JPH11200567A - 雨樋の接続部材及びその接続構造 - Google Patents

雨樋の接続部材及びその接続構造

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JPH11200567A
JPH11200567A JP2277998A JP2277998A JPH11200567A JP H11200567 A JPH11200567 A JP H11200567A JP 2277998 A JP2277998 A JP 2277998A JP 2277998 A JP2277998 A JP 2277998A JP H11200567 A JPH11200567 A JP H11200567A
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克己 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水が雨樋の接続部材の外側面を伝って軒下
に直接落下することを確実に防止することができるとと
もに、接続部材に受け止めた雨水を樋本体に形成した副
雨水通路に導入して排水できるようにした雨樋の接続部
材を提供すること。 【解決手段】 端部に向けて雨水を導く副雨水通路16
を形成した樋本体1を接続するための接続部材2におい
て、接続部材2の前片21の中程を外側に張り出すよう
に形成するとともに、この前片21の上前片21aに降
りかかった雨水を、樋本体1の副雨水通路16に導入す
るために、前片21の下前片21aを延出するようにし
て接続部材2の長手方向に連続する突出部24を形成
し、接続部材2の上前片21aの上面と突出部24の内
側面とにより、前片2の上前片21aに降りかかった雨
水を樋本体1の副雨水通路16に向けて導く副雨水通路
26を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨樋の接続部材の
外側面を伝って軒下に直接落下することを防止するよう
にした雨樋の接続部材及びその接続構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の住宅のデザインの多様化、近代化
に伴い、雨樋の形状も、従来の略半円形の断面形状を有
するものだけでなく、種々の形状のものが実用化されて
いる。このうち、特に、住宅の軒先の意匠性を向上する
ことを目的として、屋根との一体感をもたせるために樋
本体の外側面を後方に傾斜した異形の断面形状を有する
雨樋が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記異形の
断面形状を有する雨樋の場合、意匠性の点では優れては
いるものの、樋本体に降りかかった雨水が、樋本体の外
側面を伝って軒下に直接落下するとともに、樋本体の外
側面を伝わる雨水によって樋本体の外側面が汚れること
によって、外観が悪化するという問題点があった。
【0004】ところで、この問題点を解決するために、
例えば、特開平3ー217547号公報には、雨樋の樋
本体の前壁に凹字溝形又は段状の止水面を形成するとと
もに、この止水面の底部に透孔を形成して、止水面にお
いて受け止めた雨水を樋本体に形成した雨水通路に導入
するようにした雨樋が提案されている。この雨樋の場
合、樋本体の各壁の断面形状を直線状に形成しているた
め、樋本体の変形が大きく、また、各壁が撓むことによ
り樋本体と接続部材の密着性が悪く、漏水が発生しやす
いという問題点があった。また、止水面の底部に形成す
る透孔によって雨樋の強度が低下しないように、形成す
る透孔の数や大きさに制約があることから、透孔が詰ま
りやすく、止水面において受け止めた雨水が滞留した
り、大雨のときに雨水が溢れるおそれがあるとともに、
止水面より下方に樋本体の膨出部が存在し、樋本体の外
側面を伝わる雨水によって樋本体の外側面が汚れること
を完全には排除することができず、依然として、雨樋の
外観が悪化するという問題点があった。さらに、止水面
の底部に透孔を形成するために、雨樋の製造方法との関
係で雨樋の製造コストが上昇するという問題点があっ
た。
【0005】本件出願人は、上記従来の雨樋の有する問
題点に対処するために、雨樋の樋本体の前壁の中程を外
側に張り出すように形成し、この前壁の下前壁を斜め上
方に延出するようにして樋本体の長手方向に連続する突
出壁を形成し、樋本体の上前壁の上面と突出壁の内面と
により樋本体の端部に向けて雨水を導く副雨水通路を形
成し、この樋本体の副雨水通路を、樋本体の端部に配設
した接続部材の位置で、樋本体に形成した主雨水通路に
連通するようにした雨樋を提案した(特願平9−246
199号参照)。
【0006】この雨樋は、雨水が雨樋の外側面を伝って
軒下に直接落下することを、樋本体に副雨水通路を形成
することにより確実に防止するとともに、副雨水通路に
受け止めた雨水を、樋本体の端部に配設した接続部材の
位置で、樋本体に形成した主雨水通路に導入することに
より、樋本体に形成した雨水通路に導入するための透孔
を無くし、断面形状を均一化することにより雨樋の製造
コストを低廉化することができるという顕著な作用効果
を奏するものである。
【0007】しかしながら、樋本体の端部に配設した接
続部材には、雨水が接続部材の外側面を伝って軒下に直
接落下することを防止するための方策が講じられていな
いため、接続部材に降りかかった雨水が、接続部材の外
側面を伝って軒下に直接落下するとともに、接続部材の
外側面を伝わる雨水によって接続部材の外側面が汚れる
ことによって、外観が悪化するという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の雨樋の接続部材の有する
問題点に鑑み、雨水が雨樋の接続部材の外側面を伝って
軒下に直接落下することを確実に防止することができる
とともに、接続部材に受け止めた雨水を樋本体に形成し
た副雨水通路に導入して排水できるようにした雨樋の接
続部材及びその接続構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の雨樋の接続部材は、樋本体の前壁の中程を
外側に張り出すように形成し、該前壁の下前壁を斜め上
方に延出するようにして樋本体の長手方向に連続する突
出壁を形成し、樋本体の上前壁の上面と突出壁の内面と
により樋本体の端部に向けて雨水を導く副雨水通路を形
成した樋本体を接続するための接続部材において、接続
部材の前片の中程を外側に張り出すように形成するとと
もに、該前片の上前片に降りかかった雨水を、前記雨樋
の副雨水通路に導入するようにしたことを特徴とする。
【0010】この雨樋の接続部材は、接続部材の前片の
中程を外側に張り出すように形成するとともに、この前
片の上前片に降りかかった雨水を、雨樋の副雨水通路に
導入するように構成することにより、雨水が雨樋の接続
部材の外側面を伝って軒下に直接落下することを確実に
防止することができるとともに、接続部材の前片の上前
片に降りかかった雨水を、樋本体に形成した副雨水通路
に導入して排水することができる。
【0011】前片の上前片に降りかかった雨水を、雨樋
の副雨水通路に導入するために、具体的には、前片の下
前片を延出するようにして接続部材の長手方向に連続す
る突出部を形成し、接続部材の上前片の上面と突出部の
内面とにより、前片の上前片に降りかかった雨水を樋本
体の副雨水通路に向けて導く副雨水通路を形成すること
ができる。
【0012】また、前片の上前片に降りかかった雨水
を、雨樋の副雨水通路に導入するために、具体的には、
前片の上前片を接続部材の端部に向けて傾斜して形成す
ることにより、前片の上前片に降りかかった雨水を樋本
体の副雨水通路に向けて導くようにすることができる。
【0013】また、上記の雨樋の接続部材を用いた本発
明の雨樋の接続構造は、樋本体の副雨水通路を、樋本体
の端部に配設した接続部材の位置で、樋本体に形成した
主雨水通路に連通するようにしたことを特徴とする。こ
の場合、樋本体の副雨水通路を、接続部材により隣接す
る樋本体同士が接触しないように接続することにより形
成した、隣接する樋本体間の隙間を介して、樋本体に形
成した主雨水通路に連通するようにすることができる。
【0014】この雨樋の接続構造は、接続部材の前片の
上前片に降りかかった雨水を、樋本体に形成した副雨水
通路に導入した後、樋本体に形成した主雨水通路に排水
することができる。また、隣接する樋本体間の隙間を介
して、樋本体に形成した主雨水通路に連通するように構
成することにより、雨樋の接続構造を簡略化することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の雨樋の接続部材及
びその接続構造の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0016】本発明の雨樋の接続部材及びその接続構造
を適用した雨樋の一例を図1〜図5に示す。この雨樋の
樋本体(軒樋)1は、住宅の軒先に設置して使用される
もので、図1に示すように、前壁11と、前壁11と対
向する後壁12と、底壁13とからなり、屋根からの雨
水を導入するために上部の一辺を開口し、内部に主雨水
通路10を形成した、全体が略五角形の角形断面形状を
している。そして、前壁11、後壁12、底壁13は、
それぞれほぼ平坦な面となった直線状をなしていて、角
樋としての外観を備えている。上記前壁11は、その中
程が外側(前方)に張り出すように形成されていて、そ
の上半分の上前壁11aは斜め後上方に延出され、ま
た、下半分の下前壁11bは斜め前上方に延出されてい
て、前壁11の中程に外側に張り出す張出部14が形成
されている。この樋本体1は、合成樹脂又はアルミニウ
ム等の金属を用いて押出成形や引抜き成形等の方法によ
って成形することができるが、この場合、各壁11,1
2,13の厚みは、雨樋として必要とされる所定の強度
を有するように、材質等に応じて、1〜2mm程度に設
定するようにする。
【0017】この場合において、前壁11の下前壁11
bの上端を斜め上方に延出するようにして、樋本体1の
長手方向に連続する突出壁15を形成し、樋本体1の上
前壁11aの上面とこの突出壁15の内面とにより樋本
体1の端部に向けて雨水を導く、無孔の副雨水通路16
を形成するようにする。このように構成することで、上
前壁11aの上面に降りかかった雨水は、その上面を伝
って副雨水通路16にて受け止められる。そして、強風
等の際にも、樋本体1の上前壁11aの上面に降りかか
った雨水を確実に副雨水通路16にて受け止め、樋本体
1の端部に向けて雨水を導くことができるように、突出
壁15の先端15aを、樋本体1の上前壁11aの上面
と略平行となるように斜め後上方に屈曲させ、さらに、
その先端を水平に方向に屈曲させて、上前壁11aの上
面と平行で斜め上方向に向けて開放する副雨水通路16
を形成するようにする。
【0018】また、前壁11及び後壁12の上縁には、
樋本体1の強度を高め、剛性を向上させて蛇行を防止
し、さらに、樋吊金具及び接続部材2に係合、抱持され
る耳部11c,12aをそれぞれ形成するようにする。
【0019】このように、樋本体1の上前壁11aの上
面と下前壁11bを斜め上方に延出するようにして形成
した突出壁15の内面とにより樋本体1の端部に向けて
雨水を導く、無孔の副雨水通路16を形成することによ
り、前壁11の上前壁11aの上面に降りかかった雨水
を副雨水通路16にて受け止めるとともに、前壁11の
張出部14によって前壁11の下前壁11bの表面、す
なわち、下前壁11bの外面に雨水が降りかかることを
阻止し、雨水が樋本体1の前壁11の表面を伝って軒下
に直接落下することを確実に防止することができるとと
もに、樋本体1の断面形状を均一化することができる。
なお、副雨水通路16にて受け止められた雨水は、後述
するように、接続部材2の位置で、樋本体1の主雨水通
路10に排水される。
【0020】また、樋本体1の上前壁11a、下前壁1
1b及び底壁13、このうち、特に、底壁13は、それ
ぞれ所定の曲率半径R11a,R11b,R13を以て
外側に湾曲して形成することが好ましい。そして、湾曲
させる場合の曲率半径R11a,R11b,R13は、
樋本体1の大きさ等によって任意に設定することができ
るが、例えば、底壁13の長さLの2〜4倍、さらに好
ましくは、3倍程度に設定することが望ましく、通常の
住宅用角形樋であれば、150〜500mmの曲率半径
を有するように形成することが望ましいこととなる。こ
の場合、曲率半径が500mmより大きいと、湾曲の程
度が少なすぎて変形を小さくできず、また、各壁の撓
み、特に、内側への撓みが生じて接続部材2との密着性
に劣るものとなる。一方、曲率半径が150mmより小
さいと、樋本体1が丸味を帯びすぎて角形樋としての外
観を維持できなくなる。なお、後壁12も同様の曲率半
径を以て湾曲させてもよく、このように構成することに
より、さらに、樋本体1の強度と接続部材2との密着性
を向上することができる。これにより、樋本体1の変形
を小さくすることができ、さらには、樋本体1の各壁が
内側に撓むことがなくなり、樋本体1の外面と接続部材
2の内面の密着性を向上して、漏水を防止することがで
きる。
【0021】図1に示す樋本体1の端部に配設する接続
部材2の第1実施例を図2〜図3に示す。この接続部材
2は、上記の樋本体1同士を接続するために使用される
樋継手と称せられるもので、上前片21aと下前片21
bとからなる前片21と、前片21と対向する後片22
と、底片23とからなり、内部に樋本体1を密接して嵌
入することができるように、樋本体1と同様、上部の一
辺を開口した、全体が略五角形の角形断面形状をしてい
る。この接続部材2は、合成樹脂等を用いて射出成形等
の方法によって成形することができるが、この場合、各
片21,22,23の厚みは、接続部材2として必要と
される所定の強度を有するように、材質等に応じて、1
〜2mm程度に設定するようにする。
【0022】この場合において、上前片21aと下前片
21bとが連接されている前片21の中程には、下前片
21bの上端から上前片21aと略平行に斜め後方に連
接された連接片24bと、さらに斜め下方に連接された
カバー片24cとにより内側に開放したC形の係合部を
兼ねた突出部24を形成するようにする。そして、前片
21の上前片21aに降りかかった雨水を、樋本体1の
副雨水通路16に導入するために、接続部材2の上前片
21aの上面と、突出部24の内側面、すなわち、カバ
ー片24cの上面とにより副雨水通路26を形成するよ
うにする。これにより、前片21の上前片21aの上面
に降りかかった雨水を副雨水通路26にて受け止め、樋
本体1の副雨水通路16に向けて導くとともに、前片2
1の突出部24によって前片21の下前片21bの表
面、すなわち、下前片21bの外面に雨水が降りかかる
ことを阻止し、雨水が接続部材2の前片21の表面を伝
って軒下に直接落下することを確実に防止することがで
きる。
【0023】また、前片21及び後片22の上縁には、
樋本体1の上縁に形成した耳部11c,12aと係合し
て、樋本体1との接続を強固に行うための係合部21
c,22aをそれぞれ形成するようにする。この係合部
21c,22aは、その長手方向の略中間位置に切欠部
21d,22bをそれぞれ形成することにより、必要に
応じて係合部21c,22aを変形できるようにし、後
述の接続作業を行いやすくするようにする。
【0024】また、後片22の内面には、その長手方向
の中央両側に、この接続部材2によって接続する、隣接
する樋本体1,1間の隙間を規定するためのストッパ2
5,25を突設する。このストッパ25,25は、前片
21又は底片23に設けることもできるが、雨水の流れ
と樋本体1との接続作業性の点から、好ましくは、本実
施例のように、後片22に設けるようにする。
【0025】また、接続部材2の上前片21a、下前片
21b及び底片23、このうち、特に、底片23は、そ
れぞれ所定の曲率半径R21a,R21b,R23を以
て外側に湾曲して形成することが好ましい。なお、湾曲
させる場合の曲率半径R21a,R21b,R23は、
湾曲して形成した樋本体1の上前壁11a、下前壁11
b及び底壁13の曲率半径R11a,R11b,R13
に合わせて設定するようにする。これにより、樋本体1
の外面と接続部材2の内面の密着性を向上して、漏水を
防止することができる。なお、樋本体1と接続部材2と
は、さらに、接着剤等により固着することができる。ま
た、樋本体1の後壁12を外側に湾曲して形成した場合
には、接続部材2の後片22も外側に湾曲して形成する
ようにする。
【0026】次に、上記の樋本体1と接続部材2の接続
方法について説明する。まず、2本の樋本体1,1を、
接続部材2の後片22の内面に形成したストッパ25の
間隔に合わせて、隣接する樋本体1,1間に隙間を形成
するようにして、軒先に設置する。そして、図4(a)
に示すように、接続部材2の後片22の内面に形成した
ストッパ25により位置合わせをしながら、樋本体1の
後壁12の上縁に形成した耳部12aに、接続部材2の
後片22の上縁に形成した係合部22aを係止する。そ
して、この係止点を中心にして接続部材2を上側に回転
しながら、接続部材2内に樋本体1を嵌入して、接続部
材2を樋本体1に沿わせるために、接続部材2を拡開、
すなわち、接続部材2の後片22の上縁に形成した係合
部22aと前片21の上縁に形成した係合部21cの間
隔が拡がるように接続部材2を変形させる。この場合、
樋本体1の後壁12の上縁に形成した耳部12aと前壁
11の上縁に形成した耳部11cの間隔が狭まるように
樋本体1を変形させてもよい。これにより、図4(b)
及び図5に示すように、接続部材2内に樋本体1を嵌入
して、接続部材2を樋本体1に沿わせ、樋本体1の前壁
11の上縁に形成した耳部11cに接続部材2の前片2
1の上縁に形成した係合部21cを嵌合することによ
り、隣接する樋本体1,1と接続部材2を一体化する。
この際、樋本体1の各壁11a,11b,13が外側に
湾曲しているので、一体化する際に力が加わっても、各
壁11a,11b,13が内側に撓むことがなく、さら
に、樋本体1の各壁と接続部材2の各片との僅かな曲率
半径の差は吸収されるので、隣接する樋本体1,1と接
続部材2を密着状態で一体化することができる。
【0027】この接続部材2により、隣接する樋本体
1,1を接続すると、接続部材2の各片21,22,2
3が、樋本体1の各壁11,12,13に密着する一方
で、係合部を兼ねた突出部24は突出壁15を抱持する
ようになる。そのため、樋本体1の上前壁11aの上面
と、突出壁15の内面と、接続部材2のカバー片24c
の内面とにより通水空間3が形成されるとともに、隣接
する樋本体1,1間には、ストッパ25,25の間隔の
隙間が形成されることとなる。
【0028】これにより、樋本体1の前壁11の上前壁
11aの上面に降りかかった雨水を、樋本体1に形成し
た副雨水通路16にて受け止めるとともに、副雨水通路
16にて受け止めた雨水を、接続部材2の樋本体1の副
雨水通路16の位置に形成された通水空間3に流入させ
て通過させることができ、さらに、接続部材2の略中間
位置において、隣接する樋本体1,1間の隙間を介し
て、樋本体1に形成した主雨水通路10に排水すること
ができる。
【0029】また、接続部材2の上前片21aの上面に
降りかかった雨水を、接続部材2に形成した副雨水通路
26にて受け止めるとともに、副雨水通路26にて受け
止めた雨水を、樋本体1の前壁11の上前壁11aの上
面に降りかかった雨水と共に、副雨水通路26から樋本
体1の副雨水通路16に導き、接続部材2の樋本体1の
副雨水通路16の位置に形成された通水空間3に流入さ
せて通過させることができ、さらに、接続部材2の略中
間位置において、隣接する樋本体1,1間の隙間を介し
て、樋本体1に形成した主雨水通路10に排水すること
ができる。
【0030】樋本体1の端部に配設する接続部材2の第
1実施例の変形例を図6に示す。この接続部材2は、上
記第1実施例の接続部材2と同様、上記の樋本体1同士
を接続するために使用される樋継手と称せられるもの
で、上前片21aと下前片21bとからなる前片21
と、前片21と対向する後片22と、底片23とからな
り、内部に樋本体1を密接して嵌入することができるよ
うに、樋本体1と同様、上部の一辺を開口した、全体が
略五角形の角形断面形状をしている。
【0031】この場合において、上前片21aと下前片
21bとが連接されている前片21の中程には、下前片
21bの上端から上前片21aと略平行に斜め後方に連
接された連接片24bと、さらに斜め下方に連接された
カバー片24cとにより内側に開放したC形の係合部を
兼ねた突出部24を形成するようにする。なお、連接片
24bとカバー片24cに囲まれた内部は、中実状に形
成するようにする。そして、前片21の上前片21aに
降りかかった雨水を、樋本体1の副雨水通路16に導入
するために、接続部材2の上前片21aの上面と、突出
部24の内側面、すなわち、カバー片24cの上面とに
より副雨水通路26を形成するようにする。これによ
り、前片21の上前片21aの上面に降りかかった雨水
を副雨水通路26にて受け止めるとともに、前片21の
突出部24によって前片21の下前片21bの表面、す
なわち、下前片21bの外面に雨水が降りかかることを
阻止し、雨水が接続部材2の前片21の表面を伝って軒
下に直接落下することを確実に防止することができる。
【0032】なお、本実施例の接続部材2のその他の構
成及び作用は、上記第1実施例の接続部材2と同様であ
る。
【0033】樋本体1の端部に配設する接続部材2の第
2実施例を図7〜図9に示す。この接続部材2は、上記
第1実施例の接続部材2と同様、上記の樋本体1同士を
接続するために使用される樋継手と称せられるもので、
上前片21aと下前片21bとからなる前片21と、前
片21と対向する後片22と、底片23とからなり、内
部に樋本体1を密接して嵌入することができるように、
樋本体1と同様、上部の一辺を開口した、全体が略五角
形の角形断面形状をしている。
【0034】この場合において、上前片21aと下前片
21bとが連接されている前片21の中程には、下前片
21bの上端から上前片21aと略平行に斜め後方に連
接された連接片24bと、さらに斜め下方に連接された
カバー片24cとにより内側に開放したC形の係合部を
兼ねた突出部24を形成するようにする。そして、前片
21の上前片21aに降りかかった雨水を、樋本体1の
副雨水通路16に導入するために、前片21の上前片2
1aの突出部24に接する部分21eを接続部材2の端
部に向けて傾斜して形成するようにする。これにより、
前片21の上前片21aの上面に降りかかった雨水を、
接続部材2の両端部に向けて傾斜して形成した部分(傾
斜面)21eにて受け止め、図7(a)の矢印に示すよ
うに、接続部材2の端部に向けて導き、接続部材2の端
部から樋本体1の副雨水通路16に向けて導くととも
に、前片21の突出部24によって前片21の下前片2
1bの表面、すなわち、下前片21bの外面に雨水が降
りかかることを阻止し、雨水が接続部材2の前片21の
表面を伝って軒下に直接落下することを確実に防止する
ことができる。
【0035】この場合、傾斜面21eは、特に限定され
るものではないが、前片21の上前片21aの高さ方向
の略中間位置を起点として形成し、その傾斜角度θは、
5〜35゜、好ましくは、15〜25゜程度に設定する
ものとする。また、本実施例においては、傾斜面21e
を、前片21の上前片21aの幅方向の略中間位置を起
点として、接続部材2の両端部に向けて対称に傾斜して
形成するようにしたが、傾斜面を必ずしも対称に形成す
る必要はなく、傾斜面の起点を前片21の上前片21a
の幅方向の中間位置からずらして形成したり、接続部材
2の一方の端部に形成する(傾斜面を片傾斜にする)こ
ともできる。
【0036】なお、本実施例の接続部材2のその他の構
成及び作用は、上記第1実施例の接続部材2と同様であ
る。また、本実施例の接続部材2において、上記第1実
施例の接続部材2のように、接続部材2の上前片21a
の上面と、突出部24の内側面、すなわち、カバー片2
4cの上面とにより副雨水通路を形成する構成を併用す
ることもできる(図示省略)。これにより、前片21の
上前片21aの上面に降りかかった雨水を、樋本体1の
副雨水通路16に向けてより確実に導くことができるも
のとなる。
【0037】樋本体1の端部に配設する接続部材2の第
2実施例の変形例を図10〜図11に示す。この接続部
材2は、上記第2実施例の接続部材2と同様、上記の樋
本体1同士を接続するために使用される樋継手と称せら
れるもので、上前片21aと下前片21bとからなる前
片21と、前片21と対向する後片22と、底片23と
からなり、内部に樋本体1を密接して嵌入することがで
きるように、樋本体1と同様、上部の一辺を開口した、
全体が略五角形の角形断面形状をしている。
【0038】この場合において、上前片21aと下前片
21bとが連接されている前片21の中程には、下前片
21bの上端から上前片21aと略平行に斜め後方に連
接された連接片24bと、さらに斜め下方に連接された
カバー片24cとにより内側に開放したC形の係合部を
兼ねた突出部24を形成するようにする。そして、前片
21の上前片21aに降りかかった雨水を、樋本体1の
副雨水通路16に導入するために、前片21の上前片2
1a全体を接続部材2の端部に向けて傾斜して形成する
ようにする。これにより、前片21の上前片21aの上
面に降りかかった雨水を、接続部材2の両端部に向けて
傾斜して形成した上前片21aにて受け止め、図10
(a)の矢印に示すように、接続部材2の端部に向けて
導き、接続部材2の端部から樋本体1の副雨水通路16
に向けて導くとともに、前片21の突出部24によって
前片21の下前片21bの表面、すなわち、下前片21
bの外面に雨水が降りかかることを阻止し、雨水が接続
部材2の前片21の表面を伝って軒下に直接落下するこ
とを確実に防止することができる。
【0039】なお、本実施例の接続部材2のその他の構
成及び作用は、上記第2実施例の接続部材2と同様であ
る。
【0040】以上、上記各実施例においては、接続部材
として樋継手を例示したが、本発明の構成は、このほ
か、樋集水器、樋曲がり、樋止まり等にも適用すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の雨樋の接続部材によれば、接続
部材の前片の中程を外側に張り出すように形成するとと
もに、この前片の上前片に降りかかった雨水を、雨樋の
副雨水通路に導入するように構成することにより、雨水
が雨樋の接続部材の外側面を伝って軒下に直接落下する
ことを確実に防止することができるとともに、接続部材
の前片の上前片に降りかかった雨水を、樋本体に形成し
た副雨水通路に導入して排水することができる。
【0042】また、本発明の雨樋の接続構造によれば、
接続部材の前片の上前片に降りかかった雨水を、樋本体
に形成した副雨水通路に導入した後、樋本体に形成した
主雨水通路に排水することができる。また、隣接する樋
本体間の隙間を介して、樋本体に形成した主雨水通路に
連通するように構成することにより、雨樋の接続構造を
簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樋本体の一例を示す側面断面図である。
【図2】本発明の雨樋の接続部材の第1実施例を示し、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】(a)は図2(b)のA−A線断面図、(b)
は図2(b)のB−B線断面図である。
【図4】樋本体と接続部材の接続方法を示す説明図であ
る。
【図5】樋本体と接続部材を接続した状態を示す平面図
である。
【図6】本発明の雨樋の接続部材の第1実施例の変形例
を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図7】本発明の雨樋の接続部材の第2実施例を示し、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図8】同正面図である。
【図9】図7(a)のC−C線断面図である。
【図10】本発明の雨樋の接続部材の第2実施例の変形
例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図11】図10(a)のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 樋本体 10 主雨水通路 11 前壁 11a 上前壁 11b 下前壁 11c 耳部 12 後壁 12a 耳部 13 底壁 14 張出部 15 突出壁 16 副雨水通路(樋本体) 2 接続部材 21 前片 21a 上前片 21b 下前片 22 後片 21c 係合部 21e 傾斜面 23 底片 22a 係合部 24 突出部 26 副雨水通路(接続部材) 3 通水空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋本体の前壁の中程を外側に張り出すよ
    うに形成し、該前壁の下前壁を斜め上方に延出するよう
    にして樋本体の長手方向に連続する突出壁を形成し、樋
    本体の上前壁の上面と突出壁の内面とにより樋本体の端
    部に向けて雨水を導く副雨水通路を形成した樋本体を接
    続するための接続部材において、接続部材の前片の中程
    を外側に張り出すように形成するとともに、該前片の上
    前片に降りかかった雨水を、前記樋本体の副雨水通路に
    導入するようにしたことを特徴とする雨樋の接続部材。
  2. 【請求項2】 前片の下前片を延出するようにして接続
    部材の長手方向に連続する突出部を形成し、接続部材の
    上前片の上面と突出部の内面とにより、前片の上前片に
    降りかかった雨水を樋本体の副雨水通路に向けて導く副
    雨水通路を形成したことを特徴とする請求項1記載の雨
    樋の接続部材。
  3. 【請求項3】 前片の上前片を接続部材の端部に向けて
    傾斜して形成することにより、前片の上前片に降りかか
    った雨水を樋本体の副雨水通路に向けて導くようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の雨樋の接続部
    材。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の雨樋の接続部
    材を用いた接続構造において、樋本体の副雨水通路を、
    樋本体の端部に配設した接続部材の位置で、樋本体に形
    成した主雨水通路に連通するようにしたことを特徴とす
    る雨樋の接続構造。
  5. 【請求項5】 樋本体の副雨水通路を、接続部材により
    隣接する樋本体同士が接触しないように接続することに
    より形成した、隣接する樋本体間の隙間を介して、樋本
    体に形成した主雨水通路に連通するようにしたことを特
    徴とする請求項5記載の雨樋の接続構造。
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