JPH11197866A - レーザ加工装置およびワークのレーザ切断方法 - Google Patents

レーザ加工装置およびワークのレーザ切断方法

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JPH11197866A
JPH11197866A JP10006916A JP691698A JPH11197866A JP H11197866 A JPH11197866 A JP H11197866A JP 10006916 A JP10006916 A JP 10006916A JP 691698 A JP691698 A JP 691698A JP H11197866 A JPH11197866 A JP H11197866A
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cutting
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JP10006916A
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Tadanobu Iwasaki
唯信 岩崎
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒容器の胴部などを対象としてワークをレー
ザ切断する際に、マニュアル操作によるロボットティー
チングに頼ることなく、ワークに対するレーザ加工ヘッ
ドの姿勢角度を適正角に保って良好な切断が行えるよう
にする。 【解決手段】レーザ発振器から出力されたレーザビーム
を照射してワークを切断するレーザ加工装置であり、レ
ーザ加工ヘッド2を多関節ロボット1に取付け、ロボッ
ト操作により加工ヘッドをティーチングした切断ルート
に沿って走査するようにしたものにおいて、ワーク6に
対する加工ヘッドの姿勢角度ψを指定の角度に自動調整
するサーボ機構16を装備し、具体的にはアクチュエー
タとしてロボットに角度調整器10を装備するととも
に、加工ヘッドの姿勢角度検出素子として加工ヘッドに
ワークとの間の距離を計測する距離センサ11を取付
け、該距離センサの計測信号を基に三角形の余弦法則を
使って傾斜角度ψを演算により求め、角度設定器14に
与えた設定角度に追従して自動調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属製品の切
断、特に円筒状の容器を短片に細断して解体する用途に
好適なレーザ加工装置、およびそのワークのレーザ切断
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来より一般に使われている切断
用レーザ加工機の全体構成を図6に示す。図において、
1は多関節ロボット、1aはロボット制御器、2はロボ
ット1のアーム先端に直線移動式のアクチュエータ3を
介して取付けた通称「トーチ」と呼ばれるレーザ加工ヘ
ッド、4は加工ヘッド2に光ファイバー5を介して接続
したレーザ発振器(YAG,CO2 などの高出力レーザ
発振器)、6は切断加工の対象物であるワーク、7は加
工ヘッド2のノズル先端に装備した静電容量式のハイト
センサである。
【0003】ここで、ロボット1はあらかじめティーチ
ングした切断ルート情報に従って作業を行うプレイバッ
クロボットを使用している。また、レーザ加工ヘッド2
は内部に集光レンズを内蔵し、レーザ発振器4から出力
したレーザビームをスポット状に集束してワーク6の表
面に照射するもので、図示されてないがノズル先端から
アシストガスをワークの加工地点に向けて噴出するよう
にしている。さらに、アクチュエータ3,ハイトセンサ
7,制御部8,アクチュエータ3のドライバ9からなる
スタンドオフ自動制御系により、レーザ加工中に加工ヘ
ッド2のノズル先端とワーク6との間の距離(スタンド
オフ)hを1mm程度の一定距離に保つようにしている。
【0004】そして、ワーク6を切断する場合には、ま
ずロボット制御器1aを手動モードに切換えた上で、加
工ヘッド2をマニュアル操作によりワーク6の上に指定
した切断ルートに沿ってティーチングし、そのルートを
プログラム化してロボット制御器1aに記憶させる。次
に、ワーク6を実際にレーザ切断する際には、ロボット
制御器1aを自動モードに切換え、先のティーチングで
指定した切断ルートに沿って加工ヘッド2を走査しつ
つ、レーザ発振器4から出射したレーザビームを加工ヘ
ッド2を通じてワーク6の表面に照射し、同時にアシス
トガスを吹きつけて切断する。なお、レーザ切断加工の
原理については周知であり、ここでは説明を省略する。
【0005】一方、原子炉施設などで発生する放射性廃
棄物、特にステンレスなどの金属製円筒容器(例えば板
厚4mm,直径約700mm,高さ900mm)を所定の保管
場所で長期保存する場合に、保管場所の省スペース化を
図るためには、廃棄物である円筒容器を細分して解体,
減容することが必要である。具体的には、円筒容器の胴
部から蓋と底板と切断した後に、その胴部を矩形状の短
片に細かく切断し、さらに蓋,底は円筒容器の内径寸法
以下に細断して別な円筒容器に一括収容するものとし、
その解体作業に前記レーザ加工機を適用することが検討
されている。
【0006】図7は、レーザ加工機を使って前記した円
筒容器の胴部(ワーク6)から矩形状の短片をレーザ切
断する作業の説明図であり、胴部の表面には切断する箇
所を縦方向,周方向の点線(仮想線)で表している。そ
して、レーザ切断作業を行う場合には円筒容器の胴部を
吊り下げた状態で側方からレーザ加工ヘッド2をアクセ
スし、前記した切断箇所に沿って各枡目ごとにその輪郭
に沿った切断ルートをティーチングした後、ロボット操
作により前記切断ルートに沿ってレーザビームを照射し
ながら加工ヘッド2を縦,円周方向に走査して矩形状の
短片を切断する。なお、6aは切断片,6bは切断片6
aを切断した跡に開口した穴である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に金属製の円筒状容器をワークとして、その胴部から前
記のレーザ加工機を使って矩形状の短片を切断,解体す
る場合に次に記すような問題点がある。すなわち、 (1) 円筒状容器の胴部周面に沿った切断ルートをロボッ
トに対してティーチングする場合には、図8で示すよう
に、加工ヘッド2をマニュアル操作でその切断開始,中
間,終了地点の3点A,B,Cを入力し、ロボット制御
器では前記地点A,B,Cを通過する円弧軌道を計算し
てプログラム化する。
【0008】この場合に、直線的な切断ルートに沿った
各地点を決める位置のティーチングは簡単であるが、円
筒容器の周面に対する加工ヘッド2の姿勢角度ψ(各地
点A,B,Cに立てた中心Oを通る垂線と加工ヘッド2
の光軸(中心軸)との相対角度)は、各地点ごとに目視
とマニュアル操作でティーチングするためにかなりばら
つきが生じ、例えば図8のC地点に破線で表したように
加工ヘッドの姿勢角度ψが大となることがある。
【0009】一方、金属製品をレーザ切断する場合の切
断性能は、加工ヘッド2の姿勢角ψによって影響を受け
る。この点について板厚4mmのステンレス板をレーザ切
断(加工ヘッド2の移動速度を一定として)する実験を
行ったところ、次のような結果を得た。すなわち、図9
で表すようにワーク6の切断点を基点とするX,Y,Z
軸の座標系で、切断進行方向Pに対する加工ヘッド2の
姿勢角をψ(Z軸に対するY軸方向の角度),切断進行
方向Pと直角方向の姿勢角をθ(Z軸に対するX軸方向
の角度)として、加工ヘッド2の姿勢角度を−10°<
ψ<50°,−20°<θ<20°の範囲に保った状態
では良好に切断できたが、加工ヘッド2の姿勢角ψ,θ
がそれ以上大きく傾くと切断不良(ドロス付着などによ
り切断面が溝切りの状態となって完全に切断できない)
が生じる。
【0010】(2) 図7で述べたように、金属製円筒状容
器の胴部から切断した矩形状の切断片6aを胴部から分
離する場合には、図10で表すように円弧状の切断片6
aがスプリングバックして破線から実腺で表す形状に広
がるように変形する現象が起きる。このために、図9に
おける加工ヘッド2の姿勢角度θ≒0°(加工ヘッド2
の光軸が円筒胴部の軸中心に向いている状態)で切断し
た場合には、レーザ切断のカーフ幅(切断溝幅)が1mm
以下であることから、切断後にスプリングバックした切
断片6aの左右切断面が図示のQ点で表すように胴部側
に開いた穴6bの内面に引っ掛かって外方に分離しなく
なり、この切断片が邪魔となって解体作業の手順に支障
を来す。
【0011】この発明は上記の点にかんがみなされたも
のであり、その第1の目的は円筒容器の胴部などを対象
にワークをレーザ切断する際に、ワークに対するレーザ
加工ヘッドの姿勢角度を常に適正角度に保って良好な切
断が行えるようにする加工ヘッドの姿勢角度調整手段を
備えたレーザ加工装置を提供し、第2の目的は円筒容器
の胴部から切断した断面円弧状の切断片が確実に胴部か
ら分離できるようにしたワークのレーザ切断方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、この発明によれば、レーザ発振器から出力さ
れたレーザビームをワークに照射して切断するレーザ加
工装置で、レーザビーム照射用の加工ヘッドを多関節ロ
ボットに取付け、ロボット操作により加工ヘッドのノズ
ル先端とワークとの距離を一定に保ちつつ、加工ヘッド
をあらかじめティーチングした切断ルートに沿って走査
するようにしたものにおいて、ワークの加工面に対する
加工ヘッドの姿勢角度を外部から与えた指定の角度に合
わせて自動調整するサーボ機構を装備する(請求項1)
ものとし、具体的にはサーボ機構を次のよう構成する。
【0013】(1) サーボ機構のアクチュエータとしてロ
ボットの先端に加工ヘッドの角度整器を装備するととも
に、加工ヘッドの姿勢角度検出素子として加工ヘッドの
外周にワーク表面との間の距離を計測する距離センサを
取付け、該距離センサの出力信号を基に三角形の余弦第
二法則を使ってワークの加工地点に立てた垂線対する加
工ヘッドの傾斜角度を演算し、設定角度との誤差信号で
角度調整器を駆動するようにする(請求項2)。
【0014】(2) 前項(1) において、傾斜角度の計測精
度を上げるために、距離センサを、加工ヘッドを挟んで
その外周上の前後2箇所に設置して各測定値の差から加
工ヘッドの傾斜角度を演算して精度よく求めるようにす
る(請求項3)。上記のように、加工ヘッドの姿勢角度
調整用のサーボ機構を装備することにより、ワークに対
する加工ヘッドの姿勢角度を、各切断ルートの各地点ご
とに目視によるマニュアル操作でロボットにティーチン
グする必要がなく、あらかじめ設定角度を数値入力する
だけでレーザ切断時には加工ヘッドの姿勢角度を設定角
度に合わせて自動的に追従制御させることができ、これ
により切断ルート上で加工ヘッドの姿勢角度を常に適正
な角度に保って良好なワーク切断が行える。
【0015】また、第2の目的を達成するために、この
発明によれば、前記レーザ加工装置を使用して金属製円
筒容器の胴部を矩形状の短片に切断して解体する際に、
その縦方向の切断ルートに沿ってレーザ加工ヘッドの姿
勢角度を切断進行方向と直角方向で切断片の外側方に傾
斜させて胴部から短片を切断するようにする(請求項
4)。
【0016】このレーザ切断方法によれば、金属製円筒
容器の胴部から切断した矩形状の切断片が切断直後にス
プリングバックして左右に広がるように変形しても、切
断跡の穴の内面に引っ掛かることなく外側に抜け出て分
離する。なお、この場合における加工ヘッドの前記姿勢
角度は10°程度でよく、かつこの角度の設定はマニュ
アル操作のティーチングに頼らずに、前記したサーボ機
構の角度設定器に姿勢角度を入力するだけで簡単に設定
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるレーザ加工
装置の実施の形態を図1,図2、および図3,図4に示
す実施例で説明する。なお、各実施例の図中で図6〜図
10に対応した同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕図1,図2はこの発明の請求項1,2に対
応する実施例を示すものである。すなわち、この実施例
においては、図6に示した従来のレーザ加工機と較べ
て、ワーク6の加工面に対する加工ヘッド2の姿勢角度
を外部から与えた指定の角度に合わせて自動調整するサ
ーボ機構16が装備されている。
【0018】このサーボ機構16は、ロボット1のアー
ム先端に取付けた姿勢角度調整器(アクチュエータ)1
0と、加工ヘッド2の外周に取付けてワーク6の表面と
の間の距離を計測する距離センサ(姿勢角度検出素子)
11と、演算器12,比較器13,角度設定器14,角
度制御器15とで構成したフィードバック制御系から構
成されている。
【0019】ここで、姿勢角度調整器10は、加工ヘッ
ド2の先端ポイント(ワーク6のレーザ照射点)を中心
に、加工ヘッド2を取付けたアクチュエータ3を円弧状
のレールに沿って矢印方向に移動し、加工ヘッドのワー
ク6に対する姿勢角度を変えるようにしたサーボモータ
である。また、距離センサ11はレーザ式変位計,超音
波式変位計,接触式変位計(測定距離:100〜200
mm程度)などであり、検出端を前方に向けて加工ヘッド
2のケース側面(姿勢角度調整器10の移動方向に対し
てその前後いずれかの側面箇所)に取付けられている。
【0020】次に、前記したサーボ機構17による加工
ヘッド2のワーク6に対する姿勢角度の検出方法を図2
により説明する。図2において、加工ヘッド2と対向す
るワーク6上のレーザ照射ポイントをD,距離センサ1
1の取付ポイントをE,距離センサ11の測定ポイント
をFとする。また、D,E,Fの各ポイントを結んで作
った三角形DEFにおいて、D−E間の距離をL(固定
値),E−F間の距離をlS (距離センサの計測値),
D−F間の距離をlX ,Eの頂角∠DEFをβ(固定
値),Dの頂角をαX とする。さらに、加工ヘッド2の
中心線O’と線D−Eとの間の角度をγ(固定値)とす
ると、未知の角度αX は、三角形の余弦第二法則を使用
して次のように求めることができる。
【0021】
【数1】 lX =(lS 2 +L2 −2lS L cosβ)1/2 ………………………(1)
【0022】
【数2】 lS =(lX 2 +L2 −2lX L cosαX )1/2 ……………………(2)
【0023】
【数3】 αX = cos-1{(L2 +lX 2 −lS 2 )/2LlX 1/2 ………(3) また、ポイントDおける加工ヘッド2の傾斜角度ψ(D
点に立てた垂線と加工ヘッド2の中心線O’とのなす角
度)は90°−(γ+αX )で表されることから
【0024】
【数4】 ψ=90°−[γ+ cos-1{(L2 +lX 2 −lS 2 )/2LlX 1/2 ] ………(4) ここで、角度γ,距離Lは固定値、距離lS は距離セン
サ10の計測値、距離lX は前記(1) 式から算出でき
る。
【0025】したがって、図1における距離センサ11
の測定信号を演算器12に入力し、ここで演算により求
めた前記の傾斜角度ψと角度設定器14に与えた設定角
度とを比較器13で対比し、その誤差信号を角度制御器
15に出力することにより、角度制御器15は加工ヘッ
ド2の姿勢角度が前記の設定角度に近づくようにアクチ
ュエータとしての角度調整器10を駆動する。
【0026】これにより、図8における各ティーチング
ポイントA,B,Cで加工ヘッド2の姿勢角度をマニュ
アル操作により正確にティーチングしなくても、角度設
定器12で適正な傾斜角度を設定しておけば、切断加工
時には加工ヘッド2の姿勢角度が設定角度に追従して自
動的に調整(フィードバック制御)され、その結果とし
て良好なレーザ切断を行うことができる。
【0027】なお、図2ではワーク6が平坦であるが、
ワーク6が円弧状を呈している場合でも、その曲率半径
が加工ヘッド2の半径に較べて十分に大であれば、殆ど
角度誤差なしに加工ヘッド2の傾斜角度ψを演算によっ
て算出できる。 〔実施例2〕図3,図4はこの発明の請求項1,3に対
応する実施例を示すものである。すなわち、円筒容器な
どのようにワーク6が円弧状を呈し、かつその曲率半径
がレーザ加工ヘッド2の半径と較べて十分に大きくない
場合には、先記した実施例1の構成(距離センサ11が
1個)では加工ヘッド2の姿勢角度の検出精度が低くな
る。この実施例はこの点を改良したものであり、図3に
おけるサーボ機構16では、レーザ加工ヘッド2に対し
てその本体ケースを挟んで前後の両側面(切断進行方向
に対して前後)に2個の距離センサ11A,11Bが装
備されており、さらに各距離センサ11A,11Bごと
に演算器12A,12Bを組合せるとともに、その後段
に比較器17,第2の演算器18を追加装備しており、
該演算器18の出力と角度設定器14の設定角度とを実
施例1と同様に比較器13で対比し、その誤差信号を角
度制御器15に入力して角度調整器10を駆動するよう
にしている。
【0028】次に、図3の構成による加工ヘッド2の傾
斜角度の算出方法を図4に基づいて説明する。図3にお
いて、加工ヘッド2と対向するワーク6上のレーザ照射
ポイントをD、距離センサ11A,11Bに対する取付
ポイントをE,G、距離センサ11A,11Bの測定ポ
イントをF,Hとする。また、前記の各ポイントを結ん
で作った三角形DEF,および三角形DGHにおいて、
D−E,D−G間の距離をL(固定値),E−F,G−
H間の距離をそれぞれl1S,l2S(距離センサの計測
値)、D−F,D−H間の距離をそれぞれl1X,l2X
E,Gの頂角∠DEF,∠DGHをβ(固定値)、Dの
頂角をそれぞれα1X,α2Xとする。さらに、加工ヘッド
2の中心線O’と線D−E,D−Gとの間の角度をγ
(固定値)して、未知の角度α1X,α2Xは、先記実施例
1と同様に三角形の余弦第二法則を使用して次のように
求めることができる。すなわち、
【0029】
【数5】 α1X= cos-1{(L2 +l1X 2−l1S 2)/2Ll1X1/2 ………(5)
【0030】
【数6】 α2X= cos-1{(L2 +l2X 2−l2S 2)/2Ll2X1/2 ………(6) ここで、ポイントDおける加工ヘッド2の傾斜角度ψ
(D点に立てた垂線と加工ヘッド2の中心線O’とのな
す角度)は次式で求められる。
【0031】
【数7】 ψ=(α1X−α2X)/2=[cos -1{(L2+l1X 2−l1S 2)/ 2Ll1X1/2 − cos-1{(L2+l2X 2−l2S 2)/ 2Ll2X1/2 ]/2 …………(7) そして、図3のサーボ機構では、距離センサ11A,1
1Bに接続した演算器12A,12Bが前記角度α1X
α2Xを演算して求め、比較器17から出力するα1Xとα
2Xとの差を演算器18により「2」で除算して傾斜角度
ψを算出する。その後の回路構成は実施例1と同様であ
り、演算器18の出力と角度設定器14に入力した設定
角度とを比較器13で対比し、その誤差信号を角度制御
器15に出力して姿勢角度調整器10を駆動する。これ
により、加工ヘッド2の姿勢角度ψが外部から与えた設
定角度に近づくように追従制御される。
【0032】この実施例は、小形円筒容器の胴部のよう
にワーク6の曲率半径が小さい場合でも、ワーク6に対
するレーザ加工ヘッド2の姿勢角度ψを精度よく検出し
て適正な追従制御を行うことができる。次に、この発明
の請求項4に対応するワークのレーザ切断方法を説明す
る。すなわち、先に図7で述べたようにレーザ加工機を
使って金属製円筒容器の胴部から矩形状の短片をレーザ
切断する際に、その縦方向の切断ルートではレーザ加工
ヘッド2の姿勢角度θ(図9に示したX軸方向の傾斜角
度θに対応する)を切断片6aに対してその外側方に若
干傾斜させ、この状態でワーク6を縦方向の切断ルート
に沿ってレーザ切断する。
【0033】図5は前記のレーザ切断法で円筒容器の胴
部(ワーク6)から矩形状の短片をレーザ切断した際の
様子を表したもの(図10に示した従来のレーザ切断法
と対比して描いている)であり、切断直後に胴部から切
り離された円弧状の切断片6aが破線から実腺で表す形
状にスプリングバックしても、切断片6aの左右両端の
切断面が胴部側に開口した切断跡の穴6bの内面に引っ
掛かることなくスムーズに外方へ分離可能となる。
【0034】なお、このレーザ切断工程での加工ヘッド
2の傾斜角度θは10°程度であれば切断片6aのスプ
リングバックに起因する引っ掛かりのおそれはなく、か
つその角度設定は先記実施例1,2で述べたサーボ機構
の角度設定器14にあらかじめ入力しておくことによ
り、マニュアル操作による目視のティーチングに頼るこ
となく簡単に設定でき、レーザ切断時にはその縦方向の
切断ルートで加工ヘッド2の姿勢角度θを設定角度に合
わせて自動的に調整することができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のレーザ切
断加工装置によれば、ワークの加工面に対する加工ヘッ
ドの姿勢角度を外部から与えた指定の角度に合わせて自
動調整するサーボ機構を装備したことにより、次記の効
果が得られる。すなわち、円筒容器などのように切断加
工面が円弧面,曲面を呈しているワークに対してその切
断ルートをロボットにティーチングする際に、特にワー
クの加工面に対するレーザ加工ヘッドの姿勢角度を目視
によるマニュアル操作に頼ることなく、サーボ機構で適
正な姿勢角度を設定するだけで、レーザ切断時にはレー
ザ加工ヘッドの姿勢角度を適正,かつ自動的に追従調整
することができ、これにより切断不良を引き起こすこと
なく良好なレーザ切断が遂行できる。
【0036】また、この発明によるレーザ加工装置を使
用して円筒容器の胴部を矩形状の短片に細断する場合
に、その縦方向の切断ルートに沿ってレーザ加工ヘッド
の姿勢角度を切断進行方向と直角方向で切断片の外側方
に傾斜させて胴部から短片を切断することにより、切断
直後に胴部から切り離された円弧状の切断片がスプリン
グバックして広がるように変形しても、切断片の左右切
断面が胴部側に開口した切断跡の穴の内面に引っ掛かる
ことなく外方へ抜けて出てスムーズに分離し、これによ
り円筒容器の解体作業を円滑に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に対応したレーザ加工ヘッ
ドに対する姿勢角度調整用サーボ機構の構成,並びにそ
の制御系を表す図
【図2】図1の構成でレーザ加工ヘッドの姿勢角度を三
角形の余弦第二法則を使用して求める算出法の説明図
【図3】この発明の実施例2に対応したレーザ加工ヘッ
ドに対する姿勢角度調整用サーボ機構の構成,並びにそ
の制御系を表す図
【図4】図3の構成でレーザ加工ヘッドの姿勢角度を算
出する方法の説明図
【図5】この発明の実施例3に対応したワークのレーザ
切断方法の説明図
【図6】従来におけるレーザ加工機の全体構成図
【図7】図6のレーザ加工機を使用して円筒容器の胴部
から矩形状短片をレーザ切断する際の工程の説明図
【図8】図7におけるロボットのマニュアル操作による
ティーチング方法の説明図
【図9】レーザ切断の進行方向に対する加工ヘッドの姿
勢角度を表した模式図
【図10】図7で円筒容器の胴部からレーザ切断した切
断片がスプリングバックによる変形で胴部に引っ掛かる
トラブル状況の説明図
【符号の説明】
1 多関節ロボット 2 レーザ加工ヘッド 4 レーザ発振器 6 ワーク 6a 切断片 7 ハイトセンサ 10 姿勢角度調整器(アクチュエータ) 11,11A,11B 距離センサ ψ,θ 加工ヘッドのワークに対する姿勢の傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B25J 17/02 B25J 17/02 A // B23K 101:12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ発振器から出力されたレーザビーム
    をワークに照射して切断するレーザ加工装置であり、レ
    ーザビーム照射用の加工ヘッドを多関節ロボットに取付
    け、ロボット操作により加工ヘッドのノズル先端とワー
    クとの距離を一定に保ちつつ、加工ヘッドをあらかじめ
    ティーチングした切断ルートに沿って走査するようにし
    たものにおいて、ワークの加工面に対する加工ヘッドの
    姿勢角度を外部から与えた指定の角度に合わせて自動調
    整するサーボ機構を装備したことを特徴とするレーザ加
    工装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のレーザ加工装置において、
    サーボ機構のアクチュエータとしてロボットの先端に加
    工ヘッドの角度調整器を装備するとともに、加工ヘッド
    の姿勢角度検出素子として加工ヘッドの外周にワーク表
    面との間の距離を計測する距離センサを取付け、該距離
    センサの出力信号を基に三角形の余弦第二法則を使って
    ワークの加工地点に立てた垂線対する加工ヘッドの傾斜
    角度を演算し、設定角度との誤差信号で角度調整器を駆
    動するようにしたことを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のレーザ加工装置において、
    距離センサを、加工ヘッドを挟んでその外周上の前後2
    箇所に設置したことを特徴とするレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のレーザ加工装置を使用して
    金属製円筒容器の胴部を矩形状の短片に細断して解体す
    る際に、その縦方向の切断ルートに沿ってレーザ加工ヘ
    ッドの姿勢角度を切断進行方向と直角方向で切断片の外
    側方に傾斜させて胴部から短片を切断するようにしたこ
    とを特徴とするワークのレーザ切断方法。
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