気ファン 8:受器 9:送風パイプ 10:耐火れんが室 11:煙突 12:温度センサー 13:赤外線放射温度計 14:耐火れんが室 15:第1の葉振い用回転釜体 16:第2の葉振い用回転釜体 17:いり葉投入口 18:回転らせん 19:排蒸気パイプ 20:排蒸気ファン 21:茶葉投入口 22:回転らせん 23:受器 24:送風パイプ 25:固定釜体 26:サイクロン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 釜いり茶の製造装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香味を高めた高
品質の釜いり茶の製造装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】そこで、本発明は、これらの従来法のいり
葉機の問題点を解決するため、温度管理が熟練を要する
ことなく容易にでき、その結果、釜いり茶特有の芳香味
を高めることができる、処理能力を高めた釜いり茶の製
造装置を提供するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の釜いり茶の製造
装置は、生茶葉投入までの耐火れんが室の排ガス温度を
測定する排ガス温度センサーを備えた耐火れんが室と、
耐火れんが室内に配置されるとともに内面にセラミック
スが被覆されたいり葉用回転釜と、生茶葉投入後のいり
葉用回転釜体の外壁温度を測定する赤外線放射温度セン
サーと、前記いり葉用回転釜と茶葉搬送パイプで接続さ
れ、セラミックスが被覆された第1の葉振い用回転釜体
と、前記第1の葉振い用回転釜体の後段に接続された、
セラミックスが被覆された第2の葉振い用回転釜と、そ
の後段に第2の葉振い用回転釜と茶葉搬送パイプで接続
された固定釜とが配置され、前記各回転釜の燃焼部がガ
ンタイプバーナーであることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火れんが室内に配置され、鉄材釜の内
    側にセラミックス素材層を設けた筒状のいり葉用回転釜
    体の中に生茶葉を投入し、前記いり葉用回転釜体を回転
    させながら耐火れんが室内に設けたガンタイプバーナー
    で前記いり葉用回転釜体を外部から加熱する釜いり茶製
    造方法において、生茶葉投入までの温度を耐火れんが室
    の排ガス温度を排ガス温度センサーで所定温度に制御
    し、生茶葉投入後は赤外線放射温度センサーでいり葉用
    回転釜体の外壁温度を測定して所定温度に制御すること
    を特徴とする釜いり茶の製造方法。
  2. 【請求項2】 前段に内面にセラミックスが被覆された
    いり葉用回転釜と、その後段にいり葉用回転釜と茶葉搬
    送パイプで接続され、セラミックスが被覆された第1の
    葉振い用回転釜体と、前記第1の葉振い用回転釜体の後
    段に接続された、セラミックスが被覆された第2の葉振
    い用回転釜と、その後段に第2の葉振い用回転釜と茶葉
    搬送パイプで接続された固定釜とが配置され、前記各回
    転釜の燃焼部がガンタイプバーナーであることを特徴と
    する釜いり茶の製造装置。
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