JPH1119692A - 下水汚泥の処理方法 - Google Patents
下水汚泥の処理方法Info
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- JPH1119692A JPH1119692A JP17965797A JP17965797A JPH1119692A JP H1119692 A JPH1119692 A JP H1119692A JP 17965797 A JP17965797 A JP 17965797A JP 17965797 A JP17965797 A JP 17965797A JP H1119692 A JPH1119692 A JP H1119692A
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- Japan
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- bod
- sewage sludge
- organic substance
- fermenter
- fermentation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 下水汚泥の脱水ケーキに水分調整材とカロリ
ー源としての有機物質を添加して発酵処理するに当り、
発酵槽への投入物の投入量を容易に制御して効率的な発
酵処理を行う。 【解決手段】 水分75〜85%の下水汚泥の脱水ケー
キに水分調整材及び有機物質を加え、発酵槽1内にて温
度を60〜80℃に維持し、撹拌機2で撹拌しながらエ
アパイプ3から通気して発酵させる。BOD槽容量負荷
が8kg−BOD/m3 ・日以上となるように添加量を
制御する。
ー源としての有機物質を添加して発酵処理するに当り、
発酵槽への投入物の投入量を容易に制御して効率的な発
酵処理を行う。 【解決手段】 水分75〜85%の下水汚泥の脱水ケー
キに水分調整材及び有機物質を加え、発酵槽1内にて温
度を60〜80℃に維持し、撹拌機2で撹拌しながらエ
アパイプ3から通気して発酵させる。BOD槽容量負荷
が8kg−BOD/m3 ・日以上となるように添加量を
制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥を発酵処
理する方法に係り、特に発酵反応を効率良く進行させる
よう改良された下水汚泥の処理方法に関する。
理する方法に係り、特に発酵反応を効率良く進行させる
よう改良された下水汚泥の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】汚泥を発酵処理する方法として、汚泥に
おが屑を混ぜて水分を調節すると共に空隙率を高めて好
気性細菌の繁殖を促して発酵処理する方法が知られてい
る(特開昭55−90494号公報)。
おが屑を混ぜて水分を調節すると共に空隙率を高めて好
気性細菌の繁殖を促して発酵処理する方法が知られてい
る(特開昭55−90494号公報)。
【0003】また、このような汚泥の処理方法におい
て、有機物質量の不足による発酵反応速度の低下を防止
して、発酵処理効率を高める方法として、水分75〜8
5%の下水汚泥の脱水ケーキ100重量部におが屑10
〜50重量部及び米糠などのカロリー源となる有機物質
5〜30重量部を加え、発酵槽内にて温度を60〜80
℃に維持して発酵させるようにした方法も提案されてい
る(特開平9−85300号公報)。
て、有機物質量の不足による発酵反応速度の低下を防止
して、発酵処理効率を高める方法として、水分75〜8
5%の下水汚泥の脱水ケーキ100重量部におが屑10
〜50重量部及び米糠などのカロリー源となる有機物質
5〜30重量部を加え、発酵槽内にて温度を60〜80
℃に維持して発酵させるようにした方法も提案されてい
る(特開平9−85300号公報)。
【0004】特開平9−85300号公報記載の下水汚
泥の処理方法にあっては、米糠等のカロリー源となる有
機物質を添加するため、下水汚泥中の有機物質の分解が
進行しても、添加された該有機物質を微生物の栄養源と
して利用することにより微生物の有機物質分解反応熱を
十分に発生させ、発酵槽内の温度を60〜80℃に維持
し、下水汚泥の速やかな分解反応を継続させることがで
きる。これにより、下水汚泥を短時間の処理で大幅に減
容し、下水汚泥を原料とした肥料を効率良く生産するこ
とが可能となる。
泥の処理方法にあっては、米糠等のカロリー源となる有
機物質を添加するため、下水汚泥中の有機物質の分解が
進行しても、添加された該有機物質を微生物の栄養源と
して利用することにより微生物の有機物質分解反応熱を
十分に発生させ、発酵槽内の温度を60〜80℃に維持
し、下水汚泥の速やかな分解反応を継続させることがで
きる。これにより、下水汚泥を短時間の処理で大幅に減
容し、下水汚泥を原料とした肥料を効率良く生産するこ
とが可能となる。
【0005】なお、カロリー源となる有機物質として用
いられている米糠は、通常の場合約300mg/gの高
BODであると共に、このBODは米糠中の油分に由来
し、易分解性である。また、嵩比重が約0.3、含水率
が約10〜15%といずれも低いことから、脱水ケーキ
とよく混ざり、脱水ケーキをほぐす効果を有する。
いられている米糠は、通常の場合約300mg/gの高
BODであると共に、このBODは米糠中の油分に由来
し、易分解性である。また、嵩比重が約0.3、含水率
が約10〜15%といずれも低いことから、脱水ケーキ
とよく混ざり、脱水ケーキをほぐす効果を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】米糠等のカロリー源と
なる有機物質を添加して発酵を行う方法では、該有機物
質の添加量に最適範囲があり、この添加量に過不足があ
ると、効率的な発酵を行えず、逆に発酵阻害が起こる場
合もある。
なる有機物質を添加して発酵を行う方法では、該有機物
質の添加量に最適範囲があり、この添加量に過不足があ
ると、効率的な発酵を行えず、逆に発酵阻害が起こる場
合もある。
【0007】例えば、米糠の添加量が不足状態である
と、発酵槽内の微生物の栄養源として機能し得ず、この
ため発酵槽内の温度が上がらず、脱水ケーキの分解が進
行しなくなる。逆に、過剰添加であると、発酵槽内の微
生物が米糠を摂取して分解熱を発生し、発酵槽内温度を
上昇させるが、温度が上昇しすぎて80℃以上の高温と
なり、微生物の適正生育温度範囲を外れることで、脱水
ケーキの分解が進まなくなる。また、余剰の米糠はコン
ポスト製品中の有機物質を増加させ、土に施用した際、
植物に対して即効性の肥料として働き、生育を抑制する
恐れがある。また、米糠の過剰添加は当然のことなが
ら、米糠コストの高騰、ひいては処理コストの高騰につ
ながる。
と、発酵槽内の微生物の栄養源として機能し得ず、この
ため発酵槽内の温度が上がらず、脱水ケーキの分解が進
行しなくなる。逆に、過剰添加であると、発酵槽内の微
生物が米糠を摂取して分解熱を発生し、発酵槽内温度を
上昇させるが、温度が上昇しすぎて80℃以上の高温と
なり、微生物の適正生育温度範囲を外れることで、脱水
ケーキの分解が進まなくなる。また、余剰の米糠はコン
ポスト製品中の有機物質を増加させ、土に施用した際、
植物に対して即効性の肥料として働き、生育を抑制する
恐れがある。また、米糠の過剰添加は当然のことなが
ら、米糠コストの高騰、ひいては処理コストの高騰につ
ながる。
【0008】このように、カロリー源としての有機物質
の添加量には好適範囲が存在することから、最小の添加
量で最大の効果を発揮させることが重要となる。従っ
て、有機物質の添加量制御は、発酵処理における重要な
管理項目となる。同様な理由から、発酵槽への脱水ケー
キや他の添加材の添加量も発酵処理における重要な管理
項目となる。
の添加量には好適範囲が存在することから、最小の添加
量で最大の効果を発揮させることが重要となる。従っ
て、有機物質の添加量制御は、発酵処理における重要な
管理項目となる。同様な理由から、発酵槽への脱水ケー
キや他の添加材の添加量も発酵処理における重要な管理
項目となる。
【0009】ところで、脱水ケーキの発酵処理におい
て、発酵槽投入物の投入量制御の指標として、投入後の
水分量、C/N比、BOD濃度等が考えられる。例え
ば、水分量については60%前後が好適とされ、含水率
の高い脱水ケーキに対しては添加材を大量に添加して水
分調整を図るが、単に水分量のみを指標としてもBOD
が不足し、発酵が進行しない場合がある。また、C/N
(C:易分解性有機物質と難分解性有機物質との合計炭
素量,N:窒素)比を指標とする場合、発酵で分解対象
としているものは、易分解性有機物質であるため、C/
N比のC値のうち易分解性有機物質の割合を分析する必
要があるが、適当な分析方法がなく、C/N比による制
御は実現困難である。更に、BOD濃度では、脱水ケー
キと添加材との混合割合の指標とはなるが、投入量の指
標とはならない。
て、発酵槽投入物の投入量制御の指標として、投入後の
水分量、C/N比、BOD濃度等が考えられる。例え
ば、水分量については60%前後が好適とされ、含水率
の高い脱水ケーキに対しては添加材を大量に添加して水
分調整を図るが、単に水分量のみを指標としてもBOD
が不足し、発酵が進行しない場合がある。また、C/N
(C:易分解性有機物質と難分解性有機物質との合計炭
素量,N:窒素)比を指標とする場合、発酵で分解対象
としているものは、易分解性有機物質であるため、C/
N比のC値のうち易分解性有機物質の割合を分析する必
要があるが、適当な分析方法がなく、C/N比による制
御は実現困難である。更に、BOD濃度では、脱水ケー
キと添加材との混合割合の指標とはなるが、投入量の指
標とはならない。
【0010】このように、従来において、脱水ケーキに
水分調整材とカロリー源としての有機物質を添加して発
酵させる下水汚泥の処理方法において、発酵槽への投入
量を決定するための有効な指標はなかった。
水分調整材とカロリー源としての有機物質を添加して発
酵させる下水汚泥の処理方法において、発酵槽への投入
量を決定するための有効な指標はなかった。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決し、水分
75〜85%の下水汚泥の脱水ケーキに、水分調整材と
カロリー源となる有機物質とを加え、発酵槽内にて温度
を60〜80℃に維持して発酵させる方法において、脱
水ケーキ、水分調整材及び有機物質の投入量制御を容易
に行って、効率的な発酵を行うことを可能とする下水汚
泥の処理方法を提供することを目的とする。
75〜85%の下水汚泥の脱水ケーキに、水分調整材と
カロリー源となる有機物質とを加え、発酵槽内にて温度
を60〜80℃に維持して発酵させる方法において、脱
水ケーキ、水分調整材及び有機物質の投入量制御を容易
に行って、効率的な発酵を行うことを可能とする下水汚
泥の処理方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の下水汚泥の処理
方法は、水分75〜85%の下水汚泥の脱水ケーキに、
水分調整材と、カロリー源となる有機物質とを加え、発
酵槽内にて温度を60〜80℃に維持して発酵させる下
水汚泥の処理方法において、該発酵槽のBOD槽容量負
荷を8kg−BOD/m3 ・日以上(好ましくは8〜1
5kg−BOD/m3 ・日)とすることを特徴とする。
方法は、水分75〜85%の下水汚泥の脱水ケーキに、
水分調整材と、カロリー源となる有機物質とを加え、発
酵槽内にて温度を60〜80℃に維持して発酵させる下
水汚泥の処理方法において、該発酵槽のBOD槽容量負
荷を8kg−BOD/m3 ・日以上(好ましくは8〜1
5kg−BOD/m3 ・日)とすることを特徴とする。
【0013】発酵槽のBOD槽容量負荷が8kg−BO
D/m3 ・日以上となるように、発酵槽への脱水ケー
キ、水分調整材及びカロリー源としての有機物質の投入
量を調節することより、発酵槽内を発酵に最適な条件に
制御することができる。
D/m3 ・日以上となるように、発酵槽への脱水ケー
キ、水分調整材及びカロリー源としての有機物質の投入
量を調節することより、発酵槽内を発酵に最適な条件に
制御することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
に説明する。
【0015】まず、本発明におけるBOD槽容量負荷の
算出方法を説明する。
算出方法を説明する。
【0016】BOD槽容量負荷を求めるためには、ま
ず、発酵槽に投入する脱水ケーキ、おが屑等の水分調整
材及び米糠等の有機物質(以下、これらを「投入物」と
称す場合がある。)と、これらの投入物を投入する前の
発酵槽内の内容物(以下、「投入前内容物」と称す場合
がある。)の各々の含水率及びBOD濃度を求め、これ
らの結果から、1日当りの投入物の合計BOD量を下記
方法で算出する。
ず、発酵槽に投入する脱水ケーキ、おが屑等の水分調整
材及び米糠等の有機物質(以下、これらを「投入物」と
称す場合がある。)と、これらの投入物を投入する前の
発酵槽内の内容物(以下、「投入前内容物」と称す場合
がある。)の各々の含水率及びBOD濃度を求め、これ
らの結果から、1日当りの投入物の合計BOD量を下記
方法で算出する。
【0017】
【数1】
【0018】算出された1日当りの投入物の合計BOD
量[B](kg)を投入後の発酵槽容量(m3 )で除算
することによりBOD槽容量負荷(kg−BOD/
m3 )が求められる。
量[B](kg)を投入後の発酵槽容量(m3 )で除算
することによりBOD槽容量負荷(kg−BOD/
m3 )が求められる。
【0019】本発明では、このようにして求めたBOD
槽容量負荷が8kg−BOD/m3・日以上となるよう
に各投入物の投入量を制御する。この値が8kg−BO
D/m3 ・日未満では十分な発酵分解率が得られない。
しかし、BOD槽容量負荷が20kg−BOD/m3 ・
日を超えると発酵分解率が低下してくるため、BOD槽
容量負荷は8〜20kg−BOD/m3 ・日、特に8〜
15kg−BOD/m3 ・日とするのが好ましい。
槽容量負荷が8kg−BOD/m3・日以上となるよう
に各投入物の投入量を制御する。この値が8kg−BO
D/m3 ・日未満では十分な発酵分解率が得られない。
しかし、BOD槽容量負荷が20kg−BOD/m3 ・
日を超えると発酵分解率が低下してくるため、BOD槽
容量負荷は8〜20kg−BOD/m3 ・日、特に8〜
15kg−BOD/m3 ・日とするのが好ましい。
【0020】本発明においては、上記BOD槽容量負荷
と共に、下記方法で算出される投入後の内容物の含水率
[C](%)も制御の指標とするのが好ましく、投入後
の内容物の含水率が50〜70%、特に約60%となる
ように投入量の制御を行うのが望ましい。
と共に、下記方法で算出される投入後の内容物の含水率
[C](%)も制御の指標とするのが好ましく、投入後
の内容物の含水率が50〜70%、特に約60%となる
ように投入量の制御を行うのが望ましい。
【0021】
【数2】
【0022】本発明において、下水汚泥としては水分7
5〜85%となるように脱水した脱水ケーキを用いる。
水分が85%よりも高いと、水分調整材の添加量が過大
となり、好ましくない。また、水分を75%よりも低く
することは脱水処理コストが嵩み、好ましくない。
5〜85%となるように脱水した脱水ケーキを用いる。
水分が85%よりも高いと、水分調整材の添加量が過大
となり、好ましくない。また、水分を75%よりも低く
することは脱水処理コストが嵩み、好ましくない。
【0023】水分調整材としては、おが屑、もみがら、
古紙等を用いることができる。このうち、おが屑として
は、杉、松、栂、檜などの針葉樹、桜、ブナ、椎、栗、
欅、桂、樟、桐などの広葉樹、米材、北洋材、ラワン、
レッドラワン、ホワイトラワン、イエローラワン等の南
洋材など各種の木材のおが屑を用いることができる。
古紙等を用いることができる。このうち、おが屑として
は、杉、松、栂、檜などの針葉樹、桜、ブナ、椎、栗、
欅、桂、樟、桐などの広葉樹、米材、北洋材、ラワン、
レッドラワン、ホワイトラワン、イエローラワン等の南
洋材など各種の木材のおが屑を用いることができる。
【0024】カロリー源となる有機物質としては、米糠
や、ナタネ油カス、綿実油カス、ダイズ油カス、ニシン
カス、イワシカス、蚕よう油カスなどの油カスが好適で
ある。特に好ましくは米糠を用いる。
や、ナタネ油カス、綿実油カス、ダイズ油カス、ニシン
カス、イワシカス、蚕よう油カスなどの油カスが好適で
ある。特に好ましくは米糠を用いる。
【0025】水分調整材及び有機物質は、前述の如く、
BOD槽容量負荷が8kg−BOD/m3 ・日以上、好
ましくは8〜15kg−BOD/m3 ・日で、投入後内
容物の含水率が50〜70%程度となるように添加され
る。通常の場合、水分調整材の配合割合は、脱水ケーキ
100重量部に対し5〜50重量部とりわけ8〜30重
量部が好ましい。この範囲よりも水分調整材がも少ない
と、被処理物の水分が多すぎ、微生物の繁殖に適さな
い。また、水分調整材が50重量部を超えると、コスト
高であると共に、水分が過少となり、やはり微生物の繁
殖に適さない。また、米糠等のカロリー源となる有機物
質の配合割合は、脱水ケーキ100重量部に対し5〜3
0重量部とりわけ5〜20重量部が好適である。この有
機物質が5重量部よりも少ないと、発酵槽内を長時間6
0〜80℃に維持できず、30重量部よりも多いと、逆
に有機物質の分解に時間がかかると共に、材料コストも
嵩む。
BOD槽容量負荷が8kg−BOD/m3 ・日以上、好
ましくは8〜15kg−BOD/m3 ・日で、投入後内
容物の含水率が50〜70%程度となるように添加され
る。通常の場合、水分調整材の配合割合は、脱水ケーキ
100重量部に対し5〜50重量部とりわけ8〜30重
量部が好ましい。この範囲よりも水分調整材がも少ない
と、被処理物の水分が多すぎ、微生物の繁殖に適さな
い。また、水分調整材が50重量部を超えると、コスト
高であると共に、水分が過少となり、やはり微生物の繁
殖に適さない。また、米糠等のカロリー源となる有機物
質の配合割合は、脱水ケーキ100重量部に対し5〜3
0重量部とりわけ5〜20重量部が好適である。この有
機物質が5重量部よりも少ないと、発酵槽内を長時間6
0〜80℃に維持できず、30重量部よりも多いと、逆
に有機物質の分解に時間がかかると共に、材料コストも
嵩む。
【0026】本発明では、脱水ケーキ、水分調整材及び
カロリー源となる有機物質を発酵槽に投入し、通気しな
がら撹拌し、微生物による分解反応を進行させる。この
発酵槽としては、撹拌装置と空気吹込装置を備えた各種
のものを用いることができる。
カロリー源となる有機物質を発酵槽に投入し、通気しな
がら撹拌し、微生物による分解反応を進行させる。この
発酵槽としては、撹拌装置と空気吹込装置を備えた各種
のものを用いることができる。
【0027】発酵槽内の容量を100体積部とした場
合、脱水ケーキ、水分調整材及び有機物質の混合物が1
0〜40体積部程度となるように発酵槽内にこれらを間
欠的に(好ましくは1〜3日に1回程度の割合で)投入
するのが好ましい。
合、脱水ケーキ、水分調整材及び有機物質の混合物が1
0〜40体積部程度となるように発酵槽内にこれらを間
欠的に(好ましくは1〜3日に1回程度の割合で)投入
するのが好ましい。
【0028】槽内への通気量は、基本的には槽内の温度
が60〜80℃を維持し、かつ、上記含水率を維持する
ように調整される。
が60〜80℃を維持し、かつ、上記含水率を維持する
ように調整される。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
説明する。
【0030】実施例1 図1に示す縦型スクープ式発酵装置を用いて下水汚泥脱
水ケーキの処理を行なった。この縦型スクープ式発酵装
置は、鋼板製又はコンクリート製の発酵槽(堆積高さ
1.5〜2.5m)1内にロータリ式撹拌機2が移動自
在に設置されており、槽1内にエアパイプ3から空気を
供給しながら該撹拌機2を水平方向に移動させ、槽1内
の材料をかき混ぜるようにしたものである。
水ケーキの処理を行なった。この縦型スクープ式発酵装
置は、鋼板製又はコンクリート製の発酵槽(堆積高さ
1.5〜2.5m)1内にロータリ式撹拌機2が移動自
在に設置されており、槽1内にエアパイプ3から空気を
供給しながら該撹拌機2を水平方向に移動させ、槽1内
の材料をかき混ぜるようにしたものである。
【0031】用いた脱水ケーキは、オキシデーションデ
ィッチ法の下水汚泥をベルトプレス脱水したものであ
り、その含水率及びBOD量は表1に示す通りである。
ィッチ法の下水汚泥をベルトプレス脱水したものであ
り、その含水率及びBOD量は表1に示す通りである。
【0032】水分調整材及び有機物質としては、それぞ
れ表1に示す含水率及びBOD量のおが屑(広葉樹(な
ら))及び米糠を用いた。
れ表1に示す含水率及びBOD量のおが屑(広葉樹(な
ら))及び米糠を用いた。
【0033】これらの投入物の投入前の槽内容物の含水
率及びBOD量は表1に示す通りである。
率及びBOD量は表1に示す通りである。
【0034】
【表1】
【0035】脱水ケーキ、おが屑、米糠を槽1上部より
それぞれ400kg、40kg、40kg投入した。投
入前内容物は700kgであった。
それぞれ400kg、40kg、40kg投入した。投
入前内容物は700kgであった。
【0036】なお、切り返しを2〜3回/1日の割合で
行い、取り出しは切り返しを行いながら、一部を槽外に
搬出することで行った。通気量は100〜200L/m
in(発酵槽1m3 当り)とした。
行い、取り出しは切り返しを行いながら、一部を槽外に
搬出することで行った。通気量は100〜200L/m
in(発酵槽1m3 当り)とした。
【0037】このときのBOD槽容量負荷は8kg−B
OD/m3 ・日であり、投入後内容物の含水率は55%
であった。
OD/m3 ・日であり、投入後内容物の含水率は55%
であった。
【0038】これにより発酵槽内温度は60〜80℃に
維持することができた。
維持することができた。
【0039】BOD槽容量負荷を下記の通りに変更した
こと以外は同様に行ってBOD槽容量負荷と有機物分解
率(投入物中の乾物の滞留1日当りの分解率(%/日)
で代替した。)との関係を求め、結果を図2に示した。
こと以外は同様に行ってBOD槽容量負荷と有機物分解
率(投入物中の乾物の滞留1日当りの分解率(%/日)
で代替した。)との関係を求め、結果を図2に示した。
【0040】実施例2〜6、比較例1 比較のため、脱水ケーキ、おが屑及び米糠の投入量を変
え表2に示すBOD負荷量としたこと以外は実施例1と
同様に行って、結果を図2に示した。
え表2に示すBOD負荷量としたこと以外は実施例1と
同様に行って、結果を図2に示した。
【0041】
【表2】
【0042】図2より明らかなように、BOD槽容量負
荷8kg−BOD/m3 ・日付近で乾物分解率の最大値
が得られ、従って、このBOD槽容量負荷付近で有機物
質分解率が最大値となる。
荷8kg−BOD/m3 ・日付近で乾物分解率の最大値
が得られ、従って、このBOD槽容量負荷付近で有機物
質分解率が最大値となる。
【0043】
【発明の効果】以上の通り、本発明の下水汚泥の処理方
法によれば、発酵槽への脱水ケーキ、水分調整材及びカ
ロリー源としての有機物質の添加量を容易に制御して効
率的な発酵処理を行える。
法によれば、発酵槽への脱水ケーキ、水分調整材及びカ
ロリー源としての有機物質の添加量を容易に制御して効
率的な発酵処理を行える。
【図1】縦型スクープ式発酵装置の概略的な断面図であ
る。
る。
【図2】実施例1〜6及び比較例1の結果を示すグラフ
である。
である。
1 発酵槽 2 ロータリ式撹拌機 3 エアパイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 水分75〜85%の下水汚泥の脱水ケー
キに、水分調整材と、カロリー源となる有機物質とを加
え、発酵槽内にて温度を60〜80℃に維持して発酵さ
せる下水汚泥の処理方法において、 該発酵槽のBOD槽容量負荷を8kg−BOD/m3 ・
日以上とすることを特徴とする下水汚泥の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17965797A JPH1119692A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 下水汚泥の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17965797A JPH1119692A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 下水汚泥の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1119692A true JPH1119692A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16069611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17965797A Pending JPH1119692A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 下水汚泥の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1119692A (ja) |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17965797A patent/JPH1119692A/ja active Pending
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